JP3329044B2 - 人工呼吸器用模擬呼吸装置 - Google Patents
人工呼吸器用模擬呼吸装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人工呼吸器用模擬呼吸
装置に係り、特に、人間が種々の実際の呼吸(通常呼
吸,深呼吸,溜息,咳等)を入力するだけで正確な模擬
呼吸を再現する場合に好適な人工呼吸器用模擬呼吸装置
に関する。
装置に係り、特に、人間が種々の実際の呼吸(通常呼
吸,深呼吸,溜息,咳等)を入力するだけで正確な模擬
呼吸を再現する場合に好適な人工呼吸器用模擬呼吸装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、本出願人が先に出願した例えば特
願平5−121999号等に記載の如く、呼吸振動発生
装置で発生した呼吸振動(与圧/陰圧)を振動回路へ交
互に与え、振動回路での振動数に応じた呼吸数で患者の
肺を強制的に呼吸させる人工呼吸器が開発されている。
当該人工呼吸器では、自発呼吸ができない(無呼吸の)
患者に吸気を行わせる場合は、酸素源から供給された酸
素を前記呼吸振動に基づき患者の肺に送り込み、呼気を
行わせる場合は、患者の肺からの排出空気を前記呼吸振
動に基づき大気へ送り出している。他方、通常は無呼吸
でたまに自発呼吸を行う患者の肺に負担をかけないよう
にするため、人工呼吸器の呼気回路に装備されている自
発呼吸バルブの開度を気管内チューブの出口圧力が一定
となるように制御している。
願平5−121999号等に記載の如く、呼吸振動発生
装置で発生した呼吸振動(与圧/陰圧)を振動回路へ交
互に与え、振動回路での振動数に応じた呼吸数で患者の
肺を強制的に呼吸させる人工呼吸器が開発されている。
当該人工呼吸器では、自発呼吸ができない(無呼吸の)
患者に吸気を行わせる場合は、酸素源から供給された酸
素を前記呼吸振動に基づき患者の肺に送り込み、呼気を
行わせる場合は、患者の肺からの排出空気を前記呼吸振
動に基づき大気へ送り出している。他方、通常は無呼吸
でたまに自発呼吸を行う患者の肺に負担をかけないよう
にするため、人工呼吸器の呼気回路に装備されている自
発呼吸バルブの開度を気管内チューブの出口圧力が一定
となるように制御している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した人
工呼吸器においては、特に、通常は無呼吸でたまに自発
呼吸を行う患者に対しても肺に負担をかけないようにす
るため、人工呼吸器の気管内チューブの出口圧力が一定
となるように自発呼吸バルブの開度を最適な開度に制御
する必要があるが、そのためには、人間の種々の呼吸パ
ターン(通常呼吸,深呼吸,咳等)に応じて自発呼吸バ
ルブの開度の制御量を決める必要がある。そこで、従来
は、例えば周期的に変動する波形(一例としては正弦波
等)を人間の呼吸に見立てて、当該波形を生成する装置
を人工呼吸器の気管内チューブに接続することにより、
気管内チューブ出口圧力が一定となるように自発呼吸バ
ルブ開度を制御する実験も行われてはいたが、呼吸パタ
ーンは個々の人間によって相異し且つ複雑であるため、
前述したような周期的に変動する波形を生成する装置で
は、実際の人間の種々の呼吸パターンを再現することは
難しいという問題があった。
工呼吸器においては、特に、通常は無呼吸でたまに自発
呼吸を行う患者に対しても肺に負担をかけないようにす
るため、人工呼吸器の気管内チューブの出口圧力が一定
となるように自発呼吸バルブの開度を最適な開度に制御
する必要があるが、そのためには、人間の種々の呼吸パ
ターン(通常呼吸,深呼吸,咳等)に応じて自発呼吸バ
ルブの開度の制御量を決める必要がある。そこで、従来
は、例えば周期的に変動する波形(一例としては正弦波
等)を人間の呼吸に見立てて、当該波形を生成する装置
を人工呼吸器の気管内チューブに接続することにより、
気管内チューブ出口圧力が一定となるように自発呼吸バ
ルブ開度を制御する実験も行われてはいたが、呼吸パタ
ーンは個々の人間によって相異し且つ複雑であるため、
前述したような周期的に変動する波形を生成する装置で
は、実際の人間の種々の呼吸パターンを再現することは
難しいという問題があった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記従来例の有する不都合を
改善し、特に、人間が種々の実際の呼吸(通常呼吸,深
呼吸,溜息,咳等)を入力するだけで、これら種々の呼
吸と同じ波形を有する模擬呼吸を正確に再現すること等
を可能とした人工呼吸器用模擬呼吸装置を提供すること
を、その目的とする。
改善し、特に、人間が種々の実際の呼吸(通常呼吸,深
呼吸,溜息,咳等)を入力するだけで、これら種々の呼
吸と同じ波形を有する模擬呼吸を正確に再現すること等
を可能とした人工呼吸器用模擬呼吸装置を提供すること
を、その目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、人
工呼吸器の呼吸系統に対し着脱自在に接続される管路を
有し,伸縮動作により模擬呼吸としての所定の空気量を
前記管路を介して吸入または吐出するベローズと、該ベ
ローズを伸縮動作させるベローズ伸縮機構と、該ベロー
ズ伸縮機構の動作を制御する制御手段とを備えた人工呼
吸器用模擬呼吸装置において、通常呼吸,深呼吸,溜息
及び咳等の種々の実際の呼吸情報を入力するための呼吸
入力手段と、該呼吸入力手段を介して入力された実際の
呼吸情報を電気的な呼吸波形信号に変換する呼吸/波形
変換手段とを設け、前記制御手段が、前記呼吸/波形変
換手段から出力される呼吸波形信号に基づき当該入力呼
吸の波形と同じ波形を有する模擬呼吸パターンを形成す
る模擬呼吸パターン形成機能と、当該形成した模擬呼吸
パターンに対応した空気量が前記ベローズの前記管路か
ら吸入/吐出されるように前記ベローズ伸縮機構の目標
動作量を算定する目標動作量算定機能と、前記ベローズ
伸縮機構の実際の動作量が前記目標動作量に一致するよ
うに当該ベローズ伸縮機構の動作を制御する動作量一致
制御機能とを備える、という構成を採っている。これに
よって前述した目的を達成しようとするものである。
工呼吸器の呼吸系統に対し着脱自在に接続される管路を
有し,伸縮動作により模擬呼吸としての所定の空気量を
前記管路を介して吸入または吐出するベローズと、該ベ
ローズを伸縮動作させるベローズ伸縮機構と、該ベロー
ズ伸縮機構の動作を制御する制御手段とを備えた人工呼
吸器用模擬呼吸装置において、通常呼吸,深呼吸,溜息
及び咳等の種々の実際の呼吸情報を入力するための呼吸
入力手段と、該呼吸入力手段を介して入力された実際の
呼吸情報を電気的な呼吸波形信号に変換する呼吸/波形
変換手段とを設け、前記制御手段が、前記呼吸/波形変
換手段から出力される呼吸波形信号に基づき当該入力呼
吸の波形と同じ波形を有する模擬呼吸パターンを形成す
る模擬呼吸パターン形成機能と、当該形成した模擬呼吸
パターンに対応した空気量が前記ベローズの前記管路か
ら吸入/吐出されるように前記ベローズ伸縮機構の目標
動作量を算定する目標動作量算定機能と、前記ベローズ
伸縮機構の実際の動作量が前記目標動作量に一致するよ
うに当該ベローズ伸縮機構の動作を制御する動作量一致
制御機能とを備える、という構成を採っている。これに
よって前述した目的を達成しようとするものである。
【0006】請求項2の本発明は、前記制御手段が、更
に、前記ベローズ伸縮機構の目標動作量に係るデータを
所定の記憶手段に記憶する記憶制御機能を備えている、
という構成を採っている。
に、前記ベローズ伸縮機構の目標動作量に係るデータを
所定の記憶手段に記憶する記憶制御機能を備えている、
という構成を採っている。
【0007】請求項3の本発明は、前記ベローズ伸縮機
構を、前記ベローズを伸縮動作させるクランク機構,及
び当該クランク機構を作動させるモータとして構成し、
前記制御手段の目標動作量算定機能が、前記模擬呼吸パ
ターンに対応した空気量が前記ベローズの前記管路から
吸入/吐出されるように前記モータの目標回転角度を算
出することにより実行され、前記制御手段の動作量一致
制御機能が、前記モータの実際の回転角度が前記目標回
転角度に一致するように当該モータの動作を制御するこ
とにより実行される、という構成を採っている。
構を、前記ベローズを伸縮動作させるクランク機構,及
び当該クランク機構を作動させるモータとして構成し、
前記制御手段の目標動作量算定機能が、前記模擬呼吸パ
ターンに対応した空気量が前記ベローズの前記管路から
吸入/吐出されるように前記モータの目標回転角度を算
出することにより実行され、前記制御手段の動作量一致
制御機能が、前記モータの実際の回転角度が前記目標回
転角度に一致するように当該モータの動作を制御するこ
とにより実行される、という構成を採っている。
【0008】請求項4の本発明は、前記呼吸/波形変換
手段を流量計として構成する、という構成を採ってい
る。
手段を流量計として構成する、という構成を採ってい
る。
【0009】
【作用】請求項1の本発明によれば、呼吸入力手段を介
して入力した通常呼吸,深呼吸,溜息及び咳等の種々の
実際の呼吸情報を呼吸波形信号に変換し,呼吸波形信号
に基づき入力呼吸の波形と同じ波形を有する模擬呼吸パ
ターンを形成し,模擬呼吸パターンに対応した空気量が
ベローズの管路から吸入/吐出されるようにベローズ伸
縮機構の目標動作量を算定し,ベローズ伸縮機構の実際
の動作量が目標動作量に一致するようにベローズ伸縮機
構の動作を制御するため、呼吸入力手段を介して入力し
た種々の実際の呼吸と同じ波形を有する模擬呼吸をベロ
ーズの管路から出力することができる。これにより、模
擬呼吸装置のベローズの管路と人工呼吸器の呼吸系統と
を接続すれば、患者の実際の自発呼吸と同じ条件で人工
呼吸器の試験を行うことが可能となる。
して入力した通常呼吸,深呼吸,溜息及び咳等の種々の
実際の呼吸情報を呼吸波形信号に変換し,呼吸波形信号
に基づき入力呼吸の波形と同じ波形を有する模擬呼吸パ
ターンを形成し,模擬呼吸パターンに対応した空気量が
ベローズの管路から吸入/吐出されるようにベローズ伸
縮機構の目標動作量を算定し,ベローズ伸縮機構の実際
の動作量が目標動作量に一致するようにベローズ伸縮機
構の動作を制御するため、呼吸入力手段を介して入力し
た種々の実際の呼吸と同じ波形を有する模擬呼吸をベロ
ーズの管路から出力することができる。これにより、模
擬呼吸装置のベローズの管路と人工呼吸器の呼吸系統と
を接続すれば、患者の実際の自発呼吸と同じ条件で人工
呼吸器の試験を行うことが可能となる。
【0010】請求項2の本発明によれば、制御手段が、
更に、ベローズ伸縮機構の目標動作量に係るデータを所
定の記憶手段に記憶する機能を備えているため、何度で
も同じ模擬呼吸を再現することが可能となる。
更に、ベローズ伸縮機構の目標動作量に係るデータを所
定の記憶手段に記憶する機能を備えているため、何度で
も同じ模擬呼吸を再現することが可能となる。
【0011】請求項3の本発明によれば、ベローズ伸縮
機構をベローズを伸縮動作させるクランク機構及びクラ
ンク機構を作動させるモータとして構成し,模擬呼吸パ
ターンに対応した空気量がベローズの管路から吸入/吐
出されるようにモータの目標回転角度を算定し,モータ
の実際の回転角度が目標回転角度に一致するようにモー
タの動作を制御するため、複雑かつ微妙な波形を有する
模擬呼吸も再現することが可能となる。
機構をベローズを伸縮動作させるクランク機構及びクラ
ンク機構を作動させるモータとして構成し,模擬呼吸パ
ターンに対応した空気量がベローズの管路から吸入/吐
出されるようにモータの目標回転角度を算定し,モータ
の実際の回転角度が目標回転角度に一致するようにモー
タの動作を制御するため、複雑かつ微妙な波形を有する
模擬呼吸も再現することが可能となる。
【0012】請求項4の本発明によれば、呼吸/波形変
換手段を流量計として構成しているため、呼吸入力手段
を介して入力した通常呼吸,深呼吸,溜息及び咳等を流
量波形に変換して当該流量波形に対応した模擬呼吸パタ
ーンを容易に形成することができ、この結果、呼吸入力
手段を介して入力した通常呼吸,深呼吸,溜息及び咳等
の種々の実際の呼吸と同じ波形を有する模擬呼吸を正確
に再現することが可能となる。
換手段を流量計として構成しているため、呼吸入力手段
を介して入力した通常呼吸,深呼吸,溜息及び咳等を流
量波形に変換して当該流量波形に対応した模擬呼吸パタ
ーンを容易に形成することができ、この結果、呼吸入力
手段を介して入力した通常呼吸,深呼吸,溜息及び咳等
の種々の実際の呼吸と同じ波形を有する模擬呼吸を正確
に再現することが可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を適用してなる実施例を図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0014】先ず、本実施例の模擬呼吸装置を説明する
前に人工呼吸器の構成について図2に基づき説明する
と、人工呼吸器1は、圧力発生源としてのブロア2と、
振動発生装置3と、感染遮断装置4と、振動回路5と、
酸素源6へ接続された吸気回路7と、大気開放口8及び
自発呼吸バルブ9を装備した呼気回路10と、共通回路
11と、圧力センサ12を装備した気管用チューブ13
と、各部を制御する制御部14と、表示部15等とを備
える構成となっている。
前に人工呼吸器の構成について図2に基づき説明する
と、人工呼吸器1は、圧力発生源としてのブロア2と、
振動発生装置3と、感染遮断装置4と、振動回路5と、
酸素源6へ接続された吸気回路7と、大気開放口8及び
自発呼吸バルブ9を装備した呼気回路10と、共通回路
11と、圧力センサ12を装備した気管用チューブ13
と、各部を制御する制御部14と、表示部15等とを備
える構成となっている。
【0015】ブロア2は、ブロア用モータ16により駆
動され、吐出口1Aに与圧を発生すると共に吸込口1B
に陰圧を発生するようになっている。振動発生装置3
は、ロータリ弁用モータ17により駆動される公知のロ
ータリ弁3Aの作動により、与圧と陰圧とを振動回路5
へ交互に与えるようになっている。感染遮断装置4は、
振動回路5の途中に介挿されダイヤフラム4Aを装備し
た公知の機構から構成されており、振動発生装置3で発
生した脈動に追従してダイヤフラム4Aが振れるように
なっている。
動され、吐出口1Aに与圧を発生すると共に吸込口1B
に陰圧を発生するようになっている。振動発生装置3
は、ロータリ弁用モータ17により駆動される公知のロ
ータリ弁3Aの作動により、与圧と陰圧とを振動回路5
へ交互に与えるようになっている。感染遮断装置4は、
振動回路5の途中に介挿されダイヤフラム4Aを装備し
た公知の機構から構成されており、振動発生装置3で発
生した脈動に追従してダイヤフラム4Aが振れるように
なっている。
【0016】振動回路5は、吸気回路7,呼気回路1
0,共通回路11へ連通すると共に気管用チューブ13
へ連通しており、当該振動回路5の振動数に応じた呼吸
数で患者の肺が強制的に呼吸されるようになっている。
吸気回路7は、酸素源6から酸素が供給されるようにな
っている。呼気回路10は、患者の肺から排出された空
気を自発呼吸バルブ9を介して大気へ放出するようにな
っている。
0,共通回路11へ連通すると共に気管用チューブ13
へ連通しており、当該振動回路5の振動数に応じた呼吸
数で患者の肺が強制的に呼吸されるようになっている。
吸気回路7は、酸素源6から酸素が供給されるようにな
っている。呼気回路10は、患者の肺から排出された空
気を自発呼吸バルブ9を介して大気へ放出するようにな
っている。
【0017】自発呼吸バルブ9は、呼気回路10の大気
開放口8付近に開閉自在に装備されており、制御部14
による開閉制御に基づき気管用チューブ13の出口圧力
を一定に保つようになっている。圧力センサ12は、気
管用チューブ13の出口付近に装備されており、当該気
管用チューブ13の出口圧力を検出し制御部14へ出力
するようになっている。
開放口8付近に開閉自在に装備されており、制御部14
による開閉制御に基づき気管用チューブ13の出口圧力
を一定に保つようになっている。圧力センサ12は、気
管用チューブ13の出口付近に装備されており、当該気
管用チューブ13の出口圧力を検出し制御部14へ出力
するようになっている。
【0018】制御部14は、ブロア用モータ16を駆動
制御してブロア2を回転制御し、ロータリ弁用モータ1
7を駆動制御して振動発生装置3のロータリ弁3Aを回
転制御するようになっている。また、制御部14は、感
染遮断装置4のダイヤフラム4Aの動きを制御し、圧力
センサ12の検出信号に基づき気管用チューブ13の出
口圧力が一定となるように自発呼吸バルブ9の開度を制
御するようになっている。表示部15は、制御部14の
指令に基づき気管用チューブ13の出口圧力に係るデー
タ,自発呼吸バルブ9の最適な開度に係るデータ等を表
示するようになっている。
制御してブロア2を回転制御し、ロータリ弁用モータ1
7を駆動制御して振動発生装置3のロータリ弁3Aを回
転制御するようになっている。また、制御部14は、感
染遮断装置4のダイヤフラム4Aの動きを制御し、圧力
センサ12の検出信号に基づき気管用チューブ13の出
口圧力が一定となるように自発呼吸バルブ9の開度を制
御するようになっている。表示部15は、制御部14の
指令に基づき気管用チューブ13の出口圧力に係るデー
タ,自発呼吸バルブ9の最適な開度に係るデータ等を表
示するようになっている。
【0019】人工呼吸器1では、自発呼吸ができない
(無呼吸の)患者に対して吸気を行わせる場合は、酸素
源から供給された酸素を振動発生装置3で発生した呼吸
振動に基づき患者の肺に送り込み、自発呼吸ができない
(無呼吸の)患者に対して呼気を行わせる場合は、患者
の肺から排出された空気を呼吸振動発生装置2で発生し
た呼吸振動に基づき大気へ送り出すようになっている。
(無呼吸の)患者に対して吸気を行わせる場合は、酸素
源から供給された酸素を振動発生装置3で発生した呼吸
振動に基づき患者の肺に送り込み、自発呼吸ができない
(無呼吸の)患者に対して呼気を行わせる場合は、患者
の肺から排出された空気を呼吸振動発生装置2で発生し
た呼吸振動に基づき大気へ送り出すようになっている。
【0020】次に、本実施例の模擬呼吸装置の構成を図
1に基づき説明すると、模擬呼吸装置20は、人工呼吸
器接続用チューブ21を装備したベローズ22と、ベロ
ーズ22を伸縮させるクランク機構23と、クランク機
構23を駆動してベローズ22を伸縮させるためのベロ
ーズ伸縮用モータ24と、上死点検出器38と、モータ
ドライバ25と、呼吸パターン入力用チューブ26を装
備した流量計27と、D/Aコンバータ28と、ポート
部29と、A/Dコンバータ30と、カウンタ31と、
コンピュータ32と、外部メモリ33と、モニタ34と
を備える構成となっている。
1に基づき説明すると、模擬呼吸装置20は、人工呼吸
器接続用チューブ21を装備したベローズ22と、ベロ
ーズ22を伸縮させるクランク機構23と、クランク機
構23を駆動してベローズ22を伸縮させるためのベロ
ーズ伸縮用モータ24と、上死点検出器38と、モータ
ドライバ25と、呼吸パターン入力用チューブ26を装
備した流量計27と、D/Aコンバータ28と、ポート
部29と、A/Dコンバータ30と、カウンタ31と、
コンピュータ32と、外部メモリ33と、モニタ34と
を備える構成となっている。
【0021】流量計27は、模擬呼吸装置の操作者(ま
たは患者)により呼吸パターン入力用チューブ26を介
して入力された実際の種々の呼吸(例えば通常呼吸,深
呼吸,溜息,咳等)を計測し、種々の入力呼吸に対応し
たアナログの流量波形信号(呼吸波形信号)をA/Dコ
ンバータ30へ供給するようになっている。A/Dコン
バータ30は、流量波形信号をアナログ/デジタル変換
してコンピュータ32の演算制御部35へ供給するよう
になっている。
たは患者)により呼吸パターン入力用チューブ26を介
して入力された実際の種々の呼吸(例えば通常呼吸,深
呼吸,溜息,咳等)を計測し、種々の入力呼吸に対応し
たアナログの流量波形信号(呼吸波形信号)をA/Dコ
ンバータ30へ供給するようになっている。A/Dコン
バータ30は、流量波形信号をアナログ/デジタル変換
してコンピュータ32の演算制御部35へ供給するよう
になっている。
【0022】コンピュータ32は、例えばパーソナルコ
ンピュータから構成されており、後述の各種演算を行う
と共に模擬呼吸装置各部を制御する演算制御部35,所
定のデータを記憶する内部メモリ36,キーボードから
成る操作部37等を備えている。演算制御部35は、A
/Dコンバータ30から供給された流量波形信号を時間
積分し、入力呼吸の1サイクル毎の吸いの空気量及び吐
きの空気量を算出すると共に、当該吸いの空気量及び吐
きの空気量からベローズ伸縮用モータ24の回転角度
(最大角度,最小角度,スタート角度)を算出するよう
になっている。
ンピュータから構成されており、後述の各種演算を行う
と共に模擬呼吸装置各部を制御する演算制御部35,所
定のデータを記憶する内部メモリ36,キーボードから
成る操作部37等を備えている。演算制御部35は、A
/Dコンバータ30から供給された流量波形信号を時間
積分し、入力呼吸の1サイクル毎の吸いの空気量及び吐
きの空気量を算出すると共に、当該吸いの空気量及び吐
きの空気量からベローズ伸縮用モータ24の回転角度
(最大角度,最小角度,スタート角度)を算出するよう
になっている。
【0023】また、演算制御部35は、ベローズ伸縮用
モータ24の制御時における1サイクル毎の目標角度を
算出し(後述)、1呼吸パターンの目標角度のファイル
として外部メモリ33に保存し、ベローズ伸縮用モータ
24の回転角度が目標角度と一致するようにデジタルの
モータ回転指令信号をD/Aコンバータ28へ供給する
ようになっている。この場合、外部メモリ33に制御1
サイクル毎の目標角度を保存しておくため、何回でも同
じ波形の各種模擬呼吸波形を再現できるようになってい
る。更に、演算制御部35は、目標流量と実際流量との
比較結果や制御情報をモニタ34へ表示させると共に、
ベローズ伸縮用モータ24の制御1サイクル毎に回転角
度を算出するようになっている。
モータ24の制御時における1サイクル毎の目標角度を
算出し(後述)、1呼吸パターンの目標角度のファイル
として外部メモリ33に保存し、ベローズ伸縮用モータ
24の回転角度が目標角度と一致するようにデジタルの
モータ回転指令信号をD/Aコンバータ28へ供給する
ようになっている。この場合、外部メモリ33に制御1
サイクル毎の目標角度を保存しておくため、何回でも同
じ波形の各種模擬呼吸波形を再現できるようになってい
る。更に、演算制御部35は、目標流量と実際流量との
比較結果や制御情報をモニタ34へ表示させると共に、
ベローズ伸縮用モータ24の制御1サイクル毎に回転角
度を算出するようになっている。
【0024】D/Aコンバータ28は、モータ回転指令
信号をデジタル/アナログ変換してモータドライバ25
へ供給するようになっている。モータドライバ25は、
モータ回転指令信号に基づきベローズ伸縮用モータ24
を所定角度回転させるようになっている。また、モータ
ドライバ25は、モータ制御情報をポート部29を介し
てコンピュータ1の演算制御部35へ供給すると共に、
モータ回転に応じたエンコーダ信号をカウンタ31を介
してコンピュータ32の演算制御部35へ供給するよう
になっている。
信号をデジタル/アナログ変換してモータドライバ25
へ供給するようになっている。モータドライバ25は、
モータ回転指令信号に基づきベローズ伸縮用モータ24
を所定角度回転させるようになっている。また、モータ
ドライバ25は、モータ制御情報をポート部29を介し
てコンピュータ1の演算制御部35へ供給すると共に、
モータ回転に応じたエンコーダ信号をカウンタ31を介
してコンピュータ32の演算制御部35へ供給するよう
になっている。
【0025】ベローズ伸縮用モータ24は、後述のクラ
ンク機構23を介してベローズ22を伸縮させるように
なっている。また、ベローズ伸縮用モータ24の外周面
には、クランク機構23が上死点に達した時(モータ回
転角度が0度の時)に上死点検出器38と対向するよう
に被検出片24が貼付されている。上死点検出器38
は、例えば光電スイッチから構成されており、ベローズ
伸縮用モータ24の被検出片24を検出した時,即ちク
ランク機構23が上死点に達した時に、検出信号をポー
ト部29を介してコンピュータ1の演算制御部35へ供
給するようになっている。
ンク機構23を介してベローズ22を伸縮させるように
なっている。また、ベローズ伸縮用モータ24の外周面
には、クランク機構23が上死点に達した時(モータ回
転角度が0度の時)に上死点検出器38と対向するよう
に被検出片24が貼付されている。上死点検出器38
は、例えば光電スイッチから構成されており、ベローズ
伸縮用モータ24の被検出片24を検出した時,即ちク
ランク機構23が上死点に達した時に、検出信号をポー
ト部29を介してコンピュータ1の演算制御部35へ供
給するようになっている。
【0026】ここで、前述したベローズ22,クランク
機構23,ベローズ伸縮用モータ24の構成を図3及び
図4に基づき説明すると、ベローズ22は、天板22A
と,底板22Bと,天板22A及び底板22Bの間に装
着された蛇腹部材22Cとから構成されており、ベロー
ズ22の内部には、人工呼吸器1の気管用チューブ13
へ着脱自在に接続される人工呼吸器用チューブ21が連
通接続されている。ベローズ22の伸縮時には、その伸
縮に応じた模擬呼吸波形が人工呼吸器用チューブ21及
び気管用チューブ13を介して人工呼吸器1へ供給され
るようになっている。
機構23,ベローズ伸縮用モータ24の構成を図3及び
図4に基づき説明すると、ベローズ22は、天板22A
と,底板22Bと,天板22A及び底板22Bの間に装
着された蛇腹部材22Cとから構成されており、ベロー
ズ22の内部には、人工呼吸器1の気管用チューブ13
へ着脱自在に接続される人工呼吸器用チューブ21が連
通接続されている。ベローズ22の伸縮時には、その伸
縮に応じた模擬呼吸波形が人工呼吸器用チューブ21及
び気管用チューブ13を介して人工呼吸器1へ供給され
るようになっている。
【0027】ベローズ22の底板22Bは、複数のボル
ト39A,39B,39C・・・を介して基台40の天
板40Aに固定されており、また、ベローズ伸縮用モー
タ24の基端部は、複数のボルト41A,41B・・・
を介して基台40の側板40Bに固定されている。図中
符号40Cは基台40の底板、符号40D,40Eは天
板40Aを側板40Bに支持する支持部材、符号40
F,40Gは側板40Bを底板40Cに支持する支持部
材を示す。
ト39A,39B,39C・・・を介して基台40の天
板40Aに固定されており、また、ベローズ伸縮用モー
タ24の基端部は、複数のボルト41A,41B・・・
を介して基台40の側板40Bに固定されている。図中
符号40Cは基台40の底板、符号40D,40Eは天
板40Aを側板40Bに支持する支持部材、符号40
F,40Gは側板40Bを底板40Cに支持する支持部
材を示す。
【0028】ベローズ伸縮用モータ24は、ダイレクト
ドライブモータ(DDモータ)として構成され、回転自
在とされた円筒状の外輪部24Aと,外輪部24A内側
の中空部分に固定状態に装備されたコア24Bとを備え
ており、ベローズ伸縮用モータ24の駆動時には外輪部
24Aがコア24Bの回りを回転するようになってい
る。また、ベローズ伸縮用モータ24の外輪部24Aに
おけるクランク機構23との対向側の端面には、複数の
ボルト42A,42B・・・を介して円板状のフランジ
43が固定されている。
ドライブモータ(DDモータ)として構成され、回転自
在とされた円筒状の外輪部24Aと,外輪部24A内側
の中空部分に固定状態に装備されたコア24Bとを備え
ており、ベローズ伸縮用モータ24の駆動時には外輪部
24Aがコア24Bの回りを回転するようになってい
る。また、ベローズ伸縮用モータ24の外輪部24Aに
おけるクランク機構23との対向側の端面には、複数の
ボルト42A,42B・・・を介して円板状のフランジ
43が固定されている。
【0029】更に、ベローズ22の天板22A,蛇腹部
材22C,底板22B,基台40の天板40Aには、こ
れら各部材の中央部を貫通して作動軸44が装備されて
おり、ベローズ22の天板22Aから上方へ突出した作
動軸44は、ベローズ22の天板22Aにナット44A
を介して固定されている。ベローズ22の底板22Bか
ら下方へ突出した作動軸44は、基台40の天板40A
の穴部40A’に取付部材45及び複数のボルト45
A,45B,45C,45Dを介して固定されたブッシ
ュ46に嵌合されている。
材22C,底板22B,基台40の天板40Aには、こ
れら各部材の中央部を貫通して作動軸44が装備されて
おり、ベローズ22の天板22Aから上方へ突出した作
動軸44は、ベローズ22の天板22Aにナット44A
を介して固定されている。ベローズ22の底板22Bか
ら下方へ突出した作動軸44は、基台40の天板40A
の穴部40A’に取付部材45及び複数のボルト45
A,45B,45C,45Dを介して固定されたブッシ
ュ46に嵌合されている。
【0030】作動軸44の下端部分に形成されたオネジ
部44Bは、第1リンク47の内部上方部分に形成され
たメネジ部47Bに螺合している。第1リンク47の内
部下方部分に形成された球状の中空部分には、ボール4
7Aがグリスを介して回動自在に挿入されており、ボー
ル47Aの球面の下面部分には、連結軸49の上端面が
固着されると共に加締められている。連結軸49の下方
部分に形成されたオネジ部49Aは、第2リンク48の
内部上方部分に形成されたメネジ部48Bにロックナッ
ト50を介して螺合している。
部44Bは、第1リンク47の内部上方部分に形成され
たメネジ部47Bに螺合している。第1リンク47の内
部下方部分に形成された球状の中空部分には、ボール4
7Aがグリスを介して回動自在に挿入されており、ボー
ル47Aの球面の下面部分には、連結軸49の上端面が
固着されると共に加締められている。連結軸49の下方
部分に形成されたオネジ部49Aは、第2リンク48の
内部上方部分に形成されたメネジ部48Bにロックナッ
ト50を介して螺合している。
【0031】第2リンク48の内部下方部分に形成され
た球状の中空部分には、ボール48Aがグリスを介して
回動自在に挿入されており、ボール48Aの球面の側面
部分には、取付軸51の先端面が固着されると共に加締
められている。取付軸51の基端部分に形成されたオネ
ジ部51Aは、フランジ43の中心から偏心した位置に
形成されたメネジ部43Aにナット43Bを介して螺合
している。第1リンク47の連結軸49及び第2リンク
48は、ボール47Aを支点として図4左右方向へ一体
となって所定角度(例えば20〜30度)揺動自在とな
っている。
た球状の中空部分には、ボール48Aがグリスを介して
回動自在に挿入されており、ボール48Aの球面の側面
部分には、取付軸51の先端面が固着されると共に加締
められている。取付軸51の基端部分に形成されたオネ
ジ部51Aは、フランジ43の中心から偏心した位置に
形成されたメネジ部43Aにナット43Bを介して螺合
している。第1リンク47の連結軸49及び第2リンク
48は、ボール47Aを支点として図4左右方向へ一体
となって所定角度(例えば20〜30度)揺動自在とな
っている。
【0032】上述した作動軸44,第1リンク47,第
2リンク48等がクランク機構23を構成している。図
4中符号P1はクランク機構23の上死点、符号P3は
クランク機構23の下死点、符号P2は上死点と下死点
との中間点、符号Kで表わす円はクランク機構23を構
成する第2リンク48のボール48Aの中心の軌跡を示
す。
2リンク48等がクランク機構23を構成している。図
4中符号P1はクランク機構23の上死点、符号P3は
クランク機構23の下死点、符号P2は上死点と下死点
との中間点、符号Kで表わす円はクランク機構23を構
成する第2リンク48のボール48Aの中心の軌跡を示
す。
【0033】モータドライバ25によるベローズ伸縮用
モータ24の駆動時には、当該ベローズ伸縮用モータ2
4の外輪部24Aの回転に伴い当該外輪部24Aに固定
されたフランジ43が回転するため、第2リンク48は
ボール48Aの中心を回転中心として回転し軌跡Kを描
くようになっている。これにより、作動軸44が上下方
向へ動作するため、ベローズ22の蛇腹部材22Cが伸
縮するようになっている。
モータ24の駆動時には、当該ベローズ伸縮用モータ2
4の外輪部24Aの回転に伴い当該外輪部24Aに固定
されたフランジ43が回転するため、第2リンク48は
ボール48Aの中心を回転中心として回転し軌跡Kを描
くようになっている。これにより、作動軸44が上下方
向へ動作するため、ベローズ22の蛇腹部材22Cが伸
縮するようになっている。
【0034】ベローズ伸縮用モータ24の所定回転に伴
いクランク機構23が上死点にきた場合は、ベローズ2
2の蛇腹部材22Cが上方へ最も伸びきり、ベローズ伸
縮用モータ24の所定回転に伴いクランク機構23が下
死点にきた場合は、ベローズ22の蛇腹部材22Cが下
方へ最も縮むようになっている。
いクランク機構23が上死点にきた場合は、ベローズ2
2の蛇腹部材22Cが上方へ最も伸びきり、ベローズ伸
縮用モータ24の所定回転に伴いクランク機構23が下
死点にきた場合は、ベローズ22の蛇腹部材22Cが下
方へ最も縮むようになっている。
【0035】ここで、ベローズ伸縮用モータ24の目標
角度の算出方法について説明すると、呼吸パターン入力
用チューブ26及び流量計27を介して入力した実際の
種々の呼吸(例えば通常呼吸,深呼吸,溜息,咳等)を
ベローズ22の伸縮により模擬呼吸波形として再現する
場合、ベローズ伸縮用モータ24の制御1サイクルの時
間内における流量は「ベローズ変位×1サイクルの時
間」に相当するため、先ず、各呼吸パターンの流量を制
御1サイクル毎の目標ベローズ変位に換算するようにな
っている。
角度の算出方法について説明すると、呼吸パターン入力
用チューブ26及び流量計27を介して入力した実際の
種々の呼吸(例えば通常呼吸,深呼吸,溜息,咳等)を
ベローズ22の伸縮により模擬呼吸波形として再現する
場合、ベローズ伸縮用モータ24の制御1サイクルの時
間内における流量は「ベローズ変位×1サイクルの時
間」に相当するため、先ず、各呼吸パターンの流量を制
御1サイクル毎の目標ベローズ変位に換算するようにな
っている。
【0036】次に、ベローズ22の目標ベローズ変位を
X,ベローズ速度をV,ベローズ伸縮用モータ24の角
速度をω,クランク機構23のクランク長腕をL,クラ
ンク短腕をR,クランク角をθとすると(図5参照)、 X=R(1−cosθ+ρ/4(1−cos2θ))・・・・(1) V=Rω(sinθ+ρ/2・sin2θ)・・・・・・・(2) なる関係式が成立する。コンピュータ32の演算制御部
35は、クランク角θに例えば0度〜180度の範囲内
の角度を所定きざみで順番に代入し、目標ベローズ変位
Xに最も近付いた角度をベローズ伸縮用モータ24の制
御サイクルにおける目標角度に決定するようになってい
る。
X,ベローズ速度をV,ベローズ伸縮用モータ24の角
速度をω,クランク機構23のクランク長腕をL,クラ
ンク短腕をR,クランク角をθとすると(図5参照)、 X=R(1−cosθ+ρ/4(1−cos2θ))・・・・(1) V=Rω(sinθ+ρ/2・sin2θ)・・・・・・・(2) なる関係式が成立する。コンピュータ32の演算制御部
35は、クランク角θに例えば0度〜180度の範囲内
の角度を所定きざみで順番に代入し、目標ベローズ変位
Xに最も近付いた角度をベローズ伸縮用モータ24の制
御サイクルにおける目標角度に決定するようになってい
る。
【0037】ここで、図6乃至図9は、コンピュータ3
2の演算制御部35により、入力呼吸の1サイクル毎の
吸いの流量/吐きの流量に基づきベローズ伸縮用モータ
24の回転角度を算出する際の説明図である。図6は吸
い動作が吐き動作よりも先で吐き動作時の流量が多い場
合における,ベローズ伸縮用モータ24のスタートポイ
ント・エンドポイント・吸いと吐きの差等を示す図であ
り、図7は吸い動作が吐き動作よりも先で吸い動作時の
流量が多い場合における,ベローズ伸縮用モータ24の
スタートポイント・エンドポイント・吸いと吐きの差等
を示す図である。図6及び図7では、吸い動作が吐き動
作よりも先のため、スタートポイント及びエンドポイン
トは上死点から遠い位置となる。
2の演算制御部35により、入力呼吸の1サイクル毎の
吸いの流量/吐きの流量に基づきベローズ伸縮用モータ
24の回転角度を算出する際の説明図である。図6は吸
い動作が吐き動作よりも先で吐き動作時の流量が多い場
合における,ベローズ伸縮用モータ24のスタートポイ
ント・エンドポイント・吸いと吐きの差等を示す図であ
り、図7は吸い動作が吐き動作よりも先で吸い動作時の
流量が多い場合における,ベローズ伸縮用モータ24の
スタートポイント・エンドポイント・吸いと吐きの差等
を示す図である。図6及び図7では、吸い動作が吐き動
作よりも先のため、スタートポイント及びエンドポイン
トは上死点から遠い位置となる。
【0038】また、図8は吐き動作が吸い動作よりも先
で吐き動作時の流量が多い場合における,ベローズ伸縮
用モータ24のスタートポイント・エンドポイント・吸
いと吐きの差等を示す図であり、図9は吐き動作が吸い
動作よりも先で吸い動作時の流量が多い場合における,
ベローズ伸縮用モータ24のスタートポイント・エンド
ポイント・吸いと吐きの差等を示す図である。図8及び
図9では、吐き動作が吸い動作よりも先のため、スター
トポイント及びエンドポイントは上死点に近い位置とな
る。
で吐き動作時の流量が多い場合における,ベローズ伸縮
用モータ24のスタートポイント・エンドポイント・吸
いと吐きの差等を示す図であり、図9は吐き動作が吸い
動作よりも先で吸い動作時の流量が多い場合における,
ベローズ伸縮用モータ24のスタートポイント・エンド
ポイント・吸いと吐きの差等を示す図である。図8及び
図9では、吐き動作が吸い動作よりも先のため、スター
トポイント及びエンドポイントは上死点に近い位置とな
る。
【0039】また、図10はベローズ伸縮用モータ24
の制御1サイクル毎の時間に対する目標角度の線図であ
り、吸い動作の場合は目標角度がスタートポイントの角
度からオフセット角度まで下降し、吐き動作の場合は目
標角度がオフセット角度からエンドポイントの角度まで
上昇する状態を示している。そして、コンピュータ32
の演算制御部35は、時刻T1,T2,T3・・・にお
ける角度θ1,θ2,θ3・・・を外部メモリ33にフ
ァイルとして保存するようになっている。
の制御1サイクル毎の時間に対する目標角度の線図であ
り、吸い動作の場合は目標角度がスタートポイントの角
度からオフセット角度まで下降し、吐き動作の場合は目
標角度がオフセット角度からエンドポイントの角度まで
上昇する状態を示している。そして、コンピュータ32
の演算制御部35は、時刻T1,T2,T3・・・にお
ける角度θ1,θ2,θ3・・・を外部メモリ33にフ
ァイルとして保存するようになっている。
【0040】即ち、本実施例では、ベローズ伸縮用モー
タ24を上記図6乃至図9に示したスタートポイントと
エンドポイントとの間で間欠的に駆動することにより、
人間が呼吸パターン入力用チューブ26を介して入力し
た実際の呼吸(例えば通常呼吸,深呼吸,溜息,咳等)
と同じ波形を有する模擬呼吸をベローズ22の人工呼吸
器接続用チューブ21から出力するようになっている。
タ24を上記図6乃至図9に示したスタートポイントと
エンドポイントとの間で間欠的に駆動することにより、
人間が呼吸パターン入力用チューブ26を介して入力し
た実際の呼吸(例えば通常呼吸,深呼吸,溜息,咳等)
と同じ波形を有する模擬呼吸をベローズ22の人工呼吸
器接続用チューブ21から出力するようになっている。
【0041】次に、上記の如く構成した本実施例におけ
る作用を図11及び図12に基づき説明する。
る作用を図11及び図12に基づき説明する。
【0042】模擬呼吸装置20のコンピュータ32の演
算制御部35は、模擬呼吸装置20の操作者による操作
部37の所定操作に基づき、モニタ34の表示内容を消
去する等のイニシャライズを行い(ステップS1)、本
処理の計算に使用する定数等を算出する(ステップS
2)。模擬呼吸装置20の操作者が操作部37から呼吸
パターンの再現波形を新規に作成する指示を行った場合
は(ステップS3の肯定)、ステップS4以降の処理を
実行し、操作部37から呼吸パターンの再現波形を新規
に作成する指示を行わない場合は(ステップS3の否
定)、ステップS14以降の処理を実行する。
算制御部35は、模擬呼吸装置20の操作者による操作
部37の所定操作に基づき、モニタ34の表示内容を消
去する等のイニシャライズを行い(ステップS1)、本
処理の計算に使用する定数等を算出する(ステップS
2)。模擬呼吸装置20の操作者が操作部37から呼吸
パターンの再現波形を新規に作成する指示を行った場合
は(ステップS3の肯定)、ステップS4以降の処理を
実行し、操作部37から呼吸パターンの再現波形を新規
に作成する指示を行わない場合は(ステップS3の否
定)、ステップS14以降の処理を実行する。
【0043】模擬呼吸装置20の操作者は操作部37か
ら呼吸パターンの再現波形を新規に作成する指示を行っ
た場合は(ステップS3の肯定)、操作部37から再現
波形を保存するファイル名を入力した後(ステップS
4)、呼吸パターン入力用チューブ26から種々の呼吸
パターン(例えば通常呼吸,深呼吸,溜息,咳等)を入
力する(ステップS5)。
ら呼吸パターンの再現波形を新規に作成する指示を行っ
た場合は(ステップS3の肯定)、操作部37から再現
波形を保存するファイル名を入力した後(ステップS
4)、呼吸パターン入力用チューブ26から種々の呼吸
パターン(例えば通常呼吸,深呼吸,溜息,咳等)を入
力する(ステップS5)。
【0044】流量計27は、呼吸パターン入力用チュー
ブ26を介して吹込まれた種々の呼吸パターン(例えば
通常呼吸,深呼吸,溜息,咳等)を計測し、種々の呼吸
パターンに対応した流量波形データ(呼吸データ)をA
/Dコンバータ30へ供給する。これにより、コンピュ
ータ32の演算制御部35は、A/Dコンバータ30に
よりアナログ/デジタル変換された流量波形データ(呼
吸データ)を取込み(ステップS6)、モニタ34に波
形を表示する(ステップS7)。
ブ26を介して吹込まれた種々の呼吸パターン(例えば
通常呼吸,深呼吸,溜息,咳等)を計測し、種々の呼吸
パターンに対応した流量波形データ(呼吸データ)をA
/Dコンバータ30へ供給する。これにより、コンピュ
ータ32の演算制御部35は、A/Dコンバータ30に
よりアナログ/デジタル変換された流量波形データ(呼
吸データ)を取込み(ステップS6)、モニタ34に波
形を表示する(ステップS7)。
【0045】模擬呼吸装置20の操作者は操作部37か
ら呼吸パターンの再現波形を再入力する場合は(ステッ
プS8の肯定)、ステップS5及びステップS6の操作
を再度行う一方、呼吸パターンの再現波形を再入力しな
い場合は(ステップS8の否定)、再入力しない旨を操
作部37から指示する。
ら呼吸パターンの再現波形を再入力する場合は(ステッ
プS8の肯定)、ステップS5及びステップS6の操作
を再度行う一方、呼吸パターンの再現波形を再入力しな
い場合は(ステップS8の否定)、再入力しない旨を操
作部37から指示する。
【0046】これに伴い、コンピュータ32の演算制御
部35は、ベローズ伸縮用モータ24の制御1サイクル
毎の目標ベローズ速度を算出し(ステップS9)、ベロ
ーズ22の吸入時における総流量及び吐出時における総
流量を算出した後(ステップS10)、総流量がベロー
ズ22の容量以上か否かを判定する(ステップS1
1)。
部35は、ベローズ伸縮用モータ24の制御1サイクル
毎の目標ベローズ速度を算出し(ステップS9)、ベロ
ーズ22の吸入時における総流量及び吐出時における総
流量を算出した後(ステップS10)、総流量がベロー
ズ22の容量以上か否かを判定する(ステップS1
1)。
【0047】演算制御部35は、総流量がベローズ22
の容量以上の場合は、本処理を終了する一方、総流量が
ベローズ22の容量未満の場合は、模擬呼吸動作時にお
けるベローズ伸縮用モータ24の最大角度,最小角度,
スタート角度を算出し(ステップS12)、ベローズ伸
縮用モータ24の制御サイクル毎の目標角度を算出する
(ステップS13)。
の容量以上の場合は、本処理を終了する一方、総流量が
ベローズ22の容量未満の場合は、模擬呼吸動作時にお
けるベローズ伸縮用モータ24の最大角度,最小角度,
スタート角度を算出し(ステップS12)、ベローズ伸
縮用モータ24の制御サイクル毎の目標角度を算出する
(ステップS13)。
【0048】ベローズ伸縮用モータ24の制御サイクル
毎の目標角度に係るデータを外部メモリ33にファイル
として保存する場合は(ステップS18の肯定)、演算
制御部35は、模擬呼吸装置20の操作者がステップS
4で入力したファイル名でファイルを作成し(ステップ
S19)、モニタ34に呼吸データを表示させる一方
(ステップS20)、制御サイクル毎の目標角度に係る
データを外部メモリ33にファイルとして保存しない場
合は(ステップS18の否定)、演算制御部35は、直
接ステップS20の処理を行う。
毎の目標角度に係るデータを外部メモリ33にファイル
として保存する場合は(ステップS18の肯定)、演算
制御部35は、模擬呼吸装置20の操作者がステップS
4で入力したファイル名でファイルを作成し(ステップ
S19)、モニタ34に呼吸データを表示させる一方
(ステップS20)、制御サイクル毎の目標角度に係る
データを外部メモリ33にファイルとして保存しない場
合は(ステップS18の否定)、演算制御部35は、直
接ステップS20の処理を行う。
【0049】他方、模擬呼吸装置20の操作者が操作部
37から呼吸パターンの再現波形を新規に作成する指示
を行わない場合は(ステップS3の否定)、演算制御部
35は、外部メモリ33から読込むファイルを選択し
(ステップS14)、ファイルが無い場合は(ステップ
S15の否定)、本処理を終了する一方、ファイルが有
る場合は(ステップS15の肯定)、外部メモリ33か
ら選択したファイルのデータを読込み(ステップS1
6)、モニタ34にデータをグラフ表示する(ステップ
S17)。この後、ステップS20の処理へ移行する。
37から呼吸パターンの再現波形を新規に作成する指示
を行わない場合は(ステップS3の否定)、演算制御部
35は、外部メモリ33から読込むファイルを選択し
(ステップS14)、ファイルが無い場合は(ステップ
S15の否定)、本処理を終了する一方、ファイルが有
る場合は(ステップS15の肯定)、外部メモリ33か
ら選択したファイルのデータを読込み(ステップS1
6)、モニタ34にデータをグラフ表示する(ステップ
S17)。この後、ステップS20の処理へ移行する。
【0050】演算制御部35は、モニタ34に呼吸デー
タを表示させた後、ポート部29を介してモータドライ
バ25のイニシャライズを行い(ステップS21)、上
死点検出器38がベローズ伸縮用モータ24の外周面に
貼付された被検出片24を検出するまで,モータドライ
バ25を介してベローズ伸縮用モータ24を所定回転さ
せる(ステップS22)。
タを表示させた後、ポート部29を介してモータドライ
バ25のイニシャライズを行い(ステップS21)、上
死点検出器38がベローズ伸縮用モータ24の外周面に
貼付された被検出片24を検出するまで,モータドライ
バ25を介してベローズ伸縮用モータ24を所定回転さ
せる(ステップS22)。
【0051】次に、演算制御部35は、ベローズ伸縮用
モータ24をモータドライバ25を介してスタート角度
まで回転させ(ステップS23)、現在のベローズ伸縮
用モータ24の角度をモータドライバ25からカウンタ
31を介して取込み(ステップS24)、ベローズ伸縮
用モータ24の目標角度と現在の角度との偏差を算出す
る(ステップS25)。
モータ24をモータドライバ25を介してスタート角度
まで回転させ(ステップS23)、現在のベローズ伸縮
用モータ24の角度をモータドライバ25からカウンタ
31を介して取込み(ステップS24)、ベローズ伸縮
用モータ24の目標角度と現在の角度との偏差を算出す
る(ステップS25)。
【0052】更に、演算制御部35は、ベローズ伸縮用
モータ24の目標角度と現在の角度との偏差をD/Aコ
ンバータ28へ供給する回転指令値に変換し(ステップ
S26)、ベローズ伸縮用モータ24の角度が目標角度
と一致するようにD/Aコンバータ28へ回転指令値を
出力する(ステップS27)。これにより、D/Aコン
バータ28が、デジタル/アナログ変換した回転指令を
モータドライバ25へ供給する結果、モータドライバ2
5は、ベローズ伸縮用モータ24を目標角度まで回転さ
せる。
モータ24の目標角度と現在の角度との偏差をD/Aコ
ンバータ28へ供給する回転指令値に変換し(ステップ
S26)、ベローズ伸縮用モータ24の角度が目標角度
と一致するようにD/Aコンバータ28へ回転指令値を
出力する(ステップS27)。これにより、D/Aコン
バータ28が、デジタル/アナログ変換した回転指令を
モータドライバ25へ供給する結果、モータドライバ2
5は、ベローズ伸縮用モータ24を目標角度まで回転さ
せる。
【0053】演算制御部35は、呼吸パターンに対応し
たベローズ伸縮用モータ24の目標角度データがまだ有
る場合は(ステップS28の肯定)、ステップS22〜
ステップS28の処理を繰返す一方、目標角度データが
無い場合は(ステップS28の否定)、再度同じ呼吸パ
ターンを実行するか否かを判定する(ステップS2
9)。
たベローズ伸縮用モータ24の目標角度データがまだ有
る場合は(ステップS28の肯定)、ステップS22〜
ステップS28の処理を繰返す一方、目標角度データが
無い場合は(ステップS28の否定)、再度同じ呼吸パ
ターンを実行するか否かを判定する(ステップS2
9)。
【0054】演算制御部35は、再度同じ呼吸パターン
を実行する場合は、ステップS22〜ステップS28の
処理を実行する一方、再度同じ呼吸パターンを実行しな
い場合は、ベローズ伸縮用モータ24の目標角度から算
出した呼吸量と,実際に回転した角度から算出した呼吸
量とをモニタ34にグラフ表示する(ステップS3
0)。以上が、本実施例における制御の流れである。
を実行する場合は、ステップS22〜ステップS28の
処理を実行する一方、再度同じ呼吸パターンを実行しな
い場合は、ベローズ伸縮用モータ24の目標角度から算
出した呼吸量と,実際に回転した角度から算出した呼吸
量とをモニタ34にグラフ表示する(ステップS3
0)。以上が、本実施例における制御の流れである。
【0055】この後、模擬呼吸装置20で再現した種々
の模擬呼吸波形(通常呼吸,深呼吸,溜息,咳等)を用
いて,人工呼吸器1の気管用チューブ13の出口圧力が
一定となるように自発呼吸バルブ9の開度の制御量を決
定する場合は、模擬呼吸装置20のベローズ22の人工
呼吸器用チューブ21を人工呼吸器1の気管用チューブ
13に接続し、模擬呼吸波形を人工呼吸器1に出力す
る。
の模擬呼吸波形(通常呼吸,深呼吸,溜息,咳等)を用
いて,人工呼吸器1の気管用チューブ13の出口圧力が
一定となるように自発呼吸バルブ9の開度の制御量を決
定する場合は、模擬呼吸装置20のベローズ22の人工
呼吸器用チューブ21を人工呼吸器1の気管用チューブ
13に接続し、模擬呼吸波形を人工呼吸器1に出力す
る。
【0056】これにより、人工呼吸器1の制御部14
は、圧力センサ12の検出信号に基づき気管用チューブ
13の出口圧力が一定となるように自発呼吸バルブ9の
開度が最適な開度となるように制御する。表示部15
は、制御部14の指令に基づき気管用チューブ13の出
口圧力に係るデータ,自発呼吸バルブ9の最適な開度に
係るデータ等を表示する。
は、圧力センサ12の検出信号に基づき気管用チューブ
13の出口圧力が一定となるように自発呼吸バルブ9の
開度が最適な開度となるように制御する。表示部15
は、制御部14の指令に基づき気管用チューブ13の出
口圧力に係るデータ,自発呼吸バルブ9の最適な開度に
係るデータ等を表示する。
【0057】上述したように、本実施例によれば、模擬
呼吸装置20の呼吸パターン入力用チューブ26から種
々の呼吸(通常呼吸,深呼吸,溜息,咳等)を入力すれ
ば、コンピュータ32が入力呼吸波形の流量に基づきベ
ローズ伸縮用モータ24を駆動制御してベローズ22を
伸縮させるため、ベローズ22の人工呼吸器接続用チュ
ーブ21から入力呼吸と同じ波形を有する模擬呼吸を出
力(再現)することができる。
呼吸装置20の呼吸パターン入力用チューブ26から種
々の呼吸(通常呼吸,深呼吸,溜息,咳等)を入力すれ
ば、コンピュータ32が入力呼吸波形の流量に基づきベ
ローズ伸縮用モータ24を駆動制御してベローズ22を
伸縮させるため、ベローズ22の人工呼吸器接続用チュ
ーブ21から入力呼吸と同じ波形を有する模擬呼吸を出
力(再現)することができる。
【0058】上記により、人工呼吸器1の気管内チュー
ブ13の出口圧力が一定となるように自発呼吸バルブ9
の開度を最適な状態となるように制御することが可能と
なる等,患者の実際の自発呼吸と同じ条件で人工呼吸器
1の試験を行うことが可能となる。更には、ベローズ2
2の伸縮回数に応じて連続呼吸も可能となる。
ブ13の出口圧力が一定となるように自発呼吸バルブ9
の開度を最適な状態となるように制御することが可能と
なる等,患者の実際の自発呼吸と同じ条件で人工呼吸器
1の試験を行うことが可能となる。更には、ベローズ2
2の伸縮回数に応じて連続呼吸も可能となる。
【0059】また、本実施例によれば、ベローズ伸縮用
モータ24の制御時における1サイクル毎の目標角度を
算出し,1呼吸パターンの目標角度のファイルとして外
部メモリ33に保存しておくため、ベローズ22の人工
呼吸器接続用チューブ21から何回でも同じ波形の各種
模擬呼吸を再現することができる。
モータ24の制御時における1サイクル毎の目標角度を
算出し,1呼吸パターンの目標角度のファイルとして外
部メモリ33に保存しておくため、ベローズ22の人工
呼吸器接続用チューブ21から何回でも同じ波形の各種
模擬呼吸を再現することができる。
【0060】更に、本実施例によれば、ベローズ伸縮用
モータ24の回転角度を制御することによりベローズ2
2における吸い/吐きの空気量を変化させるため、複雑
かつ微妙な模擬呼吸を再現することが可能となる。
モータ24の回転角度を制御することによりベローズ2
2における吸い/吐きの空気量を変化させるため、複雑
かつ微妙な模擬呼吸を再現することが可能となる。
【0061】更にまた、本実施例によれば、高圧空気を
生成する高圧空気生成装置,負圧源,コンプレッサ等を
使用しなくとも模擬呼吸を再現することができるため、
模擬呼吸装置の小型化やコストの低減等を図ることが可
能となる。
生成する高圧空気生成装置,負圧源,コンプレッサ等を
使用しなくとも模擬呼吸を再現することができるため、
模擬呼吸装置の小型化やコストの低減等を図ることが可
能となる。
【0062】この場合、本実施例では、呼吸パターン入
力用チューブ26から入力した人間の実際の呼吸(通常
呼吸,深呼吸,溜息,咳等)を流量計27により流量波
形に変換し,当該流量波形に基づき模擬呼吸を形成する
ようにしたが、これに限定されるものではなく、入力し
た人間の実際の呼吸を例えば圧力計により圧力波形に変
換し,当該圧力波形に基づき模擬呼吸を形成するように
することも可能である。
力用チューブ26から入力した人間の実際の呼吸(通常
呼吸,深呼吸,溜息,咳等)を流量計27により流量波
形に変換し,当該流量波形に基づき模擬呼吸を形成する
ようにしたが、これに限定されるものではなく、入力し
た人間の実際の呼吸を例えば圧力計により圧力波形に変
換し,当該圧力波形に基づき模擬呼吸を形成するように
することも可能である。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の本発明
の人工呼吸器用模擬呼吸装置によれば、呼吸入力手段を
介して入力した通常呼吸,深呼吸,溜息及び咳等の種々
の実際の呼吸情報を呼吸波形信号に変換し,呼吸波形信
号に基づき入力呼吸の波形と同じ波形を有する模擬呼吸
パターンを形成し,模擬呼吸パターンに対応した空気量
がベローズの管路から吸入/吐出されるようにベローズ
伸縮機構の目標動作量を算定し,ベローズ伸縮機構の実
際の動作量が目標動作量に一致するようにベローズ伸縮
機構の動作を制御するため、呼吸入力手段を介して入力
した種々の実際の呼吸と同じ波形を有する模擬呼吸をベ
ローズの管路から出力することができる。これにより、
模擬呼吸装置のベローズの管路と人工呼吸器の呼吸系統
とを接続すれば、患者の実際の自発呼吸と同じ条件で人
工呼吸器の試験を行うことが可能となる、という効果を
奏する。
の人工呼吸器用模擬呼吸装置によれば、呼吸入力手段を
介して入力した通常呼吸,深呼吸,溜息及び咳等の種々
の実際の呼吸情報を呼吸波形信号に変換し,呼吸波形信
号に基づき入力呼吸の波形と同じ波形を有する模擬呼吸
パターンを形成し,模擬呼吸パターンに対応した空気量
がベローズの管路から吸入/吐出されるようにベローズ
伸縮機構の目標動作量を算定し,ベローズ伸縮機構の実
際の動作量が目標動作量に一致するようにベローズ伸縮
機構の動作を制御するため、呼吸入力手段を介して入力
した種々の実際の呼吸と同じ波形を有する模擬呼吸をベ
ローズの管路から出力することができる。これにより、
模擬呼吸装置のベローズの管路と人工呼吸器の呼吸系統
とを接続すれば、患者の実際の自発呼吸と同じ条件で人
工呼吸器の試験を行うことが可能となる、という効果を
奏する。
【0064】請求項2の本発明の人工呼吸器用模擬呼吸
装置によれば、制御手段が、更に、ベローズ伸縮機構の
目標動作量に係るデータを所定の記憶手段に記憶する機
能を備えているため、何度でも同じ模擬呼吸を再現する
ことが可能となる、という効果を奏する。
装置によれば、制御手段が、更に、ベローズ伸縮機構の
目標動作量に係るデータを所定の記憶手段に記憶する機
能を備えているため、何度でも同じ模擬呼吸を再現する
ことが可能となる、という効果を奏する。
【0065】請求項3の本発明の人工呼吸器用模擬呼吸
装置によれば、ベローズ伸縮機構をベローズを伸縮動作
させるクランク機構及びクランク機構を作動させるモー
タとして構成し,模擬呼吸パターンに対応した空気量が
ベローズの管路から吸入/吐出されるようにモータの目
標回転角度を算定し,モータの実際の回転角度が目標回
転角度に一致するようにモータの動作を制御するため、
複雑かつ微妙な波形を有する模擬呼吸も再現することが
可能となる、という効果を奏する。
装置によれば、ベローズ伸縮機構をベローズを伸縮動作
させるクランク機構及びクランク機構を作動させるモー
タとして構成し,模擬呼吸パターンに対応した空気量が
ベローズの管路から吸入/吐出されるようにモータの目
標回転角度を算定し,モータの実際の回転角度が目標回
転角度に一致するようにモータの動作を制御するため、
複雑かつ微妙な波形を有する模擬呼吸も再現することが
可能となる、という効果を奏する。
【0066】請求項4の本発明の人工呼吸器用模擬呼吸
装置によれば、呼吸/波形変換手段を流量計として構成
しているため、呼吸入力手段を介して入力した通常呼
吸,深呼吸,溜息及び咳等を流量波形に変換して当該流
量波形に対応した模擬呼吸パターンを容易に形成するこ
とができ、この結果、上記と同様に、呼吸入力手段を介
して入力した通常呼吸,深呼吸,溜息及び咳等の種々の
実際の呼吸と同じ波形を有する模擬呼吸を正確に再現す
ることが可能となる、という効果を奏する。
装置によれば、呼吸/波形変換手段を流量計として構成
しているため、呼吸入力手段を介して入力した通常呼
吸,深呼吸,溜息及び咳等を流量波形に変換して当該流
量波形に対応した模擬呼吸パターンを容易に形成するこ
とができ、この結果、上記と同様に、呼吸入力手段を介
して入力した通常呼吸,深呼吸,溜息及び咳等の種々の
実際の呼吸と同じ波形を有する模擬呼吸を正確に再現す
ることが可能となる、という効果を奏する。
【図1】本発明を適用した本実施例の模擬呼吸装置の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図2】本実施例の模擬呼吸装置が接続される人工呼吸
器の構成を示すブロック図である。
器の構成を示すブロック図である。
【図3】本実施例におけるベローズ・クランク機構・ベ
ローズ伸縮用モータ等の構成を示す一部を省略した正面
図である。
ローズ伸縮用モータ等の構成を示す一部を省略した正面
図である。
【図4】図3に示したベローズ・クランク機構・ベロー
ズ伸縮用モータ等の構成を示す一部を省略した右側図で
ある。
ズ伸縮用モータ等の構成を示す一部を省略した右側図で
ある。
【図5】本実施例におけるベローズ伸縮用モータ角速度
・クランク角・ベローズ変位・ベローズ速度の関係式を
算出するための説明図である。
・クランク角・ベローズ変位・ベローズ速度の関係式を
算出するための説明図である。
【図6】図6(a)は吸い動作が吐き動作よりも先の場
合における各流量を示す説明図、図6(b)はベローズ
伸縮用モータのスタートポイント・エンドポイント・吸
いと吐きの差等を示す説明図である。
合における各流量を示す説明図、図6(b)はベローズ
伸縮用モータのスタートポイント・エンドポイント・吸
いと吐きの差等を示す説明図である。
【図7】図7(a)は吸い動作が吐き動作よりも先の場
合における各流量を示す説明図、図7(b)はベローズ
伸縮用モータのスタートポイント・エンドポイント・吸
いと吐きの差等を示す説明図である。
合における各流量を示す説明図、図7(b)はベローズ
伸縮用モータのスタートポイント・エンドポイント・吸
いと吐きの差等を示す説明図である。
【図8】図8(a)は吐き動作が吸い動作よりも先の場
合における各流量を示す説明図、図8(b)はベローズ
伸縮用モータのスタートポイント・エンドポイント・吸
いと吐きの差等を示す図である。
合における各流量を示す説明図、図8(b)はベローズ
伸縮用モータのスタートポイント・エンドポイント・吸
いと吐きの差等を示す図である。
【図9】図9(a)は吐き動作が吸い動作よりも先の場
合における流量を示す説明図、図9(b)はベローズ伸
縮用モータのスタートポイント・エンドポイント・吸い
と吐きの差等を示す説明図である。
合における流量を示す説明図、図9(b)はベローズ伸
縮用モータのスタートポイント・エンドポイント・吸い
と吐きの差等を示す説明図である。
【図10】図10(a)は吸い動作及び吐き動作におけ
るベローズ伸縮用モータの目標角度を示す説明図、図1
0(b)は図10(a)における一部を拡大した説明図
である。
るベローズ伸縮用モータの目標角度を示す説明図、図1
0(b)は図10(a)における一部を拡大した説明図
である。
【図11】本実施例における制御動作の前半部分の流れ
図である。
図である。
【図12】本実施例における制御動作の後半部分の流れ
図である。
図である。
1 人工呼吸器 13 呼吸系統としての気管用チューブ 20 模擬呼吸装置 21 管路としての人工呼吸器接続用チューブ 22 ベローズ 23 ベローズ伸縮機構としてのクランク機構 24 ベローズ伸縮機構としてのベローズ伸縮用モータ 26 呼吸入力手段としての呼吸パターン入力用チュー
ブ 27 呼吸/波形変換手段としての流量計 32 コンピュータ 33 記憶手段としての外部メモリ 35 制御手段としての演算制御部
ブ 27 呼吸/波形変換手段としての流量計 32 コンピュータ 33 記憶手段としての外部メモリ 35 制御手段としての演算制御部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61M 16/00 G09B 9/00
Claims (4)
- 【請求項1】 人工呼吸器の呼吸系統に対し着脱自在に
接続される管路を有し,伸縮動作により模擬呼吸として
の所定の空気量を前記管路を介して吸入または吐出する
ベローズと、該ベローズを伸縮動作させるベローズ伸縮
機構と、該ベローズ伸縮機構の動作を制御する制御手段
とを備えた人工呼吸器用模擬呼吸装置において、 通常呼吸,深呼吸,溜息及び咳等の種々の実際の呼吸情
報を入力するための呼吸入力手段と、該呼吸入力手段を
介して入力された実際の呼吸情報を電気的な呼吸波形信
号に変換する呼吸/波形変換手段とを設け、 前記制御手段が、 前記呼吸/波形変換手段から出力される呼吸波形信号に
基づき当該入力呼吸の波形と同じ波形を有する模擬呼吸
パターンを形成する模擬呼吸パターン形成機能と、 当該算定した模擬呼吸パターンに対応した空気量が前記
ベローズの前記管路から吸入/吐出されるように前記ベ
ローズ伸縮機構の目標動作量を算定する目標動作量算定
機能と、 前記ベローズ伸縮機構の実際の動作量が前記目標動作量
に一致するように当該ベローズ伸縮機構の動作を制御す
る動作量一致制御機能とを備えたことを特徴とする人工
呼吸器用模擬呼吸装置。 - 【請求項2】 前記制御手段が、更に、前記ベローズ伸
縮機構の目標動作量に係るデータを所定の記憶手段に記
憶する記憶制御機能を備えていることを特徴とする請求
項1記載の人工呼吸器用模擬呼吸装置。 - 【請求項3】 前記ベローズ伸縮機構を、前記ベローズ
を伸縮動作させるクランク機構,及び当該クランク機構
を作動させるモータとして構成し、 前記制御手段の目標動作量算定機能が、前記模擬呼吸パ
ターンに対応した空気量が前記ベローズの前記管路から
吸入/吐出されるように前記モータの目標回転角度を算
出することにより実行され、 前記制御手段の動作量一致制御機能が、前記モータの実
際の回転角度が前記目標回転角度に一致するように当該
モータの動作を制御することにより実行されることを特
徴とする請求項1又は2記載の人工呼吸器用模擬呼吸装
置。 - 【請求項4】 前記呼吸/波形変換手段を、流量計とし
て構成して成ることを特徴とする請求項1,2又は3記
載の人工呼吸器用模擬呼吸装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34257793A JP3329044B2 (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 人工呼吸器用模擬呼吸装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34257793A JP3329044B2 (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 人工呼吸器用模擬呼吸装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07163663A JPH07163663A (ja) | 1995-06-27 |
JP3329044B2 true JP3329044B2 (ja) | 2002-09-30 |
Family
ID=18354845
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34257793A Expired - Fee Related JP3329044B2 (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 人工呼吸器用模擬呼吸装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3329044B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102663947A (zh) * | 2012-03-29 | 2012-09-12 | 中国医科大学附属第一医院 | 一种体外主动模拟人体自主呼吸的装置及气体分析方法 |
KR101528862B1 (ko) * | 2014-01-22 | 2015-06-16 | 국방과학연구소 | 정화통 시험용 호흡펌프 |
KR20230135298A (ko) * | 2022-03-16 | 2023-09-25 | 주식회사 큐디에이시스템 | 인공호흡기용 공기량 맞춤형 펌핑장치, 이를 갖는 인공호흡기 및 이의 제어방법 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2800288B1 (fr) * | 1999-11-03 | 2002-01-18 | App Medical De Prec Amp L | Procede et dispositif pour simuler la respiration humaine |
KR20020002916A (ko) * | 2000-06-30 | 2002-01-10 | 이성희 | 인공호흡장치 |
JP5171025B2 (ja) * | 2006-12-19 | 2013-03-27 | エア・ウォーター防災株式会社 | 呼吸模擬装置および肺模擬体の制御方法 |
AU2008262619A1 (en) * | 2007-06-11 | 2008-12-18 | Inhalation Sciences Sweden Ab | A device for studying interaction between particles and lungs |
KR101322762B1 (ko) * | 2012-07-05 | 2013-10-31 | 서지훈 | 학습용 외호흡 모형 |
CN104464475B (zh) * | 2014-12-25 | 2017-03-22 | 苏州大学 | 一种医用模拟呼吸系统 |
CN117456795B (zh) * | 2023-12-26 | 2024-02-27 | 抚顺市新抚工业仪表有限公司 | 一种正压式空气呼吸器仿真模拟装置 |
-
1993
- 1993-12-14 JP JP34257793A patent/JP3329044B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102663947A (zh) * | 2012-03-29 | 2012-09-12 | 中国医科大学附属第一医院 | 一种体外主动模拟人体自主呼吸的装置及气体分析方法 |
CN102663947B (zh) * | 2012-03-29 | 2014-03-19 | 中国医科大学附属第一医院 | 一种体外主动模拟人体自主呼吸的装置及气体分析方法 |
KR101528862B1 (ko) * | 2014-01-22 | 2015-06-16 | 국방과학연구소 | 정화통 시험용 호흡펌프 |
KR20230135298A (ko) * | 2022-03-16 | 2023-09-25 | 주식회사 큐디에이시스템 | 인공호흡기용 공기량 맞춤형 펌핑장치, 이를 갖는 인공호흡기 및 이의 제어방법 |
KR102707851B1 (ko) | 2022-03-16 | 2024-09-24 | 주식회사 큐디에이시스템 | 인공호흡기용 공기량 맞춤형 펌핑장치, 이를 갖는 인공호흡기 및 이의 제어방법 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07163663A (ja) | 1995-06-27 |
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