JP3374846B2 - ヘッド支持装置 - Google Patents
ヘッド支持装置Info
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- JP3374846B2 JP3374846B2 JP2001034916A JP2001034916A JP3374846B2 JP 3374846 B2 JP3374846 B2 JP 3374846B2 JP 2001034916 A JP2001034916 A JP 2001034916A JP 2001034916 A JP2001034916 A JP 2001034916A JP 3374846 B2 JP3374846 B2 JP 3374846B2
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Description
有するディスク装置、例えば磁気ディスク装置、光ディ
スク装置、光磁気ディスク装置等のヘッド支持装置に関
する。
装置のヘッド支持装置の例として、ハードディスク装置
等の磁気記録再生装置における従来のヘッド支持装置に
ついて、図面を用いて説明する。
持装置の構成と、ヘッド支持装置と磁気記録媒体との関
係を示す平面図である。
比較的剛性の低いサスペンション102、板バネ部10
3、及び比較的剛性の高い支持アーム104からなり、
サスペンション102の一端の下面には磁気ヘッド(図
示せず)を搭載したスライダ101が設けられた構成で
あった。
ータ109によって回転するように設けられており、磁
気記録再生装置の記録再生時には、磁気記録媒体の回転
によって発生する空気流による浮揚力と、スライダ10
1を磁気記録媒体107側へ付勢するヘッド支持装置に
よる付勢力との関係により、スライダ101に搭載され
た磁気ヘッドは一定の浮上量を得ていた。
は、支持アーム104に設けられたボイスコイル106
の作用によって、軸受部105を中心として回動するこ
とにより、スライダ101に搭載された磁気ヘッドが磁
気記録媒体107の希望するトラックに対して位置決め
され、記録再生が行われる構成となっていた。
般にコンタクト・スタート・ストップ方式(以下CSS
方式と記す)と呼ばれる磁気記録再生装置であり、前述
したように、磁気記録媒体107の停止時には、磁気ヘ
ッドが磁気記録媒体107上に接触しているが、記録再
生時にはスライダ101上に設けられた磁気ヘッドが磁
気記録媒体107から浮上していることを特徴としてい
る。
7においては、図6中のAで示す領域が磁気記録可能な
領域であり、Bに示す領域が停止時に磁気ヘッドを退避
させておく領域であった。磁気記録媒体107の回転が
停止する際には、まず磁気ヘッドを浮上させたままB領
域に移動させる。そして、磁気記録媒体107の回転を
低下させていくと、それによって磁気記録媒体107と
スライダ101との間の空気流が減少して浮揚力が低下
し、ついには磁気ヘッドが磁気記録媒体107と接触し
て、その状態で停止する。
体107においては、領域Aの表面よりも領域Bの表面
を粗く形成しておくことにより、停止時に磁気ヘッドが
磁気記録媒体107に吸着してしまい、起動時に磁気記
録媒体107を機械的、磁気的に損傷してしまうという
問題の発生を防止していた。
て、ロード・アンロード方式(以下L/UL方式と記
す)があった。
構成を示す概略斜視図を示す。図8において、ヘッド支
持装置108は図6に示したCSS方式におけるヘッド
支持装置108とほぼ類似した構成であるが、磁気記録
再生装置の停止時には、ヘッド支持装置108が軸受部
105を中心にして回動し、磁気記録媒体107の外側
に移動する。この時、磁気記録媒体107の外側には、
磁気ヘッド保持部110が設けられており、サスペンシ
ョン102に支持されたスライダ101をそのテーパ部
上に乗り上げさせることにより、スライダ101及び磁
気ヘッドと磁気記録媒体107との吸着を防ぐ構成にな
っていた。
の構成及び作用についてより詳細に説明する。図7は、
従来のヘッド支持装置における磁気ヘッドの設けられた
部分の要部斜視図である。
ン102の一端下面に設けられたスライダ101の、磁
気記録媒体(図示せず)との対向面に設けられており、
サスペンション102の他端が折り曲げられて板バネ部
103として作用し、板バネ部103が支持アーム10
4に接続されている。CSS方式の場合、磁気記録媒体
の回転停止時には、スライダ101は磁気記録媒体と接
触しており、この板バネ部103の磁気記録媒体に対す
る反力によって、スライダ101を磁気記録媒体側へ付
勢する構成であった。
に、磁気記録再生装置のヘッド支持装置においては、ス
ライダに対して、所定の荷重を磁気記録媒体方向へ印加
することが必要であった。
気記録媒体面の上下動があっても、スライダを安定に浮
上させて、スライダに搭載された磁気ヘッドのオフトラ
ックを防止するためであった。
いて、磁気記録媒体面の上下動等にスライダを追従させ
る必要があるため、ヘッド支持装置は、ある程度の柔軟
性を有した構成であることが必要であった。
特に薄形化を達成するためには、ヘッド支持装置を、磁
気記録媒体面の垂直方向に薄く形成する必要があった。
は、前述したように、サスペンションと支持アームとを
板バネ部で接続するような構成であるので、ヘッド支持
装置に対する多様な要求を満足させるためには、相反す
る要件を満たすことが要求された。
搭載したスライダを安定して浮上させるために、スライ
ダに必要とする荷重を掛けるに充分な反力を板バネ部が
有することが必要であった。
磁気記録再生装置毎のスライダと磁気記録媒体との距離
の製造バラツキ等によって、スライダの磁気記録媒体へ
の荷重が変化することを防ぐために、ヘッド支持装置が
ある程度の柔軟性を有することが必要であった。従来の
ヘッド支持装置においては、板バネ部に図7に示すよう
な切り欠き部111が設けられ、これにより板バネ部の
剛性を下げると共に、そのバネ定数を小さくし、柔軟性
を有させるような設計がなされていた。
ペンションを薄板構造にした場合、ヘッド支持装置が位
置決めのために移動する際、主共振点の周波数、いわゆ
る共振周波数が低いために、ねじれ等の振動モードが発
生し、その結果、発生した振動モードをセトリング(整
定)するのに時間がかかり、結果としてアクセス時間を
短時間化することに限界があった。
は、その重心は、板バネ部よりも磁気ヘッド寄りに位置
したために、磁気記録再生装置に外部からの強い衝撃等
が加わった場合、スライダ部分での、磁気記録媒体の回
転によって発生する空気流による浮揚力と、スライダを
磁気記録媒体側へ付勢するヘッド支持装置による付勢力
とのバランスが崩れ、スライダが磁気記録媒体から跳躍
するような現象が発生する。このため、スライダが磁気
記録媒体に衝突し、磁気記録媒体に磁気的損傷または機
械的損傷を与えてしまう可能性があった。
特有な課題ではなく、浮上形のヘッドを有するディスク
装置、例えば光ディスク装置や光磁気ディスク装置等に
おいても同様の課題を生じていた。
なされたもので、ヘッドに必要充分な荷重を掛けなが
ら、高い柔軟性を有すると共に、薄く、耐衝撃性の高い
ヘッド支持装置を提供することを目的とする。
は、支持アームと、支持アームの一端に取り付けられた
ヘッドとを備え、支持アームは軸受け部を回動中心とし
て記録媒体の半径方向に回動可能でかつ一対の頂部を有
するピボット軸受を回動中心として記録面に対して垂直
方向に回動可能に設けられ、支持アームに、記録媒体方
向の付勢力を付与する弾性手段を設けたことを特徴とす
る。
する部分とをそれぞれ独立して設けることができるの
で、外部から衝撃が印加された場合、支持アーム部分を
高剛性部材で形成することができると共に、弾性手段の
スライダへの付勢力を任意に設定することができるの
で、非常に耐衝撃性の高い、かつその共振周波数を高く
することができるので、高い応答特性、高速アクセスが
可能なヘッド支持装置を提供することができる。
在に構成されることにより、記録媒体の停止時にヘッド
を記録媒体から離して保持することができる。
アームと、支持アームの一端下面に取り付けられたヘッ
ドとを備え、支持アームは軸受部を回動中心として、記
録媒体の半径方向及び記録面に対して垂直方向に回動可
能に設けられ、支持アームに、記録媒体方向の付勢力を
付与する弾性手段を設けたことを特徴とする。これによ
り、剛体を有する部分と弾性を有する部分とをそれぞれ
独立して設けることができるので、外部から衝撃が印加
された場合、支持アーム部分を高剛性部材で形成するこ
とができると共に、弾性手段のスライダへの押圧力を任
意に設定することができるので、非常に耐衝撃性が高
く、共振周波数の高いヘッド支持装置を提供することが
できる。また、ヘッド支持装置が上下方向に回動自在に
構成されることにより、記録媒体の停止時にヘッドを記
録媒体から離して保持することができる。
間に設けられた板バネによることにより、記録媒体に垂
直な方向に薄い構成のヘッド支持装置を簡易に提供する
ことができる。
うに、一対の頂部を有するピボット軸受が設けられ、ピ
ボット軸受の頂部と支持アームとが当接する点を支点と
して、支持アームが記録面に対して垂直方向に回動可能
に設けられることにより、簡易な構成で回動中心を正確
に定めることができるので、ヘッドの位置決め制御をよ
り正確に行うことが可能となる。
部が、軸受部の軸方向及び支持アームの長手方向に垂直
で、軸受部の記録媒体の半径方向の回動中心を通る線上
で支持アームと当接するように設けられることにより、
支持アームの長手方向の重量バランスが良い耐衝撃性に
優れたヘッド支持装置を提供することができる。
ームの長手方向の中心線に対して対称な位置に設けられ
ることにより、支持アームの幅方向の重量バランスが良
い、耐衝撃性に優れたヘッド支持装置を提供することが
できる。
スライダによって保持されたことにより、より正確にヘ
ッドを浮上させることがスライダ設計により可能とな
る。
方向に自在に支持するジンバル機構を支持アーム上に設
けたことにより、記録再生装置の記録再生時に、スライ
ダの記録媒体に対するロール、ピッチ方向の不要な傾き
を、ジンバル機構によって吸収することが可能となる。
向の回動が、支持アームに設けられたボイスコイルモー
タによることにより、より高速の回動動作が可能とな
る。
重心位置が、支持アームの記録媒体の半径方向の回動軸
と記録媒体の記録面に対して垂直方向の回動軸との交点
と同一であるように構成すれば、外部からの衝撃等があ
った場合に、支持アームの不要な振動を最小限に抑える
ことができる。
用いて説明する。
形態として、本発明のヘッド支持装置の動作原理を磁気
記録再生装置を例として説明する。
について示すための、ヘッド支持装置の概略構成を示す
側面図であり、図2はその平面図である。
(図示せず)を設けたスライダ1を、一端下面に搭載し
た支持アーム2は、他端側において、図示するように板
バネ部4の一端側部分と止着されており、板バネ部4の
他端側部分はバネ固定部材5を介してピボット軸受11
(図2には図示しない)と止着されている。
受11に板バネ部4を介して弾性的に保持された状態と
なる。
1a及び11b(図示せず)が設けられており、その頂
部が支持アーム2に対し、それぞれ図2におけるPa、
Pb点において当接し、板バネ部4の弾性力によって支
持アーム2の一端側が磁気記録媒体12方向へ付勢さ
れ、このとき、当接点Pa及びPb点には圧縮応力が発
生する。磁気記録媒体12が無い場合は、板バネ部4が
変形して、支持アーム2は図1における点線で示した位
置になるように構成されている。
び11bは、支持アーム2が磁気記録媒体12の半径方
向に回動する際の回動中心軸方向及び支持アーム2の長
手方向に対して垂直で、その回動中心軸を通る線上にお
いて支持アーム2と当接するように設けられている。
録媒体12に対してスライダ1が浮上している際のスラ
イダ1へのロード荷重は、ピボット軸受11の各頂部1
1a及び11bによる支持アーム2に対する磁気記録媒
体12方向への圧縮応力によって生じることになる。
とにより、支持アーム2を剛性の高い材料で形成するこ
とができる。このため、ピボット軸受11から、ピボッ
ト軸受の各頂部11a及び11b、支持アーム2のピボ
ット軸受11に支持された領域からスライダ1が形成さ
れる領域にいたるまでの全領域において、剛性の高い材
料によってヘッド支持装置を形成することができる。
形成すれば、支持アーム2の共振周波数を高くすること
ができるので、従来問題となっていた振動モードが発生
せず、セトリング動作が必要ないので、高速な支持アー
ム2の回動及び位置決めが可能となり、磁気記録再生装
置のアクセス速度を向上することが可能となる。
ーム2の構造の中には組み込まれず、支持アーム2とは
独立して設けられているために、板バネ部4の厚み、材
質等を変更することにより、板バネ部4の強度及びバネ
定数を選定することが可能となる。
によって、板バネ部4によって保持された部分の重心位
置、たとえばボイスコイルモータによって回動を行う場
合には、ボイスコイルとコイルホルダとを装着した状態
での支持アーム2の重心位置を、支持アーム2の磁気記
録媒体12の半径方向の回動軸と磁気記録媒体12の記
録面に対して垂直方向の回動軸との交点と同一、つまり
支持アーム2とピボット軸受11の頂部11a及び11
bとが当接する点Pa及びPbを結ぶ線上の中点Pと実
質的に同じ位置となる(図2において、P点とPa点と
の距離及びP点とPb点との距離が等しくLとなる)よ
うにヘッド支持装置を設計することにより、外部からの
衝撃等に対して、振動の少ない、安定したヘッド支持装
置を提供することが可能となる。この場合、最も耐衝撃
性の大きいヘッド支持装置を提供することができるが、
多少のずれは実用上問題ない。
支持アーム2に設けられたジンバル機構13によって支
持アーム2の一端下面に形成したディンプル14を介し
て支持することにより、磁気記録再生装置の動作時にお
けるスライダ1の磁気記録媒体12に対するロール、ピ
ッチ方向の不要な振動等にも追従する柔軟性あるヘッド
支持装置を実現することができる。
おいては、スライダ1へのロード荷重を大きく、柔軟性
を高く、さらに構造体の剛性を高くしたい、という相反
する要請を、それぞれ別々の構成要素の作用として独立
して実現することができ、ヘッド支持装置の設計が簡易
になると共に、その設計の自由度を飛躍的に広げること
が可能となる。
いては、従来のヘッド支持装置のような、非常に精密な
板バネ部のフォーミング加工(曲げ加工)の必要が無い
ので、従来と比較して簡易にヘッド支持装置を製造する
ことができる。
て、図1及び図2を用いて説明する。
ている際には、スライダ1と磁気記録媒体12が接触し
て停止しているが、磁気記録媒体12が記録再生時に回
転開始した場合には、スライダ1が浮上し、板バネ部4
が変形し、支持アーム2が図1における実線で示した状
態で、磁気ヘッドと磁気記録媒体12との間に一定の空
隙を保って磁気記録再生が行われる。
ム2を戻そうとする板バネ部4の反力が、スライダ1に
印加されるロード荷重となる。
み、ピボット軸受11の頂部11a及び11bの高さ、
または支持アーム2と板バネ部4との継部である図1中
のG点との位置関係によって変化させることができる。
厚く形成することにより大きなロード荷重を印加するこ
とができ、またピボット軸受11の頂部11a及び11
bを高くすること、または図1における支持アーム2と
板バネ部4との継部G点の位置をP点に近づけることに
よっても、大きなロード荷重をスライダ1に対して印加
することができる。
実施の形態として、第1の実施の形態に示した動作原理
を実現するための、ヘッド支持装置として、本発明の磁
気記録再生装置のヘッド支持装置の構成を示す。
す斜視図、図4に分解斜視図、図5に軸受部付近の要部
側面図をそれぞれ示す。
置9は、ほぼ環状の板バネ部4と半円環形状のバネ固定
部材5とが接続され、板バネ部4が支持アーム2に接続
されて構成されている。支持アーム2は、ボイスコイル
モータによって磁気記録媒体12の半径方向に回動可能
となるように、ボイスコイル3を取り付けたコイルホル
ダ8に接続されている。これらの部材がピボット軸受1
1と共に、軸受部10とナット6とによって挟持される
構成となっている。
けられた取付ねじ7によって、ヘッド支持装置9全体が
基板15に軸止されている。
に説明する。まず、回転軸の紙面に向かって右側の部分
において、板バネ部4の上面と支持アーム2の下面とが
接続され、紙面に向かって左側の部分において板バネ部
4及びバネ固定部材5は、ピボット軸受11のカラー部
11cと共に、軸受部10とナット6とによって挟持さ
れている。また、支持アーム2はコイルホルダ8に取り
付けられた構成になっている。
部4は、図5に示すように2段階に折れ曲がるように変
形し、支持アーム2が弾性的に保持される構成が実現で
きる。
おり、支持アーム2は磁気記録媒体の半径方向に回動
し、一端下面に設けられた磁気ヘッドを所定の位置へ移
動させることができる。
は、軸受部10の軸方向及び支持アーム2の長手方向に
垂直で、軸受部10の磁気記録媒体の半径方向の回動中
心を通る線上で支持アーム2と当接するように設けられ
ている。
a、11bは、それぞれ支持アーム2の長手方向の中心
線に対して対称な位置に設けられており、この一対の頂
部11a、11bによって、支持アーム2が押下される
構成になっている。
の重心位置、つまりボイスコイル3とコイルホルダ8と
を装着した状態での支持アーム2の重心位置を、支持ア
ーム2とピボット軸受11の頂部11a及び11bとが
当接する点Pa及びPbを結ぶ線上の中点Pと実質的に
同じ位置となる(図2において、P点とPa点との距離
及びP点とPb点との距離が等しくLとなる)ように、
ヘッド支持装置9を設計することにより、外部からの衝
撃等に対して、振動の少ない、安定したヘッド支持装置
を提供することが可能となる。この場合、最も耐衝撃性
の大きいヘッド支持装置を提供することができるが、多
少のずれは実用上問題ない。
重量も考慮し、ボイスコイル3、コイルホルダ8、スラ
イダ1及びジンバル機構13とを装着した状態での支持
アーム2の重心位置をP点と実質的に同じ位置となるよ
うにヘッド支持装置9を形成してもよい。
アーム2は金属、例えばステンレス鋼(SUS304)
にて一体に厚さ64μmに形成されている。支持アーム
2の形成にはエッチング法又はプレス加工法を用いるこ
ともできる。
り、その共振周波数を、従来の2kHz前後から10k
Hz前後へと非常に高周波にすることができるために、
従来よりさらにヘッド支持装置の回動速度及びそのアク
セス速度の速い磁気記録再生装置を得ることができる。
示した領域に、長手方向の剛性を上げるために、磁気記
録媒体の記録面に垂直な方向に高さ0.2mm程度の折
り曲げ部を設けてもよい。
ル機構13によって、ディンプル(図示せず)を介して
ロール、ピッチ方向に傾動可能に支持されており、スラ
イダ1の磁気記録媒体12との対向する面側に、磁気ヘ
ッドが設けられている。
鋼(SUS304)にて厚さ0.1mmに形成され、板
バネ部4は金属、例えばステンレス鋼(SUS304)
にて厚さ38μmに形成されている。これらの形成はエ
ッチング法、もしくはプレス加工法を用いて加工、成形
を行うことができる。
l、またはPPS(ポリフェニルサルファイド)を用い
て厚さ0.3mmに形成されている。形成にはAlの場
合はダイカスト法またはプレス加工法を用い、PPSの
場合には公知の樹脂成形方法にて行うことができる。
ト溶接法、超音波溶接法、レーザ溶接法等の公知の方法
で行うことができる。
法、または各部材間の接続方法について、何ら限定する
ものではない。
の実施の形態に示したような原理を具現化できるヘッド
支持装置を提供することができる。
にすることにより、ピボット軸受11の頂部11a及び
11bを支点として支持アーム2が磁気記録媒体の記録
面に垂直な方向に自由に回動することができるので、従
来にない、新しい動作を行うことができる。
装置において、従来は支持アーム2を上下方向に任意に
動かすことができなかったために、図6における、B領
域の表面を、A領域の表面よりも粗く形成しておくこと
により、停止時にスライダ1が磁気記録媒体12に吸着
することを防止する必要があったが、本発明のヘッド支
持装置によれば、支持アーム2を公知の手段によって、
上下に操作することが可能であり、磁気記録再生装置の
停止時には、支持アーム2を磁気記録媒体12から少し
離しておくことが可能である。このために、磁気記録媒
体12にB領域のような磁気ヘッドの退避領域を不要と
することができる。
おいても、本発明のヘッド支持装置を用いることによ
り、支持アーム2を公知の手段によって、上下に操作す
ることが可能であり、磁気記録再生装置の停止時には、
支持アーム2を磁気記録媒体12から少し離しておくこ
とが可能である。このために、従来のように磁気ヘッド
をロード、アンロードさせる磁気記録媒体の無駄な領域
を極力少なくすることができる。
気ヘッドを用いた磁気記録再生装置のヘッド支持装置に
ついて説明したが、本発明のヘッド支持装置は、非接触
型のディスク記録再生装置、たとえば光ディスク装置や
光磁気ディスク装置等のヘッド支持装置として用いた場
合も同様の効果を有する。
装置を用いれば、ヘッドに十分な荷重を掛けながら、高
い柔軟性を有し、耐衝撃性の高い、高速アクセスが可能
なヘッド支持装置を提供することができる。
ば、支持アームの上下動が可能となるので、記録媒体の
回転停止時には、ヘッドを記録媒体から離して保持する
ことが可能となる。
装置の動作原理について示す側面図
装置の動作原理について示す平面図
装置の構成を示す斜視図
装置の構成を示す分解斜視図
装置の構成を示す軸受部付近の要部側面図
成と、ヘッド支持装置と磁気記録媒体との関係を示す平
面図
けられた部分の要部斜視図
を示す概略斜視図
Claims (10)
- 【請求項1】 支持アームと、 前記支持アームの一端に取り付けられたヘッドとを備
え、 前記支持アームは軸受部を回動中心として記録媒体の半
径方向に回動可能でかつ一対の頂部を有するピボット軸
受を回動中心として記録面に対して垂直方向に回動可能
に設けられ、 前記支持アームに、前記記録媒体方向の付勢力を付与す
る弾性手段を設けたことを特徴とするヘッド支持装置。 - 【請求項2】 前記弾性手段が前記軸受部と前記支持ア
ームとの間に設けられた板バネによることを特徴とする
請求項1に記載のヘッド支持装置。 - 【請求項3】 前記軸受部には、前記支持アームと接す
るように、一対の頂部を有する前記ピボット軸受が設け
られ、前記ピボット軸受の頂部と前記支持アームとが当
接する点を支点として、前記支持アームが前記記録面に
対して垂直方向に回動可能に設けられたことを特徴とす
る請求項1または請求項2に記載のヘッド支持装置。 - 【請求項4】 前記ピボット軸受に設けられた一対の頂
部が、前記軸受部の軸方向及び前記支持アームの長手方
向に垂直で、前記軸受部の前記記録媒体の半径方向の回
動中心を通る線上で前記支持アームと当接するように設
けられたことを特徴とする請求項3に記載のヘッド支持
装置。 - 【請求項5】 前記ピボット軸受の各頂部が、前記支持
アームの長手方向の中心線に対して対称な位置に設けら
れたことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の
ヘッド支持装置。 - 【請求項6】 前記ヘッドが前記支持アーム上に設けら
れたスライダによって保持されたことを特徴とする請求
項1から請求項5までのいずれか1項に記載のヘッド支
持装置。 - 【請求項7】 前記スライダをロール方向及びピッチ方
向に自在に支持するジンバル機構を、前記支持アーム上
に設けたことを特徴とする請求項6に記載のヘッド支持
装置。 - 【請求項8】 前記支持アームの、前記記録媒体の半径
方向の回動が、前記支持アームに設けられたボイスコイ
ルモータによることを特徴とする請求項1から請求項7
までのいずれか1項に記載のヘッド支持装置。 - 【請求項9】 前記弾性手段によって保持された前記支
持アームの重心位置が、前記支持アームの前記記録媒体
の半径方向の回動軸と前記記録媒体の前記記録面に対し
て垂直方向の回動軸との交点と同一であることを特徴と
する請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の
ヘッド支持装置。 - 【請求項10】 前記支持アームが高剛性部材で形成さ
れていることを特徴とする請求項1から請求項9までの
いずれか1項に記載のヘッド支持装置。
Priority Applications (16)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001034916A JP3374846B2 (ja) | 2001-02-13 | 2001-02-13 | ヘッド支持装置 |
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CNB021050597A CN1271634C (zh) | 2001-02-13 | 2002-02-11 | 工作头支撑装置及使用该工作头支撑装置的盘装置 |
CNB2003101012972A CN1221971C (zh) | 2001-02-13 | 2002-02-11 | 工作头支撑装置及使用该工作头支撑装置的盘装置 |
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US10/075,565 US6751064B2 (en) | 2001-02-13 | 2002-02-13 | Head supporting device and disk drive using the same |
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