JP3367217B2 - 電子写真用感光ドラム装置 - Google Patents
電子写真用感光ドラム装置Info
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- photosensitive drum
- drum
- diameter portion
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- Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
Description
はプリンタ(ファクシミリに組み込まれるプリンタ部も
含む)等に用いられる感光ドラム装置の改良に関する。
感光ドラムは、装置フレームに固定されたドラム軸に対
して回転可能に支持され、表面側に光導電層を有してい
る。該光導電層はその機能上アースされなければなら
ず、従来は、図3に示すような方法でアース接続がなさ
れている。即ち、図3において、ドラム軸aは装置フレ
ーム(金属製)bに固定され、感光ドラムcはその両端
に嵌着された絶縁性フランジ部材dを介してドラム軸a
に回転可能に支持されている。感光ドラムcの内面には
上記光導電層と導通状態でアース端子eが固着され、該
アース端子eの先端はドラム軸aの周面に接するよう配
設されている。感光ドラムの回転に伴い、アース端子e
の先端がドラム軸aに摺接し、この結果光導電層は、ア
ース端子e、ドラム軸a及び装置フレームbを介してア
ースされることになる。尚、感光ドラムcは、装置内に
設けられた駆動機構(不図示)からの回転動力を上記フ
ランジ部材dに設けられたギア部d1に伝達することに
より、ドラム軸aの回りに回転する。
続方法においては、アース端子eとドラム軸aとの摺接
点で異音が発生し、使用者に不快感を与えることが多々
ある。この異音発生を防止する為に、上記摺接位置にグ
リース等の潤滑剤を塗布することも行われている。しか
し、感光ドラムcにグリースを塗布したドラム軸aを挿
入して組付けを行う際、グリースがフランジ部材dの外
にはみ出し、これが感光ドラム表面に付着して画像形成
の障害となることがあった。また、光導電層の劣化を促
進することも予想される。更に、時間の経過と共にグリ
ースがドラム軸a表面を拡散し、異音防止効果が減退し
ていくと言う問題点もあった。
異音の発生を抑えると共に画像形成障害等を引き起こさ
ず、しかも異音発生防止効果が長く維持される新規な電
子写真用感光ドラム装置を提供せんとするものである。
めに、本発明の電子写真用感光ドラム装置は、前記のよ
うな電子写真用感光ドラム装置において、光導電層と導
通状態とされたアース端子の先端部が前記ドラム軸に形
成された小径部に摺接するよう設けられていることを特
徴とするものである。そして、本発明の感光ドラム装置
では、組み立てに先立ち上記小径部にグリース等の潤滑
剤が塗布される。
ムは装置内の駆動手段からの動力を受けてドラム軸の回
りに回転する。この時、アース端子は上記小径部の周面
を摺接して回転する。従って、感光ドラムの光導電層
は、アース端子、ドラム軸を介してアースされる。そし
て、小径部にはグリース等の潤滑剤が塗布されるから、
摺接による異音発生が抑制される。この小径部に塗布さ
れた潤滑剤は、ドラムの組み立ての際にも外にはみ出す
ことがなく、ドラム表面に付着せず、画像形成障害の懸
念もない。また、長時間の作動においても、潤滑剤が小
径部より溢れ出ず、ドラム軸表面を拡散することもない
から異音防止効果が長く持続される。
て説明する。図1は本発明の感光ドラム装置を用いた画
像形成装置の概略縦断面図、図2は感光ドラムの部分切
欠縦断面図である。図1において、1は感光ドラムであ
り、ドラム軸2に支持され矢視方向に回転する。この感
光ドラムの回りには帯電器10、光書込ユニット11、
現像器12、転写器13及びクリーニングユニット14
等のプロセス手段が配置されている。本実施例では、感
光ドラム1、ドラム軸2、帯電器13、クリーニングユ
ニット14及び光書き込みユニット11の位置決め部が
ドラムユニットとして一体的にユニット化され、これら
はハウジングケース20内に組み込まれている。また、
この感光ドラム1を含むプロセス手段の上流側には記録
紙Pを堆積保持する給紙カセット15、ピックアップロ
ーラ16、紙ガイド部17、レジストローラ18が配さ
れ、下流側には定着器19、排出ローラ20及び記録紙
排出トレイ21が順に配置されている。
明する。矢視方向に回転する感光ドラム1の表面は帯電
器10により一様に帯電され、この一様帯電された感光
ドラム1の表面にLEDアレイ等から成る光書込ユニッ
ト11により画情報が書き込まれて静電潜像が形成され
る。この静電潜像は現像器12により顕像化される。一
方給紙カセット15からピックアップローラ16により
記録紙Pが1枚ずつ繰り出され、該記録紙Pは紙ガイド
部17を経、レジストローラ18により感光ドラム1の
回転に同期されて感光ドラム1と転写器13との間に供
給される。上記感光ドラム1表面に顕像化されたトナー
像は、該ドラム1の回転に伴い転写器13に至り、転写
器13により記録紙P上に転写される。記録紙P上に転
写されたトナー像は定着器19により定着されて永久像
とされる。定着された記録紙Pは排出ローラ20により
記録紙排出トレー21上に排出されて堆積される。
し、導電性金属からなるドラム軸2は上記ハウジングケ
ース20に回転不能に支持され、このハウジングケース
20から突出した部分が導電性金属(板金)からなる装
置フレーム3,3に支持され、位置決めされている。感
光ドラム1は、アルミニウム等の導電性金属筒体1a
と、該筒体1aの外周に塗着された光導電層1bと、該
光導電層1bの外周に被覆された透明樹脂からなる絶縁
性保護層1cとより成る。該感光ドラム1の両端部には
絶縁性樹脂により成型されたフランジ部材4,4が嵌着
固定され、一方のフランジ部材4には、不図示回転駆動
機構に噛み合うギア部4aが形成されている。また、他
方のフランジ部材には、転写器13に記録紙を給送案内
する為のガイドローラ13a(図1参照)に感光ドラム
1の回転を伝達するためのギア部4bが形成されてい
る。このフランジ部材4は、その軸孔4cに上記ドラム
軸2が挿通され、感光ドラム1をドラム軸2の回りに回
転自在に支持する軸受けとしても機能するものである。
性のある導電性金属板から成るアース端子5が固着され
ている。更に詳細には、該アース端子5は、銅製薄板を
打ち抜き加工し、感光ドラム1の筒体1a側に圧接する
一次側接点片5aと、ドラム軸2に摺接する二次側接点
片5bとを曲げ加工して得られたものである。そして、
該アース端子5の基部に小孔5cが穿設され、上記フラ
ンジ部材4の内端面に突設された小突起4dをこの小孔
5cに挿入し加熱融着(或いはカシメ)することにより
アース端子5がフランジ部材4の内端面に固着されてい
る。
小径部2aが切削加工により形成されている。この小径
部2aのスラスト方向開口幅は、接点片5bが嵌まり込
み得る幅であって且つ上記フランジ部材4の軸孔4cの
スラスト方向長さより短いことが望ましい。
組付け要領について説明する。先ず、ドラム軸2の上記
小径部2aにグリース等の潤滑剤2bをドラム軸2の大
径部を超えないように塗布する。このドラム軸2を上記
フランジ部材4,4の軸孔4c,4cに上記接点片5b
が小径部2aに嵌まり込むよう挿通し、ハウジングケー
ス20にドラム軸2を固定してドラムユニットを構成す
る。この状態では、接点片5bがそのバネ性により小径
部2aに圧接し、他方の接点片5aは感光ドラム1の筒
体1aの内面に圧接する。また、小径部2aに塗布され
たグリース2bは、小径部2aによる凹所に収まってお
り、しかも小径部2aのスラスト方向開口幅が軸孔4c
の長さより短いために軸孔4cの内壁が小径部2aに落
ち込むことがないので、ドラム軸2の挿通操作の際にフ
ランジ部材4,4の外側にはみ出すことがない。このよ
うに組み立てられたドラムユニットは、前記装置フレー
ム3,3にドラム軸2を横架位置決めすることにより装
置内に組み込まれる。この結果、感光ドラム1の光導電
層1bは、筒体1b、アース端子5、ドラム軸2及び装
置フレーム3を介して装置外にアース接続される。ま
た、この組み込み状態においては、フランジ部材4に形
成されたギア部4aが装置内に設置された回転駆動機構
と噛み合い、他方のギア部4bはガイドローラ13aの
被伝達ギア(不図示)に噛み合う位置に設置される。
おいては、回転駆動機構の回転動力により感光ドラム1
がドラム軸2の回りに回転する。この時アース端子5の
接点片5bが小径部2aの周体を摺接する。該小径部2
aにはグリース2bが塗布されているから、摺接音が緩
和され異音の発生が抑制される。また、グリース2bは
小径部2aによる凹所に収納されているから、回転駆動
が長く続いてもグリース2bがドラム軸2表面を拡散す
ることがなく、異音抑制効果が長く持続される。グリー
ス2bとして導電性グリースを用いれば接点部での導電
性が損なわれないので望ましく採用される。
部として装備したファクシミリ装置を示すものであり、
説明を割愛したが上記の他に画像読取部、原稿搬送系及
び制御部等が装備されている。また、本発明は、このよ
うなファクシミリ装置に限らず、所謂プリンタや複写機
等にも適用されるものであることは言うまでもない。
の小径部に潤滑剤を塗布することにより、感光ドラムの
回転に伴う異音発生の抑制が長く持続され、しかも潤滑
剤による画像形成障害等も生じる懸念がなく、その有用
性は極めて大である。
装置の概略縦断面図である。
切欠縦断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 小径部が形成された導電性ドラム軸に筒
状の感光ドラムを回転可能に軸支し、前記感光ドラム表
面側の光導電層を前記ドラム軸を介してアースする電子
写真用感光ドラム装置であって、 前記ドラム軸の小径部に、大径部を超えないように塗布
される潤滑剤と、 前記感光ドラムとドラム軸とを導通させるアース端子
と、 感光ドラムの端部に嵌着されドラム軸を軸支するフラン
ジ部材とを備え、 前記アース端子は、前記フランジ部材の内端面に固着し
た基部と、感光ドラムの内面に圧接する一次側接点片
と、ドラム軸の小径部に弾発的に摺接する二次側接点片
とを有し、 ドラム軸の小径部のスラスト方向開口幅は、フランジ部
材のドラム軸が挿通される軸孔のスラスト方向長さより
も短いことを特徴とする電子写真用感光ドラム装置。 - 【請求項2】 前記小径部のスラスト方向開口幅は、前
記二次側接点片が嵌まり込み得る幅であることを特徴と
する請求項1記載の電子写真用感光ドラム装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22684294A JP3367217B2 (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 電子写真用感光ドラム装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22684294A JP3367217B2 (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 電子写真用感光ドラム装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0895428A JPH0895428A (ja) | 1996-04-12 |
JP3367217B2 true JP3367217B2 (ja) | 2003-01-14 |
Family
ID=16851428
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22684294A Expired - Lifetime JP3367217B2 (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 電子写真用感光ドラム装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3367217B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3323696B2 (ja) * | 1995-06-13 | 2002-09-09 | キヤノン株式会社 | アース部材及び電子写真感光体ドラム及びプロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 |
US5845173A (en) * | 1997-12-19 | 1998-12-01 | Mitsubishi Chemical America, Inc. | Conductive assembly for a drum in an image forming apparatus |
-
1994
- 1994-09-21 JP JP22684294A patent/JP3367217B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0895428A (ja) | 1996-04-12 |
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