JP3415237B2 - 自動車の車速制御装置 - Google Patents
自動車の車速制御装置Info
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- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 20
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 18
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 208000019901 Anxiety disease Diseases 0.000 description 1
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- 238000004092 self-diagnosis Methods 0.000 description 1
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- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Controls For Constant Speed Travelling (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の車速を制御す
る車速制御装置に関するものである。
る車速制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の車速を制御する方法に
は、自車の車速を一定に保つ車速型フィードバック制御
を行うものと、自車と先行車との車間距離を一定に保つ
車間型フィードバック制御を行うものとがある。後者の
ものとして、例えば特開昭58−213312号公報に
は、自車と先行車との実際の車間距離を検出するレーダ
装置と、エンジンのスロットル開度等を調整して車速を
制御する制御手段とを備え、上記実際の車間距離を運転
者が設定した目標の車間距離にするよう車速制御を行う
ことが開示されている。また、実開昭60−14419
9号公報及び特開昭61−6031号公報には、運転者
が目標車間距離を調整できるようにすることが開示され
ている。
は、自車の車速を一定に保つ車速型フィードバック制御
を行うものと、自車と先行車との車間距離を一定に保つ
車間型フィードバック制御を行うものとがある。後者の
ものとして、例えば特開昭58−213312号公報に
は、自車と先行車との実際の車間距離を検出するレーダ
装置と、エンジンのスロットル開度等を調整して車速を
制御する制御手段とを備え、上記実際の車間距離を運転
者が設定した目標の車間距離にするよう車速制御を行う
ことが開示されている。また、実開昭60−14419
9号公報及び特開昭61−6031号公報には、運転者
が目標車間距離を調整できるようにすることが開示され
ている。
【0003】さらに、特開昭61−150835号公報
には、車速型フィードバック制御と車間型フィードバッ
ク制御とを共に行うものにおいて、車間型フィードバッ
ク制御中に先行車を喪失した時当初は喪失前の車速を維
持し、その後運転者が車速型フィードバック制御へ移行
するための操作を行ったときに該フィードバック制御の
目標車速に自車速を変更することが開示されている。
には、車速型フィードバック制御と車間型フィードバッ
ク制御とを共に行うものにおいて、車間型フィードバッ
ク制御中に先行車を喪失した時当初は喪失前の車速を維
持し、その後運転者が車速型フィードバック制御へ移行
するための操作を行ったときに該フィードバック制御の
目標車速に自車速を変更することが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記車間型
フィードバック制御の目標車間距離又は車速型フィード
バック制御の目標車速を変更するときには種々の問題が
ある。
フィードバック制御の目標車間距離又は車速型フィード
バック制御の目標車速を変更するときには種々の問題が
ある。
【0005】すなわち、車間型フィードバック制御の目
標車間距離を変更する時に先行車に対し自車の近付き度
合いが刻々と変化するときには、目標車間距離の調整を
希望通りに正確に行うことができない虞がある。また、
目標車間距離の変更中常に自車が先行車に対し緩やかに
近付くように制御することは、目標車間距離の変更に要
する時間が長くなり適切でない。さらに、路面の摩擦係
数や道路の曲率等の道路環境によって自動車の走行安定
性が異なることとの関係上、車速型フィードバック制御
の目標車速を変更し、それに伴って車速が変化するとき
の加減速度を一律に設定することは妥当でない。
標車間距離を変更する時に先行車に対し自車の近付き度
合いが刻々と変化するときには、目標車間距離の調整を
希望通りに正確に行うことができない虞がある。また、
目標車間距離の変更中常に自車が先行車に対し緩やかに
近付くように制御することは、目標車間距離の変更に要
する時間が長くなり適切でない。さらに、路面の摩擦係
数や道路の曲率等の道路環境によって自動車の走行安定
性が異なることとの関係上、車速型フィードバック制御
の目標車速を変更し、それに伴って車速が変化するとき
の加減速度を一律に設定することは妥当でない。
【0006】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、車間型フィードバック
制御の目標車間距離を変更するときの車速制御を適切に
行い、目標車間距離の調整を希望通りに正確にかつ迅速
に設定できる自動車の車速制御装置を提供することにあ
る。
あり、その目的とするところは、車間型フィードバック
制御の目標車間距離を変更するときの車速制御を適切に
行い、目標車間距離の調整を希望通りに正確にかつ迅速
に設定できる自動車の車速制御装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1記載の発明は、先行車との車間距離を検出す
る車間距離検出手段と、ドライバーの操作に応じて目標
車間距離を変更するON−OFF切換えスイッチと、車
速を調整する車速調整手段と、車間距離が上記目標車間
距離になるよう前記車速調整手段を制御する制御手段と
を備え、上記制御手段が、上記スイッチがON位置に切
換えられたとき、先行車との車間距離が大きい程、自車
と先行車との相対速度が大きくなるように車速を制御
し、この状態から上記スイッチがOFF位置に切換えら
れた時の車間距離を目標車間距離として設定するよう構
成されていることを特徴とする自動車の車速制御装置で
ある。
の請求項1記載の発明は、先行車との車間距離を検出す
る車間距離検出手段と、ドライバーの操作に応じて目標
車間距離を変更するON−OFF切換えスイッチと、車
速を調整する車速調整手段と、車間距離が上記目標車間
距離になるよう前記車速調整手段を制御する制御手段と
を備え、上記制御手段が、上記スイッチがON位置に切
換えられたとき、先行車との車間距離が大きい程、自車
と先行車との相対速度が大きくなるように車速を制御
し、この状態から上記スイッチがOFF位置に切換えら
れた時の車間距離を目標車間距離として設定するよう構
成されていることを特徴とする自動車の車速制御装置で
ある。
【0008】請求項2記載の発明は、先行車との車間距
離を検出する車間距離検出手段と、ドライバーの操作に
応じて目標車間距離を変更する目標車間距離変更手段
と、車速を調整する車速調整手段と、車間距離が前記目
標車間距離になるよう上記車速調整手段を制御する制御
手段とを備え、上記制御手段が、上記目標車間距離変更
手段によって目標車間距離を現在より小さな値に変更す
る際、始め自車と先行車との相対速度を大きくし、その
後、前記相対速度を小さくするように車速を制御するよ
う構成されていることを特徴とする自動車の車速制御装
置である。
離を検出する車間距離検出手段と、ドライバーの操作に
応じて目標車間距離を変更する目標車間距離変更手段
と、車速を調整する車速調整手段と、車間距離が前記目
標車間距離になるよう上記車速調整手段を制御する制御
手段とを備え、上記制御手段が、上記目標車間距離変更
手段によって目標車間距離を現在より小さな値に変更す
る際、始め自車と先行車との相対速度を大きくし、その
後、前記相対速度を小さくするように車速を制御するよ
う構成されていることを特徴とする自動車の車速制御装
置である。
【0009】
【作用】車間距離の変更時に運転者が感じる近付き度合
いは、実際の近付き度合いとは異なり、自車と先行車と
の車間距離が短いときは長いときに比べて高くなる。
いは、実際の近付き度合いとは異なり、自車と先行車と
の車間距離が短いときは長いときに比べて高くなる。
【0010】これに対して、請求項1記載の発明では、
ON−OFF切換スイッチにより車間型フィードバック
制御の目標車間距離を変更するとき、上記スイッチがO
N位置に切換えられたとき、先行車との車間距離が大き
い程、自車と先行車との相対速度が大きくなるように車
速が制御されるから、運転者は、実際の車間距離の大き
さに拘らず近付き度合いが一定のものと感じることにな
り、運転者に不安感を与えることはない。そうして、こ
の状態から上記スイッチがOFF位置に切換えられた時
の車間距離が目標車間距離として設定されるから、目標
車間距離の変更を所望通りに確実にできることになる。
ON−OFF切換スイッチにより車間型フィードバック
制御の目標車間距離を変更するとき、上記スイッチがO
N位置に切換えられたとき、先行車との車間距離が大き
い程、自車と先行車との相対速度が大きくなるように車
速が制御されるから、運転者は、実際の車間距離の大き
さに拘らず近付き度合いが一定のものと感じることにな
り、運転者に不安感を与えることはない。そうして、こ
の状態から上記スイッチがOFF位置に切換えられた時
の車間距離が目標車間距離として設定されるから、目標
車間距離の変更を所望通りに確実にできることになる。
【0011】請求項2記載の発明では、目標車間距離変
更手段により車間型フィードバック制御の目標車間距離
を現在よりも小さな値に変更する時、始め自車と先行車
との相対速度を大きくし、その後上記相対速度を小さく
するように車速を制御するので、車間距離の変更を所望
通りに確実にできるとともに、その変更に要する時間を
短縮できることになる。
更手段により車間型フィードバック制御の目標車間距離
を現在よりも小さな値に変更する時、始め自車と先行車
との相対速度を大きくし、その後上記相対速度を小さく
するように車速を制御するので、車間距離の変更を所望
通りに確実にできるとともに、その変更に要する時間を
短縮できることになる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0013】図1は本発明の実施例に係わる自動車の車
速制御装置の全体構成を示し、1はエンジン吸気系のス
ロットル弁(図示せず)の開度を自動調整するスロット
ル制御装置、2は電子制御式自動変速機(EAT)の制
御装置、3は各車輪に付与する制動力を自動調整するブ
レーキ制御装置であり、これら三種類の制御装置1〜3
は、いずれも図示していないがアクチュエータを有し、
該各アクチュエータは、コントロールユニット4により
制御される。すなわち、コントロールユニット4は、ス
ロットル制御装置1のアクチュエータに対し目標スロッ
トル開度信号を出力して制御を行うとともに、ブレーキ
制御装置3のアクチュエータに対し目標ブレーキ量信号
を出力して制御を行う。またコントロールユニット4
は、EAT制御装置2のシフト位置を検出するセンサ
(図示せず)からのシフト位置信号を受けつつ、該EA
T制御装置2のアクチュエータに対しシフト制御信号を
出力して制御を行う。
速制御装置の全体構成を示し、1はエンジン吸気系のス
ロットル弁(図示せず)の開度を自動調整するスロット
ル制御装置、2は電子制御式自動変速機(EAT)の制
御装置、3は各車輪に付与する制動力を自動調整するブ
レーキ制御装置であり、これら三種類の制御装置1〜3
は、いずれも図示していないがアクチュエータを有し、
該各アクチュエータは、コントロールユニット4により
制御される。すなわち、コントロールユニット4は、ス
ロットル制御装置1のアクチュエータに対し目標スロッ
トル開度信号を出力して制御を行うとともに、ブレーキ
制御装置3のアクチュエータに対し目標ブレーキ量信号
を出力して制御を行う。またコントロールユニット4
は、EAT制御装置2のシフト位置を検出するセンサ
(図示せず)からのシフト位置信号を受けつつ、該EA
T制御装置2のアクチュエータに対しシフト制御信号を
出力して制御を行う。
【0014】また、6は車室内のインストルメントパネ
ル等に設けられる情報表示装置であって、該情報表示装
置6は、図示していないが、上記コントロールユニット
4からの警報信号を受けて点灯する警報ランプと、コン
トロールユニット4からの自己診断信号を受けて画面表
示する表示部とを備えている。7は先行車等自車の前方
に存在する障害物を検出するレーダ装置であって、該レ
ーダ装置7は、本実施例の場合、レーダ波としての遠赤
外線を自車の前方に向けて発信するとともに、先行車に
当たって反射してくる反射波を受信し、その受信時点と
発信時点との時間差によって自車と障害物との間の距離
を測定するように構成されており、その検出信号である
車間距離信号はコントロールユニット4に入力される。
ル等に設けられる情報表示装置であって、該情報表示装
置6は、図示していないが、上記コントロールユニット
4からの警報信号を受けて点灯する警報ランプと、コン
トロールユニット4からの自己診断信号を受けて画面表
示する表示部とを備えている。7は先行車等自車の前方
に存在する障害物を検出するレーダ装置であって、該レ
ーダ装置7は、本実施例の場合、レーダ波としての遠赤
外線を自車の前方に向けて発信するとともに、先行車に
当たって反射してくる反射波を受信し、その受信時点と
発信時点との時間差によって自車と障害物との間の距離
を測定するように構成されており、その検出信号である
車間距離信号はコントロールユニット4に入力される。
【0015】さらに、11はスロットル弁の開度を検出
するスロットル開度センサ、12は車速を検出する車速
センサ、13はハンドル舵角を検出する舵角センサ、1
4は自車に発生するヨーレートを検出するヨーレートセ
ンサ、15は路面の摩擦係数μを検出する路面μセン
サ、16は車外の明るさを検出する光度センサ、17は
ブレーキペダルの踏込み時にON作動するブレーキスイ
ッチ、18はクラッチの作動状態に応じてON作動する
クラッチスイッチ、19はオートクルーズを開始するた
めのメインスイッチ、20は運転者が目標車速を設定す
るためのセットスイッチ、21は車間型フィードバック
制御の目標車間距離を接近方向に変更するための接近ス
イッチ、22は車間型フィードバック制御の目標車間距
離を離反方向に変更するための離反スイッチ、23は車
速型フィードバック制御の目標車速を加速方向に変更す
るための加速スイッチ、24は車速型フィードバック制
御の目標車速を減速方向に変更するための減速スイッチ
であり、これらセンサ・スイッチ類11〜24の検出信
号は、いずれもコントロールユニット4に入力される。
また、上記各スイッチ17〜24は、いずれもON−O
FF切換スイッチからなる。尚、図示していないエンジ
ン回転数センサ等その他のセンサ・スイッチ類の検出信
号もコントロールユニット4に入力される。
するスロットル開度センサ、12は車速を検出する車速
センサ、13はハンドル舵角を検出する舵角センサ、1
4は自車に発生するヨーレートを検出するヨーレートセ
ンサ、15は路面の摩擦係数μを検出する路面μセン
サ、16は車外の明るさを検出する光度センサ、17は
ブレーキペダルの踏込み時にON作動するブレーキスイ
ッチ、18はクラッチの作動状態に応じてON作動する
クラッチスイッチ、19はオートクルーズを開始するた
めのメインスイッチ、20は運転者が目標車速を設定す
るためのセットスイッチ、21は車間型フィードバック
制御の目標車間距離を接近方向に変更するための接近ス
イッチ、22は車間型フィードバック制御の目標車間距
離を離反方向に変更するための離反スイッチ、23は車
速型フィードバック制御の目標車速を加速方向に変更す
るための加速スイッチ、24は車速型フィードバック制
御の目標車速を減速方向に変更するための減速スイッチ
であり、これらセンサ・スイッチ類11〜24の検出信
号は、いずれもコントロールユニット4に入力される。
また、上記各スイッチ17〜24は、いずれもON−O
FF切換スイッチからなる。尚、図示していないエンジ
ン回転数センサ等その他のセンサ・スイッチ類の検出信
号もコントロールユニット4に入力される。
【0016】本発明は、上記コントロールユニット4に
よる車速制御に用いられており、この車速制御は、図2
〜図6に示すフローチャートに従って行われる。以下、
これらのフローチャートを順次説明する。
よる車速制御に用いられており、この車速制御は、図2
〜図6に示すフローチャートに従って行われる。以下、
これらのフローチャートを順次説明する。
【0017】図2はコントロールユニット4による車速
制御のメインルーチンを示す。この図において、スター
トした後、先ず、ステップS1 で運転者がオートクルー
ズを開始するためにメインスイッチ19をONにしてい
るか否かを判定し、この判定がNOのときには、ステッ
プS7 でセットフラグFset をクリアし、ステップS8
でオートクルーズを非作動とした後、リターンする。
制御のメインルーチンを示す。この図において、スター
トした後、先ず、ステップS1 で運転者がオートクルー
ズを開始するためにメインスイッチ19をONにしてい
るか否かを判定し、この判定がNOのときには、ステッ
プS7 でセットフラグFset をクリアし、ステップS8
でオートクルーズを非作動とした後、リターンする。
【0018】一方、上記ステップS1 の判定がYESの
ときには、ステップS2 でセットスイッチ20がONに
されているか否かを判定する。この判定がNOのときに
は、ステップS6 でセットフラグFset がセットされて
いるか否かを判定する。該セットフラグFset は、セッ
トスイッチ20がONとならない限りセットされない
(ステップS3 )ので、セットスイッチ20がOFFの
ときには、ステップS8へ移行して、オートクルーズを
非作動とする。従って、本実施例の場合、オートクルー
ズを実際に開始するためには、運転者がメインスイッチ
19を押してONにするだけでなく、セットスイッチ2
0も一旦押してONにする必要がある。
ときには、ステップS2 でセットスイッチ20がONに
されているか否かを判定する。この判定がNOのときに
は、ステップS6 でセットフラグFset がセットされて
いるか否かを判定する。該セットフラグFset は、セッ
トスイッチ20がONとならない限りセットされない
(ステップS3 )ので、セットスイッチ20がOFFの
ときには、ステップS8へ移行して、オートクルーズを
非作動とする。従って、本実施例の場合、オートクルー
ズを実際に開始するためには、運転者がメインスイッチ
19を押してONにするだけでなく、セットスイッチ2
0も一旦押してONにする必要がある。
【0019】上記ステップS2 の判定がYESのとき、
つまりセットスイッチ20が押されてONになったとき
には、ステップS3 でセットフラグFset をセットし、
ステップS4 でセットスイッチ20が押された時点での
車速vを目標車速TGVに設定した後、ステップS5 で
オートクルーズを作動し、リターンする。セットスイッ
チ20を一旦ONにした後OFFに戻したときでも、メ
インスイッチ19をOFFに戻さない限り、セットフラ
グFset がセットされたままであるので、ステップS1
→ステップS2 →ステップS6 →ステップS5 と進ん
で、オートクルーズ作動が行われる。
つまりセットスイッチ20が押されてONになったとき
には、ステップS3 でセットフラグFset をセットし、
ステップS4 でセットスイッチ20が押された時点での
車速vを目標車速TGVに設定した後、ステップS5 で
オートクルーズを作動し、リターンする。セットスイッ
チ20を一旦ONにした後OFFに戻したときでも、メ
インスイッチ19をOFFに戻さない限り、セットフラ
グFset がセットされたままであるので、ステップS1
→ステップS2 →ステップS6 →ステップS5 と進ん
で、オートクルーズ作動が行われる。
【0020】図3は上記オートクルーズ作動(ステップ
S5 )のサブルーチンを示す。図3において、先ず、ス
テップS11でレーダ装置7が自車から所定の距離範囲内
に先行車を検知しているか否かを判定し、ステップS12
でマニアルスイッチ(図示せず)により車間型フィード
バック制御(追従走行)のモードが選択されているか否
かを判定する。上記両判定のいずれか一方がNOのとき
には、ステップS16で車速を一定に保つ車速型フィード
バック制御を行い、リターンする。
S5 )のサブルーチンを示す。図3において、先ず、ス
テップS11でレーダ装置7が自車から所定の距離範囲内
に先行車を検知しているか否かを判定し、ステップS12
でマニアルスイッチ(図示せず)により車間型フィード
バック制御(追従走行)のモードが選択されているか否
かを判定する。上記両判定のいずれか一方がNOのとき
には、ステップS16で車速を一定に保つ車速型フィード
バック制御を行い、リターンする。
【0021】上記ステップS11及びステップS12の判定
が共にYESのときには、ステップS13で図7に示すよ
うなマップを用いて車間型フィードバック制御の目標車
間距離を設定する。図7に示すマップでは、目標車間距
離は、先行車の車速(先行車速)の増加に伴い二次曲線
的に増加する。続いて、ステップS14で目標車間距離の
変更を行った後、ステップS15で自車と先行車との実際
の車間距離を目標車間距離に保つよう車速を制御する車
間型フィードバック制御を実行し、リターンする。
が共にYESのときには、ステップS13で図7に示すよ
うなマップを用いて車間型フィードバック制御の目標車
間距離を設定する。図7に示すマップでは、目標車間距
離は、先行車の車速(先行車速)の増加に伴い二次曲線
的に増加する。続いて、ステップS14で目標車間距離の
変更を行った後、ステップS15で自車と先行車との実際
の車間距離を目標車間距離に保つよう車速を制御する車
間型フィードバック制御を実行し、リターンする。
【0022】図4は上記目標車間距離の変更(ステップ
S14)のサブルーチンを示す。図4において、先ず、ス
テップS21で接近スイッチ21がON位置に切換えられ
ているか否かを判定し、ステップS22で同じく離反スイ
ッチ22がON位置に切換えられているか否かを判定す
る。上記接近スイッチ21及び離反スイッチ22が共に
ON位置に切換えられていないときには、目標車間距離
を変更することなくそのままにし(ステップS27)、リ
ターンする。
S14)のサブルーチンを示す。図4において、先ず、ス
テップS21で接近スイッチ21がON位置に切換えられ
ているか否かを判定し、ステップS22で同じく離反スイ
ッチ22がON位置に切換えられているか否かを判定す
る。上記接近スイッチ21及び離反スイッチ22が共に
ON位置に切換えられていないときには、目標車間距離
を変更することなくそのままにし(ステップS27)、リ
ターンする。
【0023】一方、接近スイッチ21がON位置に切換
えられたときには、ステップS23で自車と先行車との相
対速度を所定値に保った状態で自車が先行車に対し接近
するように車速制御(接近制御)を行う。また、離反ス
イッチ22がON位置に切換えられたときには、ステッ
プS24で自車と先行車との相対速度を所定値に保った状
態で自車が先行車に対し離反するように車速制御(離反
制御)を行う。上記相対速度の所定値は、接近制御及び
離反制御のいずれの場合にも、図8に実線K1及び破線
K2 に示すように、自車と先行車との車間距離が長い程
大きな値になるように設定されている。
えられたときには、ステップS23で自車と先行車との相
対速度を所定値に保った状態で自車が先行車に対し接近
するように車速制御(接近制御)を行う。また、離反ス
イッチ22がON位置に切換えられたときには、ステッ
プS24で自車と先行車との相対速度を所定値に保った状
態で自車が先行車に対し離反するように車速制御(離反
制御)を行う。上記相対速度の所定値は、接近制御及び
離反制御のいずれの場合にも、図8に実線K1及び破線
K2 に示すように、自車と先行車との車間距離が長い程
大きな値になるように設定されている。
【0024】上記接近制御又は離反制御を行った後、ス
テップS25で接近スイッチ21又は離反スイッチ22が
ON位置からOFF位置に切換えられるのを待つ。そし
て、ステップS26でOFF位置に切換えられた時の自車
と先行車との車間距離を目標車間距離とし、リターンす
る。
テップS25で接近スイッチ21又は離反スイッチ22が
ON位置からOFF位置に切換えられるのを待つ。そし
て、ステップS26でOFF位置に切換えられた時の自車
と先行車との車間距離を目標車間距離とし、リターンす
る。
【0025】ここで、車間型フィードバック制御の態様
は、例えば図9に示すように、自車と先行車との相対速
度が正の方向(接近方向)に大きく危険度の高い領域A
では情報表示装置6の作動による警報とブレーキ制御装
置3の作動による制動とが行われ、危険度が中程度のB
領域ではブレーキ制御装置3の作動による制動とEAT
制御装置2の作動によるシフトダウンとが行われ、危険
度の低いC領域ではスロットル制御装置1の作動による
スロットル開度調整のみが行われる。尚、図9におい
て、自車と先行車との車間距離が所定値以上のときは車
速制御が行われる。
は、例えば図9に示すように、自車と先行車との相対速
度が正の方向(接近方向)に大きく危険度の高い領域A
では情報表示装置6の作動による警報とブレーキ制御装
置3の作動による制動とが行われ、危険度が中程度のB
領域ではブレーキ制御装置3の作動による制動とEAT
制御装置2の作動によるシフトダウンとが行われ、危険
度の低いC領域ではスロットル制御装置1の作動による
スロットル開度調整のみが行われる。尚、図9におい
て、自車と先行車との車間距離が所定値以上のときは車
速制御が行われる。
【0026】図5及び図6は上記車速型フィードバック
制御(図3中のステップS16)のサブルーチンを示す。
図5において、先ず、ステップS31で道路環境として、
路面μセンサ15が検出した路面摩擦係数μ、光度セン
サ16が検出した車外の明るさlx 、道路の曲率半径R
及び道路幅Bを読み込む。ここで、道路の曲率半径R
は、自車の旋回半径と等しいと見做し、自車の舵角θ及
び車速V0 に基づいて、下記の式により、 R=(1+A×v2 )×N×L/(v×θ) 算出される。但し、Aはスタビリティファクタ、Nはス
テアリングギヤ比、Lはホイールベースである。また、
道路幅Bについては、運転者がマニアルスイッチにより
入力し、あるいは例えばレーダ装置7により道路の左右
両端のガイドレールに設けられたリフレクータの位置か
ら自動的に読み取るようになっている。
制御(図3中のステップS16)のサブルーチンを示す。
図5において、先ず、ステップS31で道路環境として、
路面μセンサ15が検出した路面摩擦係数μ、光度セン
サ16が検出した車外の明るさlx 、道路の曲率半径R
及び道路幅Bを読み込む。ここで、道路の曲率半径R
は、自車の旋回半径と等しいと見做し、自車の舵角θ及
び車速V0 に基づいて、下記の式により、 R=(1+A×v2 )×N×L/(v×θ) 算出される。但し、Aはスタビリティファクタ、Nはス
テアリングギヤ比、Lはホイールベースである。また、
道路幅Bについては、運転者がマニアルスイッチにより
入力し、あるいは例えばレーダ装置7により道路の左右
両端のガイドレールに設けられたリフレクータの位置か
ら自動的に読み取るようになっている。
【0027】続いて、ステップS32〜ステップS35にお
いて、路面の摩擦係数μに基づく補正係数a1 、車外の
明るさlx に基づく補正係数a2 、道路の曲率半径Rに
基づく補正係数a3 及び道路幅Bに基づく補正係数a4
をそれぞれマップから設定する。ここで、補正係数a1
は、路面の摩擦係数μがμ1 より高い領域では1で、路
面の摩擦係数μがμ1 より低くなる従って次第に1より
小さくなるように設定されている。補正係数a2 は、車
外の明るさlx がlx1より大きい領域では1で、車外の
明るさlx がlx1より小さくなる従って次第に1より小
さくなるように設定されている。補正係数a3 は、道路
の曲率半径RがR1 より大きい領域では1で、道路の曲
率半径RがR1 より小さくなる従って次第に1より小さ
くなるように設定されている。補正係数a4 は、道路幅
BがB1 より大きい領域では1で、道路幅BがB1 より
小さくなるに従って次第に1より小さくなり、道路幅B
がB2 より小さい領域で所定値k(1>k>0)になる
ように設定されている。
いて、路面の摩擦係数μに基づく補正係数a1 、車外の
明るさlx に基づく補正係数a2 、道路の曲率半径Rに
基づく補正係数a3 及び道路幅Bに基づく補正係数a4
をそれぞれマップから設定する。ここで、補正係数a1
は、路面の摩擦係数μがμ1 より高い領域では1で、路
面の摩擦係数μがμ1 より低くなる従って次第に1より
小さくなるように設定されている。補正係数a2 は、車
外の明るさlx がlx1より大きい領域では1で、車外の
明るさlx がlx1より小さくなる従って次第に1より小
さくなるように設定されている。補正係数a3 は、道路
の曲率半径RがR1 より大きい領域では1で、道路の曲
率半径RがR1 より小さくなる従って次第に1より小さ
くなるように設定されている。補正係数a4 は、道路幅
BがB1 より大きい領域では1で、道路幅BがB1 より
小さくなるに従って次第に1より小さくなり、道路幅B
がB2 より小さい領域で所定値k(1>k>0)になる
ように設定されている。
【0028】上記4種類の補正係数a1 〜a4 を設定し
た後、ステップS36でこれらの補正係数a1 〜a4 を基
準加減速度G0 と積算して加減速度Gを算出する。つま
り、加減速度Gは、 G=G0 ×a1 ×a2 ×a3 ×a4 となる。この後、図6のステップS37へ移行する。
た後、ステップS36でこれらの補正係数a1 〜a4 を基
準加減速度G0 と積算して加減速度Gを算出する。つま
り、加減速度Gは、 G=G0 ×a1 ×a2 ×a3 ×a4 となる。この後、図6のステップS37へ移行する。
【0029】図6において、ステップS37では減速スイ
ッチ24がON位置に切換えられているか否かを判定
し、ステップS38で同じく加速スイッチ23がON位置
に切換えられているか否かを判定する。上記減速スイッ
チ24及び加速スイッチ23が共にON位置に切換えら
れていないときには、目標車速TGVを変更することな
くそのままにし(図2中のステップS4 )、リターンす
る。
ッチ24がON位置に切換えられているか否かを判定
し、ステップS38で同じく加速スイッチ23がON位置
に切換えられているか否かを判定する。上記減速スイッ
チ24及び加速スイッチ23が共にON位置に切換えら
れていないときには、目標車速TGVを変更することな
くそのままにし(図2中のステップS4 )、リターンす
る。
【0030】一方、減速スイッチ24がON位置に切換
えられたときには、ステップS39で上記の減速度(−
G)で減速する。また、加速スイッチ23がON位置に
切換えられたときには、ステップS40で上記の加速度G
で加速する。このような加速又は減速の後、ステップS
41で減速スイッチ24又は加速スイッチ23がON位置
からOFF位置に切換えられるのを待つ。そして、ステ
ップS42でOFF位置に切換えられた時の自車速vを目
標車速TGVとして更新し、車速を該目標車速TGVに
保つように車速制御を行い、リターンする。
えられたときには、ステップS39で上記の減速度(−
G)で減速する。また、加速スイッチ23がON位置に
切換えられたときには、ステップS40で上記の加速度G
で加速する。このような加速又は減速の後、ステップS
41で減速スイッチ24又は加速スイッチ23がON位置
からOFF位置に切換えられるのを待つ。そして、ステ
ップS42でOFF位置に切換えられた時の自車速vを目
標車速TGVとして更新し、車速を該目標車速TGVに
保つように車速制御を行い、リターンする。
【0031】このように、上記実施例においては、車間
型フィードバック制御中にその目標車間距離を接近スイ
ッチ21で接近方向に、又は離反スイッチ22で離反方
向に変更するときに、上記接近スイッチ21又は離反ス
イッチ22をON位置に切換えると、自車と先行車との
相対速度が所定値になるように、つまり先行車に対する
自車の接近又は離反度合いが一定となるように車速を制
御し、この状態で上記接近スイッチ21又は離反スイッ
チ22をOFF位置に切換え、その時の自車と先行車と
の車間距離を目標車間距離として車間型フィードバック
制御を行うので、目標車間距離の変更を所望通りに確実
に行うことができる。
型フィードバック制御中にその目標車間距離を接近スイ
ッチ21で接近方向に、又は離反スイッチ22で離反方
向に変更するときに、上記接近スイッチ21又は離反ス
イッチ22をON位置に切換えると、自車と先行車との
相対速度が所定値になるように、つまり先行車に対する
自車の接近又は離反度合いが一定となるように車速を制
御し、この状態で上記接近スイッチ21又は離反スイッ
チ22をOFF位置に切換え、その時の自車と先行車と
の車間距離を目標車間距離として車間型フィードバック
制御を行うので、目標車間距離の変更を所望通りに確実
に行うことができる。
【0032】ここで、車間距離の変更時に運転者が感じ
る近付き度合い(接近又は離反度合い)は、実際の近付
き度合いとは異なり、自車と先行車との車間距離が短い
ときは長いときに比べて高くなる。これに対応して、本
実施例では、上記所定値を、変更前の自車と先行車との
車間距離が長い程大きな値に設定している(図8参照)
ので、車間距離の変更時運転者は、実際の車間距離の大
きさに拘らず近付き度合いが一定のものと感じることに
なり、運転者に不安感を与えることはない。
る近付き度合い(接近又は離反度合い)は、実際の近付
き度合いとは異なり、自車と先行車との車間距離が短い
ときは長いときに比べて高くなる。これに対応して、本
実施例では、上記所定値を、変更前の自車と先行車との
車間距離が長い程大きな値に設定している(図8参照)
ので、車間距離の変更時運転者は、実際の車間距離の大
きさに拘らず近付き度合いが一定のものと感じることに
なり、運転者に不安感を与えることはない。
【0033】また、車速型フィードバック制御中にその
目標車速TGVを加速スイッチ23で加速方向に、又は
減速スイッチ24で減速方向に変更したとき、その変更
に伴って車速が変化する時の加減速度Gを道路環境に応
じて変更する。すなわち、路面の摩擦係数μが低いとき
には高いときに比べて加減速度Gが小さくなり、車外が
暗いときには明るいときに比べて加減速度Gが小さくな
り、道路の曲率半径Rが比較的小さい急な曲線道路のと
きには直線道路のときに比べて加減速度Gが小さくな
り、さらに道路幅Bが狭い道路のときには広い道路のと
きに比べて加減速度Gが小さくなるので、走行安定性を
常に良好なものにすることができる。
目標車速TGVを加速スイッチ23で加速方向に、又は
減速スイッチ24で減速方向に変更したとき、その変更
に伴って車速が変化する時の加減速度Gを道路環境に応
じて変更する。すなわち、路面の摩擦係数μが低いとき
には高いときに比べて加減速度Gが小さくなり、車外が
暗いときには明るいときに比べて加減速度Gが小さくな
り、道路の曲率半径Rが比較的小さい急な曲線道路のと
きには直線道路のときに比べて加減速度Gが小さくな
り、さらに道路幅Bが狭い道路のときには広い道路のと
きに比べて加減速度Gが小さくなるので、走行安定性を
常に良好なものにすることができる。
【0034】尚、上記実施例では、車間型フィードバッ
ク制御の目標車間距離を変更するに当り、ON−OFF
切換スイッチである接近スイッチ21及び離反スイッチ
22を用いたが、本発明は、ON−OFF切換スイッチ
の代わりに、回転式スイッチ等のスイッチを用いて目標
車間距離を所定距離変更する場合にも適用することがで
きる。この場合、変更時当初は自車と先行車との相対速
度を大きくし、その後上記相対速度を小さくするように
車速を制御する。これにより、車間距離の変更を所望通
りに確実に行うことができるとともに、その変更に要す
る時間を短縮することができる。特に、変更時当初の相
対速度を、変更する距離が長い程大きな値に設定する
と、運転者に不安感を与えることなく、変更に要する時
間の短縮化を可及的に図ることができる。
ク制御の目標車間距離を変更するに当り、ON−OFF
切換スイッチである接近スイッチ21及び離反スイッチ
22を用いたが、本発明は、ON−OFF切換スイッチ
の代わりに、回転式スイッチ等のスイッチを用いて目標
車間距離を所定距離変更する場合にも適用することがで
きる。この場合、変更時当初は自車と先行車との相対速
度を大きくし、その後上記相対速度を小さくするように
車速を制御する。これにより、車間距離の変更を所望通
りに確実に行うことができるとともに、その変更に要す
る時間を短縮することができる。特に、変更時当初の相
対速度を、変更する距離が長い程大きな値に設定する
と、運転者に不安感を与えることなく、変更に要する時
間の短縮化を可及的に図ることができる。
【0035】
【発明の効果】以上の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、ON−OFF切換スイッチにより車間型フィードバ
ック制御の目標車間距離を変更するとき、上記スイッチ
がON位置に切換えられたとき、先行車との車間距離が
大きい程、自車と先行車との相対速度が大きくなるよう
に車速が制御されるから、運転者は、実際の車間距離の
大きさに拘らず近付き度合いが一定のものと感じること
になり、運転者に不安感を与えることはなく、この状態
で上記スイッチをOFF位置に切換えると、その時の車
間距離が目標車間距離として設定されるから、目標車間
距離の変更を所望通りに確実に行うことができる。
ば、ON−OFF切換スイッチにより車間型フィードバ
ック制御の目標車間距離を変更するとき、上記スイッチ
がON位置に切換えられたとき、先行車との車間距離が
大きい程、自車と先行車との相対速度が大きくなるよう
に車速が制御されるから、運転者は、実際の車間距離の
大きさに拘らず近付き度合いが一定のものと感じること
になり、運転者に不安感を与えることはなく、この状態
で上記スイッチをOFF位置に切換えると、その時の車
間距離が目標車間距離として設定されるから、目標車間
距離の変更を所望通りに確実に行うことができる。
【0036】請求項2記載の発明によれば、目標車間距
離変更手段により車間型フィードバック制御の目標車間
距離を現在よりも小さな値に変更する時、始め自車と先
行車との相対速度を大きくし、その後上記相対速度を小
さくするように車速を制御するので、車間距離の変更を
所望通りに確実に行うことできるとともに、その変更に
要する時間を短縮することができる。
離変更手段により車間型フィードバック制御の目標車間
距離を現在よりも小さな値に変更する時、始め自車と先
行車との相対速度を大きくし、その後上記相対速度を小
さくするように車速を制御するので、車間距離の変更を
所望通りに確実に行うことできるとともに、その変更に
要する時間を短縮することができる。
【図1】本発明の実施例に係わる自動車の車速制御装置
の全体構成を示すブロック構成図である。
の全体構成を示すブロック構成図である。
【図2】車速制御のメインルーチンを示すフローチャー
ト図である。
ト図である。
【図3】オートクルーズ作動ルーチンを示すフローチャ
ート図である。
ート図である。
【図4】目標車間距離の変更ルーチンを示すフローチャ
ート図である。
ート図である。
【図5】車速型フィードバック制御ルーチンを示すフロ
ーチャートの部分図である。
ーチャートの部分図である。
【図6】同フローチャートの部分図である。
【図7】目標車間距離の設定に用いるマッチを示す図で
ある。
ある。
【図8】車速制御の所定値の設定に用いるマッチを示す
図である。
図である。
【図9】車間型フィードバック制御の態様を説明するた
めの図である。
めの図である。
4 コントロールユニット
7 レーダ装置
12 車速センサ
21 接近スイッチ(ON−OFF切換スイッチ)
22 離反スイッチ(ON−OFF切換スイッチ)
23 加速スイッチ
24 減速スイッチ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 安藤 悟
広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ
ダ株式会社内
(72)発明者 奥田 和徳
広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ
ダ株式会社内
(72)発明者 和泉 知示
広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ
ダ株式会社内
(72)発明者 清水 賢治
広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ
ダ株式会社内
(72)発明者 菅本 好晃
広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ
ダ株式会社内
(56)参考文献 特開 平6−191318(JP,A)
特開 平5−156976(JP,A)
特開 平7−125562(JP,A)
特開 平5−156975(JP,A)
特開 平5−221253(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B60K 31/00
F02D 29/02 301
G08G 1/16
Claims (2)
- 【請求項1】 先行車との車間距離を検出する車間距離
検出手段と、 ドライバーの操作に応じて 目標車間距離を変更するON
−OFF切換えスイッチと、 車速を調整する車速調整手段と、 車間距離が上記目標車間距離になるよう前記車速調整手
段を制御する制御手段とを備え、 上記制御手段が、上記 スイッチがON位置に切換えられ
たとき、先行車との車間距離が大きい程、自車と先行車
との相対速度が大きくなるように車速を制御し、この状
態から上記スイッチがOFF位置に切換えられた時の車
間距離を目標車間距離として設定するよう構成されてい
ることを特徴とする自動車の車速制御装置。 - 【請求項2】 先行車との車間距離を検出する車間距離
検出手段と、 ドライバーの操作に応じて目標車間距離を変更する目標
車間距離変更手段と、 車速を調整する車速調整手段と、 車間距離が前記目標車間距離になるよう上記車速調整手
段を制御する制御手段とを備え、 上記制御手段が、上記目標車間距離変更手段によって目
標車間距離を現在より小さな値に変更する際、始め自車
と先行車との相対速度を大きくし、その後、前記相対速
度を小さくするように車速を制御するよう構成されてい
ることを特徴とする自動車の車速制御装置 。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32350193A JP3415237B2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 自動車の車速制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32350193A JP3415237B2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 自動車の車速制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07172211A JPH07172211A (ja) | 1995-07-11 |
JP3415237B2 true JP3415237B2 (ja) | 2003-06-09 |
Family
ID=18155401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32350193A Expired - Fee Related JP3415237B2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 自動車の車速制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3415237B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3770975B2 (ja) * | 1995-10-31 | 2006-04-26 | 本田技研工業株式会社 | 自動走行車 |
JP3808559B2 (ja) * | 1995-10-31 | 2006-08-16 | 本田技研工業株式会社 | 自動走行車 |
JPH115456A (ja) * | 1997-06-16 | 1999-01-12 | Hino Motors Ltd | オートクルーズ装置 |
DE19936586B4 (de) | 1998-08-04 | 2015-04-09 | Denso Corporation | Vorrichtung und Verfahren zum Steuern eines Soll-Abstands und eines Warnabstands zwischen zwei sich bewegenden Fahrzeugen und Datenträger zum Speichern des Steuerverfahrens |
JP2005227952A (ja) * | 2004-02-12 | 2005-08-25 | Nissan Motor Co Ltd | 走行状況アドバイスシステム |
-
1993
- 1993-12-22 JP JP32350193A patent/JP3415237B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07172211A (ja) | 1995-07-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20030318 |
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