JP3379357B2 - 空調機 - Google Patents
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Description
ットで複数台の室内ユニットを同一運転或いは同時運転
可能な空調機に関する。 【0002】また、この発明は空調機において、室外ユ
ニットに接続される室外ユニットの接続台数、室内ユニ
ット毎に設定するユニットの識別番号、特に室外ユニッ
ト、室内ユニット間の識別番号の自動設定に関する。 【0003】 【従来の技術】従来のこの種の空調機として、例えば、
特開平1−208647号公報に掲載の技術を挙げるこ
とができる。図38特開平1−208647号公報掲載
の従来の空調機の模式図である。図38において、91
はリモコンスイッチ、92,100,101は室内機、
93は室外機、94は室内制御装置、95は室外制御装
置、96はリモコン−室内伝送線、97は室内−室外伝
送線、98,99は室内機間伝送線である。 【0004】上記のように構成された従来の空調機で
は、リモコン91からの操作入力は、リモコン−室内伝
送線96を通して室内機92の制御装置94に入力され
ると、同時に室内機間伝送線98を通して他の室内機1
00及び101の制御装置へ送信される。室外機への伝
送は、室内制御装置上のディップスイッチにより設定さ
れた順に室内−室外伝送線97及び室内機間伝送線99
を通して室外機93の制御装置95と通信を行う。室外
機93の制御装置は、運転指令が室外機に接続可能な室
内機数以上 連続された場合のみ圧縮機等を運転する。
また、従来のマルチ式空調機を上位の管理システムに接
続する際には、各室内ユニットと、上位の管理システム
のコントローラとを接続するのが一般的である。 【0005】従来の空調機の他の例を図39に示す。図
39は、例えば特開平4−288440号公報に示され
た従来の空気調和機の集中制御システムを示す構成図で
ある。図において、101a,101bはリモコン、1
02a,102bは空調ユニット、103は空調ユニッ
ト102a,102bを通信ケーブル116でバス接続
し、空調ユニットを集中制御する集中コントローラ、1
04はリモコン101a,101bのアドレス自動設定
スイッチ、107はリモコン101a,101bのアド
レス設定開始指令部、115は空調ユニットの室内機制
御部、114は室内機の応答部、111は室内機の重複
設定検出部、112は室内機のアドレス登録設定部であ
る。 【0006】このような従来の空気調和機の集中制御シ
ステムでは、リモコン101a,101bには複数の室
内機制御部115が接続された空調ユニット102a,
102bが接続され、これら空調ユニット102a,1
02bを通信ケーブル116でバス接続し、空調ユニッ
トを集中制御する集中コントローラ103により通信ケ
ーブル116を介したバス通信にてアドレス制御され
る。リモコン101aのアドレス自動設定スイッチ10
4が入力されると、アドレスの自動設定指令aが全室内
機に出力され、室内機は集中コントローラ103及び他
の室内機にバス通信の一時中断指令dまたは中断解除指
令eを同報送信し、一方、リモコン101aはアドレス
自動設定スイッチ104により自動設定指令aを出力
後、アドレス設定開始指令部107により各室内機に順
々に設定開始指令bを出力する。室内機制御部115で
は仮アドレスを設定して他の室内機に個別送信し、他の
室内機の応答部114からの個別送信のアンサーバック
を重複設定検出部111で検出してアンサーバックがな
くなるまで仮アドレスを変えて個別送信して、アンサー
バックのない仮アドレスを自己アドレスとしてアドレス
登録設定部112で登録設定する。また、他の例とし
て、特開平6−58602号公報などがある。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】特開平1−20864
7号公報掲載の従来の空調機は、上記のように構成され
ているから、複数台の室内機で同一状態の運転を同時に
行うことが可能であるが、室内−室外間一対の伝送線
と、各室内期間を直列に接続する伝送線の全てを接続す
る必要があり、現地配線作業が大変であり、配線コスト
もかかるという欠点があった。また、従来の空調機を上
位の管理システムに接続する際には、各室内ユニット
と、上位の管理システムのコントローラとを接続するま
たは各室内ユニットに上位の管理システムのコントロー
ラとの伝送変換装置を接続するのが一般的であるが、前
者の場合は全室内機に上位の管理システム対応の通信H
/W,S/Wを搭載する必要があり、コストが高くなる
という欠点があった。また後者の場合は後から上位の管
理システムに接続する際の工事性が悪い、伝送変換装置
を設置するスペースが室内機にない等の欠点があった。 【0008】特開平4‐288440号公報に示された
従来の空気調和機の集中制御システムでは、各室内機に
設定開始指令が入力されると仮アドレスを設定して他の
室内機に個別送信する仮アドレス設定手段と、同一アド
レスの個別送信があるとアンサーバックする応答手段
と、他の室内機からのアンサーバックがあると仮アドレ
スが他の室内機と重複していると判断し、アンサーバッ
クがなくなるまで仮アドレスを設定手段に仮アドレスを
変更するよう指令する重複判別手段と、アンサーバック
のない仮アドレスを自己アドレスとして登録するように
しているので、室内機が、他の室内機が送信した信号を
受信できる通信回路が必要となり、高価となるという問
題点があった。 【0009】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、第1の目的は現地配線作業を容易
に行え、また、上位の管理システムに接続する際の施工
性が良く、安価な空調機を提供するものである。 【0010】また、第2の目的は、室内機どうしの送受
信ができない安価な通信回路を用いた場合にも、複数の
室内機と室外機との間で設定する室内ユニット識別番号
を自動設定する空調機を得るものである。また、第3の
目的は、室内機、室外機のいずれにもスイッチ等の設定
手段を持たずに、室内ユニット接続台数およびユニット
識別番号を自動設定する空調機を得るものである。 【0011】 【課題を解決するための手段】第1の発明に係わる空調
機は、室外ユニットと、室外ユニット及び室外ユニット
に接続された複数の室内ユニットの間の情報を伝達する
伝送手段と、室外ユニット及び室内ユニットの少なくと
も一つに接続され運転設定を行う運転指令手段と、室外
ユニットに設けられ、接続された室内ユニットが運転指
令手段の指令により行う運転情報を収集し、室内ユニッ
トの運転情報から、接続された各室内ユニットに対する
同一の運転内容を決定し、伝送手段を介して各室内ユニ
ットへ決定した運転を指令する制御手段と、を備え、各
室内ユニットが運転指令手段から異なる運転設定を受信
しても各室内ユニットに対する同一の運転内容で運転を
行う。 【0012】 【0013】 【0014】 【0015】 【0016】 【0017】 【0018】 【0019】 【0020】 【0021】 【0022】 【0023】 【0024】 【0025】 【0026】 【0027】 【0028】 【0029】 【発明の実施の形態】 実施の形態1.以下、この発明の実施の形態の一例を説
明する。図1に、同一の運転を行う空調機の一実施例の
構成ブロック図を示す。図において、1は室外ユニット
であり、2〜4はそれぞれ室内ユニット(A)〜(C)であ
り、5はワイヤードタイプの手元リモコンであり、6〜
8はそれぞれ室外ユニット1と室内ユニット(A)2〜(C)
4間の伝送線であり、9は手元リモコン5と室内ユニッ
ト(A)1間の伝送線であり、10はワイヤレスタイプの
手元リモコンである。図2に、室外ユニット1内の制御
部構成ブロック図を、図3に室内ユニット(A)2〜(C)4
の制御部構成ブロック図を、図4に手元リモコン5の制
御部構成ブロック図を示す。図2において、20は室外
ユニット1内の制御部であり、21は室内ユニットから
の運転情報を受信する室内外通信受信手段、22は室内
ユニットへ運転設定を送信する室内外通信送信手段、2
3は室内外通信受信手段21により受信した各室内機の
運転情報により室内ユニットの同時運転内容を設定する
空調ユニット運転設定手段であり、24は室外ユニット
の制御を行う室外ユニット処理部である。 【0030】図3において、30は室内ユニット(A)2
〜(C)4内の制御部であり、31は室外ユニットからの
運転設定を受信する室内外通信受信手段、32は室外ユ
ニットへ運転情報を送信する室内外通信送信手段、33
は手元リモコンからの運転設定を受信するリモコン通信
受信手段、34は手元リモコンへ運転状態を送信するリ
モコン通信送信手段、35は室内外通信受信手段31ま
たはリモコン通信受信手段33により受信した運転設定
により室内ユニットの運転内容を設定する運転設定手段
であり、36は室内ユニットの制御を行う室内ユニット
処理部、37はワイヤレスタイプの手元リモコン10か
らの信号を受信するワイヤレス信号受信手段である。図
4において、40は手元リモコン5内の制御部であり、
41は室内ユニットからの運転状態を受信するリモコン
通信受信手段、42は室内ユニットへ運転設定を送信す
るリモコン通信送信手段、43は手元リモコンの制御を
行う手元リモコン処理部である。 【0031】次に、上記のように構成された同一の運転
を同時に行うマルチ式空調機の実施例の動作について説
明する。例えば、図1に示すように室内ユニット(A)2
と、室内ユニット(B)3,室内ユニット(C)4が室外ユニ
ット1に接続されている。室内ユニット(A)2〜室内ユ
ニット(C)4は手元リモコン5またはワイヤレスタイプ
の手元リモコン10にて運転内容が設定され、同じ設定
にて同時運転を行う。 【0032】まず、手元リモコン5にて運転設定を行う
場合を例にとって動作の説明をする。手元リモコンの制
御部は図4に示すような構成となっており、不図示の運
転設定スイッチ等により運転内容が設定されると、リモ
コン処理部43は設定された運転設定内容をリモコン通
信送信手段42にて室内ユニット(A)2へ送信する。室
内ユニット(A)2の制御部は図5に示す構成となってお
り、リモコンから送信された運転設定内容をリモコン通
信受信手段33にて受信すると、運転設定手段35にて
運転内容を決定し、決定した運転内容に従い室内ユニッ
ト処理部36にて室内ユニットを制御すると共に、室内
外通信送信手段32及びリモコン通信送信手段34によ
り運転内容,運転状況データを室外ユニット1及び手元
リモコン5へ送信する。室外ユニット1の制御部は図2
に示す構成となっており、室内外通信受信手段21にて
運転内容を受信すると、空調ユニット運転設定手段23
にて全室内ユニットの同時運転内容を決定し、決定した
運転内容に従い室外ユニット処理部24にて室外ユニッ
トの制御を行うと共に、室内外通信送信手段22にて、
運転内容を室内ユニット(A)2,室内ユニット(B)3,室
内ユニット(C)4へ送信する。室内ユニット(A)2〜(C)
4は、室内外通信受信手段31にて運転内容を受信する
と、運転設定手段35にて運転内容を決定し、決定した
運転内容に従い室内ユニット処理部36にて室内ユニッ
トを制御する。このように、まず手元リモコン5からの
運転設定受信により、リモコンが接続された室内ユニッ
ト(A)2が、受信運転設定内容に応じて運転を開始し、
室内ユニット(A)2が室外ユニット1へ運転設定内容を
送信し、室外ユニット1が各室内ユニット(A)2〜(C)4
へ運転設定内容を送信することにより全室内ユニットが
同時運転を実施する。 【0033】次にワイヤレスタイプの手元リモコン10
にて運転設定を行う場合について説明する。室内ユニッ
ト(C)4は、ワイヤレス信号受信手段37にて運転設定
を受信すると、運転設定手段35にて運転内容を決定
し、決定した運転内容に従い室内ユニット処理部36に
て室内ユニットを制御すると共に、室内外通信送信手段
32により運転内容,運転状況データを室外ユニット1
へ送信する。室外ユニット1は、室内外通信受信手段2
1にて運転内容を受信すると、空調ユニット運転設定手
段23にて全室内ユニットの同時運転内容を決定し、決
定した運転内容に従い室外ユニット処理部24にて室外
ユニットの制御を行うと共に、室内外通信送信手段22
にて、運転内容を室内ユニット(A)2,室内ユニット(B)
3,室内ユニット(C)4へ送信する。室内ユニット(A)2
〜(C)4は、室内外通信受信手段31にて運転内容を受
信すると、運転設定手段35にて運転内容を決定し、決
定した運転内容に従い室内ユニット処理部36にて室内
ユニットを制御する。このとき室内ユニット(A)2は、
リモコン通信送信手段34により運転内容,運転状況デ
ータを手元リモコン5へ送信し、手元リモコン5はリモ
コン通信受信手段42にて室内ユニット(A)2からの運
転内容,運転状況を受信すると、リモコン処理部43に
て不図示の表示部等により報知する。 【0034】また、手元リモコン5とワイヤレスタイプ
の手元リモコン10により同時に異なる内容で運転設定
された場合の動作について、手元リモコン5で冷房設定
を,ワイヤレスタイプの手元リモコン10によりドライ
設定を行った場合を例にとって説明する。まず手元リモ
コン5からの運転設定すなわち冷房設定受信により、リ
モコンが接続された室内ユニット(A)2が、冷房運転を
開始し、ワイヤレスタイプの手元リモコン10からの運
転設定受信すなわちドライ設定受信により、室内ユニッ
ト(C)4がドライ運転を開始する。室外ユニット1は、
室内外通信受信手段21にて室内ユニット(A)2及び室
内ユニット(C)4からの異なる運転設定内容すなわち冷
房設定およびドライ設定を受信すると、空調ユニット運
転設定手段23にて予め定めた優先順位に従い、室内ユ
ニット(A)2及び(C)4からの運転設定のいずれかに運転
内容を決定する。たとえばユニット番号の大きい室内ユ
ニットの設定に従うとした場合は、室内ユニット(C)4
から受信したドライ設定に決定する。運転内容が決定す
ると、室外ユニット処理部24にて室外ユニットの制御
を行うと共に、室内外通信送信手段22にて、運転内容
すなわちドライ設定を室内ユニット(A)2,室内ユニッ
ト(B)3,室内ユニット(C)4へ送信し、各室内ユニット
(A)2〜(C)4は同じ設定内容すなわちドライ設定にて同
時運転を行う。室内ユニット(A)2では手元リモコン5
からの冷房設定受信により、まず冷房運転を開始する
が、室外ユニットからの運転設定を新たに受信すること
により、室外ユニットが決定した同時運転内容であるド
ライ運転を実施するようになり、全室内ユニットが同じ
設定にて同時運転を行うようになる。 【0035】このように、まず手元リモコン5およびワ
イヤレスタイプの手元リモコン10からの運転設定受信
により、リモコンが接続された室内ユニット(A)2,ワ
イヤレス信号受信室内ユニット(C)4が、受信運転設定
内容に応じてそれぞれ運転を開始し、室内ユニット(A)
2,室内ユニット(C)4が室外ユニット1へ運転設定内
容を送信し、室外ユニット1が予め定めた優先順位に従
い同時運転内容を決定し、各室内ユニット(A)2〜(C)4
へ運転設定内容を送信することにより全室内ユニットが
同じ設定内容にて同時運転を実施する。以上のように室
内ユニット(A)2〜(C)4は、室外ユニット1及び手元リ
モコン5と運転情報の送受信を行うため、室内ユニット
(B)3,(C)4と手元リモコン5間の配線工事をすること
なく、また複数のリモコンの、異なる運転設定をどのユ
ニットで何時受信しても同じ設定により同時運転制御で
きる。本例では、手元リモコン5を室内ユニット(A)2
に接続し、ワイヤレスタイプの手元リモコン10の信号
を室内ユニット(C)4にて入力しているが、何れの室内
機にて接続しても同様に同時運転制御が可能である。ま
た、操作可能なリモコンの台数は2台に制限されるもの
ではない。 【0036】次に、室内のユニットの動作について図5
のフローチャートに基づき説明する。ステップS10に
て通常運転が開始される。ステップS11にて手元リモ
コン5からの運転設定を受信すると、ステップS12に
て、手元リモコンからの運転設定内容にて空調ユニット
の制御を行い、ステップS13にて運転設定内容を室外
ユニット1へ送信する。次にステップS14にて室外ユ
ニット1からの運転設定を受信するとステップS15に
て、室外ユニット1からの運転設定内容を手元リモコン
5へ送信する。ステップS11にて手元リモコン5から
の運転設定を受信しなかった場合は前回の運転制御を継
続し、ステップS14を実施する。また、ステップS1
4にて室外ユニット1からの運転設定をしなかった場合
は前回の運転制御を継続してステップS11を実施す
る。このように、ステップS11、12にて手元リモコ
ンからの運転設定に従って制御を行っても、ステップS
14にて新たに室外ユニットより他の運転設定を受信し
た場合にはその内容に従って室内ユニットが制御を行う
ため、複数の室内ユニットが異なる運転設定を受信して
も、室外ユニット1が運転設定を決定して送信すること
により、各空調ユニットが同じ設定で動作する。 【0037】次に室外ユニットの動作について図6のフ
ローチャートに基づき説明する。ステップS20にて通
常運転が開始される。ステップS21にて室内ユニット
(A)2〜(C)4のいずれかからの運転設定を受信す
ると、ステップS22にて、複数台の空調ユニットから
の運転設定を受信したかを判断する。ステップS22に
て、複数台の空調ユニットからの運転設定を受信したと
判断した場合は、ステップS23にて予め設定された優
先順位に従って運転設定内容を決定し、ステップS24
にて自ユニットの制御を行い、ステップS25にて運転
設定内容を全室内ユニット(A)2〜(C)4へ送信す
る。ステップS22にて複数台の空調ユニットから運転
設定を受信しなかったと判断した場合すなわち1台の空
調ユニットからの運転設定受信と判断した場合は、その
運転設定内容でステップS24にて自ユニットの制御を
行い、ステップS25にて運転設定内容を全室内ユニッ
ト(A)2〜(C)4へ送信する。またステップS21
にて室内ユニットからの運転設定を受信しなかった場合
は前回の運転制御を継続する。このように、単一または
複数の室内ユニットから運転設定を受信し、室外ユニッ
ト1により全空調ユニットの同時運転内容が決定され、
各空調ユニットが同じ設定で動作する。上記の優先順位
については、号機の大きなユニットからとすれば4号
機、3号機・・の順番に優先され、あるいは、運転モー
ドに応じて例えば暖房、冷房、ドライ、送風の順に優先
させてもよい。 【0038】この空調機では、手元リモコンのリモコン
通信受信手段とリモコン通信送信手段と、室内ユニット
のリモコン通信受信手段とリモコン通信送信手段により
手元リモコンと室内ユニットの間で運転情報の送受信を
行い、室外ユニットの室内外通信受信手段と室内外通信
送信手段と、室内ユニットの室内外通信受信手段と室内
外通信送信手段により室外ユニットと室内ユニットの間
で運転情報の送受信を行い、室外ユニットの空調ユニッ
ト運転設定手段により各全室内ユニットの同時運転内容
を決定し、室内ユニットの運転設定手段にて室内ユニッ
トを運転する。 【0039】以上のように、この空調機は、手元リモコ
ンにリモコン通信受信手段とリモコン通信送信手段を、
室内ユニットにリモコン通信受信手段とリモコン通信送
信手段を備え、手元リモコンと室内ユニットの間で運転
情報の送受信を行い、室外ユニットに室内外通信受信手
段と室内外通信送信手段を、室内ユニットに室内外通信
受信手段と室内外通信送信手段を備え、室外ユニットと
室内ユニットの間で運転情報の送受信を行い、室外ユニ
ットに備えた空調ユニット運転設定手段により全室内ユ
ニットの同時運転内容を決定し、室内ユニットに備えた
運転設定手段にて室内ユニットを運転するようにしたた
め、室内ユニットと手元リモコン間のための配線を少な
くでき、かつリモコンを接続する室内機に制約がなく多
くの室内機に対して施工性にすぐれた同時運転マルチ式
空調機を実現できるという効果がある。以上の実施形態
1.では各室内ユニットが同一の運転を同時に行うマル
チ式空調機の実施例の動作について説明したが、各室内
ユニットの運転が異なる設定内容による異なる運転であ
ったり、同時ではなく非同時な運転であってもよい。 【0040】実施の形態2.図7に、空調機の他の実施
の形態の例の構成ブロック図を示す。図において、1,
12は室外ユニットであり、2〜4,13,14はそれ
ぞれ室内ユニットであり、5,15はワイヤードタイプ
の手元リモコンであり、6〜8はそれぞれ室外ユニット
1と室内ユニット(A)2〜(C)4間の伝送線であり、9は
手元リモコン5と室内ユニット(A)1間の伝送線であ
り、10はワイヤレスタイプの手元リモコンである。1
1は空調管理システムのコントローラとの間で制御情報
を送受信する伝送変換装置であり、16は複数の空調機
を集中管理する空調管理装置である。図8に他の例の室
外ユニット1の制御部構成ブロック図を示す。 【0041】図9に、マルチ式空調機の室外ユニット1
の他の制御部構成ブロック図の例を、図10にマルチ式
空調機のリモコンの制御部構成ブロック図示す。図9に
おいて、71は室内外通信受信手段21により受信した
各室内機の運転情報により手元リモコン5,15または
空調管理装置16により操作できる機能を設定するリモ
コン機能設定手段である。図10において、81はリモ
コン通信受信手段41により受信したリモコン機能情報
により操作できる機能を設定する機能設定手段である。
この例ではリモコン内の制御部40に設けたが、同様の
ものを室内ユニットに設けることができる。 【0042】次に、このマルチ式空調機の実施形態につ
いての動作について説明する。例えば図7に示すように
室内ユニット(A)2,(B)3,(C)4が室外ユニット1に接
続され、室内ユニット(D)13,(E)14が室外ユニット
12に接続されている。室内ユニット(A)2,(D)13に
はそれぞれ手元リモコン5,15が接続され、室外ユニ
ット1,12はそれぞれ伝送変換装置11を介して空調
管理装置16に接続され、手元リモコン5,15及び空
調管理装置16により運転制御される。まず、空調管理
装置16にて室内ユニット(A)2〜(C)4の運転設定を行
う場合を例にとって動作の説明をする。室外ユニット1
の制御部は図8に示した構成となっており、室外ユニッ
ト1は、空調管理装置16からの運転設定内容を伝送変
換装置11により受信すると、空調ユニット運転設定手
段23にて全室内ユニットの同時運転内容を決定し、決
定した運転内容に従い室外ユニット処理部24にて室外
ユニットの制御を行うと共に、室内外通信送信手段22
にて、運転内容を室内ユニット(A)2,室内ユニット(B)
3,室内ユニット(C)4へ送信する。室内ユニット(A)2
〜(C)4は、図3の如く室内外通信受信手段31にて運
転内容を受信すると、運転設定手段35にて運転内容を
決定し、決定した運転内容に従い室内ユニット処理部3
6にて室内ユニットを制御する。このとき室内ユニット
(A)2は、リモコン通信送信手段により運転内容,運転
状況データを手元リモコン5へ送信し、手元リモコン5
は図10の如くリモコン通信受信手段41にて室内ユニ
ット(A)2からの運転内容,運転状況を受信すると、リ
モコン処理部43にて不図示の表示部等により報知す
る。 【0043】次に、手元リモコン5にて運転設定を行う
場合を例にとって動作の説明をする。室内機(A)2は、
手元リモコン5から送信された運転設定内容をリモコン
通信受信手段33にて受信すると、運転設定手段35に
て運転内容を決定し、決定した運転内容に従い室内ユニ
ット処理部36にて室内ユニットを制御すると共に、室
内外通信送信手段32及びリモコン通信送信手段34に
より運転内容,運転状況データを室外ユニット1及び手
元リモコン5へ送信する。室外ユニット1は、室内外通
信受信手段21にて運転内容を受信すると、空調ユニッ
ト運転設定手段23にて全室内ユニットの同時運転内容
を決定し、決定した運転内容に従い室外ユニット処理部
24にて室外ユニットの制御を行い、室内外通信送信手
段22にて、運転内容を室内ユニット(A)2,室内ユニ
ット(B)3,室内ユニット(C)4へ送信すると共に、伝送
変換装置11にて空調管理装置16へ運転内容,運転状
況を送信する。室内ユニット(A)2〜(C)4は、室内外通
信受信手段31にて運転内容を受信すると、運転設定手
段35にて運転内容を決定し、決定した運転内容に従い
室内ユニット処理部36にて室内ユニットを制御するこ
のように室外ユニットに伝送変換装置を備えるだけで複
雑な施工をすることなく空調管理装置16による空調機
の集中管理,運転制御を行うことができる。このような
室内・室外間通信と室外・上位コントローラ間通信の信
号変換を行う伝送変換装置は図8,9のごとく制御装置
にあらかじめ組み込んでおいても、あるいは図1,2の
構成に後からアダプタとして追加してもよい。 【0044】また、このマルチ式空調機の実施形態の動
作について説明する。室内ユニット(A)2〜室内ユニッ
ト(C)4は予め設定されている自ユニットの有する機能
(例えばルーバー機能,ベーンスウィング機能等)を室
内外通信送信手段32により室外ユニット1へ送信す
る。室外ユニット1は、室内外通信受信手段21にて各
室内ユニット(A)2〜(C)4の機能情報を受信すると、リ
モコン機能設定手段71にて手元リモコンまたは空調管
理システムのコントローラにより運転設定可能な項目を
決定し、室内外通信送信手段22にて、機能情報を室内
ユニット(A)2へ送信する。室内ユニット(A)2は、室内
外通信受信手段31にて受信した機能情報をリモコン通
信送信手段34により手元リモコン5へ送信し、手元リ
モコン5はリモコン通信受信手段42にて室内ユニット
(A)2からの機能情報を受信すると、機能設定手段81
にて自己が操作可能な項目を設定する。たとえば、室外
ユニット1がリモコン機能情報としてベーンあり,スウ
ィングなしを設定した場合には手元リモコン5は機能設
定手段81を介してリモコン処理部43にて不図示の設
定スイッチによるベーンスウィング設定すなわち上下風
向の連続動作設定を無効とするように処理する。また、
空調管理装置の場合も同様に、室外ユニット1が伝送変
換装置11を介して機能情報を送信することにより操作
可能な項目を設定することができる。このように、リモ
コンにて操作可能な項目をリモコン接続された室内ユニ
ットの機能に限定されることなく設定することが可能と
なる。なお、機能設定手段81はリモコンに設けず室内
機に設けてリモコン操作による機能情報を室内機で変換
し運転させてもよい。 【0045】さらにまた、このマルチ式空調機の実施例
の動作について説明する。室内ユニット(A)2〜室内ユ
ニット(C)4は予め設定されている自ユニットの有する
機能(例えばルーバー機能,ベーンスウィング機能等)
を室内外通信送信手段32により室外ユニット1へ送信
する。室外ユニット1は、室内外通信受信手段21にて
各室内ユニット(A)2〜(C)4の機能情報を受信すると、
リモコン機能設定手段71にて手元リモコンまたは空調
管理システムのコントローラにより運転設定可能な項目
を各室内ユニットの機能の論理和にて決定し、室内外通
信送信手段22にて、機能情報を室内ユニット(A)2へ
送信する。室内ユニット(A)2は、室内外通信受信手段
31にて受信した機能情報をリモコン通信送信手段34
により手元リモコン5へ送信し、手元リモコン5はリモ
コン通信受信手段42にて室内ユニット(A)2からの機
能情報を受信すると、機能設定手段にて自己が操作可能
な項目を設定する。 【0046】たとえば、室内ユニット(A)2が「ルーバ
ーあり,スウィングなし」、室内ユニット(B)3,(C)4
が「ルーバーなし,スウィングあり」に設定されていた
場合、室外ユニット1はリモコン機能情報として論理和
である「ルーバーあり,スウィングあり」を設定し、設
定内容を室内ユニット(A)2を介して手元リモコン5へ
送信し、手元リモコン5はリモコン通信受信手段41,
機能設定手段81を介してリモコン処理部43にて不図
示の設定スイッチによるルーバー設定すなわち左右風向
の連続動作設定,ベーンスウィング設定すなわち上下風
向の連続動作設定を共に有効とし、両方設定された場合
にはルーバー設定=”ON”という信号とベーン設定
=”スウィング”という信号を同時に送信する。手元リ
モコン5が接続された室内ユニット(A)2は、リモコン
通信受信手段33にて他の運転設定情報と共に、ルーバ
ー設定=”ON”という信号とベーン設定=”スウィン
グ”という信号を同時に受信する。室内ユニット(A)2
は自己の機能情報が「ルーバーあり,スウィングなし」
であるため、自ユニットで制御可能な内容であるルーバ
ー=”ON”すなわち左右風向の連続動作を実施する。
また、室内ユニット(A)2はスウィング機能がないた
め、上下風向の連続動作は実施しないが、室内外通信送
信手段32により他の運転設定情報と共に、ルーバー設
定=”ON”という信号とベーン設定=”スウィング”
という信号を室外ユニット1へ送信する。 【0047】室外ユニット1は、室内外通信受信手段2
1にて運転設定を受信すると室内外通信送信手段22は
他の運転設定情報と共に、ルーバー設定=”ON”とい
う信号とベーン設定=”スウィング”という信号を室内
ユニット(A)2〜室内ユニット(C)4に同時に送信する。
室内ユニット(B)3,(C)4は「ルーバーなし,スウィン
グあり」の機能であるため、室内外通信受信手段31に
より運転設定を受信すると、左右風向の連続動作は実施
せず、ベーンスウィングすなわち上下風向の連続動作を
実施する。このように、従来の同時運転マルチ空調機で
はリモコンが接続された機種がスウィング機能なしの機
種の場合は、同じ室外ユニットに接続された他の室内ユ
ニットがスウィング機種であっても、ベーン設定をスウ
ィングにすることが不可能であり、またリモコンが接続
された機種がルーバー機能なしの機種の場合は、他の室
内ユニットがルーバー機種であっても、ルーバー設定を
ONにすることが不可能であったものが、本実施例の同
時運転マルチ空調機では可能となる。 【0048】また、上記例はルーバー/スウィング機種
の混在の場合を例に取っているが、風速切換機能が2段
の機種と4段の機種と切換無しの機種が混在した場合に
も同様であり、室外ユニット1はリモコン機能情報とし
て論理和である「風速切換4段」を設定し、設定内容を
室内ユニット(A)2を介して手元リモコン5へ送信し、
手元リモコン5はリモコン通信受信手段41,機能設定
手段81を介してリモコン処理部43にて不図示の設定
スイッチによる風速設定の弱風,中弱風,中強風,強風
の各設定を有効とするように動作する。たとえば、室内
ユニット(A)2が風速切換無しの機種で、室内ユニット
(B)3が風速切換2段の機種,室内ユニット(C)4が風速
切換4段の機種であり、手元リモコンで風速を”中強
風”に設定した場合、室内ユニット(A)2は風速切換無
しであるため、風速固定のままたとえば強風で動作して
室内外通信送信手段32にて風速=”中強風”を送信す
る。室内ユニット(B)3は風速切換2段であるため予め
たとえば弱風,中弱風,中強風の設定を受信した場合に
は弱風に、強風を受信した場合は強風で制御するように
決められており、”中強風”受信により弱風で動作す
る。室内ユニット(C)4は風速切換4段であるため、受
信した”中強風”にて動作する。 【0049】このように、従来のマルチ空調機ではリモ
コンが接続された機種が風速切換無し機種の場合は、同
じ室外ユニットに接続された他の室内ユニットが風速切
換2段または4段の機種であっても、風速切換制御を実
施することが不可能であり、また、リモコンが接続され
た機種が風速切換2段機種の場合、他の室内ユニットが
風速切換4段の機種であっても、4段階の風速切換制御
を実施することが不可能であったものが、本実施例のマ
ルチ空調機では可能となる。すなわち、リモコンにて操
作可能な項目を特定の室内ユニットの機能に限定される
ことなく設置された室内機の本来備える機能を全て設定
可能とすることができる。また、空調管理装置の場合も
同様に、室外ユニット1が伝送変換装置11を介して機
能情報を送信することにより操作可能な項目を設定する
ことができる。 【0050】以上のように、このマルチ式空調機では、
室外ユニットの伝送変換装置と、複数の空調機を集中管
理する空調管理システムのコントローラとの間で制御情
報を送受信し、空調管理システムのコントローラによる
マルチ式空調機の運転設定、管理を行う。すなわち、マ
ルチ式空調機は室外ユニットに伝送変換装置を備え、複
数の空調機を集中管理する空調管理システムのコントロ
ーラとの間で制御情報を送受信し、空調管理システムの
コントローラによるマルチ式空調機の運転設定、管理を
行うようにしたため、台数の多く、かつ後施工のしにく
い室内ユニットにでなく、室外ユニットに伝送変換装置
を備えるだけで複雑な施工をすることなく安価に空調管
理装置16による空調機の集中管理、運転制御を行うこ
とができるという効果がある。また、伝送変換装置を設
置するスペースがない室内機でも、空調管理装置16に
よる空調機の集中管理、運転制御を行うことができると
いう効果がある。 【0051】また、このマルチ式空調機では、室外ユニ
ットの室内外通信受信手段で各室内ユニットの機能情報
を収集し、リモコン機能設定手段で手元リモコンまたは
空調管理システムのコントローラにより運転設定可能な
項目を決定し、室内機を介して手元リモコンに送信し、
手元リモコンではリモコン通信受信手段にて受信した情
報に従い機能設定手段で操作可能な機能を自動設定す
る。 【0052】すなわちこのマルチ式空調機は、室外ユニ
ットに備えた室内外通信受信手段で各室内ユニットの機
能情報を収集し、リモコン機能設定手段で手元リモコン
または空調管理システムのコントローラにより運転設定
可能な項目を決定し、室内機を介して手元リモコンに送
信し、手元リモコンに備えた手元リモコン通信受信手段
にて受信した情報に従いリモコン機能設定手段で操作可
能な機能を自動設定するようにしたため、リモコン操作
可能な項目をリモコン接続された室内ユニットの機能に
制限されることなく設定することが可能となるという効
果がある。 【0053】また、このマルチ式空調機では、室外ユニ
ットの室内外通信受信手段で各室内機の機能情報を収集
し、リモコン機能設定手段で各室内機の機能情報の論理
和により前記リモコン機能を設定する。 【0054】すなわち、このマルチ式空調機は、室外ユ
ニットに備えた室内外通信受信手段で各室内機の機能情
報を収集し、リモコン機能設定手段で、各室内機の機能
情報の論理和により前記リモコン機能を設定するように
したため、リモコンにて操作可能な項目を特定の室内ユ
ニットに限定されることなく、設置された室内機の本来
備える機能を全て設定可能とすることができる。 【0055】実施の形態3.以下、この発明の実施形態
について、図1,図11,図12により説明する。図1
1は他の実施の形態である。空調機の室内ユニット及び
室外ユニットの制御装置を、図12は室内ユニット及び
室外ユニットの制御装置の動作を示すフローチャートで
ある。図11において311は室内ユニットまたは室外
ユニットの各制御を行うユニット制御部、312は例え
ば、スイッチ,ジャンパーなどにより室内ユニットまた
は室外ユニットの機種を設定する自ユニット機種設定手
段、313は自ユニット機種設定手段312にて設定さ
れた自ユニットの機種データを不揮発メモリ等に記憶す
る自ユニット機種記憶手段、314は自ユニット機種設
定手段312にて選択しうる機種に関する全機能情報を
記憶する全機種機能記憶手段、315は自ユニット機種
設定手段312で設定した機種と全機種機能記憶手段3
14にて記憶した各機種毎の機能から自ユニットの機能
を設定する自ユニット機能設定手段である。 【0056】次に動作について図12のフローチャート
に基づいて説明する。各ユニット(室内ユニット,室外
ユニット)は電源投入時、ステップS101にて、スイ
ッチ,ジャンパー設定を入力する等により自ユニットの
機種を設定(自ユニット機種設定手段312)し、ステ
ップS102にて、不揮発メモリ等の自ユニット機種記
憶手段313にて記憶している自ユニットの機種データ
と、ステップS101にて新たに設定した機種データと
比較する。比較した結果、ステップS103にて機種デ
ータが異なると判断した場合は、ステップS104に
て、ステップS101にて新たに設定した機種データを
自ユニット機種記憶手段313にて記憶し、ステップS
105にて、全機種機能記憶手段314にて記憶した各
機種毎の機能データを読み出し、ステップS106に
て、各機種毎の機能データの中から、ステップS101
にて新たに設定した機種データに対応する機能を自ユニ
ットの機能に設定する(自ユニット機能設定手段31
5)。ステップS103にて、機種データを比較した結
果、機種データが一致する場合は、ステップS106に
て、前回設定値を自ユニットの機能とする。なお、スイ
ッチの例としては基板に設けたオン、オフや、スライド
が可能なDIPスイッチを複数設けこのスライド状態によ
って0や1の信号の組み合わせとしてマイコン(ユニッ
ト制御部311)に読みとらせて機種設定の判断が可能
となる。 【0057】次に、他の実施形態を図13〜図17によ
り説明する。図13は請求項11記載の空調機の一実施
形態を用いる室内ユニットの制御装置を、図14は室外
ユニットの制御装置を、図15はリモコンの制御装置を
示す構成図、図16は室内ユニットの制御装置の動作
を、図17は室内ユニットの制御装置の動作を示すフロ
ーチャートである。図13において121は室内ユニッ
トの各制御を行う室内ユニット制御部、122は例え
ば、スイッチ,ジャンパーなどにより室内ユニットの機
種を設定する自ユニット機種設定手段、123は自ユニ
ット機種設定手段122にて設定された自ユニットの機
種データを不揮発メモリ等に記憶する自ユニット機種記
憶手段、124は自ユニット機種設定手段122にて選
択しうる機種に関する全機能の初期値を記憶する全機種
機能初期値記憶手段、125は自ユニット機種設定手段
122で設定した機種と全機種機能初期値記憶手段12
4にて記憶した各機種毎の機能から自ユニットの機能を
設定する自ユニット機能設定手段、126は自ユニット
機能設定手段125にて設定した自ユニットの機能情報
を記憶する自ユニット機能記憶手段、127はリモコン
と運転情報,機能情報の送受信を行うリモコン通信手
段、128は室外ユニットと運転情報,機能情報の送受
信を行う室内外通信手段である。 【0058】図14において131は室外ユニットの各
制御を行う室外ユニット制御部、132は例えば、スイ
ッチ,ジャンパーなどにより室外ユニットの機種を設定
する自ユニット機種設定手段、133は自ユニット機種
設定手段132にて設定された自ユニットの機種データ
を不揮発メモリ等に記憶する自ユニット機種記憶手段、
134は自ユニット機種設定手段132にて選択しうる
機種に関する全機能の初期値を記憶する全機種機能初期
値記憶手段、135は自ユニット機種設定手段132で
設定した機種と全機種機能初期値記憶手段134にて記
憶した各機種毎の機能から自ユニットの機能を設定する
自ユニット機能設定手段、136は自ユニット機能設定
手段135にて設定した自ユニットの機能情報を記憶す
る自ユニット機能記憶手段、137は室内ユニットと運
転情報,機能情報の送受信を行う室内外通信手段であ
る。 【0059】図15において141はリモコンの各制御
を行うリモコン制御部、142は室内ユニットと運転情
報,機能情報の送受信を行うリモコン通信手段、143
は各室内ユニット,室外ユニットの機能を表示するユニ
ット機能表示手段、144はユニット機能表示手段14
3にて表示されたユニットの機能を設定変更するユニッ
ト機能設定変更手段である。 【0060】次に動作について図16,図17のフロー
チャートに基づいて説明する。まず、室内ユニットの動
作について図16のフローチャートに基づいて説明す
る。室内ユニットは電源投入時、ステップS111に
て、スイッチ,ジャンパー設定を入力する等により自ユ
ニットの機種を設定(自ユニット機種設定手段122)
し、ステップS112にて、不揮発メモリ等の自ユニッ
ト機種記憶手段123にて記憶している自ユニットの機
種データと、ステップS111にて新たに設定した機種
データと比較する。比較した結果、ステップS113に
て機種データが異なると判断した場合は、ステップS1
14にて、ステップS111にて新たに設定した機種デ
ータを自ユニット機種記憶手段123にて記憶し、ステ
ップS115にて、全機種機能初期値記憶手段124に
て記憶した各機種毎の機能データ初期設定値を読み出
し、ステップS116にて、各機種毎の機能データ初期
値の中から、新たに設定した機種データに対応する機能
を自ユニットの機能に設定(自ユニット機能設定手段1
25)した後、ステップS117にて、自ユニットの機
能情報を不揮発メモリ等の自ユニット機能記憶手段12
6で記憶する。ステップS113にて、機種データを比
較した結果、機種データが一致する場合は、ステップS
116にて、前回設定値を自ユニットの機能とする。こ
の設定は例えば室内機の運転に必要なデータであれば室
内機を運転制御する図13の制御装置121の内部に設
けられた記憶手段(RAM)の設定を変更することで行わ
れる。更に、この内容を不揮発メモリである自ユニット
機能記憶手段126にも同様に設定変更が行われる。ス
テップS118で、リモコン通信手段127によりリモ
コンから機能情報データを受信したと判断し、ステップ
S119で受信データが自ユニットに対する機能情報デ
ータであると判断すると、受信内容に応じて、ステップ
S120にて、新たに機能情報を設定し直し(更新す
る)、ステップS121にて機能情報を自ユニット機能
記憶手段126で記憶し、ステップS122にて、室内
外通信手段128により機能情報を室外ユニットへ送信
する。ここで、ステップS119で受信データが自ユニ
ットに関する機能情報データでないと判断した場合ステ
ップS120,S121を実施せず、ステップS122
にて受信データを室外ユニットへ送信する。ステップS
122終了後、またはステップS118にてリモコンか
ら機能情報データを受信せず、ステップS123で室内
外通信手段128により室外ユニットから機能情報デー
タを受信したと判断し、ステップS124で受信データ
が自ユニットに対する機能情報データであると判断する
と、受信内容に応じて、ステップS125にて、新たに
機能情報を設定し直し(更新する)、ステップS126
にて機能情報を自ユニット機能記憶手段126で記憶
し、ステップS127にて、リモコン通信手段127に
より機能情報をリモコンへ送信し、ステップS118の
受信待ち状態へ戻る。ここで、ステップS124で受信
データが自ユニットに関する機能情報データでないと判
断した場合ステップS125,S126を実施せず、ス
テップS127にて受信データをリモコンへ送信する。
ステップS123にて室外ユニットから機能情報データ
を受信せず、ステップS128でリモコン通信手段12
7または室内外通信手段128により運転制御データを
受信した場合、ステップS129で受信内容に応じて運
転制御を行い、ステップS118の受信待ち状態へ戻
る。また、ステップS128でリモコンまたは室外ユニ
ットからの運転制御データを受信しなかった場合はステ
ップS118の受信待ち状態へ戻る。 【0061】このように、リモコンから設定変更して送
信した機能情報データが自ユニットに対する内容である
場合は自ユニットの機能設定変更処理を実施し、他のユ
ニット(室外ユニットまたは他の室内ユニット)に対す
るデータであった場合は、室内外通信手段128を介し
て室外ユニットまたは他の室内ユニットへ送信し、各ユ
ニットが自ユニットの情報受信時に自己機能を設定変更
するため、リモコン接続位置は任意でよく、接続し直す
必要はない。 【0062】次に、室外ユニットの動作について図17
のフローチャートに基づいて説明する。室外ユニットは
電源投入時、ステップS131にて、スイッチ,ジャン
パー設定を入力する等により自ユニットの機種を設定
(自ユニット機種設定手段132)し、ステップS13
2にて、不揮発メモリ等の自ユニット機種記憶手段13
3にて記憶している自ユニットの機種データと、ステッ
プS131にて新たに設定した機種データと比較する。
比較した結果、ステップS133にて機種データが異な
ると判断した場合は、ステップS134にて、ステップ
S131にて新たに設定した機種データを自ユニット機
種記憶手段133にて記憶し、ステップS135にて、
全機種機能初期値記憶手段134にて記憶した各機種毎
の機能データ初期設定値を読み出し、ステップS136
にて、各機種毎の機能データ初期値の中から、新たに設
定した機種データに対応する機能を自ユニットの機能に
設定(自ユニット機能設定手段135)した後、ステッ
プS137にて、自ユニットの機能情報を不揮発メモリ
等の自ユニット機能記憶手段136で記憶する。ステッ
プS133にて、機種データを比較した結果、機種デー
タが一致する場合は、ステップS136にて、前回設定
値を自ユニットの機能とする。ステップS138で、室
内外通信手段137により室内ユニットから機能情報デ
ータを受信したと判断し、ステップS139で受信デー
タが自ユニットに対する機能情報データであると判断す
ると、受信内容に応じて、ステップS140にて、新た
に機能情報を設定し直し(更新する)、ステップS14
1にて機能情報を自ユニット機能記憶手段136で記憶
し、ステップS142にて、室内外通信手段137によ
り機能情報を全室内ユニットへ送信し、ステップS13
8の受信待ち状態へ戻る。ステップS138にて室内ユ
ニットから機能情報データを受信せず、ステップS14
3で室内外通信手段137により運転制御データを受信
した場合、ステップS144で受信内容に応じて運転制
御を行い、ステップS138の受信待ち状態へ戻る。ま
た、ステップS143で室内ユニットからの運転制御デ
ータを受信しなかった場合はステップS138の受信待
ち状態へ戻る。 【0063】次に、リモコンの動作について図15に基
づいて説明する。リモコンは、ユニット機能設定変更手
段144にて、例えばスイッチ操作によりユニット機能
設定変更モードへ移行すると、リモコン通信手段142
にて室内ユニットから全室内ユニット、室外ユニットの
機能情報を収集し、スイッチ操作により選択されたユニ
ット、設定変更項目における現在設定データをユニット
機能表示手段143で表示する。更にスイッチ操作によ
り設定変更入力があると、リモコン通信手段142にて
室内ユニットへ送信し、ユニット機能表示手段143で
表示する。 【0064】次に、他の実施形態を図18により説明す
る。図18において141はリモコンの各制御を行うリ
モコン制御部、142は室内ユニットと運転情報,機能
情報の送受信を行うリモコン通信手段、143は各室内
ユニット,室外ユニットの機能を表示するユニット機能
表示手段、144〜146はそれぞれユニット機能表示
手段143にて表示されたユニットの機能を設定変更す
るユニット機能設定変更手段1〜nであり、ユニット機
能設定変更手段1〜nは、例えば設定変更する項目毎に
異なる入力手段を設ける。例えば、初期据え付け時に据
え付け作業者が設定する項目と、客先からの要求等によ
りサービス業者が設定する項目の2種類に分けた場合に
ついて説明する。初期据え付け時に、据え付け作業者が
設定する項目はユニット機能設定変更手段1、例えばス
イッチAを押すことにより設定モードへ移行し、客先か
らの要求等によりサービス業者が設定する項目はユニッ
ト機能設定変更手段2、例えばスイッチBを押すことに
より設定モードへ移行するようにする。据えつけ業者は
据えつけ場所の高さや汚れ状況により吹き出し風量を変
化させたり、或いは汚れに対応してフィルタ目詰まり検
出時期を変更したりする。一方、サービス業者は凍結防
止温度設定やスイングの有無等、客先の要請に応じて機
能の変更を実施する。すなわち、図20に示した本実施
例のリモコンにおいてスイッチA(ユニット機能設定変
更手段144)にて設定モードへ移行した場合は、据え
付け作業者が設定する項目例えば項目番号1〜10のみ
ユニット機能表示手段143で表示する。例えば、項目
を上下キー151,152で選択する場合は、上下キー
入力の度に項目番号1〜10を項目表示部153にて順
に表示し、1〜10の項目の内から選択された項目が設
定変更可能となる。また、スイッチB(ユニット機能設
定変更手段145)にて設定モードへ移行した場合は、
サービス業者が設定する項目例えば項目番号11〜20
のみユニット機能表示手段143で表示する。同様に項
目を上下キー151,152で選択する場合は、上下キ
ー入力の度に項目番号11〜20を項目表示部153に
て順に表示し、11〜20の項目の内から選択された項
目が設定変更可能となる。このようにモードに移行する
操作を分けることで、設定変更する項目の種別に応じ
て、設定変更できる項目を分類することができる。 【0065】次に、他の実施形態を図20,図21によ
り説明する。図20はマルチ式空調機の一実施例を用い
る室内ユニットの制御装置を示す構成図、図21は室内
ユニットの制御装置の動作を示すフローチャートであ
る。図20において129はワイヤレスリモコンからの
アドレス符号を含む点検信号を受信するワイヤレス信号
受信手段である。動作について図21のフローチャート
で説明する。室内ユニットは、ステップS151にてワ
イヤレスリモコンからアドレス符号を含む点検要求信号
を受信すると、ステップS152にて、受信したアドレ
ス符号が予め決められたアドレスに一致するか判断す
る。受信したアドレス符号が予め決められたアドレスた
とえば50に一致する場合には、ステップS153にて
機能情報設定変更モードへ移行する。機能情報設定変更
モードへ移行した後、ステップS154で、ワイヤレス
リモコンからのアドレス符号を含む点検要求信号を再度
受信すると、受信したアドレス符号に対応してステップ
S155で、設定変更する項目を確定する。例えば、ア
ドレス3を受信した場合は、風量UPの設定変更モード
へ移行する。ステップS156にて、ワイヤレスリモコ
ンからのアドレス符号を含む点検要求信号を再度受信す
ると、受信したアドレス符号に対応してステップS15
7で、設定変更する内容を確定する。例えば、アドレス
2を受信した場合は、風量UP設定2の設定を行う。ス
テップS158では確定した設定変更項目,設定変更内
容に従い、自ユニットの機能を設定変更する。ステップ
S152にて、受信したアドレス符号が予め決められた
アドレスたとえば50に一致しない場合には、通常の点
検要求信号と認識し、ステップS160にて過去の異常
コードをブザー,LEDにより出力する等の自己診断を
実施した後、ステップS151の受信待ち状態に戻る。
また、ステップS151にてワイヤレスリモコンからア
ドレス符号を含む点検要求信号を受信せず、ステップS
161で運転データを受信した場合は、受信データに応
じてステップS162にて、運転制御し、ステップS1
51の受信待ち状態に戻る。ステップS161で運転デ
ータを受信しない場合にも、ステップS151の受信待
ち状態に戻る。 【0066】本実施形態では、ワイヤレス信号を受信し
たユニットの機能を変更する例を示したが、本実施例同
様にワイヤレスリモコンからのアドレス符号を含む点検
要求信号を更に受信されることで、対象ユニットの選択
を行ってもよい。この場合、自ユニット以外の内容であ
れば、室内外通信手段128により、室外ユニットまた
は他の室内ユニットへ送信することで他のユニットの設
定を行う。 【0067】実施の形態4.以下、この発明の一実施例
について、図22,図23により説明する。図22は、
この発明のマルチ式空調機の一実施例を用いる制御装置
の構成である。 図において、1は室外ユニットを、2
は室外ユニット1に接続される室内ユニット(A)を、3
は室外ユニット1に接続される室内ユニット(B)を、4
は室外ユニット1に接続される室内ユニット(C)を、6
〜8は室外ユニット1と室内ユニット(A)2〜室内ユニ
ット(C)4間の電源線及び通信線を共有した室内外接続
線である。20は通信回路213を介して各室内ユニッ
トと制御情報の送受信を行い、室外ユニットの各動作を
制御する室外ユニット制御部を、22は室内ユニット
(A)2〜(C)4及び不図示の室内ユニットに各制御
情報を送信する送信回路を、21は室内ユニット(A)2
〜(C)4及び不図示の室内ユニットからの制御情報を受
信する受信回路を、213は送信回路22及び受信回路
21で構成される室外ユニット通信回路を、30は室内
ユニット(A)2〜(C)4及び不図示の室内ユニットに備え
られ、通信回路223を介して室外ユニットと制御情報
の送受信を行い、各室内ユニットの動作を制御する室内
ユニット制御部を、32は室外ユニット1に各制御情報
を送信する送信回路を、31は室外ユニット1からの制
御情報を受信する受信回路を223は送信回路32及び
受信回路31で構成される室内ユニット通信回路を示
す。 【0068】図23は室外ユニット1に接続される室内
ユニットが(A)2〜(C)4の3台の場合の、室内ユニット
と室外ユニット間で運転制御情報を送受信する際の通常
通信動作の一実施例を示すタイミングチャートである。
室内ユニット(A)2〜(C)4は、室外ユニットから制御情
報(データ10)を受信したら、設定した自ユニット識
別番号に従い、応答データ(データ11〜13)を順に
送信する。このとき、例えば、室内ユニット(C)4が識
別番号1,室内ユニット(A)2が識別番号2,室内ユニ
ット(B)3が識別番号3に設定されたとすると、室内ユ
ニット(C)4はデータ10受信後T1経過時に応答デー
タ(データ11)を、室内ユニット(A)2はデータ10
受信後T2経過時に応答データ(データ12)を室内ユ
ニット(B)3はデータ10受信後T3経過時に応答デー
タ(データ13)を順に送信する。また、データ10受
信後T0経過時に全室内ユニットが送信処理を終了して
受信処理に移行する。室外ユニットは、データ10送信
後T0経過時に、次の制御データ(データ20)を送信
する。このときの室外ユニットの送信タイミングT0
は、接続台数設定手段にて設定した室内ユニット接続台
数により、室内ユニット1台当たりの送信時間を基に設
定する。尚、上記通信動作は、室内ユニットどうしの送
受信ができないような安価な通信回路を用いた場合の一
実施例であり、これに限ることはない。 【0069】次に動作について図24,図25のフロー
チャート,図26のタイミングチャートに基づいて説明
する。本実施例では、所定の論理符号を”1”とした場
合について説明するが、所定の論理符号は、”0”ある
いは”1”と”0”の組み合わせでもよい。図24は室
外ユニットにおける、室内ユニット接続台数設定手段の
動作を示すフローチャートである。図において、室外ユ
ニット1は電源投入後、ステップS101にて全室内ユ
ニット((A)2〜(C)4及び不図示の室内ユニット)に対
して、識別符号要求を送信回路22により室内外接続線
6〜8を介して送信する。ステップS102にて室内ユ
ニットからの識別符号を受信するまで待機し、室内外接
続線6〜8を介して受信回路21にて識別符号を受信し
たらステップS103にて受信した識別符号の所定の論
理符号の数(本実施例の場合は論理”1”の数)をカウ
ントする。このステップS101〜ステップS103ま
でを、ステップS104にて、識別符号を一定回数n1
回受信したと判断するまで繰り返し実施し、識別符号を
一定回数n1回受信したと判断したら、ステップS10
5にて、ステップS103でカウントした論理”1”の
数の、n1回実施した内の最大値を算出する。論理”
1”の数の最大値を、ステップS106にて一定値m1
で除算し、除算した商をステップS107にて、自ユニ
ットに接続されている室内ユニットの接続台数に設定す
る。 【0070】ここで、論理”1”とは、複数の室内ユニ
ットが論理”1”と論理”0”を同時に送信したとき、
室外ユニット1が受信回路21にて、論理”1”を受信
するように設定された符号のことを意味する。 【0071】図25は室内ユニットにおける、識別符号
設定手段と、識別符号送信手段の動作を示すフローチャ
ートである。ステップS111,S112は識別符号設
定手段、ステップS113,S114は識別符号送信手
段の動作を示す。図において、室内ユニット(A)2〜(C)
4及び不図示の室内ユニットは、電源投入後、ステップ
S111にて室外ユニット1からの識別符号要求を受信
するまで待機し、室内外接続線6〜8を介して受信回路
31にて識別符号要求を受信したら、ステップS112
にて、送信する符号列の論理”1”の数が一定値m1と
なるように識別符号を設定する。この一定値m1は、図
24に示した室外ユニットのステップS106における
一定値m1に同じとする。また、識別符号の設定は、ス
テップS111にて室外ユニット1からの識別符号要求
を受信する度に例えば乱数,マイコンのタイマカウント
値からの演算等により任意に設定する。ステップS11
3にて、識別符号の送信タイミングとなるまで待機し、
識別符号の送信タイミングとなったら、ステップS11
4にて、送信回路22により室内外接続線6〜8を介し
て識別符号を室外ユニット1へ送信する。ここで、ステ
ップS113における識別符号の送信タイミングは、全
室内ユニットの送信タイミングが同時になるよう、例え
ば、室外ユニット1からの信号受信後の一定時間経過時
とする。 【0072】図26は、識別符号の論理”1”の数(m
1)が2の場合,また、室外ユニット1に接続される室
内ユニットが(A)2〜(C)4の3台の場合の動作を示すタ
イミングチャートである。室外ユニットは、識別符号要
求信号(信号101)を送信回路22により室内外接続
線6〜8を介して送信する。(図24ステップS10
1)室内ユニット(A)2〜(C)4は、識別符号設定手段
(図25ステップS112)により、送信する符号列の
論理”1”の数が一定値2となるように識別符号を設定
し、識別符号送信手段(図25ステップS114)に
て、全室内ユニットの送信開始タイミングが同時となる
ように、例えば図のように室外ユニット1が”識別符号
要求”を送信後、一定時間tを経過時に、同時に識別符
号をビット1から送信する。(信号102〜104)室
外ユニットは、室内外接続線6〜8を介して受信回路2
1にて識別符号の論理和符号・信号105を受信(図2
4ステップS102)し、室内ユニット接続台数自動設
定手段(図24ステップS103〜S107)により、
室内ユニットの接続台数を設定する。本実施例では、カ
ウントした信号105の論理”1”の数が6であり(ス
テップS105)、一定値2で除算する(ステップS1
06)と商は3であるため、自ユニットに接続されてい
る室内ユニットの接続台数を3に設定する(ステップS
107)。 【0073】本実施例では、室内ユニットがステップS
112で符号列の論理”1”の数が一定値m1=2とな
るように識別符号を設定したが、一定値m1=1とした
場合には、室外ユニットは、図24ステップS106
で、受信した論理”1”の数の最大値を1で除した商を
接続台数と設定するため、受信した論理”1”の数の最
大値が接続台数となる。また、識別符号の送受信をn1
回繰り返して行うが、n1を大きくすることで接続台数
の誤設定の確率を下げることが可能である。また、識別
符号の論理”1”の数m1を大きくすることで、全室内
ユニットが乱数等により任意に設定する識別符号が重複
する確率が下がり、接続台数の誤設定の確率を更に下げ
ることが可能である。 【0074】また、本実施例では、室外ユニット1が”
識別符号要求”を送信後、一定時間tを経過時に、室内
ユニットが同時に識別符号をビット1から送信するよう
にしたが、室外ユニット1からの”識別符号要求”受信
によらず、電源投入時から一定間隔で同時に送信するよ
うにしてもよい。 【0075】次に、他の実施例を図27,図28,図2
9により説明する。本実施例では、請求項14対応の実
施形態同様、所定の論理符号を”1”とした場合につい
て説明する図27は請求項15記載の室外ユニットにお
ける、室内ユニット接続台数設定手段と、室内ユニット
識別番号設定手段と、接続台数,識別番号及び識別符号
送信手段の動作を示すフローチャートである。ステップ
S201〜S206は室内ユニット接続台数設定手段、
ステップS207〜S211は室内ユニット識別番号設
定手段、ステップS212は接続台数,識別番号及び識
別符号送信手段を示す。図において室外ユニット1は電
源投入後、ステップS201にて全室内ユニット((A)
2〜(C)4及び不図示の室内ユニット)に対して、識別
符号要求を送信回路22により室内外接続線6〜8を介
して送信する。ステップS202にて室内ユニットから
の識別符号を受信するまで待機し、室内外接続線6〜8
を介して受信回路21にて識別符号を受信したらステッ
プS203にて受信した識別符号の論理”1”の数をカ
ウントする。このステップS201〜ステップS203
までを、ステップS204にて、識別符号を一定回数n
1回受信したと判断するまで繰り返し実施し、識別符号
を一定回数n1回受信したと判断したら、ステップS2
05にて、ステップ203でカウントした論理”1”の
数の最大値を算出する。論理”1”の数の最大値を、ス
テップS206にて、自ユニットに接続されている室内
ユニットの接続台数に設定する。ステップS206にて
室内ユニット接続台数を設定すると、ステップS207
にて全室内ユニット((A)2〜(C)4及び不図示の室内ユ
ニット)に対して、識別符号要求を送信回路22により
室内外接続線6〜8を介して送信する。ステップS20
8にて室内ユニットからの識別符号を受信するまで待機
し、室内外接続線6〜8を介して受信回路21にて識別
符号を受信したらステップS209にて受信した識別符
号の論理”1”の数をカウントする。カウントした論
理”1”の数と、ステップS206にて設定した室内ユ
ニット接続台数とをステップS210にて比較し、一致
すれば、ステップS211にて識別番号の設定を行う。
このとき、識別番号の設定は、例えば識別符号の若い順
に設定する。ステップS206及びステップS211に
て設定した室内ユニット接続台数,識別番号と、各室内
ユニットから最後に受信した識別符号を、ステップS2
12にて各室内ユニット(A)2〜(C)4及び不図示の室内
ユニットへ送信する。ステップS210にて論理”1”
の数と室内ユニット接続台数とを比較した結果、一致し
なかった場合は再度ステップ207の識別符号要求送信
からやり直す。 【0076】図28は室内ユニットにおける、識別符号
設定手段と、識別符号送信手段と、送信識別符号記憶手
段と、自ユニット識別番号設定手段の動作を示すフロー
チャートである。ステップS221,S222は識別符
号設定手段、ステップS223,S224は識別符号送
信手段、ステップS225は送信識別符号記憶手段、ス
テップS226〜S229は自ユニット識別番号設定手
段の動作を示す。図において、室内ユニット(A)2〜(C)
4及び不図示の室内ユニットは、電源投入後、ステップ
S221にて受信回路31により室外ユニット1からの
識別符号要求を受信したら、ステップS222にて、送
信する符号列の論理”1”の数が1となるように識別符
号を設定する。識別符号の設定は、ステップS221に
て室外ユニット1からの識別符号要求を受信する度に例
えば乱数,マイコンのタイマカウント値からの演算等に
より任意に設定する。ステップS223にて、識別符号
の送信タイミングとなるまで待機し、識別符号の送信タ
イミングとなったら、ステップS224にて識別符号を
送信回路32により室外ユニット1へ送信し、送信した
識別符号をステップS225にて記憶してステップS2
21へ戻る。ステップS221にて室外ユニット1から
の識別符号要求を受信せず、ステップS226にて、室
外ユニット1からの接続台数,識別番号及び識別符号を
受信したと判断するまでは、ステップS221〜S22
5を繰り返す。このとき、ステップS225にて記憶す
る識別符号は、ステップS224にて識別符号を送信す
る度に更新する。ステップS226にて、室外ユニット
1から接続台数,識別符号及び識別符号を受信したと判
断した場合は、ステップS227にて受信データを解析
し、ステップS228にて受信したデータの識別符号が
自ユニットが前回送信した識別符号(ステップS225
にて記憶した識別符号)に一致したかを判断し、一致し
た場合に、ステップS229にて識別符号と同データに
て室外ユニット1から受信した識別番号を自ユニットの
識別番号に設定する。一致しなければステップS221
へ戻る。各室内ユニットは、室外ユニット1から送信さ
れた室内ユニット接続台数及び識別番号により、自ユニ
ットの制御を行う。 【0077】図29は、室外ユニット1に接続される室
内ユニットが(A)2〜(C)4の3台の場合の動作を示すタ
イミングチャートである。室外ユニット1は、識別符号
要求信号(信号201)を送信回路22により室内外接
続線6〜8を介して送信する。(図27ステップS20
1またはステップS207)室内ユニット(A)2〜(C)4
は、識別符号設定手段(図28ステップS222)によ
り、送信する符号列の論理”1”の数が一定値1となる
ように識別符号を設定し、識別符号送信手段(図28ス
テップS224)にて、全室内ユニットの送信開始タイ
ミングが同時となるように、例えば図のように室外ユニ
ット1が”識別符号要求”を送信後、一定時間tを経過
時に、同時に識別符号をビット1から送信する。(信号
202〜204)室外ユニットは、室内外接続線6〜8
を介して受信回路21にて識別符号の論理和符号(信号
205)を受信し、室内ユニット接続台数自動設定手段
(図27ステップS201〜S206)により、室内ユ
ニットの接続台数を設定し、室内ユニット識別番号設定
手段(図27ステップS207〜S211)により、各
室内ユニットの識別番号を設定する。本実施形態では、
室外ユニット1にて、図27ステップS205にて論
理”1”の数の最大値を算出したときの信号が図29と
すると、カウントした信号205の論理”1”の数が3
である(ステップS205)ため、自ユニットに接続さ
れている室内ユニットの接続台数を3に設定する(ステ
ップS206)。室外ユニット1は接続台数設定後、図
27ステップS208にて再度図29と同じ信号を受信
したとすると、信号205の論理”1”のカウント数が
3であり(ステップS209)、ステップS206で求
めた室内ユニット接続台数3に一致するため(ステップ
S210)、ステップS211にて識別番号を設定す
る。例えば、送信した識別符号の論理”1”のビット位
置番号が若いユニットから順に識別番号1,2,3と設
定する。本実施例では、ビット番号3を論理”1”とし
て識別符号・信号204を送信した室内ユニット(C)4
の識別番号を1、ビット番号11を論理”1”として識
別符号・信号202を送信した室内ユニット(A)2の識
別番号を2、ビット番号12を論理”1”として識別符
号・信号203を送信した室内ユニット(B)3の識別番
号を3に設定する。 【0078】本実施形態では、室内ユニットが送信する
符号列の論理”1”の数が1となるように識別符号を設
定しているが、室外ユニットが接続台数を設定する際
(図27ステップS201〜S206)には、室内ユニ
ットが送信する識別符号の論理”1”の数が一定値m1
(m1≧2)となるように設定し、室外ユニットが識別
番号を設定する際(図27ステップS207〜S21
1)には本実施例のように、室内ユニットが送信する識
別符号の論理”1”の数が1となるように設定すれば、
室外ユニットが接続台数を設定する際の、識別符号の送
受信回数n1を大きくすることなく、室内ユニットの接
続台数の誤設定の確率を下げることが可能であり、立ち
上げ時間短縮が可能である。この場合は、室外ユニット
において、図27ステップS205,S206の処理の
間に図24ステップS106と同じ処理が追加となる。
また、室外ユニットが室内ユニット接続台数を設定する
際と、室内ユニット識別番号を設定する際とで、室内ユ
ニットの処理も異なり、複雑となる。本実施例のように
一定値m1=1とすれば、室外ユニットが室内ユニット
接続台数を設定する際と、室内ユニット識別番号を設定
する際とで、室内ユニットの処理が共通であり、簡略化
できる。この場合、識別符号の送受信回数n1を大きく
することで室内ユニットの接続台数の誤設定の確率を下
げることが可能である。 【0079】ここで、論理”1”とは、空調機の実施形
態に同様、複数の室内ユニットが論理”1”と論理”
0”を同時に送信したとき、室外ユニット1が受信回路
21にて、論理”1”を受信するように設定された符号
のことを意味する。 【0080】次に、他の実施例を図30,図31により
説明する。本実施例では、他の実施形態同様、所定の論
理符号を”1”とした場合について説明する図30は室
外ユニットにおける、室内ユニット接続台数設定手段
と、室内ユニット識別番号設定手段と、接続台数,識別
番号及び識別符号送信手段と、室内ユニット識別番号重
複検出手段の動作を示すフローチャートである。ステッ
プS301は室内ユニット接続台数設定手段を、ステッ
プS302は室内ユニット識別番号設定手段を、ステッ
プS303は接続台数,識別番号及び識別符号送信手段
を、ステップS304〜S308は、室内ユニット識別
番号重複検出手段の動作を示す。図において、室外ユニ
ット1は電源投入後、ステップS301にて室内ユニッ
トの接続台数を設定し、ステップS302にて、各室内
ユニット((A)2〜(C)4及び不図示の室内ユニット)の
識別番号を設定する。ステップS301の詳細内容は、
図24ステップS101〜S107または図27ステッ
プS201〜S206に同じであり、ステップS302
の詳細内容は、図27ステップS207〜S211に同
じである。ステップS302にて各室内ユニットの識別
番号を設定後、ステップS303にて、室内ユニット接
続台数,識別番号と、各室内ユニットから最後に受信し
た識別符号を、各室内ユニット(A)2〜(C)4及び不図示
の室内ユニットへ送信する。接続台数及び識別番号送信
後、ステップS304にて、識別番号1の室内ユニット
に対して、重複検出符号要求を送信回路22により室内
外接続線6〜8を介して個別に送信する。ステップS3
05にて識別番号1の室内ユニットからの重複検出符号
を受信するまで待機し、室内外接続線6〜8を介して受
信回路21にて重複検出符号を受信したらステップS3
06にて受信した重複検出符号の論理”1”の数をカウ
ントし、ステップS307にて、論理”1”の数が一定
数m2を超えたと判断した場合は、ステップS301に
戻り、接続台数の設定からやり直す。論理”1”の数が
一定数m2を超えない場合は、このステップS304〜
ステップS307までを、ステップS308にて、重複
検出符号を一定回数n2回受信したと判断するまで繰り
返し実施し、識別符号を一定回数n2回受信したと判断
したら、識別番号1の室内ユニットに対する重複検出処
理を終了とする。このステップS304〜ステップS3
08を、識別番号1の室内ユニットから室内ユニットの
接続台数分だけ繰り返す。ステップS304〜ステップ
S308を全ユニット終了したら、ステップS309に
て、立ち上げ完了として通常の運転制御へ移行する。 【0081】図31は室内ユニットにおける、識別符号
設定手段と、識別符号送信手段と、送信識別符号記憶手
段と、自ユニット識別番号設定手段と、重複検出符号設
定手段の動作を示すフローチャートである。ステップS
321,S322は識別符号設定手段を、ステップS3
23は識別符号送信手段を、ステップS324は送信識
別符号記憶手段を、ステップS325〜S326は自ユ
ニット識別番号設定手段を、ステップS327,S32
8は重複検出符号設定手段の動作を示す。図において、
室内ユニットは、電源投入後、ステップS321にて室
外ユニット1からの識別符号要求を受信したら、ステッ
プS322にて、識別符号を設定し、ステップS323
にて、室外ユニット1へ識別符号を送信し、ステップS
324にて、送信した識別符号を記憶してステップS3
21へ戻る。ステップS322の識別符号設定処理は、
図28ステップS222に、ステップS323の識別符
号送信処理は、図28ステップ223〜S224に、ス
テップS324の識別符号記憶処理は図28ステップS
225に同じである。ステップS321にて室外ユニッ
ト1からの識別符号要求を受信せず、ステップS325
にて室外ユニット1からの接続台数,識別番号及び識別
符号を受信した場合は、ステップS326にて、受信し
た識別番号に従い自ユニット識別番号を設定し、ステッ
プS321へ戻る。ステップS326の自ユニット識別
番号設定処理は、図28ステップS227〜S229に
同じである。ステップS325にて接続台数,識別番号
及び識別符号を受信せず、ステップS327にて室外ユ
ニット1からの重複検出符号要求を受信したら、ステッ
プS328にて、重複検出符号を論理”1”の数が一定
値m2となるよう、例えば乱数,マイコンのタイマカウ
ント値からの演算等により任意に設定し、ステップS3
29にて室外ユニット1へ送信し、ステップS321へ
戻る。ステップS328の重複検出符号設定処理では、
ステップS327で室外ユニット1からの重複検出符号
要求を受信する度に重複検出符号を設定する。ステップ
S327にて重複検出符号要求を受信せず、ステップS
330にて立ち上げ完了データを受信した場合は、ステ
ップS331にて立ち上げ処理を完了し、通常の運転制
御へ移行する。ステップS330で立ち上げ完了データ
を受信しなかった場合は、ステップS321へ戻る。立
ち上げ完了データは、特別なデータである必要はなく、
通常の運転制御データでもよい。 【0082】このように、室内ユニットがステップS3
28にて、重複検出符号を論理”1”の数が一定値m2
となるよう任意に設定して室外ユニット1へ送信するた
め、室内ユニット識別番号が重複設定されていなけれ
ば、室外ユニット1が受信する重複検出符号の論理”
1”の数はm2となり、同じ識別番号に複数台の室内ユ
ニットが重複設定されていれば、室外ユニット1が受信
する重複検出符号の論理”1”の数はm2より多くな
り、室外ユニットがステップS307にて、重複設定を
検出することができる。 【0083】また、重複検出符号の論理”1”の数m2
を大きくすることで、全室内ユニットが乱数等により任
意に設定する重複検出符号が重複する確率が下がり、室
内ユニット識別番号の重複検出の確率を上げることが可
能である。ここで、論理”1”とは、請求項1及び請求
項2記載のマルチ式空調機の実施例に同様、複数の室内
ユニットが論理”1”と論理”0”を同時に送信したと
き、室外ユニット1が受信回路21にて、論理”1”を
受信するように設定された符号のことを意味する。 【0084】次に、他の実施例を図32,図33により
説明する。図32は、空調機の一実施例を用いる室外ユ
ニットの制御装置を示す構成図であり、図において21
4は設定した室内ユニット接続台数を記憶する不揮発メ
モリである。図33は室外ユニットにおける、室内ユニ
ット接続台数設定手段と、室内ユニット識別番号設定手
段と、接続台数,識別番号及び識別符号送信手段と、室
内ユニット識別番号重複検出手段の動作を示すフローチ
ャートである。図33において室外ユニットは、電源投
入後、ステップS401にて、不揮発メモリ214に室
内ユニット接続台数を記憶していると判断した場合は、
ステップS402の室内ユニット接続台数設定処理を実
施せず、ステップS403の室内ユニット識別番号設定
処理,ステップS404の接続台数,識別番号及び識別
符号送信処理,ステップS405の室内ユニット識別番
号重複検出処理を実施し、重複が検出されなければステ
ップS406にて立ち上げ完了として通常運転制御へ移
行する。重複を検出した場合はステップS402へ戻
る。ステップS401にて、不揮発メモリ214に室内
ユニット接続台数を記憶していないと判断した場合は、
ステップS402の室内ユニット接続台数設定処理〜ス
テップS405の室内ユニット識別番号重複検出処理ま
で実施し、ステップS406にて立ち上げ完了として通
常運転制御へ移行する。ステップS402の室内ユニッ
ト接続台数設定処理は図30ステップS301に、ステ
ップS403の室内ユニット識別番号設定処理は図30
ステップS302に、ステップS404の接続台数,識
別番号及び識別符号送信処理は図30ステップS303
に、ステップS405の室内ユニット識別番号重複検出
処理は、図30ステップS304〜ステップS308に
同じである。 【0085】次に、空調機において、一度接続台数を設
定した室外ユニットで、接続される室内ユニットの数を
変更して電源を再投入した場合の動作を説明する。ま
ず、不揮発メモリ214に記憶している室内ユニット接
続台数より多く室内ユニットを接続した場合について説
明する。室外ユニット1は、電源投入後、ステップS4
01にて、不揮発メモリ214に室内ユニット接続台数
を記憶していると判断するため、ステップS402の室
内ユニット接続台数設定処理を実施せず、ステップS4
03の室内ユニット識別番号設定処理を実施するが、室
内ユニットの台数が多いため、記憶している室内ユニッ
ト接続台数より多い数の論理”1”を受信することにな
る。この場合は、受信した論理”1”の数を室内ユニッ
ト接続台数に設定し、ステップS403の室内ユニット
識別番号設定処理をやり直した後、ステップS404の
接続台数,識別番号及び識別符号送信処理,ステップS
405の室内ユニット識別番号重複検出処理を実施し、
重複が検出されなければステップS406にて立ち上げ
完了として通常運転制御へ移行する。重複を検出した場
合はステップS402へ戻る。 【0086】次に、不揮発メモリ214に記憶している
室内ユニット接続台数より少なく室内ユニットを接続し
た場合について説明する。室外ユニット1は、電源投入
後、ステップS401にて、不揮発メモリ214に室内
ユニット接続台数を記憶していると判断するため、ステ
ップS402の室内ユニット接続台数設定処理を実施せ
ず、ステップS403の室内ユニット識別番号設定処理
を実施するが、室内ユニットの台数が少ないため、記憶
している室内ユニット接続台数より、少ない数の論理”
1”を受信し続ける。この状態が、識別符号の送受信を
n3回実施するまで続いた場合は、ステップS402の
室内ユニット接続台数設定処理を実施し、ステップS4
03の室内ユニット識別番号設定処理をやり直した後、
ステップS404の接続台数,識別番号及び識別符号送
信処理,ステップS405の室内ユニット識別番号重複
検出処理を実施し、重複が検出されなければステップS
406にて立ち上げ完了として通常運転制御へ移行す
る。重複を検出した場合はステップS402へ戻る。こ
のように、一度据え付けたユニットに接続される室内ユ
ニットの接続台数を変更した場合でも、室内ユニット接
続台数を確実に設定することができる。 【0087】次に、他の実施例を図34〜図37により
説明する。図34は空調機の一実施例を用いる室内ユニ
ットの制御装置を示す構成図であり、図において224
は設定した室内ユニット識別番号を記憶する不揮発メモ
リである。図35は室内ユニットにおける、識別符号設
定手段と、識別符号送信手段と、送信識別符号記憶手段
と、自ユニット識別番号設定手段と、重複検出符号設定
手段の動作を示すフローチャートである。ステップS5
01〜S504は識別符号設定手段を、ステップS50
5,S506は識別符号送信手段を、ステップS507
は送信識別符号記憶手段を、ステップS508,S50
9は自ユニット識別番号設定手段を、ステップS51
0,S511は重複検出符号設定手段の動作を示す。図
において室内ユニットは、電源投入後、ステップS50
1にて、室外ユニット1からの識別符号要求を受信した
ら、ステップS502にて不揮発メモリ224で自ユニ
ットの識別番号を記憶していないと判断した場合、ステ
ップS503にて識別符号を新規に作成し、ステップS
504にて、送信する識別符号に設定する。ステップS
502にて不揮発メモリ224で自ユニットの識別番号
を記憶していると判断した場合、ステップS503の識
別符号新規作成処理は実施せず、不揮発メモリ224に
て記憶している識別番号に対して一義的に定まる識別符
号をステップS504にて設定する。例えば、記憶して
いる識別番号が1の場合はビット位置1のみ論理”1”
とし、識別番号2の場合はビット位置2のみ論理”1”
・・・識別番号iの場合はビット位置iのみ論理”1”
となるように識別符号を設定する。この場合、ステップ
S503における識別符号の新規作成処理では、ビット
位置1〜iは論理”0”とし、ビット位置i+1以降が
論理”1”となるように符号を作成する。ステップS5
04にて識別符号を設定したら、ステップS505にて
送信タイミングとなった場合に、ステップS506にて
室外ユニット1へ識別符号を送信し、ステップS507
にて送信した識別符号を記憶してステップS501へ戻
る。ステップS501にて、室外ユニット1からの識別
符号要求を受信しなかった場合の処理(ステップS50
8〜S514)は図31ステップS325〜S331に
同じである。 【0088】このように、室内ユニットが不揮発メモリ
224にて自ユニットの識別番号を記憶している場合
に、記憶している識別番号に対して一義的に識別符号を
定めて室外ユニットへ送信すれば、一旦電源を切って再
投入した場合に、室外ユニットが再度室内ユニット識別
番号の設定処理を行っても、各室内ユニットの識別番号
が変更されることはない。 【0089】図36は室外ユニット1に接続される室内
ユニットが(A)2〜(C)4の3台の場合に、室内ユニット
が不揮発メモリ224にて自ユニットの識別番号を記憶
していない場合の動作を示すタイミングチャート,図3
7は室内ユニットが不揮発メモリ224にて自ユニット
の識別番号を記憶している場合の動作を示すタイミング
チャートである。例えば室内ユニットの最大接続台数を
4台とすれば、不揮発メモリ224にて識別番号を記憶
している場合の識別符号は、ビット位置1〜4を論理”
1”とするため、不揮発メモリ224にて識別番号を記
憶していない場合の識別符号は、ビット位置5以降を使
用することになり、不揮発メモリ224にて識別番号を
記憶していない据え付け時には図36のような信号とな
る。室外ユニット1が受信した信号505に基づき、ビ
ット番号5を論理”1”として識別符号・信号504を
送信した室内ユニット(C)4の識別番号を1、ビット番
号7を論理”1”として識別符号・信号502を送信し
た室内ユニット(A)2の識別番号を2、ビット番号10
を論理”1”として識別符号・信号503を送信した室
内ユニット(B)3の識別番号を3に設定した場合、電源
の再投入時の識別符号送受信は、図37のようになり、
室外ユニット1が受信した信号515に基づき、ビット
番号1を論理”1”として識別符号・信号524を送信
した室内ユニット(C)4の識別番号を1、ビット番号2
を論理”1”として識別符号・信号512を送信した室
内ユニット(A)2の識別番号を2、ビット番号3を論
理”1”として識別符号・信号513を送信した室内ユ
ニット(B)3の識別番号を3に設定するため、据え付け
時の設定から変化することはない。このため、例えば室
内ユニットに異常が発生した際に、異常が発生したユニ
ットの識別番号をリモコン等に表示させ、自己診断時に
該当する室内ユニットのファンを制御したり、基板上の
LED等により各室内ユニットに設定されている識別番
号を表示したりして、異常発生ユニットとそのユニット
の識別番号,異常内容を報知するような場合にも、電源
リセットする度に室内ユニットの識別番号が変化してし
まい、サービス時に混乱を招くというようなことは発生
しない。 【0090】本実施例を、室外ユニットに接続される室
内ユニットの台数が既知の空調機に応用した場合につい
て図33にて説明する。室内ユニットの台数が既知であ
るため、ステップS401にて、不揮発メモリ214に
室内ユニット接続台数を記憶していると判断する場合に
同じであり、ステップS402の室内ユニット接続台数
設定処理を実施しない。例えば、室内ユニットの台数が
1台と定められている空調機に室内ユニットを誤って2
台以上接続した場合、室外ユニット1は電源投入後、ス
テップS403の室内ユニット識別番号設定処理を実施
するが、室内ユニット接続台数(1台)より多い数の論
理”1”を受信することになる。この場合は、誤設定で
あるので、立ち上げ処理を終了し、誤設定であることを
リモコン,基板上のLED等の表示手段を用いて、報知
する等により修正を促すことが可能となる。また、ステ
ップS403の室内ユニット識別番号設定処理にて室内
ユニット接続台数(1台)に同じ数の論理”1”を受信
した場合は、ステップS403の室内ユニット識別番号
設定処理,ステップS404の接続台数,識別番号及び
識別符号送信処理,ステップS405の室内ユニット識
別番号重複検出処理を実施し、重複が検出されなければ
ステップS406にて立ち上げ完了として通常運転制御
へ移行する。重複を検出した場合はステップS402へ
戻る。室内ユニット接続台数の既知数が1以外の場合、
ステップS403の室内ユニット識別番号設定処理に
て、室内ユニット接続台数より多い数の論理”1”また
は室内ユニット接続台数より少ない数の論理”1”を受
信した際には、誤設定であるので、立ち上げ処理を終了
し、誤設定であることをリモコン,基板上のLED等の
表示手段を用いて、報知して修正を促すこと等が可能と
なる。ここで、室外ユニットが記憶する室内ユニット接
続台数は、あらかじめ、プログラムしておくか、あらか
じめ不揮発メモリに記憶する。または、スイッチ等によ
り設定してもよい。このように、室内ユニットの台数が
既知の空調機に応用した場合には、立ち上げ時間が短
く、かつ接続される室内ユニットの数を誤った場合に、
確実に検出でき、表示手段等で報知するなどにより、サ
ービス性が向上する。 【0091】また、室内ユニットの台数が未知の場合で
も、最大接続台数が決まっている場合には、最大接続台
数を超えて室内ユニットを接続した場合には、同様に誤
接続を検出して表示手段等で報知するなどが可能であ
り、サービス性を向上させることができる。 【0092】 【発明の効果】以上説明したとおり、第1の発明に係わ
る空調機は、各室内ユニット間や、または、室内ユニッ
トとリモコンのような運転指令手段の間の配線を少なく
でき、かつ据えつけ施工性にすぐれた空調機が得られ
る。 【0093】 【0094】 【0095】 【0096】 【0097】 【0098】 【0099】 【0100】 【0101】 【0102】 【0103】 【0104】 【0105】 【0106】 【0107】 【0108】 【0109】
空調機の全体構成ブロック図である。 【図2】 図1の室外ユニットの制御部を示すブロック
図である。 【図3】 図1の室内ユニットの制御部を示すブロック
図である。 【図4】 図1のワイヤードタイプの手元リモコンの制
御部を示すブロック図である。 【図5】 図1の室内ユニット動作を示すフローチャー
トである。 【図6】 図1の室外ユニット動作を示すフローチャー
トである。 【図7】 本発明の他のマルチ式空調機の全体構成ブロ
ック図である。 【図8】 図7の室外ユニットの制御部を示すブロック
図である。 【図9】 本発明のマルチ式空調機の室外ユニットの制
御部を示すブロック図である。 【図10】 本発明のマルチ式空調機のワイヤードタイ
プの手元リモコンの制御部を示すブロック図である。 【図11】 本発明の空調機の室外と室内ユニットの制
御装置を示すブロック図である。 【図12】 図11に示す制御装置の動作を示すフロー
チャートである 【図13】 本発明の空調機の室内ユニットの制御装置
を示すブロック図である。 【図14】 図13に対応した室外ユニットの制御装置
を示すブロック図である。 【図15】 図13に対応したリモコンの制御装置を示
す構成ブロック図である。 【図16】 図13に対応した室内ユニットの制御装置
の動作を示すフローチャートである。 【図17】 図13に対応した室外ユニットの制御装置
の動作を示すフローチャートである。 【図18】 本発明のリモコン制御部を示すブロック図
である。 【図19】 図18のリモコンの実体形状を模した外形
図である。 【図20】 本発明の室内ユニットの制御装置を示す構
成ブロック図である。 【図21】 図20の室内ユニットの制御装置の動作を
示すフローチャートである。 【図22】 本発明の空調機の制御装置の構成ブロック
図である。 【図23】 図22に示す室内、室外ユニットの制御装
置間での通常通信動作を示すタイミングチャートであ
る。 【図24】 本発明の空調機の室外ユニットにおける、
室内ユニット接続台数設定手段の動作を示すフローチャ
ートである。 【図25】 本発明の空調機の室内ユニットにおける、
識別符号設定手段と、識別符号送信手段の動作を示すフ
ローチャートである。 【図26】 本発明の空調機の室外ユニット,室内ユニ
ットの動作を示すタイミングチャートである。 【図27】 本発明の空調機の室外ユニットにおける動
作を示すフローチャートである。 【図28】 本発明の空調機の室外ユニットにおける動
作を示すフローチャートである。 【図29】 空調機の室外ユニット,室内ユニットの動
作を示すタイミングチャートである。 【図30】 本発明の空調機の室外ユニットにおける動
作を示すフローチャートである。 【図31】 本発明の空調機の室内ユニットにおける動
作を示すフローチャートである。 【図32】 本発明の空調機の室外ユニットの制御装置
を示す構成ブロック図である。 【図33】 本発明の空調機の室外ユニットにおける動
作を示すフローチャートである。 【図34】 本発明の空調機の室内ユニットの制御装置
を示す構成ブロック図である。 【図35】 本発明の空調機の室内ユニットにおける動
作を示すフローチャートである。 【図36】 本発明の空調機の室外ユニット,室内ユニ
ットの動作を示すタイミングチャートである。 【図37】 本発明の空調機の室外ユニット,室内ユニ
ットの動作を示すタイミングチャートである。 【図38】 従来の運転マルチ式空調機のシステム図で
ある。 【図39】 従来の空気調和機の集中制御システムを示
す構成図である。 【符号の説明】 1 室外ユニット、2 室内ユニット(A)、3 室内ユ
ニット(B)、4 室内ユニット(C)、 5 手元リモコ
ン、6 室外ユニットと室内ユニット(A)間の伝送線、
7 室外ユニットと室内ユニット(B)間の伝送線、8
室外ユニットと室内ユニット(C)間の伝送線、9 手元
リモコンと室内ユニット(A)間の伝送線、10ワイヤレ
スタイプの手元リモコン、11 伝送変換装置、12
室外ユニット、13,14 室内ユニット、15 手元
リモコン、16 空調管理装置、20室外ユニットの制
御部、21 室内外通信受信手段、22 室内外通信送
信手段、23 空調ユニット運転設定手段、24 室外
ユニット処理部、30 室内ユニットの制御部、31
室内外通信受信手段、32 室内外通信送信手段、33
リモコン通信受信手段、34 リモコン通信送信手
段、35 運転設定手段、36 室内ユニット処理部、
37 ワイヤレス信号受信手段、40 手元リモコンの
制御部、41 リモコン通信受信手段、42 リモコン
通信送信手段、43 手元リモコン処理部、71 リモ
コン機能設定手段、81 機能設定手段、311 ユニ
ット制御部、312 自ユニット機種設定手段(室外ユ
ニット)、313 自ユニット機種記憶手段、314
全機種機能記憶手段、315 自ユニット機種設定手
段、121 室内ユニット制御部、122 自ユニット
機種設定手段、123 自ユニット機種記憶手段、12
4 全機種機能初期値記憶手段、125 自ユニット機
能設定手段、126 自ユニット機能記憶手段、127
リモコン通信手段、128 室内外通信手段、131
室外ユニット制御部、132 自ユニット機種設定手
段、133 自ユニット機種記憶手段、134全機種機
能初期値記憶手段、135 全機種機能初期値記憶手
段、141 リモコン制御部、142 リモコン通信手
段、143 ユニット機能表示手段、144 ユニット
機能設定変更手段、213 通信回路(室外ユニッ
ト)、214不揮発メモリ(室外ユニット)、223
通信回路(室内ユニット)、224不揮発メモリ(室内
ユニット)。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 室外ユニットと、前記室外ユニット及び
前記室外ユニットに接続された複数の室内ユニットの間
の情報を伝達する伝送手段と、前記室外ユニット及び前
記室内ユニットの少なくともひとつに接続され運転設定
を行う運転指令手段と、前記室外ユニットに設けられ、
接続された前記室内ユニットが前記運転指令手段の指令
により行う運転情報を収集し、前記室内ユニットの運転
情報から、接続された各室内ユニットに対する同一の運
転内容を決定し、前記伝送手段を介して前記各室内ユニ
ットへ決定した運転を指令する制御手段と、を備え、各
室内ユニットが前記運転指令手段から異なる運転設定を
受信しても前記各室内ユニットに対する同一の運転内容
で運転を行うことを特徴とする空調機。
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JP2014077598A (ja) * | 2012-10-11 | 2014-05-01 | Mitsubishi Electric Corp | 温度調節器、空気調和機、給湯器及び床暖房 |
JP2017045135A (ja) * | 2015-08-24 | 2017-03-02 | シャープ株式会社 | 無線テレメータシステム及び無線機 |
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-
1996
- 1996-11-15 JP JP30487096A patent/JP3379357B2/ja not_active Expired - Lifetime
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EP2219384A4 (en) * | 2007-11-21 | 2018-04-04 | Daikin Industries, Ltd. | Equipment item device, management device, equipment item management system, communication control method between equipment and management device and communication control program |
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