JP3378864B2 - インクシートセット - Google Patents
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Description
シミリ装置等の画像形成装置に使用するための、インク
シートセットに関するものである。
記録紙に印刷する場合、交換の容易性及び取扱の簡便さ
から通常はインクリボンカートリッジが用いられる。そ
して、サーマルプリンタがラインプリンタである場合、
幅広のインクシートを用いている。従来のこの種のイン
クシートカートリッジは、例えば、実開平6−8174
9号公報や特開平10−193732号公報等に示すよ
うに、カートリッジ本体に対してインクシートを交換す
るため、インクシートの供給側スプールと、巻き取り側
スプールとを、それぞれ回転可能に支持でき、且つ着脱
自在に構成されていた。
巻き取り側スプールの一側には、画像形成装置の本体側
から動力を伝達して各スプールを回動するための歯車部
を備えており、前記インクシートに適度のテンションを
掛けながら巻き取るための、いわゆるトルク伝達部とし
て、インクシートを巻き取る芯管の一端に開放する切欠
き溝を設ける一方、前記駆動側の歯車部を備えたスプー
ルには前記切欠き溝に嵌まる係合突起を備え、該係合突
起を前記切欠き溝にセットする。そして、前記歯車部を
画像形成装置本体側の伝動部(歯車)に噛み合わせるよ
うに、インクシートカートリッジを組み込むことが行わ
れていた。
インクシートの厚さ、幅寸法やシート材質に応じて、必
要な最大トルクが変わる。しかしながら、前記寸法やシ
ート材料を変更する毎に芯管の内径や外径寸法を変更す
ると、その度にインクシートカートリッジ側のスプール
側の前記芯管の内径に嵌まる部分の直径も変更しなけれ
ばならず、製造コストが高くなるという問題があった。
されたものであって、供給するインクシートの厚さや幅
寸法、シート材質等に応じて芯管の直径を変更してもト
ルク伝達が可能で、且つ簡単な構成で本体側から伝達さ
れる動力を芯管に確実に伝達することができるようにし
たインクシートセットを提供することを目的とするもの
である。
め、請求項1に記載した発明は、供給側芯管及び巻き取
り側芯管と、それらの芯管に巻回され、前記巻き取り側
芯管の両端間の寸法と略等しい幅寸法を有するインクシ
ートとからなるインクシートセットにおいて、前記巻き
取り側芯管の端部に形成された切欠部に係合する係合突
起が形成され、前記巻き取り側芯管の内径部に嵌まる筒
部を有する中間アダプタを備え、その中間アダプタの係
合突起が前記巻き取り側芯管の切欠部に係合された状態
で、前記係合突起が前記巻き取り側芯管に巻き取られる
前記インクシートの幅寸法内に収まるように構成され、
本体側からの動力が前記中間アダプタを介して前記巻き
取り側芯管に直接伝達されるように構成され、インクシ
ートカートリッジに取り替え可能に装着されるものであ
る。
1に記載のインクシートセットにおいて、前記中間アダ
プタの筒部の外周面に、凸条が形成されている。
側スプールの1つが側板に抜け不能に構成されたインク
シートカートリッジに装着されるインクシートセットで
あって、供給側芯管及び巻き取り側芯管と、それらの芯
管に巻回され、前記巻き取り側芯管の両端間の寸法と略
等しい幅寸法を有するインクシートと、前記巻き取り側
芯管の端部に形成された切欠部に係合する係合突起が形
成された中間アダプタと、その中間アダプタの係合突起
が前記巻き取り側芯管の切欠部に係合された状態で、前
記係合突起が前記巻き取り側芯管に巻き取られる前記イ
ンクシートの幅寸法内に収まるように構成され、前記巻
き取り側スプールからの動力が前記中間アダプタを介し
て前記巻き取り側芯管に直接伝達されるように構成さ
れ、前記インクシートカートリッジに取り替え可能に装
着されるものである。
3に記載のインクシートセットにおいて、前記巻き取り
側芯管の他側及び供給側芯管の両側に装着されるスプー
ルを介して前記インクシートカートリッジに装着される
ものである。
態を、図面を参照しつつ具体的に説明する。
着したファクシミリ装置1の側断面図、図2はインクシ
ートカートリッジ20のセット部の要部拡大側断面図、
図3はインクシートカートリッジ20の平面図、図4は
インクシートカートリッジ20の斜視図、図8はインク
シートカートリッジの部品の分解斜視図、図9は巻き取
り側のスプール連結部の斜視図である。
装置1の構造について概略説明する。なお、本実施形態
のファクシミリ装置1は、原稿8から画像等を読取り、
その画像データをファクシミリデータとして電話回線等
の通信回線を介して他のファクシミリ装置に送信すると
共に電話回線等の通信回線を介して他のファクシミリ装
置から送信されたファクシミリデータを受信して記録紙
4にその画像を形成する、通常のファクシミリ装置とし
ての機能の他、パーソナルコンピュータやワードプロセ
ッサ等からプリンタケーブルまたは赤外線等の無線を介
して伝送されてきたプリントデータを受けてそのデータ
に応じて画像を形成するプリンタとしての機能を有す
る。
には、図示しない受話器が配置されている。上面開放状
の本体ケース2の上面を覆う上カバー体6は、その後端
の回動支点6aを中心にして本体ケース2の上部後端に
上下回動可能に枢着されている。上カバー体6の上面前
部側には、キースイッチ3aや液晶表示装置3bなどを
有する操作パネル3が設けられている。この操作パネル
3も、原稿8の送り不良等に際して、原稿8を除去する
ために前側を上向きに開き回動できるように構成されて
いる。また、本体ケース2の上面後部には記録紙4を斜
め下向き状の立てた状態で積層して載置するための給紙
台5が、上カバー体6の後部に対して回動可能に設けら
れ、本体ケース2の上面前後中途部には原稿台7が着脱
可能に装着されている。
下方位置に、前記原稿台7からの原稿8を搬送するため
のフィードローラ対9と、密着型イメージスキャナ部
(CIS)10とその読取り部の上側に配置した原稿押
え体11と、排紙ローラ対12とが配置されている。
は、給紙台5からの記録紙4を一枚ずつ搬送するための
給紙ローラ15とその上周面にばねにて付勢された分離
パッド16等からなる給紙部14が備えられている。
のローラ状のプラテン17と、該プラテン17の下面に
向かってばね18により付勢された印字台19上のサー
マルヘッド22と、該印字台19に対して前後方向に跨
がるように配置するインクシートカートリッジ20のた
めの収納部13とが配置されている(図1参照)。
ッジ20は、インクシート21の供給側シートスプール
25が本体ケース2の後部側に配置され、巻取り側シー
トスプール26が本体ケース2の前側となり、且つ供給
側シートスプール25側が高い位置で、巻取り側シート
スプール26側が低い位置となるように、前傾状(ヒッ
プアップ状)に配置されている。従って、前記収納部1
3の下方は、本体ケース2における下面後部側に位置す
ることになり、インクシートカートリッジ20の前傾配
置の構成と相俟って、本体ケース2の下面後部に大きい
空間が形成される。しかして、この空間、即ち、前記収
納部13の下方には、ファクシミリ装置1の操作等を実
行するための制御用基板29を配置するのである。
り側シートスプール26に巻回したインクシート21
は、サーマルヘッド22及びバネ板製のテンション体2
3の頂面を通過し、巻取り側シートスプール26の下周
面側に至る。このとき、インクシート21のインク面は
上面にある。インクシート21の上面(インク面)に重
なる記録紙4は、プラテン17とサーマルヘッド22と
が重合する印字部にて印刷されたのち、インクシートカ
ートリッジ20における巻取り側シートスプール26側
の上部に形成された搬送シュートの機能を有する仕切り
板24の上面を通過し、排紙ローラ対28を介して、本
体ケース2の前方に排紙される。なお、前記上カバー体
6の下面には下向きに突出した複数枚のリブ状の搬送シ
ュートの上シュート部27がプラテン17を挟んで搬送
上流側から下流側まで延びるように配置され、前記イン
クシートカートリッジ20における仕切り板24との間
で記録紙4が通過できるように構成されている。
体23の頂面にて下向きに屈曲され、仕切り板24の下
面側を通過し、巻取り側シートスプール26の下周側で
巻き取られるように構成されている。
成について、図3〜図11を参照しながら詳述する。
ートリッジ本体30と、インクシート21と、供給側シ
ートスプール25としての左右一対の供給側スプール3
6,37と、巻取り側シートスプール26としての左右
一対の巻取り側スプール38,39とにより構成されて
いる。
クシート21を巻回するための芯管40、41の両端に
各々着脱可能に嵌挿するフランジつき軸部であり、例え
ば合成樹脂材の射出成形等にて一体的に形成され、一つ
のスプール38のみ複数の部品を組み合わせて構成され
ている。
ッジ本体30の構成について、図3〜図8を参照して説
明する。カートリッジ本体30は、インクシート21の
左右両側外側を囲むようにしてシート供給側から巻き取
り側にのびる左右一対の側板31a,31bと、該一対
の側板31a,31bにインクシート21の供給側の巻
回部の上側を覆うように連結する左右両側長手の上カバ
ー片32と、同じく一対の側板31a,31bにインク
シート21の巻き取り側の上部間を覆う仕切り板24と
から構成されており、合成樹脂材にて射出成形により一
体的に制作されたものである。従って、左右長手の供給
側上カバー片32と巻取り側の仕切り板24と左右両側
板連結片31a,31bとで囲まれた部位は、インクシ
ート21が露出する窓孔部となり、該窓孔部の上側から
ローラ状のプラテン17が臨み、窓孔部の下方からは印
字台19とサーマルヘッド22及びテンション体23が
臨むことになる(図1及び図2参照)。また、前記仕切
り板24の左右両側端部もしくは左右一対の側板31
a,31bから鰭状などの摘み部35、35が上向きに
突設されている。
前記巻き取り側左スプール38の箇所を除き、供給側右
スプール37及び巻取り側右スプール39の各外軸44
や供給側左スプール36における支持軸部がそれぞれ遊
嵌する一端開放型の軸支持溝部33が形成されている
(図6及び図8参照)。なお、軸支持溝部33に連設
し、かつ半径外向きに延びるように各側板31a,31
bに切欠き形成された開放溝34により、各外軸44
(支持軸部)をその軸線が前記軸支持溝部33に対して
略交叉する状態で上向きに押し込むとき、各軸支持溝部
33の下部開放溝縁間の幅寸法が弾性的に拡張するが、
自由状態では各外軸44(支持軸部)が各軸支持溝部3
3に対して脱落しないように構成されている。
の片面全体にインク層を形成したものであり、図8に示
すように、1対の紙製等の円筒状の芯管40,41に巻
回されている。インクシート21のインク層に記録紙4
を対面させるようにして、プラテン17とラインプリン
タであるサーマルヘッド22の記録面とにより挟み込ん
で、画像データに応じてサーマルヘッド22の発熱抵抗
体に通電することにより、1ラインずつ記録紙4に画像
が形成される。
の各右端(記録紙4の排出側から見て右側)に嵌合する
供給側右スプール37と巻取り側右スプール39とは図
8に示すように同一形状であって、前記芯管40(4
1)の右端部内径に嵌まる内筒部42と、大径のフラン
ジ部43と、後述するカートリッジ本体30に対して回
転自在に配置される支持軸部としての小径の円筒状の外
軸44とにより構成されている。
左スプール36は、前記芯管40の左端部内径に嵌ま
り、切欠き溝に係合する係合爪42a付きの内筒部42
と、大径のフランジ部43と、該フランジ部43の外側
に設けて後述するカートリッジ本体30に対して回転自
在に配置される支持軸部(図示せず)とその外側に設け
られた歯車部45と、により構成されている(図8参
照)。
る巻取り側左スプール38は、カートリッジ本体30の
一側板31aの軸孔50に抜け不能に装着されるもので
あって、前記一側板31aの外側に配置される伝動歯車
47付きの第1回転部材46と、該第1回転部材46に
前記一側板31aの内側から連結されるフランジ48a
付きの軸部48とにより構成されている。そして、前記
フランジ付き軸部48における基部48bと芯管41と
の間には、合成樹脂材を射出成形してなる筒状の中間ア
ダプタ70を介挿する。本実施形態における中間アダプ
タ70は、前記基部48bの外径と芯管41の内径との
間にきっちりと嵌まる筒部70aと、前記基部48bに
突設するフランジ48aの側面に摺接可能な大径の鍔部
70bと、該鍔部70bの側面であって前記フランジ4
8aの側面にその周方向に沿って一定間隔で穿設された
複数個の係止孔71に係合する二股条の第1係合突起7
2と、前記筒部70aの外周に突設して、芯管41にお
ける切欠き溝60に嵌合する第2係合突起73とにより
一体的に形成されているものである(図13(a)及び
図13(b)参照)。
嵌め込み時に撓み易くなるように軸線方向に長い複数の
切り溝74が形成され、また、芯管41に対して嵌め込
み易くなるように筒部70aの外周に凸条が形成されて
いる。
(c)及び図10(d)は、ナイロン樹脂製等の合成樹
脂材の第1回転部材46を示し、伝動歯車47の内径部
には、内筒部46aを軸線に沿って長く形成し、この内
筒部46aの一側切欠き部46cには、前記軸線方向に
沿って延びる棒状の弾性体51を一体的に形成する。こ
の弾性体51の自由端側には係止爪51aが半径外向き
に一体的に形成されているが、この弾性体51及び係止
爪51aは、本発明においては必須の要件ではなく、細
い内径の芯管41を使用した場合に、当該芯管41に半
径方向に貫通させた係合孔(図示せず)に対して係脱す
るものである。
沿って3つ割りの扇状の基部46bが設けられている。
さらに、前記3つ割りの基部46bの間には、フランジ
48a付きの軸部48における3つの係合体52の先端
爪部52aがそれぞれ嵌まる略矩形状の嵌合孔53が穿
設されており、各嵌合孔53の外周側に係合部としての
段部53aが形成されている。なお、前記3つ割りの基
部46bには、前記軸部48と対向する側面に突設し、
半径方向に延びる位置決め突起54が一体的に形成され
ている。
(c)は、ナイロン樹脂製等の合成樹脂材のフランジ4
8a付きの軸部48の構成を示し、筒状の基部48bか
ら円盤状のフランジ48aが半径外方向に突出し、前記
基部48bの一端には、半径がやや小さい断面円弧状の
案内部48cが軸線方向に延びており、前記弾性体51
及びその先端係止爪51aが前記基部48a及び案内部
48cの内径部を軸線方向に貫通し得る。前記フランジ
48aの半径中途部からは、前記基部48bと逆方向
に、3つの係合体52が突出している。この各係合体5
2を射出形成するための型抜き孔を利用して、前記係止
孔71が形成されているので、金型の製造コストを低減
できる。
の付け根部には、前記第1回転部材46における各位置
決め突起54が嵌まる位置決め孔55が穿設されてい
る。なお、前記フランジ48aにおける係止孔71の半
径方向の位置は、前記位置決め孔55の半径位置より大
きく、且つ各位置決め孔55の円周方向の配置位置の間
にある。
における巻き取り側であって、実施形態では図4に示す
左側板31aの外側から、図9に示すごとく、軸孔50
に対して第1回転部材46の基部46bを挿入し、前記
側板31aの内側から、軸部48のフランジ48aを接
近させ、前記軸孔50に3つの係合体52を挿入する。
そして、各係合体52の各先端爪部52aを前記第1回
転部材46における伝動歯車47の内径側の各嵌合孔5
3に嵌め入れる。これにより、各嵌合孔53の外周側の
段部53aに各先端爪部52aが係合し、巻取り側左ス
プール38として一体となり、前記軸孔50、ひいては
カートリッジ本体30から抜け不能となるのである。
となった状態では、軸部48の基部48bと第1回転部
材46における3つ割りの基部46bとの合わせ部での
外周が円筒状となり、軸孔50に対する、伝動歯車47
及び巻き取り側スプール38の回転中心軸線の位置決め
部となる。
30に取替え用インクシートセットを装着する形態につ
いて説明する。取替え用インクシートセットは、前記供
給側芯管40に新しいインクシート21を巻回したもの
と、巻き取り側芯管41とのセットであり、この芯管4
1の所定の一端部近傍には前記中間アダプタ70を予め
固定しておいても良いし、中間アダプタ70をオプショ
ン品として準備しても良い。インクシート21の幅寸法
は、芯管41の両端間の寸法に略等しくすることが好ま
しい。また、予め、新しいインクシート21の端部を前
記芯管41の外周に接着テープ等にて取付けしておく。
そして、前記第1回転部材46とフランジ48a付きの
軸部48とをカートリッジ本体30の所定の軸孔50の
箇所に抜け不能に装着して巻取り側左スプール38を構
成しておく(図14参照)。
端)と前記巻取り側左スプール38における軸部48と
の間に中間アダプタ70を介挿し、前記軸部48に芯管
41を差し込む。この場合、中間アダプタを予め軸部4
8における基部48bに被嵌し、且つフランジ48aの
係止孔71に対して第1係合突起72を嵌合しておいて
も良い。
スプール39を差し込み装着する。供給側の芯管40の
両端に図8に示すように、供給側左スプール36及び供
給側右スプール37をそれぞれ差し込んで装着する。
7、38、39のうち1箇所のスプール(巻取り側左ス
プール38)がカートリッジ本体30に対して抜け不能
に装着されているから、例えば前記の実施形態では伝動
歯車47の配置側がカートリッジ本体30の左右いずれ
かであることが明瞭となり、ユーザーが新しいインクシ
ート21に交換する場合に芯管40、41の両端を各ス
プールに取付けするときの方向等の誤りが少なくなり、
迅速且つ容易にインクシート21の交換ができるのであ
る。
アダプタ70が介挿される状態となるので、内径が前記
中間アダプタ70に適合しない芯管41を使用する巻き
取り側スプールは本発明のインクシートカートリッジ2
0に装着できず、本出願人が製造したファクシミリ装置
等の画像形成装置に誤って、品質の異なるインクシート
21が装着されるという誤使用がなくなり、正規のイン
クシート21を使用しないことによる印字品質の悪化、
印字不良等のトラブルを防止することができる。
39、供給側左スプール36及び供給側右スプール37
をそれぞれカートリッジ本体30における軸支持溝部3
3、33、33に嵌め入れ、インクシート21を弛まな
いように巻き取り側の芯管41を回動させる。
0をファクシミリ装置1の収納部13にセットすると、
カートリッジ本体としてのカートリッジ本体30の左右
両側板31a,31b等の箇所が所定姿勢で支持され、
このとき、巻取り側右スプール39及び供給側右スプー
ル37における外筒44,44の内径部が図示しない前
記本体フレーム側に突設された軸部(図示せず)に被嵌
する一方、供給側左スプール36と巻取り側左スプール
38における歯車部45及び伝動歯車47はそれぞれ動
力伝動用のギヤ(図示せず)に噛み合うと共に、供給側
左スプール36と巻取り側左スプール38における外軸
の内径部は、前記本体フレーム側から軸線方向に弾力的
に突設された軸部(図示せず)に被嵌する。この結果、
供給側シートスプール25及び巻取り側シートスプール
26は円滑に回転し得ることになる。
示しない外部のコンピュータからの印字指令コマンドの
出力、又は他のファクシミリ装置からのファクシミリデ
ータの受信により、前記制御用基板29が作動し、印字
(記録)作業が開始されると、まず、給紙ローラ15が
回転し、給紙開始する。記録紙4の先端が図示しない紙
センサを検知してから所定距離搬送され、プラテン17
に接近すると、プラテン17及びインクシートカートリ
ッジ20における歯車部45及び伝動歯車47に動力が
伝達され、第1回転部材46とフランジ48a付き軸部
48とは一体であり、且つ該軸部48と芯管41との間
に、第1係合突起72及び第2係合突起73を備えた中
間アダプタ70が介挿されているから、所定のインクシ
ート21の巻き取り方向への伝動歯車47の回転力を芯
管41に伝達することができる(図15参照)。その結
果、インクシート21の搬送と記録紙4の送りとが開始
され、印字部であるサーマルヘッド22での印字が行わ
れる。
17とサーマルヘッド22とで挟まれた状態で印字され
た直後は、サーマルヘッド22の発熱抵抗体による発熱
にてインクシート21におけるインクが印字のデータ
(キャラクタ)に応じて溶けて、記録紙4に写り、次い
でインクが冷却されることでインクシート21が記録紙
4の表面に付着した状態が続く。テンション体23の頂
面23aの箇所で、インクシート21は、図2に示すよ
うに、巻き取り側シートスプール26の外周下辺側に巻
き込まれるべく、下向きに大きく屈曲することで、記録
紙4へのインクによる膠着が解除される。他方、下面が
印字面となる記録紙4は、前記仕切り板24の上面に載
って搬送されることで、当該記録紙4とインクシート2
1との搬送経路が確実に分離できるのである。なお、仕
切り板24の先端(テンション体23の頂面23aに近
い側)で、下向きに屈曲させることにより、フリー状態
の記録紙4の先端(搬送下流側)を掬いあげて、記録紙
4が下向きに移動するのを防止できる。
や幅寸法、及びインクシート21の材質に応じて使用す
る芯管41の直径(内径)に合わせた中間アダプタ70
は、適宜設定でき、使用するインクシート21に応じて
中間アダプタ70が取り替え可能であるから、ユーザー
は購入した交換用インクシート21(前記芯管40及び
41と中間アダプタ70とがセットになったもの)をそ
のまま画像形成装置に装着すれば良いのである。また、
一つの芯管の一端にのみ中間アダプタが介挿される状態
となるので、内径が前記中間アダプタに適合しない芯管
を使用する巻き取り側スプールは本発明のインクシート
カートリッジに装着できず、正規のファクシミリ装置等
の画像形成装置に誤って、品質の異なるインクシートが
装着されるという誤使用がなくなり、正規のインクシー
トを使用しないことによる印字品質の悪化、印字不良等
のトラブルを防止することができたり、正規のインクシ
ートを使用すれば発揮できる正常な印字性能を発揮でき
なくなる等、画像形成装置が正常に作動しなくなるとい
うトラブルが解消できるという効果を奏する。
上面に多数本の突条24aを搬送方向に沿って長手状に
形成しておけば、印字面を下向きにした状態の記録紙4
が通過するとき、印字面を広く擦ることがなく、インク
の付着による記録紙4の汚れを少なくできる。
装置に適用したが、もちろんこれに限るものではなく、
プリンタ、複写機、あるいはそれらの複数の機能を備え
た機器などの各種画像形成装置に用いることができる。
明のインクシートセットにおいては、巻き取り側芯管の
内径部に筒部が嵌まり、中間アダプタに形成された係合
突起が巻き取り側芯管の切欠部に係合された状態で、前
記係合突起が前記巻き取り側芯管に巻き取られる前記イ
ンクシートの幅寸法内に収まるように構成され、本体側
からの動力が前記中間アダプタを介して前記巻き取り側
芯管に直接伝達されるように構成されるので、簡単な構
成で本体側から伝達される動力を芯管に確実に伝達する
ことができる。また、使用するインクシートの厚さや幅
寸法、及びインクシートの材質に応じた芯管の直径(内
径)に合わせて中間アダプタを適宜設定できる。
1に記載のインクシートセットにおいて、中間アダプタ
の筒部の外周面に、凸条が形成されたものであるから、
芯管に対して筒部を容易に嵌め込むことができるという
効果を奏する。
構成で所定のインクシートの巻き取り方向への回転力を
芯管に確実に伝達することができる。また、使用するイ
ンクシートの厚さや幅寸法、及びインクシートの材質に
応じた芯管の直径(内径)に合わせて中間アダプタを適
宜設定できる。
ートセットは、請求項3に記載のインクシートセットに
おいて、インクシートセットを簡単にインクシートカー
トリッジに装着することができるという効果を奏する。
経路示す側面図である。
斜視図である。
斜視図である。
態での分解斜視図である。
中間アダプタ70等の分解斜視図である。
は図10(a)のXb−Xb線矢視断面図、(c)は図10
(a)の左側面図、(d)は図10(a)の右側面図で
ある。
(b)は図11(a)のXIb −XIb線矢視断面図、
(c)は図11(a)の右側面図である。
図、(b)は同じく左側斜視図である。
(b)は一部切欠き右側面図である。
中間アダプタ70との連結位置関係を示す拡大断面図で
ある。
Claims (4)
- 【請求項1】 供給側芯管及び巻き取り側芯管と、それ
らの芯管に巻回され、前記巻き取り側芯管の両端間の寸
法と略等しい幅寸法を有するインクシートとからなるイ
ンクシートセットにおいて、 前記巻き取り側芯管の端部に形成された切欠部に係合す
る係合突起が形成され、前記巻き取り側芯管の内径部に
嵌まる筒部を有する中間アダプタを備え、 その中間アダプタの係合突起が前記巻き取り側芯管の切
欠部に係合された状態で、前記係合突起が前記巻き取り
側芯管に巻き取られる前記インクシートの幅寸法内に収
まるように構成され、本体側からの動力が前記中間アダ
プタを介して前記巻き取り側芯管に直接伝達されるよう
に構成され、インクシートカートリッジに取り替え可能
に装着されることを特徴とするインクシートセット。 - 【請求項2】 前記中間アダプタの筒部の外周面に、凸
条が形成されたことを特徴とする請求項1記載のインク
シートセット。 - 【請求項3】 巻き取り側スプールの1つが側板に抜け
不能に構成されたインクシートカートリッジに装着され
るインクシートセットであって、 供給側芯管及び巻き取り側芯管と、 それらの芯管に巻回され、前記巻き取り側芯管の両端間
の寸法と略等しい幅寸法を有するインクシートと、 前記巻き取り側芯管の端部に形成された切欠部に係合す
る係合突起が形成された中間アダプタと、 その中間アダプタの係合突起が前記巻き取り側芯管の切
欠部に係合された状態で、前記係合突起が前記巻き取り
側芯管に巻き取られる前記インクシートの幅寸法内に収
まるように構成され、前記巻き取り側スプールからの動
力が前記中間アダプタを介して前記巻き取り側芯管に直
接伝達されるように構成され、前記インクシートカート
リッジに取り替え可能に装着されることを特徴とするイ
ンクシートセット。 - 【請求項4】 前記巻き取り側芯管の他側及び供給側芯
管の両側に装着されるスプールを介して前記インクシー
トカートリッジに装着されることを特徴とする請求項3
記載のインクシートセット。
Priority Applications (1)
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