JP3367009B2 - プリンタ装置における同期式データ伝送方式 - Google Patents
プリンタ装置における同期式データ伝送方式Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ装置にお
ける同期式データ伝送方式、更に詳しくは、データ伝送
系内に、フィルタ回路及び、同期クロック信号とデータ
信号の位相を微調整するためのプログラム可能な遅延回
路を設けたプリンタ装置における同期式データ伝送方式
であり、特に、離れたCPU間のデータ伝送を行うプリ
ンタ装置に用いるのに適したプリンタ装置における同期
式データ伝送方式に関するものである。
ける同期式データ伝送方式、更に詳しくは、データ伝送
系内に、フィルタ回路及び、同期クロック信号とデータ
信号の位相を微調整するためのプログラム可能な遅延回
路を設けたプリンタ装置における同期式データ伝送方式
であり、特に、離れたCPU間のデータ伝送を行うプリ
ンタ装置に用いるのに適したプリンタ装置における同期
式データ伝送方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の同期式データ伝送では、予め固定
されたタイミングにて同期クロックと同期データの出力
制御を行うか、システム基本クロックを単位として同期
クロックと同期データの出力制御をプログラマブルに行
っている。例えば、特開昭62−202624号公報に
おいては、発振器の源振により、数種類の位相のずれ
た、たとえば1/8周期ずつ遅延させたクロックを作
り、このクロックと同期信号との位相関係により、デー
タ取込に最適なクロックを選択し、これを使用すること
によりデータ転送周波数と同一周波数のクロックのみで
データを受信するものである。
されたタイミングにて同期クロックと同期データの出力
制御を行うか、システム基本クロックを単位として同期
クロックと同期データの出力制御をプログラマブルに行
っている。例えば、特開昭62−202624号公報に
おいては、発振器の源振により、数種類の位相のずれ
た、たとえば1/8周期ずつ遅延させたクロックを作
り、このクロックと同期信号との位相関係により、デー
タ取込に最適なクロックを選択し、これを使用すること
によりデータ転送周波数と同一周波数のクロックのみで
データを受信するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、プリンタ装置の
露光装置においては、通常、装置の上部に取り付けら
れ、データ伝送距離が長くなるため、または露光装置の
入力がシリアル伝送を受信するのに適したものであるこ
とが多いため、シリアル伝送方式でラスタスキャン印字
画像データを送信することが多い。同様に、プリンタ装
置内の離れたモジュール間において、シリアルデータま
たは何ビットかのパラレルデータの伝送が、データ画像
同期送信装置側もしくはデータ露光装置側から出力され
る同期クロックに従った同期式データ伝送によって行わ
れることが多い。
露光装置においては、通常、装置の上部に取り付けら
れ、データ伝送距離が長くなるため、または露光装置の
入力がシリアル伝送を受信するのに適したものであるこ
とが多いため、シリアル伝送方式でラスタスキャン印字
画像データを送信することが多い。同様に、プリンタ装
置内の離れたモジュール間において、シリアルデータま
たは何ビットかのパラレルデータの伝送が、データ画像
同期送信装置側もしくはデータ露光装置側から出力され
る同期クロックに従った同期式データ伝送によって行わ
れることが多い。
【0004】特に、送受信装置間が離れた同期式データ
伝送では、伝送時に発生する不要輻射ノイズを防止する
ためのフィルタ回路が必要であることが多く、該フィル
タ回路を通過するとき、または回路遅延の大きい長距離
回線をドライブするときに信号遅延が発生する。しかし
ながら、前記従来技術においては伝送路インピーダンス
マッチングや波形整形は行われていない。言い換えれ
ば、上述した送受信装置間が離れた同期式データ伝送に
おけるフィルタ回路の存在により信号遅延を問題にした
ものではない。
伝送では、伝送時に発生する不要輻射ノイズを防止する
ためのフィルタ回路が必要であることが多く、該フィル
タ回路を通過するとき、または回路遅延の大きい長距離
回線をドライブするときに信号遅延が発生する。しかし
ながら、前記従来技術においては伝送路インピーダンス
マッチングや波形整形は行われていない。言い換えれ
ば、上述した送受信装置間が離れた同期式データ伝送に
おけるフィルタ回路の存在により信号遅延を問題にした
ものではない。
【0005】本発明の目的は、この問題を解決し、回線
遅延を相殺する最適な遅延を設定することができるプリ
ンタ装置における同期式データ伝送方式を提供すること
である。本発明の他の目的は、送受信装置間の長い伝送
系において、回線遅延を相殺する最適な遅延を設定する
ことができるプリンタ装置における同期式データ伝送方
式を提供することである。本発明の他の目的は、回線遅
延を相殺する最適な遅延調整操作が簡単にできるプリン
タ装置における同期式データ伝送方式を提供することで
ある。
遅延を相殺する最適な遅延を設定することができるプリ
ンタ装置における同期式データ伝送方式を提供すること
である。本発明の他の目的は、送受信装置間の長い伝送
系において、回線遅延を相殺する最適な遅延を設定する
ことができるプリンタ装置における同期式データ伝送方
式を提供することである。本発明の他の目的は、回線遅
延を相殺する最適な遅延調整操作が簡単にできるプリン
タ装置における同期式データ伝送方式を提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、クロック同期式データ伝送によってラス
タスキャン印字画像データを露光装置に伝送するための
ラスタスキャン印字画像同期送信装置と、 クロックに同
期して同期式データを受信しラスタスキャン画像データ
として感 光体に露光させる露光装置とを備えるプリンタ
装置において、 画像同期送信装置側と露光装置側で形成
する伝送系内に、フィルタ回路及び、同期クロック信号
とデータ信号の位相を微調整するためのプログラム可能
な遅延回路を設けるとともに、前記フィルタ回路及び前
記遅延回路ともに画像同期送信装置側に調整可能に配置
したことを特徴とするプリンタ装置における同期式デー
タ伝送方式を提案した。
に、本発明は、クロック同期式データ伝送によってラス
タスキャン印字画像データを露光装置に伝送するための
ラスタスキャン印字画像同期送信装置と、 クロックに同
期して同期式データを受信しラスタスキャン画像データ
として感 光体に露光させる露光装置とを備えるプリンタ
装置において、 画像同期送信装置側と露光装置側で形成
する伝送系内に、フィルタ回路及び、同期クロック信号
とデータ信号の位相を微調整するためのプログラム可能
な遅延回路を設けるとともに、前記フィルタ回路及び前
記遅延回路ともに画像同期送信装置側に調整可能に配置
したことを特徴とするプリンタ装置における同期式デー
タ伝送方式を提案した。
【0007】このように構成したので、プリンタ装置内
の離れたモジュール間において、シリアルデータまたは
何ビットかのパラレルデータの伝送が、データ画像同期
送信装置側もしくはデータ露光装置側から出力される同
期クロックに従った同期式データ伝送によって行われ、
伝送時に発生する不要輻射ノイズをフィルタ回路で防止
し、信号が該フィルタ回路を通過するとき、または回路
遅延の大きい長距離回線をドライブするときに発生する
信号遅延を遅延回路で微調整して相殺することができ
る。
の離れたモジュール間において、シリアルデータまたは
何ビットかのパラレルデータの伝送が、データ画像同期
送信装置側もしくはデータ露光装置側から出力される同
期クロックに従った同期式データ伝送によって行われ、
伝送時に発生する不要輻射ノイズをフィルタ回路で防止
し、信号が該フィルタ回路を通過するとき、または回路
遅延の大きい長距離回線をドライブするときに発生する
信号遅延を遅延回路で微調整して相殺することができ
る。
【0008】そして、同期クロック及び同期データの片
方または双方に、システム基本クロック未満の任意の遅
延を挿入できるプログラマブル遅延回路を設けるように
構成したので、最終的な伝送経路で、同期クロック及び
同期データを個別の伝送路マッチング調整を行った後、
伝送路マッチング状態に影響を与えずに同期クロックと
同期データ間の位相を調整することができる。
方または双方に、システム基本クロック未満の任意の遅
延を挿入できるプログラマブル遅延回路を設けるように
構成したので、最終的な伝送経路で、同期クロック及び
同期データを個別の伝送路マッチング調整を行った後、
伝送路マッチング状態に影響を与えずに同期クロックと
同期データ間の位相を調整することができる。
【0009】また、本発明は前記フィルタ回路及び前記
遅延回路ともに画像同期送信装置側に調整可能に配置し
て構成する。両者を画像同期送信装置側に配置すると、
両者の調整を離れた位置で行うことがなく、調整操作が
楽に、簡単に行うことができる。
遅延回路ともに画像同期送信装置側に調整可能に配置し
て構成する。両者を画像同期送信装置側に配置すると、
両者の調整を離れた位置で行うことがなく、調整操作が
楽に、簡単に行うことができる。
【0010】また、前記遅延回路は、データ伝送系若し
くは同期クロック信号伝送系の一方に配置して構成する
と好ましい。データ伝達系とクロック信号伝達系とに遅
延回路を設けて調整すると、お互いのステップ数の合計
数の微調整が可能であり、調整レンジが広くなるが、量
産効果による部品の均一化で、フィルタ回路の調整幅も
狭いレンジでおさまるようになると、遅延回路の調整幅
は小でもよくなり、その場合には遅延回路は画像同期送
信装置側だけで足りる。
くは同期クロック信号伝送系の一方に配置して構成する
と好ましい。データ伝達系とクロック信号伝達系とに遅
延回路を設けて調整すると、お互いのステップ数の合計
数の微調整が可能であり、調整レンジが広くなるが、量
産効果による部品の均一化で、フィルタ回路の調整幅も
狭いレンジでおさまるようになると、遅延回路の調整幅
は小でもよくなり、その場合には遅延回路は画像同期送
信装置側だけで足りる。
【0011】また、露光装置側に設けられた基本クロッ
ク信号発振源、この基本クロック信号発振源からの信号
を受け、同期クロック信号を送出する遅延回路、前記基
本クロック信号発振源からの信号を画像同期送信装置側
に伝達するクロック信号伝送用の第1フィルタ回路、同
期クロック信号に同期して画像同期送信装置側からのデ
ータを受信するデータ同期受信手段と、画像同期送信装
置側に設けられたデータ伝送用の第2フィルタ回路、前
記クロック信号に規制され前記データを前記第2フィル
タ回路を介して伝送するデータ伝送手段とを備え、露光
装置側に設けた遅延回路により同期クロック信号とデー
タ信号の位相を微調整するように構成すると好ましい。
ク信号発振源、この基本クロック信号発振源からの信号
を受け、同期クロック信号を送出する遅延回路、前記基
本クロック信号発振源からの信号を画像同期送信装置側
に伝達するクロック信号伝送用の第1フィルタ回路、同
期クロック信号に同期して画像同期送信装置側からのデ
ータを受信するデータ同期受信手段と、画像同期送信装
置側に設けられたデータ伝送用の第2フィルタ回路、前
記クロック信号に規制され前記データを前記第2フィル
タ回路を介して伝送するデータ伝送手段とを備え、露光
装置側に設けた遅延回路により同期クロック信号とデー
タ信号の位相を微調整するように構成すると好ましい。
【0012】このように構成すると、露光装置側に設け
られた基本クロック信号発振源から画像同期送信装置側
に基本クロック信号が送出され、この信号の送出中にデ
ータが伝送される。具体的には、該信号パルス波形がオ
ンのときデータが伝送され、オフのときデータ伝送は中
断される。よって、露光装置側において、データの要求
及び停止の操作を行うことができる。したがって、デー
タ画像同期送信装置側において信号をいれて露光装置側
にデータを伝送しなくても、露光装置側における基本ク
ロック信号を伝送するという簡単な操作でデータを受け
ることができるため、命令系が簡素化される。
られた基本クロック信号発振源から画像同期送信装置側
に基本クロック信号が送出され、この信号の送出中にデ
ータが伝送される。具体的には、該信号パルス波形がオ
ンのときデータが伝送され、オフのときデータ伝送は中
断される。よって、露光装置側において、データの要求
及び停止の操作を行うことができる。したがって、デー
タ画像同期送信装置側において信号をいれて露光装置側
にデータを伝送しなくても、露光装置側における基本ク
ロック信号を伝送するという簡単な操作でデータを受け
ることができるため、命令系が簡素化される。
【0013】また、本プリンタ装置において、前記画像
同期送信装置側に、同期クロック信号とデータ信号の位
相を微調整するためのプログラム可能な遅延回路を設け
て構成すると好ましい。
同期送信装置側に、同期クロック信号とデータ信号の位
相を微調整するためのプログラム可能な遅延回路を設け
て構成すると好ましい。
【0014】このように構成すると、前記画像同期送信
装置と前記露光装置のように送受信装置間が離れた同期
式データ伝送では、同期送信装置よりの伝送時に発生す
る不要輻射ノイズを防止するためのフィルタ回路調整を
行うことにより発生する信号遅延を調整することができ
る。
装置と前記露光装置のように送受信装置間が離れた同期
式データ伝送では、同期送信装置よりの伝送時に発生す
る不要輻射ノイズを防止するためのフィルタ回路調整を
行うことにより発生する信号遅延を調整することができ
る。
【0015】また、本プリンタ装置における同期式デー
タ伝送方式をプリンタ装置に適用し、プリンタ装置の画
像生成を主に行なうためのプリンタ画像描画用CPU装
置と、プリンタ装置の露光タイミング制御を行なうため
のプリンタエンジン制御用CPU装置とを備えるプリン
タ装置において、クロック同期式データ伝送によって前
記プリンタ画像描画用CPU装置から前記プリンタエン
ジン制御用CPU装置へ、コマンド伝送を行なうための
プログラム可能な遅延回路を設けて構成すると好まし
い。
タ伝送方式をプリンタ装置に適用し、プリンタ装置の画
像生成を主に行なうためのプリンタ画像描画用CPU装
置と、プリンタ装置の露光タイミング制御を行なうため
のプリンタエンジン制御用CPU装置とを備えるプリン
タ装置において、クロック同期式データ伝送によって前
記プリンタ画像描画用CPU装置から前記プリンタエン
ジン制御用CPU装置へ、コマンド伝送を行なうための
プログラム可能な遅延回路を設けて構成すると好まし
い。
【0016】このように構成すると、前記プリンタ画像
用CPU装置と前記プリンタエンジン制御用CPU装置
のように送受信装置間が離れた同期式データ伝送では、
伝送時に発生する不要輻射ノイズを防止するためのフィ
ルタ回路調整を行うことにより発生する信号遅延を調整
することができる。
用CPU装置と前記プリンタエンジン制御用CPU装置
のように送受信装置間が離れた同期式データ伝送では、
伝送時に発生する不要輻射ノイズを防止するためのフィ
ルタ回路調整を行うことにより発生する信号遅延を調整
することができる。
【0017】また、本プリンタ装置における同期式デー
タ伝送方式をプリンタ装置に適用し、プリンタ装置本体
の制御を行なうためのプリンタ制御用CPU装置と、プ
リンタ装置に付属する入出力装置を制御する入出力制御
用CPU装置とを備えるプリンタ装置において、クロッ
ク同期式データ伝送によって前記プリンタ制御用CPU
装置から前記プリンタ入出力制御用CPU装置へ、また
は、その逆にコマンド伝送を行う同期送受信装置内に同
期クロック信号とデータ信号の位相を微調整するための
プログラム可能な遅延回路を設けて構成すると好まし
い。
タ伝送方式をプリンタ装置に適用し、プリンタ装置本体
の制御を行なうためのプリンタ制御用CPU装置と、プ
リンタ装置に付属する入出力装置を制御する入出力制御
用CPU装置とを備えるプリンタ装置において、クロッ
ク同期式データ伝送によって前記プリンタ制御用CPU
装置から前記プリンタ入出力制御用CPU装置へ、また
は、その逆にコマンド伝送を行う同期送受信装置内に同
期クロック信号とデータ信号の位相を微調整するための
プログラム可能な遅延回路を設けて構成すると好まし
い。
【0018】このように構成すると、前記入出力制御用
CPU装置と前記プリンタ制御用CPU装置のように送
受信装置間が離れた同期式データ伝送では、伝送時に発
生する不要輻射ノイズを防止するためのフィルタ回路調
整を行うことにより発生する信号遅延を調整することが
できる。
CPU装置と前記プリンタ制御用CPU装置のように送
受信装置間が離れた同期式データ伝送では、伝送時に発
生する不要輻射ノイズを防止するためのフィルタ回路調
整を行うことにより発生する信号遅延を調整することが
できる。
【0019】また、本プリンタ装置における同期式デー
タ伝送方式をプリンタ装置に適用し、プリンタ装置本体
の制御を行うためのプリンタ制御用CPU装置と、プリ
ンタ装置に付属するもしくはオプションで接続できるペ
ーパーハンドリング装置を制御するペーパーハンドリン
グ制御用CPU装置とを備えるプリンタ装置において、
クロック同期式データ伝送によってプリンタ制御用CP
U装置からペーパーハンドリング制御用CPU装置へ、
または、その逆にコマンド伝送を行う同期送受信装置内
に、同期クロック信号とデータ信号の位相を微調整する
ためのプログラム可能な遅延回路を設けて構成すると好
ましい。
タ伝送方式をプリンタ装置に適用し、プリンタ装置本体
の制御を行うためのプリンタ制御用CPU装置と、プリ
ンタ装置に付属するもしくはオプションで接続できるペ
ーパーハンドリング装置を制御するペーパーハンドリン
グ制御用CPU装置とを備えるプリンタ装置において、
クロック同期式データ伝送によってプリンタ制御用CP
U装置からペーパーハンドリング制御用CPU装置へ、
または、その逆にコマンド伝送を行う同期送受信装置内
に、同期クロック信号とデータ信号の位相を微調整する
ためのプログラム可能な遅延回路を設けて構成すると好
ましい。
【0020】このように構成すると、前記プリンタ制御
用CPU装置と前記ペーパーハンドリング制御用CPU
装置のように送受信装置間が離れた同期式データ伝送で
は、伝送時に発生する不要輻射ノイズを防止するための
フィルタ回路調整を行うことにより発生する信号遅延を
調整することができる。
用CPU装置と前記ペーパーハンドリング制御用CPU
装置のように送受信装置間が離れた同期式データ伝送で
は、伝送時に発生する不要輻射ノイズを防止するための
フィルタ回路調整を行うことにより発生する信号遅延を
調整することができる。
【0021】そして、上述のラスタスキャン印字画像デ
ータ送信装置において、同期クロック及び同期データの
片方または双方に、システム基本クロック未満の任意の
遅延を挿入できるプログラマブル遅延回路を設けるよう
に構成したので、プリンタ装置内の最終的な伝送経路
で、同期クロック及び同期データを個別の伝送路マッチ
ング調整を行った後、伝送路マッチング状態に影響を与
えずに同期クロックと同期データ間の位相を調整するこ
とができる。
ータ送信装置において、同期クロック及び同期データの
片方または双方に、システム基本クロック未満の任意の
遅延を挿入できるプログラマブル遅延回路を設けるよう
に構成したので、プリンタ装置内の最終的な伝送経路
で、同期クロック及び同期データを個別の伝送路マッチ
ング調整を行った後、伝送路マッチング状態に影響を与
えずに同期クロックと同期データ間の位相を調整するこ
とができる。
【0022】また、プリンタ装置における同期式データ
伝送方式は、前記印字画像同期送信装置に、基本クロッ
ク信号発振源と、この基本クロック信号発振源からの信
号を受け、同期クロック信号を送出する第1遅延回路
と、前記基本クロック信号発振源からの信号を前記露光
装置に伝達するクロック信号伝送用のフィルタ回路と、
前記第1遅延回路の出力端に接続された第2遅延回路と
を備え、前記印字画像同期送信装置に設けられた基本ク
ロック信号発振源を用いて前記第1及び第2遅延回路に
より同期クロック信号とデータ信号の位相を微調整する
ことを特徴とする。
伝送方式は、前記印字画像同期送信装置に、基本クロッ
ク信号発振源と、この基本クロック信号発振源からの信
号を受け、同期クロック信号を送出する第1遅延回路
と、前記基本クロック信号発振源からの信号を前記露光
装置に伝達するクロック信号伝送用のフィルタ回路と、
前記第1遅延回路の出力端に接続された第2遅延回路と
を備え、前記印字画像同期送信装置に設けられた基本ク
ロック信号発振源を用いて前記第1及び第2遅延回路に
より同期クロック信号とデータ信号の位相を微調整する
ことを特徴とする。
【0023】このように構成すると、前記印字画像同期
送信装置に設けられた同一の基本クロック信号発振源を
用いて前記第1及び第2遅延回路により送信用及び受信
用の同期をとっているので、前記遅延回路の調整幅を第
1及び第2遅延回路ともに同じに設定でき、言い換えれ
ば別々の基本クロック信号発振源を用いた場合は、その
発振源の基本クロックに応じて遅延回路を設計すること
が必要であるが、同一発振源を用いるために同じ遅延回
路を設ければよい。
送信装置に設けられた同一の基本クロック信号発振源を
用いて前記第1及び第2遅延回路により送信用及び受信
用の同期をとっているので、前記遅延回路の調整幅を第
1及び第2遅延回路ともに同じに設定でき、言い換えれ
ば別々の基本クロック信号発振源を用いた場合は、その
発振源の基本クロックに応じて遅延回路を設計すること
が必要であるが、同一発振源を用いるために同じ遅延回
路を設ければよい。
【0024】また、本プリンタ装置における同期式デー
タ伝送方式をプリンタ装置に適用し、プリンタ装置の画
像生成を主に行なうためのプリンタ画像描画用CPU装
置と、プリンタ装置の露光タイミング制御を行なうため
のプリンタエンジン制御用CPU装置とを備えるプリン
タ装置において、クロック同期式データ伝送によって前
記プリンタ画像描画用CPU装置から前記プリンタエン
ジン制御用CPU装置へ、コマンド伝送を行なうための
プログラム可能な遅延回路を設けて構成すると好まし
い。
タ伝送方式をプリンタ装置に適用し、プリンタ装置の画
像生成を主に行なうためのプリンタ画像描画用CPU装
置と、プリンタ装置の露光タイミング制御を行なうため
のプリンタエンジン制御用CPU装置とを備えるプリン
タ装置において、クロック同期式データ伝送によって前
記プリンタ画像描画用CPU装置から前記プリンタエン
ジン制御用CPU装置へ、コマンド伝送を行なうための
プログラム可能な遅延回路を設けて構成すると好まし
い。
【0025】このように構成すると、前記プリンタ画像
用CPU装置と前記プリンタエンジン制御用CPU装置
のように送受信装置間が離れた同期式データ伝送では、
伝送時に発生する不要輻射ノイズを防止するためのフィ
ルタ回路調整を行うことにより発生する信号遅延を調整
することができる。
用CPU装置と前記プリンタエンジン制御用CPU装置
のように送受信装置間が離れた同期式データ伝送では、
伝送時に発生する不要輻射ノイズを防止するためのフィ
ルタ回路調整を行うことにより発生する信号遅延を調整
することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例
に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相
対的配置等は特に特定的な記載がないかぎりは、この発
明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例
にすぎない。
適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例
に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相
対的配置等は特に特定的な記載がないかぎりは、この発
明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例
にすぎない。
【0027】図1は、バースト転送タイプの同期伝送送
受装置(画像同期送信装置1A、露光装置側受信装置2
A)を示す回路の概略構成図、図2は、データ要求タイ
プの同期伝送送受装置(画像同期送信装置1B、露光装
置側受信装置2B)を示す回路の概略構成図、図3は、
バースト転送タイプの他の実施例に係る同期伝送送受装
置(画像同期送信装置1C、露光装置側受信装置2C)
を示す回路の概略構成図、図4は、同期伝送送受信装置
27、及び28を示す回路の概略構成図、図5は、調整
ポイント14、15の波形図、図6は、プリンタ装置の
ラスタスキャン印字画像生成装置のブロック図、図7
は、プリンタ装置の露光装置の構成図、図8は、プリン
タ装置のラスタスキャン印字画像生成装置と露光装置の
他の実施例に係るブロック構成図、図9は、プリンタ画
像描画用CPU装置36とプリンタエンジン制御用CP
U装置37の関係を示すブロック図、図10は、キーボ
ード装置45とプリンタ制御用CPU装置46の関係を
示すブロック図、図11は、プリンタ制御用CPU装置
55とオプション給紙装置54の関係を示すブロック図
である。
受装置(画像同期送信装置1A、露光装置側受信装置2
A)を示す回路の概略構成図、図2は、データ要求タイ
プの同期伝送送受装置(画像同期送信装置1B、露光装
置側受信装置2B)を示す回路の概略構成図、図3は、
バースト転送タイプの他の実施例に係る同期伝送送受装
置(画像同期送信装置1C、露光装置側受信装置2C)
を示す回路の概略構成図、図4は、同期伝送送受信装置
27、及び28を示す回路の概略構成図、図5は、調整
ポイント14、15の波形図、図6は、プリンタ装置の
ラスタスキャン印字画像生成装置のブロック図、図7
は、プリンタ装置の露光装置の構成図、図8は、プリン
タ装置のラスタスキャン印字画像生成装置と露光装置の
他の実施例に係るブロック構成図、図9は、プリンタ画
像描画用CPU装置36とプリンタエンジン制御用CP
U装置37の関係を示すブロック図、図10は、キーボ
ード装置45とプリンタ制御用CPU装置46の関係を
示すブロック図、図11は、プリンタ制御用CPU装置
55とオプション給紙装置54の関係を示すブロック図
である。
【0028】図1において、画像同期送信装置1Aと露
光装置側受信装置2Aは伝送路10により接続されてお
り、3は送信同期データ、4は送信同期クロック、5は
受信データ、6は受信同期クロックを示す。画像同期送
信装置1A内には、データ側遅延回路7A、クロック側
遅延回路7Bで構成されるプログラマブル遅延回路7が
設けられ、この遅延回路7はロータリースイッチ形式の
調整手段60A、60Bに接続され、該調整手段はライ
ンドライバー8、フィルタ回路9に接続され、伝送路1
0により露光装置側受信装置2Aに接続している。
光装置側受信装置2Aは伝送路10により接続されてお
り、3は送信同期データ、4は送信同期クロック、5は
受信データ、6は受信同期クロックを示す。画像同期送
信装置1A内には、データ側遅延回路7A、クロック側
遅延回路7Bで構成されるプログラマブル遅延回路7が
設けられ、この遅延回路7はロータリースイッチ形式の
調整手段60A、60Bに接続され、該調整手段はライ
ンドライバー8、フィルタ回路9に接続され、伝送路1
0により露光装置側受信装置2Aに接続している。
【0029】露光装置側受信装置2Aにおいては、デー
タ伝送路10Aに接続された終端11Aは、ラインレシ
ーバー12Aに接続され、該ラインレシーバ12AはD
フリップフロップ13AのD端子に接続されている。ま
た、伝送路10Bに接続された終端11Bは、ラインレ
シーバー12Bに接続され、該ラインレシーバ12Bは
Dフリップフロップ13AのC端子に接続されている。
フリップフロップ13Aの入力側に設けられたデータ調
整ポイント14、クロック調整ポイント15は、それぞ
れオシロスコープ等の測定器に接続して、該ポイントの
波形を観測するポイントである。
タ伝送路10Aに接続された終端11Aは、ラインレシ
ーバー12Aに接続され、該ラインレシーバ12AはD
フリップフロップ13AのD端子に接続されている。ま
た、伝送路10Bに接続された終端11Bは、ラインレ
シーバー12Bに接続され、該ラインレシーバ12Bは
Dフリップフロップ13AのC端子に接続されている。
フリップフロップ13Aの入力側に設けられたデータ調
整ポイント14、クロック調整ポイント15は、それぞ
れオシロスコープ等の測定器に接続して、該ポイントの
波形を観測するポイントである。
【0030】図1の第1実施例では、露光装置側受信装
置2側でデータ要求/停止の操作が行えないバースト転
送タイプの同期伝送送受装置を用いた例である。画像同
期送信装置1Aでは、受信同期データ3、送信同期クロ
ック4は共に任意に設定可能なプログラマブル遅延回路
7を通過したあと、ラインドライバー8により所定の電
圧電流レベルに調整され、フィルタ回路9を調整して波
形整形、インピーダンス調整及び不要輻射の除去対策が
なされる。
置2側でデータ要求/停止の操作が行えないバースト転
送タイプの同期伝送送受装置を用いた例である。画像同
期送信装置1Aでは、受信同期データ3、送信同期クロ
ック4は共に任意に設定可能なプログラマブル遅延回路
7を通過したあと、ラインドライバー8により所定の電
圧電流レベルに調整され、フィルタ回路9を調整して波
形整形、インピーダンス調整及び不要輻射の除去対策が
なされる。
【0031】よって、フィルタ回路9を通過した送信同
期データ及び送信同期クロック信号は、伝送路10に送
出されるが、伝送路10の信号は不要周波数成分の少な
いものとなっている。露光装置側受信装置2Aでは、イ
ンピーダンス調整、電圧レベル調整が行われたあと、終
端11によってラインレシーバー12によって受信され
る。ラインレシーバー12で受信されたデータ及びクロ
ック信号を用いて、フリップフロップ13Aによりデー
タサンプリングを行い受信データ5として露光装置側受
信装置2Aで使用される。
期データ及び送信同期クロック信号は、伝送路10に送
出されるが、伝送路10の信号は不要周波数成分の少な
いものとなっている。露光装置側受信装置2Aでは、イ
ンピーダンス調整、電圧レベル調整が行われたあと、終
端11によってラインレシーバー12によって受信され
る。ラインレシーバー12で受信されたデータ及びクロ
ック信号を用いて、フリップフロップ13Aによりデー
タサンプリングを行い受信データ5として露光装置側受
信装置2Aで使用される。
【0032】露光装置側受信装置2Aでは画像同期送信
装置1Aのプログラマブル遅延回路7の調整用にデータ
調整ポイント14、クロック調整ポイント15を設けて
いる。すなわち、図5に示すような調整ポイントでの波
形を観測しながら、データ側遅延回路7Aの調整手段6
0A、またはクロック側遅延回路7Bの調整手段60B
を操作して、もしくは両調整手段60A,60Bを調整
して遅延回路7の時定数の調整を行う。
装置1Aのプログラマブル遅延回路7の調整用にデータ
調整ポイント14、クロック調整ポイント15を設けて
いる。すなわち、図5に示すような調整ポイントでの波
形を観測しながら、データ側遅延回路7Aの調整手段6
0A、またはクロック側遅延回路7Bの調整手段60B
を操作して、もしくは両調整手段60A,60Bを調整
して遅延回路7の時定数の調整を行う。
【0033】上述したように、送受信装置間が離れた同
期式データ伝送では、伝送時に発生する不要輻射ノイズ
をフィルタ回路9で防止し、信号が該フィルタ回路9を
通過するとき、または回路遅延の大きい長距離回線をド
ライブするときに発生する信号遅延を遅延回路7で微調
整して相殺することができる。
期式データ伝送では、伝送時に発生する不要輻射ノイズ
をフィルタ回路9で防止し、信号が該フィルタ回路9を
通過するとき、または回路遅延の大きい長距離回線をド
ライブするときに発生する信号遅延を遅延回路7で微調
整して相殺することができる。
【0034】そして、同期クロック及び同期データの片
方または双方に、システム基本クロック未満の任意の遅
延を挿入できるプログラマブル遅延回路7を設けるよう
に構成したので、最終的な伝送経路で、同期クロック及
び同期データを個別の伝送路マッチング調整を行った
後、伝送路マッチング状態に影響を与えずに同期クロッ
クと同期データ間の位相を調整することができる。
方または双方に、システム基本クロック未満の任意の遅
延を挿入できるプログラマブル遅延回路7を設けるよう
に構成したので、最終的な伝送経路で、同期クロック及
び同期データを個別の伝送路マッチング調整を行った
後、伝送路マッチング状態に影響を与えずに同期クロッ
クと同期データ間の位相を調整することができる。
【0035】本実施例では、前記フィルタ回路及び前記
遅延回路ともに画像同期送信装置に調整可能に配置して
構成しているので、両者を画像同期送信装置に配置する
と、画像同期送信装置からのデータ及びクロック信号の
伝送開始操作及び両者の調整を離れた位置で行うことが
なく、送信装置側に集中して設けることができ、調整操
作が楽に、簡単に行うことができる。
遅延回路ともに画像同期送信装置に調整可能に配置して
構成しているので、両者を画像同期送信装置に配置する
と、画像同期送信装置からのデータ及びクロック信号の
伝送開始操作及び両者の調整を離れた位置で行うことが
なく、送信装置側に集中して設けることができ、調整操
作が楽に、簡単に行うことができる。
【0036】また、前記遅延回路は、データ伝送系及び
同期クロック信号伝送系にそれぞれ設けているが、必ず
しもこれに限定されるものではなく、データ伝送系若し
くは同期クロック信号伝送系の一方に配置して構成して
もよいものである。データ伝達系とクロック信号伝達系
とに遅延回路を設けて調整すると、お互いのステップ数
の合計数微調整が可能であり、調整レンジが広くなる
が、量産効果による部品の均一化で、フィルタ回路の調
整幅も狭いレンジで治まるようになると、遅延回路の調
整幅は小でもよくなり、その場合には遅延回路は一方だ
けで足りる。
同期クロック信号伝送系にそれぞれ設けているが、必ず
しもこれに限定されるものではなく、データ伝送系若し
くは同期クロック信号伝送系の一方に配置して構成して
もよいものである。データ伝達系とクロック信号伝達系
とに遅延回路を設けて調整すると、お互いのステップ数
の合計数微調整が可能であり、調整レンジが広くなる
が、量産効果による部品の均一化で、フィルタ回路の調
整幅も狭いレンジで治まるようになると、遅延回路の調
整幅は小でもよくなり、その場合には遅延回路は一方だ
けで足りる。
【0037】図2は、第2実施例であるデータ要求タイ
プの同期伝送送受装置の概略回路図である。このタイプ
は、送信要求同期基本クロック16Aにより露光装置側
でデータ要求/停止の操作を行うことができる。図1と
同一部分は同一符号を用いる。図2において、画像同期
送信装置1Bと露光装置側受信装置2Bは伝送路10に
より接続されており、画像同期送信装置1Bには送信同
期データ3が、ラインドライバー8A、フィルタ回路9
A、及び伝送路10Aを介して露光装置側受信装置2B
に接続されている。また、画像同期送信装置1Bは後述
する露光装置側受信装置2Bの基本クロック16Aをラ
インレシーバ12Bを介して送信制御クロック16Bを
受信するように構成されている。
プの同期伝送送受装置の概略回路図である。このタイプ
は、送信要求同期基本クロック16Aにより露光装置側
でデータ要求/停止の操作を行うことができる。図1と
同一部分は同一符号を用いる。図2において、画像同期
送信装置1Bと露光装置側受信装置2Bは伝送路10に
より接続されており、画像同期送信装置1Bには送信同
期データ3が、ラインドライバー8A、フィルタ回路9
A、及び伝送路10Aを介して露光装置側受信装置2B
に接続されている。また、画像同期送信装置1Bは後述
する露光装置側受信装置2Bの基本クロック16Aをラ
インレシーバ12Bを介して送信制御クロック16Bを
受信するように構成されている。
【0038】露光装置側受信装置2Bには、データ伝送
路10Aに接続された終端11Aは、ラインレシーバー
12Aに接続され、該ラインレシーバ12AはDフリッ
プフロップ13BのD端子に接続されている。また、基
本クロック16Aが入力端61に入来するクロック側遅
延回路7Cで構成されるプログラマブル遅延回路7が設
けられ、この遅延回路7Cはロータリースイッチ形式の
調整手段60Cを介して、Dフリップフロップ13Bの
C端子に接続されている。
路10Aに接続された終端11Aは、ラインレシーバー
12Aに接続され、該ラインレシーバ12AはDフリッ
プフロップ13BのD端子に接続されている。また、基
本クロック16Aが入力端61に入来するクロック側遅
延回路7Cで構成されるプログラマブル遅延回路7が設
けられ、この遅延回路7Cはロータリースイッチ形式の
調整手段60Cを介して、Dフリップフロップ13Bの
C端子に接続されている。
【0039】また、前記入力端61は、ラインドライバ
ー8B、フィルタ回路9B、伝送路10Bを介してライ
ンレシーバ12Bに接続され、該ラインレシーバ12B
に伝送されたクロック信号16Bにより、画像同期送信
装置1Bのデータ3が伝送路10Aを介して露光装置側
受信装置2Bに伝送されるように構成されている。この
ような構成により、露光装置側に設けられた基本クロッ
ク信号発信源から画像同期送信装置側に基本クロック信
号16Aが発信され、この信号の発信中にデータが伝送
される。
ー8B、フィルタ回路9B、伝送路10Bを介してライ
ンレシーバ12Bに接続され、該ラインレシーバ12B
に伝送されたクロック信号16Bにより、画像同期送信
装置1Bのデータ3が伝送路10Aを介して露光装置側
受信装置2Bに伝送されるように構成されている。この
ような構成により、露光装置側に設けられた基本クロッ
ク信号発信源から画像同期送信装置側に基本クロック信
号16Aが発信され、この信号の発信中にデータが伝送
される。
【0040】本第2実施例は、フリップフロップ13B
の入力側に設けられたデータ調整ポイント14、クロッ
ク調整ポイント15において波形を観測しながら、図5
に示すように、露光装置側受信装置2Bのクロック側遅
延回路7Cの調整手段60Cを操作して遅延回路の時定
数の調整を行う。
の入力側に設けられたデータ調整ポイント14、クロッ
ク調整ポイント15において波形を観測しながら、図5
に示すように、露光装置側受信装置2Bのクロック側遅
延回路7Cの調整手段60Cを操作して遅延回路の時定
数の調整を行う。
【0041】上述したように、露光装置側に設けられた
基本クロック信号発振源から画像同期送信装置側に基本
クロック信号16Aが送出され、この信号の送出中にデ
ータが伝送される。具体的には、該信号パルス波形16
Bがオンのときデータが伝送され、オフのときデータ伝
送は中断される。よって、露光装置側において、データ
の要求及び停止の操作を行うことができる。したがっ
て、別途画像同期送信装置側において信号をいれて露光
装置側にデータを伝送しなくても、露光装置側における
基本クロック信号16Aを伝送するという簡単な操作で
データを受けることができるため、命令系が簡素化され
る。
基本クロック信号発振源から画像同期送信装置側に基本
クロック信号16Aが送出され、この信号の送出中にデ
ータが伝送される。具体的には、該信号パルス波形16
Bがオンのときデータが伝送され、オフのときデータ伝
送は中断される。よって、露光装置側において、データ
の要求及び停止の操作を行うことができる。したがっ
て、別途画像同期送信装置側において信号をいれて露光
装置側にデータを伝送しなくても、露光装置側における
基本クロック信号16Aを伝送するという簡単な操作で
データを受けることができるため、命令系が簡素化され
る。
【0042】そして、画像同期送信装置側と露光装置の
送受信装置間が離れた同期式データ伝送では、伝送時に
発生する不要輻射ノイズをフィルタ回路9で防止し、信
号が該フィルタ回路9を通過するとき、または回路遅延
の大きい長距離回線をドライブするときに発生する信号
遅延を遅延回路7で微調整して相殺することができる。
送受信装置間が離れた同期式データ伝送では、伝送時に
発生する不要輻射ノイズをフィルタ回路9で防止し、信
号が該フィルタ回路9を通過するとき、または回路遅延
の大きい長距離回線をドライブするときに発生する信号
遅延を遅延回路7で微調整して相殺することができる。
【0043】そして、同期クロック側に、システム基本
クロック未満の任意の遅延を挿入できるプログラマブル
遅延回路7を設けるように構成したので、最終的な伝送
経路で、同期クロック及び同期データを個別のフィルタ
回路9により伝送路マッチング調整を行った後、伝送路
マッチング状態に影響を与えずに同期クロックと同期デ
ータ間の位相を調整することができる。
クロック未満の任意の遅延を挿入できるプログラマブル
遅延回路7を設けるように構成したので、最終的な伝送
経路で、同期クロック及び同期データを個別のフィルタ
回路9により伝送路マッチング調整を行った後、伝送路
マッチング状態に影響を与えずに同期クロックと同期デ
ータ間の位相を調整することができる。
【0044】図3は、第3実施例であるデータ要求タイ
プの他の同期伝送送受装置の概略回路図である。同図に
おいて、画像同期送信装置1Cと露光装置側受信装置2
Cは伝送路10により接続されており、3は送信同期デ
ータ、4は送信同期クロック、5は受信データ、6は受
信同期クロックを示す。画像同期送信装置1C内には、
ラインドライバー8、フィルタ回路9に接続され、伝送
路10により露光装置側受信装置2Cに接続している。
プの他の同期伝送送受装置の概略回路図である。同図に
おいて、画像同期送信装置1Cと露光装置側受信装置2
Cは伝送路10により接続されており、3は送信同期デ
ータ、4は送信同期クロック、5は受信データ、6は受
信同期クロックを示す。画像同期送信装置1C内には、
ラインドライバー8、フィルタ回路9に接続され、伝送
路10により露光装置側受信装置2Cに接続している。
【0045】露光装置側受信装置2Cにおいては、デー
タ伝送路10Eに接続された終端11Eは、ラインレシ
ーバー12Eに接続され、該ラインレシーバ12Eはデ
ータ側遅延回路7Aに接続され、この遅延回路7Aはロ
ータリースイッチ形式の調整手段60Aを介して、Dフ
リップフロップ13EのD端子に接続されている。ま
た、伝送路10Fに接続された終端11Fは、ラインレ
シーバー12Fに接続され、該ラインレシーバ12Fは
クロック側遅延回路7Bに接続され、この遅延回路7B
はロータリースイッチ形式の調整手段60Bを介して、
Dフリップフロップ13EのC端子に接続されている。
フリップフロップ13Eの入力側に設けられたD端子及
びC端子は、それぞれオシロスコープ等の測定器に接続
して、そのポイントの波形を観測する。
タ伝送路10Eに接続された終端11Eは、ラインレシ
ーバー12Eに接続され、該ラインレシーバ12Eはデ
ータ側遅延回路7Aに接続され、この遅延回路7Aはロ
ータリースイッチ形式の調整手段60Aを介して、Dフ
リップフロップ13EのD端子に接続されている。ま
た、伝送路10Fに接続された終端11Fは、ラインレ
シーバー12Fに接続され、該ラインレシーバ12Fは
クロック側遅延回路7Bに接続され、この遅延回路7B
はロータリースイッチ形式の調整手段60Bを介して、
Dフリップフロップ13EのC端子に接続されている。
フリップフロップ13Eの入力側に設けられたD端子及
びC端子は、それぞれオシロスコープ等の測定器に接続
して、そのポイントの波形を観測する。
【0046】図3の第3実施例では、露光装置側受信装
置2C側でデータ要求/停止の操作が行えないバースト
転送タイプの同期伝送送受装置を用いた例である。画像
同期送信装置1Cでは、受信同期データ3、送信同期ク
ロック4は、フィルタ回路9を調整して波形整形、イン
ピーダンス調整及び不要輻射の除去対策がなされる。よ
って、フィルタ回路9を通過した送信同期データ及び送
信同期クロック信号は、伝送路10に送出されるが、伝
送路10の信号は不要周波数成分の少ないものとなって
いる。
置2C側でデータ要求/停止の操作が行えないバースト
転送タイプの同期伝送送受装置を用いた例である。画像
同期送信装置1Cでは、受信同期データ3、送信同期ク
ロック4は、フィルタ回路9を調整して波形整形、イン
ピーダンス調整及び不要輻射の除去対策がなされる。よ
って、フィルタ回路9を通過した送信同期データ及び送
信同期クロック信号は、伝送路10に送出されるが、伝
送路10の信号は不要周波数成分の少ないものとなって
いる。
【0047】露光装置側受信装置2Cでは、インピーダ
ンス調整、電圧レベル調整が行われたあと、終端11に
接続されたラインレシーバー12によって受信される。
露光装置側受信装置2Cでは、プログラマブル遅延回路
7A,7Bが接続され、調整手段60A,60Bを介し
てDフリップフロップ13Eに接続され、該調整手段6
0A,60Bの端子の波形を観測しながら、データ側遅
延回路7Aの調整手段60A、またはクロック側遅延回
路7Bの調整手段60Bを操作して、遅延回路7の時定
数の調整を行う。そして、ラインレシーバー12で受信
されたデータ及びクロック信号を用いて、フリップフロ
ップ13Eによりデータサンプリングを行い受信データ
5として露光装置側受信装置2Cで使用される。
ンス調整、電圧レベル調整が行われたあと、終端11に
接続されたラインレシーバー12によって受信される。
露光装置側受信装置2Cでは、プログラマブル遅延回路
7A,7Bが接続され、調整手段60A,60Bを介し
てDフリップフロップ13Eに接続され、該調整手段6
0A,60Bの端子の波形を観測しながら、データ側遅
延回路7Aの調整手段60A、またはクロック側遅延回
路7Bの調整手段60Bを操作して、遅延回路7の時定
数の調整を行う。そして、ラインレシーバー12で受信
されたデータ及びクロック信号を用いて、フリップフロ
ップ13Eによりデータサンプリングを行い受信データ
5として露光装置側受信装置2Cで使用される。
【0048】上述したように、画像同期送信装置側と露
光装置の送受信装置間が離れた同期式データ伝送では、
伝送時に発生する不要輻射ノイズをフィルタ回路9で防
止し、信号が該フィルタ回路9を通過するとき、または
回路遅延の大きい長距離回線をドライブするときに発生
する信号遅延を遅延回路7で微調整して相殺することが
できる。
光装置の送受信装置間が離れた同期式データ伝送では、
伝送時に発生する不要輻射ノイズをフィルタ回路9で防
止し、信号が該フィルタ回路9を通過するとき、または
回路遅延の大きい長距離回線をドライブするときに発生
する信号遅延を遅延回路7で微調整して相殺することが
できる。
【0049】そして、同期クロック及び同期データの双
方に、システム基本クロック未満の任意の遅延を挿入で
きるプログラマブル遅延回路7を設けるように構成した
ので、最終的な伝送経路で、同期クロック及び同期デー
タを個別の伝送路マッチング調整を行った後、伝送路マ
ッチング状態に影響を与えずに同期クロックと同期デー
タ間の位相を調整することができる。
方に、システム基本クロック未満の任意の遅延を挿入で
きるプログラマブル遅延回路7を設けるように構成した
ので、最終的な伝送経路で、同期クロック及び同期デー
タを個別の伝送路マッチング調整を行った後、伝送路マ
ッチング状態に影響を与えずに同期クロックと同期デー
タ間の位相を調整することができる。
【0050】図4は、第4実施例である同期伝送送受信
装置27、及び28を示す回路の概略構成図である。同
図において、画像同期送信装置側と露光装置の送受信装
置27と送受信装置28は3本の伝送路10A,10
C,10Dにより接続されており、3A,3Bは送信同
期データ、4は基本クロック、5A,5Bは受信デー
タ、6A,6Bは受信同期クロックを示す。画像同期送
信装置側送受信装置27内には、データ側遅延回路7
A、クロック側遅延回路7B、及び7Dで構成されるプ
ログラマブル遅延回路7が設けられ、この遅延回路7は
ロータリースイッチ形式の調整手段60A、60B、6
0Dに接続されている。
装置27、及び28を示す回路の概略構成図である。同
図において、画像同期送信装置側と露光装置の送受信装
置27と送受信装置28は3本の伝送路10A,10
C,10Dにより接続されており、3A,3Bは送信同
期データ、4は基本クロック、5A,5Bは受信デー
タ、6A,6Bは受信同期クロックを示す。画像同期送
信装置側送受信装置27内には、データ側遅延回路7
A、クロック側遅延回路7B、及び7Dで構成されるプ
ログラマブル遅延回路7が設けられ、この遅延回路7は
ロータリースイッチ形式の調整手段60A、60B、6
0Dに接続されている。
【0051】該調整手段60Aはラインドライバー8
A、フィルタ回路9Aに接続され、伝送路10Aにより
送受信装置28に接続している。また、調整手段60B
はラインドライバー8B、フィルタ回路9Bに接続さ
れ、伝送路10Dにより送受信装置28に接続してい
る。また、調整手段60Bとラインドライバー8Bの接
続端子は遅延回路7Dに接続され、該遅延回路7Dは調
整手段60Dを介してDフリップフロップ13DのC端
子に接続されている。そして、該フリップフロップ13
DのD端子はラインレシーバ12Dを介して伝送路10
Cに接続されている。
A、フィルタ回路9Aに接続され、伝送路10Aにより
送受信装置28に接続している。また、調整手段60B
はラインドライバー8B、フィルタ回路9Bに接続さ
れ、伝送路10Dにより送受信装置28に接続してい
る。また、調整手段60Bとラインドライバー8Bの接
続端子は遅延回路7Dに接続され、該遅延回路7Dは調
整手段60Dを介してDフリップフロップ13DのC端
子に接続されている。そして、該フリップフロップ13
DのD端子はラインレシーバ12Dを介して伝送路10
Cに接続されている。
【0052】露光装置側送受信装置28においては、デ
ータ伝送路10Aに接続された終端11Aは、ラインレ
シーバー12Aに接続され、該ラインレシーバ12Aは
Dフリップフロップ13CのD端子に接続されている。
また、伝送路10Dに接続された終端11Cは、ライン
レシーバー12Cに接続され、該ラインレシーバ12C
はDフリップフロップ13CのC端子に接続されてい
る。そして、ラインドライバー8Dはフィルタ回路9C
を介して伝送路10Cと接続している。
ータ伝送路10Aに接続された終端11Aは、ラインレ
シーバー12Aに接続され、該ラインレシーバ12Aは
Dフリップフロップ13CのD端子に接続されている。
また、伝送路10Dに接続された終端11Cは、ライン
レシーバー12Cに接続され、該ラインレシーバ12C
はDフリップフロップ13CのC端子に接続されてい
る。そして、ラインドライバー8Dはフィルタ回路9C
を介して伝送路10Cと接続している。
【0053】画像同期送信装置側送受信装置27は、受
信同期データ3、基本クロック4は共に任意に設定可能
なプログラマブル遅延回路7A,7Bを通過したあと、
ラインドライバー8A,8Bにより所定の電圧電流レベ
ルに調整され、フィルタ回路9A、9Bで波形整形、イ
ンピーダンス調整及び不要輻射の除去対策がなされる。
信同期データ3、基本クロック4は共に任意に設定可能
なプログラマブル遅延回路7A,7Bを通過したあと、
ラインドライバー8A,8Bにより所定の電圧電流レベ
ルに調整され、フィルタ回路9A、9Bで波形整形、イ
ンピーダンス調整及び不要輻射の除去対策がなされる。
【0054】よって、フィルタ回路9A,9Bを通過し
た送信同期データ及び基本クロック信号は、伝送路10
A,10Dに送出されるが、伝送路10の信号は不要周
波数成分の少ないものとなっている。そして、露光装置
側送受信装置28では、データ信号3Aはインピーダン
ス調整、電圧レベル調整が行われたあと、終端11Aに
接続されたラインレシーバー12Aによって受信され
る。ラインレシーバー12A,12Cで受信されたデー
タ及びクロック信号を用いて、フリップフロップ13C
によりデータサンプリングを行い受信データ5Aとして
露光装置側送受信装置28で使用される。
た送信同期データ及び基本クロック信号は、伝送路10
A,10Dに送出されるが、伝送路10の信号は不要周
波数成分の少ないものとなっている。そして、露光装置
側送受信装置28では、データ信号3Aはインピーダン
ス調整、電圧レベル調整が行われたあと、終端11Aに
接続されたラインレシーバー12Aによって受信され
る。ラインレシーバー12A,12Cで受信されたデー
タ及びクロック信号を用いて、フリップフロップ13C
によりデータサンプリングを行い受信データ5Aとして
露光装置側送受信装置28で使用される。
【0055】露光装置側送受信装置28では、フリップ
フロップ13CのD端子、及びC端子の波形を観測しな
がら、データ側遅延回路7Aの調整手段60A、または
クロック側遅延回路7Bの調整手段60Bを操作して、
もしくは両調整手段60A,60Bを調整して遅延回路
7の時定数の調整を行う。また、画像同期送信装置側送
受信装置27では、データ信号3Bはインピーダンス調
整、電圧レベル調整が行われたあと、終端11Dに接続
されたラインレシーバー12Dを介して、フリップフロ
ップ13Dに受信される。一方、基本クロック信号4
は、遅延回路7Bを通過した後、遅延回路7Dによって
時定数の調整が行われ、フリップフロップ13Dにより
データサンプリングを行い受信データ5Bとして送受信
装置27で使用される。
フロップ13CのD端子、及びC端子の波形を観測しな
がら、データ側遅延回路7Aの調整手段60A、または
クロック側遅延回路7Bの調整手段60Bを操作して、
もしくは両調整手段60A,60Bを調整して遅延回路
7の時定数の調整を行う。また、画像同期送信装置側送
受信装置27では、データ信号3Bはインピーダンス調
整、電圧レベル調整が行われたあと、終端11Dに接続
されたラインレシーバー12Dを介して、フリップフロ
ップ13Dに受信される。一方、基本クロック信号4
は、遅延回路7Bを通過した後、遅延回路7Dによって
時定数の調整が行われ、フリップフロップ13Dにより
データサンプリングを行い受信データ5Bとして送受信
装置27で使用される。
【0056】このように、前記一方の送受信装置に設け
られた同一の基本クロック信号発振源を用いて前記第1
及び第2遅延回路により送信用及び受信用の同期をとっ
ているので、前記遅延回路の調整幅を第1及び第2遅延
回路ともに同じに設定でき、言い換えれば別々の基本ク
ロック信号発振源を用いた場合は、その発振源の基本ク
ロックに応じて遅延回路を設計することが必要である
が、同一発振源を用いるために同じ遅延回路を設ければ
よい。
られた同一の基本クロック信号発振源を用いて前記第1
及び第2遅延回路により送信用及び受信用の同期をとっ
ているので、前記遅延回路の調整幅を第1及び第2遅延
回路ともに同じに設定でき、言い換えれば別々の基本ク
ロック信号発振源を用いた場合は、その発振源の基本ク
ロックに応じて遅延回路を設計することが必要である
が、同一発振源を用いるために同じ遅延回路を設ければ
よい。
【0057】上述したように、画像同期送信装置側と露
光装置側の送受信装置間が離れた同期式データ伝送で
は、伝送時に発生する不要輻射ノイズをフィルタ回路9
で防止し、信号が該フィルタ回路9を通過するとき、ま
たは回路遅延の大きい長距離回線をドライブするときに
発生する信号遅延を遅延回路7で微調整して相殺するこ
とができる。
光装置側の送受信装置間が離れた同期式データ伝送で
は、伝送時に発生する不要輻射ノイズをフィルタ回路9
で防止し、信号が該フィルタ回路9を通過するとき、ま
たは回路遅延の大きい長距離回線をドライブするときに
発生する信号遅延を遅延回路7で微調整して相殺するこ
とができる。
【0058】そして、同期クロック及び同期データの双
方に、システム基本クロック未満の任意の遅延を挿入で
きるプログラマブル遅延回路7を設けるように構成した
ので、最終的な伝送経路で、同期クロック及び同期デー
タを個別の伝送路マッチング調整を行った後、伝送路マ
ッチング状態に影響を与えずに同期クロックと同期デー
タ間の位相を調整することができる。
方に、システム基本クロック未満の任意の遅延を挿入で
きるプログラマブル遅延回路7を設けるように構成した
ので、最終的な伝送経路で、同期クロック及び同期デー
タを個別の伝送路マッチング調整を行った後、伝送路マ
ッチング状態に影響を与えずに同期クロックと同期デー
タ間の位相を調整することができる。
【0059】また、前記遅延回路は、データ伝送系及び
同期クロック信号伝送系にそれぞれ設けているが、必ず
しもこれに限定されるものではなく、同期クロック信号
伝送系のみに配置して構成してもよいものである。デー
タ伝達系とクロック信号伝達系とに遅延回路を設けて調
整すると、お互いのステップ数の合計数の微調整が可能
であり、調整レンジが広くなるが、量産効果による部品
の均一化で、フィルタ回路の調整幅も狭いレンジで治ま
るようになると、遅延回路の調整幅は小でもよくなり、
その場合には遅延回路は一方だけで足りる。
同期クロック信号伝送系にそれぞれ設けているが、必ず
しもこれに限定されるものではなく、同期クロック信号
伝送系のみに配置して構成してもよいものである。デー
タ伝達系とクロック信号伝達系とに遅延回路を設けて調
整すると、お互いのステップ数の合計数の微調整が可能
であり、調整レンジが広くなるが、量産効果による部品
の均一化で、フィルタ回路の調整幅も狭いレンジで治ま
るようになると、遅延回路の調整幅は小でもよくなり、
その場合には遅延回路は一方だけで足りる。
【0060】図6は、画像同期送信装置1Aのラスタス
キャン印字画像生成装置のブロック図であり、図7は露
光装置側受信装置2Aの露光装置の構成図であり、伝送
路10によってお互いに接続されている。画像同期送信
装置1Aの入力側には、画像を記録するダイナミックR
AM22が設けられて、該RAM22はシフトレジスタ
21を介してデータ入力端と接続され、クロック入力端
は掃き出しクロック源20を介して前記シフトレジスタ
21と接続されている。
キャン印字画像生成装置のブロック図であり、図7は露
光装置側受信装置2Aの露光装置の構成図であり、伝送
路10によってお互いに接続されている。画像同期送信
装置1Aの入力側には、画像を記録するダイナミックR
AM22が設けられて、該RAM22はシフトレジスタ
21を介してデータ入力端と接続され、クロック入力端
は掃き出しクロック源20を介して前記シフトレジスタ
21と接続されている。
【0061】一方、露光装置側受信装置2Aのデータ出
力端はシフトレジスタ23、データラッチ回路24、L
EDアレイ25に接続され、クロック出力端は前記シフ
トレジスタ23と接続されている。図6のラスタスキャ
ン印字画像生成装置では、ダイナミックRAM22内に
画像データを生成してラスタスキャン方式の格納順で保
存している。
力端はシフトレジスタ23、データラッチ回路24、L
EDアレイ25に接続され、クロック出力端は前記シフ
トレジスタ23と接続されている。図6のラスタスキャ
ン印字画像生成装置では、ダイナミックRAM22内に
画像データを生成してラスタスキャン方式の格納順で保
存している。
【0062】同期出力時には、画像データがダイナミッ
クRAM22からシフトレジスタ21に順次読み出さ
れ、シフトレジスタ21は掃き出しクロック源20から
のクロックに同期して画像データを直列化して画像同期
送信装置1Aに送る。上述したように、画像同期送信装
置1Aはフィルタ回路9により伝送路マッチング調整を
行った後、伝送路マッチング状態に影響を与えずに同期
クロックと同期データ間の位相を調整することができ
る。よって、伝送路10に同期クロックと同期データを
送出する。
クRAM22からシフトレジスタ21に順次読み出さ
れ、シフトレジスタ21は掃き出しクロック源20から
のクロックに同期して画像データを直列化して画像同期
送信装置1Aに送る。上述したように、画像同期送信装
置1Aはフィルタ回路9により伝送路マッチング調整を
行った後、伝送路マッチング状態に影響を与えずに同期
クロックと同期データ間の位相を調整することができ
る。よって、伝送路10に同期クロックと同期データを
送出する。
【0063】図7の露光装置では、露光装置側受信装置
2Aにおいて伝送路10より同期クロックと同期データ
を受け取り、サンプリングによってデータの受信を行
う。受信されたデータはシフトレジスタ23によってN
ビットの並列データに変換され、データラッチ24に蓄
積し、LEDアレイ25を点灯させる。LEDアレイ2
5の点灯によって感光体ドラム26が露光される。
2Aにおいて伝送路10より同期クロックと同期データ
を受け取り、サンプリングによってデータの受信を行
う。受信されたデータはシフトレジスタ23によってN
ビットの並列データに変換され、データラッチ24に蓄
積し、LEDアレイ25を点灯させる。LEDアレイ2
5の点灯によって感光体ドラム26が露光される。
【0064】本実施例はこのように構成したので、画像
同期送信装置と露光装置側受信装置のように送受信装置
間が離れた同期式データ伝送では、伝送時に発生する不
要輻射ノイズをフィルタ回路9で防止し、信号が該フィ
ルタ回路9を通過するとき、または回路遅延の大きい長
距離回線をドライブするときに発生する信号遅延を遅延
回路7で微調整して相殺することができ、感光体26に
良好な画像形成を行うことができる。
同期送信装置と露光装置側受信装置のように送受信装置
間が離れた同期式データ伝送では、伝送時に発生する不
要輻射ノイズをフィルタ回路9で防止し、信号が該フィ
ルタ回路9を通過するとき、または回路遅延の大きい長
距離回線をドライブするときに発生する信号遅延を遅延
回路7で微調整して相殺することができ、感光体26に
良好な画像形成を行うことができる。
【0065】そして、同期クロック及び同期データの片
方または双方に、システム基本クロック未満の任意の遅
延を挿入できるプログラマブル遅延回路7を設けるよう
に構成したので、最終的な伝送経路で、同期クロック及
び同期データを個別の伝送路マッチング調整を行った
後、伝送路マッチング状態に影響を与えずに同期クロッ
クと同期データ間の位相を調整することができ良好な画
像形成を行うことができる。
方または双方に、システム基本クロック未満の任意の遅
延を挿入できるプログラマブル遅延回路7を設けるよう
に構成したので、最終的な伝送経路で、同期クロック及
び同期データを個別の伝送路マッチング調整を行った
後、伝送路マッチング状態に影響を与えずに同期クロッ
クと同期データ間の位相を調整することができ良好な画
像形成を行うことができる。
【0066】次に、ラスタスキャン印字画像生成装置と
露光装置の他の実施例を図8を用いて説明する。図6及
び図7と同一部分は同一符号を用いる。画像同期送信装
置1Bの入力側には、画像を記録するダイナミックRA
M22が設けられて、該RAM22はシフトレジスタ2
1を介してデータ入力端1Baと接続され、クロック端
子1Bbは前記シフトレジスタ21と接続されている。
露光装置の他の実施例を図8を用いて説明する。図6及
び図7と同一部分は同一符号を用いる。画像同期送信装
置1Bの入力側には、画像を記録するダイナミックRA
M22が設けられて、該RAM22はシフトレジスタ2
1を介してデータ入力端1Baと接続され、クロック端
子1Bbは前記シフトレジスタ21と接続されている。
【0067】一方、露光装置側受信装置2Bのデータ出
力端はシフトレジスタ23、データラッチ回路24、L
EDアレイ25に接続され、クロック出力端は前記シフ
トレジスタ23と接続されている。図8のラスタスキャ
ン印字画像生成装置では、ダイナミックRAM22内に
画像データを生成してラスタスキャン方式の格納順で保
存している。
力端はシフトレジスタ23、データラッチ回路24、L
EDアレイ25に接続され、クロック出力端は前記シフ
トレジスタ23と接続されている。図8のラスタスキャ
ン印字画像生成装置では、ダイナミックRAM22内に
画像データを生成してラスタスキャン方式の格納順で保
存している。
【0068】同期出力時には、画像データがダイナミッ
クRAM22からシフトレジスタ21に順次読み出さ
れ、シフトレジスタ21は、図2で説明したように基本
クロック信号に同期して画像データを直列化して画像同
期送信装置1Bに送る。上述したように、画像同期送信
装置1Bはフィルタ回路9により伝送路マッチング調整
を行った後、伝送路マッチング状態に影響を与えずに同
期クロックと同期データ間の位相を調整することができ
る。よって、伝送路10に同期クロックと同期データを
送出する。
クRAM22からシフトレジスタ21に順次読み出さ
れ、シフトレジスタ21は、図2で説明したように基本
クロック信号に同期して画像データを直列化して画像同
期送信装置1Bに送る。上述したように、画像同期送信
装置1Bはフィルタ回路9により伝送路マッチング調整
を行った後、伝送路マッチング状態に影響を与えずに同
期クロックと同期データ間の位相を調整することができ
る。よって、伝送路10に同期クロックと同期データを
送出する。
【0069】図8の露光装置では、露光装置側受信装置
2Bにおいて伝送路10より同期データを受け取り、図
2に開示した遅延調整されたクロックによりサンプリン
グによってデータの受信を行う。受信されたデータはシ
フトレジスタ23によってNビットの並列データに変換
され、データラッチ24に蓄積し、LEDアレイ25を
点灯させる。LEDアレイ25の点灯によって感光体ド
ラム26が露光される。
2Bにおいて伝送路10より同期データを受け取り、図
2に開示した遅延調整されたクロックによりサンプリン
グによってデータの受信を行う。受信されたデータはシ
フトレジスタ23によってNビットの並列データに変換
され、データラッチ24に蓄積し、LEDアレイ25を
点灯させる。LEDアレイ25の点灯によって感光体ド
ラム26が露光される。
【0070】本実施例はこのように構成したので、ラス
タスキャン印字画像生成装置と露光装置のように、送受
信装置間が離れた同期式データ伝送では、伝送時に発生
する不要輻射ノイズをフィルタ回路9で防止し、信号が
該フィルタ回路9を通過するとき、または回路遅延の大
きい長距離回線をドライブするときに発生する信号遅延
を遅延回路7で微調整して相殺することができ、感光体
26に良好な画像形成を行うことができる。
タスキャン印字画像生成装置と露光装置のように、送受
信装置間が離れた同期式データ伝送では、伝送時に発生
する不要輻射ノイズをフィルタ回路9で防止し、信号が
該フィルタ回路9を通過するとき、または回路遅延の大
きい長距離回線をドライブするときに発生する信号遅延
を遅延回路7で微調整して相殺することができ、感光体
26に良好な画像形成を行うことができる。
【0071】上述したように、本実施例は、画像同期送
信装置及び露光装置側受信装置に図2に開示した装置を
用いているので、露光装置側に設けられた基本クロック
信号発振源から画像同期送信装置側に基本クロック信号
16が送出され、この信号の送出中にデータが伝送され
る。具体的には、該信号パルス波形16Bがオンのとき
データが伝送され、オフのときデータ伝送は中断され
る。よって、露光装置側において、データの要求及び停
止の操作を行うことができる。したがって、別途画像同
期送信装置側において信号をいれて露光装置側にデータ
を伝送しなくても、露光装置側における基本クロック信
号16を伝送するという簡単な操作でデータを受けるこ
とができるため、命令系が簡素化される。
信装置及び露光装置側受信装置に図2に開示した装置を
用いているので、露光装置側に設けられた基本クロック
信号発振源から画像同期送信装置側に基本クロック信号
16が送出され、この信号の送出中にデータが伝送され
る。具体的には、該信号パルス波形16Bがオンのとき
データが伝送され、オフのときデータ伝送は中断され
る。よって、露光装置側において、データの要求及び停
止の操作を行うことができる。したがって、別途画像同
期送信装置側において信号をいれて露光装置側にデータ
を伝送しなくても、露光装置側における基本クロック信
号16を伝送するという簡単な操作でデータを受けるこ
とができるため、命令系が簡素化される。
【0072】次に、同期式データ転送により、プリンタ
画像描画用CPU装置36からプリンタエンジン制御用
CPU装置37へ、またはその逆のコマンド伝送を行う
同期送受信装置27、28をそれぞれのCPU装置内部
にもつ例を図9に示す。プリンタ画像描画用CPU装置
36、プリンタエンジン制御用CPU装置37共にそれ
ぞれコントローラ33、34、コマンド送出用パラレル
ーシリアル変換シフトレジスタ29、32、コマンド受
信用シリアルーパラレル変換用シフトレジスタ31、3
0、図4に開示された同期伝送送受信装置27、28を
もつ。
画像描画用CPU装置36からプリンタエンジン制御用
CPU装置37へ、またはその逆のコマンド伝送を行う
同期送受信装置27、28をそれぞれのCPU装置内部
にもつ例を図9に示す。プリンタ画像描画用CPU装置
36、プリンタエンジン制御用CPU装置37共にそれ
ぞれコントローラ33、34、コマンド送出用パラレル
ーシリアル変換シフトレジスタ29、32、コマンド受
信用シリアルーパラレル変換用シフトレジスタ31、3
0、図4に開示された同期伝送送受信装置27、28を
もつ。
【0073】同期伝送送受信装置27は、図4に示すよ
うに、図1における送信部1と図2における受信部2を
兼ね備えた送受信装置であり、同期伝送送受信装置28
は、図2における送信部1と図1における受信部2を兼
ね備えた送受信装置である。
うに、図1における送信部1と図2における受信部2を
兼ね備えた送受信装置であり、同期伝送送受信装置28
は、図2における送信部1と図1における受信部2を兼
ね備えた送受信装置である。
【0074】プリンタ画像描画用CPU装置36内のコ
ントローラ33から送信シフトレジスタ29に読み出さ
れたデータ3Aは、同期伝送送受信装置27に送られ
る。該同期伝送送受信装置27内でフィルタリングされ
たデータ3A及びクロック信号は、伝送部35に送出さ
れるが、伝送路35上の信号は不要周波数成分の少ない
ものとなっている。そして、フリップフロップ13C
(図4)によりデータサンプリングを行い受信データ5
Aとして受信シフトレジスタ30を介してコントローラ
34に送られる。
ントローラ33から送信シフトレジスタ29に読み出さ
れたデータ3Aは、同期伝送送受信装置27に送られ
る。該同期伝送送受信装置27内でフィルタリングされ
たデータ3A及びクロック信号は、伝送部35に送出さ
れるが、伝送路35上の信号は不要周波数成分の少ない
ものとなっている。そして、フリップフロップ13C
(図4)によりデータサンプリングを行い受信データ5
Aとして受信シフトレジスタ30を介してコントローラ
34に送られる。
【0075】また、同様に、プリンタエンジン制御用C
PU装置37内のコントローラ34から送信シフトレジ
スタ32に読み出されたデータ3Bは、同期伝送送受信
装置28に送られる。同期伝送送受信装置28内でフィ
ルタリングされたデータ信号は、伝送部35に送出され
るが、伝送路35上の信号は不要周波数成分の少ないも
のとなっている。そして、フリップフロップ13D(図
4)によりデータサンプリングを行い受信データ5Bと
して受信シフトレジスタ31を介してコントローラ33
に送られる。
PU装置37内のコントローラ34から送信シフトレジ
スタ32に読み出されたデータ3Bは、同期伝送送受信
装置28に送られる。同期伝送送受信装置28内でフィ
ルタリングされたデータ信号は、伝送部35に送出され
るが、伝送路35上の信号は不要周波数成分の少ないも
のとなっている。そして、フリップフロップ13D(図
4)によりデータサンプリングを行い受信データ5Bと
して受信シフトレジスタ31を介してコントローラ33
に送られる。
【0076】本実施例は、上述したように、前記プリン
タ画像描画用CPU装置と前記プリンタエンジン制御用
CPU装置のように送受信装置間が離れた同期式データ
伝送では、伝送時に発生する不要輻射ノイズを防止する
ためのフィルタ回路調整を行うことにより発生する信号
遅延を調整することができる。
タ画像描画用CPU装置と前記プリンタエンジン制御用
CPU装置のように送受信装置間が離れた同期式データ
伝送では、伝送時に発生する不要輻射ノイズを防止する
ためのフィルタ回路調整を行うことにより発生する信号
遅延を調整することができる。
【0077】そして、前記一方の送受信装置に設けられ
た同一の基本クロック信号発振源を用いて前記第1及び
第2遅延回路により送信用及び受信用の同期をとってい
るので、前記遅延回路の調整幅を第1及び第2遅延回路
ともに同じに設定でき、言い換えれば別々の基本クロッ
ク信号発振源を用いた場合は、その発振源の基本クロッ
クに応じて遅延回路を設計することが必要であるが、同
一発振源を用いるために同じ遅延回路を設ければよい。
た同一の基本クロック信号発振源を用いて前記第1及び
第2遅延回路により送信用及び受信用の同期をとってい
るので、前記遅延回路の調整幅を第1及び第2遅延回路
ともに同じに設定でき、言い換えれば別々の基本クロッ
ク信号発振源を用いた場合は、その発振源の基本クロッ
クに応じて遅延回路を設計することが必要であるが、同
一発振源を用いるために同じ遅延回路を設ければよい。
【0078】図10は、同期式データ転送により、操作
指示キーボード装置45からプリンタ制御用CPU装置
46へキー押下情報の伝送を同期送受信装置1C、2C
を用いて行う例である。キーボード装置45では、キー
ボードコントローラ42がキーマトリクス回路43を常
時スキャンしてキー押下状態の変化を検知する。キー押
下状態が変化した場合キーボードコントローラ42は送
信シフトレジスタ40に対しキー押下状態変化情報を出
力する。キー押下状態変化情報シリアルデータは、同期
伝送送信装置1Cに送られ、同期クロックと共に伝送路
10に送出される。伝送路10上の信号は、不要周波数
成分の少ないものとなっている。
指示キーボード装置45からプリンタ制御用CPU装置
46へキー押下情報の伝送を同期送受信装置1C、2C
を用いて行う例である。キーボード装置45では、キー
ボードコントローラ42がキーマトリクス回路43を常
時スキャンしてキー押下状態の変化を検知する。キー押
下状態が変化した場合キーボードコントローラ42は送
信シフトレジスタ40に対しキー押下状態変化情報を出
力する。キー押下状態変化情報シリアルデータは、同期
伝送送信装置1Cに送られ、同期クロックと共に伝送路
10に送出される。伝送路10上の信号は、不要周波数
成分の少ないものとなっている。
【0079】上述したように、前記入出力制御用CPU
装置と前記プリンタ制御用CPU装置のように送受信装
置間が離れた同期式データ伝送では、伝送時に発生する
不要輻射ノイズを防止するためのフィルタ回路調整を行
うことにより発生する信号遅延を調整することができ
る。
装置と前記プリンタ制御用CPU装置のように送受信装
置間が離れた同期式データ伝送では、伝送時に発生する
不要輻射ノイズを防止するためのフィルタ回路調整を行
うことにより発生する信号遅延を調整することができ
る。
【0080】次に、同期式データ転送により、プリンタ
制御用CPU装置55からオプション給紙装置54の制
御を行う例を図11に示す。同期伝送送信装置2Aから
伝送路10に送信された不要周波数成分の少ない同期伝
送クロックと同期伝送データは、オプション給紙装置5
4内の同期伝送受信装置1Aによって受信され、受信シ
フトレジスタ51と出力ラッチ52によってモーター制
御信号を生成し、給紙モーター53を制御する。
制御用CPU装置55からオプション給紙装置54の制
御を行う例を図11に示す。同期伝送送信装置2Aから
伝送路10に送信された不要周波数成分の少ない同期伝
送クロックと同期伝送データは、オプション給紙装置5
4内の同期伝送受信装置1Aによって受信され、受信シ
フトレジスタ51と出力ラッチ52によってモーター制
御信号を生成し、給紙モーター53を制御する。
【0081】このように構成すると、前記プリンタ制御
用CPU装置と前記ペーパーハンドリング制御用CPU
装置のように送受信装置間が離れた同期式データ伝送で
は、伝送時に発生する不要輻射ノイズを防止するための
フィルタ回路調整を行うことにより発生する信号遅延を
調整することができる。
用CPU装置と前記ペーパーハンドリング制御用CPU
装置のように送受信装置間が離れた同期式データ伝送で
は、伝送時に発生する不要輻射ノイズを防止するための
フィルタ回路調整を行うことにより発生する信号遅延を
調整することができる。
【0082】そして、上述のプリンタ装置において、同
期クロック及び同期データの片方または双方に、システ
ム基本クロック未満の任意の遅延を挿入できるプログラ
マブル遅延回路を設けるように構成したので、プリンタ
装置内の最終的な伝送経路で、同期クロック及び同期デ
ータを個別の伝送路マッチング調整を行った後、伝送路
マッチング状態に影響を与えずに同期クロックと同期デ
ータ間の位相を調整することができる。
期クロック及び同期データの片方または双方に、システ
ム基本クロック未満の任意の遅延を挿入できるプログラ
マブル遅延回路を設けるように構成したので、プリンタ
装置内の最終的な伝送経路で、同期クロック及び同期デ
ータを個別の伝送路マッチング調整を行った後、伝送路
マッチング状態に影響を与えずに同期クロックと同期デ
ータ間の位相を調整することができる。
【0083】上述したように、本実施例は、ラスタスキ
ャン印字画像データを画像生成装置より露光光源装置に
同期式シリアル伝送方式で伝送するプリンタ装置におい
て、同期クロックと同期データ間の位相と伝送路インピ
ーダンスマッチングの双方を独立して調整することがで
きるため、フィルタ回路の設計時において、その遅延の
影響を意識しなくて済む。また、位相調整のためにデー
タ及びクロックラインに同一のフィルタ回路を形成する
必要もないため、波形整形のみに徹したローコストなフ
ィルタ回路を形成できる。さらに、共通インピーダンス
等の並行する伝送路からの伝送速度に同期したノイズを
プログラマブル遅延回路によってキャンセルすることが
できる。
ャン印字画像データを画像生成装置より露光光源装置に
同期式シリアル伝送方式で伝送するプリンタ装置におい
て、同期クロックと同期データ間の位相と伝送路インピ
ーダンスマッチングの双方を独立して調整することがで
きるため、フィルタ回路の設計時において、その遅延の
影響を意識しなくて済む。また、位相調整のためにデー
タ及びクロックラインに同一のフィルタ回路を形成する
必要もないため、波形整形のみに徹したローコストなフ
ィルタ回路を形成できる。さらに、共通インピーダンス
等の並行する伝送路からの伝送速度に同期したノイズを
プログラマブル遅延回路によってキャンセルすることが
できる。
【0084】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、回線遅
延を相殺する最適な遅延を設定するプリンタ装置におけ
る同期式データ伝送方式を提供することができる。
延を相殺する最適な遅延を設定するプリンタ装置におけ
る同期式データ伝送方式を提供することができる。
【図1】バースト転送タイプの同期伝送送受信装置(画
像同期送信装置1A、露光装置側受信装置2A)を示す
回路の概略構成図である。
像同期送信装置1A、露光装置側受信装置2A)を示す
回路の概略構成図である。
【図2】データ要求タイプの同期伝送送受装置(画像同
期送信装置1B、露光装置側受信装置2B)を示す回路
の概略構成図である。
期送信装置1B、露光装置側受信装置2B)を示す回路
の概略構成図である。
【図3】バースト転送タイプの他の実施例に係る同期伝
送送受装置(画像同期送信装置1C、露光装置側受信装
置2C)を示す回路の概略構成図である。
送送受装置(画像同期送信装置1C、露光装置側受信装
置2C)を示す回路の概略構成図である。
【図4】画像同期送信装置と露光装置側受信装置の同期
伝送送受信装置27、及び28を示す回路の概略構成図
である。
伝送送受信装置27、及び28を示す回路の概略構成図
である。
【図5】調整ポイント14、15の波形図である。
【図6】プリンタ装置のラスタスキャン印字画像生成装
置のブロック図である。
置のブロック図である。
【図7】プリンタ装置の露光装置の構成図である。
【図8】プリンタ装置のラスタスキャン印字画像生成装
置と露光装置の他の実施例に係るブロック構成図であ
る。
置と露光装置の他の実施例に係るブロック構成図であ
る。
【図9】プリンタ画像描画用CPU装置36とプリンタ
エンジン制御用CPU装置37の関係を示すブロック図
である。
エンジン制御用CPU装置37の関係を示すブロック図
である。
【図10】キーボード装置45とプリンタ制御用CPU
装置46の関係を示すブロック図である。
装置46の関係を示すブロック図である。
【図11】プリンタ制御用CPU装置55とオプション
給紙装置54の関係を示すブロック図である。
給紙装置54の関係を示すブロック図である。
1 画像同期送信装置
2 露光装置側受信装置
3 送信同期データ
4 基本クロック
5 受信データ
6 受信同期クロック
7 プログラマブル遅延回路
8 ラインドライバー
9 フィルタ回路
10 伝送路
12 ラインレシーバー
13 フリップフロップ
14 データ調整ポイント
15 クロック調整ポイント
16 送信要求同期クロック
20 掃き出しクロック源
21、23 シフトレジスタ
22 画像メモリ(ダイナミックRA
M) 24 データラッチ 25 LEDアレイ 26 感光体ドラム 27、28 同期伝送送受信装置 29、32、40 送信シフトレジスタ 30 受信シフトレジスタ 31、41 受信シフトレジスタ 33、34、44 プログラマブルコントローラ 35 伝送路 36 プリンタ画像描画用CPU装置 37 プリンタエンジン制御用CPU装
置 42 キーボードコントローラ 43 キーマトリクス 45 キーボード装置 46 プリンタ制御用CPU装置 50 送信シフトレジスタ 51 受信シフトレジスタ 52 出力ラッチ 53 給紙モーター 54 給紙装置 55 プリンタ制御用CPU装置 57 プログラマブルコントローラ
M) 24 データラッチ 25 LEDアレイ 26 感光体ドラム 27、28 同期伝送送受信装置 29、32、40 送信シフトレジスタ 30 受信シフトレジスタ 31、41 受信シフトレジスタ 33、34、44 プログラマブルコントローラ 35 伝送路 36 プリンタ画像描画用CPU装置 37 プリンタエンジン制御用CPU装
置 42 キーボードコントローラ 43 キーマトリクス 45 キーボード装置 46 プリンタ制御用CPU装置 50 送信シフトレジスタ 51 受信シフトレジスタ 52 出力ラッチ 53 給紙モーター 54 給紙装置 55 プリンタ制御用CPU装置 57 プログラマブルコントローラ
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フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平5−219040(JP,A)
特開 昭61−148938(JP,A)
特開 平5−189081(JP,A)
特開 平7−172003(JP,A)
実開 平1−151327(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H04L 7/04
H04L 7/00
H04L 25/38
Claims (4)
- 【請求項1】 クロック同期式データ伝送によってラス
タスキャン印字画像データを露光装置に伝送するための
ラスタスキャン印字画像同期送信装置と、 クロックに同期して同期式データを受信しラスタスキャ
ン画像データとして感光体に露光させる露光装置とを備
えるプリンタ装置において、 画像同期送信装置側と露光装置側で形成する伝送系内
に、フィルタ回路及び、同期クロック信号とデータ信号
の位相を微調整するためのプログラム可能な遅延回路を
設けるとともに、前記フィルタ回路及び前記遅延回路と
もに画像同期送信装置側に調整可能に配置したことを特
徴とするプリンタ装置における同期式データ伝送方式。 - 【請求項2】 前記画像同期送信装置側に、同期クロッ
ク信号とデータ信号の位相を微調整するためのプログラ
ム可能な遅延回路を設けたことを特徴とする請求項1記
載のプリンタ装置における同期式データ伝送方式。 - 【請求項3】 前記印字画像同期送信装置に、 基本クロック信号発振源と、 この基本クロック信号発振源からの信号を受け、同期ク
ロック信号を送出する第1遅延回路と、 前記基本クロック信号発振源からの信号を前記露光装置
に伝達するクロック信号伝送用のフィルタ回路と、 前記第1遅延回路の出力端に接続された第2遅延回路と
を備え、 前記印字画像同期送信装置に設けられた基本クロック信
号発振源を用いて前記第1及び第2遅延回路により同期
クロック信号とデータ信号の位相を微調整することを特
徴とする請求項1記載のプリンタ装置における同期式デ
ータ伝送方式。 - 【請求項4】 プリンタ装置の画像生成を主に行なうた
めのプリンタ画像描画用CPU装置と、前記プリンタ画
像描画用CPU装置により生成された描画信号に基づい
てプリンタ装置の露光タイミング制御を行なうためのプ
リンタエンジン側にプリンタエンジン制御用CPU装置
とを備えるプリンタ装置において、 クロック同期式データ伝送によって前記プリンタ画像描
画用CPU装置から前記プリンタエンジン制御用CPU
装置へ、コマンド伝送を行なうためのプログラ ム可能な
遅延回路をプリンタ画像描画用CPU装置側に設けたこ
とを特徴とするプリンタ装置における同期式データ伝送
方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24876895A JP3367009B2 (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | プリンタ装置における同期式データ伝送方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24876895A JP3367009B2 (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | プリンタ装置における同期式データ伝送方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0969829A JPH0969829A (ja) | 1997-03-11 |
JP3367009B2 true JP3367009B2 (ja) | 2003-01-14 |
Family
ID=17183096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24876895A Expired - Fee Related JP3367009B2 (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | プリンタ装置における同期式データ伝送方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3367009B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10048895A1 (de) * | 1999-10-01 | 2001-06-13 | Schlumberger Technologies Inc | Testverfahren und -vorrichtung für quellensynchrone Signale |
JP4467233B2 (ja) | 2002-12-24 | 2010-05-26 | 株式会社日立製作所 | 位相調整装置、位相調整方法および高速並列信号用スキュー補正装置 |
JP2008278518A (ja) * | 2008-06-06 | 2008-11-13 | Elpida Memory Inc | 半導体装置およびデータ伝送システム |
JP5670622B2 (ja) | 2009-04-23 | 2015-02-18 | ザインエレクトロニクス株式会社 | 送信装置、受信装置、送受信システムおよび画像表示システム |
JP5448795B2 (ja) | 2009-12-25 | 2014-03-19 | キヤノン株式会社 | 情報処理装置又は情報処理方法 |
JP5501378B2 (ja) | 2009-12-25 | 2014-05-21 | キヤノン株式会社 | 情報処理装置又は情報処理方法 |
JP5377275B2 (ja) * | 2009-12-25 | 2013-12-25 | キヤノン株式会社 | 情報処理装置又は情報処理方法 |
WO2012059985A1 (ja) * | 2010-11-02 | 2012-05-10 | 富士通株式会社 | 集積回路、電圧値取得方法および送受信システム |
JP5717897B2 (ja) * | 2014-03-14 | 2015-05-13 | キヤノン株式会社 | 情報処理装置又は情報処理方法 |
-
1995
- 1995-08-31 JP JP24876895A patent/JP3367009B2/ja not_active Expired - Fee Related
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