JP3348269B2 - X線反射率測定方法 - Google Patents
X線反射率測定方法Info
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Landscapes
- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
- Measurement Of Radiation (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はX線反射率測定方法
に関するものであり、特に、試料表面へのX線の入射角
の変化に対するX線反射率の変化から、薄膜材料の物理
的な性質を評価するためのX線反射率測定方法に関する
ものである。
に関するものであり、特に、試料表面へのX線の入射角
の変化に対するX線反射率の変化から、薄膜材料の物理
的な性質を評価するためのX線反射率測定方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、X線反射率法は、半導体装置等の
種々の薄膜を堆積させた多層構造を有している試料の表
面構造の評価に有効な方法として用いられており、この
様な半導体装置等における極めて薄い薄膜の評価や積層
界面の平坦性などの積層膜の詳細な評価を行うために
は、広い範囲のX線入射角に対応する情報を得ることが
必要になる。
種々の薄膜を堆積させた多層構造を有している試料の表
面構造の評価に有効な方法として用いられており、この
様な半導体装置等における極めて薄い薄膜の評価や積層
界面の平坦性などの積層膜の詳細な評価を行うために
は、広い範囲のX線入射角に対応する情報を得ることが
必要になる。
【0003】このX線反射率法は、反射X線強度プロフ
ァイルの試料へのX線入射角依存性を、シミュレーショ
ン結果と合わせることによって物性を評価する手法であ
り、例えば、薄膜/基板界面の平坦な試料については、
反射X線強度は理論的には試料へのX線入射角の4乗に
逆比例して減衰し、薄膜/基板界面が平坦でない場合に
はさらに急激に減衰する。
ァイルの試料へのX線入射角依存性を、シミュレーショ
ン結果と合わせることによって物性を評価する手法であ
り、例えば、薄膜/基板界面の平坦な試料については、
反射X線強度は理論的には試料へのX線入射角の4乗に
逆比例して減衰し、薄膜/基板界面が平坦でない場合に
はさらに急激に減衰する。
【0004】この場合、精度の高い解析を行うために
は、出来るだけ広いX線入射角の範囲で測定を行う必要
があり、したがって、広い範囲にわたる反射X線強度の
測定・検出が要求されることになる。
は、出来るだけ広いX線入射角の範囲で測定を行う必要
があり、したがって、広い範囲にわたる反射X線強度の
測定・検出が要求されることになる。
【0005】従来の、X線反射率測定装置においては、
X線検出器が正しく検出できるX線強度の限界で測定強
度の限界が決まり、この測定限界により測定可能なX線
入射角が制限されていた。
X線検出器が正しく検出できるX線強度の限界で測定強
度の限界が決まり、この測定限界により測定可能なX線
入射角が制限されていた。
【0006】この様子を図6を参照して説明する。 図6参照 従来のX線反射率測定装置は、回転対陰極等のX線源1
1、スリット12、チャネルカット結晶13、スリット
14、入射X線強度モニター15、ゴニオメーター1
7、スリット18、及び、X線検出器19から概略的に
構成されており、X線源11からのX線はスリット1
2、チャネルカット結晶13、及び、スリット14を介
して単色化、平行化と減衰・整形したのち入射X線強度
モニター15を介してゴニオメーター17上に載置した
被測定試料16に所定のX線入射角22で入射する。
1、スリット12、チャネルカット結晶13、スリット
14、入射X線強度モニター15、ゴニオメーター1
7、スリット18、及び、X線検出器19から概略的に
構成されており、X線源11からのX線はスリット1
2、チャネルカット結晶13、及び、スリット14を介
して単色化、平行化と減衰・整形したのち入射X線強度
モニター15を介してゴニオメーター17上に載置した
被測定試料16に所定のX線入射角22で入射する。
【0007】この入射X線20は被測定試料16の表面
構造に応じた反射率で反射され、この反射X線21がス
リット18を介してX線検出器19で検出されることに
なり、この場合、ゴニオメーター17により被測定試料
16の入射X線20に対する角度(ゴニオメーターの回
転角)を変化させながら測定を行うことになる。なお、
符号23は、X線検出器19の仰角である。
構造に応じた反射率で反射され、この反射X線21がス
リット18を介してX線検出器19で検出されることに
なり、この場合、ゴニオメーター17により被測定試料
16の入射X線20に対する角度(ゴニオメーターの回
転角)を変化させながら測定を行うことになる。なお、
符号23は、X線検出器19の仰角である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この様なX線
反射率測定装置及び測定方法において、X線強度が測定
限界を越えないようにするためのX線強度の調整方法
は、X線源11自体の強度を調整するか、或いは、スリ
ット12,14,18によりX線を減衰させるかであ
り、このX線強度の調整方法では比較的狭いX線入射角
範囲での測定しか行うことができず、X線反射率プロフ
ァイルが緩やかに変化する極めて薄い薄膜の評価や、X
線入射角22の大きな領域の情報を必要とする多層膜の
界面の平坦性等を評価しようとする場合、解析に耐える
だけの精度を持ったデータを得ることは困難であった。
反射率測定装置及び測定方法において、X線強度が測定
限界を越えないようにするためのX線強度の調整方法
は、X線源11自体の強度を調整するか、或いは、スリ
ット12,14,18によりX線を減衰させるかであ
り、このX線強度の調整方法では比較的狭いX線入射角
範囲での測定しか行うことができず、X線反射率プロフ
ァイルが緩やかに変化する極めて薄い薄膜の評価や、X
線入射角22の大きな領域の情報を必要とする多層膜の
界面の平坦性等を評価しようとする場合、解析に耐える
だけの精度を持ったデータを得ることは困難であった。
【0009】したがって、本発明は、X線入射角22の
より広い範囲に渡って精度の高いX線反射率の測定を行
うことの出来るX線反射率測定装置及び測定方法を提供
することを目的とする。
より広い範囲に渡って精度の高いX線反射率の測定を行
うことの出来るX線反射率測定装置及び測定方法を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理的構
成の説明図であり、この図1を参照して本発明における
課題を解決するための手段を説明する。 図1参照 (1)本発明は、X線源とX線検出器との間のX線通路
にX線吸収体を設けたX線反射率測定装置を用いるとと
もに、測定するX線入射角領域を2つ以上の領域に分割
し、前記分割した領域毎に異なったX線吸収体を使用す
るX線反射率測定方法において、X線入射角が小さくな
る方向へX線入射角の走査を行うことを特徴とする。
成の説明図であり、この図1を参照して本発明における
課題を解決するための手段を説明する。 図1参照 (1)本発明は、X線源とX線検出器との間のX線通路
にX線吸収体を設けたX線反射率測定装置を用いるとと
もに、測定するX線入射角領域を2つ以上の領域に分割
し、前記分割した領域毎に異なったX線吸収体を使用す
るX線反射率測定方法において、X線入射角が小さくな
る方向へX線入射角の走査を行うことを特徴とする。
【0011】この様に、X線入射角が小さくなる方向へ
X線入射角の走査を行うことにより、逆方向に走査した
場合に比べて、X線検出器6を損傷することがなくな
る。 即ち、X線入射角が大きくなる方向へX線入射角の
走査を行った場合、X線吸収体2の交換の際に、交換し
たX線吸収体2のX線吸収量の減少の程度が大きすぎる
とX線検出器6を損傷させることになるが、X線入射角
が小さくなる方向へX線入射角の走査を行う場合には、
X線吸収体2を厚くなるように交換するので、どの様に
交換してもX線検出器6が交換後直ちに損傷を受けるこ
とがなくなる。
X線入射角の走査を行うことにより、逆方向に走査した
場合に比べて、X線検出器6を損傷することがなくな
る。 即ち、X線入射角が大きくなる方向へX線入射角の
走査を行った場合、X線吸収体2の交換の際に、交換し
たX線吸収体2のX線吸収量の減少の程度が大きすぎる
とX線検出器6を損傷させることになるが、X線入射角
が小さくなる方向へX線入射角の走査を行う場合には、
X線吸収体2を厚くなるように交換するので、どの様に
交換してもX線検出器6が交換後直ちに損傷を受けるこ
とがなくなる。
【0012】(2)また、本発明は、上記(1)におい
て、測定するX線入射角領域の分割を、反射X線強度に
応じて行うことを特徴とする。
て、測定するX線入射角領域の分割を、反射X線強度に
応じて行うことを特徴とする。
【0013】この場合には、測定過程で設定した反射X
線強度上限を越えた場合、或いは、設定した反射X線強
度下限を下回った場合に、X線吸収体2を交換すること
によって、X線検出器6を破壊することなく、且つ、広
範囲のX線入射角における精度の高い測定が可能にな
る。
線強度上限を越えた場合、或いは、設定した反射X線強
度下限を下回った場合に、X線吸収体2を交換すること
によって、X線検出器6を破壊することなく、且つ、広
範囲のX線入射角における精度の高い測定が可能にな
る。
【0014】(3)また、本発明は、上記(1)におい
て、測定するX線入射角領域の分割を、X線入射角に応
じて行うことを特徴とする。
て、測定するX線入射角領域の分割を、X線入射角に応
じて行うことを特徴とする。
【0015】この場合には、X線入射角に対する大凡の
応じた反射X線強度を予めシミュレーションしておき、
測定過程で設定したX線入射角を越えた場合、或いは、
下回った場合に、X線吸収体2を交換することによっ
て、X線検出器6を破壊することなく、且つ、広範囲の
X線入射角における精度の高い測定が可能になるもので
あり、反射X線強度を監視することなく、ゴニオメータ
ー4の回転角の監視だけで交換が可能になる。
応じた反射X線強度を予めシミュレーションしておき、
測定過程で設定したX線入射角を越えた場合、或いは、
下回った場合に、X線吸収体2を交換することによっ
て、X線検出器6を破壊することなく、且つ、広範囲の
X線入射角における精度の高い測定が可能になるもので
あり、反射X線強度を監視することなく、ゴニオメータ
ー4の回転角の監視だけで交換が可能になる。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図2
及び図3を参照して説明する。 図2参照 図2は本発明のX線反射率測定装置の概略的構成図であ
り、図6に示した従来のX線反射率測定装置のチャネル
カット結晶13と入射X線強度モニター15側のスリッ
ト14との間にX線吸収体24を設けたものに相当す
る。
及び図3を参照して説明する。 図2参照 図2は本発明のX線反射率測定装置の概略的構成図であ
り、図6に示した従来のX線反射率測定装置のチャネル
カット結晶13と入射X線強度モニター15側のスリッ
ト14との間にX線吸収体24を設けたものに相当す
る。
【0029】即ち、本発明のX線反射率測定装置は、回
転対陰極等のX線源11、X線源11からの入射X線2
0を整形するスリット12、スリット12を通過した入
射X線20の角度発散を抑える平行な二枚一組の平板状
シリコン結晶からなるチャネルカット結晶13、入射X
線20の強度を減衰させるAl板からなるX線吸収体2
4、X線吸収体24を通過した入射X線20を整形する
スリット14、スリット14を通過した入射X線20の
強度を測定するイオン・チャンバーからなる入射X線強
度モニター15、被測定試料16を載置し被測定試料1
6に対するX線入射角22を任意に設定するゴニオメー
ター17、被測定資料16からの反射X線21の入射を
制限するスリット18、スリット18を介して反射X線
21を検出するシンチレーションカウンターからなるX
線検出器19で構成される。
転対陰極等のX線源11、X線源11からの入射X線2
0を整形するスリット12、スリット12を通過した入
射X線20の角度発散を抑える平行な二枚一組の平板状
シリコン結晶からなるチャネルカット結晶13、入射X
線20の強度を減衰させるAl板からなるX線吸収体2
4、X線吸収体24を通過した入射X線20を整形する
スリット14、スリット14を通過した入射X線20の
強度を測定するイオン・チャンバーからなる入射X線強
度モニター15、被測定試料16を載置し被測定試料1
6に対するX線入射角22を任意に設定するゴニオメー
ター17、被測定資料16からの反射X線21の入射を
制限するスリット18、スリット18を介して反射X線
21を検出するシンチレーションカウンターからなるX
線検出器19で構成される。
【0030】この場合、スリット18及びX線検出器1
9はゴニオメーター17に固定されているアーム(図示
せず)に取り付けられて、ゴニオメーター17の回転に
連動して回転するようになっており、入射X線20のX
線入射角22とX線検出器19の仰角23が等しくなる
ように動作を設定する。
9はゴニオメーター17に固定されているアーム(図示
せず)に取り付けられて、ゴニオメーター17の回転に
連動して回転するようになっており、入射X線20のX
線入射角22とX線検出器19の仰角23が等しくなる
ように動作を設定する。
【0031】図3参照 図3は、このX線反射率測定装置を用いて、Si基板上
に厚さ10nmのCo(コバルト)薄膜を堆積させた試
料の測定結果を示すもので、X線入射角22の走査をX
線入射角22が減少する様に行うものであり、反射X線
21の強度が予め検出限界値以下に設定した設定値を越
えた場合に、X線吸収体24をよりX線吸収量の多いも
の、即ち、より厚いX線吸収体24に交換する。
に厚さ10nmのCo(コバルト)薄膜を堆積させた試
料の測定結果を示すもので、X線入射角22の走査をX
線入射角22が減少する様に行うものであり、反射X線
21の強度が予め検出限界値以下に設定した設定値を越
えた場合に、X線吸収体24をよりX線吸収量の多いも
の、即ち、より厚いX線吸収体24に交換する。
【0032】この場合には、X線吸収体22を用いずに
測定を開始したのち、反射X線21の強度が設定値(約
2.5×105 cps:カウント/秒)を越えた場合
に、即ち、X線入射角22が低角側の領域ではX線吸収
体24として厚さ0.9mmのAl板を挿入したもので
あり、0.9mmのAl板によって入射X線20の強度
を略1/1000(10-3)に減衰することができ、検
出限界が3〜4×105cps程度のX線検出器19を
用いて108 cpsを越える値に対応する測定結果を得
ることができる。
測定を開始したのち、反射X線21の強度が設定値(約
2.5×105 cps:カウント/秒)を越えた場合
に、即ち、X線入射角22が低角側の領域ではX線吸収
体24として厚さ0.9mmのAl板を挿入したもので
あり、0.9mmのAl板によって入射X線20の強度
を略1/1000(10-3)に減衰することができ、検
出限界が3〜4×105cps程度のX線検出器19を
用いて108 cpsを越える値に対応する測定結果を得
ることができる。
【0033】そして、得られた測定結果は、X線吸収体
24を挿入する時に、同じX線入射角22において、挿
入前と挿入後の反射X線21の強度を測定して、両者の
強度が同じになるように挿入後の反射X線21の強度を
補正して測定結果を連続させて、被測定試料16の層構
造を評価する。
24を挿入する時に、同じX線入射角22において、挿
入前と挿入後の反射X線21の強度を測定して、両者の
強度が同じになるように挿入後の反射X線21の強度を
補正して測定結果を連続させて、被測定試料16の層構
造を評価する。
【0034】例えば、図3のような結果が得られた場合
には、フレネルの式に基づく解析により、被測定試料1
6の層構造が10nmのCo膜ではなく、実際には、密
度の違う3層からなり、各層の膜厚は表面から2nm、
10nm、2nmで、各界面の凹凸が数Åであると評価
することになる。
には、フレネルの式に基づく解析により、被測定試料1
6の層構造が10nmのCo膜ではなく、実際には、密
度の違う3層からなり、各層の膜厚は表面から2nm、
10nm、2nmで、各界面の凹凸が数Åであると評価
することになる。
【0035】この様に、反射X線21の強度に応じてX
線吸収体24を交換して反射X線21の強度を測定する
ことによって、X線入射角22の大きな領域における測
定を大きな強度の入射X線20を用いて行うことができ
るので、測定時間を短縮化しても、精度の高い測定を行
うことができる。
線吸収体24を交換して反射X線21の強度を測定する
ことによって、X線入射角22の大きな領域における測
定を大きな強度の入射X線20を用いて行うことができ
るので、測定時間を短縮化しても、精度の高い測定を行
うことができる。
【0036】また、第1の実施の形態の様に、X線入射
角22の走査をX線入射角22が減少する様に行うこと
によって、反射X線21の強度のプロファイルを確認し
ながら、適切な厚さのX線吸収体24に交換することが
できるので、プロファイルの精度を損なうことはない。
角22の走査をX線入射角22が減少する様に行うこと
によって、反射X線21の強度のプロファイルを確認し
ながら、適切な厚さのX線吸収体24に交換することが
できるので、プロファイルの精度を損なうことはない。
【0037】なお、この様なX線反射率の測定において
は、その強度は図から明らかなように波打つことになる
ので、この様な場合のプロファイルの精度を損なわない
ように、X線入射角22が減少するように走査したにも
拘らず、途中で反射X線21の強度が減少し、予め設定
した設定値を下回ったときには、より吸収量の小さな薄
いX線吸収体24に交換して測定を行うようにしても良
い。
は、その強度は図から明らかなように波打つことになる
ので、この様な場合のプロファイルの精度を損なわない
ように、X線入射角22が減少するように走査したにも
拘らず、途中で反射X線21の強度が減少し、予め設定
した設定値を下回ったときには、より吸収量の小さな薄
いX線吸収体24に交換して測定を行うようにしても良
い。
【0038】また、上記の第1の実施の形態において
は、X線吸収体24を一度挿入するだけ、即ち、厚さ0
mmのX線吸収体24から厚さ0.9mmのX線吸収体
24へ交換するの相当するものであるが、より精密な且
つ広範囲のX線入射角22の測定を行うために、複数回
の交換を行っても良いものである。
は、X線吸収体24を一度挿入するだけ、即ち、厚さ0
mmのX線吸収体24から厚さ0.9mmのX線吸収体
24へ交換するの相当するものであるが、より精密な且
つ広範囲のX線入射角22の測定を行うために、複数回
の交換を行っても良いものである。
【0039】また、上記の第1の実施の形態において
は、反射X線21の強度によってX線吸収体24を交換
しているが、反射X線21の強度と入射X線20の強度
との相関の大まかな様子が知られている場合には、X線
入射角22に設定値を設け、この設定値を下回った場合
に、より厚いX線吸収体24に置き換えるようにしても
良い。
は、反射X線21の強度によってX線吸収体24を交換
しているが、反射X線21の強度と入射X線20の強度
との相関の大まかな様子が知られている場合には、X線
入射角22に設定値を設け、この設定値を下回った場合
に、より厚いX線吸収体24に置き換えるようにしても
良い。
【0040】さらに、X線入射角22の走査方向を逆に
しても良く、この場合には、最初に一番厚いX線吸収体
24を挿入し、所定の設定値を下回った場合に、より薄
いX線吸収体24に交換していけば良い。
しても良く、この場合には、最初に一番厚いX線吸収体
24を挿入し、所定の設定値を下回った場合に、より薄
いX線吸収体24に交換していけば良い。
【0041】但し、この場合には、交換の際に、交換し
たX線吸収体24のX線吸収量の減少の程度が大きすぎ
るとX線検出器19を損傷させることになり、また、交
換したX線吸収体24のX線吸収量の減少の程度が小さ
すぎると頻繁な交換が必要となるので注意を要すること
になる。
たX線吸収体24のX線吸収量の減少の程度が大きすぎ
るとX線検出器19を損傷させることになり、また、交
換したX線吸収体24のX線吸収量の減少の程度が小さ
すぎると頻繁な交換が必要となるので注意を要すること
になる。
【0042】次に、図4及び図5を参照して本発明の第
2の実施の形態を説明する。なお、図4は第2の実施の
形態の測定方法を概念的に説明するものであって、X線
入射角領域を2つの領域、即ち、低角領域Aと高角領域
Bとに分割するものであり、図4(a)は反射X線強度
を示し、図4(b)は入射X線強度を示す。この場合、
測定データをスムーズに接続するために低角領域Aと高
角領域Bとがオーバラップする接続領域Cを設けてお
く。
2の実施の形態を説明する。なお、図4は第2の実施の
形態の測定方法を概念的に説明するものであって、X線
入射角領域を2つの領域、即ち、低角領域Aと高角領域
Bとに分割するものであり、図4(a)は反射X線強度
を示し、図4(b)は入射X線強度を示す。この場合、
測定データをスムーズに接続するために低角領域Aと高
角領域Bとがオーバラップする接続領域Cを設けてお
く。
【0043】図4(a)参照 まず、X線吸収体24を用いないで、X線入射角22が
減少するように走査しながら、高角領域Bにおける反射
X線21の強度を測定し、接続領域Cにおいては、X線
吸収体24を挿入した場合と外した場合について測定
し、その後の低角領域Aにおいては、X線吸収体24を
挿入して測定を行う。
減少するように走査しながら、高角領域Bにおける反射
X線21の強度を測定し、接続領域Cにおいては、X線
吸収体24を挿入した場合と外した場合について測定
し、その後の低角領域Aにおいては、X線吸収体24を
挿入して測定を行う。
【0044】また、この測定データを接続する場合に
は、接続領域Cにおける低角領域Aにおけるデータと高
角領域Bにおけるデータの平均値が一致するように接続
するものであり、X線反射率プロファイルは見かけ上、
X線検出器19の測定上限を越えており、従来のX線反
射率プロファイルよりもX線強度の広い範囲に渡る測
定、即ち、広いX線入射角22の範囲での測定を行うこ
とになっており、従って、基板の表面構造に関して従来
よりも高精度の評価が可能になる。
は、接続領域Cにおける低角領域Aにおけるデータと高
角領域Bにおけるデータの平均値が一致するように接続
するものであり、X線反射率プロファイルは見かけ上、
X線検出器19の測定上限を越えており、従来のX線反
射率プロファイルよりもX線強度の広い範囲に渡る測
定、即ち、広いX線入射角22の範囲での測定を行うこ
とになっており、従って、基板の表面構造に関して従来
よりも高精度の評価が可能になる。
【0045】図4(b)参照 なお、この場合の接続領域Cにおける低角領域Aにおけ
るデータと高角領域Bにおけるデータの接続は、反射X
線21の強度ではなく、図に示す入射X線強度モニター
15における入射X線20の強度の測定値を用いて行っ
ても良い。
るデータと高角領域Bにおけるデータの接続は、反射X
線21の強度ではなく、図に示す入射X線強度モニター
15における入射X線20の強度の測定値を用いて行っ
ても良い。
【0046】何れにしても、接続領域Cにおける低角領
域Aにおけるデータと高角領域Bにおけるデータの接続
は、それらの間のズレが最小になるような方法であれば
いかなる方法でも構わないものであり、通常は最小二乗
法を用いる。
域Aにおけるデータと高角領域Bにおけるデータの接続
は、それらの間のズレが最小になるような方法であれば
いかなる方法でも構わないものであり、通常は最小二乗
法を用いる。
【0047】図5(a)参照 図5(a)は、図2に示すX線反射率測定装置を用い
て、Si基板上に厚さ10nmのCo(コバルト)薄膜
を堆積させた試料(図3の場合と同じ試料)の測定結果
を示すもので、まず、X線吸収体24を用いないで、X
線入射角22が減少するように走査しながら、高角領域
Bにおける反射X線21の強度を測定し、接続領域Cに
おいては、X線入射角22の200の測定点において、
X線吸収体24を挿入した場合と外した場合について測
定し、その後の低角領域Aにおいては、X線吸収体24
を挿入して測定を行う。
て、Si基板上に厚さ10nmのCo(コバルト)薄膜
を堆積させた試料(図3の場合と同じ試料)の測定結果
を示すもので、まず、X線吸収体24を用いないで、X
線入射角22が減少するように走査しながら、高角領域
Bにおける反射X線21の強度を測定し、接続領域Cに
おいては、X線入射角22の200の測定点において、
X線吸収体24を挿入した場合と外した場合について測
定し、その後の低角領域Aにおいては、X線吸収体24
を挿入して測定を行う。
【0048】この場合、X線吸収体24を外した状態で
高角領域Bから接続領域Cの低角領域A境界まで測定し
たのち、ゴニオメーター17の回転角を接続領域Cの高
角領域B境界まで戻し、X線吸収体24を挿入してその
後の測定を行うこともできるが、その場合には、X線入
射角22の値の再現性が悪くなる。
高角領域Bから接続領域Cの低角領域A境界まで測定し
たのち、ゴニオメーター17の回転角を接続領域Cの高
角領域B境界まで戻し、X線吸収体24を挿入してその
後の測定を行うこともできるが、その場合には、X線入
射角22の値の再現性が悪くなる。
【0049】しかし、本発明の実施の形態の場合には、
ゴニオメーター17の回転角の向きを一定にしたままで
測定することができるため、ゴニオメーター17の回転
角の精度(2/1000度)に匹敵するX線入射角22
の再現性が得られる。
ゴニオメーター17の回転角の向きを一定にしたままで
測定することができるため、ゴニオメーター17の回転
角の精度(2/1000度)に匹敵するX線入射角22
の再現性が得られる。
【0050】図5(b)参照 また、この測定データを接続する場合には、接続領域C
における低角領域Aにおけるデータと高角領域Bにおけ
るデータの平均値が一致するように接続するのであり、
図から明らかなように、X線反射率プロファイルは見か
け上、X線検出器19の測定上限を越えており、従来の
X線反射率プロファイルよりもX線強度の広い範囲に渡
る測定、即ち、広いX線入射角22の範囲での測定結果
となっており、従って、基板の層構造に関して従来より
も高精度の評価が可能になる。
における低角領域Aにおけるデータと高角領域Bにおけ
るデータの平均値が一致するように接続するのであり、
図から明らかなように、X線反射率プロファイルは見か
け上、X線検出器19の測定上限を越えており、従来の
X線反射率プロファイルよりもX線強度の広い範囲に渡
る測定、即ち、広いX線入射角22の範囲での測定結果
となっており、従って、基板の層構造に関して従来より
も高精度の評価が可能になる。
【0051】なお、図5(b)のような結果が得られた
場合には、図3の場合と同様に、フレネルの式に基づく
解析により、被測定試料16の層構造が密度の違う3層
からなり、各層の膜厚は表面から2nm、10nm、2
nmで、各界面の凹凸が数Åであると評価することにな
る。
場合には、図3の場合と同様に、フレネルの式に基づく
解析により、被測定試料16の層構造が密度の違う3層
からなり、各層の膜厚は表面から2nm、10nm、2
nmで、各界面の凹凸が数Åであると評価することにな
る。
【0052】なお、第2の実施の形態においては、接続
領域Cにおいて200の測定点で測定を行っているが、
最低1つの測定点で測定を行えば良く、さらに、2点以
上の測定点で測定を行うことが望ましい。
領域Cにおいて200の測定点で測定を行っているが、
最低1つの測定点で測定を行えば良く、さらに、2点以
上の測定点で測定を行うことが望ましい。
【0053】また、この様なX線反射率の測定において
は、第1の実施の形態と同様にその強度は図から明らか
なように波打つことになるので、この様な場合のプロフ
ァイルの精度を高めるために、X線入射角22が減少す
るように走査したにも拘らず、途中で反射X線21の強
度が減少し、予め設定した設定値を下回ったときには、
より吸収量の小さな薄いX線吸収体24に交換して測定
を行っても良い。
は、第1の実施の形態と同様にその強度は図から明らか
なように波打つことになるので、この様な場合のプロフ
ァイルの精度を高めるために、X線入射角22が減少す
るように走査したにも拘らず、途中で反射X線21の強
度が減少し、予め設定した設定値を下回ったときには、
より吸収量の小さな薄いX線吸収体24に交換して測定
を行っても良い。
【0054】また、上記の第2の実施の形態において
は、X線吸収体24を一度挿入するだけであるが、即
ち、厚さ0mmのX線吸収体24から厚さ0.9mmの
X線吸収体24へ交換することに相当するものである
が、より精密な且つ広範囲のX線入射角22の測定を行
うために、複数回の交換を行っても良いものである。
は、X線吸収体24を一度挿入するだけであるが、即
ち、厚さ0mmのX線吸収体24から厚さ0.9mmの
X線吸収体24へ交換することに相当するものである
が、より精密な且つ広範囲のX線入射角22の測定を行
うために、複数回の交換を行っても良いものである。
【0055】また、上記の第2の実施の形態において
は、反射X線21の強度によってX線吸収体24を交換
しているが、反射X線21の強度と入射X線20の強度
との相関の大まかな様子が知られている場合には、X線
入射角22に設定値を設け、この設定値を下回った場合
に、より厚いX線吸収体24に置き換えるようにしても
良い。
は、反射X線21の強度によってX線吸収体24を交換
しているが、反射X線21の強度と入射X線20の強度
との相関の大まかな様子が知られている場合には、X線
入射角22に設定値を設け、この設定値を下回った場合
に、より厚いX線吸収体24に置き換えるようにしても
良い。
【0056】さらに、X線入射角22の走査方向を逆に
しても良く、この場合には、最初に一番厚にX線吸収体
24を挿入し、所定の設定値を下回った場合に、より薄
いX線吸収体24に交換していけば良い。
しても良く、この場合には、最初に一番厚にX線吸収体
24を挿入し、所定の設定値を下回った場合に、より薄
いX線吸収体24に交換していけば良い。
【0057】なお、上記の各実施の形態においては、X
線吸収体24の交換手段については言及していないが、
反射X線21の測定強度、入射X線20の測定強度、或
いは、X線入射角22、即ち、ゴニオメーター17の回
転角に応じて自動的に交換する手段を用いても良いもの
である。
線吸収体24の交換手段については言及していないが、
反射X線21の測定強度、入射X線20の測定強度、或
いは、X線入射角22、即ち、ゴニオメーター17の回
転角に応じて自動的に交換する手段を用いても良いもの
である。
【0058】例えば、X線検出器19で検出した反射X
線21の強度を比較増幅器に入力し、測定限界、一般的
には測定上限より予め低く設定した設定値と比較し、そ
の出力によってステップモータ等を駆動してX線吸収体
24を吸収量の異なるX線吸収体24に交換するように
すれば良い。
線21の強度を比較増幅器に入力し、測定限界、一般的
には測定上限より予め低く設定した設定値と比較し、そ
の出力によってステップモータ等を駆動してX線吸収体
24を吸収量の異なるX線吸収体24に交換するように
すれば良い。
【0059】また、反射X線21の強度は入射X線強度
に依存することになるが、入射X線20の強度は入射X
線強度モニター15で測定しているので、入射X線強度
モニター15の測定した入射X線強度で規格化した反射
X線強度を得るようにすることによって、規格化された
反射X線強度によって広いX線入射角22の範囲におけ
るX線反射率を直接観測することができ、被測定試料1
6の表面構造の大凡の評価をリアルタイムに行うことが
できる。
に依存することになるが、入射X線20の強度は入射X
線強度モニター15で測定しているので、入射X線強度
モニター15の測定した入射X線強度で規格化した反射
X線強度を得るようにすることによって、規格化された
反射X線強度によって広いX線入射角22の範囲におけ
るX線反射率を直接観測することができ、被測定試料1
6の表面構造の大凡の評価をリアルタイムに行うことが
できる。
【0060】この場合、例えば、X線検出器19の後段
に設けた(図示せず)増幅器の増幅率を入射X線強度モ
ニター15が測定した入射X線強度に応じて変更するこ
とによって、見かけ上、スムーズに接続されたデータを
得ることができる。
に設けた(図示せず)増幅器の増幅率を入射X線強度モ
ニター15が測定した入射X線強度に応じて変更するこ
とによって、見かけ上、スムーズに接続されたデータを
得ることができる。
【0061】なお、入射X線強度で規格化するというこ
とは、X線吸収体24のX線吸収率、即ち、X線吸収体
24の厚さで規格化するということと同等であるので、
X線検出器19の後段に設けた(図示せず)増幅器の増
幅率を挿入しているX線吸収体24の厚さに応じて変更
するようにしても良い。
とは、X線吸収体24のX線吸収率、即ち、X線吸収体
24の厚さで規格化するということと同等であるので、
X線検出器19の後段に設けた(図示せず)増幅器の増
幅率を挿入しているX線吸収体24の厚さに応じて変更
するようにしても良い。
【0062】また、上記の各実施の形態においては、X
線吸収体24を入射X線20を減衰させる位置に挿入し
ているが、ゴニオメーター17に固定されたアームに取
り付けてゴニオメーター17とスリット18との間に設
け、反射X線21を減衰させるようにしても良く、その
場合には、入射X線20の強度を任意に大きくすること
ができるので、測定強度が向上し、また、測定時間が短
縮化される。
線吸収体24を入射X線20を減衰させる位置に挿入し
ているが、ゴニオメーター17に固定されたアームに取
り付けてゴニオメーター17とスリット18との間に設
け、反射X線21を減衰させるようにしても良く、その
場合には、入射X線20の強度を任意に大きくすること
ができるので、測定強度が向上し、また、測定時間が短
縮化される。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、X線検出器を損傷させ
ることなく、X線検出器が正しくX線を検出できる検出
限界を見かけ上越えた強度範囲での測定が可能になるた
め、X線反射率法による材料評価の精度や信頼性を格段
に向上させることができる。
ることなく、X線検出器が正しくX線を検出できる検出
限界を見かけ上越えた強度範囲での測定が可能になるた
め、X線反射率法による材料評価の精度や信頼性を格段
に向上させることができる。
【図1】本発明の原理的構成の説明図である。
【図2】本発明のX線反射率測定装置の概略的構成の説
明図である。
明図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の測定結果の説明図
である。
である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の測定方法の説明図
である。
である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の測定結果の説明図
である。
である。
【図6】従来のX線反射率測定装置の説明図である。
1 X線源 2 X線吸収体 3 入射X線強度モニター 4 ゴニオメーター 5 被測定試料 6 X線検出器 7 X線通路 8 X線通路 11 X線源 12 スリット 13 チャンネルカット結晶 14 スリット 15 入射X線強度モニター 16 被測定試料 17 ゴニオメーター 18 スリット 19 X線検出器 20 入射X線 21 反射X線 22 X線入射角 23 仰角 24 X線吸収体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−311165(JP,A) 特開 平5−142166(JP,A) 特開 平5−196583(JP,A) 特開 平2−186250(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 23/20
Claims (3)
- 【請求項1】 X線源とX線検出器との間のX線通路に
X線吸収体を設けたX線反射率測定装置を用いるととも
に、測定するX線入射角領域を2つ以上の領域に分割
し、前記分割した領域毎に異なったX線吸収体を使用す
るX線反射率測定方法において、X線入射角が小さくな
る方向へX線入射角の走査を行うことを特徴とするX線
反射率測定方法。 - 【請求項2】 上記測定するX線入射角領域の分割を、
反射X線強度に応じて行うことを特徴とする請求項1記
載のX線反射率測定方法。 - 【請求項3】 上記測定するX線入射角領域の分割を、
X線入射角に応じて行うことを特徴とする請求項1記載
のX線反射率測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26517995A JP3348269B2 (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | X線反射率測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26517995A JP3348269B2 (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | X線反射率測定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09105726A JPH09105726A (ja) | 1997-04-22 |
JP3348269B2 true JP3348269B2 (ja) | 2002-11-20 |
Family
ID=17413679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26517995A Expired - Fee Related JP3348269B2 (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | X線反射率測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3348269B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3889388B2 (ja) * | 2003-10-06 | 2007-03-07 | 株式会社リガク | 膜構造解析方法およびその装置 |
US9372163B2 (en) * | 2014-01-28 | 2016-06-21 | Bruker Axs, Inc. | Method of conducting an X-ray diffraction-based crystallography analysis |
-
1995
- 1995-10-13 JP JP26517995A patent/JP3348269B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09105726A (ja) | 1997-04-22 |
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