JP3411836B2 - 同期捕捉装置及び同期捕捉方法 - Google Patents
同期捕捉装置及び同期捕捉方法Info
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Description
信における同期捕捉装置及び同期捕捉方法に関する。
式としてCDMA(Code Division Multiple Access)
が開発されている。このCDMAセルラシステムにおい
ては、移動局が電源をオンした時の初期同期確立作業や
移動に伴うセル切替え(ハンドオーバ)などにセルサー
チを行なう必要がある。
て、コンマフリー方式が用いられている。コンマフリー
方式とは、1フレーム内にある規則性をもって配置され
たコンマフリーと呼ばれる符号を用いて情報を拡散し、
その規則性を用いてフレーム同期及び拡散コードを同定
する方法である。以下、このコンマフリー方式の同期捕
捉方法を図10から図12を用いて説明する。
は、スロットタイミング検出、フレームタイミング
検出、拡散コード同定の3段階を有している。
同期チャネルと第2同期チャネルが用意されている。こ
こでは、第1同期チャネルを用いてスロットタイミング
を検出する。第1同期チャネルの信号においては、1ス
ロット内の特定の1シンボルは全基地局共通のサーチコ
ードのみで拡散されている。このサーチコードを用いて
スロットタイミングを検出する。なお、サーチコード
は、CDMAで用いられている3つの拡散コードの1つ
であり、残りの2つはスクランブリングコード、スプレ
ッディングコードと呼ばれる。
は、図10に示すような工程で行われる。ST1では、
受信データのフレーム内のある1スロット分のデータを
取り込む。ST2では、1シンボル分のデータと共通の
スプレッディングコードとの間の相関値を計算する。S
T3では、共通サーチコードの位相をずらす。ST4で
は、相関処理が1フレーム分終了したかどうかを判断す
る。1フレーム分終了していなければ、ST2に戻り相
関処理を行なう。ST4で相関処理が1フレーム分終了
していれば、ST5において、前記1フレーム分の相関
処理の相関値のピークを検出してスロットタイミングを
検出する。
グループ同定) ここでは、第2同期チャネルを用いてフレームタイミン
グの検出及びサーチコードグループの同定を行う。第2
同期チャネルにおいて、1フレーム内の全てのスロット
の先頭の1シンボルは、サーチコードで拡散されてい
る。スロット毎にかけられるサーチコードの配置は、図
13に示すように全32グループある。このサーチコー
ドを用いてサーチコードグループを同定し、その後、同
定された1つのサーチコードグループより、フレームタ
イミングを検出する。
は、図11に示すような工程で行われる。ST11で
は、データフレーム内のスロットタイミングに基づい
て、1フレーム分のデータを取り込む。ST14では、
各スロットの先頭の1シンボルとサーチコードとの間で
相関処理を行ない、相関値を計算する。この相関処理を
サーチコード1〜17まで行ない、さらにそれぞれのサ
ーチコードについてスロット1〜16に対して行なう。
したがって、ST14の相関処理をサーチコード1〜1
7個分繰り返し行ない、スロット16個分繰り返し行な
う(ST12〜ST16)。これらの相関値を記憶して
おく。
チコード配置表にしたがって、各グループ毎に、対応す
るサーチコードについての16スロット分の相関値を積
分する。そして、ST19の処理を積分先頭スロット1
〜16個分繰り返し行ない、サーチコードグループ32
個分繰り返し行なう(ST17〜ST21)。次いで、
図13のサーチコード配置及び積分結果の最大値からサ
ーコードグループ及びフレーム先頭を検出する(ST2
2)。
定された16のスクランブリングコード候補から1つの
スクランブリングコードを同定する。具体的には、スク
ランブリングコード同定は、図12に示す工程で行われ
る。
ングにしたがって、4シンボル分のデータとスクランブ
リングコードの相関値を計算する。この処理を同定され
たサーチコードグループに属するスクランブリングコー
ド16個分繰り返して行なう(ST31〜ST33)。
次いで、ST34では、この相関結果のうち相関値が最
大のものをスクランブリングコードとして同定する。
期捕捉方法においては、相関回数は16×17=272
となり、加算回数は32×16×15=7680とな
り、処理において必要となる処理量が非常に大きくなる
という問題がある。この処理量の増大は、処理時間だけ
でなく、ハードウェア量、さらには消費電力の増大を引
き起こす要因となる可能性が高い。
あり、セルサーチの際の処理量が少ない同期捕捉装置及
び同期捕捉方法を提供することを目的とする。
解決するために、以下の特性を利用して相関処理の回数
を減少させた。すなわち、32種類のサーチコードグル
ープは、17個のサーチコードから構成されており、さ
らにサーチコードの配置は(M,N)リードソロモン符
号より導出されたものである。括弧(M,N)のMは巡
回符号長を示し、Nは巡回符号長から最小ハミング距離
を減じて、1加えた値である。
とは、異なる任意の2つのサーチコードグループを他の
巡回符号と比較した時、Mスロット中少なくとも(M−
N+1)スロットは他のグループのサーチコード配置と
異なることを表わしている。
種類のサーチコードグループの任意の連続したNスロッ
トを比較した時、少なくとも1スロット分のサーチコー
ドは他と異なる。したがって、このNスロット分の情報
に基づいてサーチコードグループの同定及びフレームタ
イミングが可能である。
において各サーチコードに対してMスロット分の相関処
理を行なっていたのに対し、上記特性を用いて、Nスロ
ットのみ(M>N)の相関処理でサーチコードグループ
を同定することである。
捉装置は、通信相手に対して共通である第1の拡散コー
ドを用いてスロットタイミングを検出する手段と、フレ
ームタイミング検出用の第2の拡散コードグループの繰
り返しスロット単位よりも少ないスロット数で前記第2
の拡散コードグループの同定及びフレームタイミングの
検出を行なう手段と、前記第2の拡散コードグループに
属する第3の拡散コードを同定する手段と、を具備する
構成を採る。
ープの繰り返しスロット単位よりも少ないスロットで前
記第2の拡散コードグループの同定及びフレームタイミ
ングの検出を行なうので、相関回数や加算回数を少なく
することができる。これにより、必要とされるメモリ容
量を削減することができる。
は、第1の態様において、第2の拡散コードグループの
同定及びフレームタイミングの検出を行なう手段は、検
出されたスロットタイミングにしたがって取り込んだデ
ータと第2の拡散コードとの間で相関処理を行なう手段
と、所定の第2の拡散コード配置表にしたがって前記相
関処理の結果を積分する手段と、この積分結果から前記
第2の拡散コードグループの同定及びフレームタイミン
グを決定する手段と、を具備する構成を採る。
任意の2種類のサーチコードグループの任意の連続し
た、繰り返しスロット単位よりも少ないスロット数を比
較した時、少なくとも1スロット分のサーチコードは他
と異なる。したがって、このスロット分の情報に基づい
てサーチコードグループの同定及びフレームタイミング
が可能となる。その結果、相関回数や加算回数を少なく
することができる。これにより、必要とされるメモリ容
量を削減することができる。
は、第2の態様において、複数回の相関処理結果を平均
化する手段を具備する構成を採る。
単位時間当たりの相関値の平均化をより多く行なうこと
ができ、伝播路のフェージング現象によって発生した誤
差の吸収能力を高めることができる。
は、第2の態様によれば、積分結果が大きいものから所
定数選択する手段と、選択された積分結果から最も確か
らしい積分結果を決定する手段と、を具備する構成を採
る。
ドグループ及びフレーム先頭を複数選択し、その中から
最も確からしいものを選択するので、同期捕捉におい
て、より正確にフレームタイミング検出を行なうことが
できる。
は、第1から第4のいずれかの態様の同期捕捉装置を備
えたことを特徴とする。また、本発明の第6の態様に係
る基地局装置は、第5の態様の通信端末装置と無線通信
を行なうことを特徴とする。
は、通信相手に対して共通である第1の拡散コードを用
いてスロットタイミングを検出する工程と、フレームタ
イミング検出用の第2の拡散コードグループの繰り返し
スロット単位よりも少ないスロット数で前記第2の拡散
コードグループの同定及びフレームタイミングの検出を
行なう工程と、前記第2の拡散コードグループに属する
第3の拡散コードを同定する工程と、を具備する。
ープの繰り返しスロット単位よりも少ないスロット数で
前記第2の拡散コードグループの同定及びフレームタイ
ミングの検出を行なうので、相関回数や加算回数を少な
くすることができる。これにより、必要とされるメモリ
容量を削減することができる。
は、第7の態様において、第2の拡散コードグループの
同定及びフレームタイミングの検出を行なう工程は、検
出されたスロットタイミングにしたがって取り込んだデ
ータと第2の拡散コードとの間で相関処理を行なう工程
と、所定の第2の拡散コード配置表にしたがって前記相
関処理の結果を積分する工程と、この積分結果から前記
第2の拡散コードグループの同定及びフレームタイミン
グを決定する工程と、を具備する。
任意の2種類のサーチコードグループの任意の連続し
た、繰り返しスロット単位よりも少ないスロットを比較
した時、少なくとも1スロット分のサーチコードは他と
異なる。したがって、このスロット分の情報に基づいて
サーチコードグループの同定及びフレームタイミングが
可能となる。その結果、相関回数や加算回数を少なくす
ることができる。これにより、必要とされるメモリ容量
を削減することができる。
は、第8の態様において、複数回の相関処理結果を平均
化する工程を具備する。
単位時間当たりの相関値の平均化をより多く行なうこと
ができ、伝播路のフェージング現象によって発生した誤
差の吸収能力を高めることができる。
は、第8の態様において、積分結果が大きいものから所
定数選択する工程と、選択された積分結果から最も確か
らしい積分結果を決定する工程と、を具備する。
ドグループ及びフレーム先頭を複数選択し、その中から
最も確からしいものを選択するので、同期捕捉におい
て、より正確にフレームタイミング検出を行なうことが
できる。
図面を参照して詳細に説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態に係る同
期捕捉装置を備えた無線通信システムの概略構成を示す
ブロック図である。基地局側において、制御部101
は、送信データの誤り訂正符号化処理や誤り訂正復号化
処理を行なうように、誤り訂正符号・復号部102に対
して制御を行なう。誤り訂正符号化処理された信号は、
送信部103で通常の無線送信処理がなされて、アンテ
ナ105から送信される。
においては、アンテナ106から受信された信号は、変
復調処理部107及び同期処理部109に送られ、それ
ぞれ変調処理及び同期処理が行なわれる。すなわち、同
期処理部109で同期捕捉及び同期保持が行われつつ、
変復調処理部107及び誤り訂正・音声コーデック部1
08で信号が音声化され、マイク・スピーカ111から
出力される。また、音声を送信する場合には、マイク・
スピーカ111から入力された音声が誤り訂正・音声コ
ーデック部108で音声符号化され、変復調処理部10
7で変調された後にアンテナ106から送信される。
を有する。メモリ201は、N(Nは正の整数)シンボ
ル(図2ではN=3)分のデータを蓄積し、N個の相関
器203に渡す。また、コード発生器202は、サーチ
コードを発生し、それぞれの相関器203に送る。相関
器203は、N個設けられており、メモリ201に蓄積
されたシンボルデータとコード発生器202で発生した
サーチコードとの間で相関処理を行なう。相関値を計算
する回数は、N×17回となる。
た相関値をそれぞれ平均化する。メモリ205は、平均
化された相関値を蓄積し、サーチコード配置表を格納し
たメモリ206より送られてくる情報に基づいて、積分
・最大値検出部207に相関値を送る。積分・最大値検
出部207は、メモリ205に蓄積された相関値をNス
ロット分加算し、その最大値をグループ・フレーム先頭
検出部208に送る。加算回数は、32×16×(N−
1)である。グループ・フレーム先頭検出部208は、
積分値の最大値を用いてメモリ206のサーチコード配
置表を参照してサーチコードグループ及びフレーム先頭
を検出する。
期捕捉方法について、図3〜図6を用いて説明する。こ
こでは、スクランブリングコード数(M)を16とし、
対象とするスロット数(N)を3とする。この同期捕捉
方法では、スロットループ回数を低減したこと、積分処
理を行うスロット数を縮小したこと、及び比較処理を行
なうことが特徴となっている。
検出を行なう。具体的には、スロットタイミングの検出
は、図3に示すような工程で行われる。ST302で
は、受信データのフレーム内のある1スロット分のデー
タを取り込む。ST303では、1シンボル分のデータ
と共通のサーチコードとの間の相関値を計算する。ST
304では、共通スプレッディングコードの位相をずら
す。ST305では、相関処理が1フレーム分終了した
かどうかを判断する。1フレーム分終了していなけれ
ば、ST303に戻り相関処理を行なう。
1は2以上の正の整数)回行ない、P1回の処理結果を
平均化する(ST301〜ST306)。そして、ST
305で相関処理が1フレーム分終了していれば、ST
306において、前記1フレーム分の相関処理の相関値
のピークを検出してスロットタイミングを検出する。
検出(サーチコードグループ同定)について説明する。
なお、スロット毎にかけられるサーチコードの配置は、
図13に示すように全32グループある。
は、図4に示すような工程で行われる。ST402で
は、データフレーム内のスロットタイミングに基づい
て、1フレーム分のデータを取り込む。この取り込んだ
データを、図2に示すメモリ201に蓄積する。ST4
05では、コード発生器202で発生したサーチコード
を用いて相関器203において、各スロットの先頭の1
シンボルとサーチコードとの間で相関処理を行ない、相
関値を計算する。この相関処理をサーチコード1〜17
まで行ない、さらにそれぞれのサーチコードについてス
ロット1〜3に対して行なう。したがって、ST405
の相関処理をサーチコード1〜17個分繰り返し行な
い、スロット3個分繰り返し行なう(ST403〜ST
407)。ST402〜ST407の処理をP2(P2
は2以上の正の整数)回行ない、P2回の処理結果を平
均化する(ST401〜ST408)。これらの平均化
した相関値を記憶しておく。
ーチコード配置表にしたがって、各グループ毎に、対応
するサーチコードについての3スロット分の相関値を積
分する。そして、ST411の処理を積分先頭スロット
1〜16個分繰り返し行ない、サーチコードグループ3
2個分繰り返し行なう(ST409〜ST413)。次
いで、図13のサーチコード配置及び積分結果の最大値
からサーチコードグループ及びフレーム先頭を検出する
(ST414)。
を検出する工程は、具体的には、図5に示す工程にした
がって行われる。なお、この工程は、積分値が最大の3
スロット分のサーチコードの番号が、図13に示すサー
チコード配置表においてどこのグループのどのスロット
に属しているかを検出する工程である。
置表にしたがって、各サーチコードグループと、対応す
るサーチコードの3スロット分の番号とを比較して番号
の照合を行なう。ST504では、3スロット分の番号
がすべて一致するかどうかを判断する。もし、3スロッ
ト分の番号がすべて一致すれば、サーチコードグループ
及びフレーム先頭が同定されたことになる(ST50
7)。もし、3スロット分の番号がすべて一致しないな
らば、比較するサーチコードの3スロット分の先頭の位
置をスロット1〜16に対してずらしてさらに比較を行
なう。この処理をサーチコードグループ1〜32にわた
って行ない(ST501〜ST506)、サーチコード
グループ及びフレーム先頭を検出する。
ード同定を行なう。同定されたサーチコードグループか
ら確定された16のスクランブリングコード候補から1
つのスクランブリングコードを同定する。具体的には、
スクランブリングコード同定は、図6に示す工程で行わ
れる。
ミングにしたがって、4シンボル分のデータとスクラン
ブリングコードの相関値を計算する。なお、計算するシ
ンボル数は4シンボルに限らず、他のシンボル数でも良
い。この処理を同定されたサーチコードグループに属す
るスクランブリングコード16個分繰り返して行なう
(ST602〜ST604)。次いで、ST605で
は、この相関結果のうち相関値が最大のものをスクラン
ブリングコードとして同定する。
を同定することができ、これによりセルサーチを行なう
ことができる。上記同期捕捉方法によれば、相関回数は
3×17=51であり、加算回数は32×16×2=1
024である。したがって、従来のコンマフリー法に比
べて81.25%相関処理量が少なくなり、86.67
%加算処理量が少なくなる。これにより、必要とされる
メモリ容量が81.75%削減されることになる。
法では、多少の比較処理が追加されるものの、相関値計
算回数及び積分処理回数が従来法に比べて80%以上削
減され、驚異的な高速化が図れる。
おいては、第1〜第3段階で平均化処理を施している。
この同期捕捉方法では、相関処理の範囲が狭いため、短
時間で平均化処理が可能となる。すなわち、従来のコン
マフリー法で平均化処理を行なうとすれば、1回平均を
行うのに16スロット時間が必要であるが、この同期捕
捉方法においては、相関処理の範囲を4スロットと仮定
した場合、16スロット時間で4回の平均化処理を行な
うことができる。この結果、本同期捕捉方法によれば、
平均化回数を適宜決定することができ、誤差吸収能力を
高めることができる。
するサーチコードについての数スロット分に対して相関
値が高い、すなわち確からしいものを複数個選択してそ
の中から最も確からしいものを選ぶ場合について図7を
用いて説明する。本実施の形態においては、同期捕捉の
第1及び第3段階は実施の形態1と同様であるので、そ
の説明は省略する。なお、ここでは、対象とするスロッ
ト数(N)を3+Sとする。
では、コード発生器202で発生したサーチコードを用
いて相関器203において、各スロットの先頭の1シン
ボルとサーチコードとの間で相関処理を行ない、相関値
を計算する。この相関処理をサーチコード1〜17まで
行ない、さらにそれぞれのサーチコードについてスロッ
ト1〜3に対して行なう。したがって、ST702の相
関処理をサーチコード1〜17個分繰り返し行ない、ス
ロット3+S個分繰り返し行なう。ST702の処理を
P(Pは2以上の正の整数)回行ない、P回の処理結果
を平均化する(ST701〜ST703)。これらの相
関値を記憶しておく。
ーチコード配置表にしたがって、各グループ毎に、対応
するサーチコードについての積分演算範囲3+Mスロッ
ト分の相関値を積分する。この積分を0〜S−Mスロッ
ト分行なう。そして、この処理を積分先頭スロット1〜
16個分繰り返し行ない、サーチコードグループ32個
分繰り返し行なう(ST704〜ST710)。
行なう。図8の例では、M=0、S=2、S−M=2で
ある場合について示している。グループ1について、積
分先頭スロット0の場合、スロット内積分先頭スロット
が0,1,2(S−M)であるものまで積分を行なう。
また、グループ1について、積分先頭スロット1の場
合、先ほどから1スロットずらして、スロット内積分先
頭スロットが0,1,2(S−M)であるものまで積分
を行なう。この処理を積分先頭スロットが1〜16ま
で、グループ1〜32まで行なう。
最大値となり得る候補を積分値の高いものからN個選択
する。ST712では、このN個の候補について、それ
ぞれ図5に示すフロー図にしたがって、サーチコードグ
ループ番号及びフレーム先頭を計算する。
グループ番号及びフレーム先頭のいずれもについて互い
に一致しているものが所定の数L個以上あるかどうかを
判断する。そして、互いに一致しているものが所定の数
L個以上であれば、このサーチコードグループ番号及び
フレーム先頭が最も確からしいとしてサーチコードグル
ープ及びフレーム先頭を決定する(ST715)。互い
に一致しているものが所定の数L個未満であれば、Mの
数とSの数とが同じであるかどうかを判断する(ST7
14)。
を増加して(ST717)、追加スロットのみについて
相関演算を行なう。すなわち、追加スロットのみについ
てST710からの処理を行なう。一方、Mの数とSの
数とが同じでなければ、Mの数を増加して(ST71
6)、Mの数を変えた状態で積分演算を行なう。すなわ
ち、Mの数を変えた状態でST704からの処理を行な
う。
ドグループ及びフレーム先頭を複数選択し、その中から
最も確からしいものを選択するので、同期捕捉における
第2段階でより正確にフレームタイミング検出を行なう
ことができる。
するサーチコードについての数スロット分に対して相関
値が高い、すなわち確からしいものを複数個選択してそ
の中から最も確からしいものを選ぶ場合の他の例につい
て図9を用いて説明する。本実施の形態においては、同
期捕捉の第1及び第3段階は実施の形態1と同様である
ので、その説明は省略する。なお、ここでは、対象とす
るスロット数(N)を3+Sとする。
けるST701〜ST712と同じであるので、その説
明は省略する。
グループ番号について互いに一致しているものが所定の
数L1個以上あるかどうかを判断する。そして、互いに
一致しているものが所定の数L1個以上であれば、さら
にこの中でフレーム先頭について互いに一致しているも
のが所定の数L2個以上あるかどうかを判断する(ST
914)。そして、互いに一致しているものが所定の数
L2個以上あれば、サーチコードグループ番号及びフレ
ーム先頭が最も確からしいとしてサーチコードグループ
及びフレーム先頭を決定する(ST916)。
しているものが所定の数L1個未満である場合、フレー
ム先頭について互いに一致しているものが所定の数L2
個未満である場合には、Mの数とSの数とが同じである
かどうかを判断する(ST915)。
を増加して(ST918)、追加スロットのみについて
相関演算を行なう。すなわち、追加スロットのみについ
てST910からの処理を行なう。一方、Mの数とSの
数とが同じでなければ、Mの数を増加して(ST91
7)、Mの数を変えた状態で積分演算を行なう。すなわ
ち、Mの数を変えた状態でST904からの処理を行な
う。
ドグループ及びフレーム先頭を複数選択し、その中から
最も確からしいものを選択するので、同期捕捉における
第2段階でより正確にフレームタイミング検出を行なう
ことができる。
信システムにおける移動局装置のような通信端末装置や
基地局装置に適用することができる。
れず、種々変更して実施することが可能である。例え
ば、本発明は、同期捕捉のフレームタイミング検出処理
における相関値計算処理に高速アダマール変換を用いる
場合にも適用することができる。
2段階において、相関演算を行なうスロット数が5(S
=2)、比較するサーチコードのスロット数が3(M=
0)である場合について説明しているが、本発明は、相
関演算を行なうスロット数が5以外、また、比較するサ
ーチコードのスロット数が3以外である場合も適用する
ことができる。この場合、スロット数を小さくすると演
算量が少なくなるが、誤り率が増加するので、適宜平均
化処理を行なうことが好ましい。
置は、同期捕捉の際に、スロットループ回数を低減し、
積分処理を行うスロット数を縮小しているので、同期捕
捉のための処理量を少なくすることができ、同期捕捉の
処理時間を飛躍的に短縮することができる。また、本発
明の同期捕捉装置では、同期処理部のハードウェア量を
低減して回路規模を著しく縮小することができ、小型化
や消費電力の低減を使用時間の増大、さらに消費電力の
低減を実現できる。
た無線通信システムを示すブロック図
すブロック図
の動作を説明するためのフロー図
の動作を説明するためのフロー図
の一部の動作を説明するためのフロー図
の動作を説明するためのフロー図
2段階の動作を説明するためのフロー図
の処理を説明するための図
2段階の動作を説明するためのフロー図
するためのフロー図
するためのフロー図
するためのフロー図
Claims (10)
- 【請求項1】 通信相手に対して共通である第1の拡散
コードを用いてスロットタイミングを検出する手段と、
フレームタイミング検出用の第2の拡散コードグループ
の繰り返しスロット単位よりも少ないスロット数で前記
第2の拡散コードグループの同定及びフレームタイミン
グの検出を行なう手段と、前記第2の拡散コードグルー
プに属する第3の拡散コードを同定する手段と、を具備
することを特徴とする同期捕捉装置。 - 【請求項2】 第2の拡散コードグループの同定及びフ
レームタイミングの検出を行なう手段は、検出されたス
ロットタイミングにしたがって取り込んだデータと第2
の拡散コードとの間で相関処理を行なう手段と、所定の
第2の拡散コード配置表にしたがって前記相関処理の結
果を積分する手段と、この積分結果から前記第2の拡散
コードグループの同定及びフレームタイミングを決定す
る手段と、を具備することを特徴とする請求項1記載の
同期捕捉装置。 - 【請求項3】 複数回の相関処理結果を平均化する手段
を具備することを特徴とする請求項2記載の同期捕捉装
置。 - 【請求項4】 積分結果が大きいものから所定数選択す
る手段と、選択された積分結果から最も確からしい積分
結果を決定する手段と、を具備することを特徴とする請
求項2記載の同期捕捉装置。 - 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
の同期捕捉装置を備えたことを特徴とする通信端末装
置。 - 【請求項6】 請求項5記載の通信端末装置と無線通信
を行なうことを特徴とする基地局装置。 - 【請求項7】 通信相手に対して共通である第1の拡散
コードを用いてスロットタイミングを検出する工程と、
フレームタイミング検出用の第2の拡散コードグループ
の繰り返しスロット単位よりも少ないスロット数で前記
第2の拡散コードグループの同定及びフレームタイミン
グの検出を行なう工程と、前記第2の拡散コードグルー
プに属する第3の拡散コードを同定する工程と、を具備
することを特徴とする同期捕捉方法。 - 【請求項8】 第2の拡散コードグループの同定及びフ
レームタイミングの検出を行なう工程は、検出されたス
ロットタイミングにしたがって取り込んだデータと第2
の拡散コードとの間で相関処理を行なう工程と、所定の
第2の拡散コード配置表にしたがって前記相関処理の結
果を積分する工程と、この積分結果から前記第2の拡散
コードグループの同定及びフレームタイミングを決定す
る工程と、を具備することを特徴とする請求項7記載の
同期捕捉方法。 - 【請求項9】 複数回の相関処理結果を平均化する工程
を具備することを特徴とする請求項8記載の同期捕捉方
法。 - 【請求項10】 積分結果が大きいものから所定数選択
する工程と、選択された積分結果から最も確からしい積
分結果を決定する工程と、を具備することを特徴とする
請求項8記載の同期捕捉方法。
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---|---|---|---|
JP31005498A JP3411836B2 (ja) | 1998-10-30 | 1998-10-30 | 同期捕捉装置及び同期捕捉方法 |
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-
1998
- 1998-10-30 JP JP31005498A patent/JP3411836B2/ja not_active Expired - Fee Related
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▲樋▼口健一(外2名),DS−CDMA基地局間非同期セルラにおけるロングコードマスクを用いる高速セルサーチ法,電子情報通信学会技術研究報告,1997年 1月23日,Vol.96 Bo.481,pp.57−63,RCS96−122 |
3GPP,TS 25.213,1999年 4月,V2.0.0,pp.23−24 |
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