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JP3403708B2 - Tdma同期位置データ検出方法及びtdma通信システム - Google Patents

Tdma同期位置データ検出方法及びtdma通信システム

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Publication number
JP3403708B2
JP3403708B2 JP2000309443A JP2000309443A JP3403708B2 JP 3403708 B2 JP3403708 B2 JP 3403708B2 JP 2000309443 A JP2000309443 A JP 2000309443A JP 2000309443 A JP2000309443 A JP 2000309443A JP 3403708 B2 JP3403708 B2 JP 3403708B2
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JP
Japan
Prior art keywords
time slot
data
tdma
synchronization position
position data
Prior art date
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Application number
JP2000309443A
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English (en)
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Inventor
千昭 花村
和司 高梨
健 秋山
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2000309443A priority Critical patent/JP3403708B2/ja
Publication of JP2002118531A publication Critical patent/JP2002118531A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3403708B2 publication Critical patent/JP3403708B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
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  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PDC(Personal
Digital Cellular Telecommunication System/携帯電
話・自動車電話・自営デジタル無線通信電話システム)
の時分割多重アクセス(TDMA)通信におけるタイム
スロット同期位置データを検出してタイムスロット同期
を確立するためのTDMA同期位置データ検出方法及び
TDMA通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、TDMA方式を適用したPDCな
どの移動無線装置は、セル基地局の無線装置の自走タイ
ミングを基準にして、通信チャネル(タイムスロット/
論理的通信チャネル)での送受信動作を行っている。こ
のため、TDMAフレームのそれぞれのタイムスロット
にユニークワード(UW)を配置している。そしてUW
によって、移動無線装置における送受信系のタイムスロ
ット同期を確立する。
【0003】図5は従来のTDMA方式におけるフレー
ム構成を説明するための図であり、図6は従来の移動無
線装置におけるタイムスロット同期位置データ検出装置
の構成を示すブロック図である。図5において、TDM
Aフレーム構成は、タイムスロットにそれぞれユニーク
ワード(UW)1,2,3,4が配置されている。この
UW1〜4は、異なる4種類のデータ構成によるパター
ンである。
【0004】図6を参照すると、タイムスロット同期位
置データ検出装置は、入力データSaと参照パターンu
w1との相関結果データS1を相関器601が相関演算
して出力する。また、入力データSaと参照パターンu
w2との相関結果データS2を相関器602が相関演算
して出力する。さらに、タイムスロット同期位置データ
検出装置は、入力データSaと参照パターンuw3との
相関結果データS3を、相関器603が相関演算して出
力する。
【0005】また、タイムスロット同期位置データ検出
装置は、入力データSaと参照パターンuw4との相関
結果データS4を相関器604が相関演算して出力す
る。そして、相関器601〜604からの相関結果デー
タS1〜S4に基づいて、同期位置検出装置610がタ
イムスロット同期位置データSoを出力する。
【0006】このような同期位置検出のように、UW1
〜4が復号化前にタイムスロット同期位置データ検出の
ための情報を格納している場合、図5及び図6に示すよ
うに、参照パターンuw1〜4を複数用意している。そ
して、それぞれのUW1〜4及び参照パターンuw1〜
4との相関演算を行い、この相関演算結果に基づいて、
個々のUW1〜4を判別し、そのUW1〜4を特定(適
宜、UW種別と記載する)している。
【0007】このUW種別を特定する場合、それぞれの
UW種別の間では相関が小さいことが必要である。この
ときタイムスロット同期位置データ検出のためには、用
意された全部のUW1〜4に対応する参照パターンuw
1〜4を参照することになる。この参照では、相関器6
01〜604が相関演算を実行する必要がある。
【0008】換言すれば、相関器601〜604におい
て、それぞれに相関を求める演算処理は、その演算量
と、この演算した相関値を記憶するための図示しないメ
モリ使用量がUW種別の倍数分が必要になる。さらに、
同期位置検出装置610においては、相関器601〜6
04から最も相関の高いものを選択する処理が必要にな
る。したがって、UWの種類が多くなるごとに、演算量
及び演算した相関値を記憶するためのメモリ使用量が増
大する。
【0009】また、回線状態にもよるが、通常、タイム
スロット同期位置データを検出するには、相関結果をそ
れぞれのタイムスロット位置位置で、数タイムスロット
分加算することによって、そのタイムスロット同期位置
データ検出の精度を高める必要がある。この場合、図5
及び図6に示すように、4種類の異なるパターンのUW
1〜4が繰り返して配置されていると、4タイムスロッ
ト間隔で加算処理を行う必要がある。換言すれば、UW
の種類が増加するごとに、タイムスロット同期位置デー
タ検出の時間が多大になる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来
例のTDMA方式による移動無線装置では、TDMAタ
イムスロット同期の確立において、そのタイムスロット
同期位置データを検出する際に、UWの種類が多くなる
ごとに、演算量及び演算した相関値を記憶するためのメ
モリ使用量が増大するという不都合がある。また、UW
の種類が増加するごとに、タイムスロット同期位置デー
タ検出のための時間が多大になる。換言すれば、タイム
スロット同期を確立するまでの時間が多大になるという
欠点がある。
【0011】本発明は、このような従来の技術における
課題を解決するものであり、TDMAタイムスロット同
期確立のためのタイムスロット同期位置データ検出が、
少ない演算量及び演算した相関値を記憶するメモリ使用
量を削減して実現できるとともに、高速で相関値演算が
出来るようになり、タイムスロット同期位置データ検出
の時間が短くなって、移動無線装置における送受信系や
基地局などでのタイムスロット同期確立を迅速化できる
TDMAタイムスロット同期位置データ検出方法及びそ
のTDMA通信システムの提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、請求項1に記載のTDMAタイムスロット同期位置
データ検出方法は、TDMA伝送フレームにおけるタイ
ムスロット同期位置検出用のユニークワードからTDM
A同期位置データを検出するものであり、タイムスロッ
トごとの固有情報を示すユニークワードのそれぞれの同
一の固定位置にタイムスロット同期を確立するための固
定パターンを挿入して伝送するステップと、この後、タ
イムスロットが入力され、このタイムスロットのユニー
クワードの固定パターンを参照パターンとを相関演算し
た相関結果データを得るステップと、次に、相関結果デ
ータに基づいて検出した同期位置を示すタイムスロット
同期位置データを出力するステップとを有することを特
徴としている。
【0013】請求項2記載の発明は、前記タイムスロッ
ト同期位置データを、フレームの基準タイミングデータ
に生成するステップと、このフレーム基準タイミングデ
ータに基づいて、TDMA受信処理系における遅延検波
を含む処理を実行して復号化するステップとを有するこ
とを特徴としている。
【0014】請求項3に記載の発明は、前記タイムスロ
ット同期位置データを、フレームの基準タイミングデー
タに生成するステップと、このフレーム基準タイミング
データに基づいて、TDMA送信処理系における送信デ
ータへの制御データ付加、及び変調を含む処理を実行す
るステップとを有することを特徴としている。
【0015】請求項4に記載のTDMA通信システム
は、TDMA伝送フレームにおけるタイムスロット同期
位置検出用のユニークワードからTDMA同期位置デー
タを検出するものであり、タイムスロットごとの固有情
報を示すユニークワードのそれぞれの同一固定位置にタ
イムスロット同期を確立するための固定パターンを挿入
して伝送されたタイムスロットが入力され、このタイム
スロットのユニークワード(UW)における固定パター
ンを参照パターン(Sb)との相関演算による相関結果
データ(Sc)を得る相関器(201)と、前記相関器
からの相関結果データに基づいて検出した同期位置を示
すタイムスロット同期位置データ(So)を出力する同
期位置検出装置(202)とを備えることを特徴として
いる。
【0016】請求項5記載の発明は、前記タイムスロッ
ト同期位置データを、フレームの基準タイミングデータ
に生成するタイミング処理手段(115)と、前記タイ
ミング処理手段からのフレーム基準タイミングデータに
基づいて、TDMA受信処理系における遅延検波を含む
処理を実行して復号化する検波・復号化手段(112)
とをさらに備えることを特徴としている。
【0017】請求項6記載の発明は、前記タイムスロッ
ト同期位置データを、フレームの基準タイミングデータ
に生成するタイミング処理手段(115)と、タイミン
グ処理手段からのフレーム基準タイミングデータに基づ
いて、TDMA送信処理系における送信データへの制御
データの付加、及び変調を含む処理を実行する符号化・
波形生成手段(101,102)とを備えることを特徴
としている。
【0018】請求項7及び請求項8記載の発明は、前記
構成(相関器及び同期位置検出装置、タイミング処理手
段及び検波・復号化手段)が、移動無線装置に設けられ
ることを特徴としている。
【0019】請求項9記載の発明は、前記構成(タイミ
ング処理手段及び符号化・波形生成手段)が、移動無線
装置を無線区間で収容する基地局に設けられることを特
徴としている。
【0020】このような構成の本発明は、TDMAフレ
ームのタイムスロットごとのユニークワードに依存しな
い固定パターンと参照パターンとの相関演算によって、
タイムスロット同期を確立するためのタイムスロット同
期位置データを得ている。この結果、TDMAタイムス
ロット同期の確立のためのタイムスロット同期位置デー
タ検出が、少ない演算量及び演算した相関値を記憶する
メモリ使用量を削減して実現できるようになる。
【0021】また、本発明は、同一の固定パターンを、
タイムスロット間隔で連続して配置し、このタイムスロ
ット間隔で加算している。したがって、高速で相関値演
算が出来るようになり、タイムスロット同期位置データ
検出の時間が短くなって、移動無線装置における送受信
系や基地局などでのタイムスロット同期確立を迅速化で
きるようになる。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明のTDMA通信シス
テムの実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図
1は本発明のTDMA通信システムの実施形態における
構成を示すブロック図である。図1は、TDMA方式に
よる移動局無線装置、例えば、携帯電話機の構成を示し
ており、送信系は、送信データ(例えば、送話信号)を
符号化(コーディック)する符号化部101とともに、
符号化部101が出力する送信データに制御データを付
加して変調データを生成する波形生成部102とを有し
ている。
【0023】さらに、送信系は、波形生成部102から
の変調データをアナログ信号に変換するD/A変換部1
03とともに、D/A変換部103からのアナログ変調
データに直交変調を施す直交変調部104を有してい
る。また、送信系は、直交変調部104からの直交変調
信号を所定の送信周波数に変換するミキサ部105、ミ
キサ部105からの直交変調信号を所定電力に増幅して
出力する増幅部106を有している。さらに、送信系
は、送受信信号を分岐する共用部(デュープレクサ)1
07、図示しないセル基地局との無線区間での無線回線
接続を行う送受信共用アンテナ108を有している。
【0024】図1において、受信系は、送受信共用アン
テナ108及び共用部107を通じた受信信号を、所定
周波数(中間周波信号)に変換するミキサ部109とと
もに、ミキサ部109からの中間周波信号を直交復調す
る直交復調部110を有している。また、受信系は、直
交復調部110からの直交復調信号をデジタル変換する
A/D変換部111、フレームの基準タイミングデータ
に基づいてA/D変換部111からのデジタル信号に対
してフィルタ処理を施した後に、例えば、遅延検波し、
かつ、制御データを除去したデータを出力するデジタル
検波器112を有している。
【0025】さらに、受信系には、デジタル検波器11
2からの検波信号に対して誤り訂正・復号化かつ伸長処
理を行って、図示しない増幅器・スピーカなどに出力す
る復号化部113とともに、デジタル検波器112が出
力する検波信号からUWを検出して出力する同期部11
4(タイムスロット同期位置検出部114a)を有して
いる。また、受信系は、タイムスロット同期位置検出部
114aが検出したタイムスロット同期位置データSo
からフレームの基準タイミングを抽出し、デジタル検波
器112に出力するタイミング処理部115を有してい
る。
【0026】図2は図1中のタイムスロット同期位置検
出部114aの内部構成を示すブロック図である。図2
において、タイムスロット同期位置検出部114aは、
入力データSaのTDMAフレームのタイムスロットご
との図3に詳細を示すUW1〜4に挿入されている固定
パターンと参照パターンSbとの相関値演算を行う相関
器201を有している。さらに、タイムスロット同期位
置検出部114aは、相関器201で演算された相関値
に基づいて同期位置を検出したタイムスロット同期位置
データSoを出力する同期位置検出装置202を有して
いる。
【0027】図3は本発明におけるTDMAフレームの
構成を説明するための図である。図3において、TDM
Aフレームは、下り通信チャネル(タイムスロット)の
例を示している。四つのタイムスロットには、それぞれ
タイムスロットごとの固有情報のUW1,2,3,4が
配置されている。また、各UW1〜4の同一位置にそれ
ぞれタイムスロット同期確立用の固定パターンが挿入さ
れている。そして、固定パターンと参照パターンとから
以下に説明するタイムスロット同期位置データSoを得
る。
【0028】次に、この実施形態の動作について説明す
る。図1において、送信動作では、送信データ(例え
ば、送話信号)がコーディック(符号化部)101で圧
縮・誤り訂正符号化されて、波形生成部102に出力さ
れる。波形生成部102では、入力された送信データに
制御データを付加し、さらに、例えば、π/4シフトQ
−PSK変調データを生成する。生成された変調データ
を波形生成部102が、タイミング処理部115からの
タイミング処理でD/A変換部103に出力し、アナロ
グ信号に変換し、さらに直交変調部104が直交変調を
施して出力する。
【0029】直交変調信号がミキサ部105に入力さ
れ、送信周波数に変換し、増幅部106で所定電力に増
幅し、共用部107及び送受信共用アンテナ108を通
じてバースト送信波として図示しないセル基地局に無線
送信する。
【0030】次に、受信動作では、送受信共用アンテナ
108及び共用部107を通じた受信信号がミキサ部1
09で周波数変換され、直交復調部110で直交復調
し、さらにA/D変換部111でデジタル信号に変換し
てデジタル検波器112及び同期部114に入力され
る。同期部114ではタイムスロット同期位置検出部1
14aが、UWを検出し、UWからタイミング処理部1
15がフレームの基準タイミングを抽出する。タイミン
グ処理部115が抽出したフレームの基準タイミングデ
ータがデジタル検波器112に入力される。
【0031】デジタル検波器112は、フレームの基準
タイミングに基づいて、A/D変換部111からのデジ
タル信号に対してフィルタ処理を施し、さらに、例え
ば、遅延検波し、かつ、制御データを除去したデータを
復号化部113に出力する。復号化部113は、誤り訂
正・復号化かつ伸長処理を行って、受信データを図示し
ない増幅器・スピーカに出力し、ここから受話信号を音
声出力する。
【0032】次に、同期部114のタイムスロット同期
位置検出部114aがタイムスロット同期位置データS
oを検出(出力)する動作について詳細に説明する。図
2及び図3において、入力データSaと固定パターンに
対応する参照パターンSbとの相関を取ってタイムスロ
ット同期位置情報(相関結果データSc)を得る。すな
わち、相関器201で相関を求める際に、UW1〜4に
挿入されている固定パターンと参照パターンSbとの相
関値演算を行い、演算された相関値(相関結果データS
c)に基づいて同期位置検出装置202が同期位置を検
出したタイムスロット同期位置データSoを出力する。
【0033】また、図3に示すように、同一の固定パタ
ーンが必ずタイムスロット間隔で連続挿入されており、
1タイムスロット間隔ごとに相関値を加算して相関値を
算出する。
【0034】このようにTDMAフレームのタイムスロ
ットごとのUW1〜4と参照パターンとの相関演算によ
って、タイムスロット同期を確立するためのタイムスロ
ット同期位置データSoを得ている。この場合、UW1
〜4に依存しない固定パターンを、これらのUW1〜4
にそれぞれ挿入している。この結果、相関値の演算にお
いて、タイムスロットごとに同一の(一つの種類)の固
定パターンを参照パターンSbを用いて判定(参照)す
れば良くなる。
【0035】換言すれば、従来のように、受信時に到来
する全てのUWパターンに対して、相関演算を行う必要
がなくなる。この結果、本発明の実施形態では、TDM
Aタイムスロット同期の確立のためのタイムスロット同
期位置データ検出が、少ない演算量及び演算した相関値
を記憶するメモリ使用量を削減して実現できるようにな
る。
【0036】また、本発明の実施形態では、前記した従
来例のように、高精度のタイムスロットタイミング同期
位置データ検出のために、相関演算結果を数タイムスロ
ットにおいて同一のUWが配置されているタイムスロッ
トの到来タイミングで加算していない。すなわち、同一
の固定パターンを、タイムスロット間隔で連続して配置
し、タイムスロット間隔で加算している。この結果、タ
イムスロット同期位置データSoを高速で検出(出力)
できることになる。換言すれば、セル基地局の無線装置
の自走タイミングを基準にした通信チャネル(タイムス
ロット)での移動無線装置における送受信系のTDMA
タイムスロット同期確立が迅速に行われる。
【0037】次に、他の実施形態について説明する。図
4は他の実施形態の構成を示すブロック図である。図4
は、例えば、セル基地局の無線装置の構成を示してい
る。図1の移動無線装置と異なる点は、送受信アンテナ
が別体であり、さらに、フレームの基準タイミングデー
タを送信系に供給しない構成である。
【0038】図4を参照すると、送信系は、符号化部4
01、波形生成部402,D/A変換部403、直交変
調部404、ミキサ部405、増幅部406、共用部4
07、及び送受信共用アンテナ408から構成されてい
る。
【0039】受信系は、ミキサ部409、直交復調部4
10,A/D変換部411、デジタル検波器412、復
号化部413、同期部414、タイムスロット同期位置
検出部414a、及びタイミング処理部415から構成
されている。
【0040】次に、他の実施形態の動作の要部について
説明する。図4を参照すると、セル基地局の無線装置の
動作タイミングを基準にして、図1に示す移動無線装置
が送受信動作を行っている。換言すれば、セル基地局2
の無線装置は自走タイミングで送受信動作を行っている
ため、フレームの基準タイミングデータを受信系の波形
生成部402にタイミング部415に送出していない。
【0041】なお、移動無線装置がセル基地局から離れ
ている場合(例えば、サービスエリアの端に位置してい
る場合)、多重電波伝播による伝播路増長で移動無線装
置からの送信波の受信が遅延する。このため、同期部6
14のタイムスロット同期位置検出部414aからタイ
ミング部415を通じて受信系のデジタル検波器412
にフレームの基準タイミングデータを入力している。こ
の他の動作は、図1から図3に示した移動無線装置と同
様の動作であり、図1に示す構成と同様の利点がある。
【0042】なお、図1に示す移動無線装置と、図4に
示すセル基地局の無線装置を組み合わせて、その通信シ
ステムを構築すると移動無線装置側の送受信系での迅速
な初期同期の確立が可能になり、高精度の通信システム
の構築が可能になる。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、TDMAフレームのタイムスロットごとのユ
ニークワードに依存しない固定パターンと参照パターン
との相関演算によって、タイムスロット同期を確立する
ためのタイムスロット同期位置データを得ている。
【0044】この結果、TDMAタイムスロット同期の
確立のためのタイムスロット同期位置データ検出が、少
ない演算量及び演算した相関値を記憶するメモリ使用量
を削減して実現できるようになるという効果がある。
【0045】さらに、本発明によれば、同一の固定パタ
ーンを、タイムスロット間隔で連続して配置し、このタ
イムスロット間隔で加算している。
【0046】この結果、高速で相関値演算が出来るよう
になり、タイムスロット同期位置データ検出の時間が短
くなって、移動無線装置における送受信系や基地局など
でのタイムスロット同期確立を迅速化できるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のTDMA通信システムの実施形態にお
ける構成を示すブロック図である。
【図2】図1中のタイムスロット同期位置検出部の構成
を示すブロック図である。
【図3】本発明におけるTDMAフレームの構成を説明
するための図である。
【図4】他の実施形態の構成を示すブロック図である。
【図5】従来のTDMA方式におけるレーム構成を説明
するための図である。
【図6】従来の移動無線装置におけるタイムスロット同
期位置データ検出装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
101,401 符号化部 102,402 波形生成部 104,404 直交変調部 105,109,405,409 ミキサ部 110,410 直交復調部 112,412 デジタル検波器 113,413 復号化部 114,414 同期部 114a タイムスロット同期位置検出部 115,415 タイミング処理部 201 相関器 202 同期位置検出装置 Sa 入力データ Sb 参照パターン Sc 相関結果データ So タイムスロット同期位置データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−71640(JP,A) 特開 平2−244837(JP,A) 特開 平3−270333(JP,A) 特開 平6−315025(JP,A) 特開 平7−79219(JP,A) 特開 平7−254888(JP,A) 特開 平8−237243(JP,A) 特開 平11−55209(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 3/06 H04J 3/00 H04L 7/08

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 TDMA伝送フレームにおけるタイムス
    ロット同期位置検出用のユニークワードからTDMA同
    期位置データを検出する方法において、 タイムスロットごとの固有情報を示すユニークワードの
    それぞれの同一の固定位置にタイムスロット同期を確立
    するための固定パターンを挿入して伝送するステップ
    と、 この後、前記タイムスロットが入力され、前記タイムス
    ロットのユニークワードの固定パターンを参照パターン
    とを相関演算した相関結果データを得るステップと、 次に、前記相関結果データに基づいて検出した同期位置
    を示すタイムスロット同期位置データを出力するステッ
    プと、を有することを特徴とするTDMA同期位置デー
    タ検出方法。
  2. 【請求項2】 さらに、前記タイムスロット同期位置デ
    ータを、フレーム基準タイミングデータに生成するステ
    ップと、 前記フレーム基準タイミングデータに基づいて、TDM
    A受信処理系における遅延検波を含む処理を実行して復
    号化するステップと、を有することを特徴とする請求項
    1記載のTDMA同期位置データ検出方法。
  3. 【請求項3】 さらに、前記タイムスロット同期位置デ
    ータを、フレームの基準タイミングデータに生成するス
    テップと、 前記フレーム基準タイミングデータに基づいて、TDM
    A送信処理系における送信データへの制御データ付加及
    び変調を含む処理を実行するステップと、を有すること
    を特徴とする請求項1記載のTDMA同期位置データ検
    出方法。
  4. 【請求項4】 TDMA伝送フレームにおけるタイムス
    ロット同期位置検出用のユニークワードからTDMA同
    期位置データを検出するTDMA通信システムにおい
    て、 タイムスロットごとの固有情報を示すユニークワードの
    それぞれの同一固定位置にタイムスロット同期を確立す
    るための固定パターンを挿入して伝送されたタイムスロ
    ットが入力され、前記タイムスロットのユニークワード
    における固定パターンを参照パターンとの相関演算によ
    る相関結果データを得る相関器と、 前記相関器からの相関結果データに基づいて検出した同
    期位置を示すタイムスロット同期位置データを出力する
    同期位置検出装置と、を備えることを特徴とするTDM
    A通信システム。
  5. 【請求項5】 さらに、前記タイムスロット同期位置デ
    ータを、フレームの基準タイミングデータに生成するタ
    イミング処理手段と、 前記タイミング処理手段からのフレーム基準タイミング
    データに基づいて、TDMA受信処理系における遅延検
    波を含む処理を実行して復号化する検波・復号化手段
    と、を備えることを特徴とする請求項4記載のTDMA
    通信システム。
  6. 【請求項6】 前記タイムスロット同期位置データを、
    フレームの基準タイミングデータに生成するタイミング
    処理手段と、 前記タイミング処理手段からのフレーム基準タイミング
    データに基づいて、TDMA送信処理系における送信デ
    ータへの制御データの付加及び変調を含む処理を実行す
    る符号化・波形生成手段と、を備えることを特徴とする
    請求項4記載のTDMA通信システム。
  7. 【請求項7】 前記請求項4記載の構成が、移動無線装
    置に設けられることを特徴とするTDMA通信システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記請求項6記載の構成が、移動無線装
    置に設けられることを特徴とするTDMA通信システ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記請求項5記載の構成が、移動無線装
    置を無線区間で収容する基地局に設けられることを特徴
    とするTDMA通信システム。
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