JP3359616B2 - 両端にパワー編地部分を有し縦横に伸縮可能な経編地 - Google Patents
両端にパワー編地部分を有し縦横に伸縮可能な経編地Info
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- JP3359616B2 JP3359616B2 JP2000123266A JP2000123266A JP3359616B2 JP 3359616 B2 JP3359616 B2 JP 3359616B2 JP 2000123266 A JP2000123266 A JP 2000123266A JP 2000123266 A JP2000123266 A JP 2000123266A JP 3359616 B2 JP3359616 B2 JP 3359616B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両端にパワー編地
部分を有し縦横に伸縮可能な経編地に関し、より詳しく
は、一枚の経編地上で基準組織と両端のパワー編地部分
が連続して形成されている、縦横に伸縮可能な経編地に
関する。
部分を有し縦横に伸縮可能な経編地に関し、より詳しく
は、一枚の経編地上で基準組織と両端のパワー編地部分
が連続して形成されている、縦横に伸縮可能な経編地に
関する。
【0002】
【従来の技術】繊維産業、特に布帛及び該布帛を用いて
作られる衣料製品に係る産業は伝統的な産業であり、且
つ古くは各工程別に製造及び販売が分離されていたため
に、今日の技術的視点から見れば統合可能と推量される
製造工程が、従来技術の慣習的延長線に沿って依然とし
て分離されたまゝの場合が多くある。
作られる衣料製品に係る産業は伝統的な産業であり、且
つ古くは各工程別に製造及び販売が分離されていたため
に、今日の技術的視点から見れば統合可能と推量される
製造工程が、従来技術の慣習的延長線に沿って依然とし
て分離されたまゝの場合が多くある。
【0003】例えば、図1において布地片50として例
示する生地片は、プレーンな外観を有する経編地51の
一端(図1において右側)に別途製造された帯状のパワ
ー編地52を重ねて、縫製等によって結合することによ
って用意されている。これは従来の経編産業では、プレ
ーンな経編地を編成する経編機と、パワー編地を製造す
る機械(主としてラッセルレース機)とが異る機械であ
り、且つ多くの場合製造工場(製造企業)が異ることに
よるものである。近年、経編機の技術的進歩によって、
プレーンな経編地とパワー編地を、その意図さえあれば
同一の経編機で編成可能になっても、依然として2種類
の経編地片を縫製等によって結合して用いることが慣習
として行われてきた。
示する生地片は、プレーンな外観を有する経編地51の
一端(図1において右側)に別途製造された帯状のパワ
ー編地52を重ねて、縫製等によって結合することによ
って用意されている。これは従来の経編産業では、プレ
ーンな経編地を編成する経編機と、パワー編地を製造す
る機械(主としてラッセルレース機)とが異る機械であ
り、且つ多くの場合製造工場(製造企業)が異ることに
よるものである。近年、経編機の技術的進歩によって、
プレーンな経編地とパワー編地を、その意図さえあれば
同一の経編機で編成可能になっても、依然として2種類
の経編地片を縫製等によって結合して用いることが慣習
として行われてきた。
【0004】図1に例示したように、異なる編組織の2
個以上の編地片を縫製等によって結合して用いるという
従来からの慣習的方法では、縫製等の付加的な作業を要
するので、二次製品のコストの上昇を生じると共に、結
合部分に段差を生じて連続した編地に比し外観上の見劣
りを生ずるという欠点を有する。さらに、縦横ともに伸
縮性がある経編地が求められている。そして、縦横とも
に伸縮性があり、且つ部分的にパワーがある経編地が求
められている。
個以上の編地片を縫製等によって結合して用いるという
従来からの慣習的方法では、縫製等の付加的な作業を要
するので、二次製品のコストの上昇を生じると共に、結
合部分に段差を生じて連続した編地に比し外観上の見劣
りを生ずるという欠点を有する。さらに、縦横ともに伸
縮性がある経編地が求められている。そして、縦横とも
に伸縮性があり、且つ部分的にパワーがある経編地が求
められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、異なる編地
部分が縫製等によって結合されている従来の二次製品用
編地の有する問題点を解決し、基準組織とパワー編地部
分が一体的に編成されて外観上の段差がなく、縦横とも
に伸縮性があり、且つコストを低減することが可能な経
編地を提供することを目的とする。
部分が縫製等によって結合されている従来の二次製品用
編地の有する問題点を解決し、基準組織とパワー編地部
分が一体的に編成されて外観上の段差がなく、縦横とも
に伸縮性があり、且つコストを低減することが可能な経
編地を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するために鋭意検討の結果、本発明をなすに至っ
た。即ち、本発明は、挿入糸として弾性糸を具備した経
糸のくさり編みによる編列が全ウエールに配列されてお
り、それぞれのウエール上のくさり編み列を隣接するウ
エール上のくさり編み列に連携させるように、所定の編
組織で弾性糸を有する振り糸が挿入されて基準組織の経
編地が編成されており、該基準組織の経編地の両端の位
置に基準組織と同じ組織で形成されたパワー編地部分が
配置されており、該パワー編地部分は基準組織よりもウ
エールの間隔が密であり且つ該パワー編地部分の挿入糸
は基準組織部分の挿入糸よりも弾性の強い糸で構成され
ており、且つ該パワー編地部分の振り糸は基準組織部分
の振り糸よりも高い張力で配置されていることを特徴と
する両端にパワー編地部分を有し縦横に伸縮可能な経編
地に関する。
解決するために鋭意検討の結果、本発明をなすに至っ
た。即ち、本発明は、挿入糸として弾性糸を具備した経
糸のくさり編みによる編列が全ウエールに配列されてお
り、それぞれのウエール上のくさり編み列を隣接するウ
エール上のくさり編み列に連携させるように、所定の編
組織で弾性糸を有する振り糸が挿入されて基準組織の経
編地が編成されており、該基準組織の経編地の両端の位
置に基準組織と同じ組織で形成されたパワー編地部分が
配置されており、該パワー編地部分は基準組織よりもウ
エールの間隔が密であり且つ該パワー編地部分の挿入糸
は基準組織部分の挿入糸よりも弾性の強い糸で構成され
ており、且つ該パワー編地部分の振り糸は基準組織部分
の振り糸よりも高い張力で配置されていることを特徴と
する両端にパワー編地部分を有し縦横に伸縮可能な経編
地に関する。
【0007】本発明の経編地は、基準組織の振り糸の編
成組織が、特定ウエールに供給された振り糸を次コース
において左右何れか一方の隣接するウエールに振った後
に、さらに次コースにおいて逆方向で2ウエール振り、
その後のコースで前記特定ウエールに戻る振り糸単位編
成組織を含んで成り、且つ各単位編成組織間で振り糸が
特定ウエールで少くとも2コースに亘って左右に振られ
ている編成組織であることが好ましい。
成組織が、特定ウエールに供給された振り糸を次コース
において左右何れか一方の隣接するウエールに振った後
に、さらに次コースにおいて逆方向で2ウエール振り、
その後のコースで前記特定ウエールに戻る振り糸単位編
成組織を含んで成り、且つ各単位編成組織間で振り糸が
特定ウエールで少くとも2コースに亘って左右に振られ
ている編成組織であることが好ましい。
【0008】前記振り糸の編成組織が、経編地の全ウエ
ールに亘って実質的に同一であってもよく、又、上述の
編成組織で編成される隣接するウエール上の2本の振り
糸を、ウエール方向で2コースだけ位相をずらして編成
して一完全組織とし、該一完全組織がウエール方向に反
復配置したものとして編成してもよい。本発明において
は、両端にパワー編地部分を有する経編地がコース方向
で少くとも2個隣接して配置され、この隣接する2枚の
経編地がくさり編み組織で連結されているとよい。
ールに亘って実質的に同一であってもよく、又、上述の
編成組織で編成される隣接するウエール上の2本の振り
糸を、ウエール方向で2コースだけ位相をずらして編成
して一完全組織とし、該一完全組織がウエール方向に反
復配置したものとして編成してもよい。本発明において
は、両端にパワー編地部分を有する経編地がコース方向
で少くとも2個隣接して配置され、この隣接する2枚の
経編地がくさり編み組織で連結されているとよい。
【0009】これは本発明の経編地が、前述のように二
次製品の一部を形成する経編地片として用いられる場合
には、コース方向の長さが30〜50cm程度であり、一
方現在の経編機の編成幅は150cm程度であるので、本
発明の経編地を1枚だけ経編機に仕掛けるのは製造コス
ト上不利であり、多数枚の同種の編成組織の経編地をコ
ース方向に並べて編成すれば、生産コストおよび得られ
た経編地の染色整理上有利となるからである。その際、
前述のように複数個の本発明の経編地をくさり編み組織
で連結しておけば、くさり編み糸をほどくことによって
隣接する経編地の分離を容易にできるので好ましい。
次製品の一部を形成する経編地片として用いられる場合
には、コース方向の長さが30〜50cm程度であり、一
方現在の経編機の編成幅は150cm程度であるので、本
発明の経編地を1枚だけ経編機に仕掛けるのは製造コス
ト上不利であり、多数枚の同種の編成組織の経編地をコ
ース方向に並べて編成すれば、生産コストおよび得られ
た経編地の染色整理上有利となるからである。その際、
前述のように複数個の本発明の経編地をくさり編み組織
で連結しておけば、くさり編み糸をほどくことによって
隣接する経編地の分離を容易にできるので好ましい。
【0010】本発明の両端にパワー編地部分を有する経
編地を編成するためには、複数の筬、好ましくは4枚筬
もしくは6枚筬、さらに好ましくは4枚筬の高速無地専
用のラッセル経編機が用いられる。本発明の経編地では
従来の経編地で用いられる各種の糸、すなわち各種合成
繊維、再生繊維のフィラメント糸、天然繊維、人造繊維
及び合成繊維を含んで成る紡績糸、スパンデックス(ポ
リウレタン)糸の如き弾性糸等を、目的とする製品に応
じて任意に用いることができる。
編地を編成するためには、複数の筬、好ましくは4枚筬
もしくは6枚筬、さらに好ましくは4枚筬の高速無地専
用のラッセル経編機が用いられる。本発明の経編地では
従来の経編地で用いられる各種の糸、すなわち各種合成
繊維、再生繊維のフィラメント糸、天然繊維、人造繊維
及び合成繊維を含んで成る紡績糸、スパンデックス(ポ
リウレタン)糸の如き弾性糸等を、目的とする製品に応
じて任意に用いることができる。
【0011】挿入糸としては弾性糸が用いられる。本発
明の経編地においては、パワー編地部分に用いる挿入糸
の弾性が、基準組織部分に用いられる挿入糸の弾性より
も強いことが好ましく、そのため、例えば、パワー編地
部分に用いる挿入糸として、基準組織部分に用いられる
挿入糸よりも太い弾性糸を用いること、あるいは、基準
組織部分に用いられる挿入糸の複数本構成とすることが
好ましい。
明の経編地においては、パワー編地部分に用いる挿入糸
の弾性が、基準組織部分に用いられる挿入糸の弾性より
も強いことが好ましく、そのため、例えば、パワー編地
部分に用いる挿入糸として、基準組織部分に用いられる
挿入糸よりも太い弾性糸を用いること、あるいは、基準
組織部分に用いられる挿入糸の複数本構成とすることが
好ましい。
【0012】また、振り糸としては、弾性糸と非弾性糸
の複合糸が用いられ、好ましくは、弾性糸を芯にしたカ
バーリング糸が用いられる。
の複合糸が用いられ、好ましくは、弾性糸を芯にしたカ
バーリング糸が用いられる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
を詳述する。図2は本発明の両端にパワー編地部分を有
する経編地の一例を示す。図2に示す経編地60では、
基準組織部分70は全ウエールに挿入糸として弾性糸を
具備して配列された経糸のくさり編み列と、それぞれの
ウエール上のくさり編み列を隣接するウエール上のくさ
り編み列に連携させるように、挿入された振り糸から構
成された基準組織の経編地であり、その経編地部分70
の両端にはパワー編地部分80が連続して形成されてい
る。
を詳述する。図2は本発明の両端にパワー編地部分を有
する経編地の一例を示す。図2に示す経編地60では、
基準組織部分70は全ウエールに挿入糸として弾性糸を
具備して配列された経糸のくさり編み列と、それぞれの
ウエール上のくさり編み列を隣接するウエール上のくさ
り編み列に連携させるように、挿入された振り糸から構
成された基準組織の経編地であり、その経編地部分70
の両端にはパワー編地部分80が連続して形成されてい
る。
【0014】パワー編地部分80は基準組織と連続し
て、基準組織部分70よりもウエールの間隔を密にして
構成されているので、図1に示す従来例と異り、パワー
編地部分は基準組織の経編地部分に連続して形成されて
おり、経編地上に段差は発生せず、且つ従来例の如く縫
製等の別工程を必要としないのでコストを低減すること
ができる。
て、基準組織部分70よりもウエールの間隔を密にして
構成されているので、図1に示す従来例と異り、パワー
編地部分は基準組織の経編地部分に連続して形成されて
おり、経編地上に段差は発生せず、且つ従来例の如く縫
製等の別工程を必要としないのでコストを低減すること
ができる。
【0015】図3に、本発明の両端にパワー編地部分を
有する経編地における好ましい基準組織の経編地部分の
糸使いを示す組織図を、10個のウエールと12個のコ
ースで示す。図3に示すように、くさり編みされる経糸
1〜10が第1コースで編成針の左側から供給されてそ
れぞれのウエールでくさり編みを編成する。この各々の
くさり編み列には、図示の如く弾性糸からなる挿入糸1
1〜20が挿入されている(図3において、図面を簡略
化するために第1、第2、第9、第10ウエールのくさ
り編み列のみに挿入糸を図示してある)。この各々が、
挿入糸として弾性糸を具備した複数本の経糸のくさり編
み列を相互に連携させるために、振り糸21〜28が図
3に示すように挿入される。振り糸の編成を、特定ウエ
ールを第2ウエールとし、その第2ウエールに供給され
る振り糸21で以下説明する。
有する経編地における好ましい基準組織の経編地部分の
糸使いを示す組織図を、10個のウエールと12個のコ
ースで示す。図3に示すように、くさり編みされる経糸
1〜10が第1コースで編成針の左側から供給されてそ
れぞれのウエールでくさり編みを編成する。この各々の
くさり編み列には、図示の如く弾性糸からなる挿入糸1
1〜20が挿入されている(図3において、図面を簡略
化するために第1、第2、第9、第10ウエールのくさ
り編み列のみに挿入糸を図示してある)。この各々が、
挿入糸として弾性糸を具備した複数本の経糸のくさり編
み列を相互に連携させるために、振り糸21〜28が図
3に示すように挿入される。振り糸の編成を、特定ウエ
ールを第2ウエールとし、その第2ウエールに供給され
る振り糸21で以下説明する。
【0016】振り糸21は、第1コースにおいて第2ウ
エール(特定ウエール)の編成針の左側から供給され
て、第2コースにおいて第1ウエールの編成針の右側に
振られ、次いで、第3コースにおいて第3ウエールの編
成針の左側に振られる。次いで、振り糸21は第4コー
スにおいて第2ウエールの編成針に戻る。本発明では、
上述の第1コースから第4コースに戻る編成組織を振り
糸単位編成組織と称す。次いで、振り糸21は第2ウエ
ールの右側に振られ、第5コースにおいて同じウエール
すなわち第2ウエールの編成針の左側に振られ、以後の
コースにおいて前述と同様な編成が繰返えされる。すな
わち振り糸21は、第1コースから第4コース迄の4コ
ースで一完全組織を形成し、特定ウエール(この場合は
第2ウエール)の左右の隣接するウエールに振られ乍
ら、且つ特定ウエールでは必要に応じて同一ウエール上
で編成針の左右に振られている。
エール(特定ウエール)の編成針の左側から供給され
て、第2コースにおいて第1ウエールの編成針の右側に
振られ、次いで、第3コースにおいて第3ウエールの編
成針の左側に振られる。次いで、振り糸21は第4コー
スにおいて第2ウエールの編成針に戻る。本発明では、
上述の第1コースから第4コースに戻る編成組織を振り
糸単位編成組織と称す。次いで、振り糸21は第2ウエ
ールの右側に振られ、第5コースにおいて同じウエール
すなわち第2ウエールの編成針の左側に振られ、以後の
コースにおいて前述と同様な編成が繰返えされる。すな
わち振り糸21は、第1コースから第4コース迄の4コ
ースで一完全組織を形成し、特定ウエール(この場合は
第2ウエール)の左右の隣接するウエールに振られ乍
ら、且つ特定ウエールでは必要に応じて同一ウエール上
で編成針の左右に振られている。
【0017】したがって振り糸21では図示の如く前記
一完全組織が繰り返されることになり、他のウエールの
振り糸22〜28も同一コースでは振り糸21と同じ振
られ方をする。この事は図3に示す編成組織を編成する
限り、くさり編みされる経糸1〜10用の筬と、振り糸
21〜28用の筬で編成可能であることを示す。なお、
図3に示す組織は3枚の筬で編成可能であるが、実際に
は乱止めのために更に1枚の筬を用いるので、合計4枚
筬を使用する。乱止めの方法は無数に近いほど多くの方
法があり、本発明では、それらのうち任意の方法を採用
すればよく、また、乱止めを実施することは、本技術分
野においては慣用のことであるから、図面の複雑化を避
けるため、乱止めの糸は図3には表示していない。
一完全組織が繰り返されることになり、他のウエールの
振り糸22〜28も同一コースでは振り糸21と同じ振
られ方をする。この事は図3に示す編成組織を編成する
限り、くさり編みされる経糸1〜10用の筬と、振り糸
21〜28用の筬で編成可能であることを示す。なお、
図3に示す組織は3枚の筬で編成可能であるが、実際に
は乱止めのために更に1枚の筬を用いるので、合計4枚
筬を使用する。乱止めの方法は無数に近いほど多くの方
法があり、本発明では、それらのうち任意の方法を採用
すればよく、また、乱止めを実施することは、本技術分
野においては慣用のことであるから、図面の複雑化を避
けるため、乱止めの糸は図3には表示していない。
【0018】図4は、本発明の両端にパワー編地部分8
0を有する経編地における、他の好ましい基準組織の経
編地部分70の糸使いを図3と同様に示す。図4に示す
基準組織の経編地では編成組織の異る2種類の振り糸が
用いられている。すなわち、それぞれが挿入糸として弾
性糸を具備した振り糸41、42、43、44、45、
46は、図3における振り糸21〜28と同様な振られ
方をしている。これに対して、それぞれが挿入糸として
弾性糸を具備した振り糸31、32、33、34、3
5、36は、振り糸41〜46に対してウエール方向に
2コース位相をずらしただけで同一の振られ方をされて
いる。
0を有する経編地における、他の好ましい基準組織の経
編地部分70の糸使いを図3と同様に示す。図4に示す
基準組織の経編地では編成組織の異る2種類の振り糸が
用いられている。すなわち、それぞれが挿入糸として弾
性糸を具備した振り糸41、42、43、44、45、
46は、図3における振り糸21〜28と同様な振られ
方をしている。これに対して、それぞれが挿入糸として
弾性糸を具備した振り糸31、32、33、34、3
5、36は、振り糸41〜46に対してウエール方向に
2コース位相をずらしただけで同一の振られ方をされて
いる。
【0019】経編機の筬幅は目的とする経編地の所要幅
に応じて定められる。しかし、通常広く用いられている
経編機では編立時の経編地の幅が150cm程度のものが
多い。一方、本発明の両端にパワー編地部分を有する経
編地の幅、すなわちコース方向に沿った長さは30〜5
0cm程度のものが多い。そこで、このような狭い幅の経
編地を1枚だけ経編機に仕掛けることは極めて経編機の
使用効率を低くする。このような場合には、図5に例示
したように、複数の経編地63a、63bをコース方向
に並べ、且つくさり編み90で連結しながら編成して複
合経編地64を編成し、その上で必要な染色整理、加工
処理等をした後に、くさり編み90をほどいて個別の経
編地63a、63bを得ると極めて効率的であり、且つ
コストの節減に役立つ。
に応じて定められる。しかし、通常広く用いられている
経編機では編立時の経編地の幅が150cm程度のものが
多い。一方、本発明の両端にパワー編地部分を有する経
編地の幅、すなわちコース方向に沿った長さは30〜5
0cm程度のものが多い。そこで、このような狭い幅の経
編地を1枚だけ経編機に仕掛けることは極めて経編機の
使用効率を低くする。このような場合には、図5に例示
したように、複数の経編地63a、63bをコース方向
に並べ、且つくさり編み90で連結しながら編成して複
合経編地64を編成し、その上で必要な染色整理、加工
処理等をした後に、くさり編み90をほどいて個別の経
編地63a、63bを得ると極めて効率的であり、且つ
コストの節減に役立つ。
【0020】この方法につき、6枚筬の無地専用ラッセ
ル編機を使用した場合を、図6を参照しつつ説明する。
図6に隣接する2枚の経編地63a、63bを連結する
くさり編み列90と、経編地63a、63bの好ましい
連携方法の一例を図示する。説明を明瞭にするために図
6においては、それぞれの経編地63a,63b中のく
さり編み列に挿入糸として用いられる弾性糸(図3で示
す弾性糸11〜20)と、複数のくさり編み列を連携さ
せる振り糸(図3で示す振り糸21〜28)は省略して
ある。又くさり編み列1a〜5a及び1b〜5bも又上
方部、下方部のみ図示し、中央部は省略してある。
ル編機を使用した場合を、図6を参照しつつ説明する。
図6に隣接する2枚の経編地63a、63bを連結する
くさり編み列90と、経編地63a、63bの好ましい
連携方法の一例を図示する。説明を明瞭にするために図
6においては、それぞれの経編地63a,63b中のく
さり編み列に挿入糸として用いられる弾性糸(図3で示
す弾性糸11〜20)と、複数のくさり編み列を連携さ
せる振り糸(図3で示す振り糸21〜28)は省略して
ある。又くさり編み列1a〜5a及び1b〜5bも又上
方部、下方部のみ図示し、中央部は省略してある。
【0021】図6中、太い実線で示す連結用くさり編み
列90に対して、左右から弾性糸から成る挿入糸91
a、91bがくさり編み列90に連携する。その際図示
のように、それぞれの挿入糸91a、91bは隣接する
経編地に対して数コース連続して挿入し、間隔をあけて
連結用くさり編み列90に1コースづつ挿入形態で連携
し、その際連携位置は、ウエール方向で挿入糸91a、
91bで交互に配置される。又、図6の左側の挿入糸9
1b(一点鎖線で示す)は、連結用くさり編み列90よ
り3ウエール左側のウエール3bに挿入されているが、
図6の右側の挿入糸91a(破線で示す)は、連結用く
さり編み列90に隣接するウエール1aで挿入されてい
る。又、図6で、第1コースから第23コース迄は3コ
ース毎に左右から挿入糸91a、91bが連結用くさり
編み列90に連携しているが、第24コースから第31
コース迄は連携させていない。
列90に対して、左右から弾性糸から成る挿入糸91
a、91bがくさり編み列90に連携する。その際図示
のように、それぞれの挿入糸91a、91bは隣接する
経編地に対して数コース連続して挿入し、間隔をあけて
連結用くさり編み列90に1コースづつ挿入形態で連携
し、その際連携位置は、ウエール方向で挿入糸91a、
91bで交互に配置される。又、図6の左側の挿入糸9
1b(一点鎖線で示す)は、連結用くさり編み列90よ
り3ウエール左側のウエール3bに挿入されているが、
図6の右側の挿入糸91a(破線で示す)は、連結用く
さり編み列90に隣接するウエール1aで挿入されてい
る。又、図6で、第1コースから第23コース迄は3コ
ース毎に左右から挿入糸91a、91bが連結用くさり
編み列90に連携しているが、第24コースから第31
コース迄は連携させていない。
【0022】何れにしても別筬を用いて編成される挿入
糸91a、91bを適切に配置することによって連続す
る複数の経編地を連結用くさり編み列90をほどいて分
離する際に、経編地の分離端部を挿入糸91a、91b
の弾性復帰力によってまとめて平滑(綺麗)にするので
好ましい。なお、図6に示す組織は4枚の筬で編成可能
であるが、実際には乱止めのために更に1枚の筬を用い
るので、合計5枚の筬を使用する。図3にて説明したと
同様に、乱止めの方法は無数に近いほど多くの方法があ
り、本発明では、それらのうち任意の方法を採用すれば
よく、また、乱止めを実施することは、本技術分野にお
いては慣用のことであるから、図面の複雑化を避けるた
め、乱止めの糸は図6には表示していない。
糸91a、91bを適切に配置することによって連続す
る複数の経編地を連結用くさり編み列90をほどいて分
離する際に、経編地の分離端部を挿入糸91a、91b
の弾性復帰力によってまとめて平滑(綺麗)にするので
好ましい。なお、図6に示す組織は4枚の筬で編成可能
であるが、実際には乱止めのために更に1枚の筬を用い
るので、合計5枚の筬を使用する。図3にて説明したと
同様に、乱止めの方法は無数に近いほど多くの方法があ
り、本発明では、それらのうち任意の方法を採用すれば
よく、また、乱止めを実施することは、本技術分野にお
いては慣用のことであるから、図面の複雑化を避けるた
め、乱止めの糸は図6には表示していない。
【0023】6枚筬の無地専用ラッセル編機の場合は、
図4において、経糸6の代わりに連結用くさり編み糸を
用い、振り糸34を除いて編み立てし、仕上げ後、該連
結用くさり編み糸をほどいて除くことにより、左右にそ
れぞれ分離することができる。4枚筬の無地専用ラッセ
ル編機の場合は、図3において、経糸5の代わりに連結
用くさり編み糸を用い、振り糸24をあらかじめ除いて
編み立てし、仕上げ後、該連結用くさり編み糸をほどい
て除くことにより、左右にそれぞれ分離することができ
る。
図4において、経糸6の代わりに連結用くさり編み糸を
用い、振り糸34を除いて編み立てし、仕上げ後、該連
結用くさり編み糸をほどいて除くことにより、左右にそ
れぞれ分離することができる。4枚筬の無地専用ラッセ
ル編機の場合は、図3において、経糸5の代わりに連結
用くさり編み糸を用い、振り糸24をあらかじめ除いて
編み立てし、仕上げ後、該連結用くさり編み糸をほどい
て除くことにより、左右にそれぞれ分離することができ
る。
【0024】以下、本発明の両端にパワー編地部分を有
する経編地の例を説明する。 (実施例)図3に示した基準組織の経編地をくさり編み
される経糸として44dtex(40d)のナイロン6
マルチフィラメント糸を、このくさり編み列に挿入糸と
して310dtex(280d)のポリウレタン糸を、
振り糸として22dtex(20d)のポリウレタン糸
を芯にして55dtex(50d)ナイロン6マルチフ
ィラメント糸でカバーしたカバーリング糸を使用した。
する経編地の例を説明する。 (実施例)図3に示した基準組織の経編地をくさり編み
される経糸として44dtex(40d)のナイロン6
マルチフィラメント糸を、このくさり編み列に挿入糸と
して310dtex(280d)のポリウレタン糸を、
振り糸として22dtex(20d)のポリウレタン糸
を芯にして55dtex(50d)ナイロン6マルチフ
ィラメント糸でカバーしたカバーリング糸を使用した。
【0025】24ゲージの経編機で編幅40cmで編成
し、その際、パワー編地部分のウエールの間隔を詰め
て、基準組織のウエールの間隔の3分の2とした。ま
た、振り糸はテンションを上げて積極送りとした。得ら
れた経編地は、パワー編地部分が基準組織と一体に編成
されており、縦方向X及び横方向Yともに優れた伸縮性
を有する経編地であった。
し、その際、パワー編地部分のウエールの間隔を詰め
て、基準組織のウエールの間隔の3分の2とした。ま
た、振り糸はテンションを上げて積極送りとした。得ら
れた経編地は、パワー編地部分が基準組織と一体に編成
されており、縦方向X及び横方向Yともに優れた伸縮性
を有する経編地であった。
【0026】
【発明の効果】本発明の両端にパワー編地部分を有する
経編地は、前述のように構成されているので、製品化す
る場合、従来の経編地とパワー編地の如き二つの編地を
縫製等の手段によって結合させる手段を省くことができ
ると共に、結合部が経編地の一部として連続して形成さ
れているので外観上及び触感上綺麗且つ平滑にすること
ができる。
経編地は、前述のように構成されているので、製品化す
る場合、従来の経編地とパワー編地の如き二つの編地を
縫製等の手段によって結合させる手段を省くことができ
ると共に、結合部が経編地の一部として連続して形成さ
れているので外観上及び触感上綺麗且つ平滑にすること
ができる。
【0027】また、パンティ等において、パワー編地部
分を、ヒップの位置に持ってくるとヒップアップ効果が
あり、ウエストの部分に用いると別個のテープやベルト
が不要になるという利点がある。
分を、ヒップの位置に持ってくるとヒップアップ効果が
あり、ウエストの部分に用いると別個のテープやベルト
が不要になるという利点がある。
【図1】従来技術として示す、プレーンな外観を有する
経編地にパワー編地を縫製等によって結合する方法を説
明する斜視図である。
経編地にパワー編地を縫製等によって結合する方法を説
明する斜視図である。
【図2】本発明の両端にパワー編地部分を有する経編地
の平面図である。
の平面図である。
【図3】本発明の経編地における基準組織の経編地部分
の好ましい糸使いの一例を示す組織図である。
の好ましい糸使いの一例を示す組織図である。
【図4】本発明の経編地における基準組織の経編地部分
の好ましい糸使いの他の一例を示す組織図である。
の好ましい糸使いの他の一例を示す組織図である。
【図5】本発明の経編地の2枚をくさり編み糸で連結す
ることによって一体的に編成した複合経編地の一例を示
す平面図である。
ることによって一体的に編成した複合経編地の一例を示
す平面図である。
【図6】連結用くさり編み列と隣接する2枚の経編地の
好ましい連携方法を示す組織図である。
好ましい連携方法を示す組織図である。
1〜10…くさり編みされる経糸 11〜20…くさり編み糸への挿入糸 21〜28、31〜36、41〜46…振り糸 60…経編地 64…複合経編地 70…基準組織の経編地部分 80…パワー編地部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D04B 21/00 D04B 21/18
Claims (6)
- 【請求項1】 挿入糸として弾性糸を具備した経糸のく
さり編みによる編列が全ウエールに配列されており、そ
れぞれのウエール上のくさり編み列を隣接するウエール
上のくさり編み列に連携させるように、所定の編組織で
弾性糸を有する振り糸が挿入されて基準組織の経編地が
編成されており、該基準組織の経編地の両端の位置に基
準組織と同じ組織で形成されたパワー編地部分が配置さ
れており、該パワー編地部分は基準組織よりもウエール
の間隔が密であり且つ該パワー編地部分の挿入糸は基準
組織部分の挿入糸よりも弾性の強い糸で構成されてお
り、且つ該パワー編地部分の振り糸は基準組織部分の振
り糸よりも高い張力で配置されていることを特徴とする
両端にパワー編地部分を有し縦横に伸縮可能な経編地。 - 【請求項2】 パワー編地部分に用いる挿入糸が、基準
組織部分に用いられる挿入糸よりも太いことを特徴とす
る請求項1記載の経編地。 - 【請求項3】 パワー編地部分に用いる挿入糸が、基準
組織部分に用いられる挿入糸の複数本構成であることを
特徴とする請求項1記載の経編地。 - 【請求項4】 振り糸が、弾性糸と非弾性糸の複合糸で
ある請求項1、2又は3記載の経編地。 - 【請求項5】 振り糸が、弾性糸を芯にしたカバーリン
グ糸である請求項4記載の経編地。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の経編地
であって、高速無地専用の、4枚筬もしくは6枚筬のラ
ッセル経編機で編立ててなる、低コストの経編地。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000123266A JP3359616B2 (ja) | 2000-04-24 | 2000-04-24 | 両端にパワー編地部分を有し縦横に伸縮可能な経編地 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000123266A JP3359616B2 (ja) | 2000-04-24 | 2000-04-24 | 両端にパワー編地部分を有し縦横に伸縮可能な経編地 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001303409A JP2001303409A (ja) | 2001-10-31 |
JP3359616B2 true JP3359616B2 (ja) | 2002-12-24 |
Family
ID=18633598
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000123266A Expired - Fee Related JP3359616B2 (ja) | 2000-04-24 | 2000-04-24 | 両端にパワー編地部分を有し縦横に伸縮可能な経編地 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3359616B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4695674B2 (ja) * | 2008-07-25 | 2011-06-08 | ウラベ株式会社 | 波状ヘム付き編地 |
JP5232623B2 (ja) * | 2008-12-23 | 2013-07-10 | 吉田産業株式会社 | 経編地の編成方法 |
CN108754836A (zh) * | 2018-06-15 | 2018-11-06 | 广州舒服科技有限公司 | 一种腰带结构的编织方法及其内裤的编织方法 |
-
2000
- 2000-04-24 JP JP2000123266A patent/JP3359616B2/ja not_active Expired - Fee Related
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