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JP3331674B2 - 7軸多関節ロボットマニピュレータの肘回転方法 - Google Patents

7軸多関節ロボットマニピュレータの肘回転方法

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Publication number
JP3331674B2
JP3331674B2 JP13136893A JP13136893A JP3331674B2 JP 3331674 B2 JP3331674 B2 JP 3331674B2 JP 13136893 A JP13136893 A JP 13136893A JP 13136893 A JP13136893 A JP 13136893A JP 3331674 B2 JP3331674 B2 JP 3331674B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axis
manipulator
robot manipulator
elbow
angle
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP13136893A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06315880A (ja
Inventor
正徳 古賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yaskawa Electric Corp filed Critical Yaskawa Electric Corp
Priority to JP13136893A priority Critical patent/JP3331674B2/ja
Publication of JPH06315880A publication Critical patent/JPH06315880A/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Numerical Control (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は宇宙、深海、原子力発電
所あるいは一般産業における7軸関節型ロボットマニピ
ュレータの肘回転方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の6軸関節型ロボットマニピュレー
タに、さらにもう1軸追加し人間の腕に似せた7軸関節
型ロボットマニピュレータ(図4参照)は、作業中先端
の制御点での位置・姿勢を変化させないで、肘部分のみ
回転させるという動作が可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、6軸関
節型ロボットマニピュレータと異なり、冗長軸があるた
め、先端の制御点での位置・姿勢がきまっても角関節軸
の角度は一義的に決まらないため、制御方法に工夫が必
要である。本出願人は先に、特願平3−286665、
特願平4−70325、特願平4−110773号等を
提案しているが、演算が複雑である等の不具合がある。
そこで、本発明は、先端制御点の位置・姿勢を元のまま
で肘を回転させる効率的な方法を提供することを目的と
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】7軸多関節型ロボットマ
ニピュレータの肘を回転するには次のようにして行う。 (1)マニピュレータの先端に置ける制御点とマニピュ
レータの肩の線を回転軸に選択する。 (2)7軸多関節型ロボットマニピュレータの7軸を固
定して6軸ロボットマニピュレータとして考える。 (3)6軸ロボットマニピュレータを先の回転軸回りに
微小角度だけ回転させる。このための軸角度の逆変換の
計算で求める。 (4)この回転によって制御点での姿勢のみ微小な変化
を生ずる来すのでこれを修正する。 (5)第一軸を除く先端からの6軸をとって6軸ロボッ
トマニピュレータを想定する。 (6)最初の制御点での姿勢に肘回転後の制御点の姿勢
を合わせるための逆変換の計算を行い先端6軸の角度を
求める。 (7)以上でもって肘を微小角度だけ回転させる関節角
度が求められる。 (8)(2)に戻ってこの計算を繰り返せばさらに肘が
回転する軸角度が次々にもとまる。
【0005】
【作用】上記の方法により、7軸多関節型ロボットマニ
ピュレータの肘回転が、制御点での位置姿勢を元のまま
に保って可能になる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を詳細に説明する。7
軸関節型ロボットマニピュレータの最初のジョイントの
角度を{ 0i }とし、先端制御点の微小な位置・姿勢
変化と各軸の微小角度の関係は次のように表される。
【0007】
【数1】
【0008】ただし、 Δr:作業空間における制御点での微小位置変化 Δω:作業空間における制御点での微小姿勢変化 zi :DHモデルにおけるi軸の回転軸方向ベクトル hi :DHモデルにおけるi軸回転軸位置から制御点に
到るベクトル Δq:ロボットマニピュレータの微小回転角度ベクトル
[Δq1 Δq2 …Δq7T
【0009】ロボットマニピュレータの肩の位置から制
御点に向かう単位回転軸ベクトルkとする(図1参
照)。この軸回りにΔθだけ回転することを考える。制
御点位置は不変で姿勢のみ変化するので、この変化は次
のように示される。 [ΔrT ΔωT T =[0T [Δθ*k]T T (2) なお、 [ΔrT ΔωT T =[0T T T として
(1)式の左辺に代入して、肘を回転するような解を見
つけることが前述の特願平4−70325の方法であっ
た。本発明の方法は(1)式を次のように分解する。
【0010】
【数2】
【0011】ただしq7 は固定。ベクトルΔqは[Δq
1 ,Δq2 ,…,Δq6 T である(図2参照)。
【0012】
【数3】
【0013】ただしq1 は固定。ベクトルΔqは[Δq
2 ,Δq3 ,…,Δq7 T である(図3参照)。
(4)式において(2)式の値をいれてΔq1 の値を求
める。Δq7 =0として新たなqを求める。 qi =qi +Δqi (i=1,2,…,7) (5) この値を使って{zi }と{hi }を求める。そして
(4)式に代入する。そこで新たに次式を計算する。 [ΔrT ΔωT T =[0T −[Δθ*k]T T (6) この意味は、肘回転によって制御点での姿勢変化を元に
戻すことを意味している。(6)を(4)に代入しこの
式を解くことによってΔqi を求める。Δqi=0とし
1i を求める。 1i =qi +Δqi (i=1,2,…,7) (7) 以上の計算によって得られる{ 1i }はマニピュレー
タを回転軸kの回りに角度Δθだけ回転した場合に得ら
れる関節角度である。このことを繰り返せばマニピュレ
ータの肘は制御点での位置と姿勢を元のまま保った可能
な限り回転する。
【0014】(3)または(4)式を解くことは6元の
連立方程式を解くことである。ロボットマニピュレータ
の形態が特異点状態に入るとマトリクスが縮退して解け
なくなることがある。この場合、制御点の位置あるいは
姿勢を多少犠牲にして解を求めることが必要になること
がある。従って事前にシミュレータでもってこのような
動作が可能であることを確認しておくことが必要であ
る。以上の説明では7軸多関節ロボットマニピュレータ
の関節は回転軸のみとしてのみ説明したがスライド軸を
中心に含む場合でも同様な論法で可能であることは言う
までもない。ただし、この場合、機構的に肘回転が実現
不可能となる制約が多くなることは言うまでもなく、人
間腕型7軸多関節ロボットマニピュレータではスライド
軸は採用されないことが多い。
【0015】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
7軸多関節型のロボットマニピュレータの肘回転によっ
て、障害物の回避あるいは場合によって肘関節の回転に
よって制御点での取りうる動作範囲が広くなるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】7軸多関節ロボットマニピュレータの制御点、
肩の点、肘回転軸ベクトルkを示す図
【図2】7軸目を固定した場合のベクトルhi とzi
示す図
【図3】1軸目を固定した場合のベクトルhi とzi
示す図
【図4】7軸多関節ロボットマニピュレータの例を示す
【数2】
【数2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−269586(JP,A) 特開 平1−267706(JP,A) 特開 昭62−251901(JP,A) 特開 平3−217906(JP,A) 特開 昭64−8407(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B25J 9/10 G05B 19/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 7軸多関節型ロボットマニピュレータに
    おいて、マニピュレータの肩の点と前記制御点を結ぶ回
    転軸を想定し、 7軸多関節型ロボットマニピュレータの第7軸を固定し
    て根本の第1軸から6軸をとった疑似6軸ロボットマニ
    ピュレータを仮想し、 その疑似6軸ロボットマニピュレータを前記回転軸回り
    に微小角度だけ回転させるための軸角度を逆変換の計算
    で求め、 この回転によって制御点での姿勢にずれが生ずるのでこ
    れを補正し、 第一軸を除く先端からの6軸をとって疑似6軸ロボット
    マニピュレータを仮想し、 最初の制御点での姿勢に肘回転後の制御点の姿勢を合わ
    せるための逆変換の計算を行い先端6軸の角度を求め、 以上により求まった7軸の軸角度を指令軸角度として動
    作させることにより前記回転軸のまわりに先端制御点で
    の位置・姿勢を変化させないでマニピュレータの肘部分
    を微小角度だけ回転させることを特徴とする7軸多関節
    ロボットマニピュレータの肘回転方法。
  2. 【請求項2】 7軸多関節型ロボットマニピュレータに
    おいて、先端制御点での位置・姿勢を変化させないでマ
    ニピュレータの肩の点と前記制御点を結ぶ回転軸(k)
    のまわりにマニピュレータの肘部分を微小角度(Δθ)
    だけ回転させるために、最小のジョイント角度を{ 0
    i }として、まず7軸目を固定した擬似6軸ロボットマ
    ニピュレータのヤコビアン方程式 [0T [Δθ*k]T T =JB *[Δq1 Δq2
    Δq6 T を解いてマニピュレータの各ジョイント微小角度(Δq
    i i=1,2,…,6;Δq7 =0)を求め、次に、 qi =qi +Δqi (i=1,2,…,7) により各ジョイントの角度をもとめ、この角度を用いて
    マニピュレータの先端6軸よりなる疑似6軸ロボットマ
    ニピュレータのヤコビアン方程式 [0T −[Δθ*k]T T =JF *[Δq2 Δ
    3 ...Δq7 T を解いてマニピュレータの各ジョイント微小角度(Δq
    1 i=2,3,…,7;Δq1 =0)を求め、1 i =qi +Δqi (i=1,2,…,7) として最終的なジョイント角度{ 1i }を求め、Δθ
    の回転を実現するために最初のジョイント角度
    0i }に微小角度{ 1i 0i }を加えること
    によって肘回転を行うことを特徴とする7軸多関節ロボ
    ットマニピュレータの肘回転方法。
JP13136893A 1993-05-07 1993-05-07 7軸多関節ロボットマニピュレータの肘回転方法 Expired - Lifetime JP3331674B2 (ja)

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JPH06315880A JPH06315880A (ja) 1994-11-15
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