JP3374087B2 - 半導体集積回路の試験方法 - Google Patents
半導体集積回路の試験方法Info
- Publication number
- JP3374087B2 JP3374087B2 JP24426198A JP24426198A JP3374087B2 JP 3374087 B2 JP3374087 B2 JP 3374087B2 JP 24426198 A JP24426198 A JP 24426198A JP 24426198 A JP24426198 A JP 24426198A JP 3374087 B2 JP3374087 B2 JP 3374087B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- converter
- output
- test
- comparator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Analogue/Digital Conversion (AREA)
- Tests Of Electronic Circuits (AREA)
Description
製造途中で実施される、デジタルアナログ変換器(以
下、「DAコンバータ」と称す)の動作試験を行う方法
に関するものである。
固定電圧をデジタルアナログ変換器の基準電源端子に接
続し、DAコンバータの動作に従い、出力されたアナロ
グ電圧値を電圧計で測定する(例えば、特開平5−12
9952号公報)方法がある。図5は上述の電圧計を用
いた試験の説明に供する図である。図5に示すように、
まず、データ発生手段51で発生したデータをDAコン
バータ52に入力し、DAコンバータ52の出力を高精
度電圧計53に入力し、高精度電圧計53の出力を測定
電圧値メモリ54で保持し、この高精度電圧計53の出
力とデータ発生手段51で発生したデータとに基づいて
演算装置55により、微分直線性及び積分直線性を求め
ることにより、DAコンバータの試験を行う。
する)を使用した試験方法では、DAコンバータの出力
電圧に応じてコンパレータの判定電圧を変えて試験を行
う又は判定電圧を変えた複数のコンパレータをDAコン
バータの出力に接続して試験を行う(特開平6−235
754号公報)方法がある。
説明に供する図である。図6に示すように、まず、デー
タ発生手段61で発生したデータをDAコンバータ62
に入力し、DAコンバータ62の出力を、上限基準電圧
63が入力されるコンパレータ64a及び下限基準電圧
65が入力されるコンパレータ64bのそれぞれに入力
し、演算装置によりDAコンバータの試験を行う。
を用いた従来の試験は、DAコンバータの動作及び電圧
値精度の検査を行うためには、DAコンバータの出力電
圧を精度良く測定する高精度電圧計と、測定した電圧値
を記憶するメモリ、その電圧値を数値解析する演算装置
が必要となる。
な時間を要し、あらゆる出力電圧の組み合わせ試験を行
うことは難しい。
ンバータを内蔵している場合、複数個のDAコンバータ
を同時に試験するためには、複数個の高精度電圧計、メ
モリ、演算処理装置が必要であるが装置は非常に高価な
ものになってしまう。従って、複数個のDAコンバータ
を試験する際は1台の高精度電圧計、メモリ、演算処理
装置を切替えて試験することになるため、さらに試験時
間が増加する。
高精度電圧計を接続し試験するため、電圧計に接続され
ていない他のDAコンバータは同時には試験されず、隣
接するDAコンバータとDAコンバータの干渉不良等が
スクリーニングされない。
おいては、DAコンバータの出力電圧に応じて、コンパ
レータの判定電圧を変えて試験をする必要があり、DA
コンバータの動作が変化し出力電圧が変わるたびにコン
パレータの判定電圧を変更するため多大な時間を要す
る。すなわち、現行のテスタ構造では、コンパレータの
判定電圧を変更する場合は、テスタのDC電源を変更す
る必要がある。従って、電圧値変更のたびに待ち時間が
必要となり、テスト時間が増加することになる。
タによる試験方法では、DAコンバータの出力電圧値に
に応じた数のコンパレータが必要となり、コンパレータ
数の増大を招き、装置のコストアップにつながる。
目的としてなされたものであり、検査装置のコストアッ
プを招くことなく、DAコンバータの動作および電圧精
度試験およびあらゆる出力電圧の組合わせ試験を、最小
限のコンパレータ数で短時間に実現する半導体試験装置
とその試験方法を提供するものである。
の半導体集積回路の試験方法は、選択回路及び出力回路
を備えたデジタルアナログ変換器を有する半導体集積回
路の試験方法において、入力されたテストパターンに応
じた正常時の出力電圧が比較器の固定上限値と固定下限
値との間になるように、上記テストパターンの変化に応
じて上記デジタルアナログ変換器の上限基準電源及び下
限基準電源にそれぞれ所定の電圧を印加するステップ
と、デジタルアナログ変換器の出力電圧を比較器で判定
するステップとから成ることを特徴とするものである。
積回路の試験方法は、任意電圧発生器を用いて、上記上
限基準電源及び下限基準電源に所定の電圧を印加するこ
とを特徴とする、請求項1に記載の半導体集積回路の試
験方法である。
本発明を詳細に説明する。
路の試験時の構成図である。図1において、1a、1b
は任意電圧発生器、2a、2bは基準電源、3は電圧分
割回路、4はDAコンバータ設定用ポート、5は出力回
路、6は選択回路、7はDAコンバータ、8は出力端
子、9aは固定された上限判定電圧(VH)、9bは固
定された下限判定電圧(VL)、10a、10bはコン
パレータ、11は出力期待値メモリを備えた判定装置を
示す。
験するために、図1に示す様に、DAコンバータ7の基
準電源の両端2a、2bに外部から電圧値制御可能な任
意電圧発生器1a、1bを2台接続する。また、DAコ
ンバータ出力には、判定電圧9a、9bを予め固定した
コンパレータ10a、10bを接続する。任意電圧発生
器1a、1bは20MHzクロックを源振にもつアナロ
グ信号発生器である。ADコンバータやフィルタ等を内
蔵するデジタルアナログLSIに対して、アナログ信号
を入力する際に使用します。入力するアナログ信号は、
波形パラメータの組み合わせと合成とによりビデオ信号
やVTR信号等の複雑な信号でも簡単に使えるようにな
っている。また、この発生器はファンクション試験に使
用するテストパターンに同期して信号(電圧)を発生す
ることができるため、効率のよいテストが可能となる。
この状態にて、DAコンバータは入力データに応じて2
つの任意電圧発生器の電位間を分割した電圧を選択し出
力端子に出力する。
パレータ10a、10bに入り、比較判定されるが、こ
のとき常に、正常なDAコンバータであれば出力される
であろう出力電圧が予め固定したコンパレータの判定電
圧内に入れる様、2台の任意電圧発生器1a、1bの出
力電圧を、DAコンバータ7が選択している電圧に応じ
て変化させる。
コンバータ7の出力電圧を一定にすることができ、コン
パレータ10a、10bの判定電圧を変化させることな
くDAコンバータ7の機能試験を行える。DAコンバー
タ7を簡単に表わすために、図1において、電圧分割回
路5、選択回路6、出力回路8のみで示してある。DA
コンバータ7の基準電源にパターン同期式の任意電圧発
生電源を接続し、DAコンバータ7の出力にコンパレー
タ10a、10bを接続する。
試験方法の説明に供する図である。これらの図は、任意
電圧発生器1a、1bの電圧と、DAコンバータ7内で
選択出力された電圧、コンパレータ10a、10bの大
小比較電圧の位置関係を表わしたうえで、DAコンバー
タ7の出力電圧試験方法の説明に供する図である。
端の基準電源2a、2bに、任意電圧発生器1a、1b
を接続する。電圧分割回路3により分割された電圧は、
選択回路6に入力される。
入力されたファンクションテストパターンのデータに応
じた電圧が選択され、出力回路5を介し、出力端子8へ
出力される。その選択された電圧はコンパレータ10
a、10bに入力され、コンパレータ10a、10bの
大小比較の結果が、判定装置11の出力期待値メモリと
比較され、判定がなされる。
限電圧28の範囲で電圧を出力する。また、出力電圧を
受けるコンパレータ10a、10bは、上限電圧27と
下限電圧28との中心電圧29を判定するように設定す
る。
限電圧28を出力するよう選択スイッチ35を選択して
いる場合を示す。このとき、上限電圧27と下限電圧2
8の中心値29に任意電圧発生器の出力電圧31を合わ
せ、任意電圧発生器の出力電圧30を上限電圧27に合
わせる。
ば、出力電圧32はコンパレータの大小比較電圧(ハイ
側)(以下、「判定電圧(ハイ側)」と称する)33以
下になり、またコンパレータの大小比較電圧(ロー側)
(以下、「判定電圧(ロー側)」と称する)34以上に
なる。すなわち、この2つの大小比較電圧内に出力電圧
32が入れば、選択回路6は下限電圧の選択スイッチ3
5をオンしていることが判る。
選択スイッチ36を選択している場合を示す。このと
き、上限電圧27と下限電圧28の中心値29を出力す
るよう任意電圧発生器出力電圧30と任意電圧発生器出
力電圧31を設定する。その結果、DAコンバータ7が
正常であれば、出力電圧32はコンパレータの判定電圧
(ハイ側)33以下になり、また、コンパレータの判定
電圧(ロー側)34以上になる。すなわち、この2つの
判定電圧内に出力電圧32が入れば、選択回路6は選択
スイッチ36をオンしていることが判る。
限電圧を出力するよう選択スイッチ37を選択している
場合を示す。このとき、上限電圧27と下限電圧28の
中心値29に任意電圧発生器の出力電圧30を合わせ、
任意電圧発生器の出力電圧31を下限電圧28に合わせ
る。出力電圧32はコンパレータの判定電圧(ハイ側)
33以下になり、またコンパレータの判定電圧(ロー
側)34以上になる。この2つの判定電圧内に出力電圧
32が入れば、選択回路6は上限電圧の選択スイッチ3
7をオンしていることが判る。
える場合は、テストパターンを走らせた後、DAコンバ
ータの基準電源に電圧を印加し、続いてDAコンバータ
を別の状態に設定するため、テストパターンを走らせ、
再びDAコンバータの基準電源に別の電圧を印加する繰
り返しのテスト方法であった。一方、本発明を用いて、
任意電圧発生器はテストパターンと同期してLSIへ信
号(電圧)を与えることができるため、テスタのドライ
バ波形を入力する場合と同じくテストパターンを走らせ
ながら、さまざまな電圧をDAコンバータの基準電圧に
入力することができる。すなわち、テストパターンを一
度走らせれば、印加したいすべての電圧をDAコンバー
タに入力することができる。その結果、テストパターン
を走らせるための操作時間、DC電圧を設定するための
待ち時間等を省くことができ、テスト時間の短縮が可能
となる。
用いることにより、DAコンバータの出力電圧測定を電
圧計を使用せずコンパレータを使用するため早く試験を
行うことが出来る。これは電圧計で測定した電圧値を一
旦記憶し、記憶した内容を演算加工して判定にまで持っ
ていく必要がないためである。
てDAコンバータの出力電圧試験を行っていいるが、D
Aコンバータの出力電圧に応じてコンパレータの判定電
圧を変化させないことにより、より早く試験を行うこと
が出来ると伴に、DAコンバータの出力電圧の種類に対
応してコンパレータ数を増やすことがないため装置のコ
ストダウンにもつながる。
いる場合もDAコンバータの数だけコンパレータを設置
すれば簡単に同時測定を行うことができ、DAコンバー
タどうしの干渉不良も容易にスクリーングすることがで
きる。
の構成図である。
法の説明に供する第1の図である。
法の説明に供する第2の図である。
法の説明に供する第3の図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 選択回路及び出力回路を備えたデジタル
アナログ変換器を有する半導体集積回路の試験方法にお
いて、 入力されたテストパターンに応じた正常時の出力電圧が
比較器の固定上限値と固定下限値との間になるように、
上記テストパターンの変化に応じて上記デジタルアナロ
グ変換器の上限基準電源及び下限基準電源にそれぞれ所
定の電圧を印加するステップと、 デジタルアナログ変換器の出力電圧を比較器で判定する
ステップとから成ることを特徴とする、半導体集積回路
の試験方法。 - 【請求項2】 任意電圧発生器を用いて、上記上限基準
電源及び下限基準電源に所定の電圧を印加することを特
徴とする、請求項1に記載の半導体集積回路の試験方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24426198A JP3374087B2 (ja) | 1998-08-31 | 1998-08-31 | 半導体集積回路の試験方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24426198A JP3374087B2 (ja) | 1998-08-31 | 1998-08-31 | 半導体集積回路の試験方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000078008A JP2000078008A (ja) | 2000-03-14 |
JP3374087B2 true JP3374087B2 (ja) | 2003-02-04 |
Family
ID=17116130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24426198A Expired - Fee Related JP3374087B2 (ja) | 1998-08-31 | 1998-08-31 | 半導体集積回路の試験方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3374087B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9046898B2 (en) | 2011-02-24 | 2015-06-02 | Google Inc. | Power-preserving communications architecture with long-polling persistent cloud channel for wireless network-connected thermostat |
-
1998
- 1998-08-31 JP JP24426198A patent/JP3374087B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000078008A (ja) | 2000-03-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3617621B2 (ja) | 半導体集積回路の検査装置及びその検査方法 | |
JP2008538863A (ja) | 電源電圧の監視 | |
KR100339835B1 (ko) | Ic시험장치의전압인가전류측정회로 | |
JP2002236152A (ja) | 半導体集積回路の試験装置及び試験方法 | |
JPH0526985A (ja) | 半導体集積回路の測定方法 | |
JP2539897B2 (ja) | 漏れ電流試験装置 | |
KR100295702B1 (ko) | 반도체디바이스시험장치 | |
US20010005143A1 (en) | Configuration for measurement of internal voltages in an integrated semiconductor apparatus | |
JP3374087B2 (ja) | 半導体集積回路の試験方法 | |
JP2010002315A (ja) | 半導体試験装置とそのdc特性試験方法 | |
JP4259692B2 (ja) | 回路基板検査装置 | |
KR20010070252A (ko) | 반도체 시험장치의 기준전위 설정방법 및 장치 | |
JP2000165244A (ja) | 半導体集積回路装置 | |
JPH0766031B2 (ja) | 検査装置 | |
JP3588221B2 (ja) | 回路基板検査装置の計測部自己診断装置 | |
JP2001153915A (ja) | Icテスタ、及びic試験方法 | |
JPH11258312A (ja) | 半導体集積回路検査装置とその試験方法 | |
JPH102935A (ja) | Ic試験装置 | |
JPH11202032A (ja) | 基板検査方法、およびこの方法を使用した基板検査装置 | |
JP2000147071A (ja) | アナログ回路の特性検査装置 | |
JPH0621816A (ja) | D/aコンバータテスト回路 | |
JP2001221829A (ja) | 半導体試験装置の基準電位設定装置及び方法 | |
JP2001305188A (ja) | 半導体試験装置 | |
JP2944307B2 (ja) | A/dコンバータの非直線性の検査方法 | |
JPH05281292A (ja) | Ad回路を使用するicテスタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081122 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091122 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091122 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101122 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111122 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111122 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121122 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121122 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131122 Year of fee payment: 11 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |