JP3445677B2 - ガスメータにおける配管容量推定装置 - Google Patents
ガスメータにおける配管容量推定装置Info
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- JP3445677B2 JP3445677B2 JP03444995A JP3444995A JP3445677B2 JP 3445677 B2 JP3445677 B2 JP 3445677B2 JP 03444995 A JP03444995 A JP 03444995A JP 3444995 A JP3444995 A JP 3444995A JP 3445677 B2 JP3445677 B2 JP 3445677B2
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- gas flow
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- Examining Or Testing Airtightness (AREA)
- Pipeline Systems (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下流側の配管容量を推
定するためのガスメータにおける配管容量推定装置に関
する。
定するためのガスメータにおける配管容量推定装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガス配管の容量は、測定区間の
長さと配管の断面積を知ることで容易に測定することが
できる。
長さと配管の断面積を知ることで容易に測定することが
できる。
【0003】ところで、ガス供給配管からのガス漏れを
判断する場合、従来はガス圧力の変動あるいは流量変化
等から判断しているが、これに配管容量が情報として加
われば、ガス器具の使用状況に応じたより正確なガス漏
れの判断を行うことが可能になる。
判断する場合、従来はガス圧力の変動あるいは流量変化
等から判断しているが、これに配管容量が情報として加
われば、ガス器具の使用状況に応じたより正確なガス漏
れの判断を行うことが可能になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法であると、その都度配管の長さや配管の直径を計測
してからでないと配管容量を計算できないため、測定ま
でに時間と手数がかかり、配管容量を短時間に知り得な
い。そのため、ガス漏れ検査において、迅速により正確
なガス漏れの判断を行うことができないのが現状であ
る。
方法であると、その都度配管の長さや配管の直径を計測
してからでないと配管容量を計算できないため、測定ま
でに時間と手数がかかり、配管容量を短時間に知り得な
い。そのため、ガス漏れ検査において、迅速により正確
なガス漏れの判断を行うことができないのが現状であ
る。
【0005】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、ガスメータの下流側のガス供給配管
の容量を、短時間にかつ容易に推定でき、より正確なガ
ス漏れ検査を可能とするガスメータの配管容量推定装置
を提供することにある。
ので、その目的は、ガスメータの下流側のガス供給配管
の容量を、短時間にかつ容易に推定でき、より正確なガ
ス漏れ検査を可能とするガスメータの配管容量推定装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のガスメー
タにおける配管容量推定装置は、ガス流路を遮断すると
共に復帰可能なガス流路遮断手段と、このガス流路遮断
手段の設置位置より下流側のガス流路におけるガス圧力
を検出するためのガス圧力検出手段と、前記ガス流路遮
断手段の復帰時において前記ガス圧力検出手段により検
出されるガス圧力の時間推移を測定するための経時手段
と、前記ガス流路遮断手段の復帰時において前記ガス圧
力検出手段により検出されるガス圧力の時間推移から前
記ガス流路遮断手段の下流側における配管容量を推定す
る配管容量推定手段とを備えている。
タにおける配管容量推定装置は、ガス流路を遮断すると
共に復帰可能なガス流路遮断手段と、このガス流路遮断
手段の設置位置より下流側のガス流路におけるガス圧力
を検出するためのガス圧力検出手段と、前記ガス流路遮
断手段の復帰時において前記ガス圧力検出手段により検
出されるガス圧力の時間推移を測定するための経時手段
と、前記ガス流路遮断手段の復帰時において前記ガス圧
力検出手段により検出されるガス圧力の時間推移から前
記ガス流路遮断手段の下流側における配管容量を推定す
る配管容量推定手段とを備えている。
【0007】前記配管容量推定手段は、具体的には、前
記ガス流路遮断手段が復帰した後の所定の供給圧力に達
するまでの時間と圧力差との関係を予め配管容量毎に表
したテーブルを有し、前記経時手段により得られる時間
と前記ガス圧力検出手段の検出結果より得られる圧力差
から前記テーブルを参照して配管容量を決定するもので
ある。
記ガス流路遮断手段が復帰した後の所定の供給圧力に達
するまでの時間と圧力差との関係を予め配管容量毎に表
したテーブルを有し、前記経時手段により得られる時間
と前記ガス圧力検出手段の検出結果より得られる圧力差
から前記テーブルを参照して配管容量を決定するもので
ある。
【0008】このガスメータにおける配管容量推定装置
では、ガス圧力検出手段により検出されるガス圧力の時
間推移からガス流路遮断手段の下流側における配管容量
が推定される。従って、ガス流路遮断手段の下流側にお
ける配管容量を短時間にかつ容易に推定でき、より正確
なガス漏れ検査が可能となる。
では、ガス圧力検出手段により検出されるガス圧力の時
間推移からガス流路遮断手段の下流側における配管容量
が推定される。従って、ガス流路遮断手段の下流側にお
ける配管容量を短時間にかつ容易に推定でき、より正確
なガス漏れ検査が可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【0010】図1は本発明の一実施例に係るガスメータ
の概略構成を表すものである。このガスメータ10は、
ハウジング11の内部にガス器具(図示せず)に対して
ガスaの供給を行うためのガス管12が配設されてい
る。このガス管12には、異常時においてガス流路を遮
断するためのガス遮断弁13と、ガス流路を通過するガ
スの流量を検出するためのガス流量計14と、ガス流路
内のガス圧力を検出するための圧力センサ15がこの順
で配置されている。さらに、ハウジング11内にはガス
流量計14および圧力センサ15の出力信号を入力とし
て、ガス漏れの有無を判断してガス遮断弁13を制御す
るための制御部16が設けられている。ガス遮断弁13
は遮断と復帰の双方を電気的に行うことのできる弁(双
方向弁)により構成されている。
の概略構成を表すものである。このガスメータ10は、
ハウジング11の内部にガス器具(図示せず)に対して
ガスaの供給を行うためのガス管12が配設されてい
る。このガス管12には、異常時においてガス流路を遮
断するためのガス遮断弁13と、ガス流路を通過するガ
スの流量を検出するためのガス流量計14と、ガス流路
内のガス圧力を検出するための圧力センサ15がこの順
で配置されている。さらに、ハウジング11内にはガス
流量計14および圧力センサ15の出力信号を入力とし
て、ガス漏れの有無を判断してガス遮断弁13を制御す
るための制御部16が設けられている。ガス遮断弁13
は遮断と復帰の双方を電気的に行うことのできる弁(双
方向弁)により構成されている。
【0011】ガス管12とガス器具18との間は配管1
7により連結されている。本実施例の配管容量推定装置
は、ガスメータ10のガス遮断弁13の下流部分を含む
配管17のガス器具18までの距離Lの部分における配
管容量を推定するためのものである。
7により連結されている。本実施例の配管容量推定装置
は、ガスメータ10のガス遮断弁13の下流部分を含む
配管17のガス器具18までの距離Lの部分における配
管容量を推定するためのものである。
【0012】図2はガスメータ10を構成する制御部1
6とその周辺の構成を表すブロック図である。この図に
示すように、制御部16は、CPU(中央処理装置)2
0、ROM(リード・オンリ・メモリ)21、RAM
(ランダム・アクセス・メモリ)22、タイマ23およ
び入出力ポート24を備え、これらは互いにバス25に
よって接続されている。入出力ポート24には、ガス流
量計14と、圧力センサ15と、ガス遮断弁13を駆動
するための駆動回路26と、ガス漏れを報知するための
警報ランプ27とが接続されている。制御部16では、
CPU20が、RAM22をワーキングエリアとしてR
OM21に格納されたプログラムを実行することによっ
て、ガスメータとしての機能および後述する配管容量推
定機能を実現するようになっている。
6とその周辺の構成を表すブロック図である。この図に
示すように、制御部16は、CPU(中央処理装置)2
0、ROM(リード・オンリ・メモリ)21、RAM
(ランダム・アクセス・メモリ)22、タイマ23およ
び入出力ポート24を備え、これらは互いにバス25に
よって接続されている。入出力ポート24には、ガス流
量計14と、圧力センサ15と、ガス遮断弁13を駆動
するための駆動回路26と、ガス漏れを報知するための
警報ランプ27とが接続されている。制御部16では、
CPU20が、RAM22をワーキングエリアとしてR
OM21に格納されたプログラムを実行することによっ
て、ガスメータとしての機能および後述する配管容量推
定機能を実現するようになっている。
【0013】図3は本実施例のガスメータ10の機能構
成を表すものである。すなわち、このガスメータ10
は、ガス流路を遮断すると共に復帰可能なガス流路遮断
手段30と、このガス流路遮断手段30の設置位置より
下流側のガス流路におけるガス圧力を検出するためのガ
ス圧力検出手段31と、ガス流路遮断手段30の復帰時
においてガス圧力検出手段31により検出されるガス圧
力の時間推移を測定するための経時手段32と、ガス流
路遮断手段30の復帰時においてガス圧力検出手段31
により検出されるガス圧力の時間推移からガス流路遮断
手段30の下流側における配管容量を推定する配管容量
推定手段33とを備えている。
成を表すものである。すなわち、このガスメータ10
は、ガス流路を遮断すると共に復帰可能なガス流路遮断
手段30と、このガス流路遮断手段30の設置位置より
下流側のガス流路におけるガス圧力を検出するためのガ
ス圧力検出手段31と、ガス流路遮断手段30の復帰時
においてガス圧力検出手段31により検出されるガス圧
力の時間推移を測定するための経時手段32と、ガス流
路遮断手段30の復帰時においてガス圧力検出手段31
により検出されるガス圧力の時間推移からガス流路遮断
手段30の下流側における配管容量を推定する配管容量
推定手段33とを備えている。
【0014】ガス流路遮断手段30はガス遮断弁(双方
向弁)13および駆動回路26、ガス圧力検出手段31
は圧力センサ15、計時手段32はタイマ23によって
それぞれ実現される。また、配管容量推定手段33は制
御部16によって実現される。
向弁)13および駆動回路26、ガス圧力検出手段31
は圧力センサ15、計時手段32はタイマ23によって
それぞれ実現される。また、配管容量推定手段33は制
御部16によって実現される。
【0015】図4はガス流路遮断手段30(ガス遮断弁
13)が復帰した後の所定の供給圧力に達するまでの時
間と圧力差との関係を、予め測定しておいた配管容量
(大,中,小)毎に表したものである。この図からも明
らかなように配管容量が小さい程、急激に圧力が上昇し
た後所定の供給圧力に落ちつき、配管容量が大きくなる
に従って供給圧力までの圧力上昇の度合いが滑らかにな
る。従って、配管容量はガス流路遮断手段30が復帰し
た後の所定の供給圧力に達するまでの時間と圧力差とを
測定することで、配管容量=f(時間,圧力差)の関係
から推定することができる。本実施例の配管容量推定手
段33は、この原理を用いるもので、ガス流路遮断手段
30(ガス遮断弁13)が復帰した後の所定の供給圧力
に達するまでの時間と圧力差との関係を予め配管容量毎
に表したテーブルを例えばRAM32内に用意し、この
テーブルを参照して経時手段32により得られる時間
(t)とガス圧力検出手段31(圧力センサ15)の検
出結果より得られる圧力差(p)とから配管容量を決定
するものである。
13)が復帰した後の所定の供給圧力に達するまでの時
間と圧力差との関係を、予め測定しておいた配管容量
(大,中,小)毎に表したものである。この図からも明
らかなように配管容量が小さい程、急激に圧力が上昇し
た後所定の供給圧力に落ちつき、配管容量が大きくなる
に従って供給圧力までの圧力上昇の度合いが滑らかにな
る。従って、配管容量はガス流路遮断手段30が復帰し
た後の所定の供給圧力に達するまでの時間と圧力差とを
測定することで、配管容量=f(時間,圧力差)の関係
から推定することができる。本実施例の配管容量推定手
段33は、この原理を用いるもので、ガス流路遮断手段
30(ガス遮断弁13)が復帰した後の所定の供給圧力
に達するまでの時間と圧力差との関係を予め配管容量毎
に表したテーブルを例えばRAM32内に用意し、この
テーブルを参照して経時手段32により得られる時間
(t)とガス圧力検出手段31(圧力センサ15)の検
出結果より得られる圧力差(p)とから配管容量を決定
するものである。
【0016】すなわち、本実施例のガスメータ10にお
ける配管容量推定装置では、図5の流れ図に示したよう
に、ガス流路遮断手段30(ガス遮断弁13)を復帰
(ステップS500)させた後、所定時間(t)経過し
た時点(ステップS501;Y)においてガス圧力検出
手段31の検出結果より得られる圧力差(p)から配管
容量を推定する(ステップS502,503)。図4で
は破線で示すように配管容量は大であると推定できる。
ける配管容量推定装置では、図5の流れ図に示したよう
に、ガス流路遮断手段30(ガス遮断弁13)を復帰
(ステップS500)させた後、所定時間(t)経過し
た時点(ステップS501;Y)においてガス圧力検出
手段31の検出結果より得られる圧力差(p)から配管
容量を推定する(ステップS502,503)。図4で
は破線で示すように配管容量は大であると推定できる。
【0017】このように本実施例のガスメータ10にお
ける配管容量推定装置では、ガス流路遮断手段30(ガ
ス遮断弁13)を復帰させた後の圧力変化の推移により
配管容量を推定するようにしたので、簡単にかつ短時間
に配管容量を推定することができる。
ける配管容量推定装置では、ガス流路遮断手段30(ガ
ス遮断弁13)を復帰させた後の圧力変化の推移により
配管容量を推定するようにしたので、簡単にかつ短時間
に配管容量を推定することができる。
【0018】ところで、このように推定された配管容量
とガス漏れによる圧力低下量との間には図6に示したよ
うな一定の相関関係がある。すなわち、配管容量が小さ
いときおよび大きいときには、いずれも所定時間内の圧
力低下量が小さい状態から多くなるにつれてガス漏れ量
が多くなる。また、同じ圧力降下量の場合には、配管容
量が大きい程ガス漏れ量が多くなる。
とガス漏れによる圧力低下量との間には図6に示したよ
うな一定の相関関係がある。すなわち、配管容量が小さ
いときおよび大きいときには、いずれも所定時間内の圧
力低下量が小さい状態から多くなるにつれてガス漏れ量
が多くなる。また、同じ圧力降下量の場合には、配管容
量が大きい程ガス漏れ量が多くなる。
【0019】従って、ガス圧力検出手段31(圧力セン
サ15)を用いて圧力降下量によりガス漏れの判断を行
う内管漏洩検査方法において、上述のように推定された
配管容量を判断材料として加味することにより、ガス漏
れ量の把握が可能になり、漏洩検査をより正確に行うこ
とができる。
サ15)を用いて圧力降下量によりガス漏れの判断を行
う内管漏洩検査方法において、上述のように推定された
配管容量を判断材料として加味することにより、ガス漏
れ量の把握が可能になり、漏洩検査をより正確に行うこ
とができる。
【0020】次に、内管漏洩検査手段33による具体的
な検査方法について図7および図8を参照して説明す
る。
な検査方法について図7および図8を参照して説明す
る。
【0021】図7はガス流路遮断手段30(ガス遮断弁
13)が一旦駆動され、ガス流路が遮断された後に復帰
され、再度駆動されて遮断された後の経過時間とガス流
路内の圧力との関係を表すもので、Aはガス漏れ無しの
正常時の状態、Bは微少ガス漏れ有りの異常時の状態を
それぞれ示している。この図からも明らかなように、正
常時(A)のときには圧力(P0 )が殆ど変化しないの
に対して、ガス漏れ有りの異常時(B)のときには経過
時間と共に圧力が減少する。本実施例のガスメータ10
では、所定時間(T1 )経過した時点における、正常時
の圧力(P0 )よりも低い適宜の圧力値が基準圧力(P
1 )として予めRAM22に記憶されており、再遮断後
の圧力値がこの基準圧力(P1 )まで低下したか否かに
より微少ガス漏れがあったか否かが判断される。
13)が一旦駆動され、ガス流路が遮断された後に復帰
され、再度駆動されて遮断された後の経過時間とガス流
路内の圧力との関係を表すもので、Aはガス漏れ無しの
正常時の状態、Bは微少ガス漏れ有りの異常時の状態を
それぞれ示している。この図からも明らかなように、正
常時(A)のときには圧力(P0 )が殆ど変化しないの
に対して、ガス漏れ有りの異常時(B)のときには経過
時間と共に圧力が減少する。本実施例のガスメータ10
では、所定時間(T1 )経過した時点における、正常時
の圧力(P0 )よりも低い適宜の圧力値が基準圧力(P
1 )として予めRAM22に記憶されており、再遮断後
の圧力値がこの基準圧力(P1 )まで低下したか否かに
より微少ガス漏れがあったか否かが判断される。
【0022】従って、ガス漏れが発生しガス流路遮断手
段(ガス遮断弁13)30が駆動されてガス流路が遮断
された場合には、まず図8の流れ図に示したように、ガ
ス漏れ箇所が復旧された後にガス流路遮断手段30が復
帰される(ステップS601)ことは従来と同様であ
る。この漏洩検査方法では、復帰後、所定の時間の後
に、ガス流路遮断手段(ガス遮断弁13)30を再度駆
動してガス流路を遮断する(ステップS602)。次い
で、この状態でガス圧力検出手段31(圧力センサ1
5)の検出結果を所定時間(T1 )監視し(ステップS
603)、圧力値が予め設定した値(P1 )まで低下し
たか否かを判断する(ステップS604)。そして圧力
値が予め設定した値(P1 )まで減少していない場合
(N)には正常(ガス漏れ無し)と判断し、ガス流路遮
断手段(ガス遮断弁13)30を復帰させてガス流路を
開放する(ステップS606)。一方、圧力値が予め設
定した値(P1 )以下に低下している(ステップS60
4:Y)場合には異常(ガス漏れ有り)と判断し(ステ
ップS607)、図示しないランプを点滅させる等によ
りその旨を報知する(ステップS608)。
段(ガス遮断弁13)30が駆動されてガス流路が遮断
された場合には、まず図8の流れ図に示したように、ガ
ス漏れ箇所が復旧された後にガス流路遮断手段30が復
帰される(ステップS601)ことは従来と同様であ
る。この漏洩検査方法では、復帰後、所定の時間の後
に、ガス流路遮断手段(ガス遮断弁13)30を再度駆
動してガス流路を遮断する(ステップS602)。次い
で、この状態でガス圧力検出手段31(圧力センサ1
5)の検出結果を所定時間(T1 )監視し(ステップS
603)、圧力値が予め設定した値(P1 )まで低下し
たか否かを判断する(ステップS604)。そして圧力
値が予め設定した値(P1 )まで減少していない場合
(N)には正常(ガス漏れ無し)と判断し、ガス流路遮
断手段(ガス遮断弁13)30を復帰させてガス流路を
開放する(ステップS606)。一方、圧力値が予め設
定した値(P1 )以下に低下している(ステップS60
4:Y)場合には異常(ガス漏れ有り)と判断し(ステ
ップS607)、図示しないランプを点滅させる等によ
りその旨を報知する(ステップS608)。
【0023】このような方法により内管漏洩検査を行う
ことができる。この方法ではガス流路遮断手段(ガス遮
断弁13)30を復帰させた後、所定の時間経過した後
に再度ガス流路遮断手段(ガス遮断弁13)30を駆動
してガス流路を遮断するものであり、ガス流路遮断手段
(ガス遮断弁13)30を復帰させた後、所定の時間経
過するまでの間に、本実施例における配管容量推定装置
によって配管容量を自動的に推定することができる。従
って、この配管容量の推定値を加味してガス器具の使用
状況に応じたより正確なガス漏れの判断がより容易にな
る。
ことができる。この方法ではガス流路遮断手段(ガス遮
断弁13)30を復帰させた後、所定の時間経過した後
に再度ガス流路遮断手段(ガス遮断弁13)30を駆動
してガス流路を遮断するものであり、ガス流路遮断手段
(ガス遮断弁13)30を復帰させた後、所定の時間経
過するまでの間に、本実施例における配管容量推定装置
によって配管容量を自動的に推定することができる。従
って、この配管容量の推定値を加味してガス器具の使用
状況に応じたより正確なガス漏れの判断がより容易にな
る。
【0024】なお、上記実施例においては、配管容量推
定手段33により配管容量を自動的に推定するようにし
たが、この推定値を図示しない表示部に表示させるよう
にしてもよい。
定手段33により配管容量を自動的に推定するようにし
たが、この推定値を図示しない表示部に表示させるよう
にしてもよい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明のガスメータ
における配管容量推定装置によれば、ガス遮断手段が復
帰した後のガス圧力検出手段により検出されるガス圧力
の時間推移からガス流路遮断手段の下流側における配管
容量を推定するようにしたので、ガス流路遮断手段の下
流側における配管容量を短時間にかつ容易に推定でき、
より正確なガス漏れ検査が可能になるという効果を奏す
る。
における配管容量推定装置によれば、ガス遮断手段が復
帰した後のガス圧力検出手段により検出されるガス圧力
の時間推移からガス流路遮断手段の下流側における配管
容量を推定するようにしたので、ガス流路遮断手段の下
流側における配管容量を短時間にかつ容易に推定でき、
より正確なガス漏れ検査が可能になるという効果を奏す
る。
【図1】本発明の一実施例に係るガスメータの概略構成
を表す断面図である。
を表す断面図である。
【図2】図1のガスメータにおける制御部とその周辺の
構成を表すブロック図である。
構成を表すブロック図である。
【図3】図1のガスメータにおける配管容量推定機能を
説明するための機能ブロック図である。
説明するための機能ブロック図である。
【図4】図1のガスメータにおける遮断弁復帰後の圧力
変化の推移状況を表す特性図である。
変化の推移状況を表す特性図である。
【図5】図1のガスメータによる配管容量推定動作を説
明するための流れ図である。
明するための流れ図である。
【図6】配管容量および遮断弁復帰後の圧力降下量とガ
ス漏れ量との相関関係を説明するための図である。
ス漏れ量との相関関係を説明するための図である。
【図7】図1のガスメータのガス流路を遮断した後、遮
断弁を復帰し、再度ガス流路を遮断した後の経過時間と
圧力との関係を表す特性図である。
断弁を復帰し、再度ガス流路を遮断した後の経過時間と
圧力との関係を表す特性図である。
【図8】図1のガスメータの内管漏洩検査動作を説明す
るための流れ図である。
るための流れ図である。
10 ガスメータ
13 ガス遮断弁(双方向弁)
14 ガス流量計
15 圧力センサ
16 制御部
30 ガス流路遮断手段(ガス遮断弁13)
31 ガス圧力検出手段(圧力センサ15)
32 経時手段(タイマ23)
33 配管容量推定手段
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平7−24660(JP,A)
特開 平7−27591(JP,A)
特開 昭63−139227(JP,A)
実開 昭62−126743(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F17D 1/00 - 5/08
G01M 3/28
F16L 55/00
Claims (2)
- 【請求項1】 ガス流路を遮断すると共に復帰可能なガ
ス流路遮断手段と、 このガス流路遮断手段の設置位置より下流側のガス流路
におけるガス圧力を検出するためのガス圧力検出手段
と、 前記ガス流路遮断手段の復帰時において前記ガス圧力検
出手段により検出されるガス圧力の時間推移を測定する
ための経時手段と、 前記ガス流路遮断手段の復帰時において前記ガス圧力検
出手段により検出されるガス圧力の時間推移から前記ガ
ス流路遮断手段の下流側における配管容量を推定する配
管容量推定手段とを備えたことを特徴とするガスメータ
における配管容量推定装置。 - 【請求項2】 前記配管容量推定手段は、前記ガス流路
遮断手段が復帰した後の所定の供給圧力に達するまでの
時間と圧力差との関係を予め配管容量毎に表したテーブ
ルを有し、前記経時手段により得られる時間と前記ガス
圧力検出手段の検出結果より得られる圧力差から前記テ
ーブルを参照して配管容量を決定することを特徴とする
請求項1記載のガスメータにおける配管容量推定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03444995A JP3445677B2 (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | ガスメータにおける配管容量推定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03444995A JP3445677B2 (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | ガスメータにおける配管容量推定装置 |
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