JP3411917B1 - 家畜用飼料 - Google Patents
家畜用飼料Info
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Abstract
育雛率及び飼料要求率等を改善することが出来る飼料を
提供すること。 【解決手段】以下に示す特性の少なくとも一つを有する
ことを特徴とする家畜用飼料: (1)飼料1kg当たり、マンガンを120mg以上含
有すること; (2)飼料1kg当たり、パントテン酸を30mg以上
含有すること; (3)大豆粕成分の実質的に全てに脱皮大豆粕を使用す
ること; (4)粗繊維を2.5重量%以下、粗脂肪を6.5重量%以下、
及び、可溶性無窒素物を54重量%以上含むこと; (5)アルファルファミールを0.5〜1重量%含有す
ること; (6)ヘム鉄を鉄成分換算で20mg以上含有するこ
と;及び (7)比重が710以上であること。
Description
特に、肉用鶏(ブロイラー)及び卵用鶏等の家禽用の飼
料に関する。
鶏規格の一つであるが、現在では、鶏肉を食材として利
用する為に食肉専用種として育種改良されてきた鶏の総
称である。現在、日本で生産されているブロイラーは、
チャンキー種が70%位及びコブ種が30%位を占めて
おり、二大種といわれている。
から6億(17億kg) 羽のブロイラーが生産されてい
る。近年、輸入物(外国製品)が価格の安さに押され
て、ピーク時の10%〜15%生産減であり、したがっ
て国内生産について各生産グループとも、コスト削減に
必死である。特に、餌代は経費の約50%を占めてお
り、わずかな価格差が収入に大きく響くものである。
有していたが、ブロイラー等の鶏は、卵や肉を採る様に
育種改良されたきた為に飛ぶことができず、移動するに
は2本足で重い体重を支えて歩行しなければならないこ
となり、異常にモモの筋肉が発達したものである。体全
体の筋肉を10とした場合、ムネ肉が43%、モモ肉5
7%位と言われている。
ばむことが出来る。これを餌付けという。そして、鶏に
おいて一週間は人間の6ヶ月に値するものである。した
がって、餌付け後8週間で4才くらいに値する。現在の
ブロイラー生産の平均的な例では、普通のヒト成人が5
0kgと仮定した場合、餌付け後8週間の時点で、ヒト体
重に換算して100kgに相当する体重に達し、これは既
に肥満状態と言える。
家畜の飼養管理にあたっては、その増体に適した飼料の
給与が大切である。
水産省農林水産技術会議事務局編:社団法人中央畜産会
発行(1997年版))にも掲載されている日本標準飼
料成分表に基づき設計、配合されたものである。
副原料などに加え、ビタミン、ミネラルなどの、微量成
分を配合する。主な成分としては、タンパク(アミノ
酸)13種類、粗脂肪(飽和脂肪酸、及び不飽和脂肪
酸)、繊維、及び可溶無窒素物(デンプン質)がある。
デンプン質には、βデンプンとαデンプンがある。ビタ
ミン十数種類、ミネラルとしてカルシウム、リンなど十
数種類ある。
以下のものがある。特許文献1には、発酵処理により少
糖類を除去した大豆粕を有することを特徴とする、特に
子牛及び子豚用の畜産用飼料が記載されている。独鈷文
献2には、ガラクトオリゴ糖を含有することを特徴とす
る鶏用飼料が記載されている。特許文献3には、乳糖を
含有することを特徴とする鶏用飼料が記載されている。
特許文献4には、魚介類を蛋白質分解酵素により処理し
て得られる沈殿区分からなる飼料が記載されている。
イラーの雛を早く肥育するために、タンパクと代謝エネ
ルギー(カロリー)を重視した配合設計になっている。
しかしながら、その結果、既に述べたように肥満状態に
なるために、現在の標準マニュアルにおける体重表程度
の増体でも、心臓の能力が追いつかずに心臓が突然止ま
り、俗に言われる「ポックリ病」で急死することがあ
る。増体が早まれば早まるほど、急死の死亡率が高ま
り、時には、3%以上急死することがある為、これにつ
いては、獣医師はじめ、ブロイラー業界における大きな
問題の一つになっている。これでは、早く成長させるに
は、限界があり、すでに頂点に達しているかと思われ
る。
でも、時には良く育ったブロイラーの中に、体重2kg頃
から自分の体重に耐えきれず、腰の関節が開き、俗に言
う「がに股」になってしまい、後に歩行困難となる。こ
れを「脚弱」というが、このような状態になってしまう
と、次第に餌や水の摂取が困難となり、死亡するか、生
存していても、商品化にはならない。
本チャンキーなどの飼料会社が編集しているブロイラー
管理マニュアル)よりも増体を早まった場合には、既に
述べた「ポックリ病」で急死する鶏が多くなり、また骨
格についても、軟弱な骨格のまま増体し、腰や膝の関節
が弱く、歩行困難となり死に至る。
な肥満状態になる為に、まず骨格、関節、心臓などを強
固にしなければならない。
多めに摂取すると良い、とされているが、未だ証明され
てはいない。
り、ブロイラーの成長促進を今の標準体重表より高度に
することはかなり難しい。たとえ増体を高められたとし
ても、急死による死鳥が数%もあっては、経済的に採算
がとれない。
解決し、家畜、特にブロイラー等の鶏の雛の肥育を早め
て増体を促進し、更に、育雛率及び飼料要求率等を改善
することが出来る飼料を提供することを目的とする。
なくとも一つを有することを特徴とする。 (1)飼料1kg当たり、マンガンを120mg以上、
好ましくは140mg以上含有すること; (2)飼料1kg当たり、パントテン酸を30mg以
上、好ましくは40mg以上含有すること; (3)大豆粕成分の実質的に全てに脱皮大豆粕を使用す
ること; (4)粗繊維を2.5重量%以下、好ましくは2.3重量%以
下、粗脂肪を6.5重量%以下、好ましくは6.4重量%以下、
及び、可溶性無窒素物を54重量%以上含むこと; (5)アルファルファミールを0.5〜1重量%、好ま
しくは約0.8重量%含有すること; (6)ヘム鉄を鉄成分換算で20mg以上、好ましくは
28mg以上含有すること;及び (7)比重が710以上、好ましくは740以上である
こと。
つ以上を有する家畜用飼料、例えば、上記特性(1)、
(2)及び(3)を有する家畜用飼料、上記特性
(1)、(2)及び(4)を有する家畜用飼料、並び
に、上記特性(1)、(2)及び(7)を有する家畜用
飼料を挙げることが出来る。
ロイラー用として好適であるが、その他のウズラ、アヒ
ル、豚、及び牛等の家畜用の飼料としても使用すること
が出来る。尚、ブロイラー用飼料としては、以上の7つ
の性質を全て備えていることが好ましい。
等を強化する働きがある。通常の飼料においては、飼料
1kg当たり、マンガンを55mg(日本飼養標準・家
禽に記載の「養分要求量表(ブロイラー)」:以後、単
に「標準表」と呼ぶ))〜100mg(株式会社日本チャ
ンキーが編集しているブロイラー管理マニュアル:以
後、単に「標準マニュアル」と呼ぶ)含有されているの
に対し、本発明の飼料では、120mg以上、好ましく
は140mg以上と、通常の約2〜2.5倍程度含有す
ることが好ましい。マンガン成分の原材料は、炭酸マン
ガン又はセトマンガン等の当業者に公知の任意の物質で
良い。
に公知の通常の測定方法、例えば、原子吸光度法によっ
て測定することが出来る。
一種でありコエンザイムAの構成成分である。パントテ
ン酸は、炭水化物、脂肪、アミノ酸の代謝、ステロイド
合成などに重要な働きをしている。また、皮膚や羽毛の
成長に関与し、腸内微生物の増殖を高める働きがある。
免疫機能を高め、鶏冠などの血色に関与する。そして、
ビタミンCやDとならび、無機質のものを消化させる能力
がある。標準表では、飼料1kg当たり、前期9.8 mg、
後期6.8 mg、又、標準マニュアルでは18〜20mgと
されている。本発明の飼料の場合、1kgあたり30mg
以上、好ましくは40mg以上含有していることが好ま
しい。
業者に公知の通常の測定方法、例えば、Lactobacillus p
lantarum ATCC 8014 等の微生物を用いる微生物定量法
によって測定することが出来る。
脱皮大豆粕を使用することが好ましい。脱皮大豆粕の種
類に特に制限はなく、市販されている任意のものを使用
することが出来る。例えば、昭和産業の銘柄名「ハイプ
ロ大豆(粕)」を例として挙げることが出来る。ここ
で、「実質的に全て」とは、以下に示すような効果が得
られる限り、意図せずに通常の大豆粕が少量混入してい
るような場合等も許容するということである。
約46%なのに対して、脱皮大豆粕含まれる粗蛋白質の
含量は約51%と1割程度高いことが特徴である。従っ
て、本発明の飼料においては、大豆粕成分の実質的に全
てに脱皮大豆粕を使用することによって、同程度の蛋白
質量含量を確保する為に必要な大豆粕の量を約1割減ら
すことが出来る。その結果、本発明の飼料においては、
脱皮大豆粕の含有量は、約18〜22重量%の範囲であ
る。
に大豆粕の含有量を減らした分だけ飼料の主原料である
穀類(とうもろこし、マイロなど)の含有量を従来のも
のに較べて多くすることが出来、具体的には、約60〜
70重量%程度まで増やすことが出来る。その結果、穀
類に多く含まれる可溶無窒素物(デンプン質)の含量
が、一般的なブロイラー用飼料においては高々約52重
量%程度であるのに対して、本発明の飼料では可溶無窒
素物(デンプン質)は約54重量%以上含有されたもの
となる。
を添加することが常識となっている。すなわち、高脂肪
=高カロリーとなる。ところが、脂肪の消化吸収率は8
4%程度である。従って、高脂肪の飼料では、腸内滞留
時間が長い為に胃腸に負担がかかり、摂取量が低下して
しまう。このように、高脂肪の飼料では食下率が落ち、
その結果、摂取される栄養分が不足となる。例えば、通
常の飼料に対し、単にカロリー=脂肪を5%高く設定し
たとしても、食下量で半分の、2.5%程落ちることが予
想される。又、鳥類は空を飛ぶ構造の為に腸が短い。従
って、必然的に繊維を嫌う性質があり、摂取したとして
も、熱加工処理をした繊維であっても74%程度しか消
化・吸収されない。従って、繊維が多い飼料ほど嗜好性
が悪くなる。
物タンパク質:77%〜92%、動物タンパク質:88%〜93%、
大豆デンプン:94%、メイズ(とうもろこし)及びマイ
ロのデンプン:98%である。
大豆粕(ロープロ大豆粕という)を使用している為、繊
維が多くなってしまう。各メーカーの保証書などでは、
例えば、粗繊維4〜5重量%以下とされているが、日本
標準飼料成分表から推定すると、実際には3重量%前後
含有されているものと思われる。粗脂肪についても、各
メーカーの保証書などでは、例えば、粗脂肪4〜5重量
%以上となっているが、実際には7重量%以上ないと飼
料1kg中の代謝エネルギー(ME)3250kcalは維持で
きない。
の実質的に全てに、消化吸収率の高いタンパク含量の高
い脱皮大豆粕を使用することによって、消化吸収率の高
い可溶無窒素物(デンプン質)を多く含む穀類の含有量
を高めることが出来、その結果、消化・吸収の悪い粗繊
維及び粗脂肪を、それぞれ2.5 重量%以下、好ましくは
2.3重量%以下、及び6.5 重量%以下、好ましくは6.4重量
%以下に低下させても育成に必要な同等の代謝エネルギ
ーを維持することに成功した。その結果、本発明の飼料
は、食下率及び嗜好性などが向上する。尚、可溶無窒素
物、粗繊維及び粗脂肪等の各成分の含有量は、当業者に
公知の標準的な方法で測定することが出来る。
17%で、栄養分としては非常に低い為、一般的には嫌わ
れている。その為に、従来のブロイラー用飼料にはアル
ファルファミールは含有されていない。
を0.5〜1重量%程度、好ましくは約0.8重量%含
有させることが好ましい。アルファルファミールとして
は、ルーサンミール(デハイドレーテッド・アルファル
ファミール)等の通常、市販されているものを使用する
ことが出来る。
は、その構成成分であるヘム色素に結合した鉄が含まれ
ており、酸素運搬という重要な役割を担っている。従っ
て、家畜の成長にはこのような鉄分を摂取することは重
要である。しかしながら、非ヘム鉄(無機鉄分)を摂取
しても、それが体内に吸収されてヘム鉄に変換される割
合は高々約3割である。
ビンの成分であるヘムに結合している鉄)を鉄成分換算
で20mg以上、好ましくは28mg以上含有すること
が好ましい。ヘム鉄の含有量は、飼料に含まれる各原料
の量から上記の日本標準飼料成分表を参照して算出する
ことが出来る。
ビン構成成分として含有されているので、動物性飼料中
の実質的に全ての鉄分はヘム鉄として含まれている。従
って、上記の好ましい量のヘム鉄を含有させるには、動
物性飼料、例えば、魚粉を1.5〜4重量%、及びチキン
ミールを4〜6重量%程度使用することが好ましい。
上であることが好ましい。尚、比重は当業者に公知の適
当な方法で測定することが出来る。
満腹感を感知するのではなく、量積で満腹感を感知す
る。特に鶏は、胃腸が小さいため、比重のある餌が増体
に直結する。従って、ブロイラーも、飼料の比重が大き
いほど、各栄養分を多く取り入れることが可能となる。
ばむので、ついばみやすい大きさ、粒度、比率などが、
重要となる。
分の実質的に全てに脱皮大豆粕を使用することによっ
て、上記の好ましい範囲の比重にすることが可能であ
る。
井ブロイラー2号、石井ブロイラー3号、石井ブロイラ
ー休薬)、及び従来のブロイラー用飼料の比重表を示
す。
タンパク質、デンプン質、ビタミン、ミネラルなどは、
日本標準飼料成分表に基づき適宜配合することが出来
る。又、本発明の飼料には、必要に応じて、抗生物質、
合成抗菌物質、抗酸化物質、及びカビ抑制剤等の各種資
料添加物を適宜含有させることが出来る。
く、ペレット及びクランブル等の当業者に公知の任意の
形態とすることが出来る。
には、飼料の給与方法、給水方法、その他の飼育条件及
び飼育施設等に特に制限はなく、当業者に公知の任意の
方法を用いることが出来る。
ィンドレス鶏舎で下面給温式が全国的にも大半を占めて
いる。ウィンドレス鶏舎については、文字通り窓のない
鶏舎で、空気の入れ替えは、換気扇でインバーターやサ
ーモなどを使い、ほとんど自動換気である。下面給温式
とは、ボイラーで60度から70度のお湯を発生させ、床面
にパイプを配管し、循環ポンプで、お湯を循環させ給温
する。光については、昼夜連続照明法が採用されてい
る。又、機械により、自動給水、自動給餌をする。この
ような方式は、育雛に手がかからず、火災の危険が少な
い。
説明する。この実施例はあくまで本発明の一実施例であ
り、本発明の技術的範囲は本実施例に何等拘束されるも
のではない。
なウィンドレス鶏舎で下面給温式で行った。尚、飼育密
度については、坪当たり50羽から60羽で、かなりの過密
状態でのデーターである。60羽の場合は、体重1.8kg程
度の中雛時代に、坪当り10羽程度、中抜き販売し、残り
の50羽を大雛として、体重3kg〜3.3kg程度にし、生鳥と
して各処理場に販売する。尚、体重については、鶏舎体
重と販売体重とがある。
つのロット(餌付け時期)に分けて飼育した結果得られ
たものである。ブロイラーの種類としては、チャンキー
種(ロス308)を用いて、株式会社日本チャンキーが
編集しているブロイラー管理マニュアルに基づき飼育し
た。従って、比較例には同マニュアルに記載された飼料
成分に基づいた飼料を用いた。
乳児期に値し、8日頃より離乳期に入り、8日〜20日
雛頃までが幼児期で、ブロイラーの場合ここまでを前期
という。21日頃から後期となり、大人用の餌を食す
る。出荷一週間前からは、仕上げ用、休薬飼料を使用す
る。
約80%を占める後期用の飼料(例えば、以下に示す石
井ブロイラー3号及び休薬飼料)として好適な成分割合
は、デンプン質を54.3重量%、タンパク質を約18.6重量
%(デンプン質の約1/3)、粗脂肪を約6.4重量%
(タンパク質の約1/3)、及び、粗繊維を約2.3重量
%(粗脂肪の約1/3)である。
には、石井ブロイラー2号とまったく同じであるがエク
スバンダー加工したものである。エクスバンダー加工と
は、機械で高い圧力をかけ、餌の分子を砕き、デンプン
質などをα加工したものである。
ー2号:一般的にも、20日までを前期の餌として、タン
パク質22%以上、カロリー3050kcalのものを使用する。
この前期と言われる時期は、人間で言えば、1才半にあ
たる。
ラー3号:21日目以降は、大人のような餌、すなわち後
期の餌となる。成分は、タンパク質18%、カロリー3150
〜3250kcalが一般的である。
以降は休薬飼料を与える。成分的には、3号とほぼ同じ
である。
号、石井ブロイラー2号及び石井ブロイラー3号、並び
に休薬飼料の配合・成分を表2に示す。更に、石井ブロ
イラー1号及び石井ブロイラー3号のビタミン・ミネラ
ル成分量を表3に示す。尚、これらの各成分の含有量
は、当業者に公知の標準的な方法で測定することが出来
る。各表中、「%」は特に断わりがない限り、「重量
%」を意味する。
(g)の変化を表4に示す。
れている各例は、本発明の飼料である石井ブロイラー1
号、2号及び3号を使用して上記のように育成した場合
の増体を示す。表中、各ロットから無作為に選んだ20
羽の平均値の中で最大の値を「キンブロ111♂(大
G)」(オス)及び「キンブロ111♀(大G)」(メ
ス)で示し、一方、各ロットから無作為に選んだ20羽
の平均値の中で最少の値を「キンブロ109♂(小
G)」(オス)及び「キンブロ109♀(小G)」(メ
ス)で示した。更に、この最大値及び最少値の平均値を
それぞれ、「キンブロ110♂」及び「キンブロ110
♀」で示した。
り、株式会社日本チャンキーが編集しているブロイラー
管理マニュアルに示された飼料を与えられて飼育された
場合で、同管理マニュアルの成績目標に記載されたデー
タである。この成績目標は、あくまで、同管理マニュア
ルに述べられている良好な管理と適切な栄養下で達成で
きる目標値であり、平均成績は10〜20%低いとされ
ている。
の飼料を使用すると、比較例と比べて、約10%〜15
%もの体重の増加が見られた。
と、出荷羽数99%となるが、輸送中の死鳥及び処理場で
の不合格品は全て廃棄処分されるために、この廃棄処分
が1%あったと仮定すると、売上羽数は、98%となる。従
って、このような場合の実行育雛率は、98%となる。一
般的には実行育雛率は97%程度であるのに対して、本発
明の飼料を用いた場合の実行育雛率は平均98.7%であ
る。
割合を(飼料)要求率という。例えば、鶏舎中3kgの生
鳥の場合に、捕鳥3時間前に給餌器を取り除き、捕鳥カ
ゴに入れた時に、餌切りとして体重が1%減少する。更
に、輸送中、例えば、6時間で2%、12時間では更に
2%の目切れ(体重減少)が生じる。その他に、輸送中
の死鳥及び処理場での不合格品による廃棄処分(1%)
を差し引くと、12時間の輸送後には6%の目切れとな
り、平均体重(実行体重)は鶏舎体重の94%にあたる
2.82 kgとなってしまう。
求率1.99〜2.0位であるのに対して、本発明の飼料を用
いた場合の鶏舎中要求率は平均1.87である。
実行育雛率及び(飼料)要求率にも顕著な改善が見られ
た。
の鶏用の飼料として有用である。本発明の飼料は、食下
率及び嗜好性が向上しており、本発明の飼料を給与する
ことによって、家畜の骨格及び関節などを強固にし、更
に、免疫力を高め、成長を著しく促進させることが可能
となる。更に、ブロイラー等の実行育雛率及び(飼料)
要求率にも顕著な改善が見られる。
Claims (10)
- 【請求項1】以下に示す特性を有することを特徴とする
家畜用飼料: (1)飼料1kg当たり、マンガンを120mg以上含
有すること; (2)飼料1kg当たり、パントテン酸を30mg以上
含有すること;及び (3)大豆粕成分の実質的に全てに脱皮大豆粕を使用す
ること。 - 【請求項2】以下に示す特性を有することを特徴とする
家畜用飼料: (1)飼料1kg当たり、マンガンを120mg以上含
有すること; (2)飼料1kg当たり、パントテン酸を30mg以上
含有すること;及び (3)粗繊維を2.5重量%以下、粗脂肪を6.5重量%以下、
及び、可溶性無窒素物を54重量%以上含むこと。 - 【請求項3】以下に示す特性を有することを特徴とする
家畜用飼料: (1)飼料1kg当たり、マンガンを120mg以上含
有すること; (2)飼料1kg当たり、パントテン酸を30mg以上
含有すること;及び (3)比重が710以上であること。 - 【請求項4】以下に示す特性を有することを特徴とする
家畜用飼料: (1)飼料1kg当たり、マンガンを120mg以上含
有すること; (2)飼料1kg当たり、パントテン酸を30mg以上
含有すること; (3)大豆粕成分の実質的に全てに脱皮大豆粕を使用す
ること。 (4)粗繊維を2.5重量%以下、粗脂肪を6.5重量%以下、
及び、可溶性無窒素物を54重量%以上含むこと; (5)アルファルファミールを0.5〜1重量%含有す
ること; (6)ヘム鉄を鉄成分換算で20mg以上含有するこ
と;及び (7)比重が710以上であること。 - 【請求項5】以下に示す特性を有することを特徴とする
家畜用飼料: (1)飼料1kg当たり、マンガンを140mg以上含
有すること; (2)飼料1kg当たり、パントテン酸を40mg以上
含有すること;及び (3)大豆粕成分の実質的に全てに脱皮大豆粕を使用す
ること。 - 【請求項6】以下に示す特性を有することを特徴とする
家畜用飼料: (1)飼料1kg当たり、マンガンを140mg以上含
有すること; (2)飼料1kg当たり、パントテン酸を40mg以上
含有すること;及び (3)粗繊維を2.3重量%以下、粗脂肪を6.4重量%以下、
及び、可溶性無窒素物を54重量%以上含むこと。 - 【請求項7】以下に示す特性を有することを特徴とする
家畜用飼料: (1)飼料1kg当たり、マンガンを140mg以上含
有すること; (2)飼料1kg当たり、パントテン酸を40mg以上
含有すること;及び (3)比重が740以上であること。 - 【請求項8】以下に示す特性を有することを特徴とする
家畜用飼料: (1)飼料1kg当たり、マンガンを140mg以上含
有すること; (2)飼料1kg当たり、パントテン酸を40mg以上
含有すること; (3)大豆粕成分の実質的に全てに脱皮大豆粕を使用す
ること; (4)粗繊維を2.3重量%以下、粗脂肪を6.4重量%以下、
及び、可溶性無窒素物を54重量%以上含むこと; (5)アルファルファミールを約0.8重量%含有する
こと; (6)ヘム鉄を鉄成分換算で28mg以上含有するこ
と;及び (7)比重が740以上であること。 - 【請求項9】鶏用であることを特徴とする、請求項1〜
8のいずれかに記載の家畜用飼料。 - 【請求項10】ブロイラー用であることを特徴とする、
請求項1〜8のいずれかに記載の家畜用飼料。
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JP2004113106A (ja) | 2004-04-15 |
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