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JP3425534B2 - 放送蓄積装置 - Google Patents

放送蓄積装置

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Publication number
JP3425534B2
JP3425534B2 JP08948499A JP8948499A JP3425534B2 JP 3425534 B2 JP3425534 B2 JP 3425534B2 JP 08948499 A JP08948499 A JP 08948499A JP 8948499 A JP8948499 A JP 8948499A JP 3425534 B2 JP3425534 B2 JP 3425534B2
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JP
Japan
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ecm
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broadcast
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video
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JP08948499A
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Inventor
和弘 町田
充照 片岡
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクランブルされ
た放送番組を蓄積し、デスクランブルして再生する放送
蓄積装置に関し、特に、スクランブル鍵などのセキュリ
ティの低下を防止するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、有料番組を放送する場合に、放送
局側は、映像や音声から成る放送番組をスクランブル鍵
Ksでスクランブルして送信し、また、このスクランブ
ル鍵KsをECM(Entitlement Control Messages:共
通情報)に格納し、この共通情報ECMをワーク鍵Kw
で暗号化して送信する。また、このワーク鍵Kwは、E
MM(Entitlement Management Messages:個別情報)
に格納し、この個別情報EMMを個別鍵Kmで暗号化
し、事前に各受信側に送信する。
【0003】一方、受信側では、暗号化された個別情報
EMMを受信すると、あらかじめ持っている個別鍵Km
で復号化し、EMMからワーク鍵Kwを取り出す。ま
た、EMMには、視聴権を有する番組を示すティア情報
などが含まれており、これらの個別情報も復号して、K
wとともに保持する。
【0004】また、スクランブルされた放送番組と暗号
化された共通情報ECMとを受信すると、ECMをワー
ク鍵Kwで復号化してECMからスクランブル鍵Ksを
取り出し、また、ECMに含まれている番組ティア情報
から視聴権を有していることを確認すると、スクランブ
ルされている放送番組を、取り出したKsを用いてデス
クランブルする。
【0005】また、このスクランブルされた放送番組を
蓄積、再生する放送蓄積装置は、従来、スクランブルさ
れた放送番組をECMとともに蓄積し、再生時に、EC
Mを復号してKsを取り出し、そのKsを用いて、再生
する放送番組をデスクランブルするように構成されてい
る。
【0006】図7は、この放送蓄積装置の構成を示して
いる。この装置は、多重化されている信号を分離する分
離部101と、分離されたEMMをKm管理部112に保持さ
れたKmを用いて復号化するEMM復号部109と、復号
されたEMMから取り出した個別情報を管理する個別情
報管理部110と、復号されたKwを用いて分離されたE
CMを復号化するECM復号部107と、ECMから取り
出した番組情報と個別情報とを照合して視聴権を判定す
る視聴権判定部111と、視聴権を有する場合にECMか
ら復号したKsを出力するKs出力制御部108と、Ks
出力制御部108から出力されたKsを用いて映像音声デ
ータをデスクランブルするデスクランブル部104と、映
像音声の表示部106への表示を制御する表示制御部105
と、映像音声及びECMの蓄積を制御する蓄積制御部10
2と、蓄積装置とのインタフェースを取る蓄積装置I/
F103とを備えている。
【0007】なお、Km管理部112、EMM復号部109、
個別情報管理部110、ECM復号部107、視聴権判定部11
1及びKs出力制御部108は、ICカード等から成るセキ
ュリティモジュールの中に構成されている。
【0008】この装置では、多重化されて放送されたデ
ータが分離部101に入力し、分離部101は、多重化された
データを分離する。分離されたEMMは、EMM復号部
109で復号化され、EMMから取り出したKsがECM
復号部107に設定され、EMMから取り出した個別情報
が個別情報管理部110に蓄積される。
【0009】また、放送番組をリアルタイムで視聴する
場合には、放送番組のコンポーネント(映像、音声、E
CM)が分離部101で分離され、暗号化されているEC
MがECM復号部107に入力し、スクランブルされてい
る映像・音声がデスクランブル部104に入力する。EC
M復号部107は、Kwを用いてECMを復号化し、EC
Mから取り出したKsをKs出力制御部108に出力し、
また、ECMから取り出した番組ティア情報を視聴権判
定部111に出力する。視聴権判定部111は、番組ティア情
報と個別情報とを照合して、視聴権の判定結果をKs出
力制御部108に出力し、Ks出力制御部108は、視聴権が
認められる場合に、Ksをデスクランブル部104に出力
する。デスクランブル部104は、このKsを用いて映像
音声のデスクランブルを行い、デスクランブルされた映
像音声が表示制御部105の制御の下に表示器106に表示さ
れる。
【0010】また、放送番組を蓄積する場合には、放送
番組のコンポーネント(映像、音声、ECM)が、スク
ランブルや暗号化がされたまま、分離部101から蓄積制
御部102に出力され、蓄積装置I/F103を通じて、磁気
テープ等を記録媒体とする蓄積装置に蓄積される。
【0011】図8には、放送番組とECMとを蓄積する
方式(第1の蓄積方式)の蓄積装置に蓄積されるTS
(Transport Stream)パケットのストリームを示してい
る。このストリームは、蓄積された一つの番組のAudio
(音声)やVideo(映像)で構成されるパーシャルTS
(TSパケットの間にヌルパケットが存在する)上のヌ
ルパケットに、ECMが放送されたタイミングで記録さ
れて生成される。
【0012】蓄積装置に蓄積された放送番組を再生視聴
する場合には、蓄積装置I/F103を介して、蓄積装置
から図8のTSストリームが読み出されて、分離部101
に入力する。分離部101は、これをECMと映像・音声
信号とに分離し、ECMをECM復号部107に、映像・
音声信号をデスクランブル部104に出力する。その後の
動作はリアルタイム視聴の場合と同じであり、ECM復
号部107が、Kwを用いてECMを復号化して、Ksを
Ks出力制御部108に出力し、番組ティア情報を視聴権
判定部111に出力する。視聴権判定部111は、番組ティア
情報と個別情報とを照合して、視聴権の判定結果をKs
出力制御部108に出力し、Ks出力制御部108は、視聴権
が認められる場合に、Ksをデスクランブル部104に出
力する。デスクランブル部104は、このKsを用いて映
像音声のデスクランブルを行い、デスクランブルされた
映像音声が表示制御部105の制御の下に表示器106に表示
される。
【0013】また、放送番組のコンポーネント(映像、
音声、ECM)を蓄積記録する場合に、暗号化されてい
るEMMを合わせて蓄積する方式(第2の蓄積方式)も
開発されている。この方式では、図9に示すように、放
送番組の蓄積に先立ち、EMMが記録され、その後に、
任意の時間粒度で蓄積したパーシャルTS上のヌルパケ
ットにEMMが記録される。
【0014】蓄積した放送番組を再生視聴する場合は、
蓄積装置より放送番組(映像・音声信号)とECMとE
MMとが取り出され、EMMは、セキュリティーモジュ
ールのEMM復号部109で、Km管理部112に保持されて
いるKmを用いて復号化され、EMMから取り出したK
wがECM復号部107に設定され、EMMから取り出し
た個別情報が個別情報管理部110に蓄積される。その後
の動作は、前述した第1の蓄積方式と同じある。
【0015】この第2の蓄積方式で蓄積された放送番組
は、そのEMMを蓄積した受信装置でのみ、再生視聴す
ることができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この第1の蓄
積方式や第2の蓄積方式では、ECMやEMMを放送番
組とともに蓄積装置の記録媒体に記録することになる
が、記録媒体として、タンパ(tamper)性(開けにく
い、開けると壊れてしまう性質)が低い磁気テープなど
を用いる場合には、ECMやEMMのセキュリティが侵
される可能性が有り、所謂、セキュリティ強度が低下す
るという問題点がある。
【0017】そうかと云って、タンパ性が高いICカー
ドなどを用いて蓄積するには、映像・音声データが一緒
であるためデータ量が多く、ICカードの容量が追いつ
かないと云う問題点がある。
【0018】本発明は、こうした従来の問題点を解決す
るものであり、セキュリティ強度が高い放送蓄積装置を
提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の放送蓄
積装置では、ECMと放送番組の映像・音声データとを
分離して、別々の記録媒体に蓄積している。
【0020】また、ECMの蓄積時に、映像・音声デー
タと同期を取るための制御情報を付加している。
【0021】そのため、ECMを、蓄積容量は少ないが
タンパ性が高いメモリに蓄積することが可能になり、セ
キュリティ強度を高めることができる。
【0022】また、ECMは放送番組との同期情報を持
っていないが、ECMの蓄積時に同期情報を付加するこ
とによって、再生時の映像・音声データのデスクランブ
ルが可能になる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、スクランブルされた放送番組を蓄積・再生する放送
蓄積装置において、多重化されて放送されたECMと放
送番組の映像・音声データとを分離して、前記ECMに
前記映像・音声データと同期を取るための制御情報を付
加し、前記ECMと前記映像・音声データとを別々の記
録媒体に蓄積するようにしたものであり、ECM蓄積用
の記録媒体に求められる蓄積容量が減り、タンパ性が高
いメモリをECMの蓄積に使用することが可能になる。
また、制御情報の付加により、ECMを映像・音声デー
タと同期させて再生し、映像・音声データをデスクラン
ブルすることが可能になる。
【0024】
【0025】請求項に記載の発明は、ECMの蓄積時
に、特定のシーンに対応するECMを無効化して、シー
ンの再生視聴を制限するようにしたものであり、ECM
を無効にすれば、そのECMによってスクランブル鍵が
供給されるシーンの再生視聴ができなくなる。
【0026】請求項に記載の発明は、放送された情報
に含まれる指示に基づいてECMの無効化を行うように
したものであり、再生視聴を制限するシーンを放送局側
で指定することが可能になる。
【0027】請求項に記載の発明は、受信した番組イ
ンデックスの中で、シーンを定義する情報に視聴制限が
付加されているとき、該当するシーンに対応するECM
を無効化するようにしたものであり、放送局側では、再
生視聴を制限するシーンを、放送する番組インデックス
の中で指定することができる。請求項に記載の発明
は、ECMの蓄積時に、ECMを圧縮して蓄積するよう
にしたものであり、例えば、同じKsを持つECMが繰
り返し放送される場合に、更新されたKsを持つECM
だけを蓄積することによって蓄積容量の使用を効率化す
る。
【0028】請求項に記載の発明は、ECMを、タン
パ性が高いメモリに蓄積するようにしたものであり、メ
モリカードやメモリスティックなどの秘密保持性能が高
いメモリを使用してECMが蓄積される。
【0029】請求項に記載の発明は、ECMを、内蔵
するセキュリティーモジュール上に蓄積するようにした
ものであり、受信装置に内蔵され、あるいは挿入される
ICカードにECMを蓄積することができる。
【0030】請求項に記載の発明は、ECMをホーム
サーバ上に蓄積するようにしたものであり、ホームサー
バ上に、映像・音声と区別してECMを蓄積し、再生時
には、ホームサーバから映像・音声とECMとを読み出
し、受信装置で再生する。
【0031】請求項に記載の発明は、ECMの蓄積装
置からの送出レートを制御して、再生視聴における早送
りや巻戻しを抑制するようにしたものであり、CMを早
送りで飛ばして再生することを制限できる。
【0032】請求項10に記載の発明は、ECMの蓄積
装置からの出力を、CMが視聴されないときに停止する
ようにしたものであり、再生時のCM飛ばしを制限する
ことができる。
【0033】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。
【0034】(第1の実施形態)第1の実施形態の放送
蓄積装置は、図1に示すように、多重化されている信号
を分離する分離部201と、分離された映像・音声データ
をデスクランブルするデスクランブル部206と、映像音
声の表示部208への表示を制御する表示制御部207と、映
像・音声データの蓄積を制御する蓄積制御部203と、映
像・音声データ用の蓄積装置とのインタフェースを取る
蓄積装置I/F202と、ECMの同期符号を生成するE
CM同期制御部204と、ECMを蓄積する蓄積装置との
インタフェースを取るECM蓄積装置I/F205とを備
え、また、セキュリティモジュール内には、Km管理部
214、EMM復号部211、個別情報管理部213、ECM復
号部209、視聴権判定部212及びKs出力制御部210を備
えている。
【0035】この装置では、放送番組をリアルタイムで
視聴する場合に、図7で説明したと同じ動作が行われ
る。
【0036】放送番組を蓄積する場合には、分離部201
によって分離された映像・音声データが蓄積制御部203
に入力し、また、分離部201によって分離されたECM
がECM同期制御部204に入力する。蓄積制御部203に入
力した映像・音声データは、蓄積装置I/F202を通じ
て出力され、映像・音声用の蓄積装置に蓄積される。
【0037】ECM同期制御部204は、入力するECM
を映像・音声データに同期させるための同期符号を生成
し、この同期符号を付与したECMをECM蓄積装置I
/F205に出力する。このECMは、ECM蓄積装置I
/F205からECMを蓄積するECM蓄積装置に出力さ
れて蓄積される。
【0038】図2には、ECM蓄積装置に記録されたE
CMを示している。
【0039】また、蓄積した放送番組を視聴する場合に
は、蓄積装置から出力された映像・音声が、蓄積装置I
/F202を介して分離部201に入力し、分離部201で映
像、音声信号に分離されてデスクランブル部206に入力
する。
【0040】一方、ECM蓄積装置から出力されたEC
Mは、ECM蓄積装置I/F205を介してECM同期制
御部204に入力する。ECM同期制御部204は、表示制御
部207と連携を取り、同期符号を基に、映像・音声の出
力状態に合わせてECMをECM復号部209に出力す
る。
【0041】ECM復号部209は、EMM復号部211によ
って設定されているKwを用いてこのECMを復号化
し、ECMから取り出したKsをKs出力制御部210に
出力し、また、ECMから取り出した番組ティア情報を
視聴権判定部212に出力する。視聴権判定部212は、個別
情報管理部213が管理している個別情報とこの番組ティ
ア情報とを照合して、視聴権の判定結果をKs出力制御
部210に出力し、Ks出力制御部210は、視聴権が認めら
れる場合に、Ksをデスクランブル部206に出力する。
デスクランブル部206は、このKsを用いて映像音声の
デスクランブルを行い、デスクランブルされた映像音声
が表示制御部207の制御の下に表示器208に表示される。
【0042】図3は、受信装置41と、映像・音声用の蓄
積装置43と、ECMを蓄積するECM蓄積装置43との関
係を示している。セキュリティモジュール42を具備する
受信装置41は、放送を受信し、放送番組を蓄積する場合
には、映像・音声を蓄積装置43に出力し、ECMをEC
M蓄積装置43に出力する。映像・音声用の蓄積装置43に
は、例えば、記録媒体に磁気テープを用いる通常のVT
Rを使用し、ECM蓄積装置43には、メモリカードやメ
モリスティックを記録媒体とするタンパ性が高い蓄積装
置を用いる。
【0043】また、図4に示すように、映像・音声は映
像・音声用の蓄積装置43に蓄積し、ECMは、受信装置
41が具備するセキュリティモジュール42に記録するよう
にしても良い。
【0044】また、図5に示すように、ホームサーバ44
を設置して、放送番組の映像・音声とECMとをホーム
サーバ44内に分けて蓄積し、再生視聴時には、ホームサ
ーバ44から映像・音声とECMとを受信装置41に送るよ
うに構成しても良い。
【0045】このように、この放送蓄積装置では、放送
番組の映像・音声とECMとを分けて蓄積するため、E
CMの蓄積装置は、その蓄積容量が小さくても足りる。
従って、ECM蓄積装置にタンパ性が高い蓄積装置を使
用し、それによってセキュリティ強度を高めることが可
能になる。
【0046】また、この放送蓄積装置では、映像・音声
を再生視聴するためには、分けて蓄積した映像・音声デ
ータとECMとを同期を取って再生しなければならない
が、このことを利用して、ECM蓄積装置からのECM
の送出レートを制御し、早送りや巻戻しを抑制すること
が可能であり、この早送りや巻戻しの抑制によって、C
Mを飛ばして再生する部分的視聴を拒否することができ
る。
【0047】また、ECM蓄積装置からのECMの出力
を、CMが視聴されないときには停止することによっ
て、CM飛ばしを回避することもできる。
【0048】なお、現在、Ksは1秒間隔で更新されて
いるが、Ksを更新するECMは、それより短い間隔で
放送されている。従って、同じKsを持ったECMが繰
り返し放送されていることになるが、ECMを蓄積する
場合には、更新された新しいKsを持つECMだけを蓄
積するなどの方法で、ECMを圧縮して蓄積することに
より、蓄積量を減らすことができる。
【0049】(第2の実施形態)第2の実施形態の放送
蓄積装置では、一時期のECMを無効化して、再生時に
特定のシーンが見えないようにすることができる。
【0050】この装置は、図6に示すように、放送され
た番組インデックスを蓄積管理する番組インデックス蓄
積管理部317と、番組インデックスで指示された期間の
ECMを無効化するECM無効化制御部316とを備えて
いる。その他の構成は第1の実施形態(図1)と変わり
がない。
【0051】この放送蓄積装置では、分離部301が、放
送の受信信号から、映像・音声データを分離してデスク
ランブル部306及び蓄積制御部303に出力し、ECMを分
離してECM復号部309及びECM無効化制御部316に出
力し、また、番組インデックスを分離して、番組インデ
ックス蓄積管理部317に出力する。番組インデックスに
は、シーンを定義する情報が含まれており、番組インデ
ックス蓄積管理部317は、この番組インデックスを蓄積
し、そこにシーンに対する視聴制限情報が付加されてい
る場合には、指定されたシーンのECMの無効化をEC
M無効化制御部316に指示する。
【0052】ECM無効化制御部316は、これを受け
て、入力したECMを無効化してECM同期制御部304
に出力する。
【0053】ECM同期制御部304は、入力するECM
に同期符号を付与してECM蓄積装置I/F305に出力
し、このECMは、ECM蓄積装置I/F305からEC
M用蓄積装置に出力されて蓄積される。こうしてECM
蓄積装置には、特定のECMが無効化された状態のEC
Mが蓄積される。
【0054】蓄積した放送番組を視聴する場合には、蓄
積装置から出力された映像・音声データが、蓄積装置I
/F302及び分離部301を介して、デスクランブル部306
に入力する。
【0055】また、ECM蓄積装置から出力されたEC
Mは、ECM蓄積装置I/F305を介してECM同期制
御部304に入力し、ECM同期制御部304は、映像・音声
と同期を取ってECMをECM復号部309に出力する。
【0056】ECM復号部309は、Kwを用いてECM
を復号化し、ECMから取り出したKsをKs出力制御
部310に出力し、また、ECMから取り出した番組ティ
ア情報を視聴権判定部312に出力する。視聴権判定部312
は、これを基に視聴権を判定し、判定結果をKs出力制
御部310に出力し、Ks出力制御部310は、視聴権が認め
られる場合に、Ksをデスクランブル部306に出力し、
デスクランブル部306は、このKsを用いて映像音声の
デスクランブルを行う。デスクランブルされた映像音声
は表示制御部307の制御の下に表示器308に表示される。
【0057】しかし、ECMが無効化されている場合に
は、そのECMに含まれるKsでデスクランブルされる
筈の映像音声はデスクランブルされず、そのシーンは視
聴できない。
【0058】このように、この実施形態の放送蓄積装置
では、放送側が、シーンを定義する番組インデックスの
情報に視聴制限情報を付加することによって、該当する
シーンのECMを無効化し、放送番組の再生視聴を部分
的に制限することができる。なお、ここでは、放送側が
ECMの無効化を指定する場合について説明したが、そ
れだけに限らず、例えば、子供のための番組を録画中の
視聴者が、子供にとって不適当と思われるシーンのEC
Mを手動で無効化したり、あるいは、時間を決めてEC
Mの無効化を指定することなども可能である。
【0059】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の放送蓄積装置は、ECMやEMMのセキュリティを保
つことが可能であり、高いセキュリティ強度を維持する
ことができる。
【0060】また、蓄積した番組の視聴において、CM
飛ばしを制限することができる。
【0061】また、ECMの無効化により、特定のシー
ンの再生視聴を簡単に制限することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における放送蓄積装置
の構成を示すブロック図、
【図2】第1の実施形態のECM蓄積装置でのECM記
録形式を示す図、
【図3】第1の実施形態の放送蓄積装置における映像音
声の蓄積装置とECM蓄積装置とを示す図、
【図4】第1の実施形態の放送蓄積装置において、EC
Mの蓄積をセキュリティモジュールで行う場合の構成
図、
【図5】第1の実施形態の放送蓄積装置において、ホー
ムサーバを利用してECMを蓄積する形態を示す図、
【図6】本発明の第2の実施形態における放送蓄積装置
の構成を示すブロック図、
【図7】従来の放送蓄積装置の構成を示すブロック図、
【図8】従来の第1の蓄積方式の放送蓄積装置で蓄積さ
れるTSストリームを示す図、
【図9】従来の第2の蓄積方式の放送蓄積装置で蓄積さ
れるTSストリームを示す図である。
【符号の説明】
101、201、301 分離部 102、203、303 蓄積制御部 103、202、302 蓄積装置I/F 104、206、306 デスクランブル部 105、207、307 表示制御部 106、208、308 表示部 107、209、309 ECM復号部 108、210、310 Ks出力制御部 109、211、311 EMM復号部 110、213、313 個別情報管理部 111、212、312 視聴権判定部 112、214、314 Km管理部 204、304 ECM同期制御部 205、305 ECM蓄積装置I/F 316 ECM無効化制御部 317 番組インデックス蓄積管理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/00 - 7/68 G11B 27/00 H04L 9/10 H04N 5/92

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクランブルされた放送番組を蓄積・再
    生する放送蓄積装置において、多重化されて放送された ECMと放送番組の映像・音声
    データとを分離して、前記ECMに前記映像・音声デー
    タと同期を取るための制御情報を付加し、前記ECMと
    前記映像・音声データとを別々の記録媒体に蓄積するこ
    とを特徴とする放送蓄積装置。
  2. 【請求項2】 前記ECMの蓄積時に、特定のシーンに
    対応するECMを無効化して、前記シーンの再生視聴を
    制限することを特徴とする請求項に記載の放送蓄積装
    置。
  3. 【請求項3】 放送された情報に含まれる指示に基づい
    て前記ECMの無効化を行うことを特徴とする請求項
    に記載の放送蓄積装置。
  4. 【請求項4】 受信した番組インデックスの中で、シー
    ンを定義する情報に視聴制限が付加されているとき、該
    当するシーンに対応するECMを無効化することを特徴
    とする請求項に記載の放送蓄積装置。
  5. 【請求項5】 前記ECMの蓄積時に、ECMを圧縮し
    て蓄積することを特徴とする請求項に記載の放送蓄積
    装置。
  6. 【請求項6】 前記ECMをタンパ性が高いメモリに蓄
    積することを特徴とする請求項1に記載の放送蓄積装
    置。
  7. 【請求項7】 前記ECMを、内蔵するセキュリティー
    モジュール上に蓄積することを特徴とする請求項1に記
    載の放送蓄積装置。
  8. 【請求項8】 前記ECMを、ホームサーバ上に蓄積す
    ることを特徴とする請求項1に記載の放送蓄積装置。
  9. 【請求項9】 前記ECMの蓄積装置からの送出レート
    を制御して、再生視聴における早送りや巻戻しを抑制す
    ることを特徴とする請求項1に記載の放送蓄積装置。
  10. 【請求項10】 前記ECMの蓄積装置からの出力を、
    CMが視聴されないときに停止することを特徴とする請
    求項1に記載の放送蓄積装置。
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