JP3376577B2 - 積層成形体の成形方法 - Google Patents
積層成形体の成形方法Info
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Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車のドアト
リムのような木質繊維等入り熱可塑性の樹脂芯材にクロ
ス等の表皮材を積層してなる積層成形体の成形装置に関
するものである。
リムのような木質繊維等入り熱可塑性の樹脂芯材にクロ
ス等の表皮材を積層してなる積層成形体の成形装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】この種従来の積層成形体の成形方法は、
図8乃至図12に示すような工程からなっていた。
図8乃至図12に示すような工程からなっていた。
【0003】すなわち、予め所定の形状に成形された樹
脂芯材1の一方の面に、ノズル2より接着剤3を噴霧塗
布しておき、次に図9に示す乾燥機4内に樹脂芯材1を
くぐらせて、接着剤3を乾燥させる。
脂芯材1の一方の面に、ノズル2より接着剤3を噴霧塗
布しておき、次に図9に示す乾燥機4内に樹脂芯材1を
くぐらせて、接着剤3を乾燥させる。
【0004】次に、図10に示す成形装置5を用いて、
樹脂芯材1に表皮材6を貼着積層する。すなわち、ま
ず、成形金型7上に、樹脂芯材1を、接着剤3を塗布し
た面を上向きにしてセットする。次に、図示しないヒー
タ装置により加熱した表皮材6をその外周部が、チャッ
ク8により挟着された状態で樹脂芯材1の上に位置させ
る。この場合、表皮材6は、樹脂芯材1に対して、所定
幅はみ出るような大きさを有して裁断されている。
樹脂芯材1に表皮材6を貼着積層する。すなわち、ま
ず、成形金型7上に、樹脂芯材1を、接着剤3を塗布し
た面を上向きにしてセットする。次に、図示しないヒー
タ装置により加熱した表皮材6をその外周部が、チャッ
ク8により挟着された状態で樹脂芯材1の上に位置させ
る。この場合、表皮材6は、樹脂芯材1に対して、所定
幅はみ出るような大きさを有して裁断されている。
【0005】次に、成形金型7に装着された真空ポンプ
(図示せず)により吸入通路9を介して、表皮材6を吸
い込む。吸入通路9による表皮材6の吸込みは、樹脂芯
材1を通して行われ、この樹脂芯材1が、木質繊維等が
混入した樹脂成形品であることから、表皮材6の吸込み
が可能となる。
(図示せず)により吸入通路9を介して、表皮材6を吸
い込む。吸入通路9による表皮材6の吸込みは、樹脂芯
材1を通して行われ、この樹脂芯材1が、木質繊維等が
混入した樹脂成形品であることから、表皮材6の吸込み
が可能となる。
【0006】そして、この表皮材6の吸込みによって、
表皮材6は樹脂芯材1の形に倣って成形され、加熱処理
された表皮材6が接着剤3を加熱することによって樹脂
芯材1に貼着される。
表皮材6は樹脂芯材1の形に倣って成形され、加熱処理
された表皮材6が接着剤3を加熱することによって樹脂
芯材1に貼着される。
【0007】次に、表皮材6の樹脂芯材1よりはみ出し
た部分の一部を接着代6aとして残して、外周部6bを
カッター10により切断する。
た部分の一部を接着代6aとして残して、外周部6bを
カッター10により切断する。
【0008】その後、図11に示すように、表皮材6の
接着代6aの裏側に、再び接着剤3をノズル2により噴
霧塗布して、次に、図12に示すように、乾燥機4によ
り一旦接着剤3を乾燥させる。
接着代6aの裏側に、再び接着剤3をノズル2により噴
霧塗布して、次に、図12に示すように、乾燥機4によ
り一旦接着剤3を乾燥させる。
【0009】そして、接着剤3の乾燥後、再び接着剤3
をある程度加熱し、図示しない巻き込み装置により、樹
脂芯材1の接着代6aを樹脂芯材1の外周部から他方の
面に巻き込んで、図13に示すような樹脂芯材1に表皮
材6が貼着された積層成形体11が完成する。
をある程度加熱し、図示しない巻き込み装置により、樹
脂芯材1の接着代6aを樹脂芯材1の外周部から他方の
面に巻き込んで、図13に示すような樹脂芯材1に表皮
材6が貼着された積層成形体11が完成する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな積層成形体の成形方法によれば、接着剤塗布工程
が、樹脂芯材1の塗布工程と表皮材6の接着代6aの塗
布工程の2工程を要し、これら塗布工程の後には、それ
ぞれ乾燥工程および加熱工程を続かせなければならな
い。
うな積層成形体の成形方法によれば、接着剤塗布工程
が、樹脂芯材1の塗布工程と表皮材6の接着代6aの塗
布工程の2工程を要し、これら塗布工程の後には、それ
ぞれ乾燥工程および加熱工程を続かせなければならな
い。
【0011】また、樹脂芯材1或いは表皮材6の接着代
6aの接着剤3の塗布後、次の成形工程や巻き込み工程
にいく前に、通常接着剤3の養生工程を経ているが、こ
の養生工程を入れるためには、接着剤塗布後の積層成形
体11をある程度の数ストックしておく必要があった。
6aの接着剤3の塗布後、次の成形工程や巻き込み工程
にいく前に、通常接着剤3の養生工程を経ているが、こ
の養生工程を入れるためには、接着剤塗布後の積層成形
体11をある程度の数ストックしておく必要があった。
【0012】さらに、樹脂芯材1への接着剤塗布は、木
質繊維等が混入された樹脂芯材1の面に行うことになる
ため、塗布量や塗布パターンのバラツキが起こってしま
い、このバラツキにより、表皮材6と樹脂芯材1との剥
がれ等の不具合も起こりやすかった。
質繊維等が混入された樹脂芯材1の面に行うことになる
ため、塗布量や塗布パターンのバラツキが起こってしま
い、このバラツキにより、表皮材6と樹脂芯材1との剥
がれ等の不具合も起こりやすかった。
【0013】そこで、本発明はこのような従来の技術に
着目してなされたものであり、接着剤工程数を少なくし
て、しかも剥がれ等の不具合を解消した積層成形体の成
形方法を提供することを目的としている。
着目してなされたものであり、接着剤工程数を少なくし
て、しかも剥がれ等の不具合を解消した積層成形体の成
形方法を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的に鑑
み、成形金型の成形面上にて、予め成形された樹脂芯材
を載置して、該樹脂芯材上にセットした表皮材を真空成
形することにより接着剤を介して樹脂芯材に表皮材を貼
着成形する積層成形体の成形方法において、予め前記樹
脂芯材より周囲寸法の大なる前記表皮材の裏側全面に塗
布した接着剤を一旦乾燥させた後加熱するか、または接
着剤が塗布された接着フィルムを貼付して加熱してお
き、次に、該表皮材の接着剤を塗布した裏面側を、該表
皮材の外周部が所定寸法はみ出すように、前記成形金型
に載置した前記樹脂芯材の一方の面上にセットし、前記
表皮材を樹脂芯材の形状に倣うように前記成形金型によ
って真空成形して表皮材を樹脂芯材に貼着すると共に前
記表皮材の外周部のはみ出し部分を一部接着代を残した
状態でカットし、次に、前記樹脂芯材に対して表皮材の
外周部に形成された前記一部接着代を樹脂芯材の他方の
面に巻き込み貼着するようにしたことを特徴とするもの
である。
み、成形金型の成形面上にて、予め成形された樹脂芯材
を載置して、該樹脂芯材上にセットした表皮材を真空成
形することにより接着剤を介して樹脂芯材に表皮材を貼
着成形する積層成形体の成形方法において、予め前記樹
脂芯材より周囲寸法の大なる前記表皮材の裏側全面に塗
布した接着剤を一旦乾燥させた後加熱するか、または接
着剤が塗布された接着フィルムを貼付して加熱してお
き、次に、該表皮材の接着剤を塗布した裏面側を、該表
皮材の外周部が所定寸法はみ出すように、前記成形金型
に載置した前記樹脂芯材の一方の面上にセットし、前記
表皮材を樹脂芯材の形状に倣うように前記成形金型によ
って真空成形して表皮材を樹脂芯材に貼着すると共に前
記表皮材の外周部のはみ出し部分を一部接着代を残した
状態でカットし、次に、前記樹脂芯材に対して表皮材の
外周部に形成された前記一部接着代を樹脂芯材の他方の
面に巻き込み貼着するようにしたことを特徴とするもの
である。
【0015】このように構成する積層体の成形方法によ
れば、接着剤の塗布は、表皮材の裏面側全面に行うため
に、接着剤塗布工程を一工程にすることができ、これに
ともない、乾燥工程および加熱工程も一工程にすること
ができる。
れば、接着剤の塗布は、表皮材の裏面側全面に行うため
に、接着剤塗布工程を一工程にすることができ、これに
ともない、乾燥工程および加熱工程も一工程にすること
ができる。
【0016】また、接着剤は、表皮材に行うため、従来
のように樹脂芯材に行う場合に比して、塗布量や塗布パ
ターンのバラツキを押さえることができ、剥がれ不具合
の発生も少なくすることができて、品質の向上を図れる
ことになる。
のように樹脂芯材に行う場合に比して、塗布量や塗布パ
ターンのバラツキを押さえることができ、剥がれ不具合
の発生も少なくすることができて、品質の向上を図れる
ことになる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
積層成形体の成形方法を図面を参照して詳述する。
積層成形体の成形方法を図面を参照して詳述する。
【0018】図1乃至図7は、上記実施の形態による積
層成形体の成形方法を実施するための成形装置を示して
おり、図1乃至図6は、前記成形装置の縦断面図で、そ
れぞれ各成形工程を順次示しており、図7は一部を切り
欠いて示す平面図である。
層成形体の成形方法を実施するための成形装置を示して
おり、図1乃至図6は、前記成形装置の縦断面図で、そ
れぞれ各成形工程を順次示しており、図7は一部を切り
欠いて示す平面図である。
【0019】そして、上記成形装置は、大略、図示しな
い装置テーブルに対してシリンダ装置29によって上下
移動可能な成形金型21、表皮材36のクランプ機構兼
巻き込み装置22、加熱装置23および表皮材カット装
置24を有して構成している。
い装置テーブルに対してシリンダ装置29によって上下
移動可能な成形金型21、表皮材36のクランプ機構兼
巻き込み装置22、加熱装置23および表皮材カット装
置24を有して構成している。
【0020】成形金型21は、中央部に膨出部21aと
なっており、この膨出部21aには、予め成形された樹
脂芯材31の形状に適合する成形面21bが形成されて
おり、この成形面21bには、真空ポンプ25の吸込み
通路26が開口している。また、前記膨出部21aの側
壁部と周部棚状部21cには、フッ素樹脂等をコーティ
ングして形成した樹脂コーティング層27が形成されて
おり、この樹脂コーティング層27が取り囲むように、
シリコンゴム等からなるカッター受け部28が形成され
ている。
なっており、この膨出部21aには、予め成形された樹
脂芯材31の形状に適合する成形面21bが形成されて
おり、この成形面21bには、真空ポンプ25の吸込み
通路26が開口している。また、前記膨出部21aの側
壁部と周部棚状部21cには、フッ素樹脂等をコーティ
ングして形成した樹脂コーティング層27が形成されて
おり、この樹脂コーティング層27が取り囲むように、
シリコンゴム等からなるカッター受け部28が形成され
ている。
【0021】クランプ機構兼巻き込み装置22は、成形
金型21の回りを取り囲むように複数個から構成されて
おり(図7参照)、前記装置テーブルに設置された支軸
32と、この支軸32に装着された表皮材36のクラン
プ部33と、やはり支軸32に対して水平方向に移動可
能に取り付けられた巻き込み部34とを有して構成され
ている。そして、巻き込み部34の先端には、シリコン
ゴム等の弾性変形する巻き込み具35が設置されてい
る。
金型21の回りを取り囲むように複数個から構成されて
おり(図7参照)、前記装置テーブルに設置された支軸
32と、この支軸32に装着された表皮材36のクラン
プ部33と、やはり支軸32に対して水平方向に移動可
能に取り付けられた巻き込み部34とを有して構成され
ている。そして、巻き込み部34の先端には、シリコン
ゴム等の弾性変形する巻き込み具35が設置されてい
る。
【0022】表皮材カット装置24は、シリンダ装置3
2によって上下動可能に構成されており、先端が鋭利な
カッター42を装着している。
2によって上下動可能に構成されており、先端が鋭利な
カッター42を装着している。
【0023】また、加熱装置24は、表皮材36を上下
から加熱するように一対のヒーター部43を有して構成
している。
から加熱するように一対のヒーター部43を有して構成
している。
【0024】以上のように構成する成形装置において、
積層成形体を成形するには、まず、表皮材36の一方の
面である裏面全面に接着剤をプレコーティングした後乾
燥してある。このプレコーティングされる接着剤は、例
えば、ポリオレフィン系二液剤を使用しており、熱活性
可能なレベルの架橋密度になるように、硬化剤の量を適
宜調整してある。また、この接着剤を塗布する代わり
に、フィルム状に形成された接着材シートを貼着しても
良く、この場合、乾燥工程が不要となる。
積層成形体を成形するには、まず、表皮材36の一方の
面である裏面全面に接着剤をプレコーティングした後乾
燥してある。このプレコーティングされる接着剤は、例
えば、ポリオレフィン系二液剤を使用しており、熱活性
可能なレベルの架橋密度になるように、硬化剤の量を適
宜調整してある。また、この接着剤を塗布する代わり
に、フィルム状に形成された接着材シートを貼着しても
良く、この場合、乾燥工程が不要となる。
【0025】そして、実際に積層成形体を成形するに
は、図1に示すように、成形金型21の成形面21b
に、予め所定の形に成形しておいた樹脂芯材31をセッ
トしておく。表皮材36を、図7に示すように、表皮材
置き場46からスライドテーブル47上に運び出してお
き、次に、スライド47をスライドさせて、表皮材36
の接着剤塗布側を下にして、表皮材36の外周部をクラ
ンプ部33により挟着して、接着剤を加熱装置23のヒ
ータ部43により加熱しておく。この時、表皮材36の
外周部は樹脂芯材31に対して所定寸法はみ出してい
る。
は、図1に示すように、成形金型21の成形面21b
に、予め所定の形に成形しておいた樹脂芯材31をセッ
トしておく。表皮材36を、図7に示すように、表皮材
置き場46からスライドテーブル47上に運び出してお
き、次に、スライド47をスライドさせて、表皮材36
の接着剤塗布側を下にして、表皮材36の外周部をクラ
ンプ部33により挟着して、接着剤を加熱装置23のヒ
ータ部43により加熱しておく。この時、表皮材36の
外周部は樹脂芯材31に対して所定寸法はみ出してい
る。
【0026】次に、図2に示すように、真空ポンプ25
を動作させて、吸込み通路26から表皮材36を吸い込
んで、樹脂芯材31の外形に倣うように成形して、接着
剤により表皮材36を樹脂芯材31に真空成形して貼着
する。
を動作させて、吸込み通路26から表皮材36を吸い込
んで、樹脂芯材31の外形に倣うように成形して、接着
剤により表皮材36を樹脂芯材31に真空成形して貼着
する。
【0027】次に、図3に示すように、表皮材カット装
置24を下降させて、カッター部42の先端で、表皮材
36の樹脂芯材31からはみ出した部分37を一部接着
代部38として残してカットすべく、カッター部42が
カッター受け部28に圧接させる。この時、接着代38
は、樹脂コーティング層27によって、成形金型21側
には接着しない。
置24を下降させて、カッター部42の先端で、表皮材
36の樹脂芯材31からはみ出した部分37を一部接着
代部38として残してカットすべく、カッター部42が
カッター受け部28に圧接させる。この時、接着代38
は、樹脂コーティング層27によって、成形金型21側
には接着しない。
【0028】次に、図4に示すように、表皮材カット装
置24は初期の位置まで上昇させ、クランプ機構兼巻き
込み装置22の巻き込み部34を成形金型21の中心方
向に水平に移動させて、巻き込み具35によって表皮材
36の接着代部38を樹脂芯材31の端末を巻き込むよ
うに折曲する。
置24は初期の位置まで上昇させ、クランプ機構兼巻き
込み装置22の巻き込み部34を成形金型21の中心方
向に水平に移動させて、巻き込み具35によって表皮材
36の接着代部38を樹脂芯材31の端末を巻き込むよ
うに折曲する。
【0029】次に、図5に示すように、成形金型21を
所定位置まで下降させて、表皮材36の接着代部38
に、巻き込み具35に圧接させる。この結果、巻き込み
具35は、樹脂芯材31の端末形状に適合するように弾
性変形して、接着代部38を当該樹脂芯材31の端末か
ら裏面側に巻き込み接着する。
所定位置まで下降させて、表皮材36の接着代部38
に、巻き込み具35に圧接させる。この結果、巻き込み
具35は、樹脂芯材31の端末形状に適合するように弾
性変形して、接着代部38を当該樹脂芯材31の端末か
ら裏面側に巻き込み接着する。
【0030】次に、図6に示すように、成形金型21を
再び上昇させて、巻き込み具25の接着代部38への圧
接を解き、樹脂芯材31に表皮材36が積層されて完成
された積層成形体30を取出し台49上に移動させ、作
業者48が取り出し可能とする。
再び上昇させて、巻き込み具25の接着代部38への圧
接を解き、樹脂芯材31に表皮材36が積層されて完成
された積層成形体30を取出し台49上に移動させ、作
業者48が取り出し可能とする。
【0031】上記の成形方法によれば、接着剤の塗布
は、表皮材36の裏面側全面にプレコーティングしてお
くために、従来の接着剤塗布工程が樹脂芯材および表皮
材の巻き込み部の2か所を二工程で行っていたのを一工
程にすることができ、これにともない、加熱工程も一工
程にすることができる。
は、表皮材36の裏面側全面にプレコーティングしてお
くために、従来の接着剤塗布工程が樹脂芯材および表皮
材の巻き込み部の2か所を二工程で行っていたのを一工
程にすることができ、これにともない、加熱工程も一工
程にすることができる。
【0032】また、接着剤は、表皮材に塗布するため、
従来のように樹脂芯材に行う場合に比して、塗布量や塗
布パターンのバラツキを押さえることができ、剥がれ不
具合の発生も少なくすることができて、品質の向上を図
れることになる。このようなことは、接着剤としてフィ
ルム状に形成された接着材シートを塗布する方法にすれ
ば、ますます顕著に発揮できる。
従来のように樹脂芯材に行う場合に比して、塗布量や塗
布パターンのバラツキを押さえることができ、剥がれ不
具合の発生も少なくすることができて、品質の向上を図
れることになる。このようなことは、接着剤としてフィ
ルム状に形成された接着材シートを塗布する方法にすれ
ば、ますます顕著に発揮できる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、樹脂芯材に表皮材を接
着剤を介して貼着成形する場合に、表皮材の一面全面に
予め接着剤を塗布しておくことから、従来の接着剤塗布
工程が樹脂芯材および表皮材の巻き込み部の2か所を二
工程で行っていたのを一工程にすることができ、これに
ともない、加熱工程も一工程にすることができる。
着剤を介して貼着成形する場合に、表皮材の一面全面に
予め接着剤を塗布しておくことから、従来の接着剤塗布
工程が樹脂芯材および表皮材の巻き込み部の2か所を二
工程で行っていたのを一工程にすることができ、これに
ともない、加熱工程も一工程にすることができる。
【0034】また、接着剤は、表皮材に塗布するため、
従来のように樹脂芯材に行う場合に比して、塗布量や塗
布パターンのバラツキを押さえることができ、剥がれ不
具合の発生も少なくすることができて、品質の向上を図
れることになる。このようなことは、接着剤としてフィ
ルム状に形成された接着材シートを塗布する方法にすれ
ば、ますます顕著に発揮できる。
従来のように樹脂芯材に行う場合に比して、塗布量や塗
布パターンのバラツキを押さえることができ、剥がれ不
具合の発生も少なくすることができて、品質の向上を図
れることになる。このようなことは、接着剤としてフィ
ルム状に形成された接着材シートを塗布する方法にすれ
ば、ますます顕著に発揮できる。
【図1】本発明の積層成形体の成形方法を実施するため
の成形装置の縦断面図で、樹脂芯材および表皮材のセッ
ト状態を示している。
の成形装置の縦断面図で、樹脂芯材および表皮材のセッ
ト状態を示している。
【図2】同じく、表皮材の貼着成形工程を示している。
【図3】同じく、表皮材の外周部のカット工程を示して
いる。
いる。
【図4】同じく、表皮材の樹脂芯材端末への折曲工程を
示している。
示している。
【図5】同じく、表皮材の樹脂芯材端末から裏面側への
巻き込み工程を示している。
巻き込み工程を示している。
【図6】同じく、積層成形体の取り出し工程を示してい
る。
る。
【図7】本発明の積層成形体の成形方法を実施するため
の成形装置の一部を切り欠いて示す平面図である。
の成形装置の一部を切り欠いて示す平面図である。
【図8】従来の積層成形体の成形方法による樹脂芯材へ
の接着剤塗布工程を示す概略斜視図である。
の接着剤塗布工程を示す概略斜視図である。
【図9】同じく、樹脂芯材の加熱工程を示す概略斜視図
である。
である。
【図10】従来の積層成形体の成形方法に用いる成形装
置の縦断面図である。
置の縦断面図である。
【図11】従来の積層成形体の成形方法による表皮材へ
の接着剤塗布工程を示す概略斜視図である。
の接着剤塗布工程を示す概略斜視図である。
【図12】同じく、表皮材に塗布した接着剤の加熱工程
を示す概略斜視図である。
を示す概略斜視図である。
【図13】従来積層成形体の成形方法により成形された
積層成形体の裏面側から見た斜視図である。
積層成形体の裏面側から見た斜視図である。
21 成形金型
22 クランプ機構兼巻き込み装置
23 加熱装置
24 表皮材カット装置
25 真空ポンプ
26 吸込み通路
30 積層成形体
31 樹脂芯材
37 はみ出し部分
38 接着代
Claims (2)
- 【請求項1】 成形金型の成形面上にて、予め成形され
た樹脂芯材を載置して、該樹脂芯材上にセットした表皮
材を真空成形することにより接着剤を介して樹脂芯材に
表皮材を貼着成形する積層成形体の成形方法において、
予め前記樹脂芯材より周囲寸法の大なる前記表皮材の裏
側全面に塗布した接着剤を一旦乾燥させた後加熱してお
き、次に、該表皮材の接着剤を塗布した裏面側を、該表
皮材の外周部が所定寸法はみ出すように、前記成形金型
に載置した前記樹脂芯材の一方の面上にセットし、前記
表皮材を樹脂芯材の形状に倣うように前記成形金型によ
って真空成形して表皮材を樹脂芯材に貼着すると共に前
記表皮材の外周部のはみ出し部分を一部接着代を残した
状態でカットし、次に、前記樹脂芯材に対して表皮材の
外周部に形成された前記一部接着代を樹脂芯材の他方の
面に巻き込み貼着するようにしたことを特徴とする積層
成形体の成形方法。 - 【請求項2】 成形金型の成形面上にて、予め成形され
た樹脂芯材を載置して、該樹脂芯材上にセットした表皮
材を真空成形することにより接着剤を介して樹脂芯材に
表皮材を貼着成形する積層成形体の成形方法において、
予め前記樹脂芯材より周囲寸法の大なる前記表皮材の裏
側全面に接着剤が塗布された接着フィルムを貼付して加
熱しておき、次に、該表皮材の接着フィルムを貼付した
裏面側を、該表皮材の外周部が所定寸法はみ出すよう
に、前記成形金型に載置した前記樹脂芯材の一方の面上
にセットし、前記表皮材を樹脂芯材の形状に倣うように
前記成形金型によって真空成形して表皮材を樹脂芯材に
貼着すると共に前記表皮材の外周部のはみ出し部分を一
部接着代を残した状態でカットし、次に、前記樹脂芯材
に対して表皮材の外周部に形成された前記一部接着代を
樹脂芯材の他方の面に巻き込み貼着するようにしたこと
を特徴とする積層成形体の成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34070797A JP3376577B2 (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | 積層成形体の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34070797A JP3376577B2 (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | 積層成形体の成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11156930A JPH11156930A (ja) | 1999-06-15 |
JP3376577B2 true JP3376577B2 (ja) | 2003-02-10 |
Family
ID=18339553
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34070797A Expired - Fee Related JP3376577B2 (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | 積層成形体の成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3376577B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5268685B2 (ja) * | 2009-02-03 | 2013-08-21 | 河西工業株式会社 | 積層成形品の製造方法並びにその方法に使用する成形金型 |
-
1997
- 1997-11-26 JP JP34070797A patent/JP3376577B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11156930A (ja) | 1999-06-15 |
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Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |