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JP3354339B2 - 日本語処理装置 - Google Patents

日本語処理装置

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Publication number
JP3354339B2
JP3354339B2 JP08440195A JP8440195A JP3354339B2 JP 3354339 B2 JP3354339 B2 JP 3354339B2 JP 08440195 A JP08440195 A JP 08440195A JP 8440195 A JP8440195 A JP 8440195A JP 3354339 B2 JP3354339 B2 JP 3354339B2
Authority
JP
Japan
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digits
type
accent
numbers
japanese
Prior art date
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JP08440195A
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JPH08286697A (ja
Inventor
信英 山崎
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Publication of JPH08286697A publication Critical patent/JPH08286697A/ja
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Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声出力される数字を
処理する日本語処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、連続する数字を音声出力する音声
合成装置が提案されている。このような音声合成装置
は、識別コードからなる数字を音声データに変換する日
本語処理装置に、音声データからなる数字を音声出力す
る音声出力装置を接続した構造として認識される。
【0003】日本語処理装置は、数字の音声データが識
別コードに従って予め設定された音声テーブルが設けら
れており、識別コードからなる数字が入力されると、こ
の数字の各々を音声データに個々に変換し、この音声デ
ータに変換された数字を出力する。すると、音声出力装
置は、入力された数字を音声データに従って音声出力す
るので、ユーザは数字を聴覚により認識することができ
る。
【0004】上述のような音声合成装置には、連続する
複数の数字を位読みするものと位読みしないものとがあ
る。数字を位読みするものでは、例えば、“3561”
を“サンゼンゴヒャクロクジュウイチ”と音声出力する
が、位読みしないものでは“サンゴーロクイチ”と音声
出力する。金額などは位読みする方が理解しやすいが、
電話番号などは位読みしない方が理解しやすいので、こ
れらは目的により使い分けられる。
【0005】このように連続する複数の数字を位読みす
ることなく音声出力する音声合成装置では、上述のよう
に“3561”の音声出力が“サンゴーロクイチ”とな
るが、これでは数字に区切りが無いために理解しにく
い。そこで、連続する音声の区切りを示す無音の音声デ
ータを数字の各々の間に挿入することにより、数字を個
々に区切って理解しやすくすることが提案された。この
場合、連続する数字が“3561”ならば、その音声出
力は“サン,ゴー,ロク,イチ”となり、数字を個々に
理解することができる。なお、ここで表記した「,」
は、所定時間の無音を意味している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように数字を一
つずつ区切って音声出力する音声合成装置では、数字を
個々に理解することが容易である。しかし、このように
数字を一つずつ区切って発音することは不自然であり、
実際には聞き辛いものとなる。
【0007】例えば、特開平3-13999 号公報に開示され
た音声合成装置では、連続する複数の数字を先頭から二
桁毎に区切ることにより、自然な発音を実現しようとし
ている。しかし、これでも発音は不自然であり、より自
然で聞きやすい発音の実現が要望されている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
数字の音声データが識別コードに従って予め設定された
音声テーブルを有し、識別コードからなる複数の数字を
数字入力手段が連続して入力すると、この連続する複数
の数字の各々を音声変換手段により音声データに個々に
変換し、この音声データに変換された複数の数字を数字
出力手段により連続して出力する日本語処理装置におい
て、連続する複数の数字の四桁毎に所定時間の無音の音
声データを挿入する無音挿入手段を設けた。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、先頭から四桁毎の数字の二桁目と三桁目と
の間に四桁毎の無音の音声データより短時間の無音の音
声データを挿入する第二挿入手段を設けた。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、先頭から四桁毎の数字の二桁目と三桁目と
の間に声立ての指示データを挿入する声立挿入手段を設
けた。
【0011】請求項4記載の発明は、数字の音声データ
が識別コードに従って予め設定された音声テーブルを有
し、識別コードからなる複数の数字を数字入力手段が連
続して入力すると、この連続する複数の数字の各々に音
声変換手段により音声データを個々に設定し、この音声
データが設定された複数の数字を数字出力手段により連
続して出力する日本語処理装置において、連続する複数
の数字の先頭から二桁毎に所定時間の無音の音声データ
を挿入する無音挿入手段を設け、最後の三桁の数字に対
しては無音の音声データを挿入させない無音補正手段を
設けた。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1又は4記
載の発明において、連続する複数の数字に“0型”と
“1型”とのアクセントを先頭から交互に設定するアク
セント設定手段を設けた。
【0013】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、最後の一桁の数字のアクセントを“1型”
に設定するアクセント補正手段を設けた。
【0014】請求項7記載の発明は、請求項1記載の発
明において、連続する複数の数字に“0型”“1型”
“0型”“1型”のアクセントを先頭から四桁毎に順番
に設定するアクセント設定手段を設けた。
【0015】請求項8記載の発明は、請求項7記載の発
明において、最後の三桁の数字のアクセントを“0型”
“1型”“1型”に順番に設定するアクセント補正手段
を設けた。
【0016】請求項9記載の発明は、請求項7記載の発
明において、最後の二桁の数字のアクセントを“0型”
“1型”に順番に設定するアクセント補正手段を設け
た。
【0017】請求項10記載の発明は、請求項7記載の
発明において、最後の一桁の数字のアクセントを“1
型”に設定するアクセント補正手段を設けた。
【0018】なお、ここで云う無音の音声データとは、
連続する音声を区切る無音を発生させる音声データであ
る。また、声立ての指示データとは、その位置で連続す
る音声出力を声立てさせる指示データである。
【0019】
【作用】請求項1記載の発明では、識別コードからなる
複数の数字が数字入力手段により連続して入力される
と、この連続する複数の数字の各々が、音声変換手段に
より音声データに個々に変換される。さらに、連続する
複数の数字の四桁毎に、所定時間の無音の音声データが
無音挿入手段により挿入され、音声データに変換されて
四桁毎に無音の音声データが挿入された複数の数字が、
数字出力手段により連続して出力される。この複数の数
字を連続して音声出力した場合、先頭から四桁毎に音声
出力が区切られるので、より自然な発音が実現される。
【0020】請求項2記載の発明では、先頭から四桁毎
の数字の二桁目と三桁目との間に、四桁毎の無音の音声
データより短時間の無音の音声データが第二挿入手段に
より挿入される。この複数の数字を連続して音声出力し
た場合、先頭から二桁毎に短い区切りと長い区切りとが
交互に発生するので、より自然な発音が実現される。
【0021】請求項3記載の発明では、先頭から四桁毎
の数字の二桁目と三桁目との間に声立ての指示データが
声立挿入手段により挿入される。この複数の数字を連続
して音声出力した場合、先頭から四桁毎に音声出力が区
切られ、その中間の二桁目で音声出力が声立てされるの
で、より自然な発音が実現される。
【0022】請求項4記載の発明では、識別コードから
なる複数の数字が数字入力手段により連続して入力され
ると、この連続する複数の数字の各々が、音声変換手段
により音声データに個々に変換される。さらに、連続す
る複数の数字の先頭から二桁毎に、所定時間の無音の音
声データが無音挿入手段により挿入されるが、この無音
の音声データの挿入は最後の三桁の数字に対しては無音
補正手段により中止される。このように音声データに変
換されて最後の三桁以外は二桁毎に無音の音声データが
挿入された複数の数字が、数字出力手段により連続して
出力される。この複数の数字を連続して音声出力した場
合、先頭から二桁毎に音声出力が区切られるが、最後の
三桁には音声出力が句切られないので、より自然な発音
が実現される。
【0023】請求項5記載の発明では、連続する複数の
数字に“0型”と“1型”とのアクセントがアクセント
設定手段により先頭から交互に設定される。この複数の
数字を連続して音声出力した場合、二桁毎にアクセント
が上昇して下降するので、より自然な発音が実現され
る。
【0024】請求項6記載の発明では、最後の一桁の数
字のアクセントがアクセント補正手段により“1型”に
設定される。この複数の数字を連続して音声出力した場
合、二桁毎にアクセントが上昇して下降するが、最後の
一桁のアクセントは必ず下降するので、より自然な発音
が実現される。
【0025】請求項7記載の発明では、連続する複数の
数字に“0型”“1型”“0型”“1型”のアクセント
がアクセント設定手段により先頭から四桁毎に順番に設
定される。この複数の数字を連続して音声出力した場
合、二桁毎にアクセントが上昇して下降するので、より
自然な発音が実現される。
【0026】請求項8記載の発明では、最後の三桁の数
字のアクセントがアクセント補正手段により“0型”
“1型”“1型”に順番に設定される。この複数の数字
を連続して音声出力した場合、二桁毎にアクセントが上
昇して下降するが、最後の一桁のアクセントは必ず下降
するので、より自然な発音が実現される。
【0027】請求項9記載の発明では、最後の二桁の数
字のアクセントがアクセント補正手段により“0型”
“1型”に順番に設定される。この複数の数字を連続し
て音声出力した場合、二桁毎にアクセントが上昇して下
降するが、最後の一桁のアクセントは必ず下降するの
で、より自然な発音が実現される。
【0028】請求項10記載の発明では、最後の一桁の
数字のアクセントがアクセント補正手段により“1型”
に設定される。この複数の数字を連続して音声出力した
場合、二桁毎にアクセントが上昇して下降するが、最後
の一桁のアクセントは必ず下降するので、より自然な発
音が実現される。
【0029】
【実施例】本発明の第一の実施例を図1ないし図4に基
づいて以下に説明する。まず、本実施例の日本語処理シ
ステム1は、図1に示すように、ホストコンピュータ2
と音声合成装置3とからなり、この音声合成装置3は、
日本語処理装置4と音声出力装置5とからなる。
【0030】前記ホストコンピュータ2は、一般的なパ
ーソナルコンピュータからなり、アスキーコードなどの
識別コードからなる数字を前記日本語処理装置4に出力
する。前記音声出力装置5は、増幅器やスピーカ(図示
せず)などをハードウェアとして有しており、前記日本
語処理装置4から音声データとして入力される数字を音
声出力する。
【0031】前記日本語処理装置4は、前記ホストコン
ピュータ2と前記音声出力装置5とに各々接続されるI
/F(Interface)6,7を有しており、これらのI/F
6,7に接続されたCPU(Central Processing Unit)
8にROM(Read Only Memory)9とRAM(Random Acce
ss Memory)10とが接続されている。
【0032】前記I/F6は前記ホストコンピュータ2
から数字を入力し、前記I/F7は前記音声出力装置5
に数字を出力する。前記ROM9は各種データを書替不
能に予め記憶しており、前記RAM10は各種データを
書替自在に一時記憶する。前記CPU8は、前記ROM
9や前記RAM10にアクセスして各種のデータ処理を
実行し、前記I/F6から入力される数字を識別コード
から音声データに変換して前記I/F7から出力する。
【0033】そこで、本実施例の日本語処理装置4は、
音声テーブル、数字入力手段、音声変換手段、ポインタ
設定手段、桁数検知手段、無音挿入手段、第二挿入手
段、アクセント設定手段、残桁算出手段、アクセント補
正手段、数字出力手段、を有している。
【0034】前記音声テーブルは、前記ROM9や前記
RAM10に格納されており、図2に示すように、数字
の音声データが、ここでは“0型”と“1型”との二種
類として識別コード(図示せず)に従って予め設定され
ている。なお、図中の「’」はアクセントを示す発音記
号で、その手前の音韻にアクセント核が位置することを
意味しており、図中の「|」はアクセント句の区切りを
示している。
【0035】前記数字入力手段は、識別コードからなる
複数の数字を、前記ホストコンピュータ2から前記I/
F6に連続して入力し、前記音声変換手段は、連続して
入力された複数の数字の各々を識別コードに従って音声
データに個々に変換する。前記ポインタ設定手段は、連
続する複数の数字の先頭にポインタを設定し、前記桁数
検知手段は、所定処理の実行毎にポインタを順番に移動
させて数字の桁数を検出する。
【0036】前記無音挿入手段は、連続する複数の数字
の四桁毎に、所定時間の無音の音声データを挿入し、前
記第二挿入手段は、先頭から四桁毎の数字の二桁目と三
桁目との間に、四桁毎の無音の音声データより短時間の
無音の音声データを挿入する。
【0037】前記アクセント設定手段は、連続する複数
の数字に“0型”“1型”“0型”“1型”のアクセン
トを先頭から四桁毎に順番に設定することにより、連続
する複数の数字に“0型”と“1型”とのアクセントを
先頭から交互に設定する。このようなアクセント設定手
段によるアクセントの設定は、前記音声変換手段が数字
を識別コードに従って音声データに変換する際、前記音
声テーブルから音声データを読み出す位置を切り替える
ことにより実現される。
【0038】前記残桁算出手段は、前記アクセント設定
手段により連続する複数の数字にアクセントが設定され
る際、この処理が実行されていない数字の最後の桁数を
算出する。前記アクセント補正手段は、最後の三桁の数
字のアクセントを“0型”“1型”“1型”に順番に設
定することにより、最後の二桁の数字のアクセントを
“0型”“1型”に順番に設定すると共に、最後の一桁
の数字のアクセントを“1型”に設定する。前記数字出
力手段は、上述のように音声データに各々変換され、無
音の音声データが各所に挿入され、アクセントが各々設
定された複数の数字を、前記I/F7から前記音声出力
装置5に連続して出力する。
【0039】このような構成において、本実施例の日本
語処理システム1では、ホストコンピュータ2が識別コ
ードにより出力する数字を、音声合成装置3により音声
出力することができる。この時、この音声合成装置3
は、日本語処理装置4により数字を識別コードから音声
データに変換し、音声出力装置5により音声データの数
字を音声出力する。そして、上述のように日本語処理装
置4により数字を変換する場合、連続する複数の数字の
発音が自然になるよう音声データが生成される。
【0040】そこで、このような日本語処理装置4の処
理動作を、図4に基づいて以下に詳述する。まず、ホス
トコンピュータ2が識別コードからなる複数の数字を連
続して出力すると、この複数の数字が日本語処理装置4
にI/F6から連続して入力される。すると、連続する
複数の数字の先頭にポインタが設定され、このポインタ
の位置から最後までの桁数が算出され、この桁数が三桁
より多い場合は、以下の処理動作が実行される。
【0041】まず、ポインタの位置の数字が、その識別
コードに従って音声テーブルの音声データに変換される
が、この場合は“0型”のアクセントの音声データに変
換され、ポインタが次の数字の位置に移動される。同様
に、このポインタの位置の数字が“1型”のアクセント
の音声データに変換され、ポインタが次に移動される。
そして、短時間の無音の音声データが挿入されてから、
ポインタの移動に従って以下の数字が“0型”と“1
型”とのアクセントの音声データに順番に変換される。
この時点で最後までの桁数が0桁の場合は処理動作が終
了され、そうでない場合は長時間の無音の音声データが
挿入される。
【0042】この時点で最後までの桁数が算出され、こ
れが三桁以下となるまで上述のような処理動作が繰り返
される。このため、連続する複数の数字の四桁毎に長時
間の無音の音声データが挿入され、この四桁毎の数字の
二桁目と三桁目との間に短時間の無音の音声データが挿
入され、連続する複数の数字に“0型”と“1型”との
アクセントが先頭から交互に設定される。
【0043】そして、残りの桁数が三桁となった場合
は、残りの数字が“0型”“1型”“1型”のアクセン
トの音声データに順番に変換され、処理動作が終了され
る。同様に、残りの桁数が二桁となった場合は、残りの
数字が“0型”“1型”のアクセントの音声データに順
番に変換され、残りの桁数が一桁となった場合は、この
数字が“1型”のアクセントの音声データに変換され、
処理動作が終了される。
【0044】このため、連続する複数の数字の最後の一
桁には、必ず“1型”のアクセントが設定される。上述
のように音声データに各々変換され、無音の音声データ
が各所に挿入され、アクセントが各々設定された複数の
数字が、I/F7から音声出力装置5に連続して出力さ
れるので、この音声出力装置5は、連続して入力される
複数の数字を音声データのアクセントに従って音声出力
し、この音声出力を挿入された無音の音声データに従っ
て区切る。
【0045】本実施例の日本語処理装置4は、連続する
複数の数字を音声データに変換する場合、“0型”と
“1型”とのアクセントを先頭から交互に設定し、最後
の一桁には必ず“1型”のアクセントを設定し、先頭か
ら四桁毎に長時間の無音の音声データを挿入し、この四
桁毎の数字の二桁目と三桁目との間に短時間の無音の音
声データを挿入する。
【0046】このため、この連続する複数の数字を音声
出力装置5により音声出力した場合、数字毎にアクセン
トの上昇と下降とが交互に繰り返され、最後の数字は必
ずアクセントが下降する。また、連続する複数の数字は
二桁毎に区切られ、この区切りは交互に短時間と長時間
となる。従って、音声出力される数字は、より自然な発
音が実現され、聞き取りやすく認識しやすい。しかも、
最後の三桁には無音の音声データが挿入されないので、
連続する数字が最後近くに不要に短く区切られることも
ない。
【0047】より具体的には、連続する複数の数字が
“753861240”の場合、図3に示すように、最
終桁以外の奇数桁の“7 3 6 2 ”は“0型”
の音声データが設定されるのでアクセントが上昇(↑)
し、偶数桁と最終桁との“ 58 1 40”は“1
型”の音声データが設定されるのでアクセントが下降
(↓)する。そして、四桁毎に長時間の無音「,,」が
挿入され、その中間の二桁毎に短時間の無音「,」が挿
入され、この無音は最後の三桁には挿入されないので、
音声出力される数字の発音は、 となる。
【0048】なお、本実施例の日本語処理装置4では、
第二挿入手段により先頭から四桁毎の数字の二桁目と三
桁目との間に短時間の無音の音声データを挿入すること
を例示したが、本発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、声立挿入手段により先頭から四桁毎の数字の二
桁目と三桁目との間に声立ての指示データを挿入するこ
とも可能である。この場合、連続する複数の数字は四桁
毎に区切られ、その中間の二桁毎に声立てされるので、
聞き取りやすく認識しやすい自然な発音が実現される。
【0049】また、上述のように連続する複数の数字を
日本語処理装置4により変換処理して音声出力装置5に
より音声出力する場合、日本語処理装置4が順次処理す
る数字を音声出力装置5により逐次出力することや、日
本語処理装置4が全部の処理を完了してから音声出力装
置5により全部の数字を一度に出力することが可能であ
る。
【0050】つぎに、本発明の第二の実施例を図5に基
づいて以下に説明する。なお、本実施例に関して上述し
た第一の実施例と同一の部分は、同一の名称及び符号を
利用して詳細な説明は省略する。
【0051】本実施例の日本語処理装置4は、音声テー
ブル、数字入力手段、音声変換手段、ポインタ設定手
段、桁数検知手段、無音挿入手段、アクセント設定手
段、残桁算出手段、アクセント補正手段、数字出力手
段、を有している。しかし、第一の実施例とは相違し
て、第二挿入手段は有しておらず、前記無音挿入手段の
設定が相違しており、新規に無音補正手段を有してい
る。
【0052】つまり、前記無音挿入手段は、連続する複
数の数字の先頭から二桁毎に所定時間の無音の音声デー
タを挿入するが、前記無音補正手段は、最後の三桁の数
字に対しては無音の音声データを挿入させない。このよ
うな無音補正手段の処理動作は、順次処理する数字の数
字の残りの桁数を検出し、これが三桁以下となると前記
無音挿入手段の処理動作を実行させないことにより実現
される。
【0053】このような構成において、本実施例の日本
語処理装置4では、図5に示すように、連続する数字は
“0型”と“1型”とのアクセントの音声データに交互
に変換され、先頭から二桁毎に無音の音声データが挿入
される。そして、最後の一桁として検出された数字は
“1型”のアクセントの音声データに変換され、最後の
三桁として検出された数字は“0型”“1型”“1型”
のアクセントの音声データに順番に変換される。
【0054】本実施例の日本語処理装置4は、連続する
複数の数字を音声データに変換する場合、“0型”と
“1型”とのアクセントを先頭から交互に設定し、最後
の一桁には必ず“1型”のアクセントを設定し、先頭か
ら二桁毎に無音の音声データを挿入するが、最後の三桁
には無音の音声データを挿入しない。
【0055】このため、この連続する複数の数字を音声
出力装置5により音声出力した場合、連続する複数の数
字はアクセントの上昇と下降とが交互に繰り返され、最
後の数字は必ずアクセントが下降する。また、連続する
複数の数字は二桁毎に区切られるので、より自然で聞き
取りやすい発音が実現され、最後の三桁には無音の音声
データが挿入されないので、連続する数字が最後近くに
不要に短く区切られることもない。
【0056】なお、上述した第一・第二の実施例では、
別体の日本語処理装置4と音声出力装置5とを接続して
音声合成装置3を形成することを例示したが、本発明は
上記実施例に限定されるものではなく、このような日本
語処理装置4と音声出力装置5とを一体に設けた音声合
成装置を実現することも可能である。
【0057】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、連続する複数の
数字の先頭から四桁毎に所定時間の無音の音声データを
挿入する無音挿入手段を設けたことにより、このように
無音の音声データが挿入された連続する複数の数字の音
声データを音声出力すると、この音声出力は先頭から四
桁毎に区切られるので、自然で聞き取りやすい発音を実
現することができる。
【0058】請求項2記載の発明は、先頭から四桁毎の
数字の二桁目と三桁目との間に四桁毎の無音の音声デー
タより短時間の無音の音声データを挿入する第二挿入手
段を設けたことにより、このように無音の音声データが
挿入された連続する複数の数字の音声データを音声出力
すると、この音声出力は先頭から二桁毎に短い区切りと
長い区切りとが交互に発生するので、自然で聞き取りや
すい発音を実現することができる。
【0059】請求項3記載の発明は、先頭から四桁毎の
数字の二桁目と三桁目との間に声立ての指示データを挿
入する声立挿入手段を設けたことにより、このように声
立ての指示データが挿入された連続する複数の数字の音
声データを音声出力すると、この音声出力は先頭から四
桁毎に区切られ、その中間の二桁目で声立てされるの
で、自然で聞き取りやすい発音を実現することができ
る。
【0060】請求項4記載の発明は、連続する複数の数
字の先頭から二桁毎に所定時間の無音の音声データを挿
入する無音挿入手段を設け、最後の三桁の数字に対して
は無音の音声データを挿入させない無音補正手段を設け
たことにより、このように無音の音声データが挿入され
た連続する複数の数字の音声データを音声出力すると、
この音声出力は先頭から二桁毎に区切られるが、最後の
三桁では句切られないので、自然で聞き取りやすい発音
を実現することができる。
【0061】請求項5記載の発明は、連続する複数の数
字に“0型”と“1型”とのアクセントを先頭から交互
に設定するアクセント設定手段を設けたことにより、こ
のようにアクセントが設定された連続する複数の数字の
音声データを音声出力すると、この音声出力は二桁毎に
アクセントが上昇して下降するので、自然で聞き取りや
すい発音を実現することができる。
【0062】請求項6記載の発明は、最後の一桁の数字
のアクセントを“1型”に置換するアクセント補正手段
を設けたことにより、このようにアクセントが設定され
た連続する複数の数字の音声データを音声出力すると、
この音声出力は二桁毎にアクセントが上昇して下降する
が、最後の一桁のアクセントは必ず下降するので、自然
で聞き取りやすい発音を実現することができる。
【0063】請求項7記載の発明は、連続する複数の数
字に“0型”“1型”“0型”“1型”のアクセントを
先頭から四桁毎に順番に設定するアクセント設定手段を
設けたことにより、このようにアクセントが設定された
連続する複数の数字の音声データを音声出力すると、こ
の音声出力は二桁毎にアクセントが上昇して下降するの
で、自然で聞き取りやすい発音を実現することができ
る。
【0064】請求項8記載の発明は、最後の三桁の数字
のアクセントを“0型”“1型”“1型”に順番に置換
するアクセント補正手段を設けたことにより、このよう
にアクセントが設定された連続する複数の数字の音声デ
ータを音声出力すると、この音声出力は二桁毎にアクセ
ントが上昇して下降するが、最後の一桁のアクセントは
必ず下降するので、自然で聞き取りやすい発音を実現す
ることができる。
【0065】請求項9記載の発明は、最後の二桁の数字
のアクセントを“0型”“1型”に順番に置換するアク
セント補正手段を設けたことにより、このようにアクセ
ントが設定された連続する複数の数字の音声データを音
声出力すると、この音声出力は二桁毎にアクセントが上
昇して下降するが、最後の一桁のアクセントは必ず下降
するので、自然で聞き取りやすい発音を実現することが
できる。
【0066】請求項10記載の発明は、最後の一桁の数
字のアクセントを“1型”に置換するアクセント補正手
段を設けたことにより、このようにアクセントが設定さ
れた連続する複数の数字の音声データを音声出力する
と、この音声出力は二桁毎にアクセントが上昇して下降
するが、最後の一桁のアクセントは必ず下降するので、
自然で聞き取りやすい発音を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例の日本語処理装置を一部
とする日本語処理システムを示すブロック図である。
【図2】数字の音声データの発音記号を示す模式図であ
る。
【図3】数字の音声データのアクセントを示す模式図で
ある。
【図4】日本語処理装置の処理動作を示すフローチャー
トである。
【図5】第二の実施例の日本語処理装置の処理動作を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
4 日本語処理装置

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 数字の音声データが識別コードに従って
    予め設定された音声テーブルを有し、識別コードからな
    る複数の数字を数字入力手段が連続して入力すると、こ
    の連続する複数の数字の各々を音声変換手段により音声
    データに個々に変換し、この音声データに変換された複
    数の数字を数字出力手段により連続して出力する日本語
    処理装置において、連続する複数の数字の先頭から四桁
    毎に所定時間の無音の音声データを挿入する無音挿入手
    段を設けたことを特徴とする日本語処理装置。
  2. 【請求項2】 先頭から四桁毎の数字の二桁目と三桁目
    との間に四桁毎の無音の音声データより短時間の無音の
    音声データを挿入する第二挿入手段を設けたことを特徴
    とする請求項1記載の日本語処理装置。
  3. 【請求項3】 先頭から四桁毎の数字の二桁目と三桁目
    との間に声立ての指示データを挿入する声立挿入手段を
    設けたことを特徴とする請求項1記載の日本語処理装
    置。
  4. 【請求項4】 数字の音声データが識別コードに従って
    予め設定された音声テーブルを有し、識別コードからな
    る複数の数字を数字入力手段が連続して入力すると、こ
    の連続する複数の数字の各々に音声変換手段により音声
    データを個々に設定し、この音声データが設定された複
    数の数字を数字出力手段により連続して出力する日本語
    処理装置において、連続する複数の数字の先頭から二桁
    毎に所定時間の無音の音声データを挿入する無音挿入手
    段を設け、最後の三桁の数字に対しては無音の音声デー
    タを挿入させない無音補正手段を設けたことを特徴とす
    る日本語処理装置。
  5. 【請求項5】 連続する複数の数字に“0型”と“1
    型”とのアクセントを先頭から交互に設定するアクセン
    ト設定手段を設けたことを特徴とする請求項1又は4記
    載の日本語処理装置。
  6. 【請求項6】 最後の一桁の数字のアクセントを“1
    型”に設定するアクセント補正手段を設けたことを特徴
    とする請求項5記載の日本語処理装置。
  7. 【請求項7】 連続する複数の数字に“0型”“1型”
    “0型”“1型”のアクセントを先頭から四桁毎に順番
    に設定するアクセント設定手段を設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の日本語処理装置。
  8. 【請求項8】 最後の三桁の数字のアクセントを“0
    型”“1型”“1型”に順番に設定するアクセント補正
    手段を設けたことを特徴とする請求項7記載の日本語処
    理装置。
  9. 【請求項9】 最後の二桁の数字のアクセントを“0
    型”“1型”に順番に設定するアクセント補正手段を設
    けたことを特徴とする請求項7記載の日本語処理装置。
  10. 【請求項10】 最後の一桁の数字のアクセントを“1
    型”に設定するアクセント補正手段を設けたことを特徴
    とする請求項7記載の日本語処理装置。
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