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JP3379241B2 - 光走査装置 - Google Patents

光走査装置

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Publication number
JP3379241B2
JP3379241B2 JP25736794A JP25736794A JP3379241B2 JP 3379241 B2 JP3379241 B2 JP 3379241B2 JP 25736794 A JP25736794 A JP 25736794A JP 25736794 A JP25736794 A JP 25736794A JP 3379241 B2 JP3379241 B2 JP 3379241B2
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JP
Japan
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lens
lenses
pressing
spring
scanning device
Prior art date
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JP25736794A
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English (en)
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JPH0894897A (ja
Inventor
信雄 村田
勉 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP25736794A priority Critical patent/JP3379241B2/ja
Publication of JPH0894897A publication Critical patent/JPH0894897A/ja
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  • Mounting And Adjusting Of Optical Elements (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明はデジタル複写機あるいは
プリンタ等の光走査装置における、レンズの固定構造に
関する。 【0002】 【従来の技術】従来、光走査装置のfθレンズの固定構
造としては、ネジやバネで固定するものが多数提案され
ている。レンズをネジで固定した場合には、振動や衝撃
でずれる恐れはないが、組み立て性が非常に悪いという
問題点があった。即ち、垂直方向を固定すると、水平方
向の位置が合わず、水平方向を固定すると垂直方向の位
置が合わなくなってしまうという問題があり、従って、
両方向の固定を同時に慎重に行う必要があった。一方レ
ンズをバネで固定した場合には、組み立て後に一時的に
力を加えることにより、ずれを簡単に解消することがで
きる。 【0003】実公平2−48813号公報には、側壁に
またがった剛体にレンズを押圧するための弾性部材を取
り付けたレンズの固定構造が開示されている。この構造
は、前記公報第3図に示されているように、弾性部材に
より、レンズを上方から光学箱に設けられた突座に押さ
えつける構造になっている。このような構造において
は、レンズが弾性部材により支持されているので、振
動、衝撃等が加わった場合にはレンズの位置がずれる可
能性があり、このことはレンズが大型で重い場合には一
層顕著となる。そして、レンズが所定の位置からずれて
しまった場合には、ずれた位置のまま保持され、復元す
ることはない。 【0004】上記のような従来例の改良案として、図4
に示すようなレンズの固定構造が提案されている。この
構造は、光学筐体1上に2つのレンズ6、7を乗せるそ
れぞれの基準突起19、20および22、23を設ける
と共に、それぞれのレンズの一方の面に当接する突起1
8、21を設け、突起と反対側の面をそれぞれバネ3
5、32により押圧する構造になっている。33、34
はバネを筐体に固定するためのネジである。そして、更
にレンズ6、7の上方からバネ30によりレンズを下方
に押圧している。このような構造によれば、振動、衝撃
等によりレンズが移動してもバネの力により元の位置に
復元することができる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】図4に示すような従来
のレンズ固定構造においては、例えばバネ30の押圧力
Fyが強すぎると、レンズの水平位置がずれた場合に、
レンズ6、7と突起19、20あるいは22、23との
摩擦力のために、元の位置に戻らないという問題点があ
る。同様にバネ32、35が強すぎる場合には垂直位置
が元に戻らないことになる。また組み立て時にはバネの
力がバランスしていても、経年変化等によりバネの力の
バランスがくずれるおそれもある。更に部品点数が多
く、組み立て工程も多くなるという問題点もあった。本
発明の目的は、前記のような従来技術の問題点を解決
し、簡単な構造で、組み立てが容易であり、衝撃に強い
レンズ固定構造を有する光走査装置を提供することにあ
る。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、光束を偏向す
るための偏向手段と、偏向手段によって偏向された光束
を結像するためのレンズと、光学筐体とを有する光走査
装置において、前記レンズは複数個存在し、その内の2
枚のレンズの互いに対向する面の上端部の少なくとも一
部に斜めの切り欠きが設けられており、光学筐体には前
記2枚のレンズを固定すべき位置の外側に突起が設けら
れ、更に、前記2枚のレンズの切り欠き面に同時に接す
るレンズ押さえ部材と、レンズ押さえ部材を下方に押圧
する押圧手段とを備えたことを特徴とする。 【0007】 【作用】本発明においては、2枚のレンズの対向する面
の上端部に切り欠きを設け、レンズ押さえ部材により2
枚のレンズを同時に下方に押す構造としたため、レンズ
下部と共にレンズ上部が摩擦により水平方向にも支持さ
れ、振動、衝撃等によるずれが起こりにくくなる。ま
た、水平方向と垂直方向の押圧力が常に比例し、強い衝
撃等によりレンズの位置が一時的にずれても直ちに元の
位置に復元するので、図4に示すような従来例に見られ
る押圧力のアンバランスによるレンズの位置ずれが生じ
なくなる。また部品点数も少なく、組み立て性も向上す
る。 【0008】 【実施例】図2は、本発明が適用される光走査装置を用
いたプリンタの光学系の一例を示す図である。光学筐体
1には、レーザー光源部2、ミラー4、ポリゴンミラー
5を有する図示しないポリゴンユニットおよび、感光ド
ラム2上にレーザー光の焦点を結ばせるための第1のf
θレンズ6と第2のfθレンズ7が装着されている。8
は光軸を示しており、ポリゴンミラー5の回転に従っ
て、感光ドラム2上を走査する。 【0009】図1は光学筐体の一部を切り欠いた、fθ
レンズ付近の正面図である。光学筐体1には、第1のf
θレンズ6を支持する水平基準面を規定する3つの突起
22、23、およびレンズ6の水平方向位置決め用突起
21が設けられている。同様に第2のfθレンズ7の支
持および位置決め用に突起19、20および18が設け
られている。筐体1の両側面からは上部のブリッジ部材
12を支持するための柱状部材16が延びている。第1
のfθレンズ6および第2のfθレンズ7の断面はほぼ
長方形であり、2つのレンズの対向する面の上端部には
斜めの切り欠き部9が設けられている。切り欠きの傾斜
角度は、ネジ14、15が無くてもレンズが倒れない程
度の角度であれば良い。但し、角度が水平に近いほど水
平方向の位置ずれに対する復元力が小さくなる。 【0010】2つのレンズの切り欠き部9に跨って、双
方の切り欠き面に同時に接する形状のレンズ押さえ部材
10が配置されており、このレンズ押さえ部材10は、
押さえバネ11により、下方に押圧されている。レンズ
押さえ部材10とレンズの切り欠き面にはある程度の摩
擦力が発生するように双方の表面が加工されている。押
さえバネ11はブリッジ部材12に固着されており、レ
ンズの垂直方向の位置ずれに対する復元力を与えると共
に、レンズ押さえ部材10とレンズの切り欠き面の間に
摩擦力を発生させる。ブリッジ部材12からは、双方の
レンズの上部に張り出し部13が延びており、該張り出
し部13に設けられたネジ14、15がそれぞれのレン
ズに軽く当接している。このネジ14、15は衝撃等に
よりレンズが大きくずれることを防止するためのもので
ある。 【0011】図3は本発明による光学筐体のレンズ部分
を示す平面図である。第1のfθレンズ6は3つの突起
22、23により支持され、位置決め用突起21に当接
している。また、第2のfθレンズは3つの突起19、
20により支持され、位置決め用突起18に当接してい
る。レンズ押さえ用ネジ14、15はそれぞれ垂直方向
位置決め用の3つの突起のほぼ中心を押さえるように配
置されている。押さえバネ11は略H形の形状を有して
おり、例えば接着剤あるいはネジ、リベット等によりブ
リッジ部材12に固着されている。そしてブリッジ部材
12は、光学筐体1の側面から延びた柱状部材16にネ
ジ17により固着されている。なお、ブリッジ部材12
からは左右に張り出し部13が延びているが、ブリッジ
部材12の幅が全体にわたってネジ14と15の間隔よ
り広くなるように構成してもよい。 【0012】光学筐体を組み立てる場合には、従来のバ
ネによる固定方式と同様に、組み立て後に水平方向に一
時的に力を加え、レンズを所定の位置に位置決めする。
その後、ネジ14、15をレンズを歪ませない程度に軽
く締めて固定する。この状態で、衝撃によりレンズが水
平方向に移動しようとしたときには、レンズとレンズ押
さえ部材10の間には摩擦があるため、一方のレンズに
よりレンズ押さえ部材10が水平方向に押されるが、該
部材10は他方のレンズに突き当たっているために移動
しない。また、摩擦力は衝撃のような急な加速に対して
は極めて大きくなるので、摩擦力および押さえバネ11
の力に抗してレンズ押さえ部材を上方に押し上げること
は困難となる。逆に細かい振動の場合には摩擦力は弱く
なるが、この場合には、もしレンズが本来の位置からず
れていると、レンズはレンズ押さえ部材10に押されて
本来の位置に戻ることになる。 【0013】図5は本発明の他の実施例の概略を示す図
である。図5(a)はレンズ押さえ部材10をスプリン
グバネ40により押圧する例であり、その他の任意の種
類、形状および個数のバネが使用可能である。また図5
(b)は、レンズ押さえ部材10とブリッジ部材12と
の間に挟んだゴムなど任意の弾性部材12により、レン
ズ押さえ部材10を押圧するようにした例である。図5
(c)はレンズ押さえ部材10をネジ42により直接押
圧する例であり、この場合には、レンズ押さえ部材1
0、ブリッジ部材12などの弾性変形による応力がバネ
の力の代わりに働く。図5(d)はゴム等の弾性部材4
3で直接レンズを押圧する例である。この場合には、レ
ンズの切り欠き部の形状あるいは有無はあまり問題では
ない。図5(e)は、レンズ押さえ部材44を板バネ等
の弾性部材によって形成した例である。この例ではネジ
45によりレンズ押さえ部材44を支持しているが、ブ
リッジ部材12にレンズ押さえ部材44が当接するよう
な形状にレンズ押さえ部材44を構成すれば、ネジ45
を省略することも可能である。 【0014】以上、実施例を説明したが、本発明は以下
に示すような変形例も考えられる。レンズ押さえ部材1
0とレンズの切り欠き部との接触は面でなくてもよく、
例えば線あるいは点であってもよい。即ち、レンズの切
り欠き面およびレンズ押さえ部材10の傾斜面は平面で
なくてもよく、レンズあるいはレンズ押さえ部材の一方
あるいは両方の面が球面、円筒面、断面が三角形の山脈
状の突起、あるいは円筒状の窪み等であってもよい。実
施例において、レンズの上部を固定しているネジ14、
15は必ずしも必要ではなく、また他の構成、例えばブ
リッジ部材12から延び、突き当て面を構成する部材に
より代用してもよい。 【0015】レンズは3枚構成以上のものであっても、
接着により2つのレンズブロックになっていれば本発明
をそのまま適用できる。また、実施例のレンズ6、7の
前後あるいは中間に他のレンズが存在していてもかまわ
ない。実施例において、押さえバネ11はブリッジ部材
12に固着されている必要はなく、嵌合するピンや窪み
など、ブリッジ部材12と平行な平面内でバネ11の位
置を規制するような構造を設けるのみでもよい。本発明
のレンズ固定構造は1つのレンズを固定するためにも適
用可能であり、この場合には、第2のレンズに代わる、
切り欠き部を有する部材を用いるか、あるいはレンズ押
さえ部材10の他端を回動可能に支持するようにすれば
よい。 【0016】 【発明の効果】以上述べたように、本発明においては、
2枚のレンズの対向する面の上端部に切り欠きを設け、
レンズ押さえ部材により2枚のレンズを同時に下方に押
す構造としたため、レンズ下部と共にレンズ上部が摩擦
により水平方向にも支持され、振動、衝撃等によるずれ
が起こりにくくなる。また、水平方向と垂直方向の押圧
力が常に比例し、強い衝撃等によりレンズの位置が一時
的にずれても直ちに元の位置に復元するので、図4に示
すような従来例に見られる押圧力のアンバランスによる
レンズの位置ずれが生じなくなる。また部品点数も少な
く、組み立て性も向上する。
【図面の簡単な説明】 【図1】光学筐体の一部を切り欠いた、fθレンズ付近
の正面図である。 【図2】本発明が適用される光走査装置を用いたプリン
タの光学系の一例を示す図である。 【図3】本発明による光学筐体のレンズ部分を示す平面
図である。 【図4】従来の光学筐体のfθレンズ付近の正面図であ
る。 【図5】本発明の他の実施例の概略を示す図である。 【符号の説明】 1…光学筐体、2…感光ドラム、3…レーザー光源部、
4…ミラー、5…ポリゴンミラー、6…第1のfθレン
ズ、7…第2のfθレンズ、8…光軸、9…切り欠き
部、10…レンズ押さえ部材、11…押さえバネ、12
…ブリッジ部材、13…張り出し部、14、15…ネ
ジ、16…柱状部材、18、21…位置決め用突起
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/00 G02B 7/02 G02B 7/18

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 光束を偏向するための偏向手段と、偏向
    手段によって偏向された光束を結像するためのレンズ
    と、光学筐体とを有する光走査装置において、前記レン
    ズは複数個存在し、その内の2枚のレンズの互いに対向
    する面の上端部の少なくとも一部に斜めの切り欠きが設
    けられており、光学筐体には前記2枚のレンズを固定す
    べき位置の外側に突起が設けられ、更に、前記2枚のレ
    ンズの切り欠き面に同時に接するレンズ押さえ部材と、
    レンズ押さえ部材を下方に押圧する押圧手段とを備えた
    光走査装置。
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