JP3379468B2 - 空中被曳航体およびその飛行制御方法 - Google Patents
空中被曳航体およびその飛行制御方法Info
- Publication number
- JP3379468B2 JP3379468B2 JP09601599A JP9601599A JP3379468B2 JP 3379468 B2 JP3379468 B2 JP 3379468B2 JP 09601599 A JP09601599 A JP 09601599A JP 9601599 A JP9601599 A JP 9601599A JP 3379468 B2 JP3379468 B2 JP 3379468B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- towed
- aerial
- flight
- main body
- flight control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- RZVHIXYEVGDQDX-UHFFFAOYSA-N 9,10-anthraquinone Chemical compound C1=CC=C2C(=O)C3=CC=CC=C3C(=O)C2=C1 RZVHIXYEVGDQDX-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims description 31
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 12
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 claims description 24
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 13
- 230000008054 signal transmission Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 206010034719 Personality change Diseases 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 239000002360 explosive Substances 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 239000000575 pesticide Substances 0.000 description 1
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 1
- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば軍事訓練用
標的等として使用される空中被曳航体およびその飛行制
御方法に関する。
標的等として使用される空中被曳航体およびその飛行制
御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の軍事訓練用空中被曳航
体は、例えば航空機によって胴部本体が曳航され、この
胴部本体上の火薬フレアを点火・燃焼することにより使
用される。従来、この種の空中被曳航体は、図3に示す
ように構成されている。この空中被曳航体につき、同図
を用いて説明すると、同図において、符号31で示す空
中被曳航体は、固定フィン32を有する本体33を備
え、航空機等の飛行体(図示せず)に曳航索34を介し
て繋がれている。このような空中被曳航体においては、
飛行体が空中を飛行すると、この飛行動作に伴い本体3
3が曳航される。
体は、例えば航空機によって胴部本体が曳航され、この
胴部本体上の火薬フレアを点火・燃焼することにより使
用される。従来、この種の空中被曳航体は、図3に示す
ように構成されている。この空中被曳航体につき、同図
を用いて説明すると、同図において、符号31で示す空
中被曳航体は、固定フィン32を有する本体33を備
え、航空機等の飛行体(図示せず)に曳航索34を介し
て繋がれている。このような空中被曳航体においては、
飛行体が空中を飛行すると、この飛行動作に伴い本体3
3が曳航される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の空中
被曳航体においては、空中飛行用翼として固定フィン3
2のみを有する構造であるため、本体33を空中で飛行
制御することができなかった。この結果、直進飛行中に
大きな外乱が本体33に急激に加わると、本体33の空
中姿勢が悪くなり、安定した空中飛行を行うことができ
ないという問題があった。
被曳航体においては、空中飛行用翼として固定フィン3
2のみを有する構造であるため、本体33を空中で飛行
制御することができなかった。この結果、直進飛行中に
大きな外乱が本体33に急激に加わると、本体33の空
中姿勢が悪くなり、安定した空中飛行を行うことができ
ないという問題があった。
【0004】なお、特許第2671861号に「えい航
標的用電源・信号伝送システム」として先行技術が開示
されている。しかし、この特許同号に示す先行技術は、
曳航機に曳航標的に対して電源を供給する電源伝送系お
よび高周波を出力する制御信号系を搭載し、一方曳航標
的に曳航機に対して制御信号伝送系と異なる高周波を出
力するモニタ信号伝送系を搭載したものであるため、前
述した課題を解決することはできない。
標的用電源・信号伝送システム」として先行技術が開示
されている。しかし、この特許同号に示す先行技術は、
曳航機に曳航標的に対して電源を供給する電源伝送系お
よび高周波を出力する制御信号系を搭載し、一方曳航標
的に曳航機に対して制御信号伝送系と異なる高周波を出
力するモニタ信号伝送系を搭載したものであるため、前
述した課題を解決することはできない。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、良好な空中姿勢を得ることができ、もって安定
した空中飛行を行うことができる空中被曳航体およびそ
の飛行制御方法の提供を目的とする。
もので、良好な空中姿勢を得ることができ、もって安定
した空中飛行を行うことができる空中被曳航体およびそ
の飛行制御方法の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の空中被曳航体は、飛行体に
よって曳航され、円周方向に複数の可動翼を等間隔に並
設した本体を備えた被曳航体であって、この被曳航体に
前記本体の空中飛行を制御する飛行制御装置を配設し、
この飛行制御装置が、前記各可動翼を駆動するアクチュ
エータと、このアクチュエータを駆動制御するコントロ
ーラと、前記各可動翼に取り付けられ、地上からの指令
信号を受信するアンテナと、これらアンテナのうち受信
レベルが高いアンテナからの出力信号を選択するアンテ
ナ出力選択器と、このアンテナ出力選択器からの選択出
力信号を受信して前記コントローラに出力する受信機と
を有する構成としてある。したがって、地上からの指令
信号を各アンテナが受けてアンテナ出力選択器に出力す
ると、これら出力レベルのうち最も高い出力レベルの信
号をアンテナ出力選択器が選択し、この選択出力信号を
受信機が受信してコントローラに出力する。
に、本発明の請求項1記載の空中被曳航体は、飛行体に
よって曳航され、円周方向に複数の可動翼を等間隔に並
設した本体を備えた被曳航体であって、この被曳航体に
前記本体の空中飛行を制御する飛行制御装置を配設し、
この飛行制御装置が、前記各可動翼を駆動するアクチュ
エータと、このアクチュエータを駆動制御するコントロ
ーラと、前記各可動翼に取り付けられ、地上からの指令
信号を受信するアンテナと、これらアンテナのうち受信
レベルが高いアンテナからの出力信号を選択するアンテ
ナ出力選択器と、このアンテナ出力選択器からの選択出
力信号を受信して前記コントローラに出力する受信機と
を有する構成としてある。したがって、地上からの指令
信号を各アンテナが受けてアンテナ出力選択器に出力す
ると、これら出力レベルのうち最も高い出力レベルの信
号をアンテナ出力選択器が選択し、この選択出力信号を
受信機が受信してコントローラに出力する。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の空
中被曳航体において、前記飛行制御装置が、前記本体の
空中飛行による加速度および姿勢角を検出し、この検出
結果を前記コントローラに出力するセンサを有する構成
としてある。したがって、センサが本体の空中飛行によ
る加速度および姿勢角を検出すると、この検出結果に基
づいてコントローラがアクチュエータを駆動制御し、こ
の駆動制御によって各可動翼が駆動する。
中被曳航体において、前記飛行制御装置が、前記本体の
空中飛行による加速度および姿勢角を検出し、この検出
結果を前記コントローラに出力するセンサを有する構成
としてある。したがって、センサが本体の空中飛行によ
る加速度および姿勢角を検出すると、この検出結果に基
づいてコントローラがアクチュエータを駆動制御し、こ
の駆動制御によって各可動翼が駆動する。
【0008】
請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の空中被曳航体において、センサが、本体の上下左
右方向加速度を検出する加速度センサと、本体の姿勢角
を検出するジャイロとからなる構成としてある。したが
って、本体の空中飛行時に発生する上下左右方向加速度
および姿勢角がそれぞれ加速度センサとジャイロによっ
て検出される。
記載の空中被曳航体において、センサが、本体の上下左
右方向加速度を検出する加速度センサと、本体の姿勢角
を検出するジャイロとからなる構成としてある。したが
って、本体の空中飛行時に発生する上下左右方向加速度
および姿勢角がそれぞれ加速度センサとジャイロによっ
て検出される。
【0009】
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のう
ちいずれか一項に記載の空中被曳航体において、本体を
それぞれが互いに着脱可能な少なくとも二つの胴部によ
って形成し、これら両胴部のうち可動翼を含む胴部に飛
行制御装置を搭載した構成としてある。したがって、本
体の組み立てが、可動翼を含む一の胴部に飛行制御装置
を搭載し、これを他の胴部に装着することにより行われ
る。
ちいずれか一項に記載の空中被曳航体において、本体を
それぞれが互いに着脱可能な少なくとも二つの胴部によ
って形成し、これら両胴部のうち可動翼を含む胴部に飛
行制御装置を搭載した構成としてある。したがって、本
体の組み立てが、可動翼を含む一の胴部に飛行制御装置
を搭載し、これを他の胴部に装着することにより行われ
る。
【0010】
請求項5記載の発明は、飛行体によって曳
航され、円周方向に複数の可動翼を等間隔に並設した本
体の空中飛行を制御する方法であって、前記本体の空中
飛行による加速度および姿勢角を検出し、この検出結果
に基づいて前記各可動翼を駆動制御する方法としてあ
る。したがって、被曳航体の空中飛行制御が、本体の空
中飛行による加速度及び姿勢角を検出し、この検出結果
に基づいて各可動翼を駆動制御することにより行われ
る。
航され、円周方向に複数の可動翼を等間隔に並設した本
体の空中飛行を制御する方法であって、前記本体の空中
飛行による加速度および姿勢角を検出し、この検出結果
に基づいて前記各可動翼を駆動制御する方法としてあ
る。したがって、被曳航体の空中飛行制御が、本体の空
中飛行による加速度及び姿勢角を検出し、この検出結果
に基づいて各可動翼を駆動制御することにより行われ
る。
【0011】
請求項6記載の発明(空中被曳航体の飛行
制御方法)は、飛行体によって曳航され、円周方向に複
数の可動翼を等間隔に並設した本体の空中飛行を制御す
る方法であって、前記各可動翼に取り付けられたアンテ
ナが地上からの指令信号をそれぞれ受信し、これら受信
信号のうち受信レベルの高いアンテナからの出力信号を
アンテナ出力選択器が選択し、この選択出力信号に基づ
いて前記アクチュエータを駆動させて前記各可動翼を駆
動制御するとともに、前記本体の空中飛行による加速度
および姿勢角をセンサで検出し、この検出結果に基づい
て前記各可動翼を駆動制御する方法としてある。したが
って、地上からの指令信号と、センサからの検出結果に
基づいて各可動翼の駆動制御が行われる。
制御方法)は、飛行体によって曳航され、円周方向に複
数の可動翼を等間隔に並設した本体の空中飛行を制御す
る方法であって、前記各可動翼に取り付けられたアンテ
ナが地上からの指令信号をそれぞれ受信し、これら受信
信号のうち受信レベルの高いアンテナからの出力信号を
アンテナ出力選択器が選択し、この選択出力信号に基づ
いて前記アクチュエータを駆動させて前記各可動翼を駆
動制御するとともに、前記本体の空中飛行による加速度
および姿勢角をセンサで検出し、この検出結果に基づい
て前記各可動翼を駆動制御する方法としてある。したが
って、地上からの指令信号と、センサからの検出結果に
基づいて各可動翼の駆動制御が行われる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につき、
図面を参照して説明する。図1は本発明の第一実施形態
に係る空中被曳航体の飛行制御装置を示すブロック図、
図2は同じく本発明の第一実施形態に係る空中被曳航体
を示す側面図である。図1および図2において、符号1
で示す空中被曳航体は、飛行制御装置2を内蔵する本体
3を備え、航空機等の飛行体(図示せず)に曳航索4を
介して繋がれている。
図面を参照して説明する。図1は本発明の第一実施形態
に係る空中被曳航体の飛行制御装置を示すブロック図、
図2は同じく本発明の第一実施形態に係る空中被曳航体
を示す側面図である。図1および図2において、符号1
で示す空中被曳航体は、飛行制御装置2を内蔵する本体
3を備え、航空機等の飛行体(図示せず)に曳航索4を
介して繋がれている。
【0013】
本体3は、第一胴部5,第二胴部6および
第三胴部7を有し、全体が半球状先端部を含むほぼ円柱
状体によって形成されている。第一胴部5は、本体3の
先端部を形成し、第二胴部6の前方端部に着脱自在に取
り付けられている。
第三胴部7を有し、全体が半球状先端部を含むほぼ円柱
状体によって形成されている。第一胴部5は、本体3の
先端部を形成し、第二胴部6の前方端部に着脱自在に取
り付けられている。
【0014】 第二胴部6は、第一胴部5と第三胴部7と
の間に着脱自在に配設され、かつ、外周面円周方向に、
上下左右四つの可動翼6a〜6dを等間隔に配設してあ
る。 第二胴部6内には、本体3の空中飛行を制御する飛
行制御装置2が収納されている。
の間に着脱自在に配設され、かつ、外周面円周方向に、
上下左右四つの可動翼6a〜6dを等間隔に配設してあ
る。 第二胴部6内には、本体3の空中飛行を制御する飛
行制御装置2が収納されている。
【0015】飛行制御装置2は、可動翼6a〜6dを含
み、アクチュエータ8,センサ9,コントローラ10,
アンテナ11,アンテナ出力選択器12,受信機13お
よび電源14を有している。これにより、空中における
被曳航体1(本体3)の飛行が自動制御されるととも
に、地上からの指令信号によって同じく空中における本
体3の飛行が制御される。
み、アクチュエータ8,センサ9,コントローラ10,
アンテナ11,アンテナ出力選択器12,受信機13お
よび電源14を有している。これにより、空中における
被曳航体1(本体3)の飛行が自動制御されるととも
に、地上からの指令信号によって同じく空中における本
体3の飛行が制御される。
【0016】アクチュエータ8は、各可動翼6a〜6d
を駆動する四つのアクチュエータ8a〜8dからなり、
コントローラ10に接続されている。これにより、各ア
クチュエータ8a〜8dが駆動すると、これら各アクチ
ュエータ8a〜8dに対応する可動翼6a〜6dが駆動
する。
を駆動する四つのアクチュエータ8a〜8dからなり、
コントローラ10に接続されている。これにより、各ア
クチュエータ8a〜8dが駆動すると、これら各アクチ
ュエータ8a〜8dに対応する可動翼6a〜6dが駆動
する。
【0017】センサ9は、本体3の上下左右方向加速度
をそれぞれ検出する加速度センサ9a〜9dと、本体3
の姿勢角(ピッチ角およびロール角)を検出するバーチ
カルジャイロ9eとからなり、コントローラ10に接続
されている。これにより、本体3の空中飛行時すなわち
本体3が上昇,加工および旋回する場合に発生する上下
左右方向加速度および姿勢角がそれぞれ加速度センサ9
a〜9dとバーチカルジャイロ9eによって検出され
る。
をそれぞれ検出する加速度センサ9a〜9dと、本体3
の姿勢角(ピッチ角およびロール角)を検出するバーチ
カルジャイロ9eとからなり、コントローラ10に接続
されている。これにより、本体3の空中飛行時すなわち
本体3が上昇,加工および旋回する場合に発生する上下
左右方向加速度および姿勢角がそれぞれ加速度センサ9
a〜9dとバーチカルジャイロ9eによって検出され
る。
【0018】コントローラ10は、加速度センサ9a〜
9dおよびバーチカルジャイロ9eによる検出結果ある
いは受信機13からの信号に基づいて各アクチュエータ
8a〜8dを駆動制御する。これにより、被曳航体1の
不安定な動作時に各可動翼6a〜6dが本体3の位置変
化および姿勢変化を修正するように駆動し、安定した被
曳航体1の空中飛行が行われる。
9dおよびバーチカルジャイロ9eによる検出結果ある
いは受信機13からの信号に基づいて各アクチュエータ
8a〜8dを駆動制御する。これにより、被曳航体1の
不安定な動作時に各可動翼6a〜6dが本体3の位置変
化および姿勢変化を修正するように駆動し、安定した被
曳航体1の空中飛行が行われる。
【0019】アンテナ11は、地上からの指令信号(電
波)を受信する四つのアンテナ11a〜11aからな
り、各可動翼6a〜6dに組み込まれている。アンテナ
出力選択器12は、各アンテナ11a〜11dおよび受
信機13に接続されており、アンテナ11a〜11dの
うち受信レベルが高いアンテナからの出力信号を選択
し、受信機13に出力する。
波)を受信する四つのアンテナ11a〜11aからな
り、各可動翼6a〜6dに組み込まれている。アンテナ
出力選択器12は、各アンテナ11a〜11dおよび受
信機13に接続されており、アンテナ11a〜11dの
うち受信レベルが高いアンテナからの出力信号を選択
し、受信機13に出力する。
【0020】受信機13は、検波器および増幅器(とも
に図示せず)を有し、コントローラ10およびアンテナ
出力選択器12に接続されている。これにより、アンテ
ナ出力選択器12による選択出力信号を受信すると、こ
の受信信号に対応するアンテナ11a〜11dからの指
令信号がコントローラ10に出力される。電源14は、
飛行制御装置2の各構成部品に電力を供給する。
に図示せず)を有し、コントローラ10およびアンテナ
出力選択器12に接続されている。これにより、アンテ
ナ出力選択器12による選択出力信号を受信すると、こ
の受信信号に対応するアンテナ11a〜11dからの指
令信号がコントローラ10に出力される。電源14は、
飛行制御装置2の各構成部品に電力を供給する。
【0021】第三胴部7は、円周方向に等間隔をもって
並列する四つの固定フィン7a〜7d(固定フィン7d
は図示せず)および飛行体に繋がれる曳航索4の一方端
部を固定するための取付部7eを有し、第二胴部6の後
方端部に着脱自在に取り付けられている。
並列する四つの固定フィン7a〜7d(固定フィン7d
は図示せず)および飛行体に繋がれる曳航索4の一方端
部を固定するための取付部7eを有し、第二胴部6の後
方端部に着脱自在に取り付けられている。
【0022】次に、本実施形態における被曳航体の空中
飛行制御方法(「自動による飛行制御」と「地上からの
指令による飛行制御」につき、図1および図2を用いて
説明する。 「自動による飛行制御」先ず、被曳航体1(本体3)に
外乱が加わると、加速度センサ9a〜9dおよびバーチ
カルジャイロ9eがそれぞれ本体3の上下左右方向加速
度と姿勢角を検出し、これら検出信号をコントローラ1
0に出力する。
飛行制御方法(「自動による飛行制御」と「地上からの
指令による飛行制御」につき、図1および図2を用いて
説明する。 「自動による飛行制御」先ず、被曳航体1(本体3)に
外乱が加わると、加速度センサ9a〜9dおよびバーチ
カルジャイロ9eがそれぞれ本体3の上下左右方向加速
度と姿勢角を検出し、これら検出信号をコントローラ1
0に出力する。
【0023】次に、コントローラ10が各加速度センサ
9a〜9dおよびバーチカルジャイロ9eによる検出結
果に基づいて各アクチュエータ8a〜8dに制御信号を
出力し、各アクチュエータ8a〜8dが本体3の不安定
な動作および姿勢を修正する方向に可動翼6a〜6dを
駆動制御する。
9a〜9dおよびバーチカルジャイロ9eによる検出結
果に基づいて各アクチュエータ8a〜8dに制御信号を
出力し、各アクチュエータ8a〜8dが本体3の不安定
な動作および姿勢を修正する方向に可動翼6a〜6dを
駆動制御する。
【0024】「地上からの指令による飛行制御」飛行体
との相対位置を変えるなどのため、被曳航体1の飛行制
御を行う必要が生じると、地上から飛行制御のための信
号を送信する。各アンテナ11a〜11dが地上からの
指令信号を受信すると、この受信信号がアンテナ出力選
択器12に出力される。
との相対位置を変えるなどのため、被曳航体1の飛行制
御を行う必要が生じると、地上から飛行制御のための信
号を送信する。各アンテナ11a〜11dが地上からの
指令信号を受信すると、この受信信号がアンテナ出力選
択器12に出力される。
【0025】次に、アンテナ出力選択器12がアンテナ
11a〜11dのうち受信レベルの高いアンテナからの
出力信号を選択し、この選択出力信号を受信機13に出
力する。受信機13は検波・増幅してアンテナ出力選択
器12で選択された信号を受信すると、その受信信号を
検波・増幅して指令信号としてコントローラ10に出力
する。
11a〜11dのうち受信レベルの高いアンテナからの
出力信号を選択し、この選択出力信号を受信機13に出
力する。受信機13は検波・増幅してアンテナ出力選択
器12で選択された信号を受信すると、その受信信号を
検波・増幅して指令信号としてコントローラ10に出力
する。
【0026】コントローラ10は受信機13からの信号
に基づいてアクチュエータ8a〜8dに制御信号を送っ
て可動翼6a〜6dを駆動制御する。このとき、被曳航
体1の動作および姿勢が不安定になると、この状態をセ
ンサ9が検出してコントローラ10に出力する。すなわ
ち、コトローラ10は、地上からの指示による飛行制御
と同時に、各加速度センサ9a〜9dおよびバーチカル
ジャイロ9eによる検出結果に基づいて各アクチュエー
タ8a〜8dに制御信号を出力し、各アクチュエータ8
a〜8dが本体3の不安定な動作および姿勢を修正する
方向に可動翼6a〜6dを駆動制御する。このようにし
て、被曳航体1の空中飛行制御を確実に行うことができ
る。
に基づいてアクチュエータ8a〜8dに制御信号を送っ
て可動翼6a〜6dを駆動制御する。このとき、被曳航
体1の動作および姿勢が不安定になると、この状態をセ
ンサ9が検出してコントローラ10に出力する。すなわ
ち、コトローラ10は、地上からの指示による飛行制御
と同時に、各加速度センサ9a〜9dおよびバーチカル
ジャイロ9eによる検出結果に基づいて各アクチュエー
タ8a〜8dに制御信号を出力し、各アクチュエータ8
a〜8dが本体3の不安定な動作および姿勢を修正する
方向に可動翼6a〜6dを駆動制御する。このようにし
て、被曳航体1の空中飛行制御を確実に行うことができ
る。
【0027】したがって、本実施形態においては、各ア
クチュエータ8a〜8d(各可動翼6a〜6d)を駆動
制御して本体3の空中飛行が制御されるから、直進飛行
中に大きな外乱が本体3に急激に加わっても、良好な空
中姿勢を得ることができる。
クチュエータ8a〜8d(各可動翼6a〜6d)を駆動
制御して本体3の空中飛行が制御されるから、直進飛行
中に大きな外乱が本体3に急激に加わっても、良好な空
中姿勢を得ることができる。
【0028】また、本実施形態においては、地上からの
指令信号によって本体3の空中飛行を制御することがで
きるから、飛行体に対する被曳航体1の空中位置を曳航
索4によって曳航される範囲内で自由に変更することが
できる。
指令信号によって本体3の空中飛行を制御することがで
きるから、飛行体に対する被曳航体1の空中位置を曳航
索4によって曳航される範囲内で自由に変更することが
できる。
【0029】さらに、本実施形態においては、本体3を
それぞれが互いに着脱可能な第一胴部5〜第三胴部7に
よって形成し、このうち第二胴部6に飛行制御装置2を
内蔵したから、本体3から第二胴部6を離脱させて飛行
制御装置2を点検することができ、その点検作業を簡単
に行うことができる。
それぞれが互いに着脱可能な第一胴部5〜第三胴部7に
よって形成し、このうち第二胴部6に飛行制御装置2を
内蔵したから、本体3から第二胴部6を離脱させて飛行
制御装置2を点検することができ、その点検作業を簡単
に行うことができる。
【0030】なお、本実施形態においては、曳航体とし
ての飛行体が航空機である場合について説明したが、本
発明はこれに限定されず、ヘリコプター等他の飛行体で
もよい。また、本発明においては、火薬フレアを点火・
燃焼する軍事訓練用標的として使用する場合に限定され
ず、農薬,種苗,消化剤および水等を散布する場合にも
使用することができる。
ての飛行体が航空機である場合について説明したが、本
発明はこれに限定されず、ヘリコプター等他の飛行体で
もよい。また、本発明においては、火薬フレアを点火・
燃焼する軍事訓練用標的として使用する場合に限定され
ず、農薬,種苗,消化剤および水等を散布する場合にも
使用することができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、地
上からの指令信号を各アンテナが受けてアンテナ出力選
択器に出力すると、これら出力レベルのうち最も高い出
力レベルの信号に基づいてコントローラがアクチュエー
タを駆動制御し、また、センサが本体の空中飛行による
加速度および姿勢角を検出すると、この検出結果に基づ
いてコントローラがアクチュエータを駆動制御し、これ
ら駆動制御によって各可動翼が駆動する。
上からの指令信号を各アンテナが受けてアンテナ出力選
択器に出力すると、これら出力レベルのうち最も高い出
力レベルの信号に基づいてコントローラがアクチュエー
タを駆動制御し、また、センサが本体の空中飛行による
加速度および姿勢角を検出すると、この検出結果に基づ
いてコントローラがアクチュエータを駆動制御し、これ
ら駆動制御によって各可動翼が駆動する。
【0032】したがって、各アクチュエータを駆動制御
して本体の空中飛行が制御されるから、直進飛行中に大
きな外乱が本体に急激に加わっても、良好な空中姿勢を
得ることができ、安定した空中飛行を行うことができ
る。
して本体の空中飛行が制御されるから、直進飛行中に大
きな外乱が本体に急激に加わっても、良好な空中姿勢を
得ることができ、安定した空中飛行を行うことができ
る。
【図1】本発明の第一実施形態に係る空中被曳航体の飛
行制御装置を示すブロック図である。
行制御装置を示すブロック図である。
【図2】本発明の第一実施形態に係る空中被曳航体を示
す側面図である。
す側面図である。
【図3】従来の空中被曳航体を示す側面図である。
1 被曳航体
2 飛行制御装置
3 本体
4 曳航索
5 第一胴部
6 第二胴部
6a〜6d 可動翼
7 第三胴部
8,8a〜8d アクチュエータ
9 センサ
9a〜9d 加速度センサ
9e バーチカルジャイロ
10 コントローラ
11,11a〜11d アンテナ
12 アンテナ出力選択器
13 受信機
14 電源
Claims (6)
- 【請求項1】 飛行体によって曳航され、円周方向に複
数の可動翼を等間隔に並設した本体を備えた被曳航体で
あって、 この被曳航体に前記本体の空中飛行を制御する飛行制御
装置を配設し、 この飛行制御装置が、 前記各可動翼を駆動するアクチュエータと、このアクチュエータを駆動制御するコントローラと、 前記各可動翼に取り付けられ、地上からの指令信号を受
信するアンテナと、 これらアンテナのうち受信レベルが高いアンテナからの
出力信号を選択するアンテナ出力選択器と、 このアンテナ出力選択器からの選択出力信号を受信して
前記コントローラに出力する受信機とを有する ことを特
徴とする空中被曳航体。 - 【請求項2】 前記飛行制御装置が、 前記本体の空中飛行による加速度および姿勢角を検出
し、この検出結果を前記コントローラに出力するセンサ
を有する 請求項1記載の空中被曳航体。 - 【請求項3】 前記センサが、前記本体の上下左右方向
加速度を検出する加速度センサと、前記本体の姿勢角を
検出するジャイロとからなることを特徴とする請求項2
記載の空中被曳航体。 - 【請求項4】 前記本体をそれぞれが互いに着脱可能な
少なくとも二つの胴部によって形成し、これら両胴部の
うち前記可動翼を含む胴部に前記飛行制御装置を搭載し
たことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一記載
の空中被曳航体。 - 【請求項5】 飛行体によって曳航され、円周方向に複
数の可動翼を等間隔に並設した本体の空中飛行を制御す
る方法であって、 前記本体の空中飛行による加速度および姿勢角を検出
し、 この検出結果に基づいて前記各可動翼を駆動制御するこ
とを特徴とする空中被曳航体の飛行制御方法。 - 【請求項6】 飛行体によって曳航され、円周方向に複
数の可動翼を等間隔 に並設した本体の空中飛行を制御す
る方法であって、前記各可動翼に取り付けられたアンテナが地上からの指
令信号をそれぞれ受信し、これら受信信号のうち受信レ
ベルの高いアンテナからの出力信号をアンテナ出力選択
器が選択し、この選択出力信号に基づいて前記アクチュ
エータを駆動させて前記各可動翼を駆動制御するととも
に、 前記本体の空中飛行による加速度および姿勢角をセンサ
で検出し、この検出結果に基づいて前記各可動翼を駆動
制御することを特徴とする空中被曳航体の飛行制御方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09601599A JP3379468B2 (ja) | 1999-04-02 | 1999-04-02 | 空中被曳航体およびその飛行制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09601599A JP3379468B2 (ja) | 1999-04-02 | 1999-04-02 | 空中被曳航体およびその飛行制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000292097A JP2000292097A (ja) | 2000-10-20 |
JP3379468B2 true JP3379468B2 (ja) | 2003-02-24 |
Family
ID=14153413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09601599A Expired - Fee Related JP3379468B2 (ja) | 1999-04-02 | 1999-04-02 | 空中被曳航体およびその飛行制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3379468B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106516055A (zh) * | 2016-10-27 | 2017-03-22 | 中国船舶科学研究中心(中国船舶重工集团公司第七0二研究所) | 一种反馈自检型水下滑翔器姿态调节装置及控制方法 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6994294B2 (en) | 2003-08-29 | 2006-02-07 | Smiths Aerospace, Inc. | Stabilization of a drogue body |
GB2418186B (en) * | 2003-08-29 | 2008-03-19 | Smiths Aerospace Inc | Stabilization of a drogue body |
US7377468B2 (en) * | 2003-08-29 | 2008-05-27 | Smiths Aerospace Llc | Active stabilization of a refueling drogue |
US7681839B2 (en) | 2005-02-25 | 2010-03-23 | Smiths Aerospace Llc | Optical tracking system for refueling |
US8910902B2 (en) | 2011-09-12 | 2014-12-16 | The Boeing Company | Towed sensor array maneuvering system and methods |
DE102014001873B4 (de) | 2014-02-07 | 2016-06-16 | Alfred-Wegener-Institut Helmholtz-Zentrum für Polar- und Meeresforschung | Geschleppter aktiver Flugkörper zur Ermittlung von Messdaten |
-
1999
- 1999-04-02 JP JP09601599A patent/JP3379468B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106516055A (zh) * | 2016-10-27 | 2017-03-22 | 中国船舶科学研究中心(中国船舶重工集团公司第七0二研究所) | 一种反馈自检型水下滑翔器姿态调节装置及控制方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000292097A (ja) | 2000-10-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2239595B1 (en) | Device, system and method of protecting aircrafts against incoming threats | |
EP2064819B1 (en) | A method and system for extending operational electronic range of a vehicle | |
CN103744429B (zh) | 一种小型无人直升机飞行控制系统 | |
EP0536101B1 (en) | Release unit, and release system comprising at least one such release unit | |
US6082675A (en) | Standoff delivered sonobuoy | |
US20020190162A1 (en) | Survivability and mission flexibility enhancements for reconnaissance aircraft | |
WO2006106730A1 (ja) | 機体情報表示パネル | |
GB2237251A (en) | In-flight refueling apparatus | |
JP3379468B2 (ja) | 空中被曳航体およびその飛行制御方法 | |
CN111840859B (zh) | 一种用于森林灭火的灭火弹系统及其控制方法 | |
US4443014A (en) | Combat simulator means | |
US11794897B2 (en) | Aerial drone | |
KR20170112309A (ko) | 물체충돌 방지 기능을 구비한 무인비행체 | |
CA3130461A1 (en) | Weapon targeting training system and method therefor | |
JP2955699B2 (ja) | 無人ヘリコプタの遠隔飛行制御システム | |
KR101872295B1 (ko) | 소형 무인비행체의 비행 자세 안정화 시스템 | |
KR102182373B1 (ko) | 드론용 레이더장치 | |
JP5521594B2 (ja) | 誘導飛翔体装置 | |
WO2022176734A1 (ja) | 飛翔経路モデル選択方法、飛翔体追跡システム、飛翔体対処システムおよび地上システム | |
KR101420299B1 (ko) | 관성 모멘트를 이용하여 자세를 안정화하는 미사일 기만기 및 이의 운용 방법 | |
JP2807467B2 (ja) | ヘリコプタの高度制御装置 | |
JPH06247394A (ja) | 着船支援センサ装置 | |
KR101362911B1 (ko) | 항공기에 탑재된 합성개구레이더를 구동하는 ofp시스템 및 그 제어방법 | |
KR102721086B1 (ko) | 지상 이동체 탐지 시스템 | |
US12191570B2 (en) | Variable external structures on systems for signature management |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |