JP3430509B2 - データ通信システム及び方法 - Google Patents
データ通信システム及び方法Info
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L47/00—Traffic control in data switching networks
- H04L47/10—Flow control; Congestion control
- H04L47/28—Flow control; Congestion control in relation to timing considerations
- H04L47/283—Flow control; Congestion control in relation to timing considerations in response to processing delays, e.g. caused by jitter or round trip time [RTT]
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L12/00—Data switching networks
- H04L12/54—Store-and-forward switching systems
- H04L12/56—Packet switching systems
- H04L12/5691—Access to open networks; Ingress point selection, e.g. ISP selection
- H04L12/5692—Selection among different networks
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- H04L47/00—Traffic control in data switching networks
- H04L47/10—Flow control; Congestion control
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W28/00—Network traffic management; Network resource management
- H04W28/02—Traffic management, e.g. flow control or congestion control
- H04W28/0231—Traffic management, e.g. flow control or congestion control based on communication conditions
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- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
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- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
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- H04W8/02—Processing of mobility data, e.g. registration information at HLR [Home Location Register] or VLR [Visitor Location Register]; Transfer of mobility data, e.g. between HLR, VLR or external networks
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- Databases & Information Systems (AREA)
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- Communication Control (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
- Computer And Data Communications (AREA)
- Small-Scale Networks (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有線通信網、無線通信
網、有線通信網と無線通信網の両方のいずれかの伝走路
を介し同一プロトコルを用いてデータをアプリケーショ
ンサーバと送受信するデータ通信システムに関する。特
に、本発明は、伝送路特性に影響されないデータ通信シ
ステム及び方法に関する。
網、有線通信網と無線通信網の両方のいずれかの伝走路
を介し同一プロトコルを用いてデータをアプリケーショ
ンサーバと送受信するデータ通信システムに関する。特
に、本発明は、伝送路特性に影響されないデータ通信シ
ステム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネット(Interne
t)技術の普及と共に、利用者がデータ通信端末からイ
ンターネットにアクセスする形態が多様化してきた。
t)技術の普及と共に、利用者がデータ通信端末からイ
ンターネットにアクセスする形態が多様化してきた。
【0003】従来のインターネットでは、アクセス形態
の典型として、Ethernetなどで接続されたLA
N(Local Area Network)、電話回
線とモデムなどの有線通信網を介したアクセスがある
が、現在では、これらに加えて、PHS(Person
al Handy Phone System)、PD
C(Personal Digital Cellul
ar)などの無線通信網と、上記有線通信網とを介した
アクセスが普及してきている。
の典型として、Ethernetなどで接続されたLA
N(Local Area Network)、電話回
線とモデムなどの有線通信網を介したアクセスがある
が、現在では、これらに加えて、PHS(Person
al Handy Phone System)、PD
C(Personal Digital Cellul
ar)などの無線通信網と、上記有線通信網とを介した
アクセスが普及してきている。
【0004】インターネットにアクセスするためには、
データ通信を行う端末間のデータ転送機能を提供する通
信プロトコル階層に、IP(Internet Pro
tocol)を使用することだけが条件となっており、
その上の転送プロトコル階層で、如何に効率的にデータ
を送信するかが求められ、多くの転送プロトコルが提案
されている。
データ通信を行う端末間のデータ転送機能を提供する通
信プロトコル階層に、IP(Internet Pro
tocol)を使用することだけが条件となっており、
その上の転送プロトコル階層で、如何に効率的にデータ
を送信するかが求められ、多くの転送プロトコルが提案
されている。
【0005】有線通信網を用いたアクセス形態における
転送プロトコルでは、複数のLANをルータ装置で相互
に接続する有線網の構成の特性に対して最適化され、そ
の上で非常に優れた性能を発揮するように考慮されてい
る。一方、無線通信網を用いたアクセス形態における転
送プロトコルでは、データの伝送遅延が大きく、伝送帯
域が狭いといった無線網の特性に対して最適化され、そ
の上で非常に優れた性能を発揮するように考慮されてい
る。
転送プロトコルでは、複数のLANをルータ装置で相互
に接続する有線網の構成の特性に対して最適化され、そ
の上で非常に優れた性能を発揮するように考慮されてい
る。一方、無線通信網を用いたアクセス形態における転
送プロトコルでは、データの伝送遅延が大きく、伝送帯
域が狭いといった無線網の特性に対して最適化され、そ
の上で非常に優れた性能を発揮するように考慮されてい
る。
【0006】
【発明が解決しょうとする課題】上記状況で、データ通
信端末が、有線通信網、無線通信網、有線通信網と無線
通信網の両方のいずれかの伝送路を介し、同一のプロト
コルを適用して効率的にインターネットへアクセスする
ためには、以下の方法がある。 (1)データ通信端末に両転送プロトコルを実装し、伝
送路に合せて切換える。
信端末が、有線通信網、無線通信網、有線通信網と無線
通信網の両方のいずれかの伝送路を介し、同一のプロト
コルを適用して効率的にインターネットへアクセスする
ためには、以下の方法がある。 (1)データ通信端末に両転送プロトコルを実装し、伝
送路に合せて切換える。
【0007】(2)一方の通信網に最適化された転送プ
ロトコルを実装し、他通信網の特性の影響を隠蔽する。
前者には、データ通信端末のメモリリソースを増加さ
せ、端末規模が大きくなり、実用的ではないという第1
の問題がある。後者には、最適化されていない通信網で
のスループットの低下が顕著であり、他通信網の特性の
影響を隠蔽する明確な手段が求められるという第2の問
題が生じる。
ロトコルを実装し、他通信網の特性の影響を隠蔽する。
前者には、データ通信端末のメモリリソースを増加さ
せ、端末規模が大きくなり、実用的ではないという第1
の問題がある。後者には、最適化されていない通信網で
のスループットの低下が顕著であり、他通信網の特性の
影響を隠蔽する明確な手段が求められるという第2の問
題が生じる。
【0008】上記の問題を解決するに際し、有線通信網
と無線通信網の特性に影響される原因として、再送タイ
マを決定するサーバ処理時間(RTT)と、送信バッフ
ァサイズを決定する送信先受信バッファの空き容量とが
上げられる。図8は送信先受信バッファの空き容量を説
明する図である。本図に示すように、データ通信端末
が、有線通信網、無線通信網、有線通信網と無線通信網
の両方のいずれかの伝送路を介し、同一のプロトコルを
適用してアプリケーションサーバ(APサーバ)との間
でデータを送受信している場合、送信先受信バッファの
空き容量は、通信網の伝送速度が送信先端末の処理速度
に影響する。
と無線通信網の特性に影響される原因として、再送タイ
マを決定するサーバ処理時間(RTT)と、送信バッフ
ァサイズを決定する送信先受信バッファの空き容量とが
上げられる。図8は送信先受信バッファの空き容量を説
明する図である。本図に示すように、データ通信端末
が、有線通信網、無線通信網、有線通信網と無線通信網
の両方のいずれかの伝送路を介し、同一のプロトコルを
適用してアプリケーションサーバ(APサーバ)との間
でデータを送受信している場合、送信先受信バッファの
空き容量は、通信網の伝送速度が送信先端末の処理速度
に影響する。
【0009】すなわち、送信元のデータ通信端末は、送
信先であるAPサーバの受信バッファの空き容量から送
信バッファサイズを決定する方法を用いると、通信網の
伝送速度が送信先端末の処理速度と比較して遅い場合、
不要なメモリリソースを確保することになるという上記
の第1の問題が生じる。
信先であるAPサーバの受信バッファの空き容量から送
信バッファサイズを決定する方法を用いると、通信網の
伝送速度が送信先端末の処理速度と比較して遅い場合、
不要なメモリリソースを確保することになるという上記
の第1の問題が生じる。
【0010】図9はアプリケーションサーバ処理時間と
再送時間との関係を説明する図である。本図に示すよう
に、データ通信端末が、有線通信網、無線通信網、有線
通信網と無線通信網の両方のいずれかの伝送路を介し、
同一のプロトコルを適用してアプリケーションサーバと
の間でデータを送受信している場合、APサーバの処理
時間(RTT)は通信網上のデータ誤りによる伝送遅延
の有無、再送時間(タイマ)に影響する。このため、再
送タイマの設定により、誤ったデータ損失の検出による
無駄なパケットの再送、再送の際の無駄な送信抑制を招
き、著しいスループットを低下させるという上記第2の
問題が生じる。
再送時間との関係を説明する図である。本図に示すよう
に、データ通信端末が、有線通信網、無線通信網、有線
通信網と無線通信網の両方のいずれかの伝送路を介し、
同一のプロトコルを適用してアプリケーションサーバと
の間でデータを送受信している場合、APサーバの処理
時間(RTT)は通信網上のデータ誤りによる伝送遅延
の有無、再送時間(タイマ)に影響する。このため、再
送タイマの設定により、誤ったデータ損失の検出による
無駄なパケットの再送、再送の際の無駄な送信抑制を招
き、著しいスループットを低下させるという上記第2の
問題が生じる。
【0011】したがって、本発明は上記問題点に鑑み
て、データ通信端末が、有線通信網、無線通信網、有線
通信網と無線通信網の両方のいずれかの伝送路を介し、
同一のプロトコルを適用してAPサーバとの間でデータ
を送受信する場合に、伝送路特性に影響されないデータ
通信システム及び方法を提供することを目的とする。
て、データ通信端末が、有線通信網、無線通信網、有線
通信網と無線通信網の両方のいずれかの伝送路を介し、
同一のプロトコルを適用してAPサーバとの間でデータ
を送受信する場合に、伝送路特性に影響されないデータ
通信システム及び方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は前記問題点を解
決するために、有線通信網、無線通信網、有線通信網と
無線通信網の両方のいずれかの伝走路を介し同一プロト
コルを用いてデータをアプリケーションサーバと送受信
するデータ通信システムにおいて、サービス識別子、送
信先アドレス、通信網の種別に応じて前記アプリケーシ
ョンサーバにデータを送信してから応答を受け取るまで
のアプリケーションサーバの処理時間の関係を保持する
第1のテーブルと、前記第1のテーブルを参照して、前
記アプリケーションサーバへの送受信時のサービス識別
子、送信先アドレス、通信網の種別に基づいて前記アプ
リケーションサーバの処理時間を求め再送タイムとして
設定する再送タイマ設定部とを備えることを特徴とする
データ通信システムを提供する。
決するために、有線通信網、無線通信網、有線通信網と
無線通信網の両方のいずれかの伝走路を介し同一プロト
コルを用いてデータをアプリケーションサーバと送受信
するデータ通信システムにおいて、サービス識別子、送
信先アドレス、通信網の種別に応じて前記アプリケーシ
ョンサーバにデータを送信してから応答を受け取るまで
のアプリケーションサーバの処理時間の関係を保持する
第1のテーブルと、前記第1のテーブルを参照して、前
記アプリケーションサーバへの送受信時のサービス識別
子、送信先アドレス、通信網の種別に基づいて前記アプ
リケーションサーバの処理時間を求め再送タイムとして
設定する再送タイマ設定部とを備えることを特徴とする
データ通信システムを提供する。
【0013】この手段により、伝送路の帯域の違い、通
信中の品質の違い、サービスにより経由する経路などの
違いに影響されずに、再送タイマの設定により、誤った
データ損失の検出による無駄なパケットの再送、再送の
際の無駄な送信抑制の改善が可能になり、著しいスルー
プットの向上が可能になる。
信中の品質の違い、サービスにより経由する経路などの
違いに影響されずに、再送タイマの設定により、誤った
データ損失の検出による無駄なパケットの再送、再送の
際の無駄な送信抑制の改善が可能になり、著しいスルー
プットの向上が可能になる。
【0014】好ましくは、さらに、物理的な回線で接続
される無線基地局から前記無線通信網の電波強度、前記
無線通信網で送受信されるデータの誤り発生率を取得す
る無線状態取得部と、前記無線通信網の電波強度、通信
網で送受信されるデータの誤り発生率、通信網の種別、
通信網の伝送速度の関係を保持する第2のテーブルとを
備え、前記再送タイマ設定部は、前記第2のテーブルを
参照して、前記無線状態取得部により取得された前記電
波強度、前記誤り発生率を基にパケットサイズ当たりの
送受信時間を算出し、前記アプリケーションサーバの処
理時間と、算出された前記パケットサイズ当たりの送受
信時間との和を再送タイマ値として設定する。
される無線基地局から前記無線通信網の電波強度、前記
無線通信網で送受信されるデータの誤り発生率を取得す
る無線状態取得部と、前記無線通信網の電波強度、通信
網で送受信されるデータの誤り発生率、通信網の種別、
通信網の伝送速度の関係を保持する第2のテーブルとを
備え、前記再送タイマ設定部は、前記第2のテーブルを
参照して、前記無線状態取得部により取得された前記電
波強度、前記誤り発生率を基にパケットサイズ当たりの
送受信時間を算出し、前記アプリケーションサーバの処
理時間と、算出された前記パケットサイズ当たりの送受
信時間との和を再送タイマ値として設定する。
【0015】この手段により、伝送路特性に応じた再送
タイマ値の設定が可能になる。さらに、本発明は、有線
通信網、無線通信網、有線通信網と無線通信網の両方の
いずれかの伝走路を介し同一プロトコルを用いてデータ
をアプリケーションサーバと送受信するデータ通信シス
テムにおいて、前記アプリケーションサーバに送信する
データを格納する可変長の送信バッファと、前記無線通
信網の電波強度、通信網で送受信されるデータの誤り発
生率、通信網の種別、通信網の伝送速度と前記送信バッ
ファのサイズの関係を保持するテーブルと、前記テーブ
ルを参照して、取得された前記電波強度、前記誤り発生
率に基いて前記送信バッファのサイズを調整するバッフ
ァサイズ制御部とを備えることを特徴とするデータ通信
システムを提供する。
タイマ値の設定が可能になる。さらに、本発明は、有線
通信網、無線通信網、有線通信網と無線通信網の両方の
いずれかの伝走路を介し同一プロトコルを用いてデータ
をアプリケーションサーバと送受信するデータ通信シス
テムにおいて、前記アプリケーションサーバに送信する
データを格納する可変長の送信バッファと、前記無線通
信網の電波強度、通信網で送受信されるデータの誤り発
生率、通信網の種別、通信網の伝送速度と前記送信バッ
ファのサイズの関係を保持するテーブルと、前記テーブ
ルを参照して、取得された前記電波強度、前記誤り発生
率に基いて前記送信バッファのサイズを調整するバッフ
ァサイズ制御部とを備えることを特徴とするデータ通信
システムを提供する。
【0016】この手段により、通信網の伝送速度が送信
先端末の処理速度と比較して遅い場合、不要なメモリリ
ソースを確保する必要が無くなった。好ましくは、さら
に、無線状態取得部を設け、前記無線状態取得部は、物
理的な回線で接続される無線基地局から前記無線通信網
の電波強度、前記無線通信網で送受信されるデータの誤
り発生率を取得して前記バッファサイズ制御部に出力す
る。
先端末の処理速度と比較して遅い場合、不要なメモリリ
ソースを確保する必要が無くなった。好ましくは、さら
に、無線状態取得部を設け、前記無線状態取得部は、物
理的な回線で接続される無線基地局から前記無線通信網
の電波強度、前記無線通信網で送受信されるデータの誤
り発生率を取得して前記バッファサイズ制御部に出力す
る。
【0017】この手段により、伝送路特性に応じて送信
バッファのサイズを調整することが可能になった。すな
わち、電波強度が低いか、データの誤り発生率が多い時
は、通信網の伝送帯域が狭いので、送信バッファサイズ
を小さくすることが可能になる。好ましくは、前記アプ
リケーションサーバと前記有線通信網で送受信を行う中
継サーバにより、前記アプリケーションサーバとのコネ
クションを2つのサブコネクションに分割し、サブコネ
クション毎に転送プロトコルを適用する。
バッファのサイズを調整することが可能になった。すな
わち、電波強度が低いか、データの誤り発生率が多い時
は、通信網の伝送帯域が狭いので、送信バッファサイズ
を小さくすることが可能になる。好ましくは、前記アプ
リケーションサーバと前記有線通信網で送受信を行う中
継サーバにより、前記アプリケーションサーバとのコネ
クションを2つのサブコネクションに分割し、サブコネ
クション毎に転送プロトコルを適用する。
【0018】この手段により、無線通信網で送受信され
るパケット量を軽減することが可能になる。好ましく
は、さらに、ネットワークインタフェース制御部が設け
られ、前記ネットワークインタフェース制御部は、前記
有線通信網又は前記無線通信網へのパケット送信を制御
し、パケットが送信された通信網の種別の情報を前記再
送タイマ設定部又は前記バッファサイズ制御部に通知す
る。
るパケット量を軽減することが可能になる。好ましく
は、さらに、ネットワークインタフェース制御部が設け
られ、前記ネットワークインタフェース制御部は、前記
有線通信網又は前記無線通信網へのパケット送信を制御
し、パケットが送信された通信網の種別の情報を前記再
送タイマ設定部又は前記バッファサイズ制御部に通知す
る。
【0019】この手段により、再送タイマ設定部の再送
タイマ値の設定、バッファサイズ制御部による送信バッ
ファのサイズ調整が可能になる。好ましくは、さらに、
転送制御部が設けられ、前記転送制御部は前記アプリケ
ーションサーバとの間でパケット送信のコネクション確
立を制御し、前記サービス識別子、前記送信先アドレス
を前記再送タイマ設定部に渡す。
タイマ値の設定、バッファサイズ制御部による送信バッ
ファのサイズ調整が可能になる。好ましくは、さらに、
転送制御部が設けられ、前記転送制御部は前記アプリケ
ーションサーバとの間でパケット送信のコネクション確
立を制御し、前記サービス識別子、前記送信先アドレス
を前記再送タイマ設定部に渡す。
【0020】この手段により、再送タイマ設定部の再送
タイマ値の設定が可能になる。好ましくは、前記テーブ
ルの通信網の種別が無線通信網の種別のみで構成され
る。この手段により、特に無線通信網が伝送路特性の影
響を受けやすいので、この影響が重点的になくなるよう
にすることにより構成を簡単にすることが可能になる。
タイマ値の設定が可能になる。好ましくは、前記テーブ
ルの通信網の種別が無線通信網の種別のみで構成され
る。この手段により、特に無線通信網が伝送路特性の影
響を受けやすいので、この影響が重点的になくなるよう
にすることにより構成を簡単にすることが可能になる。
【0021】この手段により、伝送路特性に応じた再送
タイマ値の設定が可能になる。さらに、本発明は、有線
通信網、無線通信網、有線通信網と無線通信網の両方の
いずれかの伝走路を介し同一プロトコルを用いてデータ
をアプリケーションサーバと送受信するデータ通信シス
テムにおいて、サービス識別子、送信先アドレス、通信
網の種別に応じて前記アプリケーションサーバにデータ
を送信してから応答を受け取るまでのアプリケーション
サーバの処理時間の関係を保持する第1のテーブルと、
前記第1のテーブルを参照して、前記アプリケーション
サーバへの送受信時のサービス識別子、送信先アドレ
ス、通信網の種別に基づいて前記アプリケーションサー
バの処理時間を再送タイムとして設定する再送タイマ設
定部と、前記アプリケーションサーバに送信するデータ
を格納する可変長の送信バッファと、前記無線通信網の
電波強度、通信網で送受信されるデータの誤り発生率、
通信網の種別、通信網の伝送速度と前記送信バッファの
サイズの関係を保持する第2のテーブルと、前記第2の
テーブルを参照して、取得された前記電波強度、前記誤
り発生率に基いて前記送信バッファのサイズを調整する
バッファサイズ制御部とを備えることを特徴とするデー
タ通信システムを提供する。
タイマ値の設定が可能になる。さらに、本発明は、有線
通信網、無線通信網、有線通信網と無線通信網の両方の
いずれかの伝走路を介し同一プロトコルを用いてデータ
をアプリケーションサーバと送受信するデータ通信シス
テムにおいて、サービス識別子、送信先アドレス、通信
網の種別に応じて前記アプリケーションサーバにデータ
を送信してから応答を受け取るまでのアプリケーション
サーバの処理時間の関係を保持する第1のテーブルと、
前記第1のテーブルを参照して、前記アプリケーション
サーバへの送受信時のサービス識別子、送信先アドレ
ス、通信網の種別に基づいて前記アプリケーションサー
バの処理時間を再送タイムとして設定する再送タイマ設
定部と、前記アプリケーションサーバに送信するデータ
を格納する可変長の送信バッファと、前記無線通信網の
電波強度、通信網で送受信されるデータの誤り発生率、
通信網の種別、通信網の伝送速度と前記送信バッファの
サイズの関係を保持する第2のテーブルと、前記第2の
テーブルを参照して、取得された前記電波強度、前記誤
り発生率に基いて前記送信バッファのサイズを調整する
バッファサイズ制御部とを備えることを特徴とするデー
タ通信システムを提供する。
【0022】この手段により、再送タイマの設定によ
り、誤ったデータ損失の検出による無駄なパケットの再
送、再送の際の無駄な送信抑制の改善が可能になり、著
しいスループットの向上が可能になり、同時に通信網の
伝送速度が送信先端末の処理速度と比較して遅い場合、
不要なメモリリソースを確保する必要が無くなった。こ
のため、伝送路特性に影響されないデータ通信システム
の構築が可能になった。
り、誤ったデータ損失の検出による無駄なパケットの再
送、再送の際の無駄な送信抑制の改善が可能になり、著
しいスループットの向上が可能になり、同時に通信網の
伝送速度が送信先端末の処理速度と比較して遅い場合、
不要なメモリリソースを確保する必要が無くなった。こ
のため、伝送路特性に影響されないデータ通信システム
の構築が可能になった。
【0023】さらに、本発明は、有線通信網、無線通信
網、有線通信網と無線通信網の両方のいずれかの伝走路
を介し同一プロトコルを用いてデータをアプリケーショ
ンサーバと送受信するデータ通信方法において、サービ
ス識別子、送信先アドレス、通信網の種別に応じて前記
アプリケーションサーバにデータを送信してから応答を
受け取るまでのアプリケーションサーバの処理時間の関
係をテーブルに保持する工程と、前記テーブルを参照し
て、前記アプリケーションサーバへの送受信時のサービ
ス識別子、送信先アドレス、通信網の種別に基づいて前
記アプリケーションサーバの処理時間を再送タイムとし
て設定する工程とを備えることを特徴とするデータ通信
方法を提供する。
網、有線通信網と無線通信網の両方のいずれかの伝走路
を介し同一プロトコルを用いてデータをアプリケーショ
ンサーバと送受信するデータ通信方法において、サービ
ス識別子、送信先アドレス、通信網の種別に応じて前記
アプリケーションサーバにデータを送信してから応答を
受け取るまでのアプリケーションサーバの処理時間の関
係をテーブルに保持する工程と、前記テーブルを参照し
て、前記アプリケーションサーバへの送受信時のサービ
ス識別子、送信先アドレス、通信網の種別に基づいて前
記アプリケーションサーバの処理時間を再送タイムとし
て設定する工程とを備えることを特徴とするデータ通信
方法を提供する。
【0024】この手段により、伝送路の帯域の違い、通
信中の品質の違い、サービスにより経由する経路などの
違いに影響されずに、再送タイマの設定により、誤った
データ損失の検出による無駄なパケットの再送、再送の
際の無駄な送信抑制の改善が可能になり、著しいスルー
プットの向上が可能になる。
信中の品質の違い、サービスにより経由する経路などの
違いに影響されずに、再送タイマの設定により、誤った
データ損失の検出による無駄なパケットの再送、再送の
際の無駄な送信抑制の改善が可能になり、著しいスルー
プットの向上が可能になる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明に係るデータ
通信システムであって伝送路特性に影響されないものの
基本構成を示すブロック図である。本図に示すように、
データ通信システムにはデータ通信端末1が設けられ、
データ通信端末1は、有線通信網7、無線通信網4、無
線通信網4と有線通信網7の両方のいずれかを介して、
同一転送プロトコルを用いて、アプリケーションサーバ
(APサーバ)9との間でデータを送受信する。
て図面を参照して説明する。図1は本発明に係るデータ
通信システムであって伝送路特性に影響されないものの
基本構成を示すブロック図である。本図に示すように、
データ通信システムにはデータ通信端末1が設けられ、
データ通信端末1は、有線通信網7、無線通信網4、無
線通信網4と有線通信網7の両方のいずれかを介して、
同一転送プロトコルを用いて、アプリケーションサーバ
(APサーバ)9との間でデータを送受信する。
【0026】ここで、データはユーザデータのことを意
味する。APサーバ9は、データ通信端末1との間でコ
ネクションを確立し、データ通信端末1からの要求に対
して、応答(データ、情報を含む)を提供する端末であ
る。無線通信網4は、例えば、PHS、PDC等を利用
し、無線基地局3と、プロトコル変換装置5を介して中
継サーバ6又はAPサーバ9と接続する通信網である。
味する。APサーバ9は、データ通信端末1との間でコ
ネクションを確立し、データ通信端末1からの要求に対
して、応答(データ、情報を含む)を提供する端末であ
る。無線通信網4は、例えば、PHS、PDC等を利用
し、無線基地局3と、プロトコル変換装置5を介して中
継サーバ6又はAPサーバ9と接続する通信網である。
【0027】無線基地局3は単位無線区間2内にあり、
データ通信端末1との間で物理的な回線を接続する。プ
ロトコル変換装置5は無線通信網4と有線通信網7との
間で通信されるデータを通信網に合せて変換する。有線
通信網7はLAN(Local Area Netwo
rk)、インターネットを利用し、ルータ等のネットワ
ークインタフェース装置8を介して、APサーバ9に接
続している通信網である。
データ通信端末1との間で物理的な回線を接続する。プ
ロトコル変換装置5は無線通信網4と有線通信網7との
間で通信されるデータを通信網に合せて変換する。有線
通信網7はLAN(Local Area Netwo
rk)、インターネットを利用し、ルータ等のネットワ
ークインタフェース装置8を介して、APサーバ9に接
続している通信網である。
【0028】中継サーバ6は、データ通信端末1とAP
サーバ9間のコネクションを、データ通信端末1と中継
サーバ6間、中継サーバ6とAPサーバ9間の二つのサ
ブコネクションに分割し、サブコネクション毎に転送プ
ロトコルを適用させ、無線通信網4で送受信されるパケ
ット量を軽減し、自身がAPサーバ9に置き換わること
も可能な端末である。
サーバ9間のコネクションを、データ通信端末1と中継
サーバ6間、中継サーバ6とAPサーバ9間の二つのサ
ブコネクションに分割し、サブコネクション毎に転送プ
ロトコルを適用させ、無線通信網4で送受信されるパケ
ット量を軽減し、自身がAPサーバ9に置き換わること
も可能な端末である。
【0029】ここで、パケットはユーザデータとヘッダ
又は制御データとヘッダとから構成されるデータブロッ
クのことを意味する。図2は図1のデータ通信端末1の
概略構成を示すブロック図である。本図に示すように、
データ通信端末1は、APサーバ9との間でコネクショ
ンを確立し、パケットを送受信する送信側モジュール1
1、受信側モジュール12、AP10、二つの送信側モ
ジュール11、受信側モジュール12とAP10との間
のデータ転送経路となるデータ転送手段13とを持つ。
又は制御データとヘッダとから構成されるデータブロッ
クのことを意味する。図2は図1のデータ通信端末1の
概略構成を示すブロック図である。本図に示すように、
データ通信端末1は、APサーバ9との間でコネクショ
ンを確立し、パケットを送受信する送信側モジュール1
1、受信側モジュール12、AP10、二つの送信側モ
ジュール11、受信側モジュール12とAP10との間
のデータ転送経路となるデータ転送手段13とを持つ。
【0030】送信側モジュール11は、サービス識別子
と送信先アドレスの組と時間との相関を表すテーブル
(テーブルA)14と、再送タイマ値(パケットを送信
してから、パケットが欠損したと判断し再送するまでの
時間)を設定する再送タイマ設定部16と、無線状態
(データ通信端末と無線基地局との間の電波強度値、又
は無線通信網で送受信されるデータの誤り発生率)と送
信バッファサイズとの相関を表すテーブル(テーブル
B)17と、無線基地局3から無線通信網4の状態を取
得する無線状態取得部18と、APサーバ9の転送制御
部との間でコネクションを確立し、パケットを送信する
転送制御部19と、無線通信網4の状態とテーブル17
とから送信バッファ21のサイズを調整するバッファサ
イズ制御部20と、APサーバ9に送信するデータを格
納する可変長の送信バッファ21と、有線通信網7又は
無線通信網4へパケットを送信するネットワークインタ
フェース制御部22とから構成される。
と送信先アドレスの組と時間との相関を表すテーブル
(テーブルA)14と、再送タイマ値(パケットを送信
してから、パケットが欠損したと判断し再送するまでの
時間)を設定する再送タイマ設定部16と、無線状態
(データ通信端末と無線基地局との間の電波強度値、又
は無線通信網で送受信されるデータの誤り発生率)と送
信バッファサイズとの相関を表すテーブル(テーブル
B)17と、無線基地局3から無線通信網4の状態を取
得する無線状態取得部18と、APサーバ9の転送制御
部との間でコネクションを確立し、パケットを送信する
転送制御部19と、無線通信網4の状態とテーブル17
とから送信バッファ21のサイズを調整するバッファサ
イズ制御部20と、APサーバ9に送信するデータを格
納する可変長の送信バッファ21と、有線通信網7又は
無線通信網4へパケットを送信するネットワークインタ
フェース制御部22とから構成される。
【0031】受信側モジュール12は、APサーバ9の
転送制御部からパケットを受信する転送制御部23と、
受信バッファ24と、有線通信網7又は無線通信網4か
らパケットを受信するネットワークインタフェース制御
部25とから構成される。ここでは説明を簡略化するた
めに、送信側モジュール11と受信側モジュール12と
を分割したが、同一モジュールでの構成で実現すること
も可能である。
転送制御部からパケットを受信する転送制御部23と、
受信バッファ24と、有線通信網7又は無線通信網4か
らパケットを受信するネットワークインタフェース制御
部25とから構成される。ここでは説明を簡略化するた
めに、送信側モジュール11と受信側モジュール12と
を分割したが、同一モジュールでの構成で実現すること
も可能である。
【0032】図3はデータ通信端末1、中継サーバ6、
APサーバ9間のコネクションの概念を示す図である。
TCP(Transmission Control
Protocol)に代表される、信頼性のあるコネク
ション型のデータ送受信を実現する転送プロトコルで
は、AP10、26にサービス識別子−送信アドレスの
組で識別されるアクセスポイント27、28が提供さ
れ、通信する二つのアプリケーション毎にコネクション
29が確立される。
APサーバ9間のコネクションの概念を示す図である。
TCP(Transmission Control
Protocol)に代表される、信頼性のあるコネク
ション型のデータ送受信を実現する転送プロトコルで
は、AP10、26にサービス識別子−送信アドレスの
組で識別されるアクセスポイント27、28が提供さ
れ、通信する二つのアプリケーション毎にコネクション
29が確立される。
【0033】AP10、26はコネクション29を通し
て、要求、応答、確認応答という三つのフェーズデータ
を送受信する。中継サーバ6は、無線通信網4と有線通
信網7の端点となり、コネクション29を、データ通信
端末1と中継サーバ6間、中継サーバ6とAPサーバ9
間の二つのサブコネクション30、31に分割し、一つ
の要求に対して有線通信網7(中継サーバ6とAPサー
バ9間)で多くの処理をさせることにより、無線通信網
4で送受信されるパケット量を軽減している。
て、要求、応答、確認応答という三つのフェーズデータ
を送受信する。中継サーバ6は、無線通信網4と有線通
信網7の端点となり、コネクション29を、データ通信
端末1と中継サーバ6間、中継サーバ6とAPサーバ9
間の二つのサブコネクション30、31に分割し、一つ
の要求に対して有線通信網7(中継サーバ6とAPサー
バ9間)で多くの処理をさせることにより、無線通信網
4で送受信されるパケット量を軽減している。
【0034】図4は図2のテーブル14の例を示す図で
ある。本図(a)に示すように、テーブル14は、サー
ビス識別子、送信先アドレス、通信網の種別、サーバ処
理時間(RTT(s))とから構成される。サービス識
別子は、APサーバ9との間で行うサービスを識別する
ための値である。送信先アドレスは、APサーバ9の物
理的なアドレス(宛先)を特定するための値である。
ある。本図(a)に示すように、テーブル14は、サー
ビス識別子、送信先アドレス、通信網の種別、サーバ処
理時間(RTT(s))とから構成される。サービス識
別子は、APサーバ9との間で行うサービスを識別する
ための値である。送信先アドレスは、APサーバ9の物
理的なアドレス(宛先)を特定するための値である。
【0035】通信網の種別は、データ通信端末1が接続
する通信網を示す値である。図4(b)に示すように、
APサーバ処理時間(RTT(s))は、データ通信端
末1とAPサーバ9がサービス識別子と送信先アドレス
の組で識別されるアクセスポイント27、28を介して
確立したコネクション29又はサブコネクション30上
で、データ通信端末1がパケットを送信してから、パケ
ットに対する応答を受け取るまでの時間を示し、予めサ
ービス毎に定めておく値である。
する通信網を示す値である。図4(b)に示すように、
APサーバ処理時間(RTT(s))は、データ通信端
末1とAPサーバ9がサービス識別子と送信先アドレス
の組で識別されるアクセスポイント27、28を介して
確立したコネクション29又はサブコネクション30上
で、データ通信端末1がパケットを送信してから、パケ
ットに対する応答を受け取るまでの時間を示し、予めサ
ービス毎に定めておく値である。
【0036】図5は図のテーブル17の例を示す図であ
る。本図に示すように、テーブル17は、データ通信端
末1−無線基地局3間の電波強度値と、無線通信網4で
送受信されるデータの誤り発生率と、通信網の種別、通
信網の伝送速度と、送信バッファサイズとから構成され
る。電波強度が低い時又はデータの誤り発生率が多い時
は、通信網の伝送帯域が狭い(一秒間に転送できるデー
タ量が少ない)ので、送信バッファサイズを小さくする
ようにしてある。
る。本図に示すように、テーブル17は、データ通信端
末1−無線基地局3間の電波強度値と、無線通信網4で
送受信されるデータの誤り発生率と、通信網の種別、通
信網の伝送速度と、送信バッファサイズとから構成され
る。電波強度が低い時又はデータの誤り発生率が多い時
は、通信網の伝送帯域が狭い(一秒間に転送できるデー
タ量が少ない)ので、送信バッファサイズを小さくする
ようにしてある。
【0037】図6はデータ通信システムにおいて再送タ
イマを設定する動作例を説明する図である。本図に示す
ように、ステップS1において、ユーザの操作によりデ
ータ送受信の機会が生じると、AP10では、ネットワ
ークインタフェース制御部22と有線通信網7又は無線
通信網4とを介して、APサーバ9との間の物理回線が
接続され、サービス識別子−送信先アドレスの組でアク
セスポイント27がオープンにされ、転送制御部19へ
のデータ送信が開始される。
イマを設定する動作例を説明する図である。本図に示す
ように、ステップS1において、ユーザの操作によりデ
ータ送受信の機会が生じると、AP10では、ネットワ
ークインタフェース制御部22と有線通信網7又は無線
通信網4とを介して、APサーバ9との間の物理回線が
接続され、サービス識別子−送信先アドレスの組でアク
セスポイント27がオープンにされ、転送制御部19へ
のデータ送信が開始される。
【0038】ステップS2において、転送制御部19で
は、アクセスポイント27がオープンされたタイミング
で、再送タイマ設定部16に、サービス識別子と送信先
アドレスの組が渡される。ステップS3において、再送
タイマ設定部16では、サービス識別子と送信先アドレ
スの組が渡されたタイミングで、テーブル14を参照
し、該当するAPサーバ処理時間(RTT)を再送タイ
マ値とする。
は、アクセスポイント27がオープンされたタイミング
で、再送タイマ設定部16に、サービス識別子と送信先
アドレスの組が渡される。ステップS3において、再送
タイマ設定部16では、サービス識別子と送信先アドレ
スの組が渡されたタイミングで、テーブル14を参照
し、該当するAPサーバ処理時間(RTT)を再送タイ
マ値とする。
【0039】ステップS4において、通信網の種別をバ
ッファに格納しておく。通信網の種別が無線通信網4の
場合には無線状態取得部18に無線状態取得要求が行わ
れる。ステップS5において、無線状態取得部18で
は、データ通信端末1−無線基地局3間の電波強度値、
無線通信網4で送受信されるデータの誤り発生率(無線
通信網4の状態)を、無線基地局3から任意時間間隔、
又は値が変わったタイミングで取得しバッファに格納し
ておく。
ッファに格納しておく。通信網の種別が無線通信網4の
場合には無線状態取得部18に無線状態取得要求が行わ
れる。ステップS5において、無線状態取得部18で
は、データ通信端末1−無線基地局3間の電波強度値、
無線通信網4で送受信されるデータの誤り発生率(無線
通信網4の状態)を、無線基地局3から任意時間間隔、
又は値が変わったタイミングで取得しバッファに格納し
ておく。
【0040】無線基地局3から無線通信網4の状態を取
得する方法は、ATコマンドインタフェースを介して行
う方法が一般的であり、本発明の範囲外であるので、こ
こでは説明を省略する。ステップS6において、転送制
御部19では、APサーバ9との間でコネクションが確
立されていない場合、APサーバ9とのコネクション接
続要求パケットが生成される。
得する方法は、ATコマンドインタフェースを介して行
う方法が一般的であり、本発明の範囲外であるので、こ
こでは説明を省略する。ステップS6において、転送制
御部19では、APサーバ9との間でコネクションが確
立されていない場合、APサーバ9とのコネクション接
続要求パケットが生成される。
【0041】また、AP10から渡されたデータをパケ
ット化したタイミングで、パケット識別番号と再送タイ
マ値とがバッファに格納され、バッファサイズ制御部2
0に通知される。APサーバ9から、再送タイマ値まで
にパケット識別番号に該当するパケットへの応答又は確
認応答が受信できなかった場合、同じパケットが再度送
信される。
ット化したタイミングで、パケット識別番号と再送タイ
マ値とがバッファに格納され、バッファサイズ制御部2
0に通知される。APサーバ9から、再送タイマ値まで
にパケット識別番号に該当するパケットへの応答又は確
認応答が受信できなかった場合、同じパケットが再度送
信される。
【0042】ステップS7において、バッファサイズ制
御部20では、転送制御部19からのコネクション接続
要求以外のパケットが渡されたタイミングで、且つ無線
通信網4を介したデータ送信の場合、無線通信網4の状
態と通信網の種別の組で、テーブル17を参照し、送信
バッファサイズが取得される。ステップS8において、
その時点の送信バッファ21のサイズと送信するパケッ
トサイズの和が、送信バッファ21の格納サイズを下回
った時、送信バッファ21にパケットが連結される。
御部20では、転送制御部19からのコネクション接続
要求以外のパケットが渡されたタイミングで、且つ無線
通信網4を介したデータ送信の場合、無線通信網4の状
態と通信網の種別の組で、テーブル17を参照し、送信
バッファサイズが取得される。ステップS8において、
その時点の送信バッファ21のサイズと送信するパケッ
トサイズの和が、送信バッファ21の格納サイズを下回
った時、送信バッファ21にパケットが連結される。
【0043】ステップS9において、ネットワークイン
タフェース制御部22では、送信バッファ21にパケッ
トが連結されたタイミングで、パケットを読出し、通信
網を介してAPサーバ9にデータが送信される。ステッ
プS10において、再送タイマ設定部16に、連結した
パケットの識別番号とサイズが通知される。
タフェース制御部22では、送信バッファ21にパケッ
トが連結されたタイミングで、パケットを読出し、通信
網を介してAPサーバ9にデータが送信される。ステッ
プS10において、再送タイマ設定部16に、連結した
パケットの識別番号とサイズが通知される。
【0044】ステップS11において、再送タイマ設定
部16では、次の式から無線送信時間が算出され、 無線送信時間=通知されたパケットのサイズ/通信網の
伝送速度; 上記の無線送信時間に前述のAPサーバ処理時間(RT
T)を加算した時間後に自身を起動するようタイマが設
定される。
部16では、次の式から無線送信時間が算出され、 無線送信時間=通知されたパケットのサイズ/通信網の
伝送速度; 上記の無線送信時間に前述のAPサーバ処理時間(RT
T)を加算した時間後に自身を起動するようタイマが設
定される。
【0045】タイマにより起動されると、次の式から無
線受信時間が算出され、 無線受信時間=最大受信パケットサイズ/通信網の伝送
速度; バッファに格納されているパケット識別番号に該当する
再送タイマ値が無線受信時間に更新される。通信網の伝
送速度は、無線通信網4の状態と通信網の種別の組で、
テーブル17を参照し、取得されるものとする。
線受信時間が算出され、 無線受信時間=最大受信パケットサイズ/通信網の伝送
速度; バッファに格納されているパケット識別番号に該当する
再送タイマ値が無線受信時間に更新される。通信網の伝
送速度は、無線通信網4の状態と通信網の種別の組で、
テーブル17を参照し、取得されるものとする。
【0046】すなわち、無線状態、送受信パケットサイ
ズを基に、パケットサイズ当たりの送受信時間を算出
し、APサーバ処理時間とパケット当たりの送受信時間
の和が再送タイマ値とされる。このように、伝送路特性
に応じた再送タイマ値の設定が可能になる。図7は図2
のネットワークインタフェース制御部22が接続した通
信網の種別を転送制御部19、バッファサイズ制御部2
0に通知し、再送タイマを設定する動作例を説明する図
である。
ズを基に、パケットサイズ当たりの送受信時間を算出
し、APサーバ処理時間とパケット当たりの送受信時間
の和が再送タイマ値とされる。このように、伝送路特性
に応じた再送タイマ値の設定が可能になる。図7は図2
のネットワークインタフェース制御部22が接続した通
信網の種別を転送制御部19、バッファサイズ制御部2
0に通知し、再送タイマを設定する動作例を説明する図
である。
【0047】本図に示すように、ステップS21におい
て、ユーザの操作によりデータ送受信の機会が生じる
と、AP10では、ネットワークインタフェース制御部
22と有線通信網7又は無線通信網4とを介して、AP
サーバ9との間の物理回線が接続される。ステップS2
2において、ネットワークインタフェース制御部22で
は、物理回線を接続したタイミングで、通信網の種別が
転送制御部19、バッファサイズ制御部20に通知され
る。
て、ユーザの操作によりデータ送受信の機会が生じる
と、AP10では、ネットワークインタフェース制御部
22と有線通信網7又は無線通信網4とを介して、AP
サーバ9との間の物理回線が接続される。ステップS2
2において、ネットワークインタフェース制御部22で
は、物理回線を接続したタイミングで、通信網の種別が
転送制御部19、バッファサイズ制御部20に通知され
る。
【0048】ステップS23において、サービス識別子
と送信先アドレスの組でアクセスポイント27がオープ
ンされ、転送制御部19へのデータ送信が開始される。
ステップS24において、転送制御部19では、アクセ
スポイント27がオープンされ、且つ無線通信網4を介
したデータ送信の場合、再送タイマ設定部16に、サー
ビス識別子と送信先アドレスの組が渡される。
と送信先アドレスの組でアクセスポイント27がオープ
ンされ、転送制御部19へのデータ送信が開始される。
ステップS24において、転送制御部19では、アクセ
スポイント27がオープンされ、且つ無線通信網4を介
したデータ送信の場合、再送タイマ設定部16に、サー
ビス識別子と送信先アドレスの組が渡される。
【0049】ステップS25において、APサーバ9と
の間で、コネクションが確立されていない場合、APサ
ーバ9とのコネクション接続要求パケットが生成され
る。また、AP10から渡されたデータをパケット化し
たタイミングで、パケット識別番号と再送タイマ値とが
バッファに格納され、バッファサイズ制御部20に通知
される。
の間で、コネクションが確立されていない場合、APサ
ーバ9とのコネクション接続要求パケットが生成され
る。また、AP10から渡されたデータをパケット化し
たタイミングで、パケット識別番号と再送タイマ値とが
バッファに格納され、バッファサイズ制御部20に通知
される。
【0050】APサーバ9から、再送タイマ値までにパ
ケット識別番号に該当するパケットへの応答又は確認応
答が受信できなかった場合、同じパケットが再度送信さ
れる。有線通信網7を介したデータ通信の場合の再送タ
イマ値は、バッファサイズ制御部20が送信バッファ2
1にパケットを格納してから、APサーバ9から応答が
返されるまでの時間が測定され、測定された時間を基に
設定する方法などが一般的であり、ここでは説明を省略
する。
ケット識別番号に該当するパケットへの応答又は確認応
答が受信できなかった場合、同じパケットが再度送信さ
れる。有線通信網7を介したデータ通信の場合の再送タ
イマ値は、バッファサイズ制御部20が送信バッファ2
1にパケットを格納してから、APサーバ9から応答が
返されるまでの時間が測定され、測定された時間を基に
設定する方法などが一般的であり、ここでは説明を省略
する。
【0051】なお、図4で示したテーブル14と、図5
に示したテーブル17内の項目「通信網の種別」を無線
通信網4の種別としたテーブル(テーブルA’)44、
テーブル(テーブルB’)45を用意し、無線通信網4
を介したデータ送信の場合のみ、上記のテーブル44、
テーブル45とが参照される。特に無線通信網が伝送路
特性の影響を受けやすいので、この影響が重点的に無く
なるようにすることによりテーブルの構成が簡単にな
る。
に示したテーブル17内の項目「通信網の種別」を無線
通信網4の種別としたテーブル(テーブルA’)44、
テーブル(テーブルB’)45を用意し、無線通信網4
を介したデータ送信の場合のみ、上記のテーブル44、
テーブル45とが参照される。特に無線通信網が伝送路
特性の影響を受けやすいので、この影響が重点的に無く
なるようにすることによりテーブルの構成が簡単にな
る。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
再送タイマの設定により、誤ったデータ損失の検出によ
る無駄なパケットの再送、再送の際の無駄な送信抑制の
改善が可能になり、著しいスループットの向上が可能に
なる。次に、通信網の伝送速度が送信先端末の処理速度
と比較して遅い場合、不要なメモリリソースを確保する
必要が無くなった。
再送タイマの設定により、誤ったデータ損失の検出によ
る無駄なパケットの再送、再送の際の無駄な送信抑制の
改善が可能になり、著しいスループットの向上が可能に
なる。次に、通信網の伝送速度が送信先端末の処理速度
と比較して遅い場合、不要なメモリリソースを確保する
必要が無くなった。
【図1】本発明に係るデータ通信システムであって伝送
路特性に影響されないものの基本構成を示すブロック図
である。
路特性に影響されないものの基本構成を示すブロック図
である。
【図2】図1のデータ通信端末1の概略構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図3】データ通信端末1と中継サーバ6、APサーバ
9間のコネクションの概念を示す図である。
9間のコネクションの概念を示す図である。
【図4】図2のテーブル14の例を示す図である。
【図5】図のテーブル17の例を示す図である。
【図6】データ通信システムにおいて再送タイマを設定
する動作例を説明する図である。
する動作例を説明する図である。
【図7】図2のネットワークインタフェース制御部22
が接続した通信網の種別を転送制御部19、バッファサ
イズ制御部20に通知し、再送タイマを設定する動作例
を説明する図である。
が接続した通信網の種別を転送制御部19、バッファサ
イズ制御部20に通知し、再送タイマを設定する動作例
を説明する図である。
【図8】送信先受信バッファの空き容量を説明する図で
ある。
ある。
【図9】アプリケーションサーバ処理時間と再送時間と
の関係を説明する図である。
の関係を説明する図である。
1…データ通信端末
2…単位無線区域
3…無線基地局
4…無線通信網
5…プロトコル変換装置
6…中継サーバ
7…有線通信網
8…ネットワークインタフェース装置
9…APサーバ
10、26…AP
11…送信側モジュール
12…受信側モジュール
13…データ転送手段
14…テーブルA
16…再送タイマ設定部
17…テーブルB
18…無線状態取得部
19、23…転送制御部
20…バッファサイズ制御部
21…送信バッファ
22、25…ネットワークインタフェース制御部
24…受信バッファ
27、28…アクセスポイント
29…コネクション
30、31…サブコネクション
44…テーブルA’
45…テーブルB’
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H04L 29/08
H04L 29/06
G06F 13/00 353
H04L 12/28
H04L 12/46
H04L 12/56
Claims (10)
- 【請求項1】 有線通信網、無線通信網、有線通信網と
無線通信網の両方のいずれかの伝走路を介し同一プロト
コルを用いてデータをアプリケーションサーバと送受信
するデータ通信システムにおいて、サービス識別子、送信先アドレス、通信網の種別に応じ
て前記アプリケーションサーバにデータを送信してから
応答を受け取るまでの アプリケーションサーバの処理時
間の関係を保持する第1のテーブルと、 前記第1のテーブルを参照して、前記アプリケーション
サーバへの送受信時のサービス識別子、送信先アドレ
ス、通信網の種別に基づいて前記アプリケーションサー
バの処理時間を求め再送タイムとして設定する再送タイ
マ設定部とを備えることを特徴とするデータ通信システ
ム。 - 【請求項2】 さらに、物理的な回線で接続される無線
基地局から前記無線通信網の電波強度、前記無線通信網
で送受信されるデータの誤り発生率を取得する前記無線
状態取得部と、 前記無線通信網の電波強度、通信網で送受信されるデー
タの誤り発生率、通信網の種別、通信網の伝送速度の関
係を保持する第2のテーブルとを備え、 前記再送タイマ設定部は、前記第2のテーブルを参照
し、前記無線状態取得部により取得された前記電波強
度、前記誤り発生率を基に、パケットサイズ当たりの送
受信時間を算出し、前記アプリケーションサーバの処理
時間と、算出された前記パケットサイズ当たりの送受信
時間との和を再送タイマ値として設定することを特徴と
する、請求項1に記載のデータ通信システム。 - 【請求項3】 有線通信網、無線通信網、有線通信網と
無線通信網の両方のいずれかの伝走路を介し同一プロト
コルを用いてデータをアプリケーションサーバと送受信
するデータ通信システムにおいて、 前記アプリケーションサーバに送信するデータを格納す
る可変長の送信バッファと、 前記無線通信網の電波強度、通信網で送受信されるデー
タの誤り発生率、通信網の種別、通信網の伝送速度と前
記送信バッファのサイズの関係を保持するテーブルと、 前記テーブルを参照して、取得された前記電波強度、前
記誤り発生率に基いて前記送信バッファのサイズを調整
するバッファサイズ制御部とを備えることを特徴とする
データ通信システム。 - 【請求項4】 さらに、無線状態取得部を設け、前記無
線状態取得部は、物理的な回線で接続される無線基地局
から前記無線通信網の電波強度、前記無線通信網で送受
信されるデータの誤り発生率を取得して前記バッファサ
イズ制御部に出力することを特徴とする、請求項3に記
載のデータ通信システム。 - 【請求項5】 前記アプリケーションサーバと前記有線
通信網で送受信を行う中継サーバにより、前記アプリケ
ーションサーバとのコネクションを2つのサブコネクシ
ョンに分割し、サブコネクション毎に転送プロトコルを
適用することを特徴とする、請求項1又は3に記載のデ
ータ通信システム。 - 【請求項6】 さらに、ネットワークインタフェース制
御部が設けられ、前記ネットワークインタフェース制御
部は、前記有線通信網又は前記無線通信網へのパケット
送信を制御し、パケットが送信された通信網の種別の情
報を前記再送タイマ設定部又は前記バッファサイズ制御
部に通知することを特徴とする、請求項1又は3に記載
のデータ通信システム。 - 【請求項7】 さらに、転送制御部が設けられ、前記転
送制御部は前記アプリケーションサーバとの間でパケッ
ト送信のコネクション確立を制御し、前記サービス識別
子、前記送信先アドレスを前記再送タイマ設定部に渡す
ことを特徴とする、請求項1に記載のデータ通信システ
ム。 - 【請求項8】 前記テーブルの通信網の種別が無線通信
網の種別のみで構成されることを特徴とする、請求項1
又は3に記載のデータ通信システム。 - 【請求項9】 有線通信網、無線通信網、有線通信網と
無線通信網の両方のいずれかの伝走路を介し同一プロト
コルを用いてデータをアプリケーションサーバと送受信
するデータ通信システムにおいて、サービス識別子、送信先アドレス、通信網の種別に応じ
て前記アプリケーションサーバにデータを送信してから
応答を受け取るまでの アプリケーションサーバの処理時
間の関係を保持する第1のテーブルと、 前記第1のテーブルを参照して、前記アプリケーション
サーバへの送受信時のサービス識別子、送信先アドレ
ス、通信網の種別に基づいて前記アプリケーションサー
バの処理時間を再送タイムとして設定する再送タイマ設
定部と、 前記アプリケーションサーバに送信するデータを格納す
る可変長の送信バッファと、 前記無線通信網の電波強度、通信網で送受信されるデー
タの誤り発生率、通信網の種別、通信網の伝送速度と前
記送信バッファのサイズの関係を保持する第2のテーブ
ルと、 前記第2のテーブルを参照して、取得された前記電波強
度、前記誤り発生率に基いて前記送信バッファのサイズ
を調整するバッファサイズ制御部とを備えることを特徴
とするデータ通信システム。 - 【請求項10】 有線通信網、無線通信網、有線通信網
と無線通信網の両方のいずれかの伝走路を介し同一プロ
トコルを用いてデータをアプリケーションサーバと送受
信するデータ通信方法において、サービス識別子、送信先アドレス、通信網の種別に応じ
て前記アプリケーションサーバにデータを送信してから
応答を受け取るまでの アプリケーションサーバの処理時
間の関係をテーブルに保持する工程と、 前記テーブルを参照して、前記アプリケーションサーバ
への送受信時のサービス識別子、送信先アドレス、通信
網の種別に基づいて前記アプリケーションサーバの処理
時間を再送タイムとして設定する工程とを備えることを
特徴とするデータ通信方法。
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