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JP3368379B2 - 予備発芽種子 - Google Patents

予備発芽種子

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JP3368379B2
JP3368379B2 JP50686694A JP50686694A JP3368379B2 JP 3368379 B2 JP3368379 B2 JP 3368379B2 JP 50686694 A JP50686694 A JP 50686694A JP 50686694 A JP50686694 A JP 50686694A JP 3368379 B2 JP3368379 B2 JP 3368379B2
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JP
Japan
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seeds
seed
germinated
water content
days
Prior art date
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JP50686694A
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English (en)
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JPH08500489A (ja
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ブルヒンク、ヘルハルト・トンコ
ファン・デア・トールン、ペーター
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Syngenta Participations AG
Original Assignee
Syngenta Participations AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
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First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=26301525&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP3368379(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Priority claimed from GB929218513A external-priority patent/GB9218513D0/en
Application filed by Syngenta Participations AG filed Critical Syngenta Participations AG
Publication of JPH08500489A publication Critical patent/JPH08500489A/ja
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Publication of JP3368379B2 publication Critical patent/JP3368379B2/ja
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    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01CPLANTING; SOWING; FERTILISING
    • A01C1/00Apparatus, or methods of use thereof, for testing or treating seed, roots, or the like, prior to sowing or planting
    • A01C1/02Germinating apparatus; Determining germination capacity of seeds or the like
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01CPLANTING; SOWING; FERTILISING
    • A01C1/00Apparatus, or methods of use thereof, for testing or treating seed, roots, or the like, prior to sowing or planting
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    • A01HNEW PLANTS OR NON-TRANSGENIC PROCESSES FOR OBTAINING THEM; PLANT REPRODUCTION BY TISSUE CULTURE TECHNIQUES
    • A01H4/00Plant reproduction by tissue culture techniques ; Tissue culture techniques therefor
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01HNEW PLANTS OR NON-TRANSGENIC PROCESSES FOR OBTAINING THEM; PLANT REPRODUCTION BY TISSUE CULTURE TECHNIQUES
    • A01H4/00Plant reproduction by tissue culture techniques ; Tissue culture techniques therefor
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    • A01H4/006Encapsulated embryos for plant reproduction, e.g. artificial seeds
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S47/00Plant husbandry
    • Y10S47/09Physical and chemical treatment of seeds for planting

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  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は乾燥耐性突出幼根(desiccation tolerant e
merged radicles)を有する予備発芽(pregerminated)
種子、そのような種子を得る方法およびそれ由来の植物
に関する。
背景 多種の植物で、畑で一貫して高く再現可能な発芽率と
なる予備発芽種子を産生する幾つかの試みがなされてい
る。しかしながら、このような試みは、とりわけこのよ
うな種子の保存寿命が一般的に限定された期間であるか
または特殊な保存設備の使用を必要とするため、不十分
でることが証明されている。更に、予備発芽種子は、特
に種蒔き条件下での種子の脱水の問題のため、常套の種
蒔きの方法や機器で種蒔きができるとはこれまで考えら
れていなかった。
EP202879B1は、種子の生存率の損失なしに幼根の発育
が停止する水分含量を有する突出幼根を有することに基
づいて選択された高生存率種子ロットの取得について記
載している。その中には、幼根の乾燥耐性誘導が有利で
あり、特殊な保存条件を必要とすることなく環境温度に
長期間保存することが可能な発芽種子を含む生産物を導
くことができるという示唆はない。EP202879B1の記載に
従って得られる高生存率種子ロットは、その明細書中の
幾つかの箇所に示されているように、そして本発明の教
示により得られる乾燥耐性予備発芽種子とEP202879B1に
記載の条件に従って得られる予備発芽種子との本質的な
違いを明らかにしている後記実施例で支持されるよう
に、乾燥耐性ではない。
種子または苗木に対する乾燥負荷の効果については、
多くの報告が科学文献上でなされている。このような報
告の一つは乾燥耐性は、シュークロースのようなジサッ
カライドの存在および/またはオリゴサッカライドのよ
うな他の植物糖の存在によるものであり得ると報告して
いる。しかしながら、このような種子の乾燥耐性は種子
殻から幼根が発芽する際に失われることが観察されてお
り、この発芽の重大な段階において幼根に乾燥耐性を誘
導する能力は現在まで実行できるとは思れていない[コ
スター・ケー・エルおよびレオポルド・エー・シー、Pl
ant Physiol.、88:829−832(1988)]。
他の研究者等は、成熟ブラシカ・カンペストリス(Br
assica campestris)種子が種子発育の間に乾燥耐性を
獲得することを報告し、これは上昇した濃度のシューク
ロース含量に付随することが観察されている。しかしな
がら、発芽した種子の突出幼根に乾燥耐性を誘導する試
みは、記載も示唆もされていない[レプリンス・オー
ら、Plant,Cell,and Environment、13:539−546(199
0)]。
本技術は、一般的に、発芽種子の乾燥耐性の損失を教
示する。本発明により、乾燥耐性が突出幼根を有する種
子に誘導できることが驚くべきことに発見された。更
に、乾燥耐性突出幼根を含む種子は、予備発芽種子のた
めのカプセル化ゲルの適用等のような種蒔き法の改善の
使用なしに種蒔きが可能であることが発見された。驚く
べきことに、本明細書に記載の乾燥耐性突出幼根を含む
種子は、種子の生存率に実質的に有害な作用がなく、既
知の非発芽種子種蒔き法および機器を使用して、種蒔き
可能である。
幼根が発根している種子の種蒔きの利点は、一度種蒔
きしてからの早い発芽を含み、種子供給者が種蒔きした
種子のバッチ当たりの高種子生存率を確信できれば、ど
のくらいの種子が種蒔きに必要かのより信頼できる見積
もりおよび従ってより能率的な成育法を提供する。
予備発芽種子に乾燥耐性を誘導する一つの利益は、こ
のような種子を水分含量が非発芽種子のものに近付くま
でドライ・バック(dry back)できることである。従っ
て、乾燥耐性突出幼根を含む処理した種子は環境温度
で、即ち、冷蔵設備等のような特殊な保存設備の使用を
必要とせず、長期間保存できる。
更なる利点は、更にドライ・バックしていない乾燥耐
性突出幼根は、裸のまま種蒔きでき、即ちカプセル化ゲ
ル等の使用を必要とせず、既知の種蒔き法および機器を
使用する。
本発明の目的は、裸のまま、またはペレット化種子の
形で、畑に種蒔きするのに好適な乾燥耐性突出幼根を含
む発芽種子を、商業的量で提供することである。
他の目的は、長期貯蔵寿命を有し、輸送および/また
は保存に特殊な条件を必要としない乾燥耐性突出幼根を
含む発芽種子を提供することである。
更なる目的は、乾燥耐性が少なくとも発芽種子の幼根
の部分に加えられている種子の処理法を提供することで
ある。
本発明のこれらおよび他の目的および利点は以下の記
載から明らかになるであろう。
詳細な説明 本発明により、乾燥耐性突出幼根を含む予備発芽種子
が提供される。
本発明の目的において、“予備発芽種子”および“発
芽種子”の語は交換可能に使用され、幼根および/また
は肺軸が種子殻または果皮から突出または出現している
種子として定義する。突出または出現している幼根は、
種に依存して内乳(例えばシクラメン)によって囲まれ
得、または囲まれない。幼根の長さは、発芽種子を非発
芽種子と分けることができる任意の長さであり得る。好
ましくは、幼根は最大種子の直径までの任意の長さであ
り得る。従って、種子が不均一な形の場合、幼根の長さ
はほぼ種子の最も広い直径であることができる。種子被
覆、種蒔きおよび/または分離法のための最も好ましい
長さは、種子の型に依存して2.5mmまたはそれ以下であ
る。好適な種子の型は少なくとも肺軸領域から原始根を
形成する能力を有するものを含む;好ましい種子型は、
種子の根系の発育の能力がないものを含む。本範疇の例
は、ハンド・ブック・フォー・シードリング・エバルエ
ション(Handbook for Seedling Evaluation)、ジェー
・ベッケンダムおよびアール・グロブ、ISTA、スイス、
チューリッヒ、1979、28−29頁に列記されている型の全
ての野菜および花の種、特に122−126頁に例示してある
型を含む。肺軸領域から根を形成できる型の種子は、ま
た本発明の範囲に含まれる。上記引用文献の122−126頁
の種子の型は、典型的な種子の根系を形成すると考えら
れないが、肺軸領域から根を形成することができるとそ
れにもかかわらず言える、シクラメン属およびツリフネ
ソウ属のような種子型を含む。本発明の好ましい種子型
はネギ属(Alliums)、キンギョソウ属(Antirrhinum
s)、ショウガイドウ属(Begonias)、アブラナ属(Bra
ssicaceae)、トウガラシ属(Capsicums)、フダンソウ
属(Betas)、トマト属(Lycopersicons)、カボチャ属
(Cucurbitaceae)、シクラメン属(Cyclamens)、ナデ
シコ属(Dianthuses)、ガザニア属(Gazanias)、ガー
ベラ属(Gerberas)、ツリフネソウ属(Impatiens)、
ミゾカクシ属(Lobelias)、タバコ属(Nicotianas)、
テンジクアオイ属(Pelargoniums)、ツリバネアサガオ
属(Petunias)、クサキョウチクトウ属(Phloxes)、
サクラソウ属(Primulas)、ダイコン属(Raphanuse
s)、アキギリ属(Salvias)、ナス属(Solanaceae)、
センジュギク属(Tagetes)、クマツヅラ属(Verben
s)、ツルニチニチソウ属(Vincas)、スミレ属(Viola
s)、マツバゼリ属(Apiums)、ニンジン属(Daucuse
s)、キコリウム(Chicoriumus)およびヒャクニチソウ
属(Zinnias)からなる群に代表されるものを含む。最
も好ましい種子型は、アブラナ属、トウガラシ属、ツリ
フネソウ属、シクラメン属、ツリバネアサガオ属、トマ
ト属およびスミレ属により代表される種のものを含む。
本発明の領域に含まれるものはまた本明細書に記載のよ
うな種子から成育する植物である。
乾燥耐性突出幼根を含む発芽種子は、輸送または種蒔
き装置等の間に発生し得る周囲の環境により強いられる
乾燥負荷に抵抗することができるため、既知の発芽種子
より多目的に使用し得る。従って、本発明の種子はま
た、既知の種子保存条件下で、乾燥耐性誘導処理をして
いない突出幼根を有する種子と比較してより長い保存期
間保存可能にすることができる更なる乾燥処理の対象と
することができる。既知の種子保存条件は、相対湿度約
30%から50%および温度約15℃から20℃からなり得る。
種子保存条件はまた約−20℃から25℃(即ち、室温)の
範囲の温度を含み得る。あるいは、本発明の発芽種子
は、種子が種子種蒔き装置の本来の場所、開放袋内等の
更なる乾燥に耐えることができるため、既知の種蒔き法
および機器を使用して、水分損失を少なくするためのゲ
ルカプセル化等のような特別な処理を必要とせずに種蒔
きできる。
本発明の他の態様において、既知の種蒔き機器を使用
して種蒔き可能な乾燥耐性突出幼根を含む種子を提供す
る。
典型的には、本発明の発芽種子はその幼根中のジサッ
カライド糖、シュークロースの含量が、本明細書に記載
のような乾燥耐性処理の対象としていない発芽種子の幼
根と比較して高い。当然、熟練した技術者は乾燥耐性が
幼根に誘導された予備発芽種子が、例えば子葉構造等の
ような種子の他の構造においても乾燥耐性が与えられて
いることを認めるであろう。
“乾燥耐性”は、乾燥耐性が誘発された種子幼根が、
関連する種の非発芽種子に一般的な水分含量まで種子の
全ての水分含量を減少する更なる乾燥処理に、種子の好
適な成育条件下で、1、2週またはそれ以上の間保存し
た後でさえ、成育を再開する能力に実質的に影響を与え
ることなく耐えることが可能であることを意味する。幼
根に乾燥耐性を誘導した種子は、目的に応じて更に乾燥
処理の対象にできる。
乾燥耐性突出幼根を有する予備発芽種子は、インキュ
ベーション期間の間予備発芽種子を、幼根の成育を実質
的に阻害するのに十分低いが、他の代謝過程の継続をさ
せるのに十分高い水分含量に維持することにより得られ
得る。最適な水分含量は用いる具体的な種子の型に依存
し、試験サンプルの代謝工程の進展、例えばインキュベ
ーション期間の間に増加するシュークロース含量を追跡
することにより確立できる。一般に、幼根への乾燥耐性
の誘導に好適な種子の水分含量は種子重量の約35%から
55%の範囲、更に特異的には約35%から50%までであ
る。最適なインキュベーション条件(インキュベーショ
ン時間、温度、相対湿度[RH]、浸透値等)は、同様
に、例えば種子を異なった条件でインキュベーション
し、次いで非発芽種子に一般的な水分含量までドライ・
バックすることにより実験的に確立でき、続いて乾燥種
子の生存率を例えば、以下の実施例に説明するような、
試験サンプルである一定期間保存した後に得られる苗木
の割合、根の伸長または2番目の根の形成を示す種子の
割合等を測定することにより確立する。一般的に、イン
キュベーション温度は0゜から250℃、更に好ましくは
0゜から15℃の範囲内である。インキュベーション期間
は他のインキュベーション条件および具体的な種子の型
に依存する。一般に、1日から10日の間のインキュベー
ション期間で十分な結果が得られる。
更に乾燥処理を受けた乾燥耐性突出幼根を含む種子は
既知の保存条件で、乾燥耐性誘導処理を受けていない突
出幼根を含む種子と比較して長期間の保存期間保存でき
る。本発明の種子の貯蔵寿命は、従って、幼根の実質的
に好適な成育条件下に戻した時の成長再開の能力に影響
を与えない、種子の全水分含量を種に依存して種子の重
量の約4%から12%(即ち、関係する種の非発芽種子に
一般的な水分含量)に減少する更なる乾燥耐性により長
くできる。種子の幼根は、最初の乾燥誘導処理を受けた
後、もし、最初の根それ自身の伸長または、最初の根が
位置する場所からまたは胚軸領域からの原始根の形成お
よび/または伸長のいずれかの更なる幼根の成長を起こ
すことが可能であれば、乾燥耐性と見なし得る。従っ
て、突出幼根の乾燥耐性は、胚軸領域のような突出幼根
の少なくとも特定部に限定し得る。
乾燥耐性を誘導した発芽種子の幼根は、乾燥耐性誘導
を受けていない同じ種の種子の突出幼根のシュークロー
ス含量と比較して上昇したシュークロース含量を有す
る。典型的には、乾燥耐性発が種子の幼根は、幼根の重
量の約3%から約15%までのシュークロース含量を有す
る。当然、幼根のシュークロース含量は種に依存して変
化する。熟練した技術者は、種子の全体のシュークロー
ス含量がまた増加することも認めるであろう。
本発明の更なる態様において、乾燥耐性突出幼根を含
む被覆発芽種子を提供する。
“被覆発芽種子”は、種子が付加的な保護層と共に提
供されているか、ペレットの形である以外、上記の“発
芽種子”の記載と一致する。ペレット化材料は種子を保
護またはペレット化する分野で通常使用される任意の既
知の材料を含み得る。好適なペレット化材料はサブベン
トナイト(sub−bentonite)およびベントナイト(bent
onite)のような粘土、蛭石(vermiculite)を、真珠岩
(perlite)、軽石(pumice)、金属ステアリン酸、ポ
リエテン、ポリスチレン、ポリウレタン、滑石粉末(ta
lcum powder)、ポリプロペン、塩化ポリビニル、澱
粉、ローム(loams)、糖、アラビアゴム、有機ポリマ
ー、セルロース、木屑のような細粉、石英粉末等の添加
剤と一緒に含み得る。このような材料は本発明の種子に
当分野で既知の重層またはペレット化方法を使用して加
え得る。種子殻にまた含まれ得る成分の例は、ジベレリ
ンまたはオーキシンのような成長調節剤である。典型的
に、成長調節剤の量は、被覆材料の重量の約0.0001%か
ら約1.0%の範囲である。
更なる態様において、発芽種子を突出幼根への乾燥耐
性への誘導を伝達する環境条件にさらすことを含む、発
芽種子の突出幼根に乾燥耐性を誘導する方法を提供す
る。
更なる態様において、 i)発芽種子を突出幼根に乾燥耐性の誘導を伝達する環
境条件にさらし、 ii)種子を、実質的に商業的に入手可能な非発芽種子の
水分含量までドライ・バックすること (乾燥工程(ii)を、種子水分含量が代謝工程が実質的
に停止する濃度に達する前に種子幼根が乾燥耐性を獲得
するのに十分にゆっくりと行えば、工程(ii)は工程
(i)の条件下で乾燥耐性誘導される前になし得る) を含む、乾燥耐性突出幼根を有する発芽保存可能種子を
得る方法を提供する。
一般に、本発明の保存可能発芽種子は種子重量の4%
から12%の水分含量を含む。
出発材料として使用する発芽種子は、既知の方法で得
られ得る。簡便には好適な種子発芽環境で種子を発芽さ
せることにより得る。“種子発芽環境”は、種子が少な
くとも幼根の突出が起こる程度まで自由に発芽し得るも
のである。環境は十分に湿度があり、通気しているかま
たは酸素供給されており、少なくとも種子殻または果皮
から幼根が突出する段階まで種子発芽を促進できなけれ
ばならない。このような環境の例は、通気の程度が問題
の種子が浮き続け、即ち浮遊し続けるのに十分である通
気水カラムである。単位用量当たりの種子の量は、任意
の好適な量であり得る。好適な量は1−200g種子/lであ
る。好適な例において、種子の量は約25g種子/水lよ
り多くない。水の単位用量当たりの種子の実際の量は種
に依存する。一般に、種子発芽環境の温度は、種子の発
芽を可能にするまたは促進するものである。発芽環境の
好適な温度は、種に依存して5℃から約30℃の範囲にあ
る。好ましくは発芽環境の温度は約15℃から約25℃の範
囲内である。
発芽環境の他の通常の付加物は、突出幼根の発芽の促
進または改善または第2の原始根の誘発を促進するのを
助ける別の賦形剤、希釈剤、添加剤、必要な成分および
調節剤を含む。このような添加剤は、発芽環境に種子発
芽環境の重量の約0.0001%から約1.0%の濃度で添加し
得る成長調整剤またはホルモン、例えばパクトブトラゾ
ル(後えば初めの根の生存の促進が望まれる場合)のよ
うなジベレリン生合成阻害剤、ジベレリン(2番目の根
への刺激が望まれる場合)またはオーキシンの使用を含
むが、これに限定されない。発芽環境への既知の添加物
は、物理的刺激の使用をまた含む。
通気水カラムの変わりに、加湿濾紙のような他の環境
をまた使用し得る。一度種子殻または果皮からの発芽ま
たは幼根の突出が観察されれば、発芽種子を当分野で既
知の慣用法を使用して他のものから分離する。一般的
に、分離技術は発芽種子および非発芽種子の間の、大き
さ、重量、形等の物理的な差に基づく。種子分離におけ
る重要な因子は適当な長さの幼根を有する種子の選択で
ある。幼根の長さは、好ましくは種子の長さまたは直径
以下である。通常、種子は、当分野で通常使用されてい
る方法を使用して乾燥耐性を誘導する前に表面を乾燥さ
せる。
乾燥耐性は、数種の方法のいずれかひとつにより突出
幼根に誘導される。本誘導時期の間、幼根の成育は実質
的に阻害されるが、種子の水分含量は他の代謝工程の継
続をさせるようなものである。このような水分含量は具
体的な種子の種に依存するが、一般的に種子の重量の35
%より少なくはない。ある方法は、“インキュベーショ
ン”期間の間、種子に水を与えないでおくかまたは種子
から回収することのいずれかに基づく。原則として、代
謝工程が水を必要とし、種子の全ての水分含量が水を与
えない場合減少するため、水を与えないこで十分であ
る。従って、最初の水分含量は発芽種子と同じであり得
るが、幾分低い水分含量が速い誘導に寄与する。インキ
ュベーションの目的は、種子を軽度から中度の水ストレ
スの下に置くためである。
種子に乾燥耐性を誘導する一つの方法は、突出幼根を
含む種子を水分の損失が妨げられる条件下で長時間イン
キュベーションすることから成る。例は、種子がガスの
最小の交換が可能な閉鎖容器中に数日間置く。例えば、
このような容器はゆるい蓋のついたペトリ皿である。種
子は約0℃から約25℃までの範囲の任意の温度でインキ
ュベーションできる。好ましくは、種子は0℃から15℃
のような適当に低い温度でインキュベーションし、例え
ば病原菌への感染の危険性を少なくする。インキュベー
ションに必要な期間および温度は種によって変化し得、
数週またはそれ以上にわたる期間の間で測定し得る。好
ましくは期間は約1日から約10日であり得る。
上記において、種子殻の形成が種子に適応される場
合、殻はインキュベーション工程の前または後および任
意の続く乾燥工程の前または後に与えられる。
上記概説の代わりのインキュベーションの変形におい
て、発芽種子は、最初に既知の乾燥工程により、相対的
に速くドライ・バックし、次いでインキュベーション条
件下に付する。従って、最初は、例えば発芽種子が通常
有しているより約10%低い水分含量にまで水分含量を減
少し得る。水分含量が、種に依存して発芽種子が通常有
している水分含量より約0.5%から5%、特に約2%か
ら5%低い場合に、十分な結果が得られる。一般に、水
分含量を種子の重量の約35%より少なくしないことが有
利である。例えば、種子は温度が0−25℃の間にあり、
相対湿度が30%−90%の間にある条件下で、滞留した空
気または種子をドライ・バックするために一般的な速度
で流動した空気内でドライ・バックすることができる。
例えば、気流の速度は2m/sまでまたは速い任意の速度で
あり得る。期間は使用する乾燥条件に依存して、約24時
間までの任意の好適な時間間隔であり得る。好適な乾燥
条件は、20℃、相対湿度40%5分間にわたり、2m/sで空
気が流れている中である。
典型的には、幼根に乾燥耐性を誘導すべき種子を、全
体の水分含量が代謝工程の継続に十分な程であるが、発
芽種子の幼根の成長を阻害するのに十分低く、一般的に
は種に依存して、種子の重量の約35%から約55%、更に
好ましくは35%から50%までドライ・バックする。
ドライ・バックの後、種子を水分含量の損失が妨げら
れる環境(例えば閉鎖容器)に移し、幼根に乾燥耐性を
誘導するために、前記のようなインキュベーション処理
に付する。上記のように、種子殻形成が種子に適応され
る場合、殻はインキュベーション工程の前または後およ
び任意の続く乾燥工程の前または後に与えられる。
種子または突出幼根の水分含量は、以下の式を使用し
て計算する: (式中、Wi=最初の重量 Wa=種子または幼根を130℃で一晩オーブン乾
燥した後の重量)。
種子の突出幼根に乾燥耐性を誘導する別法は、そのよ
うな種子を浸透により水ストレスの対象とすることを含
む。例えば、選択した種子を浸透値約−0.5から約−4.0
MPaを有する水性溶液に移し得る。溶液の実際の浸透値
は種間で変化できるが、幼根の成育が阻害されるが種子
の水分含量が他の代謝工程が継続するのに十分高くなる
ようなものにすべきである。この状態において、有効は
遊離水を欠くため、種子は緩和な水ストレスを経験す
る。典型的には、PEG8000、マンニトールまたはNaClの
ような塩等のような好適な浸透性の溶液に種子を接触さ
せる。メチルジャスモネート(Methyl jasmonate)およ
びオーキシン類、例えばインドール酪酸(IBA)のよう
な植物成育調節剤がまた浸透溶液に約0.0001重量%から
約1.0重量%の間の濃度で添加できる。あるいは、種子
をアブシシン酸(ABA)のような好適な植物ホルモンの
溶液と接触させ得る。好ましくは、種子を前記のような
通気カラム内の好適な浸透溶液に浸す。実際に使用する
浸透溶液は、種子がそれにより傷付けられない限り、本
発明では重大ではない。接触時間は、週またはそれ以上
の長さの適当な間隔であり得、温度が0℃から25℃の範
囲にある時、好ましくは1−10日である。更に好ましく
は接触時間は3−10日である、接触時間は、好ましくは
10℃以下の温度で行う。接触期間の後、種子を水で洗浄
する。
突出幼根に乾燥耐性を誘導した後、保存目的の種子
を、非発芽種子と同様の水分含量、例えば種に依存して
約4重量%から約12重量%までドライ・バックする。突
出幼根に乾燥耐性を誘導した後のドライ・バックの方法
は、突出幼根に十分な乾燥耐性が誘導され、温度が低す
ぎないという条件で、重要ではない。簡便には温度は10
℃より低くない。例えば、乾燥法において、種子を一層
に広げ、相対湿度約40%−75%および温度は10−30℃の
範囲である滞留した空気に約24時間放置することができ
る。このような乾燥期間の最後に、種に依存して、種子
の水分含量が4重量%から12重量%の間に到達すること
を認める。
更なる変法において、突出幼根への乾燥耐性の誘導
は、前記のような保存可能種子を産生する場合、突出幼
根を含む種子を、非発芽種子の水分含量、例えば約4重
量%から12重量%まで非常にゆっくりドライ・バックす
ることにより達成でき、一工程での更なる乾燥と組み合
わせることができる。これに必要な期間は、相対湿度が
75%から90%、温度が約20℃で2−10日の期間である。
好ましくは時間間隔は、好適な乾燥条件下で約3−7日
である。好適な乾燥条件は前記の温度条件を含む。この
ような種子は、次いで、計画に依存して更なる乾燥工程
に付し得る。
保存可能種子は、幼根に乾燥耐性が誘導され、水分含
量が約4重量%から12重量%の範囲を有するものであ
る。このような種子は、ドラム缶、ビニール袋、アルミ
で裏打ちした袋等の密封容器中で、取り巻く環境である
保存条件下、即ち特別の冷蔵または冷却条件、特定の温
度、一定の相対湿度等での保存を必要とせずに少なくと
も3カ月の期間保存できる。
ここで、更に本発明を説明する実施例を続ける。実施
例は本発明の範囲をいかなる意味でも限定するものでは
ないことは理解されるべきである。実施例中に言及され
ている表は実施例14の後に示す。
実施例1:PEG−8000溶液中で発芽ツリフネソウ属種子を
インキュベーションする間に増加する乾燥耐性およびシ
ュークロース含量 ツリフネソウ属の種子25g(シーブイ・インパルス・
ローズ(cv Impulse rose)、ザーデュニー・ベスロー
テン・フェンノートシャップ(Zaadunie BV))を21の
通気水中で20℃で4日間発芽される。3000個の発芽種子
を選択し、1300rpmで1分遠心し、過剰の水を除く。種
子を600個ずつの5分割にする。4分割を、ビー・ピー
・ケミカルズ、サザンプトンから商業的に入手可能なPE
G−8000で湿らせた吸取紙(324g/l、水ポテンシャル−
1.5MPa、マイケル・ビー・イー[(1983)Plant Physio
logy、72:66−70]の教示に従って測定)上で、閉鎖容
器内で、80℃の温度で、1、2、3または6日間の期間
インキュベーションし、乾燥耐性を誘導する。一分割を
対照として使用する(即ち、インキュベーションせ
ず)。誘導期間の後、種子を蒸留水ですすぐ。種子の水
分含量をインキュベーション期間の終わりおよび44重量
%でのすすぎの直後に、本明細書に記載の式を使用して
測定する。
各々の分割の25個の種子を、インキュベーション期間
(即ち、対照種子は直ぐに)の最後に、“メソッズ・オ
ブ・バイオケミカル・アナリシス・アンド・フッド・ア
ナリシス(Methods of Biochemical Analysis and Food
Analysis)”(1986)、96−98頁、ベーリンガー・マ
ンハイム(Boehringer Mannheim)に概説してあるUV法
を使用したシュークロース含量を測定するのに使用す
る。各々の分割の100個の種子を土壌に蒔き、苗木の突
出を14日後に測定する。
すすぎの後、残った種子を滞留空気中で、相対湿度
(RH)40%および20℃で乾燥させ、最終水分含量5重量
%まで24時間で到達する。対照種子と同様の方法で乾燥
させる。
乾燥後、種子を40%RHおよび20℃で、種蒔き、即ち対
照の乾燥の14日後まで保存する。
表1はインキュベーション期間の間に徐々に進展する
乾燥耐性を示し、乾燥耐性の増加は種子のシュークロー
ス含量の増加と付随する。
実施例2:予備発芽トマト種子で増加する乾燥耐性および
シュークロース含量 トマト種子25gを4lの通気水中、20℃で発芽させる。
4日後、種子直径以下の長さの幼根を有する1000個の種
子を手で選択する。種子を吸い取って乾燥し、閉鎖容器
に8℃で、0、1、4および6日の乾燥耐性誘導期間の
間置く。200個のサンプルの種子の水分含量は、48重量
%と確認される。誘導期間の後、種子を滞留空気中に置
き、温度25℃および相対湿度40%で乾燥する。種子の最
終水分含量は7%であり、約12時間の時間の後到達す
る。
突出幼根のシュークロース含量を誘導期間の最後、上
記概説の乾燥の直前に測定する。シュークロース含量
は、50個の種子のサンプルで実施例1に記載のUV法を使
用して測定する。乾燥後、種子を40%相対湿度および25
℃に、14日間保存する。各々の誘導期間由来の100個の
種子を植え、5日後の突出率を測定する。結果は以下の
表2に示す。
実施例3:遅い乾燥は、乾燥耐性および上昇したシューク
ロース濃度を予備発芽したツリフネソウ属の種子に誘発
する。
ツリフネソウ属の種子5gを4lの水中で温度20℃で、通
気カラム内で発芽させる、4日後、その種子の直径以下
の長さの幼根を有する1000個の発芽した種子を手で選択
する。全ての種子を2分間、1300rpmで遠心し、過剰の
水を除去する。
種子を2群に分ける。一つの群の種子を3つの異なっ
た乾燥経路で乾燥させる(下記参照)。2群目の種子を
5日間、80℃閉鎖容器中でインキュベーションする。種
子の水分含量は47.5重量%と確認される。種子を、次い
で最初の群と同様の3種の異なった経路で乾燥させる。
乾燥後、種子を40%相対湿度および20℃に14日間保存
する。両方の群のシュークロース含量を、実施例1によ
り乾燥した後測定する。種子は最終水分含量5.5重量%
を有する。
各々の群の100個の種子を植え、25℃で7日後に突起
物%を測定する。
乾燥条件: i)速い乾燥 風速1m/s、30%相対湿度および25℃。種子は5%の最
終水分含量を6時間後に有する。
ii)中位の乾燥 種子を、調節された環境のチャンバー(1m3)内の飽
和NaCl上のトレーに置く。風速0.05m/s。水分含量を相
対湿度75%および温度を25℃に維持する。種子をこれら
の条件下に24時間置き、その時間で種子は10重量%の水
分含量に到達する。種子を、次いで40%相対湿度、20℃
の開放容器に移す。水分含量は、24時間後に5%と測定
される。
iii)遅い乾燥 種子を、飽和NaCl溶液閉鎖容器(0.1dm3)内のペトリ
皿に、乾燥温度25℃で置く。
飽和NaCl溶液上の水分含量は外の相対湿度75%に25℃
と平衡である。種子をこの条件下に72時間置き、その時
間で種子は最終水分含量10%に到達する。種子を、次い
で、40%相対湿度、20℃の開放容器に移す。水分含量は
24時間後に5%と測定される。
結果は以下の表3に示す。
実施例4:予備発芽ツリフネソウ属種子の貯蔵寿命 ツリフネソウ属(シーブイ・インパルス・レッド(cv
Impulse red)、ザーデュニー・ベスローテン・フェン
ノートシャップ)の種子20g(ロット1)およびツリフ
ネソウ属(シーブイ・インパルス・スカーレット(cv I
mpulse scarlet)、ザーデュニー・ベスローテン・フェ
ンノートシャップ)の種子20g(ロット2)を4日間、2
lの水中、20℃の通気カラムで発芽させる。突出した幼
根を有する20gの発芽種子を得る。発芽種子を選択し、
遠心(1300rpm/1分)して過剰の水を除去し、7日間閉
鎖容器中、8℃でインキュベーションし、突出幼根に乾
燥耐性を誘導する。種子は47重量%と確認される水分含
量を有する。種子を滞留空気、相対湿度40%および温度
20℃で乾燥させる。48時間後、種子の水分含量は、前期
の式を使用して、5重量%と確認できる。乾燥種子を0.
5gに分割し、アルミで裏打ちした袋内に密封する。各々
の種子ロットの袋の半分を8℃の涼しい所、他の半分は
20℃の制御された環境のチャンバー(ファン・デン・ベ
ルグ(Van Den Berg)、モントフォールト(Montfoor
t)、オランダ)内に保存する。各月に袋を開け、100個
の種子を25℃で明かりの下、加湿濾紙上で発芽させる。
14日間のインキュベーションの後に第2の根を形成する
種子の数を係数する。対照種子サンプルは予備発芽させ
るが、乾燥工程はその処理に含まれない。対照を8℃お
よび20℃に保存する。結果は表4に示す。
実施例5:乾燥耐性突出幼根を有する発芽ツリフネソウ属
種子(水分含量種子重量の5.0%)および乾燥耐性を有
していない発芽ツリフネソウ属種子(水分含量種子重量
の19.6%)の貯蔵寿命の比較。
ツリフネソウ属(シーブイ・ブリッツ・サーモン(cv
Blitz salmon)、ザーデュニー・ベスローテン・フェ
ンノートシャップ)40gを4日間、4lの通気水中で20℃
で発芽させる。突出幼根を有する20gの種子(約20,000
種子)を選択する。種子の半分を1300rpmで2分の最初
の遠心により直ぐに乾燥させ、次いでそれを25℃および
80%RHでファイトトロン(fytotron)条件付したプラス
チック箱内に置いた。8時間後、種子の水分含量は最初
の48重量%から19.6重量%まで減少する。種子を次いで
当量に分割し、アルミで裏打ちした袋に入れ、密封し、
3種の温度で保存する:−20℃、8℃および20℃。種子
の遠心後の他の半分を、幼根に乾燥耐性を誘導するため
に100%相対湿度の空気内で、密封容器内で、8℃で7
日間インキュベーションした。インキュベーションの最
後の水分含量は、46重量%と確認される。インキュベー
ションの後、種子を25℃および80%RHで乾燥する。乾燥
を始めて24時間後、種子を40%RHおよび20℃の滞留空気
に、種子の最終水分含量が5重量%と確認されるまで移
す。次いで、種子を等量部に分け、密封袋(100種子/
袋)内に包装し、−20℃、8℃および20℃で保存する。
乾燥直後および好適な保存期間の後、100個の種子を
加湿吸取紙上で、25℃でインキュベーションする。伸長
した第2の根を有する苗木の割合をインキュベーション
開始14日後に測定する。種子は、また、土壌発芽試験に
おける苗木突出を試験する、即ち、100個の種子を20℃
で土壌に蒔いて、蛍光灯の下に置く。苗木の割合を蒔い
た14日後に測定する。結果は表5aおよび5bに示す。
実施例6:5%水分含量の乾燥耐性突出幼根を持つ発芽ト
マト種子および乾燥耐性を有しない種子、21.6%水分含
量の貯蔵寿命の比較。
トマト種子50g(F7263、実験用変種、ザーデュニー・
ベスローテン・フェンノートシャップ)を、4lの通気水
のカラム内で20℃で発芽させる。3日後、4000個の発芽
種子を選択する。発芽種子の半分を75%RHおよび20℃の
滞留空気に置くことにより直ぐに乾燥させ、水分含量を
21.6重量%に到達させる。種子の最初の水分含量は、5
0.6重量%から、6時間で21.6重量%に減少する。種子
の他の半分を、通気したBPケミカルズのPEG−8000溶液
(324g/l)のカラムに移す。幼根に乾燥耐性を誘導させ
るために、種子をこの溶液に7日間、8℃で置く。次い
で種子を除き、蒸留水ですすぎ、水分含量を46%と確認
する。次いで、種子を40%RHおよび20℃の滞留空気中で
3日間乾燥させる。種子水分含量は、次いで5%と確認
されるべきである。2種の処理をした乾燥種子(18×10
0種子)を、次いで別々にアルミで裏打ちした袋に包装
し、密封し、3個の温度で保存する:20℃、8℃および2
0℃。予め決めておいた保存期間の後、処理当たり100個
の種子を土壌に蒔いて種子の質を試験する。種子を土壌
に接するトレイに蒔き、温室へ移す前に暗い20℃に3日
間置く。苗木の割合を、蒔いた2週間後に測定する。
表6の結果は、乾燥耐性誘導処理を受けた種子の貯蔵
寿命が、直接水分含量21.6%までドライ・バックし、乾
燥耐性誘導処理を受けていない種子より、全ての保存条
件試験で長いことを示す。
実施例7:乾燥耐性突出幼根を有する発芽芽キャベツ種子
(水分含量5%)および突出幼根を有する非乾燥耐性種
子(水分含量20%)の保存期間の比較。
芽キャベツの種子(シーブイ・タルディス(cv.Tardi
s)、ザーデュニー・ベスローテン・フェンノートシャ
ップ)を、4lの通気水中で、23℃で発芽させる。16時間
後、発芽種子を手で選択する。2100個の種子を選択す
る。発芽種子の水分含量は50重量%と確認される。1000
個の種子をPEG−8000(BPケミカルズ)溶液(324g/l、
水ポテンシャル−1.5MPa、実施例1で測定)で湿らせた
吸取紙上で、8℃の温度で7日間インキュベーション
し、突出幼根に乾燥耐性を誘導する。水分含量は、誘導
期間の最後に41重量%と確認される。種子を蒸留水です
すぎ、40%RHおよび20℃の滞留空気中に、約24時間後に
水分含量が5%に到達するまで置く。他の1000個の種子
は、手で選択した直後に75%RHおよび20℃の滞留空気
中、6時間後に水分含量が21.9%に到達するまで乾燥さ
せる。次いで種子をアルミで裏打ちした袋に封印する
(袋当たり50種子)。0、1および2月の保存期間の
後、処理当たり50個の種子を土壌に蒔き、10日後に苗木
の割合を計算する。結果は表7に示す。
実施例8:乾燥耐性突出幼根を有するツリフネソウ属、シ
ーブイ・インパルス・サーモン・オレンジ(cv Impulse
salmon orange)種子および種蒔きシミュレーターでの
作業 ツリフネソウ属、シーブイ・インパルス・サーモン・
オレンジ50gを4lの通気水のカラム内で20℃で発芽させ
る。3日後、突出幼根を有する種子30g(約30,000種
子)を選択する。
種子15g(対照)を種蒔きシミュレーターに置く。他
の15g(試験)を、乾燥耐性を幼根に誘導するために100
%RHで7日間、8℃で閉鎖容器中でインキュベーション
する。誘導工程の最後の種子の水分含量は、44.3重量%
と確認される。誘導工程の後、種子を下記の種蒔きシミ
ュレーターに蒔く。
種蒔きのシミュレーションは、対照および試験サンプ
ルで、種子をプラスチックトレイの底に層で広げ、20℃
および40%相対湿度に条件付けされたフィトロン(ファ
ン・デン・ベルグ、マウントフート、オランダから商業
的に入手可能)に置くことにより成る。箱を種蒔き機の
貯蔵所の振動を促進するために規則正しく振る。規則的
な間隔で種子のサンプルをトレイから取り出す。サンプ
ルの1gを水分含量測定に使用し、2×50個の種子を20℃
で土壌に蒔く。種子の突出を14日後に確認する。
表8は予備発芽種子の突出幼根に誘発された乾燥耐性
の、乾燥耐性幼根を有しない予備発芽種子を越える利点
を示す。
実施例9:乾燥耐性突出幼根を有するトマト種子と既知の
方法で乾燥したトマト種子の間の比較 トマト種子50g(F7263、ザーデュニー・ベスローテン
・フェンノートシャップの実験用変種)を4lの通気水の
カラム中で20℃で発芽させる。3日後、発芽種子を選択
し以下の通りのグループに分ける: グループ1:対照。500個の種子を、相対湿度40%および2
0℃の温度の滞留空気中に7日間置く。水分含量を1日
後および7日後に、それぞれ6重量%と確認される。
グループ2:本発明の種子に対する水分含量比較試験のた
めに、直接20重量%まで乾燥する。
500個の種子を相対湿度40%および20℃の温度の滞留
空気中に置き、水分含量が6時間後に20重量%に到達し
た時に除去する。種子を、次いで7日間、8℃で密封容
器中に置く。この期間の後、種子を2つに分割する。一
分割は加湿吸取紙の上に置き、4日間25℃で水分を吸収
させる。2番目の分割は相対湿度40%および20℃の温度
の滞留空気中で、水分含量6%までドライ・バックさせ
る。
グループ3:本発明の種子。
500個の種子をペトリ皿中のPEG−8000(BPケミカル
ズ)溶液(324g/l、水ポテンシャル−1.5MPa、実施例1
で測定)で湿らせた濾紙上に置く。ペトリ皿を7日間、
8℃の冷蔵庫に置き、乾燥耐性を種子に誘導する。この
期間の最後に、種子の水分含量は43重量%と確認され
る。この期間の後、種子を蒸留水ですすぎ、種子を2分
割する。一分割は加湿吸取紙上に置き、4日間25℃で水
分を吸収させる。2番目の分割は相対湿度40%および20
℃の温度の滞留空気中で、水分含量6%までドライ・バ
ックさせる。
胚乳の糖含量は、実施例1の方法を使用して、グルー
プ2および3の乾燥種子の部およびグループ1由来の種
子を、2時間水中に置き、1群当たり25個の胚乳を切除
する。
全ての種子群(1群当たり2×100種子)を加湿濾紙
上に置き、4日間水を吸収させる。第2の根の再生を、
次いで、計数して測定する。結果を表9に示す。
表9はグループ2および3の種子は、乾燥処理前は生
存可能であることを示す。乾燥処理後、グループ2の種
子の生存率は、乾燥耐性の処理をまた受けたグループ1
のものと同等であるが、本発明の種子、グループ3の生
存率は高い。グループ3の種子は乾燥耐性である。
実施例10:キュウリ、スミレおよびペチュニアの予備発
芽種子への乾燥耐性誘導。
全部ザーデュニー・ベスローテン・フェンノートシャ
ップのものである、キュウリ(シーブイ・アルバリス
(cv Alvaris))、スミレ(シーブイ・オーロラ・イェ
ロー(cv Aurora yellow))およびペチュニア(シーブ
イ・ホワイト・フラッシュ(cv White Flash))の種子
を箱の中に入れたペトリ皿中で、20℃で加湿濾紙上でイ
ンキュベーションする。全ての場合、250個の突出幼根
を有する種子を、3日後に各々の種から選択する。対照
の種子を、RH40%および温度20℃の滞留空気中で直ぐに
乾燥させる。試験サンプルの種子をペトリ皿中で、PEG
−8000(324g/l、−1.5MPa、実施例1で測定)溶液で湿
らせた吸取紙上で、実施例9に記載したのと同様の条件
下で、7日間8℃でインキュベーションし、幼根に乾燥
耐性を誘導する。種子を、次いで、蒸留水ですすぐ。キ
ュウリ、スミレおよびペチュニアへの誘導工程の後の水
分含量は、各々46重量%、44重量%および41重量%と確
認される。試験サンプルを、次いで40%RHおよび20℃の
滞留空気中で24時間乾燥させる。50個の乾燥種子を、水
で湿らせた吸取紙上で、25℃の環境温度でインキュベー
ションし、苗木の発育を14日後に評価する。
キュウリの軸およびスミレの胚乳内のシュークロース
含量を標準法を使用して(ベーリンガー・マンハイム、
前掲)、インキュベーション期間の開始前および最後に
測定する。結果は表10に示す。
表10は乾燥耐性処理を受けた発芽種子から得られる苗
木の著しく増加した割合を示す。
実施例11:シクラメンの幼根への乾燥耐性の誘導。
シクラメン20g(シーブイ・マノン(cv Manon)、ザ
ーデュニー・ベスローテン・フェンノートシャップ)を
4lの通気水のカラム中で、暗い中、18℃で発芽させる。
7日後、内乳に含まれている幼根が種子殻から突出した
のが明らかになった、即ち、内乳が種子殻から突き出て
いるが、内乳からの幼根の突出は見えていない段階で、
500個の種子を選択する。この段階の種子は、40%RHお
よび20℃の滞留空気中で直接乾燥するか(対照)または
種子(試験)は、突出幼根に乾燥耐性を誘導するため
に、最初に乾燥前に−1.5MpaのPEG−8000溶液で湿らせ
た吸取紙を含むペトリ皿内で、実施例9のグループ3の
種子の方法に従ってインキュベーションする。種子の水
分含量は、誘導期間の後、42重量%と確認される。
乾燥後、100個の対照の種子および100個の試験種子を
暗い中、18℃で、土壌で発芽される。苗木の割合を蒔い
てから3週間後に測定する。
表11の結果は、乾燥がインキュベーション期間に先行
した場合、苗木の発育は著しく増加することを示す。
実施例12:予備発芽トウガラシ種子への乾燥耐性の誘
導。
トウガラシ種子(シーブイ・アストリオン(cv Astri
on)、ザーデュニー・ベスローテン・フェンノートシャ
ップ)5gを、4lの通気水のカラム中で、20℃で5日間イ
ンキュベーションする。発芽種子を手で選択し、各々10
0個の種子に分割する。一分割をペトリ皿に置き、40%R
Hおよび20℃の滞留空気中で乾燥し、最終種子水分含量
を7%にする。第2の分割を、ペトリ皿中で、PEG−800
0(324g/l、−1.5MPa)の溶液に浸した濾紙上で7日間
インキュベーションし、突出幼根に乾燥耐性を誘導す
る。種子の水分含量は45重量%と確認される。次いで、
種子を最初の分割と同様の条件下で乾燥する。第3の分
割を、インドール酪酸(IBA)を10μMの濃度で含む−
1.5MPaのPEG−8000溶液内で8日間インキュベーション
し、乾燥耐性を突出幼根に誘導する。種子の水分含量は
45重量%と確認される。次いで、種子を2番目の分割と
同様の条件下で乾燥する。
乾燥種子を閉鎖容器中の加湿濾紙上で、8日間25℃の
温度でインキュベーションし、最初の根の再生を示す種
子の割合を3日後に記録する。最初および/または2番
目の根を有する種子の割合を8日後に記録する。
表12に示す結果は、乾燥工程を受けたトウガラシ種子
は乾燥条件下で生き残り、最初の根の再生および/また
は2番目の根の形成を示す。種子の生存率はIBA添加の
後促進される。
実施例13:トマトの幼根の長さ、幼根への乾燥耐性の誘
導に依存した最初の根の生存および胚軸領域からの2番
目の根の成育。
トマトの種子(シーブイ・エレナ(cv Elena)、ザー
デュニー・ベスローテン・フェンノートシャップ)10g
を20℃で、加湿濾紙の上部で、明かりの下2日間インキ
ュベーションする。種子の半分を136μMパクロブトラ
ゾール(合成ジベレリン生合成阻害剤、ICI Plcから商
業的に入手可能)の溶液に浸した濾紙上で、25℃で更に
インキュベーションする。残った種子は、更に加湿濾紙
上で、明かりの下25℃でインキュベーションする。突出
幼根を有する600個の発芽した種子を25℃でインキュベ
ーションした一日後に選択する。100個の0.5−1.5mmの
突出幼根を有する種子および100個の1.5−2.5mmの突出
幼根を有する種子の選択をする。選択した種子は、20℃
で40%RHの滞留空気中で24時間、直ぐに乾燥するか、ま
たは乾燥耐性を突出幼根に誘導するためのPEG−8000溶
液(324g/l;−1.5Mpa)で湿らせた濾紙上の8℃で6日
間の処理を受ける。水分含量は46重量%と確認される。
次いで、種子を対照種子と同様の条件下の滞留空気中で
乾燥し、同様の最終種子水分含量とする。乾燥後、種子
を25℃の密閉容器中の加湿濾紙の上部に、明かりの下で
蒔く。最初の根の生存率を可視的に3日後に測定する。
生存は、目で見える障害を受けておらず成育を続けてい
る最初の根と定義する。胚軸領域からの第2の根の形成
を7日後に測定する。
表13は、多くの種子が乾燥により死んだが、選択した
ときの幼根の長さが長い程障害が深刻であることを示
す。表11は更に乾燥耐性の誘導が最初の根の生存の上昇
および第2の根形成の促進をもたらすことを示す。パク
ロブトラゾールでの処理は、更に高い最初の根の生存を
もたらす。
実施例14:PEG内での発芽ツリフネソウ属種子のインキュ
ベーションは子葉および幼根(胚軸)のシュークロース
含量の増加および増加乾燥耐性をもたらす。
ツリフネソウ属種子(シーブイ・インパルス・オレン
ジ(cv Impulse orange)、ザーデュニー・ベスローテ
ン・フェンノートシャップ)10gを、4lの通気水のカラ
ムで、20℃で発芽させる。3日後、1600個の発芽種子を
選択する。400個の種子(対照)を直ぐに20℃および40
%RHの滞留空気中で乾燥し、水分含量を24時間後に5重
量%と確認する。各々400個の種子の3個のバッチをPEG
−8000(324g/l、水ポテンシャル−1.5Mpa)の溶液で湿
らせた吸取紙上で8℃で、別々の密閉箱で、1、2また
は5日のインキュベーション期間の間インキュベーショ
ンする。インキュベーションの後、種子を蒸留水ですす
ぎ、吸い取って乾燥する。各々の処理のサンプル(試験
および対照)で、次いでシュークロース測定を行う:各
々の試験および対照の25子葉対および100個の幼根(胚
軸)を評価する。残った種子を対照と同様の方法に従っ
て水分含量5%まで乾燥する。乾燥種子の乾燥耐性は、
明かりの下、25℃の温度で、紙の上部の各々の試験およ
び対照由来の2×50種子により評価する。苗木に発育す
る種子の割合を蒔いた14日後に評価する。
表14はインキュベーションの間、幼根のシュークロー
ス含量は、子葉のシュークロース量より著しく増加する
ことを示す。発芽種子の乾燥耐性は、シュークロース含
量の増加と平行である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−29904(JP,A) 萩屋薫,催芽後乾燥せるほうれん草種 子の貯蔵及び発芽,農業と園藝,日本, 養賢堂,1948年 7月 1日,第23巻第 6号(7月号),第35〜36頁 杉山直儀,蔬菜総論,日本,養賢堂, 1977年11月20日,第15版,第242頁 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 1/00 JICSTファイル(JOIS)

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発芽種子を0℃から25℃で1から10日間、
    種子重量の35%から55%の範囲の水分含量においてイン
    キュベーションし、次いで、任意に、こうして得られた
    発芽した乾燥耐性種子を、商品として入手可能な非発芽
    種子に一般的な水分含量までドライ・バックすることを
    含む、発芽種子の突出幼根に乾燥耐性を誘導する方法。
  2. 【請求項2】発芽種子を浸透性溶液中でのインキュベー
    ションにより水ストレスの対象とすることを特徴とす
    る、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】発芽種子を浸透値約−0.5から約−4.0MPa
    を有する水性溶液中、1日から10日の期間、0から25℃
    の範囲に保たれた温度でインキュベーションする、請求
    項2記載の方法。
  4. 【請求項4】(i)発芽種子を0℃から25℃で1日から
    10日の期間、種子重量の35%から55%の範囲の水分含量
    においてインキュベーションする; そして (ii)インキュベーションした種子を4%から12%の範
    囲の水分含量までドライ・バックする 段階を含む、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】水分含量が、代謝過程を実質的に停止させ
    るようなレベルに達する以前に乾燥耐性を獲得するよう
    に十分にゆっくりドライ・バックを行うことを特徴とす
    る、一段階で乾燥耐性を誘導し、発芽種子の非発芽種子
    の水分含量までのドライ・バックおこなうことを含む、
    請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】発芽種子を2日から10日の期間、75%から
    90%の相対湿度で10−30℃の範囲の温度に維持する、請
    求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】発芽した乾燥耐性種子が種子の重量の4%
    から12%の水分含量となるまでドライ・バック条件を維
    持する、請求項1から6のいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】ドライ・バックを40%から75%の範囲の相
    対湿度および10から30℃の範囲の温度で行う、請求項1
    から7のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】乾燥耐性誘導中、発芽種子が、水分の損失
    が妨げられる条件下に維持される、請求項1から8のい
    ずれかに記載の方法。
  10. 【請求項10】発芽種子の水分含量が、種子をインキュ
    ベーションに付する前に、先ず発芽種子が通常有するよ
    りも約0.5から10%低い水分含量にまで水分含量を減少
    させ、インキュベーション中に水分含量を種子の重量の
    35%より減少させないことを確実にする、請求項1から
    9のいずれかに記載の方法。
  11. 【請求項11】種子最初の乾燥段階が、静止した空気ま
    たは空気流中で、0−25℃の間の温度、30%−90%の間
    の相対湿度で行われる、請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】幼根の長さが種子の最大直径までであ
    る、請求項1から11のいずれかに記載の方法。
  13. 【請求項13】発芽種子が、ネギ属、キンギョソウ属、
    シュウガイドウ属、アブラナ属、トウガラシ属、カボチ
    ャ属、トマト属、シクラメン属、フダンソウ属、ナデシ
    コ属、ガザニア属、ガーベラ属、ツリフネソウ属、ミゾ
    カクシ属、タバコ属、テンジクアオイ属、ツリバネアサ
    ガオ属、クサキョウチクトウ属、サクラソウ属、ダイコ
    ン属、アキギリ属、ナス属、センジュギク属、クマツヅ
    ラ属、ツルニチニチソウ属、スミレ属、マツバゼリ属、
    キコリウム、ニンジン属およびヒャクニチソウ属からな
    る群を含む植物から選択されるものである、請求項1か
    ら12のいずれかに記載の方法。
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