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JP3371769B2 - 電圧制御圧電発振用ic - Google Patents

電圧制御圧電発振用ic

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JP3371769B2
JP3371769B2 JP23635497A JP23635497A JP3371769B2 JP 3371769 B2 JP3371769 B2 JP 3371769B2 JP 23635497 A JP23635497 A JP 23635497A JP 23635497 A JP23635497 A JP 23635497A JP 3371769 B2 JP3371769 B2 JP 3371769B2
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JP
Japan
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voltage
controlled piezoelectric
electrostatic protection
piezoelectric oscillator
oscillation
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高志 遠藤
三喜男 重盛
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水晶振動子やSA
W共振子などの圧電素子と、バリキャップと称される可
変容量ダイオードとを接続して発振可能な電圧制御圧電
発振用ICと、このICを用いた電圧制御圧電発振器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】素子およびモジュールを小型化および高
集積化のために回路部品をIC化することが望ましい。
そして、IC化する上においては、静電気によるICの
破壊を防止するために各接続端子(パッド)あるいはそ
のパッドに繋がる配線に静電気保護回路を設けることが
必須となっている。
【0003】図8に示すように、従来の電圧制御圧電発
振器9は、ディスクリートのC−MOSインバータ2ま
たはバイポーラ・トランジスタが増幅器として使用さ
れ、インバータ2の帰還抵抗Rf、圧電振動子5のドラ
イブ電流を制限するための抵抗Rd、直流カット用のコ
ンデンサCc、発振用のドレイン容量Cdおよびゲート
容量Cg、周波数制御用の制御電圧Vcが印加される入
力抵抗Ri、さらに、バリキャップ(可変容量ダイオー
ド)6のバイアス抵抗Rxといった発振回路を構成する
各素子もディスクリートな部品で構成されおり、電圧制
御圧電発振器9の静電耐圧を十分に高く保持することが
できる。
【0004】電圧制御圧電発振器9は、逆方向に制御電
圧Vcを印加し、その値を変えることにより容量が調整
できる可変容量ダイオード(バリキャップ)6を用いた
発振器である。このため、発振用容量CdおよびCgに
バリキャップ6の容量を加えた合成発振容量を制御電圧
Vcで調整できるので、例えば、図9に示すように制御
電圧Vcによって発振周波数foを可変できる。
【0005】近年、図10に示すように、電圧制御圧電
発振器も小型化のためにIC化されており、圧電振動子
5やバリキャップ6といった半導体基板上に作り込むこ
とができない素子を除き、インバータ2およびその他の
抵抗と容量などから構成される発振回路10はIC化さ
れ1チップに搭載されるようになっている。そして、こ
の発振回路10を内蔵したIC11と、水晶振動子など
の圧電振動子5、バリキャップ6および配線部材などが
共にモールド樹脂、金属容器あるいはセラミック容器な
どによって1つにパッケージ化され、小型の電圧制御圧
電発振器8が提供されるようになっている。
【0006】発振回路10を内蔵したIC11には、圧
電振動子5およびバリキャップ6を接続するための接続
端子(パッド)Xg、XrおよびXxが設けられてお
り、例えば、本例のIC11にはパッドXrおよびXx
のぞれぞれに静電気保護回路20が接続されている。静
電気保護回路20は、パッドXrあるいはXxと、IC
11の2つの定電圧部分である高電位Vddと低電位V
ss(接地電位GND)とを各々1つの静電気保護ダイ
オード21を介して接続した構成が採用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図11に、IC化され
静電気保護回路20を備えた電圧制御圧電発振器8で得
られる発振周波数foの特性を制御電圧Vcに対して模
式的に示してある。詳しくは後述するが、静電気保護回
路20を設けることにより、制御電圧Vcが高電位Vd
dあるいは低電位Vssの近傍になると、バリキャップ
6の接続端子の電位がクリップされ、アノードとカソー
ド間の電位差Va(以降において印加電圧Va)が制御
電圧Vcの変化に追従しにくくなるので、制御電圧Vc
の低電圧側と高電圧側(図中のAおよびB)でfo−V
c特性が劣化する。従って、発振周波数foが制御電圧
Vcに対し直線的に変化する直線領域Wc’が、図9に
示したディスクリートの部品を用いて構成した電圧制御
圧電発振器9の直線領域Wcよりも狭くなる。
【0008】図12に、ディスクリートな部品により構
成された電圧制御圧電発振器9のバリキャップ6のカソ
ード側が接続される端子(パッド)Xxの波形を示して
ある。例えば、発振波形のピーク間電圧Vppが3Vと
すると、パッドXxには、パッドVcより抵抗Riを介
して直流の制御電圧Vcが印加されるので、パッドXx
の電圧波形は制御電圧Vcを中心値としてピーク間電圧
Vppの発振波形が付加された上下に対象な波形とな
る。また、バリキャップ6のアノード側が接続されるパ
ッドXrは、抵抗Rxを介して接地電位GNDに接続さ
れているので、接地電位GNDを中心にピーク間電圧V
ppの発振波形が付加された上下に対象な波形となる。
従って、図13に示すように、バリキャップ6の印加電
圧VaとなるパッドXxとパッドXrの電位差は制御電
圧Vcと等しくなる。なお、説明を容易にするため、パ
ッドXxとXrの波形の位相と振幅の大きさを同じにし
てある。
【0009】図14に、発振回路10を収納したIC1
1を用いた電圧制御圧電発振器8のパッドXxの波形を
示してある。この電圧制御圧電発振器8は、静電気保護
回路20を備えているので、静電気保護回路20の静電
気保護ダイオード21のターンオン(順方向)電圧Vt
による影響を考慮する必要がある。すなわち、ターンオ
ン電圧Vtが0.65V、ピーク間電圧Vppが3Vの
ときは、制御電圧Vcが0.85V未満であると、パッ
ドXxにおける発振波形の下側の一部で電位が低電位V
ssよりターンオン電圧分0.65Vさらに低い電位を
下回る電位になるので、低電位Vss側に接続された静
電気保護ダイオード21がオンする。このため、パッド
Xxの電位は−0.65Vでクリップされる。従って、
電圧波形は非対象となり、これはパッドXrの電圧波形
でも同じである。一方、制御電圧Vcが4.15Vを越
えると、パッドXxにおける発振波形の上側の一部で高
電位Vddよりターンオン電圧分0.65Vさらに高い
電位を上回る電位になるので、高電位Vdd側に接続さ
れた静電気保護ダイオード21がオンする。従って、パ
ッドXxの電位は5.65Vででクリップされ、上下の
振幅が非対象になる。
【0010】制御電位Vcが高電圧側および低電圧側に
おいては、パッドXxおよびパッドXrの発振電圧がV
ddおよびVssにターンオン電圧Vtを加味した値を
越えようとすると、VddおよびVssにターンオン電
圧Vtを加味した値に前述のようにクリップされるの
で、バリキャップ6の印加電圧VaとなるパッドXxと
パッドXrの電位差は制御電圧Vcと等しくならず、時
刻によって変動する。各制御電圧Vcに対する印加電圧
Va(パッドXxとパッドXrの電位差)の時間変化を
図15に示す。時間的に変化する印加電圧Vaを時間平
均(時間で積分)し、制御電圧Vcに対して模式的に示
したのが図16である。この図16により、制御電圧V
cが高電圧Vdd側に近くになったとき、あるいは、低
電圧Vss側(接地電位GND)に近くになったとき
は、制御電圧Vcを変化させても実効的にバリキャップ
6に印加される電圧Vaは制御電圧Vcの変化に追従し
ないことが理解できる。このため、制御電圧Vcに対し
バリキャップ6の容量変化が少なくなり、制御電圧Vc
が高電圧側および低電圧側のときにfo−Vc特性が劣
化し、制御電圧Vcの制御範囲Wcが狭くなってしま
う。さらに、パッドXrの側では、常に低電位Vss側
(GND側)が−0.65Vでクリップされるので、バ
リキャップ6の印加電圧Vaの時間平均値は図16に示
すように約0.5V程小さくなってしまう。従って、こ
の点でもバリキャップ6の制御可能な範囲が狭くなって
しまう。
【0011】このように、発振回路がIC化された電圧
制御圧電発振器8は、小型化が可能であるが、静電気保
護回路20が接続されたパッドの電位は、高電位Vdd
および低電位Vssの近傍ではクリップされてしまい、
印加電圧Vaが制御電圧Vcに比例しないため、制御電
圧Vcの低電圧側と高電圧側でfo−Vc特性が劣化し
てしまう。従って、良好なfo−Vc特性を重視する場
合にはディスクリートな部品で構成した電圧制御圧電発
振器9を用い、コンパクト性を重視する場合には、fo
−Vc特性が劣化するが、静電気保護回路と共に発振回
路10がIC化された電圧制御圧電発振器8が用いられ
ている。
【0012】コンパクト性とfo−Vc特性の直線性と
を重視する場合には、IC化された電圧制御圧電発振器
8を用いてfo−Vc特性が劣化しない範囲で制御電圧
Vcを設定する必要があるので、制御範囲Wcが狭くな
り、周波数を可変できる範囲も狭くなる。また、発振回
路の駆動レベル(圧電振動子の駆動レベル)を下げて発
振振幅(ピーク間電圧Vpp)を狭くすると若干fo−
Vc特性の直線性が改善される。しかしながら、負性抵
抗が減少するので、発振開始時間が長くなり、また、発
振停止が発生するという問題がある。
【0013】図17に示すように、fo−Vc特性を急
峻にすることにより、可変できる周波数範囲fwをf
w’と広げることができるが、制御電圧Vcの制御範囲
Wcは変化しない。このため、制御電圧Vcに対する周
波数変化率が大きくなり周波数の制御精度が低下してし
まう。
【0014】そこで、本発明においては、コンパクト性
とfo−Vc特性を両立できる電圧制御圧電発振用IC
および電圧制御圧電発振器を提供することを目的として
いる。そして、小型で、幅の広い制御範囲を備え、周波
数の制御精度も高い電圧制御圧電発振器を提供すること
を目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては、電圧クリップの発生する可能性のある、バリキャ
ップのカソード接続される第1の接続端子と、IC内
の高電位部分あるいは低電位部分(接地電位部分)の定
電位部分(定電圧部分)とをカソード側またはアノード
側のいずれかが対向するように直列に接続された少なく
とも1組のダイオードを介して接続し、静電気保護機能
を持たせるようにしている。すなわち、本発明の圧電素
子および可変容量ダイオードを接続可能な複数の接続端
子と、これらの接続端子のうち、可変容量ダイオードの
カソードに接続される第1の接続端子に対し、入力抵抗
を介して接続された制御端子と、制御端子へ印加する制
御電圧によって発振周波数を制御可能な発振回路とを有
する電圧制御圧電発振用ICにおいては、複数の接続端
子のうち、可変容量ダイオードのカソードに接続される
第1の接続端子が第1の定電圧部分に対し、カソード側
またはアノード側のいずれかが対向するように直列に接
続された少なくとも1組のダイオードを介して接続され
ていることを特徴としている。
【0016】例えば、2つの静電気保護用ダイオードを
カソード側またはアノード側のいずれかが対向するよう
に直列に接続すると、2個のうち一方が順方向で他方が
逆方向となるので、2個のダイオードが同時にオンにな
ることはない。従って、可変容量ダイオード(バリキャ
ップ)に印加される電圧など、発振回路内の電圧が高電
位あるいは低電位(接地電位)に静電気保護用ダイオー
ドのターンオン電圧を加味した電圧にクリップされな
い。一方、2つの静電気保護用ダイオードをカソード側
またはアノード側のいずれかが対向するように接続して
静電気保護回路を形成しても、一方の静電気保護用ダイ
オードのブレークダウン電圧に他方の静電気保護用ダイ
オードのターンオン電圧(順方向電圧)が加わる程度で
あり、ICを構成する素子の耐圧に影響はない。従っ
て、十分な静電気保護機能を発揮できる。
【0017】このように、本発明の電圧制御圧電発振用
ICは、静電気保護回路に起因する発振回路内の電圧ク
リップを防止できるので、このICに水晶振動子などの
圧電振動子とバリキャップとを接続してコンパクトでf
o−Vc特性に優れた電圧制御圧電発振器を提供するこ
とができる。
【0018】さらに、電圧制御圧電発振用ICの第1の
接続端子に、第2の定電圧に近い電圧が生ずる場合は、
第1の接続端子が第2の定電圧部分に対しても、カソー
ド側またはアノード側のいずれかが対向するように直列
に接続された少なくとも1組のダイオードを介して接続
されていることが望ましい。このように、第1の定電圧
部分あるいは第2の定電圧部分に対しカソードまたはア
ノードが対向するように複数のダイオードを接続するこ
とにより、第1の接続端子においては、第1の定電圧あ
るいは第2の定電圧に対しダイオードのブレーク電圧を
加味した電圧範囲までクリップが発生しないので、ディ
スクリートな部品を用いて電圧制御発振器を構成した場
合とほぼ同じレベルの制御電圧Vcによる周波数可変範
囲を確保できる。
【0019】また、本発明の電圧制御圧電発振用ICを
用いることにより、制御電圧Vcに対し十分な制御範囲
を確保できるので、fo−Vc特性の直線性を確保する
ために圧電振動子の駆動レベルを下げる必要はなく、負
性抵抗を増大でき、発振開始時間を短縮できる。また、
発振停止などが起こるのも防止できる。さらに、fo−
Vc特性の直線性が広い範囲で確保できるので、制御で
きる周波数範囲fwを広げるためにfo−Vc特性を急
峻にする必要もなく、周波数の制御精度も高いコンパク
トな電圧制御圧電発振器を提供することができる。
【0020】さらに、第1の接続端子には、静電気保護
の機能を果たすために複数個のダイオードが直列に接続
される状態になるので、これらのダイオードの合成容量
は個数分の1になる。従って、接続端子に寄生する容量
が削減され、発振容量に寄生する容量が従来に数分の1
になり、具体的見積もりが困難な寄生容量が小さくなる
ので、設計が容易でfo−Vc特性の均一な電圧制御発
振器を提供することができる。
【0021】
【0022】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0023】〔第1の実施の形態〕図1に、本発明の第
1の実施の形態に係る電圧制御圧電発振器1の概略構成
を回路図を用いて示してある。本例の電圧制御圧電発振
器1の基本的な構成は、先に図10に基づき説明した発
振器8と同じであるので、共通する部分には同じ符号を
付して説明を省略する。本例の電圧制御圧電発振器1
は、パッドXxに接続された静電気保護回路20aおよ
びパッドXrに接続された静電気保護回路20bを備え
ており、これらの静電気保護回路20aおよび20bに
は、カソード側が対向するように直列に接続された静電
気保護用ダイオード21のペア22が高電位Vdd側あ
るいは低電位Vss(接地電位GND)側の少なくとも
いずれかに設けられている。
【0024】バリキャップ6のカソード側が接続される
パッドXxには、図12に示したように、制御電圧Vc
によって振幅の一部が高電位Vddおよび低電位Vss
に静電気保護回路20aおよび20bに用いられている
ダイオードのターンオン電圧Vtを加味した電圧に達す
る。パッドXxは静電気保護回路20aによって高電位
Vdd側とカソード側が対向するように直列に接続され
た静電気保護用ダイオード21のペア22を介して接続
され、また、低電位Vss側とも同様のペア22を介し
て接続されている。このため、本例の静電気保護回路2
0aは、ペア22をなすいずれかの静電気保護ダイオー
ド21に対し逆方向の電位が印加されるので、静電気保
護ダイオード21のターンオン電圧( 順方向電圧)では
オンオフしない。したがって、図12に示したように、
パッドXxの電圧変動(電圧振幅)が高電位Vddおよ
び低電位Vssに対し、あるいは加えて静電気保護ダイ
オードのブレークダウン電圧の範囲に収まる場合は、パ
ッドXxの電位が高電位Vddおよび低電位Vssにタ
ーンオン電圧Vtを加味した電圧にクリップされること
はない。一方、パッドXxに何らかの原因により静電気
が発生しても、その電圧は静電気保護ダイオード21の
ブレークダウン電圧にクリップされる。このため、IC
11を構成している素子の耐圧以上の電圧が発生するこ
とはなく本例の静電気保護回路20によってIC11を
静電気に対し保護することができる。
【0025】また、静電気保護回路20aに直列に接続
された2つの保護ダイオード21のペア22を採用する
ことにより、パッドXxに対しダイオード21の寄生容
量も直列に接続されることになるので、その影響を1/
2にできる。パッドに対する寄生容量は、バリキャップ
6および発振容量Cdなどの寄生容量になるので、この
具体的見積もりが困難な寄生容量を小さくすることによ
り、設計が容易でfo−Vc特性の均一な電圧制御発振
器1を提供することができる。また、発振器の設計にあ
たり、回路内の各種寄生容量を極力抑えることは発振器
性能確保の点から重要であり、さらに、設計段階におい
ても、正確な見積もりが困難な寄生容量を極力排除する
ことは、開発工数の軽減、開発期間の短縮といった大き
な効果を得ることができる。
【0026】バリキャップ6のアノード側が接続される
パッドXrは抵抗Rxを介して接地電位(低電位Vs
s)に接続されているので、図12に示した低電位Vs
sを中心に振れる電圧が発生する。従って、パッドXr
は静電気保護回路20bによって低電位Vss側とカソ
ード側が対向するように直列に接続された静電気保護用
ダイオード21のペア22を介して接続されている。し
たがって、パッドXrの電圧が低電位Vssにターンオ
ン電圧Vtを加味した電圧にクリップされるのを防止で
きる。一方、高電位Vdd側は、パッドXrの電圧が高
電位Vddにまで達することがないので、従来と同様に
静電気保護用ダイオード21が1つ接続されている。も
ちろん、高電位Vdd側に、低電位Vss側と同様のダ
イオード21のペア22を設置することも可能である。
ダイオードのペア22を高電位Vdd側に設けても、上
述したようにXrの電圧が高電位Vdd近傍まで振れな
いので、電圧クリップという点では、静電気保護回路は
必要であるがペア22を設置する必要は実用上はない。
しかしながら、パッドXrの寄生容量を小さくするとい
う点で効果を得ることができる。
【0027】このように、本発明の電圧制御圧電発振用
IC11は、静電気保護回路に起因する発振回路内の電
圧クリップを防止できるので、このIC11に水晶振動
子などの圧電振動子とバリキャップとを接続することに
より、コンパクトでfo−Vc特性に優れた電圧制御圧
電発振器1を提供することができる。したがって、電圧
制御圧電発振器1として、コンパクトで、周波数特性
(偏差dfなど)が制御電圧Vcに対しほぼリニアに変
化する範囲が広い、優れた制御特性を備えた電圧制御圧
電発振器を提供することができる。
【0028】図2に、本例の電圧制御圧電発振器1のf
o−Vc特性をシミュレーションした結果を実線で示し
てある。また、図10に示した従来の静電気保護回路を
備えた電圧制御圧電発振器8の特性をシミュレーション
した結果を一点鎖線で示し、また、図8に示した静電気
保護回路を備えていないディスクリートな部品を対象と
した電圧制御圧電発振器9の特性を破線で示してある。
図2の縦軸は、基準となる発振周波数に対して制御電圧
Vcを制御することで得られた発振周波数foの偏差d
fをppm単位で示してある。また、横軸は制御電圧V
cを示してある。
【0029】本例のシミュレーションは、インバータ2
および帰還抵抗Rf以外はディスクリートな素子を組み
合わせて回路を構成し、その測定結果を示してある。イ
ンバータ2を備えたICは日本無線社製のNJU632
1Pを用い、バリキャップ6は東光社製のKV1811
Eを用いた。発振回路10を構成する各素子は、抵抗R
dが1kΩ、容量Ccが47pF、抵抗Riが100k
Ω、容量Cdが22pF、抵抗Rxが50kΩ、容量C
gが22pFのものを採用した。また、圧電振動子5と
しては、セイコーエプソン社製の水晶振動子を用い、高
電位Vddは5.0V、中心周波数13.0MHzの電
圧制御圧電発振器を形成し、その特性を測定した。な
お、静電気保護用ダイオード21にはターンオン電圧
0.65Vのシリコンダイオードを用いている。
【0030】図2に示した測定結果からわかるように、
従来の静電気保護回路を備えた電圧制御圧電発振器は、
一点鎖線で示したようにdf−Vc特性は複雑な挙動を
示し、線形として取り扱える範囲は非常に狭い。これに
対し、本例のダイオードをペアにした静電気保護回路を
備えた電圧制御圧電発振器1のdf−Vc特性は、実線
で示すように、静電気保護回路を設けない場合(破線の
特性)とほぼ同じ傾向が現われ、周波数特性が制御電圧
Vcに対し広い範囲でほぼ直線的に単純に変化する。し
たがって、IC化に必要な静電気保護回路を備えた電圧
制御圧電発振器であって、静電気保護回路を必要としな
いディスクリートな素子で構成した電圧制御圧電発振器
と同等の優れた周波数−制御電圧特性を得ることができ
る。このように、本発明により、優れたfo−Vc特性
を備えた電圧制御圧電発振用IC11を実現することが
でき、この電圧制御圧電発振用IC11を用いることに
より、コンパクトで周波数特性の優れた電圧制御圧電発
振器1を提供することができる。
【0031】図2に示したように、本例の電圧制御圧電
発振用IC11を用いることにより、制御電圧Vcに対
し十分な周波数制御範囲を設定できるので、制御の直線
性を改善するために圧電振動子の駆動レベルを下げる必
要はなく、負性抵抗を増大でき、発振開始時間を短縮で
きる。また、発振停止などがおきる可能性も大幅に低減
できる。また、制御電圧Vcに対し十分な周波数制御範
囲を設定できるのでfo−Vc特性の傾きも適当に設定
することが可能であり、周波数の制御精度も高いコンパ
クトな電圧制御圧電発振器を提供することができる。
【0032】図3に、ICの半導体基板25に本例の静
電気保護回路20aまたは20bを構成するダイオード
21のペア22を作り込んだ様子を模式的に示してあ
る。本例のIC11の基板にはP型の半導体基板25が
採用されており、この基板25にN型のウェル26が形
成され、さらに、そのウェル26の中に2つのP型層2
7が形成されている。そして、それぞれのP型層27に
電極28が設置され、カソード側が対向した1組のシリ
コンダイオードのペア22が形成されている。このよう
に、半導体基板に1組のダイオードのペア22を作り込
むことは容易であり、従来の1つのダイオードを用いた
静電気保護回路に対して、ペア22のダイオードを用い
ることによるIC11の面積の増加やコストの増加はほ
とんどない。したがって、従来の各々1つのダイオード
を用いた静電気保護回路が設けられたICと比較して
も、本発明により、同等にコンパクトで低コストであ
り、さらに、制御特性に優れた電圧制御圧電発振器用I
C11を提供することができる。
【0033】ダイオードのペア22は、P型基板25に
かぎらず、N型の半導体基板に対しても同等に作り込む
ことが可能である。ただし、N型基板を用いる場合は、
ダイオードのアノード側が対向したペア22となるが、
静電気保護機能としては同等の性能を発揮し、また、電
圧クリップも上述したように防止することができる。ま
た、図4に示したように、MOSFET30を用いてダ
イオード21のペア22を構成することが可能である。
本例のMOSFET30は、Pチャンネル型MOSFE
Tであり、P型基板25に形成されたN型ウェル26を
用いて構成されている。このMOSFET30のゲート
電極31を高電圧Vddに固定しておくことにより、ソ
ース27aとドレン27bとの間にチャンネル層が形成
されず、ソース27aおよびドレン27bを用いてカソ
ード側が対向したダイオードのペア22を構成すること
ができる。
【0034】〔第2の実施の形態〕図5に、本発明の第
2の実施の形態に係る電圧制御圧電発振器7の概略構成
を回路図を用いて示してある。本例の電圧制御圧電発振
器7の基本的な構成は、先に図1に基づき説明した電圧
制御圧電発振器と同様であり、発振容量Cdの位置にバ
リキャップ6を接続できるようになっている。従って、
パッドXrが省略されており、バリキャップ6のカソー
ド側を接続するパッドXxに圧電振動子5も接続される
ようになっている。本例の電圧制御圧電発振用IC11
には、上記と同様にパッドXxをダイオード21のペア
22を介して高電位Vddと低電位Vssにそれぞれ接
続する静電気保護回路20cが設けられており、バリキ
ャップ6のカソード側の電位が高電位Vddにダイオー
ド21のターンオン電圧Vtに加味した電位にクリップ
されるのを防止している。
【0035】本例の静電気保護回路20cのダイオード
21のペア22は、アノード側が向かい合うように直列
に接続されており、このようなダイオード21のペア2
2は、図3に示したような構成でN型半導体基板に作り
込むことができる。ただし、各拡散層25、26および
27のタイプは異なったものになる。
【0036】図6(a)に従来のディスクリートな部品
で電圧制御圧電発振器9を構成した例を示してある。ま
た、図6(b)に、高電圧Vdd側と低電圧Vss側に
それぞれ1つのダイオード21で接続した静電気保護回
路20を備えた電圧制御圧電発振器8を示してある。そ
して、図5に示した本例の電圧制御圧電発振器7と、こ
れら従来の電圧制御圧電発振器との性能を比較するため
にシミュレーションを行った結果を図7に示してある。
シミュレーションは、先に説明した実施の形態と同様の
方法で行われ、インバータ2を除きディスクリートなパ
ーツが用いて回路を構成して制御電圧Vcに対して発振
周波数が変化する様子を偏差df(ppm単位)で示し
てある。なお、シミュレーション用の回路を構成するデ
ィスクリートな各々のパーツは先に説明したものと同じ
ものが使用された。
【0037】図7に、本例の電圧制御圧電発振器7のシ
ミュレーション結果を実線で示し、静電気保護回路を持
たないディスクリートタイプの従来の電圧制御圧電発振
器9の測定結果を破線で示してある。また、従来の静電
気保護回路を備えた電圧制御圧電発振器8の測定結果を
一点鎖線で示してある。本図から判るように、従来の静
電気保護回路を備えた電圧制御圧電発振器8のfo−V
c特性は複雑なカーブを描いており、直線状になる範囲
は非常に狭い。これに対し、実線で示したように、本例
の電圧制御圧電発振器7で得られる特性は制御電圧Vc
に対しほぼ直線的に滑らかに変化し、従来の静電気保護
回路のないディスクリートな部品で構成された電圧制御
圧電発振器9の特性にほぼ等しくなる。このように、本
例の発振回路においても、静電気保護回路に直列に接続
されたダイオードのペア22を用いることにより、優れ
たfo−Vc特性を備えた電圧制御圧電発振用IC11
を実現することができる。従って、この電圧制御圧電発
振用IC11を用いることにより、コンパクトで周波数
特性の優れた電圧制御圧電発振器7を提供することがで
きる。そして、制御電圧Vcに対し十分な周波数制御範
囲を設定できるので、負性抵抗を低下させずにすみ、安
定した発振が行える電圧制御圧電発振器を提供すること
ができる。また、本例においても、ダイオードの寄生容
量を数分の1にすることができるので、設計が容易で高
性能の電圧制御圧電発振器を提供することができる。
【0038】なお、上述した例では、アノードまたはカ
ソード側が向かい合うように直列に接続されたダイオー
ドの1組のペアが、高電位側あるいは低電位側に接続さ
れた静電気保護回路を例に説明しているが、1組にかぎ
らず、2組以上のダイオードのペアを高電位側あるいは
低電位側に接続しても良いことはもちろんである。そし
て、複数のダイオードのペアのブレークダウン電圧で耐
圧が保持できるようであれば、直列に接続されるダイオ
ードの数を増すことによって端子(パッド)に寄生する
容量をさらに小さくすることができる。
【0039】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の電圧制
御圧電発振用ICは、アノードまたはカソード側が向き
合うように直列に接続された少なくとも1組のダイオー
ドを用いて接続端子(パッド)の静電気保護回路を構成
するようにしている。このため、パッドの電圧が高電位
または低電位(接地電位)の近傍で振れても静電気保護
回路がオンになることはないので、そのパッドの電圧が
高電位または低電位にクリップされない。従って、制御
電圧に対し発振周波数の変化が広い範囲でリニアな特性
を持ち、さらに、静電気保護機能も備えた、優れた制御
特性の電圧制御圧電発振用ICを提供することができ
る。そして、この電圧制御圧電発振用ICにバリキャッ
プおよび水晶振動子などの圧電素子を接続してパッケー
ジングすることにより、コンパクトで制御範囲が広く優
れた特性をもつ電圧制御圧電発振器を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電圧制御圧電
発振器の概略構成を示す回路図である。
【図2】図1に示す電圧制御圧電発振器で得られる特性
を、従来の静電気保護回路を備えた電圧制御圧電発振器
および静電気保護回路を持たないディスクリートタイプ
の電圧制御圧電発振器で得られる特性と共に示すグラフ
である。
【図3】ダイオードのペアを半導体基板に作り込んだ様
子を模式的に示す断面図である。
【図4】ダイオードのペアをMOSFETを用いて形成
する様子を模式的に示す断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る電圧制御圧電
発振器の概略構成を示す回路図である。
【図6】静電気保護回路を持たないディスクリートタイ
プの電圧制御圧電発振器の概略構成(図6(a))と、
従来の静電気保護回路を備えた電圧制御圧電発振器の概
略構成(図6(b))を示す回路図である。
【図7】図5に示す電圧制御圧電発振器で得られる特性
を、従来の静電気保護回路を備えた電圧制御圧電発振器
(図6(b))および静電気保護回路を持たないディス
クリートタイプの電圧制御圧電発振器(図6(a))で
得られる特性と共に示すグラフである。
【図8】静電気保護回路を持たないディスクリートタイ
プの電圧制御圧電発振器の概略構成を示す回路図であ
る。
【図9】図8に示す電圧制御圧電発振器の特性を模式的
に示すグラフである。
【図10】従来の静電気保護回路を備えた電圧制御圧電
発振器の概略構成を示す回路図である。
【図11】図10に示す電圧制御圧電発振器の特性を模
式的に示すグラフである。
【図12】図8に示す静電気保護回路を持たない電圧制
御圧電発振器のパッドXxの電圧波形を模式的に示す図
である。
【図13】図8に示す電圧制御圧電発振器のパッドXx
とパッドXrの電位差の変化を模式的に示す図である。
【図14】図10に示す従来の静電気保護回路を備えた
電圧制御圧電発振器のパッドXxの電圧波形を模式的に
示す図である。
【図15】図10に示す電圧制御圧電発振器のパッドX
xとパッドXrの電位差の変化を模式的に示す図であ
る。
【図16】従来の静電気保護回路を備えた電圧制御圧電
発振器のバリキャップ印加電圧の平均値(実線)と、静
電気保護回路を備えていない電圧制御圧電発振器のバリ
キャップ印加電圧の平均値(破線)を制御電圧に対して
示す図である。
【図17】図10に示す電圧制御圧電発振器の周波数の
制御範囲を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1、7、8、9 電圧制御圧電発振器 2 インバータ 5 圧電振動子 6 バリキャップ(可変容量ダイオード) 10 発振回路 11 電圧制御圧電発振器用IC 20a、20b、20c 静電気保護回路 21 静電気保護用ダイオード 22 ダイオードのペア 25 半導体基板 26 ウェル 27 半導体層 28 電極 30 MOSFET
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−162232(JP,A) 特開 平9−205325(JP,A) 特開 平5−267589(JP,A) 特開 平5−121679(JP,A) 特開 平8−306811(JP,A) 特開 昭50−98263(JP,A) 特開 昭63−164611(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03B 5/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電素子および可変容量ダイオードを接
    続可能な複数の接続端子と、前記複数の接続端子のうち、前記可変容量ダイオードの
    カソードに接続される第1の接続端子に対し、入力抵抗
    を介して接続された制御端子と、 前記制御端子へ印加する 制御電圧によって発振周波数を
    制御可能な発振回路とを有し、前記 第1の接続端子が、第1の定電圧部分に対し、カソ
    ード側またはアノード側のいずれかが対向するように直
    列に接続された少なくとも1組のダイオードを介して接
    続されていることを特徴とする電圧制御圧電発振用I
    C。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第1の接続端子
    が第2の定電圧部分に対し、カソード側またはアノード
    側のいずれかが対向するように直列に接続された少なく
    とも1組のダイオードを介して接続されていることを特
    徴とする電圧制御圧電発振用IC。
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