JP3430581B2 - 自動車のトリム構造 - Google Patents
自動車のトリム構造Info
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Description
に関するものである。
されるように、従来から自動車の車体ドア部の車室面側
には、一般に内装用のトリムが取付けられ、その内側に
は必要に応じて発泡ウレタンなどよりなる弾性パッドが
介装されるようになっている。
時等の衝撃をも吸収するように考慮されている。
車の車体のトリム部において上述のように弾性パッドが
介装されているのは、上記ドア部など一部の場所に限ら
れており、例えばフロントピラーやセンターピラー、リ
アピラー、またフロントヘッダーやルーフサイドレー
ル、リアヘッダーなどの比較的乗員の体の干衝の可能性
が少ないトリム部には余り弾性パッドが介装されていな
い。
ると、上述したトリム部の全てに弾性パッドを介装し、
少しでも余計に安全性を向上させることが好ましい。
泡ウレタンやスポンジは比較的コストが高く、それを全
てのトリム部に介装してゆくとすると、相当に費用が嵩
むとともにトリムとは別体のものを介装固定してゆかな
ければならないためにトリム部の組付作業の作業性も従
来に比べて悪化するなどの問題を生じる。
記載の発明は、各々上記の問題を解決することを目的と
してなされたものであって、それぞれ次のように構成さ
れている。
ーフパネルの外縁から下方へ延びるピラー部よりなるト
リム取付部と、当該トリム取付部に取り付けられたトリ
ム部材と、を備えた自動車のトリム構造であって、上記
ピラー部は、ピラーインナパネルとピラーアウタパネル
とを相互に閉断面構造を形成するように縁部同士を接合
して構成されており、上記トリム部材のトリムプレート
裏側で、少なくとも当該トリム部材の幅方向中央部分に
可撓性のある多数本の針状の細長リブを一体成形して突
設し、該細長リブを介して車体側の上記トリム取付部に
対し弾性的に取り付けてなるとともに、該細長リブは、
上記トリム部材の幅方向中央部分の上記トリムプレート
面に対し略垂直に加わる衝撃力の方向から所定角傾斜し
て突設されている。
ーフパネルの車両前後方向前端または後端に沿って延設
されたヘッダー部よりなるトリム取付部と、当該トリム
取付部に取り付けられたトリム部材と、を備えた自動車
のトリム構造であって、上記ヘッダー部は、ヘッダーイ
ンナパネルとヘッダーアウタパネルとを相互に閉断面構
造を形成するように縁部同士を接合して構成されてお
り、上記トリム部材のトリムプレート裏側で、少なくと
も当該トリム部材の幅方向中央部分に可撓性のある多数
本の針状の細長リブを一体成形して突設し、該細長リブ
を介して車体側の上記トリム取付部に対し弾性的に取り
付けてなるとともに、該細長リブは、上記トリム部材の
幅方向中央部分の上記トリムプレート面に対し略垂直に
加わる衝撃力の方向から所定角傾斜して突設されてい
る。
延設されたルーフサイドレール部よりなるトリム取付部
と、当該トリム取付部に取り付けられたトリム部材と、
を備えた自動車のトリム構造であって、上記ルーフサイ
ドレール部は、ルーフサイドレールインナパネルとルー
フサイドレールアウタパネルとを相互に閉断面構造を形
成するように縁部同士を接合して構成されており、上記
トリム部材のトリムプレート裏側で、少なくとも当該ト
リム部材の幅方向中央部分に可撓性のある多数本の針状
の細長リブを一体成形して突設し、該細長リブを介して
車体側の上記トリム取付部に対し弾性的に取り付けてな
るとともに、該細長リブは、上記トリム部材の幅方向中
央部分の上記トリムプレート面に対し略垂直に加わる衝
撃力の方向から所定角傾斜して突設されている。
のいずれか一つに記載の発明の構成において、その細長
リブが、高さの異なる複数種のリブより構成されてい
る。
のいずれか一つに記載の発明の構成において、その細長
リブの基部側トリムプレート裏面に弾性パッド部を設け
て構成されている。
記の構成に対応して次のような作用を奏する。
リム部材のトリムプレート裏側に可撓性のある多数本の
細長リブを一体的に突設し、該細長リブを介して車体側
のピラー部よりなるトリム取付部に対し弾性的に取り付
けるようにしている。
される衝撃力は、その裏側の多数本の可撓性細長リブの
撓み変形による弾性によって吸収ダンピングされ、乗員
を保護するようになる。
に加わる衝撃力の方向から所定角傾斜して突設されてい
ることから、上記作用する衝撃力に対して細長リブが効
果的に撓むようになり、有効な衝撃吸収作用を果たす。
体化して突設されているので、その取り付けはトリムプ
レートの取り付けだけで足りるようになる。
リム部材のトリムプレート裏側に可撓性のある多数本の
細長リブを一体的に突設し、該細長リブを介して車体側
のヘッダー部よりなるトリム取付部に対し弾性的に取り
付けるようにしている。
される衝撃力は、その裏側の多数本の可撓性細長リブの
撓み変形による弾性によって吸収ダンピングされ、乗員
を保護するようになる。
に加わる衝撃力の方向から所定角傾斜して突設されてい
ることから、上記作用する衝撃力に対して細長リブが効
果的に撓むようになり、有効な衝撃吸収作用を果たす。
体化して突設されているので、その取り付けはトリムプ
レートの取り付けだけで足りるようになる。
リム部材のトリムプレート裏側に可撓性のある多数本の
細長リブを一体的に突設し、該細長リブを介して車体側
のルーフサイドレール部よりなるトリム取付部に対し弾
性的に取り付けるようにしている。
される衝撃力は、その裏側の多数本の可撓性細長リブの
撓み変形による弾性によって吸収ダンピングされ、乗員
を保護するようになる。
に加わる衝撃力の方向から所定角傾斜して突設されてい
ることから、上記作用する衝撃力に対して細長リブが効
果的に撓むようになり、有効な衝撃吸収作用を果たす。
体化して突設されているので、その取り付けはトリムプ
レートの取り付けだけで足りるようになる。
記請求項1から3のいずれか一つに記載の発明の構成に
おいて、その細長リブが、高さの異なる複数種のリブに
よって構成されていることから、トリムプレートに対す
る衝撃力作用時に高さの高い細長リブから高さの低い細
長リブへと順々に弾性変形して行き、複数段階の連続し
た衝撃吸収作用を長い間持続させることができるように
なり、衝撃吸収性能が高くなる。
記請求項1から3のいずれか一つに記載の発明の構成に
おいて、その細長リブの基部側トリムプレート裏面に、
さらに弾性パッド部を設けていることから、トリムプレ
ートに衝撃力が作用した時に、高さの高い細長リブから
弾性パッドの順に弾性変形させて行くことにより、少な
くとも2段階の連続した時間的に長い衝撃吸収作用を得
ることができ、衝撃吸収性能が向上する。
のように、上記請求項1から5のいずれか一つに記載の
発明の構成において、それらのトリムプレートと細長リ
ブとを合成樹脂により一体成形しているので、製作は簡
単で、低コストに実現することができる。
発明の自動車のトリム構造によれば、先に述べた各種車
体トリム部の何れに対しても簡単かつ低コストな構造で
有効な衝撃吸収性能を付与することができ、しかも組付
けは従来の弾性パッド介装構造のものよりも遥かに容易
になる。
リム構造を示している。
の車体上部構造の概略を示しており、符号2はそのフロ
ントピラー部、3はセンターピラー部、4はリアピラー
部、5はフロントヘッダー部、6はルーフサイドレール
部、7はリアヘッダー部、8Aはフロントガラス、8B
はリアガラス、9はルーフパネルである。
2、センターピラー部3、リアピラー部4、フロントヘ
ッダー部5、ルーフサイドレール部6、リアヘッダー部
7は、各々図1〜図6に示すように構成されている。
部2の構成を示し、該フロントピラー部2はフロントピ
ラーアウタパネル2aとフロントピラーインナパネル2b
とを相互に閉断面構造を形成するように縁部同士を接合
して構成されており、その車室内側、つまりフロントピ
ラーインナパネル2b側には例えば合成樹脂製の第1の
トリム11が取り付けられている。
閉断面構造のフロントピラー部2に沿って延びる略断面
コ字状のトリムプレート11aの裏側(ピラー本体側)に
針状の細長リブ11b,11b・・・を多数本一体成形し
て形成されており、その長手方向側縁部10をフロント
ピラー部2側の接合縁部カバー16に設けられた係止片
17に係合することによって固定されている。そして、
上記リブ11b,11b・・・は、各々図示のようにトリ
ムプレート11aのプレート面に対する垂直方向に対し
所定角θ1だけ同一方向に傾斜して設けられており、ト
リムプレート11aに矢印(イ)方向の衝撃力が加えられ
た時に当該リブ11b,11b・・・の傾斜変形(撓み変
形)によって、その衝撃力を可及的にソフトに吸収し得
るようになっている。
成を示し、該センターピラー部3はセンターピラーアウ
タパネル3aとセンターピラーインナパネル3bとを相互
に閉断面構造を形成するように縁部同士を接合して構成
されており、その車室内側、つまりセンターピラーイン
ナパネル3b側には例えば合成樹脂製の第2のトリム1
2が取り付けられている。
閉断面構造のフロントピラー部2に沿って延びる略断面
コ字状のトリムプレート12aの裏側(ピラー本体側)に
針状の細長リブ12b,12b・・・を多数本一体成形し
て形成されており、その長手方向側縁部18,18をセ
ンターピラー部3側の接合縁部カバー19,19に設け
られた係止片20,20に係合することによって固定さ
れている。そして、上記リブ12b,12b・・・は、各
々図示のようにトリムプレート12aのプレート面に対
する垂直方向に対し所定角θ2だけ同一方向に傾斜して
設けられており、トリムプレート12aに例えば矢印
(ロ)方向の衝撃力が加えられた時に当該リブ12b,12
b・・・の傾斜変形(撓み変形)によって、その衝撃力を
可及的にソフトに吸収し得るようになっている。
示し、該リアピラー部4はリアピラーアウタパネル4a
とリアピラーインナパネル4bとを相互に閉断面構造を
形成するように縁部同士を接合して構成されており、そ
の車室内側、つまりリアピラーインナパネル4b側には
例えば合成樹脂製の第3のトリム13が取り付けられて
いる。
閉断面構造のリアピラー部4に沿って延びる略断面コ字
状のトリムプレート13aの裏側(ピラー本体側)に針状
の細長リブ13b,13b・・・を多数本一体成形して形
成されており、その長手方向側縁部21をリアピラー部
4側の接合縁部カバー22に設けられた係止片23に係
合することによって固定されている。そして、上記リブ
14b,14b・・・は、各々図示のようにトリムプレー
ト13aのプレート面に対する垂直方向に対し所定角θ3
だけ同一方向に傾斜して設けられており、トリムプレー
ト14aに例えば矢印(ハ)方向の衝撃力が加えられた時
に当該リブ14b,14b・・・の傾斜変形(撓み変形)に
よって、その衝撃力を可及的にソフトに吸収し得るよう
になっている。
構成を示し、該フロントヘッダー部5はルーフパネル9
前端のフロントヘッダーアウタパネル5aとフロントヘ
ッダーインナパネル5bとを相互に閉断面構造を形成す
るように縁部同士を接合して構成されており、その車室
内側、つまりフロントヘッダーインナパネル5b側には
例えば合成樹脂製の第4のトリム14が取り付けられて
いる。
閉断面構造のフロントヘッダー部5に沿って延びる略断
面コ字状のトリムプレート14aの裏側(ピラー本体側)
に針状の細長リブ14b,14b・・・を多数本一体成形
して形成されており、その長手方向側縁部24をフロン
トヘッダー部5側の接合縁部カバー25に設けられた係
止片26に係合することによって固定されている。そし
て、上記リブ14b,14b・・・は、各々図示のように
トリムプレート14aのプレート面に対する垂直方向に
対し所定角θ4だけ同一方向に傾斜して設けられてお
り、トリムプレート14aに矢印(ニ)方向の衝撃力が加
えられた時に当該リブ14b,14b・・・の傾斜変形(撓
み変形)によって、その衝撃力を可及的にソフトに吸収
し得るようになっている。
の構成を示し、該ルーフサイドレール部6はルーフパネ
ル9側端のルーフサイドレールアウタパネル6aとルー
フサイドレールインナパネル6bとを相互に閉断面構造
を形成するように縁部同士を接合して構成されており、
その車室内側、つまりルーフサイドレールインナパネル
6b側には例えば合成樹脂製の第5のトリム15が取り
付けられている。
閉断面構造のルーフサイドレール部6に沿って延びる略
断面コ字状のトリムプレート15aの裏側(ルーフサイド
レール本体側)に針状の細長リブ15b,15b・・・を多
数本一体成形して形成されており、その長手方向側縁部
27をルーフサイドレール部6側の接合縁部カバー28
に設けられた係止片29に係合することによって固定さ
れている。そして、上記リブ15b,15b・・・は、各
々図示のようにトリムプレート15aのプレート面に対
する垂直方向に対し所定角θ5だけ同一方向に傾斜して
設けられており、トリムプレート15aに矢印(ホ)方向
の衝撃力が加えられた時に当該リブ15b,15b・・・
の傾斜変形(撓み変形)によって、その衝撃力を可及的に
ソフトに吸収し得るようになっている。
成を示し、該リアヘッダー部7はリアヘッダーアウタパ
ネル7aとリアヘッダーインナパネル7bとを相互に閉断
面構造を形成するように縁部同士を接合して構成されて
おり、その車室内側、つまりリアヘッダーインナパネル
7b側には例えば合成樹脂製の第6のトリム16が取り
付けられている。
閉断面構造のリアヘッダー部7に沿って延びる略断面コ
字状のトリムプレート16aの裏側(リアヘッダー本体
側)に針状の細長リブ16b,16b・・・を多数本一体成
形して形成されており、その長手方向側縁部31をリア
ヘッダー部7側の接合縁部カバー32に設けられた係止
片33に係合することによって固定されている。そし
て、上記リブ16b,16b・・・は、各々図示のように
トリムプレート16aのプレート面に対する垂直方向に
対し所定角θ6だけ同一方向に傾斜して設けられてお
り、トリムプレート16aに例えば矢印(ヘ)方向の衝撃
力が加えられた時に当該リブ16b,16b・・・の傾斜
変形(撓み変形)によって、その衝撃力を可及的にソフト
に吸収し得るようになっている。
リム構造によれば、その何れにあっても各トリムプレー
ト11a,12a,13a,14a,15a,16a裏面側に設け
た針状の細長リブ11b,11b・・・、12b,12b・・
・、13b,13b・・・、14b,14b・・・、15b,1
5b・・・、16b,16b・・・によって従来の発泡ウレ
タン性の弾性パッドを介装させたのと同様な衝撃吸収作
用を実現することができ、しかも同リブ11b,11b・
・・、12b,12b・・・、13b,13b・・・、14b,
14b・・・、15b,15b・・・、16b,16b・・・
はトリムプレート11a,12a,13a,14a,15a,16
aと合成樹脂製の一体成形により形成されているので、
従来の弾性パッドに比べて極めて低コストに実現するこ
とができ、さらに組付作業もトリムプレート11a,12
a,13a,14a,15a,16aを取付けるだけで良いので
著しく簡単になる。
ム構造を示している。
ムプレート11a〜16aの裏側に各々一体成形されてい
る針状の細長リブ11b〜16bの直径および高さが等し
く形成されている。従って、該構成では、その衝撃吸収
特性が例えば図8に示されるようになり、最初は支持弾
性が高いが、該状態から所定時間が経過すると、上記傾
斜角θ1に基く一定方向への曲がり(撓み)により比較的
早くに支持弾性(衝撃吸収力)を喪失してヘタリを生じて
しまう難点がある。しかし、安定性向上の見地から見る
と、該支持弾性は可能な限り長く持続させることが好ま
しい。
ンターピラー部3の構造を例にとって示しているよう
に、その細長リブを車体側取付面方向への突出高さが高
低2種に異なる第1、第2のリブ12b1,12b1・・
・、12b2,12b2・・・によって形成し、それらをX
Y方向に交互に均等に配置したことを特徴とするもので
ある。
衝撃吸収特性から明らかなように、最初は高さの高い第
1のリブ12b1,12b1・・・の撓み変形によって所定
レベルの支持弾性による第1衝撃吸収パターン(a)を
得、該第1のリブ12b1,12b1・・・が一定方向に一
定レベル以上の撓み変形を生じると、今度は所定の支持
弾性による第2のリブ12b2,12b2・・・の撓み変形
によって第2の衝撃吸収パターン(b)が得られるように
なり、それら2つの衝撃吸収パターン(a)〜(b)が時間的
に連続しながら相乗的に組合わさって上記第1実施例の
トリム構造に比べて相当長時間内の衝撃吸収性能を実現
し得るようになる。従って、該実施例の構成によれば、
上記第1実施例のトリム構造の難点を確実に解消するこ
とができる。
を例にとって示したが、本実施例の構成は、例えば上記
第1実施例の場合同様、図7のフロントピラー部2、リ
アピラー部4、フロントヘッダー部5、ルーフサイドレ
ール部6、リアヘッダー部7の各部にも全く同様に適用
できるものであることは言うまでもない。
リム構造を示している。
段階の衝撃吸収特性を得るに際し、リブ12b,12b・
・・の直径および高さは一定とし、その本数を少なくす
るとともに、各リブ12b,12b・・・の基部側に所定
の厚さの発泡ポリウレタン層30を形成し、該発泡ポリ
ウレタン層30によって上記第2のリブ12b2,12b2
・・・と同様の第2の衝撃吸収特性を実現するようにし
たことを特徴とするものである。
収特性に示すように、最初はリブ12b,12b・・・に
よって所定レベルの支持弾性による第1衝撃吸収パター
ン(a)を得、該リブ12b,12b・・・が一定方向に一定
レベル以上の撓み変形を生じると、今度は当該リブ12
b,12b・・・と発泡ポリウレタン層30の支持弾性に
よる第2の衝撃吸収パターン(b)が得られるようにな
り、それら2つの衝撃吸収パターン(a)〜(b)が時間的に
連続しながら相乗的に組合わさって上記第1実施例のト
リム構造に比べて相当長時間内の衝撃吸収性能を実現し
得るようになる。従って、該実施例の構成によっても、
上記第2実施例と略同様に上記第1実施例のトリム構造
の難点を確実に解消することができる。
合を例にとって示したが、本実施例の構成は、上記第1
実施例の場合同様、図7のフロントピラー部2、リアピ
ラー部4、フロントヘッダー部5、ルーフサイドレール
部6、リアヘッダー部7の各部にも全く同様に適用でき
るものであることは言うまでもない。
トリム構造におけるフロントピラー部のトリム構造を示
す断面図(図7のA−A断面図)である。
す断面図(図7のB−B断面図)である。
面図(図7のC−C断面図)である。
示す断面図(図7のD−D断面図)である。
断面図(図7のE−E断面図)である。
断面図(図7のF−F断面図)である。
を示す概略図である。
性を示す特性図である。
トリム構造におけるセンターピラー部のトリム構造を示
す断面図である。
性を示す特性図である。
車のトリム構造におけるセンターピラー部のトリム構造
を示す断面図である。
アピラー部、5はフロントヘッダー部、6はルーフサイ
ドレール部、7はリアヘッダー部、11a〜15aはトリ
ムプレート、11b〜15bは細長リブ、12b1は第1の
リブ、12b2は第2のリブ、30は発泡ポリウレタン層
である。
Claims (5)
- 【請求項1】 車室の上面を覆うルーフパネルの外縁か
ら下方へ延びるピラー部よりなるトリム取付部と、当該
トリム取付部に取り付けられたトリム部材と、を備えた
自動車のトリム構造であって、 上記ピラー部は、ピラーインナパネルとピラーアウタパ
ネルとを相互に閉断面構造を形成するように縁部同士を
接合して構成されており、 上記トリム部材のトリムプレート裏側で、少なくとも当
該トリム部材の幅方向中央部分に可撓性のある多数本の
針状の細長リブを一体成形して突設し、該細長リブを介
して車体側の上記トリム取付部に対し弾性的に取り付け
てなるとともに、該細長リブは、上記トリム部材の幅方
向中央部分の上記トリムプレート面に対し略垂直に加わ
る衝撃力の方向から所定角傾斜して突設されていること
を特徴とする自動車のトリム構造。 - 【請求項2】 車室の上面を覆うルーフパネルの車両前
後方向前端または後端に沿って延設されたヘッダー部よ
りなるトリム取付部と、当該トリム取付部に取り付けら
れたトリム部材と、を備えた自動車のトリム構造であっ
て、 上記ヘッダー部は、ヘッダーインナパネルとヘッダーア
ウタパネルとを相互に閉断面構造を形成するように縁部
同士を接合して構成されており、 上記トリム部材のトリムプレート裏側で、少なくとも当
該トリム部材の幅方向中央部分に可撓性のある多数本の
針状の細長リブを一体成形して突設し、該細長リブを介
して車体側の上記トリム取付部に対し弾性的に取り付け
てなるとともに、該細長リブは、上記トリム部材の幅方
向中央部分の上記トリムプレート面に対し略垂直に加わ
る衝撃力の方向から所定角傾斜して突設されていること
を特徴とする自動車のトリム構造。 - 【請求項3】 車室の上面を覆うルーフパネルの車幅方
向側端に沿って延設されたルーフサイドレール部よりな
るトリム取付部と、当該トリム取付部に取り付けられた
トリム部材と、を備えた自動車のトリム構造であって、 上記ルーフサイドレール部は、ルーフサイドレールイン
ナパネルとルーフサイドレールアウタパネルとを相互に
閉断面構造を形成するように縁部同士を接合して構成さ
れており、 上記トリム部材のトリムプレート裏側で、少なくとも当
該トリム部材の幅方向中央部分に可撓性のある多数本の
針状の細長リブを一体成形して突設し、該細長リブを介
して車体側の上記トリム取付部に対し弾性的に取り付け
てなるとともに、該細長リブは、上記トリム部材の幅方
向中央部分の上記トリムプレート面に対し略垂直に加わ
る衝撃力の方向から所定角傾斜して突設されていること
を特徴とする自動車のトリム構造。 - 【請求項4】 細長リブは、高さの異なる複数種のリブ
からなることを特徴とする請求項1から3のいずれか一
つに記載の自動車のトリム構造。 - 【請求項5】 細長リブの基部側トリムプレート裏面に
弾性パッド部を設けたことを特徴とする請求項1から3
のいずれか一つに記載の自動車のトリム構造。
Priority Applications (1)
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JP26492293A JP3430581B2 (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | 自動車のトリム構造 |
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