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JP3444503B2 - 油圧駆動機械の制御装置 - Google Patents

油圧駆動機械の制御装置

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Publication number
JP3444503B2
JP3444503B2 JP06861193A JP6861193A JP3444503B2 JP 3444503 B2 JP3444503 B2 JP 3444503B2 JP 06861193 A JP06861193 A JP 06861193A JP 6861193 A JP6861193 A JP 6861193A JP 3444503 B2 JP3444503 B2 JP 3444503B2
Authority
JP
Japan
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pressure
hydraulic pump
hydraulic
operation amount
value
Prior art date
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Application number
JP06861193A
Other languages
English (en)
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JPH06280807A (ja
Inventor
藤寿 高村
徹矢 中山
秀樹 悪七
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP06861193A priority Critical patent/JP3444503B2/ja
Priority to DE4491979T priority patent/DE4491979T1/de
Priority to GB9519171A priority patent/GB2291987B/en
Priority to PCT/JP1994/000491 priority patent/WO1994023213A1/ja
Priority to US08/531,942 priority patent/US5630317A/en
Publication of JPH06280807A publication Critical patent/JPH06280807A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3444503B2 publication Critical patent/JP3444503B2/ja
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  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパワーショベル等の建設
機械を含む油圧駆動機械の制御装置に関し、特に流量操
作弁の操作量の一定操作量当たりの作業機アクチュエー
タの駆動速度の変化量を、油圧駆動機械の運転状態に応
じて変化させることができる制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来にあって、建設機械の作業内容に応
じた操作レバーの操作性を得るべく、油圧ポンプの吐出
圧と作業機アクチュエータの負荷圧との差圧を、外部よ
り指示された作業種類を示す作業モードに応じて変化さ
せるよう制御する技術が、たとえば特開平2−7690
4号公報に開示されている。
【0003】この公報記載の技術は、「通常作業」モー
ドから「微操作」モードに作業モードの変更がなされる
と、上記差圧が「通常作業」時よりも小さくなり、操作
レバーの一定操作量当たりの作業機アクチュエータの駆
動速度の変化量が「通常作業」時よりも小さくなり、
「微操作」モードに適合した、より細やかな作業をなし
得ることができるというものである。
【0004】この種の制御方式として、また特開平2−
164941号公報に開示されたものがあり、エンジン
の回転数の低下に応じて上記差圧を小さくするよう制御
することにより、エンジン回転の低下に応じて小さくな
るいわゆるメータリング領域を大きくしてやり(逆にい
うと回転数低下に応じて大きくなるデッドバンドを小さ
くしてやり)、操作レバーの操作性の向上を図らんとし
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、これら従
来技術は、作業モードあるいはエンジン回転に応じて差
圧を変化させ、これにより操作レバー操作量対作業機ア
クチュエータ速度の関係(以下「操作特性」という)を
変化させ、操作レバーの操作性を改善しようとする制御
方式ではあるが、作業モードあるいはエンジン回転に応
じて一義的に差圧を変化させているだけにすぎなくエン
ジンの出力トルクと油圧ポンプの吸収トルクとをマッチ
ングさせるという前提でなされたものではない。
【0006】したがって、エンジンの出力トルクに制限
のある油圧パワーショベル等にそのまま適用すると、作
業機にかかる負荷が大きくなったときにエンスト等が発
生して作業が継続できないという不都合が招来すること
になる。
【0007】本発明はこうした実状に鑑みてなされたも
のであり、エンジンの出力トルクと油圧ポンプの吸収ト
ルクとをマッチングさせつつ上記差圧を制御すること
で、エンスト等の不具合も防止され、操作性の向上も図
ることができる装置を提供することをその目的としてい
る。
【0008】
【課題の解決するための手段】そこで、この発明の主た
る発明では、原動機により駆動される油圧ポンプと、該
油圧ポンプの吐出圧油が圧油供給路を介して供給される
ことにより駆動される複数の油圧アクチュエータと、前
記圧油供給路に設けられ、前記複数の作業機アクチュエ
ータに対して供給される圧油の流量を操作量に応じて制
御する複数の流量制御弁とを有し、前記油圧ポンプの吐
出圧力と前記複数の作業アクチュエータの負荷圧力との
差圧が設定された値になるように前記油圧ポンプの吐出
流量を制御するようにした油圧駆動機械の制御装置にお
いて、前記原動機の回転数と前記油圧ポンプの吐出圧力
または前記複数の作業機アクチュエータの負荷圧力と前
記複数の流量制御弁の各操作量をそれぞれ検出するとと
もに、前記原動機の目標回転数に基づいて前記油圧ポン
プの吸収トルクを設定し、前記複数の流量制御弁の各操
作量の検出値が小さくなるほど前記油圧ポンプの吐出圧
力または前記複数の作業機アクチュエータの負荷圧力が
大きくなるように当該圧力検出値を補正し、これら補正
圧力と回転数と各操作量および設定値に応じて前記差圧
設定値を変化させるようにしている。また、原動機によ
り駆動される油圧ポンプと、該油圧ポンプの吐出圧油が
圧油供給路を介して供給されることにより駆動される複
数の油圧アクチュエータと、前記圧油供給路に設けら
れ、前記複数の作業機アクチュエータに対して供給され
る圧油の流量を操作量に応じて制御する複数の流量制御
弁とを有し、前記油圧ポンプの吐出圧力と前記複数の作
業アクチュエータの負荷圧力との差圧が設定された値に
なるように前記油圧ポンプの吐出流量を制御するように
した油圧駆動機械の制御装置において、前記原動機の回
転数と前記油圧ポンプの吐出圧力または前記複数の作業
機アクチュエータの負荷圧力と前記複数の流量制御弁の
各操作量をそれぞれ検出するとともに、前記原動機の目
標回転数に基づいて前記油圧ポンプの吸収トルクを設定
し、前記複数の流量制御弁の各操作量の検出値が小さく
なるほど前記油圧ポンプの吸収トルクが小さくなるよう
に当該吸収トルク設定値を補正し、これら検出値および
補正された当該吸収トルク設定値に応じて前記差圧設定
値を変化させるようにしている。
【0009】
【作用】すなわち、かかる構成によれば、原動機の回転
数と油圧ポンプの吐出圧力または複数の作業機アクチュ
エータの負荷圧力と複数の流量制御弁の各操作量がそれ
ぞれ検出されるとともに、原動機の目標回転数に基づい
て油圧ポンプの吸収トルクが設定され、これら各検出値
および設定値に応じて差圧設定値が変化する。このよう
に油圧ポンプの吸収トルクが考慮されて差圧が変化する
ので、エンスト等の不具合が発生して作業が継続できな
いという事態が防止される。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る油圧駆動
機械の制御装置の実施例について説明する。なお、実施
例では油圧駆動機械としてパワーショベルを想定してい
る。
【0011】図1はパワーショベルの作業機のうち2種
類の作業機(ブームおよびアーム)を駆動する作業機油
圧回路の構成を示している。なお、実施例では図面の煩
雑を避けるために2種類の作業機にそれぞれ対応する2
つの操作弁のみを示している。
【0012】同図に示すように可変容量型油圧ポンプ2
はエンジン1によって駆動され、斜板駆動用のレギュレ
ータ12のピストン12aの移動に応じてその斜板2a
の傾転角が変化される。そして、この斜板2aの傾転角
の変化に応じて油圧ポンプ2の1回転当たりの吐出流量
D(cc/rev)が変化される。エンジン1には該エ
ンジン1の回転数(r・p・m)ωEを検出する回転セ
ンサ32が付設されており、この回転センサ32の検出
信号ωEはコントローラ33に加えられる。
【0013】油圧ポンプ2の吐出圧油は、管路9および
該管路9を分岐する管路9a、9bを介して操作弁7、
8にそれぞれ供給される。操作弁7、8は図示せぬ操作
レバーの操作量S1、S2に応じてスプールが駆動され、
このスプールの移動量に応じて各操作弁の開口面積A
1、A2が変化し、その変化に応じた流量の圧油が作業機
アクチュエータたる油圧シリンダ3、4にそれぞれ供給
される。このとき操作弁7から流出される圧油は管路3
a、3bを介して油圧シリンダ3の伸張側のシリンダ
室、縮退側のシリンダ室にそれぞれ供給され、油圧シリ
ンダ3をそれぞれ伸張、縮退させる。
【0014】同様に操作弁8から流出される圧油は管路
4a、4bを介して油圧シリンダ4の伸張側のシリンダ
室、縮退側のシリンダ室に供給され、油圧シリンダ4を
それぞれ伸張、縮退させる。
【0015】操作弁7、8は位置N、M、Lからなり、
中立位置Nではポンプ2から吐出される圧油が流入する
ポンプポートはクローズ状態であり、切換位置Nから切
換位置L、Mまでの途中の状態では操作弁を流れる圧油
はスプールに設けられたロットリングの可変の絞り20
で絞られる。また、切換位置L、Mでは絞り20は一定
の面積になっているとともに、各位置で油圧シリンダ
3、4の負荷圧、つまり管路3a、3b、4aおよび4
bにそれぞれ配設された減圧弁25a、25b、26a
および26bの出口側の圧力がポートRを介してチェッ
ク弁21、22にそれぞれ導かれる。
【0016】チェック弁21はパイロット管路23aに
接続され、このパイロット管路23aはパイロット管路
23bに接続されている。パイロット管路23bにはチ
ェック弁22が接続されている。そして、パイロット管
路23bはパイロット管路24に接続されている。よっ
てパイロット管路24には、油圧シリンダ3、4のうち
高圧PLS側の圧油がチェック弁21、22のいずれかを
通過して導かれることになる。パイロット管路24は減
圧弁25a、25b、26aおよび26bのバネ位置側
に接続されており、結局、減圧弁25a、25b、26
aおよび26bのバネ位置側には油圧シリンダ3、4の
高圧側の負荷圧PLSが加えられることになる。バネに対
向する側には減圧弁の入口側の圧油、つまり操作弁7、
8の出口側の圧力がパイロット圧として加えられてい
る。なお、管路10は操作弁7、8の圧油をタンク11
にリリーフすべく設けられている。
【0017】定容量型油圧ポンプ34は所定圧力の圧油
を吐出するものであり、この吐出圧油は管路35、制御
弁36(いわゆる「LS−EPC弁」と称されるもの)
を介して制御弁37のパイロットポート37aに制御圧
Pcの圧油として供給される。ここで、制御弁36は、
電磁ソレノイド36aに対してコントローラ33から加
えられる制御信号に応じて弁位置が変化され、これによ
って上記パイロットポート36aに供給される圧油の流
量が変化される。
【0018】なお、管路35には、リリーフ弁38が配
設されていて、油圧ポンプ34の吐出圧油の圧力がリリ
ーフ弁38で設定された圧力以上の圧力になると、リリ
ーフ弁38によりリリーフされる。
【0019】油圧ポンプ2の吐出側の管路9はパイロッ
ト管路14に分岐され、このパイロット管路14はレギ
ュレータ12の小径側のシリンダ室に接続されるととも
に、制御弁37のパイロットポート37bに接続されて
いる。パイロット管路23bは延長されて制御弁37の
バネ37dが位置されている側のパイロットポート37
cに接続されている。このため、制御弁37のバネ37
dが無い側の端部には油圧ポンプ2の吐出圧Ppおよび
制御弁36からの制御圧Pcが、また制御弁37の他方
のバネ37dがある側の端部には油圧シリンダ3、4の
負荷圧のうち高圧側の圧力PLSがパイロット圧として、
またバネ37dの付勢力がオフセット圧として加えられ
る。そして制御弁37では、該制御弁37の各端部に加
えられる圧力の差圧に応じて弁位置が切り換えられ、切
換位置に応じた吐出量の圧油がレギュレータ12の大径
側のシリンダ室に供給または排出され、斜板2aの傾転
角が制御される。
【0020】この場合、油圧ポンプ圧Ppとシリンダ負
荷圧PLSとの差圧ΔPLSが、後述するような設定値に保
持されるように斜板2aの傾転角が制御されることにな
る。この場合、差圧ΔPLSの設定値は、上記制御圧P
c、つまりコントローラ33から電磁ソレノイド36a
に加えられる制御信号に応じて変化される。
【0021】このとき圧力Pp、PLSと油圧ポンプ2の
吐出量(容積)Dの関係は下記(1)式で表される。
【0022】D=C・A・√(Pp−PLS) …(1) ここでCは定数であり、Aは絞り20の開口面積であ
る。
【0023】さて、エンジン1には燃料噴射ポンプ38
とガバナ39が併設されている。ガバナ39の燃料コン
トロールレバー39aはモータ40で駆動され、該レバ
ー39aの駆動位置は位置センサ41で検出される。位
置センサ41の検出信号はモータ40を駆動制御する際
のフィードバック位置信号としてコントローラ33に加
えられる。
【0024】スロットルダイヤル42はエンジン1の目
標回転数を設定するものであり、目標回転数ωTHに応じ
たスロットル信号はコントローラ33に加えられる。ま
た、モニタパネル43はパワーショベルで行われる作業
モードM、つまり「重堀削」モードM1、「堀削」モー
ドM2、「整正」モードM3、「微操作」モードM4を選
択、指示するものであり、選択された作業モードM1、
M2、M3、M4を示す信号がコントローラ33に加えら
れる。
【0025】また、管路14にはポンプ圧力センサ44
が配設されており、このセンサ44によって管路14内
の圧油の圧力、つまり油圧ポンプ2の吐出圧油Ppが検
出される。この検出値Ppはコントローラ33に加えら
れる。
【0026】また、操作弁7、8には、それぞれ操作ス
トローク量(以下「操作量」という)S1、S2を検出す
る操作量センサ45、46が配設されており、検出値S
1、S2はコントローラ33に加えられる。
【0027】コントローラ33は、入力された各種信号
に基づいてモータ40に対して駆動制御信号を出力し、
エンジン1の出力トルクを制御する。すなわち、図2に
示すように、入力された目標回転数ωTHとエンジン回転
センサ32で検出された現在のエンジン回転数ωEとに
応じたレギュレーションラインl1、l2、l3…が設定
されるようモータ40に駆動制御信号が加えられ、燃料
コントロールレバー39aが作動されることになる。
【0028】一方、コントローラ33は、入力された各
種信号に基づいて後述するような演算処理を実行して、
その結果得られた制御信号を制御弁36のソレノイド3
6aに出力し、制御弁37、レギュレータ12を介して
油圧ポンプ2の斜板2aの傾転角、つまり油圧ポンプ2
の吐出量D(cc/rev)を制御する。
【0029】この場合、コントローラ33は油圧ポンプ
の後述するように吸収馬力を一定値にする制御信号を出
力している。すなわち、油圧ポンプ2の吸収馬力が、入
力された作業モードM1…に応じた一定馬力となるよう
な制御信号を制御弁36に出力し、制御弁37を介して
油圧ポンプ2の斜板2aを制御する。このようにして、
現在の負荷状態に応じて、最も効率のよい点にマッチン
グ点が移動することになる(図2のF参照)。一方、コ
ントローラ33は、後述するようにして設定された差圧
ΔPLSが得られるような制御信号を出力している。すな
わち、コントローラ33は、上記ポンプ吸収馬力の制御
とともに差圧の制御も同一の制御信号により行ってお
り、この場合、制御弁36のソレノイド36aに加える
制御信号に応じて制御弁37のパイロットポート37a
に加えられる制御圧Pcが変化し、これによって差圧Δ
PLSが変化される。この実施例では、この差圧ΔPLSを
後述するような各種制御態様に応じて変化させること
で、操作弁7、8の図示せぬ操作レバーの操作性向上を
図っている。
【0030】以下、かかる差圧ΔPLSの可変制御の内容
について詳述する。
【0031】・第1の制御 この第1の制御では、エンジン1の回転数ωEと油圧ポ
ンプ2の吐出圧力Pp、つまり作業機アクチュエータ
3、4の負荷圧力PLSと操作弁7、8の各操作量S1、
S2とをそれぞれ検出するとともに、エンジン1の目標
回転数ωTHおよび上記検出回転数ωEに基づき油圧ポン
プ2の吸収トルクτを等馬力制御にしたがい設定し、こ
れら各検出値およびトルク設定値τに応じて差圧ΔPLS
を変化させることで、油圧ポンプ2の吸収トルクを制限
する制御を行ないエンスト等の不具合の発生を防止しつ
つ、しかも良好なレバー操作性をも得ようとするもので
ある。
【0032】一般的に、エンジン1の回転数ωEと油圧
ポンプ2の吐出圧力Ppと操作弁7、8の開口面積の総
和Aと油圧ポンプ2の吸収トルクτと差圧ΔPLSとの間
には、下記(2)式のような関係が成立する。
【0033】 √(ΔPLS)=ωE・τ/(k・Pp・A) …(2) ここで、 A=ΣA1〜An (1〜nは各操作弁を意味し、この実施例ではA1+A2
となる)である。上記(2)式は以下のようにして得ら
れる。すなわち、油圧ポンプ2の吐出量Q(cc/mi
n)と容積Dとの間には、 Q=D・ωE という関係が成立し、またポンプ2の吸収トルクτは、 τ=D・Pp=τ(ωE、ωTH) と表される。そして前記した(1)式より、 Q=C・A・√(ΔPLS) が成立する。よって、これら式よりQ、Dを消去するこ
とにより上記(2)式を得る。なお、ポンプ吐出圧Pp
とアクチュエータ負荷圧PLSは実質的には同じなので、
上記(2)式におけるPpに替わりにPLSを使用する実
施も可能である。
【0034】一方、油圧ポンプ2の吐出量Qの最大値
は、エンジン1の最大回転時において各操作弁7、8を
最大操作量まで操作したときに、自ずと決定される。そ
こで、この吐出量Qの最大値を予め求めておき、対応す
る最大差圧をΔPLSmaxとして、上記(2)式によって
得られる差圧ΔPLSが最大差圧ΔPLSmaxを越えないよ
うにする必要がある。結局、差圧ΔPLSは、 ΔPLS=min({ ωE・τ/(k・Pp・A)}2、ΔPLSmax) …(3) によって求められる。上記(3)式におけるωE・τ/
(k・Pp・A)のωE、Pp、Aは、対応する各センサ
の検出値より得ることができ、τはエンジン1の目標回
転数ωTHと検出回転数ωEに基づき油圧ポンプ2の吸収
トルクτを等馬力制御にしたがい設定することで得られ
る。なお、開口面積総和Aは操作量センサ45、46の
各出力S1、S2の和として得るようにしてもよく、また
操作量センサ45、46の出力S1、S2のいずれか大き
い方の値として得るようにしてもよい。
【0035】ここで、前述したように作業モードM1…
に応じて設定される馬力は異なり(図2に示す等馬力線
は異なり)、これによって設定される吸収トルクτも異
なってくるので、(2)式の右辺ωE・τ/(k・Pp・
A)を各作業モードM1…ごとに、エンジン回転数ωE…
を変数とする関数として複数用意しておき、選択された
作業モードM1…に対応する関数を選択し、選択した関
数にしたがって差圧ΔPLSを演算するようにしてもよ
い。
【0036】さらに、上記関数ωE・τ/(k・Pp・
A)を、作業機アクチュエータ3、4の駆動状態ごと
に、つまりいずれの作業機がいずれの方向に駆動された
かに応じて用意しておくことも可能である。たとえばブ
ーム上昇時では負荷が大きく、吸収トルクτは大きく設
定される必要があり、またバケット動作時では比較的負
荷が小さく、吸収トルクτは小さく設定してもよいとい
う具合に設定されるべき吸収トルクの大きさは駆動状態
ごとに異なるからである。なお、いずれの作業機がいず
れの方向に駆動されたかは操作量検出センサ45、46
の出力に基づき検出することができる。
【0037】また、上記最大差圧ΔPLSmaxも、選択さ
れた作業モードM1…および作業機アクチュエータ7、
8の駆動状態によって異なるので、それらに応じて決定
しておくこともできる。
【0038】よって、この第1の制御では、選択された
作業モードM1…および操作量センサ45、46で検出
された現在駆動されているアクチュエータ3、4の種類
およびその駆動方向に応じて上記関数が選択され、エン
ジン回転数ωE…等をこの選択された関数に代入するこ
とにより上記(2)式の差圧ΔPLSが求められる。一
方、選択された作業モードM1…および操作量センサ4
5、46で検出された現在駆動されているアクチュエー
タ3、4の種類およびその駆動方向に応じて差圧最大値
ΔPLSmaxが求められ、上記(3)式によって小さい方
の差圧ΔPLSが求められ、この求められた差圧ΔPLSを
得るための制御信号が制御弁36に対して出力されるこ
とになる。
【0039】図3の操作特性(a)、(c)は、この第
1の制御による、操作量S1、S2と作業機アクチュエー
タ駆動速度v1、v2との関係をそれぞれ負荷が小さい場
合、負荷が大きい場合について示したものであり、上記
(2)式より負荷Ppが大きくなるほど差圧ΔPLSが小
さくなるので、負荷Ppが大きくなったとしても特性
(a)からデッドバンドの大きい特性(b)に移行する
ことなく、傾きの小さい特性(c)に移行され、これに
より負荷Ppが小さい場合の特性(a)と同様にデッド
バンドは小さいままであり、良好な操作性が維持され
る。しかも、油圧ポンプ2の吸収トルクの等馬力制御も
同時に行われるので、エンスト等の不具合も生じること
もない。なお、図3の破線で示す特性(b)は上記
(2)式に基づかない制御を行った場合のものであり、
負荷が大きいときにトルク制限を受けることによりデッ
ドバンドが広がり操作性が悪化しているのがわかる。
【0040】・第2の制御 上記第1の制御では上記(2)式にしたがい差圧ΔPLS
を変化させているので、作業機の現在かかっている負荷
に適合した良好な操作性を得ることができるが、この第
2の制御では、上記(2)式の負荷Ppを補正してより
精度のよい制御を行おうとするものである。
【0041】ところで、図4(c)はポンプ吐出圧Pp
とポンプ吐出量Qとの関係を示したものであり、一般的
に開口面積の総和Aが小さいほど、つまり操作レバーの
操作量S1、S2が小さいほどPQカーブにかかるため
に、実圧力Ppの変動によりGに示すように流量Qの変
動が生じてしまい、これが差圧の変動となって顕われ操
作性に悪影響を与えることとなっている。
【0042】結局、図4(a)に示すように、この第2
の制御ではポンプ吐出圧の検出値Ppを開口面積総和A
が小さくなるほど破線H、一点鎖線Iで示すように除々
に吐出圧Pp´が大きくなるように検出値Ppを補正する
ようにしている。同図(a)において実線Jは開口面積
総和Aが最大値Amaxとなっている場合の検出値Ppと補
正値Pp´との関係を示したものであり、開口面積総和
Aが最大のときは操作性の悪化は生じないので検出値P
pには補正を行っていない。そして、開口面積総和Aが
最小値Aminよりも大きく最大値Amaxよりも小さいとき
には破線Hのごとく上記補正を行い、開口面積総和Aが
最小値Aminのときには一点鎖線Iのごとく補正量を破
線Hの場合よりも大きくして操作性の悪化に対応してい
る。
【0043】なお、検出値Ppが大きくなるほど補正量
を小さくしているのは、図4(c)より明らかなように
ポンプ圧Ppが大きいほど流量Qの変動幅が小さくなる
ので、差圧の変動は小さくなり補正を余り行わなくても
よいという理由によるものである。
【0044】また、図4(a)の内容を図4(b)のご
とく、ポンプ圧検出値Ppと開口面積総和Aと補正値Pp
´との関係を3次元マップKとして表し、この3次元マ
ップKにしたがい補正を行うようにしてもよい。
【0045】よって、この第2の制御では、図4(a)
または同図(b)の内容がコントローラ33内の図示せ
ぬメモリ内に予め記憶されておかれる。そしてポンプ圧
力センサ44の検出値Ppおよび操作量センサ45、4
6の検出値S1、S2とに基づいて上記図4の(a)また
は(b)における、対応する補正値Pp´が読み出され
る。この場合、開口面積総和Aは操作量S1、S2の総和
より求めてもよく、また操作量S1、S2のうち大きい方
として求めるようにしてもよい。
【0046】そして、こうした得られた補正値Pp´を
用いて、上記(3)式は、 ΔPLS=min({ ωE・τ/(k・Pp´・A)}2、ΔPLSmax) …(4) と補正され、この補正差圧ΔPLSを得るための制御信号
が制御弁36に対して出力される。この結果、操作レバ
ーの微速度領域における操作性がより向上することとな
る。
【0047】・第3の制御 上記第1の制御では上記(2)式にしたがい差圧ΔPLS
を変化させているので、作業機の現在かかっている負荷
に適合した良好な操作性を得ることができるが、この第
3の制御では上記(2)式における吸収トルクτを補正
してより精度のよい制御を行おうとするものである。
【0048】さて、(2)式は、PQカーブ上の吸収ト
ルクτを越えないように差圧ΔPLSを求める式である。
したがってPQカーブによる馬力制限にかからない、操
作レバー操作量が小さいときには、吸収トルクτ(最大
値)以下のトルクでエンジン出力とポンプ負荷とはマッ
チングしており、レバーストローク分の流量を流しても
よい状態となっている。そこで、操作量の検出値S1、
S2が小さいほど吸収トルクが小さくなるように(2)
式におけるトルクτをτ´に補正することで対応してい
る。
【0049】よって、この第3の制御では、開口面積総
和の検出値Aが小さくなるほどトルクτを小さくするよ
う補正値τ´を求める演算式等がコントローラ33内の
図示せぬメモリ内に予め記憶されておかれる。そして、
操作量センサ45、46の検出値S1、S2と上記記憶内
容とに基づいて上記補正値τ´が演算等される。この場
合、開口面積総和Aは操作量S1、S2の総和より求めて
もよく、また操作量S1、S2のうち大きい方として求め
るようにしてもよい。
【0050】そして、補正トルクτ´を用いて、上記
(3)式は、 ΔPLS=min({ωE・τ´/(k・Pp´・A)}
2、ΔPLSmax)・・・(5) と補正され、補正された差圧ΔPLSが求められる。そし
て、この求められた補正差圧ΔPLSを得るための制御信
号が制御弁36に対して出力され、微速度領域における
操作性がより向上することになる。
【0051】以上説明したようにこの実施例によれば、
エンジンの回転数と油圧ポンプの吐出圧力と操作弁の各
操作量をそれぞれ検出するとともに、油圧ポンプの吸収
トルクを設定し、これら各検出値および設定トルクと差
圧ΔPLSとの間に成立する所定の関係にしたがい差圧Δ
PLSを変化させるようにしたので、現在の作業状態に適
合した最適なレバー操作性が得られ、作業効率を飛躍的
に向上させることができる。
【0052】なお、この実施例では図2に示すように油
圧ポンプ2を等馬力制御する場合を想定して説明した
が、エンジンの出力トルクと油圧ポンプの吸収トルクと
をマッチングさせることができる制御であればよく、油
圧ポンプ2を定トルク制御する場合にも当然適用可能で
ある。
【0053】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
エンジンの出力トルクと油圧ポンプの吸収トルクとをマ
ッチングさせつつ差圧を制御するようにしたので、エン
スト等の不具合が解消され、操作性も同時に向上すると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る油圧駆動機械の制御装置の
実施例における作業機油圧回路の構成を示す回路図であ
る。
【図2】図2は、エンジン回転数とエンジンの出力トル
クとの関係を、示すグラフである。
【図3】図3は実施例における操作レバーの操作量と作
業機アクチュエータの駆動速度との関係を示すグラフで
ある。
【図4】図4はポンプ吐出圧を操作弁の開口面積の総和
に応じて補正する実施例を説明するために用いたグラフ
である。
【符号の説明】
2 油圧ポンプ 3 油圧シリンダ 4 油圧シリンダ 7 操作弁 8 操作弁 12 レギュレータ 33 コントローラ 36 制御弁 37 制御弁 44 ポンプ圧力センサ 45 操作量センサ 46 操作量センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F15B 11/16 F15B 11/16 Z (72)発明者 悪七 秀樹 神奈川県平塚市四ノ宮2597 株式会社 小松製作所 エレクトロニクス事業本部 電子システム事業部内 (56)参考文献 特開 平5−10269(JP,A) 特開 平4−136509(JP,A) 特開 平3−51502(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F15B 11/00 - 11/22 F04B 49/00 - 49/24 E02F 9/20 - 9/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原動機により駆動される油圧ポンプと、該
    油圧ポンプの吐出圧油が圧油供給路を介して供給される
    ことにより駆動される複数の油圧アクチュエータと、前
    記圧油供給路に設けられ、前記複数の作業機アクチュエ
    ータに対して供給される圧油の流量を操作量に応じて制
    御する複数の流量制御弁とを有し、前記油圧ポンプの吐
    出圧力と前記複数の作業アクチュエータの負荷圧力との
    差圧が設定された値になるように前記油圧ポンプの吐出
    流量を制御するようにした油圧駆動機械の制御装置にお
    いて、 前記原動機の回転数と前記油圧ポンプの吐出圧力または
    前記複数の作業機アクチュエータの負荷圧力と前記複数
    の流量制御弁の各操作量をそれぞれ検出するとともに、
    前記原動機の目標回転数に基づいて前記油圧ポンプの吸
    収トルクを設定し、前記複数の流量制御弁の各操作量の
    検出値が小さくなるほど前記油圧ポンプの吐出圧力また
    は前記複数の作業機アクチュエータの負荷圧力が大きく
    なるように当該圧力検出値を補正し、これら補正圧力と
    回転数と各操作量および設定値に応じて前記差圧設定値
    を変化させるようにした油圧駆動機械の制御装置。
  2. 【請求項2】原動機により駆動される油圧ポンプと、該
    油圧ポンプの吐出圧油が圧油供給路を介して供給される
    ことにより駆動される複数の油圧アクチュエータと、前
    記圧油供給路に設けられ、前記複数の作業機アクチュエ
    ータに対して供給される圧油の流量を操作量に応じて制
    御する複数の流量制御弁とを有し、前記油圧ポンプの吐
    出圧力と前記複数の作業アクチュエータの負荷圧力との
    差圧が設定された値になるように前記油圧ポンプの吐出
    流量を制御するようにした油圧駆動機械の制御装置にお
    いて、 前記原動機の回転数と前記油圧ポンプの吐出圧力または
    前記複数の作業機アクチュエータの負荷圧力と前記複数
    の流量制御弁の各操作量をそれぞれ検出するとともに、
    前記原動機の目標回転数に基づいて前記油圧ポンプの吸
    収トルクを設定し、前記複数の流量制御弁の各操作量の
    検出値が小さくなるほど前記油圧ポンプの吸収トルクが
    小さくなるように当該吸収トルク設定値を補正し、これ
    ら検出値および補正された当該吸収トルク設定値に応じ
    て前記差圧設定値を変化させるようにした油圧駆動機械
    の制御装置。
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