JP3356580B2 - 画像表示装置 - Google Patents
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Description
れた表示画素を有する画像表示素子を備えた画像表示装
置に関し、特に駆動回路と画像表示素子とがモノリシッ
クに形成された画像表示装置に関するものである。
アクティブマトリクス型液晶表示装置は、図11に示す
ように、液晶表示素子101と、液晶表示素子101を
駆動するソースドライバ102およびゲートドライバ1
03と、クロック信号CLKを分周してタイミング信号
CLKS・CLKGを生成する分周回路104とから構
成されている。
3に示すように、シフトレジスタ105、映像信号線1
06、サンプリングスイッチ107…、サンプリングコ
ンデンサ108…、トランスファ信号線109、トラン
スファスイッチ110…、バッファ回路111…を備え
ている。尚、上記ソースドライバ102は、線順次走査
によって動作するものとする。
ング信号CLKSとスタートパルスSPSとがシフトレ
ジスタ105に入力されると、タイミング信号CLKS
に同期してシフトレジスタ105はサンプリングパルス
を順次発生する。
るサンプリングスイッチ107のゲート端子に入力され
ると、このサンプリングスイッチ107のソース端子に
接続された映像信号線106から供給される映像信号が
サンプリングされる。そして、液晶表示素子101での
表示画面の横方向に当たる水平走査期間で上記動作が順
次行われることで、水平映像信号が順次サンプリングコ
ンデンサ108…に蓄えられる。
給されるトランスファ信号が、次段のトランジスタから
なるトランスファスイッチ110の全てのゲート端子に
入力されると、このタイミングで上記サンプリングコン
デンサ108…に蓄えられた映像信号のサンプリングデ
ータが一斉に次段のバッファ回路111…にそれぞれ出
力される。このようにサンプリングデータは、ソースバ
スライン信号としてバッファ回路111を介して液晶表
示素子101に接続されたソースバスライン112に供
給される。
に示すように、初段のNMOS線形回路113と、次段
のPMOS線形回路114とで構成されている。
源Vddと低電位電源Vssとの間に直列に接続された
2個のn−チャネルMOS(Metal Oxide Semiconducto
r)トランジスタ(以下、NMOSトランジスタと称す
る)Tr1・Tr2から構成されている。上記NMOS
トランジスタTr1のゲート電極にはトランスファスイ
ッチ110から出力された映像信号Vinが入力され、
上記NMOSトランジスタTr2のゲート電極にはバイ
アス電圧VBNが印加されるようになっている。また、
上記両トランジスタの接続点には、次段のPMOS線形
回路114の出力ノードVoが接続されている。
電位電源Vddと低電位電源Vssとの間に直列に接続
された2個のp−チャネルMOSトランジスタ(以下、
PMOSトランジスタと称する)Tr3・Tr4から構
成されている。上記PMOSトランジスタTr4のゲー
ト電極には前段のNMOS線形回路113の出力ノード
Voが接続されると共に、PMOSトランジスタTr3
のゲート電極にはバイアス電圧VBPが印加されるよう
になっている。そして、上記PMOS線形回路114の
両トランジスタの接続点には、バッファ回路111の出
力端子Voutに接続され、PMOS線形回路114か
らの出力がソースバスライン112を介して液晶表示素
子101に供給されるようになっている。
のようなバッファ回路111を使用すれば、ソースバス
ライン112の付加容量および寄生容量等が大きくなっ
ても画素に映像信号を書き込むことが可能となる。よっ
て、上記のような線順次走査では、特に上記のようなバ
ッファ回路111が必要とされる。尚、バッファ回路1
11は、上記構成のみならず、例えば所謂演算増幅器
(OPアンプ)で構成されたものもある。
2、ゲートドライバ103を駆動するために、タイミン
グ信号CLKS、タイミング信号CLKGを供給する必
要がある。
期間には、映像情報を含む映像信号を出力している水平
映像信号出力期間と、この水平映像信号の同期をとるた
めの水平同期信号を含む水平ブランキング期間とが存在
する。
映像信号出力後から次の垂直走査期間の初段の水平映像
信号が入力されるまでの期間に、垂直同期信号を含む垂
直ブランキング期間が存在する。
平ブランキング期間、垂直ブランキング期間にも、クロ
ック信号CLKの発生出力回路およびクロック信号CL
Kの分周回路104は動作していた。
間は各信号に映像情報が含まれていない期間であるが、
クロック信号CLKを分周して得られるタイミング信号
CLKS・CLKGは、この期間にも動作していた。し
たがって、不要なタイミング信号の出力動作のために、
駆動回路において無駄な消費電力を増大させている。
報には、シフト動作により走査線選択信号を順次形成す
るシフトレジスタと、起動信号に従い上記シフトレジス
タに対して初期値の設定と内部のシフトクロックパルス
の供給を開始すると共に、上記シフトレジスタの最終段
からのキャリー出力を受けて上記シフトクロックパルス
の供給を停止する制御回路とを含む液晶駆動回路が開示
されている。
段からキャリー信号を送出してから起動信号が入力され
るまでの期間、シフトクロックパルスの供給が停止され
てシフトレジスタがシフト動作を停止するので、シフト
レジスタのシフト動作に係る消費電力を低減することが
できる。
ティブマトリクス型液晶表示装置では、画素トランジス
タSWの基板材料として、透明基板上に形成された非晶
質シリコン薄膜が用いられ、ソースドライバ102やゲ
ートドライバ103はそれぞれ外付けICで構成されて
きた。
トランジスタの駆動力向上や、駆動ICの実装コストの
低減等の要求から、多結晶シリコン薄膜上にモノリシッ
クに画素アレイと駆動回路とを形成する方法が提案され
ている。さらに、より大画面化および低コスト化を図る
ためにガラスの歪み点(約600℃)以下のプロセス温
度で、素子をガラス基板上の多結晶シリコン薄膜上に形
成する方法も試みられている。
薄膜上にモノリシックに形成された駆動回路は、単結晶
Si基板上に形成された駆動回路よりも、信号配線が長
くなるので、配線抵抗や配線容量が増大し、配線抵抗の
増大による電圧降下、配線容量の充放電による電力の消
費が無視できなくなっている。特に、上記信号配線のう
ちクロック信号を供給するクロック信号線の電力の消費
が大きく、また、駆動回路における電力消費は、ゲート
ドライバよりも駆動周波数が2桁以上高いソースドライ
バが大部分を担っている。
ッファ回路111は、定電流源として動作するため、ト
ランジスタのアクティブエリアに伴いソースドライバ1
02内において消費する電力の割合が大きくなってい
る。
報に開示されている「液晶駆動回路」では、走査線を駆
動するゲートドライバにおける消費電力の低減を図る点
に限られ、多結晶シリコン薄膜上にモノリシックに形成
された駆動回路での消費電力の低減については考慮され
ていないので、画像表示装置における消費電力の低減を
図るには不十分であった。
のであって、その目的は、特に、多結晶シリコン薄膜上
にモノリシックに画素アレイと駆動回路とを形成した画
像表示装置のような駆動回路での消費電力の大きい画像
表示装置において、映像信号に含まれる垂直および水平
ブランキング期間に同期して、駆動回路への信号の供
給、或いはデータ信号線への信号の供給を停止すること
で、駆動回路における消費電力を大幅に削減し得る画像
表示装置を提供することにある。
は、マトリクス状に配された表示画素を有する画像表示
素子と、同期信号を含んだ映像信号が入力されると共
に、クロック信号の入力タイミングによって画像表示素
子に接続されたデータ信号線をアナログバッファ回路を
介して駆動する駆動回路とが形成された画像表示装置に
おいて、映像信号の垂直および水平ブランキング期間に
同期して制御信号を出力する制御信号出力手段を備え、
上記アナログバッファ回路は、高電位電源と低電位電源
との間に直列に接続された2個のn−チャネルMOSト
ランジスタからなるNMOS線形回路と、高電位電源と
低電位電源との間に直列に接続された2個のp−チャネ
ルMOSトランジスタからなるPMOS線形回路とから
なり、上記NMOS線形回路の高電位電源に接続された
n−チャネルMOSトランジスタのゲート電極には、映
像信号の入力端子が接続されると共に、低電位電源に接
続されたn−チャネルMOSトランジスタのゲート電極
には、上記制御信号出力手段から制御信号が入力され、
この制御信号がハイレベルである場合に該低電位電源に
接続されたn−チャネルMOSトランジスタをOFF状
態にする第1のバッファ停止回路が接続され、上記PM
OS線形回路の高電位電源に接続されたp−チャネルM
OSトランジスタのゲート電極には、上記制御信号出力
手段から制御信号が入力され、この制御信号がハイレベ
ルである場合に該低電位電源に接続されたp−チャネル
MOSトランジスタをOFF状態にする第2のバッファ
停止回路が接続されると共に、低電位電源に接続された
p−チャネルMOSトランジスタのゲート電極には上記
NMOS線形回路の出力ノードが接続されていることを
特徴としている。
明すれば、以下の通りである。尚、本実施例では、画像
表示装置としてアクティブマトリクス型液晶表示装置に
ついて説明し、以下の実施例についても同様とする。
すように、液晶表示素子(画像表示素子)1と、液晶表
示素子1を駆動する駆動回路としてのソースドライバ2
およびゲートドライバ3と、クロック信号CLKをタイ
ミング信号CLKS・CLKS’・CLKGに分周する
分周回路4とを備えている。尚、上記液晶表示装置で
は、大画面化に伴う画素トランジスタの駆動力向上や、
駆動ICの実装コストの低減等を図るため、上記液晶表
示素子1と駆動回路としてのソースドライバ2およびゲ
ートドライバ3とが、多結晶シリコン薄膜上にモノリシ
ックに形成されたものとなっている。
マトリクス状に配置された画素を能動素子(アクティブ
素子)等のスイッチング素子により駆動するアクティブ
マトリクス型の液晶ディスプレイからなっている。
タ(Thin Film Transistor:TFT)やMIM(Metal
Insulator Metal )素子等が使用されており、ソースド
ライバ2からのデータ信号とゲートドライバ3からの走
査信号とによって駆動される。
LKS・CLKS’および映像信号が入力されるように
なっており、また、ゲートドライバ3には、タイミング
信号CLKGが入力されるようになっている。つまり、
ソースドライバ2は、入力されたタイミング信号CLK
S・CLKS’に応じて映像信号をサンプリングし、サ
ンプリングした映像信号を液晶表示素子1に出力する。
また、ゲートドライバ3は、入力されたタイミング信号
CLKGに応じて走査信号を液晶表示素子1に出力する
ようになっている。
示すように、2相のシフトレジスタ5、映像信号線6、
サンプリングスイッチ7…、サンプリングコンデンサ8
…、トランスファ信号線9、トランスファスイッチ10
…、バッファ回路11…を備え、所謂ドライバサンプル
ホールド式のソースドライバがある。上記サンプリング
スイッチ7、サンプリングコンデンサ8、トランスファ
スイッチ10およびバッファ回路11は、シフトレジス
タ5の各相からそれぞれ出力されるサンプリングパルス
によって動作するものとする。
らなるインバータ(クロックトインバータ)によって構
成されており、一方の相にタイミング信号CLKSとス
タートパルスSPSが入力されると共に、他方の相にタ
イミング信号CLKS’とスタートパルスSPS’が入
力されるようになっている。つまり、シフトレジスタ5
は、スタートパルスSPS・SPS’と共にタイミング
信号CLKS・CLKS’が入力されるとサンプリング
パルスを、ソース電極が映像信号線6に接続されたTF
T等のトランジスタからなるサンプリングスイッチ7の
ゲート電極に出力するようになっている。このサンプリ
ングパルスによって、サンプリングスイッチ7…が順次
ONされると、映像信号線6から供給された映像信号
は、サンプリングスイッチ7…のドレイン電極に接続さ
れたサンプリングコンデンサ8…に順次蓄積される。
トランスファスイッチ10…のソース電極に接続されて
おり、トランスファスイッチ10…のゲート電極には、
トランスファ信号線9が接続されている。つまり、サン
プリングコンデンサ8に蓄積された映像信号は、トラン
スファ信号線9から供給されるトランスファ信号によっ
てトランスファスイッチ10…がONされると、トラン
スファスイッチ10…のそれぞれのドレイン電極に接続
されたバッファ回路11…を介してソースバスライン1
2…に供給され、さらに、ソースバスライン12…から
液晶表示素子1に供給されるようになっている。
像信号を保持するドライバサンプルホールド方式のソー
スドライバを採用しているが、これに限定されるもので
はなく、例えば液晶表示素子側で映像信号を保持するパ
ネルサンプルホールド方式のソースドライバを採用して
も良い。
スドライバ2と同様に図示しないシフトレジスタが設け
られており、図1に示すように、分周回路4から供給さ
れるタイミング信号CLKGに応じて、表示画素を選択
する走査信号を液晶表示素子1に出力するようになって
いる。
回路14から選択的に出力されたクロック信号CLK
を、多段で分周してソースドライバ2に供給するタイミ
ング信号CLKS・CLKS’とゲートドライバ3に供
給するタイミング信号CLKGとを生成するようになっ
ている。上記分周動作には、マルチバイブレータ方式や
ブロッキング発振方式等がある。
に入力されると共に、制御信号生成回路(制御信号出力
手段)13に入力され、映像信号中に含まれる垂直およ
び水平ブランキング期間が検知される。制御信号生成回
路13は、垂直および水平ブランキング期間を検知し、
制御信号をクロック信号選択回路(クロック停止手段)
14に出力するようになっている。
が入力され、この入力された映像信号に含まれる期間、
例えば図3に示すように、映像情報を含む水平映像信号
期間Aと、映像信号の同期を図るための水平同期信号を
含む水平ブランキング期間Bとを検知して制御信号をク
ロック信号選択回路14に出力するようになっている。
は2値の制御信号を出力することでクロック信号選択回
路14を制御するようになっている。即ち、制御信号生
成回路13は、映像信号の水平映像信号期間Aを検知す
れば、“Lo”レベルの制御信号を出力し、映像信号の
水平ブランキング期間Bを検知すれば、“Hi”レベル
の制御信号を出力するようになっている。
ように、論理回路としてのNOR回路からなり、上記制
御信号生成回路13から出力される2値の制御信号によ
ってクロック信号CLKを選択的に出力するようになっ
ている。
入力される制御信号が“Hi”レベルのとき、出力を
“Lo”レベルにしてクロック信号CLKの入力が無効
とし、これによって、分周回路4のクロック信号CLK
の入力側には上記“Lo”レベルの信号が入力され、分
周回路4の分周動作を停止させる。したがって分周回路
4の動作が停止していることから、クロック信号は“L
o”レベルの信号のまま、ソースドライバ2やゲートド
ライバ3に供給されるので、タイミング信号CLKS・
CLKS’・CLKGによるソースドライバ2やゲート
ドライバ3の動作も停止する。このとき、液晶表示素子
1は点灯状態、即ち前段の走査終了時の画像表示状態
で、次段の映像信号の走査開始まで保持されるようにな
っている。
力される制御信号が“Lo”レベルのとき、出力を“H
i”レベルにしてクロック信号CLKをそのまま分周回
路4に出力するようになっている。
平ブランキング期間Bでは、制御信号は“Hi”レベル
となり、その期間中、クロック信号CLKは、“Lo”
レベルとなる。一方、映像信号の水平映像信号出力期間
Aでは、制御信号は“Lo”レベルとなり、その期間
中、クロック信号CLKは、通常のパルス信号となる。
尚、映像の垂直ブランキング期間においても、上記水平
ブランキング期間と同様にクロック信号CLKは、“L
o”レベルとなり、分周回路4での分周動作を停止させ
るようになっている。
論理回路としてNOR回路を使用しているが、これに限
定されるものではなく、例えばAND回路を使用しても
良い。この場合、クロック信号選択回路14からは、
“Hi”レベルの信号が出力されて分周回路4の分周動
作を停止させる。
は、制御信号生成回路13から出力される2値の制御信
号によって、入力されるクロック信号を上記制御信号に
応じて変換して出力することで、分周回路4、ソースド
ライバ2およびゲートドライバ3の駆動を停止するよう
になっている。特に、消費電力が大きいソースドライバ
2の駆動を停止することで、装置全体の消費電力を大幅
に削減することができる。
の駆動を停止させれば良いことになる。つまり、上記制
御信号によるクロック信号の変換では、シフトレジスタ
5を構成するインバータ(クロックトインバータ)を確
実にON/OFFできる値であれば良く、例えば、シフ
トレジスタ5の電源電圧と同電位、即ち高電源電位ある
いは低電源電位、また、上記電源電位よりずれていても
差し支えない。
よりずれて変換された場合、特に上記シフトレジスタ5
のインバータを構成するトランジスタがゲート電位Vg
=0でサブスレッシュ電流、或いはON電流が流れると
いう特性を有すれば、ドレイン電流Idが最小となるよ
うな、Vg=0、あるいは上記トランジスタの閾値電位
分だけ電源電圧よりもシフトした電位にする方が望まし
い。これは、インバータを構成するトランジスタが、ド
レイン電流Idが最小となるときOFFするためであ
る。
制御信号生成回路13からの制御信号を選択し、選択さ
れた制御信号を分周回路4で分周されたクロック信号
(タイミング信号CLKS・CLKS’)を、上記シフ
トレジスタ5のサンプリングスイッチ7の閾値電圧分だ
け電源電圧よりシフトした電位、あるいはシフトレジス
タ5の高電位電源Vdd、低電位電源Vssと同電位と
なるように変換してシフトレジスタ5に出力すること
で、シフトレジスタ5を確実にON・OFFすることが
できる。
作を確実に停止でき、この結果、不要なシフト動作によ
る消費電力を無くすことができる。
路14として、NOR回路等の論理回路を使用している
が、これに限定されるものではなく、分周回路4、ソー
スドライバ2、およびゲートドライバ3のクロック信号
による動作を停止させるものであれば良く、例えば図4
に示すように、クロック信号線を開閉するクロック信号
線開閉回路からなるクロック信号選択回路15を使用し
ても良い。
制御信号生成回路13からの2値信号によりクロック信
号線を開閉し、クロック信号CLKを選択的に分周回路
4に出力するようになっている。つまり、クロック信号
選択回路15は、制御信号が“Lo”レベルのとき、即
ち映像信号の水平映像信号期間を検知したとき、ON状
態となり、制御信号が“Hi”レベルのとき、即ち映像
信号の水平ブランキング期間を検知したとき、OFF状
態となるようになっている。
イッチング回路としては、pチャネルMOS(Metal Ox
ide Semiconductor)−FET(以下、pMOS−FET
と称する)と、nチャネルMOS−FET(以下、nM
OS−FETと称する)とで構成されるCMOS(Conp
lementary Metal Oxide Semiconductor)−ICからなる
CMOS回路、或いは上記pMOS−FET、nMOS
−FETの単体で構成されるMOS回路を使用しても良
い。但し、CMOS回路を使用した方が単一のチャネル
のMOS回路を使用した場合よりも、例えば消費電力が
少なく、時定数が非常に小さい等の利点を有しているの
で、クロック信号選択回路15のスイッチング回路とし
てはCMOS回路を使用することが望ましい。
4・15は、何れも入力のクロック信号CLKと分周回
路4との間に配置され、分周回路4にクロック信号CL
Kを選択的に出力できるようになっているが、これに限
定されるものではなく、例えば、分周回路4とソースド
ライバ2およびゲートドライバ3との間に配置しても良
い。
ドライバ3に近接してクロック信号選択回路14あるい
はクロック信号選択回路15が配置されるので、液晶表
示素子1と各ドライバ2・3と共にモノリシック化を容
易にすることができる。
路14・15により、映像信号の垂直および水平ブラン
キング期間に同期して、ソースドライバ2等の駆動回路
のクロック信号による動作が停止されるので、映像信号
の垂直および水平ブランキング期間に、液晶表示素子1
を点灯した状態で、クロック信号による不要な消費電力
を低減することができる。
スドライバ2等の駆動回路での消費電力の低減を図るこ
とができるので、本実施例のように駆動回路での消費電
力の大きい画像表示装置、特に画像表示素子と駆動回路
とがモノリッシクに形成された画像表示装置に好適に使
用することができる。
5により、ソースドライバ2の多相のシフトレジスタ5
へ供給するクロック信号(タイミング信号CLKS・C
LKS’)を、位相の早い順に停止させるようになって
いるので、従来のように多相のシフトレジスタの最終段
からの信号に基づいてクロック信号の出力を停止させる
場合に比べて、駆動回路へのクロック信号の供給停止を
無駄無く、しかも迅速に行うことができる。
に係る消費電力を低減することができるので、液晶表示
装置における、駆動回路での消費電力の低減を図ること
ができる。
ゲートドライバ3の両ドライバに対してクロック信号、
即ちタイミング信号CLKS・CLKGを停止するよう
にしているが、本実施例のように表示画素とドライバと
をモノリシック化するものでは、駆動周波数が高いソー
スドライバ2のみのクロック信号を停止させても、本発
明の目的、即ち駆動回路における消費電力の低減化は十
分に達成することができる。
5ないし図8に基づいて説明する。尚、本説明では、水
平同期信号は“Lo”レベルとする。
平及び垂直同期信号を検出する同期信号検出回路16
(図5)と、同期信号検出回路16から出力された信号
をブランキング信号の出力期間(ブランキング期間)に
対応するようにパルス幅を変換する信号変換回路17
(図6)とで構成されている。
に、コレクタ接地されたpnpトランジスタ18を1個
有している。このpnpトランジスタ18のエミッタ電
極Eには、抵抗R1および直列接続された抵抗R2とキ
ャパシタC1を介して並列に高電位電源Vddに接続さ
れている。pnpトランジスタ18のベース電極Bに
は、抵抗R3を介して映像信号が入力される。pnpト
ランジスタ18のコレクタ電極Cには、抵抗R4を介し
てGND電源が接続されると共に、このコレクタ電極C
から出力される信号の極性を反転させるインバータ等か
らなる反転回路19に接続されている。
すように、ベース・エミッタ間の電圧VBEが、ベース
・エミッタ間の逆バイアスVbeよりも低くなるとON
され、コレクタ電流Icが流れる。即ち、コレクタ電流
Icは、図5に示す抵抗R2およびキャパシタC1を通
りベース電極Bへ流れ込む。
抗値を調整することによって、映像信号の水平同期信号
を含む水平ブランキング信号の電位が、図7に示すよう
に、ベース・エミッタ間の逆バイアスVbeとなるよう
に設定することで、映像信号の映像信号期間ではpnp
トランジスタ18にはコレクタ電流Icが流れないよう
にしている。
期間から水平ブランキング期間に切り替わると、水平ブ
ランキング期間の電位は映像信号期間の電位よりも低く
なることで、水平ブランキング期間の水平同期信号の電
位がベース・エミッタ間の逆バイアスVbeよりも低く
なるので、pnpトランジスタ18にコレクタ電流Ic
が流れる。このコレクタ電流Icは、コレクタ電極cか
ら反転回路19に出力され、この反転回路19で極性が
反転されて、検出信号SYCとして信号変換回路17
(図6)に出力される。この検出信号SYCは、図8に
示すように、映像信号の水平同期信号に同期した波形の
パルスとなっている。尚、垂直ブランキング期間に切り
替わっても、上記検出信号SYCは、垂直同期信号に同
期した波形のパルスとなる。
ッチング回路として、コレクタ接地されたpnpトラン
ジスタ18を用いているが、これに限定されるものでは
なく、トランジスタの種類及び接地の方法に制限なく、
例えば、npnトタンジスタを用いても良く、また、ベ
ース接地、エミッタ接地の組み合わせかたを変えても良
い。
号のブランキング期間Bは、上記同期信号検出回路16
で得られた検出信号SYCよりも長くなっているので、
検出信号SYCのパルス幅を映像信号のブランキング期
間Bに相当する幅に変換する必要がある。この検出信号
SYCのパルス幅の変換は、図6に示す信号変換回路1
7にて行われる。尚、本実施例では、信号変換回路17
として、ワンショットマルチバイブレータ(単安定マル
チバイブレータ)と論理ゲートとを組み合わせた回路に
ついて説明する。
検出信号SYCがそれぞれ入力される2つのワンショッ
トマルチバイブレータ20・21と、論理ゲートである
OR回路22とで構成されている。
入力端子から入力された検出信号SYC(入力信号D
1)を処理して、出力端子から2値の出力信号Q1をイ
ンバータ23に出力するようになっている。インバータ
23にて極性が反転された出力信号/Q1は、OR回路
22に供給される。/Q1は、図6中のバーQ1と同じ
である。
0は、図8に示すように、入力信号D1の立ち上がりエ
ッジを検出して、出力信号Q1の“Hi”レベルを発生
するようになっている。
0は、図6に示すように、外部に設けられた可変抵抗器
R5を介して高電位電源Vddに接続されると共に、キ
ャパシタC2を介して可変抵抗器R5に接続されてお
り、これら可変抵抗器R5およびキャパシタC2の組み
合わせによって出力信号Q1の“Hi”レベル期間の長
さを調節するようになっている。
5およびキャパシタC2を組み合わせることによって、
出力信号Q1の“Hi”レベル期間の長さを、映像信号
の出力終了までの期間(C2R5)となるように設定し
ている。
1は、入力端子から入力された検出信号SYC(入力信
号D2)を処理して、出力端子から2値の出力信号Q2
をOR回路22に出力するようになっている。
1は、図8に示すように、入力信号D2の立ち下がりエ
ッジを検出して、出力信号Q2の“Hi”レベルを発生
するようになっている。
1は、図6に示すように、外部に設けられた可変抵抗器
R6を介して高電位電源Vddに接続されると共に、キ
ャパシタC3を介して可変抵抗器R6に接続されてお
り、これら可変抵抗器R6およびキャパシタC3の組み
合わせによって出力信号Q2の“Hi”レベル期間の長
さを調節するようになっている。
6およびキャパシタC3を組み合わせることによって、
出力信号Q2の“Hi”レベル期間の長さを、映像信号
の出力開始までの期間(C3R6)となるように設定し
ている。
ワンショットマルチバイブレータ20から出力された出
力信号/Q1と、ワンショットマルチバイブレータ21
から出力された出力信号Q2とが入力され、出力信号/
Q1と出力信号Q2との論理和をとることによって、図
8に示すように、制御信号としての出力信号/Q1+Q
2を出力するようになっている。出力信号/Q1+Q2
は、“Hi”レベル期間の長さが映像信号の水平ブラン
キング期間Bに相当するようになっている。/Q1は、
図8中のバーQ1と同じとする。
号として、別々の波形を有する水平および垂直同期信号
を採用しているが、例えば水平および垂直同期信号のみ
を混合したユニポジット同期信号を採用しても良い。こ
の場合、ユニポジット同期信号のパルス幅とブランキン
グ期間のパルス幅と同じとなるので、図5に示す同期信
号検出回路16を設ける必要がなくなり、制御信号生成
回路13の構成を簡略化できる。
6からの検出信号SYCのパルス幅を、ワンショットマ
ルチバイブレータ21・22によって調節しているが、
これに限定されるものではなく、例えば、クロックをカ
ウントしてパルス幅を決定してもよい。この場合、パル
ス幅を、抵抗、コンデンサ容量の時定数で決めるより
も、正確に決定することができる。これにより、映像信
号のブランキング期間と確実に同期した制御信号を抽出
することができる。
キング期間を検知して、ソースドライバ2・ゲートドラ
イバ3に入力されるクロック信号の供給停止を行い、駆
動回路における消費電力を低減するようになっている
が、以下の実施例では、映像信号のブランキング期間を
検知して、その検知信号(制御信号)により直接ソース
ドライバ2のバッファ回路11を停止させて、ソースド
ライバ2における消費電力を低減する画像表示装置につ
いて説明する。
て説明すれば、以下の通りである。尚、説明の便宜上、
上記実施例1と同一の機能を有する部材には同一の番号
を付記し、その説明を省略する。
すように、映像信号が入力されると共に、制御信号生成
回路13から出力された制御信号が入力されるバッファ
回路31を備えたソースドライバを有している。
回路32と、次段のPMOS線形回路33とで構成され
ている。
Vddと低電位電源Vssとの間に直列に接続された2
個のn−チャネルMOS(Metal Oxide Semiconductor)
トランジスタ(以下、NMOSトランジスタと称する)
Tr1・Tr2からなっており、NMOSトランジスタ
Tr1のゲート電極には映像信号の入力端子Vinが接
続され、上記両トランジスタの接続点には、次段のPM
OS線形回路33の出力ノードVoが接続されると共
に、NMOSトランジスタTr2のゲート電極にはバッ
ファ停止回路34が接続され、このバッファ停止回路3
4からNMOSトランジスタTr2をONさせるための
バイアス電圧VBNが印加されるようになっている。
BNと低電位電源Vssとが入力され、これらVBNと
Vssとを選択的にNMOSトランジスタTr2のゲー
ト電極に印加するようになっている。即ち、バッファ停
止回路34は、“Lo”レベルの制御信号が入力されれ
ば、VBNをNMOSトランジスタTr2のゲート電極
に印加し、“Hi”レベルの制御信号が入力されれば、
低電位VssをNMOSトランジスタTr2のゲート電
極に印加するようになっている。
位電源Vddと低電位電源Vssとの間に直列に接続さ
れた2個のp−チャネルMOSトランジスタ(以下、P
MOSトランジスタと称する)Tr3・Tr4からなっ
ており、PMOSトランジスタTr4のゲート電極には
前段のNMOS線形回路32の出力ノードVoが接続さ
れると共に、PMOSトランジスタTr3のゲート電極
にはバッファ停止回路35が接続され、このバッファ停
止回路35からPMOSトランジスタTr3をONさせ
るためのバイアス電圧VBPが印加されるようになって
いる。
BPと高電位電源Vddとが入力され、これらVBPと
Vddとを選択的にPMOSトランジスタTr3のゲー
ト電極に印加するようになっている。即ち、バッファ停
止回路35は、“Lo”レベルの制御信号が入力されれ
ば、バイアス電圧VBPをPMOSトランジスタTr3
のゲート電極に印加し、“Hi”レベルの制御信号が入
力されれば、高電位VddをPMOSトランジスタTr
3のゲート電極に印加するようになっている。
ンジスタの接続点には、バッファ回路31の出力端子V
outに接続され、PMOS線形回路33からの出力が
ソースバスライン12を介して液晶表示素子1に供給さ
れるようになっている。
r2、PMOSトランジスタTr3・Tr4の素子特性
はそれぞれ同一とする。
MOSトランジスタTr2の動作状態が飽和領域となる
ような電圧である。Vbnは、バイアス電圧VBNが印
加されているときのNMOSトランジスタTr2のゲー
ト・ソース間の電位差である。また、上記バイアス電圧
VBPは、バイアス用PMOSトランジスタTr3の動
作状態が飽和領域となるような電圧である。Vbpは、
バイアス電位VBPが印加されているときのPMOSト
ランジスタTr3のゲート・ソース間の電位差である。
のVbnは、NMOSトランジスタTr2の閾値電圧V
thnに、ある程度電流が流れるためのマージン電圧α
を加えたものである。つまり、 Vbn=Vthn+α であり、 VBN−Vss=Vthn+α である。
Vbpは、PMOSトランジスタTr3の閾値電圧Vt
hpに、マージン電圧αを引いたものである。つまり、 VbP=Vthp−α であり、 VBP−Vdd=Vthp−α である。
て以下に説明する。
MOSトランジスタTr2には、バイアスVbnが印加
され、動作状態が飽和領域となる。
ソース・ドレイン間に流れる電流Isd2は動作状態が
飽和領域となることから、上記NMOSトランジスタT
r1のソース・ドレイン間に流れる電流Isd1は、N
MOSトランジスタTr2に流れず、NMOSトランジ
スタTr1とNMOSトランジスタTr2との接続点か
ら次段のPMOS線形回路33側に流れる。
の接続点から分岐した電流経路は、PMOS線形回路3
3のPMOSトランジスタTr4のゲート電極に接続さ
れているので、電気的にほぼ開放状態にある。このた
め、定常状態においてIds1は、 Ids1=Ids2となる。
に電流Ids2を流すためのゲート・ソース間の電位差
がVbnであり、NMOSトランジスタTr1・Tr2
のトランジスタ特性が同一であることから、NMOSト
ランジスタTr1のゲート・ソース間の電位差もVbn
となり、NMOS線形回路32における出力Voは、 Vo=Vin−Vbnとなる。
ても、PMOSトランジスタTr3のゲート・ソース間
に動作状態が飽和領域となるように電圧Vbpが印加さ
れているために、前段のNMOS線形回路32とは信号
の極性が異なるだけで同様の動作を行う。したがって、
PMOS線形回路33の出力端子Voutにおける電位
Voutは、 Vout=Vo−Vbpとなり、 さらに、Vinとの関係をみると、 Vout=Vin−Vbn−Vbpとなる。
“Hi”レベルの制御信号がバッファ停止回路34に入
力されると、NMOSトランジスタTr2のゲート電極
には低電位Vssが印加される。この低電位Vssは、
閾値電圧Vthnよりも低い電圧であるので、NMOS
トランジスタTr2のソース・ドレイン間には電流Id
s2が流れなくなり、NMOS線形回路32の動作が停
止する。
i”レベルの制御信号がバッファ停止回路35に入力さ
れると、PMOSトランジスタTr3のゲート電極には
高電位電源Vddが印加され、PMOSトランジスタT
r3のソース・ドレイン間には電流Ids3が流れなく
なり、PMOS線形回路33の動作が停止する。
力される制御信号によって、映像信号のブランキング期
間、液晶表示素子1を駆動するソースドライバ2に備え
られたバッファ回路31の駆動を停止することで、ソー
スドライバ2における無駄な電力の消費を無くすことが
できる。このとき、液晶表示素子1は点灯状態、即ち前
段の走査終了時の画像表示状態で、次段の映像信号の走
査開始まで保持されるようになっている。
ッファ停止回路34・35について図10を参照しなが
ら以下に説明する。尚、何れのバッファ停止回路34・
35においてもその構成は、基本的に同じであるので、
本実施例では、PMOS線形回路33に備えられたバッ
ファ停止回路35についての説明を行う。
0(a)に示すように、NMOSトランジスタTr5・
Tr6からなっている。
には高電位電源Vddが接続され、ドレイン電極にはN
MOSトランジスタTr6のドレイン電極が接続される
と共に、NMOSトランジスタTr6のソース電極には
映像信号端子Vinに接続され、NMOSトランジスタ
Tr6のゲート電極にはインバータ36の出力端子が接
続されている。
ート電極およびインバータ36の入力端子には、制御信
号生成回路13からの制御信号が入力されるようになっ
ている。また、NMOSトランジスタTr5・Tr6の
接続点は、PMOS線形回路33のPMOSトランジス
タTr3のゲート電極に接続されている。
る制御信号が“Lo”レベルであれば、NMOSトラン
ジスタTr5は非導通状態となり、NMOSトランジス
タTr6が導通状態となる。これによって、NMOSト
ランジスタTr6を介してVinがバイアス電圧VBP
としてPMOSトランジスタTr3のゲート電極に入力
され、バッファ回路31が動作する。
信号が“Hi”レベルであれば、NMOSトランジスタ
Tr6は非導通状態となり、NMOSトランジスタTr
5が導通状態となる。これによって、NMOSトランジ
スタTr5を介して高電位電源Vddからの電圧Vdd
がPMOSトランジスタTr3のゲート電極に入力さ
れ、バッファ回路31の動作が停止する。
しては、図10(b)に示すように、PMOSトランジ
スタTr7・Tr8からなっている。
には高電位電源Vddが接続され、ドレイン電極にはP
MOSトランジスタTr8のドレイン電極が接続される
と共に、PMOSトランジスタTr8のソース電極には
映像入力端子Vinが接続され、PMOSトランジスタ
Tr7のゲート電極にはインバータ37の出力端子が接
続されている。
ート電極およびインバータ37の入力端子には、制御信
号生成回路13からの制御信号が入力されるようになっ
ている。また、PMOSトランジスタTr7・Tr8の
接続点は、PMOS線形回路33のPMOSトランジス
タTr3のゲート電極に接続されている。
る制御信号が“Lo”レベルであれば、PMOSトラン
ジスタTr7は非導通状態となり、PMOSトランジス
タTr8が導通状態となる。これによって、PMOSト
ランジスタTr8を介してVinがバイアス電圧VBP
としてPMOSトランジスタTr3のゲート電極に入力
され、バッファ回路31が動作する。
信号が“Hi”レベルであれば、PMOSトランジスタ
Tr8は非導通状態となり、PMOSトランジスタTr
7が導通状態となる。これによって、PMOSトランジ
スタTr7を介して高電位VddがPMOSトランジス
タTr3のゲート電極に入力され、バッファ回路31の
動作が停止する。
回路としては、図10(c)に示すように、NMOSト
ランジスタTr9およびPMOSトランジスタTr10
からなっている。
には高電位電源Vddが接続され、ドレイン電極にはP
MOSトランジスタTr10のドレイン電極が接続され
ると共に、PMOSトランジスタTr10のソース電極
には映像入力端子Vinが接続されている。
びPMOSトランジスタTr10のゲート電極には、制
御信号生成回路13からの制御信号が入力されるように
なっている。また、両トランジスタTr9・Tr10の
接続点は、PMOS線形回路33のPMOSトランジス
タTr3のゲート電極に接続されている。
性が異なっているので、制御信号を反転させる必要がな
い。このため、上記した図10(a)(b)に示すよう
なインバータ36・37を設ける必要がないので、回路
を簡素なものとすることができる。
れる制御信号が“Lo”レベルであれば、NMOSトラ
ンジスタTr9は非導通状態となり、PMOSトランジ
スタTr10が導通状態となる。これによって、PMO
SトランジスタTr10を介してVinがバイアス電圧
VBPとしてPMOSトランジスタTr3のゲート電極
に入力され、バッファ回路31が動作する。
御信号が“Hi”レベルであれば、PMOSトランジス
タTr10は非導通状態となり、NMOSトランジスタ
Tr9が導通状態となる。これによって、PMOSトラ
ンジスタTr9を介して高電位VddがPMOSトラン
ジスタTr3のゲート電極に入力され、バッファ回路3
1の動作が停止する。
示したバッファ停止回路35の他に、図10(d)に示
すように、NMOSトランジスタTr11・Tr12と
PMOSトランジスタTr13・Tr14とを並列に接
続した回路も考えられる。このときの動作原理は、上記
図10(c)で示したものと同じである。
て、4つの回路を示したが、これらはほんの一例であ
り、NMOSトランジスタ、PMOSトランジスタおよ
びインバータの組み合わせを変えることにより、他の構
成の回路を使用しても良い。
の回路例について述べなかったが、上記したバッファ停
止回路35と同様な方法によって実現することができ
る。
ならず、例えば所謂演算増幅器(OPアンプ)で構成さ
れたものでも良い。
のように、制御信号生成回路13からの制御信号によっ
て上記ソースドライバ2・ゲートドライバ3のクロック
信号(タイミング信号CLKS・CLKS’・CLK
G)による動作を停止させるか、または、上記実施例2
のように、制御信号生成回路13からの制御信号によっ
て、ソースドライバ2内のバッファ回路11のバッファ
動作を停止させることによって、映像信号の垂直および
水平ブランキング期間に、液晶表示素子1を点灯した状
態で、クロック信号による不要な消費電力を低減するよ
うになっている。
スドライバ2等の駆動回路での消費電力の低減を図るこ
とができるので、駆動回路での消費電力の大きい画像表
示装置、特に画像表示素子と駆動回路とがモノリッシク
に形成された画像表示装置に好適に使用することができ
る。
になされた、例えば特開昭60−35789号公報に開
示されているように、液晶の非点灯・点灯を切り替える
ことなく、液晶表示素子1を点灯した状態で不要なクロ
ック信号に係る消費電力を低減することができる。これ
により、液晶表示素子1の非点灯・点灯の繰り返しによ
るフリッカーを招くことがないので、表示品位の向上を
図ることができる。
た、他の従来例として特開昭62−143095公報に
は、アナログバッファを所定期間、活性化させ、他の期
間は非活性にする方法が開示されている。
ブランキング期間を検知することで、このブランキング
期間に同期してバッファを停止させることで、映像信号
だけを無駄なく液晶表示素子1に供給することができる
ので、上記特開昭62−143095公報のように、映
像信号とは無関係にアナログバッファを所定期間停止さ
せた場合に比べて、液晶表示素子1に対して映像信号を
安定して供給することができる。
画面化に伴う画素トランジスタの駆動力向上や、駆動I
Cの実装コストの低減等を図るため、上記液晶表示素子
1と駆動回路としてのソースドライバ2およびゲートド
ライバ3とが、多結晶シリコン薄膜上にモノリシックに
形成されたものとなっているが、これに限定されるもの
ではなく、液晶表示素子1とソースドライバ2およびゲ
ートドライバ3とが別々に形成されていても十分に消費
電力の低減を図ることができる。
成ブロック図である。
ライバの概略構成ブロック図である。
である。
構成ブロック図である。
に備えられた制御信号生成回路の同期信号検出回路を示
すブロック図である。
ロック図である。
ンジスタのコレクタ電流とベース・エミッタ間の電圧と
の関係を示すグラフである。
トである。
のソースドライバの概略構成ブロック図である。
ファ停止回路を示す回路図である。
ある。
スドライバのバッファ回路のブロック図である。
スドライバの概略構成ブロック図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 マトリクス状に配された表示画素を有す
る画像表示素子と、同期信号を含んだ映像信号が入力さ
れると共に、クロック信号の入力タイミングによって画
像表示素子に接続されたデータ信号線をアナログバッフ
ァ回路を介して駆動する駆動回路とが形成された画像表
示装置において、 映像信号の垂直および水平ブランキング期間に同期して
制御信号を出力する制御信号出力手段を備え、 上記アナログバッファ回路は、高電位電源と低電位電源
との間に直列に接続された2個のn−チャネルMOSト
ランジスタからなるNMOS線形回路と、高電位電源と
低電位電源との間に直列に接続された2個のp−チャネ
ルMOSトランジスタからなるPMOS線形回路とから
なり、 上記NMOS線形回路の高電位電源に接続されたn−チ
ャネルMOSトランジスタのゲート電極には、映像信号
の入力端子が接続されると共に、低電位電源に接続され
たn−チャネルMOSトランジスタのゲート電極には、
上記制御信号出力手段から制御信号が入力され、この制
御信号がハイレベルである場合に該低電位電源に接続さ
れたn−チャネルMOSトランジスタをOFF状態にす
る第1のバッファ停止回路が接続され、 上記PMOS線形回路の高電位電源に接続されたp−チ
ャネルMOSトランジスタのゲート電極には、上記制御
信号出力手段から制御信号が入力され、この制御信号が
ハイレベルである場合に該低電位電源に接続されたp−
チャネルMOSトランジスタをOFF状態にする第2の
バッファ停止回路が接続されると共に、低電位電源に接
続されたp−チャネルMOSトランジスタのゲート電極
には上記NMOS線形回路の出力ノードが接続されてい
ることを特徴とする画像表示装置。
Priority Applications (1)
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Family
ID=14648566
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JP11486295A Expired - Fee Related JP3356580B2 (ja) | 1995-05-12 | 1995-05-12 | 画像表示装置 |
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Cited By (1)
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1995
- 1995-05-12 JP JP11486295A patent/JP3356580B2/ja not_active Expired - Fee Related
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