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JP3443272B2 - 立体映像表示装置 - Google Patents

立体映像表示装置

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JP3443272B2
JP3443272B2 JP07214597A JP7214597A JP3443272B2 JP 3443272 B2 JP3443272 B2 JP 3443272B2 JP 07214597 A JP07214597 A JP 07214597A JP 7214597 A JP7214597 A JP 7214597A JP 3443272 B2 JP3443272 B2 JP 3443272B2
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light
display device
observer
stereoscopic
stereoscopic image
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JP07214597A
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JPH10215466A (ja
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健 増谷
五郎 濱岸
経一 金谷
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/854,174 priority patent/US5986804A/en
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、特殊な眼鏡を用
いることなしに立体映像を観察することができる立体映
像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、特殊な眼鏡を使用しないで立
体映像を表示する装置として、液晶パネル等の表示パネ
ルの表示画面の観察者側にパララックスバリアやレンチ
キュラーレンズ等(分光手段)を配置し、これにより表
示パネルに表示された左眼用の画像と右眼用の画像から
の光を左右に分離して立体映像を表示するものが知られ
ている。
【0003】図28は、パララックスバリアを用いた眼
鏡なし方式の立体映像表示装置の原理を示す図である。
図中、1はバックライト、2は液晶パネル、3はパララ
ックスバリアである。液晶パネル2には左眼用画素Lが
垂直方向に並ぶ列と右眼用画素Rが垂直方向に並ぶ列と
が交互に形成されている。また、パララックスバリア3
は垂直方向に延びるスリット状の開口部3aが多数形成
されており、各開口部3aの間には垂直方向に延びる遮
光部3bが形成されている。なお、前記左眼用画素Lで
構成される左眼用映像と右眼用画素で構成される右眼用
映像との間には、人間が立体映像を感じるだけの両眼視
差がある。
【0004】この立体映像表示装置では、バックライト
1から出射された光は、液晶パネル2を透過する際、左
眼用画素Lを通過した光は左眼用の映像情報により変調
されて左眼用映像光4Lとなり、右眼用画素Rを通過す
る光は右眼用の映像情報により変調されて右眼用映像光
4Rとなる。
【0005】立体映像を観察したい観察者は、頭部を所
定の位置(正視位置)に位置させることにより、左眼5
Lに左眼用映像光4Lを開口部3aを介して入射させ、
右眼5Rに右眼用映像光4Rを開口部3aを介して入射
させることにより、立体映像を認識することができる。
なお、このとき、左眼5Lには右眼用映像光は遮光部3
bで遮断されて入射せず、右眼5Rには左眼用映像光は
遮光部3bで遮断されて入射しない。
【0006】しかしながら、このような立体映像表示装
置では、観察者は、頭部を所定の位置に位置させる必要
があり、上記所定の位置から外れた場合、左眼5Lに右
眼用映像光が入射し、右眼5Rに左眼用映像光が入射し
て、良好な立体映像を認識することができないという問
題が生じる。
【0007】このため、観察者は、立体映像を鑑賞する
ためには、まず、良好に観察することができる正視位置
を見つけ出し、その位置に頭部を固定させる必要があ
る。また、立体映像を鑑賞中に頭部が正視位置から外れ
た場合、頭部を再度正視位置に位置させる必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記従来
例の欠点に鑑みなされたものであり、立体映像を良好に
観察することができる正視位置を容易に見つけ出すこと
ができる立体映像表示装置を提供することを目的とする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の立体映像表示装
置は、左眼用の映像の光と右眼用の映像の光とを左右に
分離して出射して立体映像を表示する立体映像表示装置
において、複数個の光を出射する発光手段と、前記発光
手段の前方に配置され、前記発光手段からの光の一部を
観察者側に通過させる開口部を有する遮光板とからなる
正視位置教示手段とを備え、立体像を観察できる正視位
置における前記観察者の左右の眼に入射される前記発光
手段からの光の第1の状態と、前記正視位置とは異なる
位置における前記左右の眼に入射される前記発光手段か
らの光の第2の状態とが相異するように構成され、 前
記発光手段は、第1の色の光と、前記第1の色の光とは
異なる第2の色の光とを出射し、前記第1の状態を左右
の眼の両方に同じ色の光が入射する状態とし、前記第2
の状態を左右の眼のそれぞれに異なる色の光が入射する
状態としたことを特徴とする。
【0010】このように構成することにより、観察者は
前記発光部から開口部を通って入射する光が、第1の状
態になるように頭部を移動させることにより、正視位置
を見つけ出すことができる。
【0011】また、この発光手段を備えることで、立体
像を観察できる正視位置では左右の眼の両方に同じ色の
光が入射する状態とし、正視位置とは異なる位置では左
右の眼のそれぞれに異なる色の光が入射する状態とな
り、観察者は左右の眼に同じ光が入射するように頭部を
移動させることにより、正視位置を見つけ出すことがで
きる。さらに、正視位置では左右の眼で同じ色の発光体
を見るので、立体映像を鑑賞している際に違和感を感じ
ることがない。
【0012】
【0013】また、前記発光手段は、第1の形状の光
と、前記第1の形状の光とは異なる第2の形状の光を出
射するようにしてもよい。この発光手段を備えること
で、前記第1の状態を左右の眼の両方に同じ形状の光が
入射する状態とし、前記第2の状態を左右の眼のそれぞ
れに異なる形状の光が入射する状態とすると、観察者は
左右の眼に同じ形状の光が入射するように頭部を移動さ
せることにより、正視位置を見つけ出すことができる。
【0014】また、前記第1の状態を左右の眼のそれぞ
れに異なる形状の光が入射する状態とし、前記第2の状
態を左右の眼の両方に同じ形状の光が入射する状態とす
ると、観察者は左右の眼に異なる形状の光が入射される
ように頭部を移動させることにより、正視位置を見つけ
出すことができる。
【0015】前記第1の状態にて入射される光の位置
と、前記第2の状態にて入射される光の位置とが垂直方
向に互いに異なるようにしてもよい。これによって、第
1の状態の光の位置を見ることになるように頭部を移動
させることにより、正視位置を見つけだすこともでき
る。また、前記第1の形状の光と前記第2の形状の光と
は、互いに異なる色であってもよい。
【0016】また、前記遮光板は、複数の開口部が形成
されてもよい。
【0017】また、この発明の立体映像表示装置は、左
眼用の映像の光と右眼用の映像の光とを左右に分離して
出射して立体映像を表示する立体映像表示装置におい
て、光を発する発光手段と、観察者が正視位置から左右
方向に外れると前記光が見えるように遮光部と透光部が
形成された透光/遮光手段と、から成る正視位置教示手
段を備えたことを特徴とする。
【0018】かかる構成であれば、観察者が正視位置か
ら水平方向に外れた場合に、前記光を見るので外れたこ
とに気付き、観察者は前記光が見えないように頭部を左
右に移動させることにより、正視位置を見つけ出すこと
ができる。
【0019】また、この発明の立体映像表示装置は、左
眼用の映像の光と右眼用の映像の光とを左右に分離して
出射して立体映像を表示する立体映像表示装置におい
て、光を発する発光手段と、観察者が正視位置から左右
方向および上下方向に外れると前記光が見えるように遮
光部と透光部が形成された透光/遮光手段と、から成る
正視位置教示手段を備えたことを特徴とする。
【0020】かかる構成であれば、観察者が正視位置か
ら水平方向だけでなく上下方向に外れた場合に、前記光
を見るので外れたことに気付き、観察者は前記光が見え
ないように頭部を上下左右に移動させることにより、正
視位置を見つけ出すことができる。
【0021】また、この発明の立体映像表示装置は、上
述の正視位置教示手段を2組有し、これら2組の正視位
置教示手段を、表示画面と平行に所定距離をおいて配置
し、各々の光が共に見えない略菱形状の領域を正視領域
に対応させて形成するように構成されていることを特徴
とする。
【0022】かかる構成であれば、観察者が正視位置か
ら水平方向だけでなく前後方向に外れた場合に、前記光
を見るので外れたことに気付き、観察者は前記光が見え
ないように頭部を前後左右、或いは前後上下左右に移動
させることにより、正視位置を見つけ出すことができ
る。
【0023】また、この発明の立体映像表示装置は、左
眼用の映像の光と右眼用の映像の光とを左右に分離して
出射して立体映像を表示する立体映像表示装置におい
て、光を発する発光手段と、観察者が正視位置から左右
方向に外れると前記光が見えないように遮光部と透光部
が形成された透光/遮光手段と、から成る正視位置教示
手段を備えたことを特徴とする。
【0024】かかる構成であれば、観察者が正視位置か
ら水平方向に外れた場合に、前記光が見えないので外れ
たことに気付き、観察者は前記光が見えるように頭部を
左右に移動させることにより、正視位置を見つけ出すこ
とができる。
【0025】また、この発明の立体映像表示装置は、左
眼用の映像の光と右眼用の映像の光とを左右に分離して
出射して立体映像を表示する立体映像表示装置におい
て、光を発する発光手段と、観察者が正視位置から左右
方向および上下方向に外れると前記光が見えないように
遮光部と透光部が形成された透光/遮光手段と、から成
る正視位置教示手段を備えたことを特徴とする。
【0026】かかる構成であれば、観察者が正視位置か
ら水平方向だけでなく上下方向に外れた場合に、前記光
が見えないので外れたことに気付き、観察者は前記光が
見えるように頭部を上下左右に移動させることにより、
正視位置を見つけ出すことができる。
【0027】
【0028】
【0029】前記発光手段は、表示画面の一部を用いて
構成されるとともに、左眼用の映像の光と右眼用の映像
の光とを左右に分離する分離手段の構成体を用いて前記
透光/遮光手段が構成されていてもよい。
【0030】かかる構成であれば、前記発光手段として
例えば発光ダイオード等を用い、前記透光/遮光手段と
して例えばスリット板等を用いる構成に比べ、部品点数
を増加させないという利点があるとともに、立体映像表
示装置と一体的に構成されることになるから、表示画面
に対する正視位置教示手段の位置合わせが不要であると
いう利点もある。
【0031】前記発光手段は、正視位置とは異なる位置
における観察者が前記正視位置の方向を観察できるよう
に形成されるようにしてもよい。前記矢印が形成される
ことで、観察者は、矢印を見ることで容易に正視位置を
知ることができる。
【0032】また、本発明の立体映像表示装置は、左眼
用の映像の光と右眼用の映像の光とを左右に分離して出
射して立体映像を表示する立体映像表示装置において、
光を発する発光手段と、前記発光手段の観察者側に設け
られ、前記発光手段からの光を集光して観察者の左右の
眼に導く集光レンズと、前記発光手段と前記集光レンズ
との間に介在され、立体像の正視位置における観察者が
観察できる模様と、正視位置とは異なる位置における観
察者が観察できる模様とが異なるように模様が形成され
た透明シートと、から成る正視位置教示手段を備えるこ
とを特徴とする。
【0033】上述の構成によれば、観察者は、正視位置
において観察できる模様を見ることで、正視位置を容易
に見つけだすことができる。また、集光レンズを用いて
模様を観察することになるので、前記立体映像表示装置
の表示画面と水平方向に前記正視位置から外れる場合だ
けでなく、垂直方向に正視位置から外れた場合も前記正
視位置において観察できる模様を見るように移動するこ
とで、正視位置を見つけだすこともできる。
【0034】また、前記透明シートは、観察者が正視位
置から左右方向および上下方向に外れると、正視位置の
方向を示す矢印を観察できるように前記模様が形成され
てなるようにしてもよい。このように模様を形成するこ
とで、観察者は前記矢印を見て移動することで、容易に
正視位置を見つけだすことができる。
【0035】また、前記透明シートは、前記複数の正視
位置のそれぞれの位置における観察者が観察できる前記
模様が同一となるように前記模様が形成されてなるよう
にしてもよい。
【0036】また、前記透明シートは、前記観察者の移
動に従って観察できる模様が変化するように前記模様が
形成されてなるようにしてもよい。これによって、観察
者は、正視位置の位置を把握することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)以下、図面を参照しつつ本発明の実施
の形態について詳細に説明する。
【0038】図1は、この発明の実施の形態である立体
映像表示装置の外観を示す斜視図である。
【0039】この実施の形態の立体映像表示装置では、
筐体6の前面には立体映像表示する表示画面7が形成さ
れ、上面には正視位置教示手段である正視位置検出部8
が構成されている。前記表示画面7は、従来例で用いた
図28に示すように、バックライト1、液晶パネル2、
パララックスバリア3により構成される立体映像表示デ
ィスプレイである。
【0040】前記正視位置検出部8は、図3の上面図に
示すように、前方に向かって緑色光を発光する緑色発光
ダイオード9Aと、前方に向かって赤色光を発光する赤
色発光ダイオード9Bとが、交互に表示画面7に沿う方
向に並んでいる発光部9と、該発光部9の前方に前記表
示画面と平行に配置された遮光板10とにより構成され
ている。前記遮光板10は中央に縦長のスリット開口部
10aが形成されている。なお、前記緑色発光ダイオー
ド9Aと赤色発光ダイオード9Bとは、発光する光の色
以外は、寸法等全く同じである。
【0041】前記発光部9の各発光ダイオード9A,9
Bと、遮光板10のスリット開口部10aとの位置およ
び寸法は、下記の数1に示す関係となるように形成され
ている。なお、正視位置の幅Aおよび逆視位置の幅B
は、表示画面7を構成する液晶パネル2の画素幅等によ
り決定する。
【0042】
【数1】
【0043】上記構成の正視位置検出部8の各発光ダイ
オード9A,9Bより出射された各色の光は、図2に示
すように、遮光板10のスリット開口部10aを通って
観察者側に向かう。そして、表示画面7に映し出された
立体映像が最も良好に見える表示画面7から所定距離
(適視距離)だけ離れた位置では、緑色光だけが入射す
る緑色領域11Aと赤色光だけが入射する赤色領域11
Bとが形成される。
【0044】このとき、前記緑色領域11A、赤色領域
11Bと、立体映像が良好に見える正視位置と立体映像
が良好に見えない逆視位置との関係は、図2に示すよう
に、観察者が正視位置に位置する場合は、観察者aのよ
うに左右の眼の両方とも、緑色領域11Aに位置する
か、観察者bのように左右の眼の両方とも、赤色領域1
1Bに位置する。また、観察者が逆視位置に位置する場
合は、観察者cのように左眼が緑色領域11Aに位置
し、右眼に赤色領域11Bに位置するか、図示しない
が、右眼が緑色領域11Aに位置し、左眼が赤色領域1
1Bに位置する。
【0045】従って、正視位置に位置する観察者は、左
右の眼に同じ色の光が入射し、逆視位置に位置する観察
者は、左右の眼に異なる色の光が入射する。
【0046】以上のように、上述の実施の形態の立体映
像表示装置では、観察者は正視位置検出部8の遮光板1
0のスリット開口部10aから見える光が、左右の眼と
も同じ色の光になるように頭部を移動させるだけで、容
易に立体映像を良好に観察することができる正視位置を
見つけ出すことができる。
【0047】なお、上述の実施の形態では、観察者の左
右の眼に同じ色の光が入射する位置が正視位置となるよ
うに構成したが、逆に、左右の眼に異なる色の光が入射
する位置が正視位置となるように構成してもよい。
【0048】(実施の形態2) 図4は、実施の形態2の立体映像表示装置において、発
光ダイオードからの光と立体映像の観察位置との関係を
示す模式図である。本実施の形態2の発光部9aは、実
施の形態1の正視位置検出部8の発光部9の構成を変更
したものであり、図2と同一の構成には、同一の符号を
付して説明を省略する。前記発光部9aの各発光ダイオ
ード9A,9Bと遮光板10のスリット開口部10aと
の位置および寸法は、下記の数2に示す関係となるよう
に形成されている。なお、正視位置の幅Aとクロストー
ク・モアレ領域及び逆視領域をから成る正視位置以外の
幅Cは、表示画面7を構成する液晶パネル2の画素幅等
により決定する。
【0049】
【数2】
【0050】上記構成の正視位置検出部8の各発光ダイ
オード9A,9Bより出射された各色の光は、図4に示
すように、遮光板10のスリット開口部10aを通って
観察者側に向かう。そして、表示画面7に映し出された
立体映像が最も良好に見える表示画面7から所定距離
(適視距離)だけ離れた位置では、緑色光だけが入射す
る緑色領域11Aと、赤色光だけが入射する赤色領域1
1Bと、緑色光と赤色光とが両方入射する混色領域11
Cとが形成される。
【0051】このとき、前記緑色領域11A、赤色領域
11B、混色領域11Cと、立体映像が良好に見える正
視位置と立体映像が良好に見えない位置との関係は、図
4に示すように、観察者が正視位置に位置する場合は、
観察者aのように左右の眼の両方とも、緑色領域11A
に位置するか、観察者bのように左右の眼の両方とも、
赤色領域11Bに位置する。また、観察者が立体映像を
良好に見えない位置に位置する場合は、観察者cのよう
に両方の光が観察される領域に位置する。なお、観察者
c1の位置は、正視位置と立体映像が良好に見えない位
置との境界の位置である。
【0052】従って、正視位置に位置する観察者には片
方の色のみが見え、立体映像が良好に見えない位置に位
置する観察者は、両方の色の光が見えることになる。
【0053】以上のように、上述の実施の形態の立体映
像表示装置では、観察者は正視位置検出部8の遮光板1
0のスリット開口部10aから見える光が、左右の眼と
も同じ色の光になるように頭部を移動させるだけで、容
易に立体映像を良好に観察することができる正視位置を
見つけ出すことができる。
【0054】(実施の形態3)図5(a)は、実施の形
態3の立体映像表示装置において、発光ダイオードから
の光と立体映像の観察位置との関係を示す模式図であ
る。本実施の形態3の立体映像表示装置の発光部9a
は、実施の形態1の正視位置検出部8の発光部9にて用
いた赤色の発光ダイオード9Bの代わりに緑色の発光ダ
イオード9Aを用い、全て緑色の発光ダイオード9A
1,9A2,9A3,9A4,9A5を用いた構成であ
る。従って、前記発光部9aの各発光ダイオード9A1
〜9A5と、遮光板10のスリット開口部10aとの位
置及び寸法は、前述の数1に示す関係になるように形成
されている。
【0055】前記発光部9aから出射された各発光ダイ
オード9A1〜9A5の光は、図2又は図5に示すよう
に、遮光板10のスリット開口部10aを通って観察者
側に向かう。そして、表示画面7に写し出された立体映
像が最も良好に見える表示画面から所定距離(適視距
離)だけ離れた位置では、各発光ダイオード9A1〜9
A5の各光がそれぞれ照射される領域11A1〜11A
5が形成される。例えば、図5(a)に示すように、発
光ダイオード9A3からの光は領域11A3に照射さ
れ、発光ダイオード9A2からの光は領域11A2に照
射される。
【0056】このとき、各発光ダイオード9A1〜9A
5からの光が照射される各領域11A1〜11A5と、
立体映像が良好に見える正視位置と立体映像が良好に見
えない逆視位置との関係ついて、図5(a)に示すよう
に、観察者が正視位置に位置する場合は、左右の眼の両
方ともが1つの領域内に位置することになる。これに対
して、観察者が逆視位置に位置する場合は、左右の眼は
それぞれ別の領域内に位置することになる。
【0057】従って、正視位置に位置する観察者の左右
の眼には、1つだけの光が入射され、逆視位置に位置す
る観察者の左右の眼には、2つの光が入射される。
【0058】以上のように、上述の実施の形態の立体映
像表示装置では、遮光板10のスリット開口部10aか
ら見える光が、1つの光になるように頭部を移動させる
だけで、容易に立体映像を良好に観察することができる
正視位置を見つけ出すことができる。
【0059】前述の発光ダイオード9A1〜9A5は、
全て緑色であるので、1つの光を見る正視位置と、2つ
の光を見る逆視位置とより区別するために、図5(b)
に示すように各発光ダイオード9A1〜9A5の位置を
それぞれ上下にずらすように配置してもよい。このよう
に配置することで、逆視位置にて観察者は、はっきりと
2つの光を見ることができる。
【0060】(実施の形態4)図6(a)は、実施の形
態4の立体映像表示装置において、発光ダイオードから
の光と立体映像の観察位置との関係を示す模式図であ
る。実施の形態1では、観察者は、正視位置で1つの光
を見て、逆視位置で異なる2つの光を見る構成であった
が、本実施の形態では、観察者は正視位置で2つの同色
の光を見て、逆視位置で異なる2つの光を見る構成であ
る。従って、正視位置検出部の発光部109の各発光ダ
イオードは、図6(a)に示すように、赤色の発光ダイ
オード109A1,109A2を2つ、緑色の発光ダイ
オード109B3,109B4を2つ、さらに赤色の発
光ダイオード109A5,109A6を2つ順番に配置
した構成である。
【0061】前記発光部109の各発光ダイオード10
9A1,109A2,109A5,109A6、109
B3,109B4と、遮光板110のスリット開口部1
10aとの位置及び寸法は、下記の数3に示す関係にな
るように形成される。
【0062】
【数3】
【0063】上述の構成によって、前記発光部109の
各発光ダイオード109A1,109A2,109A
5,109A6、109B3,109B4から出射され
た各光は、遮光板10のスリット開口部10aを通って
観察者側に向かい、立体映像が最も良好に見える表示画
面7から所定距離(適視距離)だけ離れた位置では、図
6(a)に示すように、各発光ダイオード109A1,
109A2,109A5,109A6、109B3,1
09B4からの光がそれぞれ入射する赤色領域111A
1,111A2,111A5,111A6、緑色領域1
11B3,111B4が形成される。
【0064】このとき、前記赤色領域111A1,11
1A2,111A5,111A6と、緑色領域111B
3,111B4と、立体映像が良好に見える正視位置と
立体映像が良好に見えない逆視位置との関係について、
図6(a)に示すように、観察者が正視位置に位置する
場合は、右の眼が緑色領域111B3に位置し、左の眼
が緑色領域111B4に位置するか、又は、右の眼が赤
色領域111A1又は111A5に位置し、左の眼が赤
色領域111A2又は111A6に位置する。これに対
して、観察者が逆視位置に位置する場合は、右の眼が緑
色領域111B4に位置し、左の眼が赤色領域111A
5に位置するか、又は、右の眼が赤色領域111A2に
位置し、左の眼が緑色領域111B3に位置する。
【0065】従って、正視位置に位置する観察者の左右
の眼には、同じ色の2つの光が入射され、逆視位置に位
置する観察者の左右の眼には、異なる色の2つの光が入
射される。
【0066】以上のように、上述の実施の形態の立体映
像表示装置では、遮光板110のスリット開口部110
aから見える光が、同じ色の2つの光になるように頭部
を移動させるだけで、容易に立体映像を良好に観察する
ことができる正視位置を見つけ出すことができる。
【0067】なお、上述の実施の形態4では、図6
(b)に示すように、赤色の発光ダイオードと緑色の発
光ダイオードとを用いて説明したが、光の色を変える代
わりに光の形を変えるようにしてもよい。また、光の色
及び形を変える代わりに、図6(c)に示すように、同
色の2つの発光ダイオードを1組として、各組ごとに上
下にずらして配置するように構成してもよい。
【0068】なお、上述の実施の形態では、観察者の左
右の眼に同じ色の2つの光が入射する位置が正視位置と
なるように構成したが、逆に、左右の眼に異なる色の2
つの光が入射する位置が正視位置となるように構成して
もよい。また、左右の眼に異なる形状の2つの光が入射
する位置が正視位置となるように構成してもよい。
【0069】(実施の形態5)図7(a)は、実施の形
態5の立体映像表示装置において、発光ダイオードから
の光と立体映像の観察位置との関係を示す模式図であ
る。実施の形態1では、遮光板10のスリット開口部1
0aを1つ設けた構成であるが、本実施の形態5では、
遮光板210に2つのスリット開口部210a,210
bを設け、正視位置検出部208a,208bをそれぞ
れ独立に設けた構成である。そして、スリット開口部2
10a側には、赤色の発光ダイオード209A1と、緑
色の発光ダイオード209B3と、赤色の発光ダイオー
ド209A5とが形成され、スリット開口部210b側
には、赤色の発光ダイオード209A2と、緑色の発光
ダイオード209B4と、赤色の発光ダイオード209
A6とが形成される。なお、正視位置検出部208a,
208bは、それぞれ前記スリット開口部210a,2
10bの位置に合わせて設置することが可能である。
【0070】赤色の発光ダイオード209A1,209
A2,209A5,209A6と、緑色の発光ダイオー
ド209B3,209B4と、遮光板210のスリット
開口部210a,210bとの位置及び寸法は、下記の
数4に示す関係になるように形成される。
【0071】
【数4】
【0072】上述の構成によって、発光ダイオード20
9A1,209B3,209A5から出射された各光
は、遮光板210のスリット開口部210aを通り、発
光ダイオード209A2、209B4,209A6から
出射された各光は、遮光板210のスリット開口部21
0bを通り、立体映像が最も良好に見える表示画面7か
ら所定距離(適視距離)だけ離れた位置では、図7
(a)に示すように、各発光ダイオード209A1,2
09A2,209A5,209A6、209B3,20
9B4からの光がそれぞれ入射する赤色領域211A
1,211A2,211A5,211A6、緑色領域2
11B3,211B4が形成される。
【0073】このとき、前記赤色領域211A1,21
1A2,211A5,211A6と、緑色領域211B
3,211B4と、立体映像が良好に見える正視位置と
立体映像が良好に見えない逆視位置との関係について、
図7(a)に示すように、観察者が正視位置に位置する
場合は、右の眼が緑色領域211B3に位置し、左の眼
が緑色領域211B4に位置するか、又は、右の眼が赤
色領域211A1又は211A5に位置し、左の眼が赤
色領域211A2又は211A6に位置する。これに対
して、観察者が逆視位置に位置する場合は、右の眼が緑
色領域211B4に位置し、左の眼が赤色領域211A
5に位置するか、又は、右の眼が赤色領域211A2に
位置し、左の眼が緑色領域211B3に位置する。
【0074】従って、正視位置に位置する観察者の左右
の眼には、同じ色の2つの光が入射され、逆視位置に位
置する観察者の左右の眼には、異なる色の2つの光が入
射される。そして、観察者は、あたかも光源がS面上に
存在するかのように、感じることになる。
【0075】以上のように、上述の実施の形態の立体映
像表示装置では、遮光板210のスリット開口部210
a,210bから見える光が、同じ色の2つの光になる
ように頭部を移動させるだけで、容易に立体映像を良好
に観察することができる正視位置を見つけ出すことがで
きる。
【0076】なお、上述の実施の形態4では、赤色の発
光ダイオードと緑色の発光ダイオードとを用いて説明し
たが、図7(b)に示すように、光の色を変える代わり
に光の形を変えるようにしてもよい。また、光の色及び
形を変える代わりに、図7(c)に示すように、2つの
発光ダイオード209A1,209A2と、発光ダイオ
ード209B3,209B4と、発光ダイオード209
A5,209A6と、をそれぞれ1組として、各組ごと
に上下にずらして配置するように構成してもよい。
【0077】(実施の形態6)次に、この発明の他の実
施の形態を図8に基づいて説明する。図8は、この実施
の形態の立体映像表示装置の平面図であるが、説明の便
宜上、立体映像表示装置の外観構成は示しておらず、立
体映像表示装置の上面に配置された正視位置教示手段2
0と観察者との関係を示している。
【0078】正視位置教示手段20は、無色或いは所定
の色の光を発する二つの発光ダイオード21a,21b
と、観察者が正視位置から左右方向に外れて逆視位置に
位置すると前記発光ダイオード21a又は発光ダイオー
ド21bの光が見えるように遮光部22aと縦長のスリ
ット透光部22bが形成された透光/遮光手段22とか
ら成る。各発光ダイオード21a,21bと、スリット
透光部22bとの位置関係や各々の寸法は、例えば、実
施の形態1で示した、赤色発光ダイオード9B,9Bの
各々の水平幅、水平ピッチ、開口部10aの水平幅、及
び発光ダイオードの発光面から開口部10aまでの距離
などに対応した位置関係や寸法を満たせばよい。
【0079】かかる構成であれば、観察者が正視位置か
ら左方向に外れた場合に、前記発光ダイオード21aの
光を右眼で見るので外れたことに気付き、また、観察者
が正視位置から右方向に外れた場合に、前記発光ダイオ
ード21bの光を左目で見るので外れたことに気付き、
観察者は前記光が見えないように頭部を左右に移動させ
ることにより、正視位置を見つけ出すことができる。
【0080】なお、図8の構成では、観察者の両眼に光
が入射される位置においても正視することになるが、立
体映像表示装置の正面位置で最も好適に立体視が行える
ので、かかる実施の形態のごとく、発光ダイオード21
a,21bの光が見えない位置を立体映像表示装置の正
面位置とし、この位置で観察者に映像を鑑賞させるのが
最も望ましい。また、発光ダイオード21a,21bの
発光色を互いに違えることで、右にずれたのか、それと
も左にずれたのかを容易に知ることが可能となる。
【0081】(実施の形態7)次に、この発明の他の実
施の形態を図9に基づいて説明する。図9は、この実施
の形態の立体映像表示装置の平面図であるが、説明の便
宜上、立体映像表示装置の外観構成は示しておらず、立
体映像表示装置の上面に配置された正視位置教示手段3
0と観察者との関係を示している。
【0082】正視位置教示手段30は、無色或いは所定
の色の光を発する一つの発光ダイオード31と、観察者
が正視位置から左右方向に外れて逆視位置に位置すると
前記発光ダイオード31の光が見えるように縦長方形状
の遮光部32aと透光部32bが形成された透光/遮光
手段32とから成る。各発光ダイオード31の幅や遮光
部32aの幅などを図のごとく定義すると、これらの配
置関係は、d=D(W3−W1)/(A−W3)を満た
す。
【0083】かかる構成であれば、実施の形態6と同
様、観察者が正視位置から左方向に外れた場合に、前記
発光ダイオード31の光を右眼で見るので外れたことに
気付き、また、観察者が正視位置から右方向に外れた場
合に、前記発光ダイオード31の光を左目で見るので外
れたことに気付き、観察者は前記光が見えないように頭
部を左右に移動させることにより、正視位置を見つけ出
すことができる。
【0084】(実施の形態8)次に、この発明の他の実
施の形態を図10に基づいて説明する。図10は、この
実施の形態の立体映像表示装置の平面図であるが、説明
の便宜上、立体映像表示装置の外観構成は示しておら
ず、立体映像表示装置の上面に配置された正視位置教示
手段40と観察者との関係を示している。
【0085】正視位置教示手段40は、無色或いは所定
の色の光を発する二つの発光ダイオード41a,41b
と、観察者が正視位置から左右方向に外れて逆視位置に
位置すると前記発光ダイオード41a又は発光ダイオー
ド41bの光が見えないように遮光部42aと縦長のス
リット透光部42bが形成された透光/遮光手段42と
から成る。各発光ダイオード41a,41bと、スリッ
ト透光部42bとの位置関係や各々の寸法は、例えば、
実施の形態1で示した、最も両端の緑色発光ダイオード
9A,9Aの各々の水平幅、水平ピッチ、開口部10a
の水平幅、及び発光ダイオードの発光面から開口部10
aまでの距離などに対応した位置関係や寸法を満たすよ
うにしている。
【0086】この実施の形態は、二人の観察者がそれぞ
れ正視位置に頭部を位置させることができるように構成
されたものであり、図10において左側の観察者は、前
記発光ダイオード41aからの光が見えるように、右側
の観察者は、前記発光ダイオード41bからの光が見え
るように、それぞれ頭部を左右に移動させることによ
り、正視位置を見つけ出すことができる。
【0087】(実施の形態9)次に、この発明の他の実
施の形態を図11(a)(b)に基づいて説明する。図
11(a)は、この実施の形態の正視位置教示手段50
の斜視図であり、同図(b)はこの実施の形態の正視位
置教示手段50′の斜視図である。
【0088】正視位置教示手段50は、ランプ51と、
着色透明板52と、透光/遮光手段53とから成る。着
色透明板52の中央部には略円形状の緑色透明部52a
が形成され、その周囲部分は赤色透明部52bとされて
いる。緑色透明部52aにおける水平幅は、例えば、実
施の形態1で示した、最も中央の緑色発光ダイオード9
Aの幅に対応したものとなる。
【0089】前記透光/遮光手段53は、遮光部53a
と略円形状の透光部53bとから成っている。略円形状
の透光部53bの横径は、例えば、実施の形態1の開口
部10aの幅に対応するが、略円形状の透光部53bの
縦径は、観察者が正視位置から上下方向に外れると前記
赤色透明部52bを通った赤色光が見えるように設定さ
れている。即ち、この正視位置教示手段50を用いる場
合は、観察者は、赤色光を見たときには、正視位置から
外れていると気付くことができる。このとき、観察者が
正視位置から上下方向に外れた場合にも、赤色光を見る
ことになり、観察者は、緑色光を見るように頭部を左右
だけでなく上下方向にも移動させることにより、上下方
向にも立体視範囲が存在する立体映像表示装置におい
て、適切に正視位置を見つけ出すことができる。
【0090】なお、上記の正視位置教示手段50におい
て、前記略円形状の緑色透明部52aに代えて、他の赤
色以外の色透明部としてよい。また、緑色透明部52a
に代えて、これを黒色非透明部としてもよく、この場合
には、観察者は、単に赤色光を見ないように頭部を移動
させることになる。
【0091】正視位置教示手段50′は、ランプ55
と、部分透明板56と、透光/遮光手段57とから成
る。部分透明板56の中央部には赤色透明部56aが形
成され、その周囲部分は黒色非透明部56bとされてい
る。そして、前記透光/遮光手段57は、略円形状の遮
光部57aとその周囲に形成された透光部57bとから
成っている。
【0092】略円形状の遮光部57aの横径及び縦径
は、観察者が正視位置から上下左右方向に外れると前記
赤色透明部56aを通った赤色光が見えるように設定さ
れている。即ち、この正視位置教示手段50′を用いる
場合は、観察者は、赤色光を見たときには、正視位置か
ら外れていると気付くことができる。このとき、観察者
が正視位置から上下方向に外れた場合にも、赤色光を見
ることになり、観察者は、赤色光を見ないように頭部を
左右だけでなく上下方向にも移動させることにより、上
下方向にも立体視範囲が存在する立体映像表示装置にお
いて、適切に正視位置を見つけ出すことができる。
【0093】(実施の形態10)次に、この発明の他の
実施の形態を図12に基づいて説明する。図12は、こ
の実施の形態の立体映像表示装置の平面図であるが、説
明の便宜上、立体映像表示装置の外観構成は示しておら
ず、立体映像表示装置の上面に配置された二つの正視位
置教示手段60,60から出射された光の可視範囲関係
を示している。
【0094】正視位置教示手段60は、実施の形態6乃
至実施の形態9で示したものを用いることができる。
【0095】二つの正視位置教示手段60は、図示しな
い立体映像表示装置の映像画面幅に応じた距離を隔てて
映像表示画面と平行に配置され、各々の緑色光が共に見
える略菱形状の領域を正視位置に対応させて形成するよ
うに構成されている。別言すれば、前記正視位置をなす
略菱形状の領域では、各々の赤色光が共に見えないよう
になっている。従って、かかる構成であれば、観察者が
正視位置から水平方向及び上下方向だけでなく前後方向
に外れた場合に、前記緑色光が見えない(或いは赤色光
が見える)ので外れたことに気付き、観察者は前記緑色
光が見えるように(或いは赤色光が見えないように)頭
部を前後上下左右に移動させることにより、正視位置を
見つけ出すことができる。
【0096】(実施の形態11)次に、この発明の他の
実施の形態を図13乃至図15に基づいて説明する。
【0097】この実施の形態では、立体映像表示装置の
表示画面70の一部を用いて発光手段71及び透光/遮
光手段72を構成している。即ち、発光手段71は、図
14にも示しているように、立体映像表示装置における
液晶パネル701の一部(この実施の形態では、画面下
部側)を用いて成り、透光/遮光手段72は、図15に
も示しているように、パララックスバリア702の一部
(この実施の形態では、画面下部側)を用いてなる。
【0098】液晶パネル701は、各横ラインにおい
て、R画素(R)→G画素(L)→B画素(R)→R画
素(L)→G画素(R)→B画素(L)→…のごとく、
R(赤),G(緑),B(青)の順で色画素を並べ、各
色画素を順にL(左)用,R(右)用として用いるよう
になっている。そして、前記R画素のみが透光状態(赤
色光を発する状態)となっている。一方、パララックス
バリア702における立体映像を分離する領域について
は、所定幅の透光部702aと遮光部702bとを順次
繰り返しているのに対し、透光/遮光手段72となる部
分は、透光部72aと前記透光部702aを二つ続けて
遮光化した遮光部72bとを順次繰り返した構造を有し
ている。
【0099】これにより、図13に示しているように、
観察者が正視位置から左方向に外れた場合に、前記L
(左)画素をなす赤色光を右眼で見るので外れたことに
気付き、また、観察者が正視位置から右方向に外れた場
合に、前記R(右)画素をなす赤色光を左目で見るので
外れたことに気付き、観察者は前記赤色光が見えないよ
うに頭部を左右に移動させることにより、正視位置を見
つけ出すことができる。そして、この実施の形態の構成
であれば、前記発光手段71および透光/遮光手段72
は立体映像表示装置と一体的に構成されることになるか
ら、実施の形態1乃至10の構成に比べ、部品点数を少
なくできるとともに、前記発光手段71および透光/遮
光手段72の位置合わせが不要であるという利点があ
る。
【0100】なお、実施の形態11で示した構造、即
ち、立体映像表示装置の表示画面の一部を用いて発光手
段及び透光/遮光手段を構成する構造において、実施の
形態1乃至10と等価な構成を実現することも可能であ
る。また、これらの実施例では、パララックスバリア方
式を示したが、これに限らず、レンチキュラレンズを用
いる方式などでも良く、さらに、直視型の他、プロジェ
クションタイプでも適用できる。
【0101】(実施の形態12)本実施の形態では、実
施の形態11にて説明したように、立体映像表示装置の
表示画面70の一部を用いて発光手段71a及び透光/
遮光手段72Aを構成しており、発光手段71aは、図
16に示しているように、立体映像表示装置における液
晶パネル701aの一部(この実施の形態では、画面下
部側)を用いて成り、透光手段/遮光手段72Aは、図
17に示しているように、パララックスバリア702A
の一部(この実施の形態では、画面下部側)を用いてな
る。
【0102】前記画面下部側の発光領域では、実施の形
態11の場合と同様に、R画素群のみが透光状態(赤色
光を発光する状態)となっており、特に、R画素群の中
でも、所定の画素だけが透光状態となっている。また、
パララックスバリア702Aにおける透光/遮光手段7
2Aとなる部分は、実施の形態10と同様に、透光部7
2aと前記透光部702a二つ続けて遮光化した遮光部
72bとを順次繰り返した構造を有しており、前記所定
の画素を遮光しないために、実施の形態11よりも幅の
広い構成になっている。
【0103】所定の画素だけを透光状態にすることで、
観察者が左に移動して立体視可能範囲から外れること
で、左眼に右眼用のR画素が観察されることになり、図
18(a)に示すように、観察者は左眼で右向きの矢印
RRを観察する。これによって、観察者は、右方向に移
動すべきであることを認識する。また、観察者が右に移
動して立体視可能範囲から外れることで、右眼に左眼用
のR画素が観察されることになり、図18(b)に示す
ように、観察者は右眼で左向きの矢印RLを観察する。
これによって、観察者は、左方向に移動すべきであるこ
とを認識する。従って、観察者は、矢印に従って移動す
ることで、正視位置を容易に見つけ出すことができる。
【0104】(実施の形態13)図19は、本発明の実
施の形態13である立体映像表示装置に設けられる正視
位置検出部308の外観を示す斜視図である。正視位置
検出部308は、図19に示すように、前方に向かって
光を発光するバックライト309と、前記バックライト
309の光を集光するレンズ310と、前記バックライ
ト309とレンズ310との間に介在される透明シート
311とより構成される。
【0105】透明シート311は、図20(a)に示す
ように、中央に“3D”の文字、及び左右上下に矢印な
どの模様が形成され、前記文字及び矢印などの模様が前
記バックライトの光を透光し、他の部分を遮光するか、
又は、その逆で前記文字及び矢印が前記バックライトの
光を透光し、他の部分を遮光するか、又は、文字及び矢
印とその他の部分とが共にバックライトの光を透光し、
互いに色が異なるように形成される。
【0106】なお、この透明シート311は、実際に前
記正規位置検出部308には、レンズ310を介して観
察者に観察されるので、図20(b)に示すように観察
者から見て文字が上下左右逆になるように配置される。
また、透明シート311は、レンズ310から距離rの
位置に設定される。距離rは、レンズ310の焦点距離
fとし、適視距離Rとして、1/r´+1/R=1/f
を満たすr´よりも少し大きい値となる。
【0107】上述の構成によって、図21に示すよう
に、観察者は、レンズ310の焦点距離によって設定さ
れる適視距離Rの正視位置にて、透明シート311の文
字“3D”を両眼で観察する。また、観察者が前記正視
位置から上方向に移動すると、図22(a)に示すよう
に、観察者は、前記文字“3D”ではなく、下方向の矢
印を観察する。観察者が前記正視位置から下方向に移動
すると、図22(b)に示すように、観察者は、前記文
字“3D”ではなく、上方向の矢印を観察する。さら
に、観察者が前記正視位置から正視位置検出部308に
向かって左方向に移動すると、図23(a)に示すよう
に、観察者は、左右の眼で異なる模様を観察することに
なる。即ち、観察者は、右眼で文字“3D”又は記号
“|”を観察し、左眼で矢印を観察し、違和感を感じる
ことになる。観察者が前記正視位置から正視位置検出部
308に向かって右方向に移動すると、図23(b)に
示すように、観察者は、左右の眼で異なる模様を観察す
ることになり、左眼で文字“3D”又は記号“|”を観
察し、右眼で矢印を観察し、違和感を感じることにな
る。従って、観察者が正視位置から上下左右方向に移動
すると、観察者は、違和感を感じるとともに、正視位置
に向かう矢印が観察されるので、その矢印方向に移動す
ることで、正視位置を容易に知ることができる。
【0108】また、図24(a)に示すように、観察者
が前記適視距離Rよりも立体映像表示装置の表示画面よ
り離れた距離R1に位置するときには、観察者の右眼の
視野の中心RC及び観察者の左眼の視野の中心LCはそ
れぞれ近付くことになる。従って、観察者は、左右の眼
で異なる模様を観察することになり、違和感を感じる。
また、図24(b)に示すように、観察者が前記適視距
離Rよりも立体映像表示装置の表示画面に近付いた距離
R2に位置するときには、観察者の左右の眼の視野の中
心はそれぞれ離れることになる。従って、観察者は、左
右の眼で異なる模様を観察することになり、違和感を生
じる。また、左右の瞳の結像点が透明シート311に近
付き、模様及び文字がぼやけるなどして認識が困難にな
る。従って、観察者は、違和感のなくはっきりと文字
“3D”が認識できるように移動することによって、適
視距離Rの位置に形成される適視位置を見つけ出すこと
ができる。
【0109】また、透明シート311は、図25(a)
に示すように、上半分の模様350aと下半分の模様3
50bとを構成するようにしてもよい。このとき、観察
者は、図25(b)に示すように、正視位置で模様35
0を正確に観察することができる。また、前記正視位置
から正視位置検出部308に向かって左側に移動した逆
視位置では、図25(c)に示すように上半分の模様3
50aが観察され、前記正視位置から正視位置検出部3
08に向かって右側に移動した逆視位置では、図25
(d)に示すように、下半分の模様350bが観察され
る。このように構成することで、特に、前記模様350
の上半分と下半分とのずれを観察することで、正視位置
近辺でのずれを観察することができ、観察者は正確な正
視位置を見つけ出すことができる。また、透明シート3
11を上述のように構成することで、2ヵ所以上の正視
位置がある場合にも対応することができる。
【0110】また、前記透明シート311は、図26
(a)に示すように、檻360と、動物361とを示す
模様を構成するようにしてもよい。このとき、観察者
は、図26(b)に示すように、正視位置で檻360の
中に入った動物361を正確に観察することができ、前
記正視位置から正視位置検出部308に向かって左側に
移動した逆視位置では、図26(c)に示すように、檻
360だけが観察され、前記正視位置から正視位置検出
部308に向かって右側に移動した逆視位置では、図2
6(d)に示すように、動物361だけが観察される。
このように構成することで、正視位置から少しずれた位
置でも違和感なく前記模様を観察することができるの
で、観察者に正視領域を報知することができる。
【0111】なお、図27に示すように、前記正視位置
検出部308のレンズ310の光出射側に開口部370
aを有する遮光板370を設けるように構成してもよ
い。このように構成することで、収差の影響で像が歪む
レンズ310の周縁部の光を遮光することができ、観察
者は、模様が見やすくなる。
【0112】上述の実施の形態13における構成によれ
ば、観察者は、前記正規位置検出部308に表示される
模様及び文字等を見ることで、正視位置を見つけ出すこ
とができる。特に、正視位置の方向を示す矢印を見るこ
とで、容易に正視位置を見つけ出すことができ、観察者
にとって利便性がよいという効果を奏する。
【0113】また、全ての実施の形態において、発光部
が点滅するように構成してもよい。このように構成する
ことで、発光部の光がより分かりやすくなる。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、立体映像を良好に観察することができる正視位置を
容易に見つけ出すことができる。例えば、遮光板のスリ
ットを通って左右の眼に入射する発光手段からの光の
色、光の形、又は、光の位置が第1の状態になるように
頭部を移動させるだけで正視位置を容易に見つけ出すこ
とができ、観察者は、最初の鑑賞時、或いは鑑賞中に頭
部を移動させても、すぐに立体映像を鑑賞することがで
きるという効果を奏する。また、左右方向だけでなく上
下方向および前後方向のずれに対しても、正視位置を容
易に見つけ出すことができ、更に、表示画面の一部を用
いて正視位置教示手段を構成する場合には、部品点数の
削減および調整の不要化が図れるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の立体映像表示装置
の外観を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の立体映像表示装置
において、発光ダイオードからの光と立体映像の観察位
置との関係を示す平面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の立体映像表示装置
において、正視位置検出部の構成を示す平面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の立体映像表示装置
において、発光ダイオードからの光と立体映像の観察位
置との関係を示す平面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態の立体映像表示装置
において、発光ダイオードからの光と立体映像の観察位
置との関係を示す平面図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態の立体映像表示装置
において、発光ダイオードからの光と立体映像の観察位
置との関係を示す平面図である。
【図7】本発明の第5の実施の形態の立体映像表示装置
において、発光ダイオードからの光と立体映像の観察位
置との関係を示す平面図である。
【図8】本発明の第6の実施の形態の正視位置教示手段
と観察者との関係を示す平面図である。
【図9】本発明の第7の実施の形態の正視位置教示手段
と観察者との関係を示す平面図である。
【図10】本発明の第8の実施の形態の正視位置教示手
段と観察者との関係を示す平面図である。
【図11】本発明の第9の実施の形態を示す図であっ
て、同図(a)は正視位置教示手段の一例の斜視図であ
り、同図(b)は他の例の斜視図である。
【図12】本発明の第10の実施の形態を示す説明図で
ある。
【図13】本発明の第11の実施の形態の正視位置教示
手段と観察者との関係を示す平面図である。
【図14】図13の液晶パネルの正面図である。
【図15】図13のパララックスバリアの正面図であ
る。
【図16】本発明の第12の実施の形態の液晶パネルの
正面図である。
【図17】本発明の第12の実施の形態のパララックス
バリアの正面図である。
【図18】本発明の第12の実施の形態の液晶パネルの
一部を示す模式図である。
【図19】本発明の第13の実施の形態の立体映像表示
装置の外観を示す斜視図である。
【図20】図20(a)は、図19の透明シートの具体
的構成を示した平面図である。図20(b)は、図19
の透明シートの実際の配置状態を示した平面図である。
【図21】第13の実施の形態の立体映像表示装置の正
視位置における観察者と前記透明シートとの関係を示し
た図である。
【図22】第13の実施の形態の立体映像表示装置の正
視位置から上下方向に外れて位置する観察者と前記透明
シートとの関係を示した図である。
【図23】第13の実施の形態の立体映像表示装置の正
視位置から左右方向に外れて位置する観察者と前記透明
シートとの関係を示した図である。
【図24】第13の実施の形態の立体映像表示装置の正
視位置から前後方向に外れて位置する観察者と前記透明
シートとの関係を示した図である。
【図25】他の模様が形成された透明シートを説明する
ための模式図である。
【図26】さらに別の模様が形成された透明シートを説
明するための模式図である。
【図27】本発明の第13の実施の形態の立体映像表示
装置の集光レンズに遮光板を設けた構成を説明するため
の模式図である。
【図28】パララックスバリアを用いた眼鏡無し立体映
像表示装置の原理を示す平面図である。
【符号の説明】
7 表示画面 8 正視位置検出部 9 発光部 9A 緑色発光ダイオード 9B 赤色発光ダイオード 10,110,210 遮光板 10a,110a,210a スリット開口部 11A 緑色領域 11B 赤色領域 11C 混色領域 20、30,40,50,50′,60,70 正視位
置教示手段 21、31,41,71 発光手段 22、 32,42,72 透光/遮光手段 309 バックライト 310 集光レンズ 311 透明シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−186848(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 13/04 G02B 27/22

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左眼用の映像の光と右眼用の映像の光と
    を左右に分離して出射して立体映像を表示する立体映像
    表示装置において、 複数個の光を出射する発光手段と、前記発光手段の前方
    に配置され、前記発光手段からの光の一部を観察者側に
    通過させる開口部を有する遮光板とからなる正視位置教
    示手段とを備え、立体像を観察できる正視位置における
    前記観察者の左右の眼に入射される前記発光手段からの
    光の第1の状態と、前記正視位置とは異なる位置におけ
    る前記左右の眼に入射される前記発光手段からの光の第
    2の状態とが相異するように構成され、 前記発光手段は、第1の色の光と、前記第1の色の光と
    は異なる第2の色の光とを出射し、前記第1の状態を左
    右の眼の両方に同じ色の光が入射する状態とし、前記第
    2の状態を左右の眼のそれぞれに異なる色の光が入射す
    る状態とした ことを特徴とする立体映像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記発光手段は、第1の形状の光と、前
    記第1の形状の光とは異なる第2の形状の光を出射し、 前記第1の状態を左右の眼の両方に同じ形状の光が入射
    する状態とし、前記第2の状態を左右の眼のそれぞれに
    異なる形状の光が入射する状態としたことを特徴とする
    請求項1に記載の立体映像示装置。
  3. 【請求項3】 前記発光手段は、第1の形状の光と、前
    記第1の形状の光とは異なる第2の形状の光を出射し、 前記第1の状態を左右の眼のそれぞれに異なる形状の光
    が入射される状態とし、前記第2の状態を左右の眼の両
    方に同じ形状の光が入射される 状態としたことを特徴と
    する請求項1に記載の立体映像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の形状の光と前記第2の形状の
    光とは、互いに異なる色であることを特徴とする請求項
    2又は3に記載の立体映像表示装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の状態にて入射される光の位置
    と、前記第2の状態にて入射される光の位置とが垂直方
    向に互いに異なるようにしたことを特徴とする請求項1
    乃至請求項4のいずれかに記載の立体映像表示装置。
  6. 【請求項6】 前記遮光板は、複数の開口部が形成され
    てなることを特徴とす る請求項1乃至請求項5のいずれ
    かに記載の立体映像表示装置。
  7. 【請求項7】 左眼用の映像の光と右眼用の映像の光と
    を左右に分離して出射して立体映像を表示する立体映像
    表示装置において、 光を発する発光手段と、観察者が正視位置から左右方向
    に外れると前記光が見えるように遮光部と透光部が形成
    された透光/遮光手段と、から成る正視位置教示手段を
    備えたことを特徴とする 立体映像表示装置。
  8. 【請求項8】 左眼用の映像の光と右眼用の映像の光と
    を左右に分離して出射して立体映像を表示する立体映像
    表示装置において、 光を発する発光手段と、観察者が正視位置から左右方向
    および上下方向に外れると前記光が見えるように遮光部
    と透光部が形成された透光/遮光手段と、から成る正視
    位置教示手段を備えたことを特徴とする 立体映像表示装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項7又は請求項8の正視位置教示手
    段を2組有し、これら2組の正視位置教示手段を、表示
    画面と平行に所定距離をおいて配置し、各々の光が共に
    見えない略菱形状の領域を正視領域に対応させて形成す
    るように構成されていることを特徴とする立体映像表示
    装置。
  10. 【請求項10】 左眼用の映像の光と右眼用の映像の光
    とを左右に分離して出射して立体映像を表示する立体映
    像表示装置において、 光を発する発光手段と、観察者が立体映像の正視位置か
    ら左右方向外れると前記光が見えないように遮光部と
    透光部が形成された透光/遮光手段と、から成る正視位
    置教示手段を備えたことを特徴とする立体映像表示装
    置。
  11. 【請求項11】 左眼用の映像の光と右眼用の映像の光
    とを左右に分離して出射して立体映像を表示する立体映
    像表示装置において、 光を発する発光手段と、観察者が立体映像の正視位置か
    ら左右方向および上下方向に外れると前記光が見えない
    ように遮光部と透光部が形成された透光/遮光手段と、
    から成る正視位置教示手段を備えたことを特徴とする
    体映像表示装置。
  12. 【請求項12】 前記発光手段は、表示画面の一部を用
    いて構成されるとともに、左眼用の映像の光と右眼用の
    映像の光とを左右に分離する分離手段の構成体を用いて
    前記透光/遮光手段が構成されていることを特徴とする
    請求項7、請求 項8又は請求項10のいずれかに記載の
    立体映像表示装置。
  13. 【請求項13】 前記発光手段は、正視位置とは異なる
    位置における観察者が前記正視位置の方向を観察できる
    ように形成されることを特徴とする請求項12に記載の
    立体映像表示装置。
  14. 【請求項14】 左眼用の映像の光と右眼用の映像の光
    とを左右に分離して出射して立体映像を表示する立体映
    像表示装置において、 光を発する発光手段と、前記発光手段の観察者側に設け
    られ、前記発光手段からの光を集光して観察者の左右の
    眼に導く集光レンズと、前記発光手段と前記集光レンズ
    との間に介在され、立体像の正視位置における観察者が
    観察できる模様と、正視位置とは異なる位置における観
    察者が観察できる模様とが異なるように模様が形成され
    た透明シートと、から成る正視位置教示手段を備えるこ
    とを特徴とする 立体映像表示装置。
  15. 【請求項15】 前記透明シートは、観察者が正視位置
    から左右方向および上下方向から外れると、正視位置の
    方向を示す矢印を観察できるように前記模様が形成され
    てなることを特徴とする請求項14に記載の立体映像表
    示装置。
  16. 【請求項16】 前記透明シートは、前記複数の正視位
    置のそれぞれの位置における観察者が観察できる前記模
    様が同一となるように前記模様が形成されてなることを
    特徴とする請求項14又は15に記載の立体映像表示装
    置。
  17. 【請求項17】 前記透明シートは、前記観察者の移動
    に従って模様が変化するように前記模様が形成されてな
    ることを特徴とする請求項14乃至請求項16のいずれ
    かに記載の立体映像表示装置。
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