JP3365629B1 - 構造材連結装置 - Google Patents
構造材連結装置Info
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Abstract
付け強度も高い構造材連結装置を提供する。 【解決手段】 アルミニウム押し出し形材等の長尺の構
造材10,12に設けられたT溝14の任意の位置に挿
入可能であってT溝14内に係合可能な係合片16〜1
9を互いに所定角度で配置された連結片20,22を備
える。連結片20,22の係合片係合片16〜19間に
位置したナット26と、係合片16〜19間でナット2
6を保持したナット保持部28と、連結片20,22を
介してナット26に螺合するボルト30とを備える。各
係合片16〜19を各々別々の構造材10,12のT溝
14に挿通し、ボルト30をナット26に螺合して締め
付ける。
Description
を備えた長尺の構造材同士を接続する際に用いる構造材
連結装置に関する。
任意に組み合わせて機械や構造物の骨組みを作るには、
構造材側面に設けられたT溝にナットを取り付け、この
ナットを利用して他の部材をボルトにより構造材に固定
していた。特に、図8に示すように、構造材2同士を直
角に連結する場合は、ボルト穴3を各側面に有したL字
形の連結材4と、構造材2のT溝5内に挿入されたナッ
ト6とを用いて連結固定していた。連結方法は、T溝5
内にナット6を構造材2の端面から挿入し、連結材4の
ボルト穴3の下方に位置させ、連結材4と構造材2とを
位置決めしてボルト7をボルト穴3に挿通しナット6と
螺合させるものであった。
合、L字形の連結材4とボルト7が連結部分にむき出し
となり外観上良くないと言う問題があり、また、ボルト
7を90°に交差した方向に各々取り付けなければなら
ず作業工数が掛かり組立が面倒なものであった。
421合公報に開示されているように、構造材の端面同
士を連結部材でつなぐ装置も提案されている。しかし、
この部材は、構造材の端面同士をねじ部材と連結部材に
より接続するので、固定強度が弱く、力のかかる構造物
には使えないものであった。
みてなされたもので、簡単な構造で、取り付けが容易で
あり、取り付け強度も高い構造材連結装置を提供するこ
とを目的とする。
ム押し出し形材等の長尺の構造材に設けられたT溝等の
溝部の任意の位置に挿入可能であって上記T溝内に係合
可能な係合片を互いに直角等の所定角度で配置された連
結片と、この連結片の上記係合片間に位置したナット
と、上記係合片間で上記ナットを保持したナット保持部
と、上記連結片を介して上記ナットに螺合するボルトと
を備えた構造材連結装置である。そして、上記各係合片
を各々別々の構造材のT溝に挿通し、上記ボルトを上記
ナットに螺合して締め付けることによりを、上記係合片
が上記T溝開口部の係合部に締め付けられるように係合
し、各構造材と上記連結片とを連結固定する。
方向で且つ深さ方向の面で分割された互いに対称な形状
で対面して配置され、この分割された上記連結片を合わ
せた状態で上記係合片同士は、上記T溝の開口部の幅よ
りも狭く、上記ボルトとナットを締め付けることによ
り、上記各係合片を上記T溝の開口部側縁に押し広げる
開拡手段を備えている。この開拡手段は、上記各連結片
の上記係合片間に形成され、上記ボルトの先端部が当接
する当接斜面からなり、上記ボルトの締め付けにより上
記ボルトの先端部が押し込まれると上記当接斜面により
各連結片が各々遠ざかる方向に押し広げられる。
の保持部材内に設けられている。保持部材の内壁面に
は、各連結片の側面に当接する当接部が形成され、この
当接部は上記構造材のT溝に向かって互い近づくように
対向した斜面状に形成されている。また、上記各連結片
の外側面には、各々上記当接部に接して上記構造材のT
溝に向かって互い近づくように対向したガイド斜面を備
えている。そして、上記連結材のボルトを緩めて、上記
保持部材を上記構造材から遠ざけるようにすると、上記
ガイド斜面が上記当接部の斜面に当接してガイドされ、
各連結材は互いに近づく方向に移動し、上記各係合片の
幅が上記T溝の開口部の幅より狭くなり、引き出し可能
となる。
いて、図面に基づいて説明する。図1〜図7は、この発
明の一実施形態の構造材連結装置を示すもので、この実
施形態の構造材連結装置はアルミニウム押出形材等の構
造材10,12を直角に連結するものである。構造材1
0,12は、各々側面長手方向にT溝14を備え、T溝
14の開口部14aに対して内部には幅広部14bが長
手方向に沿って同一断面形状で形成されている。
10,12のT溝14に係合可能な係合片16,17を
互いに直角の位置関係で配置され一体に形成された一方
の連結片20と、同様に形成され、対称に対面して配置
された他方の連結片22とを有している。連結片22も
互いに直角に配置された係合片18,19を備えてい
る。この連結片20,22の対向する係合片16,18
及び係合片17,19は、互いに各々外側を向いて反対
方向に突出している。連結片20,22の各係合片1
6,17,18,19間には、その中間位置であって各
係合片16,17,18,19に対して45°方向にボ
ルト30の挿通凹部24が各々形成され、その挿通凹部
24の中間部に、四角ナット26が収容される開口部の
ナット保持部28が設けられている。
6,18近傍端部には、挿通凹部24の幅が狭くなって
ボルト30の先端部が当接する開拡手段である当接斜面
32が各々に形成されている。図1に示すように、係合
片17,19が合わせられ当接した状態で、T溝14の
開口部14aの幅よりも狭く、ボルト30をナット26
に螺合させて締め付けることにより、ボルト30の先端
部が当接斜面32を側方に押して、図7に示すように、
各係合片17,18をT溝14の開口部14aの側縁部
に係合させる。
が直角二等片三角形状の保持部材40のコ字状の中空部
内に設けられている。保持部材40の各二等片三角形側
面の底辺側の一辺間の側面40aの中央には、ボルト3
0を挿入する透孔46が二等辺三角形の頂点側に向かっ
て形成されている。そして、保持部材40は、透孔46
が形成された側面40aおよびその両側の側面40b,
40cを除いて中空状に形成されている。
0cに囲まれた中空部内壁には、各連結片20,22の
側面に当接する2対の当接部42,44が形成され、こ
の当接部42,44は、構造材10,12の各T溝14
に向かって対向する側面が互い近づくように、斜面状に
形成されている。そして、各連結片20,22の各端部
の外側面には、各々当接部42,44に接して構造材1
0,12のT溝14に向かって互い近づくように対向し
たガイド斜面34,36を備えている。これにより、連
結材20,22に挿通されたボルト30を緩めて、保持
部材40を構造材10,12から遠ざけるように引き上
げると、ガイド斜面34,36が当接部42,44の斜
面に当接してガイドされ、各連結材20,22は互いに
近づく方向に移動し、各係合片16,17,18,19
の幅がT溝14の開口部14aの幅より狭くなり、引き
出し可能となる。
に基づいて説明する。まず互いに組み合わせる構造材1
0,12を所定の位置に設置し、たとえば構造材12の
端面を構造材10の側面に当接させる。そして、図1に
示すように、各連結片20,22のナット保持部28内
にナット26を挿入した状態で、保持部材40の中空部
内に連結片20,22を挿入し、保持部材40の透孔4
6にボルト30を挿通しナット26にボルト30をわず
かに螺合させる。この状態で、図1に示すように保持部
材40および連結材20,22を構造材10,12の交
差した側面に当接し、さらに、ボルト30をねじ込む。
すると、ボルト30の先端部により連結片20,22の
各当接斜面32が側方に押され、ボルト30の締め付け
により当接斜面32を介して各連結片20,22が各々
互いに遠ざかる方向に押し広げられる。これにより、構
造材10,12は正確に直角に位置決めされて連結され
る。
構造材10,12からこの連結装置を外す場合、ボルト
30をゆるめる。そしてボルト30の先端部が当接斜面
32から離れる程度までゆるめた状態で、保持部材40
を持って保持部材40を構造材10,12から引き離す
ようにすると、連結材20,22のガイド斜面34,3
6が当接部42,44の斜面に当接して自重で相対的に
下方に位置しようとしてガイドされ、各連結材20,2
2は保持部材40の中空部内で互いに近づく方向に移動
する。そして、各係合片16,17,18,19の幅が
T溝14の開口部14aの幅より狭くなり、連結材2
0,22をT溝14から引き出し可能となる。
1本のボルト30により構造材10,12を確実に連結
固定することができる。さらにT溝14に対して側面情
報から直接T溝14内に挿入することができ、また取り
出しも側面から可能であり、連結片20,22を構造材
10,12の端部から摺動させて挿通する必要がなく、
組み立て及び解体が容易である。また、T溝14内で比
較的長い範囲に渡って開口部周縁を保持して連結するこ
とができ、強度も高い。
実施形態に限定されるものではなく、連結材が分割構造
ではなく、一体構造でナット保持部が形成され、T溝内
には構造材端部から挿入するようにしたものでもよい。
この場合、係合片が一体にT溝内に係合し連結するので
比較的強度の高いものとすることができる。
造でボルトにより容易に構造材の連結固定を行うことが
できる。さらに、外観上も良好なものにすることができ
る。また、連結片を分割構造とすることにより、連結片
の取り付け取り外しを容易にすることができ、さらに作
業性のよいものとすることができる。また、分割構造の
連結片にガイド斜面を設け、取り外し時に自然に連結片
の幅が狭められ、T溝からの引き出しを容易にすること
ができる。
図である。
状態を示す正面図である。
側面図である。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 長尺の構造材に設けられたT溝の任意
の位置に挿入可能であって上記T溝内に係合可能な係合
片を互いに所定角度で配置された連結片と、この連結片
の上記係合片間に位置したナットと、上記係合片間で上
記ナットを保持したナット保持部と、上記連結片を介し
て上記ナットに螺合するボルトとを備え、上記連結片
は、上記構造材のT溝の長手方向で且つ深さ方向の面で
分割され、互いに対称な形状で対面して配置され、この
分割された上記連結片を合わせた状態で上記係合片同士
は上記T溝の開口部の幅よりも狭く、上記ボルトとナッ
トを締め付けることにより、上記各係合片を上記T溝の
開口部側縁に押し広げる開拡手段とを備え、上記各係合
片を各々別々の構造材のT溝に挿通し、上記ボルトを上
記ナットに螺合して締め付けることにより上記係合片が
上記T溝開口部の側縁に係合し、各構造材と上記連結片
とを連結固定可能としたことを特徴とする構造材固定装
置。 - 【請求項2】 上記開拡手段は、分割された上記各連
結片の上記係合片間に形成され、上記ボルトの先端部が
当接する当接斜面からなり、上記ボルトの締め付けによ
り上記ボルトの先端部が押し込まれると、上記当接斜面
により各連結片が各々遠ざかる方向に押し広げられるこ
とを特徴とする請求項1記載の構造材連結装置。 - 【請求項3】 上記各連結片は保持部材内に収容さ
れ、この保持部材には、各連結片の側面に当接する当接
部が形成され、この当接部は上記構造材のT溝に向かっ
て互いに近づくように対向した斜面状に形成され、上記
各連結片の外側面には、各々上記当接部に接して上記構
造材のT溝に向かって互いに近づくように対向したガイ
ド斜面を備えていることを特徴とする請求項1または2
記載の構造材連結装置。
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- 2001-06-29 JP JP2001197795A patent/JP3365629B1/ja not_active Expired - Lifetime
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