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JP3432792B2 - カラー画像記録装置 - Google Patents

カラー画像記録装置

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JP3432792B2
JP3432792B2 JP2000269060A JP2000269060A JP3432792B2 JP 3432792 B2 JP3432792 B2 JP 3432792B2 JP 2000269060 A JP2000269060 A JP 2000269060A JP 2000269060 A JP2000269060 A JP 2000269060A JP 3432792 B2 JP3432792 B2 JP 3432792B2
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intermediate transfer
transfer belt
roller
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image forming
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肇 山本
浩 寺田
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Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Color Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラープリンタ、
カラー複写機やカラーファクシミリ等に応用できるカラ
ー画像記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般のカラー電子写真方法では、イエ
ロ、マゼンタ、シアン、黒の各色のトナー像を転写材上
で重ね合わせてカラー像を形成する方法がとられてい
る。このカラー像形成方法としては、単一の感光体上に
順次各色のトナー像を形成し、転写ドラムに巻き付けた
転写材を回転させて繰り返しこの感光体に対向させ、そ
こで順次形成される各色のトナー像を重ねて転写してい
く転写ドラム方式と、複数の像形成部を並べて配置し、
ベルトで搬送される転写材にそれぞれの像形成部を通過
させて順次各色のトナー像を転写し、カラー像を重ね合
わす連続重ね方式が一般的である。
【0003】前者の転写ドラム方式を用いたものに、特
開平1−252982号公報に示されるカラー画像形成
装置がある。図8はこの従来例の全体構成の概要を示す
もので、以下その構成と動作を簡単に説明する。図8に
おいて、101は感光体で、これに対向して帯電器10
2と、現像部103と、転写ドラム104、クリーナ1
05が設けられている。現像部103は、イエロ色のト
ナー像をつくるためのY現像器106、マゼンタ色のM
現像器107、シアン色のC現像器108、黒色のBk
現像器109とで構成され、現像器群全体が回転して各
々の現像器が順次感光体101に対向し現像可能の状態
になる。転写ドラム112と感光体は動作中は対向しな
がらそれぞれ矢印方向に一定速度で回転している。
【0004】像形成動作が開始すると感光体101が矢
印方向に回転するとともに、その表面が帯電器102に
よって一様に帯電される。その後感光体表面には、1色
目のイエロの像を形成するための信号で変調されたレー
ザビーム110を照射されて、潜像が形成される。次に
この潜像は最初に感光体に対向しているY現像器106
により現像され、イエロのトナー像が形成される。感光
体上に形成されたイエロのトナー像が転写ドラム104
に対向する位置に移動するまでに、すでに転写ドラム1
04の外周には給紙部111から送られた転写材として
の1枚の用紙が先端を爪部112でつかまれて巻き付け
られており、その用紙の所定の位置に感光体上のイエロ
のトナー像が対向して出会うようにタイミングがとられ
ている。
【0005】感光体上のイエロのトナー像が転写帯電器
113の作用により用紙に転写された後、感光体表面は
クリーナ105により清掃されて、次色の像形成が準備
される。続いてマゼンタ、シアン、黒のトナー像も同様
に形成されるが、そのとき現像部103は色に応じて用
いる各現像器を感光体に対向させて現像可能の状態にす
る。転写ドラムの径は最長の用紙が巻き付けられかつ各
色の像間で現像器の交換が間に合うように充分の大きさ
を持っている。
【0006】各色の像形成のためのレーザビーム110
の照射は、回転につれて感光体上の各色のトナー像と転
写ドラム上の用紙に既に転写されたトナー像とが位置的
に合致されて対向するようにタイミングがとられて実行
される。この様にして4色のトナー像が転写ドラム10
4上で用紙に重ねて転写されて、用紙上にカラー像が形
成される。全ての色のトナー像が転写された後、用紙は
剥離爪114により転写ドラム104から剥されて、搬
送部115を経て定着器116によりトナー像が定着さ
れ、装置外へ排出される。
【0007】一方、連続転写方式を用いたカラー画像形
成装置の例として、特開平1−250970号公報があ
る。この従来例では4色の像形成のためにそれぞれが感
光体、光走査手段などを含んだ4つの像形成ステーショ
ンが並び、ベルトに搬送された用紙がそれぞれの感光体
の下部を通過してカラートナー像が重ね合わされる。
【0008】さらにまた、転写材上に異なる色のトナー
像を重ねてカラー像を形成する他の方法として、感光体
上に順次形成される各色トナー像を中間転写材上に一旦
重ねて、最後にこの中間転写材上のトナー像を一括して
転写紙に移す方法が特開平2−212867号公報で開
示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】転写ドラム方式では、
異なる色のトナー像の位置を合わせて重ねるために転写
ドラムを用いる。この転写ドラムを感光体に対して同速
度で回転させ、さらに像の先端のタイミングを合わせる
ことによって、カラー像を形成する場合の各色トナー像
の相互位置を合致させる。しかしながら上記のような構
成では、転写ドラムに用紙を巻き付ける必要があるた
め、転写ドラムの径が一定の大きさ以上必要であり、ま
たその構造が非常に複雑で高精度が要求されるため、装
置が大がかりで高価なものとなっていた。また葉書や厚
紙など腰の強い用紙は、転写ドラムに巻き付けることが
できないため使用できなかった。
【0010】一方、連続転写方式は、色数に対応した像
形成位置を有しており、そこに用紙を次々と通過させれ
ばよいため、このような転写ドラムは不要であるが、こ
の方式では感光体上に潜像を形成するためのレーザ光学
系などの潜像形成手段が色の数に対応して複数個必要で
あり、構造が非常に複雑で高価であった。さらにまた、
像形成位置が複数箇所あるため、各色の像形成部の相対
的な位置ずれ、回転軸の偏心、各部の平行度のずれなど
が直接色ずれに影響し高画質を安定に得ることが困難で
あった。特に潜像形成手段による潜像の各色間の位置合
わせを正確に行う必要があり、特開平1−250970
号公報にも示されているように、潜像形成手段である像
露光系に相当の工夫と複雑な構成が必要であるという問
題点があった。
【0011】さらに、中間転写材を用いる特開平2−2
12867号公報の例では、各色のトナー像を同一の感
光体上に形成するために、複数の現像器を単一の感光体
の周辺に配置しなければならず、必然的に感光体の形状
が大きくなり、また感光体が取り扱いにくいベルト形状
になった。また、各現像器をメンテナンス時に交換する
と感光体の特性とのマッチング調整が必要であったり、
感光体の交換時には各現像器との間での位置調整が必要
であったため、各色現像器や感光体のメンテナンスも困
難であった。
【0012】本発明の目的は上記問題点に鑑み、中間転
写部の構成が小型シンプルでメンテナンス性が良く、し
かも転写が安定で色ずれも発生しないカラー画像記録装
置を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のカラー画像記録装置は、感光体上に形成さ
れた画像を、中間転写ベルトに転写し、更に、装置側に
設けた再転写ローラにより記録用紙に転写した後に定着
して画像形成を行うカラー画像記録装置において、前記
感光体から順次各色のカラー画像を転写する中間転写ベ
ルトと、この中間転写ベルトに張力を与えるローラと、
を収容するとともに、前記感光体端部に当接して前記中
間転写ベルトと前記感光体とのニップ量を一定にする一
対のコロを有する、中間転写ベルトユニットを設け、前
記中間転写ベルトと前記感光体との接触・離間を繰り返
してカラー画像の転写を行う構成とするとともに、前記
接触・離間時には、前記ローラにより前記中間転写ベル
トに張力を保ちたわみを防ぐ一方、前記接触時には、前
記コロにより前記中間転写ベルトと前記感光体とのニッ
プ量を一定にし、 前記コロは回転軸を介して前記中間転
写ベルトユニット側板に固定され、且つ、前記再転写ロ
ーラに対向配置された第2転写ローラは回転軸を介して
前記中間転写ベルトユニット側板に固定される、構成を
採る。
【0014】これにより、メンテナンス時にユーザが中
間転写ベルトユニットを着脱する場合であっても、特別
の調整をすることなく像形成を開始することができる。
また、中間転写ベルトのテンションを安定に保ちながら
接触・離間が行われかつ転写する時の圧接ニップ量が常
に一定になるため、感光体と中間転写ベルトとを接触・
離間させる構成でも転写性能が変わることがない。
た、コロは回転軸を介して中間転写ベルトユニット側板
に固定され、且つ再転写ローラに対向配置された第2転
写ローラも回転軸を介して中間転写ベルトユニット側板
に固定される。また、これにより、第2転写ローラやそ
れと対向する再転写ローラのカラー装置内での正しい配
置位置が、感光体を中心としてこのコロによって連鎖的
に安定的に決定される。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明のカラー画像記録装置及び
中間転写ベルトユニットの構成について図1を用いて説
明する。1はカラー電子写真プリンタの外装筐であり、
図面右端面側が前面である。1Aはプリンタ前面板であ
り、該前面板はプリンタ外装筐1に対して下辺側のヒン
ジ軸1Bを中心に点線表示のように倒し開き操作、実線
示のように起こし閉じ操作自由である。プリンタ内に対
する中間転写ベルトユニット2の着脱操作や紙詰まり時
などのプリンタ内部点検保守等は前面板1Aを倒し開い
てプリンタ内部を大きく解放することにより行われる。
この中間転写ベルトユニット2の着脱動作は、感光体の
回転軸母線方向に対し垂直方向になるように設計されて
いる。
【0016】中間転写ベルトユニット2の構成を図2に
示す。中間転写ベルトユニット2はユニットハウジング
2aに、中間転写ベルト3、導電性弾性体よりなる第1
転写ローラ4、アルミニウムローラよりなる第2転写ロ
ーラ5、転写ベルトの張力を調整するテンションローラ
6、転写ベルト上に残ったトナー像をクリーニングする
ベルトクリーナローラ7、クリーナローラ7上に回収し
たトナーをかきおとすスクレーパ8、回収したトナーを
溜おく廃トナー溜め9aおよび9b、転写ベルトの位置
を検出する位置検出器10を内包している。この中間転
写ベルトユニット2は、図1においてプリンタ前面板1
Aを点線のように倒し開いてプリンタ外装筐1内の所定
の収納部に対して着脱自在である。
【0017】中間転写ベルト3は、厚さ100μmのエ
ンドレスベルト状の半導電性のウレタンを基材としたフ
ィルムよりなり、周囲に107Ωcmの抵抗を有するよう
に低抵抗処理をしたウレタンフォームを成形した第1転
写ローラ4、第2転写ローラ5およびテンションローラ
6に巻回し、矢印方向に移動可能に構成される。ここ
で、転写ベルトの周長は、最大用紙サイズであるA4用
紙の長手方向の長さ(298mm)に、後述する感光体
ドラム(直径30mm)の周長の半分より若干長い長さ
(62mm)を足した360mmに設定している。
【0018】中間転写ベルトユニット2がプリンタ本体
に装着されたときには、第1転写ローラ4は、中間転写
ベルト3を介して感光体11(図1に図示)に約1.0
kgの力で圧接され、また、第2転写ローラ5は、中間
転写ベルト3を介して上記の第1転写ローラ4と同様の
構成の第3転写ローラ12(図1に図示)に圧接され
る。この第3転写ローラは中間転写ベルト3に従動回転
可能に構成している。
【0019】クリーナローラ7は、中間転写ベルト3を
清掃するベルトクリーナ部のローラである。これは、金
属性のローラにトナーを静電的に吸引する交流電圧を印
加する構成である。なお、このクリーナローラ7はゴム
ブレードや電圧を印加した導電性ファーブラシであって
もよい。
【0020】図3は中間転写ベルトユニット2の内部に
設けられたフォトインタラプタによる位置検出器10の
構成を示す斜視図である。中間転写ベルト3の端部には
検出孔13があり、位置検出器10はその検出孔13の
通過を光学的に検出することによって、中間転写ベルト
3上でのカラー像の位置合わせをおこなう構成である。
【0021】図4は中間転写ベルトユニットの3本のロ
ーラを固定する構成を示す。4は第1転写ローラ(直径
30mm)、5は第2転写ローラ(直径30mm)、6
はテンションローラ(直径12mm)、14はそれら3
本のローラを固定する側板である。テンションローラ6
はバネ15によって常に中間転写ベルトに張力を与えて
いる。図5の斜視図に示すように、第1転写ローラ4の
両端には第1転写ローラの径より2mm小さな直径28
mmのコロ16が2個とりつけられている。この中間転
写ベルトユニットが感光体に当接する様子を図6に示
す。11は像形成ユニットの感光体であり、中間転写ベ
ルト3を介して第1転写ローラ4と圧接される。このと
きの圧接の程度はコロ16によって規定され、強すぎた
りまた弱すぎたりすること無く、常に一定値のニップ量
で圧接される。このとき中間転写ベルト3は、感光体1
1が接触していない状態に比べてゆるみを生じやすい
が、テンションローラ6をバネ15により押し上げてい
るため、像形成ユニットが変わっても常に一定の張力を
保ち続けることができる。したがって、感光体上のトナ
ー像を安定して中間転写ベルトに転写することが可能で
あり、また、中間転写ベルトがたわむことによる色ずれ
の発生を防止できる。
【0022】再び、図1に戻る。プリンタ中央には黒、
シアン、マゼンタ、イエロの各色用の4組の扇型をした
像形成ユニット17Bk、17C、17M、17Yが像
形成ユニット群18を構成し、図のように円環状に配置
されている。各像形成ユニットは、図1のプリンタ上面
板1Cをヒンジ軸1Dを中心に開いて像形成ユニット群
18の所定の位置に着脱自在である。像形成ユニット1
7はプリンタ内に正規に装着されることにより、像形成
ユニット側とプリンタ側の両者側の機械的駆動系統・電
気回路系統が相互カップリング部材(不図示)を介して
結合して機械的・電気的に一体化する。
【0023】円環状に配置されている像形成ユニット1
7Bk、17C、17M、17Yは支持体(図示せず)
に支持されており、全体として移動手段である移動モー
タ19に駆動され、固定されて回転しない円筒状の軸2
0の周りに回転移動可能に構成されている。各像形成ユ
ニットは、回転移動によって順次前述の中間転写ベルト
3を支持する第2転写ローラ4に対向した像形成位置2
1に位置することができる。像形成位置21はレーザ信
号光22による露光位置でもある。
【0024】各像形成ユニットは、中に入れた現像剤を
の除きそれぞれ同じ構成部材よりなるので、説明を簡略
化するため黒用の像形成ユニット17Bkについて説明
し、他色については省略する。なお、各色用について、
同じ部分には同じ符号を付し、各色の構成の区別をつけ
る必要がある場合は、符号に各色を示す文字を付す。図
7に黒用像形成ユニット17Bkを詳細に示す。この説
明では、発明者らが特願平4−50274号に開示した
現像法を用いているが、通常の電子写真法に用いる現像
法であればいかなるものでもよいことは言うまでもな
い。図7において、11はフタロシアニンをポリカーボ
ネート系バインダ樹脂に分散した有機感光体、23は感
光体11と同軸で固定された回転しない磁石、24は感
光体をマイナスに帯電する帯電ローラ、22はレーザ信
号光、25はレーザビームが像形成ユニットに進入する
露光窓、26は現像剤ホッパである。現像剤ホッパ26
内には、表面をシリコーン樹脂でコートした粒径50μ
mのフェライトキャリヤ27Bkとポリエステル樹脂に
黒顔料を分散した黒トナー28Bkを混合した2成分現
像剤29Bkをいれ、磁石23の磁力により感光体11
表面に付着させる。30はアルミニウム製の回転可能な
回収電極ローラ、31はその内部に同軸で固定された回
転しない磁石、32は回収電極ローラ上のトナーをかき
おとすポリフェニレンサルファイド製のスクレーパ、3
3は回収電極ローラに電圧を印加する交流高圧電源であ
る。34は転写後の感光体表面に残ったトナーを清掃す
るクリーナである。感光体11の直径は30mmで、周
速60mm/sで矢印方向に回転させ、回収電極ローラ30
は直径16mmで、同じく周速60mm/sで矢印方向に
回転させた。
【0025】再び図1に戻り説明する。35はプリンタ
外装筐1内の下側に配設したレーザ露光装置であり、半
導体レーザ、スキャナモータ35a、ポリゴンミラー3
5b、レンズ系35c等から構成されている。該レーザ
露光装置35からの画像情報の時系列電気画素信号に対
応した画素レーザ信号光22は図1の像形成ユニット1
7Bkと17Yの間に構成された光路窓口36を通っ
て、軸20の一部に開けられた窓37を通して軸20内
の固定されたミラー38に入射し、反射されて像形成位
置21にある像形成ユニット17Bkの露光窓25から
像形成ユニット17Bk内にほぼ水平に進入し、像形成
ユニット内に上下に配設されている現像剤ホッパ26と
クリーナ34との間の通路を通って感光体11の左側面
の露光部に入射し母線方向に走査露光される。
【0026】ここで光路窓口36からミラー38までの
光路は両隣の像形成ユニット17Bkと17Yとのユニ
ット間の隙間を利用しているため、像形成ユニット群1
8には無駄になる空間がほとんど無い。また、ミラー3
8は像形成ユニット群18の中央部に設けられているた
め、固定された単一のミラーで構成することができ、シ
ンプルでかつ位置合わせ等が容易な構成である。
【0027】12はプリンタ前面板1Aの内側で給送ロ
ーラ39の上方に配設した第3転写ローラであり、中間
転写ベルト3と第3転写ローラ12との圧接されたニッ
プ部には、プリンタ前面板1Aの下部に設けた紙給送ロ
ーラ39により用紙が送られてくるように用紙搬送路が
形成されている。
【0028】40はプリンタ前面板1Aの下辺側に外方
に突出させて設けた給紙カセットであり、複数の紙Sを
同時にセットできる。41aと41bとは紙搬送タイミ
ングローラ、42a・42bはプリンタの内側上部に設
けた定着ローラ対、43は第3転写ローラ12と定着ロ
ーラ対42a・42b間に設けた紙ガイド板、44a・
44bは定着ローラ対42a・42bの紙出口側に配設
した紙排出ローラ対、45は定着ローラ42aに供給す
るシリコンオイル46を溜める定着オイル溜め、47は
シリコンオイル46を定着ローラ42aに塗布するオイ
ル供給ローラである。以上が本発明の電子写真装置の主
要構成の説明である。
【0029】上記の構成によって、複雑な構成の中間転
写ベルト部をユニット化できたため、中間転写ベルトが
劣化したときにはユーザがユニットごと交換することが
可能になりメンテナンス性も優れたものとなる。
【0030】さらに、本発明のような感光体と中間転写
ベルトが接触と離間を繰り返すカラー画像記録装置で
は、離接時に中間転写ベルトにたわみがでやすいが、本
発明ではテンションローラにより常に中間転写ベルトに
張力を与える構成であり、たわみによる色ずれなどが発
生しない。
【0031】また、本発明のように感光体と中間転写ベ
ルトが接触と離間を繰り返すカラー画像記録装置では、
中間転写ベルトと複数の異なる感光体との圧接を一定に
保つことが難しいが、本発明では第1転写ローラ側部に
コロを設け感光体に接触させるため、その圧接ニップ量
が常に一定になる構成であり、各色ごとに転写性能が変
わることがない。
【0032】以下本発明の一実施例のカラー画像記録装
置の動作について、図1と図7とを参照しながら説明す
る。
【0033】まず図7を用いて像形成ユニットの動作を
説明する。感光体11を帯電ローラ24で、−500V
に帯電させた。この感光体11にレーザビーム走査光2
2を照射し静電潜像を形成した。このとき感光体の露光
電位は−100Vであった。この感光体11表面上に、
2成分現像剤29Bkを現像剤ホッパ26内で磁力によ
り付着させた。次に感光体11表面を回収電極ローラ3
0の前を通過させた。感光体11の未帯電域の通過時に
は、電極ローラ30には交流高圧電源33により、+1
00Vの直流電圧を重畳した750V0-p(ピーク・ツ
ー・ピーク1.5kV)の交流電圧(周波数3kHzの
矩型波)を印加した。その後、−500Vに帯電し静電
潜像が書き込まれた感光体11表面の通過時には、電極
ローラ30には交流高圧電源33により、−300Vの
直流電圧を重畳した750V0-p(ピーク・ツー・ピー
ク1.5kV)の交流電圧(周波数3kHzの矩型波)
を印加した。すると、感光体11上の現像剤と非画像部
分に付着したトナーは電極ローラ30に回収され、感光
体11上には画像部にのみネガポジ反転したトナー像が
残った。矢印方向に回転する電極ローラ30に付着した
現像剤とトナーは、スクレーパ32によってかきとり、
再び現像剤ホッパ26内に戻し次の像形成に用いた。こ
うして感光体11上には黒色のトナー像が得られた。黒
色以外の他の像形成ユニット17C、17M、17Yに
ついても同様の動作を行った。
【0034】次に図1の装置のカラー像形成時の動作を
説明する。最初、像形成ユニット群18は図1に示す位
置にあり、黒の像形成ユニット17Bkが図示のように
像形成位置21にある。このとき感光体11は中間転写
ベルト3を介して第1転写ローラ4に対向接触してい
る。このときの接触状態は、図6に示すような第1転写
ローラ4の表面が感光体11によりへこみ、コロ16が
感光体11の側端部に接触している。このときの中間転
写ベルト3のたわみはテンションローラ6によって吸収
された。再び第1図に戻る。先に説明した像形成ユニッ
トの像形成工程により、レーザ露光装置35により黒の
信号光が像形成ユニット17Bkに入力され、黒トナー
による像形成が行われる。この時像形成ユニット17B
kの像形成の速度(感光体の周速に等しい60mm/
s)と中間転写ベルト3の移動速度は同一になるように
設定されており、像形成と同時に第1転写ローラ4の作
用で、黒トナー像が中間転写ベルト3に転写される。こ
のとき第1転写ローラには+1kVの直流電圧を印加し
た。黒のトナー像がすべて転写し終わった直後に、像形
成ユニット17Bk、17C、17M、17Yは像形成
ユニット群18として全体が移動モータ19に駆動され
て図1の矢印方向に回転移動し、ちょうど90度回転し
て像形成ユニット17Cが像形成位置21に達した位置
で止まる。この間、像形成ユニットの感光体以外の現像
剤ホッパ26やクリーナ34の部分は感光体11先端の
回転円弧より内側に位置しているので、中間転写ベルト
3が像形成ユニットに接触することはない。
【0035】像形成ユニット17Cが像形成位置21に
到着後、前と同様に今度はシアンの信号でレーザ露光装
置35が像形成ユニット17Cに信号光を入力しシアン
のトナー像の形成と転写が行われる。このときまでに中
間転写ベルト3は一回転し、前に転写された黒のトナー
像に次のシアンのトナー像が位置的に合致するように、
図2に示す位置検出器10からの信号に基づいてシアン
の信号光の書き込みタイミングが制御される。この間、
第3転写ローラ12とクリーナローラ7とは中間転写ベ
ルト3から少し離れており、転写ベルト上のトナー像を
乱さないように構成されている。
【0036】以上と同様の動作を、マゼンタ、イエロに
ついても行い、中間転写ベルト3上には4色のトナー像
が位置的に合致して重ね合わされカラー像が形成され
た。最後のイエロトナー像の転写後、4色のトナー像は
タイミングを合わせて給紙カセット40から送られる用
紙に、第3転写ローラ12の作用で一括転写された。こ
のとき第2転写ローラ5は接地し、第3転写ローラ12
には+1.5kVの直流電圧を印加した。用紙に転写さ
れたトナー像は定着ローラ対42a・42bにより定着
された。用紙はその後排出ローラ対44a・44bを経
て装置外に排出された。中間転写ベルト3上に残った転
写残りのトナーは、クリーナローラ7の作用で清掃され
次の像形成に備えた。
【0037】次に単色モード時の動作を説明する。単色
モード時は、まず所定の色の像形成ユニットが像形成位
置に移動する。次に前と同様に所定の色の像形成と中間
転写ベルト3への転写を行い、今度は転写後そのまま続
けて、次の第3転写ローラ12により給紙カセット40
から送られてくる用紙に転写をし、そのまま定着した。
【0038】次にこの装置の、メンテナンスに関する説
明をする。特定の色の現像剤が消費され、メンテナンス
をする場合には、まず、移動モータ19の作用により像
形成ユニット群18を回転して、注目の色の像形成ユニ
ットを上部位置(図1の像形成ユニット17Cの位置)
に移動する。そして装置本体上部に位置したカバー1D
をあけて、そこから注目の像形成ユニットを装置外に取
り出す。次に、あらかじめ画像濃度を調整した新しい像
形成ユニットを装着する。これにより、像形成ユニット
装着後はなんら調整する事なく像形成が開始できる。
【0039】中間転写ベルト3はおおよそ3万ページで
寿命になる。このときまでに貯まった廃トナーは廃トナ
ー溜め9a・9bに溜められる。ユーザは装置本体前面
部に位置するカバー1Aをあけて、そこから中間転写ベ
ルトユニット2を装置外に取り出す。次に、あらかじめ
中間転写ベルトユニットとしてクリーナ等が調整済みの
新しいユニットを装着する。したがってユニット装着後
はなんら調整する事なく像形成が開始できる。
【0040】以上が実施例の構成と動作の説明である。
なお以上の実施例では、像形成ユニットの構造として特
定のものを用いたが、他にコンベンショナルな現像法を
用いた構造の像形成ユニットの場合でも、本発明の本質
と作用効果は変わることがない。
【0041】
【発明の効果】本発明は上記した構成によって、中間転
写部の構成が小型シンプルでメンテナンス性の良いカラ
ー画像記録装置に用いる中間転写ベルトユニットが得ら
れる。また、中間転写ベルトのテンションを安定に保ち
ながら接触・離間が行われかつ転写する時の圧接ニップ
量が常に一定になるため、感光体と中間転写ベルトとを
接触・離間させる構成でも転写性能が変わることがな
い。また、コロは回転軸を介して中間転写ベルトユニッ
ト側板に固定され、且つ再転写ローラに対向配置された
第2転写ローラも回転軸を介して中間転写ベルトユニッ
ト側板に固定され、第2転写ローラやそれと対向する再
転写ローラのカラー装置内での正しい配置位置が、感光
体を中心としてこのコロによって連鎖的に安定的に決定
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の中間転写ベルトユニットを用いたカラ
ー画像記録装置の構成図
【図2】本発明の中間転写ベルトユニットの構成図
【図3】本発明の中間転写ベルトユニットの位置検出器
の構成を示す斜視図
【図4】本発明の中間転写ベルトユニットの中間転写ベ
ルトの張力の与え方を示す構成図
【図5】本発明の中間転写ベルトユニットに用いる転写
ローラ側端部のコロを示す斜視図
【図6】本発明の中間転写ベルトユニットの中間転写ベ
ルトと感光体との接触時の張力の与え方を示す説明図
【図7】本発明の実施例のカラー画像記録装置に用いら
れる像形成ユニットの構成を示す構成図
【図8】従来のカラー画像形成装置の構成図
【符号の説明】
2 中間転写ベルトユニット 3 中間転写ベルト 4 第1転写ローラ 5 第2転写ローラ 6 テンションローラ 11 感光体 12 第3転写ローラ 15 バネ 16 コロ 17Bk・17C・17M・17Y 像形成ユニット 18 像形成ユニット群 21 像形成位置 22 レーザ信号光 35 レーザ露光装置 38 ミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−191368(JP,A) 特開 平4−110871(JP,A) 特開 平1−316774(JP,A) 特開 昭63−75773(JP,A) 特開 平5−158361(JP,A) 特開 平5−53410(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/01 - 15/01 117 G03G 15/16 G03G 15/00 550 G03G 21/16 - 21/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体上に形成された画像を、中間転写
    ベルトに転写し、更に、装置側に設けた再転写ローラに
    より記録用紙に転写した後に定着して画像形成を行うカ
    ラー画像記録装置において、 前記感光体から順次各色のカラー画像を転写する中間転
    写ベルトと、この中間転写ベルトに張力を与えるローラ
    と、を収容するとともに、前記感光体端部に当接して前
    記中間転写ベルトと前記感光体とのニップ量を一定にす
    る一対のコロを有する、中間転写ベルトユニットを設
    け、 前記中間転写ベルトと前記感光体との接触・離間を繰り
    返してカラー画像の転写を行う構成とするとともに、 前記接触・離間時には、前記ローラにより前記中間転写
    ベルトに張力を保ちたわみを防ぐ一方、前記接触時に
    は、前記コロにより前記中間転写ベルトと前記感光体と
    のニップ量を一定にし、 前記コロは回転軸を介して前記中間転写ベルトユニット
    側板に固定され、且つ、前記再転写ローラに対向配置さ
    れた第2転写ローラは回転軸を介して前記中間転写ベル
    トユニット側板に固定される、 ことを特徴とするカラー画像記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカラー画像記録装置にの
    み使用する中間転写ベルトユニットであって、 感光体と対向して配置され前記感光体から順次各色のカ
    ラー画像を転写する中間転写ベルトと、この中間転写ベ
    ルトに張力を与えるローラと、を収容するとともに、前
    記感光体端部に当接して前記中間転写ベルトと前記感光
    体とのニップ量を一定にする一対のコロを有することを
    特徴とする中間転写ベルトユニット。
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