JP3382405B2 - 振動型モーター装置 - Google Patents
振動型モーター装置Info
- Publication number
- JP3382405B2 JP3382405B2 JP01682095A JP1682095A JP3382405B2 JP 3382405 B2 JP3382405 B2 JP 3382405B2 JP 01682095 A JP01682095 A JP 01682095A JP 1682095 A JP1682095 A JP 1682095A JP 3382405 B2 JP3382405 B2 JP 3382405B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phase difference
- drive
- time
- motor device
- predetermined
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 28
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 22
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 12
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 9
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 8
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 6
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 3
- 239000013256 coordination polymer Substances 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 238000010408 sweeping Methods 0.000 description 2
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 2
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 230000005764 inhibitory process Effects 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02N—ELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H02N2/00—Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
- H02N2/10—Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors
- H02N2/14—Drive circuits; Control arrangements or methods
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02N—ELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H02N2/00—Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
- H02N2/10—Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors
- H02N2/14—Drive circuits; Control arrangements or methods
- H02N2/142—Small signal circuits; Means for controlling position or derived quantities, e.g. speed, torque, starting, stopping, reversing
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02N—ELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H02N2/00—Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
- H02N2/10—Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors
- H02N2/16—Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors using travelling waves, i.e. Rayleigh surface waves
Landscapes
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
- Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は振動波(振動型)モータ
を駆動するための振動波(振動型)モータ駆動装置に関
するものである。
を駆動するための振動波(振動型)モータ駆動装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】モータによる制御では過負荷等が原因で
駆動できなくなった時の判定方法として、一定時間以上
駆動部が駆動されなかったことをもって駆動不能と判断
する方法がよく用いられる。たとえば、電圧制御の直流
モータ等では最高電圧を印加した状態でこの判定を行え
ばよいが、近年実用化されている周波数制御による振動
波モータにおいてはその特性上、共振周波数付近は最も
高回転・高トルクを発生するが、一方この共振周波数は
温度等の環境により変化するので、駆動不能判定を行う
周波数が共振周波数から大きくずれていると負荷にかか
わりなく駆動できないことがあり、適切な駆動不能判定
ができない。
駆動できなくなった時の判定方法として、一定時間以上
駆動部が駆動されなかったことをもって駆動不能と判断
する方法がよく用いられる。たとえば、電圧制御の直流
モータ等では最高電圧を印加した状態でこの判定を行え
ばよいが、近年実用化されている周波数制御による振動
波モータにおいてはその特性上、共振周波数付近は最も
高回転・高トルクを発生するが、一方この共振周波数は
温度等の環境により変化するので、駆動不能判定を行う
周波数が共振周波数から大きくずれていると負荷にかか
わりなく駆動できないことがあり、適切な駆動不能判定
ができない。
【0003】このような問題を解決する為に、従来は駆
動不能判定の時間を長くとり、その間に周波数をスイー
プする方法がある。
動不能判定の時間を長くとり、その間に周波数をスイー
プする方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記方
法では共振周波数に近い遠いにかかわらず、駆動不能判
定を一定時間に設定しているため、共振周波数近傍では
必要以上に長い時間駆動不能の判定がだされるまで通電
しっぱなしになり、消費電力が多くなるといった問題が
ある。
法では共振周波数に近い遠いにかかわらず、駆動不能判
定を一定時間に設定しているため、共振周波数近傍では
必要以上に長い時間駆動不能の判定がだされるまで通電
しっぱなしになり、消費電力が多くなるといった問題が
ある。
【0005】本出願に係わる第1の発明の目的は、振動
波モータの振動状態信号を用い、駆動不能判定を適切な
周波数にて行うことである。
波モータの振動状態信号を用い、駆動不能判定を適切な
周波数にて行うことである。
【0006】本出願に係わる第2の発明の目的は、振動
波モータの振動状態信号を用い、駆動不能判定基準(時
間)を適切な基準で行なわせることにより無駄な電力の
消費を防ぐことである。
波モータの振動状態信号を用い、駆動不能判定基準(時
間)を適切な基準で行なわせることにより無駄な電力の
消費を防ぐことである。
【0007】本出願に係わる第3の発明の目的は、振動
波モータの振動状態信号と駆動量を用い、駆動不能判定
基準(時間)を適切な基準で行なわせることにより無駄
な電力の消費を防ぐことである。
波モータの振動状態信号と駆動量を用い、駆動不能判定
基準(時間)を適切な基準で行なわせることにより無駄
な電力の消費を防ぐことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】課題を解決するため、請
求項1では、振動型モーター装置において、モーター装
置の駆動力によりモーター装置と相対的に駆動される部
材の駆動に応じて出力されるパルス信号のエッジ間隔の
時間を検出する駆動状態検知手段と、駆動状態検知手段
により検出された前記エッジ間隔の時間が予め決められ
た駆動不能判定時間より長いか否かに応じて前記モータ
ー装置の駆動不能か否か判定する判定手段と、モーター
装置の駆動電極に与えられる駆動のための周波信号と該
モーター装置のモニタ電極から出力される周波信号との
位相差を検知する振動状態検知手段と、振動状態検知手
段にて検知された前記位相差が予め決められた位相差よ
り大きいか否かに応じて前記判定手段を作動とするか不
作動とするかを制御する制御手段とを具備するものであ
る。また、請求項2では、予め決められた位相差は、前
記モーター装置の共振周波数より高周波の予め決められ
た周波数での位相差であり、制御手段は、前記振動状態
検知手段により検知した位相差が、前記予め決められた
位相差より小さい位相差か、前記予め決められた位相差
以上の大きい位相差かを検知すると共に、予め決められ
た位相差より小さい位相差であると検知された際に前記
判定手段を作動させるものであり、また、請求項3で
は、判定手段は、前記駆動状態検知手段が前記予め決め
られた駆動不能判定時間の間、前記パルス信号のエッジ
を検出しなかったときには駆動不能と判定するものであ
る。
求項1では、振動型モーター装置において、モーター装
置の駆動力によりモーター装置と相対的に駆動される部
材の駆動に応じて出力されるパルス信号のエッジ間隔の
時間を検出する駆動状態検知手段と、駆動状態検知手段
により検出された前記エッジ間隔の時間が予め決められ
た駆動不能判定時間より長いか否かに応じて前記モータ
ー装置の駆動不能か否か判定する判定手段と、モーター
装置の駆動電極に与えられる駆動のための周波信号と該
モーター装置のモニタ電極から出力される周波信号との
位相差を検知する振動状態検知手段と、振動状態検知手
段にて検知された前記位相差が予め決められた位相差よ
り大きいか否かに応じて前記判定手段を作動とするか不
作動とするかを制御する制御手段とを具備するものであ
る。また、請求項2では、予め決められた位相差は、前
記モーター装置の共振周波数より高周波の予め決められ
た周波数での位相差であり、制御手段は、前記振動状態
検知手段により検知した位相差が、前記予め決められた
位相差より小さい位相差か、前記予め決められた位相差
以上の大きい位相差かを検知すると共に、予め決められ
た位相差より小さい位相差であると検知された際に前記
判定手段を作動させるものであり、また、請求項3で
は、判定手段は、前記駆動状態検知手段が前記予め決め
られた駆動不能判定時間の間、前記パルス信号のエッジ
を検出しなかったときには駆動不能と判定するものであ
る。
【0009】また、課題を解決するため、請求項4で
は、振動型モーター装置において、モーター装置の駆動
力によりモーター装置と相対的に駆動される部材の駆動
に応じて出力されるパルス信号のエッジ間隔の時間を検
出する駆動状態検知手段と、駆動状態検知手段により検
出された前記エッジ間隔の時間が予め決められた駆動不
能判定時間より長いか否かに応じて前記モーター装置の
駆動不能か否か判定する判定手段と、モーター装置の駆
動電極に与えられる駆動のための周波信号と該モーター
装置のモニタ電極から出力される周波信号との位相差を
検知する振動状態検知手段と、振動状態検知手段にて検
知された前記位相差が予め決められた位相差より大きい
か否かに応じて前記判定手段による駆動不能判定時間を
変更する変更手段とを具備するものである。また、請求
項5では、予め決められた位相差は、前記モーター装置
の共振周波数より高周波の予め決められた周波数での位
相差であり、変更手段は、前記振動状態検知手段により
検知した位相差が、前記予め決められた位相差より小さ
い位相差か、前記予め決められた位相差以上の大きい位
相差かを検知し、前記予め決められた位相差より小さい
位相差であると検知された際に前記駆動不能判定時間を
第1の時間に設定し、前記予め決められた位相差以上の
位相差であると検知された際に前記駆動不能判定時間を
前記第1の時間より長い第2の時間に設定するものであ
る。また、請求項6では、判定手段は、前記第1の時間
が設定されている時、該第1の時間の間、前記駆動状態
検知手段が前記パルス信号のエッジ間隔を検出しなかっ
たときには駆動不能と判定し、前記第2の時間が設定さ
れている時、前記第2の時間の間、前記駆動状態検知手
段が前記パルス信号のエッジ間隔を検出しなかったとき
には駆動不能と判定するものである。
は、振動型モーター装置において、モーター装置の駆動
力によりモーター装置と相対的に駆動される部材の駆動
に応じて出力されるパルス信号のエッジ間隔の時間を検
出する駆動状態検知手段と、駆動状態検知手段により検
出された前記エッジ間隔の時間が予め決められた駆動不
能判定時間より長いか否かに応じて前記モーター装置の
駆動不能か否か判定する判定手段と、モーター装置の駆
動電極に与えられる駆動のための周波信号と該モーター
装置のモニタ電極から出力される周波信号との位相差を
検知する振動状態検知手段と、振動状態検知手段にて検
知された前記位相差が予め決められた位相差より大きい
か否かに応じて前記判定手段による駆動不能判定時間を
変更する変更手段とを具備するものである。また、請求
項5では、予め決められた位相差は、前記モーター装置
の共振周波数より高周波の予め決められた周波数での位
相差であり、変更手段は、前記振動状態検知手段により
検知した位相差が、前記予め決められた位相差より小さ
い位相差か、前記予め決められた位相差以上の大きい位
相差かを検知し、前記予め決められた位相差より小さい
位相差であると検知された際に前記駆動不能判定時間を
第1の時間に設定し、前記予め決められた位相差以上の
位相差であると検知された際に前記駆動不能判定時間を
前記第1の時間より長い第2の時間に設定するものであ
る。また、請求項6では、判定手段は、前記第1の時間
が設定されている時、該第1の時間の間、前記駆動状態
検知手段が前記パルス信号のエッジ間隔を検出しなかっ
たときには駆動不能と判定し、前記第2の時間が設定さ
れている時、前記第2の時間の間、前記駆動状態検知手
段が前記パルス信号のエッジ間隔を検出しなかったとき
には駆動不能と判定するものである。
【0010】さらに、課題を解決するため、請求項7で
は、振動型モーター装置において、モーター装置の駆動
力によりモーター装置と相対的に駆動される部材の駆動
に応じて出力されるパルス信号のエッジ間隔の時間を検
出する駆動状態検知手段と、パルス信号のパルス数をカ
ウントすることにより前記部材の駆動量を検出する駆動
量検出手段と、駆動状態検知手段により検出された前記
エッジ間隔の時間が予め決められた駆動不能判定時間よ
り長いか否かに応じて前記モーター装置の駆動不能か否
か判定する判定手段と、モーター装置の駆動電極に与え
られる駆動のための周波信号と該モーター装置のモニタ
電極から出力される周波信号との位相差を検知する振動
状態検知手段と、振動状態検知手段により検知された位
相差と予め決められた位相差とを比較した比較結果およ
び該駆動量検出手段により検出された駆動量に応じて、
前記判定手段による駆動不能判定時間を変更する変更手
段とを具備するものである。また、請求項8では、予め
決められた位相差は、前記モーター装置の共振周波数よ
り高周波の予め決められた周波数であり、変更手段は、
前記振動状態検知手段により検知した位相差と前記予め
決められた位相差とを比較し、比較結果が、予め決めら
れた位相差より小さい位相差であると検知された際に前
記駆動不能判定時間を第1の時間に設定し、予め決めら
れた位相差以上の位相差であると検知され、かつ前記駆
動量検出手段の駆動量が予め決められた駆動量以上であ
るときに前記駆動不能判定時間を前記第1の時間より長
い第2の時間に設定し、予め決められた位相差以上の位
相差であると検知され、かつ前記駆動量検出手段の駆動
量が予め決められた駆動量より小さいときに前記駆動不
能判定時間を前記第2の時間より長い第3の時間に設定
するものである。さらに、請求項9では、判定手段は、
前記第1の時間が設定されている時、該第1の時間の
間、前記駆動状態検知手段が前記パルス信号のエッジ間
隔を検出しなかったときには駆動不能と判定し、前記第
2の時間が設定されている時、前記第2の時間の間、前
記駆動状態検知手段が前記パルス信号のエッジ間隔を検
出しなかったときには駆動不能と判定し、前記第3の時
間が設定されている時、前記第3の時間の間、前記駆動
状態検知手段が前記パルス信号のエッジ間隔を検出しな
かったときには駆動不能と判定するものである。
は、振動型モーター装置において、モーター装置の駆動
力によりモーター装置と相対的に駆動される部材の駆動
に応じて出力されるパルス信号のエッジ間隔の時間を検
出する駆動状態検知手段と、パルス信号のパルス数をカ
ウントすることにより前記部材の駆動量を検出する駆動
量検出手段と、駆動状態検知手段により検出された前記
エッジ間隔の時間が予め決められた駆動不能判定時間よ
り長いか否かに応じて前記モーター装置の駆動不能か否
か判定する判定手段と、モーター装置の駆動電極に与え
られる駆動のための周波信号と該モーター装置のモニタ
電極から出力される周波信号との位相差を検知する振動
状態検知手段と、振動状態検知手段により検知された位
相差と予め決められた位相差とを比較した比較結果およ
び該駆動量検出手段により検出された駆動量に応じて、
前記判定手段による駆動不能判定時間を変更する変更手
段とを具備するものである。また、請求項8では、予め
決められた位相差は、前記モーター装置の共振周波数よ
り高周波の予め決められた周波数であり、変更手段は、
前記振動状態検知手段により検知した位相差と前記予め
決められた位相差とを比較し、比較結果が、予め決めら
れた位相差より小さい位相差であると検知された際に前
記駆動不能判定時間を第1の時間に設定し、予め決めら
れた位相差以上の位相差であると検知され、かつ前記駆
動量検出手段の駆動量が予め決められた駆動量以上であ
るときに前記駆動不能判定時間を前記第1の時間より長
い第2の時間に設定し、予め決められた位相差以上の位
相差であると検知され、かつ前記駆動量検出手段の駆動
量が予め決められた駆動量より小さいときに前記駆動不
能判定時間を前記第2の時間より長い第3の時間に設定
するものである。さらに、請求項9では、判定手段は、
前記第1の時間が設定されている時、該第1の時間の
間、前記駆動状態検知手段が前記パルス信号のエッジ間
隔を検出しなかったときには駆動不能と判定し、前記第
2の時間が設定されている時、前記第2の時間の間、前
記駆動状態検知手段が前記パルス信号のエッジ間隔を検
出しなかったときには駆動不能と判定し、前記第3の時
間が設定されている時、前記第3の時間の間、前記駆動
状態検知手段が前記パルス信号のエッジ間隔を検出しな
かったときには駆動不能と判定するものである。
【0011】
【実施例】図1は第1の実施例にかかわる振動波(振動
型)モータの駆動回路構成図を示したものである。
型)モータの駆動回路構成図を示したものである。
【0012】図1において、1は振動波(振動型)モー
タの固定子を示し、固定子1の表面には分極処理なされ
た2群の電歪素子又は圧電素子等の周波信号の印加にて
振動を起生する電気−機械エネルギー変換素子が配され
ている。1−1、および1−2は前記各群の電歪素子
(圧電素子)上に互いに90度位相の異なる周波電圧を
印加するための駆動電極、1−3は固定子の振動状態を
検出するモニタ電極であり、モニタ電極1−3は、駆動
電極1−1、1−2とは電気的に絶縁された電歪素子
(圧電素子)上に配されている。1−4は1−1、1−
2、1−3の各電極に対する共通電極である。
タの固定子を示し、固定子1の表面には分極処理なされ
た2群の電歪素子又は圧電素子等の周波信号の印加にて
振動を起生する電気−機械エネルギー変換素子が配され
ている。1−1、および1−2は前記各群の電歪素子
(圧電素子)上に互いに90度位相の異なる周波電圧を
印加するための駆動電極、1−3は固定子の振動状態を
検出するモニタ電極であり、モニタ電極1−3は、駆動
電極1−1、1−2とは電気的に絶縁された電歪素子
(圧電素子)上に配されている。1−4は1−1、1−
2、1−3の各電極に対する共通電極である。
【0013】2は処理回路としてのマイクロコンピュー
タ(以下、CPUと記す)で、P1・P2・P3・P5
・P6・P7・P10・P11は出力ポート、P4・P
8・P12は入力ポート、またP9は入力ポートで入力
信号の立ち上がりエッジで割り込みを発生する。3はD
/A変換器、4は電圧制御発振器(以下、VCOと記
す)である。すなわち、CPU2の出力ポートP1から
出力されるのデジタル信号をD/A変換器3でアナログ
信号に変換し、そのアナログ信号に応じた周波信号がV
CO4から出力される。本実施例ではD/A変換器3の
入力は8ビットで構成されており、VCO4は、入力電
圧が高いほど出力周波数が低くなるようにしてある。従
って出力ポートP1が00Hの時、VCO4の出力周波
数が最も高くなり、逆にFFHの時、VCO4の出力周
波数は最も低くなる。
タ(以下、CPUと記す)で、P1・P2・P3・P5
・P6・P7・P10・P11は出力ポート、P4・P
8・P12は入力ポート、またP9は入力ポートで入力
信号の立ち上がりエッジで割り込みを発生する。3はD
/A変換器、4は電圧制御発振器(以下、VCOと記
す)である。すなわち、CPU2の出力ポートP1から
出力されるのデジタル信号をD/A変換器3でアナログ
信号に変換し、そのアナログ信号に応じた周波信号がV
CO4から出力される。本実施例ではD/A変換器3の
入力は8ビットで構成されており、VCO4は、入力電
圧が高いほど出力周波数が低くなるようにしてある。従
って出力ポートP1が00Hの時、VCO4の出力周波
数が最も高くなり、逆にFFHの時、VCO4の出力周
波数は最も低くなる。
【0014】5はVCO4の出力周波数を4分周する分
周回路、6はシフトレジスタで、シフトレジスタ6のデ
ータ入力端子には分周回路5の出力が入力され、またク
ロック入力端子にはVCO4の出力が入力されており、
出力端子Qからはデータ入力端子の入力信号に対して9
0度おくれ周波信号が出力される。
周回路、6はシフトレジスタで、シフトレジスタ6のデ
ータ入力端子には分周回路5の出力が入力され、またク
ロック入力端子にはVCO4の出力が入力されており、
出力端子Qからはデータ入力端子の入力信号に対して9
0度おくれ周波信号が出力される。
【0015】7はエクスクルージブオア(以下、EXO
Rと記す)でEXOR7の一方の入力端子はシフトレジ
スタ6の出力端子Qに、他方の入力端子はCPU2の出
力ポートP2に接続されている。
Rと記す)でEXOR7の一方の入力端子はシフトレジ
スタ6の出力端子Qに、他方の入力端子はCPU2の出
力ポートP2に接続されている。
【0016】8、9はアンドゲート(以下、ANDと記
す)でAND8の一方の入力端子は分周回路5の出力端
子に、AND9の一方の入力端子はEXOR7の出力端
子に、またAND8およびAND9の他方の入力端子は
共にCPU2の出力ポートP3に接続されている。
す)でAND8の一方の入力端子は分周回路5の出力端
子に、AND9の一方の入力端子はEXOR7の出力端
子に、またAND8およびAND9の他方の入力端子は
共にCPU2の出力ポートP3に接続されている。
【0017】10、11は増幅回路で、増幅回路10は
AND8の出力信号を、増幅回路11はAND9の出力
信号をそれぞれ増幅している。12、13はコイルで、
増幅回路10の出力信号はコイル12を通して駆動電極
1−1に印加され、増幅回路11の出力信号はコイル1
3を通して駆動電極1−2に印加される。
AND8の出力信号を、増幅回路11はAND9の出力
信号をそれぞれ増幅している。12、13はコイルで、
増幅回路10の出力信号はコイル12を通して駆動電極
1−1に印加され、増幅回路11の出力信号はコイル1
3を通して駆動電極1−2に印加される。
【0018】図2は、VCO4の出力信号、CPU2の
出力ポートP2およびP3の出力信号、増幅回路10、
11の入力信号の関係を示したタイミング図である。図
2のように、CPU2の出力ポートP3の出力信号によ
り増幅回路10、11への周波信号の許可・禁止、すな
わち振動波モータへの通電の許可・禁止を制御してい
る。またCPU2の出力ポートP2の出力信号により増
幅回路10と11の入力信号の位相関係を+90度また
は−90度に切り替えて振動波モータの回転方向を制御
している。本実施例ではCPU2のP2の出力信号がロ
ウレベルの時に振動波モータが時計回りの方向に回転
し、P2の出力信号がハイレベルの時に振動波モータが
反時計回りに回転するものとする。なお、印加される周
波信号の周波数はVCO4の出力信号の周波数は4分周
した周波数となる。
出力ポートP2およびP3の出力信号、増幅回路10、
11の入力信号の関係を示したタイミング図である。図
2のように、CPU2の出力ポートP3の出力信号によ
り増幅回路10、11への周波信号の許可・禁止、すな
わち振動波モータへの通電の許可・禁止を制御してい
る。またCPU2の出力ポートP2の出力信号により増
幅回路10と11の入力信号の位相関係を+90度また
は−90度に切り替えて振動波モータの回転方向を制御
している。本実施例ではCPU2のP2の出力信号がロ
ウレベルの時に振動波モータが時計回りの方向に回転
し、P2の出力信号がハイレベルの時に振動波モータが
反時計回りに回転するものとする。なお、印加される周
波信号の周波数はVCO4の出力信号の周波数は4分周
した周波数となる。
【0019】14は正入力端子を駆動電極1−1に、負
入力端子を基準電圧(以下、Vrefと記す)に接続さ
れたコンパレータ、15は正入力端子をモニタ電極1−
3に、負入力端子をVrefに接続されたコンパレータ
であり、コンパレータ14、15により駆動電極1−1
および、1−3の信号をデジタルレベルの周波信号に変
換している。16は位相比較回路で、S入力端子はコン
パレータ14の出力に、R入力端子はコンパレータ15
の出力端子にそれぞれ接続されている。位相比較回路1
6は、S入力端子に立ち上がり信号が入力されると出力
端子はハイレベルとなり、R入力端子に立ち上がり信号
が入力されると出力端にはロウレベルが出力される。す
なわちコンパレータ14の出力の立ち上がりから、コン
パレータ15の出力信号の立ち上がりまでの期間、位相
比較回路16の出力端子にはハイレベルが出力されるの
で、この時間が駆動電極1−1に対するモニタ電極1−
3の位相遅れ時間を示す事になる。17は基準クロック
を出力するクロック発生回路、18はアップカウンタ
で、カウンタ18のクロック入力端子はクロック発生回
路17に接続され、またカウント制御入力端子は位相比
較回路16の出力端子に接続されている。本実施例では
カウンタ18のカウント制御入力端子に立ち上がり信号
が入力されると、カウント値がクリアされると共にアッ
プカウンタが動作し、カウント制御端子に立ち下がり信
号が入力されるとカウントを停止すると共にカウント値
を出力にラッチするものとする。カウンタ18の出力は
CPU2の入力ポートP4に接続されているので、CP
U2は入力ポートP4により最新の位相遅れ時間をクロ
ック発生回路17のクロック数として読むことができ
る。
入力端子を基準電圧(以下、Vrefと記す)に接続さ
れたコンパレータ、15は正入力端子をモニタ電極1−
3に、負入力端子をVrefに接続されたコンパレータ
であり、コンパレータ14、15により駆動電極1−1
および、1−3の信号をデジタルレベルの周波信号に変
換している。16は位相比較回路で、S入力端子はコン
パレータ14の出力に、R入力端子はコンパレータ15
の出力端子にそれぞれ接続されている。位相比較回路1
6は、S入力端子に立ち上がり信号が入力されると出力
端子はハイレベルとなり、R入力端子に立ち上がり信号
が入力されると出力端にはロウレベルが出力される。す
なわちコンパレータ14の出力の立ち上がりから、コン
パレータ15の出力信号の立ち上がりまでの期間、位相
比較回路16の出力端子にはハイレベルが出力されるの
で、この時間が駆動電極1−1に対するモニタ電極1−
3の位相遅れ時間を示す事になる。17は基準クロック
を出力するクロック発生回路、18はアップカウンタ
で、カウンタ18のクロック入力端子はクロック発生回
路17に接続され、またカウント制御入力端子は位相比
較回路16の出力端子に接続されている。本実施例では
カウンタ18のカウント制御入力端子に立ち上がり信号
が入力されると、カウント値がクリアされると共にアッ
プカウンタが動作し、カウント制御端子に立ち下がり信
号が入力されるとカウントを停止すると共にカウント値
を出力にラッチするものとする。カウンタ18の出力は
CPU2の入力ポートP4に接続されているので、CP
U2は入力ポートP4により最新の位相遅れ時間をクロ
ック発生回路17のクロック数として読むことができ
る。
【0020】19は固定子1の振動によって回転または
移動する部材と供に回転するパルス板で、このパルス板
19は所定間隔の透光パターンが配されている。20は
発光光源及びフォトトランジスタを含むフォトリフレク
タで、パルス板19の回転により透光パターンがフォト
リフレクター20を通過するごとに出力を形成し、パル
ス板19の回転量に応じた信号を形成する。21はコン
パレターで、コンパレータ21はフォトリフレクター2
0の出力信号をデジタルレベルに変換している。
移動する部材と供に回転するパルス板で、このパルス板
19は所定間隔の透光パターンが配されている。20は
発光光源及びフォトトランジスタを含むフォトリフレク
タで、パルス板19の回転により透光パターンがフォト
リフレクター20を通過するごとに出力を形成し、パル
ス板19の回転量に応じた信号を形成する。21はコン
パレターで、コンパレータ21はフォトリフレクター2
0の出力信号をデジタルレベルに変換している。
【0021】22はコンパレータ21の出力をクロック
入力とするアップ/ダウンカウンタで、カウンタ22の
リセット端子はCPU2の出力ポートP5に、カウンタ
22のアップ/ダウン制御端子は出力ポートP6に、カ
ウント許可/禁止制御端子は出力ポートP7に接続され
ている。また、カウンタ22の出力端子はCPU2の入
力ポートP8に接続されている。カウンタ22はパルス
板19の回転量をその出力パルス数の変換するためのも
のである。
入力とするアップ/ダウンカウンタで、カウンタ22の
リセット端子はCPU2の出力ポートP5に、カウンタ
22のアップ/ダウン制御端子は出力ポートP6に、カ
ウント許可/禁止制御端子は出力ポートP7に接続され
ている。また、カウンタ22の出力端子はCPU2の入
力ポートP8に接続されている。カウンタ22はパルス
板19の回転量をその出力パルス数の変換するためのも
のである。
【0022】コンパレータ21の出力信号はカウンタ2
2のクロック端子に接続されると供に、CPU2の割り
込み入力端子P9にも接続されている。
2のクロック端子に接続されると供に、CPU2の割り
込み入力端子P9にも接続されている。
【0023】23は基準クロックを出力するためのクロ
ック発生回路、24はアップカウンタである。アップカ
ウンタ24のクロック入力端子はクロック発生回路23
に接続され、カウンタ24のリセット端子はCPU2の
出力ポートP10に、カウンタ24のカウント許可/禁
止制御端子は出力ポートP11に接続されている。ま
た、カウンタ24の出力端子はCPU2の入力ポートP
12に接続されている。
ック発生回路、24はアップカウンタである。アップカ
ウンタ24のクロック入力端子はクロック発生回路23
に接続され、カウンタ24のリセット端子はCPU2の
出力ポートP10に、カウンタ24のカウント許可/禁
止制御端子は出力ポートP11に接続されている。ま
た、カウンタ24の出力端子はCPU2の入力ポートP
12に接続されている。
【0024】カウンタ24は振動波(振動型)モータ1
を駆動中に入力ポートP9に割り込みが発生する度にポ
ートP12よりカウンタ値を入力、さらにポートP10
でカウンタ24をリセットすることで、コンパレータ2
1から出力されるパルス信号のエッジから次のエッジま
での時間をクロック発生回路23のクロック数で得るた
めのものである。
を駆動中に入力ポートP9に割り込みが発生する度にポ
ートP12よりカウンタ値を入力、さらにポートP10
でカウンタ24をリセットすることで、コンパレータ2
1から出力されるパルス信号のエッジから次のエッジま
での時間をクロック発生回路23のクロック数で得るた
めのものである。
【0025】図3は本実施例で用いている振動波(振動
型)モータの周波数と回転数および駆動電極1−1に対
するモニタ電極1−3の位相遅れ量(以下、位相差と記
す)の関係を示したものである。横軸に周波数、縦軸に
回転数および位相差をとっている。図3より周波数を高
周波側から低周波側にスイープさせてやると、ある周波
数で起動しはじめ、さらに低周波側にスイープすると徐
々に回転数があがり、振動波(振動型)モータの共振周
波数よりさらに低周波となると、急激に回転数が低下す
る。一方、図3より位相差は周波数を低周波側へスイー
プするほど小さくなるので、この特性より加速時すなわ
ち低周波側へスイープ時、位相差を監視してやり、共振
周波数での位相差をより位相差が大きい範囲内で周波数
をスイープしてあげれば前記のような急激な回転数の低
下を防ぐ事ができる。本実施例では共振周波数での位相
差をθ0,また共振周波数より所定量高周波側での位相
差をθAとし、駆動中の位相差がθ0より小さい時は、
駆動速度によらず周波数を上げ、また、位相差がθAと
θ0の間にある時は加速の為の周波数低下を禁止するこ
とで、急激な回転数の低下を防いでいる。
型)モータの周波数と回転数および駆動電極1−1に対
するモニタ電極1−3の位相遅れ量(以下、位相差と記
す)の関係を示したものである。横軸に周波数、縦軸に
回転数および位相差をとっている。図3より周波数を高
周波側から低周波側にスイープさせてやると、ある周波
数で起動しはじめ、さらに低周波側にスイープすると徐
々に回転数があがり、振動波(振動型)モータの共振周
波数よりさらに低周波となると、急激に回転数が低下す
る。一方、図3より位相差は周波数を低周波側へスイー
プするほど小さくなるので、この特性より加速時すなわ
ち低周波側へスイープ時、位相差を監視してやり、共振
周波数での位相差をより位相差が大きい範囲内で周波数
をスイープしてあげれば前記のような急激な回転数の低
下を防ぐ事ができる。本実施例では共振周波数での位相
差をθ0,また共振周波数より所定量高周波側での位相
差をθAとし、駆動中の位相差がθ0より小さい時は、
駆動速度によらず周波数を上げ、また、位相差がθAと
θ0の間にある時は加速の為の周波数低下を禁止するこ
とで、急激な回転数の低下を防いでいる。
【0026】ところで、振動波モータにより駆動される
部材に大きな負荷等がかかり周波数数をスイープしても
駆動できない場合がある。この時はパルス板19が回転
しないので、フォトリフレクター20から信号が出力さ
れない。したがって、コンパレータ21のパルス出力の
変化が所定時間なかった時には駆動不能と判断でき、振
動波モータ1への通電を切ることで無駄な電力を消費し
ないで済む。
部材に大きな負荷等がかかり周波数数をスイープしても
駆動できない場合がある。この時はパルス板19が回転
しないので、フォトリフレクター20から信号が出力さ
れない。したがって、コンパレータ21のパルス出力の
変化が所定時間なかった時には駆動不能と判断でき、振
動波モータ1への通電を切ることで無駄な電力を消費し
ないで済む。
【0027】このときの駆動不能判定時間(以下、T0
と記す)は、電圧制御の直流モータ等ではフルパワー供
給状態でT0を設定しておけば良いが、周波数で制御さ
れる振動波モータでは共振周波数が環境等により変化す
るので、前述したような急激な回転数の低下する周波数
が特定できない。よって、駆動不能判定時間は現在振動
波モータに印加中の周波数が実際に十分駆動出来得る周
波数なのかによって変えてやる必要がある。すなわち本
来十分駆動可能な周波数であれば駆動不能判定時間T0
の判定ができ、そうでなければ、十分駆動可能な周波数
までスイープしてから駆動不能判定時間T0の判定をす
る必要がある。本実施例では、十分駆動可能な周波数で
あるかどうかを駆動電極1−1に対するモニタ電極1−
3の位相遅れ量(位相差)が図3のθAより小さいかど
うかをもって判別している。
と記す)は、電圧制御の直流モータ等ではフルパワー供
給状態でT0を設定しておけば良いが、周波数で制御さ
れる振動波モータでは共振周波数が環境等により変化す
るので、前述したような急激な回転数の低下する周波数
が特定できない。よって、駆動不能判定時間は現在振動
波モータに印加中の周波数が実際に十分駆動出来得る周
波数なのかによって変えてやる必要がある。すなわち本
来十分駆動可能な周波数であれば駆動不能判定時間T0
の判定ができ、そうでなければ、十分駆動可能な周波数
までスイープしてから駆動不能判定時間T0の判定をす
る必要がある。本実施例では、十分駆動可能な周波数で
あるかどうかを駆動電極1−1に対するモニタ電極1−
3の位相遅れ量(位相差)が図3のθAより小さいかど
うかをもって判別している。
【0028】CPU2の持つメモリについて説明する。
メモリDRV_DATAは目標駆動量をあらわし、目標
駆動量DRV_DATAの内容とカウンタ22のカウン
ト値が一致した位置で振動波モータを停止させる。メモ
リDRV_REMEは駆動残量を示し、駆動残量DRV
_REMEは目標駆動量DEV_DATAとカウンタ2
2のカウント値の差で表される。メモリDRV_SPE
Dは目標駆動速度を示し、目標駆動速度DRV_SPE
Dはコンパレータ21の出力パルスのパルス間隔、すな
わちカウンタ24のカウント値で表され、本実施例にお
けるシステムでは、各駆動残量ごとにDRV_SPED
が設定されている。メモリDRV_SPDOは現駆動残
量DRV_REMEに対応した目標駆動速度DRV_D
PEDの内容を格納するためのものである。メモリDR
V_TOUTは駆動不能と判定するカウンタ24のカウ
ント値で、カウンタ24のカウント値がDEV_TOU
Tより大きい時、駆動不能と判断し振動波モータへの通
電を切る。
メモリDRV_DATAは目標駆動量をあらわし、目標
駆動量DRV_DATAの内容とカウンタ22のカウン
ト値が一致した位置で振動波モータを停止させる。メモ
リDRV_REMEは駆動残量を示し、駆動残量DRV
_REMEは目標駆動量DEV_DATAとカウンタ2
2のカウント値の差で表される。メモリDRV_SPE
Dは目標駆動速度を示し、目標駆動速度DRV_SPE
Dはコンパレータ21の出力パルスのパルス間隔、すな
わちカウンタ24のカウント値で表され、本実施例にお
けるシステムでは、各駆動残量ごとにDRV_SPED
が設定されている。メモリDRV_SPDOは現駆動残
量DRV_REMEに対応した目標駆動速度DRV_D
PEDの内容を格納するためのものである。メモリDR
V_TOUTは駆動不能と判定するカウンタ24のカウ
ント値で、カウンタ24のカウント値がDEV_TOU
Tより大きい時、駆動不能と判断し振動波モータへの通
電を切る。
【0029】図4および図5はそれぞれCPU2の動作
を説明するメインルーチンと割り込みルーチンのフロー
チャートである。図4より、ステップごとに説明する。
を説明するメインルーチンと割り込みルーチンのフロー
チャートである。図4より、ステップごとに説明する。
【0030】ステップ50:最初に各出力ポートをロウ
レベルに、またメモリDRV_DSPDO・DRV_T
OUTを零に初期化する。
レベルに、またメモリDRV_DSPDO・DRV_T
OUTを零に初期化する。
【0031】ステップ51:振動波モータの駆動方向を
設定する。すなわち、振動波モータを時計回りの方向に
回転させる時は出力ポートP2にロウレベルを、逆に反
時計回りの方向に回転させる時はP2をハイレベルを出
力する。
設定する。すなわち、振動波モータを時計回りの方向に
回転させる時は出力ポートP2にロウレベルを、逆に反
時計回りの方向に回転させる時はP2をハイレベルを出
力する。
【0032】ステップ52:出力ポートP5にハイレベ
ルを出力し、パルス板19の回転量を示すカウンタ22
の出力をクリアする。
ルを出力し、パルス板19の回転量を示すカウンタ22
の出力をクリアする。
【0033】ステップ53:カウンタ22をアップカウ
ンタにするか、ダウンカウンタにするかを出力ポートP
6で設定する。本実施例では、振動波モータを時計回り
の方向に回転させるときはP6にハイレベルを出力して
アップカウンタとし、逆に反時計回りの方向に回転させ
る時はP6にロウレベルを出力してダウンカウンタとす
る。
ンタにするか、ダウンカウンタにするかを出力ポートP
6で設定する。本実施例では、振動波モータを時計回り
の方向に回転させるときはP6にハイレベルを出力して
アップカウンタとし、逆に反時計回りの方向に回転させ
る時はP6にロウレベルを出力してダウンカウンタとす
る。
【0034】ステップ54:出力ポートP5をロウレベ
ル、またP7をハイレベルにしてカウンタ22のカウン
トを許可する。
ル、またP7をハイレベルにしてカウンタ22のカウン
トを許可する。
【0035】ステップ55:出力ポートP3にハイレベ
ルを出力して振動波モータに通電を開始する。
ルを出力して振動波モータに通電を開始する。
【0036】ステップ56:振動波モータへの通電を開
始したので出力ポートP10をロウレベルに、またP1
1をハイレベルにしてカウンタ24のカウントを許可す
る。
始したので出力ポートP10をロウレベルに、またP1
1をハイレベルにしてカウンタ24のカウントを許可す
る。
【0037】ステップ58:目標駆動量DRV_DAT
Aおよびカウンタ22のカウント値から駆動残量を計算
し、メモリDRV_REMEに格納する。
Aおよびカウンタ22のカウント値から駆動残量を計算
し、メモリDRV_REMEに格納する。
【0038】ステップ59:駆動残量DEV_REME
が零ならば駆動終了なので、ステップ69へ進む。
が零ならば駆動終了なので、ステップ69へ進む。
【0039】ステップ60:入力ポートP4よりカウン
タ18のカウント値、すなわち位相差を読みθ0と比較
する。比較結果、θ0より小さければステップ61にて
周波数を高周波側にずらす。位相差がθ0より小さくな
ければ(大きければ)ステップ63に進む。
タ18のカウント値、すなわち位相差を読みθ0と比較
する。比較結果、θ0より小さければステップ61にて
周波数を高周波側にずらす。位相差がθ0より小さくな
ければ(大きければ)ステップ63に進む。
【0040】ステップ61:現在ポート1より出力され
ているデータを−1し、駆動周波数を高周波側にずらし
ステップ66へ進む。
ているデータを−1し、駆動周波数を高周波側にずらし
ステップ66へ進む。
【0041】ステップ62:駆動残量DRV_REME
に対応する目標駆動速度DRV_SPEDを読みだし、
メモリDRV_SPDOに格納す。
に対応する目標駆動速度DRV_SPEDを読みだし、
メモリDRV_SPDOに格納す。
【0042】ステップ63:メモリDRV_SPDOと
実際の現在のパルス間隔を示すカウンタ24のカウント
値を比較し、DRV_SPDOのほうが小さければ、目
標に対して実際が遅いのでステップ64へ進み、加速の
ための処理を行う。また、DRV_SPDOのほうが大
きければステップ67へ進む。
実際の現在のパルス間隔を示すカウンタ24のカウント
値を比較し、DRV_SPDOのほうが小さければ、目
標に対して実際が遅いのでステップ64へ進み、加速の
ための処理を行う。また、DRV_SPDOのほうが大
きければステップ67へ進む。
【0043】ステップ64:ステップ63にて目標速度
に対して実際の速度が遅いので加速する必要があるが、
図3の特性図で示した様に位相差がθAより小さい時は
共振周波数に近いので周波数を変えずステップ66へ進
む。また、位相差がθAより小さくなかったら(大きい
ときは)共振周波数までまだ余裕があるのでステップ6
5へ進み、加速を実行する。
に対して実際の速度が遅いので加速する必要があるが、
図3の特性図で示した様に位相差がθAより小さい時は
共振周波数に近いので周波数を変えずステップ66へ進
む。また、位相差がθAより小さくなかったら(大きい
ときは)共振周波数までまだ余裕があるのでステップ6
5へ進み、加速を実行する。
【0044】ステップ65:ポートP1に出力されてい
るデータを+1し、周波数を下げて加速した後、ステッ
プ67へ進む。
るデータを+1し、周波数を下げて加速した後、ステッ
プ67へ進む。
【0045】ステップ66:位相差がθ0よりも小さ
い、またはθAより小さいので、振動波モータとしては
十分駆動できる周波数であるので、メモリDRV_TO
UTに駆動不能判定時間T0を格納する。
い、またはθAより小さいので、振動波モータとしては
十分駆動できる周波数であるので、メモリDRV_TO
UTに駆動不能判定時間T0を格納する。
【0046】ステップ67:ステップ50にてメモリD
RV_TOUTは0に初期化されるが、一度でも位相差
がθ0よりも小さい、またはθAより小さくなると、メ
モリDRV_TOUTには駆動不能判定時間T0が格納
される。もし、DRV_TOUTが0ならば、振動波モ
ータはまだ十分に駆動できる周波数に達していないので
駆動不能は行わずステップ58へ戻る。
RV_TOUTは0に初期化されるが、一度でも位相差
がθ0よりも小さい、またはθAより小さくなると、メ
モリDRV_TOUTには駆動不能判定時間T0が格納
される。もし、DRV_TOUTが0ならば、振動波モ
ータはまだ十分に駆動できる周波数に達していないので
駆動不能は行わずステップ58へ戻る。
【0047】ステップ68:メモリDRV_TOUTと
パルス間隔を示すカウンタ24のカウント値を比較し、
DRV_TOUTのほうが小さければ、駆動不能と判断
し、ステップ69へ進む。DRV_TOUTのほうが小
さくなければ(大きいときは)ステップ58へ戻る。
パルス間隔を示すカウンタ24のカウント値を比較し、
DRV_TOUTのほうが小さければ、駆動不能と判断
し、ステップ69へ進む。DRV_TOUTのほうが小
さくなければ(大きいときは)ステップ58へ戻る。
【0048】ステップ69:目標駆動量に到達したか、
駆動不能と判定されたので、P3をロウレベルにして振
動波モータへの通電を終了する。
駆動不能と判定されたので、P3をロウレベルにして振
動波モータへの通電を終了する。
【0049】図5は入力ポートP9に立ち上がりエッジ
が入力され割り込みが発生した時に実行される割り込み
ルーチンを説明するためのフローチャートである。
が入力され割り込みが発生した時に実行される割り込み
ルーチンを説明するためのフローチャートである。
【0050】ステップ70:目標駆動量DRV_DAT
Aおよびカウンタ22のカウント値から駆動残量を計算
し、メモリDRV_REMEに格納する。
Aおよびカウンタ22のカウント値から駆動残量を計算
し、メモリDRV_REMEに格納する。
【0051】ステップ71:駆動残量DRV_REME
に対応する目標駆動速度DRV_SPEDを読みだし、
メモリDRV_SPDOに格納する。
に対応する目標駆動速度DRV_SPEDを読みだし、
メモリDRV_SPDOに格納する。
【0052】ステップ72:メモリDRV_SPDOと
実際の現在のパルス間隔を示すカウンタ24のカウント
値を比較し、DRV_SPDOのほうが大きければ、目
標に対して実際が速いのでステップ73へ進み、減速の
ための処理を行う。また、DRV_SPDOのほうが小
さければステップ74へ進む。
実際の現在のパルス間隔を示すカウンタ24のカウント
値を比較し、DRV_SPDOのほうが大きければ、目
標に対して実際が速いのでステップ73へ進み、減速の
ための処理を行う。また、DRV_SPDOのほうが小
さければステップ74へ進む。
【0053】ステップ73:ポートP1に出力されてい
るデータを−1し、周波数を上げて減速する。
るデータを−1し、周波数を上げて減速する。
【0054】ステップ74:出力ポートP10にハイレ
ベルを出力し、その後ロウレベルを出力して、次のパル
ス間隔測定のためにカウンタ24をクリアし、割り込み
ルーチンを終了する。
ベルを出力し、その後ロウレベルを出力して、次のパル
ス間隔測定のためにカウンタ24をクリアし、割り込み
ルーチンを終了する。
【0055】以上述べてきたように、位相差が共振周波
数より所定量高周波側のθAより大きい時は、振動波モ
ータがまだ十分駆動できる周波数に達していないので、
速度が遅い場合は周波数をさらに下げてより電力の入る
様にし、位相差がθAより小さくなったら、これ以上周
波数を下げると回転数が急激に低下するおそれがあるの
で、周波数を保持して、駆動不能判定時間T0時間経過
したら駆動不能と判断する。
数より所定量高周波側のθAより大きい時は、振動波モ
ータがまだ十分駆動できる周波数に達していないので、
速度が遅い場合は周波数をさらに下げてより電力の入る
様にし、位相差がθAより小さくなったら、これ以上周
波数を下げると回転数が急激に低下するおそれがあるの
で、周波数を保持して、駆動不能判定時間T0時間経過
したら駆動不能と判断する。
【0056】第2の実施例について図6の構成図、図7
および図8のフローチャートを用いて説明する。なお、
図6の構成図中、図1と同様な構成部分については同一
の番号を付し、詳細な説明は省略する。図6で30はマ
イクロコンピュータ(以下、CPUと記す)で、P1・
P2・P3・P5・P6・P7・P9・P10・P11
は出力ポート、P4・P8・P12は入力ポート、また
P9は入力ポートで入力信号の立ち上がりエッジで割り
込みを発生する。
および図8のフローチャートを用いて説明する。なお、
図6の構成図中、図1と同様な構成部分については同一
の番号を付し、詳細な説明は省略する。図6で30はマ
イクロコンピュータ(以下、CPUと記す)で、P1・
P2・P3・P5・P6・P7・P9・P10・P11
は出力ポート、P4・P8・P12は入力ポート、また
P9は入力ポートで入力信号の立ち上がりエッジで割り
込みを発生する。
【0057】続いて、図7のフローチャートにてCPU
30の動作を説明する。
30の動作を説明する。
【0058】ステップ80:最初に各出力ポートをロウ
レベルに、またメモリDRV_DSPDO・DRV_T
OUTを零に初期化する。
レベルに、またメモリDRV_DSPDO・DRV_T
OUTを零に初期化する。
【0059】ステップ81:振動波モータの駆動方向を
設定する。すなわち、振動波モータを時計回りの方向に
回転させる時は出力ポートP2にロウレベルを、逆に反
時計回りの方向に回転させる時はP2にハイレベルを出
力する。
設定する。すなわち、振動波モータを時計回りの方向に
回転させる時は出力ポートP2にロウレベルを、逆に反
時計回りの方向に回転させる時はP2にハイレベルを出
力する。
【0060】ステップ82:出力ポートP5にハイレベ
ルを出力し、パルス板19の回転量を示すカウンタ22
の出力をクリアする。
ルを出力し、パルス板19の回転量を示すカウンタ22
の出力をクリアする。
【0061】ステップ83:カウンタ22をアップカウ
ンタにするか、ダウンカウンタにするかを出力ポートP
6で設定する。本実施例では、振動波モータを時計回り
の方向に回転させるときはP6にハイレベルを出力して
アップカウンタとし、逆に反時計回りの方向に回転させ
る時はP6にロウレベルを出力してダウンカウンタとす
る。
ンタにするか、ダウンカウンタにするかを出力ポートP
6で設定する。本実施例では、振動波モータを時計回り
の方向に回転させるときはP6にハイレベルを出力して
アップカウンタとし、逆に反時計回りの方向に回転させ
る時はP6にロウレベルを出力してダウンカウンタとす
る。
【0062】ステップ84:出力ポートP5をロウレベ
ル、またP7をハイレベルにしてカウンタ22のカウン
トを許可する。
ル、またP7をハイレベルにしてカウンタ22のカウン
トを許可する。
【0063】ステップ85:メモリDRV_TOUTに
駆動不能判定時間T1を格納する。
駆動不能判定時間T1を格納する。
【0064】ステップ86:出力ポートP3にハイレベ
ルを出力して振動波モータに通電を開始する。
ルを出力して振動波モータに通電を開始する。
【0065】ステップ87:振動波モータへの通電を開
始したので出力ポートP10をロウレベルに、またP1
1をハイレベルにしてカウンタ24のカウントを許可す
る。
始したので出力ポートP10をロウレベルに、またP1
1をハイレベルにしてカウンタ24のカウントを許可す
る。
【0066】ステップ88:目標駆動量DRV_DAT
Aおよびカウンタ22のカウント値から駆動残量を計算
し、メモリDRV_REMEに格納する。
Aおよびカウンタ22のカウント値から駆動残量を計算
し、メモリDRV_REMEに格納する。
【0067】ステップ89:駆動残量DEV_REME
が零ならば駆動終了なので、ステップ99へ進む。
が零ならば駆動終了なので、ステップ99へ進む。
【0068】ステップ90:入力ポートP4よりカウン
タ18のカウント値、すなわち位相差を読みθ0と比較
する。比較結果、φ0より小さければステップ91にて
周波数を高周波側にずらす、位相差がθ0より小さくな
ければ(大きいときは)ステップ92に進む。
タ18のカウント値、すなわち位相差を読みθ0と比較
する。比較結果、φ0より小さければステップ91にて
周波数を高周波側にずらす、位相差がθ0より小さくな
ければ(大きいときは)ステップ92に進む。
【0069】ステップ91:現在ポートP1より出力さ
れているデータを−1し、駆動周波数を高周波側にずら
してステップ96へ進む。
れているデータを−1し、駆動周波数を高周波側にずら
してステップ96へ進む。
【0070】ステップ92:駆動残量DRV_REME
に対応する目標駆動速度DRV_SPEDを読みだし、
メモリDRV_SPDOに格納する。
に対応する目標駆動速度DRV_SPEDを読みだし、
メモリDRV_SPDOに格納する。
【0071】ステップ93:メモリDRV_SPDOと
実際の現在のパルス間隔を示すカウンタ24のカウント
値を比較し、DRV_SPDOのほうが小さければ、目
標に対して実際が遅いのでステップ94へ進み、加速の
ための処理を行う。また、DRV_SPDOのほうが大
きければステップ97へ進む。
実際の現在のパルス間隔を示すカウンタ24のカウント
値を比較し、DRV_SPDOのほうが小さければ、目
標に対して実際が遅いのでステップ94へ進み、加速の
ための処理を行う。また、DRV_SPDOのほうが大
きければステップ97へ進む。
【0072】ステップ94:ステップ93にて目標速度
に対して実際の速度が遅いので加速する必要があるが、
図3の特性図で示した様に位相差がθAより小さい時は
共振周波数に近いので周波数を変えずステップ96へ進
む。また、位相差がθAより小さくなかったら(大きい
ときは)共振周波数までまだ余裕があるのでステップ9
5へ進み、加速を実行する。
に対して実際の速度が遅いので加速する必要があるが、
図3の特性図で示した様に位相差がθAより小さい時は
共振周波数に近いので周波数を変えずステップ96へ進
む。また、位相差がθAより小さくなかったら(大きい
ときは)共振周波数までまだ余裕があるのでステップ9
5へ進み、加速を実行する。
【0073】ステップ95:ポートP1に出力されてい
るデータを+1し、周波数を下げて加速した後、ステッ
プ97へ進む。
るデータを+1し、周波数を下げて加速した後、ステッ
プ97へ進む。
【0074】ステップ96:位相差がθ0よりも小さ
い、またはθAより小さいので、振動波モータとしては
十分駆動できる周波数であるので、メモリDRV_TO
UTに駆動不能判定時間T2を格納する(T1>T2)。
い、またはθAより小さいので、振動波モータとしては
十分駆動できる周波数であるので、メモリDRV_TO
UTに駆動不能判定時間T2を格納する(T1>T2)。
【0075】ステップ97:ステップ85にてメモリD
RV_TOUTには駆動不能判定時間T1が格納される
が、一度でも位相差がθ0よりも小さい、またはθAよ
り小さくなると、メモリDRV_TOUTには駆動不能
判定時間T2が格納されている。メモリDRV_TOU
Tとパルス間隔を示すカウンタ24のカウント値を比較
し、DRV_TOUTのほうが小さければ、駆動不能と
判断し、ステップ98へ進む。DRV_TOUTのほう
が小さくなければ(大きいときは)ステップ88へ戻
る。
RV_TOUTには駆動不能判定時間T1が格納される
が、一度でも位相差がθ0よりも小さい、またはθAよ
り小さくなると、メモリDRV_TOUTには駆動不能
判定時間T2が格納されている。メモリDRV_TOU
Tとパルス間隔を示すカウンタ24のカウント値を比較
し、DRV_TOUTのほうが小さければ、駆動不能と
判断し、ステップ98へ進む。DRV_TOUTのほう
が小さくなければ(大きいときは)ステップ88へ戻
る。
【0076】ステップ98:目標駆動量に到達したか、
駆動不能と判定されたので、P3をロウレベルにして振
動波モータへの通電を終了する。
駆動不能と判定されたので、P3をロウレベルにして振
動波モータへの通電を終了する。
【0077】図8は入力ポートP9に立ち上がりエッジ
が入力され割り込みが発生した時に実行される割り込み
ルーチンを説明するためのフローチャートである。
が入力され割り込みが発生した時に実行される割り込み
ルーチンを説明するためのフローチャートである。
【0078】ステップ100:目標駆動量DRV_DA
TAおよびカウンタ22のカウント値から駆動残量を計
算し、メモリDRV_REMEに格納する。
TAおよびカウンタ22のカウント値から駆動残量を計
算し、メモリDRV_REMEに格納する。
【0079】ステップ101:駆動残量DRV_REM
Eに対応する目標駆動速度DRV_SPEDを読みだ
し、メモリDRV_SPDOに格納する。
Eに対応する目標駆動速度DRV_SPEDを読みだ
し、メモリDRV_SPDOに格納する。
【0080】ステップ102:メモリDRV_SPDO
と実際の現在のパルス間隔を示すカウンタ24のカウン
ト値を比較し、DRV_SPDOのほうが大きければ、
目標に対して実際が速いのでステップ103へ進み、減
速のための処理を行う。また、DRV_SPDOのほう
が小さければステップ104へ進む。
と実際の現在のパルス間隔を示すカウンタ24のカウン
ト値を比較し、DRV_SPDOのほうが大きければ、
目標に対して実際が速いのでステップ103へ進み、減
速のための処理を行う。また、DRV_SPDOのほう
が小さければステップ104へ進む。
【0081】ステップ103:ポートP1に出力されて
いるデータを−1し、周波数を上げて減速する。
いるデータを−1し、周波数を上げて減速する。
【0082】ステップ104:出力ポートP10にハイ
レベルを出力し、その後ロウレベルを出力して、次のパ
ルス間隔測定のためにカウンタ24をクリアし、割り込
みルーチンを終了する。
レベルを出力し、その後ロウレベルを出力して、次のパ
ルス間隔測定のためにカウンタ24をクリアし、割り込
みルーチンを終了する。
【0083】以上述べてきたように、第2の実施例で
は、位相差がθAより小さくなったら、これ以上周波数
を下げると回転数が急激に低下するおそれがあるので、
周波数を保持して、駆動不能判定時間T2にて駆動不能
を判定し、位相差が共振周波数より所定量低周波側のθ
Aより大きい時は、振動波モータがまだ十分駆動できる
周波数に達していないので、駆動不能判定時間は前記T
2時間より長いT1時間として駆動不能判定を行う。こ
のように位相差がθAより大きいときも駆動不能判定時
間を設定しておくことで、事故によって駆動状態検知手
段、すなわち位相差が正しく出力されていなくても通電
が切れないといった事態が回避できる。
は、位相差がθAより小さくなったら、これ以上周波数
を下げると回転数が急激に低下するおそれがあるので、
周波数を保持して、駆動不能判定時間T2にて駆動不能
を判定し、位相差が共振周波数より所定量低周波側のθ
Aより大きい時は、振動波モータがまだ十分駆動できる
周波数に達していないので、駆動不能判定時間は前記T
2時間より長いT1時間として駆動不能判定を行う。こ
のように位相差がθAより大きいときも駆動不能判定時
間を設定しておくことで、事故によって駆動状態検知手
段、すなわち位相差が正しく出力されていなくても通電
が切れないといった事態が回避できる。
【0084】第3の実施例について図9の構成図、図1
0および図11のフローチャートを用いて説明する。な
お、図8の構成中、図1と同様な構成部分については同
一の番号を付し、詳細な説明は省略する。図9で31は
マイクロコンピュータ(以下、CPUと記す)で、P1
・P2・P3・P5・P6・P7・P10・P11は出
力ポート、P4・P8・P12は入力ポート、またP9
は入力ポートで入力信号の立ち上がりエッジで割り込み
を発生する。
0および図11のフローチャートを用いて説明する。な
お、図8の構成中、図1と同様な構成部分については同
一の番号を付し、詳細な説明は省略する。図9で31は
マイクロコンピュータ(以下、CPUと記す)で、P1
・P2・P3・P5・P6・P7・P10・P11は出
力ポート、P4・P8・P12は入力ポート、またP9
は入力ポートで入力信号の立ち上がりエッジで割り込み
を発生する。
【0085】続いて、図10のフローチャートにてCP
U31の動作を説明する。
U31の動作を説明する。
【0086】ステップ110:最初に各出力ポートをロ
ウレベルに、またメモリDRV_DSPDO・DRV_
TOUTを零に初期化する。
ウレベルに、またメモリDRV_DSPDO・DRV_
TOUTを零に初期化する。
【0087】ステップ111:振動波モータの駆動方向
を設定する。すなわち、振動波モータを時計回りの方向
に回転させる時は出力ポートP2にロウレベルを、逆に
反時計回りの方向に回転させる時はP2にハイレベルを
出力する。
を設定する。すなわち、振動波モータを時計回りの方向
に回転させる時は出力ポートP2にロウレベルを、逆に
反時計回りの方向に回転させる時はP2にハイレベルを
出力する。
【0088】ステップ112:出力ポートP5にハイレ
ベルを出力し、パルス板19の回転量を示すカウンタ2
2の出力をクリアする。
ベルを出力し、パルス板19の回転量を示すカウンタ2
2の出力をクリアする。
【0089】ステップ113:カウンタ22をアップカ
ウンタにするか、ダウンカウンタにするかを出力ポート
P6で設定する。本実施例では、振動波モータを時計回
りの方向に回転させるときはP6にハイレベルを出力し
てアップカウンタとし、逆に反時計回りの方向に回転さ
せる時はP6にロウレベルを出力してダウンカウンタと
する。
ウンタにするか、ダウンカウンタにするかを出力ポート
P6で設定する。本実施例では、振動波モータを時計回
りの方向に回転させるときはP6にハイレベルを出力し
てアップカウンタとし、逆に反時計回りの方向に回転さ
せる時はP6にロウレベルを出力してダウンカウンタと
する。
【0090】ステップ114:出力ポートP5をロウレ
ベル、またP7をハイレベルにしてカウンタ22のカウ
ントを許可する。
ベル、またP7をハイレベルにしてカウンタ22のカウ
ントを許可する。
【0091】ステップ115:メモリDRV_TOUT
に駆動不能判定時間T3を格納する。
に駆動不能判定時間T3を格納する。
【0092】ステップ116:出力ポートP3にハイレ
ベルを出力して振動波モータに通電を開始する。
ベルを出力して振動波モータに通電を開始する。
【0093】ステップ117:振動波モータへの通電を
開始したので出力ポートP10をロウレベルに、またP
11をハイレベルにしてカウンタ24のカウントを許可
する。
開始したので出力ポートP10をロウレベルに、またP
11をハイレベルにしてカウンタ24のカウントを許可
する。
【0094】ステップ118:パルス板19の回転量を
示すカウンタ22のカウント値の絶対値が所定値(以
下、P0と記す)以上かとうかを調べ、P0以上ならば
一度が駆動されたとみなし、ステップ119へ進む。ま
た、カウンタ22のカウント値の絶対値がP0未満なら
十分駆動されていないとみなし、ステップ121へ進
む。
示すカウンタ22のカウント値の絶対値が所定値(以
下、P0と記す)以上かとうかを調べ、P0以上ならば
一度が駆動されたとみなし、ステップ119へ進む。ま
た、カウンタ22のカウント値の絶対値がP0未満なら
十分駆動されていないとみなし、ステップ121へ進
む。
【0095】ステップ119:メモリDRV_TOUT
に格納されている駆動不能判定時間がT3なら位相差は
θAより大きいのでステップ120へ進む。DRV_T
OUTに格納されている駆動不能判定時間がT3でなけ
れば、ステップ121へ進む。
に格納されている駆動不能判定時間がT3なら位相差は
θAより大きいのでステップ120へ進む。DRV_T
OUTに格納されている駆動不能判定時間がT3でなけ
れば、ステップ121へ進む。
【0096】ステップ120:ここでは、位相差はθA
よりも大きい駆動が確認されたので、DRV_TOUT
の内容をT4時間に書き換える(T3>T4)。
よりも大きい駆動が確認されたので、DRV_TOUT
の内容をT4時間に書き換える(T3>T4)。
【0097】ステップ121:目標駆動量DRV_DA
TAおよびカウンタ22のカウント値から駆動残量を計
算し、メモリDRV_REMEに格納する。
TAおよびカウンタ22のカウント値から駆動残量を計
算し、メモリDRV_REMEに格納する。
【0098】ステップ122:駆動残量DRV_REM
Eが零ならば駆動終了なので、ステップ131へ進む。
Eが零ならば駆動終了なので、ステップ131へ進む。
【0099】ステップ123:入力ポートP4よりカウ
ンタ18のカウント値、すなわち位相差を読みθ0と比
較する。比較結果、θ0より小さければステップ124
にて周波数を高周波側にずらす、位相差がθ0より小さ
くなければ(大きいときは)ステップ125に進む。
ンタ18のカウント値、すなわち位相差を読みθ0と比
較する。比較結果、θ0より小さければステップ124
にて周波数を高周波側にずらす、位相差がθ0より小さ
くなければ(大きいときは)ステップ125に進む。
【0100】ステップ1241:現在ポートP1より出
力されているデータを−1し、駆動周波数を高周波側に
ずらしてステップ129へ進む。
力されているデータを−1し、駆動周波数を高周波側に
ずらしてステップ129へ進む。
【0101】ステップ125:駆動残量DRV_REM
Eに対応する目標駆動速度DRV_SPEDを読みだ
し、メモリDRV_SPDOに格納する。
Eに対応する目標駆動速度DRV_SPEDを読みだ
し、メモリDRV_SPDOに格納する。
【0102】ステップ126:メモリDRV_SPDO
と実際の現在のパルス間隔を示すカウンタ24のカウン
ト値を比較し、DRV_SPDOのほうが小さければ、
目標に対して実際が遅いのでステップ127へ進み、加
速のための処理を行う。また、DRV_SPDOのほう
が大きければステップ130へ進む。
と実際の現在のパルス間隔を示すカウンタ24のカウン
ト値を比較し、DRV_SPDOのほうが小さければ、
目標に対して実際が遅いのでステップ127へ進み、加
速のための処理を行う。また、DRV_SPDOのほう
が大きければステップ130へ進む。
【0103】ステップ127:ステップ126にて目標
速度に対して実際の速度が遅いので加速する必要がある
が、図3の特性図で示した様に位相差がθAより小さい
時は共振周波数に近いので周波数を変えずステップ12
9へ進む。また、位相差がθAより小さくなかったら
(大きいときは)共振周波数までまだ余裕があるのでス
テップ128へ進み、加速を実行する。
速度に対して実際の速度が遅いので加速する必要がある
が、図3の特性図で示した様に位相差がθAより小さい
時は共振周波数に近いので周波数を変えずステップ12
9へ進む。また、位相差がθAより小さくなかったら
(大きいときは)共振周波数までまだ余裕があるのでス
テップ128へ進み、加速を実行する。
【0104】ステップ128:ポートP1に出力されて
いるデータを+1し、周波数を下げて加速した後、ステ
ップ130へ進む。
いるデータを+1し、周波数を下げて加速した後、ステ
ップ130へ進む。
【0105】ステップ129:位相差がθ0よりも小さ
い、またはθAより小さいので、振動波モータとしては
十分駆動できる周波数であるので、メモリDRV_TO
UTに駆動不能判定時間T5を格納する(T4>T5)。
い、またはθAより小さいので、振動波モータとしては
十分駆動できる周波数であるので、メモリDRV_TO
UTに駆動不能判定時間T5を格納する(T4>T5)。
【0106】ステップ130:メモリDRV_TOUT
に格納されている駆動不能判定時間とパルス間隔を示す
カウンタ24のカウント値を比較し、DRV_TOUT
のほうが小さければ、駆動不能と判断し、ステップ13
1へ進む。DRV_TOUTのほうが小さくなければ
(大きいときは)ステップ118へ戻る。
に格納されている駆動不能判定時間とパルス間隔を示す
カウンタ24のカウント値を比較し、DRV_TOUT
のほうが小さければ、駆動不能と判断し、ステップ13
1へ進む。DRV_TOUTのほうが小さくなければ
(大きいときは)ステップ118へ戻る。
【0107】ステップ131:目標駆動量に到達した
か、駆動不能と判定されたので、P3をロウレベルにし
て振動波モータへの通電を終了する。
か、駆動不能と判定されたので、P3をロウレベルにし
て振動波モータへの通電を終了する。
【0108】図11は入力ポートP9に立ち上がりエッ
ジが入力され割り込みが発生した時に実行される割り込
みルーチンを説明するためのフローチャートである。
ジが入力され割り込みが発生した時に実行される割り込
みルーチンを説明するためのフローチャートである。
【0109】ステップ140:目標駆動量DRV_DA
TAおよびカウンタ22のカウント値から駆動残量を計
算し、メモリDRV_REMEに格納する。
TAおよびカウンタ22のカウント値から駆動残量を計
算し、メモリDRV_REMEに格納する。
【0110】ステップ141:駆動残量DRV_REM
Eに対応する目標駆動速度DRV_SPEDを読みだ
し、メモリDRV_SPDOに格納する。
Eに対応する目標駆動速度DRV_SPEDを読みだ
し、メモリDRV_SPDOに格納する。
【0111】ステップ142:メモリDRV_SPDO
と実際の現在のパルス間隔を示すカウンタ24のカウン
ト値を比較し、DRV_SPDOのほうが大きければ、
目標に対して実際が速いのでステップ143へ進み、減
速のための処理を行う。また、DRV_SPDOのほう
が小さければステップ144へ進む。
と実際の現在のパルス間隔を示すカウンタ24のカウン
ト値を比較し、DRV_SPDOのほうが大きければ、
目標に対して実際が速いのでステップ143へ進み、減
速のための処理を行う。また、DRV_SPDOのほう
が小さければステップ144へ進む。
【0112】ステップ143:ポートP1に出力されて
いるデータを−1し、周波数を上げて減速する。
いるデータを−1し、周波数を上げて減速する。
【0113】ステップ144:出力ポートP10にハイ
レベルを出力し、その後ロウレベルを出力して、次のパ
ルス間隔測定のためにカウンタ24をクリアし、割り込
みルーチンを終了する。
レベルを出力し、その後ロウレベルを出力して、次のパ
ルス間隔測定のためにカウンタ24をクリアし、割り込
みルーチンを終了する。
【0114】以上述べてきたように、第3の実施例で
は、位相差がθAより小さくなったら、これ以上周波数
を下げると回転数が急激に低下するおそれがあるので、
周波数を保持して、駆動不能判定時間T5にて駆動不能
を判定し、位相差が共振周波数より所定量低周波側のθ
Aより大きい時は、振動波モータが一度でも駆動してい
たら前記T5時間より短くない(長い)T4時間として
駆動不能判定を行い、まだ全く駆動できていない時は前
記T4時間より長いT3時間で駆動不能判定を行う。こ
のように位相差がθAより大きい場合でも、一旦駆動さ
れていた時と全く駆動されていない時で駆動不能判定時
間を変えることでより適切な駆動不能判定ができる。
は、位相差がθAより小さくなったら、これ以上周波数
を下げると回転数が急激に低下するおそれがあるので、
周波数を保持して、駆動不能判定時間T5にて駆動不能
を判定し、位相差が共振周波数より所定量低周波側のθ
Aより大きい時は、振動波モータが一度でも駆動してい
たら前記T5時間より短くない(長い)T4時間として
駆動不能判定を行い、まだ全く駆動できていない時は前
記T4時間より長いT3時間で駆動不能判定を行う。こ
のように位相差がθAより大きい場合でも、一旦駆動さ
れていた時と全く駆動されていない時で駆動不能判定時
間を変えることでより適切な駆動不能判定ができる。
【0115】尚、上記各実施例において、用いられるモ
ータとしては固定子(振動体)の振動にてローターを駆
動する型式のものでもよいし、接触物に対してモータ自
体が移動する型式でもよい。更にモータの駆動力にて移
動させられる対象は振動体の振動力にてローターを介せ
ずに直接に給送される紙等の部材も含まれるものであ
る。
ータとしては固定子(振動体)の振動にてローターを駆
動する型式のものでもよいし、接触物に対してモータ自
体が移動する型式でもよい。更にモータの駆動力にて移
動させられる対象は振動体の振動力にてローターを介せ
ずに直接に給送される紙等の部材も含まれるものであ
る。
【0116】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、振
動状態検知手段にて検知された位相差が、予め決められ
た位相差より大きいか否かに応じて判定手段を作動とす
るか不作動とするかを制御するので、確実な駆動不能の
判定ができる振動型モーター装置を提供することができ
る。
動状態検知手段にて検知された位相差が、予め決められ
た位相差より大きいか否かに応じて判定手段を作動とす
るか不作動とするかを制御するので、確実な駆動不能の
判定ができる振動型モーター装置を提供することができ
る。
【0117】
【0118】また、本発明によれば、振動状態検知手段
により検知された位相差と予め決められた位相差とを比
較した比較結果に応じて駆動不能であるか否かの判定を
行うと供に、駆動状態検知手段がパルス信号のエッジ間
隔を検出しなかったときにも、駆動不能判定ができる振
動型モーター装置を提供することができる。
により検知された位相差と予め決められた位相差とを比
較した比較結果に応じて駆動不能であるか否かの判定を
行うと供に、駆動状態検知手段がパルス信号のエッジ間
隔を検出しなかったときにも、駆動不能判定ができる振
動型モーター装置を提供することができる。
【0119】また、本発明によれば、駆動不能であるか
否かの判定基準(時間)を、振動状態検知手段により検
知された位相差と予め決められた位相差とを比較した比
較結果および該駆動量検出手段により検出された駆動量
に応じて、前記判定手段による駆動不能判定時間を変更
するので、より電力の無駄のない適切な駆動不能判定が
できる振動型モーター装置を提供することが出来るもの
である。
否かの判定基準(時間)を、振動状態検知手段により検
知された位相差と予め決められた位相差とを比較した比
較結果および該駆動量検出手段により検出された駆動量
に応じて、前記判定手段による駆動不能判定時間を変更
するので、より電力の無駄のない適切な駆動不能判定が
できる振動型モーター装置を提供することが出来るもの
である。
【図1】本発明に係る振動型モータ装置の第1の実施例
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図2】図1実施例の動作を説明するための波形図であ
る。
る。
【図3】振動型モータの特性を示す特性図である。
【図4】図1実施例の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
ートである。
【図5】図4とともに図1実施例の動作を説明するため
のフローチャートである。
のフローチャートである。
【図6】本発明に係る振動型モータ装置の第2の実施例
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図7】図6実施例の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
ートである。
【図8】図7とともに図6実施例の動作を説明するため
のフローチャートである。
のフローチャートである。
【図9】本発明に係る振動型モータ装置の第3の実施例
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図10】図9実施例の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
ャートである。
【図11】図10とともに図9実施例の動作を説明する
ためのフローチャートである。
ためのフローチャートである。
1 固定子
2、30、31 コンピューター
16 位相比較回路
22、24 カウンター
Claims (9)
- 【請求項1】 電気−機械エネルギー変換素子に周波信
号を印加して振動体を励振させ駆動力を得る振動型モー
ター装置において、 該モーター装置の駆動力によりモーター装置と相対的に
駆動される部材の駆動に応じて出力されるパルス信号の
エッジ間隔の時間を検出する駆動状態検知手段と、 該駆動状態検知手段により検出された前記エッジ間隔の
時間が予め決められた駆動不能判定時間より長いか否か
に応じて前記モーター装置の駆動不能か否か判定する判
定手段と、 前記モーター装置の駆動電極に与えられる駆動のための
周波信号と該モーター装置のモニタ電極から出力される
周波信号との位相差を検知する振動状態検知手段と、 該振動状態検知手段にて検知された前記位相差が予め決
められた位相差より大きいか否かに応じて前記判定手段
を作動とするか不作動とするかを制御する制御手段とを
具備することを特徴とする振動型モーター装置。 - 【請求項2】 前記予め決められた位相差は、前記モー
ター装置の共振周波数より高周波の予め決められた周波
数での位相差であり、 前記制御手段は、前記振動状態検知手段により検知した
位相差が、前記予め決められた位相差より小さい位相差
か、前記予め決められた位相差以上の大きい位相差かを
検知すると共に、 前記予め決められた位相差より小さい位相差であると検
知された際に 前記判定手段を作動させることを特徴とす
る請求項1に記載の振動型モーター装置。 - 【請求項3】 前記判定手段は、前記駆動状態検知手段
が前記予め決められた駆動不能判定時間の間、前記パル
ス信号のエッジを検出しなかったときには駆動不能と判
定することを特徴とする請求項1又は2に記載の振動型
モーター装置。 - 【請求項4】 電気−機械エネルギー変換素子に周波信
号を印加して振動体を励振させ駆動力を得る振動型モー
ター装置において、 該モーター装置の駆動力によりモーター装置と相対的に
駆動される部材の駆動に応じて出力されるパルス信号の
エッジ間隔の時間を検出する駆動状態検知手段と、 該駆動状態検知手段により検出された前記エッジ間隔の
時間が予め決められた駆動不能判定時間より長いか否か
に応じて前記モーター装置の駆動不能か否か判定する判
定手段と、 前記モーター装置の駆動電極に与えられる駆動のための
周波信号と該モーター装置のモニタ電極から出力される
周波信号との位相差を検知する振動状態検知手段と、 該振動状態検知手段にて検知された前記位相差が予め決
められた位相差より大きいか否かに応じて前記判定手段
による駆動不能判定時間を変更する変更手段とを具備す
ることを特徴とする振動型モーター装置。 - 【請求項5】 前記予め決められた位相差は、前記モー
ター装置の共振周波数より高周波の予め決められた周波
数での位相差であり、 前記変更手段は、前記振動状態検知手段により検知した
位相差が、前記予め決められた位相差より小さい位相差
か、前記予め決められた位相差以上の大きい位相差かを
検知し、前記予め決められた位相差より小さい位相差で
あると検知された際に前記駆動不能判定時間を第1の時
間に設定し、前記予め決められた位相差以上の位相差で
あると検知された際に前記駆動不能判定時間を前記第1
の時間より長い第2の時間に 設定する請求項4に記載の
振動型モーター装置。 - 【請求項6】 前記判定手段は、前記第1の時間が設定
されている時、該第1の時間の間、前記駆動状態検知手
段が前記パルス信号のエッジ間隔を検出しなかったとき
には駆動不能と判定し、前記第2の時間が設定されてい
る時、前記第2の時間の間、前記駆動状態検知手段が前
記パルス信号のエッジ間隔を検出しなかったときには駆
動不能と判定する請求項5に記載の振動型モーター装
置。 - 【請求項7】 電気−機械エネルギー変換素子に周波信
号を印加して振動体を励振させ駆動力を得る振動型モー
ター装置において、 該モーター装置の駆動力によりモーター装置と相対的に
駆動される部材の駆動に応じて出力されるパルス信号の
エッジ間隔の時間を検出する駆動状態検知手段と、前記パルス信号のパルス数をカウントすることにより前
記部材 の駆動量を検出する駆動量検出手段と、該駆動状態検知手段により検出された前記エッジ間隔の
時間が予め決められた駆動不能判定時間より長いか否か
に応じて前記モーター装置の駆動不能か否か判定する判
定手段と 、 前記モーター装置の駆動電極に与えられる駆動のための
周波信号と該モーター装置のモニタ電極から出力される
周波信号との位相差を検知する振動状態検知手段と、 該振動状態検知手段により検知された位相差と予め決め
られた位相差とを比較した比較結果および該駆動量検出
手段により検出された駆動量に応じて、前記判定手段に
よる駆動不能判定時間を変更する変更手段と を具備する
ことを特徴とする振動型モーター装置。 - 【請求項8】 前記予め決められた位相差は、前記モー
ター装置の共振周波数より高周波の予め決められた周波
数であり、 前記変更手段は、前記振動状態検知手段により検知した
位相差と前記予め決められた位相差とを比較し、比較結
果が、 前記予め決められた位相差より小さい位相差であると検
知された際に前記駆動不能判定時間を第1の時間に設定
し、 前記予め決められた位相差以上の位相差であると検知さ
れ、かつ前記駆動量検出手段の駆動量が予め決められた
駆動量以上であるときに前記駆動不能判定時間を前記第
1の時間より長い第2の時間に設定し、 前記予め決められた位相差以上の位相差であると検知さ
れ、かつ前記駆動量検出手段の駆動量が予め決められた
駆動量より小さいときに前記駆動不能判定時間を前記第
2の時間より長い第3の時間に設定 する請求項7に記載
の振動型モーター装置。 - 【請求項9】 前記判定手段は、前記第1の時間が設定
されている時、該第1の時間の間、前記駆動状態検知手
段が前記パルス信号のエッジ間隔を検出しなかったとき
には駆動不能と判定し、前記第2の時間が設定されてい
る時、前記第 2の時間の間、前記駆動状態検知手段が前
記パルス信号のエッジ間隔を検出しなかったときには駆
動不能と判定し、前記第3の時間が設定されている時、
前記第3の時間の間、前記駆動状態検知手段が前記パル
ス信号のエッジ間隔を検出しなかったときには駆動不能
と判定する請求項8に記載の振動型モーター装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01682095A JP3382405B2 (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | 振動型モーター装置 |
US08/595,479 US5661359A (en) | 1995-02-03 | 1996-02-01 | Vibration type motor device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01682095A JP3382405B2 (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | 振動型モーター装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08214570A JPH08214570A (ja) | 1996-08-20 |
JP3382405B2 true JP3382405B2 (ja) | 2003-03-04 |
Family
ID=11926818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01682095A Expired - Fee Related JP3382405B2 (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | 振動型モーター装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5661359A (ja) |
JP (1) | JP3382405B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2721154B1 (fr) * | 1994-06-08 | 1996-07-05 | Moulinex Sa | Circuit d'alimentation d'un moteur piézo-électrique. |
FR2741488B1 (fr) * | 1995-11-16 | 1998-01-09 | Asulab Sa | Procede et circuit d'excitation et de controle d'un moteur piezo-electrique en mode pas a pas |
JP4080590B2 (ja) * | 1997-05-08 | 2008-04-23 | セイコーインスツル株式会社 | 超音波モータ装置および超音波モータ装置付き電子機器 |
US6288473B1 (en) * | 2000-03-31 | 2001-09-11 | Sandia Corporation | Frequency modulation drive for a piezoelectric motor |
DE10218565A1 (de) * | 2002-04-26 | 2003-11-06 | Philips Intellectual Property | Startprozess-Steuerung für den Anlauf eines Piezomotors |
US7247970B2 (en) * | 2004-07-02 | 2007-07-24 | Seiko Epson Corporation | Drive method for piezoelectric actuator, drive apparatus for piezoelectric actuator, electronic device, control program for drive apparatus for piezoelectric actuator, and recording medium |
FR2903331B1 (fr) * | 2006-07-07 | 2008-10-10 | Oreal | Generateur pour exciter un transducteur piezoelectrique |
FR2959580A1 (fr) * | 2010-05-03 | 2011-11-04 | St Microelectronics Rousset | Circuit et procede de detection d'une attaque par injection de fautes |
KR101618473B1 (ko) * | 2011-06-27 | 2016-05-04 | 캐논 가부시끼가이샤 | 압전 소자, 진동파 모터 및 광학 장치 |
EP3836238A1 (fr) * | 2019-12-13 | 2021-06-16 | UFC (Universite de Franche-Comte) | Procédés d estimation et de correction d'une déformation d'un actionneur piézoélectrique, produits programme d'ordinateur, dispositifs et système correspondants |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2183371B (en) * | 1985-10-09 | 1989-09-27 | Canon Kk | Vibration wave motor and drive circuit therefor |
US4713571A (en) * | 1986-01-23 | 1987-12-15 | Canon Kabushiki Kaisha | Driving circuit of a vibration wave motor |
US4794294A (en) * | 1986-06-12 | 1988-12-27 | Canon Kabushiki Kaisha | Vibration wave motor |
JPH078153B2 (ja) * | 1986-07-14 | 1995-01-30 | キヤノン株式会社 | 振動波モーター装置 |
US5136215A (en) * | 1986-12-15 | 1992-08-04 | Canon Kabushiki Kaisha | Driving circuit for vibration wave motor |
JPS6423778A (en) * | 1987-07-15 | 1989-01-26 | Seiko Instr & Electronics | Surge motor driving circuit |
US5146143A (en) * | 1988-07-26 | 1992-09-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Vibration wave driven motor |
DE69013263T2 (de) * | 1989-08-03 | 1995-06-08 | Asmo Co Ltd | Methode und Vorrichtung zur Steuerung eines Ultraschallmotors. |
US5155418A (en) * | 1989-10-16 | 1992-10-13 | Canon Kabushiki Kaisha | Actuator device |
US5153486A (en) * | 1989-12-13 | 1992-10-06 | Seiko Instruments Inc. | Ultrasonic motor |
JP2863280B2 (ja) * | 1990-07-04 | 1999-03-03 | アスモ株式会社 | 超音波モータの駆動方法 |
-
1995
- 1995-02-03 JP JP01682095A patent/JP3382405B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-02-01 US US08/595,479 patent/US5661359A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5661359A (en) | 1997-08-26 |
JPH08214570A (ja) | 1996-08-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5206567A (en) | Apparatus for reliably activating sensorless and brushless DC motor | |
KR100234731B1 (ko) | 에스알엠의 위치 검출장치 | |
JP3382405B2 (ja) | 振動型モーター装置 | |
JPH0710189B2 (ja) | 振動波モーターの駆動回路 | |
US5034674A (en) | Motor driving voltage control device | |
JP3208641B2 (ja) | センサレスdcブラシレスモータの制御装置および手乾燥装置 | |
US5399953A (en) | Motor control and drive circuit | |
JP3171968B2 (ja) | 振動波モータの制御装置 | |
KR100619010B1 (ko) | 스텝 모터 제어 장치 및 방법 | |
US20050024480A1 (en) | Light beam scanner | |
JPH07143791A (ja) | モータ速度制御回路 | |
JP3308680B2 (ja) | ブラシレスモータの駆動装置 | |
JP2819437B2 (ja) | 超音波モータの駆動制御装置 | |
JP2814147B2 (ja) | 超音波モータの駆動制御装置 | |
JP3226411B2 (ja) | 超音波モータの駆動回路 | |
JPH06197576A (ja) | モータ制御装置 | |
JPH09294384A (ja) | 振動波駆動装置の駆動制御装置 | |
JPH07322651A (ja) | 振動駆動装置の駆動制御装置 | |
JP2832755B2 (ja) | 超音波モータの駆動制御装置 | |
JPH08294290A (ja) | 振動型モーター装置 | |
JP2000188881A (ja) | 振動型アクチュエ―タ駆動装置、駆動方法、及び記憶媒体 | |
JPH09205784A (ja) | 振動型モーター装置 | |
JPH10191661A (ja) | 振動装置およびこれを備えた装置 | |
JPH01268482A (ja) | ブラシレスモータの駆動制御方式 | |
JPH07264879A (ja) | 超音波モータの駆動回路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20021203 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |