JP3417492B2 - 透過型投影スクリーン - Google Patents
透過型投影スクリーンInfo
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Description
面方向に接合して支持した透過型投影スクリーンに関
し、特に、マルチスクリーン投影装置などに適した透過
型投影スクリーンに関するものである。
映像源(プロジェクタ)からの分割された映像を各々の
映像源に対応して配置された複数組の投影スクリーンに
投影して大サイズの映像を表示する装置であり、映像源
から投影スクリーンまでの投射距離が比較的短かくて、
奥行きの小さいスペースでも設置できるにもかかわら
ず、大きな映像が得られるので、展示会、イベント会場
などの映像表示システムとして広く利用されている。
は、1組の映像源と1組の投影スクリーンを1つの箱体
に収めた投影装置を、複数個並べたり、積み重ねたりす
ることにより構成していた。このマルチスクリーン投影
装置では、各箱体が変形しないように、各箱体を構成す
る板材に強度が要求される。このために、板材に金属等
を用いた場合でも、その厚さを1mm以下にすることは
困難であり、複数の投影装置を隣接させたときには、映
像の表示できない部分が幅2mm程度発生していた。
使用する場合には、ポリメチルメタクリレート等の樹脂
製のスクリーンと金属製の支持枠とでは、設置環境の温
度や湿度の変化に起因する伸縮の度合いが異なるため
に、スクリーンの伸縮を見込んだ幅の押さえ具が必要で
あり、スクリーン相互間のつなぎ部の幅を5mm以下に
することは実質上困難であった。
シートを端面で接着して、つなぎ部が目立たないように
改良した透過型投影スクリーンを既に提案している(実
開昭58−157317号)。
ーンシート(レンズシート)を端面において接着して大
きな投影スクリーンにした場合には、従来のように、そ
の投影スクリーンを単純に支持枠によって保持したり、
上から吊り下げたりして保持すると、温湿度等の環境変
化により各スクリーンシートが伸縮したときに、接着し
た部分の位置も移動するので、画像のつなぎ部とスクリ
ーンのつなぎ部がずれてしまい、スクリーンのつなぎ部
が視認され画像品質が低下する、という問題点があっ
た。
スクリーンシートのつなぎ部の位置ずれが少なく、ま
た、スクリーンシートのそり、たわみ等がない透過型投
影スクリーンを提供することである。
に、本発明による透過型投影スクリーンの第1の解決手
段は、複数のスクリーンシートを映像投影面の面方向に
配列し、複数の映像源からの分割された映像を、各々の
映像源に対応して配置された前記複数のスクリーンシー
トに投影して、大サイズの映像を表示するマルチスクリ
ーン投影装置用の透過型投影スクリーンにおいて、前記
各スクリーンシート間の少なくとも1つのつなぎ部を、
そのつなぎ部と略直交する方向に移動不能に規制し、そ
のつなぎ部と略平行する方向に移動可能に保持する保持
手段を備えたことを特徴とする。
型投影スクリーンにおいて、前記保持手段は、前記各ス
クリーンシートの映像が投影される有効範囲外に設けら
れることを特徴とする。
段の透過型投影スクリーンにおいて、前記各スクリーン
シートのつなぎ部の入光側に取り付けられ、複数の映像
源からの映像光が重ならないように遮蔽する仕切り板を
備えたを特徴とする。
段の透過型投影スクリーンにおいて、最も入光側に複数
の映像源からの映像光が重ならないように遮蔽する仕切
り板を取り付けた透明基板を配置したことを特徴とす
る。
いずれか1つの透過型投影スクリーンにおいて、前記ス
クリーンシートの周辺部の映像が投影されない非有効部
に、そのスクリーンシートを面方向に付勢する付勢手段
を備えたことを特徴とすることができる。
リーンシートのつなぎ部のうち少なくとも1つのつなぎ
部の位置は動かないように保持するので、各スクリーン
シートのつなぎ部と各画像のつなぎ部の位置ずれが発生
しない。つまり、少なくとも1箇所は枠体などの固定部
に対する相対位置(すなわち、映像源に対する相対位
置)が変化しないように保持することができる。このと
き、そのスクリーンシートは伸縮可能なように保持して
いるので、各スクリーンシートには、反りや撓み等の変
形がない。
配列した場合に、つなぎ部の位置ずれのない透過型投影
スクリーンとすることができる。
発明の詳細を説明する。図1は、本発明による透過型投
影スクリーンの第1の実施例を示す図であって、図1
(A)は斜視図、図1(B)はスクリーンシートの接合
部を示す断面図である。第1の実施例では、4枚のスク
リーンシート11をその端面で田字状に貼り合わせてあ
る。スクリーンシート11は、図1(B)に示すよう
に、例えば、入光側にフレネルレンズ形状11a、出光
側にレンチキュラーレンズ形状11bを形成したシート
であり、端面を突き合わせるようにして貼り合わせてあ
る。
間のつなぎ部(境界)Aとスクリーン端部Bとの交点付
近に、直方体状の保持部材12が貼り付けられている。
この保持部材12は、枠体14に取り付けられたL字状
治具13により挟み込むことによって、境界の位置がそ
の境界と直交する方向には移動しないように固定されて
いる。しかし、保持部材12は、L字状治具13の深さ
方向(境界と平行な方向)には移動可能に支持してある
ので、各スクリーンシート11は伸縮することができ
る。また、各スクリーンシート11には、スクリーン端
部Bと枠体14の間にバネ15が取り付けられており、
各スクリーンシート11が伸縮してもスクリーンシート
11が周辺方向に引張られるようにしてある。
て、各スクリーンシート11が伸縮しても、それらのス
クリーンシート11が反ったり、撓んだりせず、つねに
フラットな状態に保つことができる。
ンの第2の実施例を示す図である。なお、以下に説明す
る各実施例では、第1の実施例と同様な機能を果たす部
分には、末尾の符号を統一して付して、重複する説明は
適宜省略する。第2の実施例においては、スクリーンシ
ート21は、第1の実施例と同様に入光側にフレネルレ
ンズ形状、出光側にレンチ形状が形成されたシートであ
り、その端面によって貼り合わされている。ただし、こ
の実施例では、9個のスクリーンシート21を貼り合わ
せて、上下3列、左右3列の9面マルチスクリーンとし
ている。
21の境界の垂直方向、水平方向のそれぞれ1枚ずつに
対応するスクリーン端面に直方体の保持部材22を取り
付け、枠体24に取り付けたL字状治具23により挟む
によって、その境界の位置が動かないようにしている。
このとき、第1の実施例と同様に、L字状治具23の深
さ方向には動くようになっているので、スクリーンシー
ト21は伸縮することができる。また、スクリーンシー
ト21と枠体24の間にバネ25を取り付けて、スクリ
ーンシート21を引張っているので、反り、撓みがなく
フラットにスクリーンシート21を保持することができ
る。
12と垂直方向の境界A21,A22が各々2つずつ存
在する。しかし、この2つの位置を動かないように固定
すると、スクリーンシート21が伸縮できなくなってし
まう。そこで、第2の実施例では、各方向について、1
つの境界A11,A21を固定することにより、従来と
比較して、スクリーンシート21の伸縮による位置の移
動を減らすことができる。
ンの第3の実施例を示す図である。第3の実施例は、厚
みの比較的薄い(例えば、1mm程度)スクリーンシー
ト31に、好適に使用できる例である。このようなスク
リーンシート31として、例えば、入光側に光を集光す
るようなレンチキュラーレンズ形状を有し、出光側の非
出光部に遮光部を形成したブラックストライプ付レンチ
キュラーレンズシート等があげられる。
面に、直方体状の保持部材を取り付けることが困難であ
るので、図3に示すように、スクリーン面の端縁部Cに
保持部材32を取り付け、L字状治具33によって押さ
えるようにしている。また、バネ35をスクリーンシー
ト31の端面に直接取付けることも困難であるので、ス
クリーン面の端縁部Cに、同様な直方体状の保持部材3
6を貼り付け、それにバネ35を取り付けるようにして
いる。また、この実施例では、スクリーンシート31の
境界Aは、垂直方向に1か所であるので、その位置のみ
固定するようにしている。
ンの第4の実施例を示す図である。第4の実施例では、
スクリーンシート41の入光側に、複数のプロジェクタ
からの光が干渉しないように、しきり板48を取り付け
たものである。そのために、各スクリーンシート41の
境界Aの入光側にしきり板48を貼り付けてある。な
お、しきり板48を取り付けた透明板を、図4に示した
スクリーンシート41と同様に保持して、スクリーンシ
ート41の入光側に配置してもよい。
変形や変更が可能であって、それらも本発明に含まれ
る。例えば、入光側にフレネルレンズシート、出光側に
ブラックストライプ付レンチキュラーレンズシートを配
置したような複数のスクリーンシートにより構成したよ
うな場合には、それぞれのスクリーンシートを図1、図
2又は図3のように固定すればよい。
ーンシート21の辺の中央部に位置を規制する手段を設
けて、各境界におけるずれを各々小さい値に留めるよう
にしてもよい。
る透過型投影スクリーンは、複数のスクリーンシートの
つなぎ部の少なくとも1つの位置が動かないようにしな
がらスクリーンシートが伸縮可能なように保持されてい
るので、つなぎ部の位置ずれが少なく、また、スクリー
ンの反り、撓み等がない、という効果がある。
施例を示す図であって、図1(A)は斜視図、図1
(B)はスクリーンシートの接合部を示す断面図であ
る。
施例を示す図である。
施例を示す図である。
施例を示す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 複数のスクリーンシートを映像投影面の
面方向に配列し、複数の映像源からの分割された映像
を、各々の映像源に対応して配置された前記複数のスク
リーンシートに投影して、大サイズの映像を表示するマ
ルチスクリーン投影装置用の透過型投影スクリーンにお
いて、 前記各スクリーンシート間の少なくとも1つのつなぎ部
を、そのつなぎ部と略直交する方向に移動不能に規制
し、そのつなぎ部と略平行する方向に移動可能に保持す
る保持手段を備えたことを特徴とする透過型投影スクリ
ーン。 - 【請求項2】 請求項1に記載の透過型投影スクリーン
において、 前記保持手段は、前記各スクリーンシートの映像が投影
される有効範囲外に設けられることを特徴とする透過型
投影スクリーン。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の透過型投
影スクリーンにおいて、 前記各スクリーンシートのつなぎ部の入光側に取り付け
られ、複数の映像源からの映像光が重ならないように遮
蔽する仕切り板を備えたを特徴とする透過型投影スクリ
ーン。 - 【請求項4】 請求項1又は請求項2に記載の透過型投
影スクリーンにおいて、 最も入光側に複数の映像源からの映像光が重ならないよ
うに遮蔽する仕切り板を取り付けた透明基板を配置した
ことを特徴とする透過型投影スクリーン。 - 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記
載の透過型投影スクリーンにおいて、 前記スクリーンシートの周辺部の映像が投影されない非
有効部に、そのスクリーンシートを面方向に付勢する付
勢手段を備えたことを特徴とする透過型投影スクリー
ン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20899393A JP3417492B2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 透過型投影スクリーン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20899393A JP3417492B2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 透過型投影スクリーン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0743835A JPH0743835A (ja) | 1995-02-14 |
JP3417492B2 true JP3417492B2 (ja) | 2003-06-16 |
Family
ID=16565551
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20899393A Expired - Fee Related JP3417492B2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 透過型投影スクリーン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3417492B2 (ja) |
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JP5790008B2 (ja) * | 2011-02-10 | 2015-10-07 | セイコーエプソン株式会社 | スクリーン装置 |
-
1993
- 1993-07-30 JP JP20899393A patent/JP3417492B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH0743835A (ja) | 1995-02-14 |
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