JP3331674B2 - 7軸多関節ロボットマニピュレータの肘回転方法 - Google Patents
7軸多関節ロボットマニピュレータの肘回転方法Info
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Description
所あるいは一般産業における7軸関節型ロボットマニピ
ュレータの肘回転方法に関するものである。
タに、さらにもう1軸追加し人間の腕に似せた7軸関節
型ロボットマニピュレータ(図4参照)は、作業中先端
の制御点での位置・姿勢を変化させないで、肘部分のみ
回転させるという動作が可能である。
節型ロボットマニピュレータと異なり、冗長軸があるた
め、先端の制御点での位置・姿勢がきまっても角関節軸
の角度は一義的に決まらないため、制御方法に工夫が必
要である。本出願人は先に、特願平3−286665、
特願平4−70325、特願平4−110773号等を
提案しているが、演算が複雑である等の不具合がある。
そこで、本発明は、先端制御点の位置・姿勢を元のまま
で肘を回転させる効率的な方法を提供することを目的と
するものである。
ニピュレータの肘を回転するには次のようにして行う。 (1)マニピュレータの先端に置ける制御点とマニピュ
レータの肩の線を回転軸に選択する。 (2)7軸多関節型ロボットマニピュレータの7軸を固
定して6軸ロボットマニピュレータとして考える。 (3)6軸ロボットマニピュレータを先の回転軸回りに
微小角度だけ回転させる。このための軸角度の逆変換の
計算で求める。 (4)この回転によって制御点での姿勢のみ微小な変化
を生ずる来すのでこれを修正する。 (5)第一軸を除く先端からの6軸をとって6軸ロボッ
トマニピュレータを想定する。 (6)最初の制御点での姿勢に肘回転後の制御点の姿勢
を合わせるための逆変換の計算を行い先端6軸の角度を
求める。 (7)以上でもって肘を微小角度だけ回転させる関節角
度が求められる。 (8)(2)に戻ってこの計算を繰り返せばさらに肘が
回転する軸角度が次々にもとまる。
ピュレータの肘回転が、制御点での位置姿勢を元のまま
に保って可能になる。
軸関節型ロボットマニピュレータの最初のジョイントの
角度を{ 0qi }とし、先端制御点の微小な位置・姿勢
変化と各軸の微小角度の関係は次のように表される。
到るベクトル Δq:ロボットマニピュレータの微小回転角度ベクトル
[Δq1 Δq2 …Δq7]T
御点に向かう単位回転軸ベクトルkとする(図1参
照)。この軸回りにΔθだけ回転することを考える。制
御点位置は不変で姿勢のみ変化するので、この変化は次
のように示される。 [ΔrT ΔωT ]T =[0T [Δθ*k]T ]T (2) なお、 [ΔrT ΔωT ]T =[0T 0T ]T として
(1)式の左辺に代入して、肘を回転するような解を見
つけることが前述の特願平4−70325の方法であっ
た。本発明の方法は(1)式を次のように分解する。
1 ,Δq2 ,…,Δq6 ]T である(図2参照)。
2 ,Δq3 ,…,Δq7 ]T である(図3参照)。
(4)式において(2)式の値をいれてΔq1 の値を求
める。Δq7 =0として新たなqを求める。 qi =qi +Δqi (i=1,2,…,7) (5) この値を使って{zi }と{hi }を求める。そして
(4)式に代入する。そこで新たに次式を計算する。 [ΔrT ΔωT ]T =[0T −[Δθ*k]T ]T (6) この意味は、肘回転によって制御点での姿勢変化を元に
戻すことを意味している。(6)を(4)に代入しこの
式を解くことによってΔqi を求める。Δqi=0とし
て 1qi を求める。 1qi =qi +Δqi (i=1,2,…,7) (7) 以上の計算によって得られる{ 1qi }はマニピュレー
タを回転軸kの回りに角度Δθだけ回転した場合に得ら
れる関節角度である。このことを繰り返せばマニピュレ
ータの肘は制御点での位置と姿勢を元のまま保った可能
な限り回転する。
連立方程式を解くことである。ロボットマニピュレータ
の形態が特異点状態に入るとマトリクスが縮退して解け
なくなることがある。この場合、制御点の位置あるいは
姿勢を多少犠牲にして解を求めることが必要になること
がある。従って事前にシミュレータでもってこのような
動作が可能であることを確認しておくことが必要であ
る。以上の説明では7軸多関節ロボットマニピュレータ
の関節は回転軸のみとしてのみ説明したがスライド軸を
中心に含む場合でも同様な論法で可能であることは言う
までもない。ただし、この場合、機構的に肘回転が実現
不可能となる制約が多くなることは言うまでもなく、人
間腕型7軸多関節ロボットマニピュレータではスライド
軸は採用されないことが多い。
7軸多関節型のロボットマニピュレータの肘回転によっ
て、障害物の回避あるいは場合によって肘関節の回転に
よって制御点での取りうる動作範囲が広くなるという効
果がある。
肩の点、肘回転軸ベクトルkを示す図
示す図
示す図
図
Claims (2)
- 【請求項1】 7軸多関節型ロボットマニピュレータに
おいて、マニピュレータの肩の点と前記制御点を結ぶ回
転軸を想定し、 7軸多関節型ロボットマニピュレータの第7軸を固定し
て根本の第1軸から6軸をとった疑似6軸ロボットマニ
ピュレータを仮想し、 その疑似6軸ロボットマニピュレータを前記回転軸回り
に微小角度だけ回転させるための軸角度を逆変換の計算
で求め、 この回転によって制御点での姿勢にずれが生ずるのでこ
れを補正し、 第一軸を除く先端からの6軸をとって疑似6軸ロボット
マニピュレータを仮想し、 最初の制御点での姿勢に肘回転後の制御点の姿勢を合わ
せるための逆変換の計算を行い先端6軸の角度を求め、 以上により求まった7軸の軸角度を指令軸角度として動
作させることにより前記回転軸のまわりに先端制御点で
の位置・姿勢を変化させないでマニピュレータの肘部分
を微小角度だけ回転させることを特徴とする7軸多関節
ロボットマニピュレータの肘回転方法。 - 【請求項2】 7軸多関節型ロボットマニピュレータに
おいて、先端制御点での位置・姿勢を変化させないでマ
ニピュレータの肩の点と前記制御点を結ぶ回転軸(k)
のまわりにマニピュレータの肘部分を微小角度(Δθ)
だけ回転させるために、最小のジョイント角度を{ 0q
i }として、まず7軸目を固定した擬似6軸ロボットマ
ニピュレータのヤコビアン方程式 [0T [Δθ*k]T ]T =JB *[Δq1 Δq2 …
Δq6 ]T を解いてマニピュレータの各ジョイント微小角度(Δq
i i=1,2,…,6;Δq7 =0)を求め、次に、 qi =qi +Δqi (i=1,2,…,7) により各ジョイントの角度をもとめ、この角度を用いて
マニピュレータの先端6軸よりなる疑似6軸ロボットマ
ニピュレータのヤコビアン方程式 [0T −[Δθ*k]T ]T =JF *[Δq2 Δ
q3 ...Δq7 ]T を解いてマニピュレータの各ジョイント微小角度(Δq
1 i=2,3,…,7;Δq1 =0)を求め、1 qi =qi +Δqi (i=1,2,…,7) として最終的なジョイント角度{ 1qi }を求め、Δθ
の回転を実現するために最初のジョイント角度
{ 0qi }に微小角度{ 1qi − 0qi }を加えること
によって肘回転を行うことを特徴とする7軸多関節ロボ
ットマニピュレータの肘回転方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13136893A JP3331674B2 (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 7軸多関節ロボットマニピュレータの肘回転方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13136893A JP3331674B2 (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 7軸多関節ロボットマニピュレータの肘回転方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06315880A JPH06315880A (ja) | 1994-11-15 |
JP3331674B2 true JP3331674B2 (ja) | 2002-10-07 |
Family
ID=15056302
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13136893A Expired - Lifetime JP3331674B2 (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 7軸多関節ロボットマニピュレータの肘回転方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3331674B2 (ja) |
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JPH01267706A (ja) * | 1988-04-19 | 1989-10-25 | Toyoda Mach Works Ltd | ロボットの制御方法 |
JPH02269586A (ja) * | 1989-04-11 | 1990-11-02 | Toshiba Corp | マニピュレータ駆動制御装置 |
JP2874238B2 (ja) * | 1990-01-23 | 1999-03-24 | 株式会社安川電機 | 多関節形ロボットの制御方法 |
-
1993
- 1993-05-07 JP JP13136893A patent/JP3331674B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH06315880A (ja) | 1994-11-15 |
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