JP3428867B2 - ターミナルアダプタ - Google Patents
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Description
事態の発生時に、電話回線を通じて、所定の通報先に通
報メッセージを送出するようにするアナログ回線用の非
常通報装置を、ISDN回線に対して接続することがで
きるようにするターミナルアダプタに関する。
した場合に、非常用押ボタンスイッチやセンサにより起
動されて、警察署や消防署などの予め設定された通報先
のダイヤル番号を電話回線を通じて送出し、通報先の相
手が応答すると、予め記憶されている通報メッセージを
送出するようにする非常通報装置が知られている(例え
ば特公昭63−37549号公報等参照)。
ログ回線用のものが主として用いられている。このアナ
ログ回線用の非常通報装置の通報処理時の動作の概略
は、次のようになる。
た、あるいは火災センサにより火災が検知されると、通
報の起動信号が発生する。この起動信号の発生に応じ
て、非常通報装置は、回線(アナログ回線)を捕捉し、
記憶している「110番」や「119番」のダイヤル番
号のダイヤル送出を行う。そして、通報先である警察署
や消防署の応答を確認した後、記憶部に記憶している所
定の通報メッセージを、警察署や消防署に送る。
放して、通報先である警察署や消防署からの逆信を待
つ。このとき、警察署や消防署は接続中のアナログ回線
は保持しているので、非常通報装置が回線捕捉を再度行
うだけで、即座に両者の間が回線接続される状態であ
る。
る状態で、警察署や消防署は、逆信を行うと、非常通報
装置は、その着信を検出し、当該非常通報装置に接続さ
れている火災電話機などのベルが鳴動する。この電話機
で着呼に対する応答をして回線捕捉すると、警察署や消
防署と相互通話が可能になる。
らの逆信による着呼を、予め定めた逆信待機時間、例え
ば5秒間の間に、検知できないときには、開放していた
回線を再捕捉する。前述したように、この回線捕捉動作
により、警察署や消防署に即座に繋がり、再度のダイヤ
ルなどの発呼動作は不要である。そして、非常通報装置
は、再捕捉した回線を通じて、再度の通報メッセージを
警察署や消防署に送り、非常事態を確実に伝達するよう
にしている。
して、高速のデータ通信が可能なため、デジタル回線で
あるISDN回線が普及しつつある。そして、従来のア
ナログ回線用の電話端末装置は、ターミナルアダプタを
ISDN回線との間に介在させることで、このISDN
回線に対しても接続することができる。
報装置を、ISDN回線に接続できるターミナルアダプ
タがあれば、ISDN回線用の非常通報装置を、新たに
購入しなくても、ISDN回線に対して接続して使用す
ることができる。
置を、ターミナルアダプタを介してISDN回線に接続
する場合には、次のような問題がある。
ダプタは、そのアナログポートに接続された電話機など
の端末が回線捕捉後にダイヤルすることにより、ISD
N回線側に対して、規定の手順で接続を行う。したがっ
て、アナログ端末が回線を捕捉しただけでは、ISDN
回線に対して接続を行うことができない。
に、警察署や消防署からの逆信の待機のため、通報メッ
セージを送出した後に回線を一旦開放する。アナログ回
線の場合には、前述したように、完全に回線が切断され
るわけではなく、非常通報装置で回線を再捕捉すれば、
発呼動作を行うことなく、非常通報装置と警察署や消防
署とは接続される。
常通報装置の回線開放により、ISDN回線側のリンク
を解放してしまう。このようになっても、逆信の着呼が
警察署や消防署からあれば、それはターミナルアダプタ
を通じて非常通報装置で受信可能であるが、逆信がない
場合の再通報ができなくなる問題がある。
署からの逆信の着呼が所定時間以上ないときには、前述
したように、回線を再捕捉して、通報メッセージを再度
送出する。このとき、前述したように、アナログ回線の
場合には、回線の再捕捉により通報先と即座に接続され
るため、ダイヤル発呼動作は不要であり、非常通報装置
からのダイヤル送出は行われない。
による回線開放動作により、回線は完全に切断されてし
まっているため、このままでは、警察署や消防署などの
通報先とは回線接続されず、通報メッセージは再送され
なくなってしまう。
ダプタは、ISDN回線からの着呼を検出することによ
り、アナログポートに接続されている電話機等に対し
て、呼出信号(リンガ音)を出力させ、電話機のオフフ
ックによる応答後、初めてISDN側のリンクを形成さ
せる手順を取っている。このため、逆信の着呼時に、非
常通報装置側での応答が遅れると、ISDN回線に接続
された他の電話端末などにより、先に応答されてしまう
おそれがある。
報をする際に、発アドレスを通報先に送らずに発呼を行
うと、逆信の際のメッセージ内の着アドレスは契約者電
話番号となるので、非常通報装置が接続された特定のア
ナログポートには着信せずに、ターミナルアダプタに設
けられた他のアナログポートに着信するおそれがある。
用の非常通報装置をISDN回線に接続するときの問題
点を解消することができるターミナルアダプタを提供す
ることを目的とする。
め、請求項1の発明によるターミナルアダプタは、非常
時に発生する起動信号に応じて回線を捕捉して予め設定
された通報先のダイヤル番号送出をした後に、通報メッ
セージを送出し、その後、捕捉した回線を開放して通報
先からの逆信による着呼を待ち、前記逆信による着呼が
検出できない場合に、再度、回線を捕捉して前記通報メ
ッセージを送出する機能を備えるアナログ回線用非常通
報装置が接続されるアナログポートを少なくとも備え、
前記非常通報装置をISDN回線に接続するためのター
ミナルアダプタであって、前記非常通報装置の回線捕捉
を検出する回線捕捉検出手段と、前記回線捕捉検出手段
で前記回線捕捉が検出された後に、前記非常通報装置か
ら送出される前記通報先のダイヤル番号を識別し、前記
ISDN回線を通じて、前記通報先に発呼を行う手段
と、前記非常通報装置から送出された前記通報先のダイ
ヤル番号を記憶する記憶手段と、前記ISDN回線から
の着呼情報中の、発番号を検出することにより、前記通
報先からの逆信による着呼を検出する逆信検出手段と、
前記非常通報装置からの通報メッセージの送出後、前記
非常通報装置の回線開放を前記回線捕捉検出手段で検出
し、その後、前記逆信検出手段で前記通報先からの着呼
を検出せずに、再び、前記非常通報装置の回線捕捉を検
出したときに、前記記憶手段に記憶された前記通報先の
ダイヤル番号を用いて前記ISDN回線を通じた発呼を
自動的に行う手段と、を備えることを特徴とする。
タにおいては、請求項1において、非常通報装置が通報
起動中に出力する通報中出力信号を検出する通報中検出
手段を備えることを特徴とする。
タにおいては、請求項1または請求項2において、IS
DN回線を通じた着呼があったときに、前記アナログポ
ートに接続されている前記非常通報装置に、呼出信号を
送出する呼出信号発生手段と、前記逆信検出手段で前記
通報先からの着呼を検出したときに、前記呼出信号発生
手段からの呼出信号に対する前記非常通報装置側からの
応答を待たずに、前記着呼に対する応答信号を前記IS
DN回線側に送出する事前応答手段と、を備えることを
特徴とする。
タにおいては、請求項3に記載のターミナルアダプタに
おいて、前記事前応答手段での前記ISDN回線側への
応答信号送出により接続された前記通報先に対して、前
記非常通報装置側の応答までの間、擬似リングバックト
ーンを送出することを特徴とする。
プタにおいては、請求項3に記載のターミナルアダプタ
において、前記非常通報装置用のアナログポートの他
に、通常のアナログ電話端末用のアナログポートを備
え、前記非常通報装置からの通報メッセージの送出後、
前記非常通報装置の回線開放を前記回線捕捉検出手段で
検出し、その後、前記逆信検出手段で前記通報先からの
着呼を検出した場合に、前記通報中出力検出手段で通報
中が検出されている前記非常通報装置用のアナログポー
トを通じてのみ、前記呼出信号を送出することを特徴と
する。
プタにおいては、非常通報装置が起動されて、回線を捕
捉すると、それを検出し、続いて送られてくる通報先の
ダイヤル番号を識別して、通報先に発呼動作をする。こ
のとき、この電話番号情報は、ターミナルアダプタは、
記憶手段に記憶する。
と、非常通報装置からの通報メッセージはターミナルア
ダプタを通じ、ISDN回線を通じて、通報先に送出さ
れる。非常通報装置は、この通報メッセージの送出後、
逆信待ちのために、一旦、回線を開放する動作をする。
これにより、ターミナルアダプタは通報先とのISDN
回線を切断する。
ば、それがターミナルアダプタを通じて非常通報装置側
に伝達され、例えば非常通報装置に接続される非常用電
話機により、アナログ回線の場合とまったく同様にし
て、通報先との相互通話が行われる。
上ないときには、非常通報装置は、回線を再捕捉し、通
報メッセージを送出する動作を行う。このとき非常通報
装置からは、発呼のダイヤル送出はなされないが、ター
ミナルアダプタが、記憶しているダイヤル番号により、
ダイヤル発呼動作を行い、通報先との回線の確保を行
い、通報メッセージの再送出を実行する。
の支障なく、アナログ回線用の非常通報装置から通報メ
ッセージの再送ができる。
が非常通報動作中には、それを示す通報中出力信号をタ
ーミナルアダプタに送る。ターミナルアダプタは、これ
により、アナログポートに接続されている非常通報装置
が非常通報動作中であることを識別する。したがって、
ターミナルアダプタに、通常のアナログ電話機などのア
ナログ回線用端末を接続するための他のポートが設けら
れていても、非常通報動作を優先するなどの制御を容易
に行うことができる。
タは、通報動作中の逆信の着呼があったとき、この着呼
に対して、非常通報装置側の応答を待たずに、自動応答
する。ISDN回線に対して複数の端末が接続されてい
る場合に、それら複数の端末に対しても、前記逆信の着
呼は有効となるが、請求項3の発明のターミナルアダプ
タの即座の応答により、それらの複数の端末の着信のベ
ル鳴動はほとんど発生しなくなり、誤応答を防止でき
る。
タによれば、請求項3のように、通報動作中の逆信の着
呼に対して、非常通報装置側の応答を待たずに、自動応
答したとき、実際の非常通報装置側での応答があるま
で、擬似リングバックトーンが送られる。したがって、
警察署や消防署側において、事前応答から実際の非常通
報装置側での応答までの間に、リングバックトーンが帰
ってこないことによる不自然さがなくなる。
プタは、通報中出力信号が検出されているときには、非
常通報装置が動作中と検知して、逆信検出手段で通報先
からの着呼を検出した場合に、非常通報装置用のアナロ
グポートを通じてのみ、呼出信号を送出する。したがっ
て、ターミナルアダプタに、非常通報装置以外の他の電
話端末などが接続されるポートがあった場合でも、当該
他のポートに接続される端末には、逆信の着信時の呼出
信号が送出されないので、そのベルは鳴動せず、誤応答
が生じない。
置用のアナログポートを備えるターミナルアダプタの実
施の形態を図を参照しながら説明する。
アダプタや、非常通報装置の接続態様を示すものであ
る。すなわち、ISDN回線1は、DSU(回線終端装
置)2を通じて加入者宅内ネットワーク3に接続され
る。
実施の形態のターミナルアダプタ10を通じて、非常通
報装置4およびアナログ回線用端末、例えば通常の電話
端末5が接続されると共に、デジタル回線用端末6や7
が接続可能である。
作を行っているときには、通報中出力信号を発生する機
能を備えるもので、アナログ電話回線に接続すべき端子
4aと、非常通報動作中の前記通報動作中信号を出力す
る端子4bと、逆信を受信して、通報先と通話をするた
めの非常用電話機8を接続するための端子4cとを備え
る。
10の非常通報装置用アナログポート10aに接続され
る。また、端子4bは、ターミナルアダプタ10の端子
10bに接続され、非常通報装置4からの通報中出力信
号はこの端子10bを通じてターミナルアダプタ10に
入力される。
報装置用のアナログポート10aの他に、アナログ回線
用の通常の電話端末用のアナログポート10cを備え、
このアナログポート10cに、電話機やファクシミリ装
置などの通常のアナログ電話端末5が接続されている。
非常事態の発生に応じた起動信号の発生に応じて、図3
のフローチャートに示すような動作を実行する。
や火災センサなどの監視の結果としての起動信号の発生
を監視する。そして、起動信号の発生を検知すると、図
3のフローチャートを実行する。
作を行う。次に、ステップ102において、捕捉した回
線において、トーン検出回路21によりダイヤルトーン
を検出し、交換機側のダイヤル受入れ準備ができている
か否かを検出する。または、このステップ102で回線
捕捉した後、3秒以上の経過を待つ。
交換機側のダイヤル受入れ準備ができていることを確認
した後、予め設定されている通報先、つまり、「110
番」や「119番」に自動ダイヤルを行う。次に、ステ
ップ104に進み、通報先の応答があるか否かを通報先
からの応答音声が検出されたかどうかにより判別する。
通話先の応答がなければ、ステップ105に進み、相手
不応答を確認する。この相手不応答は、例えば一定時間
以上の相手不応答を検出するものである。
と、ステップ106に進み、一旦回線を開放し、次のス
テップ107で4秒以上待機する。この4秒以上の時間
は、回線を完全に解放するための時間である。ステップ
107で4秒以上の時間の経過を検出すると、ステップ
101に戻り、通報動作をやり直す。
と、ステップ108に進み、非常通報装置のメモリに予
め格納されている通報メッセージを、通報先に送出す
る。そして、通報メッセージの送出後、ステップ109
に進み、捕捉していた回線を一旦開放し、その後、5秒
間の逆信信号の待機を行う。すなわち、ステップ110
で、逆信を検出(逆信の着呼を検出)したか否か判別
し、逆信を検出しないときには、ステップ111で5秒
間の経過を判別し、逆信待ちの状態で5秒間経過してい
ないときには、ステップ110に戻って、逆信待ちを継
続する。
間、逆信が検出できなかったと判別されたときには、ス
テップ112に進み、開放していた回線を捕捉して、ス
テップ108に戻り、通報メッセージの再送を行う。前
述したように、このとき、110番や119番の通報先
は回線を保持しているので、この通報先へのダイヤル送
出は行わない。
と、ステップ113に進み、非常通報装置に接続されて
いる非常用電話機8のベルを鳴動させ、次のステップ1
14で非常用電話機8でのオフフックによる応答を待
つ。そして、非常用電話機8でのオフフックを検出する
と、ステップ115に進み、通報先との相互通話を行
い、ステップ116での非常用電話機8のオンフックの
確認により、通報処理終了となる。
タ10について説明する。この実施の形態のターミナル
アダプタ10は、図1に示すように構成される。
は、アナログポート10aおよび10cのそれぞれに対
して、アナログポート対応処理回路100および200
を備える。これら回路100および200と、DSU2
との接続端子R,Tとの間には、ISDNインターフェ
ース11が設けられる。ISDNインターフェース11
は、DSU2を介して接続されるISDN回線1とのイ
ンターフェース処理を行うもので、後述する制御回路2
5は、このインターフェース11を通じて着呼時のデー
タを取得して解析し、例えば相手の発番号などを検知し
たり、発呼時に発番号の情報を「SET UP」メッセ
ージに加えて送出したりする。
200は、ほぼ同様の回路構成であるので、図1では、
非常通報装置用アナログポート対応処理回路100のみ
を示して、回路200の詳細は、省略した。
いて、12はコーデック回路、13および14はアン
プ、15は2線/4線変換回路、16は給電回路、17
は極性反転回路、18は回線捕捉検出回路、19はPB
レシーバ、20は回線捕捉監視回路、21は呼出信号発
生回路、22はトーン発生回路、23は通報中検出回
路、24はメモリ、25は制御回路、ARはリレーであ
る。
スイッチ接点aは、リレーARの接点である。このリレ
ーARは、非常通報装置4が通報メッセージを送出後に
回線を開放して逆信待機の状態のときに、通報先からの
逆信をターミナルアダプタ10が検知したときにオンと
され、その接点aが、給電回路16側から回線捕捉監視
回路20側に切り替えられる。
御を受けて、ISDN回線に送出するデータをコーディ
ング(符号化)し、また、ISDN回線からの受信デー
タをデコード(復号化)する。
接続される非常通報装置4に直流電圧を給電する。極性
反転回路17は、アナログ回線端末からの発呼に応じ
て、ISDN回線1を通じた相手先から応答があったと
きに、直流電圧の極性を反転して、アナログポート10
aに接続されるアナログ回線用電話端末に相手応答を伝
達するためのものである。
で通報メッセージを発する時の回線捕捉を検出するため
のもので、その検出出力を制御回路25に出力する。P
Bレシーバ19は、非常通報装置4からダイヤル送出が
あったとき、そのダイヤル情報(電話番号)を識別する
ためのもので、識別したダイヤル情報を制御回路25に
出力する。
が、通報先からの逆信による応答による回線捕捉を監視
するためのものである。この回線捕捉監視回路20の検
出出力は、制御回路25に供給される。
通報先から逆信があったときに、非常通報装置4に16
Hzの呼出信号を送出するためのものである。
トーンやその他のトーン信号を発生する。後述するよう
に、逆信待機中に、通報先から逆信があったときには、
この実施の形態のターミナルアダプタ10は、非常通報
装置4に接続される非常用電話機8でのオフフックによ
る応答を待たずに、応答を行い、ネットワーク3に接続
されているデジタル回線用端末や、他のターミナルアダ
プタに接続されるアナログ回線用端末で、逆信による着
呼による鳴動ができるだけ発生しないようにしている。
応答から、実際に非常用電話機のオフフックによる応答
があるまでには時間が掛かる場合がある。そこで、実際
に非常用電話機8のオフフックによる応答があるまでの
間、この実施の形態では、トーン発生回路22から、擬
似リングバックトーンを発生させ、通報先には、実際に
非常用電話機8での応答があるまで、この擬似リングバ
ックトーンを送って、不自然な状態になるのを防止す
る。
通報動作中に出力する通報中出力信号を端子10bを通
じて受けて検出し、その検出出力を制御回路25に供給
するためのものである。この検出出力により、制御回路
25は、非常通報装置4での非常通報動作中を検知す
る。
後、回線を再捕捉して、再度、通報メッセージを送出す
るときに必要となる通報先のダイヤル番号を記憶するも
のである。制御回路25は、最初の通報の際に非常通報
装置4から送出されるダイヤル情報、すなわち、通報先
ダイヤル番号を、このメモリ24に記憶するようにす
る。
経由した非常通報装置4からのISDN回線を用いた通
報動作を、図4および図5のシーケンス図を参照しなが
ら説明する。
ジを行った結果、即座に通報先から逆信があった場合の
動作シーケンスを示すものである。
火災センサに基づく通報の起動が発生すると、非常通報
装置4は、通報中出力信号を端子4bから出力すると共
に、回線捕捉動作を行う。ターミナルアダプタ10で
は、端子10bを通じて入力された通報中出力信号を通
報中検出回路23が検出し、その検出出力を制御回路2
5に送る。これにより、ターミナルアダプタ10の制御
回路25は、非常通報装置4が通報動作中になったこと
を認識する。
通報装置4の回線捕捉動作を回線捕捉検出回路18で検
出し、その検出出力を制御回路25に送る。制御回路2
5は、この回線捕捉検出出力に応じて、トーン発生回路
22を制御して、ダイヤルトーン信号を発生させる。こ
のダイヤルトーン信号は、アンプ13−2線/4線変換
回路15−給電回路16−極性反転回路17−アナログ
ポート10aを通じて非常通報装置4に供給される。
号を検出した後、通報先へダイヤル番号送出をする。タ
ーミナルアダプタ10では、このダイヤル番号情報がP
Bレシーバ19で識別され、制御回路10に送られる。
制御回路10は、このダイヤル番号情報をメモリ24に
記憶すると共に、このダイヤル番号情報に基づいてIS
DN回線1への発呼動作を行う。すなわち、「SET
UP」メッセージを回線1に送出する。
呼出を行うと共に、「CALL PROC」メッセージ
を送出後、「ALERT」メッセージをターミナルアダ
プタ10に送ってくる。ターミナルアダプタ10の制御
回路25は、このメッセージを受け取ると、トーン発生
回路22を制御して、リングバックトーンを発生させ、
これを非常通報装置4に送る。
らは、応答による回線接続のメッセージである「CON
N」メッセージが送られてくるので、ターミナルアダプ
タ10の制御回路25は、これを検知して、トーン発生
回路22を制御し、リングバックトーンの発生を停止す
る。
を検出した後、通報メッセージを送出する。この通報メ
ッセージは、ターミナルアダプタ10のコーデック回路
12で符号化されてISDN回線1に送出され、通報先
に送られる。
態になり、回線を一旦開放する。ターミナルアダプタ1
0では、この回線開放を回線捕捉検出回路18で検出
し、その検出出力を制御回路25に供給する。制御回路
25は、この検出出力と通報中出力信号とから非常通報
装置4の逆信待機状態を認識する。
回路25は、回線開放の「DISC」メッセージをIS
DN交換機側に送出する。その後、ターミナルアダプタ
10と、ISDN交換機側とで、「REL」メッセー
ジ、「REL COMP」メッセージのやり取りが行な
われ、回線が開放される。
と、その発呼時の「SET UP」メッセージをターミ
ナルアダプタ10は、ISDN交換機側から受け取る。
このとき、制御回路25は、「SET UP」メッセー
ジに含まれる発番号により、発呼してきた相手が通報先
の「110番」または「119番」であるか否か検出す
る。
「119番」のいずれかを検出することにより、逆信に
よる着呼を検出するようにしてもよいが、通報メッセー
ジが送られた通報先からの逆信による着呼を確実に検出
するために、この実施の形態では、メモリ24に格納さ
れている通報先のダイヤル番号との一致を検出すること
により、通報先からの逆信による着呼を検出する。
は、この通報先からの逆信による着呼を検出すると、リ
レーRAをオンとする。すると、その接点aは、給電回
路16側から回線捕捉監視回路20側に切り替わる。
23の検出出力により、非常通報装置4が通報中である
ことを確認したときには、アナログポート10a用の非
常通報用の回路100の呼出信号発生回路21からのみ
呼出信号を発生させ、回線捕捉監視回路20、極性反転
回路17を通じて非常通報装置4に送る。これにより、
非常通報装置4に接続された非常用電話機8のベルのみ
が鳴動し、ターミナルアダプタ10の他のアナログポー
ト10cに接続されたアナログ回線用電話端末5のベル
は鳴動しない。
電話端末5にも伝えられて、非常用電話機8がオフフッ
クにより応答する前に、アナログ回線用電話端末5が応
答してしまうようなことはない。
UP」メッセージに含まれる発番号により、発呼して
きた相手が通報先の「110番」または「119番」で
あることを検出すると、非常用電話機8のオフフックに
よる応答を待たずに、応答による回線接続のメッセージ
である「CONN」メッセージを送出して、通報先から
の逆信の着呼に対して応答する。そして、制御回路25
は、トーン発生回路22を制御して、擬似リングバック
トーンを発生させ、これを逆信をしてきた通報先に送る
ようにする。
る応答がなされると、この応答による回線捕捉が、ター
ミナルアダプタ10の回線捕捉監視回路20で検出され
る。制御回路25は、この回線捕捉監視回路20からの
回線捕捉検出出力を受けると、トーン発生回路22を制
御して、擬似リングバックトーンの発生を停止させると
共に、リレーRAをオフにして、接点aを給電回路16
側に戻すように制御する。
は、ISDN回線1を通じての相互通話の状態になる。
電話機のオンフックがなされると、回線切断のためのメ
ッセージ「DISC」「REL」「REL COMP」
の交換がなされ、回線が切断される。以上で通報動作は
終了となる。
経過しても、通報先である警察署や消防署からの逆信が
なかった場合の動作シーケンスを、図5を参照して説明
する。この図5のシーケンスにおいては、図4の通報起
動から、通報メッセージ送出までのシーケンスは、まっ
たく同じであるので省略した。
放した後、5秒間の逆信待機時間が経過したにもかかわ
らず、通報先から逆信がなかったため、非常通報装置4
では、回線捕捉動作を行う。すると、ターミナルアダプ
タ10では、この回線捕捉を回線捕捉監視回路20で検
出し、その検出出力が制御回路25に供給される。
0からの回線捕捉検出出力を受けると、メモリ24に記
憶している通報先のダイヤル番号情報を読み出し、これ
に基づき、ISDN回線1への発呼動作として、通報先
を示す電話番号を含めた「SET UP」メッセージを
回線1に送出する。
で応答があると、そのメッセージである「CONN」メ
ッセージが到来し、ISDN回線の回線接続がなされ
る。非常通報装置4は、この接続されたISDN回線を
通じて通報メッセージの送出を行う。これにより、再
度、通報先に通報メッセージがISDN回線を通じて送
られる。
ちの状態になり、回線を開放する。その後、逆信があれ
ば、上述の図4を用いて説明したシーケンスとまったく
同様のシーケンスとなる。
きには、非常通報装置4は、再び通報メッセージの送出
がなされるが、そのときの動作シーケンスは、図5を用
いて説明したシーケンスと同様であり、ターミナルアダ
プタ10のメモリ24に記憶された通報先電話番号が用
いられて、通報先との回線接続がなされて、実行され
る。
ダプタが、非常通報装置専用ではなく、他の一般のアナ
ログ回線用電話端末をも接続可能とするポートを備える
場合であるので、ターミナルアダプタは、通報中出力信
号を非常通報装置から取得して、通報中動作を検知する
必要があったが、非常通報装置専用のターミナルアダプ
タの構成であれば、通報中出力信号を監視する必要はな
い。
ーミナルアダプタによれば、アナログ回線用の非常通報
装置を用いて、ISDN回線を通じた非常通報が、冒頭
で述べたような不具合を生じることなく行える。
態のブロック図である。
を説明するための図である。
である。
常通報制御処理の流れを説明するためのシーケンス図で
ある。
常通報制御処理の流れを説明するためのシーケンス図で
ある。
ポート 11 ISDNインターフェース 16 給電回路 18 回線捕捉検出回路 19 PBレシーバ(ダイヤル識別回路) 20 回線捕捉監視回路 21 呼出信号発生回路 22 トーン発生回路 23 通報中検出回路 24 電話番号を記憶するメモリ 25 制御回路 RA リレー
Claims (5)
- 【請求項1】非常時に発生する起動信号に応じて回線を
捕捉して予め設定された通報先のダイヤル番号送出をし
た後に、通報メッセージを送出し、その後、捕捉した回
線を開放して通報先からの逆信による着呼を待ち、前記
逆信による着呼が検出できない場合に、再度、回線を捕
捉して前記通報メッセージを送出する機能を備えるアナ
ログ回線用非常通報装置が接続されるアナログポートを
少なくとも備え、前記非常通報装置をISDN回線に接
続するためのターミナルアダプタであって、 前記非常通報装置の回線捕捉を検出する回線捕捉検出手
段と、 前記回線捕捉検出手段で前記回線捕捉が検出された後
に、前記非常通報装置から送出される前記通報先のダイ
ヤル番号を識別し、前記ISDN回線を通じて、前記通
報先に発呼を行う手段と、 前記非常通報装置から送出された前記通報先のダイヤル
番号を記憶する記憶手段と、 前記ISDN回線からの着呼情報中の、発番号を検出す
ることにより、前記通報先からの逆信による着呼を検出
する逆信検出手段と、 前記非常通報装置からの通報メッセージの送出後、前記
非常通報装置の回線開放を前記回線捕捉検出手段で検出
し、その後、前記逆信検出手段で前記通報先からの着呼
を検出せずに、再び、前記非常通報装置の回線捕捉を検
出したときに、前記記憶手段に記憶された前記通報先の
ダイヤル番号を用いて前記ISDN回線を通じた発呼を
自動的に行う手段と、 を備えることを特徴とするターミナルアダプタ。 - 【請求項2】前記非常通報装置が通報起動中に出力する
通報中出力信号を検出する通報中検出手段を備えること
を特徴とする請求項1に記載のターミナルアダプタ。 - 【請求項3】前記ISDN回線を通じた着呼があったと
きに、前記アナログポートに接続されている前記非常通
報装置に、呼出信号を送出する呼出信号発生手段と、 前記逆信検出手段で前記通報先からの着呼を検出したと
きに、前記呼出信号発生手段からの呼出信号に対する前
記非常通報装置側からの応答を待たずに、前記着呼に対
する応答信号を前記ISDN回線側に送出する事前応答
手段と、 を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記
載のターミナルアダプタ。 - 【請求項4】請求項3に記載のターミナルアダプタにお
いて、 前記事前応答手段での前記ISDN回線側への応答信号
送出により接続された前記通報先に対して、前記非常通
報装置側の応答までの間、擬似リングバックトーンを送
出することを特徴とするターミナルアダプタ。 - 【請求項5】請求項3に記載のターミナルアダプタにお
いて、 前記非常通報装置用のアナログポートの他に、通常のア
ナログ電話端末用のアナログポートを備え、 前記非常通報装置からの通報メッセージの送出後、前記
非常通報装置の回線開放を前記回線捕捉検出手段で検出
し、その後、前記逆信検出手段で前記通報先からの着呼
を検出した場合に、前記通報中出力検出手段で通報中が
検出されている前記非常通報装置用のアナログポートを
通じてのみ、前記呼出信号を送出することを特徴とする
ターミナルアダプタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22458897A JP3428867B2 (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | ターミナルアダプタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP22458897A JP3428867B2 (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | ターミナルアダプタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1169005A JPH1169005A (ja) | 1999-03-09 |
JP3428867B2 true JP3428867B2 (ja) | 2003-07-22 |
Family
ID=16816090
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP22458897A Expired - Fee Related JP3428867B2 (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | ターミナルアダプタ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3428867B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4088750B2 (ja) * | 2001-11-19 | 2008-05-21 | サクサ株式会社 | 非常通報映像伝送装置 |
-
1997
- 1997-08-21 JP JP22458897A patent/JP3428867B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1169005A (ja) | 1999-03-09 |
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