JP3387682B2 - ブラシレスモータの制御方法 - Google Patents
ブラシレスモータの制御方法Info
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Description
レスモータ(以下ブラシレスモータと記す)の回転制御
技術に係り、特に詳しくは起動から位置検出運転へのモ
ード移行を最短時間とするブラシレスモータの制御方法
に関するものである。
おいて、一般的にブラシレスモータの起動時には同期運
転により加速し、位置検出運転に十分な程度加速したと
きに位置検出運転にモード移行し、つまり電機子巻線に
発生する誘起電圧により回転子の位置検出が十分に可能
になったときに位置検出をもとにして電機子巻線の通電
を切り替えて回転子を回転する。
必要である。この制御装置は、交流電源1を所定の直流
電源に変換し、かつ同直流電源をスイッチングしてブラ
シレスモータ(DCM)2の電機子巻線に供給するイン
バータ部3と、ブラシレスモータ2の端子電圧(誘起電
圧)により回転子2aの位置を検出するための位置検出
回路4と、この位置検出をもとにしてインバータ部3の
複数スイッチング素子をオン、オフするための制御回路
(マイクロコンピュータ)5とを備えている。
アナログ方式やディジタル方式のものが提案されてい
る。前者の場合には、相間電圧(各相の端子電圧(誘起
電圧))を積分し、この積分された信号と基準電圧とを
比較し、この比較結果をもとにしてブラシレスモータの
通電切り替えタイミングを得る。また、後者の場合に
は、その相間電圧を積分することなく所定基準値(例え
ば巻線の端子電圧eの1/2)と比較し、この比較結果
をマイクロコンピュータに入力して回転子の位置検出処
理を実行し、この位置検出をもとにしてブラシレスモー
タの通電切り替えタイミングを得る。
器の出力が安定するまで時間がかかるため、つまり誘起
電圧により位置検出が可能になっても、その積分器の出
力が安定しない限り位置検出運転のモードに移行するこ
とができないため、起動からの同期運転の時間が長くな
ってしまう。
グ方式のような欠点がないものの、負荷変動による問題
があり、モード移行のための処理が難しい。例えば、図
14の模式図に示すような回転子2aおよびステータ2
bの構成になっている三相四極のブラシレスモータの場
合を例にして説明する。なお、ステータ2bは複数の電
機子巻線(例えば24スロット)を有し、電機子巻線は
環になってブラシレスモータ2に挿入されている。ま
た、図14では2回路が入っており、白丸は第1の回路
(2回路中)、斜線の丸は第2の回路の位置検出コイル
断面を示している。すなわち、電気角での1回転は機械
角で半回転に相当し、同図の白丸および斜線の丸は非導
通状態の相を示し、この場合、非導通の電機子巻線Wに
発生する誘起電圧を用いて位置検出を行うことになる。
の位置にあるとき、各電機子巻線の通電を同図の磁界と
なるようにし、つまり回転子2aの磁束変化点Aを0か
ら6までの90度回転させる状態とする(時計方向の回
り)。そして、第1回路の電機子巻線3,9を非導通状
態、第2の回路の電機子巻線15,21を非導通状態と
したものとする。
Aが白丸の位置を通過するとき、同白丸の電機子巻線に
発生する誘起電圧が丁度巻線の端子電圧eの1/2の大
きさになる。同様に、第2の回路の非通電相も、誘起電
圧が1/2の大きさになる。その誘起電圧と所定基準電
圧との交点(eの1/2となるポイント)をもとにして
位置を検出することができる。
には、負荷や印加電圧の関係によりステータ2bの回転
磁界と回転子2aとがどの位置で平衡して回転している
かが分からない。例えば、図14に示す通電状態になっ
たとき、回転子2aの磁束変化点Aが同図の0から6の
間に存在するはずだが、その磁束変化点Aが同図の3よ
りも進相している場合上述した1/2ポイント(位置検
出タイミング)を検出することができなくなる。
当然ながら位置検出運転へのモード移行ができなくな
る。
にある場合、アナログ方式であれば、積分器がπ/2程
度遅相した三角波を出力することから、正確なポイント
(通電切り替えタイミング)を得ることはできないが、
その近傍で比較的容易に位置検出運転へのモード移行が
可能である。
ラシレスモータの制御方法において、位置検出がアナロ
グ方式の場合ブラシレスモータ2の同期運転時間が長く
なり、例えば10から20秒程度の時間を必要とし、モ
ード移行が遅くなる。
タル方式を採用する傾向にあり、また効率的な運転の面
からもディジタル方式が有効である。すなわち、同期運
転の間には振動や騒音が大きく、また空気調和機に適用
した場合配管にストレスがかかることから、その同期運
転をできるだけ短くし、モード移行をできるだけ早くす
る必要があり、しかもモード移行が早いほど、冷房や暖
房が早くなり、快適性の向上にもなるからである。
にも採用することが考えられる。しかし、そのディジタ
ル方式を採用した場合、従来例と同様に、1/2ポイン
ト(位置検出タイミング)を検出することができないこ
ともある。
式における位置検出回路4の簡略化の面から、位置検出
ラインを削減し(同図の二点鎖線に示す)、この削減ラ
インの未検出タイミング(電機子巻線の通電切り替えタ
イミング)を位置検出の相をもとにして計算し、各相の
電機子巻線の通電を切り替える予測駆動方式がある。例
えば、電機子巻線Uを用いて回転子2aの位置検出し、
この位置検出をもとにして他の電機子巻線V,Wによる
回転子2の位置検出を予測して通電切り替えタイミング
を得る。
線の通電切り替えタイミングを演算によって補間するた
め、ブラシレスモータ2の起動時にも特別な配慮を必要
とする。
あり、その目的はブラシレスモータの起動から位置検出
運転へのモード移行を最短時間で、確実に行うことがで
きるようにしたブラシレスモータの制御方法を提供する
ことにある。
に、この発明は、ブラシレスモータの複数の電機子巻線
のうち少なくとも1つの電機子巻線の端子電圧(誘起電
圧)と所定基準電圧との交点から回転子の位置を検出
し、その位置検出をもとにして前記電機子巻線の通電を
切り替えて位置検出運転を行うブラシレスモータの制御
方法において、前記ブラシレスモータの起動に際して、
前記回転子を所定位置に位置決めする第1ステップと、
前記回転子を位置決めした後に、前記電機子巻線の通電
を切り替えて前記回転子を回転させて位置検出点を得る
とともに、前記位置決め点から最初に現れる位置検出点
までの時間および/またはその後に現れる隣接する位置
検出点間の時間を計時する第2ステップと、前記計時さ
れた時間から前記ブラシレスモータの負荷状態を判断
し、その負荷状態に応じた所定の係数を前記計時された
時間に乗じて他相の位置検出点を予測して前記電機子巻
線に対する通電切り替えタイミングを得る第3ステップ
とを備え、前記第3ステップで得られた通電切り替えタ
イミングで各相の通電を切り替え、位置検出運転可能と
なるまで前記ブラシレスモータを加速した時点で、同位
置検出運転に切り替えるようにしたことを特徴としてい
る。
スモータの複数の電機子巻線のうち少なくとも1つの電
機子巻線の端子電圧(誘起電圧)と所定基準電圧との交
点から回転子の位置を検出し、その位置検出をもとにし
て前記ブラシレスモータの電機子巻線の通電を切り替え
て位置検出運転を行うブラシレスモータの制御方法にお
いて、前記ブラシレスモータの起動に際して、前記回転
子を所定位置に位置決めした後、前記電機子巻線に対す
る最初の通電切り替えを60度進相とし、それ以後の通
電切り替えを30度進相とし、前記最初の通電切り替え
後にあっては、前記回転子の15度回転位置を位置検出
点として、その位置検出時点までの時間を計時し、それ
以後の通電切り替え後にあっては、前記回転子の位置検
出ごとにそれらの各位置検出点間の時間を計時し、前記
計時された時間から前記ブラシレスモータの負荷状態を
判断し、その負荷状態に応じた所定の係数を前記計時さ
れた時間に乗じて他相の位置検出点を予測して前記電機
子巻線に対する通電切り替えタイミングを得て、その通
電切り替えタイミングで前記30度進相の回転磁界を発
生させ、前記位置検出運転可能となるまで前記ブラシレ
スモータが加速したときに、同位置検出運転に切り替え
るようにしたことを特徴としている。
スモータにおいて、一相検出、二相予測を採用している
場合、ブラシレスモータを起動する際に最初にブラシレ
スモータの回転子が所定位置に位置決めされ、この位置
決め終了以後においては順次回転子の位置検出毎に前記
ブラシレスモータの電機子巻線の通電タイミングが算出
される。
合、最初の通電切り替えは回転磁界を60度進相させ、
以後の通電切り替えは回転磁界を30度進相させるもの
である。
側)および回転子が例えば図4に示す状態にされている
場合、最初の通電切り替え後回転子の磁束変化点AがP
1に達した時点(図7を参照)で、電機子巻線には端子
電圧eの1/2の誘起電圧が発生する。
ト)で通電が切り替えられ、かつその1/2ポイントま
での時間が計時され、この計時時間をもとにして他相の
通電切り替えタイミングが予測される。
相させるものであり、そして電機子の巻線には端子電圧
eの1/2の誘起電圧が発生すると、この1/2ポイン
トで当該通電が切り替えられ、あるいはそのe/2の点
(位置検出;1/2ポイント)までの時間が計時され、
この計時時間をもとにして当該相の通電切り替えタイミ
ングが得られる。なお、その計時された時間をもとにし
て他相の通電切り替えタイミングが予測される。また、
例えばその計時された時間により負荷状態等が判断され
るともに、この判断結果に応じた係数がその計時時間に
かけられ、当該の通電切り替えタイミングが得られ、か
つ予測通電切り替えタイミングが得られる。
能な程度まで前記ブラシレスモータが加速したとき、同
ブラシレスモータが位置検出運転に切り替えられる。
ら既に回転子の位置が検出されていることから、位置検
出運転へのモード移行が最短時間で行うことが可能とな
っている。
タ(以下ブラシレスモータと記す)の回転当初から同ブ
ラシレスモータの電機子巻線には誘起電圧がブラシレス
モータの位置検出運転時と同様に発生することに着目し
たものである。
において、ブラシレスモータの起動に際して回転子の位
置決めを行い、しかる後位置検出(誘起電圧のe/2
(e;印加電圧(端子電圧))となる1/2ポイント)
をもとにして当該相の通電切り替え、他相の通電切り替
えタイミングを予測し、またはその1/2ポイント毎に
時間を計時して負荷状態(負荷の大きさ)を判断し、こ
の判断結果を加味して当該相の通電を切り替え、他相の
通電切り替えタイミングを予測し、位置検出運転可能な
程度までブラシレスモータを最短時間で加速する。
制御方法を適用した制御装置は図1に示す構成をしてい
る。なお、図中、図13と同一部分には同一符号を付し
重複説明を省略する。
スモータ2の電機子巻線U,V,Wのうち1つの電機子
巻線Uに発生した誘起電圧と所定基準電圧(e/2)a
とを比較し、この比較結果(位置検出)の信号を制御回
路(マイクロコンピュータ)10に出力する位置検出回
路11を備えている。
回路5の機能の他に、ブラシレスモータの起動に際して
回転子の位置決めを行う機能と、その位置決め後位置検
出回路4からの位置検出信号をもとにして位置検出毎に
時間を計時して負荷状態等を判断する機能と、この判断
結果を加味して順次位置検出(1/2ポイント)をもと
にしてU,V,W相の電機子巻線の通電を切り替える機
能と、この通電切り替えにより起動から位置検出運転へ
のモード移行を行う機能とを有する。
3のタイムチャート図と、図4、図7、図10、図11
および図12のブラシレスモータの模式図と、図5、図
6、図8および図9の電機子巻線の模式図とを参照して
詳しく説明する。なお、図2(b),(c)および図3
(b),(c)はそれぞれ電機子巻線V,Wの仮想端子
電圧である。
ステータ2bとが図4に示す関係になるように、制御回
路10は回転子2aの位置決めを行う(ロック状態とす
る)。なお、ブラシレスモータ2が三相四極のモータで
ある場合回転子2aの位置がどのような状態であって
も、2回の通電切り替えにより回転子2aの位置を図4
に示す状態となる。例えば、図5および図6の矢印に示
すように、モータ電流を電機子巻線V側から電機子巻線
W側に流し、しかる後にモータ電流を電機子巻線V側か
ら電機子巻線U側に流せばよい。
終了した後(回転子2aの磁束変化点Aが図4に示す位
置となった後)、制御回路10はステータ2bの磁界が
図7に示す状態になるように電機子巻線の通電を切り替
える。図8に示すようにモータ電流を電機子巻線W側か
ら電機子巻線V側に流すと、ステータ2bの磁界が図7
に示す状態となり、ステータ2bは60度進相するよう
になる。
通電切り替えと異なり、電機子巻線の通電を1つ飛ばす
ようにする。通常であれば(30度進相であれば)、図
9に示すようにモータ電流を電機子巻線W側から電機子
巻線U側に流すが、この発明では上述したようにモータ
電流を電機子巻線W側から電機子巻線V側に流す(図8
に示す)。すなわち、ステータ2bの磁界を60度進相
させることにより(図7に示す時計方向)、回転子2a
の磁束変化点Aが15度進相したとき(P1に達したと
き)、非通電相である電機子巻線Uによって回転子2a
の位置を確実に検出することができるからである。
であるため、回転子2aの磁束変化点Aが機械角でP0
より15度進相したP1に達したときに(図7に示
す)、その電機子巻線Uには端子電圧eの1/2の誘起
電圧(立ち上がりの誘起電圧)が発生する(図2(a)
に示す)。
た誘起電圧と所定基準電圧(端子電圧eの1/2)aと
を比較し、この比較結果(誘起電圧と所定基準電圧aと
の交点PU1;位置検出点)を制御回路10に出力す
る。
交点でU相の通電を切り替える一方(図2(a)に示
す)、その交点までの時間を計時して他相(V相および
W相)の通電切り替えタイミングを算出する。この算出
通電切り替えタイミングでV相およびW相の通電を切り
替える(図2(b)および(c)に示す)。
化し、位置検出運転へのモード移行までを図3を参照し
て説明する。まず、制御回路10は図7に示す状態に通
電を切り替えてから今回の比較結果の交点(位置検出
点)PU1までの時間TU1(図3(a)に示す)を計
時し、この計時時間TU1をもとにしてU相の通電切り
替えタイミングを得るとともに、V相およびW相の通電
切り替えタイミングを算出する。
荷状態や印加電圧を判断するととともに、この判断結果
に応じた係数をメモリから読み出し、この読み出された
係数をその計時時間TU1に掛け、当該通電切り替えタ
イミング(時刻)t1を算出するようにしてもよい(図
3(a)および同図(c)の破線矢印に示す)。
いることから、上記計時時間TU1により他の相による
位置検出タイミングを得るとともに、係数を変えて通電
切り替えタイミング(時刻t1,t2,t3)を算出す
る(図3(a)ないし同図(c)の破線矢印に示す)。
を30度進相させるために、ステータ2bの電機子巻線
を図10に示す磁界とするように通電を切り替える。す
なわち、回転子2aの磁束変化点AがP2に達したとき
に、通電を切り替えるように予測の係数を決めているか
らである。
ータ2bの電機子巻線を図11に示す磁界となるように
通電を切り替える。すなわち、回転子2aの磁束変化点
AがP3に達したとき、通電を切り替えるように予測の
係数を決めているからである。 続いて、上記算出時刻
t3になると、ステータ2bの電機子巻線を図12に示
す磁界となるように通電を切り替える。これにより、回
転子2aの磁束変化点AがP3からP4に達する。する
と、電機子巻線Uが位置検出コイルに対応し、電機子巻
線Uには再び誘起電圧(立ち下がり電圧)が発生する
(図3(a)に示す)。
た誘起電圧と所定基準電圧(端子電圧eの1/2)aと
を比較し、この比較結果(誘起電圧と所定基準電圧との
交点PU2;位置検出)を制御回路10に出力する。
点PU1から今回の比較結果の交点PU2までの時間T
U2(図3(a)に示す)を計時し、この計時時間TU
2をもとにして負荷状態や印加電圧を判断するととも
に、この判断結果に応じた係数を内部メモリから読み出
す。この読み出された係数をその計時時間TU2に掛
け、次の通電切り替えタイミング(時刻)t4,t5,
t6を算出する(図3(a)および同図(c)の破線矢
印に示す)。
の通電を切り替え、前回の電機子巻線Uと所定基準電圧
aとの交点から今回の電機子巻線Uの誘起電圧と所定基
準電圧aとの交点までの時間TU3を計時し、この計時
時間TU3をもとにして負荷状態や印加電圧を判断する
とともに、この判断結果に応じた係数を内部メモリから
読み出す。この読み出された係数をその計時時間TU3
に掛け、次の通電切り替えタイミング(時刻)t7,t
8,t9を算出する。
つ同じ処理を繰り返すことにより回転子2aがブラシレ
スモータ2の印加電圧に対応して加速することができ
る。
ては、負荷状態等を加味して通電切り替えタイミングを
得ていることから、効率的にトルクを発生させることが
できる。しかし、その区間においては回転子2aが加速
中であることから、例えば時刻t3前に誘起電圧が電機
子巻線Uに発生することもあり、つまりt3がPU2
(1/2ポイント)を越えてしまうこともある。
は上述した図2に示す起動方法により早めに通電切り替
えを行うようにした方が好ましい。すなわち、回転スタ
ートから最初の1/2ポイントを検出した後、すぐに通
電切り替えを行っても、逆方向のトルクがかかることが
ないからである。
起電圧が位置検出運転に十分な程度になるまで回転子2
aが加速したときには位置検出運転にモード移行する。
例えば、図3(a)に示すPU3のポイントにおいて、
位置検出運転にモード移行したとすれば、計時時間TU
3をもとにして算出した時刻t7,t8,t9をその位
置検出運転の初期値として引き渡すだけで、容易にモー
ド移行が可能である。
タル駆動方式で起動、回転制御する際、回転子2aを所
定位置に決めし、しかる後位置検出(誘起電圧の1/2
e(端子電圧)となる1/2ポイント)をもとにして電
機子巻線の通電を切り替える。しかも、位置決め後の最
初の通電切り替えタミイミングを1つ飛ばし(60度進
相の通電とし)、最初の1/2ポイントまでの時間を計
時して負荷状態等を判断し、この判断結果を加味して電
機子巻線の通電切り替え時間を算出する。
もとにして通常の通電切り替えタイミング(30度進相
の通電)を補間、算出し、かつその計時時間により負荷
状態等を判断し、この判断結果を加味して電機子巻線の
通電切り替え時間を算出する。
とにより誘起電圧が位置検出運転に十分な程度発生した
ときには、位置検出運転にモード移行する。
ら最短時間で位置検出運転のモード移行が円滑にでき、
従来のような同期運転特有の振動や騒音が抑えられ、例
えば空気調和機の圧縮機に用いた場合冷媒循環用の配管
へのストレスが抑えられる。
としているが、二相の位置検出を用いるようにしてもよ
い。また、負荷状態等に応じた係数はその都度算出する
ようにしてもよい。
レスモータの制御方法によれば、ディジタル方式で、か
つ予測駆動方式を採用しており、回転子の位置決めを行
い、最初の通電切り替え後の位置検出(誘起電圧の1/
2e(端子電圧)となる1/2ポイント)をもとにして
電機子巻線の通電を切り替え、かつその通電切り替えお
よび以後の通電の切り替えにあたっては一相(あるいは
二相)の1/2ポイント間の時間を計時して負荷状態等
を判断し、この判断結果を加味して通電を切り替え、位
置検出運転可能な程度までブラシレスモータを加速した
時点で同位置検出運転に切り替えるようにしたので、ブ
ラシレスモータの起動から位置検出運転へのモード移行
を負荷変動等によらず最短時間で確実に行うことがで
き、つまり同期運転特有の振動や騒音を抑えることがで
き、また空気調和機の圧縮機に用いた場合冷媒循環用の
配管へのストレスが抑えられるという有用な効果があ
る。
の制御方法が適用される制御装置の概略的ブロック線
図。
略的タイムチャート図。
略的タイムチャート図。
ラシレスモータの概略模式図。
機子巻線の概略模式図。
機子巻線の概略模式図。
ラシレスモータの概略模式図。
機子巻線の概略模式図。
機子巻線の概略模式図。
ブラシレスモータの概略模式図。
ブラシレスモータの概略模式図。
ブラシレスモータの概略模式図。
ブロック線図。
のブラシレスモータの概略的模式図。
Claims (2)
- 【請求項1】 ブラシレスモータの複数の電機子巻線の
うち少なくとも1つの電機子巻線の端子電圧(誘起電
圧)と所定基準電圧との交点から回転子の位置を検出
し、その位置検出をもとにして前記電機子巻線の通電を
切り替えて位置検出運転を行うブラシレスモータの制御
方法において、 前記ブラシレスモータの起動に際して、前記回転子を所
定位置に位置決めする第1ステップと、 前記回転子を位置決めした後に、前記電機子巻線の通電
を切り替えて前記回転子を回転させて位置検出点を得る
とともに、前記位置決め点から最初に現れる位置検出点
までの時間および/またはその後に現れる隣接する位置
検出点間の時間を計時する第2ステップと、 前記計時された時間から前記ブラシレスモータの負荷状
態を判断し、その負荷状態に応じた所定の係数を前記計
時された時間に乗じて他相の位置検出点を予測して前記
電機子巻線に対する通電切り替えタイミングを得る第3
ステップとを備え、 前記第3ステップで得られた通電切り替えタイミングで
各相の通電を切り替え、位置検出運転可能となるまで前
記ブラシレスモータを加速した時点で、同位置検出運転
に 切り替えるようにしたことを特徴とするブラシレスモ
ータの制御方法。 - 【請求項2】 三相四極のブラシレスモータの複数の電
機子巻線のうち少なくとも1つの電機子巻線の端子電圧
(誘起電圧)と所定基準電圧との交点から回転子の位置
を検出し、その位置検出をもとにして前記電機子巻線の
通電を切り替えて位置検出運転を行うブラシレスモータ
の制御方法において、 前記ブラシレスモータの起動に際して、前記回転子を所
定位置に位置決めした後、前記電機子巻線に対する最初
の通電切り替えを60度進相とし、それ以後の通電切り
替えを30度進相とし、前記最初の通電切り替え後にあ
っては、前記回転子の15度回転位置を位置検出点とし
て、その位置検出時点までの時間を計時し、それ以後の
通電切り替え後にあっては、前記回転子の位置検出ごと
にそれらの各位置検出点間の時間を計時し、前記計時さ
れた時間から前記ブラシレスモー タの負荷状態を判断
し、その負荷状態に応じた所定の係数を前記計時された
時間に乗じて他相の位置検出点を予測して前記電機子巻
線に対する通電切り替えタイミングを得て、その通電切
り替えタイミングで前記30度進相の回転磁界を発生さ
せ、前記位置検出運転可能となるまで前記ブラシレスモ
ータが加速したときに、同位置検出運転に切り替えるよ
うにしたことを特徴とするブラシレスモータの制御方
法。
Priority Applications (1)
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JP05356995A JP3387682B2 (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | ブラシレスモータの制御方法 |
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-
1995
- 1995-02-17 JP JP05356995A patent/JP3387682B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH08223969A (ja) | 1996-08-30 |
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