JP3357790B2 - ラジオ受信機の電界強度検出回路 - Google Patents
ラジオ受信機の電界強度検出回路Info
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- JP3357790B2 JP3357790B2 JP17821096A JP17821096A JP3357790B2 JP 3357790 B2 JP3357790 B2 JP 3357790B2 JP 17821096 A JP17821096 A JP 17821096A JP 17821096 A JP17821096 A JP 17821096A JP 3357790 B2 JP3357790 B2 JP 3357790B2
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- Circuits Of Receivers In General (AREA)
- Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強電界時における
電界強度の判別を行うラジオ受信機の電界強度検出回路
に関する。
電界強度の判別を行うラジオ受信機の電界強度検出回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ラジオ受信機には、自動的に放送
局を探すサーチ機能や、自動的に放送局を探し出し、探
し出した放送局を電界強度の強い順にプリセットしてい
くオートメモリー機能が備えられている。サーチ機能に
おいて、受信周波数を掃引していき所定電界強度の放送
局が存在するときサーチストップが行われ、前記放送局
を受信する。即ち、放送局は電界強度に基づいて探し出
される。その為、このようような機能を有するラジオ受
信機には放送局の電界強度を検出する手段が必要となっ
てくる。図2はFMラジオ受信機の電界強度を検出する
回路を示している。
局を探すサーチ機能や、自動的に放送局を探し出し、探
し出した放送局を電界強度の強い順にプリセットしてい
くオートメモリー機能が備えられている。サーチ機能に
おいて、受信周波数を掃引していき所定電界強度の放送
局が存在するときサーチストップが行われ、前記放送局
を受信する。即ち、放送局は電界強度に基づいて探し出
される。その為、このようような機能を有するラジオ受
信機には放送局の電界強度を検出する手段が必要となっ
てくる。図2はFMラジオ受信機の電界強度を検出する
回路を示している。
【0003】図2において、受信RF信号は周波数変換
回路1でIF信号に変換され、多段のIF増幅器2a乃
至2dで増幅される。増幅されたIF信号はFM検波回
路3でFM検波される。FM受信機のIF段は、図2の
如く多段のIF増幅器2a乃至2dで構成されることに
よりAM抑圧効果及びキャプチャ効果が向上する。ま
た、多段のIF増幅器2a乃至2dの出力信号はレベル
検波回路4a乃至4dでそれぞれレベル検波され、加算
回路5で加算される。IF増幅回路の出力信号が順次加
算されるので、加算回路5の出力端には、図3(イ)の
如く0dBμから60dBμまでリニアリティの良い電
界強度指示信号を得ることができる。それぞれのレベル
検波回路4a乃至4dの出力信号を加算して電界強度指
示信号を得ているので、そのダイナミックレンジを拡大
させることができる。
回路1でIF信号に変換され、多段のIF増幅器2a乃
至2dで増幅される。増幅されたIF信号はFM検波回
路3でFM検波される。FM受信機のIF段は、図2の
如く多段のIF増幅器2a乃至2dで構成されることに
よりAM抑圧効果及びキャプチャ効果が向上する。ま
た、多段のIF増幅器2a乃至2dの出力信号はレベル
検波回路4a乃至4dでそれぞれレベル検波され、加算
回路5で加算される。IF増幅回路の出力信号が順次加
算されるので、加算回路5の出力端には、図3(イ)の
如く0dBμから60dBμまでリニアリティの良い電
界強度指示信号を得ることができる。それぞれのレベル
検波回路4a乃至4dの出力信号を加算して電界強度指
示信号を得ているので、そのダイナミックレンジを拡大
させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2の
従来例では、電界強度が60dBμ以上となると、IF
増幅器2dの出力信号がリミッタ作用によりクリップす
るので、それ以上の範囲で電界強度が変化しても、図3
(イ)に示すように電界強度指示信号が変化しないとい
う問題があった。即ち、強電界では電界強度を判別する
ことができず、特に、強電界に複数の放送局が存在する
際に、オートメモリー機能を行うと、電界強度を判別す
ることができないため正常なオートメモリー動作をさせ
ることができなかった。
従来例では、電界強度が60dBμ以上となると、IF
増幅器2dの出力信号がリミッタ作用によりクリップす
るので、それ以上の範囲で電界強度が変化しても、図3
(イ)に示すように電界強度指示信号が変化しないとい
う問題があった。即ち、強電界では電界強度を判別する
ことができず、特に、強電界に複数の放送局が存在する
際に、オートメモリー機能を行うと、電界強度を判別す
ることができないため正常なオートメモリー動作をさせ
ることができなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、受信RF信号
を減衰するアンテナダンピング回路と、前記アンテナダ
ンピング回路の出力信号を増幅するRF増幅回路と、前
記RF増幅回路のゲインを制御するRF−AGC回路
と、受信電界強度に応じてアンテナダンピング回路を制
御するためのダンピング信号を発生するダンピング信号
発生回路とを備えるラジオ受信機における電界強度検出
回路であって、前記RF−AGC回路の出力信号及び前
記ダンピング信号を合成し、その出力端から電界強度指
示信号を得る合成回路と、を備えることを特徴とする。
を減衰するアンテナダンピング回路と、前記アンテナダ
ンピング回路の出力信号を増幅するRF増幅回路と、前
記RF増幅回路のゲインを制御するRF−AGC回路
と、受信電界強度に応じてアンテナダンピング回路を制
御するためのダンピング信号を発生するダンピング信号
発生回路とを備えるラジオ受信機における電界強度検出
回路であって、前記RF−AGC回路の出力信号及び前
記ダンピング信号を合成し、その出力端から電界強度指
示信号を得る合成回路と、を備えることを特徴とする。
【0006】また、前記合成回路は、加算回路であるこ
とを特徴とする。さらに、前記合成回路は、減算回路で
あることを特徴とする。またさらに、前記合成回路は、
前記ダンピング信号のレベルが高くなるに従い電流量が
増大する可変電流回路と、ベースに前記RF−AGC回
路の出力信号が印加されるとともに、エミッタに抵抗が
接続されるトランジスタと、可変電流回路の出力電流を
反転する電流ミラー回路と、トランジスタのエミッタ電
流を反転する電流ミラー回路と、を備え、電流ミラー回
路の出力電流を合成することを特徴とする。
とを特徴とする。さらに、前記合成回路は、減算回路で
あることを特徴とする。またさらに、前記合成回路は、
前記ダンピング信号のレベルが高くなるに従い電流量が
増大する可変電流回路と、ベースに前記RF−AGC回
路の出力信号が印加されるとともに、エミッタに抵抗が
接続されるトランジスタと、可変電流回路の出力電流を
反転する電流ミラー回路と、トランジスタのエミッタ電
流を反転する電流ミラー回路と、を備え、電流ミラー回
路の出力電流を合成することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態を示
す図であり、6はアンテナ、7はPINダイオード7a
及び7bから成りRF信号を減衰させるアンテナダンピ
ング回路、8はRF増幅回路を成すFET、10はRF
信号を同調するRF同調回路、11は局部発振信号を発
生する局部発振回路、12はRF同調回路10の出力信
号を局部発振信号によりIF信号に周波数変換するため
の混合回路、13は混合回路12の出力信号に応じてR
F−AGC信号を発生するRF−AGC回路、14はR
F−AGC回路13の出力信号と基準値との差に応じた
出力信号を発生する比較回路、15は比較回路14の出
力信号に応じて制御される可変電流源、16はトランジ
スタ16a乃至16cから成り、可変電流源15の出力
信号を反転する電流ミラー回路、17及び18はRF−
AGC信号をV−I変換するためのトランジスタ及び抵
抗、19乃至21は抵抗18に流れる電流を反転する電
流ミラー回路、22は電流ミラー回路16及び21の出
力差電流が供給される抵抗、23は電界強度指示信号が
得られる出力端子である。
す図であり、6はアンテナ、7はPINダイオード7a
及び7bから成りRF信号を減衰させるアンテナダンピ
ング回路、8はRF増幅回路を成すFET、10はRF
信号を同調するRF同調回路、11は局部発振信号を発
生する局部発振回路、12はRF同調回路10の出力信
号を局部発振信号によりIF信号に周波数変換するため
の混合回路、13は混合回路12の出力信号に応じてR
F−AGC信号を発生するRF−AGC回路、14はR
F−AGC回路13の出力信号と基準値との差に応じた
出力信号を発生する比較回路、15は比較回路14の出
力信号に応じて制御される可変電流源、16はトランジ
スタ16a乃至16cから成り、可変電流源15の出力
信号を反転する電流ミラー回路、17及び18はRF−
AGC信号をV−I変換するためのトランジスタ及び抵
抗、19乃至21は抵抗18に流れる電流を反転する電
流ミラー回路、22は電流ミラー回路16及び21の出
力差電流が供給される抵抗、23は電界強度指示信号が
得られる出力端子である。
【0008】図1において、アンテナ6で受信されたF
MのRF信号は、FET8のゲートに印加され、FET
8のドレインから増幅されたRF信号が発生する。この
RF信号はRF同調回路10で同調された後、混合回路
12で局部発振信号によりIF信号に周波数変換され
る。IF信号は後段のIF増幅回路2で増幅された後、
FM検波回路3で検波される。また、混合回路12の出
力信号は、RF−AGC回路13に印加される。RF−
AGC回路13は、混合回路12の出力信号をレベル検
波した後平滑することによって、RF−AGC信号を発
生する。RF−AGC信号はFET8のゲートに印加さ
れ、RF−AGC信号に応じてFET8の増幅率が変更
される。前記増幅率は混合回路12の出力信号レベルが
大きくなるに従って小さくなるように制御されるので、
過大入力による混合回路12からの高調波発生を防止で
きる。
MのRF信号は、FET8のゲートに印加され、FET
8のドレインから増幅されたRF信号が発生する。この
RF信号はRF同調回路10で同調された後、混合回路
12で局部発振信号によりIF信号に周波数変換され
る。IF信号は後段のIF増幅回路2で増幅された後、
FM検波回路3で検波される。また、混合回路12の出
力信号は、RF−AGC回路13に印加される。RF−
AGC回路13は、混合回路12の出力信号をレベル検
波した後平滑することによって、RF−AGC信号を発
生する。RF−AGC信号はFET8のゲートに印加さ
れ、RF−AGC信号に応じてFET8の増幅率が変更
される。前記増幅率は混合回路12の出力信号レベルが
大きくなるに従って小さくなるように制御されるので、
過大入力による混合回路12からの高調波発生を防止で
きる。
【0009】次に、電界強度が強電界のときの電界強度
指示信号の発生について説明する。まず、RF−AGC
信号は電界強度が強くなるに従い図3(ロ)の実線の如
く、60dBμでRF−AGC信号が発生し、60dB
μを過ぎたところでダンピング回路7が動作するので、
Bの電界強度まで緩やかに変化し、また、比較回路14
の出力信号は図3(ロ)の点線の如く、RF−AGC信
号が所定レベルVrefになると発生し、その後、比較
回路14が差動対であるのでBの電界強度まで緩やかに
変化する。より詳しく説明すれば、電界強度が約60d
Bμまでは、入力により混合回路12が飽和する恐れが
ないので、図3(ロ)の実線の如く高レベルのRF−A
GC信号が発生し、FET8の増幅率は大になってい
る。電界強度が60dBμ以上になると、図3(ロ)の
実線の如くRF−AGC信号レベルは低下し、前記増幅
率は低下する。また、図1より明らかな如くRF−AG
C信号は比較回路14の負入力端子にも印加される。図
3(ロ)において電界強度がAとなり、基準電圧Vre
fより低くなると比較回路14から出力信号が発生す
る。前記出力信号により可変電流源15がオンし、可変
電源15から出力電流が発生する。前記出力電流は電流
ミラー回路16で反転され、トランジスタ16bのコレ
クタ電流がPINダイオード7a及び7bの供給され
る。その為、PINダイオード7a及び7bがオンし、
受信RF信号レベルはアンテナダンピング回路7で減衰
される。よって、RF−AGC回路13の入力レベルが
下がり、一旦RF−AGC信号の変更は停止する。その
為、電界強度がA以上ではRF−AGC信号は緩やかに
低下する。それとともに、比較回路14からRF−AG
C信号と基準電圧Vrefとの差に応じた出力信号が発
生し、比較回路は差動回路で構成されているので、可変
電流源15の出力信号は緩やかに増加する。そして、図
3(ロ)において電界強度がBになると、減衰されたR
F信号レベルがRF−AGC回路13をさらに動作させ
るほど大となり、さらに、RF−AGC信号は低下し、
可変電流源15の出力電流は増大する。
指示信号の発生について説明する。まず、RF−AGC
信号は電界強度が強くなるに従い図3(ロ)の実線の如
く、60dBμでRF−AGC信号が発生し、60dB
μを過ぎたところでダンピング回路7が動作するので、
Bの電界強度まで緩やかに変化し、また、比較回路14
の出力信号は図3(ロ)の点線の如く、RF−AGC信
号が所定レベルVrefになると発生し、その後、比較
回路14が差動対であるのでBの電界強度まで緩やかに
変化する。より詳しく説明すれば、電界強度が約60d
Bμまでは、入力により混合回路12が飽和する恐れが
ないので、図3(ロ)の実線の如く高レベルのRF−A
GC信号が発生し、FET8の増幅率は大になってい
る。電界強度が60dBμ以上になると、図3(ロ)の
実線の如くRF−AGC信号レベルは低下し、前記増幅
率は低下する。また、図1より明らかな如くRF−AG
C信号は比較回路14の負入力端子にも印加される。図
3(ロ)において電界強度がAとなり、基準電圧Vre
fより低くなると比較回路14から出力信号が発生す
る。前記出力信号により可変電流源15がオンし、可変
電源15から出力電流が発生する。前記出力電流は電流
ミラー回路16で反転され、トランジスタ16bのコレ
クタ電流がPINダイオード7a及び7bの供給され
る。その為、PINダイオード7a及び7bがオンし、
受信RF信号レベルはアンテナダンピング回路7で減衰
される。よって、RF−AGC回路13の入力レベルが
下がり、一旦RF−AGC信号の変更は停止する。その
為、電界強度がA以上ではRF−AGC信号は緩やかに
低下する。それとともに、比較回路14からRF−AG
C信号と基準電圧Vrefとの差に応じた出力信号が発
生し、比較回路は差動回路で構成されているので、可変
電流源15の出力信号は緩やかに増加する。そして、図
3(ロ)において電界強度がBになると、減衰されたR
F信号レベルがRF−AGC回路13をさらに動作させ
るほど大となり、さらに、RF−AGC信号は低下し、
可変電流源15の出力電流は増大する。
【0010】また、可変電流源15の出力電流源は電流
ミラー回路16で反転されてトランジスタ16cのコレ
クタからも発生する。一方、RF−AGC信号はトラン
ジスタ17のベースに印加され、抵抗18により電流変
換される。抵抗18には、RF−AGC信号からトラン
ジスタ17及び19aのベース−エミッタ間電圧Vbe
を引いた電圧と抵抗18及びトランジスタ19aのエミ
ッタ抵抗とに基づく電流が流れる。抵抗18に流れる電
流は電流ミラー回路19乃至21で反転される。よっ
て、抵抗22には電流ミラー回路16の出力電流から電
流ミラー回路21を減算した差電流が供給され、電圧変
換される。即ち、可変電流源15からのダンピング電流
からRF−AGC信号を引き算した結果、出力端子23
に電界強度指示信号が得られる。
ミラー回路16で反転されてトランジスタ16cのコレ
クタからも発生する。一方、RF−AGC信号はトラン
ジスタ17のベースに印加され、抵抗18により電流変
換される。抵抗18には、RF−AGC信号からトラン
ジスタ17及び19aのベース−エミッタ間電圧Vbe
を引いた電圧と抵抗18及びトランジスタ19aのエミ
ッタ抵抗とに基づく電流が流れる。抵抗18に流れる電
流は電流ミラー回路19乃至21で反転される。よっ
て、抵抗22には電流ミラー回路16の出力電流から電
流ミラー回路21を減算した差電流が供給され、電圧変
換される。即ち、可変電流源15からのダンピング電流
からRF−AGC信号を引き算した結果、出力端子23
に電界強度指示信号が得られる。
【0011】RF−AGC信号及びダンピング信号は図
3(ロ)の如く変化しているので、電流ミラー回路のミ
ラー比及び抵抗18の値等を調整することによって、ダ
ンピング信号に応じた電流の割合をRF−AGC信号の
割合より大きくすれば、図3(ハ)の如く60dBμか
ら110dBμの強電界でリニアリティーの良い電界強
度指示信号が得られる。
3(ロ)の如く変化しているので、電流ミラー回路のミ
ラー比及び抵抗18の値等を調整することによって、ダ
ンピング信号に応じた電流の割合をRF−AGC信号の
割合より大きくすれば、図3(ハ)の如く60dBμか
ら110dBμの強電界でリニアリティーの良い電界強
度指示信号が得られる。
【0012】図4は、本発明の合成回路の他の実施の形
態を示す図であり、24は可変電流源15の出力電流を
反転する電流ミラー回路、25は電流ミラー回路19の
出力電流を反転する電流ミラー回路、26は電流ミラー
回路24及び25の加算出力電流が供給される抵抗であ
る。図4において、可変電流源15の出力信号は電流ミ
ラー回路14で反転され、アンテナダンピング回路7に
供給されると共に、抵抗26に供給される。また、RF
−AGC信号を電流変換して得られた電流が電流ミラー
回路19及び25で反転され、抵抗26に供給される。
よって、抵抗26には、電流ミラー回路24及び25の
出力信号を加算した電流が流れる。加算電流は、抵抗2
6により電圧変換され、出力端子23に電界強度指示信
号が得られる。
態を示す図であり、24は可変電流源15の出力電流を
反転する電流ミラー回路、25は電流ミラー回路19の
出力電流を反転する電流ミラー回路、26は電流ミラー
回路24及び25の加算出力電流が供給される抵抗であ
る。図4において、可変電流源15の出力信号は電流ミ
ラー回路14で反転され、アンテナダンピング回路7に
供給されると共に、抵抗26に供給される。また、RF
−AGC信号を電流変換して得られた電流が電流ミラー
回路19及び25で反転され、抵抗26に供給される。
よって、抵抗26には、電流ミラー回路24及び25の
出力信号を加算した電流が流れる。加算電流は、抵抗2
6により電圧変換され、出力端子23に電界強度指示信
号が得られる。
【0013】よって、RF−AGC信号及びダンピング
信号は図3(ロ)の如く変化しているので、電流ミラー
回路のミラー比及び抵抗18の値等を調整することによ
って、ダンピング信号に応じた電流の割合をRF−AG
C信号の割合より小さくすれば、図3(ニ)の如く60
dBμから110dBμの強電界でリニアリティーの良
い電界強度指示信号が得られる。
信号は図3(ロ)の如く変化しているので、電流ミラー
回路のミラー比及び抵抗18の値等を調整することによ
って、ダンピング信号に応じた電流の割合をRF−AG
C信号の割合より小さくすれば、図3(ニ)の如く60
dBμから110dBμの強電界でリニアリティーの良
い電界強度指示信号が得られる。
【0014】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、RF
−AGC信号とアンテナダンピング回路を制御するため
のダンピング電流とを合成することにより、強電界で電
界強度を指示する信号を得ることができる。強電界域で
も、電界強度を判別することができるので、例えばオー
トメモリー機能の際、電界強度の強い放送局が複数あっ
ても、適切に判別することができ、正常にオートメモリ
ー動作を行わせることができる。
−AGC信号とアンテナダンピング回路を制御するため
のダンピング電流とを合成することにより、強電界で電
界強度を指示する信号を得ることができる。強電界域で
も、電界強度を判別することができるので、例えばオー
トメモリー機能の際、電界強度の強い放送局が複数あっ
ても、適切に判別することができ、正常にオートメモリ
ー動作を行わせることができる。
【図1】本発明の実施の形態を示す回路図である。
【図2】従来例を示すブロック図である。
【図3】本発明の説明に供するための特性図である。
【図4】本発明の他の実施の形態を示す回路図である。
7 ダンピング回路 8 FET 10 同調回路 11 局部発振回路 12 混合回路 13 RF−AGC回路 14 比較回路 15 可変電流源 16、19、20、21、24、25 電流ミ
ラー回路
ラー回路
フロントページの続き (72)発明者 松本 勝男 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥 取三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−22975(JP,A) 特開 平6−268545(JP,A) 特開 平8−56167(JP,A) 特開 昭64−62029(JP,A) 特開 平7−336247(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 17/00 H04B 1/18
Claims (4)
- 【請求項1】受信RF信号を減衰するアンテナダンピン
グ回路と、前記アンテナダンピング回路の出力信号を増
幅するRF増幅回路と、前記RF増幅回路のゲインを制
御するRF−AGC回路と、受信電界強度に応じてアン
テナダンピング回路を制御するためのダンピング信号を
発生するダンピング信号発生回路とを備えるラジオ受信
機における電界強度検出回路であって、 前記RF−AGC回路の出力信号及び前記ダンピング信
号を合成し、その出力端から電界強度指示信号を得る合
成回路と、 を備えることを特徴とするラジオ受信機の電界強度検出
回路。 - 【請求項2】前記合成回路は、加算回路であることを特
徴とする請求項1記載のラジオ受信機の電界強度検出回
路。 - 【請求項3】前記合成回路は、減算回路であることを特
徴とする請求項1記載のラジオ受信機の電界強度検出回
路。 - 【請求項4】前記合成回路は、前記ダンピング信号のレ
ベルが高くなるに従い電流量が増大する可変電流回路
と、ベースに前記RF−AGC回路の出力信号が印加さ
れるとともに、エミッタに抵抗が接続されるトランジス
タと、可変電流回路の出力電流を反転する電流ミラー回
路と、トランジスタのエミッタ電流を反転する電流ミラ
ー回路と、を備え、電流ミラー回路の出力電流を合成す
ることを特徴とする請求項1記載のラジオ受信機の電界
強度検出回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17821096A JP3357790B2 (ja) | 1996-07-08 | 1996-07-08 | ラジオ受信機の電界強度検出回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17821096A JP3357790B2 (ja) | 1996-07-08 | 1996-07-08 | ラジオ受信機の電界強度検出回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1022942A JPH1022942A (ja) | 1998-01-23 |
JP3357790B2 true JP3357790B2 (ja) | 2002-12-16 |
Family
ID=16044513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17821096A Expired - Fee Related JP3357790B2 (ja) | 1996-07-08 | 1996-07-08 | ラジオ受信機の電界強度検出回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3357790B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004040735A (ja) * | 2002-07-08 | 2004-02-05 | Toyota Industries Corp | 半導体集積回路及び半導体集積回路の製造方法 |
JP5029201B2 (ja) * | 2007-08-08 | 2012-09-19 | セイコーエプソン株式会社 | 受信装置、電波時計および受信方法 |
-
1996
- 1996-07-08 JP JP17821096A patent/JP3357790B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1022942A (ja) | 1998-01-23 |
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