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JP3436315B2 - Monos型半導体不揮発性記憶装置の製造方法及び、半導体装置の製造方法 - Google Patents

Monos型半導体不揮発性記憶装置の製造方法及び、半導体装置の製造方法

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JP3436315B2
JP3436315B2 JP07192893A JP7192893A JP3436315B2 JP 3436315 B2 JP3436315 B2 JP 3436315B2 JP 07192893 A JP07192893 A JP 07192893A JP 7192893 A JP7192893 A JP 7192893A JP 3436315 B2 JP3436315 B2 JP 3436315B2
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JP
Japan
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film
oxide film
silicon oxide
gate electrode
silicon
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一成 早渕
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Kawasaki Microelectronics Inc
Original Assignee
Kawasaki Microelectronics Inc
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
に係り、特に、MONOS(Metal Oxide
Nitride Oxide Semiconduct
or)型の半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、半導体記憶装置のプログラム
電圧の低電圧化を実現することが可能な半導体装置(半
導体不揮発性記憶装置)として、半導体基板のチャネル
領域上に、当該半導体基板側から順に、第1のシリコン
酸化膜(トンネル酸化膜)、シリコン窒化膜(難酸化性
物質からなる膜)及び第2のシリコン酸化膜(トップ酸
化膜)からなる三層構造を備えたゲート絶縁膜上に、ゲ
ート電極を有するMONOS型の半導体不揮発性記憶装
置が使用されている。
【0003】このMONOS型の半導体不揮発性記憶装
置は、通常、図9〜図12に示す製造工程を経て製造さ
れている。先ず、図9に示す工程では、選択酸化膜2に
より素子間分離が行われた半導体基板(シリコン基板)
1の表面を熱酸化し、膜厚が20Å程度と非常に薄い第
1のシリコン酸化膜3を形成する。
【0004】次に、前記第1のシリコン酸化膜3上に、
CVD(Chemical Vapor Deposition )法により、膜厚
が20〜150Å程度のシリコン窒化膜4を形成する。
次いで、前記シリコン窒化膜4を熱酸化するか、あるい
は、CVD法により、当該シリコン窒化膜4上に、膜厚
が40Å程度の第2のシリコン酸化膜5を形成する。こ
のようにして、第1のシリコン酸化膜3、シリコン窒化
膜4及び第2のシリコン酸化膜5からなる三層構造を備
えたゲート絶縁膜7を形成する。
【0005】なお、前記シリコン窒化膜4を熱酸化し
て、第2のシリコン酸化膜5を形成する場合は、該シリ
コン窒化膜4に、900〜950℃程度の温度にて水蒸
気酸化を行うが、この時、成長した酸化膜の膜厚の5/
8程度に相当するシリコン窒化膜4が消費される。この
ため、前記シリコン窒化膜4は、この膜厚低下を予め考
慮して形成される。
【0006】次いで、CVD法により、前記ゲート絶縁
膜7(第2のシリコン酸化膜5)上に、ゲート電極形成
材料として多結晶シリコン膜6を形成する。次に、図1
0に示す工程では、図9に示す工程で得た多結晶シリコ
ン膜6上にレジストを塗布した後、これをパターニング
してゲート電極形成用マスク8を形成する。
【0007】次に、このゲート電極形成用マスク8をマ
スクとして、多結晶シリコン膜6を選択的に除去し、ゲ
ート電極19を形成する。次いで、図11に示す工程で
は、図9に示す工程で得たゲート電極形成用マスク8及
びゲート電極19をマスクとして、前記ゲート絶縁膜7
を選択的に除去し、ゲート電極19形成領域以外の領域
の半導体基板1表面を露出する。
【0008】次に、図12に示す工程では、前記ゲート
電極形成用マスク8を除去した後、全面酸化を行い、ゲ
ート電極19、ゲート絶縁膜7及び露出した半導体基板
1の表面に、シリコン酸化膜20を形成する。このシリ
コン酸化膜20が、ゲート電極19及びゲート絶縁膜7
を取り囲む層間絶縁膜及び半導体基板1のアドレスゲー
トまたは周辺回路のゲート絶縁膜となる。
【0009】その後、さらにアドレスゲート電極を形成
する等、所望の工程を行い、MONOS型の半導体不揮
発性記憶装置を完成していた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のMONOS型の半導体不揮発性記憶装置の製造方法
では、図11に示す工程において、ゲート電極形成用マ
スク8及びゲート電極19をマスクとして、前記ゲート
絶縁膜7を選択的に除去し、ゲート電極19形成領域以
外の領域の半導体基板1表面を露出する方法を行ってい
るが、この時、ゲート絶縁膜7のエッチングの終点を制
御することが極めて困難であるという問題があった。こ
のため、前記ゲート電極19形成領域以外の領域の半導
体基板1の表面を常にオーバーエッチングする方法が取
られていた。従って、露出した半導体基板1の表面が荒
れ、ダメージ誘起を引き起こすという問題があった。
【0011】また、前記ゲート絶縁膜7のエッチングの
際に、エッチングすべきでないゲート絶縁膜7の側壁に
も、図13に示すように、エッチングが進行(一般的
に、『オーバーバング』と呼ばれている)するという問
題があった。そして、これらの問題の発生は、ゲート耐
圧の劣化、メモリ初期特性のバラツキ等、メモリ特性に
悪影響を及ぼし、さらに、書き込み/消去回数の劣化、
データ保持特性の劣化、界面準位の発生等を引き起こ
し、半導体記憶装置の信頼性を著しく低下させていた。
【0012】本発明は、このような従来の問題点を解決
することを課題とするものであり、半導体基板のオーバ
ーエッチングや、ゲート絶縁膜のオーバーハングを無く
すことで、優れたメモリ特性及び信頼性を有する半導体
装置を得ることが可能な、半導体装置の製造方法を提供
することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、半導体基板上に、該半導体基板側から順
に、第1のシリコン酸化膜、シリコン窒化膜及び第2の
シリコン酸化膜が形成された三層構造を備えた第1の
ート絶縁膜を介して第1のゲート電極が形成されたMO
NOS型半導体不揮発性記憶装置を製造する方法におい
て、前記第1のシリコン酸化膜上に、前記シリコン窒化
膜を、後の第3工程で行う酸化処理において、前記第1
ゲート電極形成領域以外の領域に形成されたシリコン
窒化膜の全てが酸化される膜厚で形成する第1工程と、
当該シリコン窒化膜上に第2のシリコン酸化膜を形成し
た後、該第2のシリコン酸化膜上に、第1のゲート電極
を形成する第2工程と、当該第1のゲート電極形成領域
以外の領域に形成されている第2のシリコン酸化膜を通
してシリコン窒化膜を酸化し、前記第1のシリコン酸化
膜、前記シリコン窒化膜が酸化したシリコン酸化膜、お
よび前記第2のシリコン酸化膜からなる第2のゲート絶
縁膜を形成する第3工程と、当該第2のゲート絶縁膜上
に第2のゲート電極を形成する第4工程と、を含むこと
を特徴とするMONOS型半導体不揮発性記憶装置の製
造方法を提供するものである。
【0014】そして、半導体基板上に、該半導体基板側
から順に、第1のシリコン酸化膜、シリコン窒化膜及び
第2のシリコン酸化膜が形成された三層構造を備えた
1のゲート絶縁膜を介して第1のゲート電極が形成され
MONOS型半導体不揮発性記憶装置を製造する方法
において、前記第1のシリコン酸化膜上に、前記シリコ
ン窒化膜を、該シリコン窒化膜の上層部を酸化して第2
シリコン酸化膜を形成した際に酸化されずに残存する
下層部の前記第1のゲート電極形成領域以外の領域の全
てが、後の第3工程で行う酸化処理において酸化される
膜厚で形成する第1工程と、前記シリコン窒化膜の上層
部を酸化して第2のシリコン酸化膜を形成する第2工程
と、当該第2のシリコン酸化膜上に第1のゲート電極を
形成した後、当該第1のゲート電極形成領域以外の領域
に形成されている第2のシリコン酸化膜を通してシリコ
ン窒化膜を酸化し、前記第1のシリコン酸化膜、前記シ
リコン窒化膜の下層部が酸化したシリコン酸化膜、およ
び前記第2のシリコン酸化膜からなる第2のゲート絶縁
膜を形成する第3工程と、当該第2のゲート絶縁膜上に
第2のゲート電極を形成する第4工程と、を含むことを
特徴とするMONOS型半導体不揮発性記憶装置の製造
方法を提供するものである。
【0015】そしてまた、半導体基板上に、該半導体基
板側から順に、第1のシリコン酸化膜、シリコン窒化
及び第2のシリコン酸化膜が形成された三層構造を備え
第1のゲート絶縁膜を介して第1のゲート電極が形成
されたMONOS型半導体不揮発性記憶装置を製造する
方法において、前記第2のシリコン酸化膜上に、前記
1のゲート電極を形成した後、該第1のゲート電極をマ
スクとして当該第2のシリコン酸化膜を除去し、この領
域に形成されている前記シリコン窒化膜を露出する第1
工程と、当該露出したシリコン窒化膜の全てが、後の第
3工程で行う酸化処理において酸化される膜厚となるま
で、当該シリコン窒化膜をエッチバックする第2工程
と、当該エッチバック終了後、前記第1のゲート電極形
成領域以外の領域に形成されているシリコン窒化膜を酸
し、前記第1のシリコン酸化膜および前記シリコン窒
化膜が酸化したシリコン酸化膜からなる第2のゲート絶
縁膜を形成する第3工程と、当該第2のゲート絶縁膜上
に第2のゲート電極を形成する第4工程と、を含むこと
を特徴とするMONOS型半導体不揮発性記憶装置の製
造方法を提供するものである。さらに、半導体基板上
に、該半導体基板側から順に、第1のシリコン酸化膜、
シリコン窒化膜及び第2のシリコン酸化膜が形成された
三層構造を備えた第1のゲート絶縁膜を介して第1のゲ
ート電極が形成されるとともに、該半導体基板上に酸化
膜からなる第2のゲート絶縁膜を介して第2のゲート電
極が形成された半導体装置を製造する方法において、
記第1のゲート電極を形成した後に、前記第1のゲート
電極形成領域以外の領域に形成されたシリコン窒化膜の
全てを酸化するか、もしくは、一部をエッチバックする
とともに残部の全てを酸化して、前記第2のゲート絶縁
膜を構成するシリコン酸化膜の一部を形成する工程を含
むことを特徴とする半導体装置の製造方法を提供するも
のである。
【0016】
【作用】請求項1記載の発明に係るMONOS型半導体
不揮発性記憶装置の製造方法は、第1の酸化膜上に、
リコン窒化膜を、後の第3工程で行う酸化処理におい
て、前記第1のゲート電極形成領域以外の領域に形成さ
れたシリコン窒化膜の全てが酸化される膜厚で形成する
ため、後の第3工程において、酸化処理を行った際に、
当該第1のゲート電極形成領域以外の領域に形成された
シリコン窒化膜(3 4 膜)の全てを、Si3 4
+3O3 →3SiO2 +2N2または、Si34 +6H
2 O→3SiO2 +4NH3のように、酸化することが
できる。
【0017】従って、前記シリコン窒化膜を前記第2の
シリコン酸化膜の膜質と同質な酸化膜(SiO2 膜)に
することができる。さらに、前記第3工程における酸化
処理により、ゲート電極表面に酸化膜(絶縁膜)を形成
することができると共に、第1のゲート電極形成領域以
外の領域に、前記第1のシリコン酸化膜、第2のシリコ
酸化膜と膜質が同質な酸化膜となったシリコン窒化
膜、第2のシリコン酸化膜、及び、前記第3工程におけ
る酸化処理により形成された酸化膜からなる絶縁膜を形
成することができる。これらの絶縁膜は、第1のゲート
電極及び第1のゲート絶縁膜を取り囲む層間絶縁膜及び
半導体基板のアドレスゲートまたは周辺回路のゲート絶
縁膜(第2のゲート絶縁膜)等として使用することがで
きる。
【0018】従って、従来のように、半導体基板の一部
が露出するまでエッチングすることなく、第1のシリコ
酸化膜、シリコン窒化膜及び第2のシリコン酸化膜か
らなる三層構造を備えた第1のゲート絶縁膜を介して
1のゲート電極を形成することができると共に、第1の
ゲート電極形成領域以外の領域の半導体基板表面に第2
のゲート絶縁膜を形成することができる。このため、半
導体基板がオーバーエッチングされたり、第1のゲート
絶縁膜にオーバーハングが発生することがない。そして
さらに、製造工程も簡略化することができる。
【0019】そして、請求項2に係るMONOS型半導
不揮発性記憶装置の製造方法は、第1のシリコン酸化
膜上に、シリコン窒化膜を、該シリコン窒化膜の上層部
を酸化して第2のシリコン酸化膜を形成した際に酸化さ
れずに残存する下層部の前記第1のゲート電極形成領域
以外の領域の全てが、後の第3工程で行う酸化処理にお
いて酸化される膜厚で形成するため、後の第2工程にお
いて、前記シリコン窒化膜の上層部を酸化して第2の
リコン酸化膜を形成した後、後の第3工程において酸化
処理を行った際に、当該第1のゲート電極形成領域以外
の領域に形成されたシリコン窒化膜の全てを、前記第2
シリコン酸化膜の膜質と同質な酸化膜(SiO2 膜)
にすることができる。
【0020】さらに、前記第3工程における酸化処理に
より、第1のゲート電極表面に酸化膜(絶縁膜)を形成
することができると共に、第1のゲート電極形成領域以
外の領域に、前記第1のシリコン酸化膜、第2のシリコ
酸化膜と膜質が同質な酸化膜となったシリコン窒化
膜、第2のシリコン酸化膜らなる第2のゲート絶縁膜
を形成することができる。
【0021】従って、従来のように、半導体基板の一部
が露出するまでエッチングすることなく、第1のシリコ
酸化膜、シリコン窒化膜及び第2のシリコン酸化膜か
らなる三層構造を備えた第1のゲート絶縁膜を介して
1のゲート電極を形成することができる。また、第1の
ゲート電極表面に酸化膜(絶縁膜)を形成することがで
きると共に、第1のゲート電極形成領域以外の領域の半
導体基板表面に第2のゲート絶縁膜を形成することがで
きる。このため、半導体基板がオーバーエッチングされ
たり、第1のゲート絶縁膜にオーバーハングが発生する
ことがない。そしてさらに、製造工程も簡略化すること
ができる。
【0022】そしてまた、請求項3に係るMONOS型
半導体不揮発性記憶装置の製造方法は、第2のシリコン
酸化膜上に第1のゲート電極を形成した後、該第1の
ート電極をマスクとして当該第2のシリコン酸化膜を除
去し、この領域に形成されている前記シリコン窒化膜を
露出した後、露出したシリコン窒化膜の全てが、後の第
3工程で行う酸化処理において酸化される膜厚となるま
で、当該シリコン窒化膜をエッチバックするため、後の
第3工程において酸化処理を行った際に、当該第1の
ート電極形成領域以外の領域に形成されたシリコン窒化
膜の全てを、前記第2のシリコン酸化膜の膜質と同質な
酸化膜(SiO2 膜)にすることができる。
【0023】さらに、前記第3工程における酸化処理に
より、第1のゲート電極表面に酸化膜(絶縁膜)を形成
することができると共に、第1のゲート電極形成領域以
外の領域に、前記第1のシリコン酸化膜、前記第2の
リコン酸化膜と膜質が同質な酸化膜となったシリコン窒
膜、及び、前記第3工程における酸化処理により形成
された酸化膜からなる絶縁膜を形成することができる。
【0024】従って、従来のように、半導体基板の一部
が露出するまでエッチングすることなく、第1のシリコ
酸化膜、シリコン窒化膜及び第2のシリコン酸化膜か
らなる三層構造を備えた第1のゲート絶縁膜を介して
1のゲート電極を形成することができると共に、第1の
ゲート電極表面及び第1のゲート電極形成領域以外の領
域の半導体基板表面に絶縁膜を形成することができる。
このため、半導体基板がオーバーエッチングされたり、
第1のゲート絶縁膜にオーバーハングが発生することが
ない。そしてさらに、製造工程も簡略化することができ
る。さらに、請求項4に係る半導体装置の製造方法は、
第1のゲート電極形成領域以外の領域に形成されている
シリコン窒化の全てを酸化するか、もしくは、一部を
エッチバックするとともに残部の全てを酸化するため、
そのシリコン窒化膜を第2のゲート酸化膜として利用で
きる酸化膜と同質な酸化膜(SiO2 膜)にすることが
できる。そして、その酸化されたシリコン窒化膜よっ
て、第2のゲート絶縁膜を構成する酸化膜の一部を形成
するから、製造工程を簡略化することができる。
【0025】
【実施例】次に、本発明に係る実施例について、図面を
参照して説明する。 (実施例1)図1ないし図4は、本発明の実施例1に係
る半導体装置の製造工程の一部を示す部分断面図であ
る。
【0026】図1に示す工程では、半導体基板(シリコ
ン基板)1に選択酸化を行い、該半導体基板1の素子分
離領域に選択酸化膜2を形成した後、当該半導体基板1
の表面に熱酸化を行い、膜厚が20Å程度の第1のシリ
コン酸化膜3を形成する。次に、前記第1のシリコン酸
化膜3上に、CVD法により、難酸化性物質からなる膜
として、シリコン窒化膜4を40Å程度の膜厚で形成す
る。ここで、前記シリコン窒化膜4は、後の工程におい
て、ゲート電極形成領域以外の領域に形成された当該シ
リコン窒化膜4を酸化処理する際に、該シリコン窒化膜
4の全てが酸化される膜厚で形成する。
【0027】次いで、前記シリコン窒化膜4上に、CV
D法により、膜厚が20Å程度の第2のシリコン酸化膜
5を形成する。このようにして、第1のシリコン酸化膜
3、シリコン窒化膜4及び第2のシリコン酸化膜5から
なる三層構造を備えたゲート絶縁膜7(第1のゲート絶
縁膜)を形成した。次に、前記第2のシリコン酸化膜5
上に、ゲート電極形成材料として、CVD法により、膜
厚が3000Å程度の多結晶シリコン膜6を形成する。
【0028】次いで、前記多結晶シリコン膜6上に、レ
ジスト膜を塗布した後、これをパターニングしてゲート
電極形成用マスク8を形成する。次に、図2に示す工程
では、図1に示す工程で得たゲート電極形成用マスク8
をマスクとして、前記多結晶シリコン膜6を選択的にエ
ッチングし、第1のゲート電極9(本実施例では、メモ
リゲート電極となる)を形成した後、前記ゲート電極形
成用マスク8を除去する。
【0029】なお、この多結晶シリコン膜6の選択的な
エッチングに際して、該多結晶シリコン膜6と第2のシ
リコン酸化膜5とのエッチング選択比が、100以上と
なるエッチング方法(例えば、Cl2 、HCl、HBr
を用いたRIE(Reactive Ion Etching))を行うこと
が好適である。このような選択比がとれるエッチング方
法により、多結晶シリコン膜6をエッチング除去するこ
とで、該多結晶シリコン膜6を完全に除去した後でも、
第2のシリコン酸化膜5を10Å程度以上の膜厚で残存
させることができる。
【0030】次いで、図3に示す工程では、図2に示す
工程で得た第1のゲート電極9表面及びゲート絶縁膜7
表面に、900℃の水蒸気酸化を行う。この時、前記ゲ
ート絶縁膜7のうち、ゲート電極形成領域以外の領域に
形成されているゲート絶縁膜7を構成しているシリコン
窒化膜4は、図1に示す工程で、この水蒸気酸化により
該シリコン窒化膜4の全てが酸化される膜厚で形成され
ているため、 Si3 4 +3O3 →3SiO2 +2N2 または、 Si3 4 +6H2 O→3SiO2 +4NH3 のように酸化される。従って、前記ゲート電極形成領域
以外の領域に形成されていたシリコン窒化膜4は、第2
のシリコン酸化膜5と同質の膜質を備えたシリコン酸化
膜となる。この結果、前記ゲート電極形成領域以外の領
域上には、第1のシリコン酸化膜3、シリコン窒化膜4
が酸化したシリコン酸化膜、及び第2のシリコン酸化膜
5(この水蒸気酸化により形成されたシリコン酸化膜も
含む)からなるシリコン酸化膜が形成される。このシリ
コン酸化膜は、本実施例では、アドレスゲートや周辺回
路のMOSトランジスタゲートのゲート絶縁膜として用
いられるため、以下、『ゲート絶縁膜12』という。
【0031】また、前記水蒸気酸化により、第1のゲー
ト電極9の表面にもシリコン酸化膜13が形成される。
このようにすることで、従来のように、半導体基板1の
一部が露出するまでエッチングすることなく、第1のシ
リコン酸化膜3、シリコン窒化膜4及び第2のシリコン
酸化膜5からなる三層構造を備えたゲート絶縁膜7を介
して第1のゲート電極9を形成することができると共
に、当該第1のゲート電極9表面には、シリコン酸化膜
13を、ゲート電極形成領域以外の領域の半導体基板1
表面には、ゲート絶縁膜12(第2のゲート絶縁膜)
形成することができた。このため、ゲート電極形成領域
以外の領域の半導体基板1がオーバーエッチングされた
り、ゲート絶縁膜7にオーバーハングが発生することが
なく、且つ、製造工程も簡略化することができた。
【0032】なお、前記水蒸気酸化の際に、前記第2の
シリコン酸化膜5の膜厚は、10Å程度となり、前記シ
リコン窒化膜4は、酸化されて膜厚が70Å程度のシリ
コン酸化膜となり、第1のシリコン酸化膜3の膜厚が、
20Åであるため、合計100Å程度の膜厚で形成され
る。本実施例では、150Å程度の膜厚のゲート絶縁膜
12が必要であるため、さらに50Åのシリコン酸化膜
が形成されるまで酸化を行い、ゲート絶縁膜12の合計
膜厚が150Å程度となるように調整した。
【0033】次に、図4に示す工程では、図3に示す工
程で得たシリコン酸化膜13及びゲート絶縁膜12上
に、ゲート電極形成材料として、CVD法により、膜厚
が3000Å程度の多結晶シリコン膜を形成した後、こ
れをパターニングし、第2のゲート電極14(本実施例
では、アドレスゲート電極となる)を形成する。次い
で、第2のゲート電極14及び第1のゲート電極9をマ
スクとして、半導体基板1に不純物をイオン注入し、ソ
ース16及びドレイン17を形成する。次に、全面にシ
リコン酸化膜15を形成する。
【0034】その後、所望の工程を行い、半導体装置を
完成する。なお、実施例1では、図1に示す工程で、C
VD法でシリコン窒化膜4を成膜する際に、所定膜厚と
なるように膜厚を調整したが、これに限らず、第2のシ
リコン酸化膜5を形成する前であれば、シリコン窒化膜
4を、ある程度厚く堆積した後、エッチバック等を行
い、該シリコン窒化膜4の膜厚を調整する等、他の方法
によりシリコン窒化膜4の膜厚を調整してもよい。
【0035】また、実施例1では、CVD法により第2
のシリコン酸化膜5を形成したが、これに限らず、第2
のシリコン酸化膜5は、シリコン窒化膜4の上層部を酸
化して形成してもよい。そして、この場合は、前記シリ
コン窒化膜4は、その上層部を酸化して第2のシリコン
酸化膜5を形成した際に、酸化されずに残存する下層部
のゲート電極形成領域以外の領域の全てが、図3に示す
工程で行う酸化処理において酸化される膜厚で形成すれ
ばよい。
【0036】そして、シリコン窒化膜4の膜厚は、図3
に示す工程で行う酸化処理の際に、ゲート電極形成領域
以外の領域に形成されているシリコン窒化膜4の全てが
酸化される膜厚であれば、該膜厚は所望により決定して
よい。また、第2のシリコン酸化膜5は、シリコン窒化
膜4の酸化に支障を来さない範囲であれば、その膜厚を
所望により決定してよい。
【0037】また、実施例1では、酸化反応(水蒸気酸
化)により、シリコン窒化膜4をシリコン酸化膜に変化
させたが、これに限らず、シリコン窒化膜4に、酸素イ
オンをイオン注入した後、これをアニールすることによ
り、シリコン窒化膜4をシリコン酸化膜に変化させても
よい。また、実施例1では、難酸化性物質からなる膜と
して、シリコン窒化膜4を形成したが、これに限らず、
難酸化性物質からなる膜であれば、他の種類の膜を形成
してもよい。
【0038】そして、本実施例では、メモリゲート電極
及びアドレスゲート電極を備えた半導体装置を製造する
方法について説明したが、これに限らず、半導体基板側
から順に、第1のシリコン酸化膜、難酸化性物質からな
る膜及び第2のシリコン酸化膜からなる三層構造を備え
たゲート絶縁膜を介してゲート電極が形成された構造を
有する半導体装置であれば、同様の効果を得ることがで
きる。 (実施例2)次に、本発明に係る実施例2について、図
面を参照して説明する。
【0039】図5ないし図8は、本発明の実施例2に係
る半導体装置の製造工程の一部を示す部分断面図であ
る。図5に示す工程では、半導体基板1に選択酸化を行
い、該半導体基板1の素子分離領域に選択酸化膜2を形
成した後、当該半導体基板1の表面に熱酸化を行い、膜
厚が20Å程度の第1のシリコン酸化膜3を形成する。
【0040】次に、前記第1のシリコン酸化膜3上に、
CVD法により、難酸化性物質からなる膜として、シリ
コン窒化膜4を70〜80Å程度の膜厚で形成する。次
いで、前記シリコン窒化膜4上に、CVD法により、膜
厚が20Å程度の第2のシリコン酸化膜5を形成する。
このようにして、第1のシリコン酸化膜3、シリコン窒
化膜4及び第2のシリコン酸化膜5からなる三層構造を
備えたゲート絶縁膜7(第1のゲート絶縁膜)を形成し
た。
【0041】次に、前記第2のシリコン酸化膜5上に、
ゲート電極形成材料として、CVD法により、膜厚が3
000Å程度の多結晶シリコン膜6を形成する。次い
で、前記多結晶シリコン膜6上に、レジスト膜を塗布し
た後、これをパターニングしてゲート電極形成用マスク
8を形成する。次に、図6に示す工程では、図5に示す
工程で得たゲート電極形成用マスク8をマスクとして、
前記多結晶シリコン膜6を選択的にエッチングし、第1
のゲート電極9(本実施例では、メモリゲート電極とな
る)を形成する。そしてさらに連続して第2のシリコン
酸化膜5エッチング除去した後、さらに連続して、シリ
コン窒化膜4の膜厚が40Å程度になるまで、該シリコ
ン窒化膜4をエッチングする。その後、前記ゲート電極
形成用マスク8を除去する。
【0042】この時、前記シリコン窒化膜4は、後の工
程において、ゲート電極形成領域以外の領域に形成され
た当該シリコン窒化膜4を酸化処理する際に、該シリコ
ン窒化膜4の全てが酸化される膜厚となるまで、前記エ
ッチングする。次いで、図7に示す工程では、図6に示
す工程で得た第1のゲート電極9表面及びゲート絶縁膜
7表面に、900℃の水蒸気酸化を行う。この時、前記
ゲート絶縁膜7のうち、ゲート電極形成領域以外の領域
に形成されているゲート絶縁膜7を構成しているシリコ
ン窒化膜4は、図6に示す工程で、この水蒸気酸化によ
り該シリコン窒化膜4の全てが酸化される膜厚までエッ
チングされたため、 Si3 4 +3O3 →3SiO2 +2N2 または、 Si3 4 +6H2 O→3SiO2 +4NH3 のように酸化される。従って、前記ゲート電極形成領域
以外の領域に形成されていたシリコン窒化膜4は、シリ
コン酸化膜となる。この結果、前記ゲート電極形成領域
以外の領域上には、第1のシリコン酸化膜3及びシリコ
ン窒化膜4が酸化したシリコン酸化膜(この水蒸気酸化
により形成されたシリコン酸化膜も含む)からなるシリ
コン酸化膜が形成される。このシリコン酸化膜は、本実
施例では、アドレスゲートや周辺回路のMOSトランジ
スタゲートのゲート絶縁膜として用いられるため、以
下、『ゲート絶縁膜12』という。
【0043】また、前記水蒸気酸化により、第1のゲー
ト電極9の表面にもシリコン酸化膜13が形成される。
このようにすることで、従来のように、半導体基板1の
一部が露出するまでエッチングすることなく、第1のシ
リコン酸化膜3、シリコン窒化膜4及び第2のシリコン
酸化膜5からなる三層構造を備えたゲート絶縁膜7を介
して第1のゲート電極9を形成することができると共
に、当該第1のゲート電極9表面には、シリコン酸化膜
13を、ゲート電極形成領域以外の領域の半導体基板1
表面には、ゲート絶縁膜12(第2のゲート絶縁膜)
形成することができた。このため、ゲート電極形成領域
以外の領域の半導体基板1がオーバーエッチングされた
り、ゲート絶縁膜7にオーバーハングが発生することが
なく、且つ、製造工程も簡略化することができた。
【0044】次に、図8に示す工程では、図7に示す工
程で得たシリコン酸化膜13及びゲート絶縁膜12上
に、ゲート電極形成材料として、CVD法により、膜厚
が3000Å程度の多結晶シリコン膜を形成した後、こ
れをパターニングし、第2のゲート電極14(本実施例
では、アドレスゲート電極となる)を形成する。次い
で、第2のゲート電極14及び第1のゲート電極9をマ
スクとして、半導体基板1に不純物をイオン注入し、ソ
ース16及びドレイン17を形成する。次に、全面にシ
リコン酸化膜15を形成する。
【0045】その後、所望の工程を行い、半導体装置を
完成する。なお、実施例2では、CVD法により第2の
シリコン酸化膜5を形成したが、これに限らず、第2の
シリコン酸化膜5は、シリコン窒化膜4の上層部を酸化
して形成してもよい。また、実施例2では、酸化反応
(水蒸気酸化)により、シリコン窒化膜4をシリコン酸
化膜に変化させたが、これに限らず、シリコン窒化膜4
に、酸素イオンをイオン注入した後、これをアニールす
ることにより、シリコン窒化膜4をシリコン酸化膜に変
化させてもよい。
【0046】そして、実施例2では、難酸化性物質から
なる膜として、シリコン窒化膜4を形成したが、これに
限らず、難酸化性物質からなる膜であれば、他の種類の
膜を形成してもよい。また、本実施例では、メモリゲー
ト電極及びアドレスゲート電極を備えた半導体装置を製
造する方法について説明したが、これに限らず、半導体
基板側から順に、第1のシリコン酸化膜、難酸化性物質
からなる膜及び第2のシリコン酸化膜からなる三層構造
を備えたゲート絶縁膜を介してゲート電極が形成された
構造を有する半導体装置であれば、同様の効果を得るこ
とができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明に係る半導体装置の製造方法は、第1のシリコン酸化
膜上に、シリコン窒化膜を、後の第3工程で行う酸化処
理において、前記第1のゲート電極形成領域以外の領域
に形成されたシリコン窒化膜の全てが酸化される膜厚で
形成するため、後の第3工程において、酸化処理を行っ
た際に、当該第1のゲート電極形成領域以外の領域に形
成されたシリコン窒化膜の全てを、酸化することができ
る。従って、前記シリコン窒化膜を前記第2のシリコン
酸化膜の膜質と同質な酸化膜にすることができる。
【0048】さらに、前記第3工程における酸化処理に
より、第1のゲート電極表面に酸化膜(絶縁膜)を形成
することができると共に、第1のゲート電極形成領域以
外の領域に、前記第1のシリコン酸化膜、第2のシリコ
酸化膜と膜質が同質な酸化膜となったシリコン窒化
膜、第2のシリコン酸化膜、及び、前記第3工程におけ
る酸化処理により形成された酸化膜からなる絶縁膜を形
成し、アドレスゲートや周辺回路のMOSトランジスタ
ゲートのゲート絶縁膜として用いることができる。
【0049】この結果、半導体基板がオーバーエッチン
グされたり、第1のゲート絶縁膜にオーバーハングが発
生することがなく、高性能で信頼性の高い半導体装置を
効率良く製造することができる。そして、請求項2に係
る半導体装置の製造方法は、第1のシリコン酸化膜上
に、シリコン窒化膜を、該シリコン窒化膜の上層部を酸
化して第2のシリコン酸化膜を形成した際に酸化されず
に残存する下層部の前記第1のゲート電極形成領域以外
の領域の全てが、後の第3工程で行う酸化処理において
酸化される膜厚で形成するため、後の第2工程におい
て、前記シリコン窒化膜の上層部を酸化して第2のシリ
コン酸化膜を形成した後、後の第3工程において酸化処
理を行った際に、当該第1のゲート電極形成領域以外の
領域に形成されたシリコン窒化膜の全てを、前記第2の
シリコン酸化膜の膜質と同質な酸化膜にすることができ
る。
【0050】さらに、前記第3工程における酸化処理に
より、第1のゲート電極表面に酸化膜(絶縁膜)を形成
することができると共に、第1のゲート電極形成領域以
外の領域に、前記第1のシリコン酸化膜、第2のシリコ
酸化膜と膜質が同質な酸化膜となったシリコン窒化
膜、第2のシリコン酸化膜、及び、前記第3工程におけ
る酸化処理により形成された酸化膜からなる絶縁膜を形
成し、アドレスゲートや周辺回路のMOSトランジスタ
ゲートのゲート絶縁膜として用いることができる。
【0051】この結果、半導体基板がオーバーエッチン
グされたり、第1のゲート絶縁膜にオーバーハングが発
生することがなく、高性能で信頼性の高い半導体装置を
効率良く製造することができる。そしてまた、請求項3
に係る半導体装置の製造方法は、第2のシリコン酸化膜
上に第1のゲート電極を形成した後、該第1のゲート電
極をマスクとして当該第2のシリコン酸化膜を除去し、
この領域に形成されている前記シリコン窒化膜を露出し
た後、露出したシリコン窒化膜の全てが、後の第3工程
で行う酸化処理において酸化される膜厚となるまで、当
シリコン窒化膜をエッチバックするため、後の第3工
程において酸化処理を行った際に、当該第1のゲート電
極形成領域以外の領域に形成されたシリコン窒化膜の全
てを、前記第2のシリコン酸化膜の膜質と同質な酸化膜
にすることができる。
【0052】さらに、前記第3工程における酸化処理に
より、第1のゲート電極表面に酸化膜(絶縁膜)を形成
することができると共に、第1のゲート電極形成領域以
外の領域に、前記第1のシリコン酸化膜、前記第2の
リコン酸化膜と膜質が同質な酸化膜となったシリコン窒
膜、及び、前記第3工程における酸化処理により形成
された酸化膜からなる絶縁膜を形成し、アドレスゲート
や周辺回路のMOSトランジスタゲートのゲート絶縁膜
として用いることができる。
【0053】この結果、半導体基板がオーバーエッチン
グされたり、第1のゲート絶縁膜にオーバーハングが発
生することがなく、高性能で信頼性の高い半導体装置を
効率良く製造することができる。さらに、請求項4に係
る半導体装置の製造方法は、第1のゲート電極形成領域
以外の領域に形成されているシリコン窒化の全てを酸
化するか、もしくは、一部をエッチバックするとともに
残部の全てを酸化することにより、第2のゲート絶縁膜
を構成する酸化膜の一部を形成するから、製造工程を簡
略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1にかかる半導体装置の製造工
程の一部を示す部分断面図である。
【図2】本発明の実施例1にかかる半導体装置の製造工
程の一部を示す部分断面図である。
【図3】本発明の実施例1にかかる半導体装置の製造工
程の一部を示す部分断面図である。
【図4】本発明の実施例1にかかる半導体装置の製造工
程の一部を示す部分断面図である。
【図5】本発明の実施例2にかかる半導体装置の製造工
程の一部を示す部分断面図である。
【図6】本発明の実施例2にかかる半導体装置の製造工
程の一部を示す部分断面図である。
【図7】本発明の実施例2にかかる半導体装置の製造工
程の一部を示す部分断面図である。
【図8】本発明の実施例2にかかる半導体装置の製造工
程の一部を示す部分断面図である。
【図9】従来の半導体装置の製造工程の一部を示す部分
断面図である。
【図10】従来の半導体装置の製造工程の一部を示す部
分断面図である。
【図11】従来の半導体装置の製造工程の一部を示す部
分断面図である。
【図12】従来の半導体装置の製造工程の一部を示す部
分断面図である。
【図13】従来の半導体装置の製造工程の一部を示す部
分断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 選択酸化膜 3 第1のシリコン酸化膜 4 シリコン窒化膜 5 第2のシリコン酸化膜 6 多結晶シリコン膜 7 ゲート絶縁膜(第1のゲート絶縁膜) 8 ゲート電極形成用マスク 9 第1のゲート電極 12 ゲート絶縁膜(第2のゲート絶縁膜) 13 シリコン酸化膜 14 第2のゲート電極 15 シリコン酸化膜 16 ソース 17 ドレイン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−30470(JP,A) 特開 平3−283468(JP,A) 特開 平3−211774(JP,A) 特開 平5−167079(JP,A) 特開 平5−82082(JP,A) 特開 昭60−160669(JP,A) 特開 昭59−10873(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8247 H01L 29/788 H01L 29/792

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に、該半導体基板側から順
    に、第1のシリコン酸化膜、シリコン窒化膜及び第2の
    シリコン酸化膜が形成された三層構造を備えた第1の
    ート絶縁膜を介して第1のゲート電極が形成されたMO
    NOS型半導体不揮発性記憶装置を製造する方法におい
    て、 前記第1のシリコン酸化膜上に、前記シリコン窒化
    を、後の第3工程で行う酸化処理において、前記第1の
    ゲート電極形成領域以外の領域に形成されたシリコン窒
    膜の全てが酸化される膜厚で形成する第1工程と、 当該シリコン窒化膜上に第2のシリコン酸化膜を形成し
    た後、該第2のシリコン酸化膜上に、第1のゲート電極
    を形成する第2工程と、 当該第1のゲート電極形成領域以外の領域に形成されて
    いる第2のシリコン酸化膜を通してシリコン窒化膜を酸
    し、前記第1のシリコン酸化膜、前記シリコン窒化膜
    が酸化したシリコン酸化膜、および前記第2のシリコン
    酸化膜からなる第2のゲート絶縁膜を形成する第3工程
    と、当該第2のゲート絶縁膜上に第2のゲート電極を形成す
    る第4工程と、 を含むことを特徴とするMONOS型
    導体不揮発性記憶装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に、該半導体基板側から順
    に、第1のシリコン酸化膜、シリコン窒化膜及び第2の
    シリコン酸化膜が形成された三層構造を備えた第1の
    ート絶縁膜を介して第1のゲート電極が形成されたMO
    NOS型半導体不揮発性記憶装置を製造する方法におい
    て、 前記第1のシリコン酸化膜上に、前記シリコン窒化
    を、該シリコン窒化膜の上層部を酸化して第2のシリコ
    酸化膜を形成した際に酸化されずに残存する下層部の
    前記第1のゲート電極形成領域以外の領域の全てが、後
    の第3工程で行う酸化処理において酸化される膜厚で形
    成する第1工程と、 前記シリコン窒化膜の上層部を酸化して第2のシリコン
    酸化膜を形成する第2工程と、 当該第2のシリコン酸化膜上に第1のゲート電極を形成
    した後、当該第1のゲート電極形成領域以外の領域に形
    成されている第2のシリコン酸化膜を通してシリコン窒
    膜を酸化し、前記第1のシリコン酸化膜、前記シリコ
    ン窒化膜の下層 部が酸化したシリコン酸化膜、および前
    記第2のシリコン酸化膜からなる第2のゲート絶縁膜を
    形成する第3工程と、当該第2のゲート絶縁膜上に第2のゲート電極を形成す
    る第4工程と、 を含むことを特徴とするMONOS型
    導体不揮発性記憶装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 半導体基板上に、該半導体基板側から順
    に、第1のシリコン酸化膜、シリコン窒化膜及び第2の
    シリコン酸化膜が形成された三層構造を備えた第1の
    ート絶縁膜を介して第1のゲート電極が形成されたMO
    NOS型半導体不揮発性記憶装置を製造する方法におい
    て、 前記第2のシリコン酸化膜上に、前記第1のゲート電極
    を形成した後、該第1のゲート電極をマスクとして当該
    第2のシリコン酸化膜を除去し、この領域に形成されて
    いる前記シリコン窒化膜を露出する第1工程と、 当該露出したシリコン窒化膜の全てが、後の第3工程で
    行う酸化処理において酸化される膜厚となるまで、当該
    シリコン窒化膜をエッチバックする第2工程と、 当該エッチバック終了後、第1のゲート電極形成領域以
    外の領域に形成されているシリコン窒化膜を酸化し、前
    記第1のシリコン酸化膜および前記シリコン窒化膜が酸
    化したシリコン酸化膜からなる第2のゲート絶縁膜を形
    する第3工程と、当該第2のゲート絶縁膜上に第2のゲート電極を形成す
    る第4工程と、 を含むことを特徴とするMONOS型
    導体不揮発性記憶装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 半導体基板上に、該半導体基板側から順
    に、第1のシリコン酸化膜、シリコン窒化膜及び第2の
    シリコン酸化膜が形成された三層構造を備えた第1のゲ
    ート絶縁膜を介して第1のゲート電極が形成されるとと
    もに、該半導体基板上に酸化膜からなる第2のゲート絶
    縁膜を介して第2のゲート電極が形成された半導体装置
    を製造する方法において、前記第1のゲート電極を形成した後に、 前記第1のゲー
    ト電極形成領域以外の領域に形成されたシリコン窒化膜
    の全てを酸化するか、もしくは、一部をエッチバックす
    るとともに残部の全てを酸化して、前記第2のゲート絶
    縁膜を構成するシリコン酸化膜の一部を形成する工程を
    含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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