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JP3430418B2 - 楽譜表示装置 - Google Patents

楽譜表示装置

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JP3430418B2
JP3430418B2 JP34957692A JP34957692A JP3430418B2 JP 3430418 B2 JP3430418 B2 JP 3430418B2 JP 34957692 A JP34957692 A JP 34957692A JP 34957692 A JP34957692 A JP 34957692A JP 3430418 B2 JP3430418 B2 JP 3430418B2
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尋 富田
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、楽譜表示装置に関す
る。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】楽曲の
再生に同期して楽譜画像を表示する装置が知られてい
る。このような装置においては、例えば、グラフィック
ス表示機能をもったコンパクトディスク(CD−G)や
レーザーディスク(LD)などの記録媒体に、再生され
る楽曲に対応する楽譜画像データが記録されており、そ
のような記録媒体を再生すると、楽曲音の再生に同期し
て楽譜画像データが表示されてゆく。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来例
では、同じ記録媒体に楽譜画像データが記録されている
ため、楽曲音の再生に同期して楽譜画像データを表示さ
せるためには、楽譜画像データが記録されている記録媒
体を新たに発売しなければならず、既に発売されている
記録媒体のソフトを活用できないという問題点を有して
いる。 【0004】本発明の課題は、既に発売されている記録
媒体のソフトを活用しながら、その記録媒体から再生さ
れる楽曲音に同期して楽譜画像データを表示することを
可能にし、かつ、早送りなどにも対応可能とすることに
ある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、まず、コンパ
クトディスクなどの記録媒体に記録された楽曲音信号を
再生すると共に、各再生時点においてその再生時点を示
す絶対時間データなどの時間データを出力する機能を有
するコンパクトディスクプレーヤなどの楽曲再生手段を
有する。 【0006】次に、楽譜毎、楽譜内の画面番号毎などの
楽譜表示の複数の進行位置のそれぞれに対応して、各進
行位置の楽譜の画像イメージを示す楽譜データを記憶す
る楽譜データ記憶手段を有する。 【0007】次に、楽譜データに基づいて楽譜画像を表
示する楽譜表示手段と、ユーザに楽譜表示の進行位置を
変更させる進行位置変更手段を有する。また、楽譜表示
の複数の進行位置のそれぞれに対応して、楽曲再生手段
の楽曲音信号の再生において楽譜画像の表示が切り替わ
るべき再生時点を示すと共に、進行位置変更手段により
楽譜表示の進行位置が変更された時点で楽曲再生手段が
再生すべき再生時点を示す時間データを記憶する進行位
置毎時間データ記憶手段を有する。 【0008】そして、楽曲再生手段で再生される楽曲音
信号に対応して楽曲再生手段から逐次出力される時間デ
ータを進行位置毎時間データ記憶手段上の時間データと
逐次比較することによって、楽曲再生手段から逐次出力
される時間データに対応する進行位置の楽譜データを楽
譜データ記憶手段から読み出して楽譜表示手段に表示さ
せる第1の制御手段を有する。 【0009】更に、進行位置変更手段によって変更され
た進行位置の楽譜データを楽譜データ記憶手段から読み
出して楽譜表示手段に表示させると共に、その進行位置
で楽譜表示手段が表示する楽譜画像が切り替わる時点で
楽曲再生手段が再生すべき楽曲音信号の時間データを進
行位置毎時間データ記憶手段から読み出す第2の制御手
段を有する。 【0010】そして、第2の制御手段が読み出した時間
データに対応する楽曲音信号を頭出しする再生位置変更
手段を有する。 【0011】 【作用】第1の制御手段は、楽曲再生手段から逐次出力
される時間データを進行位置毎時間データ記憶手段上の
時間データと逐次比較することによって、楽曲再生手段
での楽曲音信号の再生に同期した楽譜データを楽譜デー
タ記憶手段から読み出して楽譜表示手段に表示すること
ができる。 【0012】この場合、常に、時間データが比較される
ため、例えば楽曲再生手段の早送りや早戻しなどの動作
に楽譜表示を同期させることもできる。また、第2の制
御手段は、進行位置変更手段によってユーザが変更した
楽譜表示の進行位置に対応する時間データを進行位置毎
時間データ記憶手段から読み出し、再生位置変更手段は
第2の制御手段が読み出した時間データに対応する楽曲
音信号を頭出しすることにより、楽譜表示の任意の変更
に対応することができる。 【0013】 【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。 <実施例の構成>第1図は、本発明の実施例の全体構成
図であり、CDプレーヤ再生機能を備えた電子楽器の機
能として楽譜表示機能が実現されている。 【0014】104はCDであり、特には図示しないホ
ルダー部にセットされる。なお、このCD104は、一
般的に市場に流通している楽曲ソフトが記録されたもの
でよい。 【0015】TOCメモリ100は、CD104がセッ
トされた場合に自動的に読みとられるリードインエリア
のTOC(Table of Contents) データを記憶するメモリ
である。 【0016】CD操作部101は、再生スイッチPLA
Y(ポーズスイッチ兼用)、停止スイッチSTOP、早
送りスイッチFF、曲番を指定するための「0」〜
「9」のテンキーなどから構成され、ユーザが、楽譜を
表示しない通常CD再生を行うときに、CD再生の進行
を制御するために操作する。 【0017】CD制御部102は、例えばマイクロプロ
セッサであり、CD104の楽曲音の再生の全体的な制
御を行う。このCD制御部102は、サブコード信号処
理回路109、楽器制御部115、及びTOCメモリ1
00等との間で、各種データの授受を行う。また、CD
制御部102は、CD104を駆動する時に、駆動部1
03に対して駆動制御信号を出力する。 【0018】駆動部103は、CD104を回転駆動さ
せるディスクモータの回転数の制御を行って、CD10
4の各トラックの線速度が一定になるように駆動制御す
る。駆動部103は、CD104のトラックにレーザー
・ビームを照射するピックアップ105の、フォーカス
・サーボ及びトラッキング・サーボなどを行う。 【0019】CD104のレーザー・ビームが照射され
る面には、ピットと呼ばれる突起が刻まれており、この
ピットによりPCM信号( Palse Code Modulation信
号)が記録されている。そして、ピックアップ105
は、照射したレーザー・ビームの反射光の光量に基づい
てピットの有無を検出しており、ピットの有無及びその
長さに対応した電気信号を復調回路108に出力する。 【0020】復調回路108は、ピックアップ105か
ら出力される電気信号からフレーム同期信号を検出して
各シンボルワードの区切りを識別し、さらに各フレーム
内のEFM変調(Eight to Fourteen Modulation)され
ている14ビットのシンボルワードを、EFM復調し
て、8ビットのシンボルワードに変換する。そして、復
調回路108は、EFM復調したシンボルワードのう
ち、オーディオデータを含むシンボルワードはオーディ
オデータ信号処理回路110へ、サブコードを含むシン
ボルワードはサブコード信号処理回路109へ出力す
る。 【0021】オーディオデータ信号処理回路110は、
入力されるオーディオデータを取り込みながら、リード
・ソロモン符号に基づいて、誤り訂正処理を行うと共
に、デ・インタリーブ処理を行って、フレーム単位で1
6ビットのデジタルオーディオデータの各サンプルの復
元を行う。そして、このデジタルオーディオデータをD
/A変換器111に出力する。 【0022】D/A変換器111は、入力されたデジタ
ルオーディオデータを、アナログオーディオ信号に変換
して出力する。このアナログオーディオ信号は、サンプ
リング周波数の1/2 のカットオフ周波数を有するLPF
(ローパスフィルタ)112を介して、増幅器113及
びスピーカ114に与えられ、外部に放音される。 【0023】サブコード信号処理回路109は、8ビッ
トのサブコードに対して、誤り検出及び訂正処理、更
に、デ・インタリーブ処理を行い、サブコードの復元を
行う。そして、サブコード信号処理回路109は、その
復元されたサブコードのデータを、CD制御部102に
出力する。 【0024】CD制御部102は、ユーザが楽譜を表示
しない通常のCD再生を行うときに、ユーザによるCD
操作部101の操作状態と、CD104のホルダへのセ
ット時又はCD104の再生中にサブコード信号処理回
路109から入力したサブコードとをもとに、CD再生
の各進行動作の制御を行う。 【0025】また、CD制御部102は、ユーザが楽譜
表示を行いながらCD再生動作を行う場合には、ユーザ
による後述する楽器操作部116の操作に基づいて、楽
器制御部115から絶対時間データを受け取った場合に
はその絶対時間データ(分、秒、フレーム)に対応する
楽曲位置から頭出し再生を行い、楽器制御部115から
再生停止指示を受け取った場合にはCD再生を停止す
る。 【0026】更に、CD制御部102は、再生中にサブ
コード信号処理回路109から入力されるサブコードに
おいて、後述するビットQと呼ばれるビットから絶対時
間データ(分、秒、フレーム)を抽出し、また、曲中/
曲間を"0"又は"1"の値で表しているビットPと呼ばれ
るビットを抽出し、それらを楽器制御部115に逐次出
力する。 【0027】楽器操作部116は、図に示されるよう
に、楽譜の曲番を指定するためのテンキー、曲番を確定
させるためのSETキー、楽譜の表示を進ませるための
「+」キー、及び楽譜の表示とそれに同期したCD再生
を停止させるためのSTOPキーなどを有する。また、
楽器操作部116は、特には図示しないが、楽器演奏時
の音色やその他のパラメータなどを設定する各種設定キ
ーなども有する。 【0028】楽器制御部115は、例えばマイクロプロ
セッサであり、ユーザによる楽器操作部116の操作に
基づいて、コネクタ120を介して接続するメモリカー
ド121に記憶された楽譜データを読み出し、その楽譜
データを、表示レジスタ122に転送し、表示ドライバ
123によって楽譜表示部124に表示させる制御動作
を実行する他、CD制御部102に、楽譜データの表示
に同期した絶対時間データ、又はCD104の再生停止
指示を出力する。 【0029】また、楽器制御部115は、上述の制御動
作と並行して、ユーザによる鍵盤117の演奏操作に基
づいて楽音波形データを生成し、それをサウンドシステ
ム118を介してスピーカ119から放音させる、通常
の電子鍵盤楽器としての制御動作も実行する。 【0030】次に、サブコードにおいて、絶対時間デー
タが格納されるビットQと、曲中/曲間を表すデータが
格納されるビットPについて説明する。今、CD104
において、デジタルデータは、フレームと呼ばれる単位
で記録されており、各フレームにはCD再生音であるオ
ーディオデータのほかに、1フレームあたり8ビットか
らなるサブコードと呼ばれる制御データが記憶されてい
る。 【0031】1フレームあたり8ビットのサブコードは
98フレームを1つのサブコーディングフレームとして
組み立てられ、この98フレーム中、第1フレーム目と
第2フレーム目の各8ビットのサブコードは、図1のサ
ブコード信号処理回路109が1つのサブコーディング
フレームを認識するためのシンクパターンとされる。そ
して、第3フレーム目〜第98フレーム目の、(8ビッ
ト×96フレーム)からなるサブコード群によって、意
味のあるデータが表現される。 【0032】ここで、本発明に特に関連する情報とし
て、各フレームのサブコード中には、ビットPとビット
Qと呼ばれるビットが格納される。今、図3に示すよう
に、音楽を3曲収めたCD104を例にとって、ビット
Q及びPの機能について説明する。 【0033】CD104では、図3に示す如く、各種デ
ータはCD104の内周から外周に向かって記録される
が、最内周の領域(直径が46mm〜50mmの領域)はリ
ードインエリアと呼ばれ、このエリアのサブコードには
TOC(Table of Contents)と呼ばれる、CD1枚に収
録されている全曲目の目次に相当する情報が記録されて
おり、この情報はCD104がホルダにセットされたと
きにTOCメモリ100に読み出され、ユーザによるC
D操作部101の操作に基づいて、CD選曲等の制御に
用いられる。なお、この情報は、本発明には特には関連
しないため、その詳細な説明は省略する。 【0034】CD104において、リードインエリアの
外側には、図3に示されるように、プログラムエリアと
呼ばれるエリアが存在する。このプログラムエリアに
は、フレーム単位でオーディオデータが記録されると共
に、各フレーム中のサブコードの中のビットP及びQが
図3のように記録される。 【0035】ビットPは、曲間、曲中を示すデータであ
り、そのフレームが曲間に相当しオーディオデータが存
在しなければ“1”、曲中に相当しオーディオデータが
存在すれば“0”に設定される。 【0036】ビットQには各種の時間情報が記録され
る。今、前述したように、98フレーム(1フレームの
時間は136.05μsec )が1つのサブコーティングフレー
ムとして扱われる。このため、1サブコーティングフレ
ーム分の時間(136.05μsec ×98)の単位、即ち、1/
75秒の単位の時間情報が、ビットQによって表現され
る。 【0037】図2は、プログラムエリア内のビットQの
1サブコーディングフレームあたりのデータ構成を示し
た図である。図2において、Q1 、Q2 、・・・Q
96は、1サブコーディングフレーム中の第3フレーム
目、第4フレーム目、・・・第98フレーム目のそれぞ
れのビットQに相当する。 【0038】まず、Q1 〜Q4 のフラグは、オーディオ
データのチャンネル数や、エンファシスの有無などの識
別用に用いられ、次のQ5 〜Q8 の4ビットは“000
1”に設定されている。 【0039】次の、Q9 〜Q16の8ビットはトラック番
号(曲番号)を示し、次の、Q17〜Q24の8ビットはイ
ンデックスであり、トラック番号をさらに細分化したも
のである。 【0040】続く3つの8ビットは相対時間データであ
り、それぞれ各曲の開始時点からの経過時間が分、秒及
びフレーム番号で表わされ、1/75秒毎にその表示が
更新される。 【0041】次の8ビットはオール0である。続く3つ
の8ビットは絶対時間データであり、プログラムエリア
の開始時点からそのサブコーティングフレームの時点ま
での経過時間が分、秒及びフレーム番号で表わされ、1
/75秒毎にその表示が更新される。ここで、サブコー
ドは、前述したように、98フレームで1つのサブコー
ディングフレームが形成されており、この1つのサブコ
ーディングフレームは1/75秒に相当するので、サブ
コーディングフレーム75個分の一連のデータは同一の
秒データとなる。この同一の秒データ内の75個のサブ
コーディングフレームに、順次0から74までの番号を
つけたのが上述のフレーム番号である。 【0042】最後の16ビットは誤り検出符号(CRC
C符号)である。本実施例では、上述の絶対時間データ
(分、秒、フレーム)を使用することにより、楽譜デー
タ表示とCD再生との同期をとることを特徴とする。 【0043】続いて、楽譜データが格納されるメモリカ
ード121上のデータフォーマットについて説明する。
メモリカード上のデータは、図4に示されるように、ヘ
ッダ部と、それに続き、各曲毎に、楽譜画像イメージを
示すビットマップの楽譜データが複数画面分記憶されて
いる。なお、1画面分の楽譜データは、数小節分の楽譜
を表示する。 【0044】ヘッダ部は、図5に示されるように、それ
ぞれ、楽譜番号(曲番号)、楽譜番号で示される楽譜内
の画面番号、楽譜番号で示される楽譜内の画面番号に対
応する画面の楽譜データ(図4)の先頭アドレス、及び
その画面に対応するCDの先頭絶対時間データ(分、
秒、フレーム)からなる複数のヘッダデータによって構
成されている。 <実施例の動作>上述の構成を有する実施例の動作につ
いて以下に説明する。 【0045】ユーザは、楽譜を表示しない通常のCD再
生を行うときには、CD操作部101によって、CD1
04の再生指示を行う。ユーザは、楽譜表示を行いなが
らCD再生動作を行う場合には、楽器操作部116のテ
ンキーで楽譜番号(曲番号)を入力し、最後にSETキ
ーを押す。 【0046】これにより、楽器制御部115は、図6の
動作フローチャートで示される制御プログラムを実行す
る。図6において、まず、ステップS601では、画面
番号レジスタMに1が代入される。 【0047】次に、ステップS602では、テンキーに
よる置数がなされているか否かが判定される。ユーザが
テンキーにより置数を行った後にSETキーを押した場
合には、ステップS602の判定がYESとなり、次の
ステップS603で、楽譜番号レジスタNに置数が代入
される。 【0048】一方、ユーザがテンキーにより置数を行わ
ずにSETキーのみを押した場合には、ステップS60
2の判定がNOとなり、ステップS604で、楽譜番号
レジスタNに1曲目を示す値“1”が代入される。 【0049】次に、ステップS605で、メモリカード
121に記憶されているヘッダ部がアクセスされ、楽譜
番号レジスタNで示される楽譜番号に対応し、画面番号
レジスタMで示される画面番号=1に対応するアドレス
の絶対時間データが読み出され、CD制御部102に対
して、頭出し再生指示が出力される。これにより、CD
制御部102は、指示された絶対時間データに対応する
曲の先頭を頭出しして再生を開始する。 【0050】ステップS606では、メモリカード12
1に記憶されているヘッダ部がアクセスされ、楽譜番号
レジスタNで示される楽譜番号に対応し、画面番号レジ
スタMで示される画面番号=1に対応するアドレスの楽
譜データの先頭アドレスが読み出される。そして、この
アドレスで示されるメモリカード121上のアドレスか
ら、1画面分の楽譜データが順次読み出され、表示レジ
スタ122に転送される。 【0051】この結果、表示ドライバ123は、表示レ
ジスタ122に保持された1画面分の楽譜データを、楽
譜表示部124に表示する。前述したように、1画面分
の楽譜データは、数小節分の楽譜を表示する。 【0052】続いて、楽器制御部115において、ステ
ップS607〜S615の処理が繰り返し実行される。
まず、ステップS607では、CD制御部102から逐
次転送されてくる現在の再生タイミングの絶対時間デー
タの値が、楽譜番号レジスタNで示される楽譜番号にお
ける画面番号レジスタMで示される画面番号の次の画面
番号に対応してメモリカード121内のヘッダ部に記憶
されている絶対時間データの値に達したか否かが判定さ
れる。 【0053】この判定がNOなら、ステップS610、
S614、S615の判定を介してステップS607の
判定が繰り返される。そして、上述の処理の繰返しにお
いて、CD制御部102から転送されてきた現在の再生
タイミングの絶対時間データの値が、楽譜番号レジスタ
Nで示される楽譜番号における画面番号レジスタMで示
される画面番号の次の画面番号に対応してメモリカード
121内のヘッダ部に記憶されている絶対時間データの
値に達し、ステップS607の判定がYESとなると、
ステップS608とS609の処理が実行される。 【0054】ステップS608では、画面番号レジスタ
Mの値が+1される。そして、ステップS609では、
メモリカード121に記憶されているヘッダ部がアクセ
スされ、楽譜番号レジスタNで示される楽譜番号に対応
し、更新された画面番号レジスタMで示される次の画面
番号に対応するアドレスの楽譜データの先頭アドレスが
読み出される。そして、このアドレスで示されるメモリ
カード121上のアドレスから、1画面分の楽譜データ
が順次読み出され、表示レジスタ122に転送される。 【0055】この結果、表示ドライバ123は、表示レ
ジスタ122に保持された次の画面の楽譜データを、楽
譜表示部124に表示する。このようにして、CD再生
に同期して楽譜の画面表示を逐次更新させることができ
る。 【0056】次に、ステップS607〜S615の処理
の繰返しにおいて、ユーザが楽器操作部116の「+」
キーを押すと、ステップS610の判定がYESとな
る。そして、ステップS608及びS609の場合と同
様、ステップS611で画面番号レジスタMの値が+1
され、ステップS612で1つ進んだ画面番号に対応す
る楽譜データが表示レジスタ122に読み出され、それ
が表示ドライバ123によって楽譜表示部124に新た
に表示される。 【0057】更に、ステップS613で、メモリカード
121に記憶されているヘッダ部がアクセスされ、楽譜
番号レジスタNで示される楽譜番号に対応し、更新され
た画面番号レジスタMで示される次の画面番号に対応す
るアドレスの絶対時間データが読み出され、CD制御部
102に対して、頭出し再生指示が出力される。これに
より、CD制御部102は、更新された楽譜画面に対応
する再生位置を頭出しし再生する。 【0058】その後、ステップS614を介して、ステ
ップS607〜S615の処理の繰返しに戻る。このよ
うにして、ユーザは、「+」キーによって、楽譜の表示
を順次1画面分ずつ進めることができると共に、CD再
生をそれに同期させることができる。 【0059】続いて、ステップS607〜S615の処
理の繰返しにおいて、ユーザがCD操作部101の早送
りスイッチFFを操作してCD再生を早送りした場合に
は、それ以降、CD制御部102から楽器制御部115
に送られる絶対時間データの値が、画面番号レジスタM
で示される画面番号の次の画面番号以降に対応する値と
なる。 【0060】この結果、ステップS607→S608→
S609〜S615の処理がステップS607の判定が
NOとなるまで繰返されることにより、楽譜表示の画面
が次々に切り替わり、CD制御部102からの絶対時間
データの値に対応するように画面番号レジスタMの値が
更新されて、CD再生の早送りに同期した楽譜表示の画
面が表示される。 【0061】更に、ステップS607〜S615の処理
の繰返しにおいて、CD再生が曲の終わりに達して、C
D制御部102から、前述したビットPのデータとし
て、曲間を示す値“1”が転送されてきた場合、ステッ
プS615の判定がYESとなる。この結果、ステップ
S616において、CD制御部102に対してCD再生
の停止指示が出力されると共に、表示レジスタ122の
内容がクリアされる。これにより、CD制御部102は
CD再生を停止し、また、楽譜表示部124における楽
譜の表示がクリアされる。 【0062】また、ステップS607〜S615の処理
の繰返しにおいて、ユーザが楽器操作部116のSTO
Pキーを押すと、ステップS614の判定がYESとな
る。この場合にも、上述の場合と同様、CD再生の停止
と楽譜表示のクリアのためのステップS616の処理が
実行される。 <他の実施例>以上説明した実施例は、楽譜の表示を1
画面ずつ進める機能を実現する構成を有しているが、本
発明はこれに限られることがなく、楽譜の表示を1画面
ずつ戻す機能、楽譜の表示を複数画面ずつ進め又は戻す
機能、ユーザが指定する任意の画面に変更する機能、楽
譜の表示を他の楽譜番号(曲番号)に変更する機能など
を有するように構成することも可能である。 【0063】上述の実施例では、楽譜の表示とCD再生
を同期させるために、CD再生時にCD104から読み
出される絶対時間データが使用されたが、相対時間デー
タが使用されてもよい。 【0064】また、本発明は、再生時に時間データを出
力できるものであれば、CD以外に、CD−ROM、C
D−I、DAT(デジタルオーディオテープ)、DCC
(デジタルコンパクトカセット)、MD(ミニディス
ク)、LD(レーザディスク)等の記録媒体に対して適
用することも可能である。 【0065】更に、ヘッダ部及び楽譜データを記憶する
媒体として、メモリカード以外にも様々な記憶媒体を使
用することが可能である。 【0066】 【発明の効果】本発明によれば、楽曲再生手段から逐次
出力される時間データを進行位置毎時間データ記憶手段
上の時間データと逐次比較することによって、楽曲再生
手段での楽曲音信号の再生に同期した楽譜データを表示
することが可能となる。 【0067】この場合、常に、時間データが比較される
ため、例えば楽曲再生手段の早送りや早戻しなどの動作
に楽譜表示を同期させることも可能となる。また、進行
位置変更手段によってユーザが楽譜表示の進行位置を
更した場合、楽譜の表示と楽曲音信号の再生を変更され
た進行位置に同期させることが可能となる。 【0068】また、本発明では、楽譜データ記憶手段と
進行位置毎時間データ記憶手段を例えばメモリカードな
どで提供することにより、従来から発売されている楽曲
音信号が記録された記録媒体のソフトをそのまま活用し
ながら、その記録媒体から再生される楽曲音に同期して
楽譜画像データを表示することが可能となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例の全体構成図である。 【図2】プログラムエリア内のビットQの構成図であ
る。 【図3】CDの記録内容を示す図である。 【図4】メモリカード上のデータフォーマットを示す図
である。 【図5】ヘッダ部のデータフォーマットを示す図であ
る。 【図6】本発明の実施例の動作フローチャートである。 【符号の説明】 100 TOCメモリ 101 CD操作部 102 CD制御部 103 サーボコントロール回路 103 ディスクモータ 103 ピックアップ送りモータ 104 CD 105 光ピックアップ 108 復調回路 109 サブコード信号処理回路 110 オーディオデータ信号処理回路 111 D/A変換器 112 ローパスフィルタ(LPF) 113 増幅器 114、119 スピーカ 115 楽器制御部 116 楽器操作部 118 サウンドシステム 121 メモリカード

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 記録媒体に記録された楽曲音信号を再生
    すると共に、各再生時点において該再生時点を示す時間
    データを出力する機能を有する楽曲再生手段と、楽譜番号および画面番号により指定される 楽譜表示の複
    数の進行位置のそれぞれに対応して、該各進行位置の楽
    譜の画像イメージを示す楽譜データを記憶する楽譜デー
    タ記憶手段と、前記楽譜データに基づいて楽譜画像を表示する楽譜表示
    手段と、 ユーザに楽譜表示の進行位置を変更させる進行位置変更
    手段と、 前記楽譜表示の複数の進行位置のそれぞれに対応して、
    前記楽曲再生手段の楽曲音信号の再生において楽譜画像
    の表示が切り替わるべき再生時点を示すと共に、前記進
    行位置変更手段により楽譜表示の進行位置が変更された
    時点で前記楽曲再生手段が再生すべき再生時点を示す
    間データを記憶する進行位置毎時間データ記憶手段と 前記楽曲再生手段で再生される前記楽曲音信号に対応し
    て前記楽曲再生手段から逐次出力される時間データを前
    記進行位置毎時間データ記憶手段上の前記時間データと
    逐次比較することによって、前記楽曲再生手段から逐次
    出力される時間データに対応する進行位置の前記楽譜デ
    ータを前記楽譜データ記憶手段から読み出して前記楽譜
    表示手段に表示させる第1の制御手段と 該進行位置変更手段によって変更された進行位置の前記
    楽譜データを前記楽譜データ記憶手段から読み出して前
    記楽譜表示手段に表示させると共に、該進行位置で前記
    楽譜表示手段が表示する楽譜画像が切り替わる時点で
    記楽曲再生手段が再生すべき前記楽曲音信号の時間デー
    タを前記進行位置毎時間データ記憶手段から読み出す第
    2の制御手段と、 前記第2の制御手段が読み出した前記時間データに対応
    する楽曲音信号を頭出しする再生位置変更手段と、 を有することを特徴とする楽譜表示装置。
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