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JP3356355B2 - 組み合わせ式内視鏡 - Google Patents

組み合わせ式内視鏡

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Publication number
JP3356355B2
JP3356355B2 JP16249494A JP16249494A JP3356355B2 JP 3356355 B2 JP3356355 B2 JP 3356355B2 JP 16249494 A JP16249494 A JP 16249494A JP 16249494 A JP16249494 A JP 16249494A JP 3356355 B2 JP3356355 B2 JP 3356355B2
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JP
Japan
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imaging unit
signal line
supplementary note
observation
unit
Prior art date
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JP16249494A
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JPH0824208A (ja
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明 鈴木
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optic Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optic Co Ltd filed Critical Olympus Optic Co Ltd
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Publication of JPH0824208A publication Critical patent/JPH0824208A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、挿入部に撮像手段と操
作部とが着脱自在となっている組み合わせ式内視鏡に関
する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡検査に用いられる内視鏡は、各検
査とも清潔な内視鏡を用いることにより感染を防止する
必要がある。このため、洗浄消毒をした後、次の症例に
使用するようになっている。
【0003】しかし、内視鏡を清潔にするための洗滌消
毒は手間がかかり、1時間以上の時間を要する。この時
間を節約するために、特公平2−54734号公報で
は、内視鏡を覆う交換型の管路付きカバーを提案してい
る。
【0004】このカバー型の内視鏡は、内視鏡対物レン
ズの最先端面とカバー側のレンズカバーとの間に隙間が
できるので、照明光によるフレアー・ゴーストが発生し
たり、温度変化によりレンズカバー内面がくもったりす
る不具合がある。このような現象が発生すると、内視鏡
の重要な機能である観察能を損なってしまう。
【0005】一方、PCT WO93/15648A1
号公報においては、挿入部に対して先端側の撮像ユニッ
トと手元側の操作部ユニットとを着脱自在としている構
成が開示されている。この構成では、洗滌の難しい挿入
部のみを使い捨てとし、比較的洗滌が容易な部分は、消
毒後、再使用とすることでランニングコストの低減をは
かっている。
【0006】さらに、前記公報には、前記撮像ユニット
(ケーシング)に設けた出力端子と、この出力端子に接
続される挿入部内の信号線とを介して、撮像手段の信号
が、別体の制御装置に伝送される構成が示されている。
また同公報には、撮像ユニットの出力を無線で映像制御
装置へ伝達する手段が示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】PCT WO93/1
5648A1号公報においては、対物面を覆うカバーが
存在しないので、フレアー・ゴースト及びくもりのない
画像を提供できる。
【0008】しかしながら、信号伝達経路においてノイ
ズ等の影響を受け易く、システム全体で考えると、良好
な映像を提供できなかった。無線で信号伝達をする場
合、他医療器機の誤動作を誘発しないように、発振エネ
ルギーを抑える必要があることや、先端部の細径化の要
請から小さな送信機を搭載しなければならないという制
約がある。以上の制約により搭載される送信器の能力は
むやみに高くできず、信号レベルの低さからもノイズが
のり易く、映像が乱れてしまい易い。つまり、S/N比
を良くすることができない。
【0009】また、前記撮像ユニットに設けた端子を介
して信号を伝送する構成の場合、端子間で信号を授受す
る時に、ノイズを拾い易い。挿入部先端においては患者
の苦痛を低減するために細径化が望まれ、十分なノイズ
対策を施すスペースがないので、この点でもノイズ対策
に十分な効果を期待できない。また、PCT WO93
/15648A1号公報においては、挿入部は使い捨て
であるので、接続端子は少なくとも挿入部の前後二ヶ所
には必要であり、端子の中継箇所が増えることで、ノイ
ズを拾い易く不利な構成である。
【0010】本発明は前記事情にかんがみてなされたも
ので、高価な部分は容易に洗浄消毒した後、再使用する
ことでランニングコストを下げことができると共に、比
較的安価な部分は使い捨てにすることもでき、またノイ
ズ対策に優れ良好な内視鏡像を得ることができる組み合
わせ式内視鏡を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも一
つの管路を設けた挿入部と、対物光学系及びこの対物光
学系が結像した被写体像を撮像する撮像手段を有する観
察撮像ユニット部と、操作指示手段を備えた操作部と、
を有している組み合わせ式内視鏡において、前記挿入部
の先端部と前記観察撮像ユニット部とを着脱自在に保持
するための係合手段を相互に設け、前記挿入部の手元側
端部と前記操作部の先端部とを着脱自在に保持するため
の係合手段を相互に設けており、前記観察撮像ユニット
部の撮像手段が出力する信号を伝達するものであって、
前記観察撮像ユニット部から延出し且つその端部にコネ
クタが設けられている信号線を有し、前記信号線は、前
記挿入部の先端部に該観察撮像ユニットが装着された状
態で前記観察撮像ユニットから延出する端部の位置か
ら、前記挿入部に係合・保持された前記操作部の先端部
までの長さと同等以上の延出長を有しており、着脱自在
に前記信号線の少なくとも一部を収納可能とする収納手
段を前記挿入部の軸方向に沿って該挿入部に設けてい
る。
【0012】
【作用】本発明の構成では、観察撮像ユニットを挿入部
に着脱自在とし、この観察撮像ユニットと一体的に構成
した信号線が挿入部に沿って軸方向に、その延出端の位
置から、挿入部に連結された操作部の先端部までの長さ
と同等以上の延出長で延出しており、電気的な中継箇所
を削減することによりまた無線方式も用いていないの
で、ノイズ発生が多くなることを防止している。
【0013】また、前記構成では、観察撮像ユニットと
操作部とを挿入部から取り外すことで各構成部を容易に
洗滌消毒ができる。更に、前記構成では、観察撮像ユニ
ットと操作部とは消毒後、再使用ができるので、各検査
のランニングコストを下げることができる。その一方
で、挿入部は使い捨てとすることができる。
【0014】そして更に、前記構成では、信号線のコネ
クタと接続されるコネクタ受けは大きさの制約の大きい
挿入部ではなく、比較的大きさの自由度が大きい部位に
設けることができるので、ノイズがのりにくい構造にす
るのが容易である。
【0015】
【実施例】図を参照して本発明の実施例について、以下
に説明する。図1ないし図7は本発明の第1実施例に係
り、図1(a)はの全体的な構成図、図1(b)は挿入
部先端の斜視図、図2(a)は図1(a)のA−A線断
面図、図2(b)は図2(a)のC−C線断面図、図3
(a)は図1(a)のB−B線断面図、図3(b)は別
の構成を示す断面図、図4は操作ノブを含む操作部の縦
断面図、図5は撮像ユニットの縦断面図、図6はコネク
タ受けの内部を示す破断図、図7はコネクタの斜視図で
ある。
【0016】本第1実施例の組み合わせ式内視鏡は、挿
入部に対して撮像手段と操作部が着脱自在に構成されて
いる。
【0017】図1(a)に示す組み合わせ式内視鏡(以
下、内視鏡と記す)1は、撮像手段としての撮像ユニッ
ト2と、この撮像ユニット2が着脱自在に装着され且つ
体腔内に挿入される挿入部3と、この挿入部3に着脱自
在な操作部4とを有している。前記挿入部3はほぼ筒状
をしており、操作部4は、L字状で且つ筒を軸方向に沿
って一部切り欠いたような形状をしている。
【0018】前記撮像ユニット2は、後述する固体撮像
素子を先端側に搭載した本体57と、固体撮像素子の撮
像面側とは異なる前記本体57の位置から延出する信号
線58と、信号線58の端部に設けられたコネクタ59
とを有している。
【0019】内視鏡挿入部3は、撮像ユニット2を装着
する先端側に、段差部5aが形成された開口5と、照明
光を出射する照明窓6と、送気送水ノズル7と、吸引チ
ャンネル開口8とを有している。これらが設けられた内
視鏡挿入部3の先端部9には、その手元側方向に、湾曲
可能な湾曲部10と、可撓性を有する可撓管11と、手
元側口体部12とが順次連結されている。さらに挿入部
3は、先端部9、湾曲部10及び可撓管11の内部に、
ライトガイド13と、送気管路14と、送水管路15
と、吸引管路16と、複数の節輪からなる湾曲部10の
最先端の節輪に両端が固定され且つ折り返しにより対と
なった2組の湾曲牽引材17と、これらの湾曲牽引材1
7を被覆する牽引材ガイド18とを挿通している(図3
(a)参照)。前記ライトガイド13の出射端は照明窓
6に対向し、送気管路14及び送水管路15は送気送水
ノズル7に連通し、吸引管路16は吸引チャンネル開口
8に連通している。
【0020】2組の湾曲牽引材17は、それぞれ手元側
で折り返されたループ部を有し、各組の牽引・弛緩によ
り上下・左右方向に湾曲部10を湾曲させるようになっ
ている。前記湾曲牽引材17の各ループ部には、タイミ
ングベルトなどの歯型が設けられている。
【0021】前記操作部4は、湾曲牽引材17の二つの
ループ部に設けられたタイミングベルトなどの歯型と各
噛合する二つの歯車19と、これらの歯車19に回転力
を伝達する後述の内部機構と連結している湾曲操作ノブ
20と、映像制御指示スイッチ21と、流体制御指示ス
イッチ22とを突設している。また、前記操作部4は、
その側部に可撓性を有するユニバーサルコード23を延
出し、このユニバーサルコード23の端部に設けられた
コネクタ25が、後述の画像制御装置24と接続するよ
うになっている。さらに、前記操作部4は、図4に示す
ように、上下・左右の各操作が可能な湾曲操作ノブ20
の操作力量に応じて、二つの歯車19にそれぞれ回転量
を伝える二組の歯車列26を収納するケーシング27に
より覆われている。
【0022】挿入部3から延出する送気管路14は、後
述の流体制御装置29に内蔵した図示しない送気ポンプ
に、図示しない電磁弁を介して連通した送気チューブ3
0の接続口体A31に着脱可能である。同様に延出する
送水管路15は、流体制御装置29に内蔵した前記送気
ポンプに図示しない電磁弁、及び送水タンク32を介し
て連通した送気チューブ33の接続口体B34に着脱可
能である。さらに、吸引管路16は、流体制御装置29
に設けた電磁弁35に装着され、吸引ポンプ36及び吸
引びん37と連通した吸引チューブ38の接続口体C3
9に、着脱可能である。
【0023】前記ライトガイド13の端部のライトガイ
ドコネクタ40は、後述の光源装置41の受体42に接
続可能である。
【0024】内視鏡装置は、撮像ユニット2の出力する
信号を処理する画像制御装置24と、各管路を通じて流
体の制御を行う流体制御装置29と、ライトガイド13
を介して照明光を供給する光源装置41と、画像制御装
置24の出力を表示するモニタ43と、内視鏡1とから
構成されている。
【0025】画像制御装置24と光源装置41、画像制
御装置24と流体制御装置29、画像制御装置24とモ
ニタ43は、各々接続コード44を介して信号の送受信
ができるようになっている。
【0026】前記内視鏡挿入部3の手元側口体部12に
は、吸引管路16と連通し、且つ十字スリットの弁体を
有した処置具挿通口45が設けてある。
【0027】前記操作部4のケーシング27に設けた係
合手段としての係止突起A46は、手元側口体部12の
内面に設けた図示しない係合手段としての係止溝と着脱
自在に係合し、スナップフィット式着脱ができるように
なっている。
【0028】一方、撮像ユニット2に設けた係合手段と
しての係止突起B47は、開口5の内面に設けた図示し
ない係合手段としての係止溝と着脱自在に係合し、スナ
ップフィット式着脱ができるようになっている。
【0029】送気管路14と送水管路15は、図2
(b)に示すように先端部9において合流し、送気送水
ノズル7に連通している。合流部において送気管路14
と送水管路15とは鋭角で合流しており、合流後の合流
管路48の断面積は送気管路14及び送水管路15の各
断面積より大きくなっている。
【0030】図6の縦断面に示すように撮像ユニット2
は、本体57のケーシング49の一端に、第1対物レン
ズ50が水密的に固定されており、ケーシング49の内
部には第1対物レンズ50と同一光軸で第1対物レンズ
50と共に対物レンズを構成するレンズ群51と、この
レンズ群51と対向したCCDなどの固体撮像素子52
とを有している。さらに撮像ユニット2は、前記固体撮
像素子52のピン53と同一線上に半田などでピン53
に固定した基板54と、この基板54上に配設された固
体撮像素子52と関連する電気回路の回路部品55とを
設けてある。
【0031】前記ケーシング49の一端にはフタ56が
水密的に固定されており、フタ56からは回路部品55
と接続された複数のリード線60が束ねられた前記信号
線58を延出している。
【0032】前記信号線58は挿入部3とほぼ同じ長さ
であり、コネクタ59はケーシング27に設けたコネク
タ受け61に着脱自在に接続可能となっている。コネク
タ59を接続するコネクタ受け61は、図示しない信号
線が接続され、この信号線は操作部4を介してユニバー
サルコード23のコネクタ25に接続されている。以上
の構成により、撮像ユニット2は、固体撮像素子52の
出力を画像制御装置24に伝えることができるようにな
っている。
【0033】前記挿入部3の湾曲部10及び可撓管11
には、その外皮カバー11aに、図1(a)及び図3
(a)に示すように、撮像ユニット2の信号線58を収
納し保持可能なガイド溝62が軸方向に設けられてい
る。図3(a)に示すガイド溝62は、その幅が、信号
線58の外径よりも若干小さく形成され、外皮カバー1
1aの有する弾性により信号線58を保持するようにな
っている。
【0034】尚、図3(b)はガイド溝62の別の構成
を示す断面図である。このガイド溝62は、溝の開口端
には信号線脱落防止用の突起63が各設けられている。
溝62の断面は図3(a)と異なり、信号線58とほぼ
同形の円形状をなし、突起63が、装着された信号線5
8の抜け止めの役割をしている。
【0035】図6に示すように、コネクタ受け61は操
作部4の先端側端面に開口する有底の略直方体の空間の
中に、底部に固定された複数例えば3ヶの板状の接点A
64と、片側が固定されて中間に位置する板65の片面
に設けられた複数例えば3ヶの板状の接点B66と、前
記板65と平行に上部に設けられた絶縁板67と、この
絶縁板67を板65側に付勢する板ばね68とを有して
いる。
【0036】一方、図7に示すように、撮像ユニット2
のコネクタ59は、コネクタ受け61内に装着できる大
きさの本体部69を有し、この本体部69には、接点A
64、接点B66に対応した6ヶの先細りに形成された
複数の端子70が突設されている。これらの端子70は
各々リード線60と接続すると共に、接点A64及び接
点B66に接触するようになっている。
【0037】前記構成において、検査前に撮像ユニット
2、挿入部3、操作部4を組み立てる。まず、挿入部4
を手元側口体部12に押し込み、係止突起A46を手元
側口体部12の前記係止溝に係止させて、操作部4を手
元側口体部12に固定する。撮像ユニット2の本体57
を先端部9の先端面側から押し込んで、係止突起B47
と開口5側の係止溝を係止させて、本体57を先端部9
に固定する。このとき、信号線58をガイド溝62に沿
わせた後、コネクタ59をコネクタ受け61に差し込
む。コネクタ59の端子70は先細り形状なので、所定
の位置、すなわち、接点A64,接点B66に容易に案
内される。また、自然状態では、接点A64と板65と
の隙間、及び板65と絶縁体67との隙間の幅より、コ
ネクタ59の端子70の方が太いので、端子70を差し
込むと板ばね68が変形して端子70を各接点に付勢
し、コネクタ59をコネクタ受け61に固定する。この
とき、板65は片側が固定されているので板ばね68
は、2段(2列)の端子70全てを付勢する。
【0038】次に、2組の湾曲牽引材17のループ部を
二つの歯車19にそれぞれ噛合させる。送気管路14、
送水管路15、吸引管路16を接続口体A31、接続口
体B34、接続口体C39にそれぞれ接続する。そし
て、ライトガイドコネクタ40を光源装置41の受体4
2に接続する。ユニバーサルコード23のコネクタ25
を画像制御装置24に接続する。これにより検査前の準
備が終了する。
【0039】内視鏡検査後、コネクタ59をコネクタ受
け61からはずす。次に、挿入部3の開口5の先端側に
ある段差部5aにデバイダ用の取り外し具を差し込み、
先端部9を側方に広げると係止突起B47と先端部9の
係止溝の係合がはずれるので撮像ユニット2を先端部9
から取り外すことができる。
【0040】送気管路14、送水管路15、吸引管路1
6及びライトガイドコネクタ40の接続を解除した後、
二組の湾曲牽引材17を二つの歯車19から外す。
【0041】操作部4に対し挿入部3を軸方向に引張る
と、係止突起A46と手元側口体部12の係止溝の係合
とが外れるので、操作部4から挿入部3をとり外すこと
ができる。そして、ユニバーサルコード23のコネクタ
25を画像制御装置24から外す。
【0042】挿入部3は廃棄し、撮像ユニット2と操作
部4は洗滌消毒して再使用する。
【0043】本実施例では、第1対物レンズ50がカバ
ーに覆われていないので、フレア・ゴースト・くもりが
発生せず、観察能力を低下または失うことがない。
【0044】本実施例では、観察撮像ユニット2と一体
的に構成した信号線59が挿入部3に沿って軸方向に、
その延出端の位置から、挿入部3に連結された操作部4
の先コネクタ受け61と同等の延出長で延出しており、
電気的な中継箇所を削減することによりまた無線方式も
用いていないので、ノイズ発生が多くなることを防止で
きる。
【0045】本実施例では、操作部4にコネクタ受け6
1を設けたので比較的大きく形成でき、コネクタ59の
端子70と接点A64及び接点B66とは、十分広い面
積で接触し、且つ板ばね68により十分大きな力で押さ
えられて接触するので、接触抵抗が小さくでき、ノイズ
がのりにくく良好な画像が得られる。
【0046】本実施例では、洗滌が煩わしい管路を含む
挿入部は、使い捨てなのでトータルとして洗滌が容易に
なる。
【0047】本実施例では、高価な撮像ユニットと操作
部は繰り返し使用するので、検査あたりのランニングコ
ストを安く抑えられる。
【0048】本実施例では、信号線58は挿入部長とほ
ぼ同じ長さであり、画像制御装置24に直接接続するタ
イプに比べて短いので洗滌・消毒の時に扱い易い。
【0049】また、本実施例では、送気管路と送水管路
の合流部48は各管路の断面積より大くしているので、
送気管路、送水管路相互の逆流が発生しにくい。さら
に、本実施例では、送気管路は送水管路に対して直角で
はなく鋭角に合流しているので、エネルギー損失が少な
く大きな流量が得られる。
【0050】尚、撮像ユニット2の係止突起B47と係
止溝とによるスナップフィット式着脱の構成は、例えば
図1(b)に示すように構成することができる。係止溝
9aの手前側には段部9bが設けられ、この段部9bの
手前側には、開口5端部まで形成されて前記ケーシング
27の係止突起A46を案内する送り溝9cが形成され
ている。係止突起A46が送り溝9cを経て段部9bを
越えて、係止溝9aに納まり保持される。これにより、
挿入部軸方向に脱落することがない。また、撮像ユニッ
ト2に設けた係止突起B47と反対側に、軸方向と平行
に図示しない突起を設け、図1(b)に示す係止溝9d
に係合させることにより径方向に抜けることがない。
【0051】スナップフィット式着脱の構成は、図示例
に限定されるものではなく、開口5に対して、撮像ユニ
ット2を径方向から装着して抜けないようにしても良
い。また、先端部9の構成部材の材質を若干でも弾性変
形のできる部材で形成すれば、図1(b)のような構成
を取らず、係止溝9aを一つ設けるだけで済む。また係
止溝9aは、その外周端部が開口しない位置に形成すれ
ば、撮像ユニット2は径方向にも脱落しない。
【0052】この他、コネクタ59の端子70の付勢を
送気管路14の板ばね68でする代わりに、各端子70
ごとに別々の板ばね68を設けることによりより、確実
に端子70と接点A64及び接点B66とを接触させこ
とができ、付勢がより確実となってノイズ発生の防止に
より優れ、良好な画像が得られる。
【0053】本実施例では、操作部4を覆う操作部カバ
ーを併用し、操作部カバーを装着して検査をすれば、操
作部を洗滌する必要がなく手間が省ける。より慎重を期
すため、操作部は滅菌あるいは消毒してもよい。操作部
カバーは使い捨てるか、洗滌消毒後、再使用する。
【0054】図8ないし図14は本発明の第2実施例に
係り、図8は内視鏡の構成を示す一部断面の側面図、図
9は撮像ユニットのコネクタとコネクタ受けの構成図、
図10は湾曲駆動機構を示す側断面図、図11はスライ
ディングチューブの斜視図、図12はスライディングチ
ューブの一部を示す縦断面図、図13はスライディング
チューブの横断面図、図14(a)〜(c)はスライデ
ィングチューブの別の構成に係る横断面図である。
【0055】本第2実施例の内視鏡1′は、第1実施例
では撮像ユニットの信号線が挿入部の軸方向に設けた溝
に沿って露出して配置されているのに対して、前記溝を
除き且つ同信号線が挿入部の内部に挿通される点で異な
っている。その他、第1実施例と同様の構成及び作用に
ついては、同じ符号を付して説明を省略すると共に、異
なる点についてのみ説明する。
【0056】図8に示す撮像ユニット2の信号線58を
収納する信号線管路71が、挿入部3の先端部9、湾曲
部10及び可撓管11内に配設されており、手元側口体
部12の手元側に開口し且つ先端部9に設けた開口5に
連通している。
【0057】図9に示すように、撮像ユニット2のコネ
クタ59′は、信号線58とほぼ同等の外径を持つ円筒
の一部側面を軸方向に切欠いたような形状をしており、
この切欠面72に複数の端子70が突出している。一
方、操作部4のケーシング27には、前記端子70を接
続する端子を有したコネクタ受け61′が備えられると
共に、信号線58及びコネクタ59の円筒部を収納する
U字溝73がコネクタ受け61の先端側に設けてある。
【0058】前記二つの歯車19は、図10に示すよう
に、ケーシング27内部に設けた電磁モータ・超音波モ
ータ・静電モータなどの二つの電動機74と、二組の歯
車群75とを介して、回転自在に係合し連結している。
【0059】前記操作部4には電動機74の作動を指示
するための2次元ジョイスティックなどからなる湾曲指
示スイッチ76と、湾曲指示スイッチ76の操作に応じ
て電動機74を制御するための図示しない制御回路が設
けてある。この湾曲指示スイッチ76は、第1実施例の
湾曲操作ノブ20に代えて設けられたものである。
【0060】尚、内視鏡1′を大腸検査用に用いる場合
には、図11に示す内視鏡挿入補助具としてのスライデ
ィングチューブ77を用いる。このチューブ77は、内
視鏡1′を同チューブ77の内部に挿通して、目的部位
に到達させるのものである。このスライディングチュー
ブ77は、ウレタン系樹脂やフッ素樹脂やシリコン系樹
脂などからなる弾性チューブ78と、この弾性チューブ
78の一端に連結した中空で太径の保持部79と、図1
2に示すように、弾性チューブ78の内部に弾性チュー
ブ78の軸方向に延設されたステンレスなどからなる単
線あるいはより線からなる4本の棒体80とを有してい
る。四つの棒体80は、図13の断面図に示すように、
周方向にほぼ90度の間隔で配置されている。
【0061】尚、弾性チューブ78は、図14(a)に
示すように、断面形状が、長円などの非円形状をしてい
てもよい。あるいは、棒体80は図14(b)に示すよ
うにパイプ材とし、弾性チューブ78の外周に設けた溝
81に、接着や弾性チューブ78の一部を溶融した溶着
で固定してもよい。また、図14(c)に示すように、
棒体80は一対の板材とし、弾性チューブ78の内周側
に設けた溝81に固定してもよい。
【0062】前記構成において、撮像ユニット2を挿入
部3に装着するために、コネクタ59′及び信号線58
を挿入部3の開口5の側から信号線管路71に挿通し、
撮像ユニット2の本体57を先端部9に装着する。そし
て、信号線管路71の手元側口体部12側の開口から延
出したコネクタ59′を、コネクタ受け61′に接続す
る。操作部4を挿入部3の手元側口体部12に装着した
後、湾曲牽引材17を歯車19に係合させる。
【0063】本実施例では、撮像ユニット2の信号線5
8は、挿入部3内に挿通された信号線管路71に収納さ
れるので、第1実施例のものより、より一層、検査中で
も信号線58がはずれ難くなっている。
【0064】湾曲部10、可撓管11の外周に信号線5
8を収納する溝がないので、湾曲部10及び可撓管11
は完全な円筒状に形成でき、湾曲部10及び可撓管11
の曲げ弾性の片よりがなく、良好な体腔内挿入性が得ら
れる。
【0065】前記スライディングチューブ77は、基本
的には弾性チューブで形成されているので、断面形状は
容易に変形できる。よって、内視鏡挿入部断面が非円形
であっても、内視鏡挿入部断面が軸方向で変化しても弾
性チューブも追従するように変形する。従って、内視鏡
挿入部の外周周長によって選択したスライディングチュ
ーブを使用すれば、患者の苦痛や、粘膜をスライディン
グチューブ端面からの巻き込むことを防止できる。
【0066】また、スライディングチューブ77には、
軸方向に棒材80が配置されているので、真直性を保持
し易さと共に、断面形状の変形し易さを兼ね備えてい
る。
【0067】図15ないし図18は本発明の第3実施例
に係り、図15は撮像ユニットの斜視図、図16は挿入
部の斜視図、図17は内視鏡装置の全体的な外観図、図
18は節輪の斜視図である。
【0068】本実施例の組み合わせ式内視鏡は、第1実
施例と異なり、撮像ユニットに湾曲部を設けている。そ
の他、第1実施例と同様の構成及び作用については、同
じ符号を付して説明を省略すると共に、異なる点につい
てのみ説明する。
【0069】図15に示すように、本実施例の撮像ユニ
ット92は、湾曲部93を有している。この撮像ユニッ
ト92は、本体として先端側に半円筒形の先端部9aを
有し、この先端部9aの手元側端に円筒形の湾曲部93
を連結している。湾曲部93の手元側端からは、前記コ
ネクタ59を端部に有する信号線58が延出されてい
る。
【0070】湾曲部93の内部構造は、図18にその一
例を示すように、回動自在に組み合わされた複数の節輪
82各々の先端側舌片83と、手元側舌片84とがそれ
ぞれ超音波モータのロータとステータを形成している。
詳明な構造並びに制御法は、特開昭61−106126
号公報記載のものと同様である。このロータとステータ
との駆動制御により、節輪82同士が角度を変え、節輪
82全体で所定の湾曲角度が得られるようになってい
る。これらの節輪82は内外面共フッ素ゴム等の図15
に示す湾曲外皮85で覆われている。尚、このような構
成を取ることで、湾曲牽引材は不要となっている。
【0071】前記湾曲外皮85に覆われた複数の節輪8
2の内側には、中空の管腔86を有しており、先端部9
aには形状記憶合金または形状記憶樹脂からなる係止部
87が突出して設けられている。この係止部87は、後
述の管路群収納先端管を付勢できる径で湾曲して、先端
部9aの平面部の両端に設けられており、温度が50度
以上になると外側に開くように設定されている。
【0072】挿入部94には湾曲部がなく、図16に示
すように、可撓管11の先端側には管腔86に挿通可能
な半円筒形の管路群収納先端部88が突出している。ま
た、可撓管11には、信号線58を挿通する信号線管路
95が軸方向に貫通するように設けられている。
【0073】前記信号線58は、可撓管11の長さより
も1〜2m長く形成されている。信号線58の中には固
体撮像素子関連の信号線の他に、湾曲部の駆動制御及び
係止部87を開かせるための信号線も含まれている。
【0074】図17に示すように、挿入部94に装着さ
れた撮像ユニット92の信号線58は信号線管95内を
挿通され、コネクタ59を介して前記画像処理装置96
に電気的に接続されている。画像制御装置96は、第1
実施例の画像制御装置24の機能に加えて、湾曲部93
を駆動制御する回路及び係止部87を開かせるための通
電制御回路を内蔵している(いずれも不図示)。
【0075】前記構成で、信号線58を可撓管11の信
号線管路95に挿通しながら、管路群収納先端部88を
管腔86に挿通する。そして、係止部87の付勢力で管
路群収納先端部88を固定する。撮像ユニット92のコ
ネクタ59は、画像制御装置96に設けたコネクタ受け
に接続される。撮像ユニット92を挿入部94から外す
時は、加温して係止部87を開いてから撮像ユニット2
と挿入部3を分離する。
【0076】本実施例は、固体撮像素子と画像制御装置
間の信号線の接続箇所は、画像制御装置近傍の1ヶ所の
みであり、ノイズを低減できる。
【0077】また、本実施例では、湾曲部は撮像ユニッ
トに内蔵されており、使い捨てである挿入部94のコス
トを低減でき、検査あたりのランニングコストを下げる
ことができる。
【0078】尚、前記各実施例では、内視鏡から延出す
るコードや管路は、分離したままのものを示していた
が、以下のようにして扱い易くしても良い。すなわち、
前記ライトガイド13、送気管路14、送水管路15、
吸引管路16、ユニバーサルコード23及び信号線58
は、検査時の操作が楽になるように束ねられている。
【0079】また、別の構成として、ユニバーサルコー
ド23に軸方向に延びる溝を設け、この溝にライトガイ
ド13、送気管路14、送水管路15、吸引管路16及
び信号線58を配設する。そして、前記溝に配設した
後、各管路やコードをユニバーサルコード23毎に束ね
る構成となっている。
【0080】[付記]以上詳述したように本発明の実施
態様によれば、以下のような構成を得ることができる。
すなわち、 [付記1] 少なくとも一つの管路を設けた挿入部と、
対物光学系及びこの対物光学系が結像した被写体像を撮
像する撮像手段を有する観察撮像ユニット部と、操作指
示手段を備えた操作部と、を有している組み合わせ式内
視鏡において、前記挿入部の先端部と前記観察撮像ユニ
ット部とを着脱自在に保持するための係合手段を相互に
設け、前記挿入部の手元側端部と前記操作部の先端部と
を着脱自在に保持するための係合手段を相互に設けてお
り、前記観察撮像ユニット部の撮像手段が出力する信号
を伝達するものであって、前記観察撮像ユニット部から
延出し且つその端部にコネクタが設けられている信号線
を有し、前記信号線は、前記挿入部の先端部に該観察撮
像ユニットが装着された状態で前記観察撮像ユニットか
ら延出する端部の位置から、前記挿入部に係合・保持さ
れた前記操作部の先端部までの長さと同等以上の延出長
を有しており、着脱自在に前記信号線の少なくとも一部
を収納可能とする収納手段を前記挿入部の軸方向に沿っ
て該挿入部に設けている。
【0081】[付記1−1] 少なくとも一つの管路を
設けた挿入部と、対物光学系及びこの対物光学系が結像
した被写体像を撮像する撮像手段を有する観察撮像ユニ
ット部と、操作指示手段を備えた操作部と、を有してい
る組み合わせ式内視鏡において、前記挿入部の先端部と
前記観察撮像ユニット部とを着脱自在に保持するための
係合手段を相互に設け、前記挿入部の手元側端部と前記
操作部の先端部とを着脱自在に保持するための係合手段
を相互に設けており、前記観察撮像ユニット部の撮像手
段が出力する信号を伝達するものであって、前記観察撮
像ユニット部から延出し且つその端部にコネクタが設け
られている信号線を有し、前記信号線は、前記挿入部の
長さと同等以上の延出長を有しており、前記信号線を着
脱自在に収納可能とする収納手段を前記挿入部の軸方向
に沿って該挿入部に設けている。
【0082】付記1−1記載の構成では、観察撮像ユニ
ットを挿入部に着脱自在とし、この観察撮像ユニットと
一体的に構成した信号線が挿入部に沿って軸方向に挿入
部の手元側端部を越える位置まで延出している。
【0083】また、前記構成では、観察撮像ユニットと
操作部は挿入部から取り外すことで、容易に洗滌消毒が
できる。更に、観察撮像ユニットと操作部とは消毒後、
再使用ができるので、各検査のランニングコストを下げ
ることができる。信号線の端子間の授受は大きさの制約
の大きい挿入部ではなく、比較的大きさの自由度が大き
い部位に設けるので、ノイズがのりにくい構造にするの
が容易である。
【0084】[付記1−2] 付記1記載の組み合わせ
式内視鏡であって、前記観察撮像ユニットは、前記挿入
部に装着された状態にあっても、前記対物光学系の面を
露出して配置している。
【0085】付記1−2記載の構成では、操作部は挿入
部に対し着脱自在としており、観察撮像ユニットの対物
面はカバー等で覆われていないのでフレアー・ゴース
ト、くもりなどの問題が発生しない。
【0086】[付記2] 付記1記載の組み合わせ式内
視鏡であって、前記信号線のコネクタと着脱自在に電気
的に接続されるコネクタ受けを前記操作部に設けてお
り、前記信号線は、前記挿入部の先端部に該観察撮像ユ
ニットが装着された状態で前記観察撮像ユニットから延
出する端部の位置から、前記挿入部に係合・保持された
前記操作部に設けられたコネクタ受けが配置されている
位置迄の長さと同等の延出長を有している。
【0087】[付記3] 付記1記載の組み合わせ式内
視鏡であって、前記信号線は、前記挿入部の先端部に該
観察撮像ユニットが装着された状態で前記観察撮像ユニ
ットから延出する端部の位置から、前記コネクタの位置
までの長さが、前記挿入部の長さと同等以上の長となっ
ている。
【0088】[付記4] 付記1記載の組み合わせ式内
視鏡であって、前記信号線のコネクタと着脱自在に電気
的に接続されるコネクタ受けを前記観察撮像ユニットの
撮像手段の出力を信号処理する手段側に設けており、前
記信号線は、前記コネクタ受けに届くように、前記挿入
部の手元側端部よりも長く延出している。
【0089】[付記5] 付記1記載の組み合わせ式内
視鏡であって、前記操作部は、前記観察撮像ユニットが
延出する信号線のコネクタと着脱自在で、且つ電気的に
接続されるコネクタ受けを有している。
【0090】[付記6] 付記1記載の組み合わせ式内
視鏡であって、前記コネクタ受けは、前記信号線のコネ
クタと着脱自在で且つ前記コネクタの電気的接触部材と
接触する接点部材をこの電気的接触部材側に付勢させる
付勢手段を有している。
【0091】[付記7] 少なくとも一つの管路を設け
た挿入部と、対物光学系及びこの対物光学系が結像した
被写体像を撮像する撮像手段を有する観察撮像ユニット
部と、操作指示手段を備えた操作部とを有している組み
合わせ式内視鏡において、前記挿入部は弾性部材で構成
され、且つ前記弾性部材の軸方向に少なくとも一つの細
長の硬質体を配置している。
【0092】[付記8] 湾曲可能な湾曲部及びこの湾
曲部を湾曲させる駆動力を伝達する駆動力伝達手段を設
けた挿入部と、前記駆動力を発生させる駆動手段を設け
た操作部と、対物光学系及びこの対物光学系が結像した
被写体像を撮像する撮像手段を有する観察撮像ユニット
部と、を有している組み合わせ式内視鏡において、前記
挿入部の先端部と前記観察撮像ユニット部とを着脱自在
に保持するための係合手段を相互に設け、前記挿入部の
手元側端部と前記操作部の先端部とを着脱自在に保持す
るための係合手段を相互に設けており、前記挿入部の駆
動力伝達手段が着脱自在に係合し、該駆動力伝達手段に
前記駆動手段の駆動力を伝える第2の駆動力伝達手段を
設けている。
【0093】[付記8−1] 付記8記載の組み合わせ
式内視鏡であって、前記駆動手段は前記操作部に設けら
れ回動自在に操作されて駆動力を発生する湾曲操作ノブ
である。
【0094】[付記8−2] 付記8記載の組み合わせ
式内視鏡であって、前記駆動手段は、前記操作部に設け
られた操作指示手段により制御される電動モータであ
る。
【0095】[付記8−3] 付記8記載の組み合わせ
式内視鏡であって、前記駆動力伝達手段は、前記挿入部
の湾曲部に設けられ回動自在に組合わされた複数の節輪
の最先端の節輪に両端が固定され、手元側でループ状に
折り返されているワイヤであり、前記第2の駆動力伝達
手段は、前記ワイヤのループ状の部分と係合して前記駆
動手段の駆動力を伝達するギアであるもの。
【0096】[付記9] 付記1記載の組み合わせ式内
視鏡であって、前記収納手段は、前記挿入部の軸方向に
沿って該挿入部の外表面または内部に設けられている。
【0097】[付記10] 付記9記載の組み合わせ式
内視鏡であって、前記収納手段は前記挿入部の内部に設
けられており、前記信号線を挿通する管路である。
【0098】[付記11] 付記9記載の組み合わせ式
内視鏡であって、前記収納手段は、前記挿入部の外表面
に設けられ、前記信号線が装着される溝である。
【0099】[付記12] 付記11記載の組み合わせ
式内視鏡であって、前記溝には、前記信号線が脱落する
ことを防止する手段を設けている。
【0100】[付記13] 付記12記載の組み合わせ
式内視鏡であって、前記防止する手段は、前記溝の両端
部に設けられ、この両端部の間が前記信号線の径よりも
細径となるように形成された突部である。
【0101】[付記14−1] 付記1記載の組み合わ
せ式内視鏡であって、前記信号線のコネクタと電気的に
接続されるコネクタ受けを操作部に設けている。
【0102】[付記14−2]付記1記載の組み合わせ
式内視鏡であって、前記信号線は、その端部に設けた前
記コネクタが、前記観察撮像ユニットの撮像手段の出力
を処理する手段側に設けたコネクタ受けと直接電気的に
接続できる長さで延出されている。
【0103】[付記14−3] 付記14−2記載の組
み合わせ式内視鏡であって、前記信号線は、前記挿入部
の内部に挿通可能に構成され、更に前記挿入部から手元
側方向に延出できる長さとなっている。
【0104】[付記14−4] 付記14−2記載の組
み合わせ式内視鏡であって、前記信号線は前記挿入部の
外周に設けた溝に配設され、更に前記挿入部から手元側
方向に延出できる長さとなっている。
【0105】[付記14−5] 付記14−2記載の組
み合わせ式内視鏡であって、前記信号線は、その一部
が、前記挿入部を構成する可撓管と並設されるようにな
っている。
【0106】[付記15] 付記14−1記載の組み合
わせ式内視鏡であって、前記操作部から延出する可撓管
の端部に設けられ且つ前記観察撮像ユニットの撮像手段
の出力を処理する手段側に設けられたコネクタ受けと電
気的に接続される可撓管側コネクタを有しており、前記
操作部に設けられた前記コネクタ受けと前記可撓管側コ
ネクタとを接続する操作部側信号線を前記操作部及び前
記可撓管内に設けている。
【0107】[付記16] 付記15記載の組み合わせ
式内視鏡であって、前記操作部側信号線は前記可撓管の
内部に配設している。
【0108】[付記17] 付記15記載の組み合わせ
式内視鏡であって、前記操作部側信号線は前記可撓管の
外周に設けた溝に配設している。
【0109】[付記18] 付記15記載の組み合わせ
式内視鏡であって、前記操作部側信号線は可撓管と並設
されている。
【0110】[付記19] 付記18記載の組み合わせ
式内視鏡であって、前記操作部側信号線と前記可撓管と
を束ねる手段を有している。
【0111】[付記20] 付記1記載の組み合わせ式
内視鏡であって、前記観察撮像ユニットに湾曲駆動用電
動機を設けて湾曲可能に構成された湾曲部と、前記湾曲
駆動用電動機に駆動信号を供給する電動機駆動源と着脱
自在に電気的に接続するためのコネクタを端部に有する
信号線を延出している。
【0112】[付記21] 光学系及びこの対物光学系
が結像した被写体像を撮像する撮像手段を有し且つ湾曲
可能な湾曲部駆動力伝達手段を設けている観察撮像ユニ
ット部と、少なくも一つの管路を設けた挿入部と、少な
くとも前記湾曲部の湾曲動作の指示を与える手段を含む
操作指示手段を有している操作部と、を有している組み
合わせ式内視鏡において、前記挿入部の先端部と前記観
察撮像ユニット部とを着脱自在に保持するための係合手
段を相互に設け、前記挿入部の手元側端部と前記操作部
の先端部とを着脱自在に保持するための係合手段を相互
に設けており、前記湾曲部内には回動自在に組合わされ
た複数の節輪が設けられ、これらの節輪のうち回動自在
に組合わさる舌片同士が振動子モータのロータとステー
タとを構成し、これらロータとステータの駆動制御する
ための信号を伝送する信号線を前記撮像ユニットから手
元側方向に延出している。
【0113】[付記22] 付記1記載の組み合わせ式
内視鏡であって、前記操作部の操作指示手段は、前記撮
像手段の出力に対する映像制御、あるいは前記挿入部の
管路を介して行う流体制御の少なくとも一方を含む内視
鏡関連機能の制御を指示する指示スイッチである。
【0114】[付記23] 中空で両端が開口した可撓
性または弾性を有する筒状体と、この筒状体の軸方向に
延び且つ前記筒状体に収納されて前記筒状体より剛性の
ある部材からなる棒体とを有する内視鏡挿入補助具。
【0115】[付記24] 付記23記載の内視鏡挿入
補助具であって、筒状体の一端に中空の保持部を連結し
ている。
【0116】[付記25] 付記23記載の内視鏡挿入
補助具であって、オートクレーブ滅菌可能であるもの。
【0117】[付記26] 付記25記載の内視鏡挿入
補助具であって、前記筒状体はシリコン系材料で構成さ
れている。
【0118】[付記27] 付記25記載の内視鏡挿入
補助具であって、前記棒体はステンレス材であるもの。
【0119】[付記28] 付記23記載の内視鏡挿入
補助具であって、前記棒体は充実して構成されているも
の。
【0120】[付記29] 付記23記載の内視鏡挿入
補助具であって、前記棒体は中空であるもの。
【0121】[付記30] 付記23記載の内視鏡挿入
補助具であって、前記棒体は複数設けられている。
【0122】[付記31] 付記23記載の内視鏡挿入
補助具であって、前記棒体は板材である。
【0123】[付記32] 付記23記載の内視鏡挿入
補助具であって、前記棒体は前記筒状体の内部に埋設さ
れている。
【0124】[付記33] 付記23記載の内視鏡挿入
補助具であって、前記棒体は前記筒状体の中空に露出す
るように内側に固定されている。
【0125】[付記34] 付記23記載の内視鏡挿入
補助具であって、前記棒体は前記筒状体の外側に固定し
ている。
【0126】[付記35] 付記33または付記34記
載の内視鏡挿入補助具であって、前記棒体は前記筒状体
に設けた溝に固定している。
【0127】[付記36] 付記33または付記34記
載の内視鏡挿入補助具であって、前記固定は接着による
もの。
【0128】[付記37] 付記33または付記34記
載の内視鏡挿入補助具であって、前記固定は前記筒状体
の一部を溶融した溶着によるもの。
【0129】以上のような態様が考えられるが、これに
限定されるものではない。
【0130】
【発明の効果】本発明は前記事情にかんがみてなされた
もので、高価な部分は容易に洗浄消毒した後、再使用す
ることでランニングコストを下げことができると共に、
比較的安価な部分は使い捨てにすることもでき、またノ
イズ対策に優れ良好な内視鏡像を得ることができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図7は第1実施例に係り、図1
(a)はの全体的な構成図、図1(b)は挿入部先端の
斜視図。
【図2】図2(a)は図1(a)のA−A線断面図、図
2(b)は図2(a)のC−C線断面図。
【図3】図3(a)は図1(a)のB−B線断面図、図
3(b)は別の構成を示す断面図。
【図4】図4は操作ノブを含む操作部の縦断面図。
【図5】図5は撮像ユニットの縦断面図。
【図6】図6はコネクタ受けの内部を示す破断図。
【図7】図7はコネクタの斜視図。
【図8】図8ないし図14は第2実施例に係り、図8は
内視鏡の構成を示す一部断面の側面図。
【図9】図9は撮像ユニットのコネクタとコネクタ受け
の構成図。
【図10】図10は湾曲駆動機構を示す側断面図。
【図11】図11はスライディングチューブの斜視図。
【図12】図12はスライディングチューブの一部を示
す縦断面図。
【図13】図13はスライディングチューブの横断面
図。
【図14】図14(a)〜(c)はスライディングチュ
ーブの別の構成に係る横断面図。
【図15】図15ないし図18は第3実施例に係り、図
15は撮像ユニットの斜視図。
【図16】図16は挿入部の斜視図。
【図17】図17は内視鏡装置の全体的な外観図。
【図18】図18は節輪の斜視図。
【符号の説明】
1…組み合わせ内視鏡 2…撮像ユニット 47…係止突起B 58…信号線 3…挿入部 5…開口 17…湾曲牽引材 62…ガイド溝 4…操作部 20…操作ノブ 46…係止突起A 61…コネクタ受け 23…ユニバーサルコード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−203230(JP,A) 特開 昭61−163316(JP,A) 特開 昭61−179128(JP,A) 特開 平3−65914(JP,A) 特開 平5−307145(JP,A) 特開 平5−337078(JP,A) 特開 平7−255667(JP,A) 実開 平3−35513(JP,U) 実開 平3−101907(JP,U) 実開 平5−20704(JP,U) 米国特許4491865(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つの管路を設けた挿入部
    と、対物光学系及びこの対物光学系が結像した被写体像
    を撮像する撮像手段を有する観察撮像ユニット部と、操
    作指示手段を備えた操作部と、を有している組み合わせ
    式内視鏡において、 前記挿入部の先端部と前記観察撮像ユニット部とを着脱
    自在に保持するための係合手段を相互に設け、前記挿入
    部の手元側端部と前記操作部の先端部とを着脱自在に保
    持するための係合手段を相互に設けており、 前記観察撮像ユニット部の撮像手段が出力する信号を伝
    達するものであって、前記観察撮像ユニット部から延出
    し且つその端部にコネクタが設けられている信号線を有
    し、 前記信号線は、前記挿入部の先端部に該観察撮像ユニッ
    トが装着された状態で前記観察撮像ユニットから延出す
    る端部の位置から、前記挿入部に係合・保持された前記
    操作部の先端部までの長さと同等以上の延出長を有して
    おり、 着脱自在に前記信号線の少なくとも一部を収納可能とす
    る収納手段を前記挿入部の軸方向に沿って該挿入部に設
    けている、ことを特徴としている組み合わせ式内視鏡。
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