JP3443448B2 - インバータ装置 - Google Patents
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- JP3443448B2 JP3443448B2 JP06129594A JP6129594A JP3443448B2 JP 3443448 B2 JP3443448 B2 JP 3443448B2 JP 06129594 A JP06129594 A JP 06129594A JP 6129594 A JP6129594 A JP 6129594A JP 3443448 B2 JP3443448 B2 JP 3443448B2
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- General Induction Heating (AREA)
- Inverter Devices (AREA)
Description
デンサからなる共振回路への通断電をスイッチング素子
のオンオフ制御により行って共振コイルに高周波出力を
発生させるインバータ回路を備えたインバータ装置に関
する。
ンバータ装置においては、共振コイルとしての加熱コイ
ルと共振コンデンサとにより構成される共振回路とトラ
ンジスタなどのスイッチング素子および逆導通用のフラ
イホールダイオードとを組み合わせてなる所謂シングル
エンド形式のインバータ回路を備えたものがあり、トラ
ンジスタをオンオフ動作させて共振回路に共振電流を発
生させ、これにより加熱コイルに高周波出力を与えるよ
うにしている。
に対応してオンオフ動作させるので、そのオンタイミン
グがずれるとスイッチング素子の端子間に過電圧が印加
されて素子が破壊に至る場合がある。したがって、この
ような過電圧破壊からスイッチング素子を保護するため
に、スイッチング素子のオンタイミングを適切に設定す
る必要がある。
処すべく、例えば特公昭58−36473号公報に示さ
れるようなインバータ装置が考えられている。すなわ
ち、このものは、スイッチング素子としてのトランジス
タのコレクタ電圧が直流電源電圧に達したことを検出
し、その結果に基づいて所定時間後にベースドライブ電
流を与えるようにしたものである。
タのコレクタにかかる電圧がゼロになるタイミングを検
出するのではなく、直流電源電圧の変動に対応してスイ
ッチング素子のオンタイミングを設定することにより、
様々な負荷条件に対応して安定な発振状態を得ようとす
るものである。
されるインバータ装置においては、スイッチング素子の
端子電圧を検出してその端子電圧を積分しておき、スイ
ッチング素子の端子電圧とその積分電圧とを比較して端
子電圧が積分電圧よりも低下したときにスイッチング素
子を導通させるように構成している。このような構成と
することにより、インバータ回路の発振周波数が変化し
た場合でも、これに追随してそのときの積分電圧を変化
させることができるので、スイッチング素子のオンタイ
ミングを一定に保ってスイッチング素子のオン動作時の
スイッチングロスを低くすることができ、動作効率の向
上を図ることができるものである。
来構成のものでは、次のような不具合がある。すなわ
ち、第1に、両方式共に、スイッチング素子のオンタイ
ミングを端子電圧に基づいて決定する構成としているた
め、例えば、雷サージなどのサージ電圧が直流電源回路
に重畳された場合には、そのサージ電圧により、直流電
源回路に設けられたチョークコイルを介して平滑コンデ
ンサが充電されるため、これによってインバータ回路の
入力電圧が急激に上昇してしまう。サージ電圧は一般に
立ち上がり時間が数μsec程度の非常に速いもので、
誘導加熱時の発振周期(たとえば数十μsec程度)に
比べて速い立ち上がりとなっている。
ョークコイルと平滑コンデンサとによって共振するため
に直流電源回路は高圧の高調波成分が重畳された直流電
圧を出力するようになる。したがって、スイッチング素
子がオンとなったときに加熱コイルに流れる電流の大き
さは正常状態の場合に比べて数倍程度大きい値となるの
で、スイッチング素子がオフされたときには加熱コイル
と共振コンデンサによりなる共振回路の共振電圧も大き
くなるため、スイッチング素子の端子電圧の振幅が非常
に大きい値となる。しかも、雷サージによる共振で発生
する高調波のタイミングによって共振電圧が変動すると
いう不具合がある。
に示されたものにおいては、直流電源回路の出力電圧が
急激に変動することと、スイッチング素子のコレクタ電
圧が変動することにより、スイッチング素子のオンタイ
ミングが乱れてしまうため、ひいてはスイッチング素子
が破壊に至る虞がある。また、特公昭61−42392
号公報に示されたものにおいては、スイッチング素子の
コレクタ電圧を積分していることから、発振周期毎に変
動するコレクタ電圧に追随した積分電圧を得ることがで
きなくなり、上述同様にしてスイッチング素子のオンタ
イミングが乱れることによって破壊に至る虞がある。
瞬時停電の発生や、単相3線式配線の構成におけるアー
ス電源ラインの断線事故などの発生によって生ずる電源
電圧の急激な変動によっても、上述と同様にしてスイッ
チング素子のオンタイミングの乱れが発生する不具合が
ある。
流回路により交流電源を全波整流した出力を平滑回路に
より平滑して直流出力電圧を得る構成としているが、実
際には、直流出力電圧は交流電源を全波整流したときの
波形に応じて変動した出力となっているので、交流電源
入力のゼロクロス時点では直流電源回路の出力が数ボル
ト程度の非常に低い値に低下する。一方、スイッチング
素子のオン状態における飽和電圧も数ボルト程度である
から、加熱コイルに実際に印加される電圧は、直流電源
回路の出力電圧とスイッチング素子がオンしたときの飽
和電圧との差となるので、前述した従来構成のようなス
イッチング素子の端子電圧を検出する方式のものでは、
正確なオンタイミングを得るための電圧検出が難しく、
この結果としてスイッチング素子のオンタイミングがず
れてしまう虞がある。
する時に、スイッチング素子のオン時間を非常に短く設
定した状態とし、その後、徐々にオン時間を長くするよ
うに制御するいわゆるスロースタート方式があるが、こ
のとき、オン時間が短いと加熱コイルに発生する共振電
圧の振幅が小さくなるため、従来構成のものでは、オン
タイミングの設定が正確に行えなくなってスイッチング
素子のオンタイミングがずれてしまう虞がある。
で、その目的は、簡単な構成としながら、直流電源回路
にサージ電圧が印加されて直流電源回路の出力電圧が急
変する場合や、直流出力電圧が小さい場合や、あるい
は、スイッチング素子のオン時間が非常に短く設定され
る場合においても、スイッチング素子のオンタイミング
を適正に設定することができて、スイッチング素子のオ
ン時における過電圧破壊を防止でき、これにより安定し
た発振状態が得られるインバータ装置を提供することに
ある。
は、出力段に平滑コンデンサが接続された直流電源回路
と、この直流電源回路の直流出力を高周波電力に変換す
るように設けられ、共振コイルと、この共振コイルと共
に共振回路をなす共振コンデンサと、前記直流電源回路
の出力端子間に前記共振コイルを直列に介して接続され
たスイッチング素子と、このスイッチング素子に逆並列
接続された整流素子とを備えたインバータ回路と、前記
スイッチング素子のオフ時に前記共振コンデンサに流れ
る共振電流の変化を検出する共振電流位相検出手段と、
この共振電流位相検出手段の検出出力を入力し、共振コ
ンデンサから共振コイルに流れる共振電流の最大値を呈
するときの位相がゼロクロス位相となる出力信号を生成
する移相回路と、この移相回路の出力信号のゼロクロス
位相の検出時点に基づいて得られる前記スイッチング素
子のオフ時の端子間電圧がほぼゼロとなる期間内に設定
する前記スイッチング素子のオンタイミングであって前
記スイッチング素子を実際にオンさせるタイミングに対
して回路構成上で発生する遅延時間(ΔT)だけ遅れる
ことを考慮したタイミングを設定するオンタイミング設
定手段とを具備したところに特徴を有する。
手段を、共振コンデンサに流れる共振電流を分流する検
出用コンデンサを設けて、その検出用コンデンサの電流
の変化を検出することにより前記共振コンデンサの共振
電流の変化を検出する構成としても良い。
用コンデンサの電流の変化を検出する検出用抵抗を設け
て、その検出用抵抗の端子電圧に基づいて共振コンデン
サの共振電流の変化を検出する構成とすることもでき
る。
振コイルに共振コンデンサを並列に接続した状態とし、
検出用コンデンサを、直流電源回路の平滑コンデンサを
介した状態で共振コンデンサの共振電流の変化を検出す
るように設けた構成としても良い。
ンデンサの共振電流を検出する変流器を設けて、この変
流器の検出出力に基づいて前記共振電流の変化を検出す
るように構成することができる。
バータ回路においては、スイッチング素子がオンされる
と共振コイルに直流電源回路から給電されるようにな
り、この後、スイッチング素子がオフされた時点では、
直流電源回路からの給電が停止されても共振コイルに流
れていた電流は急激にゼロにならず、共振回路を構成し
ている共振コンデンサ側に共振電流として流れ込むよう
になる。そして、この共振電流により共振コンデンサの
端子電圧が所定の電圧まで上昇すると、今度は共振コン
デンサ側から共振コイル側に逆に共振電流が流れるよう
になる。
子の端子間電圧がゼロになるまで共振コンデンサの端子
電圧が低下すると、その後は、スイッチング素子に逆並
列に接続された整流素子に順方向に電圧がかかることに
なるので、共振コンデンサの端子電圧はそれ以上低下す
ることがなくなって共振コンデンサから共振コイルに流
れ込む電流はゼロとなる。しかし、共振コイルにおいて
は、共振電流が急激にゼロになることはなく、その時点
からは直流電源および整流素子を介した経路から電流が
流れ続けるようになる。
振コイルに向けて流れる共振電流の最大値を呈するとき
の位相を、共振電流位相検出手段の検出信号を移相して
ゼロクロス位相で検出し、オンタイミング設定手段は、
共振電流位相検出手段により検出される共振コンデンサ
の共振電流の変化の検出信号に基づいて得られるスイッ
チング素子のオフ時の端子間電圧が設定値以下となる期
間内において前記スイッチング素子のオンタイミングを
設定するので、発振制御手段はその設定されたオンタイ
ミングと所定の発振周波数に対応したオン時間でスイッ
チング素子をオンオフ制御を行うようになる。これによ
り、スイッチング素子は、毎回共振電流に基づいた端子
間電圧が最小となるオンタイミングでオン動作されるよ
うになり、過電圧による破壊を防止して常に適切なオン
タイミングで共振動作を行なわせることができるように
なる。
が重畳された場合でも、スイッチング素子のオン時に過
電圧が印加されることがなくなって、スイッチング素子
が破壊に至る虞がなく、確実に動作状態を保持させるこ
とができる。また、直流電源を交流電源を整流平滑して
生成する場合に、その直流電源回路の出力電圧が交流電
源の周波数に応じて低くなる場合でも、あるいは、設定
周波数に応じたスイッチング素子のオン時間が非常に短
く設定される場合でも、スイッチング素子に印加される
電圧を常に最小に設定した状態でオン動作させることが
でき、スイッチング素子の過電圧破壊を防止できるよう
になる。
共振電流位相検出手段により、共振コンデンサの共振電
流を検出用コンデンサに分流してその電流の変化を検出
するので、共振コンデンサに流れる共振電流そのものよ
りも小さい電流を検出することができ、電流容量の小さ
い電流検出手段を用いた構成とするこができるようにな
る。
共振電流位相検出手段により、共振コンデンサの共振電
流を検出用コンデンサに分流すると共に、その検出用コ
ンデンサに流れる電流を検出用抵抗の端子電圧に基づい
て検出するので、簡単な構成で共振電流の変化を検出す
ることができる。この場合、検出用抵抗は、分流される
電流が共振コンデンサの共振電流と位相がずれない程度
の抵抗値を設定することで共振電流の位相を支障なく検
出することができる。
共振回路を共振コイルに共振コンデンサを並列に接続し
た状態として構成した場合に、その共振コンデンサに流
れる共振電流は検出用コンデンサを共振コンデンサに並
列に接続することで得られるが、検出用コンデンサを直
流電源回路の平滑コンデンサを含んだ状態で接続した場
合でも、平滑コンデンサが交流的に短絡されているのと
同等と見なせるので、共振電流を検出することができる
ようになる。そして、このように検出用コンデンサを接
続することにより、例えば、共振コンデンサの端子間に
接続する場合に比べて、一端側をアースする構成とする
ことができるようになるので、共振電流の位相を検出す
るための電気的構成を簡単なものとすることができる。
共振電流位相検出手段において、共振コンデンサを流れ
る共振電流を変流器を設けることにより検出することが
できる。また、その変流器を検出用コンデンサを設ける
構成とした場合にはその検出用コンデンサの電流を検出
するように設けることにより、直接共振電流を検出する
場合に比べて小さい容量のものを使用することができる
ようになる。
装置に適用した場合の第1の実施例について図1ないし
図3を参照して説明する。電気的構成を示す図1におい
て、商用電源1の出力端子は入力コンデンサ2の両端子
間に接続されると共にダイオードをブリッジ接続してな
る全波整流回路3の交流入力端子間に接続されている。
全波整流回路3の正の出力端子3aはチョークコイル4
を介して直流電源ライン5aに接続され、負の出力端子
3bは直流電源ライン5bに接続されている。直流電源
ライン5a,5b間には平滑コンデンサ6が接続されて
いる。そして、全波整流回路3,チョークコイル4およ
び平滑コンデンサ6により直流電源回路7が構成されて
いる。
ンデンサ9と共に共振回路10を構成するもので、この
共振回路10とスイッチング素子としてのIGBT(絶
縁ゲート・バイポーラ・トランジスタ;Insulated gate
bipolar transistor )11および整流素子としてのフ
ライホイールダイオード12とからインバータ回路13
が構成されている。なお、加熱コイル8の部分には、図
示しないトッププレーとを介して調理用のステンレス鍋
Aが載置されるようになっており、加熱コイル8に通電
される高周波電流によってステンレス鍋Aに誘導電流が
流れてその抵抗損によってステンレス鍋Aを加熱するよ
うになっている。直流電源ライン5aは加熱コイル8お
よびIGBT11を介して直流電源ライン5bに接続さ
れており、共振コンデンサ9は加熱コイル8に並列に接
続され、フライホイールダイオード12はIGBT11
に逆並列接続されている。
力設定部14は、入力電流を検出する変流器15,入力
電流検出回路16,入力設定回路17および入力比較回
路18とから構成されており、商用電源1からの入力電
流を検出し、あらかじめ設定された入力電流レベルとの
差を演算して出力側に入力設定信号として出力する。こ
の場合、入力電流検出回路16は、商用電源1の一方の
出力ラインに設けられた変流器15の検出信号に基づい
て入力電流レベルを検出する。入力比較回路18は、入
力設定回路17に設定された入力レベルと入力検出回路
16により検出された入力電流レベルとを比較してその
差に相当するレベルの入力設定信号を出力するようにな
っている。
としての変流器20,オンタイミング設定手段としての
位相検出回路21,発振回路22,発振制御手段として
の出力制御回路23および駆動回路24から構成されて
おり、共振コンデンサ9の共振電流に基づいて後述する
ようにしてIGBT11のオンタイミングおよびオン時
間を設定するように構成されている。変流器20は共振
コンデンサ9の共振電流を検出するように設けられてお
り、位相検出回路21は変流器20の検出信号に基づい
てその負の電流のピーク値を示す位相検出信号を出力す
るように構成されている。
力される位相検出信号に基づいてIGBT11に対する
オンタイミングを各周期毎に設定するのこぎり波信号と
して出力する。出力制御回路23は、発振回路22から
出力されるのこぎり波信号と入力比較回路18から出力
される入力設定信号と比較してIGBT11のオンタイ
ミングとオン時間を設定する制御信号として駆動回路2
4を介してIGBT11のゲートに出力するようになっ
ている。
成を示すもので、次のように構成される。位相検出回路
21の入力端子21a,21b間には変流器20が接続
されている。この位相検出回路21において、入力端子
21a,21b間には抵抗25が接続されており、入力
端子21bはアースされている。また、入力端子21a
は抵抗26およびコンデンサ27からなる移相回路28
を介して入力端子21bに接続されている。
とコンデンサ27との共通接続点)は、抵抗29を介し
て比較回路30の非反転入力端子に接続されている。比
較回路30の非反転入力端子は、図示極性の保護用ダイ
オード31を介して定電圧出力端子VCCに接続される
と共に、図示極性の保護用ダイオード32を介してアー
スされており、反転入力端子はアースされている。ま
た、比較回路30の出力端子はプルアップ抵抗33を介
して定電圧出力端子VCCに接続されると共に、発振回
路22の入力端子22aに接続されている。
コンデンサ34および抵抗35からなる微分回路36を
介して定電圧出力端子VCCに接続されており、その出
力端子36aは比較回路37の非反転入力端子に接続さ
れている。比較回路37の非反転入力端子は図示極性の
保護用ダイオード38を介して定電圧出力端子VCCに
接続されており、反転入力端子は抵抗39を介して定電
圧出力端子VCCに接続されると共に抵抗40を介して
アースされている。
子は、抵抗42,43を直列に介して定電圧出力端子V
CCに接続されると共に、コンデンサ44を介してアー
スされている。抵抗42と43との共通接続点は図示極
性の逆流阻止用ダイオード45を介して比較回路37の
出力端子に接続されている。また、比較回路41の非反
転入力端子は抵抗46を介して定電圧出力端子VCCに
接続されると共に、抵抗47を介してアースされてい
る。比較回路41の出力端子は、比較回路37の出力端
子に接続されると共に、抵抗48を介して非反転入力端
子に接続されている。
成されているもので、その比較回路49の反転入力端子
は比較回路41の反転入力端子に接続されており、比較
回路49の非反転入力端子は入力設定部14の入力比較
回路18の出力端子に接続されている(図1も参照)。
また、比較回路49の出力端子は駆動回路24の入力端
子に接続されている。
部の電流,電圧の時間変化を示す波形図をも参照して説
明する。まず、インバータ回路13の発振動作について
説明する。すなわち、後述するオンタイミングTonで
駆動回路24から「H」レベルのゲートオン信号Vj
(図3(j)参照)が出力されると、IGBT11はオ
ン動作して加熱コイル8に直流電源回路7の出力電圧V
DCが印加されるようになる。これにより、加熱コイル
8には、同図(a)に示すように、徐々に電流値が増加
するような電流Iaが流れるようになる。このとき、I
GBT11には同図(b)に示す電流Ib(図1中、I
GBT11に流れる電流をIb1とし、フライホイール
ダイオード12に流れる電流をIb2としている)が流
れる。
るオフタイミングToffでゲートオン信号Vjの出力
が「L」レベルに反転すると(同図(j)参照)、IG
BT11はオフして加熱コイル8から流れ込む電流Ia
を遮断するようになる。ところが、加熱コイル8におい
ては、いま流れていた電流Iaが急激にゼロにならず、
その電流Iaは共振電流Icとして共振コンデンサ9に
流れ込むようになる(同図(c)参照)。そして、この
共振電流Icは、共振コンデンサ9の端子電圧が所定電
圧に達すると、充電電荷が飽和するために逆方向に流す
電流を発生するようになる。
は、同図(d)に示すように、加熱コイル8から共振コ
ンデンサ9に流れ込む電流Icがゼロになる時点T1で
最高になり、この後、共振コンデンサ9から加熱コイル
8に向けて電流Icが流れるようになると、IGBT1
1の端子電圧Vdは低下してゆく。そして、IGBT1
1の端子電圧Vdが直流電源回路7の出力電圧VDCに
等しくなる時点T2、つまり共振コンデンサ9の両端子
間に印加されている電圧がゼロになる時点で、加熱コイ
ル8に流れ込む電流Icが負のピーク値となる。
ロになる時点T3になると、共振コンデンサ9から加熱
コイル8に向けてこれ以上電流Icが流れようとする
と、フライホイールダイオード12がオンするために、
電流Icは停止され、代わってフライホイールダイオー
ド12を介して平滑コンデンサ6側から加熱コイル8に
回生電流Ib2が流れるようになる。
ている期間中の後述するオンタイミングTonで、再び
IGBT11に駆動回路24からゲートオン信号Vjが
与えられるようになってIGBT11がオン動作され、
加熱コイル8に通電するようになる。以下、上述と同じ
動作が繰り返されるようになり、もって加熱コイル8に
高周波電流が通電されるようになり、鍋Aに誘導電流を
発生させてその抵抗損失によって加熱動作が行われるよ
うになる。
11へのゲートオン信号Vjが与えられるようになって
いるので、IGBT11の端子電圧がほぼゼロのときに
オン動作されるようになり、IGBT11はオン動作す
るときに、加熱コイル8側から共振コンデンサ9に流れ
込む充電電流が急激にドレイン・ソース間に流れたり、
あるいは、共振コンデンサ9に充電された電荷が加熱コ
イル8側に流れるときにその充電電流が急激に流れるこ
とがなくなり、破壊に至ることがなくなるのである。
GBT11に与えるゲートオン信号Vjの出力タイミン
グTon,Toffについて以下に詳述する。すなわ
ち、共振コンデンサ9に流れる電流Icは変流器20に
より検出されており、入力電流検出回路16の抵抗25
の端子間にはその電流Icと同位相の検出電圧Vcが得
られる(図3(c)参照)。この検出電圧Vcは移相回
路28により90°遅れるように移相され、電圧Ve
(同図(e)参照)のようになる。
8に向かって流れる電流Icが最大となる時点T2で
は、電圧Veが正の値からゼロになり、時刻T3におい
ては電圧Veは負のピーク値を呈するようになる。比較
回路30においては、電圧Veの出力が正の期間中
「H」レベルの信号Vf(同図(f)参照)を出力する
ようになる。したがって、比較回路30の出力信号Vf
は、電圧Veがゼロになる時点T2で「L」レベルに転
じるようになる。
30から出力される信号Vfを微分回路36にて微分処
理を行い、続いてその出力信号を比較回路37にて所定
の基準電圧と比較して信号Vgを出力するようになる
(同図(g)参照)。この場合、微分回路36は、比較
回路30からの出力信号Vfが「H」レベルから「L」
レベルに変化する時点T2で負側に変化するパルスを生
じるので、比較回路37の非反転入力端子への入力信号
のレベルが基準電圧よりも低下するようになって、その
出力信号Vgとして、「H」レベルの出力状態で時刻T
2において短時間の「L」レベルのパルス信号を出力す
るようになる。
「H」レベルの状態では、コンデンサ44は抵抗43,
42を介した時定数で定電圧出力端子VCCから充電動
作が行われているので、コンデンサ44の端子電圧Vh
は時間の経過と共に徐々に上昇する状態となっている
(同図(h)参照)。比較回路41の非反転入力端子に
は、定電圧出力端子VCCの電圧を抵抗46,47,4
8よりなる回路で分圧した電圧が印加されており、コン
デンサ44の端子電圧Vhがその電圧を超えるまでは比
較回路41は「H」レベルの信号を出力している。
「L」レベルに反転すると、コンデンサ44の充電電荷
が抵抗42およびダイオード45を介して急激に放電さ
れるようになり、このとき比較回路41の出力端子は
「L」レベルに反転される。すると、比較回路41の非
反転入力端子への入力電圧も低くなるので、コンデンサ
44の端子電圧Vhがそのときの電圧値に低下するまで
放電動作を継続した後、再び充電動作が開始されるよう
になる。
はコンデンサ44の容量値と抵抗42,43の抵抗値と
により設定され、放電の時定数はコンデンサ44の容量
値と抵抗42の抵抗値とにより設定されるので、放電動
作は急速に行われ、充電動作はそれよりも遅い速度で行
われる。そして、以後、比較回路37から出力される負
のパルス信号の周期で上述の充放電の動作を繰り返すよ
うになり、コンデンサ44の端子電圧Vhが図3(h)
に示すようなのこぎり歯状の信号として出力されるよう
になる。
較回路49により、入力設定部14の入力比較回路18
から出力される入力設定信号VSのレベルに対して、コ
ンデンサ44の端子電圧Vhが大きくなるタイミング
(時刻TS〜TEの間)で「H」レベルの制御信号Vi
を出力するようになる(同図(i)参照)。この制御信
号Viは、駆動回路24を介してIGBT11に与えら
れるようになるが、このとき、駆動回路24において
は、駆動信号Vjを生成するときに回路構成上で発生さ
れる所定の遅延時間ΔTだけ遅れたタイミングで出力さ
れるようになる。したがって、このようにして得られた
駆動信号Vjの立ち上がりタイミングが前述したIGB
T11のオンタイミングTonとなり、立下りタイミン
グがオフタイミングToffとなるのである。上述の遅
延時間ΔTの値は、回路定数を変化させることにより、
適宜大きく設定するように調整可能な値である。
る入力設定信号VSは、次のようにして設定される。入
力電流を検出する変流器15の出力信号は入力電流検出
回路16に入力され、ここで、商用電源1から直流電源
回路7側に入力される電流のレベルが検出される。ま
た、入力設定回路17には、加熱コイル8による設定加
熱量に応じたレベルの信号が入力されている。そして、
入力比較回路18は、入力電流検出回路16の検出信号
と入力設定回路17の設定信号とのレベルを比較してそ
れらの差の値に相当する入力設定信号VSを出力するの
である。これにより、入力比較回路18からは、設定加
熱量に対する実際の加熱量の偏差に相当する入力設定信
号VSが出力制御回路23に出力されるようになり、常
に、設定加熱量に対応した入力設定信号VSが出力され
るのである。
1のオフ期間中に共振コイル9に流れる共振電流を変流
器20により検出し、位相検出回路21により、そのI
GBT11を端子電圧Vdが設定値以下であるゼロとな
る時点でオンさせるようにオンタイミングTonを設定
するようにしたので、IGBT11のオンタイミングを
共振電流の位相のみに基づいて設定することができ、し
たがって、入力電圧や負荷変動等の急激な変化にも対応
して常にIGBT11のオン動作時点で印加される電圧
を常に最小となるようにすることができるようになる。
のサージ電圧が重畳された場合でも、そのときの電圧レ
ベルの変動による悪影響を受けることなくオンタイミン
グが設定されるようになり、IGBT11のオン動作時
の過電圧破壊を防止して確実に発振動作を行わせること
ができるようになる。また、直流電源回路7の出力電圧
VDCつまりインバータ回路13の入力電圧が小さい場
合でも、常に正確なオンタイミングを設定できる。さら
に、インバータ回路13をスロースタートする場合のよ
うにIGBT11のオン期間が短い場合や急な変化をす
る場合でも常に正確なオンタイミングを設定できるよう
になる。
BT11のオンタイミングを直流電源回路7の出力電圧
VDCや、IGBT11の端子電圧Vdの積分電圧に基
づいて設定する構成ではないので、発振制御部19の全
体の回路構成を簡単且つ安価なものとすることができ、
しかも、部品のばらつき等による悪影響を低減すること
ができるようになる。
出信号に基づいてIGBT11のオンタイミングTon
を設定するときに、位相検出回路21により、共振コン
デンサ9から加熱コイル8に流れる共振電流が最大とな
る位相つまり、共振電流Icの負のピーク値の位相を検
出する構成とし、さらに、その負のピーク値の位相を移
相回路28を用いて90°移相した信号のゼロクロス位
相を検出することにより得るように構成し、そのゼロク
ロス位相の検出時点T2に基づいて所定の遅延時間を存
してオンタイミングTonを設定するようにしたので、
簡単な構成としながら、IGBT11のオンタイミング
を確実に設定することができるようになる。
で、以下、第1の実施例と異なる部分について説明す
る。すなわち、本実施例においては、共振回路10を構
成する共振コンデンサ9は、その両端子が加熱コイル8
と平滑コンデンサ6との直列回路に接続されており、そ
の共振コンデンサ9には検出用コンデンサ50および検
出用抵抗51の直列回路が並列に接続されている。
は、共振コンデンサ9の容量に比して非常に小さい値に
設定されており、また、検出用抵抗51の抵抗値は共振
コンデンサ9のインピーダンスに比して非常に小さい値
に設定されている。したがって、検出用コンデンサ50
に分流される共振電流は共振コンデンサ9に流れる共振
電流Icに比べて非常に小さくなり、その検出用コンデ
ンサ50に分流された共振電流を検出用抵抗51に発生
する端子電圧から検出するようになっている。
ンデンサ9が、第1の実施例における共振コンデンサ9
に対して平滑コンデンサ6を含んで加熱コイル8に並列
に接続された構成となっているが、IGBT11のオン
動作により発生する共振電流Icは商用電源1の周波数
に比べて非常に周波数の高い高周波電流であるから、交
流回路的にみると直流電源回路7の平滑コンデンサ6を
短絡しているものと見なせるので、発振動作としては第
1の実施例と全く同様にして動作することがわかる。
デンサ9を流れる共振電流Icを、検出用コンデンサ5
0に分流される同位相の小さい共振電流を電圧信号とし
て検出することができるので、第1の実施例に比べてさ
らに簡単且つ安価な構成とすることができる。
により共振電流の位相をより正確に検出するために、そ
の抵抗値R51を、位相検出回路21の移相回路28に使
用している抵抗25の抵抗値R25に対して非常に小さい
値となるように設定すると共に(R51<<R25)、同じ
く移相回路28のコンデンサ27のインピーダンスX27
(=1/(ωC25))を抵抗25の抵抗値R25より十分
に小さい値となるように設定すれば(X27<<R25)、
それらの値のばらつきによる位相検出誤差を小さくする
ことができるようになる。
ンスX50と検出用抵抗51の抵抗値R51との比の値P50
(=X50/R51)を、移相回路28のコンデンサ27の
インピーダンスX27と抵抗26の抵抗値R26との比の値
P28(=X27/R26)とを同じ値となるように設定する
と(P50=P28)、両者の間のインピーダンス整合がと
れるので、共振電流Icの正確な位相を検出することが
できるようになる。
で、以下、第1および第2の実施例と異なる部分につい
て説明する。すなわち、検出用コンデンサ50および検
出用抵抗51の接続態様は第2の実施例と同様の構成と
し、共振回路10を第1の実施例と同じように加熱コイ
ル8に並列に接続する構成としたものである。
よっても、共振電流Icの検出過程においては、平滑コ
ンデンサ6を交流回路的にみて短絡状態にあるとみなす
ことができることにより、第2の実施例と同様にして共
振電流を検出することができるようになる。また、この
ように、共振回路10が構成されている場合に、その共
振電流を検出用コンデンサ50と検出用抵抗51との直
列回路を、共振コンデンサ9に並列に接続するのではな
く、平滑コンデンサ6を介して接続しているのは、次の
理由による。
抵抗51との直列回路を共振コンデンサ9に並列に接続
して共振電流を分流する構成とした場合には、その検出
用抵抗51の端子電圧は直流電源回路7の出力電圧VD
Cとの差の電圧値として得られることになるが、位相検
出回路21においては、本実施例の構成と異なり、アー
ス電位を基準とした電圧検出を行う構成とすることがで
きず、直流電源回路7の出力電圧VDCも検出してそれ
らの差の電圧を検出する構成とする必要があり、全体と
して回路構成が複雑になってしまうからである。
成している場合でも、検出用コンデンサ50と検出用抵
抗51との直列回路を共振コンデンサ9に並列に接続す
る必要がなく、アースレベルを基準とした検出回路構成
とすることができ、検出回路の構成を簡単な構成とする
ことができるのである。
で、第3の実施例と異なるところは、検出用抵抗51に
代えて検出用コンデンサ50に流れる電流を検出する変
流器52を設けたところである。これにより、第3の実
施例と同様にして共振電流を正確に検出できると共に、
共振コンデンサ9を流れる共振電流を直接検出する構成
の第1の実施例と異なり、変流器52の電流容量を検出
用コンデンサ50により分流された低いレベルの共振電
流を検出可能な程度とすることができ、安価な構成とす
ることができるものである。
はなく、以下のように変形あるいは拡張することができ
る。スイッチング素子は、IGBT11以外に、FET
やバイポーラトランジスタなどを用いる構成としても良
い。誘導加熱用のインバータ装置以外に、例えば電子レ
ンジのインバータ装置や、スイッチングレギュレータ等
のインバータ装置にも適用できる。移相回路は必要に応
じて適宜設けることができる。直流電源回路7の平滑回
路は、チョークコイル4に代えて抵抗を用いる構成とす
ることもできる。
タ装置によれば以下のような効果を得ることができる。
すなわち、請求項1記載のインバータ装置によれば、共
振電流位相検出手段によりスイッチング素子のオフ時に
前記共振コンデンサに流れる共振電流の変化を検出する
と共に、移相回路により、共振コンデンサから共振コイ
ルに向けて流れる共振電流の最大値を呈するときの位相
を、共振電流位相検出手段の検出信号を移相してゼロク
ロス位相で検出し、オンタイミング設定手段により共振
電流位相検出手段の検出出力に基づいて前記スイッチン
グ素子のオフ時の端子間電圧が設定値以下となる期間内
において前記スイッチング素子のオンタイミングを設定
するようにしたので、スイッチング素子を、毎回共振電
流に基づいた端子間電圧が最小となるオンタイミングで
オン動作させることができるようになり、例えば、直流
電源にサージ電圧が印加された場合でも、オン時に過電
圧が印加されることがなくなって、スイッチング素子が
破壊に至る虞がなく、確実に動作状態を保持させること
ができる。また、直流電源を交流電源を整流平滑して生
成する場合に、その出力電圧が交流電源の周波数に応じ
て低くなる場合でも、あるいは、設定周波数に応じたス
イッチング素子のオン時間が非常に短く設定される場合
でも、スイッチング素子に印加される電圧を常に最小に
設定した状態でオン動作させることができるという優れ
た効果を奏する。
検出用コンデンサを共振コンデンサに並列に接続し、共
振電流位相検出手段により、共振コンデンサの共振電流
を検出用コンデンサに分流してその電流の変化を検出す
るので、共振コンデンサに流れる電流よりも小さい電流
を検出する構成とするこができ、検出用コンデンサを流
れる共振電流を検出するための電流検出手段を小電流容
量のものとした構成とすることができるという優れた効
果を奏する。
検出用コンデンサに直列に検出用抵抗を接続し、共振コ
ンデンサを流れる共振電流を検出用抵抗の端子電圧に基
づいて検出する構成としたので、簡単な構成で共振電流
の変化を検出することができ、その場合に、検出用抵抗
を、分流される電流が共振コンデンサの共振電流と位相
がずれない程度の抵抗値を設定することで共振電流の位
相を支障なく検出することができるという優れた効果を
奏する。
検出用コンデンサを直流電源回路の平滑コンデンサを含
んだ状態で接続した場合でも、平滑コンデンサが交流的
に短絡されているのと同等と見なせるので、検出用コン
デンサにより共振電流を検出することができ、これによ
り、例えば、共振コンデンサの端子間に接続する場合に
比べて、一端側をアースする構成とすることができるよ
うになるので、共振電流の位相を検出するための電気的
構成を簡単なものとすることができるという優れた効果
を奏する。
共振電流位相検出手段において、共振コンデンサを流れ
る共振電流を変流器により検出するようにしたので、小
容量の変流器を用いる簡単な構成としながらスイッチン
グ素子に過電圧が印加されないようなオンタイミングを
設定することができるという優れた効果を奏する。
図
ための図
路、4はチョークコイル、5a,5bは直流電源ライ
ン、6は平滑コンデンサ、7は直流電源回路、8は加熱
コイル(共振コイル)、9は共振コンデンサ、10は共
振回路、11はIGBT(スイッチング素子)、12は
フライホイールダイオード(整流素子)、13はインバ
ータ回路、14は入力設定部、15は変流器、16は入
力電流検出回路、17は入力設定回路、18は入力比較
回路、19は発振制御部(発振制御手段)、20は変流
器(共振電流位相検出手段)、21は位相検出回路(オ
ンタイミング設定手段)、22は発振回路、23は出力
制御回路、24は駆動回路、28は移相回路、30,3
7,41,49は比較回路、36は微分回路、50は検
出用コンデンサ、51は検出用抵抗、52は変流器であ
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 出力段に平滑コンデンサが接続された直
流電源回路と、 この直流電源回路の直流出力を高周波電力に変換するよ
うに設けられ、共振コイルと、この共振コイルと共に共
振回路をなす共振コンデンサと、前記直流電源回路の出
力端子間に前記共振コイルを直列に介して接続されたス
イッチング素子と、このスイッチング素子に逆並列接続
された整流素子とを備えたインバータ回路と、 前記スイッチング素子のオフ時に前記共振コンデンサに
流れる共振電流の変化を検出する共振電流位相検出手段
と、 この共振電流位相検出手段の検出出力を入力し、共振コ
ンデンサから共振コイルに流れる共振電流の最大値を呈
するときの位相がゼロクロス位相となる出力信号を生成
する移相回路と、 この移相回路の出力信号のゼロクロス位相の検出時点に
基づいて得られる前記スイッチング素子のオフ時の端子
間電圧がほぼゼロとなる期間内に設定する前記スイッチ
ング素子のオンタイミングであって前記スイッチング素
子を実際にオンさせるタイミングに対して回路構成上で
発生する遅延時間(ΔT)だけ遅れることを考慮したタ
イミングを設定するオンタイミング設定手段とを具備し
たことを特徴とするインバータ装置。 - 【請求項2】 共振電流位相検出手段は、 共振コンデンサに流れる共振電流を分流する検出用コン
デンサを備え、 前記検出用コンデンサの電流の変化を検出することによ
り前記共振コンデンサの共振電流の変化を検出するよう
に構成されていることを特徴とする請求項1記載のイン
バータ装置。 - 【請求項3】 共振電流位相検出手段は、 検出用コンデンサの電流の変化を検出する検出用抵抗を
備え、 前記検出用抵抗の端子電圧に基づいて共振コンデンサの
共振電流の変化を検出することを特徴とする請求項2記
載のインバータ装置。 - 【請求項4】 共振回路は、共振コイルに共振コンデン
サを並列に接続した状態に形成され、 検出用コンデンサは、直流電源回路の平滑コンデンサを
介した状態で共振コンデンサの共振電流の変化を検出す
るように設けられていることを特徴とする請求項2また
は3記載のインバータ装置。 - 【請求項5】 共振電流位相検出手段は、 共振コンデンサの共振電流を検出する変流器を備え、 この変流器の検出出力に基づいて前記共振電流の変化を
検出することを特徴とする請求項1,2または4のいず
れかに記載のインバータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06129594A JP3443448B2 (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | インバータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06129594A JP3443448B2 (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | インバータ装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07274534A JPH07274534A (ja) | 1995-10-20 |
JP3443448B2 true JP3443448B2 (ja) | 2003-09-02 |
Family
ID=13167068
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06129594A Expired - Lifetime JP3443448B2 (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | インバータ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3443448B2 (ja) |
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CN106507521B (zh) * | 2015-09-07 | 2022-11-22 | 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 | 电磁加热控制系统的过压过零检测电路 |
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-
1994
- 1994-03-30 JP JP06129594A patent/JP3443448B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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