JP3384934B2 - マッサ−ジ椅子 - Google Patents
マッサ−ジ椅子Info
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Description
たマッサ−ジ装置をその背部体の上下方向に沿って往復
駆動するマッサ−ジ椅子に関する。 【0002】 【従来の技術】利用者の身体をマッサ−ジするためのマ
ッサ−ジ装置が知られている。このようなマッサ−ジ装
置を椅子の背部体に組み込むことで、利用者が着座した
姿勢で背面にマッサ−ジを受けることができる、いわゆ
るマッサ−ジ椅子がある。 【0003】従来のマッサ−ジ椅子としては実公昭59
−20252号公報に示されるものが知られている。こ
の公報に示されたマッサ−ジ椅子は、背もたれ部の内部
に上下方向に沿ってねじ軸が設けられている。このねじ
軸には昇降ブラケットが螺合されている。この昇降ブラ
ケットにはマッサ−ジ装置が設けられ、このマッサ−ジ
装置は上記背もたれの内部の上記ねじ軸よりも前方に設
けられた支柱にガイドされて上下動できるようになって
いる。 【0004】上記背もたれ部の下部には上記ねじ軸を回
転駆動する駆動源が設けられている。そして、この駆動
源によって上記ねじ軸が回転駆動されることで、上記マ
ッサ−ジ装置が上記支柱にガイドされて上下駆動される
ようになっている。 【0005】ところで、このような構成のマッサ−ジ椅
子によると、背もたれ部の内部には、マッサ−ジ装置を
上下駆動するねじ軸と、このマッサ−ジ装置の上下動を
ガイドする支柱とが、上記背もたれ部の厚さ方向に離間
して設けられている。そのため、背もたれ部は上記ねじ
軸と背もたれ部とが離間している分だけ厚くなってしま
うということがあった。 【0006】上記ねじ軸を回転駆動する駆動源は上記背
もたれ部内の下部に設けるようにしている。駆動源が背
もたれ部内の下部に設けられていると、この駆動源が設
けられた背もたれ部の下部に上記マッサ−ジ装置を移動
させることができない。 【0007】そのため、利用者の腰部をマッサ−ジでき
るようにするためには、上記背もたれ部の駆動源が設け
られた下部を座部の上面よりも低い位置にしなければな
らないから、その分、背もたれ部の長さ寸法を長くしな
ければならない。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】このように、従来のマ
ッサ−ジ椅子はマッサ−ジ装置を駆動するねじ軸と、こ
のマッサ−ジ装置の走行をガイドする支柱とが背もたれ
部の前後方向に所定間隔で離間して設けられる構成とな
っているので、上記背もたれ部が厚くなるということが
あった。また、上記ねじ軸を駆動する駆動源が背もたれ
部の下部に設けられているので、その部分にマッサ−ジ
装置を移動させることができないということがあった。 【0009】この発明は上記事情にもとづきなされたも
ので、その目的とするところは、性能の低下を招くこと
なく、背部体の厚さ寸法や長さ寸法を小さくできるよう
にしたマッサ−ジ椅子を提供することにある。 【0010】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、座部
体と背部体を有し、この背部体には上下方向に沿って往
復駆動されるマッサ−ジ装置が設けられるマッサ−ジ椅
子において、2つの通路が隔別形成され上記背部体の上
下方向に沿って設けられるとともに上記マッサ−ジ装置
の上下動をガイドするガイドレ−ルと、このガイドレ−
ルの一方の通路と他方の通路にわたって挿通され上記背
部体の上部に設けられた上部反転プ−リに中途部を係合
させるとともに上記背部体の上面側に設けられる上記マ
ッサ−ジ装置が連結された駆動ベルトと、上記背部体の
下部に設けられ上記ガイドレ−ルの下端部から下方に向
かって導出された上記駆動ベルトの両端部がそれぞれ係
合されこの駆動ベルトの両端部の向きを反転させる一対
の下部反転プ−リと、上記背部体の背面側に設けられ上
記下部反転プ−リによって反転させられた上記駆動ベル
トの一端部と他端部がそれぞれ巻回された一対の駆動プ
−リを有し、これら駆動プ−リを回転駆動することで上
記駆動ベルトを上記ガイドレ−ルの通路に沿って往復走
行させる駆動手段とを具備したことを特徴とする。 【0011】請求項1の発明によれば、ガイドレ−ルに
通路を設け、この通路にマッサ−ジ装置を駆動する駆動
ベルトを挿通したことで、背部体の厚さ寸法を薄くする
ことができ、しかも上記駆動ベルトを駆動する駆動手段
を背部体の背面側に設けたことで、マッサ−ジ装置を背
部体の上下方向ほぼ全長にわたって走行させることがで
きる。 【0012】 【発明の実施形態】以下、この発明の第1の実施形態を
図1乃至図12を参照して説明する。図1はこの発明の
マッサ−ジ椅子100を示し、このマッサ−ジ椅子10
0は支持脚102によって支持されたベ−スフレ−ム1
03を有する。このベ−スフレ−ム103には座部体1
04が支持され、この座部体104の後端には背部体1
05の下端が回動自在に連結されている。つまり、背部
体105は上記座部体104に対して角度調整自在に連
結されている。なお、上記ベ−スフレ−ム103には上
記座部体104の両側に位置するア−ムレスト106が
設けられている。 【0013】上記背部体5は背フレ−ム111を有す
る。この背フレ−ム111は、図3や図6に示すように
平行に離間した一対の偏平状の角パイプ112の上下端
部をそれぞれ連結杆113a、113bで連結して形成
されている。上側の連結杆113aは図5に示すように
直線状で、下側の連結杆113bは図2に示すようにU
字状をなしている。 【0014】上記一対の角パイプ112の上面、つまり
背部体105の前面側となる面には図6に示すように薄
いベ−ス板114が架設され、このベ−ス板114の幅
方向両端部となる、上記角パイプ112の上面に対応す
る部分にはそれぞれガイドレ−ル115が上下方向に沿
って設けられている。 【0015】上記ガイドレ−ル115には、たとえば合
成樹脂などによって図6に示すように隔別された上部通
路116と下部通路117とが長手方向全長にわたって
形成されているとともに、上部通路116の側方にはガ
イド面118が形成されている。上記上部通路116は
一対のL字状片によって形成されることで、幅方向中央
が開放している。 【0016】上記ガイドレ−ル115の上部通路116
と下部通路117には金属によって薄い帯状に形成され
た駆動ベルト121が挿通されている。つまり、駆動ベ
ルト121は上部通路116と下部通路117との全長
にわたって挿通されるとともに、上記ガイドレ−ル11
5の上端部から導出された中途部は上部反転プ−リ12
2に係合されている。この上部反転プ−リ122はケ−
ス123内に回転自在に支持されている。このケ−ス1
23には図3に示すようにア−ム124の一端が固着さ
れ、このア−ム124の他端には上記下部通路117に
挿通された駆動ベルト121にテンションを与えるピッ
チングロ−ラ125が回転自在に設けられている。 【0017】上記駆動ベルト121の両端部は上記ガイ
ドレ−ル115の上部通路116と下部通路117の下
端から導出されている。上部通路116から導出された
駆動ベルト121の一端部は図4(a)、(b)に示す
ように背部体105の下端部に設けられた第1の下部反
転プ−リ126に係合されてその向きを背部体105の
上側方向に変更されている。 【0018】上記下部通路117から導出された駆動ベ
ルト121の他端部は上記背部体105の下端部で、上
記第1の下部反転プ−リ126よりも上方に設けられた
第2の下部反転プ−リ127に係合されて方向変換され
ている。 【0019】図4(a)、(b)に示すように、上記背
フレ−ム111を形成する角パイプ112の下端部には
スライド体128がスライド自在に挿入され、このスラ
イド体128には上記一対の反転プ−リ126、127
がそれぞれ支軸129によって回転自在に支持されてい
る。このスライド体128は一対の反転プ−リ126、
127に駆動ベルト121が係合されることで、上記角
パイプ112から抜出するのが阻止されているととも
に、上記角パイプ112内に設けられたばね129によ
って抜出方向に付勢されている。それによって上記一対
の下部反転プ−リ126、127は上記駆動ベルト12
1に張力を付与している。 【0020】上記下部反転プ−リ126、127によっ
て反転させられた上記駆動ベルト121の両端部は上記
背部体105の背面側の下端部に設けられた駆動装置1
31に導かれている。この駆動装置131は図2と図4
(a)に示すようにボックス132を有する。このボッ
クス132内の幅方向両端部にはそれぞれ支持壁133
が設けられ、一方の支持壁133の内側には駆動モ−タ
134が配置されている。この駆動モ−タ134の駆動
軸134aは一方の支持壁133の一端部を貫通し、そ
こには第1の歯車135aと第1の駆動プ−リ136a
とが一体的に嵌着されている。 【0021】一方の支持壁133と他方の支持壁133
との他端部間には第1の支軸137が回転自在に支持さ
れている。この第1の支軸137の一方の支持壁133
から突出した一端部には上記第1の歯車135aに噛合
した第2の歯車135bと第2の駆動プ−リ136bと
が嵌着されている。 【0022】上記第1の支軸137の他方の支持壁13
3から突出した他端部には第3の歯車135cと第3の
駆動プ−リ136cとが嵌着され、上記他方の支持壁1
33の一端部には第2の支軸138が回転自在に支持さ
れ、この第2の支軸138には第4の歯車135dと第
4の駆動プ−リ136dとが嵌着されている。この第4
の歯車135dは上記第3の歯車135cが噛合してい
る。 【0023】したがって、上記駆動モ−タ134が作動
してその駆動軸134aが回転駆動されると、第1の歯
車135aの回転が第2乃至第4の歯車135b〜13
5dに伝わるから、各歯車と一体的に設けられた第1乃
至第4の駆動プ−リ136a〜136dも回転駆動され
ることになる。第1の駆動プ−リ136aと第2の駆動
プ−リ136bとは逆方向に回転され、第3の駆動プ−
リ136cは第2の駆動プ−リ136bと同方向に回転
するとともに、第4の駆動プ−リ136dは第3の駆動
プ−リ136cと逆方向に回転する。 【0024】一対のガイドレ−ル115の下端部から導
出されてそれぞれ一対の下部反転プ−リ126、127
によって反転させられた駆動ベルト121の一端部は上
記第1の駆動プ−リ136aと第4の駆動プ−リ136
dにそれぞれ末端を固着して巻回され、他端部は第2の
駆動プ−リ136bと第3の駆動プ−リ136cとにそ
れぞれ末端を固着して巻回されている。 【0025】したがって、1本の駆動ベルト121の両
端部を巻回した各一対の駆動プ−リが互いに逆方向に回
転駆動されることで、上記駆動ベルト121はそれら駆
動プ−リの回転方向に応じて上記ガイドレ−ル115の
上部通路116と下部通路117を走行駆動されるよう
になっている。 【0026】なお、上記駆動装置131は、上記背部体
105の背面の上記駆動装置131よりも上方の部分に
設けられた制御装置139によって電気的に制御される
ようになっている。 【0027】上記一対のガイドレ−ル115にはマッサ
−ジ装置141が上記駆動ベルト121に連結されて走
行自在に設けられている。上記マッサ−ジ装置141は
フレ−ム11を有する。このフレ−ム11は図5と図6
に示すように側面形状が三角形をなした中空箱型状の一
対のサイドフレ−ム12を備えている。一対のサイドフ
レ−ム12は走行方向に沿う両端部の底部がそれぞれ連
結軸13によって連結されている。 【0028】一対の連結軸13の両端部にはそれぞれ上
記ガイドレ−ル115に形成された走行面2aを走行す
るガイドロ−ラ14が回転自在に設けられ、また中途部
には矩形板状のセンタフレ−ム15がサイドフレ−ム1
2の走行方向に沿って取り付け固定されている。 【0029】図10に示すように上記サイドフレ−ム1
2の外面の中途部下端には保持部材15aが取り付けら
れている。この保持部材15aにはワイヤ16の中途部
が挿通固定されている。このワイヤ16の両端部は上記
サイドフレ−ム12の端部方向に沿って導かれ、その両
端部は上記駆動ベルト121に連結部材17を介して連
結されているとともに、末端は上記連結軸13に連結固
定されている。 【0030】したがって、上記駆動ベルト121が走行
駆動されることで、この駆動ベルト121に上記フレ−
ム11がワイヤ16を介して連動するようになってい
る。つまり、フレ−ム11は上記ガイドレ−ル115に
沿って往復駆動されるようになっている。 【0031】図5に示すように一方のサイドフレ−ム1
2の外面には電気部品箱21が着脱自在に取り付けら
れ、他方のサイドフレ−ム12の外面には動力箱22が
同じく着脱自在に取り付けられている。フレ−ム11の
一対のサイドフレ−ム12間には、走行方向一端側の下
部に第1の駆動軸23が回転自在に架設され、中間部の
上部には第2の駆動軸24が同じく回転自在に架設され
ている。 【0032】上記第1の駆動軸23は図7に示すように
軸方向中途部において第1の部分23aと第2の部分2
3bとに分断され、各部分にはそれぞれ第1の偏心軸部
24aと第2の偏心軸部24bとが設けられている。各
偏心軸部24a、24bは、これらの先端部を嵌合させ
ることができるジョイント25によって偏心の位相を1
80度ずらして連結されている。上記ジョイント25は
上記センタフレ−ム15に第1の球形軸受26によって
回転および揺動自在に支持されている。 【0033】さらに、上記偏心軸部24a、24bには
側面形状がL字状のア−ム27の基端部に設けられた支
持部28が第2の球形軸受29によって回転自在かつ揺
動自在に連結されている。 【0034】一対のア−ム27はフレ−ム11の幅方向
中心に対して対称に設けられ、その中途部と先端部には
それぞれ主マッサ−ジロ−ラ31が回転自在に設けられ
ている。つまり、1つのア−ム27に2つの主マッサ−
ジロ−ラ31がフレ−ム11の走行方向に沿って所定間
隔で設けられている。 【0035】上記ア−ム27の中途部には図12に示す
ように矩形状の開口部32が形成され、ここに上記第2
の駆動軸24の中途部が挿通されている。第2の駆動軸
24の上記ア−ム27に対応する部分には偏心軸体33
が外嵌固定されている。この偏心軸体33には上記第2
の駆動軸24の軸線に対して偏心し、かつ所定の角度で
傾斜した偏心カム部34および偏心カム部34の一端側
に鍔部35が設けられている。 【0036】上記偏心カム部34には金属からなるスラ
イダ36が取り付けられる。このスライダ36は、上記
偏心カム部34に回転自在に外嵌される嵌合孔37が形
成された矩形状のコマ36aを有し、このコマ36aの
両側には側部ガイド36b、上下には上下ガイド36c
が設けられている。 【0037】上記スライダ36の一側面には合成樹脂に
よって矩形枠状に形成されたスペ−サ38が設けられ、
他側面には同じく合成樹脂製に矩形枠状に形成されたス
ライダ受け39がそれぞれ一側面を接合させて設けられ
る。スライダ受け39の一側面には上記一対の側部ガイ
ド36bがスライド自在に保持される側部溝41が形成
され、上下端部には上記上下ガイド36cがスライド自
在に係合するL字状の上下溝42が形成されている。 【0038】上記スライダ受け39の他側面には矩形枠
状のカバ−43が接合されている。このカバ−43の上
下端には上記スライダ受け39とスペ−サ38の上下端
面を覆う覆い部43aがL字状に形成されていて、接合
されたスペ−サ38、スライダ受け39およびカバ−4
3はねじ44によって上記ア−ム27の中途部一側面に
固定されている。その結果、上記スライダ36は上記ア
−ム27にスライド自在に保持されていることになる。 【0039】上記第2の駆動軸24には、上記センタフ
レ−ム15の両側部分に位置する一対のセンタロ−ラ4
5と、各サイドフレ−ム12の内側面近傍に位置する一
対のサイドロ−ラ46と、上記サイドフレ−ム12の上
面に開口して形成された収容部12aに収容された一対
の補助マッサ−ジロ−ラ47とがそれぞれ回転自在に設
けられている。 【0040】上記センタロ−ラ45は利用者の身体、と
くに首筋の部分がセンタフレ−ム15に当たるのを防止
し、サイドロ−ラ46はサイドフレ−ム12の内側縁に
当たるのを防止する。さらに、上記補助マッサ−ジロ−
ラ47は外周面がフレ−ム11の幅方向内方に向かって
低く傾斜したテ−パ状に形成されていて、利用者の背面
をマッサ−ジするとともに、そのテ−パ面によって身体
が幅方向にずれ動くのを防止し、さらに身体がサイドフ
レ−ム12の上面に当たるのを防止している。 【0041】上記第1の駆動軸23と第2の駆動軸24
との一端部は動力箱21内に突出している。第1の駆動
軸23の突出端部には第1のウオ−ムホイ−ル51が嵌
着され、第2の駆動軸24の突出端部には第2のウオ−
ムホイ−ル52が嵌着されている。 【0042】上記動力箱21には駆動モ−タ53が収容
されている。この駆動モ−タ53の回転軸54には上記
第1のウオ−ムホイ−ル51に噛合する第1のウオ−ム
ギヤ55と、上記第2のウオ−ムホイ−ル52に噛合す
る第2のウオ−ムギヤ56とがそれぞれ第1の一方向ク
ラッチ57と第2の一方向クラッチ58を介して嵌着さ
れている。上記第1の一方向クラッチ57と第2の一方
向クラッチ58は回転軸54の動力を第1、第2のウオ
−ムギヤ55、56に伝達する回転方向が逆になってい
る。 【0043】上記駆動モ−タ53の回転軸54は上記電
気箱21に接続された図示しないリモ−トコントロ−ラ
を介して正逆回転させることができるようになってい
る。上記回転軸54を正回転させると、その回転が第1
の一方向クラッチ57を介して第1のウオ−ムホイ−ル
51に伝達されるから、第1の駆動軸23が回転駆動さ
れる。 【0044】第1の駆動軸23が回転駆動されると、そ
の第1の偏心軸部24aと第2の偏心軸部24bとが偏
心回転し、その偏心回転にア−ム27が連動する。つま
り、ア−ム27は第1の駆動軸23に連結された一端部
を支点として円弧運動する。それによって、ア−ム27
の中途部と先端部とに設けられた主マッサ−ジロ−ラ3
1は上下動するから、利用者にたたき作用を呈すること
になる。 【0045】ア−ム27が円弧運動すると、のア−ム2
7の中途部に設けられたスライダ36に対して上記ア−
ム27が相対的にスライドするから、ア−ム27の中途
部に一体的に設けられたスライダ36が偏心軸体33の
偏心カム部34に外嵌されていても、そのスライダ36
がア−ム27の動きを阻止することがない。 【0046】一方、上記駆動モ−タ53の回転軸54を
逆回転させると、その回転は第2の一方向クラッチ58
を介して第2のウオ−ムギヤ56から第2のウオ−ムホ
イ−ル52に伝達されるから、第2の駆動軸24が回転
駆動される。 【0047】第2の駆動軸24が回転駆動されると、こ
の中途部に嵌着された偏心軸体33の偏心カム部34に
外嵌されたスライダ36はア−ム27に対してスライド
しながら偏心カム部34の偏心運動と傾斜運動とに連動
する。上記ア−ム27は基端部が第2の球形軸受29を
介して第2の駆動軸24に対し傾斜して取り付けられて
いる。 【0048】そのため、一対のア−ム27に取り付けら
れた主マッサ−ジロ−ラ31は、上記偏心カム部34の
運動によってフレ−ム11の走行方向と上下方向に対し
て揺動するから、利用者に対してもみ作用を与えること
になる。なお、背部体105はその表面全体が袋状の図
示しないカバ−によって被服されている。 【0049】このような構成のマッサ−ジ椅子100に
よれば、マッサ−ジ装置141を駆動するための駆動ベ
ルト121は、上記マッサ−ジ装置141の走行を案内
するガイドレ−ル115の上部通路116と下部通路1
17に挿通されている。つまり、ガイドレ−ル115に
駆動ベルト121が組み込まれてこれらが一体化されて
いるから、別体である場合に比べて背部体105の厚さ
寸法を小さくすることができる。 【0050】上記背部体105の前面側に設けられたマ
ッサ−ジ装置141は、上記駆動ベルト121を走行駆
動するための駆動装置131を上記背部体105の背面
側に設けたので、ガイドレ−ル115を背部体105の
上下方向ほぼ全長にわたって設けることができる。 【0051】それによって、上記マッサ−ジ装置141
を背部体105の上下方向ほぼ全長にわたって往復走行
させることができるから、利用者の腰部が背部体105
の下端部に位置していても、その部分をマッサ−ジする
ことができる。 【0052】すなわち、背部体105の上下方向ほぼ全
長を有効に利用することができるから、図1に示すよう
に、座部体104の後端に背部体105の下端が回動自
在に連結された構成のマッサ−ジ椅子であっても、利用
者が座部体104に着座することで、その利用者の腰部
も確実にマッサ−ジすることができる。 【0053】言い換えれば、駆動装置131を背部体1
05内の下端部に設けた場合のように、マッサ−ジ装置
141が背部体105の下端部に走行できなくなるとい
うことがなく、背部体105が全長にわたって有効に利
用されるから、その長さ寸法を必要以上に長くせずにす
む。 【0054】マッサ−ジ装置141を駆動ベルト121
で駆動する構成であると、長期の使用によって上記駆動
ベルト121に伸びが生じてたるみ、マッサ−ジ装置1
41を円滑かつ確実に駆動できなくなるということがあ
る。 【0055】しかしながら、この発明においては、背部
体105の下端部に、上記駆動ベルト121を反転させ
る一対の下部反転プ−リ126、127をばね129に
よって上記駆動ベルト121に張力を与えるよう付勢し
て設けた。そのため、上記駆動ベルト121に伸びが生
じても、その伸びに応じて一対の下部反転プ−リ12
6、127がばね129の付勢力で変位するから、上記
駆動ベルト121の伸びを吸収してその張力を一定に維
持することができる。 【0056】上記第1の実施形態においては、対をなす
それぞれ一対の駆動プ−リを逆方向に回転駆動すること
で、駆動ベルトの一対の端部の一方を巻き取り、他方を
送り出して上記駆動ベルトを走行させるようにしたが、
図13に示すように、駆動ベルト121の両端部をそれ
ぞれ一対の駆動プ−リ136a(136d)および13
6b(136c)に対して異なる方向に巻回する。この
場合、一方の駆動プ−リ136a(136d)に巻回さ
れる上記駆動ベルト121は補助プ−リ151によって
方向変換される。 【0057】さらに、各一対の駆動プ−リ136a(1
36d)および136b(136c)を同方向に回転さ
せる場合、上記第1の実施形態のようにこれらプ−リと
同軸に歯車を設ける代わりに、ベルトプ−リ(図示せ
ず)を設け、一対のベルトプ−リにベルト152を張設
することで、各一対の駆動プ−リを同方向に回転駆動す
ることができる。 【0058】 【発明の効果】請求項1の発明によれば、マッサ−ジ椅
子の背部体に、その上下方向に沿ってガイドレ−ルを設
け、このガイドレ−ルに通路を設け、この通路にマッサ
−ジ装置が連結される駆動ベルトを通すとともに、上記
駆動ベルトを走行駆動するための駆動手段を背部体の背
面側に設けるようにした。 【0059】そのため、マッサ−ジ装置を駆動するため
の駆動ベルトをガイドレ−ルの通路に挿通してこれらを
一体化したことで、背部体の厚さ寸法を薄くすることが
できる。しかも上記駆動ベルトを駆動する駆動手段を背
部体の背面側に設けたことで、マッサ−ジ装置を背部体
の上下方向ほぼ全長にわたって走行させることができる
から、上記駆動手段を背部体内の下部に設けた場合に比
べて背部体の長さ寸法を短くすることができる。
子の側面図。 【図2】同じく背部体の概略的構成の正面図。 【図3】同じく背部体拡大した側面図。 【図4】(a)は背部体の下端部の断面図、(b)は同
じく下部反転プ−リの取付け構造を示す断面図。 【図5】同じくマッサ−ジ装置の平面図。 【図6】同じく一部断面したマッサ−ジ装置の正面図。 【図7】同じく第1の駆動軸およびア−ムの取付け構造
の縦断面図。 【図8】同じくア−ムの取付け構造の横断面図。 【図9】同じく図1のA−A線に沿う断面図。 【図10】同じくマッサ−ジ装置の駆動箱側から見た側
面図。 【図11】(a)は同じく偏心軸体の軸方向に沿う断面
図、(b)は同じく軸方向と交差する方向の断面図。 【図12】同じくア−ムおよびこのア−ムにスライダを
取り付ける取付け構造の分解斜視図。 【図13】この発明の第2の実施形態を示す背部体下端
部の断面図。 【符号の説明】 36a、36b…一対の第1、第2の駆動プ−リ 36c、36d…一対の第3、第4の駆動プ−リ 104…座部体 105…背部体 115…ガイドレ−ル 116…上部通路 117…下部通路 121…駆動ベルト 122…上部反転プ−リ 126、127…下部反転プ−リ 131…駆動装置 141…マッサ−ジ装置
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 座部体と背部体を有し、この背部体には
上下方向に沿って往復駆動されるマッサ−ジ装置が設け
られるマッサ−ジ椅子において、 2つの通路が隔別形成され上記背部体の上下方向に沿っ
て設けられるとともに上記マッサ−ジ装置の上下動をガ
イドするガイドレ−ルと、 このガイドレ−ルの一方の通路と他方の通路にわたって
挿通され上記背部体の上部に設けられた上部反転プ−リ
に中途部を係合させるとともに上記背部体の上面側に設
けられる上記マッサ−ジ装置が連結された駆動ベルト
と、 上記背部体の下部に設けられ上記ガイドレ−ルの下端部
から下方に向かって導出された上記駆動ベルトの両端部
がそれぞれ係合されこの駆動ベルトの両端部の向きを反
転させる一対の下部反転プ−リと、 上記背部体の背面側に設けられ上記下部反転プ−リによ
って反転させられた上記駆動ベルトの一端部と他端部が
それぞれ巻回された一対の駆動プ−リを有し、これら駆
動プ−リを回転駆動することで上記駆動ベルトを上記ガ
イドレ−ルの通路に沿って往復走行させる駆動手段とを
具備したことを特徴とするマッサ−ジ椅子。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP20037796A JP3384934B2 (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | マッサ−ジ椅子 |
Publications (2)
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Family Applications (1)
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JP20037796A Expired - Fee Related JP3384934B2 (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | マッサ−ジ椅子 |
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JP4649074B2 (ja) * | 2001-07-26 | 2011-03-09 | フランスベッド株式会社 | マッサージ装置 |
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-
1996
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