JP3426092B2 - 動画像符号化装置における動き補償フレーム間予測方法 - Google Patents
動画像符号化装置における動き補償フレーム間予測方法Info
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N19/00—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
- H04N19/50—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding
- H04N19/503—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding involving temporal prediction
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Landscapes
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動き補償フレーム
間予測を行うことにより得た予測画像フレームと入力画
像フレームとの差としての予測誤差情報を符号化する動
画像符号化装置における動き補償フレーム間予測方法に
関し、特に予測方法にワープ予測を用いたものであり、
より詳しくは、適合的にアフィン変換を施す領域を変化
させる動き補償フレーム間予測方式を用いた動画像符号
化装置における動き補償フレーム間予測方法に係わる。
間予測を行うことにより得た予測画像フレームと入力画
像フレームとの差としての予測誤差情報を符号化する動
画像符号化装置における動き補償フレーム間予測方法に
関し、特に予測方法にワープ予測を用いたものであり、
より詳しくは、適合的にアフィン変換を施す領域を変化
させる動き補償フレーム間予測方式を用いた動画像符号
化装置における動き補償フレーム間予測方法に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来より、ISDN(Integrated Servi
ces Digital Network)などの高速ディジタル網におい
ては、テレビ電話やテレビ会議等を用途として動画像通
信が実現されている。また、PHS(Personal Handyph
one System)に代表される無線伝送網の進展、およびP
STN(Public Switched Telephone Network)網にお
けるデータ変調・復調の進展、さらに画像圧縮技術の進
展に伴い、より低ビットレート網における動画像通信へ
の要求が高まっている。
ces Digital Network)などの高速ディジタル網におい
ては、テレビ電話やテレビ会議等を用途として動画像通
信が実現されている。また、PHS(Personal Handyph
one System)に代表される無線伝送網の進展、およびP
STN(Public Switched Telephone Network)網にお
けるデータ変調・復調の進展、さらに画像圧縮技術の進
展に伴い、より低ビットレート網における動画像通信へ
の要求が高まっている。
【0003】動画像情報を圧縮する符号化方式として
は、H.261、H.263等がすでに国際標準化され
ている。これらの方式は、フレーム間予測符号化および
フレーム内符号化を組み合わせて行うハイブリッド映像
符号化方式を採用している。
は、H.261、H.263等がすでに国際標準化され
ている。これらの方式は、フレーム間予測符号化および
フレーム内符号化を組み合わせて行うハイブリッド映像
符号化方式を採用している。
【0004】フレーム間予測符号化は、動画像を符号化
する際に、参照画像フレームから予測画像フレームを生
成し、現画像フレームとの差分を符号化することで符号
量を減少させ伝送することで、伝送路の効率的な利用を
図るものである。
する際に、参照画像フレームから予測画像フレームを生
成し、現画像フレームとの差分を符号化することで符号
量を減少させ伝送することで、伝送路の効率的な利用を
図るものである。
【0005】フレーム間予測符号化には、ブロックマッ
チング、アフィン変換、ワープ予測などが知られてい
る。以下に、アフィン変換を用いた従来のフレーム間予
測方法について説明する。まず、アフィン変換について
説明する。アフィン変換は、ある画像フレームから別の
画像フレームへの写像を6つのパラメータにより表現す
ることにより行われる。一般的に、アフィンパラメータ
の計算の簡便化などの理由により、アフィン変換は、三
角形領域を対象として行われる。
チング、アフィン変換、ワープ予測などが知られてい
る。以下に、アフィン変換を用いた従来のフレーム間予
測方法について説明する。まず、アフィン変換について
説明する。アフィン変換は、ある画像フレームから別の
画像フレームへの写像を6つのパラメータにより表現す
ることにより行われる。一般的に、アフィンパラメータ
の計算の簡便化などの理由により、アフィン変換は、三
角形領域を対象として行われる。
【0006】図3は、前方向予測を行う場合のアフィン
変換を用いたフレーム間予測の説明図を示すものであ
る。なお、この図3において、701はコントロールグ
リッドである。現画像フレームのコントロールグリッド
点A、B、C、Dの動きベクトルを探索した結果、参照
フレームのコントロールグリッド点A′、B′、C′、D
が対応する位置であったとする。
変換を用いたフレーム間予測の説明図を示すものであ
る。なお、この図3において、701はコントロールグ
リッドである。現画像フレームのコントロールグリッド
点A、B、C、Dの動きベクトルを探索した結果、参照
フレームのコントロールグリッド点A′、B′、C′、D
が対応する位置であったとする。
【0007】アフィンパラメータを求めるためには、ま
ず、4つのコントロールグリッド点のうち3点を選択し
領域の分割を行う。例えば、現画像フレームでは、A、
B、CとB、C、Dのような領域の分割を行う。対応し
て参照画像フレームではA′、B′、CとB′、C′、Dに
分割される。
ず、4つのコントロールグリッド点のうち3点を選択し
領域の分割を行う。例えば、現画像フレームでは、A、
B、CとB、C、Dのような領域の分割を行う。対応し
て参照画像フレームではA′、B′、CとB′、C′、Dに
分割される。
【0008】領域を三角形に分割した後、各三角形の頂
点の位置(一方が頂点の位置で、片方が動きベクトルで
も良い)よりアフィンパラメータを計算する。そして、
求められたアフィンパラメータより分割された三角形領
域の内部の画素全てを予測画像フレームに写像すること
により、予測画像フレームを生成する。 次に、画像を
適応領域に分割する方法を説明する。まず、図4(a)
のような16×16画素単位のコントロールグリッド点
で基本動きベクトルを探索する。また、図4(b)に示
す8×8画素単位に付加動きベクトルも探索する。該基
本または付加動きベクトルを使ってアフィン変換を行う
際の領域分割パターンを例として図5及び図6に示す。
図5中の領域分割の中で簡易的に示すパターンを用いて
も良い。図6においては領域分割パターンには平行移動
を含め、9個の領域分割パターンがある。タイプ1が平
行移動であり、タイプ2、3が2分割(アフィン変換2
回)、タイプ4〜7が5分割(アフィン変換5回)、タ
イプ8、9が8分割(アフィン変換8回)である。これ
らの中から適当なタイプを選択することにより行う。
点の位置(一方が頂点の位置で、片方が動きベクトルで
も良い)よりアフィンパラメータを計算する。そして、
求められたアフィンパラメータより分割された三角形領
域の内部の画素全てを予測画像フレームに写像すること
により、予測画像フレームを生成する。 次に、画像を
適応領域に分割する方法を説明する。まず、図4(a)
のような16×16画素単位のコントロールグリッド点
で基本動きベクトルを探索する。また、図4(b)に示
す8×8画素単位に付加動きベクトルも探索する。該基
本または付加動きベクトルを使ってアフィン変換を行う
際の領域分割パターンを例として図5及び図6に示す。
図5中の領域分割の中で簡易的に示すパターンを用いて
も良い。図6においては領域分割パターンには平行移動
を含め、9個の領域分割パターンがある。タイプ1が平
行移動であり、タイプ2、3が2分割(アフィン変換2
回)、タイプ4〜7が5分割(アフィン変換5回)、タ
イプ8、9が8分割(アフィン変換8回)である。これ
らの中から適当なタイプを選択することにより行う。
【0009】図7は従来技術例(A)の動き補償予測の
フローチャートである。ステップ301では入力画像フ
レームと参照画像フレームとにより動きベクトルを求め
る。続いて、ステップ302ではブロック毎に図6に示
すアフィン変換領域分割タイプ2〜9においてそれぞれ
アフィン変換を施す。ステップ303では平行移動タイ
プ(タイプ1)、並びにアフィン変換されたタイプ2〜
9でそれぞれ予測誤差評価値を計算し、最小誤差のタイ
プを決定する。ステップ304では決定された領域分割
タイプや、動きベクトルといったサイド情報を符号化す
る。
フローチャートである。ステップ301では入力画像フ
レームと参照画像フレームとにより動きベクトルを求め
る。続いて、ステップ302ではブロック毎に図6に示
すアフィン変換領域分割タイプ2〜9においてそれぞれ
アフィン変換を施す。ステップ303では平行移動タイ
プ(タイプ1)、並びにアフィン変換されたタイプ2〜
9でそれぞれ予測誤差評価値を計算し、最小誤差のタイ
プを決定する。ステップ304では決定された領域分割
タイプや、動きベクトルといったサイド情報を符号化す
る。
【0010】また、この他の従来例(B)として図8に
あげる方法がある。ステップ401において、図4
(a)に示す動きベクトルを探索する。ステップ402
では、領域分割数2つ(アフィン変換を2回行う)の領
域分割タイプ2と3でアフィン変換を行う。続いて、ス
テップ403では、それぞれタイプの予測誤差評価値を
計算し、平行移動のタイプ1ならびにアフィン変換のタ
イプ2と3で予測誤差評価値が小さいタイプを選択す
る。ステップ404では該3個のタイプの中で選択され
たタイプの予測誤差評価値を、予め設定しておいた所望
の値をしきい値Tとして、しきい値T以下であれば、こ
のタイプを採用し、ステップ405でサイド情報を符号
化する。しきい値Tを越えるならばステップ401に戻
る。
あげる方法がある。ステップ401において、図4
(a)に示す動きベクトルを探索する。ステップ402
では、領域分割数2つ(アフィン変換を2回行う)の領
域分割タイプ2と3でアフィン変換を行う。続いて、ス
テップ403では、それぞれタイプの予測誤差評価値を
計算し、平行移動のタイプ1ならびにアフィン変換のタ
イプ2と3で予測誤差評価値が小さいタイプを選択す
る。ステップ404では該3個のタイプの中で選択され
たタイプの予測誤差評価値を、予め設定しておいた所望
の値をしきい値Tとして、しきい値T以下であれば、こ
のタイプを採用し、ステップ405でサイド情報を符号
化する。しきい値Tを越えるならばステップ401に戻
る。
【0011】ステップ401では図4(b)の動きベク
トルを探索し、ステップ402では、アフィン変換を5
回行う領域分割タイプ4〜7でアフィン変換を施す。ス
テップ403ではこれらの予測誤差評価値を求め、最も
予測誤差の少ないタイプを選択する。ステップ404で
は選択されたタイプの予測誤差評価値をしきい値Tによ
り判定し、しきい値T以下であれば、このタイプを採用
し、ステップ405でサイド情報を符号化し、しきい値
Tを超えるならばステップ401に戻る。
トルを探索し、ステップ402では、アフィン変換を5
回行う領域分割タイプ4〜7でアフィン変換を施す。ス
テップ403ではこれらの予測誤差評価値を求め、最も
予測誤差の少ないタイプを選択する。ステップ404で
は選択されたタイプの予測誤差評価値をしきい値Tによ
り判定し、しきい値T以下であれば、このタイプを採用
し、ステップ405でサイド情報を符号化し、しきい値
Tを超えるならばステップ401に戻る。
【0012】ステップ401では前に求めた図4(b)
の動きベクトルを用い、ステップ402でアフィン変換
を8回行う領域分割タイプ8、9でアフィン変換を施
し、ステップ403は予測誤差の少ない方を採用する。
このようにして採用されたタイプをステップ405にお
いてサイド情報として符号化する。
の動きベクトルを用い、ステップ402でアフィン変換
を8回行う領域分割タイプ8、9でアフィン変換を施
し、ステップ403は予測誤差の少ない方を採用する。
このようにして採用されたタイプをステップ405にお
いてサイド情報として符号化する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術(A)ではアフィン変換領域分割タイプを決定する
ために、すべてのタイプでアフィン変換を行っている。
このためアフィン変換の回数が多く演算量が大きい。
技術(A)ではアフィン変換領域分割タイプを決定する
ために、すべてのタイプでアフィン変換を行っている。
このためアフィン変換の回数が多く演算量が大きい。
【0014】また、従来の技術(B)では上述の課題、
特にアフィン変換の回数が余計にかかる点はある程度解
決されているが、該技術では必ず最初に領域分割数2の
タイプでアフィン変換を行うので、平行移動タイプが選
択された場合、該アフィン変換処理が無駄になる。ま
た、アフィン変換を行い、予測誤差評価値を求める場
合、図6のタイプ2と4に示される網部領域は同じもの
であり、再びアフィン変換を行うのは無駄がある。
特にアフィン変換の回数が余計にかかる点はある程度解
決されているが、該技術では必ず最初に領域分割数2の
タイプでアフィン変換を行うので、平行移動タイプが選
択された場合、該アフィン変換処理が無駄になる。ま
た、アフィン変換を行い、予測誤差評価値を求める場
合、図6のタイプ2と4に示される網部領域は同じもの
であり、再びアフィン変換を行うのは無駄がある。
【0015】本発明は、上記従来の課題に鑑みてなした
ものであり、これら課題を解決した動画像符号化装置に
おける動き補償フレーム間予測方法を提供するものであ
る。
ものであり、これら課題を解決した動画像符号化装置に
おける動き補償フレーム間予測方法を提供するものであ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、動き補償フレーム間予測において、動きベクトル
および参照画像フレームより、処理領域のブロック平行
移動による予測フレームを求め、入力画像フレームとの
予測誤差評価値を求め、しきい値と該予測誤差評価値を
比較し、しきい値をこえない場合は平行移動による予測
フレームを採用し、予測誤差情報を符号化し、しきい値
を超える場合は、動きベクトルおよび参照画像フレーム
より該画像に適応した処理領域を分割し、アフィン変換
を用いた予測フレームを採用し、予測誤差情報を符号化
し、また、予測画像フレームおよび動きベクトル、該領
域分割情報などのサイド情報を出力する。
めに、動き補償フレーム間予測において、動きベクトル
および参照画像フレームより、処理領域のブロック平行
移動による予測フレームを求め、入力画像フレームとの
予測誤差評価値を求め、しきい値と該予測誤差評価値を
比較し、しきい値をこえない場合は平行移動による予測
フレームを採用し、予測誤差情報を符号化し、しきい値
を超える場合は、動きベクトルおよび参照画像フレーム
より該画像に適応した処理領域を分割し、アフィン変換
を用いた予測フレームを採用し、予測誤差情報を符号化
し、また、予測画像フレームおよび動きベクトル、該領
域分割情報などのサイド情報を出力する。
【0017】また、入力画像に適応した処理領域を分割
する際に、ブロック中を三角領域に分割するタイプを複
数用意し、これらのうち分割数の少ないものから順に予
測誤差評価値を計算し、しきい値により判定し、しきい
値を下回った段階で適当な領域として採用する。
する際に、ブロック中を三角領域に分割するタイプを複
数用意し、これらのうち分割数の少ないものから順に予
測誤差評価値を計算し、しきい値により判定し、しきい
値を下回った段階で適当な領域として採用する。
【0018】また、画像の符号量が増大した際に、動き
ベクトルを減らし、かつ演算量を減らすために、予測誤
差評価値をしきい値で判定する際、領域分割数の多いタ
イプに対して、しきい値を大きくする。
ベクトルを減らし、かつ演算量を減らすために、予測誤
差評価値をしきい値で判定する際、領域分割数の多いタ
イプに対して、しきい値を大きくする。
【0019】
【0020】
【0021】また、三角領域でアフィン変換を行って、
予測誤差評価値を求める際に、面積の小さな領域の予測
誤差評価値が相対的に大きくなるような重みづけを施す
ことにより演算量を減らす。
予測誤差評価値を求める際に、面積の小さな領域の予測
誤差評価値が相対的に大きくなるような重みづけを施す
ことにより演算量を減らす。
【0022】
【発明の実施の形態】図1に実施の形態の動き補償フレ
ーム間予測の制御フローチャートを示す。ステップ10
1では、ブロック平行移動で動き補償フレーム間予測を
行うための動きベクトルを探索する。これは、例えばマ
クロブロックの中央の画素を代表として動きベクトルを
探索する。探索例としては、予測フレーム中の動きベク
トルを求める画素を中心とする探索範囲(マスク)を設
定し、マスク中に存在する全画素との画素値の差をと
り、差が最小の画素への移動分を動きベクトルとする。
ここで、探索するマスク中の画素は、近接する画素間の
平均を画素値とする半画素も含めてもよい。
ーム間予測の制御フローチャートを示す。ステップ10
1では、ブロック平行移動で動き補償フレーム間予測を
行うための動きベクトルを探索する。これは、例えばマ
クロブロックの中央の画素を代表として動きベクトルを
探索する。探索例としては、予測フレーム中の動きベク
トルを求める画素を中心とする探索範囲(マスク)を設
定し、マスク中に存在する全画素との画素値の差をと
り、差が最小の画素への移動分を動きベクトルとする。
ここで、探索するマスク中の画素は、近接する画素間の
平均を画素値とする半画素も含めてもよい。
【0023】ステップ102において、上記の動きベク
トルを用いてブロック平行移動で求めた予測画像と、入
力画像とにより一度誤差情報量(予測誤差)の評価値を
計算する。予測誤差評価値の計算は、例えば予測画像と
入力画像間のSAD(Sum ofAbsolute Difference)を
用い、SAD値を評価値としたり、該二画像間の二乗平
均値を評価値とする方法等が考えられる。
トルを用いてブロック平行移動で求めた予測画像と、入
力画像とにより一度誤差情報量(予測誤差)の評価値を
計算する。予測誤差評価値の計算は、例えば予測画像と
入力画像間のSAD(Sum ofAbsolute Difference)を
用い、SAD値を評価値としたり、該二画像間の二乗平
均値を評価値とする方法等が考えられる。
【0024】ステップ103では、該評価値と、予め設
定したしきい値T1とを比較して、該評価値がしきい値
T1以下であれば、動き補償予測モードをブロック平行
移動モードと決定し、平行移動タイプ(図6中タイプ
1)を予測画像フレーム中のブロックとして採用する。
そして、ステップ104以降のアフィン変換等の処理は
行わずステップ110に移行する。
定したしきい値T1とを比較して、該評価値がしきい値
T1以下であれば、動き補償予測モードをブロック平行
移動モードと決定し、平行移動タイプ(図6中タイプ
1)を予測画像フレーム中のブロックとして採用する。
そして、ステップ104以降のアフィン変換等の処理は
行わずステップ110に移行する。
【0025】また、該評価値がしきい値T1を超える場
合は、動き補償予測モードをアフィン変換モードとして
ステップ104以降の処理を行う。ここで、しきい値T
1は、特に固定値でなくても良く、符号化制御におい
て、例えば対象画像の動きが激しい等の理由で、符号量
が大きく増加した際に、処理量を少なくするためにしき
い値を大きくするように動的に設定してブロック平行移
動モードが選択され易くすることも考えられる。
合は、動き補償予測モードをアフィン変換モードとして
ステップ104以降の処理を行う。ここで、しきい値T
1は、特に固定値でなくても良く、符号化制御におい
て、例えば対象画像の動きが激しい等の理由で、符号量
が大きく増加した際に、処理量を少なくするためにしき
い値を大きくするように動的に設定してブロック平行移
動モードが選択され易くすることも考えられる。
【0026】ステップ104では、図4(a)に示すコ
ントロールグリッド上の基本動きベクトルを探索する。
探索方法はステップ101の方法と同様である。ステッ
プ105では、求めた基本動きベクトルからアフィン変
換を図6のタイプ2、または3のいずれかのタイプ中に
含まれる三角領域で行う。
ントロールグリッド上の基本動きベクトルを探索する。
探索方法はステップ101の方法と同様である。ステッ
プ105では、求めた基本動きベクトルからアフィン変
換を図6のタイプ2、または3のいずれかのタイプ中に
含まれる三角領域で行う。
【0027】ステップ106では、ステップ105で求
めたアフィン変換値によって行った動き補償予測の予測
誤差評価値を計算する。該評価値の計算方法はステップ
102の場合と同様である。ステップ107の条件は、
領域分割数が同じタイプすべての評価値を求めるための
ものである。ステップ108で、タイプ2、3それぞれ
の予測誤差評価値を比較し、評価値の小さい方を選択す
る。
めたアフィン変換値によって行った動き補償予測の予測
誤差評価値を計算する。該評価値の計算方法はステップ
102の場合と同様である。ステップ107の条件は、
領域分割数が同じタイプすべての評価値を求めるための
ものである。ステップ108で、タイプ2、3それぞれ
の予測誤差評価値を比較し、評価値の小さい方を選択す
る。
【0028】そして、ステップ109において、上記で
選択したタイプを、実際の動き補償予測に採用するのか
を判定するのに、予測誤差評価値と予め設定したしきい
値T2を比較する。該評価値がしきい値T2以下であれ
ば選択されたタイプを予測画像フレームとして採用し、
ステップ110でサイド情報として選択したタイプ番号
と動きベクトルを符号化する。
選択したタイプを、実際の動き補償予測に採用するのか
を判定するのに、予測誤差評価値と予め設定したしきい
値T2を比較する。該評価値がしきい値T2以下であれ
ば選択されたタイプを予測画像フレームとして採用し、
ステップ110でサイド情報として選択したタイプ番号
と動きベクトルを符号化する。
【0029】しきい値T2を超える場合は、ステップ1
04で図4(b)に示す付加動きベクトルを探索する。
探索方法は、上記ステップ101の探索方法と同様であ
る。ステップ105で図6のタイプ4〜7のいずれか一
つのタイプ中に含まれる三角領域でアフィン変換を行
い、ステップ106で該タイプの予測誤差評価値を計算
し、ステップ107の条件によりタイプ4〜7の予測誤
差評価値を求める。
04で図4(b)に示す付加動きベクトルを探索する。
探索方法は、上記ステップ101の探索方法と同様であ
る。ステップ105で図6のタイプ4〜7のいずれか一
つのタイプ中に含まれる三角領域でアフィン変換を行
い、ステップ106で該タイプの予測誤差評価値を計算
し、ステップ107の条件によりタイプ4〜7の予測誤
差評価値を求める。
【0030】そして、ステップ108でタイプ4〜7の
予測誤差評価値を比較し、該評価値が最小であるタイプ
を選択する。ステップ109では、該選択タイプの予測
誤差評価値をしきい値T2と比較し、しきい値T2以下
であれば該タイプを予測画像フレームとして採用し、し
きい値T2を超える場合は、ステップ104に戻り、タ
イプ8、9に対してステップ104〜109の処理を行
う。
予測誤差評価値を比較し、該評価値が最小であるタイプ
を選択する。ステップ109では、該選択タイプの予測
誤差評価値をしきい値T2と比較し、しきい値T2以下
であれば該タイプを予測画像フレームとして採用し、し
きい値T2を超える場合は、ステップ104に戻り、タ
イプ8、9に対してステップ104〜109の処理を行
う。
【0031】この時、ステップ104においてタイプ4
〜7の判定処理で付加動きベクトルをすでに求めている
ので、ステップ104は処理なしとするのも良い。ま
た、以上の処理で仮に全タイプの予測誤差評価値がしき
い値を超えてしまう場合は、デフォルトとしてブロック
平行移動タイプを採用したり、分割数2のタイプ2また
は3を採用したりする。
〜7の判定処理で付加動きベクトルをすでに求めている
ので、ステップ104は処理なしとするのも良い。ま
た、以上の処理で仮に全タイプの予測誤差評価値がしき
い値を超えてしまう場合は、デフォルトとしてブロック
平行移動タイプを採用したり、分割数2のタイプ2また
は3を採用したりする。
【0032】そして、ステップ110では、上記の手法
で決定された領域分割タイプや、ブロック平行移動また
はアフィン変換に使用した動きベクトルをサイド情報と
して符号化して出力する。
で決定された領域分割タイプや、ブロック平行移動また
はアフィン変換に使用した動きベクトルをサイド情報と
して符号化して出力する。
【0033】また、この他の例として、領域分割タイプ
を決定するための予測誤差評価値を計算する際に、図6
の分割数2(タイプ2、3)→分割数5(タイプ4〜
7)→分割数8(タイプ8、9)のように分割数が多く
なる順に相対的に予測誤差評価値が大きくなるよう、重
みづけを施す。そして、より分割数の少ないタイプを選
択し易くする。
を決定するための予測誤差評価値を計算する際に、図6
の分割数2(タイプ2、3)→分割数5(タイプ4〜
7)→分割数8(タイプ8、9)のように分割数が多く
なる順に相対的に予測誤差評価値が大きくなるよう、重
みづけを施す。そして、より分割数の少ないタイプを選
択し易くする。
【0034】上記の実施の形態、並びに先に述べた従来
の技術では、アフィン変換による動き補償予測を行うに
あたり、画像に適応した処理領域に分割する際に、複数
の分割タイプを設定して、そのうちの1タイプを採用す
ることによって行っている。
の技術では、アフィン変換による動き補償予測を行うに
あたり、画像に適応した処理領域に分割する際に、複数
の分割タイプを設定して、そのうちの1タイプを採用す
ることによって行っている。
【0035】該領域分割パターンの一例である図6に示
したタイプ2〜9の領域分割パターン中には、網部で示
した2つの領域のように異なるタイプ中に同じアフィン
変換をする領域がある。図6のタイプ2〜9のうち、上
記のように同じ領域を1回のアフィン変換で行うように
すると、全タイプ2〜9の予測誤差を求めるのに必要な
アフィン変換は20回で済むことになるが、一方、上記
の方法をとらないで、タイプごと独立に処理を行うと、
40回のアフィン変換が必要になる。
したタイプ2〜9の領域分割パターン中には、網部で示
した2つの領域のように異なるタイプ中に同じアフィン
変換をする領域がある。図6のタイプ2〜9のうち、上
記のように同じ領域を1回のアフィン変換で行うように
すると、全タイプ2〜9の予測誤差を求めるのに必要な
アフィン変換は20回で済むことになるが、一方、上記
の方法をとらないで、タイプごと独立に処理を行うと、
40回のアフィン変換が必要になる。
【0036】図2は、上記の点を考慮した場合の処理の
フローチャートを示す。ステップ201では、基本なら
びに付加動きベクトルの探索をする。探索方法は上記の
実施の形態で述べた方法が考えられる。ステップ202
では、例えば、図6中の三角形状の領域(1)〜(20)(図
面において、領域(1)はと表記、領域(2)以下について
も、同様に、、・・・と表記する。)のうち、一つ
の領域でアフィン変換を行う。
フローチャートを示す。ステップ201では、基本なら
びに付加動きベクトルの探索をする。探索方法は上記の
実施の形態で述べた方法が考えられる。ステップ202
では、例えば、図6中の三角形状の領域(1)〜(20)(図
面において、領域(1)はと表記、領域(2)以下について
も、同様に、、・・・と表記する。)のうち、一つ
の領域でアフィン変換を行う。
【0037】ステップ203では、該領域で予測誤差評
価値を求め、該評価値を一時記憶する。ここで、該評価
値を求める際に、図6に示すタイプの中において、領域
(1)〜(4)よりも相対的に面積の小さい領域である領域
(5)〜(20)に予測誤差評価値が大きくなるように重みを
つけて計算してもよい。そして、ステップ204の条件
で図6の領域(1)〜(20)の20通りの三角形状の領域に
ついて全てアフィン変換を行い、予測誤差評価値を求め
るようにする。
価値を求め、該評価値を一時記憶する。ここで、該評価
値を求める際に、図6に示すタイプの中において、領域
(1)〜(4)よりも相対的に面積の小さい領域である領域
(5)〜(20)に予測誤差評価値が大きくなるように重みを
つけて計算してもよい。そして、ステップ204の条件
で図6の領域(1)〜(20)の20通りの三角形状の領域に
ついて全てアフィン変換を行い、予測誤差評価値を求め
るようにする。
【0038】ステップ205では、各分割タイプの予測
誤差評価値を求めるために、記憶されている領域(1)〜
(20)の予測誤差評価値を読み出し、これらの和により、
図6のタイプ2〜9におけるブロック単位の予測誤差評
価値を計算する。ステップ206では、このようにして
求められたブロック単位の予測誤差評価値から、誤差最
小のタイプを決定する。
誤差評価値を求めるために、記憶されている領域(1)〜
(20)の予測誤差評価値を読み出し、これらの和により、
図6のタイプ2〜9におけるブロック単位の予測誤差評
価値を計算する。ステップ206では、このようにして
求められたブロック単位の予測誤差評価値から、誤差最
小のタイプを決定する。
【0039】ここで、誤差最小のタイプを決定する際
に、上記の実施の形態で述べたようにタイプ2、3の領
域分割数が2のタイプから分割数8のタイプへ順にしき
い値T2によって比較し、採用するかどうかを判定する
方法も考えられる。また、タイプによって分割数が多い
ものに予測誤差評価値が大きくなるように重みづけをす
ることによって予測誤差評価値を比較するのも良い。こ
の場合、分割数の少ないタイプが選択されやすくなり、
このため、サイド情報の符号化において動きベクトルの
符号量を減らすことができ、符号化効率が向上する。そ
して、ステップ207でサイド情報を符号化して出力す
る。このように、ある三角領域で一度アフィン変換して
求めた予測誤差評価値を記憶しておき、再び使用するこ
とでアフィン変換の回数が減り、演算量を減らすことが
できる。また、動きベクトルを探索し直すこともなく処
理の効率化が高まるという効果が得られる。
に、上記の実施の形態で述べたようにタイプ2、3の領
域分割数が2のタイプから分割数8のタイプへ順にしき
い値T2によって比較し、採用するかどうかを判定する
方法も考えられる。また、タイプによって分割数が多い
ものに予測誤差評価値が大きくなるように重みづけをす
ることによって予測誤差評価値を比較するのも良い。こ
の場合、分割数の少ないタイプが選択されやすくなり、
このため、サイド情報の符号化において動きベクトルの
符号量を減らすことができ、符号化効率が向上する。そ
して、ステップ207でサイド情報を符号化して出力す
る。このように、ある三角領域で一度アフィン変換して
求めた予測誤差評価値を記憶しておき、再び使用するこ
とでアフィン変換の回数が減り、演算量を減らすことが
できる。また、動きベクトルを探索し直すこともなく処
理の効率化が高まるという効果が得られる。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から、本発明によると、以下
のような効果が得られる。最初にブロック平行移動で予
測誤差評価値を求め、該評価値がしきい値以下であれば
動き補償フレーム間予測に平行移動を用いることによ
り、対象画像によってはアフィン変換をせずに動き補償
予測を行うブロックが存在するので、アフィン変換分の
演算量を減少することができる。また、アフィン変換の
ために必要な動きベクトルを探索する必要がなくなり、
そのための演算量を減らすことができる。
のような効果が得られる。最初にブロック平行移動で予
測誤差評価値を求め、該評価値がしきい値以下であれば
動き補償フレーム間予測に平行移動を用いることによ
り、対象画像によってはアフィン変換をせずに動き補償
予測を行うブロックが存在するので、アフィン変換分の
演算量を減少することができる。また、アフィン変換の
ために必要な動きベクトルを探索する必要がなくなり、
そのための演算量を減らすことができる。
【0041】ブロック平行移動による予測誤差評価値が
しきい値を上回った場合、アフィン変換をする回数が少
ないタイプから予測誤差評価値を計算し、しきい値と比
べて、これより下回った時に、この領域分割タイプを採
用し、以後のアフィン変換を打ち切ることにより、余計
なアフィン変換を行う必要がなくなり、探索する動きベ
クトルが減るので演算量の減少が可能である。
しきい値を上回った場合、アフィン変換をする回数が少
ないタイプから予測誤差評価値を計算し、しきい値と比
べて、これより下回った時に、この領域分割タイプを採
用し、以後のアフィン変換を打ち切ることにより、余計
なアフィン変換を行う必要がなくなり、探索する動きベ
クトルが減るので演算量の減少が可能である。
【0042】しきい値を画像の符号量によって動的に変
えることにより、演算量の減少だけでなく、符号化効率
の向上がなされ、システムの高効率化が可能である。
えることにより、演算量の減少だけでなく、符号化効率
の向上がなされ、システムの高効率化が可能である。
【0043】領域分割タイプの中にある三角領域のう
ち、面積の小さな領域の三角形に予測誤差評価値が大き
くなるよう重みづけをして予測誤差評価値を計算するこ
とにより、演算量の減少だけでなく、符号化効率の向上
がなされ、システムの高効率化が可能である。
ち、面積の小さな領域の三角形に予測誤差評価値が大き
くなるよう重みづけをして予測誤差評価値を計算するこ
とにより、演算量の減少だけでなく、符号化効率の向上
がなされ、システムの高効率化が可能である。
【図1】 本発明による動画像符号化装置の動き補償フ
レーム間予測方法の実施の形態の処理の流れを示すフロ
ーチャート図である。
レーム間予測方法の実施の形態の処理の流れを示すフロ
ーチャート図である。
【図2】 動画像符号化装置の動き補償フレーム間予測
方法の他の処理の流れを示すフローチャート図である。
方法の他の処理の流れを示すフローチャート図である。
【図3】 被写体の変形および前方向予測を行う場合の
アフィン変換を用いたフレーム間予測を説明するための
図である。
アフィン変換を用いたフレーム間予測を説明するための
図である。
【図4】 アフィン変換によって動き補償フレーム間予
測を行う場合の、アフィン変換に必要な動きベクトルを
表す図である。
測を行う場合の、アフィン変換に必要な動きベクトルを
表す図である。
【図5】 本発明における動き補償フレーム間予測を行
う際のブロック領域分割パターンの一例を示す図であ
る。
う際のブロック領域分割パターンの一例を示す図であ
る。
【図6】 本発明における動き補償フレーム間予測を行
う際のブロック領域分割パターンの一例を示す図であ
る。
う際のブロック領域分割パターンの一例を示す図であ
る。
【図7】 従来における動画像符号化装置の動き補償フ
レーム間予測方法の処理の流れの例(A)を表すフロー
チャート図である。
レーム間予測方法の処理の流れの例(A)を表すフロー
チャート図である。
【図8】 従来における動画像符号化装置の動き補償フ
レーム間予測部部の処理の流れの例(B)を表すフロー
チャート図である。
レーム間予測部部の処理の流れの例(B)を表すフロー
チャート図である。
701:コントロールグリッド
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平8−65680(JP,A)
特開 平6−113287(JP,A)
特開 平8−37664(JP,A)
特開 平9−51537(JP,A)
特開 平9−261651(JP,A)
中屋、苗村、原島,動画像の16kb
/s符号化,画像符号化シンポジウム第
7回シンポジウム資料(PCSJ92),
日本,1992年10月 7日,p.129−132
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H04N 7/24 - 7/68
Claims (5)
- 【請求項1】 動き補償フレーム間予測を行うことによ
り得た予測画像フレームと入力画像フレームとの差とし
ての予測誤差情報を符号化する動画像符号化装置におけ
る動き補償フレーム間予測方法であって、 動き補償フレーム間予測において、動きベクトルおよび
参照画像フレームより、処理領域のブロック平行移動に
よる予測画像フレームを求めるとともに、入力画像フレ
ームとの予測誤差評価値を求めて、該予測誤差評価値が
しきい値をこえない場合は、平行移動による予測画像フ
レームを採用して予測誤差情報を符号化し、 また、該予測誤差評価値が しきい値を超える場合は、画像中を
複数のブロックに分割し、該ブロック中を更に三角形に
領域分割するタイプを複数用意しておき、領域分割数の
少ないタイプから順次、該三角領域にアフィン変換を行
ってブロック単位の予測誤差評価値を計算し、該予測誤
差評価値がしきい値を下回った段階の領域分割タイプを
用いた予測画像フレームを採用して予測誤差情報を符号
化して、符号化した予測誤差情報 および動きベクトル、該領域分
割タイプなどのサイド情報を出力することを特徴とする
動画像符号化装置における動き補償フレーム間予測方
法。 - 【請求項2】 上記しきい値は、画像の符号量が増大し
た際に平行移動または領域分割数の少ないタイプが選択
されやすいように動的に変化することを特徴とした請求
項1記載の動画像符号化装置における動き補償フレーム
間予測方法。 - 【請求項3】 上記ブロック中を三角領域に分割した際
に、より小さな三角領域に予測誤差評価値が大きくなる
ように重みづけをし、これによりブロック単位の予測誤
差評価値を計算するようにしたことを特徴とする請求項
1または2に記載の動画像符号化装置における動き補償
フレーム間予測方法。 - 【請求項4】 上記予測誤差評価値を求める方法とし
て、予測画像と入力画像間のSAD(Sum of Absolute
Difference)値を用いることを特徴とした請求項1、2
または3に記載の動画像符号化装置における動き補償フ
レーム間予測方法。 - 【請求項5】 上記予測誤差評価値を求める方法とし
て、予測画像と入力画像間の二乗平均値を用いるように
したことを特徴とする請求項1、2または3に記載の動
画像符号化装置における動き補償フレーム間予測方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24146996A JP3426092B2 (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 動画像符号化装置における動き補償フレーム間予測方法 |
US08/925,717 US6208690B1 (en) | 1996-09-12 | 1997-09-09 | Method of motion-compensated interframe-prediction in a video-coding device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24146996A JP3426092B2 (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 動画像符号化装置における動き補償フレーム間予測方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1093975A JPH1093975A (ja) | 1998-04-10 |
JP3426092B2 true JP3426092B2 (ja) | 2003-07-14 |
Family
ID=17074784
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24146996A Expired - Fee Related JP3426092B2 (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 動画像符号化装置における動き補償フレーム間予測方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6208690B1 (ja) |
JP (1) | JP3426092B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1284376C (zh) * | 1997-02-13 | 2006-11-08 | 三菱电机株式会社 | 动态图像译码装置和方法 |
AU1941797A (en) * | 1997-03-17 | 1998-10-12 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Image encoder, image decoder, image encoding method, image decoding method and image encoding/decoding system |
GB2401502B (en) * | 2003-05-07 | 2007-02-14 | British Broadcasting Corp | Data processing |
US20040258154A1 (en) * | 2003-06-19 | 2004-12-23 | Microsoft Corporation | System and method for multi-stage predictive motion estimation |
DE102004026072B4 (de) * | 2004-05-25 | 2007-02-15 | Micronas Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zur bewegungskompensierten Rauschschätzung bei mobilen drahtlosen Übertragungssystemen |
JP4047879B2 (ja) * | 2005-08-23 | 2008-02-13 | 松下電器産業株式会社 | 動きベクトル検出装置および動きベクトル検出方法 |
KR101003105B1 (ko) * | 2008-01-29 | 2010-12-21 | 한국전자통신연구원 | 어파인 변환 기반의 움직임 보상을 이용한 비디오 부호화 및 복호화 방법 및 장치 |
US20100296579A1 (en) * | 2009-05-22 | 2010-11-25 | Qualcomm Incorporated | Adaptive picture type decision for video coding |
US20120106632A1 (en) * | 2010-10-28 | 2012-05-03 | Apple Inc. | Method and apparatus for error resilient long term referencing block refresh |
CN109005407B (zh) * | 2015-05-15 | 2023-09-01 | 华为技术有限公司 | 视频图像编码和解码的方法、编码设备和解码设备 |
WO2019124191A1 (ja) * | 2017-12-18 | 2019-06-27 | パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ | 符号化装置、復号装置、符号化方法及び復号方法 |
CN117528115A (zh) | 2018-08-27 | 2024-02-06 | 华为技术有限公司 | 一种视频图像预测方法及装置 |
CN112565782B (zh) | 2018-12-28 | 2022-04-26 | 杭州海康威视数字技术股份有限公司 | 一种编解码方法及其设备 |
US11032574B2 (en) | 2018-12-31 | 2021-06-08 | Tencent America LLC | Method and apparatus for video coding |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2875549B2 (ja) | 1989-06-28 | 1999-03-31 | 松下電器産業株式会社 | 動画像符号化装置及び動画像復号化装置 |
JP3115651B2 (ja) | 1991-08-29 | 2000-12-11 | シャープ株式会社 | 画像符号化装置 |
JP2919211B2 (ja) | 1992-12-25 | 1999-07-12 | 日本電気株式会社 | 動画像のフレーム内挿方式及び符号化復号化方式 |
JPH06327000A (ja) | 1993-05-11 | 1994-11-25 | Kyocera Corp | 動き補償方法 |
-
1996
- 1996-09-12 JP JP24146996A patent/JP3426092B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-09-09 US US08/925,717 patent/US6208690B1/en not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
中屋、苗村、原島,動画像の16kb/s符号化,画像符号化シンポジウム第7回シンポジウム資料(PCSJ92),日本,1992年10月 7日,p.129−132 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6208690B1 (en) | 2001-03-27 |
JPH1093975A (ja) | 1998-04-10 |
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Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |