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JP3421715B2 - 伝送装置 - Google Patents

伝送装置

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Publication number
JP3421715B2
JP3421715B2 JP05874797A JP5874797A JP3421715B2 JP 3421715 B2 JP3421715 B2 JP 3421715B2 JP 05874797 A JP05874797 A JP 05874797A JP 5874797 A JP5874797 A JP 5874797A JP 3421715 B2 JP3421715 B2 JP 3421715B2
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Japan
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JP05874797A
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JPH10257035A (ja
Inventor
晴彦 谷本
和宏 大滝
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株式会社エヌ・イー・エフ
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Application filed by 株式会社エヌ・イー・エフ filed Critical 株式会社エヌ・イー・エフ
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Publication of JPH10257035A publication Critical patent/JPH10257035A/ja
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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は伝送装置に関し、特
に冗長構成の伝送路においてSDH(Synchron
ous Digital Hierarchy)方式で
伝送を行う伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】大容量長距離伝送システムの多重中継装
置では、高信頼性を確保するために、データの伝送経路
が複数系用意されているのが通常である。そして、運用
系の伝送路に故障等が発生した場合は、待機系の伝送路
に自動的に切替えることによって動作を継続できるよう
になっている。
【0003】このように、伝送路に冗長構成を有する伝
送装置では、現用系に故障が発生した場合、待機系への
切替えを行うが、この切替えは無瞬断で行うのが通常で
ある。
【0004】ところで、送信側では同じ位相の信号を送
出するが、冗長構成をとるために別々の伝送路を経由す
るので、受信側では伝送路の経路差によって位相の異な
った状態で信号を受信することになる。したがって、こ
のような1+1冗長系(両系現用)を採用している伝送
装置において無瞬断切替えを行う場合は、各パスの位相
を各系毎に確認し経路長の短い方に遅延を挿入して位相
を合わせるのが一般的である。この場合、一度位相合わ
せが完了した後は最後の位相合わせによって決定された
位相を保持する。その後、故障などにより予備の系を取
出し、新たに取付けた際にも再度の位相合わせは行わ
ず、運用されている系に保持されている位相により動作
させる。
【0005】こうすることにより定常動作では両系の伝
送遅延の大小関係が自然に大幅に逆転することはないた
め、ある程度の範囲であれば位相組合せを随時行う必要
はなくなる。
【0006】ここで、かかる従来の伝送装置についてブ
ロック図を参照して説明する。
【0007】図6において、従来の伝送装置は、0系の
装置10−1と、1系の装置とから構成されており、こ
れら両装置の位相を一致させるように動作する。
【0008】0系の装置10−1は、フレームの先頭位
置を検出することによってマルチフレーム同期の検出を
行うマルチフレーム同期検出部61と、マルチフレーム
同期検出部61の出力を書込み信号として伝送路中のフ
レームデータを保持するメモリ63と、マルチフレーム
同期検出部61の出力と、相手側の系のマルチフレーム
同期検出部62の出力との位相を比較しその比較結果を
出力する位相比較部67と、マルチフレーム同期検出部
61の出力を遅延させるディレイ回路65とを含んで構
成されている。
【0009】また0系の装置10−1は、位相比較部6
7の位相比較結果を制御入力としディレイ回路65によ
って遅延されたマルチフレーム同期検出部61の出力と
相手側の系のリードカウンタ70の出力とを択一的に出
力するセレクタ71と、このセレクタ71の出力に応じ
てカウント動作を行ってメモリ63へ読出し信号を与え
るリードカウンタ69と、このセレクタ71の出力によ
ってセットされるレジスタ73とを含んで構成されてい
る。
【0010】1系の装置10−2は、フレームの先頭位
置を検出することによってマルチフレーム同期の検出を
行うマルチフレーム同期検出部62と、マルチフレーム
同期検出部62の出力を書込み信号として伝送路中のフ
レームデータを保持するメモリ64と、マルチフレーム
同期検出部62の出力と、相手側の系のマルチフレーム
同期検出部61の出力との位相を比較しその比較結果を
出力する位相比較部68と、マルチフレーム同期検出部
62の出力を遅延させるディレイ回路66とを含んで構
成されている。
【0011】また1系の装置10−2は、位相比較部6
8の位相比較結果を制御入力としディレイ回路66によ
って遅延されたマルチフレーム同期検出部62の出力と
相手側の系のリードカウンタ69の出力とを択一的に出
力するセレクタ72と、このセレクタ72の出力に応じ
てカウント動作を行ってメモリ64へ読出し信号を与え
るリードカウンタ70と、このセレクタ72の出力によ
ってセットされるレジスタ74とを含んで構成されてい
る。
【0012】なお、セレクタ71は相手側系のレジスタ
74の出力によってイネーブル状態になり、セレクタ7
2は相手側系のレジスタ73の出力によってイネーブル
状態になるものとする。つまり、図7に示されているよ
うに、セレクタ71,72は、自系のフレームパルス及
び他系のフレームパルスを入力とする。そして、他系の
レジスタが「位相が確定している」状態のときにイネー
ブル状態になり、他系のフレームパルスを無条件で出力
する。また、イネーブル状態でないとき、自系の位相比
較部の出力に応じて自系のフレームパルス及び他系のフ
レームパルスを択一的に出力する。
【0013】かかる構成において、受信した信号をポイ
ンタ終端し、マルチフレーム同期検出部61,62によ
り書込みデータの先頭位置を検出してメモリ63,64
へデータを書込む。また、位相比較部67,68におい
て、両系の書込み位相を比較する。この比較結果は、読
出しパルス選択制御信号としてセレクタ(SEL)7
1,72に入力され、読出し位相パルスを選択する。こ
の選択されたパルスでメモリ63,64からデータを読
出すことにより、遅延挿入の自動調整を実現するのであ
る。
【0014】初期の状態では、位相を判定した際に伝送
路遅延が大きく自分の位相を取込む系をメイン(Mai
n)と呼ぶ。一方、伝送路遅延が小さく、もう一方の位
相を取込む系をローカル(Local)と呼ぶ。そし
て、初期状態では位相比較部67,68において位相を
比較し、伝送路遅延の大きい方の系に位相を合わせるよ
うに夫々のセレクタ71,72を制御するのである。
【0015】遅延の大きい方の系のセレクタ71(又は
72)は自身の系による位相を選択しリードカウンタ6
9(又は70)を動かす。また、その時点で、読出し位
相が確定している状態であることをレジスタ73(又は
74)にセットする。
【0016】一方、遅延の少ない方の系のセレクタ72
(又は71)は遅延の大きい系で決まったリードカウン
タ69(又は70)からの読出し位相を選択し、自身の
リードカウンタ70(又は69)を動かす。そして、伝
送路遅延の大きい時と同様に、読出し位相が確定してい
る状態であることをレジスタ74(又は73)にセット
する。
【0017】この動作により両系共に同一の位相で読出
し位相が決定し、両系のレジスタで読出し位相が確定し
ていることが記憶される。この時点で両系共にローカル
となる。つまり、両系のセレクタが共に相手側の位相を
選択し、両リードカウンタがフリーランの状態になる。
【0018】一度位相が確定した後はリードカウンタ6
9,70はフリーランし、読出し位相を変更しない。こ
こで例えば1系装置10−2が故障などにより、一旦取
外され再度取付けられた場合(交換等をした場合)を想
定する。このとき、0系装置10−1は読出し位相が確
定しており、フリーランし続けている。そして、レジス
タ71には「読出し位相が確定している」というデータ
がセットされている。
【0019】そこで、0系装置10−1のレジスタ71
にセットされている「読出し位相が確定している」とい
うデータにより、1系装置10−2のセレクタを、0系
装置10−1のリードカウンタ69からの読出し位相を
選択するように制御する。こうすることで、読出し位相
を決定し、再度の位相合せは行わない。ここでまた、両
系が共にローカルの状態になり、リードカウンタ69,
70がフリーランし、読出し位相を変えることなく運用
し続けられる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、冗長
構成をもった伝送装置では現用系に故障が発生した場
合、待機系への切替えを行っている。この切替えを無瞬
断で行うために両系の位相を合わせる必要がある。その
際、位相合せが一度完了した後、位相合せが完了したと
いうことをレジスタに保持することにより再度の位相合
せを行わない方式を取っている。しかし、電源変動や環
境変化等による誤動作等により不用意にレジスタがリセ
ットされてしまった場合に復旧することができないとい
う欠点がある。
【0021】なお、特開平6−61984号公報、特開
平7−46229号公報においてはレジスタがセットさ
れることはなく、本発明の課題を解決することはできな
い。
【0022】本発明は上述した従来技術の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的は位相合せが完
了した状態であることを保持しているレジスタが誤動作
によってリセットされてしまった場合でも、レジスタを
再度リセットして安定した動作を確保することのできる
伝送装置を提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明による伝送装置
は、第1のメモリ及び第1のレジスタを含む第1系の装
置と第2のメモリ及び第2のレジスタを含む第2系の装
置との前記第1及び第2のメモリに対する読出しタイミ
ングの位相合せが完了したときに前記第1及び第2のレ
ジスタを共にセット状態にする伝送装置であって、前記
第1のレジスタがリセットされている場合において、前
記第2のレジスタがセット状態であり、かつ、前記第1
及び第2のメモリ夫々に対する読出しタイミングが一致
しており、さらに前記第1のメモリへの書込みタイミン
グと読出しタイミングとの位相差が所定範囲内にあると
き、前記第1のレジスタを再度セット状態にするレジス
タセット手段を含むことを特徴とする。
【0024】請求項2に係る発明によれば、前記レジス
タセット手段は、前記第1及び第2のメモリ夫々に対す
る読出しタイミングの一致を検出する読出しタイミング
検出手段と、前記第1のメモリへの書込みタイミングと
読出しタイミングとの位相差を判定する位相差判定手段
と、前記第2のレジスタの出力及び前記読出しタイミン
グ検出手段の出力並びに前記位相差判定手段の出力を入
力とする論理積回路とを、前記論理積回路の出力で前記
第1のレジスタを再度セット状態にすることを特徴とす
る請求項1記載の伝送装置を得ることができる。
【0025】請求項3記載の発明によれば、前記第2の
レジスタの出力及び前記読出しタイミング検出手段の出
力並びに前記位相差判定手段の出力を入力とする論理積
否定回路と、前記論理積否定回路の出力を計数するカウ
ンタと、前記カウンタの計数値が所定の値を超えたとき
に前記第1のレジスタを再度セットすることに失敗した
ことを示すアラームを出力する手段とを備えることを特
徴とする請求項2記載の伝送装置を得ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の一形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0027】図1は本発明による伝送装置の実施の一形
態を示すブロック図である。同図において、図6と同等
部分は同一符号により示されており、その部分の詳細な
説明は省略する。
【0028】図1において、本実施の形態による伝送装
置が、従来の装置と異なる点は、リードカウンタ69
(70)の出力690(700)とフレーム同期検出部
61(62)の出力との位相差が所定範囲内の値である
かどうかを判定する位相差範囲判定部77(78)と、
自系のディレイ回路65(66)の出力と他系のリード
カウンタ70(69)の出力700(690)との位相
を比較して両者が一致しているかどうかを判定する比較
部79(80)と、位相差範囲判定部77(78)の出
力及び比較部79(80)の出力並びに他系のレジスタ
76(75)の出力の論理積を演算して出力するアンド
ゲート81(82)とが追加されている点である。
【0029】位相比較部67(68)について図2を参
照して説明する。同図(a)に示されているように位相
比較部67(68)は、自系の書込みアドレスと、他系
の書込みフレームパルスとを入力とし、メイン及びロー
カルのいずれである可を示す出力を送出するものであ
る。同図(b)に示されているように、「00」から
「63」までの64フレームに対応して自系の書込みア
ドレスの値が順次変化し、その値が「00」のタイミン
グを自系の書込みフレームパルスとする。そして、この
自系の書込みフレームパルスと他系の書込みフレームパ
ルスとの位相を比較するのである。比較の結果、他系の
書込みフレームパルスが自系の書込みアドレスの「3
2」〜「63」の間にある場合は、自系のデータが遅れ
ていると判断し、出力はローレベルで「メイン」である
ことを示す。「00」〜「31」の間にある場合は、他
系のデータが遅れていると判断し、出力はハイレベルで
「ローカル」であることを示す。この「メイン」又は
「ローカル」を示す出力は、再位相合せ実行時の基準を
決定する情報として用いられる。
【0030】次に、レジスタ76(75)について図3
を参照して説明する。同図に示されているようにレジス
タ76(75)は、セレクタ71(72)の出力をセッ
ト入力とし、かつ、アンドゲート81(82)の出力を
再SET入力とし、これら両入力信号の論理和をレジス
タ76(75)内のオアゲート750で演算し、その演
算結果を内部のレジスタ部760に入力しているのであ
る。したがって、セレクタ71(72)の出力及びアン
ドゲート81(82)の出力のいずれが入力されてもレ
ジスタ部760はセットされることになる。
【0031】位相差範囲判定部77(78)について図
4を参照して説明する。位相差範囲判定部77(78)
は、読出し位相に対する書込み位相の差が規定範囲内で
あるか範囲外であるかを判定するものである。例えば同
図(a)に示されているように、読出し位相に対して書
込み位相が0〜30フレーム進んでいる場合に異常範囲
とする。この場合には、位相差が規定範囲外にある(N
G)ことを示す信号が出力される。一方、それ以外の3
4フレームについては正常範囲とし、位相差が規定範囲
内にある(OK)ことを示す信号が出力される。なお、
これらのフレーム数に限定されることはなく、自由に定
めることができることはいうまでもない。
【0032】この位相差範囲判定部77(78)は、同
図(b)に示されているように、自系の書込みアドレス
401をD入力とし自系の読出しフレームパルス402
をクロック入力(C)とするD型フリップフロップ群4
0と、このフリップフロップ群40のQ出力403の内
容に応じて「OK」か「NG」かを示す信号404を出
力する判定回路41とを含んで構成されている。
【0033】かかる構成において、書込みアドレス40
1は、同図(c)に示されているように「00」〜「6
3」の値を順次繰返す。このとき、読出しフレームパル
ス402が有効になる(ローレベル)タイミングにおけ
る書込みアドレス401の値が、「34」よりも小さけ
れば判定結果は「OK」となる。例えば、同図に示され
ているように、読出しフレームパルス402が有効にな
るタイミングにおける書込みアドレス401の値が「0
2」であれば、この「02」がQ出力403として判定
回路41に送られる。「02」は、「34」よりも小さ
いので、判定回路41から出力される信号404は「O
K」を示すことになる。
【0034】一方、読出しフレームパルス402´が有
効になる(ローレベル)タイミングにおける書込みアド
レス401の値が、「34」よりも大きければ判定結果
は「NG」となる。例えば、同図に示されているよう
に、読出しフレームパルス402´が有効になるタイミ
ングにおける書込みアドレス401の値が「62」であ
れば、この「62」がQ出力403´として判定回路4
1に送られる。「62」は、「34」よりも大きいの
で、判定回路41から出力される信号404は「NG」
を示すことになる。
【0035】このように位相差範囲判定部は、位相差が
規定範囲内の値であるかどうかを判定するのである。
【0036】図1に戻り、かかる構成において、0系及
び1系の伝送路から受信した信号を、マルチフレーム同
期検出によりデータの先頭位置を検出して、メモリ6
3,64に書込む。
【0037】また、位相比較部67,68において、両
系の書込み位相を比較する。この比較結果により、セレ
クタ71,72においてリードカウンタ69,70の位
相を制御する読出し位相パルスを選択する。そして、そ
の位相で制御されたリードカウンタ69,70から生成
される読出しパルスによりメモリ63,64からデータ
を読出す。こうすることにより、遅延挿入の自動調整を
実現する。
【0038】初期の状態では、位相を判定した際に伝送
路遅延が大きく自分の位相を取込む系をメイン(Mai
n)と呼ぶ。一方、伝送路遅延が小さく、もう一方の位
相を取込む系をローカル(Local)と呼ぶ。初期状
態では位相比較部67(又は68)において、位相を比
較し伝送路遅延の大きい系を判定する。その判定結果6
70(又は680)により自身の系の伝送路遅延が大き
かった場合は、自身の系のフレーム位相パルスを選択
し、それ以外は他方の系のリードカウンタから出力され
るパルスを選択するようセレクタを制御する。
【0039】ここで、遅延の大きい系のセレクタ71
(又は72)は自身の系のフレーム位相パルス650
(又は660)を選択し、リードカウンタ69(又は7
0)を動かす。
【0040】その時点で、読出し位相が確定している状
態であることをレジスタ75(又は76)にセットす
る。すなわち、セレクタ71の出力710でレジスタ7
5をセットする。
【0041】一方、遅延の少ない系のセレクタ72(又
は71)は遅延の大きい系で決まったリードカウンタ6
9(又は70)の読出し位相パルスを選択し、自身のリ
ードカウンタ70(又は69)を動かすことにより、伝
送路遅延の大きい系のリードカウンタ69(又は70)
と同じ位相で動作する。すなわち、リードカウンタ69
(又は70)の出力690(又は700)が相手の系に
入力される。また、伝送路遅延の大きい時と同様に読出
し位相が確定している状態であることをレジスタ76
(又は75)にセットする。すなわち、レジスタ75
(又は76)の出力で相手系のセレクタ72(又は7
1)を制御する。
【0042】この動作により両系とも同一の位相による
読出し位相が決定し、両系のレジスタで読出し位相が確
定していることが記憶される。この時点で両系共にロー
カルとなる。つまり、両系のセレクタが共に相手の系の
位相を選択し、リードカウンタはフリーランの状態とな
る。一度位相が確定した後は、リードカウンタはフリー
ランし、読出し位相を変更することはない。
【0043】ここで、片系のレジスタが不用意にリセッ
トされてしまった場合を想定する。かかる場合、 相手側のレジスタがセット状態(a)で、かつ、 読出し位相の比較結果出力(b)が一致であり、さら
に メモリへの書込みパルスと読出しパルスとの位相差
(c)が所定範囲内にある場合に、アンドゲート81,
82の出力が有効になる。したがって、上記〜の条
件を全て満たした場合、リセットされてしまったレジス
タ75,76を再度セットする。
【0044】一方、上記〜の条件のうち、一つでも
満たしていない場合は数回リトライし、それでも満たし
ていない場合はアラームを発出する。
【0045】この場合、図5に示されているように他系
のレジスタの出力aと、自部の比較部の出力bと、自系
の位相差範囲判定部の出力cとを入力とするナンドゲー
ト51を設け、このナンドゲート51の出力がローレベ
ルになっている間、カウンタ52でカウント動作を行え
ば良い。カウンタ51は、カウント値が3〜6程度に達
した時にアラームを出力する構成とし、アラームによっ
てランプ等を点灯させて装置10−1(又は10−2)
の交換を促すようにすれば良い。カウンタ51のクロッ
ク入力には自系の読出しフレームパルス、書込みフレー
ムパルス等を用いれば良い。
【0046】以上のように、本伝送装置によれば、誤動
作により、レジスタが不用意にリセットされてしまった
場合にも自動的に誤動作から復旧でき、一度位相合せが
完了した後は不用意な誤動作が生じても安定した動作が
行えるのである。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、相手系の
レジスタがセット状態であり、かつ、両系のメモリ夫々
に対する読出しタイミングが一致しており、さらに自系
のメモリへの書込みタイミングと読出しタイミングとの
位相差が所定範囲内にあるときに、自系のレジスタを再
度セット状態にすることにより、位相合せが完了した状
態であることを保持しているレジスタが誤動作によって
リセットされてしまった場合でも、再度セット状態にす
ることができ、安定した動作を実現できるという効果が
ある。また、所定回数リトライしても再度セットできな
い場合には、アラームを送出することにより、装置自体
の交換を促すことができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態による伝送装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】図(a)は図1中の位相比較部の構成を示すブ
ロック図、図(b)は図(a)の各部の動作を示すタイ
ムチャートである。
【図3】図1中のレジスタの構成を示すブロック図であ
る。
【図4】図(a)は図1中の位相差範囲判定部の判定規
定範囲を示す図、図(b)は位相差範囲判定部の構成を
示すブロック図、図(c)は図(b)の各部の動作を示
すタイムチャートである。
【図5】リトライ回数をカウントするための構成を示す
ブロック図である。
【図6】従来の伝送装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図7】セレクタの構成を示す図である。
【符号の説明】
61,62 マルチフレーム同期検出部 63,64 メモリ 65,66 ディレイ回路 67,68 位相比較部 69,70 リードカウンタ 71,72 セレクタ 75,76 レジスタ 77,78 位相差範囲判定部 79,80 比較部 81,82 アンドゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 1/22 H04L 12/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のメモリ及び第1のレジスタを含む
    第1系の装置と第2のメモリ及び第2のレジスタを含む
    第2系の装置との前記第1及び第2のメモリに対する読
    み出しタイミングの位相合わせが完了したときに前記第
    1及び第2のレジスタを共にセット状態にする伝送装置
    であって、前記第1のレジスタがリセットされている場
    合において、前記第2のレジスタがセット状態であり、
    かつ、前記第1及び第2のメモリ夫々に対する読出しタ
    イミングが一致しており、さらに前記第1のメモリへの
    書込みタイミングと読出しタイミングとの位相差が所定
    範囲内にあるとき、前記第1のレジスタを再度セット状
    態にするレジスタセット手段を含むことを特徴とする伝
    送装置。
  2. 【請求項2】 前記レジスタセット手段は、前記第1及
    び第2のメモリ夫々に対する読出しタイミングの一致を
    検出する読出しタイミング検出手段と、前記第1のメモ
    リへの書込みタイミングと読出しタイミングとの位相差
    を判定する位相差判定手段と、前記第2のレジスタの出
    力及び前記読出しタイミング検出手段の出力並びに前記
    位相差判定手段の出力を入力とする論理積回路とを、前
    論理積回路の出力で前記第1のレジスタを再度セット
    状態にすることを特徴とする請求項1記載の伝送装置。
  3. 【請求項3】 前記第2のレジスタの出力及び前記読出
    しタイミング検出手段の出力並びに前記位相差判定手段
    の出力を入力とする論理積否定回路と、前記論理積否定
    回路の出力を計数するカウンタと、前記カウンタの計数
    値が所定の値を超えたときに前記第1のレジスタを再度
    セットすることに失敗したことを示すアラームを出力す
    る手段とを備えることを特徴とする請求項2記載の伝送
    装置。
JP05874797A 1997-03-13 1997-03-13 伝送装置 Expired - Fee Related JP3421715B2 (ja)

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JP05874797A JP3421715B2 (ja) 1997-03-13 1997-03-13 伝送装置

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