JP3336622B2 - 結像特性計測方法及び装置、並びに露光装置 - Google Patents
結像特性計測方法及び装置、並びに露光装置Info
- Publication number
- JP3336622B2 JP3336622B2 JP35375591A JP35375591A JP3336622B2 JP 3336622 B2 JP3336622 B2 JP 3336622B2 JP 35375591 A JP35375591 A JP 35375591A JP 35375591 A JP35375591 A JP 35375591A JP 3336622 B2 JP3336622 B2 JP 3336622B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical system
- projection optical
- phase grating
- illumination light
- point
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば投影光学系の焦
点位置、球面収差、又は非点収差等を測定する場合に適
用して好適な結像特性計測方法及び装置に関する。
点位置、球面収差、又は非点収差等を測定する場合に適
用して好適な結像特性計測方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レンズが設計通りの収差特性を有するか
否かを評価するために収差測定機が使用される。図6は
従来の収差測定機を示し、この図6において、2は収差
測定の対象となる被検レンズである。レンズ2が、半導
体製造用の投影露光装置の投影レンズの場合には、レチ
クルに描画されたLSIのパターン等が投影レンズ2を
介してフォトレジストを塗布したウェハ上に転写され
る。投影レンズ2は両側テレセントリックレンズであ
り、レチクルから垂直に出た光はウェハに垂直に入射す
る。例えば球面収差を測定するためには半径の異なる輪
帯板を別々にレンズの所謂瞳面に置くことが望ましい
が、投影レンズ2の瞳面はレンズ内部にあるため、実際
には投影レンズ2の瞳面に輪帯板を置くことはできな
い。
否かを評価するために収差測定機が使用される。図6は
従来の収差測定機を示し、この図6において、2は収差
測定の対象となる被検レンズである。レンズ2が、半導
体製造用の投影露光装置の投影レンズの場合には、レチ
クルに描画されたLSIのパターン等が投影レンズ2を
介してフォトレジストを塗布したウェハ上に転写され
る。投影レンズ2は両側テレセントリックレンズであ
り、レチクルから垂直に出た光はウェハに垂直に入射す
る。例えば球面収差を測定するためには半径の異なる輪
帯板を別々にレンズの所謂瞳面に置くことが望ましい
が、投影レンズ2の瞳面はレンズ内部にあるため、実際
には投影レンズ2の瞳面に輪帯板を置くことはできな
い。
【0003】そこで、図6では輪帯板を照明系内に入れ
ている。即ち、図6において、50は輪帯板であり、輪
帯板50は図示省略した光源からの光で照明され、輪帯
板50の輪帯部を透過した照明光は集光レンズ51でレ
チクルが配置されるべきレチクル仮想面52で点像を形
成する。そのレチクル仮想面52の点像から射出された
照明光は、測定対象の投影レンズ2の輪帯板50の輪帯
部と共役な瞳面上の輪帯部を経て再び投影レンズ2の外
部で点像を形成する。この点像の近傍にピンホール53
が配置され、ピンホール53を通過した光が集光レンズ
54を介して受光素子55に入射する。ピンホール53
を投影レンズ2の光軸(Z軸)に沿って走査(スキャ
ン)すると、ピンホール53が投影レンズ2による点像
の位置に合致したときにピンホール53に入射する光量
が最大になる。
ている。即ち、図6において、50は輪帯板であり、輪
帯板50は図示省略した光源からの光で照明され、輪帯
板50の輪帯部を透過した照明光は集光レンズ51でレ
チクルが配置されるべきレチクル仮想面52で点像を形
成する。そのレチクル仮想面52の点像から射出された
照明光は、測定対象の投影レンズ2の輪帯板50の輪帯
部と共役な瞳面上の輪帯部を経て再び投影レンズ2の外
部で点像を形成する。この点像の近傍にピンホール53
が配置され、ピンホール53を通過した光が集光レンズ
54を介して受光素子55に入射する。ピンホール53
を投影レンズ2の光軸(Z軸)に沿って走査(スキャ
ン)すると、ピンホール53が投影レンズ2による点像
の位置に合致したときにピンホール53に入射する光量
が最大になる。
【0004】従って、その受光素子55の出力信号が最
大になるときのピンホール53のZ軸上の位置が、輪帯
板50に対応する投影レンズ2の焦点位置である。その
輪帯板50の輪帯部の半径を種々に変えることにより、
投影レンズ2の球面収差等を測定することができる。
大になるときのピンホール53のZ軸上の位置が、輪帯
板50に対応する投影レンズ2の焦点位置である。その
輪帯板50の輪帯部の半径を種々に変えることにより、
投影レンズ2の球面収差等を測定することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の収差測定機では、レチクル仮想面52に正しく点
像を形成することが困難であり、且つピンホール53に
よる投影レンズ2による点像の位置の測定誤差が大きい
不都合がある。言い替えると、従来の収差測定機では、
投影レンズ2のレチクル仮想面52に送光用の点像の位
置を一致させること及び投影レンズ2のウェハ面に受光
位置を一致させることが困難である。更に、従来の収差
測定機では送光系中の例えば集光レンズ51の収差の影
響が混入し易いため、投影レンズ2だけの正確な収差を
測定することが困難である。本発明は斯かる点に鑑み、
投影露光装置用の投影レンズのような高精度なレンズの
焦点位置や、収差を正確に測定できる結像特性計測方法
を提供することを目的とする。更に本発明は、そのよう
な結像特性計測方法を実施できる結像特性計測装置を提
供することを目的とする。また、本発明はそのような結
像特性計測方法又は装置を使用する露光装置を提供する
ことをも目的とする。
従来の収差測定機では、レチクル仮想面52に正しく点
像を形成することが困難であり、且つピンホール53に
よる投影レンズ2による点像の位置の測定誤差が大きい
不都合がある。言い替えると、従来の収差測定機では、
投影レンズ2のレチクル仮想面52に送光用の点像の位
置を一致させること及び投影レンズ2のウェハ面に受光
位置を一致させることが困難である。更に、従来の収差
測定機では送光系中の例えば集光レンズ51の収差の影
響が混入し易いため、投影レンズ2だけの正確な収差を
測定することが困難である。本発明は斯かる点に鑑み、
投影露光装置用の投影レンズのような高精度なレンズの
焦点位置や、収差を正確に測定できる結像特性計測方法
を提供することを目的とする。更に本発明は、そのよう
な結像特性計測方法を実施できる結像特性計測装置を提
供することを目的とする。また、本発明はそのような結
像特性計測方法又は装置を使用する露光装置を提供する
ことをも目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による結像特性計
測装置は、レチクルのパターンをウェハ上に投影する投
影光学系の結像特性計測装置において、その投影光学系
の瞳面内で、かつこの投影光学系の光軸から離れた2つ
の第1の点を通過するように、その投影光学系に第1の
照明光を導く第1の位相格子と、その第1の位相格子か
ら切り替えられて用いられ、その投影光学系の瞳面内
で、かつその第1の点とは異なる2つの第2の点を通過
するように、その投影光学系に第2の照明光を導く第2
の位相格子と、その第1の位相格子に対してその投影光
学系を挟んで設けられた反射面で、その第1の点を通過
したその第1の照明光が反射することにより、その投影
光学系を介してその第1の位相格子に戻されるその第1
の照明光と、その第2の位相格子に対してその投影光学
系を挟んで設けられた反射面で、その第2の点を通過し
たその第2の照明光が反射することにより、その投影光
学系を介してその第2の位相格子に戻されるその第2の
照明光とに基づいて、その投影光学系の結像特性を測定
する測定手段と、を有するものである。次に、本発明に
よる結像特性計測方法は、レチクルのパターンをウェハ
上に投影する投影光学系の結像特性を計測する結像特性
計測方法において、その投影光学系の瞳面内で、かつこ
の投影光学系の光軸から離れた2つの第1の点を通過す
るように、第1の位相格子を介してその投影光学系に第
1の照明光を導き、その投影光学系の瞳面内で、かつそ
の第1の点とは異なる2つの第2の点を通過するよう
に、その第1の位相格子から切り替えられた第2の位相
格子を介してその投影光学系に第2の照明光を導き、そ
の第1の点を通過したその第1の照明光が、その第1の
位相格子に対してその投影光学系の反対側で反射するこ
とによって、その投影光学系を介してその第1の位相格
子に戻されるその第1の照明光と、その第2の点を通過
したその第2の照明光が、その第2の位相格子に対して
その投影光学系の反対側で反射することによって、その
投影光学系を介してその第2の位相格子に戻されるその
第2の照明光とに基づいて、その投影光学系の結像特性
を測定するものである。また、本発明による露光装置
は、マスクに形成されたパターンの像を感光基板に転写
する投影光学系を備える露光装置において、その投影光
学系の結像特性を計測する装置として、その本発明の結
像特性計測装置を備えるものである。
測装置は、レチクルのパターンをウェハ上に投影する投
影光学系の結像特性計測装置において、その投影光学系
の瞳面内で、かつこの投影光学系の光軸から離れた2つ
の第1の点を通過するように、その投影光学系に第1の
照明光を導く第1の位相格子と、その第1の位相格子か
ら切り替えられて用いられ、その投影光学系の瞳面内
で、かつその第1の点とは異なる2つの第2の点を通過
するように、その投影光学系に第2の照明光を導く第2
の位相格子と、その第1の位相格子に対してその投影光
学系を挟んで設けられた反射面で、その第1の点を通過
したその第1の照明光が反射することにより、その投影
光学系を介してその第1の位相格子に戻されるその第1
の照明光と、その第2の位相格子に対してその投影光学
系を挟んで設けられた反射面で、その第2の点を通過し
たその第2の照明光が反射することにより、その投影光
学系を介してその第2の位相格子に戻されるその第2の
照明光とに基づいて、その投影光学系の結像特性を測定
する測定手段と、を有するものである。次に、本発明に
よる結像特性計測方法は、レチクルのパターンをウェハ
上に投影する投影光学系の結像特性を計測する結像特性
計測方法において、その投影光学系の瞳面内で、かつこ
の投影光学系の光軸から離れた2つの第1の点を通過す
るように、第1の位相格子を介してその投影光学系に第
1の照明光を導き、その投影光学系の瞳面内で、かつそ
の第1の点とは異なる2つの第2の点を通過するよう
に、その第1の位相格子から切り替えられた第2の位相
格子を介してその投影光学系に第2の照明光を導き、そ
の第1の点を通過したその第1の照明光が、その第1の
位相格子に対してその投影光学系の反対側で反射するこ
とによって、その投影光学系を介してその第1の位相格
子に戻されるその第1の照明光と、その第2の点を通過
したその第2の照明光が、その第2の位相格子に対して
その投影光学系の反対側で反射することによって、その
投影光学系を介してその第2の位相格子に戻されるその
第2の照明光とに基づいて、その投影光学系の結像特性
を測定するものである。また、本発明による露光装置
は、マスクに形成されたパターンの像を感光基板に転写
する投影光学系を備える露光装置において、その投影光
学系の結像特性を計測する装置として、その本発明の結
像特性計測装置を備えるものである。
【0007】
【作用】斯かる本発明によれば、その被検レンズ(2)
が投影露光装置用の投影レンズの場合には、反射鏡
(1)を例えばレチクルが配置される位置に配置し、透
過型位相格子(3)を例えばウェハが配置される位置の
近傍に配置する。この状態で透過型位相格子(3)を照
明すると、透過型位相格子(3)から被検レンズ(2)
側に+1次回折光と−1次回折光とが照射される。この
場合、位相格子の原理によって光を分割するので効率よ
く光を2方向に導くことができ、また、収差測定に収差
測定に不必要な0次光は極めて少ない。
が投影露光装置用の投影レンズの場合には、反射鏡
(1)を例えばレチクルが配置される位置に配置し、透
過型位相格子(3)を例えばウェハが配置される位置の
近傍に配置する。この状態で透過型位相格子(3)を照
明すると、透過型位相格子(3)から被検レンズ(2)
側に+1次回折光と−1次回折光とが照射される。この
場合、位相格子の原理によって光を分割するので効率よ
く光を2方向に導くことができ、また、収差測定に収差
測定に不必要な0次光は極めて少ない。
【0008】それら+1次回折光及び−1次回折光は、
その被検レンズ(2)の瞳面のそれら回折光の回折角に
対応する半径の輪帯部を通過して反射鏡(1)に向い、
その反射鏡(1)からの反射光が再び被検レンズ(2)
及び透過型回折格子(3)を介して受光素子(10)に
入射する。そして、透過型回折格子(3)がその被検レ
ンズ(2)の焦点位置に合致しているときに、その受光
素子(10)の出力信号が最小になる。その透過型位相
格子(3)の格子ピッチを変えて行くと、その被検レン
ズ(2)の瞳面でそれら2個の回折光が通過する輪帯部
の半径が変わるので、その格子ピッチを変えてその被検
レンズ(2)の焦点位置を測定することにより、その被
検レンズ(2)の球面収差を測定することができる。
その被検レンズ(2)の瞳面のそれら回折光の回折角に
対応する半径の輪帯部を通過して反射鏡(1)に向い、
その反射鏡(1)からの反射光が再び被検レンズ(2)
及び透過型回折格子(3)を介して受光素子(10)に
入射する。そして、透過型回折格子(3)がその被検レ
ンズ(2)の焦点位置に合致しているときに、その受光
素子(10)の出力信号が最小になる。その透過型位相
格子(3)の格子ピッチを変えて行くと、その被検レン
ズ(2)の瞳面でそれら2個の回折光が通過する輪帯部
の半径が変わるので、その格子ピッチを変えてその被検
レンズ(2)の焦点位置を測定することにより、その被
検レンズ(2)の球面収差を測定することができる。
【0009】また、その透過型位相格子(3)の格子の
方向をその被検レンズ(2)の半径方向、この半径方向
に垂直な方向及びこれらの方向に所定角度で交差する方
向等に変えて、それぞれその透過型位相格子(3)をそ
の被検レンズ(2)の軸外で光軸に平行に走査して焦点
位置を求めることにより、その被検レンズ(2)の非点
収差を測定することができる。
方向をその被検レンズ(2)の半径方向、この半径方向
に垂直な方向及びこれらの方向に所定角度で交差する方
向等に変えて、それぞれその透過型位相格子(3)をそ
の被検レンズ(2)の軸外で光軸に平行に走査して焦点
位置を求めることにより、その被検レンズ(2)の非点
収差を測定することができる。
【0010】また、その被検レンズ(2)が投影露光装
置用の投影レンズの場合には、逆に反射鏡(1)を例え
ばウェハが配置される位置の近傍に配置し、透過型位相
格子(3)を例えばレチクルが配置される位置に配置し
て、その反射鏡(1)を被検レンズ(2)の光軸に平行
に走査しても、同様に収差測定を行うことができる。
置用の投影レンズの場合には、逆に反射鏡(1)を例え
ばウェハが配置される位置の近傍に配置し、透過型位相
格子(3)を例えばレチクルが配置される位置に配置し
て、その反射鏡(1)を被検レンズ(2)の光軸に平行
に走査しても、同様に収差測定を行うことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明による収差測定機の一実施例に
つき図1〜図5を参照して説明する。本実施例では、レ
チクルのパターンをウェハ上に投影する投影レンズを収
差測定の対象とする。図1は本例の収差測定機を示し、
この図1において、1はミラー、2は被検レンズとして
の投影レンズであり、投影レンズ2に対してレチクルが
設置される設計上の正確な位置にミラー1を固定する。
即ち、ミラー1の反射面の位置はレチクルのパターン形
成面の位置に等しい。ミラー1及び投影レンズ2は、図
示省略した支持機構により後述のベース20に対し動か
ないように固定する。
つき図1〜図5を参照して説明する。本実施例では、レ
チクルのパターンをウェハ上に投影する投影レンズを収
差測定の対象とする。図1は本例の収差測定機を示し、
この図1において、1はミラー、2は被検レンズとして
の投影レンズであり、投影レンズ2に対してレチクルが
設置される設計上の正確な位置にミラー1を固定する。
即ち、ミラー1の反射面の位置はレチクルのパターン形
成面の位置に等しい。ミラー1及び投影レンズ2は、図
示省略した支持機構により後述のベース20に対し動か
ないように固定する。
【0012】3は透過型位相格子であり、この透過型位
相格子3を投影レンズ2の下方に配置されたZステージ
を兼ねた測定部4上に載置する。透過型位相格子3は、
投影レンズ2に対してウェハが設置される位置の近傍に
配置される。5は投影レンズ2の設計上の使用波長の照
明光を発生する照明系を示し、この照明系5において、
光源5aから射出されて反射鏡5bにより集められた照
明光はコンデンサレンズ5cにより略々平行光束にな
り、この略々平行な光束をフィルタ6に通すことによ
り、投影レンズ2の設計上の使用波長の光が選択され
る。このフィルタ6を透過した光を集光レンズ5dでフ
ァイバー束等の光ガイド7の一端に入射させ、光ガイド
7の他端から射出される照明光をハーフミラー9でコン
デンサレンズ8側に導き、コンデンサレンズ8から射出
される平行な照明光で透過型位相格子3を底面から垂直
に照明する。
相格子3を投影レンズ2の下方に配置されたZステージ
を兼ねた測定部4上に載置する。透過型位相格子3は、
投影レンズ2に対してウェハが設置される位置の近傍に
配置される。5は投影レンズ2の設計上の使用波長の照
明光を発生する照明系を示し、この照明系5において、
光源5aから射出されて反射鏡5bにより集められた照
明光はコンデンサレンズ5cにより略々平行光束にな
り、この略々平行な光束をフィルタ6に通すことによ
り、投影レンズ2の設計上の使用波長の光が選択され
る。このフィルタ6を透過した光を集光レンズ5dでフ
ァイバー束等の光ガイド7の一端に入射させ、光ガイド
7の他端から射出される照明光をハーフミラー9でコン
デンサレンズ8側に導き、コンデンサレンズ8から射出
される平行な照明光で透過型位相格子3を底面から垂直
に照明する。
【0013】図2に示すように、透過型位相格子3のピ
ッチをP、平行な照明光30の波長をλとすると、以下
の式で定まる回折角−θ及び+θでそれぞれ−1次回折
光31及び+1次回折光32が位相格子3より投影レン
ズ2側に射出される。 sin(±θ)=±λ/P(複号同順)
ッチをP、平行な照明光30の波長をλとすると、以下
の式で定まる回折角−θ及び+θでそれぞれ−1次回折
光31及び+1次回折光32が位相格子3より投影レン
ズ2側に射出される。 sin(±θ)=±λ/P(複号同順)
【0014】更に、本例ではその位相格子3の溝の深さ
をd、位相格子3の屈折率をnとすると、次の関係が成
立するようにする。 (n−1)d=λ/2+mλ(mは整数) 例えば屈折率n=1.5、λ=365nm、m=0とす
ると、深さd=365nmである。更に、位相格子3の
山の部分と谷の部分とのデューティ比を1:1に設定す
る。このような位相格子3に光を垂直に入射すると、0
次光は消失し、±1次回折光の強度が強くなる。
をd、位相格子3の屈折率をnとすると、次の関係が成
立するようにする。 (n−1)d=λ/2+mλ(mは整数) 例えば屈折率n=1.5、λ=365nm、m=0とす
ると、深さd=365nmである。更に、位相格子3の
山の部分と谷の部分とのデューティ比を1:1に設定す
る。このような位相格子3に光を垂直に入射すると、0
次光は消失し、±1次回折光の強度が強くなる。
【0015】図1に戻り、透過型位相格子3から投影レ
ンズ2に向かう光の内で、例えば回折角が−θの−1次
回折光31は、投影レンズ2の瞳面2aの点X1で一度
集束した後、再度広がってミラー1に入射する。ミラー
1で反射された回折光は、今度は投影レンズ2の瞳面2
a上で光軸に対して点X1と対称な点X2を通り、戻り
光33として位相格子3に入射角θで入射する。逆に、
位相格子3からの回折角が+θの+1次回折光は、−1
次回折光31と逆の光路を辿って位相格子3に入射角−
θで入射する。
ンズ2に向かう光の内で、例えば回折角が−θの−1次
回折光31は、投影レンズ2の瞳面2aの点X1で一度
集束した後、再度広がってミラー1に入射する。ミラー
1で反射された回折光は、今度は投影レンズ2の瞳面2
a上で光軸に対して点X1と対称な点X2を通り、戻り
光33として位相格子3に入射角θで入射する。逆に、
位相格子3からの回折角が+θの+1次回折光は、−1
次回折光31と逆の光路を辿って位相格子3に入射角−
θで入射する。
【0016】位相格子3に戻された回折光はそれぞれ再
び回折されて、照明光30に平行な逆方向にコンデンサ
レンズ8に向かい、コンデンサレンズ8により集束され
た戻り光がハーフミラー9を透過してピンホール板40
に入射する。このとき、後述のように、位相格子3が現
在の回折光に関する投影レンズ2の焦点位置に合致して
いるときに、そのピンホール板40のピンホールを透過
する光量が最小となる。このピンホールを透過した光を
受光素子10で光電変換して増幅器11で増幅し、この
増幅後の光電変換信号をアナログ/デジタル(A/D)
変換器12を介してコンピュータ13に取り込む。
び回折されて、照明光30に平行な逆方向にコンデンサ
レンズ8に向かい、コンデンサレンズ8により集束され
た戻り光がハーフミラー9を透過してピンホール板40
に入射する。このとき、後述のように、位相格子3が現
在の回折光に関する投影レンズ2の焦点位置に合致して
いるときに、そのピンホール板40のピンホールを透過
する光量が最小となる。このピンホールを透過した光を
受光素子10で光電変換して増幅器11で増幅し、この
増幅後の光電変換信号をアナログ/デジタル(A/D)
変換器12を介してコンピュータ13に取り込む。
【0017】コンピュータ13はZステージ駆動用の信
号及びXYステージ駆動用の信号を生成し、前者のZス
テージ駆動用の信号を増幅器14を介してモータ15に
供給する。このモータ15でZステージのくさび機構1
6を移動することにより、測定部4が投影レンズ2の光
軸(Z軸)に平行な方向に移動する。一方、後者のXY
ステージ駆動用の信号は増幅器17を介してモータ18
に供給され、このモータ18によりXYステージ19を
投影レンズ2の光軸に垂直なXY平面内で平行移動させ
ることができる。20は測定機全体のベースを示し、ベ
ース20の上に順次XYステージ19、くさび機構1
6、測定部4及び位相格子3が載置されている。
号及びXYステージ駆動用の信号を生成し、前者のZス
テージ駆動用の信号を増幅器14を介してモータ15に
供給する。このモータ15でZステージのくさび機構1
6を移動することにより、測定部4が投影レンズ2の光
軸(Z軸)に平行な方向に移動する。一方、後者のXY
ステージ駆動用の信号は増幅器17を介してモータ18
に供給され、このモータ18によりXYステージ19を
投影レンズ2の光軸に垂直なXY平面内で平行移動させ
ることができる。20は測定機全体のベースを示し、ベ
ース20の上に順次XYステージ19、くさび機構1
6、測定部4及び位相格子3が載置されている。
【0018】本例の収差測定時の動作につき説明する。
この場合、先ず投影レンズ2の瞳面2a上で測定対象光
束が通過する点の光軸からの所定の半径に対応する格子
定数(格子ピッチ)Pを有する透過型位相格子3を、Z
ステージを兼ねた測定部4上の投影レンズ2の光軸上に
載置する。図1では位相格子3は誇張して大きく描かれ
ているが、実際には投影レンズ2のイメージフィールド
内で位相格子3はほぼ点とみなせる程度の大きさであ
る。その後、測定部4をZ軸の方向に走査する。そし
て、図3(a)に示すように、位相格子3の位置が投影
レンズ2の焦点位置Z1に合致すると、−1次回折光3
1のミラー1からの戻り光33は+1次回折光32と逆
方向に位相格子3に入射し、+1次回折光32のミラー
1からの戻り光34は−1次回折光31と逆方向に位相
格子3に入射する。そして、戻り光33の−1次回折光
と戻り光34の+1次回折光とは、位相格子3から垂直
に戻り光35として照明光30と逆方向に射出される。
この場合、先ず投影レンズ2の瞳面2a上で測定対象光
束が通過する点の光軸からの所定の半径に対応する格子
定数(格子ピッチ)Pを有する透過型位相格子3を、Z
ステージを兼ねた測定部4上の投影レンズ2の光軸上に
載置する。図1では位相格子3は誇張して大きく描かれ
ているが、実際には投影レンズ2のイメージフィールド
内で位相格子3はほぼ点とみなせる程度の大きさであ
る。その後、測定部4をZ軸の方向に走査する。そし
て、図3(a)に示すように、位相格子3の位置が投影
レンズ2の焦点位置Z1に合致すると、−1次回折光3
1のミラー1からの戻り光33は+1次回折光32と逆
方向に位相格子3に入射し、+1次回折光32のミラー
1からの戻り光34は−1次回折光31と逆方向に位相
格子3に入射する。そして、戻り光33の−1次回折光
と戻り光34の+1次回折光とは、位相格子3から垂直
に戻り光35として照明光30と逆方向に射出される。
【0019】この場合、−1次回折光31及び+1次回
折光32の位相は0次光に対してそれぞれ−45°及び
+45°異なり、戻り光33の−1次回折光及び戻り光
34の+1次回折光の位相はそれぞれ0次光に対して−
45°及び+45°異なる。従って、戻り光33の−1
次回折光の位相と戻り光34の+1次回折光の位相とは
最終的に180°異なるため、図3(b)に示すよう
に、戻り光35の強度Iは最小になる。これに対して、
位相格子3のZ軸方向の位置が投影レンズ2の焦点位置
Z1からずれていると、戻り光33の−1次回折光と戻
り光34の+1次回折光とがずれるので、戻り光35の
強度Iは大きくなる。従って、戻り光の強度Iが最小に
なり、図1の受光素子10の光電変換信号が最小になる
ときの位相格子3のZ軸の座標が、その投影レンズ2の
焦点位置として求められる。
折光32の位相は0次光に対してそれぞれ−45°及び
+45°異なり、戻り光33の−1次回折光及び戻り光
34の+1次回折光の位相はそれぞれ0次光に対して−
45°及び+45°異なる。従って、戻り光33の−1
次回折光の位相と戻り光34の+1次回折光の位相とは
最終的に180°異なるため、図3(b)に示すよう
に、戻り光35の強度Iは最小になる。これに対して、
位相格子3のZ軸方向の位置が投影レンズ2の焦点位置
Z1からずれていると、戻り光33の−1次回折光と戻
り光34の+1次回折光とがずれるので、戻り光35の
強度Iは大きくなる。従って、戻り光の強度Iが最小に
なり、図1の受光素子10の光電変換信号が最小になる
ときの位相格子3のZ軸の座標が、その投影レンズ2の
焦点位置として求められる。
【0020】次に、位相格子3を格子定数Pの異なる位
相格子と取り替えて、測定部4をZ軸方向に走査する。
この場合は、位相格子からの2本の回折光は投影レンズ
2の瞳面2a上で点X1及びX2とは異なる点を通過す
るため、球面収差があると、受光素子10の光電変換信
号が最小になるZ軸上の焦点位置は前回とは異なる。格
子定数の異なる複数の透過型位相格子を順次測定部4上
に載置して、焦点位置の測定を複数回繰り返して、投影
レンズ2の瞳面2a上で回折光が通過する半径に対して
焦点位置をプロットすることにより、所謂球面収差カー
ブが描かれる。尚、格子定数の異なる複数の位相格子を
所定の位置関係で測定部4に形成しておき、位相格子を
交換する代わりに投影レンズ2の光軸と垂直な面内で測
定部4を所定量ずつ移動するようにしても良い。
相格子と取り替えて、測定部4をZ軸方向に走査する。
この場合は、位相格子からの2本の回折光は投影レンズ
2の瞳面2a上で点X1及びX2とは異なる点を通過す
るため、球面収差があると、受光素子10の光電変換信
号が最小になるZ軸上の焦点位置は前回とは異なる。格
子定数の異なる複数の透過型位相格子を順次測定部4上
に載置して、焦点位置の測定を複数回繰り返して、投影
レンズ2の瞳面2a上で回折光が通過する半径に対して
焦点位置をプロットすることにより、所謂球面収差カー
ブが描かれる。尚、格子定数の異なる複数の位相格子を
所定の位置関係で測定部4に形成しておき、位相格子を
交換する代わりに投影レンズ2の光軸と垂直な面内で測
定部4を所定量ずつ移動するようにしても良い。
【0021】次に、コンピュータ13の指令によりXY
ステージ19を投影レンズ2の光軸に垂直なXY面内で
平行移動して、投影レンズ2の光軸外に位相格子3を配
置した状態でそれぞれ複数の格子定数について焦点位置
を検出することにより、軸外の球面収差をも測定するこ
とができる。また、位相格子3を投影レンズ2の光軸に
垂直な面内で2次元的に移動して各点で焦点位置を測定
することにより、投影レンズ2の像面湾曲をも測定する
ことができる。また、受光素子10の光電変換信号が最
小値から所定範囲に収まるZ軸方向の領域は、投影レン
ズ2の有効焦点域であるとも考えることができるので、
本例によればその投影レンズ2の有効焦点域をも測定す
ることができる。
ステージ19を投影レンズ2の光軸に垂直なXY面内で
平行移動して、投影レンズ2の光軸外に位相格子3を配
置した状態でそれぞれ複数の格子定数について焦点位置
を検出することにより、軸外の球面収差をも測定するこ
とができる。また、位相格子3を投影レンズ2の光軸に
垂直な面内で2次元的に移動して各点で焦点位置を測定
することにより、投影レンズ2の像面湾曲をも測定する
ことができる。また、受光素子10の光電変換信号が最
小値から所定範囲に収まるZ軸方向の領域は、投影レン
ズ2の有効焦点域であるとも考えることができるので、
本例によればその投影レンズ2の有効焦点域をも測定す
ることができる。
【0022】更に、図1のように位相格子3の格子がX
軸方向に周期性を有する場合に、位相格子3を投影レン
ズ2の光軸に対してX方向にずらして測定した焦点位置
は、その投影レンズ2のメリジオナル面での焦点位置で
ある。これに対して、位相格子3の格子がY軸方向に周
期性を有する場合に、位相格子3を投影レンズ2の光軸
に対してX方向にずらして測定した焦点位置は、その投
影レンズ2のサジッタル面での焦点位置とみなすことが
できる。同様に、位相格子3の格子がX軸に対して時計
回りに所定角度のT方向に周期性を有する場合及び位相
格子3の格子がX軸に対して反時計回りに所定角度のR
方向に周期性を有する場合についても、それぞれ焦点位
置を検出することにより、それらの焦点位置の違いによ
り、投影レンズ2の非点収差を測定することができる。
軸方向に周期性を有する場合に、位相格子3を投影レン
ズ2の光軸に対してX方向にずらして測定した焦点位置
は、その投影レンズ2のメリジオナル面での焦点位置で
ある。これに対して、位相格子3の格子がY軸方向に周
期性を有する場合に、位相格子3を投影レンズ2の光軸
に対してX方向にずらして測定した焦点位置は、その投
影レンズ2のサジッタル面での焦点位置とみなすことが
できる。同様に、位相格子3の格子がX軸に対して時計
回りに所定角度のT方向に周期性を有する場合及び位相
格子3の格子がX軸に対して反時計回りに所定角度のR
方向に周期性を有する場合についても、それぞれ焦点位
置を検出することにより、それらの焦点位置の違いによ
り、投影レンズ2の非点収差を測定することができる。
【0023】また、例えば半導体製造用の投影露光装置
用の投影レンズでは、使用波長のばらつきは1nm程度
以内である。これに関して、図1の照明系5中のフィル
タ6として干渉フィルタを使用し、そのフィルタ6を傾
斜させることにより、フィルタ6を通過する光の波長を
1nm〜2nm程度変化させることができる。従って、
そのフィルタ6の傾斜角を変えて照明光30の波長を変
えた状態で、それぞれ位相格子3をZ軸方向に走査して
投影レンズ2の焦点位置を測定することにより、投影レ
ンズ2の軸上色収差をも測定することができる。
用の投影レンズでは、使用波長のばらつきは1nm程度
以内である。これに関して、図1の照明系5中のフィル
タ6として干渉フィルタを使用し、そのフィルタ6を傾
斜させることにより、フィルタ6を通過する光の波長を
1nm〜2nm程度変化させることができる。従って、
そのフィルタ6の傾斜角を変えて照明光30の波長を変
えた状態で、それぞれ位相格子3をZ軸方向に走査して
投影レンズ2の焦点位置を測定することにより、投影レ
ンズ2の軸上色収差をも測定することができる。
【0024】次に、諸収差を測定するために使用できる
透過型位相格子3の格子パターンの例を示す。図4
(a)は球面収差測定用の同芯円状のパターンを示し、
この図4(a)において、ハッチング部36がクロム蒸
着膜等の不透過部であり、白抜きの透過部と黒く塗って
示す透過部37との位相差が使用波長λに対してπにな
るように基板としてのガラスの厚みを変えている。これ
はドライエッチング等で行うことができる。また、図4
(b)は図4(a)に対して格子ピッチを大きくした低
周波用の位相格子を示し、図4(a)の位相格子に比べ
て図4(b)の位相格子からの回折光は、投影レンズ2
の瞳面2a上でより光軸に近い所を通る。ただし、これ
ら図4(a)及び(b)の位相格子のパターンは全周に
亘って形成する必要はなく、円周を分割した一部の領域
にパターンを形成するだけでもよい。
透過型位相格子3の格子パターンの例を示す。図4
(a)は球面収差測定用の同芯円状のパターンを示し、
この図4(a)において、ハッチング部36がクロム蒸
着膜等の不透過部であり、白抜きの透過部と黒く塗って
示す透過部37との位相差が使用波長λに対してπにな
るように基板としてのガラスの厚みを変えている。これ
はドライエッチング等で行うことができる。また、図4
(b)は図4(a)に対して格子ピッチを大きくした低
周波用の位相格子を示し、図4(a)の位相格子に比べ
て図4(b)の位相格子からの回折光は、投影レンズ2
の瞳面2a上でより光軸に近い所を通る。ただし、これ
ら図4(a)及び(b)の位相格子のパターンは全周に
亘って形成する必要はなく、円周を分割した一部の領域
にパターンを形成するだけでもよい。
【0025】図5は非点収差用のX方向、Y方向、T方
向及びR方向用の4種類の位相格子を示す。図5の例
は、正方形の画面の対角用であり、他の場所では勿論T
方向及びR方向はX軸及びY軸に対して45゜とはなら
ない。このようなパターンを透過型位相格子3上に複数
個設け、収差測定中には、その内の1個のパターンを除
く他のパターンをマスク等で覆い、その1個のパターン
からの回折光のみを被検レンズに送る必要がある。ま
た、図4及び図5に示す位相格子は、位相が0の透過部
と位相がπの透過部との面積が等しくなるように作って
おく。そうしないと0次光が発生し、球面収差等が正し
く測定できない。
向及びR方向用の4種類の位相格子を示す。図5の例
は、正方形の画面の対角用であり、他の場所では勿論T
方向及びR方向はX軸及びY軸に対して45゜とはなら
ない。このようなパターンを透過型位相格子3上に複数
個設け、収差測定中には、その内の1個のパターンを除
く他のパターンをマスク等で覆い、その1個のパターン
からの回折光のみを被検レンズに送る必要がある。ま
た、図4及び図5に示す位相格子は、位相が0の透過部
と位相がπの透過部との面積が等しくなるように作って
おく。そうしないと0次光が発生し、球面収差等が正し
く測定できない。
【0026】なお、上述実施例では投影レンズ2のレチ
クル側にミラー1を配置し、ウェハ側に位相格子3を配
置しているが、逆にレチクル側に位相格子3を配置し
て、ウェハ側にミラー1を配置してもよい。この場合に
は、例えばレチクル側の位相格子を固定して、ウェハ側
のミラーを投影レンズ2の光軸方向に走査することによ
り、Zステージを兼ねた測定部4等の機構部の構成を簡
略化することができる。また、図1の収差測定機を焦点
位置の検出機構として例えばステップアンドリピート方
式の縮小投影型露光装置(ステッパー)に搭載するよう
にしてもよい。これにより、投影レンズ2の焦点位置の
変動等を随時モニターすることができる。このように、
本発明は上述実施例に限定されず本発明の要旨を逸脱し
ない範囲で種々の構成を取り得る。
クル側にミラー1を配置し、ウェハ側に位相格子3を配
置しているが、逆にレチクル側に位相格子3を配置し
て、ウェハ側にミラー1を配置してもよい。この場合に
は、例えばレチクル側の位相格子を固定して、ウェハ側
のミラーを投影レンズ2の光軸方向に走査することによ
り、Zステージを兼ねた測定部4等の機構部の構成を簡
略化することができる。また、図1の収差測定機を焦点
位置の検出機構として例えばステップアンドリピート方
式の縮小投影型露光装置(ステッパー)に搭載するよう
にしてもよい。これにより、投影レンズ2の焦点位置の
変動等を随時モニターすることができる。このように、
本発明は上述実施例に限定されず本発明の要旨を逸脱し
ない範囲で種々の構成を取り得る。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、投影光学系の瞳面内
で、かつこの投影光学系の光軸から離れた2つの第1の
点を通過するようにその投影光学系に第1の位相格子を
介して第1の照明光を導き、また、投影光学系の瞳面内
で、かつその第1の点とは異なる2つの第2の点を通過
するように、その第1の位相格子から切り替えられた第
2の位相格子を介してその投影光学系に第2の照明光を
導き、それぞれその第1及び第2の位相格子に対してそ
の投影光学系を挟んで設けられた反射面で反射されてそ
の第1及び第2の位相格子に戻されるその第1及び第2
の照明光に基づいて、その投影光学系の結像特性を測定
するようにしたので、投影光学系の焦点位置や球面収差
等の結像特性を正確に測定できる利点がある。
で、かつこの投影光学系の光軸から離れた2つの第1の
点を通過するようにその投影光学系に第1の位相格子を
介して第1の照明光を導き、また、投影光学系の瞳面内
で、かつその第1の点とは異なる2つの第2の点を通過
するように、その第1の位相格子から切り替えられた第
2の位相格子を介してその投影光学系に第2の照明光を
導き、それぞれその第1及び第2の位相格子に対してそ
の投影光学系を挟んで設けられた反射面で反射されてそ
の第1及び第2の位相格子に戻されるその第1及び第2
の照明光に基づいて、その投影光学系の結像特性を測定
するようにしたので、投影光学系の焦点位置や球面収差
等の結像特性を正確に測定できる利点がある。
【図1】本発明による収差測定機の一実施例を示す構成
図である。
図である。
【図2】実施例の透過型位相格子を示す断面図である。
【図3】実施例の焦点位置の検出方法の説明に供する線
図である。
図である。
【図4】透過型位相格子のパターンの例を示す平面図で
ある。
ある。
【図5】透過型位相格子のパターンの他の例を示す平面
図である。
図である。
【図6】従来の収差測定機を示す構成図である。
1 ミラー 2 被検レンズとしての投影レンズ 3 透過型位相格子 4 測定部 5 照明系 7 光ガイド 8 コンデンサレンズ 9 ハーフミラー 10 受光素子 19 XYステージ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 11/00 G01M 11/02 H01L 21/027
Claims (12)
- 【請求項1】 レチクルのパターンをウェハ上に投影す
る投影光学系の結像特性計測装置において、 前記投影光学系の瞳面内で、かつ該投影光学系の光軸か
ら離れた2つの第1の点を通過するように、前記投影光
学系に第1の照明光を導く第1の位相格子と、 前記第1の位相格子から切り替えられて用いられ、前記
投影光学系の瞳面内で、かつ前記第1の点とは異なる2
つの第2の点を通過するように、前記投影光学系に第2
の照明光を導く第2の位相格子と、前記第1の位相格子に対して前記投影光学系を挟んで設
けられた反射面で、 前記第1の点を通過した前記第1の
照明光が反射することにより、前記投影光学系を介して
前記第1の位相格子に戻される前記第1の照明光と、前
記第2の位相格子に対して前記投影光学系を挟んで設け
られた反射面で、前記第2の点を通過した前記第2の照
明光が反射することにより、前記投影光学系を介して前
記第2の位相格子に戻される前記第2の照明光とに基づ
いて、前記投影光学系の結像特性を測定する測定手段
と、を有することを特徴とする投影光学系の結像特性計
測装置。 - 【請求項2】 前記第1の位相格子と、前記第2の位相
格子とは、格子ピッチが異なることを特徴とする請求項
1に記載の投影光学系の結像特性計測装置。 - 【請求項3】 前記測定手段は、前記第1の点を通過し
た前記第1の照明光による前記投影光学系の焦点位置及
び前記第2の点を通過した前記第2の照明光による前記
投影光学系の焦点位置に基づいて、前記投影光学系の球
面収差を測定することを特徴とする請求項1又は2に記
載の投影光学系の結像特性計測装置。 - 【請求項4】 前記第1の位相格子と、前記第2の位相
格子とは、格子の方向が異なることを特徴とする請求項
1に記載の投影光学系の結像特性計測装置。 - 【請求項5】 前記測定手段は、前記第1の点を通過し
た前記第1の照明光による前記投影光学系の焦点位置及
び前記第2の点を通過した前記第2の照明光による前記
投影光学系の焦点位置に基づいて、前記投影光学系の非
点収差を測定することを特徴とする請求項1又は4に記
載の投影光学系の結像特性計測装置。 - 【請求項6】 前記第1の位相格子と、前記第2の位相
格子とは、同一基板に形成されることを特徴とする請求
項1〜5の何れか一項に記載の投影光学系の結像特性計
測装置。 - 【請求項7】 前記第1の点を通過する前記第1の照明
光は、前記第1の位相格子から射出された±1次回折光
によって形成され、 前記第2の点を通過する前記第2の照明光は、前記第2
の位相格子から射出された±1次回折光によって形成さ
れることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載
の投影光学系の結像特性計測装置。 - 【請求項8】 レチクルのパターンをウェハ上に投影す
る投影光学系の結像特性を計測する結像特性計測方法に
おいて、 前記投影光学系の瞳面内で、かつ該投影光学系の光軸か
ら離れた2つの第1の点を通過するように、第1の位相
格子を介して前記投影光学系に第1の照明光を導き、 前記投影光学系の瞳面内で、かつ前記第1の点とは異な
る2つの第2の点を通過するように、前記第1の位相格
子から切り替えられた第2の位相格子を介して前記投影
光学系に第2の照明光を導き、 前記第1の点を通過した前記第1の照明光が、前記第1
の位相格子に対して前記投影光学系の反対側で反射する
ことによって、前記投影光学系を介して前記第1の位相
格子に戻される前記第1の照明光と、前記第2の点を通
過した前記第2の照明光が、前記第2の位相格子に対し
て前記投影光学系の反対側で反射することによって、前
記投影光学系を介して前記第2の位相格子に戻される前
記第2の照明光とに基づいて、前記投影光学系の結像特
性を測定することを特徴とする投影光学系の結像特性計
測方法。 - 【請求項9】 前記第1の位相格子と、前記第2の位相
格子とは、格子ピッチ又は格子の方向が異なることを特
徴とする請求項8に記載の投影光学系の結像特性計測方
法。 - 【請求項10】 前記第1の点を通過した前記第1の照
明光による前記投影光学系の焦点位置及び前記第2の点
を通過した前記第2の照明光による前記投影光学系の焦
点位置に基づいて、前記投影光学系の球面収差又は非点
収差を測定することを特徴とする請求項8又は9に記載
の投影光学系の結像特性計測方法。 - 【請求項11】 マスクに形成されたパターンの像を感
光基板に転写する投影光学系を備える露光装置におい
て、 前記投影光学系の結像特性を計測する請求項1〜7の何
れか一項に記載の結像特性計測装置を備えることを特徴
とする露光装置。 - 【請求項12】 前記第1の位相格子及び前記第2の位
相格子は、前記マスクが配置される位置に取り外し可能
に設けられ、 前記測定手段は、前記感光基板が配置されるステージに
設けられることを特徴とする請求項11に記載の露光装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35375591A JP3336622B2 (ja) | 1991-12-18 | 1991-12-18 | 結像特性計測方法及び装置、並びに露光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35375591A JP3336622B2 (ja) | 1991-12-18 | 1991-12-18 | 結像特性計測方法及び装置、並びに露光装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05164655A JPH05164655A (ja) | 1993-06-29 |
| JP3336622B2 true JP3336622B2 (ja) | 2002-10-21 |
Family
ID=18433000
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35375591A Expired - Fee Related JP3336622B2 (ja) | 1991-12-18 | 1991-12-18 | 結像特性計測方法及び装置、並びに露光装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3336622B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1079223A4 (en) * | 1998-05-19 | 2002-11-27 | Nikon Corp | INSTRUMENT AND METHOD FOR MEASURING ABERATIONS, PROJECTION DEVICE INCLUDING THIS INSTRUMENT AND ITS MANUFACTURING METHOD |
| JP5473743B2 (ja) * | 2010-04-20 | 2014-04-16 | 富士フイルム株式会社 | 軸外透過波面測定装置 |
| JP6532332B2 (ja) * | 2015-07-21 | 2019-06-19 | キヤノン株式会社 | 露光装置および露光方法、ならびに物品の製造方法 |
-
1991
- 1991-12-18 JP JP35375591A patent/JP3336622B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05164655A (ja) | 1993-06-29 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3200894B2 (ja) | 露光方法及びその装置 | |
| US5204535A (en) | Alignment device having irradiation and detection light correcting optical elements | |
| JP2867375B2 (ja) | 高解像光学系 | |
| JP3259220B2 (ja) | 光学装置及び投影露光装置 | |
| US5184196A (en) | Projection exposure apparatus | |
| US7327449B2 (en) | Exposure apparatus inspection method and exposure apparatus | |
| US5162656A (en) | Position detecting device employing marks and oblique projection | |
| US5062705A (en) | Apparatus for evaluating a lens | |
| KR20030080181A (ko) | 노광 장치 및 노광 방법 | |
| JP3209645B2 (ja) | 位相シフトマスクの検査方法およびその方法に用いる検査装置 | |
| US5838450A (en) | Direct reticle to wafer alignment using fluorescence for integrated circuit lithography | |
| US6344896B1 (en) | Method and apparatus for measuring positional shift/distortion by aberration | |
| KR20000071810A (ko) | 수차에 기인한 위치상의 이동과 위치 어긋남의 측정 장치및 방법 | |
| US5325176A (en) | Position detecting method and apparatus including Fraunhofer diffraction detector | |
| JP3336622B2 (ja) | 結像特性計測方法及び装置、並びに露光装置 | |
| JP2002289503A (ja) | フォーカスモニタ方法及び露光装置 | |
| JPH05175100A (ja) | 焦点位置検出装置 | |
| EP0333326B1 (en) | Position detecting method and apparatus | |
| JP3117095B2 (ja) | 投影光学系の検査方法 | |
| JPH08306609A (ja) | 位置検出装置 | |
| JP2001274059A (ja) | 投影光学系の検査装置及び検査方法、それに用いられる結像特性計測用マスク、並びに、露光装置及び露光方法 | |
| JP3327627B2 (ja) | 露光用原板及びそれを用いた投影露光装置 | |
| JP3201399B2 (ja) | 半導体デバイスの製造方法 | |
| JP3324601B2 (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
| JP3095038B2 (ja) | 露光方法及び装置、並びに前記方法を用いたデバイスの製造方法及び前記露光装置を用いて製造されるデバイス |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020218 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020709 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |