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JP3414871B2 - 食品用ツヤ出し剤 - Google Patents

食品用ツヤ出し剤

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Publication number
JP3414871B2
JP3414871B2 JP33692194A JP33692194A JP3414871B2 JP 3414871 B2 JP3414871 B2 JP 3414871B2 JP 33692194 A JP33692194 A JP 33692194A JP 33692194 A JP33692194 A JP 33692194A JP 3414871 B2 JP3414871 B2 JP 3414871B2
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JP
Japan
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luster
food
carrageenan
gloss
glossing
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP33692194A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08173089A (ja
Inventor
大介 細川
誠 浜田
達也 河辺
房夫 君塚
禎介 貝沼
Original Assignee
宝ホールディングス株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 宝ホールディングス株式会社 filed Critical 宝ホールディングス株式会社
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Publication of JPH08173089A publication Critical patent/JPH08173089A/ja
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  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は食品の表面にツヤ(光
沢)を与えるツヤ出し剤及びその使用方法に関する。
【0002】従来、パンや菓子等の食品の光沢付与(以
下、「ツヤ出し」として記載する)は、焼成前の生地に
液卵を塗布する方法が一般的である。しかし液卵の使用
には内因性のサルモネラ菌による汚染の問題があり、毎
年、これが原因とされる食中毒が跡を絶たない。一方、
これに代る方法として、焼成後の生地に油脂を主成分と
する液を塗布又はスプレーする方法や、デンプンを主成
分とする液を塗布又はスプレーする方法も用いられてい
る。また、特開平3−39029号公報にはλ−カラギ
ーナン水溶液をパン生地に塗布し、冷凍後、解凍、焼成
すること等により、その表面をツヤ出しする方法も開発
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの方法
では油脂の酸化臭が問題になったり、ツヤの質が液卵の
ものと異なるという欠点があり、いまだ液卵を塗布する
方法に代る方法は見出されていない。また、前記公報の
λ−カラギーナン水溶液を冷凍工程のない通常のパン製
造工程に用いる場合にはツヤ出し効果は認められていな
い。したがって、酸化臭やツヤの質の点等の問題がない
ツヤ出し方法の開発は極めて重要な問題であった。本発
明は前記にかんがみ、微生物的に安全で、焼成前に塗布
又はスプレーでき、液卵と同等のツヤが得られる食品用
ツヤ出し剤及び食品のツヤ出し方法を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
適用に際して、冷凍処理工程を含まず、加熱処理工程を
含んでなる食品用ツヤ出し剤であって、乳蛋白質及びカ
ラギーナンを有効成分とすることを特徴とする食品用ツ
ヤ出し剤、及び第2の発明は、該ツヤ出し剤で食品の表
面を被覆した後、加熱処理することを特徴とする食品の
ツヤ出し方法に関する。
【0005】本発明者らは、液卵を使用する場合と同様
の操作によって、液卵と同等のツヤが得られる方法を検
討した結果、好適には乳蛋白質及びカラギーナンを含有
するツヤ出し剤を調製し、これを用いてパン、菓子等の
食品の表面を被覆すると、液卵を塗布した場合と同等の
ツヤが加熱処理後に得られることを見出した。
【0006】本発明におけるツヤとは対象食品の色調、
外観等を生かした透明なツヤをいう。本発明における乳
蛋白質とは乳成分由来のものであり、ホエー蛋白質やカ
ゼインなど分画されたもの、乳蛋白質を含有する脱脂粉
乳、全脂粉乳等でもよく、水可溶性又はコロイド状の分
散性の性質を有するものが好適である。更に、カラギー
ナンはκ、λ、ζのいずれも使用可能であるが、λ−カ
ラギーナンは溶液状態で用いる場合は加熱殺菌によりゲ
ル化しないのでより好適である。
【0007】本発明のツヤ出し剤中の乳蛋白質含量は
5.0w/w%以上が好ましいが、溶液で使用する場合
はコストの問題や、使用する乳蛋白質によって溶解性、
溶液の粘度を考慮したほうがよい。したがって、例えば
脱脂粉乳の場合は、15〜30w/w%(蛋白質として
5.25〜10.5w/w%)の範囲が好ましい。一
方、カラギーナン含量は0.1w/w%以上が好ましい
が、溶液で使用する場合は、乳蛋白質と同様にコスト、
溶解性、溶液の粘度を考慮したほうがよい。また、乳蛋
白質に対するカラギーナンの含量は、例えば溶液の乳蛋
白質含量7.0w/w%の場合は7.1〜21.4w/
w%、8.75w/w%の場合は2.3〜11.4w/
w%の範囲が好ましい。
【0008】また、本発明によるツヤ出し剤の製造は、
乳蛋白質原料、カラギーナン及び副原料を混合すること
により固形のツヤ出し剤が得られるが、これをこのまま
適用するか、又は溶解使用してもよいし、これらの原料
を混合せずに単独で調製し食品を被覆するときに別々に
適用するか、又は溶解使用してもよい。ツヤ出し剤を液
状の製品として調製する場合は、ツヤ出し剤を溶解、分
散又は懸濁させた液としてもよく、この液を粉末化した
り、アルコール、食塩等を加えたりすることによって保
存性を持たせることも可能である。したがって、液卵の
場合は冷蔵保存が必要な上、使用期限が短いという短所
があるが、これと比較して本発明によるツヤ出し剤は安
全性、扱い易さ、保存性においても優れている。
【0009】本発明のツヤ出し剤で食品を被覆する方法
として、好ましくは、刷毛塗り等の塗布又はスプレー等
による方法が使用できる。また、焼成等の加熱処理後の
食品に使用する場合も、同様の操作によってツヤ出し剤
を被覆させればよく、その後に加熱処理することによっ
ても同等のツヤを得ることが可能である。
【0010】本発明の加熱処理はツヤの得られる乾燥法
であればいずれでもよく、その方法、条件は対象食品に
よって適宜設定でき、方法としては、乾燥熱風による気
流乾燥法やトンネル乾燥法等の熱風乾燥法、オーブン等
を用いる一般的な焼成等がある。その条件としては、パ
ンの場合は例えば180〜230℃、5〜30分程度が
適当である。
【0011】本発明によるツヤ出し剤は、油脂やデンプ
ンを主成分とするツヤ出し剤のように、加熱処理による
酸化臭やツヤの質も問題もなく、液卵のようにスプレー
の困難性や保存性等についての欠点もないので、ハンド
リングにおいて優れ、微生物汚染を懸念することも不要
である。
【0012】本発明製品の対象食品としては、形状が固
形のパン、菓子等が好適に用いられるが、グラタン等の
ように半固形の食品でも使用可能である。
【0013】
【実施例】以下、実施例によって本発明を更に具体的に
説明するが、本発明はこれらに限定されない。
【0014】実施例1 脱脂粉乳とλ−カラギーナンの相乗効果を調べるために
以下の試験を行った。すなわち、20%脱脂粉乳液(乳
蛋白質濃度:7.0w/w%)中に表1に示す各濃度の
λ−カラギーナンを加えて調製した液を焼成前のパン生
地に塗布し、焼成後のツヤの程度を評価した。
【0015】
【表1】 表 1 ──────────────────────────────────── カラギーナン濃度 カラギーナン/乳蛋白質 評 価 (w/w%) (w/w%) ──────────────────────────────────── 0 0 弱いツヤがある 0.1 1.4 ツヤがある 0.5 7.1 良好なツヤがある 1.0 14.2 良好なツヤがある 1.5 21.4 良好なツヤがある(*1) ──────────────────────────────────── (*1:ツヤは得られる粘度が高く使い難い)
【0016】上記配合と同様に対照としてλ−カラギー
ナンの1.0及び1.5%溶液のみを塗布したものは全
くツヤは認められなかった。このことからも通常の製パ
ン工程で使用する場合は脱脂粉乳とλ−カラギーナンを
併用することによってのみ良好なツヤが得られることが
示唆される。また、各溶液はそれぞれスプレードライす
ることにより粉末のツヤ出し剤を調製でき、保存性を持
たせることができるが、このようにして得た粉末は5倍
希釈して使用することにより、上と同じ結果を得ること
ができた。
【0017】実施例2 ζ−カラギーナンと脱脂粉乳を組合せた表2の配合でツ
ヤ出し剤を調製し、焼成前のクッキーの生地に塗布し、
焼成後にツヤの状態を観察評価した。
【0018】
【表2】 表 2 ──────────────────────────────────── 原材料 ──────────────────────────────────── 液卵 0 0 0 0 100 脱脂粉乳 25 25 25 25 − (乳蛋白質 8.75 8.75 8.75 8.75) デキストリン 2.5 2.5 2.5 2.5 − アミノ酸液 0.8 0.8 0.8 0.8 − 炭酸ナトリウム 0.1 0.1 0.1 0.1 − ζ−カラギーナン 0 0.2 0.4 1.0 − 水 残量 残量 残量 残量 − 合 計 100 100 100 100 100 ──────────────────────────────────── カラギーナン/ 0 2.3 4.6 11.4 − 乳蛋白質 ──────────────────────────────────── ツヤの評価 ツヤ有 ツヤ優 ツヤ優 ツヤ優(*2) ツヤ優 ──────────────────────────────────── (単位:w/w%、*2:粘度が高く使いにくい。)
【0019】上記結果から明らかなように、焼成後のク
ッキー表面のツヤは、カラギーナン濃度に比例してツヤ
が向上した。しかし、は粘度が高くなりすぎることに
より、使い勝手が悪く、、がの液卵使用区と同等
で最適であった。
【0020】実施例3 ホエー蛋白質20重量部とλ−カラギーナン2重量部、
アルコール9重量部、食塩4重量部、アミノ酸液4重量
部、グルコース4重量部を水に溶解し、全量が100重
量部になるように調製する。これを使用時に2.5倍に
希釈してクロワッサンの表面に塗布し、180℃で、8
分間乾燥することにより、良好なツヤを得ると共に、程
よい焼き色も付いた。
【0021】実施例4 濃口醤油25重量部と、上白糖22重量部、本みりん1
0重量部、化学調味料3重量部、だし汁20重量部、水
20重量部からなる焼き鳥のタレにホエー蛋白質を10
w/w%、λ−カラギーナンを0.8w/w%溶解し、
含有させることにより、焼き上った焼き鳥のテリ・ツヤ
が優れ、かつ、冷めてからもより長時間ツヤを維持する
ことができた。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るツヤ
出し方法は、パン・菓子等の食品の製造工程で、その表
面に塗布又はスプレー等で被覆せしめた後、焼成又は乾
燥することによって、液卵を使用したときと同等のツヤ
を得ることができる。したがって、従来法に比べ、微生
物面で安全であり、かつ汎用性が高く、保存性に優れ、
ツヤの質も優れたツヤ出し剤であり、これを使用したツ
ヤ出し方法の実施効果は極めて大きいと言える。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 君塚 房夫 滋賀県大津市瀬田3丁目4番1号 寳酒 造株式会社中央研究所内 (72)発明者 貝沼 禎介 滋賀県大津市瀬田3丁目4番1号 寳酒 造株式会社中央研究所内 (56)参考文献 特開 平2−92231(JP,A) 特開 平3−39029(JP,A) 特開 昭63−304940(JP,A) 特開 昭63−273430(JP,A) 特開 平3−244348(JP,A) 特公 昭42−22163(JP,B1) 特公 昭39−7961(JP,B1) 特公 昭39−17313(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 1/275 A21D 10/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適用に際して、冷凍処理工程を含まず、
    加熱処理工程を含んでなる食品用ツヤ出し剤であって、
    乳蛋白質及びカラギーナンを有効成分とすることを特徴
    とする食品用ツヤ出し剤。
  2. 【請求項2】 乳蛋白質が、脱脂粉乳、全脂粉乳、カゼ
    イン又はホエー蛋白質から選択される請求項1記載の食
    品用ツヤ出し剤。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のツヤ出し剤
    で食品の表面を被覆した後、加熱処理することを特徴と
    する食品のツヤ出し方法。
JP33692194A 1994-12-27 1994-12-27 食品用ツヤ出し剤 Expired - Lifetime JP3414871B2 (ja)

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JPH08173089A JPH08173089A (ja) 1996-07-09
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