JP3351237B2 - 永久磁石形モータ - Google Patents
永久磁石形モータInfo
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Description
等の圧縮機駆動用のモータ等に使用される永久磁石形モ
ータに関するものである。
より、冷蔵庫、空調機等の圧縮機用モータとして永久磁
石形モータが一般的に使用されるようになってきた。永
久磁石形モータでは、回転子に埋設される永久磁石の大
きさを可能な限り大きくして、必要な磁束量を確保する
ことが要求される。そのため、永久磁石の配置に関して
様々な提案がなされている。その一つに、永久磁石をV
字状に配置するもの(以下V字形ロータという)があ
る。
報に示された従来の永久磁石形モータのV字形ロータを
示す横断面の部分図である。図において、1は円筒状に
形成された固定子鉄心で、その内側にスロット2が極
数、相数などにより決められる数だけ打ち抜かれてお
り、スロット2間にはコイル3が巻回されている。4は
前記固定子鉄心1の内側に配置された円柱状の回転子鉄
心で、軸方向に貫通するV字状の磁石挿入孔5が穿設さ
れており、磁石挿入孔5のV字の開口幅W1は極ピッチ
幅W2よりも若干狭くなっている。
前記磁石挿入孔5のV字の内縁に挟まれた磁極部、7は
隣接する前記磁極部6を上記外周部で連結する磁極連結
部、8は前記磁石挿入孔5のV字の外縁に包囲されたヨ
ーク部、9は隣接する前記磁石挿入孔5の間に挟まれ磁
極部6とヨーク部8とを連結する内外周連結部で、前記
磁極連結部7は強度上必要な幅を有しており、この内外
周連結部9は漏れ磁束が影響しない程度の幅に設定され
ている。
磁石で、磁石挿入孔5と相似形でかつV字の底部で対称
に2分割されて埋設され、1極分の磁極を構成してい
る。そして、隣接する磁極の永久磁石10の極性は互い
に逆極性に配置されている。11は回転子軸挿入孔であ
る。
公報に示された従来の永久磁石形モータのV字形ロータ
を示す横断面図である。この例では、V字状に配置され
た磁石挿入孔5に、横断面が長方形の永久磁石10が挿
入され、隣接する磁極部6相互間の磁束の漏れを防止す
るため、磁極連結部7の一部を切断する構造となってい
る。すなわち、磁極部6のS極6aはヨーク部8と一体
になっているが、N極6bはヨーク部8から分離してい
る。また、磁石挿入孔5と永久磁石10とのすき間に
は、硬化性非磁性物質12が充てんされている。
れ、例えばコイル3が三相巻線であるとし、このコイル
3に三相交流を流すと、コイル3に流れる電流と永久磁
石10の磁束によって生じるトルク、即ち永久磁石界磁
トルクと、コイル3に流れる電流によって生じる磁束
が、磁気的に安定した位置に移動しようとするトルク、
即ちリラクタンストルクが発生して回転子鉄心4が回転
する。つまり、永久磁石10による磁束がモータの発生
トルクに関係する構成になっている。
アの外周リング部の内周方向に突出し、永久磁石と弾性
的に当接する断面ひれ状の突出片を設けて永久磁石を固
定する技術が、特開平5−219668号公報に開示さ
れており、ロータコアの打抜き穴に永久磁石を挿入した
とき、棒状突起が弾性的に変形して永久磁石を係合し固
定する技術が、特開平7−322538号公報に開示さ
れている。
磁石形モータのV字形ロータでは、図10に示すよう
に、V字の底部で2分割された永久磁石10を埋設して
いるため、永久磁石10に作用する遠心力が磁石挿入孔
5の回転子鉄心4の外周部に近接した隅部の一点に集中
する。そのため、磁極連結部7の径方向の幅は、強度を
保つためにかなり大き目な幅を持っていなければならな
かった。
大き目になっておるため、この磁極連結部に生じる漏れ
磁束が増加し、コイル3に鎖交する磁束が減少して、モ
ータの効率が低下すると共に、磁石挿入孔5に相似っし
た横断面の永久磁石10を使用しなければならず、永久
磁石10の加工が困難になり、永久磁石10のコストが
たかくなっていた。
0と回転子鉄心4が一体化されていないため、回転子鉄
心4の剛性が弱く、図12のA、Bに示すように節直径
14を持つ振動モード、即ち、Aでは左右方向はともに
中心方向へ、上下方向はともに外方向へ変形し、Bでは
Aとは逆に左右方向はともに外方向に、上下方向はとも
に中心方向へ変形し、A,Bを交互に繰り返す振動モー
ドが現れやすい。そのため、例えば軽負荷時において、
回転子鉄心のこれらの振動モードによる騒音が顕在化す
る。
6相互間の磁束の漏れを防止するため、磁極連結部7の
一部を切断しているため、磁極部6のN極6bがヨーク
部8と分離している。したがって、回転子鉄心4が回転
するときの遠心力によって、磁極部6が回転子鉄心4か
ら剥離しないように、磁石挿入孔5と永久磁石10のす
き間に硬化性非磁性物質12を充てんしなければなら
ず、加工工数も多くなり、コストが高くなっていた。
めになされたもので、回転子鉄心に必要な強度を保持し
たまま、隣接する磁極部間の漏れ磁束を減少させ、かつ
回転子鉄心の剛性に起因する騒音を抑制することがで
き、さらに、作業性を良くし安価に製造できるようにし
た永久磁石形モータを提供することを目的とする。
形モータは、コイルが巻回された固定子鉄心の内側に、
鋼鈑が多数積層された回転子鉄心を配置し、この回転子
鉄心にはその軸方向にV字状に穿設されこのV字の開口
側が前記回転子鉄心の外周側に配置された磁石挿入孔を
有し、この磁石挿入孔に前記V字の内側同士がそれぞれ
同極となるように永久磁石が挿入されたモータにおい
て、横断面長方形に形成した永久磁石と、この永久磁石
の側面と前記回転子鉄心の外周部との間に存在し、狭幅
部とこの狭幅部に接続する広幅部とで形成した磁極連結
部と、磁石挿入孔に設けられ永久磁石の短辺側を押圧す
る弾性機構とを備え、この弾性機構と前記磁極連結部に
接触するように上記永久磁石を圧入装着したものであ
る。
は、磁石挿入孔内のV字の外縁に包囲されたヨーク部側
に設けられた弾性機構と、磁極連結部の広幅部と、に接
触するように圧入装着したものである。
は、横断面長方形に形成された永久磁石の接触面の角に
面取りを施したものである。
は、磁石挿入孔の辺の内V字の内側に相当する辺と回転
子鉄心の外周側の辺とが交差する二つの隅部と、回転子
鉄心の中心と結ぶ2本の線が挟む角度θを、極数をP、
固定子鉄心に巻回されたコイルの収納スロット数をSと
したとき、次式に示すように、 (240゜/P)−(360゜/S)≦θ≦(240゜/P)
+(360゜/S) の範囲内に設定したものである。
は、回転子鉄心の両端面にそれぞれ端板を配置し、回転
子鉄心と端板とを軸方向に締結し、この締結位置をV字
状の磁石挿入孔の内周側で、かつ隣接するV字状の磁石
挿入孔間に設定したものである。
は、回転子鉄心の外周部に位置し磁石挿入孔のV字の内
縁に挟まれた磁極部と、磁石挿入孔のV字の外縁に包囲
されたヨーク部と、を備え、回転子鉄心の一端に配置さ
れた鋼板は、磁石挿入孔内で磁極部とヨーク部とを互い
に連結させる内外周連結部を有したものである。
子鉄心を示す分解斜視図、図2は図1の横断面図であ
る。図において、4は回転子鉄心で、多数の打抜鋼板4
aが積層されて円柱状に形成され、かつ複数のV字状の
磁石挿入孔5を有し、この磁石挿入孔5に挿入される永
久磁石10を備えている。13は弾性機構で、前記永久
磁石10の側面を押さえるように、磁石挿入口5内のヨ
ーク部8側に設けている。また、前記打抜鋼板4aには
リベット孔32が設けられ、前記回転子鉄心4の両端面
に配置された一対の端板31と、この両端板31を連結
する複数のリベット33とによって締結されている。ま
た、前記永久磁石10の側面と回転子鉄心4の外周部と
の間に存在する磁極連結部7は、径方向の幅が狭い狭幅
部7aと、径方向の幅が広い広幅部7bとで形成されて
いる。
においては、磁極連結部7に狭幅部7aが設けられてい
るため、隣接する磁極部6間の磁気抵抗が増加する。こ
の狭幅部7aの径方向の幅は、磁極部6間の漏れ磁束が
飽和する程度に設定されている。したがって、磁極部6
間での磁束の漏れが減少し、モータ効率の低下を防ぐこ
とが可能となる。
けられているため、径方向の幅の広い部分で、かつ面で
永久磁石10の遠心力を受けることができる。すなわ
ち、図8の場合、永久磁石10の遠心力は1点で受ける
ことになるが、これを面で受けるものであるため、回転
子鉄心4の遠心力に対する強度は十分に余裕を持ったも
のとなる。
けられているため、永久磁石10と回転子鉄心4が一体
化され、ロータの剛性が高められる。そのため、図12
に示されるような顕著な振動モードを持たなくなり、こ
の振動モードに起因する騒音の発生を抑制することがで
きる。
周側に設けているので、永久磁石10の遠心力は弾性機
構13の除荷の方向に作用する。したがって、弾性機構
13の必要強度を確保するための設計が容易になる。
0は横断面が長方形のものを使用している。横断面が長
方形の永久磁石10は加工が容易なため価格が低く、安
価な永久磁石形モータを構成することが可能である。
施の形態2を示す永久磁石の正面図、図3のbは側面図
である。図において、15は永久磁石10の接触面の角
の面取りを施した部分である。この面取り15を施すこ
とにより、永久磁石10を磁石挿入口5に圧入装着する
際の作業性を改善することができる。
の実施の形態3を示す図で、図4は永久磁石形モータの
要部断面図、図5は永久磁石形モータ駆動用インバータ
回路図、図6は磁束分布図である。図において、5aは
磁石挿入孔5の辺の内V字の内側に相当する辺、5bは
同じく回転子鉄心4の外周部側の辺、5cは上記両辺5
a・5bが交差する隅部である。
チ幅W2よりも若干狭いものを示したが、実施の形態3
では、図4に示すように、V字形に配置された永久磁石
5の外方の隅部5cと回転子鉄心4の中心とを結ぶ2本
の線が挟む角θが、次式に示すように、 (240°/P)−(360°/S)≦θ≦)240°/P)
+(360°/S) の範囲内にあるものとした。ここに、Pは極数、Sはス
ロット2の数である。すなわち、角θを駆動トルクが作
用する有効中心角(240°/P)に、スロット2の1
ピッチ分の中心角(360°/S)を加減した角度範囲
内に設定される。
22V、22Wは前記直流電源21に接続されトランジ
スタ22aと、それに並列接続された環流用のダイオー
ド22bを1組として構成されたインバータ回路で、図
5は広く利用されている三相電圧形インバータ回路を示
し、トランジスタ22aは一相につき2個、三相で6個
用いられている。23は前記インバータ回路22U、2
2V、22Wの交流側に接続された永久磁石形モータ、
24はインバータ回路22U、22V、22Wのトラン
ジスタ22aをオン・オフ制御する制御回路である。
0度、150度、180度などがある。センサレス位置
検出方式をとるためには、誘起電圧波形とインバータ出
力波形を分離するため、インバータ回路22U、22
V、22Wの出力が零の区間が必要である。したがっ
て、180度通電方式は使用できない。そこで、例えば
120度通電方式を採用すると、従来の永久磁石形モー
タ23では、永久磁石10が1極分として発生する磁束
のうち、電気角にしてほぼ120度分だけの駆動トルク
が作用することになる。
のAに示すものにおいて、斜線部分で示している電気角
にして0度から30度及び150度から180度に対応
する部分に発生している磁束は、ほとんどモータの駆動
トルクとしては作用することがない。ところが、この発
明の実施の形態3では、永久磁石10の磁束分布は、通
電区間に対応するように、磁気的に突状となっており、
この部分の磁束は強められるようになる。このため、1
極分の磁束密度は、図6のBに示すように、電気角にし
て30度ないし150度に相当する位置の磁束は多くな
るので、一相分におけるトルクも大きくなる。したがっ
て、三相分の合成トルクも大きくなり、モータの効率は
改善される。
形態4を示す固定子鉄心の横断面図である。図2では、
リベット孔32の位置が回転子鉄心4の磁極部6にある
ものを示したが、実施の形態4では、図7に示すよう
に、リベット孔32の位置が回転子鉄心4のヨーク部8
に配置されるものとした。図2に示される永久磁石形モ
ータでは、バランスウェイトを兼ねている端板31の遠
心力が、リベット33を介して磁極部6に作用する。
内外周連結部9という回転子鉄心4の強度的に弱い部分
に、更に端板31の遠心力が加わってしまうことにな
る。しかし、図7に示すように構成された永久磁石形モ
ータにおいては、バランスウェイトを兼ねている端板3
1の遠心力を、リベット33を介して回転子鉄心4の強
度的に強い部分で受けることができるため、回転子鉄心
4の遠心力に対する強度は充分に余裕を持ったものとな
る。
実施の形態5を示す図で、図8は回転子鉄心の一端に配
置される打抜鋼鈑の平面図、図9は図8の要部拡大図で
ある。この実施の形態5では、打抜鋼板4bは磁石挿入
孔5内部においても磁極部6とヨーク部8とを連結する
内外周連結部9を有する形状となっている。なお、この
打抜鋼板4bは、前記回転子鉄心4の上下端のいずれか
一方の1枚だけであって、残りは図2に示される形状の
打抜鋼板4aが積層されている。
においては、磁極部6とヨーク部8とを連結する内外周
連結部9を有しているため、鉄心の打ち抜き時及び積層
時に鉄心のねじれが発生しない。したがって、応力が発
生せず、回転子鉄心4の遠心力に対する強度が向上す
る。また、回転子鉄心4の垂直度が改善され、ロータの
組立精度が向上する。
bが1枚のみである理由は、内外周連結部9を有する打
抜鋼板4bを多く使用すると、回転子鉄心4の軸方向長
さに対する永久磁石10の軸方向長さが短くなってしま
うこと、及び永久磁石10の磁束が磁極部6からヨーク
部8に洩れてしまうことにより、同じコア幅のロータで
あれば性能が低下してしまうためである。
1の永久磁石形モータでは、コイルが巻回された固定子
鉄心の内側に、鋼鈑が多数積層された回転子鉄心を配置
し、この回転子鉄心にはその軸方向にV字状に穿設され
このV字の開口側が前記回転子鉄心の外周側に配置され
た磁石挿入孔を有し、この磁石挿入孔に前記V字の内側
同士がそれぞれ同極となるように永久磁石が挿入された
モータにおいて、横断面長方形に形成した永久磁石と、
この永久磁石の側面と前記回転子鉄心の外周部との間に
存在し、狭幅部とこの狭幅部に接続する広幅部とで形成
した磁極連結部と、磁石挿入孔に設けられ永久磁石の短
辺側を押圧する弾性機構とを備え、この弾性機構と前記
磁極連結部に接触するように上記永久磁石を圧入装着し
たので、狭幅部では磁束が飽和して隣接する磁極部間の
磁束の漏れが減少し、モータ効率の低下を防止し、広幅
部では面で永久磁石の遠心力に対抗し、回転子鉄心の遠
心力に対する必要な強度を得ることができ、さらに、回
転子鉄心と永久磁石を一体化することによって、回転子
鉄心の剛性を増し、回転子鉄心の剛性に起因する騒音を
抑制する効果がある。
ータでは、磁石挿入孔内のV字の外縁に包囲されたヨー
ク部側に設けられた弾性機構と、磁極連結部の広幅部
と、に接触するように圧入装着したので、永久磁石の遠
心力が弾性機構の除荷の方向になり、弾性機構部の必要
強度を確保するための設計が容易になる効果がある。
ータでは、横断面長方形に形成された永久磁石の接触面
の角部に面取りを施すことにより、永久磁石を回転子鉄
心の磁石挿入口に圧入する際の作業性を改善する効果が
ある。
ータでは、永久磁石のV字開口内側の隅部と回転子鉄心
の中心を結ぶ線が挟む角θを、次式に示す (240°/P)−(360°/S)≦θ≦(240°/P)
+(360°/S) の範囲内に設定した構成としたので、磁極部の幅は固定
子コイルの通電区間に相当する幅になり、この部分に磁
気的な突起が形成され、モータの駆動トルクに作用する
磁束が多くなると共に、発生する駆動トルクを増加させ
ることができ、かつモータの効率を改善することができ
る効果がある。
ータでは、回転子鉄心の両端面にそれぞれ端板を配置
し、回転子鉄心と端板とを軸方向に締結し、この締結位
置をV字状の磁石挿入孔の内周側で、かつ隣接するV字
状の磁石挿入孔間に設定したので、バランスウエイトを
兼ねている端板の遠心力を、回転子鉄心の強度的に強い
部分で受けることができ、回転子鉄心の遠心力に対する
強度が向上する効果がある。
ータでは、回転子鉄心の外周部に位置し磁石挿入孔のV
字の内縁に挟まれた磁極部と、磁石挿入孔のV字の外縁
に包囲されたヨーク部と、を備え、回転子鉄心の一端に
配置された鋼板は、磁石挿入孔内で磁極部とヨーク部と
を互いに連結させる内外周連結部を有したので、打抜鋼
鈑の打抜時、及び回転子鉄心の積層時に回転子鉄心にね
じれが発生せず、したがって、回転子鉄心の遠心力に対
する強度とロータの組立精度を向上させることができる
効果がある。
を示す回転子鉄心の分解斜視図である。
を示す回転子鉄心の横断面図である。
aは正面図、bは側面図である。
ータの要部横断面図である。
ータ駆動用インバータ回路図である。
で、Aは従来の永久磁石形モータの磁束分布図、Bは実
施の形態3による永久磁石形モータの磁束分布図であ
る。
を示す回転子鉄心の横断面図である。
打抜鋼板の平面図である。
打ち抜き鋼板の要部拡大図である。
図である。
部分の横断面図である。
動モードを示す図で、Aは左右方向を中心方向、上下方
向を外方向へ変形する振動モード図、Bは左右方向を外
方向、上下方向を中心方向へ変形する振動モード図であ
る。
磁石挿入孔、5a,5b 磁石挿入の辺、5c 隅
部、6 磁極部、7 磁極連結部、7a 狭幅部、7b
広幅部、9 内外周連結部、10 永久磁石、13
弾性機構、15永久磁石面取り部、31 端板、32
リベット孔、33 リベット。
Claims (6)
- 【請求項1】 コイルが巻回された固定子鉄心の内側
に、鋼鈑が多数積層された回転子鉄心を配置し、この回
転子鉄心にはその軸方向にV字状に穿設されこのV字の
開口側が前記回転子鉄心の外周側に配置された磁石挿入
孔を有し、この磁石挿入孔に前記V字の内側同士がそれ
ぞれ同極となるように永久磁石が挿入されたモータにお
いて、横断面長方形に形成した前記永久磁石と、この永
久磁石の側面と前記回転子鉄心の外周部との間に存在
し、狭幅部とこの狭幅部に接続する広幅部とで形成した
磁極連結部と、前記磁石挿入孔に設けられ前記永久磁石
の短辺側を押圧する弾性機構とを備え、この弾性機構と
前記磁極連結部に接触するように前記永久磁石を圧入装
着したことを特徴とする永久磁石形モータ。 - 【請求項2】 磁石挿入孔内のV字の外縁に包囲された
ヨーク部側に設けられた弾性機構と、磁極連結部の広幅
部と、に接触するように圧入装着したことを特徴とする
請求項1記載の永久磁石形モータ。 - 【請求項3】 横断面長方形に形成された永久磁石の接
触面の角に面取りを施したことを特徴とする請求項1又
は請求項2に記載の永久磁石形モータ。 - 【請求項4】 磁石挿入孔の辺の内V字の内側に相当す
る辺と回転子鉄心の外周部側の辺とが交差する二つの隅
部と、前記回転子鉄心の中心とを結ぶ2本の線が挟む角
度θを、極数をP、固定子鉄心のコイル収納スロット数
をSとしたとき、次式に示すよう、 (240°/P)−(360°/S)≦θ≦(240°/P)+(360°/S) の範囲内に設定したことを特徴とする請求項1ないし請
求項3のいずれかに記載の永久磁石形モータ。 - 【請求項5】 回転子鉄心の両端面にそれぞれ端板を配
置し、回転子鉄心と端板とを軸方向に締結し、この締結
位置をV字状の磁石挿入孔の内周側で、かつ隣接するV
字状の磁石挿入孔間に設定したことを特徴とする請求項
1ないし請求項4のいずれかに記載の永久磁石形モー
タ。 - 【請求項6】 回転子鉄心の外周部に位置し磁石挿入孔
のV字の内縁に挟まれた磁極部と、前記磁石挿入孔のV
字の外縁に包囲されたヨーク部と、を備え、前記回転子
鉄心の一端に配置された鋼板は、前記磁石挿入孔内で前
記磁極部と前記ヨーク部とを互いに連結させる内外周連
結部を有したことを特徴とする請求項1ないし請求項5
のいずれかに記載の永久磁石形モータ。
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