JP3396919B2 - フッ素含有水からの水回収方法 - Google Patents
フッ素含有水からの水回収方法Info
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Description
収方法に係り、特に、半導体工場等から排出されるフッ
素含有水からフッ素を除去した後の水を純水として高い
回収率にて安価に回収する方法に関する。
水は、一般に、塩化カルシウム(CaCl2)や水酸化
カルシウム(Ca(OH)2)等のカルシウム塩をフッ
素濃度の2〜10倍当量添加し、生成するフッ化カルシ
ウム(CaF2)を固液分離して無害化処理されてい
る。
水の処理方法では、水中に過剰のカルシウムイオンや塩
素イオン等が溶解するため、処理水の塩分量が極めて多
い。このためこの処理水をイオン交換処理で純水化する
には、イオン交換樹脂の再生頻度が極めて高いものとな
り、従って、再生剤を多く必要とすることから経済的に
不利である。
いては、処理水、即ち、フッ素含有水にカルシウム塩を
添加し、フッ化カルシウムを固液分離した後の分離水
は、純水化のために回収再使用することなく、廃棄され
ていた。
酸として含むものについては、弱塩基性陰イオン交換樹
脂を用いたイオン交換処理により純水化する試みがなさ
れている。しかしながら、この処理においては、イオン
交換樹脂の再生廃液として高濃度にフッ化ナトリウムを
含有する廃液が発生する。このため、この再生廃液のフ
ッ素除去や脱塩処理に莫大な費用がかかるという欠点が
ある。
素含有水から高い水回収率にて安価に水を回収して再利
用することを可能とするフッ素含有水からの水回収方法
を提供することを目的とする。
からの水回収方法は、フッ素含有水を炭酸カルシウム充
填塔に通水するフッ素含有水からの水回収方法であっ
て、フッ素含有水を該充填塔内の炭酸カルシウムが流動
する流通速度で上向流通水してフッ素をフッ化カルシウ
ムとして固定した後、前記通水によって前記充填塔内で
発生した炭酸イオンの脱炭酸処理、及び脱塩処理を行う
ことを特徴とする。
は、フッ素含有水を炭酸カルシウム充填塔に通水するフ
ッ素含有水からの水回収方法であって、フッ素含有水を
該充填塔内の炭酸カルシウムが流動する流通速度で上向
流通水してフッ素をフッ化カルシウムとして固定した
後、陽イオン交換樹脂充填塔、前記通水によって前記充
填塔内で発生した炭酸イオンを除去するための脱炭酸
塔、及び陰イオン交換樹脂充填塔の順に通水することを
特徴とする。
する。
方法の一実施例方法を示す系統図である。
CO3)充填塔、2はH形陽イオン交換樹脂充填塔、3
は脱炭酸(CO2)塔、4はOH形陰イオン交換樹脂充
填塔、11〜16の各符号は配管である。
あるフッ素含有水を配管11よりCaCO3充填塔1に
通水して含有されるフッ素をフッ化カルシウム(CaF
2 )として固定、除去する。
O3の粒径には特に制限はなく、フッ素との反応速度の
面からは小粒径であることが、また、取り扱い性の面か
らは大粒径であることが好ましく、これらの両特性の面
から通常の場合、粒径0.15〜1.0mm程度のもの
が好ましい。
方式であっても、複数の充填塔を直列に配置して通水す
る多段方式であっても、また、複数直列配置した充填塔
の通水順序を順次変えてゆくメリーゴーランド方式であ
っても良い。
CO3が反応によりCaF2となる過程で、粒子の固着
化現象が生起することを防止するために、上向流通水と
し、かつ、濾材(CaCO3)を流動させる流通速度と
する。
たCaCO3充填塔1の流出水は、必要に応じて配管1
3より工業用水等を混合した後、配管12よりH形陽イ
オン交換樹脂充填塔2に通水する。次いで、配管14よ
り脱炭酸塔3に導入して処理し、更に配管15よりOH
形陰イオン交換樹脂充填塔4に通水する。
O3充填塔1の流出水中の塩分は効率的に脱塩され、高
水質の純水が得られるため、このOH形陰イオン交換樹
脂充填塔4の流出水は、配管16より処理水として系外
に排出し、純水として、或いは超純水の製造工程の原水
として再利用することができる。
陽イオン交換樹脂は、強酸性、弱酸性、或いはこれらの
混合系のいずれであっても良く、また、OH形陰イオン
交換樹脂充填塔4に充填する陰イオン交換樹脂として
も、強塩基性、弱塩基性或いはこれらの混合系のいずれ
であっても良い。
2とOH形陰イオン交換樹脂充填塔4との間に設け、陽
イオン交換樹脂処理後の低pH水中の溶存CO2ガスを
放出処理した後、陰イオン交換樹脂処理することによ
り、イオン交換樹脂に対するイオン負荷を低減すること
ができ、有利である。この脱炭酸塔3としては、空気曝
気塔、窒素曝気塔又は真空脱気塔を用いることができ
る。
度フッ素含有水と低濃度フッ素含有水とを分別して処理
しても、これらを混合して処理しても良い。また、Ca
CO3充填塔の流出水には、図示の如く、希薄系低濃度
排水や河川水等の工業用水を混合して処理することもで
き、この場合、工業用水は、通常行なわれる凝集処理や
濾過処理を施してから、あるいは工業用水を混合後、凝
集処理や濾過処理を施してもよい。
本発明はその要旨を超えない限り、何ら図示の実施例に
限定されるものではない。
充填塔の流出水の脱塩処理としてイオン交換法を採用し
ているが、脱塩処理としては、イオン交換樹脂によるも
のの他、逆浸透膜分離処理、又は逆浸透膜分離処理とイ
オン交換処理との組み合せ、更には、蒸発処理などを採
用することができる。蒸発処理は、高濃度フッ素含有水
を分別して処理する場合に有利である。
加を防いで、フッ素をCaF2として固定し、その処理
水をイオン交換処理等の脱塩処理によって純水化するも
のである。本発明によれば、原水中のフッ素イオンは次
の反応によって除去される。
流動床のどちらでもよいが、CaCO3を反応槽に添加
し、フッ素と反応後に固液分離する流動床とすると、分
離された固形物はCaF2とCaCO3の混合系とな
り、CaCO3の利用率が低く、CaF2としての純度
が低く再利用する場合の価値が低い。また、脱水処理が
必要等の欠点がある。このため、本発明においては、濾
過タイプの充填塔方式を採用する。
著しく低く、炭酸イオンの若干の増加はあるものの、そ
の他の塩分増加は殆どなく、このため、この流出水を脱
炭酸処理及び脱塩処理することにより、純水として高い
回収率で安価に水回収することができる。
塔流出水中の塩分増加がないことから、クローズド処理
における灰分量の低減が図れ、また、CaCO3充填塔
からフッ素含有汚泥を分別回収して再利用することもで
き、工業的に極めて有利である。
り具体的に説明する。
有水の処理を図1に示す方法に従って行なった。各充填
塔の仕様は下記の通りである。また、脱炭酸塔としては
散気管による空気曝気塔を設けた。
イオン交換樹脂 樹脂充填量 :50ml 通水流量 :400ml/hr OH形陰イオン交換樹脂充填塔 陰イオン交換樹脂:苛性ソーダで再生、水洗したOH形
強塩基性陰イオン交換樹脂 樹脂充填量 :50ml 通水流量 :400ml/hr 48時間連続通水処理後のCaCO3充填塔の流出水の
水質を表1に示す。
填塔の流出水)の電気伝導度の経時変化(処理水量対
応)を表2に示す。
なった。処理水の電気伝導度の経時変化を表2に示す。
は実施例1と同様に行なった。処理水の電気伝導度の経
時変化を表2に示す。
/l,硫酸5500mg/lを添加し、凝集沈澱処理に
より上澄水を得た。上澄水の濾過水はpH7.0,フッ
素9.2mg/l,電気伝導度13000μs/cmで
あった。この濾過水を実施例1で用いたと同様のH形陽
イオン交換樹脂塔とOH形陰イオン交換塔に同様の条件
で通水した。得られた処理水の電気伝導度の経時変化を
表2に示す。
含有水から、高純度の純水を長期にわたり高い回収率に
て安定に回収することができることがわかる。
去処理を行なわない比較例2では、イオン交換による脱
塩が殆ど不可能である。
水からの水回収方法によれば、半導体工場等から排出さ
れるフッ素含有水から、低コストで、容易に、しかも高
回収率で純度の良い水を回収することができる。このた
め、従来廃水として廃棄されていた水を有効に回収、再
利用することが可能とされ、水資源の有効活用が図れ
る。
施例方法を示す系統図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 フッ素含有水を炭酸カルシウム充填塔に
通水するフッ素含有水からの水回収方法であって、フッ
素含有水を該充填塔内の炭酸カルシウムが流動する流通
速度で上向流通水してフッ素をフッ化カルシウムとして
固定した後、前記通水によって前記充填塔内で発生した
炭酸イオンの脱炭酸処理、及び脱塩処理を行うことを特
徴とするフッ素含有水からの水回収方法。 - 【請求項2】 フッ素含有水を炭酸カルシウム充填塔に
通水するフッ素含有水からの水回収方法であって、フッ
素含有水を該充填塔内の炭酸カルシウムが流動する流通
速度で上向流通水してフッ素をフッ化カルシウムとして
固定した後、陽イオン交換樹脂充填塔、前記通水によっ
て前記充填塔内で発生した炭酸イオンを除去するための
脱炭酸塔、及び陰イオン交換樹脂充填塔の順に通水する
ことを特徴とするフッ素含有水からの水回収方法。 - 【請求項3】 フッ素含有水を炭酸カルシウム充填塔へ
通水することによって、該充填塔流出水中のカルシウム
イオン濃度が増加しないことを特徴とする請求項1又は
2に記載のフッ素含有水からの水回収方法。
Priority Applications (1)
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JP23122693A JP3396919B2 (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | フッ素含有水からの水回収方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0780472A JPH0780472A (ja) | 1995-03-28 |
JP3396919B2 true JP3396919B2 (ja) | 2003-04-14 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP (1) | JP3396919B2 (ja) |
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JP4543482B2 (ja) * | 2000-03-06 | 2010-09-15 | 栗田工業株式会社 | フッ素含有水の処理方法 |
-
1993
- 1993-09-17 JP JP23122693A patent/JP3396919B2/ja not_active Expired - Fee Related
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