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JP3378568B2 - 陰極線管およびその製造方法 - Google Patents

陰極線管およびその製造方法

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Publication number
JP3378568B2
JP3378568B2 JP2000555270A JP2000555270A JP3378568B2 JP 3378568 B2 JP3378568 B2 JP 3378568B2 JP 2000555270 A JP2000555270 A JP 2000555270A JP 2000555270 A JP2000555270 A JP 2000555270A JP 3378568 B2 JP3378568 B2 JP 3378568B2
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JP
Japan
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ray tube
cathode ray
colored
ito
layer
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Application number
JP2000555270A
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芳典 高橋
尚 千草
克之 青木
浩義 深澤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • H01J29/88Vessels; Containers; Vacuum locks provided with coatings on the walls thereof; Selection of materials for the coatings
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    • H01J2229/882Coatings having particular electrical resistive or conductive properties

Landscapes

  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
技術分野 本発明は、フェースパネルの外表面に、漏洩電磁波を
防止する優れた効果を有し、コントラストが最適化され
た反射防止膜を有する陰極線管に関する。 また、前記した漏洩電磁波の防止効果が高い反射防止
膜を有する陰極線管を、効率的に製造する方法に関す
る。 背景技術 TVブラウン管やコンピュータディスプレイ等に用い
られるカラー陰極線管では、フェースプレートの前面パ
ネル(フェースパネル)の内面に、青色(B)、緑色
(G)、赤色(R)の各蛍光体層が、ドット状やストラ
イプ状などの所定のパターンに配列されて形成されてお
り、電子ビームの衝突により蛍光体が各色に発光して、
画像表示がなされている。 このような陰極線管では、外光の中で使用されるた
め、フェースパネルの外表面に、屈折率の異なる複数の
層を積層した(通常、フェースパネルに近い側の下層を
屈折率の高い高屈折率層とし、フェースパネルから遠い
側の上層をより屈折率の低い低屈折率層とする。)反射
防止性の表面処理膜(反射防止膜)が設けられている。
そして、反射防止膜の各層の界面での反射光が、互いに
干渉し合い打ち消されるように構成されている。 このような反射防止膜を有する陰極線管においては、
さらに以下に示す特性を改善するために、多くの提案が
なされている。 まず第1に、表示コントラストの改善が求められてい
る。コントラストを改善するには、フェースパネルの透
過率を下げて、フラットな透過特性にする方法がある
が、この方法では、外光の写り込みが減少するだけでな
く、蛍光体の発光輝度も減少することになるので、望ま
しい方法ではなかった。 また、フェースパネル自体に、フィルタとしてネオジ
ウムオキサイド(Nd2 3 )を含有させる方法が提案
されている(USP4728856 号、特開昭 57-134848号公
報、特開昭 57-134849号公報、特開昭 57-134850号公報
参照)。ネオジウムオキサイド(Nd2 3 )は、可視
光に対して選択吸収特性(最大吸収を示す波長が 560〜
615nm、2番目に大きな吸収を示す波長が 490〜545nm
である)を有するため、外光を選択的に吸収して、コン
トラストの向上を実現することができる。 しかしながら、ネオジウムオキサイドを含有するフェ
ースパネルでは、BCP(Brightness Contrast Perfor
mance)値が 1〜1.05を示し、十分なコントラストの改
善が見られなかった。 ここで、BCPは、表示コントラストを表わす指標の
一つであり、基準に対してコントラストがどの程度変化
しているかを表わす。基準からの輝度の変化率を△B、
外光反射率を△Rf としたとき、 BCP=△B√△Rf で表される。 第2に、フェースパネル表面に帯電防止が図られてい
る。フェースパネル表面に静電気が蓄積されると、ごみ
や埃の付着が生じるので、帯電防止のために、パネルの
外表面に導電性の膜を形成することが行なわれている。
例えばUSP4563612 号には、ケイ酸塩(シリケート)
と導電性金属とを含む膜を形成する方法が開示されてお
り、特開昭 61-118946号公報などには、シリコンアルコ
レートを使用し、スプレイ法により帯電防止膜を形成す
る方法が開示されている。 第3に、発生する電磁波(AEF;Alternating elec
tric field)の漏洩防止が図られている。近年、TVブ
ラウン管やコンピューターのCRTのような陰極線管で
は、内部の電子銃と偏向ヨーク付近から発生する電磁波
が、外部に漏洩し、周辺の電子機器や人体に悪影響を及
ぼすことが懸念されている。特にヨーロッパでは、AE
F防止のためのTCOガイドライン(スウェーデン安全
評議会のガイドライン)を規格化する動きが高まってい
る。 電磁波の漏洩を防止する方法としては、フェースパネ
ルの外表面に形成される反射防止膜の表面抵抗値を下げ
ることが考えられ、そのような低抵抗(導電性)の反射
防止膜として、各種の表面処理膜が開発されている。 従来から使用されている陰極線管の表面処理膜につい
て、表示コントラストと反射防止効果(低反射性)、お
よび表面抵抗値の低さ(低抵抗)等の特性を、表1に示
す。なお、反射防止効果の良否は、反射防止性を表わす
指標の一つである視感正反射率(Rlum %)および正反
射色(Color x/y)の値から判断した。視感正反射率
は、図5に示すように、入射角15゜で入射した光の正反
射光(すなわち、反射角15゜の光)の分光反射率に視感
度曲線をかけあわせたものをいい、この値が 1.5%以下
であれば、反射防止効果が優れていると判断する。 また、正反射色は、図5に示す正反射光の色であり、
見た目で違和感のない反射色である必要がある。色座標
の x/yで、 0.170≦x≦ 0.330、0.170≦y≦ 0.330で
あることが必要である。この範囲より x、 yのいずれか
の値がずれると、見た目の反射色に違和感が生じる。
【表1】 しかしながら、表1に示すように、コントラストの向
上と低反射性およびTCOガイドラインに対応した表面
抵抗値の低さという、3つの大きな特性を併せ持ち、さ
らに平滑で信頼性の高い表面処理膜は、未だ得られてい
ないのが現状であった。 すなわち、着色していないITO(酸化インジウム−
スズ)やATO(酸化アンチモン−スズ)のような非着
色の導電性材料を含む透明導電層を下層とし、その上に
SiO2 を主成分とする上層を積層した2層構造の低反
射性平滑膜において、前記した下層に、コントラストを
向上させるような可視波長域で選択吸収を持つ色素(着
色材)をさらに含有させた表面処理膜(表中、Fおよび
G)では、表面抵抗値が上昇し、TCOガイドラインを
満足させることができなかった。また、TCOガイドラ
インを満足させるために、下層中の導電性材料の含有量
を増大すると、膜が曇り、画像が白く浮き上がる現象が
発生し、コントラストの劣化が生じていた。 さらに、下層に銀のような着色した導電性材料を含む
反射防止膜は、必ずしも所望の可視波長域(550nm付
近)を選択的に吸収するものではないため、コントラス
トの向上が望めず、これにさらに、コントラストを向上
させるような選択吸収性を有する着色材を混合しようと
すると、膜そのものの透過率が低下してしまい、十分な
輝度を確保することができなかった。 本発明は、これらの問題を解決するためになされたも
ので、AEF防止に有効でTCOガイドラインに対応し
た低い表面抵抗値を有し、かつコントラストが向上し、
自然で好ましいボディカラー(散乱光の反射色、すなわ
ち非表示時の反射光の色合い)を有する反射防止膜を備
えた陰極線管を提供することを目的とする。 また、そのような低い表面抵抗値を有し、コントラス
ト等が向上した反射防止膜を有する陰極線管を製造する
方法を提供することを目的とする。 発明の開示 本発明の陰極線管は、透光性のパネルと、前記パネル
の外表面に配設された、2層以上の層が積層された構造
を有する反射防止膜と、前記パネルの内面に配設された
蛍光体層とを備えた陰極線管であり、前記反射防止膜
が、少なくとも1層の透明導電層を有し、かつこの透明
導電層が、着色したITO(酸化インジウム−スズ)と
着色したATO(酸化アンチモン−スズ)の少なくとも
一方と、このITOおよびATOの色と補色の関係にあ
る色を有する着色材とをそれぞれ含有し、かつ前記透明
導電層の上に、直接または中間層を介して、SiO2
主成分とする上層が配設されていることを特徴とする。 また、本発明の陰極線管の製造方法は、透光性のパネ
ルの外表面に、直接または下地層を介して、着色したI
TOと着色したATOの少なくとも一方と、このITO
およびATOの色と補色の関係にある色を有する着色材
とをそれぞれ含む分散液を塗布し、下層塗膜を形成する
工程と、前記下層塗膜の上に直接または他の層を介し
て、シリカのアルコキシドを主成分とする分散液を塗布
し、上層塗膜を形成する工程と、前記下層塗膜と前記上
層塗膜とをそれぞれ加熱硬化し、または焼成する工程と
を備えたことを特徴とする。 本発明の陰極線管では、フェースパネルの外表面に設
けられる反射防止膜において、下層の透明導電層が、着
色したITOおよび/または着色したATOと、これら
の色と補色の関係にある色を有する着色材(色素)と
を、それぞれ適当な比率で含有しているので、低反射性
で外光の写り込みが少なく、コントラストが向上してい
るうえに、TCOガイドラインを満足させる十分に低い
表面抵抗値を有する。 ここで、反射防止膜の表面抵抗値は、TCOガイドラ
インへの対応を考慮して、 1×106 Ω/sq以下とし、さ
らに 1×104 Ω/sq以下とすることが好ましい。なお、
この表面抵抗値は、シート抵抗(表面抵抗率)であり、
JIS K-6911に拠り測定される。 また、下層の透明導電層中に着色したITOおよび/
または着色したATOが含まれており、この着色ITO
および着色ATOは、コントラスト向上のために配合さ
れる着色材と補色関係にある色を有しているので、自然
で好ましい色調のボディカラーを実現することができ
る。したがって、ボディカラーを調整するために、透明
導電層にさらに別の着色材を配合する必要がない。さら
に、このような透明導電層の上に、SiO2 を主成分と
する平滑な上層が設けられているので、高い解像度を有
する。 以下、本発明についてさらに詳しく説明する。 本発明においては、図1に示すように、ガラスパネル
のような透光性のパネル1の外表面に、直接または他の
層(下地層)を介して、透明導電層2が設けられ、この
透明導電層2の上に、直接または他の層(中間層)を介
して、SiO2 を主成分とする上層3が設けられてい
る。そして、この上層3と前記透明導電層2等との積層
により、反射防止膜4が形成されている。下層である透
明導電層2とSiO2 を主成分とする上層3との厚さの
比は、特に限定されないが、40:60〜60:40の範囲とす
ることが望ましい。 反射防止膜4を構成する下層である透明導電層2に
は、着色したITOと着色したATOの少なくとも一方
と、これらの着色導電性材料と補色の関係にある色を持
つ着色材(色素)とがそれぞれ含有されている。着色I
TOと着色ATOとの両方を混合して用いる場合、その
混合比率は特に限定されず、自由に設定することができ
る。 ここで、着色したITOおよびATOは、微粒子状を
呈し、微粒子の色が青色を有する導電性物質である。こ
のような着色ITOまたは着色ATOを含む分散液の市
販品として、例えば ARS-21Aや ARS-11A(いずれも、旭
硝子株式会社の商品名)などがある。 このような着色ITOおよび着色ATOとしては、特
に粒径(一次粒子径)が10〜500nm の範囲のものを使用
することが望ましい。粒径が上記範囲のものを使用した
場合には、粒子の色に近い青色を呈する焼成塗膜を形成
することができ、後述する着色材との組合わせにより、
自然で実用的に好ましいボディカラーを実現することが
できる。 着色したITOおよびATOの含有量は、下層の固形
分全体に対して、99〜99重量%(wt%)の割合とするこ
とが好ましい。着色ITOおよびATOの含有割合が 9
0wt%未満では、反射防止膜の表面抵抗値が高くなりすぎ
て、TCOガイドラインを満足させることができず、反
対に99wt%を越えた場合には、BCP値が低くなり、コ
ントラストの向上が見られない。また、青味が強いボデ
ィカラーとなり、実用的に好ましくない。 着色材としては、 550〜600nm の可視波長域に最大吸
収を有する染料または顔料の使用が好ましい。このよう
な選択吸収性を有する染料としては、例えば、アシドロ
ーダミンB、ローダミンB、カヤナル、ミリング赤63
W(日本化薬株式会社の商品名)等が挙げられる。ま
た、こうした着色材の粒径は、前記着色ITOおよび着
色ATOの粒径より小さくすることが好ましく、このよ
うに構成することで膜の導電性を十分に保つことができ
る。さらに、このような着色材の含有量は、下層全体に
対して 1〜10重量%(wt%)の割合とすることが好まし
い。着色材の含有割合が 1wt%未満では、青味が強いボ
ディカラーとなり好ましくなく、反対に 10wt%を越えた
場合には、表面抵抗値が高くなりすぎて、TCOガイド
ラインを満足させることができない。 なお、このような反射防止膜の下層(透明導電層)に
は、このような着色材と前記した着色ITOおよび/ま
たは着色ATOの他に、SiO2 やZrO2 、TiO2
等をバインダとして含有させることも可能である。 本発明においては、このような透明導電層の上に、直
接または他の中間層を介して、SiO2 を主成分とする
低屈折率の上層が設けられる。この上層には、主成分で
あるSiO2 の他に、ITOおよび/またはATOを、
膜強度をあまり劣化させない範囲で含有させることがで
きる。ITOおよびATOとしては、着色ITOおよび
/または着色ATOの使用が好ましいが、着色しないI
TOおよび/またはATOを使用することも可能であ
る。 SiO2 を主成分とする上層に、ITOおよび/また
はATOを含有させた反射防止膜を有する陰極線管で
は、フェースパネルの表面からの導通がとりやすい。特
に、着色したITO等を含有させた反射防止膜を有する
ものでは、表示コントラストもさらに向上する。 なお、このような上層には、前記したITOおよび/
またはATOの他に、アルキルシランやフルオロアルキ
ルシランのようなアルキルシラン誘導体を、0.01〜 10w
t%、より好ましくは 1〜2wt% の割合で含有させること
ができる。また、このような上層の上にさらにシリカカ
ップリング剤やシリコーン等からなる保護層を設け、膜
強度を向上させることも可能である。 本発明において、前記した透明導電層とSiO2 を主
成分とする上層とが積層された反射防止膜を形成するに
は、以下に示すウェット法(湿式法)を採ることが望ま
しい。この方法では、まず、前記した着色ITOおよび
/または着色ATOと着色材とを、エタノールや2−プ
ロパノール等を主成分とする溶媒中で十分に撹拌し、分
散液を調製する。このとき、着色材がITOやATOの
導電性を阻害することがないように、着色材の粒径をI
TO等のそれより小さくしておくことが望ましい。 次いで、得られた分散液を、酸化セリウムを用いて研
磨・洗浄したフェースパネルの外表面に直接または他の
層(下地層)を介して、スピンコート、スプレイコー
ト、ロールコート、バーコート等の公知の方法により塗
布し、下層塗膜を形成する。 次に、この下層塗膜の上に、エタノールや 2−プロパ
ノール等を溶媒とし、主成分としてシリカのアルコキシ
ドを含む分散液を、スピンコート、スプレイコート、ロ
ールコート、バーコート等の公知の方法で塗布し、上層
塗膜を形成する。ここで、上層塗膜の形成にスピンコー
トを用いた場合には、平滑な膜が形成され、高い解像度
が得られる。 しかる後、上下2層の塗膜が積層された積層塗膜を加
熱することにより、下層塗膜と上層塗膜とを同時に乾燥
硬化しまたは焼成する。こうして、着色ITO等を含む
透明導電層とSiO2 を主成分とする上層とが積層され
た反射防止膜が形成される。 このように上下2層の塗膜が積層された積層塗膜を、
同時に乾燥硬化または焼成する方法においては、下層塗
膜の表面に上層用の塗布液が染み込み、下層塗膜と上層
塗膜との間に混合層が形成される。そして、これらの積
層塗膜を乾燥硬化しまたは焼成することにより、下層の
透明導電層とSiO2 を主成分とする上層との間に、中
間層が形成され、上層の耐剥離強度が向上する。 本発明の陰極線管は、フェースパネルの外表面に、着
色ITO等を含む透明導電層とSiO2 を主成分とする
上層と積層された反射防止膜を有するカラー陰極線管で
あり、例えば以下に示す構造を有する。 すなわち、この陰極線管は、図2に示すように、ガラ
スパネルのような透光性のパネル1とファンネル5およ
びネック6から成る外囲器を有している。そして、パネ
ル1の外表面に、前記した反射防止膜4が設けられてい
る。また、パネル1の内面には、後述する蛍光体スクリ
ーン7が設けられ、さらにその内側に、蛍光体スクリー
ン7に対向してシャドウマスク8が配置されている。一
方、外囲器のネック6内には電子ビーム9を放出する電
子銃10が配設されている。また、ファンネル5の内側
には、電子銃10から放出される電子ビーム9を外部磁
界から遮蔽するインナーシールド11が配置され、ファ
ンネル5の外側には、発生する磁界で電子ビーム9を偏
向させる偏向装置12が配置されている。 蛍光体スクリーン7は、図3に示すように、マトリク
ス状に形成された光吸収層13と、この光吸収層13の
所定形状(例えば円形ドット状)のホールに規則的に配
列・形成された青、緑、赤の各色の蛍光体層14B、1
4G、14Rとから構成されている。そして、色純度を
上げるために、蛍光体層14とパネル1との間に、蛍光
体層14の発光色に対応した青、緑、赤の各色の顔料層
15B、15G、15Rを有する光学フィルター層15
が介在されている。 このような光学フィルター層15付きのカラー陰極線
管において、フェースパネルの外表面に前記した反射防
止膜を設けた場合には、反射防止膜の下層(透明導電
層)に含まれる着色ITOおよび/または着色ATOに
より、青色および緑色に比べて輝度の大きい赤色(の輝
度)が抑制・緩和されるので、輝度のバランスのとれた
表示が実現される。 図面の簡単な説明 図1は、本発明の陰極線管における反射防止膜の構造
を示す断面図であり、 図2は、本発明の陰極線管の概略構成を示す断面図で
あり、 図3は、本発明の陰極線管における蛍光体スクリーン
の一構成例を示す断面図であり、 図4は、実施例1〜4でそれぞれ得られた表面処理膜
について、可視光の透過率特性を調べた結果を示すグラ
フであり、 図5は、視感正反射率(Rlum %)および正反射色(C
olor x/y)の測定方法を示す図である。 発明を実施するための最良の形態 次に、実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明す
る。なお、本発明は以下の実施例に限定されるものでは
ない。 実施例1〜5 まず、陰極線管のフェースパネル(17インチパネ
ル)の内面に、以下方法で光吸収層(ブラックマトリク
ス)と光学フィルター層とをそれぞれ形成し、その上に
蛍光体層を形成した。 すなわち、17インチのガラスパネルの面に、フォトレ
ジストを塗布し、これをシャドウマスクを介して露光
し、現像・乾燥して、後述する顔料層および蛍光体層の
形成予定部に、ストライプ状のレジストパターンを形成
した後、その上の全面に、黒鉛を主成分とする水分散液
を塗布し、ヒーターにより乾燥・結着させて黒色塗膜を
形成した。次いで、過酸化水素水によりレジスト層を溶
解・剥離することにより、レジスト層の上に形成された
黒色塗膜を剥離・除去し、ストライプ状の光吸収層を形
成した。 次に、このように光吸収層が形成されたガラスパネル
の内面に、アルミン酸コバルトからなる青顔料層、コバ
ルトグリーンからなる緑顔料層およびベンガラからなる
赤顔料層がストライプ状に配列された光学フィルター層
を、公知の方法により形成した。 次いで、こうして形成された光学フィルター層の上
に、各色の蛍光体層を、青顔料層の上に青蛍光体層、緑
顔料層の上に緑蛍光体層、赤顔料層の上に赤蛍光体層が
それぞれ配置されるようにして、それぞれ通常のスラリ
ー(懸濁液)法により順に形成した、なお、青色蛍光体
スラリーとしては、青色発色蛍光体である(ZnS:A
g,Al)を100gと、ポリビニルアルコール(PVA)
5g、重クロム酸アンモニウム(ADC) 0.30g、界面活
性剤 0.01g、純水140gを混合撹拌して調製したものを使
用した。また、緑色蛍光体スラリーとしては、緑色蛍光
体(ZnS:Cu,Al)100gと、PVA8g、ADC
0.40g、界面活性剤 0.01g、純水160gを混合撹拌して調
製したものを使用した。さらに赤色蛍光体スラリーとし
ては、赤色蛍光体(Y2 2 S:Eu)100gと、PVA
10g、ADC 0.50g、界面活性剤 0.01g、純水190gを混
合撹拌して調製したものを使用した。 次に、表面処理膜を形成するための下層用塗布液と上
層用塗布液を、それぞれ調製した。まず、下層用塗布液
として、着色したITOおよびATOの少なくとも一方
と、波長 575nmに最大吸収を有するローダミンBを含む
着色材とを、それぞれ表2に示す割合で含有し、その他
の成分としてメチルシリケートの部分加水分解化合物を
含むエタノール分散液を、調製した。また、上層用塗布
液として、シリカのアルコキシドを主成分とし、着色し
たITOまたはATOを 0.1wt% の割合で含有する、エ
タノールや2−プロパノール等の分散液を調製した。 次に、組立て終了後の陰極線管フェースパネル(17イ
ンチパネル)の外表面を、酸化セリウムによりバフ研磨
し、ごみ、埃、油分等を除去した後、前記した下層用塗
布液を、スピンコート法により塗布し、約 0.1〜0.2μm
の厚さの下層塗膜を形成した。次いで、この下層塗膜
の上に、上層用塗布液をスピンコート法により塗布し、
約 0.1〜0.2μm の厚さに成膜した後、上下層の塗膜を
210℃の温度で30分間焼成し、平滑な表面処理膜を形成
した。 また比較例として、着色したITOの代わりに、非着
色のITOと非着色のATOおよび銀化合物の微粒子
(Ag2 O、AgNO3 、AgClなど)を、それぞれ
水に溶解して下層用塗布液を調製し、この下層用塗布液
を用い、実施例と同様にして平滑な表面処理膜を形成し
た。 次いで、実施例1、2でそれぞれ得られた表面処理膜
について、各波長の光の透過率を測定し、可視光の透過
率特性を調べた。測定結果を図4のグラフに示す。ま
た、実施例1〜5および比較例1〜3でそれぞれ得られ
た表面処理膜について、BCP値、ボディカラー、反射
防止性、TCOガイドラインへの対応度、解像度(平滑
性)をそれぞれ調べた。これらの結果を表2下欄に示
す。
【表2】 表2から明らかなように、実施例1〜5で得られた表
面処理膜は、いずれもAEF防止に有効な低い表面抵抗
値を有し、TCOガイドラインを満足させるうえに、こ
のような表面処理を行なわない場合に比べて、表示コン
トラストが向上している。また、反射防止性が良好であ
り、しかも自然で好ましいボディカラーを有している。 これに対して、比較例1および2で得られた表面処理
膜では、導電性材料として、着色したITOまたはAT
Oに代わって、非着色のITOまたはATOが用いら
れ、これらが着色材とともに下層に含有されているの
で、赤味がかったボティカラーを有し、実用的に好まし
くない。さらに、比較例3で得られた表面処理膜では、
導電性材料として銀が下層に含有されているので、ボデ
ィカラーが赤味を帯び、実用的に好ましくないばかりで
なく、BCP値が低くコントラストが低下している。 産業上の利用可能性 以上の記載から明らかなように、本発明によれば、A
EF防止に有効な低い表面抵抗値を有し、外光反射が効
果的に抑制された反射防止膜が得られる。また、表示コ
ントラストが向上しているうえに、自然で好ましいボデ
ィカラーを有し、さらに外光反射が効果的に抑制された
反射防止膜を備えた陰極線管を実現することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−86967(JP,A) 特開 平9−76401(JP,A) 特開 平4−67545(JP,A) 特開 平3−254049(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 29/88

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透光性のパネルと、前記パネルの外表面に
    配設された、2層以上の層が積層された構造を有する反
    射防止膜と、前記パネルの内面に配設された蛍光体層と
    を備えた陰極線管であり、 前記反射防止膜が、少なくとも1層の透明導電層を有
    し、かつこの透明導電層が、着色したITOと着色した
    ATOの少なくとも一方と、このITOおよびATOの
    色と補色の関係にある色を有する着色材とをそれぞれ含
    有し、かつ前記透明導電層の上に、SiO2 を主成分と
    する上層が配設されていることを特徴とする陰極線管。
  2. 【請求項2】前記反射防止膜の表面抵抗値が、 1×106
    Ω/sq以下であることを特徴とする請求の範囲第1項記
    載の陰極線管。
  3. 【請求項3】前記反射防止膜の表面抵抗膜が、 1×104
    Ω/sq以下であることを特徴とする請求の範囲第2項記
    載の陰極線管。
  4. 【請求項4】前記着色したITOおよび着色したATO
    の粒径が、10〜500nm であることを特徴とする請求の範
    囲第1項乃至第3項のいずれか1項記載の陰極線管。
  5. 【請求項5】前記着色材が、 550〜600nm の波長域に最
    大吸収を有するものであることを特徴とする請求の範囲
    第1項乃至第4項のいずれか1項記載の陰極線管。
  6. 【請求項6】前記透明導電層には、その90乃至99wt%の
    割合で、前記着色したITOと着色したATOの少なく
    とも一方が含有されていることを特徴とする請求の範囲
    第1項乃至第5項のいずれか1項記載の陰極線管。
  7. 【請求項7】前記透明導電層には、その 1乃至10wt%の
    割合で、前記着色材が含有されていることを特徴とする
    請求の範囲第1項乃至第6項のいずれか1項記載の陰極
    線管。
  8. 【請求項8】前記透明導電層には、その 3乃至10wt%の
    割合で、前記着色材が含有されていることを特徴とする
    請求の範囲第7項記載の陰極線管。
  9. 【請求項9】前記透明導電層と前記上層との膜厚比が、
    40:60乃至60:40であることを特徴とする請求の範囲第
    1項乃至第8項のいずれか1項記載の陰極線管。
  10. 【請求項10】前記透明導電層には、SiO2 、ZrO
    2 、TiO2 の中から選ばれた少なくとも1つの化合物
    が、さらに含有されていることを特徴とする請求の範囲
    第1項乃至第9項のいずれか1項記載の陰極線管。
  11. 【請求項11】前記上層には、ITOとATOの少なく
    とも一方がさらに含有されていることを特徴とする請求
    の範囲第1項乃至第10項のいずれか1項記載の陰極線
    管。
  12. 【請求項12】前記上層が、着色したITOと着色した
    ATOの少なくとも一方を含むことを特徴とする請求の
    範囲第11記載の陰極線管。
  13. 【請求項13】前記パネルの内面と前記蛍光体層との間
    に、該蛍光体の発光色に対応した所望の波長の光のみを
    透過する光学フィルター層を有することを特徴とする請
    求の範囲第1項乃至第12項のいずれか1項記載の陰極
    線管。
  14. 【請求項14】透光性のパネルの外表面に、直接または
    下地層を介して、着色したITOと着色したATOの少
    なくとも一方と、このITOおよびATOの色と補色の
    関係にある色を有する着色材とをそれぞれ含む分散液を
    塗布し、下層塗膜を形成する工程と、 前記下層塗膜の上に直接または他の層を介して、シリカ
    のアルコキシドを主成分とする分散液を塗布し、上層塗
    膜を形成する工程と、 前記下層塗膜と前記上層塗膜とをそれぞれ加熱硬化し、
    または焼成する工程とを備えたことを特徴とする陰極線
    管の製造方法。
  15. 【請求項15】前記着色したITOおよび着色したAT
    Oの粒径が、10〜500nm であることを特徴とする請求の
    範囲第14項記載の陰極線管の製造方法。
  16. 【請求項16】前記着色材が、550〜600nm の波長域に
    最大吸収を有するものであることを特徴とする請求の範
    囲第14項または第15項記載の陰極線管の製造方法。
  17. 【請求項17】前記下層塗膜と前記上層塗膜との膜厚比
    が、40:60乃至60:40であることを特徴とする請求の範
    囲第14項乃至第16項のいずれか1項記載の陰極線管
    の製造方法。
  18. 【請求項18】前記下層塗膜には、加熱硬化または焼成
    により、SiO2 、ZrO2 、TiO2 の中から選ばれ
    た少なくとも1つの化合物を生じる成分が、さらに含有
    されていることを特徴とする請求の範囲第14項乃至第
    17項のいずれか1項記載の陰極線管の製造方法。
  19. 【請求項19】前記上層塗膜には、ITOとATOの少
    なくとも一方がさらに含有されていることを特徴とする
    請求の範囲第1項乃至第18項のいずれか1項記載の陰
    極線管の製造方法。
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