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JP3446073B2 - Icカード処理装置 - Google Patents

Icカード処理装置

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Publication number
JP3446073B2
JP3446073B2 JP20654595A JP20654595A JP3446073B2 JP 3446073 B2 JP3446073 B2 JP 3446073B2 JP 20654595 A JP20654595 A JP 20654595A JP 20654595 A JP20654595 A JP 20654595A JP 3446073 B2 JP3446073 B2 JP 3446073B2
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JP
Japan
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card
slide member
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slide
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JP20654595A
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JPH0935009A (ja
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正 笛木
隆一 斉藤
銀矢 石黒
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Anritsu Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
NTT Inc
Original Assignee
Anritsu Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
NTT Inc
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、内部にメモリ回路
等が設けられたICカードを受け入れて、このICカー
ドに対する読み書き処理を行なうためのICカード処理
装置に関する。 【0002】 【従来の技術】ICカードは、磁気記録式のカードと異
なり、各種の情報をメモリICに電気的に記憶してお
り、外表部に設けられた端子を介して接続される外部装
置との間で情報の授受を行なうように形成されている。 【0003】図9は、ICカード1の一例を示すもの
で、樹脂製のカード1の一面1a側の前端寄りの所定位
置には、複数の外部端子2、2、…、2が設けられてお
り、各外部端子は、端子近傍に内蔵されたメモリIC等
に接続されている。 【0004】このようなICカードは、外部端子を介し
て電気的に所定の情報交換が行なわれないと、カード所
有者の固有情報や金額情報等を知ることができないの
で、磁気カードに比べて不正利用がされにくく、しかも
外からの磁気によって内容が変化してしまうことがない
という利点があり、磁気カードに代わって利用されてき
ている。 【0005】このようなICカードに対する情報の読み
書きを行なうためのICカード処理装置は、磁気カード
のようにカードを搬送しながら磁気情報を読み取る必要
がないので、一般的に内部に引込み機構を持たず、カー
ド挿入口に挿入されたICカードを、少なくともその外
部端子部分が装置内部に入る程度まで受け入れ、装置内
でそのカードの外部端子に接触端子を接触させ、その接
触端子を介して情報の授受を行なうように構成されてお
り、読み書き処理されたICカードを手で引き抜くよう
にして使用される。 【0006】ところが、このように利用者が自らカード
を引き抜く方式では、機器利用後のカードの抜き忘れが
発生しやすく、抜き忘れたカードを他の者に不正使用さ
れてしまう。 【0007】これを解決するために、図10の(a)〜
(c)に示すICカード処理装置10のように、機器の
利用が終了したときにICカードをカード挿入口から自
動的に排出して、利用者がカードを忘れないように促す
ことが考えられる。 【0008】即ち、このICカード処理装置10では、
カード挿入口11が設けられた前面10aの一部にカー
ド排出方向に膨出する膨出部12が設けられ、この膨出
部12内にソレノイド13を配置するとともに、カード
挿入口11から挿入されるICカードの先端に押されて
奥側にスライドし、バネ15の張力によってICカード
1をカード挿入口11方向へ付勢するスライド部材16
を設ける。 【0009】そして、ICカード1のカード挿入口11
への挿入がセンサ等で検知されると、ソレノイド13を
通電駆動してそのピン13aをカード通路内から退出さ
せ、図10の(c)に示すように、外部端子が装置内の
接触端子に接触する位置までICカード1が進入したと
き、ソレノイド13への通電を停止してそのピン13a
を自重によりカード通路内に進入させてICカード1の
後端1bに当接させ、ICカード1の戻りを規制する。 【0010】そして、機器の利用が終了したとき等にソ
レノイド13を通電駆動して、そのピン13aをカード
の通路から退出させ、スライド部材16をバネ15の張
力によってカード挿入口11方向へ戻してICカード1
を排出させる。 【0011】このように機器利用後等にICカードがカ
ード挿入口11から排出されれば、利用者がICカード
を抜き忘れることがなくなる。 【0012】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たICカード処理装置では、ICカードを使用している
最中に機器本体側(例えば公衆電話機)が故障して、ソ
レノイド13のピン13aがカードの通路に進入したま
まになった場合、利用者がICカードを引き抜こうとし
ても、ピン13aに遮られてICカードを引き抜くこと
ができず、無理に引き抜こうとすれば、ICカード1を
損傷したり、装置を破壊してしまう。 【0013】また、正常動作時において、ソレノイド1
3に通電させるための操作、例えば送受器のオンフック
操作等をしないと、ICカードを排出させることができ
ないという煩わしさがあった。 【0014】本発明は、この課題を解決し、カードの自
動排出と利用者によるカードの強制的な引抜き操作に対
応できるICカード処理装置を提供することを目的とし
ている。 【0015】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のICカード処理装置は、ICカードを受け
入れるためのカード挿入口を一面側に有し、該一面側に
カード排出方向に膨出する膨出部が形成されたカードス
ロットと、前記カードスロットのカード挿入口の奥側に
配置され、前記カード挿入口から挿入されるICカード
をその後端部の一部が前記膨出部内に進入する所定位置
まで受け入れるフレームと、前記フレームに支持され、
前記所定位置まで挿入されたICカードの外部端子に接
触する接触端子と、前記フレームにカード挿脱方向に沿
ってスライド自在に支持され、前記カード挿入口から挿
入されるICカードの先端に押されて奥側に移動する第
1のスライド部材と、前記第1のスライド部材を前記カ
ード挿入口側に付勢する第1のバネ部材と、前記フレー
ムにカード挿脱方向に沿ってスライド自在に支持され、
前記第1のスライド部材に押されて該第1のスライド部
材とともに奥側へ移動する第2のスライド部材と、前記
第2のスライド部材を前記カード挿入口方向に付勢する
第2のバネ部材と、前記フレームに支持され、ICカー
ドが前記所定位置まで進入したとき前記第2のスライド
部材に係合して該第2のスライド部材の前記カード挿入
口方向への戻りを規制するロック部材と、通電駆動によ
って前記ロック部材と前記第2のスライド部材との係合
を解除して、前記第2のスライド部材を前記カード挿入
口方向へ戻す電磁駆動体と、前記フレームに支持され、
前記カードスロットの膨出部側のカード挿入口と前記フ
レームの間のカード通路に進退自在に形成され、ICカ
ードの進入と戻りを阻止するためのカードストッパー
と、少なくとも前記第1のバネ部材がICカードをカー
ド挿入口方向へ戻す力より大きな付勢力で前記カードス
トッパーをカード通路方向に付勢する第3のバネ部材
と、前記第3のバネ部材による前記カードストッパーの
カード通路方向への移動を規制する規制部を有し、前記
規制部を介して前記第2のスライド部材と前記カードス
トッパーの間を連結し、前記第2のスライド部材が奥側
に移動するとき前記カードストッパーがカード通路に進
入する方向に前記規制部を移動し、前記第2のスライド
部材が前記カード挿入口側へ移動するとき前記カードス
トッパーがカード通路から退出する方向に前記規制部を
移動して、前記カードストッパーを前記第2のスライド
部材に従動させる連結機構とを備え、Cカードが前記
所定位置まで進入して前記第2のスライド部材が前記ロ
ック部材に係合する位置に達したときに前記カードスト
ッパーがICカードの後端部に当接してICカードの戻
りを前記第3のバネ部材の付勢力によって規制した状態
にし、該状態から前記所定位置にあるICカードに対し
て外部から排出方向に力を加えたとき、該力を受けた前
記カードストッパーが、前記第3のバネ部材の付勢力に
抗して前記第2のスライド部材と独立にカード通路から
退出する方向へ移動してICカードの引き抜きを可能と
し、該ICカードの引き抜き後に前記ロック部材に係合
した状態で保持されている第2のスライド部材により前
記カードストッパーがカード通路内に進出した状態を保
持し、次のICカードの挿入を阻止する。 【0016】このように構成したため、本発明のICカ
ード処理装置では、カード挿入口からICカードが挿入
されると、第1のスライド部材がそのカードの先端に押
されて第1のバネ部材の付勢力に抗して奥側へ移動し、
第2のスライド部材が第2のバネ部材の付勢力に抗して
第1のスライド部材とともに奥側に移動する。そして、
ICカードが所定位置に達したとき、ロック部材が第2
のスライド部材に係合して第2のスライド部材のカード
挿入口方向への戻りが規制されるとともに、第2のスラ
イド部材に従動してカード通路側へ移動したカードスト
ッパーがICカードの後端に当接し、第1のバネ部材の
付勢力によるICカードの戻りが規制される。この状態
から電磁駆動体が通電駆動されるとロック部材とスライ
ド部材の係合が解除され、第2のスライド部材が第2の
バネ部材の付勢力によってカード挿入口方向へ戻り、こ
れに従動してカードストッパーがカード通路から退出
し、ICカードがカード挿入口側へ戻る。また、カード
ストッパーに後端が当接しているICカードに引き抜き
方向の外力が加わると、この外力によってカードストッ
パーが第3のバネ部材の付勢力に抗して第2のスライド
部材と独立に退出方向に移動して、ICカードの後端を
カード挿入口側へ通過させる。 【0017】 【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施形態を説明する。図1〜5は、一実施形態のICカ
ード処理装置20の外観および内部構造を示している。
このICカード処理装置20は、公衆電話機の操作面に
装着され、利用者によって手挿入されるICカードを、
引き出しが可能な位置まで受け入れて、ICカードに記
録されている情報(例えば、度数情報等)の書換えを行
なうものである。 【0018】図1に示すように、このICカード処理装
置20は、カードスロット22と、カードスロット22
の後部に固定されたハウジング30とで構成されてい
る。 【0019】カードスロット22は、背面側が開口した
中空箱状に形成され、その前面側には、前方に大きく突
出する膨出部23と、膨出部23より前方への突出が少
なく形成された挿脱操作部24とが横に連続するように
設けられている。膨出部23の前面23aおよび挿脱操
作部24の前面24aには、横長スリット状のカード挿
入口25が連続形成されている。 【0020】ハウジング30は、このICカード処理装
置20の本体部分を構成しており、上カバー31とフレ
ーム33とで矩形箱状に形成され、その前端部分がカー
ドスロット22の背面側の開口縁に内接するように差し
込まれて固定されている。 【0021】上カバー31は矩形平板状に形成され、フ
レーム33の上面を塞ぐように固定されており、その後
部下面には、図4に示すように、後述する第1のスライ
ド部材47の上方への移動を規制するために規制部32
が突設されている。 【0022】フレーム33は、略矩形の基板34と、基
板34の両側に互いに対向するように立設された側板3
5、36と、側板35、36の後端を連結する後板37
とによって、上方から見た外形がほぼ矩形状に形成さ
れ、カードスロット22側から見た形状が略H状に形成
されている。 【0023】側板35、36の下側内壁面35a、36
aは、カード挿入口25から挿入されるICカードをそ
の横方向の移動を規制しながらほぼ直線的に受け入れる
ために、カード挿入口25の幅と等しい距離で互いに平
行に対向している。フレーム33は、カード挿入口25
から挿入されるICカードを、基板34の下面34a、
側板35、36の下側内壁面35a、36aで囲まれ下
面が開口したカード収容部38内に進入させる位置に固
定されている。 【0024】基板34の中央後部には、端子板取付穴4
0が貫通形成されている。この端子板取付穴40には端
子板41が固定されている。端子板41の下面側には、
ICカードの各外部端子に接触するための接触端子42
が、4個ずつ2列に並んで設けられている。各接触端子
42は、バネ性を有する導電部材(例えばリン青銅等)
でほぼV字状に屈曲形成され、その一端側を端子板41
に固定され、他端側を端子板41に設けられた各端子穴
41aに挿通させ、下端部を基板34の下面34aから
下方へ突出させるように支持されていて、下方から押圧
されると弾性変形しながら上方へ移動し、その弾性復帰
力で下方からの押圧力に対抗する。 【0025】端子板取付穴40の両側には、基板34の
上面34bより一段高く形成されたスライド台44、4
4がフレーム後部まで延設され、スライド台44、44
の外側には、それぞれカード挿脱方向に沿って溝45、
45が設けられている。各溝45の前方には、フック4
6、46が設けられている。 【0026】スライド台44、44の上には第1のスラ
イド部材47が載置されている。第1のスライド部材4
7は、図5に示すように、ほぼ矩形状の上板48と、こ
の上板48の両側からそれぞれ下方へ延び各スライド台
44、44の外側の溝45、45を通過してカード収容
部38に進入するカード受け49、49とで構成されて
いる。このカード受け49、49には、カード収容部3
8内へ進入するカードの先端を受け入れてその高さを所
定高さに維持しながら摺動させる凹部49aが設けられ
ている。 【0027】第1のスライド部材47の上板48の前面
両端にはフック50、50がそれぞれ設けられており、
フック50、50と基板34側のフック46、46との
間には、第1のスライド部材47をカード挿入口25側
へ付勢する第1の付勢バネとしてのバネ51、51がそ
れぞれ掛けられている。 【0028】なお、基板34の溝45、45の長さは、
ICカードが、その各外部端子を各接触端子42にそれ
ぞれ接触させる位置(この位置を所定位置とする)まで
進入したときに、そのカードの先端に押された第1のス
ライド部材47のカード受け49、49が溝45、45
の後端に当接し、また、ICカードの後端の一部がカー
ドスロット22の膨出部23側のカード挿入口25内に
進入し且つICカードの後端の他部が挿脱操作部24側
のカード挿入口25から突出する位置で、カードの進入
を停止させるように予め設定されている。 【0029】基板34の一方の側縁上には、第2のスラ
イド部材55が配置されている。第2のスライド部材5
5は、図5に示すように、平板状でカード挿脱方向に沿
って細長く形成され、幅の最も狭い中間部55aの側部
にはフック56が設けられている。中間部55aより幅
広に形成された後部55bの中央には長穴57が長手方
向に沿って形成され、後部55bの側部には基板34の
溝45方向に延びた当接片58が設けられている。 【0030】後部55bよりさらに幅広に形成された前
部55cの側部には、側方が切欠かれた長穴59が設け
られ、この長穴59の前には前方へ向かって幅が段階的
に減少するように形成された段部60が設けられてい
る。また、前部55cの中央には長穴61が設けられ、
前部55cの前端および後端には、ガイド片62、63
が上方に立設され、長穴59と反対側の側部には、ガイ
ド片64がガイド片62、63と平行に立設されてい
る。 【0031】第2のスライド部材55の後部55bの長
穴57と前部55cの長穴59には、基板34上に所定
の間隔でカード挿脱方向に沿って立設されたガイド軸6
5、66が挿通しており、第2のスライド部材55は、
このガイド軸65、66にガイドされて、前後方向にス
ライドする。 【0032】また、第2のスライド部材55の中間部5
5aのフック56と基板34に立設されたフック67と
の間にはこの実施形態の第2の付勢バネとしてバネ68
が掛止されており、このばね68の張力によって第2の
スライド部材55は常にカード挿入口方向へ付勢されて
いる。なお、第2のスライド部材55は、第1のスライ
ド部材47が奥側に押されたときに、その後端に当接片
58を当接させ、第1のスライド部材47とともに奥側
へ移動する。 【0033】第2のスライド部材55の前部55cの上
には、第1の連結レバー70がスライド自在に支持され
ている。第1の連結レバー70は、後述する第2の連結
レバー80および第3の連結レバー85とともに、この
実施形態の連結機構を形成するものであり、上板71、
側板72および下板73によって略コの字状に屈曲形成
されており、上板71と下板73の中央部には軸穴7
4、75が設けられ、両軸穴74、75には1本のピン
76が挿着されている。また、下板73の後端には切欠
溝77が設けられている。 【0034】第1の連結レバーは、側板72の外壁面を
第2のスライド部材55のガイド片64の内壁面に接
し、下板73の前部がガイド片62、64にはさまれ、
下板73の切欠溝77がガイド片63に係合し、さら
に、ピン76の下端が第2のスライド部材55の長穴6
1内に挿入した状態で第2のスライド部材55上に支持
されている。上板71の前端側には角穴78が設けられ
ている。 【0035】第1の連結レバー70のピン76の中間部
とガイド片63の間には、この実施形態の第3のバネ部
材としてバネ79が掛止されている。このバネ79は、
第1のスライド部材47をカード挿入口側へ戻すバネ5
1、51の付勢力よりも大きな付勢力を有し、直接的に
は、第1の連結レバー70を第2のスライド部材55の
後部側へ付勢しており、この方向は、後述するようにカ
ードストッパ90をカード通路側に進入させる方向に一
致していて、間接的にはカードストッパー90をカード
通路側へ付勢していることになる。また、このバネ79
の付勢力による第1の連結レバー70の第2のスライド
部材47上での後方への移動は、この実施形態の規制部
としての切欠溝77が、第2のスライド部材55のガイ
ド片63に係合当接することによって規制されており、
この規制によって第1の連結レバー70は第2のスライ
ド部材55とともに移動する。 【0036】第1の連結レバー70には第2の連結レバ
ー80が連結されている。第2の連結レバー80の下面
両端にはピン81、82がそれぞれ立設され、中央部に
軸穴83が設けられている。この第2の連結レバー80
の軸穴83には、基板34に立設された軸84が挿着さ
れていて、第2の連結レバー80は軸84を中心に回動
する。第2の連結レバー80の一端側のピン81は、第
1の連結レバー70の上板71の角穴78に挿着されて
いる。 【0037】第2の連結レバー80の他端側には、第3
の連結レバー85が配置されている。第3の連結レバー
85は、上板86と側板87とで前方からみて略逆L字
状に形成されており、上板86には、第2の連結レバー
80のピン82を受け入れるための角穴88が設けら
れ、カード挿入口方向に延びた側板87の先端側には軸
穴89が設けられている。 【0038】第3の連結レバー85の側板87には、カ
ードストッパー90が連結されている。カードストッパ
ー90は側方から見て略台形状に形成され、その後部側
には、軸穴91、92が上下に設けられ、カードスロッ
ト22の膨出部23内まで延びた前端下部には爪部93
が下方に延設されている。 【0039】カードストッパー90の上部側の軸穴91
には、第3の連結レバー85の軸穴89に挿着された軸
94が連通しており、下部側の軸穴92には、基板34
の前端部に支持された軸95が挿着されている。 【0040】このように、第1の連結レバー70はバネ
79の張力によって第2のスライド部材55と一体にな
って同一方向へ移動し、第1の連結レバー70の移動は
第2、第3の連結レバー80、85を介してカードスト
ッパー90を回動させる方向に伝達される。したがっ
て、カードストッパー90は第2のスライド部材55に
従動してカードスロット22の膨出部23側のカード挿
入口とカード収容部38の間のカード通路に軸95を中
心にして進退移動する。即ち、第2のスライド部材55
が奥側に移動するとき、その爪部93がカード通路に進
入する方向に回動し、また、第2のスライド部材55が
カード挿入口25側へ移動するとき、その爪部93がカ
ード通路から退出する方向に回動する。 【0041】一方、第2のスライド部材55の前部55
cの下面側には、ロック部材100が配置されている。 【0042】ロック部材100は略長円板状に形成さ
れ、その中央部には、第2のスライド部材55の長穴5
9を挿通しているガイド軸66に係合する軸穴101が
設けられ、一端側には、このレバーの長手方向と直交す
る方向へ延びた係合片102が設けられている。係合片
102の先端102aは上方に屈曲されている。また、
ロック部材100の他端側には穴103が設けられてい
る。 【0043】ロック部材100は、軸穴101に挿通す
るガイド軸66を中心にして回動できるように支持され
ており、その係合片102の先端102aは、第2のス
ライド部材55がカード挿入口側の端にあるときには、
第2のスライド部材55の長穴59と段部60の間の側
部に当接し、第2のスライド部材55が所定距離奥側へ
スライドしたときに段部60に係合するように、各部の
寸法が設定されている。 【0044】ロック部材100の他端側には、駆動レバ
ー105が連結されている。駆動レバー105は略長方
形状に形成され、その中央には長穴106が設けられ、
一端側上面にはピン107が立設されている。駆動レバ
ー105の側部には、スイッチ操作片108が延設され
ている。 【0045】この駆動レバー105は、その長穴106
が第2のスライド部材55とほぼ直交する方向に沿って
基板34に立設された2つの軸110、111に挿通さ
れ、ピン107がロック部材100の穴103に挿着さ
れた状態で、第2のスライド部材55と直交する方向に
スライドできるように支持されており、この駆動レバー
105のスライド移動によってロック部材100は回動
する。 【0046】駆動レバー105の他端側はこの実施形態
の電磁駆動体としてのソレノイド115の駆動ピン11
5aと連結されている。ソレノイド115は通電を受け
ると、駆動ピン115aと駆動レバー105とを引き込
んで、ロック部材100を図2において反時計回りに回
動させる。 【0047】なお、ソレノイド115の駆動ピン115
aは、バネ116によって常に駆動レバー105を第2
のスライド部材55側へ押す方向、即ち、ロック部材1
00の係止片102の先端を第2のスライド部材55の
段部60に係合させる方向に付勢されている。 【0048】基板34の後部には、図2に示しているよ
うに、ICカードの外部端子が接触端子42に接触する
所定位置まで進入したことを検知するためのセンサとし
てスイッチ120が固定されている。このスイッチ12
0は、ICカードが所定位置まで進入したときに、第1
のスライド部材47の後部に押されて閉成される。 【0049】また、駆動レバー105のスイッチ操作片
108の近傍には、駆動レバー105が第2のスライド
部材55側にあるかソレノイド115によって引き込ま
れているか、即ち、ロック部材100が第2のスライド
部材55に係合しているか否かを検知するためのセンサ
としてスイッチ121が固定されている。 【0050】なお、各接触端子42、ソレノイド115
およびスイッチ120、121は、公衆電話機の制御部
(図示せず)に接続されている。この制御部は、通常の
公衆電話機の通話制御の他に、カードの挿入、排出状態
をスイッチ120、121のオンオフ状態から判断し、
各接触端子42を介して挿入カードに対する情報の読み
書き処理を行なうとともに、通話終了時等にソレノイド
115に通電してカードを排出させ、異常発生時にカー
ドの挿入を阻止する。 【0051】次に、このカード処理装置20の動作につ
いて説明する。ICカード1がカードスロット22のカ
ード挿入口25から挿入され、その先端が、第1のスラ
イド部材47のカード受け49、49に当接する位置ま
で進入すると、第1のスライド部材47は、カード受け
49、49の凹部49a、49aにカードの先端を受け
入れて、図6の(a)に示すように、ICカード1をカ
ード収容部内に水平に進入させながら、そのICカード
に押されて奥へスライド移動する。 【0052】そして、さらにカードが奥へ進入すると、
第1のスライド部材47の後端が第2のスライド部材5
5の当接片58に当接して、図6の(b)のように第1
のスライド部材47と第2のスライド部材55とが奥側
へスライドする。このとき、第1の連結レバー70は第
2のスライド部材55とともに奥側へ移動するので、第
2の連結レバー80が図6において反時計回りに回動
し、第3の連結レバー85がカード挿入口25側へスラ
イドする。したがって、カードストッパー90は、図7
の(a)に示すように、その爪部93がカード挿入口2
5とカード収容部38の間のカード通路内へ進入するよ
うに反時計回りに回動する。 【0053】そして、各外部端子が接触端子42にそれ
ぞれ接触する所定位置までICカード1が挿入されたと
き、図6の(c)に示すようにロック部材100の係合
片102の先端102aが第2のスライド部材55の段
部60に係合して、第2のスライド部材55のカード挿
入口方向への戻りが規制される。 【0054】またこのとき、ICカード1の後端は、図
7の(b)に示すように、カードストッパー90の爪部
93を通過した位置にあって爪部93の後部に当接して
いる。ここで、バネ68による第2のスライド部材55
をカード挿入口方向に戻す力は、ロック部材100と第
2のスライド部材55との係合力より小さく、また、バ
ネ51による第1のスライド部材47をカード挿入口2
5方向へ戻す力は、バネ79による第2のスライド部材
55と第1の連結レバー70と連結力(カードストッパ
ー90をカード通路側へ付勢する力)より小さい。した
がって、利用者がICカード1から手を離した場合、I
Cカード1は第1のスライド部材47の戻り方向の力を
受けてカード挿入口から排出する方向へ移動しようとす
るが、その移動はカードストッパー90によって規制さ
れ、ICカードはカード挿入口側へ戻ることはできな
い。 【0055】また、このとき、スイッチ120は第1の
スライド部材47に押されて閉成し、スイッチ121は
駆動レバー105のスイッチ操作片108に押されて閉
成する。 【0056】前記した制御部は、この2つのスイッチ1
20、121の閉成によって、ICカードの挿入と、そ
のICカードがカード収容部の所定位置(外部端子が接
触端子42に接触する位置)に保持されていることを検
知し、各接触端子42を介してICカードの情報を読み
取り、この情報の読み取りが正しく行なえ、このICカ
ードが度数情報を有している場合にはその度数情報が通
話利用に必要なだけ残っているときに、公衆電話機の利
用を可能にする。 【0057】そして、例えば送受器のオンフック操作に
よって通話利用の終了を検知した制御部は、ICカード
に対してその利用終了時に必要な情報の書込みを行なっ
てから、ソレノイド115に一時的に通電する。 【0058】この通電によって、駆動レバー105が、
図8の(a)に示すように、ソレノイド115本体側に
移動し、ロック部材100が反時計回りに回動してその
係止片102の先端102aが第2のスライド部材55
の段部60から離間する。 【0059】このため、第2のスライド部材55は、バ
ネ68の作用によって第1の連結レバー70とともにカ
ード挿入口25側へ戻り、これにともなって第2の連結
レバー80が時計回りに回動して、第3の連結レバー8
5が奥側へスライドして、カードストッパー90が図7
の(c)のように時計回りに回動して、その先端の爪部
93がカード通路から上方に退出する。 【0060】これによってICカード1に対する戻り規
制は解除され、ICカード1は、第1のスライド部材4
7とともにバネ51の作用によってカード挿入口25側
へ移動し、膨出部23側内に進入していたカードの後部
をカード挿入口25から突出させる。 【0061】利用者は、このICカードの排出に気付い
て、ICカード1をカード挿入口25から引き抜く。 【0062】なお、制御部によるソレノイド115への
通電は、ICカードの故障やカードの表裏の間違い等に
よってカードの情報が正しく読み取れないとき、あるい
は、カードの残り度数が無いときにも同様に行なわれ
て、そのICカードを排出する。ソレノイド115の通
電駆動によってカード通路から退出したカードストッパ
ー90は、その退出状態を維持して次のカードを進入を
妨げない。 【0063】また、一旦所定位置までICカードを挿入
した後に、磁気カードや硬貨等で公衆電話機を利用する
場合、通話利用自体を中止する場合あるいは公衆電話機
自体に故障が発生した場合、利用者は、カードスロット
22の挿脱操作部24のカード挿入口25から後部を突
出させているICカード1を手で引き抜くことができ
る。 【0064】即ち、ICカード1に対して外部から排出
方向に力を加えると、その力はカードストッパー90を
時計回り(図7において)に回動させる方向に働くがこ
の回動力は、第3の連結レバー85および第2の連結レ
バー80を介して第1の連結レバー70に伝達され、第
1の連結レバー70は、図8の(b)に示すように、バ
ネ79の張力に抗して第2のスライド部材55上をカー
ド挿入口25側へスライドする。 【0065】このため、カードストッパー90は、その
爪部93がICカード1の後端に押されて、図7の
(c)と同様に時計回りに回動してICカード1の後端
と爪部93との当接を解除し、ICカード1の強制引抜
きを可能にする。なおこのとき、カードストッパー90
は、ロック部材100に係合してその移動が規制されて
いる第2のスライド部材55に対して独立に回動し、第
2のスライド部材55とロック部材100との係合状態
は維持されている。 【0066】このような強制的なカード引抜き操作があ
ったとき、第1のスライド部材47はカードとともにカ
ード挿入口25側へ戻るので、公衆電話機が正常であれ
ば、制御部は、この強制的なカードの引抜き操作があっ
たことをスイッチ120の開成によって知ることができ
る。 【0067】そして、制御部は、その強制的な引抜き操
作が利用者の都合によるものと判定したとき、ソレノイ
ド115に一時的に通電して、第2のスライド部材55
とロック部材100の係合を解除し、カードストッパー
90をカード通路から退出させて、次のカードの挿入を
妨げないようにする。 【0068】また、このICカード処理装置20を含め
て公衆電話機側に故障が発生して、前記のような強制的
なカードの引抜き操作があった場合、制御部は、カード
が引き抜かれた後もソレノイド115への通電を行なわ
ず、カードストッパー90の爪部93をカード通路に進
出した状態を保持し、次のカードの挿入を阻止して、I
Cカードへの異常な書込み処理等が行なわれないように
する。また、通電機能そのものが停止する故障が発生し
た場合でも、カードストッパー90の爪部93がカード
通路に進出した状態が保持されるので、次のカードの挿
入を阻止できる。 【0069】なお、このICカード処理装置20では、
カードストッパー90をカード通路側に付勢するための
バネ79を連結機構の第1の連結レバー70と第2のス
ライド部材の間に掛けて、このバネ79の張力が第2の
スライド部材55の奥側への移動の負荷とならないよう
にしているので、ICカードを弱い力でも奥まで挿入す
ることができる。 【0070】 【他の実施形態】前記実施形態では、連結機構を第1、
第2、第3の連結レバー70、80、85によって構成
していたが、この連結機構は、バネによるカードストッ
パーのカード通路方向への移動を規制した状態でカード
ストッパーと第2のスライド部材との間を連結し、カー
ドストッパーが第2のスライド部材に従動してカード通
路に進退するように規制部を移動させ、また、強制的な
カードの引き抜き操作に対して、カードストッパーをバ
ネの付勢力に抗して第2のスライド部材と独立にカード
通路から退出する方向に移動させるものであればよい。 【0071】例えば、第2の連結レバー70のような回
動式の連結レバーだけで連結機構を構成することもでき
る。この場合、連結レバーの一端をカードストッパーに
係合させ、連結レバーの他端を規制部として第2のスラ
イド部材にバネの付勢力によって当接させて第2のスラ
イド部材の移動にカードストッパーが従動するように連
結し、強制的なカードの引き抜き操作に対して、この連
結レバーの他端がバネの付勢力に抗して第2のスライド
部材から離間するように独立に回動してカードストッパ
ーをカード通路から退出させるように構成すればよい。 【0072】また、第2のスライド部材とカードストッ
パーとの間を直接連結するようにしてもよい。例えば、
第2のスライド部材の端部にカードストッパーに当接可
能な規制部を設け、この規制部とカードストッパーとの
間をバネの張力によって互いに当接させて第2のスライ
ド部材の移動にカードストッパーが従動するように連結
し、強制的なカードの引き抜き操作に対して、カードス
トッパーがバネの付勢力に抗して第2のスライド部材か
ら離間するように独立に回動してカード通路から退出す
るように構成する。 【0073】また、前記実施形態では、カードストッパ
ーをカード通路側に付勢するための第3のバネ部材(バ
ネ79)を連結機構と第2のスライド部材の間に掛けて
いたが、この第3のバネ部材を、フレームと連結機構の
間またはフレームとカードストッパーの間に掛けて、カ
ードストッパーをカード通路側に付勢した状態で第2の
スライド部材とカードストッパーの間を連結させるよう
にしてもよい。 【0074】また、前記実施形態では、ロック部材10
0を回動させて第2のスライド部材との係合を解除させ
るための電磁駆動体としてソレノイド115を用いてい
たが、ソレノイドの代わりに電磁石を用いて、ロック部
材の一端側を直接電磁吸着して、第2のスライド部材と
の係合を解除させるようにしてもよい。 【0075】また、前記実施形態では、カード挿入口を
有するカードスロット22とフレーム31とが別体に形
成されていたが両者を一体に形成してもよい。また、こ
れらの形状についても種々の変形が可能である。また、
前記実施形態のカードスロットの膨出部は、カードの後
部の一方の側部側がカード挿入口から露出するように形
成されていたが、カードの後部の中央部分のみがカード
挿入口から露出するように、凹状に両側が膨出する形状
のカードスロットを用いてもよい。 【0076】また、前記実施形態は、手でカードの挿入
を行なうICカード処理装置に本発明を適用した例を示
したが、カード挿入口に挿入されたカードを内部に引き
込む機構を有するICカード処理装置に本発明を適用す
ることもできる。 【0077】 【0078】 【0079】【発明の効果】 以上説明したように、本発明のICカー
ド処理装置は、 所定位置にあるICカードを引き抜く方
向に外力を受けたとき、その外力をICカードの後端部
から受けたカードストッパーが第3のバネ部材の付勢力
に抗して第2のスライド部材と独立に退出方向へ移動す
るように構成されているため、ICカードが所定位置に
ある状態で機器本体側に故障が発生して電磁駆動体への
通電が不能な状態になっても、利用者がカード挿入口か
ら露出しているカードを引けば、カードストッパーが退
出方向へ移動して、ICカードの損傷やカード処理装置
の故障を招くことなく、カードを簡単に引き抜くことが
できる。また、正常動作時に電磁駆動体への通電のため
の特別な操作を行なわなくても、カードを簡単に引き抜
くことができ、自動排出と強制引抜き操作とを両立させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】一実施形態の斜視図 【図2】一実施形態の一部を破断した平面図 【図3】一実施形態の底面図 【図4】図2のA−A線断面図 【図5】一実施形態の要部の分解斜視図 【図6】一実施形態のICカードの挿入動作を説明する
ための概略平面図 【図7】一実施形態のICカードの挿入排出動作を説明
するための概略側面図 【図8】一実施形態のICカードの自動排出動作および
強制引抜き操作時の動作を説明するための概略平面図 【図9】ICカードを示す図 【図10】自動排出機構を有するICカード処理装置の
概略図 【符号の説明】 20 ICカード処理装置 22 カードスロット 23 膨出部 24 挿脱操作部 25 カード挿入口 33 フレーム 34 基板 38 カード収容部 42 接触端子 47 第1のスライド部材 55 第2のスライド部材 70 第1の連結レバー 80 第2の連結レバー 85 第3の連結レバー 90 カードストッパー 100 ロック部材 105 駆動レバー 115 ソレノイド
フロントページの続き (72)発明者 石黒 銀矢 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−223991(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 13/06 G06K 17/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】ICカードを受け入れるためのカード挿入
    口を一面側に有し、該一面側にカード排出方向に膨出す
    る膨出部が形成されたカードスロットと、 前記カードスロットのカード挿入口の奥側に配置され、
    前記カード挿入口から挿入されるICカードをその後端
    部の一部が前記膨出部内に進入する所定位置まで受け入
    れるフレームと、 前記フレームに支持され、前記所定位置まで挿入された
    ICカードの外部端子に接触する接触端子と、 前記フレームにカード挿脱方向に沿ってスライド自在に
    支持され、前記カード挿入口から挿入されるICカード
    の先端に押されて奥側に移動する第1のスライド部材
    と、 前記第1のスライド部材を前記カード挿入口側に付勢す
    る第1のバネ部材と、 前記フレームにカード挿脱方向に沿ってスライド自在に
    支持され、前記第1のスライド部材に押されて該第1の
    スライド部材とともに奥側へ移動する第2のスライド部
    材と、 前記第2のスライド部材を前記カード挿入口方向に付勢
    する第2のバネ部材と、 前記フレームに支持され、ICカードが前記所定位置ま
    で進入したとき前記第2のスライド部材に係合して該第
    2のスライド部材の前記カード挿入口方向への戻りを規
    制するロック部材と、 通電駆動によって前記ロック部材と前記第2のスライド
    部材との係合を解除して、前記第2のスライド部材を前
    記カード挿入口方向へ戻す電磁駆動体と、 前記フレームに支持され、前記カードスロットの膨出部
    側のカード挿入口と前記フレームの間のカード通路に進
    退自在に形成され、ICカードの進入と戻りを阻止する
    ためのカードストッパーと、 少なくとも前記第1のバネ部材がICカードをカード挿
    入口方向へ戻す力より大きな付勢力で前記カードストッ
    パーをカード通路方向に付勢する第3のバネ部材と、 前記第3のバネ部材による前記カードストッパーのカー
    ド通路方向への移動を規制する規制部を有し、前記規制
    部を介して前記第2のスライド部材と前記カードストッ
    パーの間を連結し、前記第2のスライド部材が奥側に移
    動するとき前記カードストッパーがカード通路に進入す
    る方向に前記規制部を移動し、前記第2のスライド部材
    が前記カード挿入口側へ移動するとき前記カードストッ
    パーがカード通路から退出する方向に前記規制部を移動
    して、前記カードストッパーを前記第2のスライド部材
    に従動させる連結機構とを備え、 Cカードが前記所定位置まで進入して前記第2のスラ
    イド部材が前記ロック部材に係合する位置に達したとき
    に前記カードストッパーがICカードの後端部に当接し
    てICカードの戻りを前記第3のバネ部材の付勢力によ
    って規制した状態にし、該状態から前記所定位置にある
    ICカードに対して外部から排出方向に力を加えたと
    き、該力を受けた前記カードストッパーが、前記第3の
    バネ部材の付勢力に抗して前記第2のスライド部材と独
    立にカード通路から退出する方向へ移動してICカード
    の引き抜きを可能とし、該ICカードの引き抜き後に前
    記ロック部材に係合した状態で保持されている第2のス
    ライド部材により前記カードストッパーがカード通路内
    に進出した状態を保持し、次のICカードの挿入を阻止
    することを特徴とするICカード処理装置。
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