JP3375731B2 - 液晶表示装置およびその製法 - Google Patents
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Description
の製法に関する。さらに詳しくは、点欠陥などの不良が
低減され、歩留が向上された液晶表示装置およびその製
法に関する。
ランジスタ(以下、TFTともいう)アレイには、たと
えば図7および図8に示されるようなものがある。図7
は、従来の液晶表示装置に用いられるTFTアレイの部
分平面図であり、図8は、図7のC−C線における断面
図である。これら図7および図8に基づいて従来のTF
Tアレイの製造プロセスおよび構造を以下に説明する。
明絶縁基板(ガラス基板)1にCr、Ta、Tiなどの
金属薄膜をスパッタリング法などの方法で成膜し、これ
をフォトリソグラフィ法などの方法でパターン形成し、
ゲート電極2およびゲート配線2aを形成する。
ITOという)などの透明導電膜をスパッタリング法な
どの方法で成膜し、これをフォトリソグラフィ法などの
方法でパターン形成し、画素電極3を形成する。
SiO2などの絶縁膜、半導体層5となるi型アモルフ
ァスSi(以下、i−a−Siという)やpoly−S
iなど、およびオーミックコンタクト層6となるn型ア
モルファスSiなど(以下、n−a−Siという)をプ
ラズマCVD(化学蒸着)法などで成膜する。
法でn−a−Siやi−a−Siなどをアイランド状ま
たはライン状にパターン形成する。
ル9をフォトリソグラフィ法などの方法でパターン形成
する。
7aおよびドレイン電極8とコンタクトするオーミック
コンタクト層6上を、バッファードフッ酸(以下、BH
Fという)液などを用い、主にオーミックコンタクト層
6の酸化膜を除去し、該オーミックコンタクト層6とソ
ース電極7およびドレイン電極8とのコンタクトを向上
させる目的で前処理する。
パッタリング法などの方法で成膜し、これをフォトリソ
グラフィ法などの方法でパターン形成し、ソース電極
7、ソース配線7aおよびドレイン電極8を形成する。
およびドレイン電極8間にあるn−a−Si層などをエ
ッチング除去する。
保護膜を形成する。
した図7および図8に示されるTFTアレイでは、6番
目のBHF液による前処理工程において、BHF液が画
素電極3の透明導電膜に浸透して画素電極3の下層のガ
ラス基板1を腐食する。その結果、図9に示されるよう
に、画素電極3と接触していたガラス基板1が腐食され
てなくなったり、ガラス基板1が腐食されるときに発生
するガスによって体積が膨張し、ガラス基板1と画素電
極3との間に浮き11が生じる。そして、かかる浮き1
1が生じた部分の密着力が低下し、後工程において透明
導電膜からなる画素電極3とともに、その上に設けられ
たゲート絶縁膜4が剥離してTFTアレイの歩留が低下
するといった問題がある。
TFTアレイを用いた表示装置としては、たとえば特開
平3−28825号公報に開示された表示装置などがあ
るが、かかる表示装置においても、画素電極とドレイン
電極とのコンタクトは、前記と同様にしてなされてお
り、ソース電極およびドレイン電極の形成前の、活性層
とソース電極およびドレイン電極とのコンタクトを改善
するためのBHF液などによる前処理工程において、B
HF液などが画素電極のITO膜に浸透して画素電極の
下層のSiO2膜を腐食する。その結果、画素電極と透
明基板との間に浮きが生じ、前記と同様に画素電極が剥
離してTFTアレイの歩留が低下するといった問題があ
る。
れたものであり、ソース電極およびドレイン電極の形成
前にBHF液などでオーミックコンタクト層の表面が前
処理されても、コンタクトホール部において画素電極お
よびゲート絶縁膜が剥離しない構造を有する液晶表示装
置およびその製法を提供することを目的とする。
表示装置は、透明絶縁基板上に、少なくとも金属薄膜か
らなるゲート電極、ゲート絶縁膜、半導体層、オーミッ
クコンタクト層およびソース電極とドレイン電極を有す
る薄膜トランジスタと、該薄膜トランジスタのドレイン
電極とコンタクトホールを介して電気的に接続された透
明導電膜からなる画素電極とが少なくとも設けられた薄
膜トランジスタアレイ基板と、少なくとも透明電極が設
けられた対向電極基板との間に液晶材料が挟持されてな
る液晶表示装置であって、前記画素電極と前記ドレイン
電極との接続部の該画素電極と前記透明絶縁基板との間
に前記ゲート電極が材料と同じ材料で形成されたアイラ
ンドが設けられ、該コンタクトホール部分を除く透明絶
縁基板の全面に前記画素電極を覆ってゲート絶縁膜が設
けられている。
とドレイン電極との電気的接続のために該画素電極上の
絶縁膜に設けられるコンタクトホールの大きさよりも
0.5〜5μmオーバーサイズであることが、コンタク
トホールを介して画素電極を浸透してきた処理液を完全
にブロックし、透明絶縁基板を腐食することがないの
で、画素電極の浮きを完全に防止することができるため
好ましい。
基板上に少なくとも薄膜トランジスタおよび該薄膜トラ
ンジスタのドレイン電極と接続された画素電極が設けら
れた薄膜トランジスタアレイ基板と、少なくとも透明電
極が設けられた対向電極基板との間に液晶材料が挟持さ
れてなる液晶表示装置の製法であって、(a)前記透明
絶縁基板上に、金属薄膜を成膜したのちにパターニング
することにより、薄膜トランジスタの形成部にゲート電
極を、ドレイン電極と画素電極との接続部にアイランド
をそれぞれ形成し、(b)前記透明絶縁基板上に前記ア
イランドを覆うように画素電極を形成し、(c)前記ゲ
ート電極および画素電極上に絶縁膜を形成し、(d)該
絶縁膜上の前記薄膜トランジスタの形成部に半導体層お
よびオーミックコンタクト層を設け、(e)前記絶縁膜
のドレイン電極と画素電極との接続部にコンタクトホー
ルを形成し、(f)前記オーミックコンタクト層の表面
を洗浄するために、前記透明絶縁基板の表面全面を強酸
により処理し、(g)金属薄膜を成膜し、ついでパター
ニングすることにより前記コンタクトホールを介して画
素電極と接続されたドレイン電極、およびソース電極を
形成することにより前記薄膜トランジスタアレイ基板を
形成することを特徴とする。
ーミックコンタクト層との間にエッチングストッパ膜を
設けた薄膜トランジスタの構造のばあいにも、前記と同
様にゲート電極の製造工程でゲート電極と同時に処理液
をブロックするアイランドを設けることができる。
Tアレイ基板において、ITOなどの透明導電膜からな
る画素電極のゲート電極との接続部における該画素電極
の透明絶縁基板側またはその反対側に金属薄膜からなる
アイランドが設けられているため、ソース電極およびド
レイン電極の形成前にBHF液などの強酸などの処理液
でオーミックコンタクト層の表面が前処理されても、コ
ンタクトホールを介して処理液が画素電極に近接したば
あいに、下層の透明絶縁基板まで処理液は浸透せず、該
透明絶縁基板から画素電極やその上に設けられたゲート
絶縁膜が浮き上がり、さらには剥離するといった問題が
防止される。
ックするアイランドを、ゲート電極の材料を成膜してパ
ターニングする際に同時にパターニングすることにより
形成しているので、アイランドを形成するための特別の
材料および工程を必要とせずに、画素電極の浮き上がり
を防止することができる。
について説明する。
基板が一定間隙を保持して周囲でシール剤などにより貼
着され、その間隙に液晶材料が注入されることにより、
該液晶材料が2枚の基板により挟持された構造となり、
その両側にたとえば偏光板が設けられたり、さらにバッ
クライトや駆動回路などが設けられることにより形成さ
れる。
に各画素ごとにTFTおよび画素電極が少なくとも設け
られ、その他配向膜や必要に応じて電荷保持容量などが
設けられるとともに、各画素間にはゲート配線やソース
配線などが設けられ、TFTアレイ基板とされている。
前記TFTは種々の構造のものを形成させることができ
るが、その数例について以下の具体的実施例により説明
する。
板の各画素電極に対向する透明電極が形成された対向電
極基板で、たとえば前記透明絶縁基板と同様のガラス基
板などであればよく、また前記透明電極は、とくに限定
がないが、TFTアレイ基板と同様に、たとえばIT
O、酸化スズ、酸化インジウムなどを用い、スパッタリ
ングとパターニングなどにより設けられる。
も、たとえば通常の配向膜や、画素間を遮光するための
ブラックマスク、またカラー液晶のばあいには、カラー
フィルタなどが設けられる。かかるカラーフィルタには
とくに限定がなく、通常用いられる赤、緑、青の3原色
のカラーフィルタを用いることができる。
料にはとくに限定がなく、たとえばシアノ系のネマティ
ック液晶やフッ素系のネマティック液晶などの通常液晶
表示装置に用いられる液晶材料を用いることができる。
ン電極と画素電極との接続部における画素電極の透明絶
縁基板側またはその反対側にゲート電極の材料と同じ材
料からなるアイランドが設けられたTFTアレイ基板が
用いられていることに特徴がある。その結果、かかるT
FTアレイ基板において、オーミックコンタクト層がた
とえば強酸などで前処理されても、透明絶縁基板が腐食
されて画素電極との間に浮きが生じることがなく、点欠
陥などの不良が低減され、歩留が向上される。
るTFTアレイ基板のTFTと画素電極部の具体的構造
およびその製法について、図面に基づいて説明する。
置に用いられるTFTアレイ基板の一実施例を示す一画
素相当部分の平面図であり、図2は、図1のA−A線に
おける断面図である。かかる図1および図2に示される
TFTアレイ基板を製造するには、たとえば以下のよう
なプロセスを採用することができる。
スチック基板などの透明絶縁基板1上に、金属薄膜を膜
厚が100〜500nm程度となるようにたとえばスパ
ッタリング法などの方法によって成膜し、これをたとえ
ば露光、現像によりマスクを形成し、エッチングをする
フォトリソグラフィ技術などの方法によってパターン形
成してゲート電極2および該ゲート電極2と接続された
ゲート配線2aを設けるとともに、のちに画素電極3と
ドレイン電極8とを接続するためのコンタクトホール9
が形成される部分にアイランド12を形成する。
うるための金属薄膜には、たとえば後述するオーミック
コンタクト層6の処理液による表面処理に対する強さの
点から、たとえばCr、Ta、Ti、Moなどの、耐薬
品性にすぐれ、たとえば1000℃以上といった高融点
を有し、耐熱性にもすぐれた金属の薄膜などを用いるこ
とが好ましい。
いて、前記アイランド12が設けられることが大きな特
徴の1つであり、かかるアイランド12には前記ゲート
電極2の材料と同じ材料が用いられる。またかかるアイ
ランド12の大きさは、コンタクトホール9の大きさと
同一またはコンタクトホール9の大きさよりも0.5〜
5μmオーバーサイズであることが好ましい。かかるア
イランド12がコンタクトホール9と比べてあまり大き
すぎると、パターン欠陥による短絡の原因となったり、
開口率が低下するという問題が生じる傾向があり、また
あまり小さすぎると、後述する処理液の浸透を充分に防
止することができなくなる傾向があるからである。かか
るコンタクトホール9に、たとえば耐薬品性などにすぐ
れたゲート電極2の材料と同じ材料が残され、アイラン
ド12が形成されることにより、透明絶縁基板1上に、
たとえば後述するオーミックコンタクト層6の表面処理
のための処理液が浸透することがない。
リング法などの方法で成膜し、これをたとえばフォトリ
ソグラフィ技術などの方法でパターン形成し、画素電極
3を形成する。
は、光を透過させるとともに電気伝導がえられるという
点から、たとえばITO、酸化スズ、酸化インジウムな
どの透明電極材料を用いることが好ましい。また、かか
る透明導電膜の膜厚は、通常50〜200nm程度であ
ることが好ましいが、液晶表示装置として要求される輝
度をうるためには、80〜150nm程度となるように
調整することが好ましい。
により、ゲート絶縁膜4、半導体層5およびオーミック
コンタクト層6を成膜する。
SiO2、Ta2O5などからなるものであることが好ま
しく、またかかるゲート絶縁膜4の膜厚は、充分な絶縁
性およびTFT特性をうることができるという点から2
00〜1000nm程度であることが好ましい。
i、poly−Siなどが用いられることが好ましく、
またかかる半導体層5の膜厚は、良好なTFT特性をう
ることができるという点から50〜300nm程度であ
ることが好ましい。
体材料にn型不純物またはp型不純物を導入したもの、
たとえばn−a−Si、n−poly−Si、p−a−
Si、p−poly−Siなどが用いられることが好ま
しく、またかかるオーミックコンタクト層6の膜厚は、
たとえばi−a−Siなどからなる前記半導体層5と後
述するソース電極7およびドレイン電極8との良好なオ
ーミックコンタクトをうることができるという点から3
0〜100nm程度であることが好ましい。
術などの方法により、前記半導体層5およびオーミック
コンタクト層6をライン状またはアイランド状にパター
ン形成する。この際、ゲート絶縁膜4は全面に形成され
たままで、画素電極3上にも絶縁膜4aとして残存して
いる。
ソグラフィ技術などの方法によってパターン形成し、前
記画素電極3上に該画素電極3とドレイン電極8とを接
続するためのコンタクトホール9を形成する。かかるコ
ンタクトホール9の下層部には、前記したように、ゲー
ト電極2の材料と同じ材料でアイランド12が形成され
ている。
の表面に形成された、たとえばSiO2などの膜厚5〜
10nm程度の酸化膜やコンタミネーションなどを除去
し、該オーミックコンタクト層6と後述するソース電極
7およびドレイン電極8とのコンタクトを向上させる目
的で、ソース電極7およびドレイン電極8を形成する前
に、オーミックコンタクト層6の表面を、たとえばBH
F液、希フッ化水素酸、フッ化硝酸などの強酸などの処
理液を用いて前処理する。かかる処理液としては、使用
中にpHが変化しないという点からBHF液を用いるこ
とがより好ましい。なお、かかるBHF液とは、NH4
Fを含有したHFの緩衝液である。
oなどの金属の薄膜を膜厚が300〜1000nm程度
となるようにたとえばスパッタリング法などの方法によ
って成膜し、これをたとえばフォトリソグラフィ技術な
どの方法によってパターン形成してソース電極7、ソー
ス配線7aおよびドレイン電極8を設ける。なお、この
ようにソース電極7、ソース配線7aおよびドレイン電
極8が前記画素電極3の形成後に形成されることによ
り、たとえばAlなどの低抵抗である反面、耐熱性や耐
薬品性にはそれほどすぐれない材料までをもソース電極
7やドレイン電極8に好適に用いることができるといっ
た利点が生じる。
ン電極8との間に存在する不要なオーミックコンタクト
層6を、たとえばドライエッチングすることによってエ
ッチング除去する。
iN、SiO2などをたとえばプラズマCVD法やスパ
ッタリング法などにより成膜することにより、基板の表
面上に通常300〜1000nm程度の保護膜(図面に
は示さず)を形成することが好ましい。
前記したように、コンタクトホール9の画素電極3の下
層に、ゲート電極2の材料と同じ材料でアイランド12
が形成されているので、オーミックコンタクト層6がB
HF液などの強酸などの処理液で前処理されているにも
かかわらず、該処理液がアイランド12によってブロッ
クされ、透明絶縁基板1にまで浸透せず、該透明絶縁基
板1が腐食されて透明絶縁基板1と透明導電膜からなる
画素電極3との間の体積が膨張して浮きが生じることが
なく、もちろん画素電極3が剥離するといったことも起
こらない。
られるTFTアレイ基板の他の実施例を図3に基づいて
以下に説明する。なお、図3において、図2と同じ部分
には同じ符号を付している。
アレイ基板において、図2に示されるように透明絶縁基
板1上にアイランド12が形成されたのちに画素電極3
が形成されたのとは逆に、透明絶縁基板1上に画素電極
3が形成されたのちにアイランド12が形成されている
ことに特徴がある。
るには、実施例1においては、まずゲート電極2および
ゲート配線2aを設けるとともにアイランド12を形成
したのち、画素電極3を形成していたのを、まず透明絶
縁基板1上に画素電極3を形成したのち、ゲート電極
2、ゲート配線2aおよびアイランド12を形成すれば
よい。
コンタクトホール9の画素電極3の上層にゲート電極2
の材料と同じ材料でアイランド12が形成されているの
で、実施例1でえられたTFTアレイ基板と同様に、オ
ーミックコンタクト層6の処理液が透明絶縁基板1にま
で浸透することがなく、該透明絶縁基板1と透明導電膜
からなる画素電極3との間に浮きが生じず、もちろん画
素電極3が剥離するといったことも起こらない。
置に用いられるTFTアレイ基板の他の実施例を示す一
画素相当部分の平面図であり、図5は、図4のB−B線
における断面図である。
クト層との間にエッチングストッパ膜を設けることによ
り、ソース電極とドレイン電極との間のオーミックコン
タクト層をエッチング除去する際にも半導体層を損傷し
ないようにするもので、このようなTFT構造のものに
も本発明を適用することができる。図4および図5に示
されるTFTアレイ基板を製造するには、たとえば以下
のようなプロセスを採用することができる。
1上にゲート電極2、ゲート配線2aおよびアイランド
12を設けたのち、画素電極3を形成する。
により、ゲート絶縁膜4、半導体層5およびエッチング
ストッパ膜10を成膜する。
成は、実施例1と同様にして行なうことができる。また
前記エッチングストッパ膜10は、たとえばSiN、S
iO2などからなることが好ましく、またかかるエッチ
ングストッパ膜10の膜厚は、のちにたとえばn−a−
Siなどから形成されるオーミックコンタクト層6をエ
ッチングする際に充分に耐えることができるという点か
ら100〜300nm程度であることが好ましい。
術などの方法によって前記エッチングストッパ膜10を
パターン形成する。
によってオーミックコンタクト層6を成膜したのち、た
とえばフォトリソグラフィ技術などの方法でパターン形
成し、前記画素電極3上にコンタクトホール9を形成す
る。なお、かかるオーミックコンタクト層6の成膜およ
びコンタクトホール9の形成は、実施例1と同様にして
行なうことができる。かかるコンタクトホール9の下層
部には、前記したように、ゲート電極2の材料と同じ材
料でアイランド12が形成されている。
コンタクト層6と後述するソース電極7およびドレイン
電極8とのコンタクトを向上させる目的で、該ソース電
極7およびドレイン電極8を形成する前に、オーミック
コンタクト層6の表面が前処理される。
極7、ソース配線7aおよびドレイン電極8を設けたの
ち、通常該ソース電極7とドレイン電極8との間および
画素部に存在する不要なオーミックコンタクト層6や半
導体層5を、たとえばドライエッチングすることによっ
てエッチング除去する。
同様にして保護膜(図面には示さず)を形成することが
好ましい。
前記したように、コンタクトホール9の画素電極3の下
層に、ゲート電極2の材料と同じ材料でアイランド12
が形成されているので、オーミックコンタクト層6がB
HF液などの強酸などの処理液で前処理されているにも
かかわらず、該処理液がアイランド12によってブロッ
クされ、透明絶縁基板1にまで浸透せず、該透明絶縁基
板1が腐食されて透明絶縁基板1と透明導電膜からなる
画素電極3との間の体積が膨張して浮きが生じることが
なく、もちろん画素電極3が剥離するといったことも起
こらない。
られるTFTアレイ基板の他の実施例を以下に示す。
基板において、図5に示されるように透明絶縁基板1上
にアイランド12が形成されたのちに画素電極3が形成
されたのとは逆に、透明絶縁基板1上に画素電極3が形
成されたのちにアイランド12が形成されたTFTアレ
イ基板の断面図である。なお、図6において、図5と同
じ部分には同じ符号を付している。
るには、実施例3においては、まずゲート電極2および
ゲート配線2aを設けるとともにアイランド12を形成
したのち、画素電極3を形成していたのを、まず透明絶
縁基板1上に画素電極3を形成したのち、ゲート電極
2、ゲート配線2aおよびアイランド12を形成すれば
よい。
コンタクトホール9の画素電極3の上層にゲート電極2
の材料と同じ材料でアイランド12が形成されているの
で、実施例3でえられたTFTアレイ基板と同様に、オ
ーミックコンタクト層6の処理液が透明絶縁基板1にま
で浸透することがなく、該透明絶縁基板1と透明導電膜
からなる画素電極3との間に浮きが生じず、もちろん画
素電極3が剥離するといったことも起こらない。
ールの画素電極の下層または上層にゲート電極の材料と
同じ材料でアイランドが形成されたTFTアレイ基板が
用いられたものであるので、該TFTアレイ基板におい
てオーミックコンタクト層がたとえば強酸などの処理液
で前処理されても、該処理液が透明絶縁基板にまで浸透
せず、透明絶縁基板が腐食されて画素電極との間に浮き
が生じたり、画素電極が剥離するといった問題が防止さ
れる。したがって、本発明の液晶表示装置は、点欠陥な
どの不良が低減され、TFTアレイプロセスの歩留が向
上されたものである。
ば、TFTアレイ基板において、コンタクトホールが形
成される部分の画素電極の下層または上層に、たとえば
CrやTaなどの金属薄膜を設けているものの、これは
ゲート電極の材料と同じ材料からなるものであり、かか
るゲート電極の形成時に同時に形成しているので、工程
が増加することがなく、コスト高にもならない。
レイ基板の一実施例を示す一画素相当部分の平面図であ
る。
レイ基板の他の実施例を示す一画素相当部分の断面図で
ある。
レイ基板のさらに他の実施例を示す一画素相当部分の平
面図である。
レイ基板のさらに他の実施例を示す一画素相当部分の断
面図である。
イの部分平面図である。
イに浮きが生じたばあいの断面図である。
ゲート絶縁膜、4a 絶縁膜、5 半導体層、6 オ
ーミックコンタクト層、7 ソース電極、8 ドレイン
電極、9 コンタクトホール、12 アイランド。
Claims (4)
- 【請求項1】 透明絶縁基板上に、少なくとも金属薄膜
からなるゲート電極、ゲート絶縁膜、半導体層、オーミ
ックコンタクト層およびソース電極とドレイン電極を有
する薄膜トランジスタと、該薄膜トランジスタのドレイ
ン電極とコンタクトホールを介して電気的に接続された
透明導電膜からなる画素電極とが少なくとも設けられた
薄膜トランジスタアレイ基板と、少なくとも透明電極が
設けられた対向電極基板との間に液晶材料が挟持されて
なる液晶表示装置であって、 前記画素電極と前記ドレイン電極との接続部の該画素電
極と前記透明絶縁基板との間に前記ゲート電極の材料と
同じ材料で形成されたアイランドが設けられ、該コンタ
クトホール部分を除く透明絶縁基板の全面に前記画素電
極を覆ってゲート絶縁膜が設けられてなる液晶表示装
置。 - 【請求項2】 前記アイランドの大きさが、前記画素電
極とドレイン電極との電気的接続のために該画素電極上
の絶縁膜に設けられるコンタクトホールの大きさよりも
0.5〜5μmオーバーサイズである請求項1記載の液
晶表示装置。 - 【請求項3】 透明絶縁基板上に少なくとも薄膜トラン
ジスタおよび該薄膜トランジスタのドレイン電極と接続
された画素電極が設けられた薄膜トランジスタアレイ基
板と、少なくとも透明電極が設けられた対向電極基板と
の間に液晶材料が挟持されてなる液晶表示装置の製法で
あって、 (a)前記透明絶縁基板上に、金属薄膜を成膜したのち
にパターニングすることにより、薄膜トランジスタの形
成部にゲート電極を、ドレイン電極と画素電極との接続
部にアイランドをそれぞれ形成し、 (b)前記透明絶縁基板上に前記アイランドを覆うよう
に画素電極を形成し、 (c)前記ゲート電極および画素電極上に絶縁膜を形成
し、 (d)該絶縁膜上の前記薄膜トランジスタの形成部に半
導体層およびオーミックコンタクト層を設け、 (e)前記絶縁膜のドレイン電極と画素電極との接続部
にコンタクトホールを形成し、 (f)前記オーミックコンタクト層の表面を洗浄するた
めに、前記透明絶縁基板の表面全面を強酸により処理
し、 (g)金属薄膜を成膜し、ついでパターニングすること
により前記コンタクトホールを介して画素電極と接続さ
れたドレイン電極、およびソース電極を形成することに
より前記薄膜トランジスタアレイ基板を形成することを
特徴とする液晶表示装置の製法。 - 【請求項4】 前記(d)の工程において、前記半導体
層を形成したのち、オーミックコンタクト層を形成する
前にエッチングストッパ膜を形成する請求項3記載の液
晶表示装置の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12511994A JP3375731B2 (ja) | 1994-06-07 | 1994-06-07 | 液晶表示装置およびその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12511994A JP3375731B2 (ja) | 1994-06-07 | 1994-06-07 | 液晶表示装置およびその製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07333649A JPH07333649A (ja) | 1995-12-22 |
JP3375731B2 true JP3375731B2 (ja) | 2003-02-10 |
Family
ID=14902322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12511994A Expired - Lifetime JP3375731B2 (ja) | 1994-06-07 | 1994-06-07 | 液晶表示装置およびその製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3375731B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TW459301B (en) | 1999-05-20 | 2001-10-11 | Nippon Electric Co | Thin-film transistor and fabrication method thereof |
TWI839708B (zh) * | 2006-05-16 | 2024-04-21 | 日商半導體能源研究所股份有限公司 | 液晶顯示裝置 |
-
1994
- 1994-06-07 JP JP12511994A patent/JP3375731B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07333649A (ja) | 1995-12-22 |
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