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JP3387197B2 - 人工衛星の通信装置 - Google Patents

人工衛星の通信装置

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JP3387197B2
JP3387197B2 JP6607694A JP6607694A JP3387197B2 JP 3387197 B2 JP3387197 B2 JP 3387197B2 JP 6607694 A JP6607694 A JP 6607694A JP 6607694 A JP6607694 A JP 6607694A JP 3387197 B2 JP3387197 B2 JP 3387197B2
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unit
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signal
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直幸 名取
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、人工衛星に搭載する
通信装置に関するものであり、さらに詳しくは通信する
相手側との相対位置が移動する場合に通信する人工衛星
の通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の人工衛星の通信装置の構成
を示すものであり、図において、1は受信アンテナ、2
は受信回路部、3は受信ビームフォーミングネットワー
ク、4は受信中間周波数部、5はフィーダリンク部、6
はコントローラ、7は送信中間周波数部、8は送信ビー
ムフォーミングネットワーク、9は送信回路部、10は
送信アンテナ部である。
【0003】次に動作について説明する。静止衛星と地
球周回衛星との間の衛星間通信あるいは人工衛星と地上
の自動車等の移動体通信等においては、通信する相手と
の相対位置が移動するため、相対位置が移動しても通信
可能な装置が必要となる。そのため、広角度に通信ビー
ムを使用できるアレイアンテナを使用することがある。
受信する場合は、いくつかの素子アンテナから構成され
る受信アレイアンテナ1で相手からの通信波を受け、受
信回路部2で増幅及び復調を行う。受信回路部2で処理
された各素子アンテナの信号は送信する相手側の回線使
用状況等に応じて受信ビームフォーミングネットワーク
3により合成される。合成された信号は、受信中間周波
数部4により地上局への送信周波数帯の信号に変換さ
れ、フィーダリンク部5より地上局へ通信信号を送る。
コントローラ6は、地上からのコマンド信号に基づき、
上記合成の仕方を計算し合成のパターンを決め、受信ビ
ームフォーミングネットワーク3の構成を任意に選択
し、ユーザの利用状況、地域に応じた最適なアンテナの
ビームパターンを設定する。送信する場合は、受信の場
合と逆になり、フィーダリンク部5からの通信信号を送
信周波数帯の信号に送信中間周波数部7において変換
し、コントローラ6により計算した最適なアンテナ送信
ビームパターンとなるように送信ビームフォーミングネ
ットワーク8の構成を選択し、送信回路部9及び送信ア
レイアンテナ10を経て送信信号を送出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の人工衛星の通信
装置は以上のように構成されているので、ユーザ側が移
動したりユーザ側の通信回路容量が変動した時に最適な
通信ビームを形成することができず、また、アンテナの
熱歪等による通信ビーム方向のずれの補正もできないた
め通信不能となること。さらに、通信ビームの指向角度
範囲も小さいためユーザとの通信範囲を広くとれないこ
と等の問題があった。
【0005】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、ユーザ側の移動位置及びユー
ザ側の通信回路容量に応じて通信ビームを形成し、ま
た、アンテナの熱歪等による通信ビーム方向のずれを補
正することもできるとともに、通信ビームを広角に振る
ようにして通信範囲を広くすることができる人工衛星の
通信装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る人工衛星
の通信装置は、移動するユーザとの相対位置に応じて通
信ビーム方向を制御し、通信回線使用量の多い地域ある
いは時刻に通信回線容量を多く使えるように通信ビーム
を形成し、通信ビーム方向のずれの要因となるアンテナ
の熱歪及びタイマ誤差を補正又は少なくし、通信ビーム
のずれをアンテナを機械的に駆動することにより補正を
するとともにアンテナを機械的に駆動又はアンテナを傾
斜をつけて配置するものである。
【0007】
【作用】この発明における人工衛星の通信装置は、通信
装置を搭載している通信装置と通信する相手側であるユ
ーザとの相対角度を時々刻々計算し、通信ビームをユー
ザ側に向け、この時に発生するタイマ誤差による通信ビ
ームのずれを姿勢センサと天体との幾何学的原理から補
正する。熱歪による通信ビームのずれは、熱歪と通信ビ
ームのずれとの関係を予測し、熱歪によるずれの分だけ
相殺するように通信ビームの方向を動かして補正する、
あるいは、アンテナの温度を測定し、その温度から通信
ビームの方向のずれを算出し補正する。また、ユーザの
地図あるいはユーザの位置のデータを保有し、通信回線
使用量の多い陸域あるいは都市部に対するアンテナビー
ム方位角を計算して、通信容量を多くとれるように通信
ビームを形成する。さらに、通信ビームをスキャンさせ
て通信回線使用状況を調べ、その状況に合わせて通信ビ
ームを形成する。
【0008】この発明における人工衛星の通信装置は、
アンテナの通信ビーム方向を電気的に振る機能に加え、
機械的にアンテナの通信ビーム方向を振る機能を加える
ことにより通信ビームを広角に指向させることができる
とともに、アンテナビーム方向のずれを補正することが
できる。また、平面アンテナを分割し曲面になるように
配列することにより通信ビームを広角に指向させること
ができる。
【0009】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例について説明す
る。図1において、1〜10は図9に示す従来の装置と
同一又は相当するものである。11はタイマ部、12は
衛星軌道データ部、13は衛星位置計算部、14はユー
ザ位置データ部、15はユーザ位置計算部、16は相対
角度計算部である。
【0010】衛星間通信及び移動体通信のように通信す
るユーザとの相対位置が変わるような場合には、相対角
度を予測してビームを予測角度方向に向けることにより
通信可能となる。相対角度の予測は、人工衛星の軌道デ
ータから計算した人工衛星の位置とユーザの位置により
計算することができる。通信装置を搭載している人工衛
星の位置は時々刻々変化するが、人工衛星搭載のクロッ
クを使用して時刻基準信号を生成するタイマ部11の信
号及び衛星の軌道データを生成する衛星軌道データ部1
2の信号を利用し、時刻毎の衛星位置を衛星位置計算部
13で計算する。ユーザ位置は、同様にして、ユーザ位
置データを生成するユーザ位置データ部14とタイマ部
11の信号を利用して上記衛星位置計算部13の計算と
同期してユーザ位置を計算するユーザ位置計算部15で
計算する。例えば、衛星間通信を行う場合は、ユーザ位
置データは通信する相手の衛星の軌道データであり、位
置の計算は上記軌道データから計算する。また、地上と
の移動体通信を行う場合は、地上の場所(緯度、経度)
をユーザ位置データとして、人工衛星の軌道の座標から
見た位置を変換することによって計算する。上記のよう
に、タイマ部11の信号に同期させて人工衛星の軌道座
標系等の同じ座標系で表わした人工衛星の位置を衛星位
置計算部13で計算し、ユーザ位置をユーザ位置計算部
15で計算する。そして、上記2つの計算値を使用し
て、人工衛星とユーザとの間を相対方位角を相対角度計
算部16で計算する。コントローラ6は相対角度計算部
16の出力信号に基づいてユーザの方向に最適なビーム
が合成されるパターンを計算し、受信又は送信ビームフ
ォーミングネットワーク3又は8の構成を選択すること
によりユーザとの相対位置が変動してもユーザの方向に
通信ビームを指向させることができる。
【0011】実施例2.また、上記実施例では、相対的
位置を計算して通信ビームパターンを合成する場合につ
いて説明したが、ユーザ側の回線使用状況を予測して通
信ビームパターンを合成しても良い。図2はその実施例
であり、図において、1〜15は図1に示す実施例1の
装置と同一又は相当のものである。17は衛星時刻処理
部、18はユーザ時刻処理部、19はビームパターン発
生部、20はユーザ地図データ部、21はユーザ位置処
理部、22はビームスキャン計算部である。
【0012】ユーザ側の回線使用状況は、地域及び時間
帯等により大きく変化する。従って、ユーザ側の回線使
用状況のパターンを地域の特徴及び時間帯の特徴に合わ
せて通信ビームを構成することによりユーザの使用状況
に合わせた通信が可能となる。特に、地球周回衛星を使
用した通信装置の場合は、通信可能となる範囲が時々刻
々変化すると共に、通信地域も軌道上の位置によって変
化する。例えば、地上での昼と夜とではユーザ側の回線
使用量は大きく変化する。従って、地上の昼と夜との時
刻を人工衛星の通信装置で計算し、その時刻に合わせて
通信ビームのパターンを生成することによりユーザの回
線使用状況に応じて通信ビームを構成することが可能と
なる。図2の実施例において、タイマ部11の出力信号
を利用して人工衛星の時刻の基準となる衛星時刻を衛星
時刻処理部17で計算し、必要に応じ地上時刻と合わせ
るためコマンドにより調整する。ユーザの時刻について
は、図1の実施例で説明したユーザ位置データ部14及
びユーザ位置計算部15にて計算したユーザ位置信号と
衛星軌道データ部12及び衛星位置計算部13にて計算
した衛星位置信号と、上記の衛星時刻処理17で計算し
た衛星時刻信号によってユーザ時刻処理部18にて計算
する。具体的には、地上時刻と合わせてある衛星時刻を
基準時刻にして、衛星位置と地球上のユーザ位置と太陽
との幾何学的関係よりユーザの時刻を計算する。そし
て、計算されたユーザ時刻信号を用いて、例えば、昼の
地域には夜の地域よりもユーザ数が多いので、通信回路
が昼の地域に多くなるようにビームパターン発生部19
にて、地上時刻に応じて通信ビームを構成するようにコ
ントローラ6に信号を供給することにより、ユーザの時
刻に応じる通信ビームを構成することが可能となる。
【0013】また、ユーザ側の回線使用量は地域によっ
ても大きく変わる。例えば、海域よりも陸域の方がユー
ザ数が多く、また、陸域の中でも都市部のユーザ数が多
い。従って、地上の地域に合わせて通信ビームのパター
ンを生成することによりユーザの回線使用状況に応じて
通信ビームを構成することが可能となる。図2の実施例
において、ビームパターン発生部19にて特定の地域に
通信回線が多く取れるように通信ビームを構成するよう
にコントローラ6に信号を出力するようにすればよい。
そのためには、人工衛星の通信装置において、衛星の位
置と都市部等の特定の地域との相対方位角を衛星の位置
に応じて計算すればよい。複数の特定地域に対応するた
め、緯度及び経度で表現したユーザ地図をユーザ地図デ
ータ部20で処理し、その出力信号と衛星軌道データ部
12及び衛星位置計算部13によって生成した衛星位置
信号と衛星時刻処理部17によって生成した衛星時刻信
号を利用してユーザ位置処理部21によって特定地域に
対する通信ビームの方位角を計算する。具体的には、衛
星時刻信号を基準として、衛星位置と特定地域との幾何
学的関係により衛星と個々の特定地域との方位ベクトル
を計算し、近接する特定地域に対しては合成ベクトルを
計算する等の処理を行う。ユーザ位置処理部21の出力
信号を利用してビームパターン発生部19にて特定地域
に回線が多くとれるように通信ビームを構成するように
コントローラ6に信号を供給することにより、都市部等
の地域に応じて通信ビームを構成することが可能とな
る。
【0014】次に、ユーザの位置計算、衛星位置計算、
時刻処理計算等に誤差がありずれたとき、または、ユー
ザからの通信回線要求が時間又は地域によって固定せず
に変動する場合についてこの実施例の効果を説明する。
これらの要因に対応して通信ビームを適切に向けるに
は、現状の通信回線要求状況を調べ、その結果に基づ
き、ビームパターン発生部19にて必要な通信ビームを
構成するようにコントローラ6に信号を供給すればよ
い。通信回線要求状況は、アンテナのカバレージ範囲又
はその一部を高ゲインの狭い通信ビームでスキャンし、
その時のスキャン場所毎の通信回線状況を調べることに
より判る。具体的には、ビームスキャン計算部22にて
スキャンの方向、領域を計算し、その信号を利用してビ
ームパターン発生部19にコントローラ6に通信ビーム
をスキャンするように信号を供給することにより通信ビ
ームのスキャンは可能となり、スキャンと同期して通信
回線量を地上でモニタすることにより通信回線状況を把
握することが可能である。
【0015】実施例3.実施例2では、ユーザ位置計算
等の人工衛星の通信装置の計算誤差による通信ビームの
ずれを補正する方法について示したが、通信ビームのず
れが発生する要因として、タイマ部11の時刻のずれ、
アンテナの熱歪がある。図3は、それらによる通信ビー
ムのずれを補正するための実施例であり、図において、
1〜14は図1に示す実施例1の装置と同一又は相当の
ものであり、また、19は図2に示す実施例2の装置と
同一又は相当のものである。23は姿勢センサ、24は
姿勢制御部、25は関数発生部、26,27は温度測定
部、28は温度信号処理部、29は相対誤差検出部であ
る。
【0016】図3の実施例は、タイマ部11の時刻のず
れを人工衛星に搭載されている姿勢センサ23を用いて
補正する例である。姿勢制御部24は、人工衛星の本体
の姿勢を検出する姿勢センサ23を基準として制御す
る。姿勢センサ23は慣性空間での衛星と太陽、地球等
との相対的位置関係を検出するものであり、代表的なセ
ンサとして太陽センサがある。太陽センサの出力は、衛
星の軌道上の位置と太陽との方位角を検出するものであ
り、衛星の軌道と時刻とが与えられれば衛星と太陽との
方位角は一義的に決まるという原理を応用したものであ
る。つまり、太陽センサの出力がある角度を示した時
は、衛星はその角度に応じた軌道位置及び時刻に存在す
ることになる。これは、スターセンサ等の他のセンサを
用いても同じことがいえる。従って、姿勢センサ23の
信号から衛星の軌道位置及び時刻を知ることができるこ
とになる。つまり、姿勢センサ23の出力信号を利用し
て衛星位置計算部13で衛星の位置を計算することがで
き、また、軌道同期毎に出力される姿勢センサ23の信
号のある一定値を基準としてタイマ部11の時刻を計算
するようにすれば軌道周期毎に新しい基準値が得られる
のでタイマ部11の誤差が積算されずに軌道同期毎にリ
セットできるため、誤差を補正できる。
【0017】次にアンテナ部の熱変形による誤差の補正
について説明する。軌道上の熱変形の量は、主として衛
星の位置に応じて変化する太陽の入射角等で決まる。従
って、ある一定期間内では、受信アンテナ1及び送信ア
ンテナ10の熱変形による誤差は、軌道周期を周期とし
てほぼ同じパターンで発生する。この発明の実施例で
は、熱変形等により発生する軌道周期毎の誤差のパター
ンを関数発生部25で誤差補正信号として発生させ、そ
の信号を利用してビームパターン発生部19にて通信ビ
ーム方向を補正する信号パターンをコントローラ6に供
給することにより誤差補正をするものである。関数発生
部25で発生するパターンは、衛星毎に異なるが、近似
的には正弦波で良い。より精度良く補正する場合は、例
えばフーリエ級数の高次式まで発生させることで実現で
きる。発生するパターンのパラメータは、受信アンテナ
1及び送信アンテナ10の温度状態を地上でモニター
し、地上よりコマンドで振幅、位相等のデータを関数発
生部25に供給することにより設定することができる。
また、受信アンテナ1及び送信アンテナ10の温度を直
接的に受信アンテナ1及び送信アンテナ10に取り付け
た温度測定部1 26及び温度測定部2 27により測
定し、それらの出力信号を温度信号処理部28で処理し
て温度変動のパターンを検知し、振幅等のパターンのパ
ラメータを関数発生部25に供給することによっても誤
差補正が可能であり、この場合、受信アンテナ1及び送
信アンテナ10の温度状態に応じて自動的に誤差補正が
可能となる。また、関数発生部25あるいは衛星位置計
算部13の出力信号に長時間の計算による計算誤差が蓄
積され通信ビームパターンのずれが生じてきた場合、特
定の時刻でのユーザ位置を基準として上記のずれを補正
することも可能である。具体的には、タイマ部11の出
力信号を利用してある特定の時刻で、ビームパターンの
指向方向を指示する信号であるビームパターン発生部1
9の出力信号とユーザの軌道要素あるいは緯度及び経度
等のデータを保有するユーザ位置データ部14の出力信
号とを比較し、ビームパターン発生部19の出力信号の
誤差を相対誤差検出部29にて検出し、その検出信号に
基づいて関数発生部25にて検出された誤差を打ち消す
ようにビームパターン発生部19に信号を供給すること
により実現できる。
【0018】実施例4.実施例2及び3では、電気的な
処理による通信ビームのずれを補正する方法について示
したが、機械的に通信ビームのずれを補正することも可
能であり、また、広角に通信ビームを振ることが通信可
能方向の範囲を広げることが可能である。図4はその実
施例であり、図において、1〜10は図1の実施例1と
19は図2の実施例2と同一又は相当のものである。3
0,31はアンテナ駆動機構、32はアンテナ駆動機構
である。
【0019】機械的に通信ビームのずれを補正するため
には、受信アンテナ1及び送信アンテナ10を通信ビー
ムのずれに相当する角度を機械的に振ることができれば
よい。図4の実施例は、受信アンテナ1及び送信アンテ
ナ10に機械的に直結され、モータ等で機械的駆動が可
能なアンテナ駆動機構1 30およびアンテナ駆動機構
2 31により通信ビームを機械的に振るように構成し
た例である。地上で通信ビームのずれの状態をモニター
し、地上からのコマンドにより、通信ビームのずれに相
当する機械的角度をアンテナ駆動回路31にデータを供
給する。アンテナ駆動回路32では、その信号を受け、
その角度だけ駆動する駆動信号をアンテナ駆動機構1
30及びアンテナ駆動機構2 31に供給する。アンテ
ナ駆動機構1 30及びアンテナ駆動機構2 31は、
それらの駆動信号により受信アンテナ1及び送信アンテ
ナ10を通信ビームのずれに相当する角度分だけ機械的
に動かすことができる。また、通信ビームのずれが実施
例2及び3で示したように人工衛星の通信装置内で検出
できる場合は、通信ビームのずれに相当する角度の情報
を保有する誤差信号によりビームパターン発生部19に
て、通信ビームのずれを補正するように通信ビームを構
成するように通信ビームの方位角を計算する。その信号
をアンテナ駆動回路32で受け、上記と同様に、アンテ
ナ駆動機構130及びアンテナ駆動機構2 31に駆動
信号を供給することにより、受信アンテナ1及び送信ア
ンテナ10を通信ビームのずれに相当する角度分だけ機
械的に動かすことができ、この場合、自動的に通信ビー
ムのずれを機械的に補正することが可能となる。また、
ビームパターン発生部19にて電気的に通信ビームを振
ることも可能であるが、上記のように機械的にアンテナ
を動かすことができるため、電気的に動かすことが可能
な領域よりも更に広角度に通信ビームを振ることが可能
となる。この場合、地上からのコマンド等により、アン
テナ駆動回路32に機械的に振りたい角度に相当する駆
動指令信号を供給することにより、平面アンテナの垂直
軸を動かし、通信ビームの方向を変える。
【0020】実施例5.次に、人工衛星に通信装置を搭
載し、衛星に取付ける場合の実施例について示す。図5
は、通信装置を衛星に取付ける場合の一般的な例を示す
図であり、図6はこの発明の一実施例である。図におい
て、33は衛星の構体、34は通信装置の衛星取付け
部、35〜43は各々a,b,c,dの4つの素子から
構成される送受信アンテナ部、44は送受信回路部、4
5は通信装置の框体である。
【0021】図5に示すように、一般的に通信装置は、
衛星の構体33に通信装置の衛星取付け部34にて取付
けられる。送受信アンテナ部35〜43と送受信回路部
44を収納する框体45は衛星の構体33の外部に出た
構成となる。この場合、框体45は、宇宙空間にさらさ
れることになるため、太陽光を直接受ける等により温度
変動が大きくなり、温度変動によるビーム方向のずれが
生じる。また、衛星の構体33と通信装置を含めた全体
の高さが増加し、他のアンテナの搭載性を損う等の問題
が生じる。図6に示すこの発明の一実施例では、図5に
示す従来の一般的例で生じる問題を解決することができ
る。
【0022】図6の実施例では、図5の例では構成要素
の一つであった送受信アンテナ部35〜43と送受信回
路部44を収納する框体45は構成要素から削除してお
り、送受信アンテナ部35〜43と送受信回路部44
は、衛星取付け部34により固定し衛星の構体33の内
部に収納した構成とし衛星取付部34により衛星の構体
33に取付ける。従って、通信装置のほとんどの部分が
衛星の構体33の内部に収納されるため、太陽光を直接
受ける部分が少なくなる等の図5の例に較べて温度変動
が小さくなり、また、衛星の構体33と通信装置を含め
た全体の高さが低くなり、図5の例で生じる問題を解決
できることが判る。
【0023】実施例6.図5及び図6の例に示す構成の
場合、送受信アンテナ部35〜43が平面アンテナであ
ることから、送受信アンテナ35〜43と垂直な方向に
最も電力の大きい通信ビームが形成され、垂直な方向か
ら角度がずれにしたがい通信ビームの電力が小さくな
る。従って、通信する相手側が移動体で送受信アンテナ
部35〜43による通信ビームを横切るような場合に
は、送受信アンテナ部35〜43と垂直な方向からずれ
た角度では通信が不能となり、通信できる領域が狭まく
なる。図7に示すこの発明の一実施例では、上記の問題
を解決することができる。図において、36,38,3
9,40,42は図6に示す実施例5の装置と同一又は
相当のものである。送受信アンテナ部39を中心とし
て、送受信アンテナ部38と送受信アンテナ部40を図
7の横方向、送受信アンテナ部36と送受信アンテナ部
42を図7の縦方向に凸面状になるように傾きを持たせ
た構成としている。このような構成にすることにより、
移動体である通信する相手側が、例えば図7の縦方向に
動く場合、送受信アンテナ部36,39及び42を順番
に移動体の動きに合わせて切換えることにより、送受信
アンテナ部36,39及び42の垂直な方向で相手側と
の通信が可能となり、通信できる領域が広くなる。
【0024】実施例7.図7の実施例では、送受信アン
テナ部35〜43を凸面状になるように構成したが、凹
面状になるように構成しても同様の効果を持たせること
が可能である。図8はその場合の一実施例であり、図に
おいて、36,38,39,40,42は図6に示す実
施例5の装置と同一又は相当のものである。実施例6と
同様に、送受信アンテナ部39を中心として、送受信ア
ンテナ部38と送受信アンテナ部40を図8の横方向、
送受信アンテナ部36と送受信アンテナ部42を図8の
縦方向に凹面状になるように傾きを持たせる構成とし、
移動体である通信する相手側が、例えば図8の縦方向に
動く場合、送受信アンテナ部42を最初にして送受信ア
ンテナ部39,36という順番に移動体の動きに合わせ
て切換えることにより実施例6と同じ効果を得ることが
できる。実施例6と実施例7とは基本的に同じ原理であ
るが、人工衛星へ通信装置を搭載する領域、場所、他の
障害物の有無等の制約を考慮して適切な方を選択するこ
とになる。
【0025】実施例8.上記実施例では、人工衛星搭載
の通信装置内で多くの機能を実施するようにしたが、例
えば、図1の衛星軌道データ部、ユーザ位置データ部、
図2のユーザ地図データ部、図3の関数発生部等の一部
の機能を地上局に設けること等においても同様の効果が
期待できる。
【0026】実施例9.実施例1では図1の構成で、実
施例2では図2の構成で、実施例3では図3の構成で、
実施例4では図4の構成で実施するようにしたが、例え
ば、図2の構成と図3の構成を同時に実施しても同様の
効果が期待できる等、この発明は上記の実施例に限定さ
れるものでなく、上記の実施例の組み合わせが可能なす
べての人工衛星の通信装置に適用可能である。
【0027】実施例10.実施例6及び実施例7では、
平面アンテナを5分割して構成して実施するようにした
が、例えば、一次元のみにし3分割にした構成とする、
あるいは分割数を増やし11分割にして曲面を構成する
サブアレイ数を増やした構成とする等においても同様の
効果が期待できる。
【0028】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、移動
するユーザの相対位置に応じて通信ビームを制御し、通
信回線使用量の多い地域及び時刻に通信ビーム方向を形
成し、アンテナの熱歪による誤差を補正し、機械的に広
い角度に通信ビームを向けるように構成したので、通信
ビームのカバレージが広く、通信回線の使用要求に合わ
せて、高精度に通信ビームを生成できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による人工衛星の通信装置
を示す構成図である。
【図2】この発明の一実施例による人工衛星の通信装置
を示す構成図である。
【図3】この発明の一実施例による人工衛星の通信装置
を示す構成図である。
【図4】この発明の一実施例による人工衛星の通信装置
を示す構成図である。
【図5】従来の人工衛星の通信装置の搭載方法を示す構
成図である。
【図6】この発明の一実施例による人工衛星の通信装置
の搭載方法を示す構成図である。
【図7】この発明の一実施例による人工衛星の通信装置
の搭載方法を示す構成図である。
【図8】この発明の一実施例による人工衛星の通信装置
の搭載方法を示す構成図である。
【図9】従来の人工衛星の通信装置を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
11 タイマ部 12 衛星軌道データ部 13 衛星位置計算部 14 ユーザ位置データ部 15 ユーザ位置計算部 16 相対角度計算部 17 衛星時刻処理部 18 ユーザ時刻処理部 19 ビームパターン発生部 20 ユーザ地図データ部 21 ユーザ位置処理部 22 ビームスキャン計算部 23 姿勢センサ 25 関数発生部 26 温度測定部1 27 温度測定部2 28 温度信号処理部 29 相対誤差検出部 30 アンテナ駆動機構1 31 アンテナ駆動機構2 32 アンテナ駆動回路

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人工衛星搭載平面アンテナの複数のアン
    テナビームの指向方向を制御する人工衛星の送受2系統
    を独立に有する通信装置において、上記人工衛星内部で
    時刻信号を生成するタイマ部と、上記人工衛星の軌道要
    素等のデータを保有する衛星軌道データ部と、上記タイ
    マ部の出力信号と上記衛星軌道データ部の出力信号とを
    利用して、上記人工衛星の時刻毎の衛星位置を計算する
    衛星位置計算部と、上記人工衛星が通信する相手側であ
    るユーザの軌道要素あるいは緯度及び経度等のデータを
    保有するユーザ位置データ部と、上記タイマ部の出力信
    号と上記ユーザ位置データ部の出力信号とを利用して上
    記ユーザの位置を計算するユーザ位置計算部と、上記衛
    星位置計算部の出力信号と上記ユーザ位置計算部の出力
    信号とを利用して、上記人工衛星搭載アンテナと上記ユ
    ーザとの相対角度を計算する相対角度計算部とを設けた
    ことを特徴とする人工衛星の通信装置。
  2. 【請求項2】 人工衛星搭載平面アンテナの複数のアン
    テナビームの指向方向を制御する人工衛星の送受2系統
    を独立に有する通信装置において、上記アンテナのビー
    ムパターンを生成する信号を発生するビームパターン発
    生部を設け、上記人工衛星内部で時刻信号を生成するタ
    イマ部と、上記人工衛星の軌道要素等のデータを保有す
    る衛星軌道データ部と、上記タイマ部の出力信号と上記
    衛星軌道データ部の出力信号とを利用して、上記人工衛
    星の時刻毎の衛星位置を計算する衛星位置計算部と、上
    記人工衛星が通信する相手側であるユーザの軌道要素あ
    るいは緯度及び経度等のデータを保有するユーザ位置デ
    ータ部と、上記タイマ部の出力信号と上記ユーザ位置デ
    ータ部の出力信号とを利用して上記ユーザの位置を計算
    するユーザ位置計算部と、上記タイマ部の出力信号と地
    上からのコマンド信号とを利用して衛星の基準時刻を生
    成する衛星時刻処理部と、上記人工衛星計算部と上記ユ
    ーザ位置計算部と上記衛星時刻処理部との出力信号を利
    用して、上記ユーザの時刻を生成するユーザ時刻処理部
    と、上記衛星位置計算部と、上記ユーザ時刻処理部との
    出力信号をビームパターンを生成するために上記ビーム
    パターン発生部へ送出することを特徴とする人工衛星の
    通信装置。
  3. 【請求項3】 ビームパターンを生成するために、上記
    人工衛星内部で時刻信号を生成するタイマ部と、上記人
    工衛星の軌道要素等のデータを保有する衛星軌道データ
    部と、上記タイマ部と上記衛星軌道データ部との出力信
    号を利用して、上記人工衛星の時刻毎の衛星位置を計算
    する衛星位置計算部と、上記タイマ部の出力信号と地上
    からのコマンド信号とを利用して衛星の基準信号を生成
    する衛星時刻処理部と、上記人工衛星が通信する相手側
    であるユーザの陸域部、海域部あるいは都市部等の地図
    データを保有するユーザ地図データ部と、上記地図デー
    タ部の出力信号と上記衛星位置計算部と上記衛星時刻処
    理部との出力信号を利用して、上記人工衛星に対するユ
    ーザ位置を計算するユーザ位置処理部との出力信号を上
    記ビームパターン発生部へ送出することを特徴とする
    求項2記載の人工衛星の通信装置。
  4. 【請求項4】 ビームパターンを生成するために、上記
    人工衛星内部で時刻信号を生成するタイマ部と、上記人
    工衛星の軌道要素等のデータを保有する衛星軌道データ
    部と、上記タイマ部の出力信号と上記軌道データ部の出
    力信号とを利用して、上記人工衛星の時刻毎の衛星位置
    を計算する衛星位置計算部と、上記人工衛星が通信する
    相手側であるユーザの軌道要素あるいは緯度及び経度等
    のデータを保有するユーザ位置データ部と、上記タイマ
    部の出力信号と上記ユーザ位置データ部の出力信号とを
    利用して上記ユーザの位置を計算するユーザ位置計算部
    と、上記タイマ部の出力信号と地上からのコマンド信号
    とを利用して衛星の基準時刻を生成する衛星時刻処理部
    と、上記衛星位置計算部と上記位置計算部と上記衛星時
    刻処理部との出力信号を利用して上記ユーザの時刻を生
    成するユーザ時刻処理部と、地上からのコマンドにより
    アンテナブームのスキャン方向あるいは領域を計算する
    ビームスキャン計算部と、上記衛星位置計算部と上記ユ
    ーザ時刻処理部と上記ビームスキャン計算部との出力信
    号を上記ビームパターン発生部へ送出することを特徴と
    する請求項2記載の人工衛星の通信装置。
  5. 【請求項5】 ビームパターンを生成するために、上記
    人工衛星内部で時刻信号を生成するタイマ部と、上記人
    工衛星の軌道要素等のデータを保有する衛星軌道データ
    部と、上記タイマ部の出力衛星軌道データ部との出力信
    号を利用して上記人工衛星の時刻毎の衛星位置を計算す
    る衛星位置計算部と、上記タイマ部の出力信号と地上か
    らのコマンド信号とを利用して衛星の基準信号を生成す
    る衛星時刻処理部と、上記人工衛星が通信する相手側で
    あるユーザの陸上部、海上部あるいは都市部等の地図デ
    ータを保有するユーザ地図部と、上記地図データ部の出
    力信号と上記衛星位置計算部と上記衛星時刻処理部との
    出力信号を利用して上記人工衛星に対するユーザ位置を
    計算するユーザ位置処理部と、地上からのコマンドによ
    りアンテナビームのスキャン方向あるいは領域を計算す
    るビームスキャン計算部と、上記ユーザ位置処理部と、
    上記ビームスキャン計算部との出力信号を利用して上記
    アンテナのビームパターンを生成する信号の出力信号を
    上記ビームパターン発生部へ送出することを特徴とする
    請求項2記載の人工衛星の通信装置。
  6. 【請求項6】 ビームパターンを生成するために、上記
    人工衛星の姿勢を検出する姿勢センサと、上記姿勢セン
    サの出力信号を利用して上記人工衛星の内部で時刻信号
    を計算するタイマ部と、上記人工衛星の軌道要素等のデ
    ータを保有する衛星軌道データ部と、上記衛星軌道デー
    タ部の出力信号と、上記タイマ部の出力信号と上記姿勢
    センサとの出力信号とを利用して上記人工衛星の時刻毎
    の衛星位置を計算する衛星位置計算部と、上記衛星位置
    計算部との出力信号を上記ビームパターン発生部へ送出
    することを特徴とする請求項2記載の人工衛星の通信装
    置。
  7. 【請求項7】 ビームパターンを生成するために、上記
    人工衛星内部で時刻信号を生成するタイマ部と、上記人
    工衛星の軌道要素等のデータを保有する衛星軌道データ
    部と、上記タイマ部の出力信号と、上記衛星軌道データ
    部の出力信号とを利用して上記人工衛星の時刻毎の衛星
    位置を計算する衛星位置計算部と、地上からのコマンド
    により正弦波等の関数を発生する関数発生部と、上記衛
    星位置計算部の出力信号と上記関数発生部との出力信号
    を上記ビームパターン発生部へ送出することを特徴とす
    請求項2記載の人工衛星の通信装置。
  8. 【請求項8】 ビームパターンを生成するために、上記
    人工衛星内部で時刻信号を生成するタイマ部と、上記人
    工衛星の軌道要素等のデータを保有する衛星軌道データ
    部と、上記タイマ部の出力信号と上記衛星位置計算部の
    出力信号とを利用して上記人工衛星の時刻毎の衛星位置
    を計算する衛星位置計算部と、上記アンテナに取付けら
    れた温度測定部と、上記温度測定部の出力信号を利用し
    て温度変動等を検知する温度信号処理部と、上記温度信
    号処理部の出力信号を利用して正弦波等の関数を発生す
    る関数発生部と、上記衛星位置計算部の出力信号と上記
    関数発生部との出力信号を上記ビームパターン発生部へ
    送出することを特徴とする請求項2記載の人工衛星の通
    信装置。
  9. 【請求項9】 ビームパターンを生成するために、上記
    人工衛星内部で時刻信号を生成するタイマ部と、上記人
    工衛星の軌道要素等のデータを保有する衛星軌道データ
    部と、上記タイマ部の出力信号と上記衛星位置計算部の
    出力信号とを利用して上記人工衛星の時刻毎の衛星位置
    を計算する衛星位置計算部と、地上からコマンドにより
    正弦波等の関数を発生する関数発生部と、上記衛星位置
    計算部の出力信号と上記関数発生部の出力信号を上記ビ
    ームパターン発生部へ送出し、上記人工衛星が通信する
    相手側であるユーザの軌道要素あるいは緯度及び経度等
    のデータを保有するユーザ位置データ部と、上記タイマ
    部の出力信号と、上記ユーザ位置データ部の出力信号と
    上記ビームパターン発生部の出力信号とを利用して上記
    ビームパターン方向とユーザ位置方向との差を検出し上
    記関数発生部に信号を供給する相対誤差検出部とを設け
    たことを特徴とする請求項2記載の人工衛星の通信装
    置。
  10. 【請求項10】 上記ビームパターン発生部の出力信号
    を利用して上記アンテナを駆動する信号を生成するアン
    テナ駆動回路と、上記アンテナ駆動回路の出力信号によ
    り上記アンテナと機械的に直結し上記アンテナを機械的
    に駆動するアンテナ駆動機構とを設けたことを特徴とす
    請求項2記載の人工衛星の通信装置。
  11. 【請求項11】 上記平面アンテナを上記人工衛星の構
    体面に取付け、送受信回路部を上記人工衛星の構体内に
    収納したことを特徴とする請求項2〜請求項10記載の
    人工衛星の通信装置。
  12. 【請求項12】 上記平面アンテナの隣接する複数のサ
    ブアレイ毎に分割し、上記人工衛星が通信する相手側で
    あるユーザの位置の移動方向に対して、上記分割したサ
    ブアレイを凸面状に配列したことを特徴とする請求項1
    1記載の人工衛星の通信装置。
  13. 【請求項13】 上記平面アンテナの隣接する複数のサ
    ブアレイ毎に分割し、上記人工衛星が通信する相手側で
    あるユーザの位置の移動方向に対して上記分割したサブ
    アレイを凹面状に配列したことを特徴とする請求項11
    記載の人工衛星の通信装置。
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