JP3339235B2 - 抗生物質wap−8294a、その製造法及び抗菌剤 - Google Patents
抗生物質wap−8294a、その製造法及び抗菌剤Info
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Description
の治療剤として有用な新規抗生物質WAP−8294
A、その製造法、及び用途に関する。
キニーネ、サルバルサンの合成やペニシリンの発見に始
まり、これまで人類に多大な恩恵を与えてきたが、近
年、MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)感染症
に代表されるごとく、バンコマイシン、ハベカシン以外
の化学療法剤が効を奏しない耐性菌が出現し医療現場で
の混迷を招き大きな社会問題になっている。バンコマイ
シンは1958年アメリカのイーライリリー社によって
開発された抗生物質として現在MRSA感染症の治療に
使用されているが、腎障害や肝障害さらには第8脳神経
障害をしばしば伴うこともあり、また効力の面でも殺菌
到達時間が遅いうえに、再び耐性菌の出現が懸念されつ
つある。
生物質カナマイシンを骨格として化学的に誘導され、優
れた抗菌力と各種耐性菌にも有効である点で数少ないM
RSA感染症の化学療法剤として使用されているが、ア
ミノグリコシド系抗生物質本来の副作用である重篤な腎
障害と第8脳神経障害併発の危険性を招くこともあり必
ずしも医療の立場から安心して使用できる抗生物質では
ない。このような実状に鑑み、低毒性で殺菌作用が短時
間で発揮でき、かつ副作用の少ない新しい化学療法剤の
発見または創製が常に要望されておりそのために多くの
研究が行われている。
の要望に応えることのできる抗菌活性を有する新規な抗
生物質を提供することである。本発明の他の目的は、よ
り低毒性すなわち選択毒性の優れた臨床上有用な化学療
法剤を提供することである。
抗生物質を発見すべく鋭意研究を行い、その結果新規な
微生物としてリソバクター属に属する菌株を土壌中より
分離することに成功し、この菌株が文献未記載の抗生物
質を産生することを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
株の培養液中に見出される新規抗生物質WAP−829
4Aである。この抗生物質WAP−8294Aは、さら
に少なくとも7種類の成分AX、A1 、A2 、A3 、A
4 、A5 、A6 に分画され、AXはさらに少なくとも1
3種類の成分AX−1、AX−2、AX−3、AX−
4、AX−5、AX−6、AX−7、AX−8、AX−
9、AX−10、AX−11、AX−12及びAX−1
3に分画される。この明細書中、「抗生物質WAP−8
294A」とは、上記AX、A1 、A2 、A3 、A4 、
A5 、A6 、AX−1、AX−2、AX−3、AX−
4、AX−5、AX−6、AX−7、AX−8、AX−
9、AX−10、AX−11、AX−12、AX−13
又はこれらの2種以上の混合物を意味するものとする。
本発明はまた、遊離形態の抗生物質WAP−8294A
の他、その薬学的に許容される塩、例えば、塩酸塩、硫
酸塩、メタンスルホン酸塩等も包含する。これらの物質
はグラム陽性の細菌、特にメチシリン耐性黄色ブドウ球
菌(MRSA菌)に対し強い抗菌力を有する。
シリカゲル高速液体クロマトグラフィーの溶出条件〔カ
ラム:YMC A−312(6×150mm)、移動相:
0.05%のトリフルオロ酢酸を含むアセトニトリル:
水(45:55)、検出波長:UV214nm、流速:1
ml/分〕で得られる保持時間が、それぞれ4.0〜6.
1分、8.0分、11.1分、12.5分、16.5
分、17.9分及び18.8分の成分:AX、A1 、A
2 、A3 、A4 、A5 及びA6 に分画される(図1)。
この画分AXは、さらに図6に示すように、C18逆相シ
リカゲル高速液体クロマトグラフィーの溶出条件〔カラ
ム:YMC A−312(6×150mm)、移動相:0.
05%のトリフルオロ酢酸を含むアセトニトリル:水
(37:63)、検出波長:UV214nm、流速:1ml
/分〕で、5.3分、5.9分、6.2分、6.5分、6.9分、
7.3分、8.1分、9.3分、9.8分、11.3分、12.1
分、13.7分、15.0分の成分:AX−1、AX−2、
AX−3、AX−4、AX−5、AX−6、AX−7、
AX−8、AX−9、AX−10、AX−11、AX−
12、AX−13に分画される。
A2 、A4 は、紫外線吸収スペクトル(水中)におい
て、λmax 275nm、280nm、287nmを与える。抗
生物質WAP−8294A2 の紫外線吸収スペクトルを
図2に示す。抗生物質WAP−8294A、A1 、
A2 、A4 は、後述する酸加水分解物の確認から分子中
にクロモフォアーとしてトリプトファンを含む。抗生物
質WAP−8294A、A1 、A2 、A4 の赤外線吸収
スペクトルは、3300cm-1にOH、NH、1720cm
-1〜1715cm-1にカルボキシル基またはエステルカル
ボニル基、1636cm-1および1541cm-1にアミド結
合、さらに1207、1137cm-1にC−Oの伸縮振動
に起因する吸収を示すが、特にその他の特徴的な吸収は
認められない。抗生物質WAP−8294A2 の赤外線
吸収スペクトルを図3に示す。
A2 、A4 の 1H−NMRは、数多くのメチル、メチレ
ン、メチン、および複素環または芳香環に由来する複雑
なプロトンシグナルを示す。抗生物質WAP−8294
A2 の 1H−NMRスペクトルを図4に示す。抗生物質
WAP−8294A1 、A2 、A4 のFAB−マススペ
クトルの測定から、WAP−8294A1 の(M+H)
+ イオンは1548.9、A2 の(M+H)+ イオンは
1562.9、A4 の(M+H)+ は1576.9を与
えること、及びA1 、A2 、A4 各成分のナトリウム溶
融試験の結果から、炭素、水素、酸素、窒素からなる化
合物であることが判明した。また後述するすべての構成
アミノ酸および構成脂肪酸の構造決定とそれらの存在モ
ル比、さらには高分解能FAB−マススペクトルの測定
結果を考え合せると、抗生物質WAP−8294A1 、
A2 、A4 に対して表1に示す分子式が提出される。
及びA4 は、ニンヒドリン、エールリッヒ、ライドンス
ミス、ヨードベーパー、過マンガン酸カリウム水溶液、
硫酸反応に陽性を示し、UV254nmランプの照射によ
るクエンチングの出現が認められ、モーリッシュ、ドラ
ーゲンドルフ、硝酸銀、塩化第二鉄反応に陰性を示す。
また抗生物質WAP−8294A、A1 、A2 、A4 の
構成アミノ酸を知る目的で、各画分を酸完全加水分解
し、2次元TLC及びアミノ酸分析を行った。その結
果、いずれの画分もアスパラギン酸(Asp)、グルタ
ミン酸(Glu)、グリシン(Gly)、ロイシン(L
eu)、セリン(Ser)、トリプトファン(Tr
p)、オルニチン(Orn)を含み、他に未知アミノ酸
3個を含むことが判明した。抗生物質WAP−8294
Aの2次元TLCの結果を図5に示す。
P−8294Aを再び酸加水分解し、未知アミノ酸−
1、未知アミノ酸−2および未知アミノ酸−3を単離し
た。各種機器分析の結果から、未知アミノ酸−1はβ−
ヒドロキシアスパラギン酸、未知アミノ酸−2はN−メ
チルバリン、および未知アミノ酸−3はN−メチルフェ
ニルアラニンであることが判明した。一方、抗生物質W
AP−8294A1 、A2 、A4 のそれぞれの酸加水分
解液のエーテル抽出物から、A1 からは3−ヒドロキシ
オクタン酸、A2 からは3−ヒドロキシ−7−メチルオ
クタン酸、A4 からは3−ヒドロキシ−8−メチルノナ
ン酸が得られた。
は、図6に示すC18逆相シリカゲル高速液体クロマトグ
ラムから、保持時間AX−1:5.3分、AX−2:5.9
分、AX−3:6.2分、AX−4:6.5分、AX−5:
6.9分、AX−6:7.3分、AX−7:8.1分、AX−
8:9.3分、AX−9:9.8分、AX−10:11.3
分、AX−11:12.1分、AX−12:13.7分、A
X−13:15.0分の少なくとも13の画分に分離され
た。抗生物質WAP−8294AX、AX−8、AX−
9及びAX−13の各画分の紫外線吸収スペクトル(水
中)は、λmax 273nm、280nm、289nmを与え、
WAP−8294AX、AX−8、AX−9及びAX−
13は後述する酸加水分解物の確認から分子中にクロモ
フォアーとして1モルのトリプトファンを含んでいる。
抗生物質WAP−8294AX−8の紫外線吸収スペク
トル(水中)を図7に示す。
8、AX−9及びAX−13の各画分の赤外線吸収スペ
クトルは、3300cm-1にOH、NH、1720cm-1〜
1715cm-1にカルボキシル基またはエステルカルボニ
ル基、1636cm-1および1541cm-1にアミド結合、
さらに1207、1137cm-1にC−Oの伸縮振動に起
因する吸収を示すが、特にその他の特徴的な吸収を認め
ない。抗生物質WAP−8294AX−8の赤外線吸収
スペクトルを図8に示す。抗生物質WAP−8294A
X、AX−8、AX−9及びAX−13の各画分の 1H
−NMRスペクトルは、数多くのメチル、メチレン、メ
チン、および複素環または芳香環に由来する複雑なプロ
トンシグナルを示す。抗生物質WAP−8294AX−
8の 1H−NMRスペクトルを図9に示す。
質WAP−8294AX−8の(M+H)+ イオンは1
549、AX−9の(M+H)+ イオン1549、AX
−13の(M+H)+ イオン1577を与えること、及
びAX−8、AX−9、AX−13の各成分のナトリウ
ム溶融試験の結果から、炭素、水素、酸素、窒素からな
る化合物であることが判明した。また、後述するすべて
の構成アミノ酸及び構成脂肪酸の構造決定とそれらの存
在モル比、さらには高分解能FAB−マススペクトルの
測定結果を考え合せると、抗生物質WAP−8294A
X−8、AX−9及びAX−13に対して表2の分子式
が提出される。
8、AX−9及びAX−13は、ニンヒドリン、エール
リッヒ、ライドンスミス、ヨードベーパー、過マンガン
酸カリウム水溶液、硫酸反応に陽性を示し、UV254
nmランプの照射によるクエンチングの出現が認められ、
モーリッシュ、ドラーゲンドルフ、硝酸銀、塩化第二鉄
反応に陰性を示す。
8、AX−9、AX−13各画分の構成アミノ酸及び構
成脂肪酸を知る目的で、WAP−8294AX、AX−
8、AX−9、AX−13の各画分について、それぞれ
酸完全加水分解を行い、2次元TLC(セルロースプレ
ート、展開剤1:n−ブタノール:酢酸:水(4:1:
2)、展開剤2:n−ブタノール:ピリジン:酢酸:水
(15:10:3:12)、発色剤(ニンヒドリン)〕
およびアミノ酸分析を行った結果、WAP−8294A
Xのニンヒドリン陽性物質として確認したアミノ酸は、
アスパラギン酸(Asp)、グルタミン酸(Glu)、グリ
シン(Gly)、β−アラニン(β−Ala)、ロイシン
(Leu)、セリン(Ser)、トリプトファン(Trp)、
オルニチン(Orn)、バリン(Val)、N−メチルバリ
ン(N−MeVal)、β−ヒドロキシアスパラギン酸
(β−OH−Asp)、フェニルアラニン(Phe)、N−
メチルフェニルアラニン(N−MePhe)であった。
完全加水分解液のエーテル抽出物から3−ヒドロキシ−
7−メチルオクタン酸を確認した。抗生物質WAP−8
294AX−8、AX−9、AX−13の各画分につい
ても抗生物質WAP−8294AXと同様な操作を行
い、二次元TLC、アミノ酸分析、さらに酸完全加水分
解液のエーテル抽出物誘導体のGC−Mass 分析から表
3に示す各成分の構成アミノ酸および構成脂肪酸を明ら
かにすることができた。抗生物質WAP−8294A2
の結果も合わせて示す。
A2 、A4 、AX、AX−8、AX−9及びAX−13
の上記物理化学的性質、酸完全加水分解物、構成アミノ
酸、構成脂肪酸等の知見から、既知化合物を検索し比較
した結果、上記化合物は文献未記載の新規物質であると
結論した。
1 、A2 、A4 、AX、AX−8、AX−9及びAX−
13は、リソバクター(Lysobacter)属に属
する抗生物質WAP−8294A生産菌を培養し、その
培養物から抗生物質WAP−8294Aを分離採取し、
必要によりさらに分離精製操作を施すことにより製造で
きる。本発明の方法で用いるリソバクター属に属するW
AP−8294A生産菌の1例としては、本発明者らに
よって静岡県下田市の土壌より分離したリソバクター・
エスピー(Lysobacter sp.)WAP−8
294株が挙げられる。この菌株の菌学的性状は次のと
おりである。
察すると、細胞の大きさは直径0.4〜0.6μm、長
さ3.2〜4.2μmの桿状を呈し、グラム染色は陰性
で、鞭毛は認められないが滑走性を示し、胞子の形成は
なく、抗酸性を示さない。
た。 (1)肉汁寒天平板培養 コロニーは半透明な薄黄色の円形を呈し、表面は凸円状
で周縁部は全縁〜波状である。拡散性色素は生成しな
い。 (2)肉汁寒天斜面培養 拡布状に生育して半透明な薄黄色を呈する。 (3)肉汁液体培養 わずかに混濁を認め、菌環を形成し、培養容器の底辺に
菌の沈渣が認められる。
る。 (5)リトマス・ミルク培養 リトマスの還元能および凝固はみられないが、ペプトン
化が認められる。 (6)スキムミルク・アセテート寒天培養 強いタンパク質分解活性を示し、寒天平板上に粘性の高
いゲル状の塊を生成しながら生育する。
る。 (1) 硝酸塩の還元 − (2) 脱窒反応 − (3) MRテスト − (4) VPテスト − (5) インドールの生成 − (6) 硫化水素の生成 − (7) デンプンの加水分解 −
7℃ (15)生育pH 5〜8 (16)酸素に対する態度 好気的 (17)O−Fテスト 非分解
型 (18)デオキシリボヌクレアーゼ + (19)フォスファターゼ + (20)溶血性 β (21)セルロースの分解 −
%(HPLC法)
ージーズ・マニュアル・オブ・システマテックバクテリ
オロジー〔Bergey's Manual of Systematic Bacteriolo
gy,Vol. 3(1989) 〕の菌種記載を参照し比較すると、本
菌株は鞭毛を持たず、滑走による運動性を示すグラム陰
性の好気性桿菌であることから滑走細菌(Gliding Bacte
ria)に属する。
れない滑走細菌(Nonfruiting Gliding Bacteria)と子実
体の形成が認められる滑走細菌(Fruiting Gliding Bact
eria) に分類されるが、本菌株は子実体の形成が認めら
れないので、Nonfruiting Gliding Bacteriaである。No
nfruiting Gliding BacteriaにはCytophagales,Beggia
toles, Lysobacteralesの3つの目(Order) が存在する
が、これらの目(Order) を明確にする1つの重要な特性
(Key Character) はDNAのGC含量である。そこで、
本菌株のDNAを常法に従って抽出し、FEMS Microbio
l. Letters,25,125 (1984)に記載のHPLC法でG
C含量を測定したところ、68.3%の高い値が得られた。
従って本菌株はDNAのGC含量が65〜71%と高いLyso
bacterales目のLysobacter属に属するものと考えられ
る。
sobacter enzymogenesと類似した性質を示したが、クエ
ン酸利用能など細部にわたって一致しない点もあるの
で、本菌株をリソバクター・エスピーWAP−8294
(Lysobacter sp.WAP−8294)と
命名した。WAP−8294株は工業技術院生命工学工
業技術研究所に平成6年1月31日に寄託され、受託番
号FERM P−14093号として受託された後、ブ
ダペスト条約に基づく国際寄託に移管され、受託番号FE
RM BP-4990 号として受託された。リソバクター属を含
むバクテリアの一般性状としてその菌学的性質は極めて
変異しやすくWAP−8294株も例外ではない。しか
し、それらの変異株が自然に変異したものであっても、
各種変異誘起剤等による人工的な変異株であっても、抗
生物質WAP−8294Aを生産する能力を有する限り
すべて本発明の方法において使用することができる。
8294Aは、上記生産菌を栄養源含有培地に接種し、
好気的に培養することによって製造される。抗生物質W
AP−8294Aの生産菌の培養に際しては、炭素源と
して例えば、グルコース、フラクトース、デンプン、デ
キストリン、グリセリン、糖蜜、水飴、油脂類、有機酸
類などの資化し得る有機炭素化合物が利用され、一方、
窒素源としては、例えば、大豆粉、綿実粉、コーンスチ
ープリカー、カゼイン、ペプトン、酵母エキス、肉エキ
ス、胚芽、尿素、アミノ酸類、アンモニウム塩などの有
機窒素化合物や無機窒素化合物が利用できる。また、塩
類としては例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシ
ウム塩、マグネシウム塩、リン酸塩などの無機塩類を単
独あるいは適宜組合わせて使用することができる。さら
に必要に応じて、鉄塩、銅塩、亜鉛塩、コバルト塩など
の重金属や、微生物の生育に必要なビオチン、ビタミン
B1 などのビタミン類をはじめ、その他生産菌の生育を
促進し、WAP−8294Aを著量生産することができ
る有機物や無機物を適宜添加することが望ましい。ま
た、シリコーンオイル、ポリアルキレングリコールエー
テルなどの消泡剤や界面活性剤を培地に加えても良い。
用いられている方法が採用されるが、液体培養法では、
特に好気性に保つために深部通気撹拌培養が好ましく、
実験室的にはフラスコによる通常の振盪培養が適してい
る。培養温度は通常20〜40℃で可能であるが、好ま
しくは25〜30℃に保つことが望ましい。培養のpH
は6〜8付近で可能であるが、好ましくは7付近に保つ
ことが望ましい。培養物中のWAP−8294Aの生産
量は2〜6日間位で充分達成される。
蓄積されたWAP−8294Aを培養物中から採取する
ためには、後記する本発明の抗生物質の物理化学的性質
を利用することによって有利に行い得る。すなわち、抗
生物質WAP−8294Aは培養濾液中に含有されてい
るので、まず培養物にセライトやラジオライトなどの濾
過助剤を加えて減圧濾過を行うか、遠心分離することに
よって菌体を除去して培養濾液を得る。
理化学的性質から水溶性のポリペプタイド系抗生物質と
考えられ、分子量が1,400〜1,700程度の比較
的大きな化合物からなる成分によって構成されている。
これらの性質を考慮して、培養濾液中よりWAP−82
94Aを採取するにあたっては、吸着樹脂例えばダイヤ
イオンHP−20、セパビーズSP207、CHP−2
0(三菱化成社製)やアンバーライトXAD−2(ロー
ムアンドハース社製)、デュオライトS−30(ダイヤ
モンドシャームロックケミカル社製)などが有利に使用
できるが、特に活性炭カラムクロマトグラフィーによる
精製が効率的である。
ライトIR−120B H+ 型カラムに通過し、その酸
性通塔液をそのまま活性炭カラムに吸着せしめ、水洗
後、80%アセトン水、またはアルカリ性の80%アセ
トン水で溶出することによって抗生物質WAP−829
4Aが回収される。減圧下でアセトンを留去後、脂溶性
の不純物を除去する目的で酸性条件下で酢酸エチル抽出
を行い、水層部を再びn−ブタノールなどの極性の高い
有機溶媒でWAP−8294Aを抽出することができ
る。n−ブタノールを低温で留去後、そのまま濃縮乾固
するか、濃縮液に例えばアセトンなどWAP−8294
Aに不溶な溶媒を加えることによって沈殿を生ぜしめ、
遠心分離または減圧濾過によって粗物質を採取すること
ができる。
するためには、酸性条件下でn−ブタノールなどの極性
有機溶媒に抽出されることから、遠心液々分配クロマト
グラフィーなどに代表される向流分配法、あるいはシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーによる吸着クロマトグ
ラフィー、さらにはセルロースカラムクロマトグラフィ
ーなどの分配クロマトグラフィーを単独もしくは適宜組
合せることによって高純度の精製品を得ることができ
る。また、セファデックスG−10、G−15、LH−
20(ファルマシア社製)やバイオゲルP−4ゲル(バ
イオラッド社製)などの分子ふるい効果を用い、水ある
いは含水メタノールなどの低級アルコールなどの含水溶
媒や希アルカリ性、希酸性水溶液、適当な塩類を加えた
水溶液、など適宜組合せて展開し溶出することによって
精製することも可能である。
Aをさらに、先に記載した向流分配法や高速液体クロマ
トグラフィーによって分離精製を行い、7種類の成分A
X、A1 、A2 、A3 、A4 、A5 、A6 を得る。AX
をさらに分離精製して13種類の成分AX−1、AX−
2、AX−3、AX−4、AX−5、AX−6、AX−
7、AX−8、AX−9、AX−10、AX−11、A
X−12及びAX−13を得ることができる。高速液体
クロマトグラフィーに用いられる充填剤としては、シリ
カゲルや、オクタデシル基、オクチル基などのアルキル
基をシリカゲルのシラノール基と化学結合した優れた担
体が市販されており、またポリスチレン系のポーラスポ
リマーゲルなどの担体もよく汎用されており、これらの
充填剤を使用して効率よく分離することができる。移動
相としては酸性条件下、例えばトリフルオロ酢酸などを
含んだ含水アセトニトリルや含水メタノールなどの低級
アルコールおよび緩衝液などを用いることができる。
グラフィーを用いて得られるWAP−8294A、
A1、A2 、A4 、AX、AX−8、AX−9及びAX
−13(いずれも塩酸塩)の物理化学的性質および酸完
全加水分解によるニンヒドリン陽性物質および酸加水分
解液のエーテル抽出物について以下に記す。
チルホルムアミド、ジメチルスルホオキサイドに可溶、
アセトン、酢酸エチル、クロロホルムに不溶。 (4)呈色反応:ニンヒドリン、エールリッヒ、ライド
ンスミス、過マンガン酸カリウム水溶液、硫酸、ヨード
ベーパー反応に陽性、UVランプ254nmの照射によっ
てクエンチングスポットを示す。モーリッシュ、硝酸
銀、塩化第二鉄、ドラーゲンドルフ反応に陰性。 (5)高速液体クロマトグラフィーにおける保持時間
(図1):4.0〜6.1分、8.0分、11.1分、
12.5分、16.5分、17.9分、18.8分 (6)紫外線吸収スペクトル(水中):λmax 275n
m、280nm、287nm
R、KBr法):特性吸収 3300cm-1、1720〜1715cm-1、1636c
m-1、1541cm-1、1404cm-1、1207cm-1、1
137cm-1 (8)分子量:1,400〜1,700 (9)有機化合物定性試験(ナトリウム溶融法):炭
素、水素、酸素、窒素の元素よりなる化合物 (10)酸完全加水分解によるニンヒドリン陽性物質:A
sp、Glu、Gly、Leu、Ser、Trp、Or
n、N−メチルバリン、β−ヒドロキシアスパラギン酸
およびN−メチルフェニルアラニンを与える。 (11)比旋光度:〔α〕D 20=+42°(c=0.5、
H2 O) (12)塩基性、酸性、中性の区別:両性
チルホルムアミド、ジメチルスルホオキサイドに可溶、
アセトン、酢酸エチル、クロロホルムに不溶。 (4)呈色反応:ニンヒドリン、エールリッヒ、ライド
ンスミス、過マンガン酸カリウム水溶液、硫酸、ヨード
ベーパー反応に陽性、UVランプ254nmの照射によっ
てクエンチングスポットを示す。モーリッシュ、硝酸
銀、塩化第二鉄、ドラーゲンドルフ反応に陰性。 (5)高速液体クロマトグラフィーにおける保持時間:
8.0分
max 275nm、280nm、287nm (7)赤外線吸収スペクトル(FT−IR、KBr
法):特性吸収 3300cm-1、1720〜1715cm-1、1636c
m-1、1541cm-1、1404cm-1、1207cm-1、1
133cm-1 (8)分子量:1547.9〔FAB−MS m/z
1548.9(M+H)+ 、m/z 1546.7(M
−H)- 〕 (9)分子式:C72H109 O21N17〔高分解能FAB−
Massより(M+H)+ イオンの実測値:m/z 1
548.8088、計算値:m/z 1548.806
3〕 (10)酸完全加水分解物:Asp(1モル)、Glu
(1モル)、Gly(1モル)、Leu(1モル)、S
er(2モル)、Trp(1モル)、Orn(2モ
ル)、N−メチルバリン(1モル)、β−ヒドロキシア
スパラギン酸(1モル)、N−メチルフェニルアラニン
(1モル)および3−ヒドロキシオクタン酸(1モル)
を与える。 (11)比旋光度:〔α〕D 20=+41°(c=0.5、
H2 O) (12)塩基性、酸性、中性の区別:両性
チルホルムアミド、ジメチルスルホオキサイドに可溶、
アセトン、酢酸エチル、クロロホルムに不溶。 (4)呈色反応:ニンヒドリン、エールリッヒ、ライド
ンスミス、過マンガン酸カリウム水溶液、硫酸、ヨード
ベーパー反応に陽性、UVランプ254nmの照射によっ
てクエンチングスポットを示す。モーリッシュ、硝酸
銀、塩化第二鉄、ドラーゲンドルフ反応に陰性。 (5)高速液体クロマトグラフィーにおける保持時間:
11.1分
2):λmax 275nm(E1cm 1%31.8)、280nm
(E1cm 1%33.4)、287nm(E1cm 1%29.2) (7)赤外線吸収スペクトル(FT−IR、KBr法)
(図3):特性吸収 3300cm-1、1720〜1715cm-1、1636c
m-1、1541cm-1、1404cm-1、1207cm-1、1
137cm-1 (8) 1H核磁気共鳴(NMR)スペクトル(図4):
(270MHz、D2 O)、メチル;メチレン、メチン
及び複素環又は芳香環に由来する複雑なプロトンシグナ
ルが観測される。 (9)分子量:1561.9〔FAB−Mass m/
z 1562.9(M+H)+ 、m/z 1561.2
(M−H)- 〕 (10)分子式:C73H111 O21N17〔高分解能FAB−
Massより(M+H)+ イオンの実測値:m/z 1
562.8224、計算値:m/z 1562.821
9〕 (11)酸完全加水分解物:Asp(1モル)、Glu
(1モル)、Gly(1モル)、Leu(1モル)、S
er(2モル)、Trp(1モル)、Orn(2モ
ル)、N−メチルバリン(1モル)、β−ヒドロキシア
スパラギン酸(1モル)、N−メチルフェニルアラニン
(1モル)および3−ヒドロキシ−7−メチルオクタン
酸(1モル)を与える。 (12)比旋光度:〔α〕D 20=+42°(c=0.5、
H2 O) (13)塩基性、酸性、中性の区別:両性
チルホルムアミド、ジメチルスルホオキサイドに可溶、
アセトン、酢酸エチル、クロロホルムに不溶。 (4)呈色反応:ニンヒドリン、エールリッヒ、ライド
ンスミス、過マンガン酸カリウム水溶液、硫酸、ヨード
ベーパー反応に陽性、UVランプ254nmの照射によっ
てクエンチングスポットを示す。モーリッシュ、硝酸
銀、塩化第二鉄、ドラーゲンドルフ反応に陰性。 (5)高速液体クロマトグラフィーにおける保持時間:
16.5分 (6)紫外線吸収スペクトル(水中):λmax 275n
m、280nm、287nm
R、KBr法):特性吸収 3300cm-1、1720〜1715cm-1、1636c
m-1、1541cm-1、1404cm-1、1207cm-1、1
137cm-1 (8)分子量:1575.9〔FAB−Mass m/
z 1576.9(M+H)+ 、m/z 1575.4
(M−H)- 〕 (9)分子式:C74H113 O21N17〔高分解能FAB−
Massより(M+H)+ イオンの実測値:m/z 1
576.8363、計算値:m/z 1576.837
5〕 (10)酸加水分解物:Asp(1モル)、Glu(1モ
ル)、Gly(1モル)、Leu(1モル)、Ser
(2モル)、Trp(1モル)、Orn(2モル)、N
−メチルバリン(1モル)、β−ヒドロキシアスパラギ
ン酸(1モル)、N−メチルフェニルアラニン(1モ
ル)および3−ヒドロキシ−8−メチルノナン酸(1モ
ル)を与える。 (11)比旋光度:〔α〕D 20=+43°(c=0.5、
H2 O) (12)塩基性、酸性、中性の区別:両性
A2 、A4 のC18逆相シリカゲル高速液体クロマトグラ
フィーの溶出条件は以下のとおりである。 カラム:YMC A−312(6×150mm) 移動相:0.05%のトリフルオロ酢酸を含むアセトニトリ
ル:水 (45:55) 検出波長:UV214nm 流速:1ml/分
チルホルムアミド、ジメチルスルホオキサイドに可溶、
アセトン、酢酸エチル、クロロホルムに不溶。 (4)呈色反応:ニンヒドリン、エールリッヒ、ライド
ンスミス、過マンガン酸カリウム水溶液、硫酸、ヨード
ベーパー反応に陽性、UVランプ254nmの照射によっ
てクエンチングスポットを示す。モーリッシュ、硝酸
銀、塩化第二鉄、ドラーゲンドルフ反応に陰性。 (5)高速液体クロマトグラフィーにおける保持時間
(図6):5.3分、5.9分、6.2分、6.5分、6.9分、
7.3分、8.1分、9.3分、9.8分、11.3分、12.1
分、13.7分、15.0分 (6)紫外線吸収スペクトル(水中):λmax 273n
m、280nm、289nm
R,KBr法):特性吸収 3300cm-1、1720〜1715cm-1、1636c
m-1、1541cm-1、1404cm-1、1207cm-1、1
137cm-1 (8)分子量:1,400〜1,700 (9)有機化合物定性試験(ナトリウム溶融法):炭
素、水素、酸素、窒素の元素よりなる化合物 (10)酸完全加水分解によるニンヒドリン陽性物質およ
び脂肪酸:Asp、Glu、Gly、β−Ala、Leu、Ser、
Trp、Orn、Val、N−メチルバリン、β−ヒドロキシ
アスパラギン酸、Phe、N−メチルフェニルアラニンお
よび3−ハイドロキシ−7−メチルオクタン酸を与え
る。 (11)比旋光度:〔α〕20 D =+24° (C=0.5、
H2 O) (12)塩基性、酸性、中性の区別:両性
チルホルムアミド、ジメチルスルホオキサイドに可溶、
アセトン、酢酸エチル、クロロホルムに不溶。 (4)呈色反応:ニンヒドリン、エールリッヒ、ライド
ンスミス、過マンガン酸カリウム水溶液、硫酸、ヨード
ベーパー反応に陽性、UVランプ254nmの照射によっ
てクエンチングスポットを示す。モーリッシュ、硝酸
銀、塩化第二鉄、ドラーゲンドルフ反応に陰性。 (5)高速液体クロマトグラフィーにおける保持時間:
9.3分 (6)紫外線吸収スペクトル(水中)(図7):λmax
273nm、280nm、289nm
R,KBr法)(図8):特性吸収 3300cm-1、1720〜1715cm-1、1636c
m-1、1541cm-1、1404cm-1、1207cm-1、1
133cm-1 (8) 1H核磁気共鳴(NMR)スペクトル(図9):
(270MHz 、DMSO−D6 )、メチル、メチレ
ン、メチン及び複素環又は芳香環に由来する複雑なプロ
トンシグナルが観測される。 (9)分子量:1548〔FAB−Mass m/z 15
49(M+H)+ (10)分子式:C72H109 O21N17〔高分解能FAB−
Mass より(M+H)+イオンの実測値:m/z154
8.8079、計算値:m/z1548.8063〕 (11)酸完全加水分解物:Asp(1モル)、Glu(1モ
ル)、Gly(1モル)、Leu(1モル)、Ser(2モ
ル)、Trp(1モル)、Orn(2モル)、Val(1モ
ル)、β−ヒドロキシアスパラギン酸(1モル)、N−
メチルフェニルアラニン(1モル)および3−ヒドロキ
シ−7−メチルオクタン酸(1モル)を与える。 (12)比旋光度:〔α〕20 D =+25° (C=0.5、
H2 O) (13)塩基性、酸性、中性の区別:両性
チルホルムアミド、ジメチルスルホオキサイドに可溶、
アセトン、酢酸エチル、クロロホルムに不溶。 (4)呈色反応:ニンヒドリン、エールリッヒ、ライド
ンスミス、過マンガン酸カリウム水溶液、硫酸、ヨード
ベーパー反応に陽性、UVランプ254nmの照射によっ
てクエンチングスポットを示す。モーリッシュ、硝酸
銀、塩化第二鉄、ドラーゲンドルフ反応に陰性。 (5)高速液体クロマトグラフィーにおける保持時間:
9.8分 (6)紫外線吸収スペクトル(水中):λmax 273n
m、280nm、289nm
R,KBr法):特性吸収 3300cm-1、1720〜1715cm-1、1636c
m-1、1541cm-1、1404cm-1、1207cm-1、1
137cm-1 (8)分子量:1548〔FAB−Mass m/z 15
49(M+H)+ 、m/z 1547(M−H)- (9)分子式:C72H109 O21N17〔高分解能FAB−
Mass より(M+H)+イオンの実測値:m/z154
8.8065、計算値:m/z1548.8063〕 (10)酸完全加水分解物:Asp(1モル)、Glu(1モ
ル)、Gly(1モル)、Leu(1モル)、Ser(2モ
ル)、Trp(1モル)、Orn(2モル)、N−メチルバ
リン(1モル)、β−ヒドロキシアスパラギン酸(1モ
ル)、Phe(1モル)および3−ヒドロキシ−7−メチ
ルオクタン酸(1モル)を与える。 (11)比旋光度:〔α〕20 D =+28° (C=0.5、
H2 O) (12)塩基性、酸性、中性の区別:両性
チルホルムアミド、ジメチルスルホオキサイドに可溶、
アセトン、酢酸エチル、クロロホルムに不溶。 (4)呈色反応:ニンヒドリン、エールリッヒ、ライド
ンスミス、過マンガン酸カリウム水溶液、硫酸、ヨード
ベーパー反応に陽性、UVランプ254nmの照射によっ
てクエンチングスポットを示す。モーリッシュ、硝酸
銀、塩化第二鉄、ドラーゲンドルフ反応に陰性。 (5)高速液体クロマトグラフィーにおける保持時間:
15.0分 (6)紫外線吸収スペクトル(水中):λmax 273n
m、280nm、289nm
R,KBr法):特性吸収 3300cm-1、1720〜1715cm-1、1636c
m-1、1541cm-1、1404cm-1、1207cm-1、1
137cm-1 (8)分子量:1576〔FAB−Mass m/z 15
77(M+H)+ 〕 (9)分子式:C74H113 O21N17〔高分解能FAB−
Mass より(M+H)+イオンの実測値:m/z157
6.8324、計算値:m/z1576.8375〕
(10)酸完全加水分解物:Asp(1モル)、Glu(1モ
ル)、β−アラニン(1モル)、Leu(1モル)、Ser
(2モル)、Trp(1モル)、Orn(2モル)、N−メ
チルバリン(1モル)、β−ヒドロキシアスパラギン酸
(1モル)、N−メチルフェニルアラニン(1モル)お
よび3−ヒドロキシ−7−メチルオクタン酸(1モル)
を与える。 (11)比旋光度:〔α〕20 D =+27° (C=0.5、
H2 O) (12)塩基性、酸性、中性の区別:両性
8、AX−9及びAX−13のC18逆相シリカゲル高速
液体クロマトグラフィーの溶出条件は以下のとおりであ
る。 カラム:YMC A−312(6×150mm) 移動相:0.05%のトリフルオロ酢酸を含むアセトニトリ
ル:水 (37:63) 検出波長:UV214nm 流速:1ml/分
活性試験結果を表4に示す。最小生育阻止濃度(MI
C)の測定は感受性ブイヨン培地(栄研化学社製)を用
い液体培地希釈法により実施した。表4に示すようにW
AP−8294A、A1 、A2 、A4 はメチシリン耐性
黄色ブドウ球菌を含むグラム陽性球菌に強い活性を示
し、その活性は牛血清10%を添加した同培地で8倍以
上増強されることが特徴である。なお、グラム陰性桿菌
やカビ、酵母にはほとんど活性を認めない。
8、AX−9、AX−13の抗菌活性試験結果を表5に
示す。最小生育阻止濃度(MIC)の測定はMRSA菌
についてはミュラーヒントン培地 (Muller-Hinton brot
h:DIFCO社)に2%の塩化ナトリウムを添加した培
地を用い、その他の菌についてはミュラーヒントン培地
のみを用いて液体培地希釈法により実施した。表5に示
すように抗生物質WAP−8294AX、AX−8、A
X−9、AX−13の各成分はメチシリン耐性黄色ブド
ウ球菌を含むグラム陽性球菌に強い活性を示し、その活
性は牛血清10%を添加した同培地で約2倍程度増強さ
れることが判った。なお、グラム陰性棹菌やカビ、酵母
にはほとんど活性を示さない。
oにおける抗菌活性からMRSAを含むグラム陽性球菌
に強い抗菌力を示しているので、スタフィロコッカス・
アウレウスNo.1(MRSA臨床分離株)を用いてマ
ウスにおける感染防御試験を行った。
令、雄(日本クレア社)1群8匹を使用して感染3日前
にマウス1匹当り、サイクロフォスファミド0.5mg/
0.5mlを腹腔内投与した後、5%ムチンを添加した2
×106 /mlのスタフィロコッカス・アウレウスNo.
1株の菌液をマウス1匹当り0.5mlずつ腹腔内投与し
て感染させた。感染1時間後に塩酸バンコマイシン(塩
野義製薬社製)10mg/kgおよびWAP−8294A
10mg/kg、5mg/kg、2.5mg/kg、1.0mg/kg、
0.5mg/kg、0.25mg/kg、0.1mg/kgおよび
0.05mg/kgをマウス1匹当り0.2mlずつ単回で皮
下投与した。なお、無処置対照群は生理食塩水0.2ml
を皮下に投与した。
照群は感染後3日目に全例死亡した。一方、抗生物質投
与群の感染後5日目の治療成績はバンコマイシン10mg
/kg投与群で5/8が生存した。これに対しWAP−8
294Aは表6に示したように低投与量で優れた治療成
績が得られ、ED50をプロビット法によって求めると
0.155mg/kgである。
は、表5の in vitro における抗菌活性からMRSAを
含むグラム陽性球菌に強い抗菌力を示しているので、ス
タフィロコッカス・アウレウスJCM8702(MRS
A臨床分離株)を用いてマウスにおける感染防御試験を
行った。実験方法はICR−MCH系マウス、4週令、
雄(日本クレア社)1群8匹を使用して感染3日前にマ
ウス1匹当り、サイクロフォスファミド0.5mg/0.5ml
を腹腔内投与した後、5%ムチンを添加した2×104
/mlのスタフィロコッカス・アウレウスJCM8702
株の菌液をマウス1匹当り0.5mlずつ腹腔内投与して感
染させた。感染1時間後に塩酸バンコマイシン(塩野義
製薬社製)10mg/kgおよびWAP−8294AX10
mg/kg、2.5mg/kg、1.0mg/kg、0.5mg/kgをマウス
1匹当り0.2mlずつ単回で皮下投与した。治療成績の結
果を表7に示すが、無処置対照群は感染後3日目に6/
8が死亡した。一方、抗生物質投与群の感染後5日目の
治療成績はバンコマイシン10mg/kg投与群で5/8が
生存した。これに対しWAP−8294AXは表7に示
したように低投与量で優れた治療成績が得られ、ED50
をプロビット法によって求めると1.25mg/kgである。
100mg/kgおよび250mg/kgをマウス(ICR−M
CH系、4週齢、雄、1群5匹)に静脈投与したが、急
性毒性は認められなかった。また抗生物質WAP−82
94AX25mg/kg、100mg/kgをマウス(ICR−
MCH系、4週齢、雄、1群5匹)に腹腔内投与した
が、急性毒性は認められなかった。以上より、本発明の
抗生物質WAP−8294A、A1 、A2 、A3 、
A4 、A5 、A6 、AX、AX−1、AX−2、AX−
3、AX−4、AX−5、AX−6、AX−7、AX−
8、AX−9、AX−10、AX−11、AX−12及
びAX−13は、人および動物の細菌感染症、特にメチ
シリン耐性黄色ブドウ球菌感染症の治療剤として有用で
あることがわかる。
て投与する場合、常法に従って種々の形態で投与され
る。その投与形態としては例えば散剤、顆粒剤、錠剤、
カプセル剤、シロップ剤などの形態で経口的に、または
注射剤(静脈内、筋肉内、皮下)、点滴剤、座剤、塗布
剤、軟膏剤などの形態で非経口的に安全に投与すること
ができる。また本発明の新規抗生物質の殺菌速度がバン
コマイシンより早く低濃度で有効な点を考慮すると眼科
領域での点眼剤や点眼軟膏にも非経口的に安全に投与す
ることができる。
形剤、結合剤、崩壊剤、コーティング剤、滑沢剤、安定
剤、矯味矯臭剤、溶解補助剤、懸濁剤、希釈剤などの医
薬の製剤技術分野において通常使用しうる既知の補助剤
を用いて製剤化することができる。投与量においては対
象疾患、投与経路および投与回数などにより異なるが、
例えば成人に対し1日5mgから2000mgを症状に応じ
て1回または数回に分けて投与することが好ましい。
が、これによって本発明が限定されるものではない。 実施例1 500ml容の三角フラスコにグルコース2.5%、脱脂
大豆粉2.0%、大豆油0.4%、塩化ナトリウム0.
25%、炭酸カルシウム0.5%からなる培地(pH
7.2)100mlを注入後滅菌した培地を4本用意し、
これにリソバクター・エスピーWAP−8294株の斜
面寒天培地から1白金耳づつ接種した後、ロータリーシ
ェーカーで180往復/分、30℃、2日間培養を行っ
た。上述の培地を100ml注入後滅菌した500ml容三
角フラスコ150本を用意し、先に培養した三角フラス
コの培養液をそれぞれに2mlづつ接種して、ロータリー
シェーカーで180往復/分、30℃、4日間培養を行
った。なお、抗菌活性をスタフィロコッカス・アウレウ
スNo.1の寒天平板法で測定した。
rpm)し、培養濾液15リットルを得た。培養濾液
(pH6.9)をアンバーライトIR−120B(ロー
ムアンドハース社製、H+ 型、1.5リットル)のカラ
ムに負荷し、通塔液15リットルと水洗浄液3リットル
を集めた。通塔液と水洗浄液を合わせて、pH3に調整
後、活性炭(和光純薬製、700ml)のカラムクロマト
グラフィーに付した。水4リットルで洗浄後、活性物質
を80%アセトン水4リットルおよび80%アセトン水
(pH12)4リットルで溶出した。溶出液を800ml
まで濃縮し、塩酸でpH3に調整後、酢酸エチル400
mlで3回抽出した。続いてn−ブタノール400mlで3
回抽出し、n−ブタノール層を濃縮後、凍結乾燥し、粗
物質6.4g(塩酸塩)を得た。
メルク社製、450ml)のカラムクロマトグラフィーに
付し、アセトニトリル:酢酸:水(75:1:25)の
溶媒系で溶出、分画した。活性画分を集め、濃縮後、凍
結乾燥しWAP−8294Aの白色粉末を880mg(塩
酸塩)得た。
系のオクタデシルシリカゲルカラムを用いた高速液体ク
ロマトグラフィー〔カラム:YMC−GELSH−34
3−5、20×250mm、山村化学研究所製、移動相:
0.05%トリフルオロ酢酸を含むアセトニトリル:水
(45:55)〕に十数回にわけて注入し、WAP−8
294A1 、A2 、A4 を含む画分を集め、それぞれを
濃縮し、WAP−8294A1 (50mg)、A2 (21
0mg)、A4 (16mg)の白色粉末(塩酸塩)を得た。
分析 実施例3で得られたWAP−8294A5mgを0.2%
3−(2−アミノメチル)インドールを添加した4Nメ
タンスルホン酸溶液0.5mlに溶解し、110℃、24
時間、酸完全加水分解を行った。加水分解液を濃縮乾固
し少量の水に溶かしてDowex 50WX−8(ダウ
ケミカル社製、H+ 型、1ml)のカラムに負荷し、水2
0mlで洗浄後、0.5N NH4 OH 20mlで溶出し
た。溶出液を濃縮、乾固した後、少量の水に溶解し、セ
ルロースの2次元薄層クロマトグラフィー〔展開溶媒
1次元目、n−ブタノール:酢酸:水(4:1:2)、
2次元目、n−ブタノール:ピリジン:酢酸:水(1
5:10:3:12)〕及びアミノ酸分析(日立アミノ
酸分析計L−8500)を行った。その結果、Asp
(1モル),Glu(1モル),Gly(1モル),S
er(2モル),Leu(1モル),Trp(1モ
ル),Orn(2モル)の他に3種類の未知アミノ酸を
含むことがわかった。抗生物質WAP−8294Aの2
次元TLCの結果を、図5に示す。
チオグリコール酸を含む6NHCl 10mlを加え11
0℃、20時間加水分解した。加水分解液を濃縮後、p
Hを7.0に調整してセパビーズSP207(三菱化成
社製、30ml)のカラムクロマトグラフィーに付し、水
で展開した。未知アミノ酸−1を含む溶出液量18mlか
ら27mlの画分を濃縮し、Dowex 50WX−8
(H+ 型、9ml)に負荷した。0.1NHClで溶出
後、濃縮、乾固して未知アミノ酸−1の塩酸塩の白色粉
末4mgを得た。本アミノ酸は分子量:149〔FAB−
MSm/z:150(M+H)+ 〕および 1H−NMR
スペクトル(D2 O、270MHz)の化学シフトδ
(ppm):4.53(1H,d,J=2.9Hz)、
5.00(1H,d,J=2.9Hz)より、β−ヒド
ロキシアスパラギン酸であると推定された。標品β−ヒ
ドロキシアスパラギン酸(シグマ社製)の塩酸塩と比較
したところ、標品の 1H−NMRスペクトルの化学シフ
ト、セルロースTLCのRf値:0.20〔展開溶媒:
n−ブタノール:ピリジン:酢酸:水(15:10:
3:12)〕と完全に一致したので、未知アミノ酸−1
はβ−ヒドロキシアスパラギン酸と同定した。
液量30mlから45mlに溶出される、未知アミノ酸−2
を含む画分を濃縮し、活性炭カラム(10ml)に負荷し
た。溶出液量24〜34mlの画分を集め、Dowex
50WX−8カラム(1ml)に負荷し0.5N NH4
OHで溶出後、濃縮、乾固して未知アミノ酸−2の白色
粉末2.1mgを得た。本アミノ酸は分子量:131〔F
AB−MS m/z:132(M+H)+ 〕および 1H
−NMRスペクトル(D2 O、270MHz)の化学シ
フトδ(ppm):1.18(6H,dd,J=7.0
Hz)、2.38(1H,dq,J=4.8,7.0H
z)、2.87(3H,s)、3.55(1H,d,J
=4.8Hz)よりN−メチルバリンであると推定され
たので、標品N−メチルDLバリン(シグマ社製)と比
較したところ、標品の 1H−NMRスペクトルの化学シ
フト、セルロースTLCのRf値:0.71〔展開溶
媒:n−ブタノール:ピリジン:酢酸:水(15:1
0:3:12)と完全に一致したので、未知アミノ酸−
2はN−メチルバリンと同定した。
0%アセトンで溶出される、未知アミノ酸−3を含む画
分を濃縮し、Dowex 50WX−8カラム(H
+ 型、1ml)に負荷した。1NHClで溶出後、濃縮、
乾固して未知アミノ酸−3の塩酸塩の粉末3.5mgを得
た。本アミノ酸は分子量:179〔FAB−MS m/
z:180(M+H)+ 〕および 1H−NMRスペクト
ル(D2 O,270MHz)の化学シフトδ(pp
m):2.78(1H,s),3.32(2H,d,J
=6.2Hz),3.95(1H,t,J=6.2H
z),7.4〜7.5(5H,m)よりN−メチルフェ
ニルアラニンであると推定されたので、標品N−メチル
−L−フェニルアラニン(シグマ社製)と比較したとこ
ろ、標品の 1H−NMRスペクトルの化学シフト、セル
ロースTLCのRf値:0.82〔展開溶媒:n−ブタ
ノール:ピリジン:酢酸:水(15:10:3:1
2)〕と完全に一致したので、未知アミノ酸−3はN−
メチルフェニルアラニンと同定した。
A4 のアミノ酸分析 実施例4で得られたWAP−8294A1 、A2 、A4
それぞれ約30μgを6NHClで110℃、24時間
完全加水分解し、濃縮してアミノ酸分析を行った。その
結果いずれもAsp(1モル),Glu(1モル),G
ly(1モル),Ser(2モル),Leu(1モ
ル),Orn(2モル),Trp(1モル),β−ヒド
ロキシアスパラギン酸(1モル)、N−メチルバリン
(1モル)およびN−メチルフェニルアラニン(1モ
ル)を含むことが判明した。
A4 の構成脂肪酸の単離と構造 実施例4で得られたWAP−8294A1 10mgを6N
HClで110℃、2時間加水分解した。加水分解液を
エーテル抽出し、エーテル層を濃縮、乾固して白色粉末
0.8mgを得た。本物質は分子量:160〔FAB−M
S m/z161(M+H)+ 〕、 1H−NMRスペク
トル(CDCl3 ,270MHz)の化学シフトδ(p
pm):0.89(3H,t,J=7.0Hz)、1.
3〜1.55(8H,m)、2.46(1H,dd,J
=16.5,8.8Hz)、2.58(1H,dd,J
=16.5,3.3Hz)、4.03(1H,m)より
3−ヒドロキシオクタン酸であると推定された。本物質
100μgを0.1mlのベンゼン:メタノール(8:
2)に溶解し、トリメチルシリルジアゾメタン(東京化
成社製)1滴を加えて、室温で10分間メチルエステル
化した。メチルエステル体のEI−MSを測定した結
果、m/z 173(M+ −1)イオンピークおよび1
56(M+ −18)、143(M+ −31)、125
(M+ −31−18)の各フラグメントイオンピークと
3−ヒドロキシ脂肪酸メチルエステルのC3−C4 開裂
に由来する特徴的な基準フラグメントイオンピーク m
/z 103が観測されたので、本物質は3−ヒドロキ
シオクタン酸であると決定した。
の方法で酸加水分解し、エーテル抽出後、エーテル層を
濃縮、乾固して、白色粉末0.9mgを得た。本物質は分
子量:174〔FAB−MS m/z 175(M+
H)+ 〕、 1H−NMRスペクトル(CDCl3 ,27
0MHz)の化学シフトδ(ppm):0.87(6
H,d,J=6.6Hz)、1.15〜1.56(7
H,m)、2.50(1H,dd,J=16.5,8.
8Hz)、2.60(1H,dd,J=16.5,3.
3Hz)、4.03(1H,m)及びメチルエステル体
のEI−MS m/z187(M+ −1)、170(M
+ −18)、157(M+ −31)、139(M+ −3
1−18)、103(C3 −C4 開裂、基準フラグメン
トイオンピーク)より3−ヒドロキシ−7−メチルオク
タン酸であると決定した。
の方法で酸加水分解し、エーテル抽出後、エーテル層を
濃縮、乾固して白色粉末0.8mgを得た。本物質は分子
量:188〔FAB−MS m/z 189(M+H)
+ 〕、 1H−NMRスペクトル(CDCl3 ,270M
Hz)の化学シフトδ(ppm):0.80(6H,
d,J=6.8Hz)、1.15〜1.6(9H,
m)、2.43(1H,dd,J=16.5,8.8H
z)、2.50(1H,dd,J=16.5,3.3H
z)、3.95(1H,m)およびメチルエステル体の
EI−MS m/z201(M+ −1)、184(M+
−18)、171(M+ −31)、153(M+ −31
−18)、103(C3 −C4 開裂、基準フラグメント
イオンピーク)より3−ヒドロキシ−8−メチルノナン
酸であると決定した。
クタデシルシリカゲル(クロマトレックスODS−DM
1020T、富士シリシア化学製、450ml)のカラム
クロマトグラフィーに付し、0.05%トリフルオロ酢酸
を含むアセトニトリル:水(4:6)の溶媒系で溶出
し、分画した。活性画分を集め、濃縮後、凍結乾燥し、
WAP−8294AXの白色粉末を450mg(塩酸塩)
得た。
クタデシルシリカゲルカラムを用いた高速液体クロマト
グラフィ〔カラム:YMC−GEL SH−343−
5、20×250mm、山村化学研究所製、移動相0.05
%トリフルオロ酢酸を含むアセトニトリル:水(37:
63)に十数回にわけて注入し、WAP−8294AX
−8、AX−9、AX−13を含む画分を集め、それぞ
れを濃縮し、WAP−8294AX−8(14mg)、A
X−9(10mg)、AX−13(12mg)の白色粉末
(塩酸塩)を得た。
AX−9、AX−13のアミノ酸分析 実施例10で得られたWAP−8294AX−8 5mg
を0.2%3−(2−アミノメチル)インドールを添加し
た4Nメタンスルホン酸溶液0.5mlに溶解し、110
℃、24時間、酸完全加水分解を行った。加水分解液を
濃縮乾固し少量の水に溶かしてDowex 50WX8(ダ
ウケミカル社製、H+ 型、1ml)のカラムに負荷し、水
20mlで洗浄後、0.5N NH4 OH 20mlで溶出し
た。溶出液を濃縮、乾固した後、少量の水に溶解しセル
ロースの2次元薄層クロマトグラフィー〔展開溶媒 1
次元目、n−ブタノール:酢酸:水(4:1:2)、2
次元目、n−ブタノール:ピリジン:酢酸:水(15:
10:3:12)およびアミノ酸分析(日立アミノ酸分
析計L−8500)を行った。その結果、Asp(1モ
ル)、Glu(1モル)、Gly(1モル)、Ser(2モ
ル)、Leu(1モル)、Trp(1モル)、Orn(2モ
ル)、Val(1モル)、N−メチルフェニルアラニン
(1モル)、及びβ−ヒドロキシアスパラギン酸(1モ
ル)を含むことがわかった。
−13各5mgを用いて上述と同様の方法で酸完全加水分
解を行い、加水分解物のアミノ酸分析を行った。その結
果、AX−9はAsp(1モル)、Glu(1モル)、Gly
(1モル)、Ser(2モル)、Leu(1モル)、Trp
(1モル)、Orn(2モル)、Phe(1モル)、N−メ
チルバリン(1モル)、β−ヒドロキシアスパラギン酸
(1モル)を含み、AX−13はAsp(1モル)、Glu
(1モル)、β−アラニン(1モル)、Ser(2モ
ル)、Leu(1モル)、Trp(1モル)、Orn(2モ
ル)、N−メチルフェニルアラニン(1モル)、N−メ
チルバリン(1モル)、β−ヒドロキシアスパラギン酸
(1モル)を含むことが判明した。
AX−9、AX−13の脂肪酸分析 実施例10で得られたWAP−8294AX−8、AX
−9、AX−13各1mgを6NHCl で110℃、2時
間加水分解した。各加水分解液をエーテル抽出し、エー
テル層を濃縮、乾固した後、0.1mlのベンゼン:メタノ
ール(8:2)及びトリメチルシリルジアゾメタン(東
京化成社製)1滴を加えて、室温で10分間メチルエス
テル化した。各メチルエステル体のGC−MS分析〔カ
ラム:DB−5(内径0.25mm、長さ30m、膜厚0.2
5μm、J&W社製)、温度:100〜240℃(昇温
10℃/分)、気相:ヘリウム、0.993ml/分〕を行
った。その結果、いずれもGCの保持時間9.7分及びE
I−MSのm/z187(M+ −1)、170(M+ −
18)、157(M+ −31)、139(M+ −31−
18)、103(C3 −C4 開裂、基準フラグメントイ
オン)が3−ヒドロキシ−7−メチルオクタン酸(WA
P−8294A2 の構成脂肪酸)のメチルエステル体と
一致した。従ってWAP−8294AX−8、AX−
9、AX−13はいずれも構成脂肪酸として3−ヒドロ
キシ−7−メチルオクタン酸を含むことが判明した。
剤」の規定に準拠し、WAP−8294A塩酸塩40mg
を無菌生理食塩水(日局)3mlに溶解し、3ml用注射用
アンプルに無菌充填後、熔封して注射剤を製造した。錠 剤 :同総則「錠剤」の規定に準拠し、WAP−82
94A2 塩酸塩100mgを賦形剤として乳糖(日局)6
5mg、でんぷん(日局)14.2mg、結合剤としてポリビ
ニルピロリドンK25(日局)20mg、滑沢剤としてス
テアリン酸マグネシウム(日局)0.8mgを加えて均一に
混合し打錠機で圧縮成型し、1錠当り200mgの素錠を
製造した。軟膏剤 :同総則「軟膏剤」の規定に準拠し、WAP−8
294A2 塩酸塩40mgを1.2gのポリエチレングリコ
ール4000(日局)、600mgのポリエチレングリコ
ール400(日局)156mgの親水ワセリン(日局)お
よび抗カビ剤としてパラオキシ安息香酸プロピル(日
局)0.8mg、パラオキシ安息香酸エチル(日局)3.2mg
を加温溶融し均一に練合して1チューブ当り4gの軟膏
剤を製造した。点眼剤 :同総則「点眼剤」の規定に準拠し、WAP−8
294A2 塩酸塩25mgを0.9%の無菌食塩水5mlに溶
解し、防腐剤として塩化ベンザルコニウム(日局)0.5
mgを加えて均一な溶液とし、無菌濾過を経て、5ml用点
眼容器に無菌充填して点眼剤を製造した。
AP−8294Aは、グラム陽性球菌特に現在、医療の
現場で混迷を深めているメチシリン耐性黄色ブドウ球菌
感染症に優れた治療効果が小動物感染モデルから得られ
ているので、MRSA感染症を含めたグラム陽性細菌を
起炎菌とする疾患の治療剤として有用である。
トグラフィーの分離によるクロマトグラムを示す図面で
ある。
外線吸収スペクトル(水中)を示す図面である。
外線吸収スペクトル(FT−IR、KBr法)を示す図
面である。
H−NMRスペクトル(270MHz、D2 O)を示す
図面である。
生成物の二次元TLCクロマトグラムを示す図面であ
る。
マトグラフィーの分離によるクロマトグラムを示す図面
である。
の紫外線吸収スペクトル(水中)を示す図面である。
の赤外線吸収スペクトル(FT−IR、KBr法)を示
す図面である。
の 1H−NMRスペクトル(270MHz 、DMSO−
D6 )を示す図面である。
Claims (11)
- 【請求項1】 リソバクター (Lysobacter)属に属し、
抗生物質混合物WAP-8294Aの生産能を有する微生物を培
養することにより得られる、 次の物理化学的性状を有
する抗生物質混合物WAP−8294A又はその薬学的
に許容される塩。 (1)外観:白色粉末 (2)融点:213〜220℃(分解) (3)溶解性:水、メタノール、n−ブタノール、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホオキサイドに可溶、
アセトン、酢酸エチル、クロロホルムに不溶。 (4)呈色反応:ニンヒドリン、エールリッヒ、ライド
ンスミス、過マンガン酸カリウム水溶液、硫酸、ヨード
ベーパー反応に陽性、UVランプ254nmの照射によっ
てクエンチングスポットを示す。モーリッシュ、硝酸
銀、塩化第二鉄、ドラーゲンドルフ反応に陰性。 (5)高速液体クロマトグラフィーにおける保持時間:
4.0〜6.1分、8.0分、11.1分、12.5
分、16.5分、17.9分、18.8分、 ただし、高速液体クロマトグラフィーの溶出条件は以下
の通りである: カラム:YMC A-312(6×150mm) 移動相:0.05%のトリフルオロ酢酸を含むアセトニトリ
ル:水(45:55) 流速:1ml/分 (6)紫外線吸収スペクトル(水中):λmax 275n
m、280nm、287nm (7)赤外線吸収スペクトル(FT−IR、KBr
法):特性吸収 3300cm-1、1720〜1715cm-1、1636c
m-1、1541cm-1、1404cm-1、1207cm-1、1
137cm-1 (8) 1H核磁気共鳴(NMR)スペクトル:(270
MHz、D2 O)、メチル;メチレン、メチン及び複素
環又は芳香環に由来する複雑なプロトンシグナルが観測
される。 (9)分子量:1,400〜1,700 (10)有機化合物定性試験(ナトリウム溶融法):炭
素、水素、酸素、窒素の元素よりなる化合物 (11)酸完全加水分解によるニンヒドリン陽性物質:A
sp、Glu、Gly、Leu、Ser、Trp、Or
n、N−メチルバリン、β−ヒドロキシアスパラギン酸
およびN−メチルフェニルアラニンを与える。 (12)比旋光度:〔α〕D 20=+42°(c=0.5、
H2 O) (13)塩基性、酸性、中性の区別:両性 - 【請求項2】 次の物理化学的性状を有する抗生物質W
AP−8294A1 又はその薬学的に許容される塩。 (1)外観:白色粉末 (2)融点:215〜225℃(分解) (3)溶解性:水、メタノール、n−ブタノール、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホオキサイドに可溶、
アセトン、酢酸エチル、クロロホルムに不溶。 (4)呈色反応:ニンヒドリン、エールリッヒ、ライド
ンスミス、過マンガン酸カリウム水溶液、硫酸、ヨード
ベーパー反応に陽性、UVランプ254nmの照射によっ
てクエンチングスポットを示す。モーリッシュ、硝酸
銀、塩化第二鉄、ドラーゲンドルフ反応に陰性。 (5)高速液体クロマトグラフィーにおける保持時間:
8.0分 ただし、高速液体クロマトグラフィーの溶出条件は以下
の通りである: カラム:YMC A-312(6×150mm) 移動相:0.05%のトリフルオロ酢酸を含むアセトニトリ
ル:水(45:55) 流速:1ml/分 (6)紫外線吸収スペクトル(水中):λmax 275n
m、280nm、287nm (7)赤外線吸収スペクトル(FT−IR、KBr
法):特性吸収 3300cm-1、1720〜1715cm-1、1636c
m-1、1541cm-1、1404cm-1、1207cm-1、1
133cm-1 (8)分子量:1547.9〔FAB−MS m/z 1
548.9(M+H)+、m/z 1546.7(M−
H)- 〕 (9)分子式:C72H109 O21N17 (10)酸完全加水分解物:Asp(1モル)、Glu
(1モル)、Gly(1モル)、Leu(1モル)、S
er(2モル)、Trp(1モル)、Orn(2モ
ル)、N−メチルバリン(1モル)、β−ヒドロキシア
スパラギン酸(1モル)、N−メチルフェニルアラニン
(1モル)および3−ヒドロキシオクタン酸(1モル)
を与える。 (11)比旋光度:〔α〕D 20=+41°(c=0.5、
H2 O) (12)塩基性、酸性、中性の区別:両性 - 【請求項3】 次の物理化学的性状を有する抗生物質W
AP−8294A2 又はその薬学的に許容される塩。 (1)外観:白色粉末 (2)融点:215〜225℃(分解) (3)溶解性:水、メタノール、n−ブタノール、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホオキサイドに可溶、
アセトン、酢酸エチル、クロロホルムに不溶。 (4)呈色反応:ニンヒドリン、エールリッヒ、ライド
ンスミス、過マンガン酸カリウム水溶液、硫酸、ヨード
ベーパー反応に陽性、UVランプ254nmの照射によっ
てクエンチングスポットを示す。モーリッシュ、硝酸
銀、塩化第二鉄、ドラーゲンドルフ反応に陰性。 (5)高速液体クロマトグラフィーにおける保持時間:
11.1分 ただし、高速液体クロマトグラフィーの溶出条件は以下
の通りである: カラム:YMC A-312(6×150mm) 移動相:0.05%のトリフルオロ酢酸を含むアセトニトリ
ル:水(45:55) 流速:1ml/分 (6)紫外線吸収スペクトル(水中):λmax 275n
m、280nm、287nm (7)赤外線吸収スペクトル(FT−IR、KBr
法):特性吸収 3300cm-1、1720〜1715cm-1、1636c
m-1、1541cm-1、1404cm-1、1207cm-1、1
137cm-1 (8)分子量:1561.9〔FAB−Mass m/
z 1562.9(M+H)+ 、m/z 1561.2
(M−H)- 〕 (9)分子式:C73H111 O21N17 (10)酸完全加水分解物:Asp(1モル)、Glu
(1モル)、Gly(1モル)、Leu(1モル)、S
er(2モル)、Trp(1モル)、Orn(2モ
ル)、N−メチルバリン(1モル)、β−ヒドロキシア
スパラギン酸(1モル)、N−メチルフェニルアラニン
(1モル)および3−ヒドロキシ−7−メチルオクタン
酸(1モル)を与える。 (11)比旋光度:〔α〕D 20=+42°(c=0.5、
H2 O) (12)塩基性、酸性、中性の区別:両性 - 【請求項4】 次の物理化学的性状を有する抗生物質W
AP−8294A4 又はその薬学的に許容される塩。 (1)外観:白色粉末 (2)融点:215〜225℃(分解) (3)溶解性:水、メタノール、n−ブタノール、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホオキサイドに可溶、
アセトン、酢酸エチル、クロロホルムに不溶。 (4)呈色反応:ニンヒドリン、エールリッヒ、ライド
ンスミス、過マンガン酸カリウム水溶液、硫酸、ヨード
ベーパー反応に陽性、UVランプ254nmの照射によっ
てクエンチングスポットを示す。モーリッシュ、硝酸
銀、塩化第二鉄、ドラーゲンドルフ反応に陰性。 (5)高速液体クロマトグラフィーにおける保持時間:
16.5分 ただし、高速液体クロマトグラフィーの溶出条件は以下
の通りである: カラム:YMC A-312(6×150mm) 移動相:0.05%のトリフルオロ酢酸を含むアセトニトリ
ル:水(45:55) 流速:1ml/分 (6)紫外線吸収スペクトル(水中):λmax 275n
m、280nm、287nm (7)赤外線吸収スペクトル(FT−IR、KBr
法):特性吸収 3300cm-1、1720〜1715cm-1、1636c
m-1、1541cm-1、1404cm-1、1207cm-1、1
137cm-1 (8)分子量:1575.9〔FAB−Mass m/
z 1576.9(M+H)+ 、m/z 1575.4
(M−H)- 〕 (9)分子式:C74H113 O21N17 (10)酸加水分解物:Asp(1モル)、Glu(1モ
ル)、Gly(1モル)、Leu(1モル)、Ser
(2モル)、Trp(1モル)、Orn(2モル)、N
−メチルバリン(1モル)、β−ヒドロキシアスパラギ
ン酸(1モル)、N−メチルフェニルアラニン(1モ
ル)および3−ヒドロキシ−8−メチルノナン酸(1モ
ル)を与える。 (11)比旋光度:〔α〕D 20=+43°(c=0.5、
H2 O) (12)塩基性、酸性、中性の区別:両性 - 【請求項5】 リソバクター (Lysobacter)属に属し、抗
生物質混合物WAP-8294Aの生産能を有する微生物を培養
することにより得られる、次の物理化学的性状を有する
抗生物質混合物WAP−8294AX又はその薬学的に
許容される塩。 (1)外観:白色粉末 (2)融点:196〜200℃(分解) (3)溶解性:水、メタノール、n−ブタノール、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホオキサイドに可溶、
アセトン、酢酸エチル、クロロホルムに不溶。 (4)呈色反応:ニンヒドリン、エールリッヒ、ライド
ンスミス、過マンガン酸カリウム水溶液、硫酸、ヨード
ベーパー反応に陽性、UVランプ254nmの照射によっ
てクエンチングスポットを示す。モーリッシュ、硝酸
銀、塩化第二鉄、ドラーゲンドルフ反応に陰性。 (5)高速液体クロマトグラフィーにおける保持時間:
5.3分、5.9分、6.2分、6.5分、6.9分、7.3分、8.
1分、9.3分、9.8分、11.3分、12.1分、13.7
分、15.0分 ただし、高速液体クロマトグラフィーの溶出条件は以下
の通りである: カラム:YMC A-312(6×150mm) 移動相:0.05%のトリフルオロ酢酸を含むアセトニトリ
ル:水(37:63) 流速:1ml/分 (6)紫外線吸収スペクトル (水中):λmax 273n
m、280nm、289nm (7)赤外線吸収スペクトル(FT−IR,KBr
法):特性吸収 3300cm-1、1720〜1715cm-1、1636c
m-1、1541cm-1、1404cm-1、1207cm-1、1
137cm-1 (8) 1H核磁気共鳴(NMR)スペクトル:(270
MHz 、DMSO−D6)、メチル、メチレン、メチン
及び複素環又は芳香環に由来する複雑なプロトンシグナ
ルが観測される。 (9)分子量:1,400〜1,700 (10)有機化合物定性試験(ナトリウム溶融法):炭
素、水素、酸素、窒素の元素よりなる化合物 (11)酸完全加水分解によるニンヒドリン陽性物質およ
び脂肪酸:Asp、Glu、Gly、β−Ala、Leu、Ser、
Trp、Orn、Val、N−メチルバリン、β−ヒドロキシ
アスパラギン酸、Phe、N−メチルフェニルアラニンお
よび3−ハイドロキシ−7−メチルオクタン酸を与え
る。 (12)比旋光度:〔α〕20 D =+24° (C=0.5、
H2 O) (13)塩基性、酸性、中性の区別:両性 - 【請求項6】 次の物理化学的性状を有する抗生物質W
AP−8294AX−8又はその薬学的に許容される
塩。 (1)外観:白色粉末 (2)融点:196〜200℃(分解) (3)溶解性:水、メタノール、n−ブタノール、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホオキサイドに可溶、
アセトン、酢酸エチル、クロロホルムに不溶。 (4)呈色反応:ニンヒドリン、エールリッヒ、ライド
ンスミス、過マンガン酸カリウム水溶液、硫酸、ヨード
ベーパー反応に陽性、UVランプ254nmの照射によっ
てクエンチングスポットを示す。モーリッシュ、硝酸
銀、塩化第二鉄、ドラーゲンドルフ反応に陰性。 (5)高速液体クロマトグラフィーにおける保持時間:
9.3分 ただし、高速液体クロマトグラフィーの溶出条件は以下
の通りである: カラム:YMC A-312(6×150mm) 移動相:0.05%のトリフルオロ酢酸を含むアセトニトリ
ル:水(37:63)流速:1ml/分 (6)紫外線吸収スペクトル(水中):λmax 273n
m、280nm、289nm (7)赤外線吸収スペクトル(FT−IR,KBr
法):特性吸収 3300cm-1、1720〜1715cm-1、1636c
m-1、1541cm-1、1404cm-1、1207cm-1、1
133cm-1 (8)分子量:1548〔FAB−Mass m/z 15
49(M+H)+ 〕 (9)分子式:C72H109 O21N17 (10)酸完全加水分解物:Asp(1モル)、Glu(1モ
ル)、Gly(1モル)、Leu(1モル)、Ser(2モ
ル)、Trp(1モル)、Orn(2モル)、Val(1モ
ル)、β−ヒドロキシアスパラギン酸(1モル)、N−
メチルフェニルアラニン(1モル)および3−ヒドロキ
シ−7−メチルオクタン酸(1モル)を与える。 (11)比旋光度:〔α〕20 D =+25° (C=0.5、
H2 O) (12)塩基性、酸性、中性の区別:両性 - 【請求項7】 次の物理化学的性状を有する抗生物質W
AP−8294AX−9又はその薬学的に許容される
塩。 (1)外観:白色粉末 (2)融点:216〜220℃(分解) (3)溶解性:水、メタノール、n−ブタノール、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホオキサイドに可溶、
アセトン、酢酸エチル、クロロホルムに不溶。 (4)呈色反応:ニンヒドリン、エールリッヒ、ライド
ンスミス、過マンガン酸カリウム水溶液、硫酸、ヨード
ベーパー反応に陽性、UVランプ254nmの照射によっ
てクエンチングスポットを示す。モーリッシュ、硝酸
銀、塩化第二鉄、ドラーゲンドルフ反応に陰性。 (5)高速液体クロマトグラフィーにおける保持時間:
9.8分 ただし、高速液体クロマトグラフィーの溶出条件は以下
の通りである: カラム:YMC A-312(6×150mm) 移動相:0.05%のトリフルオロ酢酸を含むアセトニトリ
ル:水(37:63) 流速:1ml/分 (6)紫外線吸収スペクトル(水中):λmax 273n
m、280nm、289nm (7)赤外線吸収スペクトル(FT−IR,KBr
法):特性吸収 3300cm-1、1720〜1715cm-1、1636c
m-1、1541cm-1、1404cm-1、1207cm-1、1
137cm-1 (8)分子量:1548〔FAB−Mass m/z 15
49(M+H)+ 、m/z 1547(M−H)- 〕 (9)分子式:C72H109 O21N17 (10)酸完全加水分解物:Asp(1モル)、Glu(1モ
ル)、Gly(1モル)、 Leu(1モル)、Ser(2モル)、Trp(1モル)、O
rn(2モル)、N−メチルバリン(1モル)、β−ヒド
ロキシアスパラギン酸(1モル)、Phe(1モル)、お
よび3−ヒドロキシ−7−メチルオクタン酸(1モ
ル)。 (11)比旋光度:〔α〕20 D =+28° (C=0.5、
H2 O) (12)塩基性、酸性、中性の区別:両性 - 【請求項8】 次の物理化学的性状を有する抗生物質W
AP−8294AX−13又はその薬学的に許容される
塩。 (1)外観:白色粉末 (2)融点:205〜210℃(分解) (3)溶解性:水、メタノール、n−ブタノール、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホオキサイドに可溶、
アセトン、酢酸エチル、クロロホルムに不溶。 (4)呈色反応:ニンヒドリン、エールリッヒ、ライド
ンスミス、過マンガン酸カリウム水溶液、硫酸、ヨード
ベーパー反応に陽性、UVランプ254nmの照射によっ
てクエンチングスポットを示す。モーリッシュ、硝酸
銀、塩化第二鉄、ドラーゲンドルフ反応に陰性。 (5)高速液体クロマトグラフィーにおける保持時間:
15.0分 ただし、高速液体クロマトグラフィーの溶出条件は以下
の通りである: カラム:YMC A-312(6×150mm) 移動相:0.05%のトリフルオロ酢酸を含むアセトニトリ
ル:水(37:63)流速:1ml/分 (6)紫外線吸収スペクトル(水中):λmax 273n
m、280nm、289nm (7)赤外線吸収スペクトル(FT−IR,KBr
法):特性吸収 3300cm-1、1720〜1715cm-1、1636c
m-1、1541cm-1、1404cm-1、1207cm-1、1
137cm-1 (8)分子量:1576〔FAB−Mass m/z 15
77(M+H)+ 〕 (9)分子式:C74H113 O21N17 (10)酸完全加水分解物:Asp(1モル)、Glu(1モ
ル)、β−アラニン(1モル)、Leu(1モル)、Ser
(2モル)、Trp(1モル)、Orn(2モル)、N−メ
チルバリン(1モル)、β−ヒドロキシアスパラギン酸
(1モル)、N−メチルフェニルアラニン(1モル)お
よび3−ヒドロキシ−7−メチルオクタン酸(1モ
ル)。 (11)比旋光度:〔α〕20 D =+27° (C=0.5、
H2 O) (12)塩基性、酸性、中性の区別:両性 - 【請求項9】 リソバクター(Lysobacter)
属に属し、請求項1〜8のいずれか1項記載の抗生物質
WAP−8294Aを生産する能力を有する微生物を培
地中で培養し、培養中に該抗生物質を生産蓄積せしめ、
ついでこれを採取することを特徴とする請求項1〜8の
いずれか1項記載の抗生物質WAP−8294Aの製造
法。 - 【請求項10】 抗生物質WAP−8294Aの生産菌
である、Lysobacter sp. WAP−829
4。 - 【請求項11】 請求項1〜8のいずれか1項記載の抗
生物質WAP−8294A及びその薬学的に許容される
塩の少なくとも1種を含有する抗菌剤。
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